JP2000353957A - アナログ信号のディジタル変換方法 - Google Patents
アナログ信号のディジタル変換方法Info
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Abstract
求める際に、制御偏差εの前段の第1出力信号sin θ−
φ)・f(t)を比較器による正負判定によってディジタル
信号化することにより、殆んどをディジタル回路化し、
IC化しやすくしたアナログ信号のディジタル変換方法
を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明によるアナログ信号のディジタル
変換方法は、回転検出信号をマルチプライヤ(200)に導
入して演算することにより得られたsin(θ−φ)・f(t)を
比較器(54)による正負判定によりディジタル信号化する
ことにより、安定でかつ安価な構成とする方法である。
Description
ィジタル変換方法に関し、特に、sin(θ−φ)を制
御偏差εとして求める際に第1出力信号sin(θ−
φ)・f(t)を比較器による正負判定によりディジタ
ル信号化することにより変換性能(安定性、高速性、耐
ノイズ性)の向上並びにアナログ回路の削減によりモノ
リシックIC化を有利化させるための新規な改良に関す
る。
信号のディジタル変換方法としては、例えば、図11に
示すトラッキング方式が多く用いられている。すなわ
ち、図11において符号1で示されるものは、励磁信号
(すなわちリファレンス信号)E・sinωtで励磁さ
れるレゾルバであり、このレゾルバ1から得られる2相
出力KEsinθsinωt,KEcosθsinωt
は演算器2で演算され、その出力信号KEsinωt・
sin(θ−φ)(但し、θはレゾルバ回転角度、φは
出力カウンタ値)が前記励磁信号E・sinωtが入力
される同期整流部3で同期整流されている。前記同期整
流部3から得られた出力信号KEsin(θ−φ)は電
圧制御発振器4を介してパルス出力4aとしてカウンタ
5に入力されてディジタル角度出力である出力カウンタ
値φがカウンタ5から得られる。この出力カウンタ値φ
はフィードバックされてフィードバックループが形成さ
れている。従って、前記同期整流部3からの出力信号K
Esin(θ−φ)によって速度信号6を得ると共に、
カウンタ5からの出力カウンタ値φにより位置信号7を
得ることができる。
ディジタル変換方法は、以上のように構成されていたた
め、次のような課題が存在していた。すなわち、前述の
回路構成においては各構成部分の一部に複雑なアナログ
構成があるため全体構成を一体のモノリシック半導体化
し難く、励磁回路等もディスクリートの部品として外付
けにならざるを得ず、低価格化、小型軽量化、高信頼
性、利便性を達成することは困難であった。更に、追従
速度の好適な改善手段が見当たらなかった。
めになされたもので、特に、sin(θ−φ)を制御偏
差εとして求める際に、第1出力信号sin(θ−φ)
・f(t)を比較器による正負判定によりディジタル信
号化することにより変換性能(安定性、高速性、耐ノイ
ズ性)の向上並びにアナログ回路の削減によりモノリシ
ックIC化を有利化させるようにしたアナログ信号のデ
ィジタル変換方法を提供することを目的とする。
号のディジタル変換方法は、回転検出器から得た回転検
出信号〔sin θ・f(t),cos θ・f(t)但し、f(t)は
励磁成分〕よりディジタル角度出力(φ)を得るようにし
たアナログ信号のディジタル変換方法において、前記回
転検出信号〔sin θ・f(t),cos θ・f(t)〕をマルチ
プライヤに導入して前記ディジタル角度出力(φ)より得
られるsin φ及びcos φと相互演算して〔sin θ・f
(t)×cos φ〕−〔cos θ・f(t)×sin φ〕=sin (θ
−φ)・f(t)を第1出力信号として得ると共に、前記第
1出力信号sin (θ−φ)・f(t)を同期検波し励磁成分
f(t)を除去して第2出力信号sin (θ−φ)を制御偏差
εとして求める際に、前記第1出力信号sin (θ−φ)・
f(t)を比較器による正負判定によりディジタル信号化
する方法であり、また、前記制御偏差εは、補償器を経
てディジタル角速度信号ω(=φドット)としてカウン
タに入力されてカウントされ、前記カウンタから前記デ
ィジタル角度出力(φ)を得る方法であり、また、前記マ
ルチプライヤでは、sin 用及びcos 用10bit乗算型D
/Aコンバータを用い、前記カウンタとして12bit カ
ウンタを用いる方法であり、また、前記ディジタル角度
