JP2014236649A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータジェネレータの回転角(電気角)の算出精度の低下を好適に抑制することのできる制御装置を提供する。【解決手段】スイッチング素子をPWM制御によって操作するためのキャリア信号周波数の2倍の周波数及びレゾルバ40に対して出力される励磁信号Scの周波数の差を誤差周波数とする。そして、誤差周波数が角度算出部58fを構成するローパスフィルタのカットオフ周波数よりも高くなるように、キャリア信号周波数を可変設定する周波数可変処理をマイコン52によって行う。これにより、RDコンバータ58におけるモータジェネレータの電気角の算出精度の低下を抑制する。【選択図】 図4

Description

本発明は、レゾルバの出力信号に基づき、回転機に接続された直流交流変換回路を構成するスイッチング素子をオンオフ操作することで回転機を制御する制御装置に関する。
従来、例えば下記特許文献1に見られるように、モータの回転角に応じて励磁信号が振幅変調された被変調波を生成するレゾルバと、生成された被変調波及び励磁信号に基づく検波によって回転角の算出値を出力するレゾルバデジタルコンバータ(以下、RDコンバータ)とを備えるモータ制御システムが知られている。
特許第5148394号公報
ここで、本発明者らは、モータに接続された直流交流変換回路を構成するスイッチング素子のオンオフ操作によって回転機に流れる電流を大きくした場合に、RDコンバータから出力される回転角の算出精度が低下する問題に直面した。回転角の算出精度が低下すると、回転機の制御性が低下する懸念がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、回転機の回転角の算出精度の低下を好適に抑制することのできる制御装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、制御装置は、交流の励磁信号をレゾルバ(40)に対して出力する励磁信号出力手段(54a,54b,60)と、前記励磁信号が回転機(10)の回転角に応じて振幅変調された被変調波及び前記励磁信号に基づく検波によって前記回転角に関する信号を復調する復調手段(58a〜58e)と、前記復調手段から出力された復調信号から高調波成分を除去することによって前記回転角の算出値を出力するフィルタ(58f)と、前記回転機を制御すべく、前記フィルタから出力された前記回転角の算出値に基づき、前記回転機に接続された直流交流変換回路(20)を構成するスイッチング素子(S¥#)をオンオフ操作する操作手段(56)と、を備えている。
上記構成を前提として、請求項1記載の発明は、前記スイッチング素子のオンオフ操作によって前記回転機に流れる電流の変動成分の周波数及び前記励磁信号の周波数の差である誤差周波数が前記フィルタの遮断域に含まれるように、前記励磁信号の周波数及び前記スイッチング素子のスイッチング周波数のうち少なくとも一方である対象周波数を可変設定する設定手段を備えることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、前記スイッチング素子のオンオフ操作によって前記回転機に流れる電流の変動成分の周波数及び前記励磁信号の周波数の差である誤差周波数が前記フィルタの遮断域に含まれるように、前記励磁信号の周波数及び前記スイッチング素子のスイッチング周波数が設定されていることを特徴とする。
スイッチング素子のオンオフ操作によって回転機に流れる電流が大きくなると、電流の流通に伴い生じるスイッチングノイズ(電磁波)が大きくなる。このノイズは、励磁信号や被変調波に混入する。その結果、復調信号にもノイズが混入することとなり、フィルタから出力される回転角の算出値と実際の回転角とに誤差が生じる。ここで、本発明者らは、励磁信号や被変調波に混入するノイズの周波数が、スイッチング素子のオンオフ操作によって回転機に流れる電流の変動成分の周波数と、励磁信号の周波数との差である誤差周波数になるとの知見を得た。
そこで、請求項1又は2記載の発明では、誤差周波数をフィルタの遮断域に含ませるように、励磁信号の周波数及びスイッチング周波数を設定する。このため、励磁信号や被変調波へのノイズの混入によって復調信号にノイズが混入する場合であっても、ノイズが回転角の算出精度に及ぼす影響をフィルタにおいて抑制することができる。これにより、回転角の算出精度の低下を好適に抑制することができ、ひいては回転機の制御性の低下を好適に抑制することができる。
第1の実施形態にかかるモータ制御システムの全体構成図。 同実施形態にかかるモータジェネレータの制御処理のブロック図。 同実施形態にかかる正弦波PWM制御領域及び過変調PWM制御領域を示す図。 同実施形態にかかる電気角の算出処理のブロック図。 同実施形態にかかるPWM変調による励磁信号の生成手法を示す図。 同実施形態にかかる励磁信号の生成態様を示す図。 レゾルバ誤差の増大現象を示すタイムチャート。 レゾルバ誤差の推移を示すタイムチャート。 レゾルバ誤差の推移を示すタイムチャート。 励磁信号のサンプリング態様を示すタイムチャート。 レゾルバ誤差の混入態様を示すタイムチャート。 レゾルバ誤差の周波数解析結果を示す図。 レゾルバ誤差の周波数解析結果を示す図。 第1の実施形態にかかる角度算出部の構成を示す図。 第2の実施形態にかかるモータジェネレータの制御処理のブロック図。 同実施形態にかかる同期PWM制御を示す図。 同実施形態にかかる周波数可変処理の手順を示すフローチャート。 同実施形態にかかるキャリア周波数の可変設定態様を示すタイムチャート。 第3の実施形態にかかる周波数可変処理の手順を示すフローチャート。 同実施形態にかかる励磁周波数の可変設定態様を示すタイムチャート。 第4の実施形態にかかる周波数変更タイミングを示す図。 第5の実施形態にかかる周波数可変処理の手順を示すフローチャート。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる制御装置を車載主機として回転機を備える車両に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、モータジェネレータ10は、車載主機としての3相の電動機兼発電機であり、図示しない駆動輪に連結されている。本実施形態では、モータジェネレータ10として、永久磁石同期モータ(具体的には、埋め込み磁石同期モータIPMSM)を用いている。
