JP2007136765A - 記録媒体及び読取り書込み装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リライト記録層を有した記録媒体において、偽造品を作成することが難しく、真贋判定が確実に行なわれて、リライト記録層の情報を書き換えて記録する際、リライトの記録情報の信頼性が高い記録媒体と、その記録媒体の読取り書込み装置を提供する。
【解決手段】 基材2の一方の面に、少なくとも光学特性が加熱により可逆的に変化する熱可逆記録層3が形成され、該基材2の他方の面に、磁気記録層5、着色印刷層6を順次積層した記録媒体1において、該着色印刷層6の上の一部分に、更に固有の磁気特性を有するアモルファス強磁性体膜4を設けたものである。この記録媒体のアモルファス強磁性体膜の固有の磁気特性を読取ることにより、真贋判定を行ない、該判定結果が真正であるときにのみ、磁気記録手段により磁気記録層に情報を記録し、かつ熱可逆記録手段により熱可逆記録層に情報を記録して用いられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リライト記録層を有した記録媒体と、その記録媒体の読取り書込み装置に関するものである。詳しくは、偽造品を作成することが難しく、真贋判定が確実に行なわれて、リライト記録層の情報を書き換えて記録する際、リライトの記録情報の信頼性が高い記録媒体と、その読取り書込み装置に関するものである。
従来から、情報記録カードとして、特許文献1にあるように、支持体、磁気記録層、隠蔽層(記録層)を順次積層したカードとして、隠蔽層が加熱により透明化して記録されるものが知られている。また、特許文献2にあるように、基材、光回折記録層、熱可逆記録層が順次積層され、光回折記録層を読み取り、熱可逆記録層の記録、書き換えを行なうことが知られている。このように、偽造防止のための情報記録カードとして、リライトの記録層と、磁気記録層や光回折記録層を組み合わせたものを用いている。
上記の磁気記録や光回折記録の情報を読取り、真贋判定を行なった後に、真正品であると判定された時のみ、リライト記録層に情報を書き換えて記録するものである。ところが、磁気記録層や光回折記録層を用いたセキュリティ対策では、充分に完全なものとは言えない。つまり、同等の機能をもつ製品が作製され、偽造されてしまい、リライト記録層の記録情報を書き換えて、不正を行ない、金額的な損害を及ぼすことが多々生じている。
実公平3−37987号公報 特開平6−305249号公報
したがって、本発明は、リライト記録層を有した記録媒体において、偽造品を作成することが難しく、真贋判定が確実に行なわれて、リライト記録層の情報を書き換えて記録する際、リライトの記録情報の信頼性が高い記録媒体と、その記録媒体の読取り書込み装置を提供することを目的とする。
以上の状況を鑑み、鋭意研究開発を進め、本発明は、上記課題を解決した記録媒体と、その記録媒体の読取り書込み装置を見出したものである。すなわち、請求項1に記載の発明は、基材の一方の面に、少なくとも光学特性が加熱により可逆的に変化する熱可逆記録層が形成され、該基材の他方の面に、磁気記録層、着色印刷層を順次積層した記録媒体において、該着色印刷層の上の一部分に、更に固有の磁気特性を有するアモルファス強磁性体膜を設けたことを特徴とする記録媒体である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のアモルファス強磁性体膜は、読取りコードとして形成されていることを特徴とする記録媒体であり、さらに偽造防止性が高まる。また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載のアモルファス強磁性体膜の上に、更に着色層が形成されていることを特徴とする記録媒体であり、アモルファス強磁性体膜が外観上、認識できなく、さらに偽造防止性が高まる。請求項4の発明は、請求項1に記載のアモルファス強磁性体膜の上に、更にホログラム形成層が形成されていることを特徴とする記録媒体であり、さらに偽造防止性が高まる。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの記録媒体の読取り及び書込み装置において、記録媒体のアモルファス強磁性体膜の固有の磁気特性を読取る手段(強磁性読取手段)と、記録媒体の磁気記録層に情報を記録する手段(磁気記録手段)及び記録媒体の熱可逆記録層に情報を記録する手段(熱可逆記録手段)をもち、該強磁性読取手段により、真贋判定を行ない、該判定結果が真正であるときにのみ、該磁気記録手段により磁気記録層に情報を記録し、かつ熱可逆記録手段により熱可逆記録層に情報を記録することを特徴とする読取り書込み装置である。