出力(φ)は、sin ROM及びcos ROMを介して前記si
n 用及びcos 用10bit 乗算型D/Aコンバータに帰還
入力されており、前記sin ROM及びcos ROMには、
非線形特性が書込まれている方法であり、また、前記回
転検出器の回転子の回転に応じて前記回転検出信号〔si
n θ・f(t),cos θ・f(t)〕を出力する出力巻線に対
して直流バイアス電流を印加し、前記出力巻線の断線時
には差動アンプから前記回転検出信号〔sin θ・f
(t),cos θ・f(t)〕の最大電圧値よりも高い電圧値の
断線検出信号が出力される方法であり、さらに、前記回
転検出信号sin θ・f(t),cos θ・f(t)に含まれる励
磁成分と、前記回転検出器の励磁信号との位相差を検出
し、前記回転検出信号励磁成分の立上がり及び立下がり
のエッジを検出して同期検波部に導入するリファレンス
信号を前記回転検出信号に含まれる励磁成分に同期させ
る方法である。
ナログ信号のディジタル変換方法の好適な実施の形態に
ついて説明する。図1は本発明によるアナログ信号のデ
ィジタル変換方法を適用するディジタルトラッキング方
式R/D変換器を示す構成図である。図1において符号
1で示されるものはレゾルバ又はシンクロからなる回転
検出器であり、この回転検出器1の図示しない励磁巻線
には、ディジタルトラッキング方式R/D(レゾルバ/
ディジタル)変換器100の励磁信号発生器50からの
10KHzの正弦波よりなるリファレンス信号sinω
tである励磁信号(成分)f(t)が印加されており、
回転子(図示せず)の回転に応じて2相の出力巻線(図
示せず)から2相の回転検出信号sinθ・f(t),
cosθ・f(t)がsin用10bit乗算型D/A
コンバータ51及びcos用10bit乗算型D/Aコ
ンバータ52に入力されている。
51,52からの各出力(後述のようにディジタル角度
出力φのsinφ及びcosφがsinROM60及び
cosROM61を介して各コンバータ51,52に帰
還入力されている)sinθ・f(t)・cosφ及び
cosθ・f(t)・sinφは、減算器53で減算
{〔sinθ・f(t)・cosφ〕−〔cosθ・f
(t)・sinφ〕=sinθ(θ−φ)・f(t)}
されて第1出力信号sin(θ−φ)・f(t)が得ら
れる。この第1出力信号sin(θ−φ)・f(t)は
コンパレータ54により正負判定されて同期検波部55
に入力され、同期位相検出断線検出部62からのリファ
レンス信号f(t)により同期検波されて第2信号であ
る制御偏差ε=sin(θ−φ)が補償器56を経て1
2bitのカウンタ57によりカウントされて前述のデ
ィジタル角度出力φがパラレルインターフェース58を
介してパラレル出力58aとして出力される。前記ディ
ジタル角度出力φは、シリアルインターフェース59を
介してシリアル出力59aとして出力され、パルス出力
発生ロジック63によって周知のA,B,Z相及びU,
V,W相等のモータ等を制御するために必要とするパル
ス出力63aが出力される。同時に、前述したように、
予め所要の非線形特性が書込まれたsinROM60及
びcosROM61にディジタル角度出力φが入力され
て各々sinφ及びcosφを出力している。なお、前
述の各コンバータ51,52、減算器53及び比較器5
4によりマルチプライヤ(制御偏差演算部)200を構
成している。さらに、前記同期位相検出断線検出部62
からの断線検出信号62aは自己診断部70で判別され
た後、システム制御部80に入力され、このシステム制
御部80では分解能設定、U,V,W極数設定、自己診
断出力、入出力制御信号、システム制御信号等の信号の
設定又は出力を行うことができるように構成されてい
る。
に、本発明の基本的機能について述べると図2に示され
る通りである。すなわち、レゾルバ、シンクロからなる
回転検出器1からの回転検出信号sinθ・f(t),
cosθ・f(t)はマルチプライヤである制御偏差演
算部200に入力され、得られた制御偏差ε=sin
(θ−φ)を処理する補償器56と制御対象のカウンタ
57により構成されている。
は励磁成分である。ここで、制御偏差εは制御偏差演算
部200で求められ、この制御偏差εを零にするべくト
ラッキングが行われてR/D変換が行われる。すなわ
ち、 〔sinθ・f(t)×cosφ〕−〔cosθ・f(t)×sinφ〕 =(sinθ・cosφ−cosθ・sinφ)・f(t) =sin(θ−φ)・f(t) ・・・・・・・・・(2) この(2)式は同期検波によりf(t)項を省略できる。 故に、ε=sin(θ−φ) ・・・・・・・・・(3) 従って、制御系よりε=0→θ=φとなりディジタル変
