JP5895680B2 - 信号処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、位置検出対象の位置情報に応じて交流の励磁信号が振幅変調された被変調波と、前記励磁信号とに基づき前記位置情報を復調する復調手段を備える信号処理装置に関する。
この種の信号処理装置としては、例えば下記特許文献1に見られるように、回転体の回転角検出用のレゾルバから出力される一対の被変調波について、実際の値に対して所定値ずれる誤差(オフセット誤差)を除去する技術が知られている。詳しくは、この技術では、まず、被変調波の最大値及び最小値をサンプリングし、サンプリングされた最大値及び最小値から被変調波の平均値を算出する。そして、上記平均値に基づき被変調波を補正することで、被変調波からオフセット誤差を除去する。
特開2005−208028号公報
ここで、上記技術では、被変調波を補正できる機会が制約されることが考えられる。この理由は、被変調波がその最大値及び最小値となるタイミングと、被変調波のサンプリングタイミングとが一致することがまれであるためである。特に、回転角検出対象の回転速度が高いほど、規定期間におけるサンプリング回数が少なくなることから、被変調波がその最大値及び最小値となるタイミングと被変調波のサンプリングタイミングとが一致する機会の低下が顕著となる。
また、別の理由は、回転体の回転速度が低い場合、上記最大値及び最小値に基づく平均値によってオフセット誤差を精度よく把握できないためである。これは、回転体の回転速度が低い場合、被変調波の理想的な波形(正弦波)からの歪みが大きくなることに起因する。
なお、オフセット誤差は、被変調波に限らず、励磁信号にも含まれることがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、オフセット誤差を補正可能な機会を拡大できる信号処理装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、発明は、位置検出対象(10a)の位置情報(θ)に応じて交流の励磁信号(Sc)が振幅変調された被変調波(Sin,Cos)と、前記励磁信号とを該励磁信号の1周期の間に複数サンプリングするサンプリング手段(48)と、前記サンプリングされた前記励磁信号及び前記被変調波に基づき、前記位置情報を復調する復調手段(56,58,60,62,64,66)と、前記励磁信号及び前記被変調波のうち少なくとも1つである補正対象パラメータについて、該補正対象パラメータのM周期(Mは正の整数)に渡って前記サンプリング手段によってサンプリングされた値の1組又は複数組からオフセット誤差の補正値(ΔV#;#=r,c,s)を算出する補正値算出手段(70)と、前記補正値算出手段によって算出された前記補正値に基づき、前記復調に用いる前記サンプリングされた前記補正対象パラメータを補正する誤差補正手段(54a,54b,54c)と、を備えることを特徴とする。
上記発明では、上記サンプリング手段及び補正値算出手段を備えることで、都度のサンプリング値に基づきオフセット誤差を定量化した上記補正値を算出できる。このため、例えば、上記特許文献1に記載された技術と比較して、補正対象パラメータを補正可能な機会を拡大することができる。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるオフセット補正値算出処理の手順を示す流れ図。 回転子の停止時におけるオフセット補正値の算出の概要を示す図。 回転子の回転時におけるオフセット補正値の算出の概要を示す図。 第2の実施形態にかかるオフセット補正値算出処理の手順を示す流れ図。 第3の実施形態にかかるオフセット補正値算出処理の手順を示す流れ図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる信号処理装置をレゾルバのデジタルコンバータに適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すモータジェネレータ10は、車載主機であり、図示しない駆動輪に機械的に連結されている。インバータINVは、モータジェネレータ10と図示しないバッテリとの間の電力の授受を仲介する。モータジェネレータ10の回転子10aの回転角θ(電気角)は、レゾルバ20によって検出される。本実施形態では、レゾルバ20として、1つの1次側コイル22と、2つの2次側コイル24,26とを備える1相励磁2相出力型のものを用いている。以下、回転角θを検出するための構成について説明する。