モータジェネレータ10は、「直流交流変換回路」としてのインバータ20及びメインリレー22を介して高電圧バッテリ24に電気的に接続されている。高電圧バッテリ24は、端子間電圧が百V以上(例えば288V)となる蓄電池であり、例えばリチウムイオン蓄電池やニッケル水素蓄電池を用いることができる。
インバータ20は、高電位側(上アーム側)のスイッチング素子S¥p(¥=u,v,w)及び低電位側(下アーム側)のスイッチング素子S¥nの直列接続体を備えている。詳しくは、インバータ20は、3組のスイッチング素子S¥p,S¥nの直列接続体を備え、スイッチング素子S¥p,S¥nの接続点は、モータジェネレータ10の¥相に接続されている。ちなみに、本実施形態では、上記スイッチング素子S¥#(#=p,n)として、電圧制御形の半導体スイッチング素子を用い、より具体的には、IGBTを用いている。そして、スイッチング素子S¥#には、フリーホイールダイオードD¥#が逆並列に接続されている。また、メインリレー22及びインバータ20の間には、インバータ20の入力電圧を平滑化する平滑コンデンサ26が介在している。
制御システムには、モータジェネレータ10のV相を流れる電流を検出するV相電流センサ30v、モータジェネレータ10のW相を流れる電流を検出するW相電流センサ30w及びインバータ20の入力電圧を検出する電圧センサ32が備えられている。
また、制御システムには、モータジェネレータ10の回転角(電気角θ)を検出するためのレゾルバ40が備えられている。レゾルバ40は、1次側コイル42及び一対の2次側コイル44a,44bを備えている。詳しくは、モータジェネレータ10の回転子10aには、1次側コイル42が連結されている。1次側コイル42は、正弦波状の励磁信号Scによって励磁され、励磁信号Scによって1次側コイル42に生じた磁束は、一対の2次側コイル44a,44bを鎖交する。この際、1次側コイル42と一対の2次側コイル44a,44bとの相対的な配置関係が回転子10aの回転角に応じて周期的に変化するため、2次側コイル44a,44bを鎖交する磁束数は、周期的に変化する。本実施形態では、2次側コイル44a,44bのそれぞれに生じる電圧の位相が互いに「π/2」だけずれるように一対の2次側コイル44a,44bと1次側コイル42とが配置されている。これにより、2次側コイル44a,44bのそれぞれの出力電圧は、励磁信号Scを変調波sinθ、cosθのそれぞれによって変調した被変調波となる。より具体的には、励磁信号Scを「sinΩt」とすると、被変調波はそれぞれ「sinθ×sinΩt」,「cosθ×sinΩt」となる。
なお、本実施形態では、モータジェネレータ10として、極数が8のものを用いている。このため、レゾルバ40として、軸倍角数が8のものを用いている。したがって、モータジェネレータ10の回転子10aの回転角(機械角θm)は、後述するレゾルバデジタルコンバータ(以下、RDコンバータ58)から出力される算出角φを軸倍角数で除算した値となる。
上記各種センサの検出値は、低電圧システムを構成する制御装置50に取り込まれる。制御装置50は、CPU、ROM及びRAM等からなるマイコン52と、インターフェース回路54とを備えている。マイコン52には、インターフェース回路54を介してV相電流センサ30v、W相電流センサ30w及びレゾルバ40の出力信号等が入力される。マイコン52は、インバータ制御部56と、RDコンバータ58とを備えている。なお、本実施形態において、インバータ制御部56が「PWM操作手段」及び「過変調操作手段」を構成する。
続いて、図2を用いて、インバータ制御部56によって実行されるモータジェネレータ10の制御量の制御に関する処理について説明する。なお、本実施形態では、制御量をトルクとする。
モータジェネレータ10の制御は、トルク指令値Trq*を実現するための指令電流とモータジェネレータ10に流れる電流とが一致するように、スイッチング素子S¥#を操作する制御となる。すなわち、本実施形態では、モータジェネレータ10の出力トルクが最終的な制御量となるものであるが、出力トルクを制御すべく、モータジェネレータ10に流れる電流を直接の制御量として、これを指令電流に制御する。特に、本実施形態では、モータジェネレータ10に流れる電流を指令電流に制御すべく、電流ベクトル制御を行う。
詳しくは、2相変換部56aは、V相電流センサ30vの検出値iv、W相電流センサ30wの検出値iw、及びRDコンバータ58から出力された電気角θの算出値(以下、算出角φ)に基づき、U相電流iu,V相電流iv,W相電流iwを回転座標系における電流であるd軸電流idr及びq軸電流iqrに変換する。なお、W相電流iwは、キルヒホッフの法則に基づき、V相電流センサ30vの検出値iv及びW相電流センサ30wの検出値iwに基づき算出すればよい。
指令電流算出部56bは、トルク指令値Trq*に基づき、回転座標系における電流の指令値であるd軸指令電流id*と、q軸指令電流iq*とを算出する。ちなみに、トルク指令値Trq*は、制御装置50よりも上位の制御装置から入力される。
指令電圧算出部56cは、d軸電流idr,q軸電流iqrをd軸指令電流id*,q軸指令電流iq*にフィードバック制御するための操作量としてd,q軸上の指令電圧vd*,vq*を算出する。具体的には、d軸電流idr及びd軸指令電流id*の偏差Δidに基づく比例積分制御によってd軸上の指令電圧vd*を算出してかつ、q軸電流iqr及びq軸指令電流iq*の偏差Δiqに基づく比例積分制御によってq軸上の指令電圧vq*を算出する。
3相変換部56dは、RDコンバータ58から出力された算出角φに基づき、d,q軸上の指令電圧vd*,vq*をモータジェネレータ10の固定座標系における3相の指令電圧v¥*(¥=u,v,w)に変換する。これら指令電圧v¥*は、d,q軸電流idr,iqrを指令電流id*,iq*にフィードバック制御するための操作量となり、正弦波信号となる。
