JP2000355684A - 部品の仮止め粘着テープ - Google Patents
部品の仮止め粘着テープInfo
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- C09J133/04—Homopolymers or copolymers of esters
- C09J133/06—Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, the oxygen atom being present only as part of the carboxyl radical
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- C09J7/00—Adhesives in the form of films or foils
- C09J7/30—Adhesives in the form of films or foils characterised by the adhesive composition
- C09J7/38—Pressure-sensitive adhesives [PSA]
- C09J7/381—Pressure-sensitive adhesives [PSA] based on macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】部品の仮止め時には粘着力が大きく、部品の取
り出し時には容易に剥離することができ、しかも部品を
汚染することのない、部品の仮止め粘着テープを提供す
ること。 【解決手段】基材フィルムの片面もしくは両面に粘着剤
層が設けられた部品の仮止め粘着テープである。粘着剤
層が、感圧性接着剤と側鎖結晶化可能ポリマーを含有す
る接着剤組成物から形成されている。側鎖結晶化可能ポ
リマーが、アルキル基の炭素数が1〜6の(メタ)アク
リル酸アルキルエステル40〜70重量%と、カルボキ
シ基含有エチレン性不飽和単量体2〜10重量%と、ア
ルキル基の炭素数が16以上の(メタ)アクリル酸アル
キルエステル20〜50重量%と、を含有するモノマー
混合物から得られ、ポリマーの重量平均分子量が3,0
00〜25,000である。
り出し時には容易に剥離することができ、しかも部品を
汚染することのない、部品の仮止め粘着テープを提供す
ること。 【解決手段】基材フィルムの片面もしくは両面に粘着剤
層が設けられた部品の仮止め粘着テープである。粘着剤
層が、感圧性接着剤と側鎖結晶化可能ポリマーを含有す
る接着剤組成物から形成されている。側鎖結晶化可能ポ
リマーが、アルキル基の炭素数が1〜6の(メタ)アク
リル酸アルキルエステル40〜70重量%と、カルボキ
シ基含有エチレン性不飽和単量体2〜10重量%と、ア
ルキル基の炭素数が16以上の(メタ)アクリル酸アル
キルエステル20〜50重量%と、を含有するモノマー
混合物から得られ、ポリマーの重量平均分子量が3,0
00〜25,000である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品、半導体
ウエハ、液晶等の分野に利用される仮止め粘着テープに
関し、特に、積層セラミックコンデンサ、積層セラミッ
クインダクター、抵抗器、フェライト、センサー素子、
サーミスタ、バリスタ、圧電セラミック等のセラミック
電子部品の切断加工に利用される仮止め粘着テープに関
するものである。
ウエハ、液晶等の分野に利用される仮止め粘着テープに
関し、特に、積層セラミックコンデンサ、積層セラミッ
クインダクター、抵抗器、フェライト、センサー素子、
サーミスタ、バリスタ、圧電セラミック等のセラミック
電子部品の切断加工に利用される仮止め粘着テープに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、積層セラミックコンデンサは次
の工程を経て製造されている。
の工程を経て製造されている。
【0003】セラミック粉末のスラリーをドクターブレ
ードで薄く延ばしてセラミックの生シートを形成し、該
生シートの表面に複数の電極を印刷した後、複数の生シ
ートを積層一体化して生シートの積層体を形成する。次
に、該積層体を仮熱圧着した後、ダイサーもしくはギロ
チン刃等の切断具を用いて積層体を縦横に切断して複数
のセラミック積層体のチップを形成し、そして、このチ
ップ(ワークともいう)を焼成し、得られたチップの端
面に外部電極を形成する。
ードで薄く延ばしてセラミックの生シートを形成し、該
生シートの表面に複数の電極を印刷した後、複数の生シ
ートを積層一体化して生シートの積層体を形成する。次
に、該積層体を仮熱圧着した後、ダイサーもしくはギロ
チン刃等の切断具を用いて積層体を縦横に切断して複数
のセラミック積層体のチップを形成し、そして、このチ
ップ(ワークともいう)を焼成し、得られたチップの端
面に外部電極を形成する。
【0004】上記積層体を一体化する工程および積層体
を裁断して生チップを形成する工程では、粘着テープを
用いて生シートをシート固定用の台座上に仮固定し、切
断した後、ワークを台座表面の粘着テープから剥離させ
る必要がある。その剥離の際に、ワークと粘着テープと
の粘着力を低減させる必要があるが、粘着力を低減でき
ない場合には、次のような問題が生じる。 (1)積層体そのものは未焼成体であるため、積層間の
接着が十分ではない。そのため、チップを粘着テープ表
面から剥離する際に、粘着テープの粘着力が強すぎると
積層体に層間剥離を引き起こす。 (2)層間剥離を引き起こさない場合でも、粘着剤層が
チップ底面に汚染物として付着し、次の工程にチップを
送った場合、ブロッキングを起こしたり、汚染物の残渣
も焼成されることにより有機物の焼成によりボイドやク
ラックの原因となる。
を裁断して生チップを形成する工程では、粘着テープを
用いて生シートをシート固定用の台座上に仮固定し、切
断した後、ワークを台座表面の粘着テープから剥離させ
る必要がある。その剥離の際に、ワークと粘着テープと
の粘着力を低減させる必要があるが、粘着力を低減でき
ない場合には、次のような問題が生じる。 (1)積層体そのものは未焼成体であるため、積層間の
接着が十分ではない。そのため、チップを粘着テープ表
面から剥離する際に、粘着テープの粘着力が強すぎると
積層体に層間剥離を引き起こす。 (2)層間剥離を引き起こさない場合でも、粘着剤層が
チップ底面に汚染物として付着し、次の工程にチップを
送った場合、ブロッキングを起こしたり、汚染物の残渣
も焼成されることにより有機物の焼成によりボイドやク
ラックの原因となる。
【0005】以上のことにより、製品の信頼性や歩留ま
りに悪影響を及ぼす。
りに悪影響を及ぼす。
【0006】そこで、従来では、例えば特公平6−79
812号公報に開示されているように、熱発泡タイプの
粘着剤層を有する粘着テープが使用されている。この粘
着テープの粘着剤層には発泡剤が混入されており、積層
体を切断した後加熱することによって、該発泡剤の作用
でワークとの接触面積を小さくし、ワークが粘着テープ