換が成立する。この基本機能については、従来方式も本
発明方式も同じであるが、本発明においては制御偏差自
体の値(アナログ量、大きさ)を問題にするのではな
く、(3)式の結果を比較器54(実際には図4で示すよ
うに一対構成)を用いた正/負判定により量子化(ディ
ジタル化)しているのみであることが従来方式と大きく
異なる機能である。
分解能のR/D変換器であるが、制御偏差演算部200
の演算を行うsin,cosマルチプライヤである乗算
型D/Aコンバータ51,52は、12bitでなく1
0bitを使用しているが、これは後述のように、1回
転360゜を90゜毎に4相分割し、90゜毎の繰り返
しとして演算処理し、回路のハードウェア構成の簡略化
を図っているためである。すなわち、90゜の角度は1
2bitR/D変換器では10bit分に対応してい
る。また、ディジタル処理化されているため、回路簡略
化のための4相分割手法を用いても性能劣化を回避する
ことができる。
を以下に示す。この4相分割による動作波形は図3の各
象限PH1〜PH4毎の動作であるが、この動作を表で
示すと、表1の第1表の通りである。
される通りであり、図1で示された減算器53及び比較
器54は各々一対で構成され、各比較器54では各減算
器53からの出力の正/負判定を行い、各象限PH1〜
PH4毎に各ゲートG1〜G4で4相分割動作を前述の
第1表及び図3のように順次行い、リファレンス信号f
(t)が入力されたゲートG6から制御偏差εが得られ
る。
路のように構成される。本発明におけるディジタルトラ
ッキング方式R/D変換器の制御対象はカウンタ57で
あり、1次の積分特性を有しているため、この制御対象
であるカウンタ57を安定かつ高速・高精度に制御する
手段として2型のフィードバック制御系を実現するた
め、この補償器56の特性は次のPI(比例+積分)と
し、1次遅れフィルター(Tfは1次遅れフィルター時
定数)と組み合わせられ、図5の補償器56は次の(4)
式で表される。 K(s)=(Kp+Ki/S)×1/1+Tf・S ・・・(4)式 但し、Sはラプラス演算子である。1/1+Tf・Sは
1次遅れフィルターである。△Tは動作クロック周期で
ある。KFB,KFFは(4)式にはないが、KFBは静止時の
安定性を、またKFFは高速応答性の確保/改善を目的と
するもので、具体的な実施では適宜使用している。Z-1
は図6に示されるようにクロック周期(△T)毎のデー
タ更新に際し、現在値に対する1クロック周期前のラッ
チデータで前回値を示す。その状態は図6に示される通
りである。
前述のように12bit構成であり、前段の補償器56
にて得られる角速度信号ω(=φドット)を積分するた
めの周知の加減算器により構成され、等価回路で示すと
図7の通りであり、動作クロック周期△Tによってカウ
ント動作が行われる。
に示される回転検出信号sinθ・f(t),cosθ
・f(t)と励磁信号間の位相を自動的に補正する方法
を適用させることが可能であり、図8はブロック図、図
9は波形図である。図8において符号sinθ・f
(t),cosθ・f(t)で示されるものは回転検出
器1からの励磁成分f(t)を有するアナログ回転検出
信号からなる回転検出信号であり、この回転検出信号s
inθ・f(t),cosθ・f(t)は絶対値比較器
10に入力されると共に、スイッチ手段11の第1、第
2端子12,13に接続されている。
は、立上りと立下りのエッジを検出するためのエッジ検
出器14が接続されており、このエッジ検出器14のエ
ッジ出力14aは同期化回路15に入力されている。こ
こで、回転検出信号の励磁成分f(t)を基準励磁信号
との位相差△ωを考慮しf(t)=sin(ωt+△
ω)とし、基準励磁信号をf(t)=sinωtとす
る。
号f(t)は、90°・270°信号発生器16及び位
相調整領域設定器17に入力されている。
7aは同期化回路15に入力され、この同期化回路15
からは前記基準励磁信号f(t)のsinωtを△ω分
だけ移相したsin(ωt+△ω)の補正後の新規リフ
ァレンス信号3aが得られる。
て述べる。まず、図9に示されるように、基準励磁信号
f(t)を波形成形してリファレンス位相を確認し、9
0°・270°信号発生器16から90°トリガ16a
及び270°トリガ16bが出力され、位相調整領域設
定器17にて極性信号20が形成されると共に、回転検
出信号sinθ・f(t),cosθ・f(t)のトリ
ガ出力14aと位相差△ωを検出する。なお、この回転
検出信号sinθ・f(t),cosθ・f(t)を波
形成形することにより回転検出信号位相(リファレンス