非同期キャリア生成部56eは、固定周期のキャリア信号tcを生成して出力する。本実施形態では、キャリア信号tcとして、三角波信号を用いている。
速度算出部56fは、算出角φの時間微分値として算出角速度ωを算出する。
PWM操作部56gは、インバータ20の3相の出力電圧を指令電圧v¥*を模擬した電圧とするための操作信号g¥#を生成する。本実施形態では、インバータ20の入力電圧VINVによって指令電圧v¥*を規格化した値「2×v¥*/VINV」と、非同期キャリア生成部56eによって生成されたキャリア信号tcとの大小比較に基づくPWM処理によって操作信号g¥#を生成する。
特に、本実施形態では、図3に示すように、PWM操作部56gは、トルク指令値Trq*及び算出角速度ωに基づき、正弦波PWM制御又は過変調PWM制御のいずれかを選択して実行する。過変調PWM制御とは、指令電圧v¥*の振幅Vampがインバータ20の入力電圧VINVの「1/2」を上回る状況下において、上記振幅Vampをキャリア信号tcの振幅よりも大きくする制御である。ここで、正弦波PWM制御を行う領域と過変調PWM制御を行う領域との境界は、閾値速度ωthによって定められる。閾値速度ωthは、トルク指令値Trq*が高いほど低くなるように設定されている。PWM操作部56gは、生成された操作信号g¥#をスイッチング素子S¥#に対して出力する。
続いて、図4を用いて、RDコンバータ58における電気角θの算出処理について説明する。
上記励磁信号Scは、マイコン52内蔵のPWM生成部60及び発振器62と、インターフェース回路54内蔵の2次遅れ要素54a及び増幅回路54bとによって生成される。詳しくは、PWM生成部60は、発振器62から所定周期で入力されるクロック信号に同期してカウントアップされるカウンタ値Cntと、比較値Dとの大小比較に基づき、励磁信号Sc生成用の信号であるPWM信号(2値信号)を生成する。
図5に、比較値D、カウンタ値Cnt及びPWM信号の推移を示す。
図示されるように、PWM生成部60は、カウンタ値Cntが比較値Dよりも小さい場合に論理「H」のPWM信号を生成し、カウンタ値Cntが比較値D以上となる場合に論理「L」のPWM信号を生成する。上記カウンタ値Cntがその上限値Tlimitに到達する場合、カウンタ値Cntのリセット処理が行われる。このため、カウンタ値Cntは、デジタル処理によって生成されたのこぎり波状の信号(レゾルバキャリア信号)となる。
また、PWM生成部60は、カウンタ値Cntがその下限値(0)から上限値Tlimitに到達するまでの1周期(レゾルバキャリアの1周期)毎に比較値Dを更新する。これにより、励磁信号Scの周期で比較値Dが変動することとなる。
図4の説明に戻り、PWM生成部60において生成されたPWM信号は2次遅れ要素54aに入力され、2次遅れ要素54aの出力電圧が増幅回路54bによって増幅されることで、図6に示すように、励磁信号Scが生成される。なお、本実施形態において、2次遅れ要素54a、増幅回路54b及びPWM生成部60が「励磁信号出力手段」を構成する。
増幅回路54bの出力電圧は、第1の差動増幅回路54cによって電圧変換される。一方、2次側コイル44aの出力電圧は、第2の差動増幅回路54dによって電圧変換され、2次側コイル44bの出力電圧は、第3の差動増幅回路54eによって電圧変換される。これら差動増幅回路54c,54d,54eの出力電圧は、マイコン52内蔵のアナログデジタル変換器(以下、AD変換器64)に入力される。なお、図中、AD変換器64に入力される電圧のうち、第1の差動増幅回路54cの出力電圧に対応するものを「RC」で示し、第3の差動増幅回路54eの出力電圧に対応するものを「sin」で示し、第2の差動増幅回路54dの出力電圧に対応するものを「cos」で示した。
AD変換器64は、被変調波sin,cos及び励磁信号RCを所定のサンプリング周期Tadでサンプリングするアナログデジタル変換手段である。詳しくは、AD変換器64は、発振器62から出力されたクロック信号に基づき、所定のサンプリング周期Tadで励磁信号RCをデジタルデータに変換する(励磁信号RCをサンプリングする)。また、AD変換器64は、上記クロック信号に基づき、被変調波sinをデジタルデータに変換する(被変調波sinをサンプリングする)。さらに、AD変換器64は、上記クロック信号に基づき被変調波cosをデジタルデータに変換する(被変調波cosをサンプリングする)。なお、図4には、サンプリングされた励磁信号RCをレファレンス「REF」で示し、サンプリングされた被変調波を「SIN,COS」で示した。
なお、本実施形態において、上記サンプリング周期Tadは、予め定められた固定値(例えば、6.25μsec)に設定されている。特に本実施形態では、サンプリング周期Tadは、励磁信号Scの1周期を2以上の整数「16」で除算した周期に設定されている。また、発振器62のクロック信号は、非同期キャリア生成部56eでも使用されている。すなわち、非同期キャリア生成部56e、PWM操作部56g、AD変換器64のクロック信号の供給源は共通である。
AD変換器64の出力信号は、RDコンバータ58に入力され、ここで、ソフトウェア処理される。詳しくは、余弦関数乗算器58aは、電気角θの算出値(以下、算出角φ)を独立変数とする余弦関数cosφを被変調波SINに乗算する。一方、正弦関数乗算器58bは、算出角φを独立変数とする正弦関数sinφを被変調波COSに乗算する。制御偏差算出部58cは、余弦関数乗算器58aの出力値から正弦関数乗算器58bの出力値を減算することで、制御偏差εを算出する。
この制御偏差εは、第1〜第3の差動増幅回路54c,54d,54eや増幅回路54bのゲインによって定まる比例定数を無視すると、以下の式(eq1)によって表現される。
ε=sinΩt・sinθ・cosφ−sinΩt・cosθ・sinφ
=sinΩt・sin(θ―φ)…(eq1)
この制御偏差εが「0」となる場合、実際の電気角θと算出角φとが一致する。ここで、制御偏差εから、励磁信号Scの符号の影響を除く除去処理は、同期検波によってなされる。