表面から容易に離型できるようにしている。
812号公報に開示されているように、熱発泡タイプの
粘着剤層を有する粘着テープが使用されている。この粘
着テープの粘着剤層には発泡剤が混入されており、積層
体を切断した後加熱することによって、該発泡剤の作用
でワークとの接触面積を小さくし、ワークが粘着テープ
表面から容易に離型できるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この粘着テ
ープは発泡温度が高いため、粘着テープを加熱する際に
積層体中のバインダーが蒸発してワークを汚染したり、
仮焼成前にバインダーが蒸発するので積層体が所定硬度
にならないという欠点があり、また発泡むらのため粘着
力が低下しない場合があり、ワークを粘着テープから剥
離できないという不具合があった。
ープは発泡温度が高いため、粘着テープを加熱する際に
積層体中のバインダーが蒸発してワークを汚染したり、
仮焼成前にバインダーが蒸発するので積層体が所定硬度
にならないという欠点があり、また発泡むらのため粘着
力が低下しない場合があり、ワークを粘着テープから剥
離できないという不具合があった。
【0008】本発明は上記の実状に着目してなされたも
のであり、その目的とすることろは、生シートの切断工
程までは、チップの飛散やずれがない十分な粘着力を有
し、その後ワークを剥離するときは、層間破壊を引き起
こすことがなく、且つ残渣として残らない程度の粘着力
低減が可能な、部品の仮止め粘着テープを提供すること
にある。
のであり、その目的とすることろは、生シートの切断工
程までは、チップの飛散やずれがない十分な粘着力を有
し、その後ワークを剥離するときは、層間破壊を引き起
こすことがなく、且つ残渣として残らない程度の粘着力
低減が可能な、部品の仮止め粘着テープを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の部品の仮止め粘
着テープは、基材フィルムの片面もしくは両面に粘着剤
層が設けられた部品の仮止め粘着テープにおいて、該粘
着剤層が、感圧性接着剤と側鎖結晶化可能ポリマーを含
有する接着剤組成物から形成され、該側鎖結晶化可能ポ
リマーが、アルキル基の炭素数が1〜6のアクリル酸ア
ルキルエステル及び/又はメタクリル酸アルキルエステ
ル40〜70重量%と、カルボキシ基含有エチレン性不
飽和単量体2〜10重量%と、アルキル基の炭素数が1
6以上(好ましくは18〜30)のアクリル酸アルキル
エステル及び/又はメタクリル酸アルキルエステル20
〜50重量%と、を含有するモノマー混合物から得ら
れ、該ポリマーの重量平均分子量が3,000〜25,
000であることを特徴とすることを特徴とし、そのこ
とにより上記目的が達成される。
着テープは、基材フィルムの片面もしくは両面に粘着剤
層が設けられた部品の仮止め粘着テープにおいて、該粘
着剤層が、感圧性接着剤と側鎖結晶化可能ポリマーを含
有する接着剤組成物から形成され、該側鎖結晶化可能ポ
リマーが、アルキル基の炭素数が1〜6のアクリル酸ア
ルキルエステル及び/又はメタクリル酸アルキルエステ
ル40〜70重量%と、カルボキシ基含有エチレン性不
飽和単量体2〜10重量%と、アルキル基の炭素数が1
6以上(好ましくは18〜30)のアクリル酸アルキル
エステル及び/又はメタクリル酸アルキルエステル20
〜50重量%と、を含有するモノマー混合物から得ら
れ、該ポリマーの重量平均分子量が3,000〜25,
000であることを特徴とすることを特徴とし、そのこ
とにより上記目的が達成される。
【0010】基材フィルムの両面に粘着剤層を設ける場
合、第2の粘着剤層を形成する感圧接着剤としては、例
えば、以下のものが挙げられる。
合、第2の粘着剤層を形成する感圧接着剤としては、例
えば、以下のものが挙げられる。
【0011】天然ゴム接着剤;合成ゴム接着剤;スチレ
ン/ブタジエンラテックスベース接着剤;ブロック共重
合体型の熱可塑性ゴム;ブチルゴム;ポリイソブチレ
ン;アクリル接着剤;ビニルエーテルの共重合体接着剤
組成物。
ン/ブタジエンラテックスベース接着剤;ブロック共重
合体型の熱可塑性ゴム;ブチルゴム;ポリイソブチレ
ン;アクリル接着剤;ビニルエーテルの共重合体接着剤
組成物。
【0012】一つの実施態様では、前記接着剤組成物
が、側鎖結晶化可能ポリマーを1〜30重量%含有す
る。
が、側鎖結晶化可能ポリマーを1〜30重量%含有す
る。
【0013】一つの実施態様では、前記接着剤組成物が
35℃以上では部品より容易に剥離する性質を有する。
35℃以上では部品より容易に剥離する性質を有する。
【0014】一つの実施態様では、前記側鎖結晶化可能
ポリマーが、35℃より狭い温度範囲にわたって起こる
融点を有する。
ポリマーが、35℃より狭い温度範囲にわたって起こる
融点を有する。
【0015】一つの実施態様では、前記接着剤組成物
が、35℃以上に加温した時のステンレス鋼板に対する
接着強度が、23℃でのステンレス鋼板に対する接着強
度の10%以下、もしくは10g/25mm以下であ
る。
が、35℃以上に加温した時のステンレス鋼板に対する
接着強度が、23℃でのステンレス鋼板に対する接着強
度の10%以下、もしくは10g/25mm以下であ
る。
【0016】本発明の作用は次の通りである。
【0017】粘着テープは低温では部品に対する良好な
粘着性を有しているので、低温において、粘着テープ上
に部品を固着して、加工(例えば、裁断)あるいは搬送
することができる。そして、部品を粘着テープ上から剥
離するときには粘着テープを所定温度以上に加熱するこ
とにより、部品を粘着テープから容易に剥離することが
できる。
粘着性を有しているので、低温において、粘着テープ上
に部品を固着して、加工(例えば、裁断)あるいは搬送
することができる。そして、部品を粘着テープ上から剥
離するときには粘着テープを所定温度以上に加熱するこ
とにより、部品を粘着テープから容易に剥離することが
できる。
【0018】すなわち、粘着テープを構成する接着剤組
成物の粘着性が温度に対して非常に敏感であり、任意に
設定した温度から温度を若干変化させるとポリマーが結
晶と非結晶との間を可逆的に変化することで、部品に対
する粘着性が大きく変化する。
成物の粘着性が温度に対して非常に敏感であり、任意に
設定した温度から温度を若干変化させるとポリマーが結
晶と非結晶との間を可逆的に変化することで、部品に対
する粘着性が大きく変化する。
【0019】従って、例えば、セラミック電子部品用粘
着テープとして使用する場合に、セラミック電子部品用
生シートを粘着テープに粘着して裁断加工した後に、該
テープを加温してそのセラミック電子部品用生シートに
対する粘着性を大きく低下させることで、チップ(セラ
ミック電子部品)をテープから容易に剥離することがで
きる。
着テープとして使用する場合に、セラミック電子部品用
生シートを粘着テープに粘着して裁断加工した後に、該
テープを加温してそのセラミック電子部品用生シートに
対する粘着性を大きく低下させることで、チップ(セラ
