JP2009124782A - 多相電動モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流値の検出が不可能な相が存在しても、単一の電流検出器を用いて、PWM信号を変化させずに電流値を精度よく推定して、電動モータの駆動制御を継続することができる多相電動モータ制御装置を提供する。
【解決手段】3相電動モータ5の1相の電流値のみを検出不可能と判定した場合、検出可能な相の電流値の和に基づいて検出不可能な相の電流値を算出し、2相の電流値を検出不可能と判定した場合、検出可能な相の電流値と、端子電圧、回転数および回転角度に基づいて算出された検出不可能な相の電流値の和に対する所定相の電流値の割合とに基づいて、所定相の電流値を算出する電流推定部10を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、多相電動モータの検出電流値に基づいて、多相電動モータを電流制御する多相電動モータ制御装置に関する。
多相電動モータ制御装置において、多相電動モータを制御するためのPWM信号は、多相電動モータの各相において、鋸歯状や三角状の搬送波(鋸歯状信号、三角状信号)と目標電流値に応じたデューティ(Duty)設定値とを比較することにより生成される。すなわち、鋸歯状信号や三角状信号の値(PWMカウンタの値)がデューティ設定値以上か未満かによってPWM信号がハイレベルかローレベルかが決定される。
鋸歯状信号や三角状信号に基づいてPWM信号を生成し、多相電動モータを駆動する多相電動モータ制御装置において、一つの相と他の相とのスイッチング時の時間間隔において電流検出器が所定相の電流値を測定する。例えば、電流検出器としてA/D変換器を使用する場合、正確な電流値を検出するため、A/D変換器の仕様により安定した信号が連続して少なくとも例えば2μsの間入力される必要がある。
特許文献1記載の車両用操舵制御システムにおいては、電流センサは操舵軸駆動モータに通電される電流値を検出し、モータ回転速度検出部はモータ回転速度を検出する。検出されたモータ回転速度に基づいて、モータの電流推定値を算出する。異常判定手段は、電流推定値と電流検出値とを比較し、その比較結果に基づいて、電流センサの異常の有無を判定する。異常判定手段が電流センサの異常ありと判定した場合に、車両用操舵制御システムは、電流値として、電流検出値の替わりに電流推定値を使用する。これにより、電流センサが仮に正常に動作しなくなった場合においても、その異常判定に用いる電流推定値により、過電流を防止するための通電制限を問題なく継続することができる。
特許文献2記載のモータ制御用PWMインバータにおいては、 v相とw相の第1の電圧指令値が近接しているとき、PWM周期前半では3番目のw相をオフセットさせてv相との差を大きくし、周期後半では逆方向にオフセットさせる補正を施して第2の電圧指令値としてPWMパルスを生成する。上記補正によりPWMパルスの相間の立ち下がり、立ち上がりのタイミング間隔が確保され、各パルスによるスイッチング間の直流母線電流の検出が可能となり、各相の相電流を求めることができる。
特開2004−58768号公報 特開2001−327173号公報
しかしながら、上記のような多相電動モータ制御装置において、各相の電流値を検出するためにPWM信号を変更させる必要があったり、PWM信号を変更させて各相の電流値を検出できたとしても検出精度が十分ではないという問題がある。
鋸歯状信号や三角状信号に基づいてPWM信号を生成して多相電動モータを駆動し、直流母線電流値を1つの電流センサで検出する方式の多相電動モータ制御装置においては、各相のスイッチング素子のスイッチング前後の直流母線の電流値をサンプルホールドしてその検出値の差から対応する相の電流値を求めるので、例えばV相電圧とW相電圧の立ち上がりおよび立ち下がり時刻が接近している場合、直流母線に現われる時間が短すぎて検出する電流にスイッチングノイズが混入する影響を受けたり、駆動回路の電界効果トランジスタのスイッチング時間、不感帯(デッドタイム)の存在、また電子処理回路の応答遅延のため、電流値を検出する期間内に十分に電流値が安定しないので、各相の電流値をA/D変換器等で検出することが困難であり、V相電流とW相電流とを分離することができない。