すなわち、レファレンスREFは、2値検波信号算出手段としての検波信号生成部58dに入力され、ここで、レファレンスREFと「0」との大小比較に応じて「1」又は「−1」となる信号である検波信号Rdに加工される。詳しくは、検波信号生成部58dでは、レファレンスREFが「0」以上である場合に検波信号Rdを「1」としてかつ、レファレンスREFが「0」未満である場合に検波信号Rdを「−1」とする。
同期検波部58eは、制御偏差εに検波信号Rdを乗算することで、被検波量εcを算出する。なお、被検波量εcは、実際の電気角θと算出角φとの差が「0」となることで「0」となってかつ、その符号によって、算出角φが実際の電気角θよりも進角側の値であるか遅角側の値であるかを示す量である。
なお、本実施形態において、余弦関数乗算器58a、正弦関数乗算器58b、制御偏差算出部58c、検波信号生成部58d及び同期検波部58eが「復調手段」を構成する。
同期検波部58eから出力された復調信号(「回転角に関する信号」に相当)である被検波量εcは、角度算出部58fに入力される。角度算出部58fは、ローパスフィルタや積分要素を備えて構成される。本実施形態では、特に本実施形態では、積分要素として、2重積分要素を用いている。これは、電気角θが一定速度で変化する場合に算出角φに定常偏差が生じないことを狙ったものである。
上記ローパスフィルタは、被検波量εcから高調波成分を除去することによって算出角φを出力する機能を有する。このローパスフィルタの特性については、後に詳述する。
上記算出角φは、上記余弦関数乗算器58a及び正弦関数乗算器58bに加えて、インバータ制御部56に入力される。
ところで、本発明者らは、スイッチング素子S¥#のオンオフ操作によってモータジェネレータ10に流れる電流(相電流)を大きくした場合に、RDコンバータ58における電気角θの算出精度が低下する問題に直面した。以下、この問題について、図7〜図13を用いて説明する。
図7に、トルク指令値Trq*を「0」からその最大値(以下、トルク最大値Tmax)まで上昇させた場合における各種波形の推移を示す。詳しくは、図7(a)は、d軸電流idrの推移を示し、図7(b)は、q軸電流iqrの推移を示し、図7(c)は、算出角φの推移を示し、図7(d)は、実際の電気角θに対する算出角φの誤差(以下、レゾルバ誤差Er)の推移を示す。
図示される例では、時刻t1において、トルク指令値Trq*が「0」からトルク最大値Tmaxに切り替えられる。レゾルバ誤差Erは、時刻t1以前においても生じているものの、時刻t1以降において増加している。
ここで、トルク指令値Trq*が「0」とされる場合における「B1」の時間スケール拡大図を図8に示し、トルク指令値Trq*がトルク最大値Tmaxとされる場合における「B2」の時間スケール拡大図を図9に示す。なお、本実施形態では、レゾルバ40として、上述したように軸倍角が8のものを用いている。このため、図9及び図10では、電気角θの8周期が機械角θmの1周期に相当する。
図8に示すように、トルク指令値Trq*が「0」とされる場合であってもレゾルバ誤差Erが生じている。ただし、この誤差は、電気角θ1周期に同期した周期性を有している。この周期性を利用して誤差補正ロジックを構築することで、レゾルバ誤差Erを低減することができる。詳しくは、例えば、前回の機械角θm1周期(時刻t1〜t2)におけるレゾルバ誤差Erを各電気角θ周期のそれぞれについて記憶する。そして、今回の機械角θm1周期を構成する各電気角θ周期のそれぞれにおいて、記憶された前回のレゾルバ誤差Erに基づき算出角φを補正することで、レゾルバ誤差Erを低減する。
これに対し、図9に示すように、トルク指令値Trq*がトルク最大値Tmaxとされる場合には、レゾルバ誤差Erが増大し、また、レゾルバ誤差Erの周期性が崩れる。このため、電気角θと同期した周期性があることを前提とした上記誤差補正ロジックでレゾルバ誤差Erを低減することができなくなる。
図10に、励磁信号Scの1周期を「100μsec」とし、サンプリング周期Tadを「6.25μsec」とした場合における理想的なレファレンスREFの推移を示す。なお、図10は、レファレンスREFをデジタル単位として示している。
図示されるように、本実施形態では、サンプリング周期Tadの設定を、励磁信号Scの1周期を整数で除算した値に設定している。このため、理想的なレファレンスREFの各周期において、最初からN番目のサンプリング値は同一の値となる。なお、図10では、7番目のデータが同一の値(図中、理想値と表記)となることを示した。
図11に、モータジェネレータ10を1000rpmで回転させ、キャリア信号tcの周波数(以下、キャリア周波数fc)を4.98kHzに設定した場合のレファレンスREFの実測データを示す。詳しくは、図11は、レファレンスREFの各周期の7番目のデータを並べたものである。
図示されるように、レファレンスREFにノイズが混入していなければ、上述したようにレファレンスREFは同一の値となる。しかし、実際には、誤差周波数Δfer(40Hz)を有するレゾルバ誤差Erが生じている。ここで、本発明者らは、誤差周波数Δferが、キャリア周波数fcを2倍した周波数及び励磁信号Scの周波数(以下、励磁周波数fref)の差の絶対値になるとの知見を得た。
図12及び図13に、レファレンスREFの周波数解析結果を示す。ここで、図12は、トルク指令値Trq*が「0」とされる場合における解析結果であり、図13は、トルク指令値Trq*がトルク最大値Tmaxとされる場合における解析結果である。なお、図12及び図13では、モータジェネレータ10の回転速度を1000rpmに設定している。
図12に示すように、トルク指令値Trq*が「0」とされる場合、1次成分、2次成分及び2.5次成分を有するレゾルバ誤差Erが生じている。なお、これら誤差成分は、先の図8(d)に示したものであり、例えば、レゾルバ40の製造ばらつきや、回転子10aに対するレゾルバ40の取り付け精度等によって生じるものである。