本実施形態では、回転角θを検出するための構成として、レゾルバ20に加えて、インターフェース回路28及びマイクロコンピュータ(マイコン30)を備えている。レゾルバ20の1次側コイル22は、モータジェネレータ10の回転子10aに機械的に連結されている。1次側コイル22は、正弦波状の交流信号(励磁信号Sc)によって励磁される。励磁信号Scは、マイコン30内蔵のPWM生成部32及び発振器34と、インターフェース回路28内蔵の2次遅れ要素36及び増幅回路38とによって生成される。詳しくは、PWM生成部32は、発振器34から出力されるクロックに基づきPWM信号を生成する。生成されたPWM信号は2次遅れ要素36に入力され、2次遅れ要素36の出力電圧が増幅回路38によって増幅されることで励磁信号Scが生成される。なお、本実施形態において、励磁信号Scの周波数は固定値とされている。
上記励磁信号Scが1次側コイル22に入力されると、1次側コイル22に磁束が生じる。1次側コイル22に生じた磁束は、一対の2次側コイル24,26を鎖交する。ここで、2次側コイル24,26のそれぞれと1次側コイル22との相互インダクタンスは、回転子10aの回転角θに応じて周期的に変化するように構成されている。これにより、2次側コイル24,26を鎖交する磁束数は、周期的に変化する。特に、本実施形態では、2次側コイル24,26のそれぞれに生じる電圧の位相が互いに「π/2」だけずれるようになっている。これにより、2次側コイル24,26のそれぞれの出力電圧は、励磁信号Scを、変調波sinθ、cosθのそれぞれによって変調した被変調波となる。すなわち、励磁信号Scを「sinωt」とすると、被変調波は、それぞれ「sinθ×sinωt」と「cosθ×sinωt」となる。
上記増幅回路38の出力電圧は、差動増幅回路40によって電圧変換される。一方、2次側コイル24の出力電圧は、差動増幅回路42によって電圧変換され、2次側コイル26の出力電圧は、差動増幅回路44によって電圧変換される。これら差動増幅回路40,42,44の出力信号は、ノイズ除去用のローパスフィルタ46を介してマイコン30のアナログデジタル変換器(以下、A/D変換器48)に入力される。なお、図中、A/D変換器48に入力される電圧のうち、差動増幅回路40の出力電圧に対応するものを「SC」で示し、差動増幅回路42の出力電圧に対応するものを「Sin」で示し、差動増幅回路44の出力電圧に対応するものを「Cos」で示した。
A/D変換器48は、発振器34から出力されるクロックに基づき、励磁信号SCをデジタルデータに変換する(励磁信号SCをサンプリングする)。また、A/D変換器48は、上記クロックに基づき、被変調波Sinをデジタルデータに変換する(被変調波Sinをサンプリングする)。さらに、A/D変換器48は、上記クロックに基づき被変調波Cosをデジタルデータに変換する(被変調波Cosをサンプリングする)。
なお、本実施形態では、励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosが取り得る電圧範囲をA/D変換器48の所定の入力電圧範囲(例えば0〜5V)とすべく、差動増幅回路40,42,44の増幅率と、励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosの基準電位とが決定されている。特に、本実施形態では、励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosの基準電位を上記入力電圧範囲内の規定電位Vb(例えば、上記入力電圧範囲の中央値である2.5V)に統一すべく、これら差動増幅回路40,42,44に共通の電源50が接続されている。ちなみに、励磁信号SCの基準電位とは、例えば、励磁信号SCが正弦波である場合において、励磁信号SCの1周期におけるこの信号の平均値のことである。また、被変調波Sin,Cosの基準電位とは、例えば、回転子10aの回転速度(電気角速度)が一定である場合において、回転子10aの1回転周期における被変調波Sin,Cosの平均値のことである。
また、本実施形態では、A/D変換器48として12ビット仕様のものを用いている。そして、本実施形態では、上記規定電位VbをA/D変換器48の所定のデジタル単位(2048LSB)に対応させる設定がなされている。
A/D変換器48の出力信号は、中央処理装置(CPU52)に入力され、ここで、ソフトウェア処理される。図1では、CPU52によって行われるソフトウェア処理のうち、特に、回転角θの算出処理等について、ブロック図で示している。
