JP5912242B2 - インバータ制御装置およびインバータ制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、少なくともフィードバック制御手段と操作信号生成手段とを備えるインバータ制御装置およびインバータ制御システムに関する。
従来では、回転機で検出される検出トルクを要求トルク(「指令トルク」とも呼ぶ。)に制御するに際し、高い電圧利用率が要求される領域においても回転機の制御性を高く維持できる技術の一例が開示されている(例えば特許文献1を参照)。特許文献1の技術によれば、ノルム設定手段によって設定されるノルムおよび位相に基づいてスイッチング素子の操作信号を生成してインバータ(電力変換回路)に出力する。
特許第4458174号公報
しかし、回転機の回転数(「回転速度」とも呼ぶ。以下同様である。)は常に一定とは限らず、フィードバック制御を行っていたとしても厳密には絶えず変化する。回転機のトルク制御をより精密に行うにあたっては、より正確なスイッチング素子の操作信号が求められる。従来技術おいて、特に回転数が低い領域では回転センサによって得られる回転数の分解能(例えばビット数)は一定であるので、スイッチング素子の操作信号の時間分解能(以下では単に「操作信号分解能」と呼ぶ。)が相対的に低下する。従って、操作信号分解能が相対的に低下すれば正確なスイッチング素子の操作信号を求め難いので、フィードバック制御を行っても要求量に達するまでに時間を要する、という問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、従来よりも操作信号分解能が相対的に維持あるいは向上することができるインバータ制御装置およびインバータ制御システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、回転機に対する要求トルクと実際に検出される検出トルクとの偏差に基づいてフィードバック制御を行って位相指令値を出力するフィードバック制御手段と、前記回転機の回転に伴って回転センサから出力されるセンサ信号に基づいてインバータを操作する操作信号を生成する操作信号生成手段と、を備えるインバータ制御装置において、前記センサ信号は、SIN検出信号とCOS検出信号の2種類のアナログ信号であり、前記2種類のアナログ信号をそれぞれパルス信号に変換して出力する信号変換部と、前記信号変換部で変換された前記パルス信号の排他的論理和を演算して得られる排他的論理和信号を、前記センサ信号の角度情報として出力する排他的論理和演算部と、前記回転センサから出力されるセンサ信号の周期を1回転区間の最初に前記排他的論理和演算部から伝達される前記排他的論理和信号のエッジを検出して前記エッジ相互間の期間で特定する周期特定部と、前記周期特定部によって特定された周期を所定数で除算する周期除算部と、前記周期除算部で除算された期間が1周期となるように信号を生成する周期信号生成部とを含み、前記センサ信号の角度情報を前記所定数で逓倍して逓倍周期信号を出力する信号逓倍手段と、を有し、前記操作信号生成手段は、前記逓倍周期信号に基づいて前記操作信号を生成することを特徴とする。
この構成によれば、回転センサから出力されるセンサ信号は2種類のアナログ信号であり、信号変換部によってパルス信号に変換され、排他的論理和演算部によって排他的論理和が演算された排他的論理和信号がセンサ信号の角度情報として出力される。センサ信号の角度情報は信号逓倍手段によって逓倍されるので、操作信号分解能が増加する。回転機の回転数が低い領域でも、操作信号分解能は相対的に維持あるいは向上することができる。こうして操作信号分解能が相対的に維持あるいは向上するので、より正確な操作信号が求められる。したがって、フィードバック制御を行って要求量に達するまでに要する時間を短縮することができる。また、簡単な構成で確実にセンサ信号の角度情報を所定数に逓倍することができる。
なお、「回転機」は回転する部位(例えば軸やシャフト等)を有する機器であれば任意であり、相数を問わない。例えば、発電機,電動機,電動発電機等が該当する。「回転センサ」は、回転部材の回転に伴って検出する角度情報を振幅信号に変換して出力可能なセンサであれば任意である。例えば、レゾルバ,ロータリーエンコーダ,ジャイロスコープ,GMR(Giant Magnetoresistance Revolution;巨大磁気抵抗効果)回転センサなどが該当する。「回転部材」は、回転制御を行う対象となる部材であれば任意であり、機器の一部であるか否かを問わない。例えば、軸(回転機の主軸を含む),シャフト,ギア(ギア機構を含む)などが該当する。レゾルバのロータを「回転部材」とする場合は、軸倍角m(mは2以上の整数)のロータを含む。