これに対し、図13に示すように、トルク指令値Trq*がトルク最大値Tmaxとされる場合には、誤差周波数Δfer(40Hz)を有するレゾルバ誤差Erが大きくなっている。すなわち、トルク指令値Trq*が大きくなると、モータジェネレータ10に流れる相電流が増大し、スイッチングノイズが増大する。これにより、励磁信号Scや相電流の変動成分(基本波成分)の周波数よりも十分に低い誤差周波数を有するレゾルバ誤差Erが増大する。なお、図13には、トルク指令値Trq*の増大により、1次成分の側帯波が生じていることも示した。
このようなレゾルバ誤差Erが生じると、モータジェネレータ10のトルク変動が生じることとなり、モータジェネレータ10のトルク制御性が低下する懸念がある。ちなみに、レファレンスREFに限らず、被変調波SIN,COS等、角度算出部58fを構成するローパスフィルタの前段における信号にノイズが混入する場合、トルク指令値Trq*が増大する状況下においてレゾルバ誤差Erが増大すると考えられる。
そこで、本実施形態では、角度算出部58fを構成するローパスフィルタを図14に示す構成とした。詳しくは、キャリア周波数fcの2倍の周波数及び励磁周波数frefの差の絶対値である誤差周波数Δferがローパスフィルタのカットオフ周波数fcutよりも高くなるように、励磁周波数fref及びキャリア周波数fcを設定(適合)した。こうした設定によれば、例えばレファレンスREFに含まれる誤差周波数Δfer以上のノイズ成分を角度算出部58fにおいて除去することができる。このため、モータジェネレータ10のトルク制御性の低下を好適に回避することができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)キャリア周波数fcの2倍の周波数及び励磁周波数frefの差の絶対値である誤差周波数Δferが角度算出部58fを構成するローパスフィルタの遮断域に含まれるように、励磁周波数fref及びキャリア周波数fcを適合した。このため、レファレンスREFや被変調波SIN,COSへのノイズの混入によって同期検波部58eから出力される復調信号にノイズが混入する場合であっても、ノイズが電気角θの算出精度に及ぼす影響をローパスフィルタにおいて抑制することができる。これにより、電気角θの算出精度の低下を好適に回避することができ、ひいてはモータジェネレータ10のトルク制御性の低下を好適に抑制することができる。
特に、本実施形態では、角度算出部58fを構成するフィルタをローパスフィルタとしたこと、誤差周波数Δferをキャリア周波数fcの2倍の周波数及び励磁周波数frefの差の絶対値としたこと、並びに誤差周波数Δferがローパスフィルタのカットオフ周波数fcut以上となるように励磁周波数fref及びキャリア周波数fcを設定したことが、電気角θの算出精度を回避することに大きく寄与している。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、キャリア周波数fcを可変設定することでレゾルバ誤差Erを除去する。
図15に、本実施形態にかかるトルク制御に関する処理のブロック図を示す。なお、図15において、先の図2に示した部材等と同一の部材等については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態では、非同期キャリア生成部56eに代えて、同期キャリア生成部56hがインバータ制御部56に備えられている。同期キャリア生成部56hは、算出角速度ωに基づき、算出角φの1周期がキャリア信号tcの周期の整数倍となるようにキャリア信号tcを生成して出力する。なお、本実施形態において、インバータ制御部56は「同期PWM操作手段」を構成する。
図16に、同期キャリア生成部56hにおけるキャリア信号tcの生成手法を示す。詳しくは、図16の横軸は、算出角速度ωを示し、縦軸は、キャリア周波数fcを示す。
図示される例では、算出角速度ωが4つの領域A1〜A4に分割されている。各領域において、算出角速度ωが高くなるほど、キャリア周波数fcが高くなる。また、各領域におけるキャリア周波数fcは、上限キャリア周波数fH及び下限キャリア周波数fLによって区画される範囲内に設定されている。ここで、上限キャリア周波数fH及び下限キャリア周波数fLは、スイッチング素子S¥#の過熱や過電流の回避等、スイッチング素子S¥#の信頼性を維持する観点から設定されている。なお、図16では、インバータ20の出力電圧の1周期におけるキャリア信号tcの数について、第1の領域A1が21個であることを例示し、第2の領域A2が18個であることを例示し、第3の領域A3が15個であることを例示し、第4の領域A4が12個であることを例示した。
ところで、同期PWM制御が行われる場合、算出角速度ωに応じてキャリア周波数fcが変化することで、誤差周波数Δferがローパスフィルタのカットオフ周波数fcut未満となることがある。この場合、レゾルバ誤差Erが増大し、モータジェネレータ10のトルク制御性が低下する懸念がある。
そこで、本実施形態では、以下に説明する周波数可変処理を行う。
図17に、本実施形態にかかる周波数可変処理の手順を示す。この処理は、マイコン52によって例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、同期PWM制御が実行されているか否かを判断する。
ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS12に進み、誤差周波数Δferがカットオフ周波数fcutよりも高くなるように、キャリア周波数fcを可変設定する。これにより、例えば先の図16において、第2の領域A2について算出角速度ωが漸増することでキャリア周波数fcが漸増する状況下、誤差周波数Δferがカットオフ周波数fcut未満となるキャリア周波数fcを避けてキャリア周波数fcが設定されることとなる。ちなみに、本実施形態において、本ステップの処理が「設定手段」を構成する。