本発明の記録媒体は、基材の一方の面に、少なくとも光学特性が加熱により可逆的に変化する熱可逆記録層(リライト記録層)が形成され、該基材の他方の面に、磁気記録層、着色印刷層を順次積層した構成において、該着色印刷層の上の一部分に、更に固有の磁気特性を有するアモルファス強磁性体膜を設けたものである。この記録媒体のアモルファス強磁性体膜の固有の磁気特性を読取ることにより、真贋判定を行ない、該判定結果が真正であるときにのみ、磁気記録手段により磁気記録層に情報を記録し、かつ熱可逆記録手段により熱可逆記録層に情報を記録して用いられるもので、この記録媒体の偽造品を作成することが難しく、また真贋判定が確実に行なわれて、リライト記録層の情報を書き換えて記録する際、リライトの記録情報の信頼性が非常に高いものである。
図1は、本発明の記録媒体1の一つの実施形態を示す概略図であり、基材2の一方の面に、絵柄印刷層7、光学特性が加熱により可逆的に変化する熱可逆記録層3、保護層8が順次積層され、該基材2の他方の面に、磁気記録層5、着色印刷層6を順次積層し、該着色印刷層6の上の一部分に、更に固有の磁気特性を有するアモルファス強磁性体膜4が設けられたものである。着色印刷層の上の一部分に、アモルファス強磁性体膜を形成するには、スクリーン印刷、活版印刷等の印刷方式で出来るが、アモルファス強磁性体膜を支持体上に剥離可能に設けた感熱転写箔を用いて、サーマルヘッド等の加熱手段を用いて、熱転写方式で、任意の形状でアモルファス強磁性体膜を形成することが好ましく行われる。
図2は、アモルファス強磁性体膜を熱転写方式で形成するために使用する感熱転写箔9の一つの実施形態を示す概略図であり、支持体10上に、剥離層11、着色層12、アンカー層13、アモルファス強磁性体膜14、接着層15が順次積層された構成である。図示した転写箔を用いて、記録媒体に転写すると、記録媒体の着色印刷層の上の一部分に、接着層、アモルファス強磁性体膜、アンカー層、着色層、剥離層が順次積層された状態となる。
また図3は、アモルファス強磁性体膜を熱転写方式で形成するために使用する感熱転写箔9の他の実施形態を示す概略図であり、支持体10上に、剥離層11、OP層16、ホログラム形成層17、金属反射層18、アモルファス強磁性体膜14、接着層15が順次積層された構成である。図示した転写箔を用いて、記録媒体に転写すると、記録媒体の着色印刷層の上の一部分に、接着層、アモルファス強磁性体膜、金属反射層、ホログラム形成層、OP層、剥離層が順次積層された状態となる。
(基材)
本発明の記録媒体における基材2としては、上質紙、コート紙、再生紙、合成紙等が使用でき、さらに、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン,塩化ビニル等の合成樹脂フィルムを使用することもできる。これらの基材は、熱可逆記録層の情報記録を識別しやすくしたり、基材の裏面側の磁気記録層の色相が、熱可逆記録層の情報記録を見にくくすることを防止できるように、白色等に隠蔽されているものが好ましく用いられる。また、これらの基材は、厚さが16〜50μm程度のものが、転写箔からアモルファス強磁性体膜を転写する際、熱転写の際の熱の伝導効率や、記録媒体の取扱いや保管のしやすさ等から、好ましく用いられる。
(熱可逆記録層)
熱可逆記録層3は、樹脂母材中に有機低分子物質を分散させた混合物を主成分とした層とすることができる。その樹脂母材としては、透明性があり、成膜性がよく、有機低分子物質を均一に分散保持できるものが好ましい。具体的には、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体およびその部分ケン化物、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体等の塩化ビニル系樹脂;塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等の塩化ビニリデン系樹脂;各種ポリアクリル酸エステル、ポリメタアクリル酸エステル等のアクリル系樹脂、その他各種ポリエステル系樹脂等が挙げられる。
また、上記の樹脂母材に分散させる有機低分子物質としては、各種脂肪酸およびその誘導体が使用できる。その中でも飽和直鎖脂肪酸が好ましく、特に、炭素数C:10〜30、融点:30〜160℃の範囲のものが好ましい。
