JP2019170095A - モータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
Ive=(Vv−Vn−Ev)/(s・Lv+Rv) ・・・(式2)
Iwe=(Vw−Vn−Ew)/(s・Lw+Rw) ・・・(式3)
Iw=−Iu・Iwe/(Ive+Iwe) ・・・(式5)
Ive=(Vv−Vn−Ev)/(s・Lv+Rv) ・・・(式7)
Iwe=(Vw−Vn−Ew)/(s・Lw+Rw) ・・・(式8)
Ev=Ke・sin(θ−2×π/3)・ω ・・・(式10)
Ew=Ke・sin(θ+2×π/3)・ω ・・・(式11)
Iw=−Iu・Iwe/(Ive+Iwe) ・・・(式14)
次に、ラプラス演算子を含まない推定電流算出について説明する。図2は、ラプラス変換を用いない推定電流を概念的に示す図である。図2(a)は印加電圧(相電圧)を示し、図2(b)は誘起電圧を示す。図2(a)に示すように、U相、V相、W相の各印加電圧Vu、Vv、Vwは、ある大きさの振幅を持つ正弦波であり、各々は120°の位相差を持ち、位相に応じてその振幅値が変化する。
Ive=Ka・(Vv−Vn−Ev) ・・・(式16)
Iwe=Ka・(Vw−Vn−Ew) ・・・(式17)
次に、電圧次元の推定電流について説明する。下記(式18)〜(式20)は、電流の位相成分の情報を持ち、単位を電圧[V]として、電流の位相情報をもつ電流を示す。これは、上記(式6)〜(式8)の位相成分((印加電圧)−中性点電位−誘起電圧)で表される因子部分)である。そのため、要素すべてが電圧であることから、単位を電圧[V]とした電流と定義している。
Ive_v=Vv−Vn−Ev ・・・(式19)
Iwe_v=Vw−Vn−Ew ・・・(式20)
・・・(式21)
Iβv=√(2/3)・(√(3)・Ive_v/2−√(3)・Iwe_v/2)
・・・(式22)
次に、ラプラス演算子sを含む電流推定から、ラプラス演算子sを含まない電流推定の置換原理について説明する。モータを駆動するための印加電圧に応じて、モータ電流(相電流)が流れる。この検出した3相のモータ電流(相電流)を検出電流(Iud、Ivd、Iwd)とする。この検出電流が上記(式6)〜(式8)に示した推定電流を近似できる場合は、上記(式6)〜(式8)は、下記(式26)〜(式28)のようになる。
Ivd≒Ive=(Vv−Vn−Ev)/(s・Lv+Rv) ・・・(式27)
Iwd≒Iwe=(Vw−Vn−Ew)/(s・Lw+Rw) ・・・(式28)
+√(3)/2・(Ivd−Iwd)・sinθ} ・・・(式29)
Iq=√(2/3)・{−(Iud−Ivd/2−Iwd/2)・sinθ
+√(3)・2・(Ivd−Iwd)・cosθ} ・・・(式30)
以上で説明した理論的背景に基づく実施形態1を説明する。図4は、実施形態1のモータ制御装置の構成の一例を示す図である。
図5は、実施形態1の3φ電流算出器の構成の一例を示す図である。3φ電流算出器24Aは、図5に示すように、検出電流相/検出パターン判定処理部24Aa、検出電流処理部24Ab、電流推定部である推定電流演算部24Ac、電流再現処理部24Adを有する。
Iv+Iw=Ive+Iwe−ΔI ・・・(式35)
図6は、処理タイミングおける電流検出判定とd軸電流Idおよびq軸電流Iqとを説明するための図である。図6は、各処理タイミング(キャリア周波数)と電流検出判定とd軸電流Idおよびq軸電流Iqとの関係を示す。図6において、電流検出判定が×の場合(電流検出できなかったタイミングである場合)、推定電流を算出する必要がある。この時、d軸電流Idおよびq軸電流Iqは検出できないため、上記(式24)の2軸上の電流振幅(dq軸電流振幅)Kdqを算出することはできない。このため、ラプラス演算子sを含まない振幅成分(電流振幅補正係数Ka)を算出することができない。
実施形態1では、電流検出ができなかった処理タイミングにおけるd軸電流Idおよびq軸電流Iqとして、フィルタや補間(もしくは補外)などの方法で補完し、電流振幅(dq軸電流振幅)Kdqを求めるとした。しかし、これに限られず、3φ/dq変換器25は、電流検出ができた処理タイミングにおけるd軸電流Idおよびq軸電流Iqの前回値を記憶する記憶部(不図示)を有してもよい。この場合、3φ電流算出器24Aは、電流検出ができなかった処理タイミングにおいて、電流検出不能を示す信号を3φ/dq変換器25へ出力する。3φ/dq変換器25は、3φ電流算出器24Aから電流検出不能を示す信号が入力されると、記憶部(不図示)に記憶されるd軸電流Idおよびq軸電流Iqの前回値を3φ電流算出器24Aへ出力する。なお、d軸電流Idおよびq軸電流Iqの前回値を記憶する記憶部(不図示)は、3φ/dq変換器25が有することに限られず、3φ/dq変換器25の後段かつ軸誤差演算処理器26の前段に、3φ/dq変換器25から独立して設けられてもよい。
<実施形態2の理論的背景>
(実施形態2の概要)
上述の実施形態1では、図1に示すように、モータ1を等価回路で置き換えた場合のモータ1のU相、V相、W相の各相の誘起電圧を、誘起電圧定数Keを用いて推定し、推定した誘起電圧を用いてモータ1のU相、V相、W相の各相の電流を推定するとした。ここで、誘起電圧から推定電流を算出する場合、モータパラメータである誘起電圧定数Ke、回転数(回転速度)ω、ロータの回転角度(位相)θが正しくなければ、精度の高い電流推定が行えない。また、誘起電圧定数Keは、モータの個体バラツキ、モータの磁石の温度依存性や経年劣化などの要因により、推定電流の精度にも影響を及ぼす。