なお、上記ステップS10において否定判断された場合や、ステップS12の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図18に、キャリア周波数fcの変更前後における各種波形の推移を示す。詳しくは、図18(a−1),(a−2)は、キャリア信号tcと、指令電圧v¥*を入力電圧VINVで規格化した値との推移を示し、図18(b−1),(b−2)は、高電位側の操作信号g¥pの推移を示し、図18(c−1),(c−2)は、低電位側の操作信号g¥nの推移を示す。ここで、図18(a−2)〜図18(c−2)は、図18(a−1)〜図18(c−1)のキャリア信号tcの周期を「ΔT」長くした場合の推移である。なお、図18では、デッドタイムの図示を省略している。
図示されるように、キャリア信号tcの周期を長くすることで、スイッチング素子S¥#のスイッチング周期も長くなる。すなわち、キャリア周波数fcを低くすることで、スイッチング素子S¥#のスイッチング周波数も低くなる。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(2)同期PWM制御が行われる場合において、誤差周波数Δferがカットオフ周波数fcutよりも高くなるように、キャリア周波数fcを可変設定した。このため、モータジェネレータ10のトルク制御性の低下を好適に回避することができる。
(3)対象周波数としてキャリア周波数fcを用いた。キャリア周波数fcの変更のみでレゾルバ誤差Erを低減できるため、本実施形態によれば、レゾルバ誤差Erを低減させる制御ロジックを容易に実現することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第2の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、対象周波数として、キャリア周波数fcに代えて、励磁周波数frefを用いることでレゾルバ誤差Erを除去する。
図19に、本実施形態にかかる周波数可変処理の手順を示す。なお、この処理は、マイコン52によって例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS20において、トルク指令値Trq*がトルク規定値Tγを上回るとの条件、及び算出角速度ωが閾値速度ωth未満であるとの条件の論理和が真であるか否かを判断する。この処理は、励磁周波数frefを可変設定すべき状況であるか否かを判断するための処理である。以下、この処理の意義について説明する。
本実施形態では、励磁周波数frefの初期値(以下、初期周波数fdt)が低めに設定されている。これは、励磁周波数frefが低いほど、励磁信号Scを生成するための回路(PWM生成部60等)の消費電流が小さくなることに基づくものである。このため、キャリア周波数fcの2倍の周波数及び初期周波数fdtの差をカットオフ周波数fcutよりも高くするとの条件を満たすように、初期周波数fdtを上記2倍の周波数から低周波側に離間させることも考えられる。ただし、本実施形態では、初期周波数fdtを低周波側に大きく離間させることができない事情が存在する。こうした事情としては、例えば、励磁周波数frefが過度に低くされると、電気角θの検出精度が低下する事情がある。こうした事情に鑑み、本実施形態では、レゾルバ誤差Erの低減と、PWM生成部60等の消費電流の抑制との観点から、初期周波数fdtを低めに設定するとともに、上記2つの条件を設けている。
まず、1つ目は、トルク指令値Trq*に関する条件である。トルク指令値Trq*が大きいと、モータジェネレータ10に流れる相電流が大きくなり、レゾルバ誤差Erが大きくなる。一方、トルク指令値Trq*が小さいと、相電流が小さくなり、レゾルバ誤差Erが小さくなる。レゾルバ誤差Erが小さい状況下においては、誤差周波数Δferがカットオフ周波数fcut未満となる場合であっても、レゾルバ誤差Erが電気角θの算出精度に及ぼす影響は小さいと考えられる。
続いて、2つ目の条件は、算出角速度ωに関する条件である。本実施形態では、算出角速度ωが閾値速度ωthを上回ると、過変調PWM制御が行われる。過変調PWM制御におけるスイッチング周波数は、正弦波PWM制御におけるスイッチング周波数よりも低くなる傾向にある。このため、過変調PWM制御が行われる場合における誤差周波数Δferは、正弦波PWM制御が行われる場合における誤差周波数Δferよりも高くなる傾向にある。本実施形態では、過変調PWM制御が行われる場合における誤差周波数Δferがカットオフ周波数fcut以上となるように構成されている。このため、過変調PWM制御が行われる場合におけるレゾルバ誤差Erはローパスフィルタによって除去される。したがって、過変調PWM制御が行われる場合において、レゾルバ誤差Erが電気角θの算出精度に及ぼす影響は小さいと考えられる。
ステップS20において否定判断された場合には、ステップS22に進み、励磁周波数frefとして初期周波数fdtを設定する。
一方、上記ステップS20において肯定判断された場合には、ステップS24に進み、誤差周波数Δferがカットオフ周波数fcutよりも高くなるように励磁周波数frefを初期周波数fdtから上昇させる。これは、先の図5の上限値Tlimitを増大させることで実現することができる。なお、図20に、上限値Tlimitを増大させることで、励磁周波数frefが低くなる一例を示した。また、本実施形態において、本ステップの処理が「設定手段」を構成する。
ちなみに、一旦ステップS24の処理が行われた後、上記ステップS20において否定判断された場合、ステップS22において励磁周波数frefが初期周波数fdtに低下させられることとなる。また、ステップS22、S24の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば上記第2の実施形態で得られる効果に加えて、以下の効果が得られるようになる。
(4)トルク指令値Trq*がトルク規定値Tγを上回るとの条件、及び算出角速度ωが閾値速度ωth未満となるとの条件の論理和が真であると判断された場合に限って、誤差周波数Δferがカットオフ周波数fcutよりも高くなるように励磁周波数frefを上昇させた。このため、レゾルバ誤差Erの低減と、励磁信号Scを生成する回路における消費電流の低減とを両立させることができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第3の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、図21に示すように、レファレンスREFのゼロクロスタイミング(時刻t1,t3,t5にて例示)、レファレンスREFがその最大値Rmaxとなるタイミング(時刻t2にて例示)又はレファレンスREFがその最小値Rminとなるタイミング(時刻t4にて例示)において、先の図22のステップS22,S24における励磁周波数frefの変更を許可する。