補正部54a〜54cは、A/D変換器48によってサンプリングされた励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosを補正する。具体的には、補正部54aは、励磁信号SCから励磁信号用補正値ΔVrを加減算することで励磁信号SCを補正し、補正部54b,54cは、被変調波Sin,Cosから被変調波用補正値ΔVs,ΔVcを加減算することで被変調波Sin,Cosを補正する。なお、図1には、補正された励磁信号SCをレファレンス「REF」で示し、補正された被変調波を「SIN,COS」で示した。また、励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosの補正に関しては、後に詳述する。
余弦関数乗算器56は、回転角θの算出値(以下、算出角φ)を独立変数とする余弦関数cosφを補正部54bの出力値(被変調波SIN)に乗算する。一方、正弦関数乗算器58は、算出角φを独立変数とする正弦関数sinφを補正部54cの出力値(被変調波COS)に乗算する。制御偏差算出部60は、余弦関数乗算器56の出力値から正弦関数乗算器58の出力値を減算することで、制御偏差εを算出する。
この制御偏差εは、差動増幅回路40,42,44や増幅回路38のゲインによって定まる比例定数を無視すると、以下の式(eq1)によって表現される。
ε=sinωt・sinθ・cosφ−sinωt・cosθ・sinφ
=sinωt・sin(θ―φ)…(eq1)
この制御偏差εが「0」となる場合、実際の回転角θと算出角φとが一致する。ここで、制御偏差εから、励磁信号Scの符号の影響を除く除去処理は、同期検波によってなされる。
すなわち、レファレンスREFは、2値検波信号算出手段としての検波信号生成部62に入力され、ここで、レファレンスREFと「0」との大小比較に応じて「1」又は「−1」となる信号である検波信号Rdに加工される。詳しくは、検波信号生成部62では、レファレンスREFが「0」以上である場合に検波信号Rdを「1」としてかつ、レファレンスREFが「0」未満である場合に検波信号Rdを「−1」とする。
同期検波部64は、制御偏差εに検波信号Rdを乗算することで、被検波量εcを算出する。なお、被検波量εcは、実際の回転角θと算出角φとの差が「0」となることで「0」となってかつ、その符号によって、算出角φが実際の回転角θよりも進角側の値であるか遅角側の値であるかを示す量である。
被検波量εcは、角度算出部66に入力される。角度算出部66は、ローパスフィルタや積分要素を備えて構成される。本実施形態では、特に、比例要素、2重積分要素及び位相補償フィルタ「(bs+1)/(as+1)」を備えるものを例示した。ここで、2重積分要素を用いたのは、回転角θが一定速度で変化する場合に算出角φに定常偏差が生じないことを狙ったものである。
上記算出角φは、上記余弦関数乗算器56及び正弦関数乗算器58に加えて、制御処理部68に入力される。制御処理部68では、モータジェネレータ10に流れる電流を検出する図示しない電流センサの検出値や、算出角φ等に基づき、インバータINVの操作信号を生成してインバータINVに出力する。これにより、モータジェネレータ10の制御量(例えば出力トルク)がその指令値(例えば指令トルク)に制御される。
ちなみに、上記制御処理部68は、レファレンスREFがゼロクロスすると判断されるごとにパルス状の信号である第1の基準信号Sg1を出力する機能を有している。この第1の基準信号Sg1の出力周期は、レファレンスREFの半周期となる。また、上記制御処理部68は、算出角φが規定角(例えば0°)に到達すると判断されるごとにパルス状の信号である第2の基準信号Sg2を出力する機能も有している。なお、第2の基準信号Sg2の出力周期は、回転子10aの1回転周期(360°)と同じ周期となる。
ところで、上記差動増幅回路40から出力される励磁信号SCや、差動増幅回路42,44から出力される被変調波Sin,Cosにオフセット誤差が含まれることがある。オフセット誤差とは、例えば励磁信号SCを例にして説明すると、実際の励磁信号SCの値に対して所定値ずれる誤差のことである。
励磁信号SCや被変調波Sin,Cosにオフセット誤差が含まれると、算出角φの算出精度が低下するおそれがある。具体的には、例えば、励磁信号SCにオフセット誤差が含まれると、検波信号Rdの符号が被変調波SIN,COSに含まれる励磁信号SCの符号と相違することに起因して算出角φの算出精度が低下するおそれがある。
こうした問題を解決すべく、本実施形態では、励磁信号SC等に含まれるオフセット誤差を上記補正部54a〜54cにおいて除去する。本実施形態では、補正部54a〜54cにおいて用いられる励磁信号用補正値ΔVr及び被変調波用補正値ΔVs,ΔVcをマイコン30内蔵の補正値算出部70によって算出する。
図2に、補正値算出部70によって実行される補正値算出処理の手順を示す。この処理は、例えば、所定の制御周期Tcで繰り返し実行される。