ミック電子部品)をテープから容易に剥離することがで
きる。
【0020】特に、本発明においては、部品を粘着テー
プから剥離した後の部品に付着する残差が少ないので、
積層セラミックコンデンサ、積層セラミックインダクタ
ー、抵抗器、フェライト、センサー素子、サーミスタ、
バリスタ、圧電セラミック等のセラミック電子部品を製
造する工程において使用する粘着テープとして適してい
る。
プから剥離した後の部品に付着する残差が少ないので、
積層セラミックコンデンサ、積層セラミックインダクタ
ー、抵抗器、フェライト、センサー素子、サーミスタ、
バリスタ、圧電セラミック等のセラミック電子部品を製
造する工程において使用する粘着テープとして適してい
る。
【0021】
【発明の実施の形態】(基材フィルム)本発明の仮止め
粘着テープに使用される基材フィルムとしては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、
ポリカーボネート、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチ
レンエチルアクリレート共重合体、エチレンポリプロピ
レン共重合体、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂フィルムの
単層体またはこれらの複層体からなる厚さが5〜500
μmのシートなどがあげられる。基材フィルムの表面に
粘着剤層に対する密着性を向上させるため、コロナ放電
処理、プラズマ処理、ブラスト処理、ケミカルエッチン
グ処理、プライマー処理等を施してもよい。
粘着テープに使用される基材フィルムとしては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、
ポリカーボネート、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチ
レンエチルアクリレート共重合体、エチレンポリプロピ
レン共重合体、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂フィルムの
単層体またはこれらの複層体からなる厚さが5〜500
μmのシートなどがあげられる。基材フィルムの表面に
粘着剤層に対する密着性を向上させるため、コロナ放電
処理、プラズマ処理、ブラスト処理、ケミカルエッチン
グ処理、プライマー処理等を施してもよい。
【0022】この基材フィルムの片面に、以下に説明す
る接着剤組成物から構成される粘着剤層が積層される。
る接着剤組成物から構成される粘着剤層が積層される。
【0023】該接着剤組成物は、約35℃より狭い温度
範囲にわたって起こる融点を持つ側鎖結晶化可能ポリマ
ーと、感圧性接着剤とを含有し得る。この接着剤組成物
は、温度T1で部品(例えば、セラミック電子部品)そ
の他の被着体に対して良好な接着性を示し、その温度T
1より約15℃以上高い温度T2に加温することにより該
部品その他の被着体に対する粘着性が大きく低下する性
質を有するものである。
範囲にわたって起こる融点を持つ側鎖結晶化可能ポリマ
ーと、感圧性接着剤とを含有し得る。この接着剤組成物
は、温度T1で部品(例えば、セラミック電子部品)そ
の他の被着体に対して良好な接着性を示し、その温度T
1より約15℃以上高い温度T2に加温することにより該
部品その他の被着体に対する粘着性が大きく低下する性
質を有するものである。
【0024】(感圧性接着剤)上記接着剤組成物に含有
される感圧性接着剤としては、例えば、以下のものが挙
げられる。
される感圧性接着剤としては、例えば、以下のものが挙
げられる。
【0025】天然ゴム接着剤;スチレン/ブタジエンラ
テックスベース接着剤;ABAブロック共重合体型の熱
可塑性ゴム(Aは熱可塑性ポリスチレン末端ブロックを
示し、Bはポリイソプレン、ポリブタジエンまたはポリ
(エチレン/ブチレン)のゴム中間ブロックを示す);
ブチルゴム;ポリイソブチレン;ポリアクリレート;お
よび酢酸ビニル/アクリルエステル共重合体のようなア
クリル接着剤;ポリビニルメチルエーテル、ポリビニル
エチルエーテル、およびポリビニルイソブチルエーテル
のようなビニルエーテルの共重合体。
テックスベース接着剤;ABAブロック共重合体型の熱
可塑性ゴム(Aは熱可塑性ポリスチレン末端ブロックを
示し、Bはポリイソプレン、ポリブタジエンまたはポリ
(エチレン/ブチレン)のゴム中間ブロックを示す);
ブチルゴム;ポリイソブチレン;ポリアクリレート;お
よび酢酸ビニル/アクリルエステル共重合体のようなア
クリル接着剤;ポリビニルメチルエーテル、ポリビニル
エチルエーテル、およびポリビニルイソブチルエーテル
のようなビニルエーテルの共重合体。
【0026】特に、アクリル系感圧性接着剤を使用する
ことにより、ポリマーとの相互作用をもつため、所定温
度ではポリマーが良好に分散して粘着性を発揮すると共
に、所定温度以上の加熱によりポリマーが剥離性を良好
に発揮する。好ましいアクリル系感圧性接着剤は、エチ
ルヘキシルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレー
ト等からなるものであり、例えば、2−エチルヘキシル
アクリレート80〜95重量部と2−ヒドロキシエチル
アクリレート5〜20重量部との共重合体が挙げられ
る。
ことにより、ポリマーとの相互作用をもつため、所定温
度ではポリマーが良好に分散して粘着性を発揮すると共
に、所定温度以上の加熱によりポリマーが剥離性を良好
に発揮する。好ましいアクリル系感圧性接着剤は、エチ
ルヘキシルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレー
ト等からなるものであり、例えば、2−エチルヘキシル
アクリレート80〜95重量部と2−ヒドロキシエチル
アクリレート5〜20重量部との共重合体が挙げられ
る。
【0027】(側鎖結晶化可能ポリマー)接着剤組成物
に含有される側鎖結晶化可能ポリマーは、約35℃より
狭い温度範囲にわたって起こる融点を持つものが好まし
く使用される。
に含有される側鎖結晶化可能ポリマーは、約35℃より
狭い温度範囲にわたって起こる融点を持つものが好まし
く使用される。
【0028】本明細書で使用される「融点」という用語
は、ある平衡プロセスにより、最初は秩序ある配列に整
合されていたポリマーの特定の部分が無秩序状態となる
温度を意味する。
は、ある平衡プロセスにより、最初は秩序ある配列に整
合されていたポリマーの特定の部分が無秩序状態となる
温度を意味する。
【0029】一つの実施態様では、好ましくは、ポリマ
ーの融点は約30℃から100℃の範囲、さらに好まし
くは約35℃から65℃の範囲である。溶融は急速に、
すなわち約35℃より小さい、好ましくは約10℃より
小さい比較的狭い温度範囲において起こることが好適で
ある。ポリマーが急速に結晶化することは好適である。
この点に関しては、シーディング剤すなわち結晶化触媒
を該ポリマーに混入し得る。
ーの融点は約30℃から100℃の範囲、さらに好まし
