JP2000321977A - 地図情報表示カードおよび地図情報出力システム - Google Patents

地図情報表示カードおよび地図情報出力システム

Info

Publication number
JP2000321977A
JP2000321977A JP12654899A JP12654899A JP2000321977A JP 2000321977 A JP2000321977 A JP 2000321977A JP 12654899 A JP12654899 A JP 12654899A JP 12654899 A JP12654899 A JP 12654899A JP 2000321977 A JP2000321977 A JP 2000321977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
map information
card
display
leuco
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP12654899A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuko Yoshida
優子 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP12654899A priority Critical patent/JP2000321977A/ja
Publication of JP2000321977A publication Critical patent/JP2000321977A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地図情報をカードに表示することで、携帯性
の向上を図り、繰り返し表示することで媒体であるカー
ドにかかるランニングコストの低減を図ると共に、特に
カード面に表示された地図情報を屋外で目視した場合
に、日光の光の影響などで地図情報の表示面が反射し
て、良く認識することができないこと等の不便がない、
良好な視認性を有する地図情報表示カードおよび地図情
報出力システムを提供するものである。 【解決手段】 地図情報が表示された携帯可能なカード
であって、前記カード基材上の全面又は一部にロイコ系
可逆性感熱記録表示層が設けられ、前記ロイコ系可逆性
感熱記録表示層の少なくとも一部に、イメージによる地
図情報を感熱記録により書き換え可能に表示した地図情
報表示部を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードの表面に地
図情報が表示された地図情報表示カードおよび地図情報
出力システムに関する。ここで地図情報表示カードと
は、地図情報内容をカードの表示部に表示することが可
能なカードをさす。地図情報内容とは、具体的に道路、
住宅、店舗、公共施設、遊戯施設、観光ポイント等を表
示した各種地図、凡例、絵柄等を言う。
【0002】
【従来技術】地図情報を表示する手段としての従来技術
としては、情報端末のディスプレイ部に表示する。
ディスプレイに表示後、感熱ロール紙等にプリントし、
カット・排出する等の方法がある。しかし、の場合
は、地図情報はその場のディスプレイに表示されるのみ
で、持ち出すことはできず利便性に欠ける。また、の
場合は、「持出し不可能」の点は解決されるが、プリン
トされた紙は、その薄さと面積の広さから持ち歩きし難
く、移動しながら見ることが多い地図情報を表示する媒
体としては不便な点がある。また、観光地等に廃棄物を
生じる問題もある。
【0003】一方、カードに地図情報を表示する先行技
術として、特開平10−44658号公報がある。しか
し、当該公報のカードの場合、文字による案内表示部分
は書き換え可能なものではない。従って、各々の地図に
ついて多数発行する必要があり、一つのカードで各種の
地図表示に対応できるという利便性のあるものではな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
カード面の地図情報を表示でき、また表示した地図情報
を任意に書き換えすることのできる地図情報表示部を有
する地図情報表示カードおよび地図情報出力システムを
提供するものである。地図情報をカードに表示すること
で、携帯性の向上を図り、繰り返し表示することで媒体
であるカードにかかるランニングコストの低減を図るも
のである。また、特にカード面の表示された地図情報を
屋外で目視した場合に、日光の光の影響などで地図情報
の表示面が反射して、良く認識することができないこと
等の不便がなく、カード面に表示された地図情報が良好
な視認性を有する地図情報表示カードおよび地図情報出
力システムを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、地図情報が表示された携帯可