この一連の処理では、ステップS10において、A/D変換器48から出力される励磁信号SCのデジタルデータR(n)及び被変調波Sin,CosのデジタルデータSin(n),Cos(n)(図中、これらデジタルデータを併せてA(n)と表記)を取得する。ここで、本実施形態では、図3に示すように、励磁信号Scの1周期TrefをA/D変換器48におけるサンプリング周期Tadで除算した値がN(Nは2以上の整数)となるようにA/D変換器48のサンプリング周期Tadが設定されている。特に、本実施形態では、上記サンプリング周期Tadが、励磁信号Scの1周期Trefを2のL乗(Lは正の整数で、図中、L=4を例示)で除算した周期に設定されている。こうした設定によれば、図2の後述するステップS20において除算処理を行う場合において、除数が「2のL乗」となるため、被除数であるデジタルデータをNビットシフトさせる処理となる。これにより、除算処理に要する時間を好適に短縮できる。ちなみに、図3は、回転子10aの回転が停止される場合における励磁信号Sc及び被変調波Sin,Cosの推移と、第1の基準信号Sg1の推移とを示す。
図2の説明に戻り、続くステップS12では、回転子10aの回転が停止されているか否かを判断する。ここで、回転が停止されているか否かは、例えば、上記算出角φに基づき判断すればよい。
ステップS12において肯定判断された場合には、ステップS14〜S22において、A/D変換器48によってサンプリングされた励磁信号SCに基づき励磁信号用補正値ΔVrを算出してかつ、上記サンプリングされた被変調波Sin,Cosに基づき被変調波用補正値ΔVs,ΔVcを算出する。詳しくは、ステップS14において否定判断された場合には、ステップS16に進み、前回の積分値S(n−1)に今回のデジタルデータA(n)を加算することで、第1の基準信号Sg1が前回検出されてから今回の制御周期までのデジタルデータの積分値S(n)を算出する。
続くステップS18では、前回のサンプリング回数Nad(n−1)を1インクリメントすることで、第1の基準信号Sg1が前回検出されてから今回の制御周期までのサンプリング回数Nad(n)を算出する。
一方、上記ステップS14において肯定判断された場合には、励磁信号Scの1周期に渡ってサンプリングされた1組のデジタルデータの積分が完了したと判断し、ステップS20に進む。ステップS20では、積分値S(n)をサンプリング回数Nad(n)で除算することで補正値ΔV#(#=r,c,s)を算出する。そしてステップS22では、積分値S(n),S(n−1)及びAD変換回数Nad(n),Nad(n−1)を初期化する。
こうして算出される補正値ΔV#は、先の図3に示すように、オフセット誤差と等しくなる。そして、算出された補正値ΔV#が補正部54a〜54cに出力されることで、A/D変換器48によってサンプリングされた励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosが補正され、これらデジタルデータからオフセット誤差が除去される。
上記ステップS12において否定判断された場合には、回転子10aが回転中であると判断し、ステップS24〜S32において上記補正値ΔV#を算出する。ここでは、被変調波用補正値ΔV¥(¥=c,s)を、回転子10aの1回転周期Trvにおける被変調波Sin,Cosのデジタルデータの1組に基づき算出する。これは、図4に示すように、回転子10aの回転中においては、1回転周期Trvにおける被変調波のデジタルデータの積分値に基づき被変調波のオフセット誤差を定量化可能な一方、励磁信号Scの1周期における積分値では、被変調波のオフセット誤差を定量化できないことに鑑みたものである。なお、図4は、回転子10aが回転される場合の励磁信号Sc及び被変調波Sinの推移と、第2の基準信号Sg2の出力状態の推移とを示す図である。
図2の説明に戻り、ステップS24において否定判断された場合には、ステップS26に進み、前回の積分値S(n−1)に今回のデジタルデータSin(n),Cos(n)を加算することで、第2の基準信号Sg2が前回検出されてから今回の制御周期までの被変調波Sin,Cosのデジタルデータの積分値S(n)を算出する。そして、ステップS28では、前回のサンプリング回数Nad(n−1)を1インクリメントすることで、第2の基準信号Sg2が前回検出されてから今回の制御周期までのサンプリング回数Nad(n)を算出する。