成分位相)3bAが得られる。
た新規リファレンス信号3aが得られ、この新規リファ
レンス信号3aを励磁信号として用いることにより、回
転検出信号sinθ・f(t),cosθ・f(t)と
新規リファレンス信号3aとの同期を取ることができ、
回転検出器自体あるいはケーブル・インピーダンスや温
度変化等により発生する位相差△ωを自動的に補正する
ことができる。
合、位相調整可能範囲としては、旨ね位相差±90度の
範囲にわたって可能である。
される回転検出器1の断線検出方法の具体例を示すもの
である。すなわち、図10において符号1で示されるも
のは励磁巻線1Aと出力巻線1Bとからなるレゾルバか
らなる回転検出器であり、この出力巻線1Bは2相出力
であるため一対構成であるが、ここでは省略し、sin
又はcos用の出力巻線1Bのみとして説明する。
ライン300,301には、一対の第1、第2抵抗R
1,R3を介してオペアンプ(演算増幅器)8に接続さ
れ、このオペアンプ8の正相端子8aには第3抵抗R2
を介してコモン端子COMが接続され、逆相端子8bの
出力端子8cとの間には第4抵抗R4が接続されてい
る。前述のオペアンプ8及び各抵抗R1〜R4によって
周知の差動アンプ350が構成され、この出力端子8c
からは回転検出信号sinθ・f(t)又はcosθ・
f(t)が出力されるように構成されている。
抵抗値の第5、第6抵抗RBU,RBLが接続され、直流電
源351からの直流バイアス電流IBが第5抵抗RBUか
ら出力巻線1Bを経て第6抵抗RBLに流れるように印加
されている。なお、この直流バイアス電流IBは、前記
回転検出信号sinθ・f(t)又はcosθ・f
(t)の電圧レベルには悪影響を与えない程度に設定さ
れている。
巻線1Bが断線せずに正常な場合には、出力巻線1Bに
誘起された回転検出信号sinθ・f(t)又はcos
θ・f(t)は、差動アンプ350を経て出力端子8c
から出力されるが、この出力巻線1Bに断線が発生した
場合には、直流バイアス電流IBが出力巻線1B及び第
6抵抗RBLに流れなくなると同時に直流電源351が差
動アンプ350に印加されて回転検出信号sinθ・f
(t)又はcosθ・f(t)の代わりに断線検出信号
400が出力され、この断線検出信号400は回転検出
信号sinθ・f(t)又はcosθ・f(t)の電圧
値よりも大(例えば、5V)であり、この断線検出信号
400の電圧レベルを例えば周知のウィンドコンパレー
タ等によって監視することにより断線の有無を検出する
ことができる。
変換方法は、以上のように構成されているため、次のよ
うな効果を得ることができる。すなわち、sin(θ−
φ)を制御偏差εとして求める際に、この制御偏差εの
前段の第1出力信号sin(θ−φ)・f(t)を比較
器による正負判定によりディジタル信号化し、さらにカ
ウンタに入力してディジタル角度出力を得ているため、
R/D変換処理をディジタル化することができ、変換性
能の向上(安定性、高速化、耐ノイズ性)を得ることが
できる。また、アナログ回路の削減により、モノリシッ
クIC化に有利となり、信頼性が高く、小型、低価格な
商品化(量産)が可能となる。また、回転検出器の巻線
の断線も検出することができるため、信頼性の向上を得
ることができる。さらに、回転検出信号と励磁信号(リ
ファレンス信号)間の位相を自動補正できることによ
り、検出精度を向上させ安定化することができる。
法のブロック図である。
る。
2)
ィジタル変換方法に関し、特に、sin(θ−φ)を制
御偏差εとして求める際に第1出力信号sin(θ−
φ)・f(t)を比較器による正負判定によりディジタ
ル信号化することにより変換性能(安定性、高速性、耐
ノイズ性)の向上並びにアナログ回路の削減によりモノ
リシックIC化を有利化させるための新規な改良に関す
る。
信号のディジタル変換方法としては、例えば、図11に
示すトラッキング方式が多く用いられている。すなわ
ち、図11において符号1で示されるものは、励磁信号
(すなわちリファレンス信号)E・sinωtで励磁さ
れるレゾルバであり、このレゾルバ1から得られる2相
出力KEsinθsinωt,KEcosθsinωt
は演算器2で演算され、その出力信号KEsinωt・
sin(θ−φ)(但し、θはレゾルバ回転角度、φは
出力カウンタ値)が前記励磁信号E・sinωtが入力
される同期整流部3で同期整流されている。前記同期整
流部3から得られた出力信号KEsin(θ−φ)は電
圧制御発振器4を介してパルス出力4aとしてカウンタ
5に入力されてディジタル角度出力である出力カウンタ