これらの有機低分子物質は、1種または2種以上の混合物として樹脂母材中に分散させることができる。特に、融点の異なる有機低分子物質、例えば、飽和直鎖脂肪酸のモノカルボン酸とジカルボン酸などを混合して用いた場合には、透明化する温度範囲が広げられる点で好ましい。このような飽和直鎖脂肪酸としては、モノカルボン酸では、カプリン酸、ラウリン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ヘンエイコサン酸、ベヘン酸、トリコサン酸、リグノセリン酸、ペンタコサン酸等が挙げられる。また、ジカルボン酸では、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン2酸、ドデカン2酸、トリデカン2酸、テトラデカン2酸、ペンタデカン2酸、ヘキサデカン2酸、ヘプタデカン2酸、オクタデカン2酸、ノナデカン2酸、エイコサン2酸、ヘンエイコサン2酸、ドコサン2酸等が挙げられる。
樹脂母材に対する有機低分子物質の混合量は、樹脂母材と有機低分子物質との混合物全体における有機低分子物質の含有量として1〜60質量%程度であり、15〜50質量%の範囲が更に好ましい。有機低分子物質の含有量が1質量%未満では印字濃度が低く、鮮明さが不充分となり、一方、60質量%を超えると均一な塗膜の形成が困難となる。
また、このような樹脂母材中に有機低分子物質を分散させた混合物を主成分とした熱可逆記録層には、成膜性、加工性を向上させるために、少量の高沸点溶剤や界面活性剤等を添加することができる。このような添加剤の具体例としては、高沸点溶剤(可塑剤)では、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジイソオクチル、フタル酸ジカプリル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジベンジル、セバシン酸ジオクチル、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、リン酸オクチルジフェニル、トリアセチン等が挙げられる。
また、界面活性剤では、高級脂肪酸アルカリ塩、ポリエチレングリコールアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、多価アルコール高級脂肪酸エステル、多価アルコール高級アルキルエーテル、高級脂肪酸アルキルスルホン酸塩、高級脂肪酸アルキルアリールスルホン酸塩、高級アミンハロゲン酸塩等が挙げられる。
このような樹脂母材中に有機低分子物質を分散させた混合物を主成分とした熱可逆記録層は、基材上に公知のロールコーティングまたは印刷等の手段により塗布、乾燥して形成することができる。この熱可逆記録層の乾燥後の厚さは、2〜20μm、好ましくは3〜15μmの範囲で設定することができる。
尚、熱可逆記録層の基材あるいは絵柄印刷層に対する接着性が不足する場合には、両者の層の間にアンカー層を設けて接着性を向上させることができる。このプライマー層は、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂等を使用し、これらの樹脂を有機溶剤で溶解して塗布液とし、これをリバースロールコート法等の公知の塗布により塗布、乾燥し、更に必要に応じて硬化処理等を施すことで形成することができる。このようなアンカー層の乾燥後の厚みは1〜5μmの範囲内で設定することが好ましい。
また、熱可逆記録層の他の態様として、樹脂母材中に液晶を分散させた混合物を主成分とした層、すなわち、スメクチック液晶が高分子マトリックス中に分散されてなる液晶/高分子複合膜(以下、単にPDLC膜という)を用いることができる。
上記のPDLC膜への可視情報の書込(記録)とその消去の原理は、熱と電界(熱−電界モード)による液晶分子の整列配向状態とランダム配向状態における光透過と光散乱を利用するものである。したがって、PDLC膜への情報の書込は、熱および電界のいずれか一方で行い、かつ、情報の消去は他方で行うことができる。そして、この書込と消去は繰り返し行うことができる。
使用するスメクチック液晶は、公知のスメクチック液晶でよく、特に、ネマチック相を示す温度範囲の広いものが好ましい。例えば、ネマチック相を示す温度範囲が1℃以上のスメクチック液晶材料を使用することにより、PDLC膜を透明状態にするときの駆動電圧を低下させることができる。
スメクチック液晶には、コントラスト比の向上や着色等を目的として、二色性色素を混入させることもできる。この二色性色素は特に限定されず、アゾ系、ペリレン系、アントラキノン系等の二色性色素を用いることができ、スメクチック液晶100質量部に対して1〜10質量部の割合で添加することができる。
スメクチック液晶を分散させる樹脂母材(高分子マトリックス)としては、液晶と相溶性がなく、透明性および被膜形成能に優れた高分子材料であれば、いずれも使用することができる。具体的には、ポリビニルアルコール、フマレート系樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリチオールの紫外線硬化樹脂等を挙げること