一方、上記ステップS24において肯定判断された場合には、回転子10aの1回転周期Trvに渡ってサンプリングされた1組のデジタルデータの積分が完了したと判断し、ステップS30に進む。ステップS30では、積分値S(n)をサンプリング回数Nad(n)で除算することで被変調波用補正値ΔV¥(¥=c,s)を算出する。そして、ステップS32では、積分値S(n),S(n−1)及びAD変換回数Nad(n),Nad(n−1)を初期化する。
ちなみに、励磁信号用補正値ΔVrについては、上記ステップS12において否定判断される状況下であっても、上記ステップS12〜22で説明したように、励磁信号Scの1周期Trefにおける励磁信号のデジタルデータの1組に基づき算出される。
なお、ステップS18、S22、S28、S32の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)回転子10aの回転が停止中であると判断された場合、励磁信号Scの1周期Trefに渡る励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosのデジタルデータの平均値として励磁信号用補正値ΔVr及び被変調波用補正値ΔVs,ΔVcを算出した。一方、回転子10aが回転中であると判断された場合、回転子10aの1回転周期Trvに渡る被変調波Sin,Cosのデジタルデータの平均値として被変調波用補正値ΔVs,ΔVcを算出した。このため、例えば、上記特許文献1に記載された技術と比較して、被変調波Sin,Cosの最大値及び最小値をサンプリングする必要がないことから、サンプリングされた励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosの補正可能な機会を拡大することができる。
さらに、本実施形態にかかる補正手法によれば、回転子10aが回転中であるか停止中であるかにかかわらず、サンプリングされた励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosのデジタルデータのそれぞれを個別に補正することもできる。
(2)デジタルデータのサンプリング周期を励磁信号Scの1周期を2のL乗(Lは正の整数)で除算した周期に設定した。これにより、補正値ΔV#(#=r,c,s)の算出処理に要する時間を好適に短縮することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、回転子10aの回転が停止される場合における補正値ΔV#を、励磁信号ScのM周期(Mは2以上の整数)や、回転子10aのM回転周期に渡ってサンプリングされたデジタルデータ(M組のデジタルデータ)の平均値として算出する。
図5に、本実施形態にかかる補正値算出処理の手順を示す。この処理は、補正値算出部70によって、例えば所定の制御周期Tcで繰り返し実行される。なお、図5の処理において、先の図2に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
この一連の処理では、ステップS12において回転子10aの回転が停止されると判断された場合には、ステップS14a〜S22において、励磁信号ScのM周期に渡ってサンプリングされた励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosのデジタルデータの平均値として補正値ΔV#を算出する。ここで、ステップS14aにおいて、励磁信号ScのM周期が経過したか否かは、第1の基準信号Sg1の検出回数が「2×M」回となったか否かで判断される。
一方、上記ステップS12において否定判断された場合には、ステップS24a〜S32において、回転子10aのM回転周期に渡ってサンプリングされた被変調波Sin,Cosのデジタルデータの平均値として補正値ΔV¥(¥=c,s)を算出する。ここで、ステップS24aにおいて、回転子10aのM回転周期が経過したか否かは、第2の基準信号Sg2の検出回数が「M」となったか否かで判断される。
なお、ステップS18、S22、S28、S32の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した補正値ΔV#の算出手法によれば、例えば、デジタルデータにノイズが混入した場合であっても、ノイズが補正値ΔV#の算出に及ぼす影響を緩和できるといった効果を更に得ることができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、モータジェネレータ10の運転状態が過渡運転状態であると判断された場合、被変調波用補正値ΔV¥(¥=c,s)の算出手法を変更する。詳しくは、被変調波用補正値ΔV¥として励磁信号用補正値ΔVrを用いる。これは、モータジェネレータ10の運転状態が過渡運転状態とされる状況下においては、被変調波Sin,Cosのデジタルデータの平均値によってはオフセット誤差を精度よく定量化できないものの、励磁信号SCのデジタルデータの平均値によれば、励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosのそれぞれに含まれるオフセット誤差のうち共通のオフセット誤差を定量化可能であることに鑑みたものである。ここで、上記共通のオフセット誤差は、例えば電源50の個体差に起因して、差動増幅回路40,42,44に接続される共通の電源50の出力電位が励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosの基準電位を規定電位Vbとするための適切な電位からずれることで生じる。
