JPH0879082A - シンクロ−ディジタル変換器 - Google Patents
シンクロ−ディジタル変換器Info
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- JPH0879082A JPH0879082A JP21583194A JP21583194A JPH0879082A JP H0879082 A JPH0879082 A JP H0879082A JP 21583194 A JP21583194 A JP 21583194A JP 21583194 A JP21583194 A JP 21583194A JP H0879082 A JPH0879082 A JP H0879082A
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- angle
- voltage
- resolver
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シンクロ信号が急激に0゜から180゜、1
80゜から0゜へ変化した場合でも、正確にシンクロ信
号をディジタル信号に変換できるトラッキング型のシン
クロ変換器を得ることを目的とする。 【構成】 1〜21は上記従来技術と同様、22は入力
電圧の正負を判定する正負検出器、23は出力バッファ
の値が0゜の時のみ、正負検出器22の結果に基づき0
゜または180゜のディジタルの角度信号を出力し、そ
れ以外は従来どおりにディジタルの角度信号を出力する
0゜/180゜補正器である。
80゜から0゜へ変化した場合でも、正確にシンクロ信
号をディジタル信号に変換できるトラッキング型のシン
クロ変換器を得ることを目的とする。 【構成】 1〜21は上記従来技術と同様、22は入力
電圧の正負を判定する正負検出器、23は出力バッファ
の値が0゜の時のみ、正負検出器22の結果に基づき0
゜または180゜のディジタルの角度信号を出力し、そ
れ以外は従来どおりにディジタルの角度信号を出力する
0゜/180゜補正器である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はトラッキング型のシン
クロ−ディジタル変換器(以下S/D変換器と称す)に
おいて入力されたシンクロ信号角度が0゜から180゜
または180゜から0゜へ急激に変化したとき、及び任
意の角度α゜から180゜の急激な変化をしたときでも
角度のディジタル信号を正確に出力できるS/D変換器
に関するものである。
クロ−ディジタル変換器(以下S/D変換器と称す)に
おいて入力されたシンクロ信号角度が0゜から180゜
または180゜から0゜へ急激に変化したとき、及び任
意の角度α゜から180゜の急激な変化をしたときでも
角度のディジタル信号を正確に出力できるS/D変換器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に従来のトラッキング型のS/D変
換器の接続図を示す。図において1はシンクロ信号をリ
ゾルバ信号に変換するスコットトランスであって、第
1、第2及び第3のシンクロ信号10、11及び12が
入力される。そして出力として第1及び第2のリゾルバ
信号15及び16が出力される。尚、スコットトランス
2の出力である第1及び第2のリゾルバ信号15及び1
6はそれぞれ式(1)及び式(2)で電圧が表される。 K・V・Sin(ωt)・Sinθ ・・・・・(1) ・K,V,ωは任意の定数を示す。 ・θはシンクロ信号の角度を示す。 ・tは時間を示す。 K・V・Sin(ωt)・Cosθ ・・・・・(2)
換器の接続図を示す。図において1はシンクロ信号をリ
ゾルバ信号に変換するスコットトランスであって、第
1、第2及び第3のシンクロ信号10、11及び12が
入力される。そして出力として第1及び第2のリゾルバ
信号15及び16が出力される。尚、スコットトランス
2の出力である第1及び第2のリゾルバ信号15及び1
6はそれぞれ式(1)及び式(2)で電圧が表される。 K・V・Sin(ωt)・Sinθ ・・・・・(1) ・K,V,ωは任意の定数を示す。 ・θはシンクロ信号の角度を示す。 ・tは時間を示す。 K・V・Sin(ωt)・Cosθ ・・・・・(2)
【0003】2はリファレンス信号を変圧するトランス
であって、第1及び第2のリファレンス信号13及び1