この問題は、2つの相のスイッチング時刻が完全に同時である場合だけでなく、1つの相のスイッチングから他の相のスイッチングまでの時間間隔が短い場合も同様であり、これらの場合、スイッチング間の直流母線電流値の検出が不可能となったり、あるいは検出が可能であっても検出精度の低下を招き、各相の電流値を適正に求めることができない。
本発明は、上述した問題点に鑑み、単一の電流検出器を用いた多相電動モータ制御装置において、電流値の検出が不可能な相が存在しても、PWM信号を変化させずに電流値を精度よく推定して、電動モータの駆動制御を継続することができる多相電動モータ制御装置を提供することを目的としている。
本発明に係る多相電動機の制御装置は、上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子の対からなり、多相電動モータを駆動する駆動手段と、電流指令値を入力し、制御信号を生成する制御信号生成手段と、制御信号を入力し、駆動手段の各スイッチング素子を制御するスイッチング素子制御手段と、多相電動モータの電流値を検出する単一の電流検出手段と、多相電動モータの端子電圧を検出する電圧検出手段と、多相電動モータの回転数と回転角度とを検出する回転検出手段と、制御信号生成手段で生成された制御信号に基づいて、各相の電流値を検出可能か否かを判定する電流検出可否判定手段と、を備え、電流検出可否判定手段は、多相電動モータの相の電流値を検出不可能と判定した場合、検出可能な相の電流値、端子電圧、回転数および回転角度に基づいて、検出不可能な相の電流値を算出し、検出可能な相の電流値および算出された電流値に基づいて、制御電流信号を生成し、制御信号生成手段は、電流指令値と制御電流信号とに基づいて制御信号を生成することを特徴とする。
このようにすることで、電流検出可否判定手段が、各相の電流値を検出可能か否かを判定し、多相電動モータの相の電流値を検出不可能と判定した場合、多相電動モータの検出可能な相の電流値、端子電圧、回転数および回転角度に基づいて、検出不可能な相の電流値を算出するので、単一の電流検出器を用いた多相電動モータ制御装置において、電流値の検出が不可能な相が存在しても、電流値を精度よく推定して、電動モータの駆動制御を継続することができる。
また、本発明では、前記の多相電動モータ制御装置において、電流検出可否判定手段は、多相電動モータの2相の電流値を検出不可能と判定した場合、検出可能な相の電流値と、算出された検出不可能な相の電流値の和に対する所定相の電流値の割合とに基づいて、所定相の電流値を算出してもよい。
これによると、多相電動モータの検出不可能な2相の電流値を、検出可能な相の電流値を用いて精度よく推定することができる。
また、本発明では、前記の多相電動モータ制御装置において、電流検出可否判定手段は、多相電動モータの1相の電流値のみを検出不可能と判定した場合、検出可能な相の電流値の和に基づいて、検出不可能な相の電流値を算出してもよい。
これによると、多相電動モータの検出不可能な1相の電流値を、検出可能な相の電流値を用いて精度よく推定することができる。
本発明の典型的な実施形態では、多相電動モータとして3相電動モータが用いられる。
本発明に係る多相電動機の制御装置によれば、電流検出可否判定手段が、各相の電流値を検出可能か否かを判定し、多相電動モータの相の電流値を検出不可能と判定した場合、多相電動モータの検出可能な相の電流値、端子電圧、回転数および回転角度に基づいて、検出不可能な相の電流値を算出するので、単一の電流検出器を用いた多相電動モータ制御装置において、電流値を検出不可能な相が存在しても、電流値を精度よく推定して、電動モータの駆動制御を継続することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る多相電動モータ制御装置のブロック図である。