能なカードであって、前記カード基材上の全面又は一部
にロイコ系可逆性感熱記録表示層が設けられ、前記ロイ
コ系可逆性感熱記録表示層の少なくとも一部に、イメー
ジによる地図情報を感熱記録により書き換え可能に表示
した地図情報表示部を有することを特徴とする地図情報
表示カードである。
【0006】また、請求項2の発明は、請求項1の地図
情報表示カードにおいて、前記ロイコ系可逆性感熱記録
表示層が、ロイコ染料と、当該ロイコ染料を加熱条件に
応じて発色させる酸性基を有する化合物及び消色させる
塩酸性基とを有する化合物、または当該ロイコ染料を加
熱条件に応じて発色させる酸性基及び消色させる塩酸性
基とを有する化合物と、バインダーとを含む層であるこ
とを特徴とする地図情報表示カードである。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の地図情報表示カードにおいて、前記酸性基を有する
化合物が、フェノール性水酸基またはカルボキシル基で
あり、前記塩酸性基を有する化合物が、アミノ基である
ことを特徴とする地図情報表示カードである。
【0008】また、請求項4記載の発明は、地図情報を
表示する表示装置と、複数の地図情報が蓄積された地図
情報データベースと、出力操作により選択した地図情報
を地図情報表示カードのロイコ系可逆性感熱記録表示層
に加熱により表示出力する地図情報出力手段を備えるこ
とを特徴とする地図情報出力システムである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の地図情報表
示カードの1実施形態を示す図である。図1(A)はそ
の平面図、図1(B)は、地図情報表示カードの長辺に
直行する断面の一部を示している。
【0010】地図情報表示カード1は、図1のようにカ
ード型形状をしており、カードの表面には図形による地
図情報表示部14を有し、当該地図情報表示部14には
案内地図15が表示されている。当該案内地図15は、
ロイコ系可逆性の熱記録材料からなるロイコ系可逆性感
熱記録表示層に表示され、サーマルヘッド等の熱記録手
段により異なる案内地図を表示することができるように
してある。カードの他面または同一面には、カード表面
に磁気記録部18を任意的に有することができる。
【0011】図1(B)のように、地図情報表示カード
1は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、塩化ビ
ニル等のプラスチックからなるカード基材11からな
り、カード基材11上に、印刷部13、オバーシートか
らなる保護層12、そして保護層12上にロイコ系可逆
性感熱記録表示層16を順次設ける。当該ロイコ系可逆
性感熱記録表示層16の厚みは、2μm〜10μmの厚
みとするのが適当である。また、ロイコ系可逆性感熱記
録表示層16は、必要に応じてカード基材11の所定の
一部領域に設けるようにしてもよい。
【0012】カードの地図情報表示部の下層には印刷に
よる適宜な表示や模様等の印刷部13を設けることがで
きる。これらは、オフセット印刷、グラビア印刷等によ
り設けられる。ロイコ系可逆性感熱記録表示層16上に
は、保護層を設けサーマルヘッド等による摩擦から保護
してもよい。保護層12は、例えば、エポキシ樹脂、シ
リコーン樹脂、ポリシキサングラフトポリマーや紫外線
または電子線硬化性樹脂(2〜5μm)にして形成する
ことが好ましい。図1のように、カード基材11の他面
には、オバーシートからなる保護層17が形成され、こ
の保護層17にストライプ状に磁気記録部18を埋設で
きる。ストライプ状の磁気記録部分は記録容量が小さい
ので、地図情報のテキストデータの一部または会員デー
タ等の記録用途とすることができる。
【0013】図2は、本発明の地図情報表示カードの他
の実施形態を示す図である。図2(A)は、その平面
図、図2(B)は、表示カードの長辺に直交する断面の
一部を示している。図2の場合、地図情報表示部14
は、カードのほぼ全表面を占めることができ大きな表示
ができるようにされている。裏面は全面磁気記録層が形
成された磁気記録部18となっており、磁気記録部18
の表面に隠蔽層19が形成されていて、出力装置によっ
て、その一部分に磁気記録を行うことができる。この図
2の場合の磁気記録容量は図1のそれよりも通常大きく
簡易な地図のイメージ情報を記録することができ、磁気
記録部18に記録されたデータに基づいてイメージ出力
することも可能である。その他の条件については、図1
の場合と同様である。
【0014】ロイコ系可逆性感熱記録表示層16は、す
でに公知である加熱温度の変化により染料等の色彩が可
逆的に変化する材料を用いる。つまり、ロイコ系可逆性
感熱記録表示層16は、ロイコ染料と、このロイコ染料