「センサ信号」は任意の振幅信号を用いることができる。例えば、パルス信号(矩形波信号),正弦波信号,余弦波信号,のこぎり波信号,三角波信号等が該当する。「角度情報」は回転に関する情報を意味し、例えば回転位置,回転角度,角速度,角加速度等が該当する。「要求量」は回転機の制御にあたって要求される目的量を意味する。例えば、要求トルク,要求回転数,要求電圧等が該当する。「インバータ」は電力変換回路とも呼ばれ、回転機の相数に対応する数のスイッチング素子を備える。「スイッチング素子」にはスイッチング動作が可能な任意の半導体素子を適用できる。例えば、FET(具体的にはMOSFET,JFET,MESFET等)、IGBT、GTO、パワートランジスタなどが該当する。
請求項2に記載の発明は、前記回転機の回転数を検出する回転数検出手段を有し、前記信号逓倍手段は、前記回転数検出手段によって検出された回転数が0を含む所定回転数範囲内である場合にのみ前記センサ信号の角度情報を逓倍することを特徴とする。この構成によれば、回転数が所定回転数範囲内である場合には、信号逓倍手段がセンサ信号の角度情報を逓倍する。低速回転状態やほぼ回転停止状態では、角度情報が逓倍されて操作信号分解能が相対的に維持あるいは向上するので、操作信号を安定化させることができる。「所定回転数範囲」は、範囲内に0を含むことが条件となる点を除けば任意に設定でき、回転機の種類や使用目的等に応じて異なる範囲を設定してもよい。
請求項3に記載の発明は、前記信号逓倍手段は、前記所定数を3×n(nは1以上の整数)とし、前記センサ信号の角度情報を逓倍することを特徴とする。この構成によれば、回転機が三相や六相等のように3の倍数で表される相数で駆動する場合には、逓倍される角度情報とバランスが釣り合う。そのため、三相や六相等の原点を理想的に合わせることができるので、電圧や電流のアンバランスを解消することができる。
請求項に記載の発明は、前記周期特定部は、前記回転数検出手段によって検出された回転数に基づいて、前記回転センサから出力されるセンサ信号の周期を特定することを特徴とする。この構成によれば、何らかの要因でセンサ信号の周期が変化(伸縮を含む)する場合でも、回転数に基づいて周期を確実に特定する。よって、低速回転中のふらつきや外来ノイズ等の影響を受け難くなり、フィードバック制御を行って要求量に達するまでに要する時間をさらに短縮することができる。
請求項に記載の発明は、インバータ制御システムにおいて、請求項1からのいずれか一項に記載のインバータ制御装置と、前記インバータとを有することを特徴とする。この構成によれば、操作信号分解能が相対的に維持あるいは向上され、フィードバック制御を行って要求量に達するまでに要する時間を短縮できるシステムを提供することができる。
インバータ制御システムの構成例を模式的に示す図である。 インバータ制御装置の構成例を模式的に示す図である。 角度処理手段および信号逓倍手段の構成例を模式的に示す図である。 角度逓倍処理の手続きを示すフローチャートである。 各信号の経時的な変化を示すタイムチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、特に明示しない限り、「接続する」という場合には電気的な接続を意味する。各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示してはいない。連続符号は記号「〜」を用いて簡略化する。例えば「スイッチング素子Q1〜Q6」は「スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6」を意味する。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。
まず図1には、インバータ制御システムの構成例を模式的に示す。このインバータ制御システムは、コンバータ10,インバータ20,制御電源回路50,制御装置60などを有する。コンバータ10は、必要に応じて備えられ、第1直流電源E1(例えばバッテリや燃料電池等)から平滑用のコンデンサC1を介して供給される直流電圧(電圧値V1;例えば300[V]等)を、インバータ20で必要とする直流電圧(電圧値Vdc)に変換して出力する機能を担う。なお、コンバータ10の具体的な構成例や作動等は周知であるので図示および説明を省略する。
インバータ20は、供給される直流電圧(電圧値Vdc;例えば660[V]等)を変換して、三相の回転機40に出力する機能を担う。第1直流電源E1とインバータ20との間には、コンバータ10を介在させている。コンバータ10とインバータ20との間には、平滑用のコンデンサC2が接続される。コンデンサC2は、コンバータ10の出力電圧値(電圧値Vdc)の電位変動を低減する機能を担う。