ができる。
上記のスメクチック液晶は、マイクロカプセル化してもよく、そのマイクロカプセル化方法は、従来公知の方法が用いられ、特に限定されない。例えば、まず、水媒体中に液晶、またはラジカル重合性モノマーを溶解させた液晶を、乳化分散させる。この乳化分散は、ラジカル反応性界面活性剤、水溶性保護コロイド、あるいは、ラジカル反応性保護コロイド、あるいは、これらの中の2種以上の混合物を用いて行なうことができる。次に水中、あるいは、液晶中にラジカル開始剤を溶解または分散させ、ラジカル開始剤の分解温度まで昇温することによって、液晶粒子を包囲するカプセル壁膜を形成することができる。
上記のラジカル重合性モノマーとしては、スチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸エステル等の、液晶と相溶性があるものを用いることができる。好ましくは、2官能以上のモノマーを混合する。また、ラジカル開始剤としては、水溶性、油溶性、あるいは、レドックス系の開始剤を用いることができる。また、γ線や電子線等の電離放射線を用いて重合を開始することも可能である。
上記のような構成のマイクロカプセル化液晶においては、カプセル壁膜に使用する高分子材料は、芯材料であるスメクチック液晶100質量部当たり、5〜25質量部の範囲で使用することが好ましい。また、カプセル壁膜の厚みは、使用する液晶材料、高分子材料、カプセル化方法等により異なるが、一般に10〜100nm程度である。
スメクチック液晶を高分子マトリックス中に分散させる方法としては、相分離法やエマルジョン法等の公知の方法がいずれも使用できる。例えば、エマルジョン法では、必要に応じて界面活性剤や保護コロイドを含む水を主体とする媒体中に、液晶を乳化分散させ、この乳化液中にポリビニルアルコール、ゼラチン、アクリル酸共重合体、水溶性アルキッド樹脂等の水溶性、あるいは、水分散性の高分子材料を加えて攪拌、分散して液晶分散液(エマルジョン)とする。この液晶分散液(エマルジョン)を、所定の塗布面に必要な厚さになるように塗布し、乾燥することにより、液晶が均一に分散されたPDLC膜を形成することができる。上記の液晶分散液(エマルジョン)において、高分子マトリックス形成材料/液晶の混合比(質量比)は、80/20〜20/80の範囲が好ましい。液晶の使用量が上記範囲を下回ると、電圧印加時の透明性が不足し、膜を透明状態にするために多大な電圧を必要とする等の点で好ましくない。また、液晶の使用量が上記範囲を上回ると、加熱時(書込時)の光散乱(濁度)が不足し、膜強度も低下するので好ましくない。
上記のPDLC膜からなる熱可逆記録層は、記録された情報を光散乱による白濁光(二色性色素を用いた場合には、この色素による着色光)で表示することができる。また、情報の消去を光透過による透明化によって行う場合には、印字(書込)はスポット的に加熱可能な、例えば、サーマルヘッド等の加熱手段によって行う。そして、消去は、例えば、必要に応じて加熱しながら、PDLC膜に液晶配向の閾値以上の電界を印加することによって行うことができる。
PDLC膜の厚みは、3〜25μmの範囲内で設定することが好ましい。PDLC膜の厚みが3μm未満であると、加熱時(書込時)の光散乱(濁度)が不足し、25μmを超えると、液晶の配向に多大な駆動電圧が必要となるため好ましくない。
(アモルファス強磁性体膜)
アモルファス強磁性体膜4、14としては、コバルト(Co)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)を主基としたアモルファス強磁性体を、蒸着、スパッタ、イオンプレーティング法等の真空成膜法により、感熱磁気転写箔の基材上に形成することができる。このようなアモルファス強磁性体膜は、10nm〜300nm(0.01μm〜0.3μm)程度の厚さで設けることができる。そして、このアモルファス強磁性体として、Hc(保持力)、μ(透磁率)、Bm(飽和磁束密度)、およびB−H特性(ヒステリシス曲線)の履歴特性が特異なものを使用する。
すなわち、磁性材料のヒステリシス曲線を示す図6を参照して説明すると、本発明に使用するアモルファス強磁性体は、図6(A)のような高角型比の磁気特性を示す材料が好ましい。このような強磁性体は、Hc(保磁力)、Bm(飽和磁束密度)において特異な特性を示し、その磁気特性から通常印加の磁界強度とその磁界によって磁化される磁性体の磁束密度とは非線形のB−H特性(ヒステリシス曲線)を有するので、図6(B)のような一般の磁性材料とは明確に区別できる。本発明に使用する強磁性体は、Hcが、40〜4000A/m(0.5〜50エルステッド)、Rsq(角型比)が、0.7〜1.0であることが好ましい。なお、角型比Rsqは、Rsq=Br(残留磁束密度)/Bm(飽和磁束密度)で表される。