を加熱することにより発色させる酸性基及びロイコ染料
を加熱することにより消色させる塩酸性基とを有する化
合物、またはロイコ染料を加熱することにより発色させ
る酸性基を有する化合物およびロイコ染料を加熱するこ
とにより消色させる塩酸性基とを有する化合物と、水ま
たは有機溶剤に溶解する高分子材料等からなるバインダ
ーとからなるものである。
【0015】ロイコ染料としては、3−インドリノ−p
−ジメチルアミノフェニル−6−ジメチルアミノフタリ
ド、クリスタルバイオレットラクトン、3−ジエチルア
ミノ−7−クロロフルオラン、2−(2−フルオロフェ
ニルアミノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、
2−(2−フルオロフェニルアミノ)−6−ジエチルア
ミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−シクロヘキ
シルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メチ
ル−7−t−ブチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−
6−メチル−7−p−ブチルアニリノフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−p
−トルイジノ)−フルオラン、3−ピロリジノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−7−
シクロヘキシルアミノフルオラン、メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−N−メチルシクロヘキシルアミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオランなどが使用でき
る。
【0016】ロイコ染料を加熱することにより発色させ
る酸性基としては、フェノール性水酸基、またはカルボ
キシル基などが使用できる。また、ロイコ染料を加熱す
ることにより消色させる塩酸性基としては、アミノ基な
どが使用できる。
【0017】これらの酸性基及び塩酸性基を有する両性
化合物としては、2−アミノフェノール、3−アミノフ
ェノール、4−アミノフェノール等のアミノフェノー
ル;2−アミノ安息香酸、3−アミノ安息香酸、4−ア
ミノ安息香酸等のアミノ安息香酸;2−ヒドロキシ−3
−アミノ安息香酸、2−アミノ−3−ヒドロキシ安息香
酸、2−アミノ−4−ヒドロキシ安息香酸、2−アミノ
−4−アミノ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−アミノ安
息香酸、3−アミノ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒ
ドロキシ−5−アミノ安息香酸等のヒドロキシアミノ安
息香酸等が使用できる。
【0018】また、酸性基を有する化合物としては、2
−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシ安息香酸等のヒ
ドロキシ安息香酸;4−ヒドロキシサリチル酸、5−ヒ
ドロキシサリチル酸等のヒドロキシサリチル酸等が使用
できる。
【0019】また、塩酸性基を有する化合物としては、
トクチルアミン、ノニルアミン、ベンジルアミン、2−
フェニルエチルアミン、6−フェニルヘキシルアミン等
が使用できる。
【0020】バインダーとしては、メチルアルコール、
ポリビニルアルコール、エチルセルロース、酢酸セルロ
ース、ニトロセルロース、ポリスチレン、ポリ塩化ビル
ニル等が使用できる。
【0021】ロイコ系可逆性感熱記録表示層16におけ
る上記の各成分の含有量としては、両性化合物1重量部
に対して、ロイコ染料0.1〜1重量部、バインダー2
重量部以下を混合する。そして、例えば、水もしくは有
機溶剤に上記両性化合物、ロイコ染料、バインダーを溶
解または分散して、グラビア印刷、オフセット印刷、凸
版印刷などの方法で支持体上に印刷する。
【0022】ロイコ系可逆性感熱記録表示層16におけ
る画像表示及び画像消去の原理は、次の通りである。熱
エネルギーによって、フェノール性化合物は無色のロイ
コ染料のラクトン環を開環させ、無色から有色に色変化
させる。しかし、ラクトン環が開環した有機化合物は、
塩基性物質に接触すると閉環して元のラクトン環のある
無色のロイコ染料に戻る。即ち、熱エネルギーを制御す
ることにより、ラクトン環を開環させて有色化合物にし
たり、閉環させて無色の化合物に戻したりすることがで
きる。つまり、熱の作用によって酸の性質を示したり、
塩基の性質を示すためにロイコ染料に対してして、顕色
剤となったり、減色剤となったりする。
【0023】また、カード基材上に反射性金属材料によ
