JP2006017659A - アナログ信号のデジタル変換方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、閉ループ内にレゾルバを含めた負帰還制御系を用いてデジタル角度出力を得ることにより、変換性能を向上させることを目的とする。
【解決手段】本発明によるアナログ信号のデジタル変換方法は、2相正弦波信号(2)をR/D信号変換部(3)へ入力し、入力回転角度(θ)をデジタル角度出力(φ)に変換する方法において、閉ループ内にレゾルバ(1)を含めた負帰還制御系(10)を用いてデジタル角度出力(φ)を得る方法である。
【選択図】図1
【解決手段】本発明によるアナログ信号のデジタル変換方法は、2相正弦波信号(2)をR/D信号変換部(3)へ入力し、入力回転角度(θ)をデジタル角度出力(φ)に変換する方法において、閉ループ内にレゾルバ(1)を含めた負帰還制御系(10)を用いてデジタル角度出力(φ)を得る方法である。
【選択図】図1
Description
本発明は、アナログ信号のデジタル変換方法に関し、特に、閉ループ内にレゾルバを含めた負帰還制御系を用いてデジタル角度出力を得ることにより、変換性能(分解能、精度、高速追従性、耐ノイズ性)を向上させ、自動車、ロボット、FA、家電分野における安価で高性能なR/D変換部一体型のレゾルバを提供できるようにするための新規な変換方法に関する。
従来、用いられていたこの種のレゾルバからのレゾルバ出力(アナログ信号)をデジタル変換する方法としては、例えば、特許文献1及び2に開示されている従来技術として確立されたトラッキング方式を挙げることができる。
従来のアナログ信号のデジタル変換方法は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
従来の変換方法であるトラッキング方式(特許第3442316号,USPat.No.6,278,388)では、回転検出器(レゾルバ)の出力である第1振幅変調信号及び第2振幅変調信号を起点として閉ループを構成していたため、回転検出器(レゾルバ)自体は制御系から独立した状態であり、変換動作に対する安定性・安全性及びノイズ等の外乱抑圧特性の向上が困難であった。
また、SINやCOSなどの非線形特性を得るために、ROM(読み込み専用不揮発性メモリー)に予め所望の非線形データを書き込んでおく等の手段が用いられ、ROM容量にもより他回路に比べ大きなチップ面積を占有するため、IC化の際にチップ面積を小さくできずコストアップとなっていた。
また、前述のトラッキング法式では、分解能を下げないと高速追従性を維持することは困難であった。
また、前述のトラッキング方式とは別に、励磁成分の位相情報からデジタル角度信号φを抽出する方法は、従来より位相方式として知られているが、回転角度入力に対するリアルタイムかつ連続的な出力を得ることが困難であった。
従来の変換方法であるトラッキング方式(特許第3442316号,USPat.No.6,278,388)では、回転検出器(レゾルバ)の出力である第1振幅変調信号及び第2振幅変調信号を起点として閉ループを構成していたため、回転検出器(レゾルバ)自体は制御系から独立した状態であり、変換動作に対する安定性・安全性及びノイズ等の外乱抑圧特性の向上が困難であった。
また、SINやCOSなどの非線形特性を得るために、ROM(読み込み専用不揮発性メモリー)に予め所望の非線形データを書き込んでおく等の手段が用いられ、ROM容量にもより他回路に比べ大きなチップ面積を占有するため、IC化の際にチップ面積を小さくできずコストアップとなっていた。
また、前述のトラッキング法式では、分解能を下げないと高速追従性を維持することは困難であった。
また、前述のトラッキング方式とは別に、励磁成分の位相情報からデジタル角度信号φを抽出する方法は、従来より位相方式として知られているが、回転角度入力に対するリアルタイムかつ連続的な出力を得ることが困難であった。
本発明によるアナログ信号のデジタル変換方法は、レゾルバから出力され励磁成分を有して振幅変調された2相振幅変調信号からなる2相正弦波信号をR/D信号変換部へ入力し、入力回転角度(θ)をデジタル角度出力(φ)に変換するようにしたアナログ信号のデジタル変換方法において、閉ループ内に前記レゾルバを含めた負帰還制御系を用いて前記デジタル角度出力(φ)を得る方法であり、また、前記2相正弦波信号を前記R/D信号変換部の少なくともアナログ乗算及びアナログ加減算を用いた信号変換により得られる制御偏差(ε)を用いたPLL(フェーズ・ロックド・ループ)方式の前記負帰還制御系からの位相変調信号(ωRt+φ)を、前記レゾルバの励磁電源(sinωt)として帰還する方法であり、また、少なくとも前記R/D信号変換部からの制御偏差(ε)が入力される同期検波部と、前記同期検波部に接続されるループ補償器と、前記ループ補償器に接続される電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器に接続されるカウンタとをデジタル回路で構成した方法であり、また、前記位相変調信号(ωRt+φ)と予め設定された位相基準(ωRt)とを減算することにより、前記位相変調信号(ωRt+φ)の位相情報として含まれる回転角度情報を、絶対値デジタル角度出力(φ)として、リアルタイム状態で出力する方法であり、また、前記位相変調信号(ωRt+φ)及び位相基準(ωRt)をアナログ信号に変換するための擬似正弦波発生装置を用いる方法であり、また、前記位相変調信号(ωRt+φ)の位相ズレ、前記2相振幅変調信号(sinθ・sinωt,cosθ・sinωt)の励磁成分位相ズレを自動補正する方法であり、また、前記励磁電源(sinωt)から位相角度出力(ωt)を得る方法である。
本発明によるアナログ信号のデジタル変換方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、従来技術として確立されたトラッキング方式とは全く異なる変換原理(コンセプト)を有し、アナログ信号処理によるR/D信号変換部を介してPLLの制御偏差を創出し、閉ループ内に回転検出器(レゾルバ)をも含めた負帰還制御系(PLL)を構成することによりデジタル角度出力φを得るため、変換性能(分解能、精度、高速追従性、耐ノイズ性)の向上が得られ、位相調整が不要なレゾルバシステム(レゾルバ+変換器)の構築が可能となる。
また、本来振幅変調された入力信号を、アナログ信号変換処理により合理的に位相変調信号に変換してPLLの制御偏差を求めているため、PLLの制御周波数を一定の範囲に限定することができ、安定な動作が期待できる。
また、入力回転角度(θ)そのものを起点として回転検出器(レゾルバ)をも含めた大きな負帰還制御系(安定な負帰還制御系として確立されているPLL)を構成するため、変換動作(負帰還制御)に対する安定性かつ安全性及びノイズ等の外乱抑圧特性の向上を可能にするものである。
また、従来の変換方法であるトラッキング方式(特許第3442316号,USPat.No.6,278,388)では、SINやCOSなどの非線形特性を得るために、ROM(読み込み専用不揮発性メモリー)に予め所望の非線形データを書き込んでおく等の手段が用いられ、ROM容量にもより他回路に比べ大きなチップ面積を占有するため、IC化の際にチップ面積を小さくできずコストアップとなっていたが、アナログ信号処理を導入することによりROMを不要とし、アナログ信号処理により、モノリシックIC化に際しチップ面積を小さく抑えることが可能となり、信頼性が高く、小型かつ低価格な商品化(量産)が可能となる。
また、前述のアナログ信号変換により、回転検出器(レゾルバ)の回転角度情報としての第1振幅変調信号及び第2振幅変調信号の振幅情報を、連続的かつリアルタイムに位相情報に置き換えて制御偏差としてPLLに導入することにより、従来の変換方法であるトラッキング方式(特許第3442316号,USPat.No.6,278,388)の如く、分解能を下げないでも高速追従可能、かつ連続的なデジタル変換を実現することを可能にするものである。
また、位相変調信号に位相情報として含まれる回転角度情報を抽出する手段としてPLLを構成することにより、パラレルなデジタル信号として得られる位相変調信号から位相基準を減算することにより、リアルタイムかつパラレルなデジタル角度出力(φ)を得ることを可能にするものである。
また、前述の位相変調信号は、第1位相変調信号及び第2位相変調信号として系統を分け、第2位相変調信号はその位相基準をレゾルバ励磁電源位相に同期化させて励磁信号増幅部等により生じる位相ズレを補正することにより、高精度なアナログ信号のデジタル変換を実現することを可能にするものである。
また、レゾルバ信号(第1振幅変調信号及び第2振幅変調信号)自身の励磁成分を抽出することにより得られる励磁位相基準により同期検波することにより、回転検出器(レゾルバ)等により生じるレゾルバ信号の位相ズレを補正することができ、高精度なアナログ信号のデジタル変換を実現することを可能にするものである。
また、デジタル角度出力(φ)と位相角度出力(ωt(=ωRt+φ))を併せ持つことのできる冗長性を有するシステム構成のため、安全かつ信頼性の高い角度検出システムを構築することができる。
すなわち、従来技術として確立されたトラッキング方式とは全く異なる変換原理(コンセプト)を有し、アナログ信号処理によるR/D信号変換部を介してPLLの制御偏差を創出し、閉ループ内に回転検出器(レゾルバ)をも含めた負帰還制御系(PLL)を構成することによりデジタル角度出力φを得るため、変換性能(分解能、精度、高速追従性、耐ノイズ性)の向上が得られ、位相調整が不要なレゾルバシステム(レゾルバ+変換器)の構築が可能となる。