(磁気記録層)
磁気記録層5は、γ−Fe23、Co被着γ−Fe23、Fe34、CrO2、Fe、Fe−Cr、Fe−Co、Co−Cr、Co−Ni、MnAl、Baフェライト、Srフェライトなどの従来公知の磁性微粒子が適当な樹脂あるいはインキビヒクル中に分散されてなる分散物を、グラビア法、ロール法、ナイフエッジ法などの従来公知の塗布方法によって基材上に形成することができる。また、磁気記録層は、Fe、Fe−Cr、Fe−Co、Co−Crなどの金属または合金あるいはその酸化物を用いて、真空蒸着法、スパッタ法、めっき法などによって、基材上に形成することもできる。
塗布方法によって磁気記録層を形成する場合には、その膜厚は1〜100μm好ましくは5〜20μm程度である。また真空蒸着法、スパッタ法、めっき法によって
磁気記録層 3を形成する場合には、その膜厚は100Å〜1μm好ましくは500〜2000Å程度である。
γ−Fe23などの磁性微粒子が分散される樹脂あるいはインキビヒクルとしては、ブチラール樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、スチレン/マレイン酸共重合体樹脂などが用いられ、必要に応じて、ニトリルゴムなどのゴム系樹脂あるいはウレタンエラストマーなどが添加される。また、磁性微粒子が上記樹脂中に分散されてなる分散物中に、必要に応じて、界面活性剤、シランカップリング剤、可塑剤、ワックス、シリコーンオイル、カーボンその他の顔料を添加することもできる。
(着色印刷層)
着色印刷層6は、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、セルロースアセテートプロピオネート、酢酸セルロースなどのセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレンなどのスチレン樹脂あるいはスチレン共重合体樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル樹脂またはメタクリル樹脂の単独あるいは共重合体、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、重合ロジンなどのロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂などのバインダーに、着色すべき色に応じて各種の顔料、染料を添加し、さらに必要に応じて、可塑剤、安定剤、ワックス、グリース、乾燥剤、乾燥補助剤、硬化剤、増粘剤、分散剤を添加した後、溶剤あるいは希釈剤で充分に混練してなる着色塗料あるいはインキを用いて、通常のグラビア法、ロール法、ナイフエッジ法、オフセット法などの塗布方法あるいは印刷方法により、所望部分に形成できる。なお、着色層は単色で形成されているほか、複数色の着色塗料あるいはインキを用いて、所望の絵柄、文字、地紋、模様等で形成してもよい。
以上の着色印刷層は、アモルファス強磁性体膜を支持体上に剥離可能に設けた感熱転写箔における着色層12に対応するものであり、着色層も着色印刷層と同様な材料、方法により形成することができる。但し、着色印刷層は、磁気記録層の上に設けられ、磁気記録層の存在していることを隠すために、濃紺色、濃茶色等の濃色の色相が好ましく用いられる。また、着色層は、感熱転写箔から記録媒体に転写された後には、アモルファス強磁性体膜の上に位置し、アモルファス強磁性体膜の存在していることを隠すために、濃紺色、濃茶色等の濃色の色相が好ましく用いられる。
記録媒体の基材上で、熱可逆記録層の下に位置する部分に、絵柄印刷層7を形成することができ、熱可逆記録層が透明化した際に、その絵柄印刷層が明瞭になってくる。絵柄印刷層は、上記の着色印刷層で説明した同様の材料、方法により、適宜選択したパターン(絵柄)で形成することができる。
(保護層)
保護層8は、合成樹脂フィルムをラミネートするか、エクストルージョンコート法によるか、あるいは合成樹脂塗料を塗布することなどによって形成することができる。保護層を構成する合成樹脂は、用途あるいは他層との密着性などを考慮して、着色印刷層を形成するに際して用いられた合成樹脂類と同様なものが広く用いられうる。特に、熱硬化型の合成樹脂を用いると、表面の硬度、汚染の防止という点で有利であり、さらに紫外線硬化型の合成樹脂を含む塗料を用いれば、塗布後の硬化が瞬時に行なえるので好ましい。また、保護層中にシリコーンなどを添加して表面を剥離性とすることもできる。
(感熱転写箔)