くは約35℃から65℃の範囲である。溶融は急速に、
すなわち約35℃より小さい、好ましくは約10℃より
小さい比較的狭い温度範囲において起こることが好適で
ある。ポリマーが急速に結晶化することは好適である。
この点に関しては、シーディング剤すなわち結晶化触媒
を該ポリマーに混入し得る。
【0030】使用後は使用温度よりほんの僅か高い温度
に加熱することにより部品面から容易に剥離され得る。
加熱温度は、通常40℃〜100℃であり、好ましくは
40℃〜70℃、さらに好ましくは50℃〜70℃であ
る。
に加熱することにより部品面から容易に剥離され得る。
加熱温度は、通常40℃〜100℃であり、好ましくは
40℃〜70℃、さらに好ましくは50℃〜70℃であ
る。
【0031】接着剤組成物に含有される側鎖結晶化可能
ポリマーは、アルキル基の炭素数が1〜6のアクリル酸
アルキルエステル及び/又はメタクリル酸アルキルエス
テル40〜70重量%と、カルボキシ基含有エチレン性
不飽和単量体2〜10重量%と、アルキル基の炭素数が
16以上のアクリル酸アルキルエステル及び/又はメタ
クリル酸アルキルエステル20〜50重量%と、を含有
するモノマー混合物から得られる。
ポリマーは、アルキル基の炭素数が1〜6のアクリル酸
アルキルエステル及び/又はメタクリル酸アルキルエス
テル40〜70重量%と、カルボキシ基含有エチレン性
不飽和単量体2〜10重量%と、アルキル基の炭素数が
16以上のアクリル酸アルキルエステル及び/又はメタ
クリル酸アルキルエステル20〜50重量%と、を含有
するモノマー混合物から得られる。
【0032】上記炭素数16以上の直鎖アルキル基を側
鎖とするアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エ
ステル(以下、(メタ)アクリレートともいう)として
は、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート、ドコシル(メタ)アクリレー
ト、トリアコンタ(メタ)アクリレート等の炭素数16
〜30の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリレート
が好ましく用いられる。
鎖とするアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エ
ステル(以下、(メタ)アクリレートともいう)として
は、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート、ドコシル(メタ)アクリレー
ト、トリアコンタ(メタ)アクリレート等の炭素数16
〜30の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリレート
が好ましく用いられる。
【0033】以下に、炭素数16〜30の直鎖アルキル
基を有するモノマーによって得られる側鎖結晶化可能ポ
リマーの融点を示す。
基を有するモノマーによって得られる側鎖結晶化可能ポ
リマーの融点を示す。
【0034】 使用したモノマー 融点(℃) C16アクリレート 36 C16メタクリレート 26 C18アクリレート 49 C18メタクリレート 39 C20アクリレート 60 C20メタクリレート 50 C22アクリレート 71 C22メタクリレート 62 C30アクリレート 76 C30メタクリレート 68 また、上記炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)
アクリレートとしては、メチル(メタ)アクリレート、
エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレ
ート、イソブチル(メタ)アクリレート、ターシャル−
ブチル(メタ)アクリレート、へキシル(メタ)アクリ
レート、シクロへキシル(メタ)アクリレート、イソア
ミル(メタ)アクリレート等があげられる。
アクリレートとしては、メチル(メタ)アクリレート、
エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレ
ート、イソブチル(メタ)アクリレート、ターシャル−
ブチル(メタ)アクリレート、へキシル(メタ)アクリ
レート、シクロへキシル(メタ)アクリレート、イソア
ミル(メタ)アクリレート等があげられる。
【0035】カルボキシル基含有エチレン不飽和単量体
としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸などが用いら
れるが、このうち特に好適なものはアクリル酸である。
としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸などが用いら
れるが、このうち特に好適なものはアクリル酸である。
【0036】該側鎖結晶化可能ポリマーに含まれる構成
成分としてのアルキル基の炭素数が1〜6の(メタ)ア
クリレートは40〜70重量%含有され、カルボキシ基
含有エチレン性不飽和単量体は2〜10重量%含有さ
れ、アルキル基の炭素数が16以上の(メタ)アクリレ
ートは20〜50重量%含有される。
成分としてのアルキル基の炭素数が1〜6の(メタ)ア
クリレートは40〜70重量%含有され、カルボキシ基
含有エチレン性不飽和単量体は2〜10重量%含有さ
れ、アルキル基の炭素数が16以上の(メタ)アクリレ
ートは20〜50重量%含有される。
【0037】好ましくは、該側鎖結晶化可能ポリマーに
含まれる構成成分としてのアルキル基の炭素数が1〜6
の(メタ)アクリレートは45〜60重量%含有され、
カルボキシ基含有エチレン性不飽和単量体は3〜7重量
%含有され、アルキル基の炭素数が18〜30の(メ
タ)アクリレートは35〜50重量%含有される。
含まれる構成成分としてのアルキル基の炭素数が1〜6
の(メタ)アクリレートは45〜60重量%含有され、
カルボキシ基含有エチレン性不飽和単量体は3〜7重量
%含有され、アルキル基の炭素数が18〜30の(メ
タ)アクリレートは35〜50重量%含有される。
【0038】接着剤組成物中の結晶化可能ポリマーの量
は約1重量%から約30重量%の範囲が好ましく、さら
に好ましくは5重量%から20重量%である。特に、5
重量%〜15重量%が好ましい。上記ポリマーの含有割
合が接着剤組成物中で1重量%未満の場合および30重
量%を超える場合には、ポリマーによる上記効果が見ら
れない。
は約1重量%から約30重量%の範囲が好ましく、さら
に好ましくは5重量%から20重量%である。特に、5
重量%〜15重量%が好ましい。上記ポリマーの含有割
合が接着剤組成物中で1重量%未満の場合および30重
量%を超える場合には、ポリマーによる上記効果が見ら
れない。
【0039】側鎖結晶化可能ポリマーに含まれる構成成
分としてのアルキル基の炭素数が1〜6の(メタ)アク
リレートの含有量が25重量%未満の場合には、被着体
(部品)に付着する残渣が多く、逆に70重量%より多
い場合には、感温性が低下する傾向にある。
分としてのアルキル基の炭素数が1〜6の(メタ)アク