インバータ20は、スイッチング素子Q1〜Q6やダイオードD1〜D6などを有する。スイッチング素子Q1〜Q6には例えばIGBTが用いられ、制御装置60から個別に出力(伝達)される操作信号Spに従ってオン/オフが駆動される。ダイオードD1〜D6は、それぞれ対応するスイッチング素子Q1〜Q6のコレクタ端子とエミッタ端子との間に並列接続される。これらのダイオードD1〜D6は、いずれもフリーホイールダイオードとして機能する。スイッチング素子Q1〜Q3やダイオードD1〜D3などは上アーム側に配置され、スイッチング素子Q4〜Q6やダイオードD4〜D6などは下アーム側に配置される。共通電位G1はインバータ20内で共通する電位(同電位グランド)であり、接地されるグランドG2と接続された場合には0[V]になる。共通電位G1とグランドG2とは必ずしも同電位でない場合があるので、両者は異なる図記号を用いる。
インバータ20内の回路素子は、一点鎖線で囲って示すように三相(本例ではU相,V相,W相)に分けられ、制御装置60によって相ごとに作動が制御される。U相は、スイッチング素子Q1,Q4やダイオードD1,D4などで構成される。V相は、スイッチング素子Q2,Q5やダイオードD2,D5などで構成される。W相は、スイッチング素子Q3,Q6やダイオードD3,D6などで構成される。U相のスイッチング素子Q1,Q4は、直列接続されてハーフブリッジを構成する。V相のスイッチング素子Q2,Q5と、W相のスイッチング素子Q3,Q6とについても同様に、直列接続されてハーフブリッジを構成する。ハーフブリッジの各接続点と回転機40の三相端子とは、線路Ku,Kv,Kwによって相ごとに接続されている。線路KuにはU相電流Iuが流れ、線路KvにはV相電流Ivが流れ、線路KwにはW相電流Iuが流れる。
制御装置60は「インバータ制御装置」に相当し、コンバータ10やインバータ20等の動作を司る。本発明を実現するための制御装置60の構成例については後述する(図2を参照)。制御装置60が入力する信号は、外部装置に相当するECU70から出力(伝達)される要求トルクTや、電流センサ30から出力(伝達)される電流I(Iu,Iv,Iw)、レゾルバ41から出力される信号などがある。制御装置60が出力する信号は、スイッチング素子Q1〜Q6の制御端子P1〜P6に出力(伝達)する操作信号Spや、コンバータ10に備える駆動回路に出力(伝達)する制御信号などがある。
回転機40は、例えば電動機能と発電機能とを兼ね備える電動発電機(図1,図2には「MG」と示す。)を適用する。電流センサ30は、回転機40を流れる各相の電流(Iu,Iv,Iw)を検出可能なセンサを用いる。例えば、磁気比例型センサ,電磁誘導型センサ,ファラデー効果型センサ,変流器型センサなどが該当する。レゾルバ41は「回転センサ」に相当し、回転機40に備える回転部材(例えば回転軸やロータ等)の電気角に基づく信号(SIN検出信号SsやCOS検出信号Sc等)を出力する。なお、レゾルバ41に供給するリファレンス信号については図示および説明を省略する。
制御電源回路50は、第2直流電源E2(例えばバッテリや燃料電池等)から供給される直流電圧V2(例えば12[V]等)を、コンバータ10やインバータ20等で必要とする電圧や電流に変換して出力する機能を担う。この制御電源回路50の構成や作動等は周知であるので図示および説明を省略する。制御電源回路50および第2直流電源E2は、ともにグランドG2に接続されて接地されている。
次に、制御装置60の構成例について、図2を参照しながら説明する。制御装置60はコンバータ10やインバータ20等を制御するための様々な機能を有するが、図2には本発明を実現するため構成例(すなわち部分的な構成例)を模式図で示す。
図2に示す制御装置60は、加合部61(61a,61b)、PI制御部62、振幅変調演算部63、トルク推定部64、二相変換部65、操作信号生成手段66、角度処理手段67、信号逓倍手段68、回転数検出手段69などを有する。以下では、各要素の機能や作動等について簡単に説明する。
加合部61aは、入力信号(すなわち要求トルクTと検出トルクTとにかかる信号)の加え合わせを行う。図2の例では負帰還ループを形成するため、要求トルクTから検出トルクTを差し引いてトルク偏差ΔTを出力する。PI制御部62は、比例ゲインを用いる比例動作(比例制御)と、積分ゲインを用いる積分動作(積分制御)とを行い、回転機40が要求トルクTとなるために必要な位相指令値Pを演算して出力する。加合部61bは、加合部61aと同様に入力信号(すなわち位相指令値Pと回転角度θとにかかる信号)の加え合わせを行い、電圧位相φとして出力する。回転角度θは回転機40の回転位置を示す角度(0°≦θ<360°)であり、後述する角度処理手段67から出力(伝達)される。この回転角度θは「角度情報」に相当する。