図6に、本実施形態にかかる補正値算出処理の手順を示す。この処理は、回転子10aが回転中であると判断される状況下、補正値算出部70によって、例えば所定の制御周期Tcで繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS34において、回転子10aの回転速度の変化量Δωの絶対値が規定量Δωth(>0)を上回るか否かを判断する。この処理は、モータジェネレータ10の運転状態が過渡運転状態であるか否かを判断するための処理である。
ステップS34において肯定判断された場合には、ステップS36に進み、補正部54b,54cに対して励磁信号用補正値ΔVrを出力してかつ、先の図2に示した被変調波用補正値ΔV¥(¥=c,s)の算出を停止する。すなわち、モータジェネレータ10の運転状態が過渡運転状態とされる場合においては、補正値算出部70から補正部54a〜54cに出力される補正値は、全て励磁信号用補正値ΔVrとされる。
なお、上記ステップS34において否定判断された場合や、ステップS36の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
このように、本実施形態では、モータジェネレータ10の運転状態が過渡運転状態とされる場合において、被変調波用補正値ΔV¥(¥=c,s)として励磁信号用補正値ΔVrを用いた。このため、被変調波用補正値ΔV¥の算出精度が低下する状況下においても、励磁信号用補正値ΔVrを用いて被変調波の補正を継続させることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第1の実施形態において、上記規定電位Vb(例えば2.5V)をA/D変換器48の「0LSB」に対応させる設定としてもよい。こうした設定に加え、サンプリング周期を励磁信号Scの1周期を2のL乗(Lは正の整数)で除算した周期に設定することで、励磁信号Scの1周期に渡ってサンプリングされた励磁信号SC,回転子10aの1回転周期に渡ってサンプリングされた被変調波Sin,Cosの加算値として補正値ΔV#(#=r,c,s)を算出することができる。すなわち、除算指令を行うことなく、加算指令のみで補正値ΔV#を算出することができるため、補正値算出処理の簡素化を図ることができる。
・上記第2の実施形態では、励磁信号の連続した複数の周期に渡る励磁信号のサンプリング値の平均値として励磁信号用補正値ΔVrを算出したがこれに限らない。例えば、励磁信号について、互いに離間する周期における励磁信号のサンプリング値の平均値として励磁信号用補正値ΔVrを算出してもよい。なお、被変調波についても同様である。
・2値検波信号算出手段としては、上記第1の実施形態に例示したものに限らない。例えば、レファレンスREFが「0」よりも大きい場合に検波信号Rdを「1」としてかつ、レファレンスREFが「0」以下である場合に検波信号Rdを「−1」とするものであってもよい。
・励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosの基準電位を規定電位Vbとするための電源としては、共通の電源50に限らない。例えば、差動増幅回路40,42,44に各別の電源を接続してもよい。この場合であっても、励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosに共通のオフセット誤差以外のオフセット誤差が含まれるとき、先の図2,図5で説明した補正手法によって励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosを補正することは有効である。なお、この場合、先の図6に示した補正手法を採用することはできない。
・判断手段としては、回転速度に基づきモータジェネレータ10の運転状態が過渡運転状態であるか否かを判断するものに限らず、例えば、モータジェネレータ10のトルクの変化量の絶対値が所定値(>0)以上であるか否かで判断するものであってもよい。