リレートの含有量が25重量%未満の場合には、被着体
(部品)に付着する残渣が多く、逆に70重量%より多
い場合には、感温性が低下する傾向にある。
【0040】また、使用する結晶化可能ポリマーの特有
の分子量は、本発明で使用する接着剤組成物が、温度変
動性粘着および/または接着結合強さをどのように示す
かを決定する重要な因子である。すなわち、低分子量の
結晶化可能ポリマーは、加熱により結合強さを失う。例
えば、室温(23℃)での接着強度(剥離強度)に対す
る、60℃に加熱したときの接着強度の低下率は、90
%以上となる(詳しい接着力の試験条件は後述する)。
の分子量は、本発明で使用する接着剤組成物が、温度変
動性粘着および/または接着結合強さをどのように示す
かを決定する重要な因子である。すなわち、低分子量の
結晶化可能ポリマーは、加熱により結合強さを失う。例
えば、室温(23℃)での接着強度(剥離強度)に対す
る、60℃に加熱したときの接着強度の低下率は、90
%以上となる(詳しい接着力の試験条件は後述する)。
【0041】従って、ポリマーの重量平均分子量は3,
000〜25,000が好ましく、さらに好ましくは
4,000〜15,000である。ポリマーの重量平均
分子量が25,000を越える場合には、加熱によって
も粘着性の低下が小さく、ポリマーの重量平均分子量が
3,000未満の場合には、剥離後の残渣が多いので好
ましくない。
000〜25,000が好ましく、さらに好ましくは
4,000〜15,000である。ポリマーの重量平均
分子量が25,000を越える場合には、加熱によって
も粘着性の低下が小さく、ポリマーの重量平均分子量が
3,000未満の場合には、剥離後の残渣が多いので好
ましくない。
【0042】本発明の接着剤組成物は相溶性溶媒中で感
圧性接着剤と結晶化可能ポリマーを混合し、可塑剤、タ
ッキファイヤー、フィラー、架橋剤等のような任意の成
分を添加しても良い。固体含有物を所望の粘度に調節
し、混合物を均質になるまでブレンドする。ブレンド
後、混合物から気泡を除去する。
圧性接着剤と結晶化可能ポリマーを混合し、可塑剤、タ
ッキファイヤー、フィラー、架橋剤等のような任意の成
分を添加しても良い。固体含有物を所望の粘度に調節
し、混合物を均質になるまでブレンドする。ブレンド
後、混合物から気泡を除去する。
【0043】上記タッキファイヤーとしては、特殊ロジ
ンエステル系、テルペンフェノール系、石油樹脂系、高
水酸基価ロジンエステル系、水素添加ロジンエステル系
等があげられる。
ンエステル系、テルペンフェノール系、石油樹脂系、高
水酸基価ロジンエステル系、水素添加ロジンエステル系
等があげられる。
【0044】上記架橋剤としては、テトラメチレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリ
メチロールプロパンのトルエンジイソシアネート3付加
物、ポリイソシアネート等のイソシアネート系化合物、
ソルビトールポリグリシジルエーテル、ポリグリセロー
ルポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリ
グリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエ
ーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、ネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル、レソルシンジ
グリシジルエーテル等のエポキシ系化合物、トリメチロ
ールプロパン−トリ−β−アジリジニルプロピオネー
ト、テトラメチロールメタン−トリ−β−アジリジニル
プロピオネート、N,N’−ヘキサメチレン−1,6−
ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)、N,N’−
トルエン−2,4−ビス(1−アジリジンカルボキシア
ミド)、N,N’−ジフェニルメタン−4,4’−ビス
(1−アジリジンカルボキシアミド)、トリメチロール
プロパン−トリ−β−(2−メチルアジリジン)プロピ
オネート等のアジリジン系化合物、及びヘキサメトキシ
メチロールメラミン等のメラミン系化合物等が挙げられ
る。これらは単独で使用しても良いし、2種以上を併用
しても良い。架橋剤の含有量は、ベースポリマー100
重量部に対し、0.1〜5重量部が好ましく、より好ま
しくは0.1〜3重量部である。
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリ
メチロールプロパンのトルエンジイソシアネート3付加
物、ポリイソシアネート等のイソシアネート系化合物、
ソルビトールポリグリシジルエーテル、ポリグリセロー
ルポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリ
グリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエ
ーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、ネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル、レソルシンジ
グリシジルエーテル等のエポキシ系化合物、トリメチロ
ールプロパン−トリ−β−アジリジニルプロピオネー
ト、テトラメチロールメタン−トリ−β−アジリジニル
プロピオネート、N,N’−ヘキサメチレン−1,6−
ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)、N,N’−
トルエン−2,4−ビス(1−アジリジンカルボキシア
ミド)、N,N’−ジフェニルメタン−4,4’−ビス
(1−アジリジンカルボキシアミド)、トリメチロール
プロパン−トリ−β−(2−メチルアジリジン)プロピ
オネート等のアジリジン系化合物、及びヘキサメトキシ
メチロールメラミン等のメラミン系化合物等が挙げられ
る。これらは単独で使用しても良いし、2種以上を併用
しても良い。架橋剤の含有量は、ベースポリマー100
重量部に対し、0.1〜5重量部が好ましく、より好ま
しくは0.1〜3重量部である。
【0045】温度活性接着剤組成物を基材フィルムに設
けるには、一般的にはナイフコーター、ロールコータ
ー、カレンダーコーター、コンマコーターなどが多く用
いられる。また、塗工厚みや材料の粘度によっては、グ
ラビアコーター、ロッドコーターにより行うことができ
る。また、粘着剤組成物は、転写印刷の場合と同様の方
法でリリースシートからの転写により塗布され得る。組
成物はそのままで、または適切な溶剤により、またはエ
マルジョンもしくはラテックスとして塗布され得る。こ
のようにして接着剤組成物から粘着剤層が形成される。
けるには、一般的にはナイフコーター、ロールコータ
ー、カレンダーコーター、コンマコーターなどが多く用
いられる。また、塗工厚みや材料の粘度によっては、グ
ラビアコーター、ロッドコーターにより行うことができ