値φがカウンタ5から得られる。この出力カウンタ値φ
はフィードバックされてフィードバックループが形成さ
れている。従って、前記同期整流部3からの出力信号K
Esin(θ−φ)によって速度信号6を得ると共に、
カウンタ5からの出力カウンタ値φにより位置信号7を
得ることができる。
ディジタル変換方法は、以上のように構成されていたた
め、次のような課題が存在していた。すなわち、前述の
回路構成においては各構成部分の一部に複雑なアナログ
構成があるため全体構成を一体のモノリシック半導体化
し難く、励磁回路等もディスクリートの部品として外付
けにならざるを得ず、低価格化、小型軽量化、高信頼
性、利便性を達成することは困難であった。更に、追従
速度の好適な改善手段が見当たらなかった。
めになされたもので、特に、sin(θ−φ)を制御偏
差εとして求める際に、第1出力信号sin(θ−φ)
・f(t)を比較器による正負判定によりディジタル信
号化することにより変換性能(安定性、高速性、耐ノイ
ズ性)の向上並びにアナログ回路の削減によりモノリシ
ックIC化を有利化させるようにしたアナログ信号のデ
ィジタル変換方法を提供することを目的とする。
号のディジタル変換方法は、回転検出器から得た回転検
出信号〔sin θ・f(t),cos θ・f(t)但し、f(t)は
励磁成分〕よりディジタル角度出力(φ)を得るようにし
たアナログ信号のディジタル変換方法において、前記回
転検出信号〔sin θ・f(t),cos θ・f(t)〕をマルチ
プライヤに導入して前記ディジタル角度出力(φ)より得
られるsin φ及びcos φと相互演算して〔sin θ・f
(t)×cos φ〕−〔cos θ・f(t)×sin φ〕=sin (θ
−φ)・f(t)を第1出力信号として得ると共に、前記第
1出力信号sin (θ−φ)・f(t)を同期検波し励磁成分
f(t)を除去して第2出力信号sin (θ−φ)を制御偏差
εとして求める際に、前記第1出力信号sin (θ−φ)・
f(t)を比較器による正負判定によりディジタル信号化
する方法であり、また、前記制御偏差εは、補償器を経
てディジタル角速度信号ω(=φドット)としてカウン
タに入力されてカウントされ、前記カウンタから前記デ
ィジタル角度出力(φ)を得る方法であり、また、前記マ
ルチプライヤでは、sin 用及びcos 用10bit乗算型D
/Aコンバータを用い、前記カウンタとして12bit カ
ウンタを用いる方法であり、また、前記ディジタル角度
出力(φ)は、sin ROM及びcos ROMを介して前記si
n 用及びcos 用10bit 乗算型D/Aコンバータに帰還
入力されており、前記sin ROM及びcos ROMには、
非線形特性が書込まれている方法であり、また、前記回
転検出器の回転子の回転に応じて前記回転検出信号〔si
n θ・f(t),cos θ・f(t)〕を出力する出力巻線に対
して直流バイアス電流を印加し、前記出力巻線の断線時
には差動アンプから前記回転検出信号〔sin θ・f
(t),cos θ・f(t)〕の最大電圧値よりも高い電圧値の
断線検出信号が出力される方法であり、さらに、前記回
転検出信号sin θ・f(t),cos θ・f(t)に含まれる励
磁成分と、前記回転検出器の励磁信号との位相差を検出
し、前記回転検出信号励磁成分の立上がり及び立下がり
のエッジを検出して同期検波部に導入するリファレンス
信号を前記回転検出信号に含まれる励磁成分に同期させ
る方法である。
ナログ信号のディジタル変換方法の好適な実施の形態に
ついて説明する。図1は本発明によるアナログ信号のデ
ィジタル変換方法を適用するディジタルトラッキング方
式R/D変換器を示す構成図である。図1において符号
1で示されるものはレゾルバ又はシンクロからなる回転
検出器であり、この回転検出器1の図示しない励磁巻線
には、ディジタルトラッキング方式R/D(レゾルバ/
ディジタル)変換器100の励磁信号発生器50からの
10KHzの正弦波よりなるリファレンス信号sinω
tである励磁信号(成分)f(t)が印加されており、
回転子(図示せず)の回転に応じて2相の出力巻線(図
示せず)から2相の回転検出信号sinθ・f(t),
cosθ・f(t)がsin用10bit乗算型D/A
コンバータ51及びcos用10bit乗算型D/Aコ
ンバータ52に入力されている。
51,52からの各出力(後述のようにディジタル角度
出力φのsinφ及びcosφがsinROM60及び
cosROM61を介して各コンバータ51,52に帰
還入力されている)sinθ・f(t)・cosφ及び
cosθ・f(t)・sinφは、減算器53で減算