4が入力される。そして出力として基準信号18が出力
される。基準信号18は式(3)で電圧が表される。 K・V・Sin(ωt) ・・・・・(3)
であって、第1及び第2のリファレンス信号13及び1
4が入力される。そして出力として基準信号18が出力
される。基準信号18は式(3)で電圧が表される。 K・V・Sin(ωt) ・・・・・(3)
【0004】3は第1のリゾルバ信号15にアップ・ダ
ウンカウンタ8から出力される角度データ20の余弦値
を乗算するCOS乗算器であって、出力として式(4)
で表される電圧信号を出力する。 K・V・Sin(ωt)・Sinθ・Cosφ ・・・・・(4)
ウンカウンタ8から出力される角度データ20の余弦値
を乗算するCOS乗算器であって、出力として式(4)
で表される電圧信号を出力する。 K・V・Sin(ωt)・Sinθ・Cosφ ・・・・・(4)
【0005】4は第2のリゾルバ信号16にアップ・ダ
ウンカウンタ8から出力される角度データ20の正弦値
を乗算するSIN乗算器であって、出力として式(5)
で表される電圧信号を出力する。 K・V・Sin(ωt)・Sinθ・Sinφ ・・・・・(5)
ウンカウンタ8から出力される角度データ20の正弦値
を乗算するSIN乗算器であって、出力として式(5)
で表される電圧信号を出力する。 K・V・Sin(ωt)・Sinθ・Sinφ ・・・・・(5)
【0006】5は誤差アンプであって、COS乗算器3
の出力信号とSIN乗算器4の出力信号とが入力され
る。そして出力としてCOS乗算器3の出力信号電圧か
らSIN乗算器4の出力信号電圧を引いた電圧が電圧差
信号として出力される。6は位相検出器であって、誤差
アンプ5の出力信号である電圧差信号17とトランス2
の出力である基準信号18とを入力し、電圧差信号17
から基準信号18の影響を除去する。出力は式(6)で
電圧が与えられる誤差信号19を出力する。 K・V・Sin(θ−φ)= K・V・(Sinθ・Cosφ−Cosθ・Sinφ)= K・V・Sinθ・Cosφ−K・V・Cosθ・Sinφ) ・・・・・(6)
の出力信号とSIN乗算器4の出力信号とが入力され
る。そして出力としてCOS乗算器3の出力信号電圧か
らSIN乗算器4の出力信号電圧を引いた電圧が電圧差
信号として出力される。6は位相検出器であって、誤差
アンプ5の出力信号である電圧差信号17とトランス2
の出力である基準信号18とを入力し、電圧差信号17
から基準信号18の影響を除去する。出力は式(6)で
電圧が与えられる誤差信号19を出力する。 K・V・Sin(θ−φ)= K・V・(Sinθ・Cosφ−Cosθ・Sinφ)= K・V・Sinθ・Cosφ−K・V・Cosθ・Sinφ) ・・・・・(6)
【0007】7はエラー検出器であって、位相検出器6
の出力である誤差信号19を入力し、誤差信号19の電
圧が0Vであるかを検出する。出力は誤差信号19の電
圧が0Vであったことを示す信号を出力する。8はアッ
プ・ダウンカウンタであって、エラー検出器7の出力が
入力され、誤差信号19の電圧が0V以外の場合、角度
データ20の値を増加・減少させてCOS乗算器3とS
IN乗算器4へ出力する。また、誤差信号19の電圧が
0Vの場合、角度データ20の値をラッチし出力バッフ
ァ9へ出力する。9は出力バッファであって、アップ・
ダウンカウンタ8から出力される値をラッチしS/D変
換器で検出された角度信号21として出力する。
の出力である誤差信号19を入力し、誤差信号19の電
圧が0Vであるかを検出する。出力は誤差信号19の電
圧が0Vであったことを示す信号を出力する。8はアッ
プ・ダウンカウンタであって、エラー検出器7の出力が
入力され、誤差信号19の電圧が0V以外の場合、角度
データ20の値を増加・減少させてCOS乗算器3とS
IN乗算器4へ出力する。また、誤差信号19の電圧が
0Vの場合、角度データ20の値をラッチし出力バッフ
ァ9へ出力する。9は出力バッファであって、アップ・
ダウンカウンタ8から出力される値をラッチしS/D変
換器で検出された角度信号21として出力する。
【0008】次に動作について説明する。このような装
置において、スコットトランス1に入力された角度θの
情報を持つ第1、第2及び第3のシンクロ信号を変換し
て誤差信号19を得る。さらに誤差信号19が0Vとな
るように角度データ20をアップ・ダウンカウンタ8で