また、本来振幅変調された入力信号を、アナログ信号変換処理により合理的に位相変調信号に変換してPLLの制御偏差を求めているため、PLLの制御周波数を一定の範囲に限定することができ、安定な動作が期待できる。
また、入力回転角度(θ)そのものを起点として回転検出器(レゾルバ)をも含めた大きな負帰還制御系(安定な負帰還制御系として確立されているPLL)を構成するため、変換動作(負帰還制御)に対する安定性かつ安全性及びノイズ等の外乱抑圧特性の向上を可能にするものである。
また、従来の変換方法であるトラッキング方式(特許第3442316号,USPat.No.6,278,388)では、SINやCOSなどの非線形特性を得るために、ROM(読み込み専用不揮発性メモリー)に予め所望の非線形データを書き込んでおく等の手段が用いられ、ROM容量にもより他回路に比べ大きなチップ面積を占有するため、IC化の際にチップ面積を小さくできずコストアップとなっていたが、アナログ信号処理を導入することによりROMを不要とし、アナログ信号処理により、モノリシックIC化に際しチップ面積を小さく抑えることが可能となり、信頼性が高く、小型かつ低価格な商品化(量産)が可能となる。
また、前述のアナログ信号変換により、回転検出器(レゾルバ)の回転角度情報としての第1振幅変調信号及び第2振幅変調信号の振幅情報を、連続的かつリアルタイムに位相情報に置き換えて制御偏差としてPLLに導入することにより、従来の変換方法であるトラッキング方式(特許第3442316号,USPat.No.6,278,388)の如く、分解能を下げないでも高速追従可能、かつ連続的なデジタル変換を実現することを可能にするものである。
また、位相変調信号に位相情報として含まれる回転角度情報を抽出する手段としてPLLを構成することにより、パラレルなデジタル信号として得られる位相変調信号から位相基準を減算することにより、リアルタイムかつパラレルなデジタル角度出力(φ)を得ることを可能にするものである。
また、前述の位相変調信号は、第1位相変調信号及び第2位相変調信号として系統を分け、第2位相変調信号はその位相基準をレゾルバ励磁電源位相に同期化させて励磁信号増幅部等により生じる位相ズレを補正することにより、高精度なアナログ信号のデジタル変換を実現することを可能にするものである。
また、レゾルバ信号(第1振幅変調信号及び第2振幅変調信号)自身の励磁成分を抽出することにより得られる励磁位相基準により同期検波することにより、回転検出器(レゾルバ)等により生じるレゾルバ信号の位相ズレを補正することができ、高精度なアナログ信号のデジタル変換を実現することを可能にするものである。
また、デジタル角度出力(φ)と位相角度出力(ωt(=ωRt+φ))を併せ持つことのできる冗長性を有するシステム構成のため、安全かつ信頼性の高い角度検出システムを構築することができる。
本発明は、閉ループ内にレゾルバを含めた負帰還制御系を用いてデジタル角度出力を得ることにより、変換性能(分解能、精度、高速追従性、耐ノイズ性)を向上させ、自動車、ロボット、FA、家電分野における安価で高性能なR/D変換部一体型のレゾルバを提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明によるアナログ信号のデジタル変換方法の好適な実施の形態について説明する。
図1は本発明によるアナログ信号のデジタル変換方法の全体構成を概略的に示すブロック図であり、図2は図1の具体的構成を示すブロック図である。
図1は本発明によるアナログ信号のデジタル変換方法の全体構成を概略的に示すブロック図であり、図2は図1の具体的構成を示すブロック図である。
図1において符号1で示されるものは入力回転角度θを検出する回転検出器としてのレゾルバであり、このレゾルバ1から得られる2相正弦波信号2としての第1、第2振幅変調信号sinθ・sinωt,cosθ・sinωt(すなわち励磁成分である励磁電源sinωtにより振幅変調されている)は、レゾルバ/デジタル変換を行うためのR/D信号変換部3に入力され、このR/D信号変換部3からの制御偏差(ε)sin(ωt−ωRt−θ)・sinωtは、同期検波部4に入力され、その検波出力4aはループ補償器5で閉ループを構成するための必要な値等の補償が行なわれた後に電圧制御発振器6に入力されている。