{〔sinθ・f(t)・cosφ〕−〔cosθ・f
(t)・sinφ〕=sin(θ−φ)・f(t)}さ
れて第1出力信号sin(θ−φ)・f(t)が得られ
る。この第1出力信号sin(θ−φ)・f(t)はコ
ンパレータ54により正負判定されて同期検波部55に
入力され、同期位相検出断線検出部62からのリファレ
ンス信号f(t)により同期検波されて第2出力信号で
ある制御偏差ε=sin(θ−φ)が補償器56を経て
12bitのカウンタ57によりカウントされて前述の
ディジタル角度出力φがパラレルインターフェース58
を介してパラレル出力58aとして出力される。前記デ
ィジタル角度出力φは、シリアルインターフェース59
を介してシリアル出力59aとして出力され、パルス出
力発生ロジック63によって周知のA,B,Z相及び
U,V,W相等のモータ等を制御するために必要とする
パルス出力63aが出力される。同時に、前述したよう
に、予め所要の非線形特性が書込まれたsinROM6
0及びcosROM61にディジタル角度出力φが入力
されて各々sinφ及びcosφを出力している。な
お、前述の各コンバータ51,52、減算器53及び比
較器54によりマルチプライヤ(制御偏差演算部)20
0を構成している。さらに、前記同期位相検出断線検出
部62からの断線検出信号62aは自己診断部70で判
別された後、システム制御部80に入力され、このシス
テム制御部80では分解能設定、U,V,W極数設定、
自己診断出力、入出力制御信号、システム制御信号等の
信号の設定又は出力を行うことができるように構成され
ている。
に、本発明の基本的機能について述べると図2に示され
る通りである。すなわち、レゾルバ、シンクロからなる
回転検出器1からの回転検出信号sinθ・f(t),
cosθ・f(t)はマルチプライヤである制御偏差演
算部200に入力され、得られた制御偏差ε=sin
(θ−φ)を処理する補償器56と制御対象のカウンタ
57により構成されている。
は励磁成分である。ここで、制御偏差εは制御偏差演算
部200で求められ、この制御偏差εを零にするべくト
ラッキングが行われてR/D変換が行われる。すなわ
ち、 〔sinθ・f(t)×cosφ〕−〔cosθ・f(t)×sinφ〕 =(sinθ・cosφ−cosθ・sinφ)・f(t) =sin(θ−φ)・f(t) ・・・・・・・・・(2) この(2)式は同期検波によりf(t)項を省略できる。 故に、ε=sin(θ−φ) ・・・・・・・・・(3) 従って、制御系よりε=0→θ=φとなりディジタル変
換が成立する。この基本機能については、従来方式も本
発明方式も同じであるが、本発明においては制御偏差自
体の値(アナログ量、大きさ)を問題にするのではな
く、(2)式の結果を比較器54(実際には図4で示すよ
うに一対構成)を用いた正/負判定により量子化(ディ
ジタル化)しているのみであることが従来方式と大きく
異なる機能である。
分解能のR/D変換器であるが、制御偏差演算部200
の演算を行うsin,cosマルチプライヤである乗算
型D/Aコンバータ51,52は、12bitでなく1
0bitを使用しているが、これは後述のように、1回
転360゜を90゜毎に4相分割し、90゜毎の繰り返
しとして演算処理し、回路のハードウェア構成の簡略化
を図っているためである。すなわち、90゜の角度は1
2bitR/D変換器では10bit分に対応してい
る。また、ディジタル処理化されているため、回路簡略
化のための4相分割手法を用いても性能劣化を回避する
ことができる。
を以下に示す。この4相分割による動作波形は図3の各
象限PH1〜PH4毎の動作であるが、この動作を表で
示すと、表1の第1表の通りである。
される通りであり、図1で示された減算器53及び比較
器54は各々一対で構成され、各比較器54では各減算
器53からの出力の正/負判定を行い、各象限PH1〜
PH4毎に各ゲートG1〜G4で4相分割動作を前述の
第1表及び図3のように順次行い、リファレンス信号f
(t)が入力されたゲートG6から制御偏差εが得られ
る。
路のように構成される。本発明におけるディジタルトラ
ッキング方式R/D変換器の制御対象はカウンタ57で
あり、1次の積分特性を有しているため、この制御対象
であるカウンタ57を安定かつ高速・高精度に制御する
手段として2型のフィードバック制御系を実現するた
め、この補償器56の特性は次のPI(比例+積分)と
し、1次遅れフィルター(Tfは1次遅れフィルター時
定数)と組み合わせられ、図5の補償器56は次の(4)
式で表される。 K(s)=(Kp+Ki/S)×1/(1+Tf・S) ・・・(4)式 但し、Sはラプラス演算子である。1/(1+Tf・