増減し、フィードバックを行う。その結果、誤差信号1
9が0Vとなり入力された角度θと角度データ20が等
しくなる。そしてアップ・ダウンカウンタ8の角度デー
タ20を出力バッファ9が角度信号21として出力す
る。
置において、スコットトランス1に入力された角度θの
情報を持つ第1、第2及び第3のシンクロ信号を変換し
て誤差信号19を得る。さらに誤差信号19が0Vとな
るように角度データ20をアップ・ダウンカウンタ8で
増減し、フィードバックを行う。その結果、誤差信号1
9が0Vとなり入力された角度θと角度データ20が等
しくなる。そしてアップ・ダウンカウンタ8の角度デー
タ20を出力バッファ9が角度信号21として出力す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなトラッキ
ング型のS/D変換器において、入力されたシンクロ信
号の角度が急激に0゜から180゜へ、または、180
゜から0゜へ変化した場合、誤差信号が式(7)及び式
(8)により0Vのままなのでアップ・ダウンカウンタ
は動作せず、ディジタル信号出力が0゜あるいは180
゜のままとなり、正確に角度のディジタル信号を出力で
きない。 0=K・V・Sin(180゜−0゜) ・・・・・(7) 0=K・V・Sin(0゜−180゜) ・・・・・(8)
ング型のS/D変換器において、入力されたシンクロ信
号の角度が急激に0゜から180゜へ、または、180
゜から0゜へ変化した場合、誤差信号が式(7)及び式
(8)により0Vのままなのでアップ・ダウンカウンタ
は動作せず、ディジタル信号出力が0゜あるいは180
゜のままとなり、正確に角度のディジタル信号を出力で
きない。 0=K・V・Sin(180゜−0゜) ・・・・・(7) 0=K・V・Sin(0゜−180゜) ・・・・・(8)
【0010】また、角度α゜から180゜のステップ変
動においても誤差信号は式(9)により0Vとなるので
アップ・ダウンカウンタが動作せず、変動前の角度信号
を出力する。 K・V・Sin(180+α−φ)= K・V・{Sin180・Cos(α−φ)− Cos180・Sin(α−φ)}= K・V・Sin(α−φ) ・・・・・(9)
動においても誤差信号は式(9)により0Vとなるので
アップ・ダウンカウンタが動作せず、変動前の角度信号
を出力する。 K・V・Sin(180+α−φ)= K・V・{Sin180・Cos(α−φ)− Cos180・Sin(α−φ)}= K・V・Sin(α−φ) ・・・・・(9)
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の実施例
では、第2のリゾルバ信号から位相検出器で基準信号の
影響を取り除き、正負検出器で信号電圧の正負を判定す
る。そして出力バッファの出力値が0の時で、かつ正負
検出器の判定が正の時は0゜、正負検出器の判定が負の
時は180゜の角度信号を出力するように構成した。
では、第2のリゾルバ信号から位相検出器で基準信号の
影響を取り除き、正負検出器で信号電圧の正負を判定す
る。そして出力バッファの出力値が0の時で、かつ正負
検出器の判定が正の時は0゜、正負検出器の判定が負の
時は180゜の角度信号を出力するように構成した。
【0012】さらに、この発明の第2の実施例では、第
2のリゾルバ信号から位相検出器で基準信号の影響を取
り除き、正負検出器で信号電圧の正負を判定する。信号
電圧が正から負へ変化する場合はアップ・ダウンカウン
タに180゜の初期値を、信号が負から正へ変化する場
合はアップ・ダウンカウンタに0゜の初期値を設定する
ように構成した。
2のリゾルバ信号から位相検出器で基準信号の影響を取
り除き、正負検出器で信号電圧の正負を判定する。信号
電圧が正から負へ変化する場合はアップ・ダウンカウン
タに180゜の初期値を、信号が負から正へ変化する場
合はアップ・ダウンカウンタに0゜の初期値を設定する
ように構成した。
【0013】さらに、この発明の第3の実施例では、第
2のリゾルバ信号から位相検出器で基準信号の影響を取
り除き、正負検出器で信号の正(>0)、負(<0)を
判定する。そして正の場合は、角度信号が90゜から1
80゜の時に角度信号値に180゜を加算した値を角度
信号として出力し、180゜から270゜の時に角度信
号値から180゜を減算した値を角度信号として出力す
る。また負の場合には、角度信号が0゜から90゜の時