前記電圧制御発振器6からの出力6aはカウンタ7でカウントされた後、このカウンタ7からの出力が位相変調信号ωRt+φとして励磁信号発生部8に入力され、この励磁信号発生部8からのcosωtとsinωtは前記R/D信号変換部3に入力され、前記sinωtは励磁信号増幅部9で増幅された後、励磁成分(キャリア)としての励磁電源sinωtとしてレゾルバ1の励磁巻線(図示せず)に入力されている。
従って、少なくとも前述のレゾルバ1、R/D信号変換部3、同期検波部4、ループ補償器5、電圧制御発振器6、カウンタ7、励磁信号発生部8及び励磁信号増幅部9により閉ループ方式の負帰還制御系10を構成している。
前記負帰還制御系10とは独立して設けられクロックを発生するための発振部11からの発振出力11aは第1カウンタ12でカウントされた後、位相基準ωRtとして擬似正弦波発生部13に入力され、この擬似正弦波発生部13からの擬似正弦波sinωRt,cosωRtが前記R/D信号変換部3へ入力されている。
また、前記位相基準ωRtは前記位相変調信号ωRt+φが入力された第3減算器20に入力されて減算処理され、デジタル角度出力φが得られるように構成されている。
また、前記位相基準ωRtは前記位相変調信号ωRt+φが入力された第3減算器20に入力されて減算処理され、デジタル角度出力φが得られるように構成されている。
前述の図1のブロック図の構成は、具体的には図2のように構成されており、R/D信号変換部3は、第1〜第6乗算器30〜35、第1、第2減算器40、41、加算器50、第1擬似正弦波発生部13及び励磁成分抽出部60とから構成されている。尚、擬似正弦波発生部は、Pseudo Sinusoid Generator の略でPSGとも称する。
前記カウンタ7は、第3、第2カウンタ7A,7Bで構成され,前記励磁信号発生部8は第3、第2擬似正弦波発生部8A,8Bで構成されている。
前記位相変調信号ωRt+φは、前記各カウンタ7A,7Bからの第2,第1位相変調信号ωt=ωRt+φ,ωT=ωRt+φ+βよりなり、前記第3、第2擬似正弦波発生部8A,8Bに入力され、第3擬似正弦波発生部8Aからsinωt,cosωtがR/D信号変換部3へ入力されている。
前記位相変調信号ωRt+φは、前記各カウンタ7A,7Bからの第2,第1位相変調信号ωt=ωRt+φ,ωT=ωRt+φ+βよりなり、前記第3、第2擬似正弦波発生部8A,8Bに入力され、第3擬似正弦波発生部8Aからsinωt,cosωtがR/D信号変換部3へ入力されている。
前記励磁電源sinωtは、コンパレータ70を経てデジタル信号である位相角度出力ωt(=ωRt+φ)が得られるように構成され、この位相角度出力ωtは前記第3カウンタ7Aにも入力されるように構成されている。
前記第3減算器20からはデジタル角度出力φが出力され、前記位相角度出力ωtと同時に出力するように構成され、冗長系が構成されている。
前記第3減算器20からはデジタル角度出力φが出力され、前記位相角度出力ωtと同時に出力するように構成され、冗長系が構成されている。
本発明における回転検出器に適合するレゾルバ1は、1相励磁/2相出力タイプの振幅変調方式ブラシレスレゾルバ(BRX)であり、本来一定の周波数を有する励磁電源(sinωt)が搬送波(キャリア)として入力され、機械的な入力回転角度θに応じて振幅変調された二つの出力である第1振幅変調信号(sinθ・sin(ωt−α))及び第2振幅変調信号(cosθ・sin(ωt−α))を出力する。但し、αは回転検出器(レゾルバ)自体及びセンサケーブル等により生じる位相ズレ(位相遅れ)を示す。然るに、本発明においては、励磁電源(sinωt)の位相(周波数)は一定ではなく、回転検出器(レゾルバ)の回転角度(速度)に応じて変化する。
本発明は、前記第1振幅変調信号(sinθ・sin(ωt−α))及び第2振幅変調信号(cosθ・sin(ωt−α))をR/D信号変換部3に導入し、得られる制御偏差(ε)に基づいて、閉ループ内に回転検出器(レゾルバ)をも含めた負帰還制御系10であるPLL(Phase Locked Loop)を構成し、回転角度(速度)の振幅情報を位相(周波数)情報に変換し、前記励磁電源(sinωt)としてフィードバックする過程で生じる位相変調信号(ωRt+φ)より、デジタル角度出力φを得ることが可能となるアナログ信号のデジタル変換方法である。
本発明は、前記第1振幅変調信号(sinθ・sin(ωt−α))及び第2振幅変調信号(cosθ・sin(ωt−α))をR/D信号変換部3に導入し、得られる制御偏差(ε)に基づいて、閉ループ内に回転検出器(レゾルバ)をも含めた負帰還制御系10であるPLL(Phase Locked Loop)を構成し、回転角度(速度)の振幅情報を位相(周波数)情報に変換し、前記励磁電源(sinωt)としてフィードバックする過程で生じる位相変調信号(ωRt+φ)より、デジタル角度出力φを得ることが可能となるアナログ信号のデジタル変換方法である。