る蒸着層を全面に形成し、この蒸着層上に、有機低分子
物と樹脂とからなり加熱により透明状態と白濁状態が可
逆的に変化し、常温でその2状態を選択的に維持できる
ものをロイコ系可逆性感熱記録表示層に代わって使用す
ることも可能である。しかしながら、この場合には、白
濁状態となった部分と、透明状態となった部分の背景に
ある蒸着層との間におけるコントラストを利用するた
め、屋外での使用に際して蒸着層に対する光の反射によ
り、見る角度により表示事項が目視しずらいという問題
が生じる。したがって、これらの問題に対して本発明に
おけるロイコ染料を用いたロイコ系可逆性感熱記録表示
層16は、光の反射による影響を受けにくく、表示事項
を目視しやすい点においてすぐれている。本発明におい
て、ロイコ系可逆性感熱記録表示層16を用いる場合に
は、カード基材上に反射性金属材料による蒸着層を設け
る必要はない。
【0024】地図情報表示部14の記録には、例えば、
選択的に加熱することができるシリアル型のサーマルヘ
ッドをカード表面に圧着するようにして記録すること
で、イメージおよび文字コードデータを画像表示するこ
とができる。通常、サーマルヘッドは解像度200dp
i程度の記録密度を有するので、新聞活字程度の大きさ
の文字コードデータを変換して通伝して加熱することに
より文字出力することも容易である。このような熱記録
表示については実開平3−70977号、特開平2−5
0897号公報等に記載され公知のものである。
【0025】図3は、本発明の地図情報出力システムの
構成を示す図である。地図情報出力システム2は、主制
御装置21と地図情報データベース22、地図編集手段
23、地図表示装置24、地図情報出力手段25、地図
選択手段26、カードの磁気読み取りおよび書き込み手
段27等の装置から構成されている。地図情報データベ
ース22には、例えば出力システムが設置される観光地
周辺の各地域毎の地図情報が記憶されている。
【0026】カード使用者は、まず地図表示装置24に
地図選択手段26により地図を選択して表示させて必要
な地図情報を確認する。次いでカード使用者が、カード
を地図情報出力手段25に挿入し、地図選択手段26に
より必要な地図を選択して出力指示すると、地図情報デ
ータベース22の地図情報データが主制御装置21を介
して地図編集手段23に送られる。その際、カードの磁
気記録部に記録された情報が読み取り手段27により読
み取られる。地図編集手段23は、カードの出力面積に
応じて出力サイズを調整したり、磁気記録情報に基づい
て例えば特定会員に対する特記事項やあるいは当日の集
会場所、現在位置の表示、当日の催し内容等に関する出
力事項の編集を行う。編集後の地図データが出力手段2
5に送信されてカード上に出力される。
【0027】図4は、地図情報出力システムの具体的な
装置構成の一例を示す図である。主制御装置21、地図
編集手段23の機能は画像処理ソフトを含むパーソナル
コンピュータに持たせることができ、地図情報データベ
ース22は、フロッピーディスク、ハードディスク等に
蓄積することができる。また、地図表示装置24はCR
T,液晶表示装置等のディスプレイで行うことができ、
地図情報出力手段25はカードの磁気情報読取りおよび
書込み手段27を有するカードプリンタを用いて行うこ
とができる。地図情報選択手段26は、パソコンまたは
カードプリンタのキーボードにより行うことができる。
地図情報を出力する際は、カードを挿入口251より挿
入して書込みを行う。
【0028】図5は、地図情報出力手段の記録部を示す
図である。地図情報出力手段25は、カード1のロイコ
系可逆性感熱記録表示層に対してサーマルヘッド32に
よる書込みを行うと共に、書換えの際には、表示されて
いる地図情報を消去する機能を有する。従って、例え
ば、前記のように約200℃以上、短時間(数ミリ秒〜
数百ミリ秒、好ましくは1〜10ミリ秒)の加熱により
有色の画像が形成される。また、消去用のサーマルヘッ
ド31を低温(例えば130〜170℃)で1秒以上の
加熱することによって、画像が消去される。
【0029】その後、書換え表示部分のみをサーマルヘ
ッド32を300℃以上の温度にプラテンローラ34上
で選択的に加熱することにより当該部分に印字や画像情
報を記録することができる。このような消去ヘッドは同
一のヘッドを用いて加熱温度を変えることにより消去、
書込みの両操作を反復して繰り返すことにより両機能を
果たすこともできる。同一のヘッドの場合は装置を安価
にすることができるが書込みに時間がかかる問題があ
り、2つのヘッドを用いる場合は書込みを短時間に行う
ことができるが装置コストが高くなる問題がある。サー
マルヘッド31,32はカード幅を有するものであれば
カード表面をカード進行方向に直行して操作する必要は
なくなる。
【0030】図6は、地図情報表示カード利用のプロセ