本発明における記録媒体のアモルファス強磁性体膜を形成するには、支持体上に剥離可能に設けた感熱転写箔9を用いて、サーマルヘッド等の加熱手段を用いて、熱転写方式で、任意の形状でアモルファス強磁性体膜を形成することができる。感熱転写箔の支持体10としては、上記の記録媒体の基材で説明したような合成樹脂フィルムが使用でき、その厚さは、5〜300μm程度、好ましくは、10〜50μm程度のものである。そして、この支持体上に剥離層を介して、上記に説明したアモルファス強磁性体膜を形成することが好ましい。
上記の剥離層11は、アモルファス強磁性体膜が支持体から剥離しやすくするためのものであって、転写後にはアモルファス強磁性体膜をある程度保護する役割をも有するものである。この層の材質としては、十分な透明性があり、耐摩擦性、耐汚染性、耐溶剤性を有する樹脂、例えば(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂、メラニン系樹脂、ポリエステル系樹脂の単体、混合物および共重合体が用いられる。また、ワックス類、シリコーンワックス、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等の離型剤を加えたものを適当な溶剤に溶解または分散して調整したインキを、基材上に公知の手段により塗布、乾燥させて行うことができる。このような剥離層の厚さは、0.5〜5μm程度が好ましく、さらに好ましくは、1〜3μmの範囲である。
また、感熱転写箔において、アモルファス強磁性体膜を含む転写部が記録媒体との接着性を高めるために、アモルファス強磁性体膜の上に、つまり感熱転写箔の最表面に接着層15を設けることができる。この接着層は、ヒートシール剤としては、塩酢ビ系ホットメルト型樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、アミド系樹脂、エポキシ系樹脂等から構成したり、また、粘着剤としては、アクリル系、ゴム系のものから構成することができる。その塗布厚みは、1〜数μm以内のものであってよい。通常、当該接着層が粘着剤層である場合は、転写箔上に設ける保護用剥離紙に粘着剤を付与してから、この保護用剥離紙と転写箔を一体にし、転写箔を使用する際に、剥離紙を除去すると、アモルファス強磁性体膜上に粘着剤が転移して使用できる状態になる。
感熱転写箔の着色層とアモルファス強磁性体膜との間に、アンカー層13を設け、着色層とアモルファス強磁性体膜との密着力を高めることができる。また、感熱転写箔の製造する際に、このアンカー層の上にアモルファス強磁性体膜を形成することになるが、このアンカー層の形成された表面を平滑にして、その上にアモルファス強磁性体膜を形成し、アモルファス強磁性体膜の機械読取りの精度を良好にすることができる。アンカー層に用いられるバインダー樹脂としては、ポリエステル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル樹脂、セルロース系樹脂、スチレン/マレイン酸共重合樹脂、ゴム系樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリアミド樹脂などが用いられる。これらのバインダー樹脂を溶剤に溶解させて、グラビア法、ロール法、ナイフエッジ法などの従来公知の塗布方法によって基材上に形成することができる。
(ホログラム形成層)
本発明の記録媒体は、アモルファス強磁性体膜の上に、更にホログラム形成層17が形成されていることが好ましく、ホログラム形成層17を記録媒体上に形成する方法の一つとして、感熱転写箔を用いることが簡便であり、好ましく行なわれる。ホログラム形成層は、ホログラムの精細パターンを再現できる樹脂材料で構成することができる。一般的には、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン、エポキシ、アクリレート等の熱硬化性樹脂をそれぞれ単独、あるいは上記熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂とを混合して使用することができ、さらにラジカル重合性不飽和基を有する熱成形性物質、あるいはこれらにラジカル重合性不飽和基単量体を加え、電離放射線硬化性樹脂放射線硬化性としたものなどを使用することができる。このようなホログラム形成層の膜厚は、0.1〜6μmの範囲が好ましく、1〜4μmの範囲がさらに好ましい。