本発明の実施形態に係る多相電動モータ制御装置1は次のような構成である。駆動部4は、電源とグランドとの間に接続され、FETブリッジを使用した上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子の3対からなり、3相電動モータ5を駆動する。シャント抵抗6は、駆動部4とグランドとの間に接続されている。電流検出部7は、PWM信号生成部3からPWM信号を入力し、所定時刻でシャント抵抗6の両端の電圧を検出することにより3相電動モータ5に流れる電流値を検出する。モータ端子電圧検出部8は、駆動部4から3相電動モータ5へ供給されるU相、V相、W相の各電圧を入力し、モータ端子電圧を検出する。モータ回転検出部9は、3相電動モータ5の回転信号を入力し、モータの回転数と回転角度とを検出するものであり、ホール素子やレゾルバが用いられる。
電流推定部10は、電流検出部7からの3相電動モータ5に流れる電流値、モータ端子電圧検出部8からのモータ端子電圧およびモータ回転検出部9からのモータの回転数と回転角度を入力し、制御電流を算出する。電流制御部2は、電流指令値と電流推定部10で算出された制御電流とから指令電圧(制御信号)を算出し、PWM信号生成部3に出力する。PWM信号生成部3は、電流制御部2からの指令電圧に基づいて、各相PWM信号を生成し、駆動部4の各上アームスイッチング素子へ上側PWM信号、各下アームスイッチング素子へ下側PWM信号をそれぞれ出力する。なお、信号線の図示は省略してあるが、電流制御部2で生成された指令電圧(制御信号)の情報は、電流推定部10にも与えられる。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る多相電動モータ制御装置のブロック図である。本発明の実施形態に係る多相電動モータ制御装置21は次のような構成である。駆動部4は、電源とグランドとの間に接続され、FETブリッジを使用した上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子の3対からなり、3相電動モータ5を駆動する。シャント抵抗6は、駆動部4とグランドとの間に接続されている。電流検出部7は、PWM信号生成部3からPWM信号を入力し、所定時刻でシャント抵抗6の両端の電圧を検出することにより多相電動モータ5に流れる電流値を検出する。モータ回転検出部9は、3相電動モータ5の回転信号を入力し、モータの回転数と回転角度とを検出する。
電流推定部11は、電流検出部7からの3相電動モータ5に流れる電流値、電流制御部2からの指令電圧(制御信号)およびモータ回転検出部9からのモータの回転数と回転角度を入力し、制御電流を算出する。電流制御部2は、電流指令値と電流推定部11で算出された制御電流とから指令電圧(制御信号)を算出し、PWM信号生成部3に出力する。PWM信号生成部3は、電流制御部2からの指令電圧に基づいて、各相PWM信号を生成し、駆動部4の各上アームスイッチング素子へ上側PWM信号、各下アームスイッチング素子へ下側PWM信号をそれぞれ出力する。
図1に示した多相電動モータ制御装置1と、図2に示した多相電動モータ制御装置21との構成の異なるところは、図1の電流推定部10がモータ端子電圧検出部8からモータ端子電圧を入力しているのに対し、図2の電流推定部11が電流制御部2から指令電圧(制御信号)を入力している点である。図1のようにモータ端子電圧を検出するほうが検出精度が高いが、図2のように指令電圧(制御信号)を用いれば、モータ端子電圧検出部8を備える必要がなく、また検出の時間遅れがない。
図1および図2における電流制御部2は制御信号生成手段を、PWM信号生成部3はスイッチング素子制御手段を、駆動部4は駆動手段を、シャント抵抗6と電流検出部7は電流検出手段を、モータ回転検出部9は回転検出手段をそれぞれ構成し、図1におけるモータ端子電圧検出部8は電圧検出手段を、電流推定部10は電流検出可否判定手段をそれぞれを構成し、図2における電流推定部11は電流検出可否判定手段と電圧検出手段とを構成する。また、図1の3相電動モータ5は、例えば車両の電動パワーステアリング装置に用いられるブラシレスモータである。