次に、動作について述べる。
まず、回転検出器(レゾルバ)1出力である第1振幅変調信号(sinθ・sin(ωt−α))及び第2振幅変調信号(cosθ・sin(ωt−α))は、第1〜第4乗算器30〜33に入力される。
第1乗算器30において、第1振幅変調信号(sinθ・sin(ωt−α))と擬似正弦波発生部8Aからの第3PSG信号(sinωt)とが乗算され、下式に示すアナログ演算が実行される。
sinθ・sin(ωt-α)×sinωt=sinθ・sin(ωt-α)・sinωt ・・・・(1)
同様に第2乗算器31において、第2振幅変調信号(cosθ・sin(ωt−α))と第3PSG信号(sinωt)とが乗算され、下式に示すアナログ演算が実行される。
cosθ・sin(ωt-α)×sinωt=cosθ・sin(ωt-α)・sinωt ・・・・(2)
同様に第3乗算器32において、第1振幅変調信号(sinθ・sin(ωt−α))と第3PSG信号(cosωt)とが乗算され、下式に示すアナログ演算が実行される。 sinθ・sin(ωt-α)×cosωt=sinθ・sin(ωt-α)・cosωt ・・・・(3)
同様に第4乗算器33において、第2振幅変調信号(cosθ・sin(ωt−α))と第3PSG信号(cosωt)とが乗算され、下式に示すアナログ演算が実行される。 cosθ・sin(ωt-α)×cosωt=cosθ・sin(ωt-α)・cosωt ・・・・(4)
前記(1)式で示される第1乗算器30出力と(4)式で示される第4乗算器33出力は、加算器50で加算され、下式に示すアナログ演算が実行される。
(1)式+(4)式=sinθ・sin(ωt-α)・sinωt+cosθ・sin(ωt-α)・cosωt
=cos(ωt-θ)・sin(ωt-α) ・・・・・(5)
まず、回転検出器(レゾルバ)1出力である第1振幅変調信号(sinθ・sin(ωt−α))及び第2振幅変調信号(cosθ・sin(ωt−α))は、第1〜第4乗算器30〜33に入力される。
第1乗算器30において、第1振幅変調信号(sinθ・sin(ωt−α))と擬似正弦波発生部8Aからの第3PSG信号(sinωt)とが乗算され、下式に示すアナログ演算が実行される。
sinθ・sin(ωt-α)×sinωt=sinθ・sin(ωt-α)・sinωt ・・・・(1)
同様に第2乗算器31において、第2振幅変調信号(cosθ・sin(ωt−α))と第3PSG信号(sinωt)とが乗算され、下式に示すアナログ演算が実行される。
cosθ・sin(ωt-α)×sinωt=cosθ・sin(ωt-α)・sinωt ・・・・(2)
同様に第3乗算器32において、第1振幅変調信号(sinθ・sin(ωt−α))と第3PSG信号(cosωt)とが乗算され、下式に示すアナログ演算が実行される。 sinθ・sin(ωt-α)×cosωt=sinθ・sin(ωt-α)・cosωt ・・・・(3)
同様に第4乗算器33において、第2振幅変調信号(cosθ・sin(ωt−α))と第3PSG信号(cosωt)とが乗算され、下式に示すアナログ演算が実行される。 cosθ・sin(ωt-α)×cosωt=cosθ・sin(ωt-α)・cosωt ・・・・(4)
前記(1)式で示される第1乗算器30出力と(4)式で示される第4乗算器33出力は、加算器50で加算され、下式に示すアナログ演算が実行される。
(1)式+(4)式=sinθ・sin(ωt-α)・sinωt+cosθ・sin(ωt-α)・cosωt
=cos(ωt-θ)・sin(ωt-α) ・・・・・(5)
前記(2)式で示される第2乗算器31出力と(3)式で示される第3乗算器32出力は、第1減算器40で減算され、下式に示すアナログ演算が実行される。
(2)式−(3)式=cosθ・sin(ωt-α)・sinωt-sinθ・sin(ωt-α)・cosωt
=sin(ωt-θ)・sin(ωt-α) ・・・・・(6)
さらに、(5)式で示される加算器50出力は、第5乗算器34で第1擬似正弦波発生部13からの第1PSG信号(sinωRt)と乗算され、下式に示すアナログ演算が実行される。
cos(ωt-θ)・sin(ωt-α)×sinωRt=cos(ωt-θ)・sinωRt・sin(ωt-α)・・(7)
同様に(6)式で示される第1減算器40出力は、第6乗算器35で第1擬似正弦波発生部13からの第1PSG信号(cosωRt)と乗算され、下式に示すアナログ演算が実行される。
sin(ωt-θ)・sin(ωt-α)×cosωRt=sin(ωt-θ)・cosωRt・sin(ωt-α) ・・(8)
ここで、前記(8)式で示される第6乗算器35出力は、第2減算器41で(7)式で示される第5乗算器34出力と減算され、下式に示すアナログ演算が実行される。