ホログラム形成層に形成されるホログラム画像の大きさと形状は、要求される態様によってそれぞれ異なるので、特に限定されるものではない。ホログラム画像の形成方法としては、従来公知の方法、例えばホログラムの干渉縞の凹凸パターンを設けた原版を用い、微細凹凸をエンボス加工法等によって形成する。ホログラム画像は、平面型ホログラムでも体積型ホログラムでもよく、平面型ホログラムの場合、なかでもレリーフホログラムが量産性およびコストの面から好ましい。その他、フレネルホログラム、フラウンホーファーホログラム、レンズレスフーリエ変換ホログラム、イメージホログラム等のレーザー再生ホログラム、レインボーホログラム等の白色光再生ホログラム、更に、それらの原理を利用したカラーホログラム、コンピュータホログラム、ホログラムディスプレイ、マルチフレックスホログラム、ホログラフィックステレオグラム、ホログラフィック回折格子等を用いることができる。
また、上記のホログラム形成層とアモルファス強磁性体膜との間に、金属反射層18を設けることができ、アモルファス強磁性体膜を隠蔽でき、またホログラム形成層におけるホログラム画像の視認性を向上させることができる。金属反射層は、非磁性体の金属や非金属から構成する。これには例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、錫(Sn)、銀(Ag)、金(Au)、珪素(Si)、チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)やこれらの合金、あるいはこれらの酸化物、窒化物、酸化窒化物粉体を使用することができる。金属反射層は、上記の金属や非金属を、真空蒸着法、スパッタ法等の方法で、膜厚が100Å〜1μm程度で形成することができる。
尚、図3に示した感熱転写箔において、剥離層とホログラム形成層との間に、OP層16を設けているが、このOP層は、ホログラム形成層を保護する機能をもち、上記の着色印刷層で説明したような樹脂を用い、着色剤を除いて、着色印刷層と同様の方法で形成することができる。
(読取り書込み装置)
本発明の読取り書込み装置は、上記に説明した記録媒体の読取り及び書込み装置であり、記録媒体のアモルファス強磁性体膜の固有の磁気特性を読取る手段(強磁性読取手段)と、記録媒体の磁気記録層に情報を記録する手段(磁気記録手段)及び記録媒体の熱可逆記録層に情報を記録する手段(熱可逆記録手段)をもち、該強磁性読取手段により、真贋判定を行ない、該判定結果が真正であるときにのみ、該磁気記録手段により磁気記録層に情報を記録し、かつ熱可逆記録手段により熱可逆記録層に情報を記録するものである。
本発明の読取り書込み装置について、図4に示した装置を例にして、説明する。カ−ド状の記録媒体1を搬送する搬送手段としての複数の搬送ロ−ラ対21、30、31、32等、記録媒体のアモルファス強磁性体膜の固有の磁気特性を読取る手段としての読取ヘッド22と、該ヘッド22に対し記録媒体1を押し付けながら搬送する搬送ロ−ラ23、磁気記録を行うタイミングを検知する為のタイミングセンサ24、記録媒体1の磁気記録層に情報を記録する手段としての磁気ヘッド25、該ヘッド25に対し記録媒体1を押し付けながら搬送する搬送ロ−ラ26、熱可逆記録を行うタイミングを検知する為のタイミングセンサ27、記録媒体1の熱可逆記録層に情報を記録する手段としてのサーマルヘッド28、該ヘッド28に対し記録媒体1を押し付けながら搬送するプラテンロ−ラ29等により構成された読取り書込み装置20である。
上記のような構成において、図示しない搬送モ−タの駆動力により搬送ロ−ラ対21を回転させることにより、記録媒体1を搬送しながら一連の読取り、書込み(記録)の動作が行なわれる。すなわち、まず、読取ヘッド22によって、記録媒体1のアモルファス強磁性体膜の固有の磁気特性の有無、あるいは該強磁性体膜の磁気記録された情報を読取り、該強磁性体膜の磁気特性を有している、あるいは該強磁性体膜の磁気記録された情報を検知した場合のみ、次の記録媒体の磁気記録層に情報を記録する手段へ進む。上記の読取ヘッド22によって、記録媒体1のアモルファス強磁性体膜の固有の磁気特性が認められない、あるいは該強磁性体膜の磁気記録された情報を検知できない場合は、記録媒体の磁気記録層に情報を記録する手段(磁気ヘッド25)へは進めずに、停止する。
上記の記録媒体の磁気記録層に情報を記録する手段の磁気ヘッド25には、図示しない制御装置から、磁気記録層への書込むべき情報に応じた信号が送られてくる。また、予めタイミングセンサ24で読み取った位置データに基づき、磁気記録層への書込み時にずらす位置、方向が決定されている。上記の記録媒体の磁気記録層に情報を記録した後に、記録媒体の熱可逆記録層に情報をサーマルヘッド28により記録する。このサーマルヘッド28には、図示しない制御装置から、熱可逆記録層への書込むべき情報に応じた信号が送られてくる。また、予めタイミングセンサ27で読み取った位置データに基づき、熱可逆記録層への書込み時にずらす位置、方向が決定されている。