図3は、駆動部4と3相電動モータ5の電流の流れを示す回路図である。PWM信号生成部3から出力されるU相とV相の上側FETゲート信号がOFFで、W相の上側FETゲート信号がONであり、下側FETゲート信号はそれぞれの相の上側FETゲート信号の逆極性となっている状態である。したがって、この状態では、電源からW相の上側FETを通ってW相端子から3相電動モータ5に電流が流れ込み、U相端子とV相端子とからそれぞれ電流が流れ出て、U相とV相の下側FETを通ってシャント抵抗6にその合計の電流が流れることになる。したがって、シャント抵抗6の両端の電圧を検知することにより、W相の電流値が検出できる。なお、3相電動モータ5の回路は、各端子から中性点までの回路を、モータのコイルのインダクタンス、モータのコイルの抵抗および誘起電圧の等価な直列回路で表している。
図4は、全相の電流値が検出可能な領域での動作を示すPWM信号のタイミングチャートである。U相、V相およびW相のそれぞれについて、上側FETゲート信号と下側FETゲート信号の変化が示されている。各相の下側FETゲート信号は、各相の上側FETゲート信号の逆極性となっている。三角状信号に基づいたPWM信号のうち、U相のデューティが最小で、V相のデューティが中間で、W相のデューティが最大となっている。まず、すべての相がOFFの状態からW相のみONの状態となる。次にV相もONの状態となり、さらにU相もONの状態となる。次に順にU相がOFFし、V相がOFFし、W相がOFFしている。
この図の場合、W相とV相のスイッチングの時間間隔が十分大きい。このため、このスイッチングの時間間隔がA/D変換するのに十分な長さであり、この時間間隔においてシャント抵抗6の両端の電圧を検知することにより、正確なW相の電流値:Iw_dを検出することができる。また、V相とU相とのスイッチングの時間間隔も大きい。このため、この時間間隔においても正確なU相の電流値:−Iu_dを検出することができる。
図5は、全相または1相の電流値が検出可能な領域での動作を示すタイミングチャートである。U相のモータ端子電圧Vu、V相のモータ端子電圧VvおよびW相のモータ端子電圧Vwが図5(a)のように振幅が大きく振れている場合の、図の点線で示す3か所の時刻でのPWM信号のタイミングチャートが図5(b)、図5(c)および図5(d)に示されている。
図5(b)に相当する時刻では、三角状信号に基づいたPWM信号のうち、U相のデューティが最小で、V相のデューティが中間で、W相のデューティが最大となっている。この図の場合、W相とV相のスイッチングの時間間隔が十分大きい。このため、このスイッチングの時間間隔がA/D変換するのに十分な長さであり、この時間間隔においてシャント抵抗6の両端の電圧を検知することにより、正確なW相の電流値:Iw_dを検出することができる。また、V相とU相とのスイッチングの時間間隔も大きい。このため、この時間間隔においても正確なU相の電流値:−Iu_dを検出することができる。
図5(c)に相当する時刻では、U相のデューティが最小で、V相のデューティが中間で、W相のデューティが最大となっており、図5(a)と同じ状態である。しかし、この図の場合、W相とV相のスイッチングの時間間隔が図5(b)の場合と比べて狭いが、このスイッチングの時間間隔がA/D変換するのに十分な長さであれば、この時間間隔においてシャント抵抗6の両端の電圧を検知することにより、正確なW相の電流値:Iw_dを検出することができる。また、V相とU相とのスイッチングの時間間隔は大きい。このため、この時間間隔において正確なU相の電流値:−Iu_dを検出することができる。
図5(d)に相当する時刻では、U相のデューティが最小で、V相のデューティとW相のデューティが同じでかつ最大となっている。この図の場合、W相とV相のスイッチングの時間間隔がゼロである。このため、この時間間隔においてシャント抵抗6の両端の電圧を検知することにより、W相の電流値:Iw_dを検出することができない。一方、V相とU相とのスイッチングの時間間隔は大きい。このため、このスイッチングの時間間隔がA/D変換するのに十分な長さであり、この時間間隔において正確なU相の電流値:−Iu_dを検出することができる。