Voq=Vq*−Ra・Iq ・・・(式39)
Ev=√(2/3)・{Vod・(√(3)・sinθ−cosθ)/2
+Voq・(sinθ+√(3)・cosθ)/2) ・・・(式41)
Ew=√(2/3)・{Vod・(−√(3)・sinθ−cosθ)/2
+Voq・(sinθ−√(3)・cosθ)/2) ・・・(式42)
図9は、実施形態2のモータ制御装置の構成の一例を示す図である。実施形態2のモータ制御装置100Bは、実施形態1のモータ制御装置100Aと比較して、マイクロコンピュータ10Aの代わりにマイクロコンピュータ10B、また、マイクロコンピュータ10Aの一部である3φ電流算出器24Aの代わりに3φ電流算出器24Bを有する。
図10は、実施形態2の3φ電流算出器の構成の一例を示す図である。実施形態2の3φ電流算出器24Bは、図10に示すように、検出電流相/検出パターン判定処理部24Ba、検出電流処理部24Bb、推定電流演算部24Bc、電流再現処理部24Bdを有する。3φ電流算出器24Bは、実施形態1の3φ電流算出器24Aと比較して、推定電流演算部24Bcのみが推定電流演算部24Acと異なり、検出電流相/検出パターン判定処理部24Ba、検出電流処理部24Bb、電流再現処理部24Bdが、検出電流相/検出パターン判定処理部24Aa、検出電流処理部24Ab、電流再現処理部24Adと同様である。
図11は、実施形態2の推定電流算出部の構成の一例を示す図である。実施形態2の推定電流演算部24Bcは、dq軸誘起電圧算出部24Bc−1、3φ軸誘起電圧算出部24Bc−2、電流振幅演算部24Bc−3、推定電流演算部24Bc−4を有する。
10A、10B マイクロコンピュータ
11 減算器
12 速度制御器
13 励磁電流制御器
14 減算器
15 減算器
16 d軸電流制御器
17 q軸電流制御器
18 非干渉化制御器
19 減算器
20 加算器
21 dq/3φ変換器
22 PWM生成器
23 IPM
24A、24B 3φ電流算出器
24Aa、24Ba 検出電流相/検出パターン判定処理部
24Ab、24Bb 検出電流処理部
24Ac、24Bc 推定電流演算部
24Ad、24Bd 電流再現処理部
24Bc−1 dq軸誘起電圧算出部
24Bc−2 3φ軸誘起電圧算出部
24Bc−3 電流振幅演算部
24Bc−4 推定電流演算部
25 3φ/dq変換器
26 軸誤差演算処理器
29 PLL制御器
30 位置推定器
31 1/Pn処理器
32 1シャント電流検出器
100A、100B モータ制御装置
Claims (6)
- モータの目標速度と現在速度との差をもとに生成された駆動電圧を前記モータへ供給して前記モータを駆動する駆動部と、
前記モータを流れるUVW座標系における各相の相電流を検出する検出部と、
dq座標系における各相の駆動電圧からUVW座標系における各相の前記駆動電圧を生成する駆動電圧生成部と、を備え、
前記検出部は、
前記モータを流れるUVW座標系における各相の相電流を推定する電流推定部を備え、 前記電流推定部は、
各相において電圧次元の推定電流の振幅に対する前記検出部により検出された電流の振幅の比と前記駆動電圧と前記モータの誘起電圧とから、前記モータを流れるUVW座標系における各相の相電流を推定する
ことを特徴とするモータ制御装置。 - 前記電流推定部は、
推定した相電流の振幅と前記検出部により検出された相電流の振幅との比率と、各相の前記駆動電圧と前記モータの誘起電圧とから前記モータを流れるUVW座標系における各相の相電流を推定する
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。 - 前記検出部は、
前記モータを流れるUVW座標系における各相のうち相電流を検出できた相については検出できた相電流を出力し、検出できなかった相については前記電流推定部により推定された相電流を出力する電流再現処理部を備え、
前記電流再現処理部は、
前記モータを流れるUVW座標系における各相のうち、相電流を検出できた相がある場合に、該検出できた相電流を出力し、検出できなかった相については前記電流推定部により推定された相電流を出力する処理と、相電流を検出できた相がない場合に、全ての相について前記電流推定部により推定された相電流を出力する処理とを切り替えて実行する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のモータ制御装置。 - 前記電流再現処理部は、
前記モータを流れるUVW座標系における各相のうち、相電流を検出できた相の相電流と前記電流推定部により推定された該相の相電流との差を判定し、
前記差が所定値以内である場合に、相電流を検出できた相については該検出できた相電流を出力し、相電流を検出できなかった相について前記電流推定部により推定された相電流を出力する
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のモータ制御装置。 - 前記電流再現処理部は、
前記差が所定値を超えた場合には、各相の相電流を前記差が所定値を超えたタイミングの前後で補完して出力する
ことを特徴とする請求項4に記載のモータ制御装置。 - 前記電流再現処理部は、
前記差が所定値以内である場合に、前記電流推定部により推定された相電流を前記差をもとに補正して出力する
ことを特徴とする請求項4に記載のモータ制御装置。
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