S)は1次遅れフィルターである。△Tは動作クロック
周期である。KFB,KFFは(4)式にはないが、KF
Bは静止時の安定性を、またKFFは高速応答性の確保
/改善を目的とするもので、具体的な実施では適宜使用
している。Z−1は図6に示されるようにクロック周期
(△T)毎のデータ更新に際し、現在値に対する1クロ
ック周期前のラッチデータで前回値を示す。その状態は
図6に示される通りである。
前述のように12bit構成であり、前段の補償器56
にて得られる角速度信号ω(=φドット)を積分するた
めの周知の加減算器により構成され、等価回路で示すと
図7の通りであり、動作クロック周期△Tによってカウ
ント動作が行われる。
に示される回転検出信号sinθ・f(t),cosθ
・f(t)と励磁信号間の位相を自動的に補正する方法
を適用させることが可能であり、図8はブロック図、図
9は波形図である。図8において符号sinθ・f
(t),cosθ・f(t)で示されるものは回転検出
器1からの励磁成分f(t)を有するアナログ回転検出
信号からなる回転検出信号であり、この回転検出信号s
inθ・f(t),cosθ・f(t)は絶対値比較器
10に入力されると共に、スイッチ手段11の第1、第
2端子12,13に接続されている。
は、立上りと立下りのエッジを検出するためのエッジ検
出器14が接続されており、このエッジ検出器14のエ
ッジ出力14aは同期化回路15に入力されている。こ
こで、回転検出信号の励磁成分f(t)を基準励磁信号
との位相差△ωを考慮しf(t)=sin(ωt+△
ω)とし、基準励磁信号をf(t)=sinωtとす
る。
号f(t)は、90°・270°信号発生器16及び位
相調整領域設定器17に入力されている。
7aは同期化回路15に入力され、この同期化回路15
からは前記基準励磁信号f(t)のsinωtを△ω分
だけ移相したsin(ωt+△ω)の補正後の新規リフ
ァレンス信号3aが得られる。
て述べる。まず、図9に示されるように、基準励磁信号
f(t)を波形整形してリファレンス位相を確認し、9
0°・270°信号発生器16から90°トリガ16a
及び270°トリガ16bが出力され、位相調整領域設
定器17にて極性信号20が形成されると共に、回転検
出信号sinθ・f(t),cosθ・f(t)のトリ
ガ出力14aと位相差△ωを検出する。なお、この回転
検出信号sinθ・f(t),cosθ・f(t)を波
形整形することにより回転検出信号位相(リファレンス
成分位相)3bAが得られる。
た新規リファレンス信号3aが得られ、この新規リファ
レンス信号3aを励磁信号として用いることにより、回
転検出信号sinθ・f(t),cosθ・f(t)と
新規リファレンス信号3aとの同期を取ることができ、
回転検出器自体あるいはケーブル・インピーダンスや温
度変化等により発生する位相差△ωを自動的に補正する
ことができる。
合、位相調整可能範囲としては、旨ね位相差±90度の
範囲にわたって可能である。
される回転検出器1の断線検出方法の具体例を示すもの
である。すなわち、図10において符号1で示されるも
のは励磁巻線1Aと出力巻線1Bとからなるレゾルバか
らなる回転検出器であり、この出力巻線1Bは2相出力
であるため一対構成であるが、ここでは省略し、sin
又はcos用の出力巻線1Bのみとして説明する。
ライン300,301には、一対の第1、第2抵抗R
1,R3を介してオペアンプ(演算増幅器)8に接続さ
れ、このオペアンプ8の正相端子8aには第3抵抗R2
を介してコモン端子COMが接続され、逆相端子8bの
出力端子8cとの間には第4抵抗R4が接続されてい
る。前述のオペアンプ8及び各抵抗R1〜R4によって
周知の差動アンプ350が構成され、この出力端子8c
からは回転検出信号sinθ・f(t)又はcosθ・
f(t)が出力されるように構成されている。
抵抗値の第5、第6抵抗RBU,R BLが接続され、直
流電源351からの直流バイアス電流IBが第5抵抗R
BUから出力巻線1Bを経て第6抵抗RBLに流れるよ
うに印加されている。なお、この直流バイアス電流IB
は、前記回転検出信号sinθ・f(t)又はcosθ
・f(t)の電圧レベルには悪影響を与えない程度に設
定されている。
巻線1Bが断線せずに正常な場合には、出力巻線1Bに
誘起された回転検出信号sinθ・f(t)又はcos
θ・f(t)は、差動アンプ350を経て出力端子8c
から出力されるが、この出力巻線1Bに断線が発生した
場合には、直流バイアス電流IBが出力巻線1B及び第
6抵抗RBLに流れなくなると同時に直流電源351が