図5(e)と図5(f)とは、それぞれ図5(b)におけるW相とU相の電流値の検出タイミングにおける駆動部4の電流の流れを示す回路図である。図5(e)では、U相とV相の上側FETゲート信号がOFFで、W相の上側FETゲート信号がONであり、下側FETゲート信号はそれぞれ上側FETゲート信号の逆極性となっている状態である。したがって、この状態では、電源からW相の上側FETを通ってW相端子から3相電動モータ5に電流が流れ込み、U相端子とV相端子とから電流が流れ出て、それぞれU相とV相の下側FETを通ってその合計の電流がシャント抵抗6に流れることになる。したがって、シャント抵抗6の両端の電圧を検知することにより、W相の電流値が検出できる。
図5(f)では、U相の上側FETゲート信号がOFFで、V相とW相の上側FETゲート信号がONであり、下側FETゲート信号はそれぞれ上側FETゲート信号の逆極性となっている状態である。したがって、この状態では、電源からV相とW相の上側FETを通ってそれぞれV相端子とW相端子から3相電動モータ5に電流が流れ込み、U相端子から電流が流れ出て、U相の下側FETを通ってシャント抵抗6に流れることになる。したがって、シャント抵抗6の両端の電圧を検知することにより、V相とW相の合計の電流値、すなわち−U相の電流値が検出できる。
図6は、全相の電流値が検出不可能な領域での動作を示すタイミングチャートである。U相のモータ端子電圧Vu、V相のモータ端子電圧VvおよびW相のモータ端子電圧Vwがすべて図6(a)のようにデューティが50%付近で振幅が小さく振れている場合であり、図の点線で示す3か所の時刻のうち一番左の時刻でのPWM信号のタイミングチャートが図6(b)に示されている。
図6(b)に相当する時刻では、U相のデューティが最小で、V相のデューティが中間で、W相のデューティが最大となっている。しかし、この図の場合、W相とV相のスイッチングの時間間隔が狭い。このため、このスイッチングの時間間隔がA/D変換するのに十分な長さでなく、この時間間隔においてシャント抵抗6の両端の電圧を検知することにより、正確なW相の電流値:Iw_dを検出することができない。また、V相とU相とのスイッチングの時間間隔も狭い。このため、この時間間隔においても正確なU相の電流値:−Iu_dを検出することができない。なお、図6(a)におけるどの時刻においても上記と同様に2相のスイッチングの時間間隔が狭い。このため、どのタイミングでも正確な全相の電流値を検出することができない。
このように、各相のデューティ差が小さくなるにつれて、電流値を検出するための時間が小さくなるため、正確な電流値の検出が次第に困難となり、ある程度までデューティ差が小さくなると、電流値の検出が全く不可能になる。
図7は、本発明の実施形態に係る3相電動モータ制御装置の制御電流算出フローチャートである。最初に、図1の多相電動モータ制御装置1における電流推定部10または図2の多相電動モータ制御装置21における電流推定部11が、後述する算出式を用いてモータ電流推定値を算出する(S1)。次に、電流推定部10または電流推定部11が、電流制御部2で生成された指令電圧(制御信号)に基づいて、各相の電流値を検出可能か否かの判定と場合分けを行う(S2〜S3)。まず、PWMDutyMAX>検出可能Dutyかどうか、すなわち各相のスイッチングの時間間隔に相当するデューティ差の最大値が、電流検出部7により電流値を検出するための最小の時間に相当するデューティ差よりも大きいかどうかを判定する(S2)。この判定式を満たさず、十分な時間間隔がなければ(S2でNo)、すべての相の電流検出は不可能であり、後述する算出式C(数8)によりモータ電流の推定値を算出する(S4)。