に角度信号値に180゜を加算した値を角度信号として
出力し、270゜から360゜の時に角度信号値から1
80゜を減算した値を角度信号として出力するように構
成した。
2のリゾルバ信号から位相検出器で基準信号の影響を取
り除き、正負検出器で信号の正(>0)、負(<0)を
判定する。そして正の場合は、角度信号が90゜から1
80゜の時に角度信号値に180゜を加算した値を角度
信号として出力し、180゜から270゜の時に角度信
号値から180゜を減算した値を角度信号として出力す
る。また負の場合には、角度信号が0゜から90゜の時
に角度信号値に180゜を加算した値を角度信号として
出力し、270゜から360゜の時に角度信号値から1
80゜を減算した値を角度信号として出力するように構
成した。
【0014】
【作用】この発明の第1及び第2の実施例により、シン
クロの入力信号が急激に0゜から180゜また180゜
から0゜に変化したために誤差信号が0Vになる場合
も、0゜か180゜かを判断できるので正確にシンクロ
信号をディジタル信号に変換できる。
クロの入力信号が急激に0゜から180゜また180゜
から0゜に変化したために誤差信号が0Vになる場合
も、0゜か180゜かを判断できるので正確にシンクロ
信号をディジタル信号に変換できる。
【0015】この発明の第3の実施例により、シンクロ
の入力信号が急激に0゜から180゜、180゜から0
゜または、角度α゜から180゜に変化したために誤差
信号が0Vになる場合も、角度補正を行うので正確にシ
ンクロ信号をディジタル信号に変換できる。
の入力信号が急激に0゜から180゜、180゜から0
゜または、角度α゜から180゜に変化したために誤差
信号が0Vになる場合も、角度補正を行うので正確にシ
ンクロ信号をディジタル信号に変換できる。
【0016】
実施例1.図1はこの発明の第1の実施例によるS/D
変換器の接続図である。図1において、1〜21は上記
従来技術と同様、22は入力電圧の正負を判定する正負
検出器で、入力電圧の正負を0゜/180゜補正回路2
3に伝達する信号を出力する。23は出力バッファ9の
値が0゜の時のみ、正負検出器22が正であることを示
した場合は0゜、また負であることを示した場合は18
0゜のディジタルの角度信号を出力する。出力バッファ
9の値が0゜以外は従来どおりにディジタルの角度信号
を出力する0゜/180゜補正回路である。
変換器の接続図である。図1において、1〜21は上記
従来技術と同様、22は入力電圧の正負を判定する正負
検出器で、入力電圧の正負を0゜/180゜補正回路2
3に伝達する信号を出力する。23は出力バッファ9の
値が0゜の時のみ、正負検出器22が正であることを示
した場合は0゜、また負であることを示した場合は18
0゜のディジタルの角度信号を出力する。出力バッファ
9の値が0゜以外は従来どおりにディジタルの角度信号
を出力する0゜/180゜補正回路である。
【0017】上記に記載されたS/D変換器の動作を図
1を用いて説明する。第1、第2及び第3のシンクロ信
号10〜12が急激に0゜から180゜または180゜
から0゜へ変化した場合、誤差信号19は0Vのままで
あるのでアップ・ダウンカウンタは角度データ20を変
更しない。この時第2のリゾルバ信号16から基準信号
18成分を位相検出器6bで取り除き、正負検出器22
で電圧の正負を判定する。0゜/180゜補正回路23
では、出力バッファ9の角度信号21が0゜であるの
で、正負検出器22の判定が正の場合は0゜のディジタ
ル角度データを、負の場合は180゜の角度データを出
力する。角度信号21が0゜以外の場合は従来技術と同
じ。
1を用いて説明する。第1、第2及び第3のシンクロ信
号10〜12が急激に0゜から180゜または180゜
から0゜へ変化した場合、誤差信号19は0Vのままで
あるのでアップ・ダウンカウンタは角度データ20を変
更しない。この時第2のリゾルバ信号16から基準信号
18成分を位相検出器6bで取り除き、正負検出器22
で電圧の正負を判定する。0゜/180゜補正回路23
では、出力バッファ9の角度信号21が0゜であるの
で、正負検出器22の判定が正の場合は0゜のディジタ
ル角度データを、負の場合は180゜の角度データを出
力する。角度信号21が0゜以外の場合は従来技術と同
じ。
【0018】実施例2.図2はこの発明の第2の実施例
によるS/D変換器の接続図である。図2において、1