振幅変調演算部63は、電圧振幅演算機能と、変調率演算機能とを担う。電圧振幅演算機能は、要求トルクTに基づいて電圧振幅(「ノルム」とも呼ぶ。)を演算する。変調率演算機能は、演算された電圧振幅に基づいて操作信号Spの変調率を演算し、電圧指令値Vとして出力する。図2の例では電圧振幅演算機能と変調率演算機能とを一体に構成して振幅変調演算部63としたが、電圧振幅演算機能を電圧振幅演算部とし、変調率演算機能を変調率演算部としてそれぞれ別体に構成してもよい。
操作信号生成手段66は、加合部61bから出力(伝達)される電圧位相φと、振幅変調演算部63から出力(伝達)される電圧指令値Vとに基づいて、インバータ20(具体的には図1に示すスイッチング素子Q1〜Q6)を操作する操作信号Spを生成して出力する。操作信号Spは、例えば予め記憶したスイッチングパターンを用いるが、回転機40のトルクを制御可能な他の信号を用いてもよい。なお、加合部61bが出力する電圧位相φは、レゾルバ41から出力されるセンサ信号に基づいて求められる回転角度θを加え合わせて得られる。よって、操作信号生成手段66はレゾルバ41から出力されるセンサ信号に基づいて操作信号Spを生成して出力することになる。
二相変換部65は、電流センサ30によって検出される電流I(Iu,Iv,Iw)に基づいて、回転二相座標系の実電流であるd軸上の電流Idとq軸上の電流Iqとに変換する。なお、二相変換部65が出力する電流Id,Iqは、図示しないローパスフィルタによって高周波成分がカットされる。トルク推定部64は、二相変換部65から出力(伝達される電流Id,Iqに基づいて現時点における回転機40のトルクを推定し、検出トルクTとして出力する。
角度処理手段67,信号逓倍手段68および回転数検出手段69の構成例および機能等については、模式図で示す図3を参照しながら説明する。角度処理手段67は、回転機40の回転位置を示す回転角度θを出力する機能を担う。信号逓倍手段68は、センサ信号の角度情報を所定数Mで逓倍して出力する機能を担う。回転数検出手段69は、レゾルバ41から出力されるアナログのセンサ信号(SIN検出信号SsやCOS検出信号Sc等)に基づいて、回転機40の回転数Nを求めて出力する。回転数検出手段69を除いて、以下では各要素の構成や作動等を簡単に説明する。
図3に示す角度処理手段67は、角度演算部67b,排他的論理和演算部67c,RD変換部67dなどを有する。さらに、必要に応じて誤差補正部67aを有する。RD(Resolver Digital)変換部67dは「信号変換部」に相当し、レゾルバ41から出力されるアナログのセンサ信号(SIN検出信号SsやCOS検出信号Sc等)に基づいて、デジタルのセンサ信号(A相信号Sa,B相信号Sb,Z相信号Sz)に変換して出力する。簡単に言えば、波形信号をパルス信号に変換する。排他的論理和演算部67c(図3では「XOR演算部」と示す。)は、A相信号SaとB相信号Sbとの排他的論理和を演算して得られる排他的論理和信号Sxorを出力する。この排他的論理和信号Sxorは「センサ信号の角度情報」に相当する。Z相信号Szはレゾルバ41に備えられるノースマーカを検出して出力される信号であり、1回転ごと(軸倍角mのロータを有する場合には1/m回転ごと)に1パルスの信号が出力されるノースマーカの位置は予め分かっているので、Z相信号Szのパルス信号を受けると基準回転角度(例えば0°)とする。なお、角度演算部67bおよび誤差補正部67aについては後述する。
信号逓倍手段68は、周期信号生成部68a,周期除算部68b,周期特定部68cなどを有する。周期特定部68cは、信号の周期Ct(すなわち1周期の期間)を特定する。その特定法は任意に構成可能であるが、例えば次の二通りが挙げられる。
(第1特定法)排他的論理和信号Sxorのパルス信号に基づいて特定する。すなわち、当該パルス信号の立ち上がり(あるいは立ち下がり)のエッジを検出し、当該エッジ相互間の期間を計時手段(例えばタイマー等)によって計測する。
(第2特定法)回転数検出手段69によって検出される回転数Nに基づいて特定する。すなわち、回転数Nが分かれば1回転に必要な期間(「Tn」とする。)が分かる。また、1回転する間に排他的論理和演算部67cが出力するパルス数は規定値(「Nr」とする。)である。この規定値は、回転機40の種類や使用目的等に応じて定められる数値である。よって、周期Ctは算出式[Ct=Tn/Nr]によって求められる。