一方、PWMDutyMAX>検出可能Dutyを満たす場合は(S2でYes)、少なくとも1相以上の検出が可能であるということであり、次に、2相Duty差>2相検出可能Dutyかどうか、すなわち、各相のスイッチングの時間間隔に相当するデューティ差の最小値が、電流検出部7により電流値を検出するための最小の時間に相当するデューティ差よりも大きいかどうかを判定する(S3)。この判定式を満たさず、電流検出部7により電流値を検出することができる十分な時間間隔がなければ(S3でNo)、1相のみ電流検出は可能であり、後述する算出式B(数5〜数7)によりモータ電流の推定値を算出する(S5)。2相Duty差>2相検出可能Dutyを満たす場合は(S3でYes)、2相の電流値の検出が可能であるということであり、後述する算出式A(数2〜数4)によりモータ電流の推定値を算出する(S6)。
図1に示した多相電動モータ制御装置1の電流推定部10または図2に示した多相電動モータ制御装置21の電流推定部11がモータ電流の推定値を算出する式を数1に示す。内容は図3で示した3相電動モータの等価回路に基づいた算出式である。
Figure 2009124782
ただし、Iu_e:U相推定電流値、Iv_e:V相推定電流値、Iw_e:W相推定電流値、Vu:図1の場合はU相モータ端子電圧、図2の場合は指令値電圧、Vv:図1の場合はV相モータ端子電圧、図2の場合は指令値電圧、Vw:図1の場合はW相モータ端子電圧、図2の場合は指令値電圧、Vn:中性点電圧、Eu:U相誘起電圧、Ev:V相誘起電圧、Ew:W相誘起電圧、Ru:U相モータ抵抗、Rv:V相モータ抵抗、Rw:W相モータ抵抗、Lu:U相モータインダクタンス、Lv:V相モータインダクタンス、Lw:W相モータインダクタンス、Ku:U相誘起電圧定数、Kv:V相誘起電圧定数、Kw:W相誘起電圧定数、omega:モータ回転数、deg:モータ回転角度、s:ラプラス演算子、である。
また、以下ではIu_c:U相制御電流値、Iv_c:V相制御電流値、Iw_c:W相制御電流値、Iu_d:U相検出電流値、Iv_d:V相検出電流値、Iw_d:W相検出電流値、とする。
なお、各相のモータ端子電圧は、電流推定部10にモータ端子電圧検出部8から入力される。各相の指令値電圧は、電流推定部11に電流制御部2から入力される。モータ回転数とモータ回転角度とはモータ回転検出部9から電流推定部10または11に入力される。各相のモータ抵抗、モータインダクタンスおよび誘起電圧定数はあらかじめモータの特性で求められ、電流推定部10または11においてデータが記憶されている。電流値が安定しているときはラプラス演算子の項はゼロとすることができる。
2相の電流値が検出可能な場合の算出式Aを以下に示す。まず、V相の電流値とW相の電流値とが検出可能なときは、数2に示すように、V相検出電流値Iv_dとW相検出電流値Iw_dを、そのままV相制御電流値Iv_cとW相制御電流値Iw_cとする。そして、キルヒホッフの法則に基づいて、検出不可能な残りのU相の制御電流値Iu_cを算出する。
Figure 2009124782
また、U相の電流値とW相の電流値とが検出可能なときは、数3に示すように、U相検出電流値Iu_dとW相検出電流値Iw_dをそのままU相制御電流値Iu_cとW相制御電流値Iw_cとする。そして、キルヒホッフの法則に基づいて、検出不可能な残りのV相の制御電流値Iv_cを算出する。
Figure 2009124782
また、U相の電流値とV相の電流値とが検出可能なときは、数4に示すように、U相検出電流値Iu_dとV相検出電流値Iv_dをそのままU相制御電流値Iu_cとV相制御電流値Iv_cとする。そして、キルヒホッフの法則に基づいて、検出不可能な残りのW相の制御電流値Iw_cを算出する。
Figure 2009124782
次に、1相の電流値のみが検出可能な場合の算出式Bを以下に示す。まず、U相の電流値のみが検出可能なときは、数5に示すように、U相検出電流値Iu_dをそのままU相制御電流値Iu_cとする。次に、上記数1で算出されたV相推定電流値Iv_eとW相推定電流値Iw_eとを用いて、U相の検出電流値Iu_dに、V相推定電流値Iv_eとW相推定電流値Iw_eとの和に対するV相の推定電流値Iv_eの割合を乗じることにより、V相の制御電流値Iv_cを算出する。