レファレンスREFの1周期の平均値「0」に対して、レファレンスREF波形の正の部分と負の部分との対称性を確保しないと、正の部分の面線と負の部分の面積とが相違する。このことに起因して、算出角φのフィードバック制御系における操作量(例えば被検波量εc)に含まれる直流成分が増大し、電気角θの算出精度が低下する懸念がある。ここで、励磁周波数frefの変更タイミングを図21に示したタイミングとすることにより、上記対称性を確保できる。このため、励磁周波数frefの変更に伴って電気角θの算出精度が低下することを好適に回避できる。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態について、先の第2の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、上記第3の実施形態における図19のステップS20の処理を、上記第2の実施形態におけるキャリア周波数fcを可変設定する構成に適用する。
図22に、本実施形態にかかる周波数可変処理の手順を示す。なお、この処理は、マイコン52によって例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、ステップS10において肯定判断された場合、ステップS20に進む。そして、ステップS20において肯定判断された場合、ステップS12に進む。
なお、ステップS10、S20において否定判断された場合や、ステップS12の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第2の実施形態の効果に加えて、上記第3の実施形態の効果が得られるようになる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第3,第5の実施形態のステップS20において、トルク指令値Trq*に関する条件を、相電流の振幅又は実効値が規定電流よりも高いとの条件に変更してもよい。
・上記第3,第5の実施形態では、算出角速度ωと比較する規定速度を、過変調PWM制御が実行されるか否かの観点で設定したがこれに限らない。例えば、回転子10aの回転角速度(電気角速度)が高いほど、レゾルバ誤差Erが減衰するような特性を有するRDコンバータ58があるなら、RDコンバータ58の減衰特性に基づき規定速度を設定してもよい。この場合、規定速度は、トルク指令値Trq*によらず一定にしてもよい。
・誤差周波数Δferがカットオフ周波数fcutよりも高くしたがこれに限らない。例えば、ローパスフィルタの伝達率が「0dB」よりも小さくなる遮断域に含まれるようにしてもよい。この場合であっても、レゾルバ誤差Erの低減効果を得ることはできる。
・「誤差周波数」を規定する「回転機に流れる電流の変動成分の周波数」としては、キャリア周波数fc(スイッチング周波数)の2倍の周波数に限らない。例えば、キャリア周波数fcのM倍(Mは3以上の整数)の周波数及び励磁周波数frefの差を誤差周波数Δferとするレゾルバ誤差Erが電気角θの算出精度に及ぼす影響が大きいなら、上記M倍の周波数であってもよい。この場合、上記M倍の周波数及び励磁周波数frefの差を誤差周波数Δferとするレゾルバ誤差Erをローパスフィルタにおける除去対象とすることができる。
・「操作手段」としては、キャリア信号tcを用いたPWM制御に限らない。例えば、トルク指令値Trq*及び算出角速度ωと関係付けられたパルスパターンが記憶された記憶手段(例えば不揮発性メモリ)を制御装置50が備え、トルク指令値Trq*及び算出角速度ωに基づき選択されたパルスパターンに従ってスイッチング素子S¥#をオンオフ操作する手段であってもよい。ここで、パルスパターンとは、1スイッチング周期のオンオフ操作態様を定めたPWM信号のことである。なお、この場合、過変調操作手段で用いられるパルスパターンも記憶手段にされることとなる。このパルスパターンは、指令電圧の振幅がインバータ20の入力電圧の「1/2」を上回る状況下において、指令値に対する実際の出力電圧の不足分を補償しつつスイッチング素子S¥#をオンオフ操作するためのものとなる。
・「対象周波数」としては、励磁周波数及びスイッチング周波数のいずれか一方に限らず、励磁周波数及びスイッチング周波数の双方であってもよい。
・「フィルタ」としては、ローパスフィルタに限らず、例えばバンドエリミネーションフィルタ(BEF)であってもよい。この場合であっても、バンドエリミネーションフィルタの遮断域に誤差周波数が含まれるように励磁信号の周波数及びスイッチング素子のスイッチング周波数が設定されるなら、本発明の効果を得ることができる。
・上記第1の実施形態において、レファレンスREFが「0」よりも大きい場合に検波信号Rdを「1」としてかつ、レファレンスREFが「0」以下である場合に検波信号Rdを「−1」としてもよい。また、被変調波を復調する場合の検波手法としては、上記検波信号Rdを用いたものに限らず、例えば、レファレンスREFを制御偏差εに直接乗算する手法であってもよい。
・制御偏差εとしては、余弦関数乗算器58aの出力値と正弦関数乗算器58bの出力値との和として算出した値「sin(θ+φ)」であってもよい。この場合、算出角φが負の値として算出されることから、上記算出角φの符号を反転させて実際の電気角θを把握すればよい。
・サンプリング周期Tadとしては、励磁信号の1周期をN(Nは2以上の整数)で除算した周期に同期した周期に限らず、同期しない周期に設定してもよい。
・上記第1の実施形態において、PWM信号の生成に用いるカウンタ値(レゾルバキャリア)としては、クロック信号に同期してカウントアップされるものに限らず、カウントダウンされるものであってもよい。