差動アンプ350に印加されて回転検出信号sinθ・
f(t)又はcosθ・f(t)の代わりに断線検出信
号400が出力され、この断線検出信号400は回転検
出信号sinθ・f(t)又はcosθ・f(t)の電
圧値よりも大(例えば、5V)であり、この断線検出信
号400の電圧レベルを例えば周知のウィンドコンパレ
ータ等によって監視することにより断線の有無を検出す
ることができる。
変換方法は、以上のように構成されているため、次のよ
うな効果を得ることができる。すなわち、sin(θ−
φ)を制御偏差εとして求める際に、この制御偏差εの
前段の第1出力信号sin(θ−φ)・f(t)を比較
器による正負判定によりディジタル信号化し、さらにカ
ウンタに入力してディジタル角度出力を得ているため、
R/D変換処理をディジタル化することができ、変換性
能の向上(安定性、高速化、耐ノイズ性)を得ることが
できる。また、アナログ回路の削減により、モノリシッ
クIC化に有利となり、信頼性が高く、小型、低価格な
商品化(量産)が可能となる。また、回転検出器の巻線
の断線も検出することができるため、信頼性の向上を得
ることができる。さらに、回転検出信号と励磁信号(リ
ファレンス信号)間の位相を自動補正できることによ
り、検出精度を向上させ安定化することができる。
法のブロック図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 回転検出器(1)から得た回転検出信号〔s
in θ・f(t),cosθ・f(t)但し、f(t)は励磁成分〕
よりディジタル角度出力(φ)を得るようにしたアナログ
信号のディジタル変換方法において、前記回転検出信号
〔sin θ・f(t),cos θ・f(t)〕をマルチプライヤ(2
00)に導入して前記ディジタル角度出力(φ)より得られ
るsin φ及びcos φと相互演算して〔sin θ・f(t)×c
os φ〕−〔cos θ・f(t)×sin φ〕=sin (θ−φ)・
f(t)を第1出力信号として得ると共に、前記第1出力
信号sin (θ−φ)・f(t)を同期検波し励磁成分f(t)を
除去して第2出力信号sin (θ−φ)を制御偏差εとして
求める際に、前記第1出力信号を比較器(54)による正負
判定によりディジタル信号化することを特徴とするアナ
ログ信号のディジタル変換方法。 - 【請求項2】 前記制御偏差εは、補償器(56)を経てデ
ィジタル角速度信号ω(=φドット)としてカウンタ(5
7)に入力されてカウントされ、前記カウンタ(57)から前
記ディジタル角度出力(φ)を得ることを特徴とする請求
項1記載のアナログ信号のディジタル変換方法。 - 【請求項3】 前記マルチプライヤ(200)では、sin 用
及びcos 用10bit乗算型D/Aコンバータ(51,52)を用
い、前記カウンタ(57)として12bit カウンタを用いる
ことを特徴とする請求項1又は2記載のアナログ信号の
ディジタル変換方法。 - 【請求項4】 前記ディジタル角度出力(φ)は、sin R
OM(60)及びcos ROM(61)を介して前記sin 用及びco
s 用10bit 乗算型D/Aコンバータ(51,52)に帰還入
力されており、前記sin ROM(60)及びcos ROM(61)
には、非線形特性が書込まれていることを特徴とする請
求項1ないし3の何れかに記載のアナログ信号のディジ
タル変換方法。 - 【請求項5】 前記回転検出器(1)の回転子の回転に応
じて前記回転検出信号〔sin θ・f(t),cos θ・f
(t)〕を出力する出力巻線(1B)に対して直流バイアス電
流を印加し、前記出力巻線(1B)の断線時には差動アンプ
(350)から前記回転検出信号〔sin θ・f(t),cos θ・
f(t)〕の最大電圧値よりも高い電圧値の断線検出信号
(400)が出力されることを特徴とする請求項1ないし4
の何れかに記載のアナログ信号のディジタル変換方法。 - 【請求項6】 前記回転検出信号sin θ・f(t),cos
θ・f(t)に含まれる励磁成分f(t)と、前記回転検出器
の励磁信号f(t)との位相差を検出し、前記回転検出信
号sin θ・f(t),cos θ・f(t)の励磁成分f(t)の立
上がり及び立下がりのエッジを検出して同期検波部(55)
に導入するリファレンス信号f(t)を前記回転検出信号s
in θ・f(t),cos θ・f(t)に含まれる励磁成分f(t)
に同期させることを特徴とする請求項1ないし4の何れ
かに記載のアナログ信号のディジタル変換方法。
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