周期除算部68bは、周期Ctを所定数Mで除算した期間Cmを演算する。所定数Mは、図示しない記録媒体(例えばROMやEEPROM等)に記録される。2以上で任意の整数を設定してよいが、回転機40の相数に応じた数を設定するのが望ましい。本形態の回転機40は三相であるので、3×n(nは1以上の整数)を設定するのが望ましい。記録媒体は周期除算部68bに備えてもよく、制御装置60の内外に備えてもよい。nは「1以上の整数」を設定可能であるが、実際には数十から数百程度が上限になる。
周期信号生成部68aは、期間Cmが1周期となるように逓倍周期信号Smxを生成して出力する。角度演算部67bはセンサ信号に基づいて回転角度θを演算して出力する。後述するように、回転数Nが所定回転数範囲外であれば排他的論理和信号Sxorに基づいて回転角度θを演算して出力し、回転数Nが所定回転数範囲内であれば逓倍周期信号Smxに基づいて回転角度θを演算して出力する(図4のステップS15を参照)。誤差補正部67aは、角度演算部67bが求めた回転角度θが理想角度との誤差(ずれ)が生じる場合において、理想角度との誤差を補正する。なお、「理想角度」は時間の変化に伴って理想的(すなわち直線的、比例的)に変化する回転角度を意味する。
上述のように構成されたインバータ制御システムの制御装置60において、本発明を実現する角度逓倍処理の手続き例について図4を参照しながら説明する。この角度逓倍処理は、制御装置60が作動している間に繰り返し実行される。なお図4において、ステップS10は回転数検出手段69に相当し、ステップS12は周期特定部68cに相当し、ステップS13は周期除算部68bに相当し、ステップS14は周期信号生成部68aに相当し、ステップS15は角度演算部67bに相当し、ステップS16は誤差補正部67aに相当し、ステップS17は加合部61,PI制御部62,振幅変調演算部63,操作信号生成手段66等に相当する。
図4に示す角度逓倍処理では、まず回転数検出手段69によって回転機40の回転数Nを求める〔ステップS10〕。ステップS10で求めた回転数Nが所定回転数範囲か否かに従って、センサ信号の角度情報(すなわち排他的論理和信号Sxor)を所定数Mで逓倍するか否かを決定する〔ステップS12〕。所定回転数範囲は、範囲内に0を含むことが条件となる点を除けば、任意に設定することができる。例えば、−50〜50[rpm]の範囲、−100〜50[rpm]の範囲、−50〜100[rpm]の範囲、0〜50[rpm]の範囲などが該当する。マイナスの回転数Nは、逆回転を意味する。もし、回転数Nが所定回転数範囲外であれば(NO)、角度情報を逓倍する必要性が無いので、後述するステップS15に進む。
これに対して回転数Nが所定回転数範囲内であれば(YES)、センサ信号すなわち排他的論理和信号Sxorの周期Ctを特定し〔ステップS12〕、センサ信号の角度情報を逓倍するために特定した周期Ctを所定数Mで除算して期間Cmを求める〔ステップS13〕。すなわち期間Cmは算出式[Cm=Ct/M]によって求められる。こうして求められる期間Cmが1周期となるように逓倍周期信号Smxを生成する〔ステップS14〕。よって1パルスの排他的論理和信号Sxorに対して、Mパルスの逓倍周期信号Smxが生成される。
次に、回転数Nが所定回転数範囲外であれば排他的論理和信号Sxorに基づいて回転角度θを演算して出力し、回転数Nが所定回転数範囲内であれば逓倍周期信号Smxに基づいて回転角度θを演算して出力する〔ステップS15〕。ステップS15で演算される回転角度θが理想角度との誤差(ずれ)が生じる場合には、その誤差を補正値(例えばマップやデータテーブル等)で補正して出力する〔ステップS16〕。
ステップS15,S16で出力される回転角度θは、加合部61bによって位相指令値Pと加え合わされて電圧位相φになり、操作信号生成手段66に入力される。位相指令値Pは回転機40が検出トルクTが要求トルクTになるために必要な位相指令であることから、検出トルクTが要求トルクTとなるようにトルクのフィードバック制御を行い〔ステップS17〕、角度逓倍処理をリターンする。
図4の角度逓倍処理を実行することによるパルス信号の時系列的な変化は図5のようになる。図5では上から順番に、A相信号Sa,B相信号Sb,Z相信号Sz,排他的論理和信号Sxorおよび逓倍周期信号Smxにかかる各パルス信号の変化を示す。
図5に示すタイムチャートは、時刻t1から回転機40が回転することを前提とするパルス信号の変化であり、所定数Mを「3」とした例である。A相信号SaとB相信号Sbとは、SIN検出信号SsとCOS検出信号Scに対応しているのでパルス信号に90°分のずれ(位相差)が生じている。このずれに基づいて排他的論理和演算部67cで演算される排他的論理和信号Sxorは、A相信号SaやB相信号Sbに比べて周期が半分(周波数が2倍)になる。