る。また、粘着剤組成物は、転写印刷の場合と同様の方
法でリリースシートからの転写により塗布され得る。組
成物はそのままで、または適切な溶剤により、またはエ
マルジョンもしくはラテックスとして塗布され得る。こ
のようにして接着剤組成物から粘着剤層が形成される。
【0046】粘着剤層は、保管時や流通時等における汚
染防止等の観点から部品に接着するまでの間、セパレー
タにより接着保護することが好ましい。セパレータとし
ては、紙、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィ
ルム等のプラスチックフィルム、金属箔などからなる柔
軟な薄葉体で形成され、必要に応じ剥離剤で表面処理し
て易剥離性が付与される。
染防止等の観点から部品に接着するまでの間、セパレー
タにより接着保護することが好ましい。セパレータとし
ては、紙、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィ
ルム等のプラスチックフィルム、金属箔などからなる柔
軟な薄葉体で形成され、必要に応じ剥離剤で表面処理し
て易剥離性が付与される。
【0047】次に、部品の一例としてセラミック積層コ
ンデンサの製造方法を説明する。
ンデンサの製造方法を説明する。
【0048】まず、セラミック粉末のスラリーをドクタ
ーブレードで薄く延ばしてセラミックの生シートを形成
し、該生シートの表面に電極を印刷する。次に、複数の
生シートを積層一体化して生シートの積層体を形成す
る。次に、積層体を加熱して本発明の粘着テープを介し
て台座上に固定する。この際の温度は、比較的低い温度
(例えば、20℃〜40℃)であるので、積層体は粘着
テープの粘着剤層に良好に粘着する。
ーブレードで薄く延ばしてセラミックの生シートを形成
し、該生シートの表面に電極を印刷する。次に、複数の
生シートを積層一体化して生シートの積層体を形成す
る。次に、積層体を加熱して本発明の粘着テープを介し
て台座上に固定する。この際の温度は、比較的低い温度
(例えば、20℃〜40℃)であるので、積層体は粘着
テープの粘着剤層に良好に粘着する。
【0049】次に、積層体を圧着及び切断する。ここ
で、ワークが粘着剤層から剥離もしくは未切断生シート
上へ乗り移ることがない。このようにして複数のセラミ
ック積層体のチップを形成した後、得られたワークを粘
着テープから取り出した後、仮焼成工程、本焼成工程へ
送る。その際、粘着テープは上記したように所定温度以
上に加熱することにより容易に粘着テープ上よりワーク
を剥離することができる。その後、ワークを焼成し、ワ
ークの端面に外部電極を形成してチップ形積層セラミッ
クコンデンサが得られる。
で、ワークが粘着剤層から剥離もしくは未切断生シート
上へ乗り移ることがない。このようにして複数のセラミ
ック積層体のチップを形成した後、得られたワークを粘
着テープから取り出した後、仮焼成工程、本焼成工程へ
送る。その際、粘着テープは上記したように所定温度以
上に加熱することにより容易に粘着テープ上よりワーク
を剥離することができる。その後、ワークを焼成し、ワ
ークの端面に外部電極を形成してチップ形積層セラミッ
クコンデンサが得られる。
【0050】粘着テープの加温方法としては、テープあ
るいは該テープの保持部材(台座)を例えば以下の方法
で加温する方法があげられる。
るいは該テープの保持部材(台座)を例えば以下の方法
で加温する方法があげられる。
【0051】ホットプレート上に乗せる、温風を吹き付
ける(例えば、温風機やドライヤー)、オーブン中に入
れる、蒸気を吹き付ける、高周波を当てて加熱する、ラ
ンプ(赤外線、遠赤外線)を当てる等がある。
ける(例えば、温風機やドライヤー)、オーブン中に入
れる、蒸気を吹き付ける、高周波を当てて加熱する、ラ
ンプ(赤外線、遠赤外線)を当てる等がある。
【0052】具体的には、使用するポリマーの融点以下
で、粘着テープ表面にセラミック電子部品用生シートを
貼り付け、切断後はポリマーの融点以上でチップを粘着
テープ表面から剥離するのが好ましい。
で、粘着テープ表面にセラミック電子部品用生シートを
貼り付け、切断後はポリマーの融点以上でチップを粘着
テープ表面から剥離するのが好ましい。
【0053】また、側鎖結晶性ポリマーの融点以上で剥
離強度が10%以下となるようにするのが好ましい。つ
まり、前記接着剤組成物が、35℃以上に加温した時の
ステンレス鋼板に対する接着力が、23℃でのステンレ
ス鋼板上の接着強度の10%以下もしくは10g/25
mm以下が好ましい。
離強度が10%以下となるようにするのが好ましい。つ
まり、前記接着剤組成物が、35℃以上に加温した時の
ステンレス鋼板に対する接着力が、23℃でのステンレ
ス鋼板上の接着強度の10%以下もしくは10g/25
mm以下が好ましい。
【0054】なお、上記では部品として積層セラミック
コンデンサについて説明したがこれに限定されるもので
はなく、本発明は、例えば、IC基板、フェライト、セ
ンサー素子、バリスタ等のファインセラミック部品の製
造において、セラミック電子部品用生シートを複数のチ
ップに切断する工程で使用される仮止め粘着テープに適
用できる。
コンデンサについて説明したがこれに限定されるもので
はなく、本発明は、例えば、IC基板、フェライト、セ
ンサー素子、バリスタ等のファインセラミック部品の製
造において、セラミック電子部品用生シートを複数のチ
ップに切断する工程で使用される仮止め粘着テープに適
用できる。
【0055】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。なお、以下で「部」は重量部を意味する。 A.ポリマーの調製
る。なお、以下で「部」は重量部を意味する。 A.ポリマーの調製
【0056】(合成例1)ドコシルアクリレート45
部、メチルアクリレート50部、アクリル酸5部、ドデ
シルメルカプタン2.5部及びトリゴノックス23−C
70(化薬アクゾ社製)1部を、トルエン200部の中
に混合し、70℃で4時間撹拌してこれらのモノマーを
重合させた。
部、メチルアクリレート50部、アクリル酸5部、ドデ
シルメルカプタン2.5部及びトリゴノックス23−C
70(化薬アクゾ社製)1部を、トルエン200部の中
に混合し、70℃で4時間撹拌してこれらのモノマーを
重合させた。
【0057】得られたポリマーの重量平均分子量は1
8,000、融点は53℃であった。
8,000、融点は53℃であった。
【0058】(合成例2)ドコシルアクリレート45
部、メチルアクリレート50部、アクリル酸5部、ドデ
シルメルカプタン5部及びトリゴノックス23−C70
(化薬アクゾ社製)1部を、トルエン200部の中に混
合し、70℃で4時間撹拌してこれらのモノマーを重合
させた。
部、メチルアクリレート50部、アクリル酸5部、ドデ
シルメルカプタン5部及びトリゴノックス23−C70
(化薬アクゾ社製)1部を、トルエン200部の中に混
合し、70℃で4時間撹拌してこれらのモノマーを重合
させた。
【0059】得られたポリマーの重量平均分子量は1
0,000、融点は50℃であった。