上記の記録媒体の熱可逆記録層に情報を記録するサーマルヘッド28は、書込みの記録の場合で説明したが、これに限らず既に書込まれた情報を消去してから、新しい情報を書込み記録することも可能である。この消去と記録は、個別のサ−マルヘッドを設けて別々に行なっても良いが、その複数の発熱素子(発熱抵抗体)が1列のライン状に並んで形成されているライン状のサ−マルヘッドを単一で用いて、各発熱素子ごとに消去と記録の加熱エネルギーになるように制御することもできる。
また、図4には示さなかったが、読取ヘッド22によって、記録媒体1のアモルファス強磁性体膜の固有の磁気特性の有無、あるいは該強磁性体膜の磁気記録された情報を読取り検知の可否の結果が、読取ヘッド22から、コンピュータにその読取りデータが送信され、その読取りデータを受信したコンピュータは、強磁性体膜の固有の磁気特性を有している場合と、強磁性体膜の磁気記録された情報を読取れる場合のみ、真正品と判断し、それ以外は、真正品でないと判断する、つまり真贋判定を行なう。
上記の真贋判定で、真正品と判断された時のみ、次の記録媒体の磁気記録層への情報を記録する手段、記録媒体の熱可逆記録層への情報を記録手段へ進むが、真正品と判断されないときは、次の工程へ進まず停止する。尚、その真贋判定の結果をディスプレイ等の表示手段により、判定情報として表示することができる。また、この際に真贋判定が偽物であるとの判定であった場合には、表示手段にこれらの真贋判定情報を表示すると共に、警報ブザーを鳴らすようにしてもよい。
以上に説明した記録媒体の読取り書込み装置により、熱可逆記録層に情報が記録された一つの実施形態を図5に示す。図示した記録媒体は、カード形態であり、カード表面には、カードNo.、前回御利用日、今回御利用日(額)、残額、メッセージなどが、熱可逆記録層に記録されている。図示したX、Y、Z、M、Dで示された部分、及び10,000及び20,000の金額の数字は、可変情報として、記録情報を消去して新たに情報記録して、消去と記録を繰り返し行なうことができる。尚、図5で示した裏面の磁気記録領域とアモルファス強磁性体のX−X断面図は、例えば、図1で示したような概略図のようにすることができる。
本発明の記録媒体の一つの実施形態を示す概略図である。 アモルファス強磁性体膜を熱転写方式で形成するために使用する感熱転写箔の一つの実施形態を示す概略図である。 アモルファス強磁性体膜を熱転写方式で形成するために使用する感熱転写箔の他の実施形態を示す概略図である。 本発明の記録媒体の読取り書込み装置の一つの実施形態を示す概略図である。 読取り書込み装置により、熱可逆記録層に情報が記録された記録媒体の一つの実施形態を示す概略図である。 磁性材料のヒステリシス曲線を示すグラフである。
符号の説明
1 記録媒体
2 基材
3 熱可逆記録層
4、14 アモルファス強磁性体膜
5 磁気記録層
6 着色印刷層
7 絵柄印刷層
8 保護層
9 感熱転写箔
10 支持体
11 剥離層
12 着色層
13 アンカー層
15 接着層
16 OP層
17 ホログラム形成層
18 金属反射層
20 読取り書込み装置
21 搬送ロ−ラ対
22 読取ヘッド
23 搬送ロ−ラ
24 タイミングセンサ
25 磁気ヘッド
26 搬送ロ−ラ
27 タイミングセンサ
28 サーマルヘッド
29 プラテンロ−ラ

Claims (5)

  1. 基材の一方の面に、少なくとも光学特性が加熱により可逆的に変化する熱可逆記録層が形成され、該基材の他方の面に、磁気記録層、着色印刷層を順次積層した記録媒体において、該着色印刷層の上の一部分に、更に固有の磁気特性を有するアモルファス強磁性体膜を設けたことを特徴とする記録媒体。
  2. 前記のアモルファス強磁性体膜は、読取りコードとして形成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  3. 前記のアモルファス強磁性体膜の上に、更に着色層が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の記録媒体。
  4. 前記のアモルファス強磁性体膜の上に、更にホログラム形成層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録媒体の読取り及び書込み装置において、記録媒体のアモルファス強磁性体膜の固有の磁気特性を読取る手段(強磁性読取手段)と、記録媒体の磁気記録層に情報を記録する手段(磁気記録手段)及び記録媒体の熱可逆記録層に情報を記録する手段(熱可逆記録手段)をもち、該強磁性読取手段により、真贋判定を行ない、該判定結果が真正であるときにのみ、該磁気記録手段により磁気記録層に情報を記録し、かつ熱可逆記録手段により熱可逆記録層に情報を記録することを特徴とする読取り書込み装置。
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