時刻t1から時刻t2までの期間は、最初の排他的論理和信号Sxorの1周期にあたるため、周期Ctを特定する(ステップS12)。周期Ctが特定されると逓倍するパルス信号の1周期の期間Cmが求められるので(ステップS13)、時刻t2以降は期間Cmに基づいて逓倍周期信号Smxを生成する(ステップS14)。所定数Mが「3」であるので、排他的論理和信号Sxorの1パルスに対して、3パルスの逓倍周期信号Smxが生成される。時刻t1から時刻t4097までの期間は、回転機40の1回転区間に相当する。すなわち、規定値「Nr」が4096(12ビットで表現可能な最大値)の場合に対応する
上述した実施の形態によれば、以下に示す各効果を得ることができる。まず請求項1に対応し、制御装置60(インバータ制御装置)は、PI制御部62(フィードバック制御手段)と、操作信号生成手段66と、2種類のアナログ信号(SIN検出信号SsとCOS検出信号Sc)をそれぞれパルス信号に変換するRD変換部67d(信号変換部)と、RD変換部67dで変換されたパルス信号の排他的論理和を演算して得られる排他的論理和信号Sxor(センサ信号の角度情報)を出力する排他的論理和演算部67cと、排他的論理和信号Sxor(センサ信号の角度情報)を所定数Mで逓倍して逓倍周期信号Smxを出力する信号逓倍手段68とを有する構成とした(図2,図3を参照)。操作信号生成手段66は信号逓倍手段68によって排他的論理和信号Sxor(センサ信号の角度情報)が逓倍された逓倍周期信号Smxに基づいて操作信号Spを生成する。この構成によれば、レゾルバ41(回転センサ)から出力されるセンサ信号は、信号逓倍手段68によって排他的論理和信号Sxor(センサ信号の角度情報)が逓倍されるので、操作信号Spの分解能(すなわち操作信号分解能)が増加する。回転機40の回転数Nが低い領域でも、操作信号分解能は相対的に維持あるいは向上することができる。こうして操作信号分解能が相対的に維持あるいは向上するので、より正確な操作信号Spが求められる。したがって、フィードバック制御を行って要求量に達するまでに要する時間を短縮することができる。
請求項2に対応し、回転機40の回転数Nを検出する回転数検出手段69を有し、信号逓倍手段68は、回転数検出手段69によって検出された回転数Nが0を含む所定回転数範囲内である場合にのみ排他的論理和信号Sxor(センサ信号の角度情報)を逓倍する構成とした(図3,図4のステップS11〜S14を参照)。この構成によれば、低速回転状態やほぼ回転停止状態では、排他的論理和信号Sxorが所定数Mだけ逓倍された逓倍周期信号Smxになるので、操作信号分解能が相対的に維持あるいは向上する。したがって、操作信号Spを安定化させることができる。
請求項3に対応し、信号逓倍手段68は、所定数Mを「3×n」として排他的論理和信号Sxor(センサ信号の角度情報)を逓倍する構成とした(図3,図4のステップS11〜S14を参照)。この構成によれば、回転機40は三相で駆動するので、逓倍周期信号Smx(逓倍される角度情報)とバランスが釣り合う。そのため、三相の原点を理想的に合わせることができるので、電圧や電流のアンバランスを解消することができる。
請求項1に対応し、信号逓倍手段68は、レゾルバ41から出力されるSIN検出信号SsおよびCOS検出信号Sc(センサ信号)に基づいて演算される排他的論理和信号Sxorの周期Ctを1回転区間の最初に排他的論理和演算部67cから伝達される排他的論理和信号Sxorのエッジを検出してエッジ相互間の期間で特定する周期特定部68cと、周期特定部68cによって特定された周期Ctを所定数Mで除算する周期除算部68bと、周期除算部68bで除算された期間Cmが1周期Ctとなるように信号を生成する周期信号生成部68aとを有する構成とした(図3を参照)。この構成によれば、簡単な構成で確実に排他的論理和信号Sxor(センサ信号の角度情報)を所定数Mに逓倍することができる。
請求項に対応し、周期特定部68cは、回転数検出手段69によって検出された回転数Nに基づいて、レゾルバ41から出力されるSIN検出信号SsおよびCOS検出信号Sc(センサ信号)に基づいて演算される排他的論理和信号Sxorの周期Ctを特定する構成とした(図3,図4のステップS12における第2特定法を参照)。この構成によれば、何らかの要因で排他的論理和信号Sxorの周期Ctが変化(伸縮を含む)する場合でも、回転数Nに基づいて周期Ctを確実に特定する。よって、低速回転中のふらつきや外来ノイズ等の影響を受け難くなり、フィードバック制御を行って要求量に達するまでに要する時間をさらに短縮することができる。