〜21は上記実施例1と同様、26はカウンタ初期値生
成器であって、正負検出器24の判定が正から負に変化
した場合、アップ・ダウンカウンタ8に180゜のカウ
ンタ初期値データ25とアップ・ダウンカウンタ8に角
度データ20の再設定を促すデータロード信号を出力す
る。また正負検出器22の判定が負から正に変化した場
合、アップ・ダウンカウンタ8に0゜のカウンタ初期値
データ25とアップ・ダウンカウンタ8に角度データ2
2の再設定を促すデータロード信号24を出力する。
によるS/D変換器の接続図である。図2において、1
〜21は上記実施例1と同様、26はカウンタ初期値生
成器であって、正負検出器24の判定が正から負に変化
した場合、アップ・ダウンカウンタ8に180゜のカウ
ンタ初期値データ25とアップ・ダウンカウンタ8に角
度データ20の再設定を促すデータロード信号を出力す
る。また正負検出器22の判定が負から正に変化した場
合、アップ・ダウンカウンタ8に0゜のカウンタ初期値
データ25とアップ・ダウンカウンタ8に角度データ2
2の再設定を促すデータロード信号24を出力する。
【0019】上記に記載されたS/D変換器の動作を図
2を用いて説明する。第1、第2及び第3のシンクロ信
号10〜12が急激に0゜から180゜または180゜
から0゜へ変化した場合、誤差信号19は0Vのままで
あるのでアップ・ダウンカウンタ8は角度データ20を
変更しない。この時第2のリゾルバ信号から基準信号1
8成分を位相検出器6bで取り除き、正負検出器22で
電圧の正負を判定する。カウンタ初期値生成器26で
は、正負検出器22の判定が負から正に変化した場合、
0゜のカウンタ初期値データ25とデータロード信号2
4を出力する。アップ・ダウンカウンタ8は角度データ
20として0゜を設定し、以後従来技術と同じ動作を行
う。また正負検出器22の判定が正から負に変化した場
合、180゜のカウンタ初期値データ25とデータロー
ド信号を出力する。アップ・ダウンカウンタ8は角度デ
ータ25として180゜を設定し以後従来技術と同じ動
作を行う。正負検出器22の判定が正から負または負か
ら正に変化しない場合は従来技術と同じ。
2を用いて説明する。第1、第2及び第3のシンクロ信
号10〜12が急激に0゜から180゜または180゜
から0゜へ変化した場合、誤差信号19は0Vのままで
あるのでアップ・ダウンカウンタ8は角度データ20を
変更しない。この時第2のリゾルバ信号から基準信号1
8成分を位相検出器6bで取り除き、正負検出器22で
電圧の正負を判定する。カウンタ初期値生成器26で
は、正負検出器22の判定が負から正に変化した場合、
0゜のカウンタ初期値データ25とデータロード信号2
4を出力する。アップ・ダウンカウンタ8は角度データ
20として0゜を設定し、以後従来技術と同じ動作を行
う。また正負検出器22の判定が正から負に変化した場
合、180゜のカウンタ初期値データ25とデータロー
ド信号を出力する。アップ・ダウンカウンタ8は角度デ
ータ25として180゜を設定し以後従来技術と同じ動
作を行う。正負検出器22の判定が正から負または負か
ら正に変化しない場合は従来技術と同じ。
【0020】実施例3.図3はこの発明の第3の実施例
によるS/D変換器の接続図である。図3において、1
〜21は上記実施例1と同様、27は角度補正回路であ
って、正負検出器22の入力電圧の正負判定と角度信号
21の値に基づき演算を行い角度データを出力する。
によるS/D変換器の接続図である。図3において、1
〜21は上記実施例1と同様、27は角度補正回路であ
って、正負検出器22の入力電圧の正負判定と角度信号
21の値に基づき演算を行い角度データを出力する。
【0021】上記に記載されたS/D変換器の動作を図
3を用いて説明する。第1、第2及び第3のシンクロ信
号10〜12が急激に0゜から180゜または180゜
から0゜へ変化した場合、誤差信号19は0Vのままで
あるのでアップ・ダウンカウンタ8は角度データ20を
変更しない。また角度α゜から180゜変化した場合
も、誤差信号19は0Vのままであるのでアップ・ダウ
ンカウンタ8は角度データ20を変更しない。この時第
2のリゾルバ信号から基準信号21成分を位相検出器6
bで取り除き、正負検出器22で電圧の正負を判定す
る。角度補正回路27では、正負検出器22で電圧が正
の場合は、角度信号が90゜から180゜の時に角度信