スを説明する図である。表示カードを得たい場合には、
地図選択手段により地図情報を選択すると(S1)、デ
ィスプレイ上に選択した地図が表示されて地図内容を確
認することができる(S2)。当該地図内容で良けれ
ば、カードをカード挿入口に挿入する(S3)。地図情
報出力手段は選択された地図情報のプリントを開始し
(S4)、10〜60秒後にはプリントを終了する(S
5)。この際、カードの磁気記録情報を参照する場合に
は、S3とS4の間に磁気記録読取りのプロセスが入る
ことになる。また、地図編集手段を利用者が操作するこ
とができるようにする場合にも、その操作プロセスが挿
入されることになる。カードが排出されたら(S6)、
利用者はカードを携帯して地図情報を利用できる(S
7)。
【0031】地図情報利用後は、カードを回収する場合
と回収しない場合とに分けることができる。カードを回
収する場合は、同一カードの他の人物による再利用に供
することが可能であり、カードを回収しない場合であっ
ても、同一カードの同一人物が同日または他日に再利用
に供することが可能となる。表示カードには、必要に応
じて地図内のある拠点について説明を文字で加えたり、
使用後の処し方についてメッセージを表示してもよい。
このような地図情報出力システムは、鉄道の各駅や、駅
ビル、百貨店、観光地に設置し、現在地と目的地を選択
することにより,その間の地図を表示させるようにする
こともできる。
【0032】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明
は、カード面の地図情報を表示でき、また表示した地図
情報を任意に書き換えすることができるので、携帯性が
著しく向上する。また、繰り返し表示することができる
ので、使い捨てがなくなりランニングコストの低減し媒
体にかかる費用面での削減を図ることができる。しか
も、カード面の表示された地図情報を屋外で目視した場
合にも、地図情報がロイコ系可逆性感熱記録表示層に表
示してあるので、日光の光の影響などで地図情報の表示
面が反射して、良く認識することができない等の不便が
なく、良好な視認性を有するものである。また、本発明
の地図情報出力システムは、設定場所や使用当日の状況
に応じて必要な内容の地図情報を選択的に任意に編集し
て出力することができるので、使用者に利便性の良い地
図情報カードを出力することができる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地図情報表示カードの一実施形態を示
す図である。
【図2】本発明の地図情報表示カードの他の実施形態を
示す図である。
【図3】本発明の地図情報表示出力システムの構成を示
す図である。
【図4】地図情報表示出力システムの具体的な装置構成
の一例を示す図である。
【図5】地図情報表示出力手段の記録部を示す図であ
る。
【図6】地図情報表示カード利用のプロセスを説明する
図である。
【符号の説明】
1 地図情報表示カード 2 地図情報表示出力システム 11 カード基材 12,17 保護層 13 模様等の印刷部 14 地図情報表示部 15 案内地図 16 ロイコ系可逆性感熱記録表示層 18 磁気記録部 19 隠蔽層 21 主制御装置 22 地図情報データベース 23 地図編集手段 24 地図表示装置 25 地図情報出力手段 26 地図選択手段 27 磁気情報読取りおよび書込み手段 31,32 サーマルヘッド 33,34 プラテンローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図情報が表示された携帯可能なカード
    であって、前記カード基材上の全面又は一部にロイコ系
    可逆性感熱記録表示層が設けられ、前記ロイコ系可逆性
    感熱記録表示層の少なくとも一部に、イメージによる地
    図情報を感熱記録により書き換え可能に表示した地図情
    報表示部を有することを特徴とする地図情報表示カー
    ド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の地図情報表示カードにお
    いて、前記ロイコ系可逆性感熱記録表示層が、ロイコ染
    料と、当該ロイコ染料を加熱条件に応じて発色させる酸
    性基を有する化合物及び消色させる塩酸性基とを有する
    化合物、または当該ロイコ染料を加熱条件に応じて発色
    させる酸性基及び消色させる塩酸性基とを有する化合物
    と、バインダーとを含む層であることを特徴とする地図
    情報表示カード。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の地図情報表示カードにお
    いて、前記酸性基を有する化合物が、フェノール性水酸
    基またはカルボキシル基であり、前記塩酸性基を有する