請求項に対応し、インバータ制御システムは、制御装置60(インバータ制御装置)と、インバータ20とを有する構成とした(図1,図2を参照)。この構成によれば、操作信号分解能が相対的に維持あるいは向上され、トルクのフィードバック制御を行って検出トルクTが要求トルクT(要求量)に達するまでに要する時間を短縮できるシステムを提供することができる。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態では、回転機40には電動発電機を適用した(図1,図2を参照)。この形態に代えて、他の回転機を適用することも可能である。他の回転機は、例えば電動機や発電機などが該当する。また、三相以外の相数を有する回転機を適用することも可能である。単に回転機の種類や相数が相違するに過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、回転センサとしてレゾルバ41を適用した(図1〜図3を参照)。この形態に代えて、他の回転センサを適用することも可能である。他の回転センサは、例えばロータリーエンコーダ,ジャイロスコープ,GMR回転センサなどが該当する。他の回転センサを適用する場合でも回転機40の回転に伴ってアナログ信号またはデジタル信号で出力するので、これらの信号を所定数Mで逓倍した逓倍周期信号Smxを出力することができる。よって、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、回転センサとしてレゾルバ41を適用したので、センサ信号は正弦波信号(SIN検出信号Ss)または余弦波信号(COS検出信号Sc)となった。この形態に代えて、他のセンサ信号を適用することも可能である。他のセンサ信号は、例えばパルス信号(矩形波信号),のこぎり波信号,三角波信号などが該当する。回転センサが出力する信号波形がどのようなものであれ、パルス信号に変換する手段(例えば図3に示すRD変換部67d)を備えることにより、所定数Mで逓倍することが可能になる。よって、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、回転センサ(レゾルバ41)が検出する回転部材には、回転機40(具体的には回転軸)を適用した(図1,図2を参照)。この形態に代えて、他の回転部材を適用してもよい。他の回転部材は、例えば電動発電機以外の回転機の回転軸やロータ等、車両等に用いられるシャフト(例えばクランクシャフトやドライブシャフト等)、ギア(ギア機構を含む)、ステアリングロッド(あるいはトーションバー)、操舵軸等のように、回転可能な他の部材が該当する。他の回転部材であっても、回転センサを取り付けることができれば、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、回転数検出手段69はレゾルバ41が出力するSIN検出信号SsおよびCOS検出信号Scに基づいて回転数Nを検出する構成とした。この形態に代えて、レゾルバ41とは別個に、回転数Nを検出する回転数センサを回転機40に備える構成としてもよい。いずれの構成にせよ、回転数Nを検出できるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、フィードバック制御手段としてPI制御部62を適用した(図2を参照)。PI制御部62は、比例ゲインを用いる比例動作(比例制御)と、積分ゲインを用いる積分動作(積分制御)とを行うフィードバック制御を実現する。この形態に代えて、比例動作および積分動作に加えて、微分ゲインを用いる微分動作(微分制御)を行うPID制御部を適用してもよい。PID制御部は、何らかの要因によって検出トルクTに急激な変化が生じた場合でも、迅速に要求トルクTに収束させることができる。
上述した実施の形態では、角度処理手段67,信号逓倍手段68,回転数検出手段69を別体で構成した(図3を参照)。この形態に代えて、角度処理手段67,信号逓倍手段68および回転数検出手段69のうちで、二以上の手段を任意に組み合わせて一体化してもよい。例えば図2および図3に一点鎖線で囲って示すように、角度処理手段67,信号逓倍手段68および回転数検出手段69を一体的に構成する。単に構成上の違いに過ぎず、機能は同じであるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、インバータ20はコンバータ10を経て供給される電圧(電圧値Vdc)を変換して回転機40に出力する構成とした(図1を参照)。この形態に代えて、コンバータ10を不要とし、インバータ20は第1直流電源E1から直接供給される電圧(電圧値Vin)を変換して回転機40に出力する構成としてもよい。この場合はVdc=Vinと考え、同様の処理を行えばよい。