(8)式−(7)式=sin(ωt-θ)・cosωRt・sin(ωt-α)−cos(ωt-θ)・sinωRt・
sin(ωt-α)=sin(ωt-ωRt-θ)・sin(ωt-α) ・・・(9)
以上の(1)式〜(9)式で示されるアナログ信号処理を経て、回転検出器(レゾルバ)1出力である第1振幅変調信号(sinθ・sin(ωt−α))及び第2振幅変調信号(cosθ・sin(ωt−α))は、(9)式で示されるR/D変換制御系(PLL)の制御偏差(ε)へと変換される。
本発明によるアナログ信号のデジタル変換方法においては、周知のように、前記制御偏差(ε)が常に0(ゼロ)となるよう制御される。
(2)式−(3)式=cosθ・sin(ωt-α)・sinωt-sinθ・sin(ωt-α)・cosωt
=sin(ωt-θ)・sin(ωt-α) ・・・・・(6)
さらに、(5)式で示される加算器50出力は、第5乗算器34で第1擬似正弦波発生部13からの第1PSG信号(sinωRt)と乗算され、下式に示すアナログ演算が実行される。
cos(ωt-θ)・sin(ωt-α)×sinωRt=cos(ωt-θ)・sinωRt・sin(ωt-α)・・(7)
同様に(6)式で示される第1減算器40出力は、第6乗算器35で第1擬似正弦波発生部13からの第1PSG信号(cosωRt)と乗算され、下式に示すアナログ演算が実行される。
sin(ωt-θ)・sin(ωt-α)×cosωRt=sin(ωt-θ)・cosωRt・sin(ωt-α) ・・(8)
ここで、前記(8)式で示される第6乗算器35出力は、第2減算器41で(7)式で示される第5乗算器34出力と減算され、下式に示すアナログ演算が実行される。
(8)式−(7)式=sin(ωt-θ)・cosωRt・sin(ωt-α)−cos(ωt-θ)・sinωRt・
sin(ωt-α)=sin(ωt-ωRt-θ)・sin(ωt-α) ・・・(9)
以上の(1)式〜(9)式で示されるアナログ信号処理を経て、回転検出器(レゾルバ)1出力である第1振幅変調信号(sinθ・sin(ωt−α))及び第2振幅変調信号(cosθ・sin(ωt−α))は、(9)式で示されるR/D変換制御系(PLL)の制御偏差(ε)へと変換される。
本発明によるアナログ信号のデジタル変換方法においては、周知のように、前記制御偏差(ε)が常に0(ゼロ)となるよう制御される。
前記(9)式で示される制御偏差(ε)sin(ωt−ωRt-θ)・sinωtは同期検波部4へ導入され、励磁成分であるsin(ωt−α)が絶対値化され、下式となる。
前記同期検波部4へ入力される励磁成分抽出部60からの一方の励磁位相基準(ωt−α)は、第1振幅変調信号(sinθ・sin(ωt−α))及び第2振幅変調信号(cosθ・sin(ωt−α))より励磁成分抽出部60において励磁成分のみを抽出したものであり、従って同期検波部4における位相ズレ(同期ズレ)を回避することが可能となっており、高精度なアナログ信号のデジタル変換(R/D変換)に寄与するものである。なお、(10)式で示される制御偏差(ε)は、次段のLoop Compensatorとしてのループ補償器5に導入され、等価的に下式に示す信号と見なすことができる。
ε=sin(ωt-ωRt-θ) ・・・(11)
ここで、前述の如く、本発明によるR/D変換器の負帰還制御系10(PLL)は、(11)式で示される制御偏差(ε)が常に0(ゼロ)となるよう制御されるため、以下となる。
ε=sin(ωt-ωRt-θ) ・・・(11)
ここで、前述の如く、本発明によるR/D変換器の負帰還制御系10(PLL)は、(11)式で示される制御偏差(ε)が常に0(ゼロ)となるよう制御されるため、以下となる。
次に、(11)式で示される制御偏差(ε)は、VCO(電圧制御発振器6)にて入力電圧に応じたデジタルパルス列に変換され、次段の第2、第3カウンタ7B,7Aに導入される。第2、第3カウンタ7B,7Aにおいては、入力のデジタルパルス列を積分してパラレル信号に変換しており、その出力は各々第1位相変調信号(ωT=ωRt+φ+β)、第2位相変調信号(ωt=ωRt+φ)となる。ここで、φは最終的に求めるデジタル角度出力であり、βは励磁信号増幅部等において発生する位相ズレ分に相当する。
次に、前記第1位相変調信号(ωT=ωRt+φ+β)はパラレルなデジタル信号であり、第2擬似正弦波発生部8Bを経てアナログ正弦波信号に変換された後、励磁信号増幅部9に導入され励磁電源(sinωt)として回転検出器(レゾルバ)1を励磁しているが、これにより回転検出器(レゾルバ)1をも含めた大きい負帰還制御ループ(PLL)からなる負帰還制御系10を構成することになる。なお、励磁信号増幅部9は,単なる電圧アンプでも良いが、回転検出器(レゾルバ)1の温度特性補償に効果の高い電流制御型アンプが有効である。但し、回転検出器(レゾルバ)1が基本的にはL(インダクタンス)負荷であるため、入出力の位相ズレを回避し難いものであり、第2擬似正弦波発生部8Bをも含めてこの位相ズレ(β)如何に吸収するかが、R/D変換上の精度向上に関するひとつの大きな鍵である。