0,000、融点は50℃であった。
【0060】(合成例3)ドコシルアクリレート45
部、メチルアクリレート50部、アクリル酸5部、ドデ
シルメルカプタン10部及びトリゴノックス23−C7
0(化薬アクゾ社製)1部を、トルエン200部の中に
混合し、70℃で4時間撹拌してこれらのモノマーを重
合させた。
部、メチルアクリレート50部、アクリル酸5部、ドデ
シルメルカプタン10部及びトリゴノックス23−C7
0(化薬アクゾ社製)1部を、トルエン200部の中に
混合し、70℃で4時間撹拌してこれらのモノマーを重
合させた。
【0061】得られたポリマーの重量平均分子量は5,
000、融点は47℃であった。
000、融点は47℃であった。
【0062】(合成例4)ドコシルアクリレート45
部、メチルアクリレート50部、アクリル酸5部、ドデ
シルメルカプタン1.5部及びトリゴノックス23−C
70(化薬アクゾ社製)1部を、トルエン200部の中
に混合し、70℃で4時間撹拌してこれらのモノマーを
重合させた。
部、メチルアクリレート50部、アクリル酸5部、ドデ
シルメルカプタン1.5部及びトリゴノックス23−C
70(化薬アクゾ社製)1部を、トルエン200部の中
に混合し、70℃で4時間撹拌してこれらのモノマーを
重合させた。
【0063】得られたポリマーの重量平均分子量は3
0,000、融点は54℃であった。
0,000、融点は54℃であった。
【0064】(合成例5)ドコシルアクリレート45
部、メチルアクリレート50部、アクリル酸5部、プロ
ピルメルカプタン7.5部及びトリゴノックス23−C
70(化薬アクゾ社製)1部を、トルエン200部の中
に混合し、70℃で4時間撹拌してこれらのモノマーを
重合させた。
部、メチルアクリレート50部、アクリル酸5部、プロ
ピルメルカプタン7.5部及びトリゴノックス23−C
70(化薬アクゾ社製)1部を、トルエン200部の中
に混合し、70℃で4時間撹拌してこれらのモノマーを
重合させた。
【0065】得られたポリマーの重量平均分子量は2,
500、融点は47℃であった。
500、融点は47℃であった。
【0066】(合成例6)スタアリルアクリレート95
部、アクリル酸5部、ドデシルメルカプタン5部及びカ
ヤエステルHP−70(化薬アクゾ社製)1部を混合
し、80℃で5時間撹拌してこれらのモノマーを重合さ
せた。得られたポリマーの重量平均分子量は8,00
0、融点は50℃であった。
部、アクリル酸5部、ドデシルメルカプタン5部及びカ
ヤエステルHP−70(化薬アクゾ社製)1部を混合
し、80℃で5時間撹拌してこれらのモノマーを重合さ
せた。得られたポリマーの重量平均分子量は8,00
0、融点は50℃であった。
【0067】(合成例7)2−エチルヘキシルアクリレ
ート92部、2−ヒドロキシエチルアクリレート8部、
及びトリゴノックス23−C70(化薬アクゾ社製)
0.3部を酢酸エチル/ヘプタン(70/30)150
部の中に混合し、55℃で3時間撹拌後、80℃に昇温
し、カヤエステルHP−700.5部を加え、2時間撹
拌してこれらのモノマーを重合させた。得られたポリマ
ーの重量平均分子量は600,000であった。 B.セラミック電子部品の仮止め粘着テープの作製
ート92部、2−ヒドロキシエチルアクリレート8部、
及びトリゴノックス23−C70(化薬アクゾ社製)
0.3部を酢酸エチル/ヘプタン(70/30)150
部の中に混合し、55℃で3時間撹拌後、80℃に昇温
し、カヤエステルHP−700.5部を加え、2時間撹
拌してこれらのモノマーを重合させた。得られたポリマ
ーの重量平均分子量は600,000であった。 B.セラミック電子部品の仮止め粘着テープの作製
【0068】(実施例1)上記合成例1と合成例7とで
得られたポリマー溶液に、架橋剤としてコロネートL4
5(日本ポリウレタン社製)をポリマー100部に対し
て1.0部添加し、100μmのポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルムのコロナ処理した面に、ロー
ルコータにて塗布し、アクリル系粘着剤層(厚み30μ
m)を有する離型シート付き仮止め粘着テープを得た。
得られたポリマー溶液に、架橋剤としてコロネートL4
5(日本ポリウレタン社製)をポリマー100部に対し
て1.0部添加し、100μmのポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルムのコロナ処理した面に、ロー
ルコータにて塗布し、アクリル系粘着剤層(厚み30μ
m)を有する離型シート付き仮止め粘着テープを得た。
【0069】得られた仮止め粘着テープを用いて以下の
評価を行った。 (1)剥離強度 粘着テープの180度剥離強度をJISC2107に準じ対
SUSで測定した。測定温度は、23℃と60℃でそれ
ぞれ行った。 (2)剥離後残渣 剥離後残渣をフーリエ変換赤外分光光度計を用いてチェ
ックした結果、主に側鎖結晶化可能ポリマーであること
が確認されたので、ワークへの汚染性については、透過
率の大小で評価した。測定方法は以下の通りである。
評価を行った。 (1)剥離強度 粘着テープの180度剥離強度をJISC2107に準じ対
SUSで測定した。測定温度は、23℃と60℃でそれ
ぞれ行った。 (2)剥離後残渣 剥離後残渣をフーリエ変換赤外分光光度計を用いてチェ
ックした結果、主に側鎖結晶化可能ポリマーであること
が確認されたので、ワークへの汚染性については、透過
率の大小で評価した。測定方法は以下の通りである。
【0070】 測定装置 (株)島津製作所社製 FT−IR−8200PC 測定方法及び条件
【0071】I) IR測定用試験片の作製
【0072】i) 被着体にガラス板を用いて、23℃下
にて粘着テープをゴムローラー(45mm幅 荷重2K
g)を4往復させることで圧着貼り付ける。
にて粘着テープをゴムローラー(45mm幅 荷重2K
g)を4往復させることで圧着貼り付ける。
【0073】ii) 貼り付け後20分静置する。
【0074】iii) ガラス板を予め60℃に加熱したホ
ットプレート上に置き、さらに20分静置する。
ットプレート上に置き、さらに20分静置する。
【0075】iv) 粘着テープを剥離させ、IR測定用
試験片とした。
試験片とした。
【0076】II) IRの測定
【0077】i) 試験片をセットし、透過率を測定す
る。
る。
【0078】ii) 測定結果より、剥離後の残渣が主に
側鎖結晶化可能ポリマーであることを確認する。
側鎖結晶化可能ポリマーであることを確認する。
【0079】iii) 側鎖結晶化可能ポリマーに由来する
2920cm-1のν(CH2)の透過率で判断する。
2920cm-1のν(CH2)の透過率で判断する。
【0080】なお、比較例3の残渣を100とし、それ
ぞれの残渣量を相対評価した。
ぞれの残渣量を相対評価した。
【0081】(実施例2)合成例1で得られたポリマー
溶液の代わりに、合成例2で得られたポリマー溶液を使
用したこと以外は、実施例1と同様にして仮止め粘着テ
ープを得た。
溶液の代わりに、合成例2で得られたポリマー溶液を使