号値に180゜を加算した値を角度信号として出力し、
180゜から270゜の時に角度信号値から180゜を
減算した値を角度信号として出力する。また負の場合に
は、角度信号が0゜から90゜の時に角度信号値に18
0゜を加算した値を角度信号として出力し、270゜か
ら360゜の時に角度信号値から180゜を減算した値
を角度信号として出力する。それ以外の場合は従来技術
と同じ。
3を用いて説明する。第1、第2及び第3のシンクロ信
号10〜12が急激に0゜から180゜または180゜
から0゜へ変化した場合、誤差信号19は0Vのままで
あるのでアップ・ダウンカウンタ8は角度データ20を
変更しない。また角度α゜から180゜変化した場合
も、誤差信号19は0Vのままであるのでアップ・ダウ
ンカウンタ8は角度データ20を変更しない。この時第
2のリゾルバ信号から基準信号21成分を位相検出器6
bで取り除き、正負検出器22で電圧の正負を判定す
る。角度補正回路27では、正負検出器22で電圧が正
の場合は、角度信号が90゜から180゜の時に角度信
号値に180゜を加算した値を角度信号として出力し、
180゜から270゜の時に角度信号値から180゜を
減算した値を角度信号として出力する。また負の場合に
は、角度信号が0゜から90゜の時に角度信号値に18
0゜を加算した値を角度信号として出力し、270゜か
ら360゜の時に角度信号値から180゜を減算した値
を角度信号として出力する。それ以外の場合は従来技術
と同じ。
【0022】
【発明の効果】この発明の第1及び第2の実施例によれ
ば、シンクロ信号が急激に0゜から180゜、180゜
から0゜へ変化した場合でも、0゜と180゜を区別で
きるように構成したので正確にシンクロ信号をディジタ
ル信号に変換できる。
ば、シンクロ信号が急激に0゜から180゜、180゜
から0゜へ変化した場合でも、0゜と180゜を区別で
きるように構成したので正確にシンクロ信号をディジタ
ル信号に変換できる。
【0023】またこの発明の第3の実施例によりシンク
ロの入力信号が急激に0゜から180゜、180゜から
0゜への変化や角度α゜から180゜のステップ変動の
ために誤差信号が0Vになる場合でも、角度補正を行う
ので正確にシンクロ信号をディジタル信号に変換でき
る。
ロの入力信号が急激に0゜から180゜、180゜から
0゜への変化や角度α゜から180゜のステップ変動の
ために誤差信号が0Vになる場合でも、角度補正を行う
ので正確にシンクロ信号をディジタル信号に変換でき
る。
【図1】 この発明の第1の実施例によるトラッキング
型のS/D変換器の接続図である。
型のS/D変換器の接続図である。
【図2】 この発明の第2の実施例によるトラッキング
型のS/D変換器の接続図である。
型のS/D変換器の接続図である。
【図3】 この発明の第3の実施例によるトラッキング
型のS/D変換器の接続図である。
型のS/D変換器の接続図である。
【図4】 従来のトラッキング型のS/D変換器の接続
図である。
図である。
10 第1のシンクロ信号、11 第2のシンクロ信
号、12 第3のシンクロ信号、13 第1のリファレ
ンス信号、14 第2のリファレンス信号、15第1の
リゾルバ信号、16 第2のリゾルバ信号、17 電圧
差信号、18基準信号、19 誤差信号、20 角度デ
ータ、21 角度信号、24 データロード信号、25
カウンタ初期値データ。
号、12 第3のシンクロ信号、13 第1のリファレ
ンス信号、14 第2のリファレンス信号、15第1の
リゾルバ信号、16 第2のリゾルバ信号、17 電圧
差信号、18基準信号、19 誤差信号、20 角度デ
ータ、21 角度信号、24 データロード信号、25
カウンタ初期値データ。
Claims (3)
- 【請求項1】 角度情報を持つシンクロ信号をディジタ
ル信号へ変換するためのトラッキング型のシンクロ変換
器において、シンクロ信号をリゾルバ信号に変換するス
コットトランスと、リゾルバ信号に与えられた任意の角
度の余弦値を乗ずるCOS乗算器と、リゾルバ信号に与
えられた任意の角度の正弦値を乗ずるSIN乗算器と、
入力電圧の差を電圧で出力する誤差アンプと、リファレ
ンス信号の電圧レベルのみを変換するトランスと、入力
信号からリファレンス信号の影響を除去する位相検出器
と、入力信号の電圧が0Vかを判定できる正負検出器
と、与えられた信号に基づき角度データを増減できるア