また、励磁電源(sinωt)は回転検出器(レゾルバ)1を励磁する一方で、コンパレータ70に導入されてデジタル化され、位相角度出力(ωt(=ωRt+φ))として出力されている一方、第3カウンタ7Aの同期化に利用されており、これにより第3カウンタ7Aの出力である第2位相変調信号(ωt=ωRt+φ)は第1位相変調信号(ωt=ωRt+φ+β)が有する位相ズレ(β)を排除することが可能となっており、第3減算器20により位相基準(ωRt)を減算することで正確なデジタル角度出力(φ)を得ることが可能となる。
一方、第2位相変調信号(ωt=ωRt+φ)は第3擬似正弦波発生部8Aに導入されており、前記第1〜第4乗算器30〜33への第3PSG信号(sinωt)及び第3PSG信号(cosωt)として帰還されている。
一方、第2位相変調信号(ωt=ωRt+φ)は第3擬似正弦波発生部8Aに導入されており、前記第1〜第4乗算器30〜33への第3PSG信号(sinωt)及び第3PSG信号(cosωt)として帰還されている。
本発明のアナログ信号のデジタル変換(R/D変換)動作は、発振部11で発振される基準クロックに基づいてシーケンシャルに実行されるものであり、各デジタル信号処理部へ同期クロックとして提供されている一方、第1カウンタ12においてパラレル変換され、時間経過とともにリニアに増加する位相基準(ωRt)を提供している。この位相基準(ωRt)は、前記位相角度出力(ωt(=ωRt+φ))のタイミング基準として出力されている一方、第1擬似正弦波発生部13に導入されており、前記第5、第6乗算器34,35への第1PSG信号(sinωRt)及び第1PSG信号(cosωRt)として帰還されている。
従って、前記励磁電源sinωtは、その位相成分に検出角度情報を含んでおり、外部にて抽出することにより、本発明により直接得られるデジタル角度出力(φ)と等価な出力を得ることができ、角度出力の冗長性を確保することができる。
また、励磁電源sinωtは、その位相成分に検出角度情報を含んでおり、回転検出器(レゾルバ)の回転速度は、励磁電源の位相変化(周波数)として得ることができる。
そのため、回転検出器(レゾルバ)1をも含めた負帰還制御系(PLL)の制御周波数は、例えば回転検出器(レゾルバ)1の最高回転速度が±60,000rpmの場合、±1,000Hzの周波数変化に相当し、励磁電源周波数を10kHzとすれば±10%の周波数変化を制御すれば良いこととなるため、閉ループ制御には好都合である。
また、励磁電源sinωtは、その位相成分に検出角度情報を含んでおり、回転検出器(レゾルバ)の回転速度は、励磁電源の位相変化(周波数)として得ることができる。
そのため、回転検出器(レゾルバ)1をも含めた負帰還制御系(PLL)の制御周波数は、例えば回転検出器(レゾルバ)1の最高回転速度が±60,000rpmの場合、±1,000Hzの周波数変化に相当し、励磁電源周波数を10kHzとすれば±10%の周波数変化を制御すれば良いこととなるため、閉ループ制御には好都合である。
さらに、前述の動作をまとめると、次の通りである。
レゾルバ1から出力され励磁成分を有して振幅変調された2相振幅変調信号(sinθ・sinωt,cosθ・sinωt)からなる2相正弦波信号をR/D信号変換部へ入力し、入力回転角度(θ)をデジタル角度出力(φ)に変換するようにしたアナログ信号のデジタル変換方法において、
閉ループ内に前記レゾルバ1を含めた負帰還制御系10を用いて前記デジタル角度出力(φ)を得ることであり、
レゾルバ1から出力され励磁成分を有して振幅変調された2相振幅変調信号(sinθ・sinωt,cosθ・sinωt)からなる2相正弦波信号をR/D信号変換部へ入力し、入力回転角度(θ)をデジタル角度出力(φ)に変換するようにしたアナログ信号のデジタル変換方法において、
閉ループ内に前記レゾルバ1を含めた負帰還制御系10を用いて前記デジタル角度出力(φ)を得ることであり、
また、前記2相正弦波信号2を前記R/D信号変換部3の少なくともアナログ乗算及びアナログ加減算を用いた信号変換により得られる制御偏差(ε)を用いたPLL(フェーズ・ロックド・ループ)方式の前記負帰還制御系10からの位相変調信号(ωRt+φ)を、前記レゾルバ1の励磁電源(sinωt)として帰還することであり、