用したこと以外は、実施例1と同様にして仮止め粘着テ
ープを得た。
【0082】得られた仮止め粘着テープの剥離強度と剥
離後残渣を実施例1と同様に評価した。
離後残渣を実施例1と同様に評価した。
【0083】(実施例3)合成例1で得られたポリマー
溶液の代わりに、合成例3で得られたポリマー溶液を使
用したこと以外は、実施例1と同様にして仮止め粘着テ
ープを得た。
溶液の代わりに、合成例3で得られたポリマー溶液を使
用したこと以外は、実施例1と同様にして仮止め粘着テ
ープを得た。
【0084】得られた仮止め粘着テープの剥離強度と剥
離後残渣を実施例1と同様に評価した。
離後残渣を実施例1と同様に評価した。
【0085】(比較例1)合成例1で得られたポリマー
溶液の代わりに、合成例4で得られたポリマー溶液を使
用したこと以外は、実施例1と同様にして仮止め粘着テ
ープを得た。
溶液の代わりに、合成例4で得られたポリマー溶液を使
用したこと以外は、実施例1と同様にして仮止め粘着テ
ープを得た。
【0086】得られた仮止め粘着テープの剥離強度と剥
離後残渣を実施例1と同様に評価した。
離後残渣を実施例1と同様に評価した。
【0087】(比較例2)合成例1で得られたポリマー
溶液の代わりに、合成例5で得られたポリマー溶液を使
用したこと以外は、実施例1と同様にして仮止め粘着テ
ープを得た。
溶液の代わりに、合成例5で得られたポリマー溶液を使
用したこと以外は、実施例1と同様にして仮止め粘着テ
ープを得た。
【0088】得られた仮止め粘着テープの剥離強度と剥
離後残渣を実施例1と同様に評価した。
離後残渣を実施例1と同様に評価した。
【0089】(比較例3)合成例1で得られたポリマー
溶液の代わりに、合成例6で得られたポリマー溶液を使
用し、ポリマー100部に対して架橋剤としてコロネー
トL45(日本ポリウレタン社製)を0.3部添加し、
このものを100μmのPETフィルムのコロナ処理し
た面にロールコータにて塗布し、アクリル系粘着剤層
(厚み50μm)を有する離型シート付き仮止め粘着テ
ープを得た。
溶液の代わりに、合成例6で得られたポリマー溶液を使
用し、ポリマー100部に対して架橋剤としてコロネー
トL45(日本ポリウレタン社製)を0.3部添加し、
このものを100μmのPETフィルムのコロナ処理し
た面にロールコータにて塗布し、アクリル系粘着剤層
(厚み50μm)を有する離型シート付き仮止め粘着テ
ープを得た。
【0090】得られた仮止め粘着テープの剥離強度と剥
離後残渣を実施例1と同様に評価した。
離後残渣を実施例1と同様に評価した。
【0091】それらの結果を表1に示す。
【0092】
【表1】
【0093】比較例1では感温性が低いために加温によ
り強度の低下率が小さい。また比較例2及び3ではワー
ク表面の汚染が見られた。これに対して、実施例1〜3
においては、初期(23℃)の接着力を高めながら加温
後(60℃)の剥離性および汚染性共に優れていた。
り強度の低下率が小さい。また比較例2及び3ではワー
ク表面の汚染が見られた。これに対して、実施例1〜3
においては、初期(23℃)の接着力を高めながら加温
後(60℃)の剥離性および汚染性共に優れていた。
【0094】
【発明の効果】本発明によれば、仮止め粘着テープの温
度を変えるだけで部品に対する粘着性を調整することが
できるので、例えば、セラミック電子部品用シートの仮
止め時では接着力を大きくし、ワークの取り出し時にお
いては加熱するだけで容易に剥離することができ、また
ワークの汚染がないのでセラミック電子部品の信頼性を
高めることができる。
度を変えるだけで部品に対する粘着性を調整することが
できるので、例えば、セラミック電子部品用シートの仮
止め時では接着力を大きくし、ワークの取り出し時にお
いては加熱するだけで容易に剥離することができ、また
ワークの汚染がないのでセラミック電子部品の信頼性を
高めることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 栄治 奈良県大和郡山市池沢町172 ニッタ株式 会社奈良工場内 (72)発明者 松本 明彦 奈良県大和郡山市池沢町172 ニッタ株式 会社奈良工場内 Fターム(参考) 4J004 AA10 AB01 EA05 FA08 4J040 DF011 DF031 JA09 JB09 LA01 MA02
Claims (5)
- 【請求項1】 基材フィルムの片面もしくは両面に粘着
剤層が設けられた部品の仮止め粘着テープにおいて、 該粘着剤層が、感圧性接着剤と側鎖結晶化可能ポリマー
を含有する接着剤組成物から形成され、該側鎖結晶化可
能ポリマーが、アルキル基の炭素数が1〜6のアクリル
酸アルキルエステル及び/又はメタクリル酸アルキルエ
ステル40〜70重量%と、カルボキシ基含有エチレン
性不飽和単量体2〜10重量%と、アルキル基の炭素数
が16以上のアクリル酸アルキルエステル及び/又はメ
タクリル酸アルキルエステル20〜50重量%と、を含
有するモノマー混合物から得られ、該ポリマーの重量平
均分子量が3,000〜25,000であることを特徴
とすることを特徴とする仮止め粘着テープ。 - 【請求項2】 前記接着剤組成物が、側鎖結晶化可能ポ
リマーを1〜30重量%含有する請求項1に記載の仮止
め粘着テープ。 - 【請求項3】 前記接着剤組成物が35℃以上では部品
より容易に剥離する性質を有する請求項1又は2に記載
の仮止め粘着テープ。 - 【請求項4】 前記側鎖結晶化可能ポリマーが、35℃
より狭い温度範囲にわたって起こる融点を有する請求項
1〜3のいずれかに記載の仮止め粘着テープ。 - 【請求項5】 前記接着剤組成物が、35℃以上に加温
した時のステンレス鋼板に対する接着強度が、23℃で
のステンレス鋼板に対する接着強度の10%以下である
請求項1〜4のいずれかに記載の仮止め粘着テープ。
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-
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- 2000-06-12 KR KR10-2001-7015948A patent/KR100457653B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2000-06-12 CN CNB00808890XA patent/CN1143883C/zh not_active Expired - Fee Related
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- 2000-06-13 TW TW089111486A patent/TWI228533B/zh not_active IP Right Cessation
- 2000-06-14 MY MYPI20002708A patent/MY136260A/en unknown
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