また、U相の検出電流値Iu_dに、V相推定電流値Iv_eとW相推定電流値Iw_eとの和に対するW相の推定電流値Iw_eの割合を乗じることにより、W相の制御電流値Iw_cを算出する。なお、V相の制御電流値Iv_cとW相の制御電流値Iw_cとは、U相の検出電流値Iu_dと逆極性であることに注意が必要である。
Figure 2009124782
また、V相の電流値のみが検出可能なときは、数6に示すように、V相検出電流値Iv_dをそのままV相制御電流値Iv_cとする。次に、上記数1で算出されたU相推定電流値Iu_eとW相推定電流値Iw_eとを用いて、V相の検出電流値Iv_dに、U相推定電流値Iu_eとW相推定電流値Iw_eとの和に対するU相の推定電流値Iu_eの割合を乗じることにより、U相の制御電流値Iu_cを算出する。
また、V相の検出電流値Iv_dに、U相推定電流値Iu_eとW相推定電流値Iw_eとの和に対するW相の推定電流値Iw_eの割合を乗じることにより、W相の制御電流値Iw_cを算出する。なお、U相の制御電流値Iu_cとW相の制御電流値Iw_cとは、V相の検出電流値Iv_dと逆極性であることに注意が必要である。
Figure 2009124782
また、W相の電流値のみが検出可能なときは、数7に示すように、W相検出電流値Iw_dをそのままW相制御電流値Iw_cとする。次に、上記数1で算出されたU相推定電流値Iu_eとV相推定電流値Iv_eとを用いて、W相の検出電流値Iw_dに、U相推定電流値Iu_eとV相推定電流値Iv_eとの和に対するU相の推定電流値Iu_eの割合を乗じることにより、U相の制御電流値Iu_cを算出する。
また、W相の検出電流値Iw_dに、U相推定電流値Iu_eとV相推定電流値Iv_eとの和に対するV相の推定電流値Iv_eの割合を乗じることにより、V相の制御電流値Iv_cを算出する。なお、U相の制御電流値Iu_cとV相の制御電流値Iv_cとは、W相の検出電流値Iw_dと逆極性であることに注意が必要である。
Figure 2009124782
次に、全相の電流値が検出不可能な場合の算出式Cを以下に示す。数8に示すように、上記数1で算出されたU相推定電流値Iu_eとV相推定電流値Iv_eとW相推定電流値Iw_eとを用いて、それぞれそのままU相の制御電流値Iu_c、V相の制御電流値Iv_cおよびW相の制御電流値Iw_cとする。
Figure 2009124782
以上は、3相電動モータを例に説明を行ったが、4相以上の電動モータについても本発明は適用可能である。一般的にN相電動モータの場合、N−1相の電流値が検出可能であれば、算出式A(数2〜数4)で示したようにキルヒホッフの法則に基づいて、検出不可能な残りの1相の制御電流値を算出する。
また、N−2相の電流値が検出可能であれば、算出式B(数5〜数7)で示したように検出可能な検出電流値をそのままその相の制御電流値とする。次に、上記数1で示した算出方法をN相に拡張した算出式を用いて検出不可能な2相の推定電流値を算出し、検出電流値の和に、2相の推定電流値の和に対する所定相の推定電流値の割合を乗じることにより、所定相の制御電流値を算出する。
また、N−3相の電流値が検出可能であれば、算出式C(数8)で示したように、上記数1で示した算出方法をN相に拡張した算出式を用いて検出不可能な3相の推定電流値を算出し、3相の推定電流値をそれぞれそのまま3相の制御電流値とする。
また、N−4相の電流値が検出可能であれば、上記数1で示した算出方法をN相に拡張した算出式を用いて検出不可能な4相の推定電流値を算出し、4相の推定電流値をそれぞれそのまま4相の制御電流値とする。さらに、5相以上検出不可能な場合も同様の手法を適用する。