・制御偏差εとしては、余弦関数乗算器56の出力値と正弦関数乗算器58の出力値との和として算出した値「sin(θ+φ)」であってもよい。この場合、算出角φが負の値として算出されることから、上記算出角φの符号を反転させて実際の回転角を把握すればよい。
・被変調波の復調において、上記検波信号Rdを用いた手法に限らず、例えば、レファレンスREFを制御偏差εに直接乗算した値を用いる手法を採用してもよい。
・レゾルバとしては、1相励磁2相出力型のものに限らない。例えば、2相励磁2相出力型のものであってもよい。なお、このレゾルバは、一対の1次側コイルのそれぞれに振幅が同一であってかつ位相が互いに90度異なる交流の励磁信号を入力することにより、一対の2次側コイルのそれぞれから位相が互いに90度異なってかつ回転子の回転角に応じた一対の被変調波を出力するものである。
・励磁信号を生成するためのインターフェース回路28の遅れ要素としては、2次遅れ要素36に限らず、例えば1次遅れ要素であってもよい。
・サンプリング周期Tadとしては、励磁信号の1周期をN(Nは2以上の整数)で除算した周期に限らない。例えば、オフセット誤差を定量化できる程度の複数のサンプリング値を励磁信号の1周期に渡って得られることを条件として、サンプリング周期Tadを、励磁信号の1周期をNで除算した周期に同期しない周期としてもよい。
・補正対象パラメータとしては、励磁信号SC及び被変調波Sin,Cosの双方に限らない。例えば、励磁信号SC、被変調波Sin,Cosのうち少なくとも1つ(全部を除く)であってもよい。
・位置検出対象の位置情報としては、回転子10aの回転角に限らない。要は、位置情報に応じて励磁信号を振幅変調可能な位置情報であるなら、他の位置情報であってもよい。この場合であっても、位置情報にオフセット誤差が含まれるなら、上述した補正手法の適用が有効である。
10a…回転子、20…レゾルバ、48…A/D変換器、54a〜54c…補正部、56…余弦関数乗算器、58…正弦関数乗算器、60…制御偏差算出部、62…検波信号生成部、64…同期検波部、66…角度算出部、70…補正値算出部。

Claims (5)

  1. 回転体(10a)の回転角(θ)に応じて交流の励磁信号(Sc)が振幅変調された被変調波(Sin,Cos)と、前記励磁信号とを該励磁信号の1周期の間に複数サンプリングするサンプリング手段(48)を備え、
    前記励磁信号及び前記被変調波のそれぞれは、前記サンプリング手段によるサンプリング前に共通の電源(50)によって基準電位が規定電位(Vb)とされ、
    前記サンプリングされた前記励磁信号及び前記被変調波に基づき、前記回転角を算出する角度算出手段(56,58,60,62,64,66)と、
    前記励磁信号のM周期(Mは正の整数)に渡って前記サンプリング手段によってサンプリングされた前記励磁信号の値の1組又は複数組から該励磁信号用のオフセット誤差の補正値(ΔVr)を算出する補正値算出手段(70)と、
    前記回転体の回転状態が過渡状態であるか否かを判断する判断手段と、
    前記過渡状態であると判断された場合、前記補正値算出手段によって算出された前記励磁信号用のオフセット誤差の補正値に基づき、前記角度算出手段において前記回転角の算出に用いる前記サンプリングされた前記励磁信号及び前記被変調波を補正する誤差補正手段(54a,54b,54c)と、を備えることを特徴とする信号処理装置。
  2. 誤差補正手段は、前記励磁信号用のオフセット誤差の補正値に基づき前記励磁信号を補正することを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  3. 前記角度算出手段は、
    前記サンプリングされた前記励磁信号が0以上であるか否かに応じて、又は0よりも大きいか否かに応じて、2値の検波信号(Rd)を算出する2値検波信号算出手段(62)を備え、
    該2値検波信号算出手段によって算出された前記検波信号及び前記被変調波に基づき前記回転角を算出することを特徴とする請求項1又は2記載の信号処理装置。
  4. 前記サンプリング手段は、前記励磁信号の1周期(Tref)をN(Nは2以上の整数)で除算したサンプリング周期(Tad)で前記励磁信号及び前記被変調波をサンプリングすることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の信号処理装置。
  5. 前記サンプリング周期は、前記励磁信号の1周期を2のL乗(Lは正の整数)で除算した周期であることを特徴とする請求項記載の信号処理装置。
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