少なくとも、前記R/D信号変換部3からの制御偏差(ε)が入力される同期検波部4と、前記同期検波部4に接続されるループ補償器5と、前記ループ補償器5に接続される電圧制御発振器6と、前記電圧制御発振器6に接続されるカウンタ7とをデジタル回路で構成して用い
前記位相変調信号(ωRt+φ)と予め設定された位相基準(ωRt)とを減算することにより、前記位相変調信号(ωRt+φ)の位相情報として含まれる回転角度情報を、絶対値デジタル角度出力(φ)として、リアルタイム状態で出力することであり、
前記位相変調信号(ωRt+φ)及び位相基準(ωRt)をアナログ信号に変換するために擬似正弦波発生装置13,8A、8Bを用い、前記位相変調信号(ωRt+φ)の位相ズレ及び前記2相振幅変調信号(sinθ・sinωt,cosθ・sinωt)の励磁成分位相ズレを自動補正することである。
尚、図示していないが、レゾルバ1及びR/D信号変換部3等に各種の異常を検出する回路や機能等を設け、自己診断機能を備え、正常動作か否かを常時検出する構成とすることもできる。
尚、図示していないが、レゾルバ1及びR/D信号変換部3等に各種の異常を検出する回路や機能等を設け、自己診断機能を備え、正常動作か否かを常時検出する構成とすることもできる。
本発明は、レゾルバに限らずシンクロ等への適用も可能である。
1 レゾルバ
2 2相正弦波信号
3 R/D信号変換部
5 ループ補償器
6 電圧制御発振器
7 カウンタ
10 負帰還制御系
13,8A,8B 擬似正弦波発生装置
(sinθ・sinωt,cosθ・sinωt) 2相振幅変調信号
(θ) 入力回転角度
(φ) デジタル角度出力
(ε) 制御偏差
(ωRt+φ) 位相変調信号
(sinωt) 励磁電源
(ωRt) 位相基準
(ωt) 位相角度出力
2 2相正弦波信号
3 R/D信号変換部
5 ループ補償器
6 電圧制御発振器
7 カウンタ
10 負帰還制御系
13,8A,8B 擬似正弦波発生装置
(sinθ・sinωt,cosθ・sinωt) 2相振幅変調信号
(θ) 入力回転角度
(φ) デジタル角度出力
(ε) 制御偏差
(ωRt+φ) 位相変調信号
(sinωt) 励磁電源
(ωRt) 位相基準
(ωt) 位相角度出力
Claims (7)
- レゾルバ(1)から出力され励磁成分を有して振幅変調された2相振幅変調信号(sinθ・sinωt,cosθ・sinωt)からなる2相正弦波信号(2)をR/D信号変換部(3)へ入力し、入力回転角度(θ)をデジタル角度出力(φ)に変換するようにしたアナログ信号のデジタル変換方法において、
閉ループ内に前記レゾルバ(1)を含めた負帰還制御系(10)を用いて前記デジタル角度出力(φ)を得ることを特徴とするアナログ信号のデジタル変換方法。 - 前記2相正弦波信号(2)を前記R/D信号変換部(3)の少なくともアナログ乗算及びアナログ加減算を用いた信号変換により得られる制御偏差(ε)を用いたPLL(フェーズ・ロックド・ループ)方式の前記負帰還制御系(10)からの位相変調信号(ωRt+φ)を、前記レゾルバ(1)の励磁電源(sinωt)として帰還することを特徴とする請求項1記載のアナログ信号のデジタル変換方法。
- 少なくとも前記R/D信号変換部(3)からの制御偏差(ε)が入力される同期検波部(4)と、前記同期検波部(4)に接続されるループ補償器(5)と、前記ループ補償器(5)に接続される電圧制御発振器(6)と、前記電圧制御発振器(6)に接続されるカウンタ(7)とをデジタル回路で構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のアナログ信号のデジタル変換方法。
- 前記位相変調信号(ωRt+φ)と予め設定された位相基準(ωRt)とを減算することにより、前記位相変調信号(ωRt+φ)の位相情報として含まれる回転角度情報を、絶対値デジタル角度出力(φ)として、リアルタイム状態で出力することを特徴とする請求項2又は3記載のアナログ信号のデジタル変換方法。
- 前記位相変調信号(ωRt+φ)及び位相基準(ωRt)をアナログ信号に変換するための擬似正弦波発生装置(13,8A,8B)を用いることを特徴とする請求項4記載のアナログ信号のデジタル変換方法。
- 前記位相変調信号(ωRt+φ)の位相ズレ、前記2相振幅変調信号(sinθ・sinωt,cosθ・sinωt)の励磁成分位相ズレを自動補正することを特徴とする請求項2ないし5の何れかに記載のアナログ信号のデジタル変換方法。
- 前記励磁電源(sinωt)から位相角度出力(ωt)を得ることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載のアナログ信号のデジタル変換方法。
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