単に電圧の供給手段が相違するに過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、要求トルクT(要求量)を出力(伝達)する装置として、ECU70を適用した(図1,図2を参照)。この形態に代えて、要求トルクTを出力可能な他の外部装置を適用してもよい。他の外部装置としては、コンピュータ(パソコンを含む)や、通信回線を介して接続可能な外部処理装置(例えばサーバー等)などが該当する。なお、要求量は要求トルクTに限らず、制御対象に応じて要求回転数や要求電圧等を適用できる。単に装置や要求量の種類が相違するに過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、信号逓倍手段68を排他的論理和演算部67cと角度演算部67bとの間に介在させる構成とした(図3を参照)。この形態に代えて、角度演算部67bと誤差補正部67aとの間に介在させる構成としてもよく(図3を参照)、誤差補正部67aと加合部61bとの間に介在させる構成としてもよい(図2を参照)。いずれの構成にせよ、レゾルバ41から出力されるセンサ信号(SIN検出信号SsやCOS検出信号Sc)が所定数Mで逓倍された角度情報が求められるので、操作信号生成手段66で生成される操作信号Spの分解能(すなわち操作信号分解能)が増加する。よって、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
10 コンバータ
20 インバータ(電力変換回路)
30 電流センサ
40 回転機
41 レゾルバ(回転センサ)
50 制御電源回路
60 制御装置(インバータ制御装置)
61(61a,61b) 加合部
62 PI制御部(またはPID制御部;フィードバック制御手段)
63 振幅変調演算部
64 トルク推定部
65 二相変換部
66 操作信号生成手段
67 角度処理手段
67a 誤差補正部
67b 角度演算部
67c 排他的論理和演算部(XOR演算部)
67d RD変換部
68 信号逓倍手段
68a 周期信号生成部
68b 周期除算部
68c 周期特定部
69 回転数検出手段
70 ECU(外部装置)
要求トルク
T 検出トルク
位相指令値
φ 電圧位相
電圧指令値
N 回転数
M 所定数

Claims (5)

  1. 回転機に対する要求トルクと実際に検出される検出トルクとの偏差に基づいてフィードバック制御を行って位相指令値を出力するフィードバック制御手段と、前記回転機の回転に伴って回転センサから出力されるセンサ信号に基づいてインバータを操作する操作信号を生成する操作信号生成手段と、を備えるインバータ制御装置において、
    前記センサ信号は、SIN検出信号とCOS検出信号の2種類のアナログ信号であり、
    前記2種類のアナログ信号をそれぞれパルス信号に変換して出力する信号変換部と、
    前記信号変換部で変換された前記パルス信号の排他的論理和を演算して得られる排他的論理和信号を、前記センサ信号の角度情報として出力する排他的論理和演算部と、
    前記回転センサから出力されるセンサ信号の周期を1回転区間の最初に前記排他的論理和演算部から伝達される前記排他的論理和信号のエッジを検出して前記エッジ相互間の期間で特定する周期特定部と、前記周期特定部によって特定された周期を所定数で除算する周期除算部と、前記周期除算部で除算された期間が1周期となるように信号を生成する周期信号生成部とを含み、前記センサ信号の角度情報を前記所定数で逓倍して逓倍周期信号を出力する信号逓倍手段と、を有し、
    前記操作信号生成手段は、前記逓倍周期信号に基づいて前記操作信号を生成することを特徴とするインバータ制御装置。
  2. 前記回転機の回転数を検出する回転数検出手段を有し、
    前記信号逓倍手段は、前記回転数検出手段によって検出された回転数が0を含む所定回転数範囲内である場合にのみ前記センサ信号の角度情報を逓倍することを特徴とする請求項1に記載のインバータ制御装置。
  3. 前記信号逓倍手段は、前記所定数を3×n(nは1以上の整数)とし、前記センサ信号の角度情報を逓倍することを特徴とする請求項1または2に記載のインバータ制御装置。
  4. 前記周期特定部は、前記回転数検出手段によって検出された回転数に基づいて、前記回転センサから出力されるセンサ信号の周期を特定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のインバータ制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のインバータ制御装置と、前記インバータと、を有することを特徴とするインバータ制御システム。
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