    化合物が、アミノ基であることを特徴とする地図情報表
    示カード。
  4. 【請求項4】 地図情報を表示する表示装置と、複数の
    地図情報が蓄積された地図情報データベースと、出力操
    作により選択した地図情報を地図情報表示カードのロイ
    コ系可逆性感熱記録表示層に加熱により表示出力する地
    図情報出力手段を備えることを特徴とする地図情報出力
    システム。
JP12654899A 1999-05-07 1999-05-07 地図情報表示カードおよび地図情報出力システム Withdrawn JP2000321977A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12654899A JP2000321977A (ja) 1999-05-07 1999-05-07 地図情報表示カードおよび地図情報出力システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12654899A JP2000321977A (ja) 1999-05-07 1999-05-07 地図情報表示カードおよび地図情報出力システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000321977A true JP2000321977A (ja) 2000-11-24

Family

ID=14937911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12654899A Withdrawn JP2000321977A (ja) 1999-05-07 1999-05-07 地図情報表示カードおよび地図情報出力システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000321977A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007136765A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Dainippon Printing Co Ltd 記録媒体及び読取り書込み装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007136765A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Dainippon Printing Co Ltd 記録媒体及び読取り書込み装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000090229A (ja) 情報記録表示カ―ド及びそれを用いた情報記録表示システム
JP2001334693A (ja) 電子棚札の書込み消去装置と書込み消去可能な電子棚札
JP2000321977A (ja) 地図情報表示カードおよび地図情報出力システム
JPH09327991A (ja) 順番待ち整理券及び順番待ち整理券発行システム
JP2000085285A (ja) 地図情報表示カードおよび地図情報出力システム
JP4240775B2 (ja) カードとカード添付用台紙とのマッチング方法
JP2001010261A (ja) 案内情報表示用カード及び案内情報表示システム
JP2002323954A (ja) 筆記入力装置及び筆記入力システム
JP3347192B2 (ja) 可視記録媒体
JP2741435B2 (ja) リライタブル記録装置及びリライタブル記録消去方法
JP2001341428A (ja) 文書用書き替え型記録媒体及び記録方法
JP3848511B2 (ja) 情報処理システム
JP3606629B2 (ja) 可逆性感熱記録材料および情報記録方法
JP2000148372A (ja) 情報入力システム
JPH0789264A (ja) 受付カード
JPH05334501A (ja) カード取扱装置
JPH07182472A (ja) 表示部付きカード
JP2002002159A (ja) 教育業界用ポイントカード及びそのカードシステム
JP2003029671A (ja) 可撓性ディスプレイ
JPH0966675A (ja) 画像記録方法
JP2003025774A (ja) 可逆表示機能付きカード及びその表示方法
JP2000272632A (ja) カード送付用封書及びその作成方法
JP2002210210A (ja) 遊技用プリペイドカードの運用方法
JP2001277727A (ja) 文書用書き替え型記録媒体
JPH10889A (ja) 時間待ち整理券及び時間待ち整理券発行システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801