・「スイッチング素子」としては、IGBTに限らず、例えばMOSFETであってもよい。また、「直流交流変換回路」としては、3相インバータに限らず、例えばフルブリッジ回路であってもよい。
10…モータジェネレータ、20…インバータ、40…レゾルバ、56…インバータ制御部、58a…余弦関数乗算器、58b…正弦関数乗算器、58c…制御偏差算出部、58d…検波信号生成部、58e…同期検波部、58f…角度算出部、60…PWM生成部。

Claims (13)

  1. 交流の励磁信号をレゾルバ(40)に対して出力する励磁信号出力手段(54a,54b,60)と、
    前記励磁信号が回転機(10)の回転角に応じて振幅変調された被変調波及び前記励磁信号に基づく検波によって前記回転角に関する信号を復調する復調手段(58a〜58e)と、
    前記復調手段から出力された復調信号から高調波成分を除去することによって前記回転角の算出値を出力するフィルタ(58f)と、
    前記回転機を制御すべく、前記フィルタから出力された前記回転角の算出値に基づき、前記回転機に接続された直流交流変換回路(20)を構成するスイッチング素子(S¥#)をオンオフ操作する操作手段(56)と、
    前記スイッチング素子のオンオフ操作によって前記回転機に流れる電流の変動成分の周波数及び前記励磁信号の周波数の差である誤差周波数が前記フィルタの遮断域に含まれるように、前記励磁信号の周波数及び前記スイッチング素子のスイッチング周波数のうち少なくとも一方である対象周波数を可変設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 交流の励磁信号をレゾルバ(40)に対して出力する励磁信号出力手段(54a,54b,60)と、
    前記励磁信号が回転機(10)の回転角に応じて振幅変調された被変調波及び前記励磁信号に基づく検波によって前記回転角に関する信号を復調する復調手段(58a〜58e)と、
    前記復調手段から出力された復調信号から高調波成分を除去することによって前記回転角の算出値を出力するフィルタ(58f)と、
    前記回転機を制御すべく、前記フィルタから出力された前記回転角の算出値に基づき、前記回転機に接続された直流交流変換回路(20)を構成するスイッチング素子(S¥#)をオンオフ操作する操作手段(56)と、
    を備え、
    前記スイッチング素子のオンオフ操作によって前記回転機に流れる電流の変動成分の周波数及び前記励磁信号の周波数の差である誤差周波数が前記フィルタの遮断域に含まれるように、前記励磁信号の周波数及び前記スイッチング素子のスイッチング周波数が設定されていることを特徴とする制御装置。
  3. 前記誤差周波数は、前記スイッチング周波数のN倍(Nは2以上の整数)の周波数及び前記励磁信号の周波数の差であることを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  4. 前記フィルタは、ローパスフィルタであり、
    前記誤差周波数は、前記スイッチング周波数の2倍の周波数及び前記励磁信号の周波数の差であり、
    前記設定手段は、前記誤差周波数が前記ローパスフィルタのカットオフ周波数以上となるように、前記対象周波数を可変設定することを特徴とする請求項3記載の制御装置。
  5. 前記誤差周波数は、前記スイッチング周波数のN倍(Nは2以上の整数)の周波数及び前記励磁信号の周波数の差であることを特徴とする請求項2記載の制御装置。
  6. 前記フィルタは、ローパスフィルタであり、
    前記誤差周波数は、前記スイッチング周波数の2倍の周波数及び前記励磁信号の周波数の差であり、
    前記励磁信号の周波数及び前記スイッチング周波数は、前記誤差周波数が前記ローパスフィルタのカットオフ周波数以上となるように設定されていることを特徴とする請求項5記載の制御装置。
  7. 前記対象周波数は、前記スイッチング周波数であることを特徴とする請求項1,3又は4記載の制御装置。
  8. 前記操作手段は、前記回転機に対する出力電圧の周期を正の整数で除算した周期を有するキャリア信号及び前記出力電圧の指令値の大小比較に基づき前記スイッチング素子をオンオフ操作する同期PWM操作手段を備え、
    前記スイッチング周波数を可変設定することとは、前記キャリア信号の周波数を可変設定することであることを特徴とする請求項7記載の制御装置。
  9. 前記対象周波数は、前記励磁信号の周波数であることを特徴とする請求項1,3又は4記載の制御装置。
  10. 前記設定手段は、前記回転機に流れる電流が規定電流を超えることを条件として、前記対象周波数を可変設定することを特徴とする請求項1,3,4,7〜9のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記設定手段は、前記回転機の回転速度が規定速度以下となることを条件として、前記対象周波数を可変設定することを特徴とする請求項1,3,4,7〜10のいずれか1項に記載の制御装置。
  12. 前記操作手段は、
    前記回転速度が前記規定速度以下となる場合、前記回転機に対する出力電圧を正弦波を模擬した電圧とすべく、前記出力電圧の指令値及びキャリア信号の大小比較に基づき前記スイッチング素子をオンオフ操作するPWM操作手段と、
    前記回転速度が前記規定速度を上回る場合、前記指令値の振幅が前記直流交流変換回路の入力電圧の「1/2」を上回る状況下において、前記指令値に対する実際の前記出力電圧の不足分を補償しつつ前記スイッチング素子をオンオフ操作する過変調操作手段と、
    を備えることを特徴とする請求項11記載の制御装置。
  13. 前記対象周波数は、前記励磁信号の周波数であり、
    前記設定手段は、前記励磁信号のゼロクロスタイミング、前記励磁信号が最大値となるタイミング又は前記励磁信号が最小値となるタイミングを前記励磁信号の周波数の変更タイミングとすることを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の制御装置。
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