本発明では、以上述べた以外にも種々の実施形態を採用することができる。例えば、上記実施形態では、上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子にFETを使用したが、例えばIGBT(絶縁ゲート型バイポーラモードトランジスタ)のような他のスイッチング素子を使用するようにしてもよい。さらに、電流検出手段は、実施形態に示した以外の構成を採用してもよく、電源とFETブリッジ間に設置してもよい。
また、上記実施形態では、多相電動機としてブラシレスモータを例に挙げたが、本発明は誘導電動機や同期電動機のような複数の相を有する電動機を制御するための制御装置全般に適用することができる。また、搬送波に関して三角状信号を使用したが、鋸歯状信号を使用する場合も同様の手法で適用できる。
本発明の第1の実施形態に係る多相電動モータ制御装置のブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る多相電動モータ制御装置のブロック図である。 駆動部と多相電動モータでの制御動作を示す回路図である。 全相検出可領域での制御動作を示すタイミングチャートである。 全相検出可領域または1相検出可領域での制御動作を示すタイミングチャートである。 全相検出不可領域での制御動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第1および第2の実施形態に係る多相電動モータ制御装置の制御電流算出フローチャートである。
符号の説明
1、21 多相電動モータ制御装置
2 電流制御部
3 PWM信号生成部
4 駆動部
5 3相電動モータ
6 シャント抵抗
7 電流検出部
8 モータ端子電圧検出部
9 モータ回転検出部
10、11 電流推定部

Claims (4)

  1. 上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子の対からなり、多相電動モータを駆動する駆動手段と、
    電流指令値を入力し、制御信号を生成する制御信号生成手段と、
    前記制御信号を入力し、前記駆動手段の各スイッチング素子を制御するスイッチング素子制御手段と、
    前記多相電動モータの電流値を検出する単一の電流検出手段と、
    前記多相電動モータの端子電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記多相電動モータの回転数と回転角度とを検出する回転検出手段と、
    前記制御信号生成手段で生成された制御信号に基づいて、各相の電流値を検出可能か否かを判定する電流検出可否判定手段と、を備え、
    前記電流検出可否判定手段は、前記多相電動モータの相の電流値を検出不可能と判定した場合、検出可能な相の電流値、前記端子電圧、前記回転数および前記回転角度に基づいて、検出不可能な相の電流値を算出し、検出可能な相の電流値および算出された電流値に基づいて、制御電流信号を生成し、
    前記制御信号生成手段は、前記電流指令値と前記制御電流信号とに基づいて前記制御信号を生成する
    ことを特徴とする多相電動モータ制御装置。
  2. 請求項1記載の多相電動モータ制御装置において、
    前記電流検出可否判定手段は、前記多相電動モータの2相の電流値を検出不可能と判定した場合、検出可能な相の電流値と、算出された検出不可能な相の電流値の和に対する所定相の電流値の割合とに基づいて、所定相の電流値を算出する
    ことを特徴とする多相電動モータ制御装置。
  3. 請求項1記載の多相電動モータ制御装置において、
    前記電流検出可否判定手段は、前記多相電動モータの1相の電流値のみを検出不可能と判定した場合、検出可能な相の電流値の和に基づいて、検出不可能な相の電流値を算出する
    ことを特徴とする多相電動モータ制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の多相電動モータ制御装置において、
    前記多相電動モータは3相電動モータである
    ことを特徴とする多相電動モータ制御装置。
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