ップ・ダウンカウンタと、角度データをラッチする出力
バッファと、出力すべき角度が0゜及び180゜の場
合、制御信号に基づき出力する角度が0゜か180゜か
を判定し出力する0゜/180゜補正回路とを備えたト
ラッキング型のシンクロ変換器。 - 【請求項2】 角度情報を持つシンクロ信号をディジタ
ル信号へ変換するためのトラッキング型のシンクロ変換
器において、シンクロ信号をリゾルバ信号に変換するス
コットトランスと、リゾルバ信号に与えられた任意の角
度の余弦値を乗ずるCOS乗算器と、リゾルバ信号に与
えられた任意の角度の正弦値を乗ずるSIN乗算器と、
入力電圧の差を電圧で出力する誤差アンプと、リファレ
ンス信号の電圧レベルのみを変換するトランスと、入力
信号からリファレンス信号の影響を除去する位相検出器
と、入力信号の電圧が0Vかを判定できる正負検出器
と、与えられた信号に基づき角度データを増減できるア
ップ・ダウンカウンタと、角度データをラッチする出力
バッファと、制御信号に基づきアップ・ダウンカウンタ
の初期値を生成し、データの読込みを要求する制御信号
を出力するカウンタ初期値生成器とを備えたトラッキン
グ型のシンクロ変換器。 - 【請求項3】 角度情報を持つシンクロ信号をディジタ
ル信号へ変換するためのトラッキング型のシンクロ変換
器において、シンクロ信号をリゾルバ信号に変換するス
コットトランスと、リゾルバ信号に与えられた任意の角
度の余弦値を乗ずるCOS乗算器と、リゾルバ信号に与
えられた任意の角度の正弦値を乗ずるSIN乗算器と、
入力電圧の差を電圧で出力する誤差アンプと、リファレ
ンス信号の電圧レベルのみを変換するトランスと、入力
信号からリファレンス信号の影響を除去する位相検出器
と、入力信号の電圧が0Vかを判定できる正負検出器
と、与えられた信号に基づき角度データを増減できるア
ップ・ダウンカウンタと、角度データをラッチする出力
バッファと、制御信号の状態にに基づき入力された角度
信号を補正して出力する角度補正回路を備えたトラッキ
ング型のシンクロ変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21583194A JPH0879082A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | シンクロ−ディジタル変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21583194A JPH0879082A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | シンクロ−ディジタル変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0879082A true JPH0879082A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16678992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21583194A Pending JPH0879082A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | シンクロ−ディジタル変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0879082A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101789757A (zh) * | 2010-03-12 | 2010-07-28 | 连云港杰瑞电子有限公司 | 单芯片的自整角机/旋转变压器—数字转换方法 |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP21583194A patent/JPH0879082A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101789757A (zh) * | 2010-03-12 | 2010-07-28 | 连云港杰瑞电子有限公司 | 单芯片的自整角机/旋转变压器—数字转换方法 |
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