JP2003029671A - 可撓性ディスプレイ - Google Patents

可撓性ディスプレイ

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JP2003029671A
JP2003029671A JP2001213396A JP2001213396A JP2003029671A JP 2003029671 A JP2003029671 A JP 2003029671A JP 2001213396 A JP2001213396 A JP 2001213396A JP 2001213396 A JP2001213396 A JP 2001213396A JP 2003029671 A JP2003029671 A JP 2003029671A
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達哉 ▲吉▼田
Tatsuya Yoshida
Takashi Kitada
貴司 北田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源が切れても可撓性媒体に情報の表示を続
けることのできる従来のノートと同じような使い勝手の
よい、しかも簡単に書換え可能な可撓性ディスプレイを
提供する。 【解決手段】 ディスプレイとして情報の書換え可能な
シート状のロイコ染料を含んだ可撓性媒体2を複数枚綴
じてノート状の可撓性ノート1Aを構成し、据置き型の
書込・読取装置、あるいは下敷き型の書込み用、読取り
用面ヘッド等によって書込み、読取り・書き込みを簡単
に行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペーパー状の高速
書換え可能な可撓性媒体を用いた可撓性ディスプレイに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の表示装置としては、時計やカメラ
等の白黒LCD表示からカラーTVやパソコン用のカラ
ー表示装置にまで用いられる液晶、主にセグメント表示
等に用いられるLED、放電発光により大型・平面型の
カラーディスプレイが構成できるプラズマ表示等を用い
た表示用ディスプレイ装置がある。しかしながら、上記
した例においては、液晶、LED、プラズマ等の表示装
置は、電源が切れると表示も全て消えてしまうというも
のであって、電源を切っても表示が保持できるといった
電力削減・記憶保持型の表示動作が不可能であるという
問題があったため、表示画像を残そうとすればプリンタ
等により画像を印刷するしか方法がなく、プリントする
度に紙を浪費するという問題があった。
【0003】この問題を解決するために、例えば特開2
000−132121号公報のように電界や磁気を利用
した、電源が切れても情報の表示を続ける可撓性媒体を
複数枚綴じたノート状の可撓性ノート状媒体を構成し、
据置き型の書込み・読取り装置、或いは下敷き型の書込
み用、読取り用面ヘッド等によって書込み・読取りを簡
単に行えるディスプレイが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、電界や磁気を印
加することによって表示書換えが可能な記録媒体で記憶
保持型の表示動作が可能なものも開発されてきている。
例えばシート状の電界型ディスプレイ自体としては、
「グリコン・エレクトリック・ペーパー」として雑誌
「SID98DIGEST」第1010〜1013ペー
ジに紹介されている。すなわち、ポリエステルシート間
に直径が25〜100μmの大きさの2色性球体をボン
デイングした厚み0.12〜0.8mmのディスプレイ
であり、そのポリエステルシート間に電界(例えば、4
0ナノジュール/平方センチメートル)を与えることに
よって2色性球体が回転して方向を反転し、今まで見え
ていた色が消え別の色が現れるというものである。いっ
たん回転した後は球体は球体を収容している空洞の壁面
に付着するため、電界を取り去った後もこの状態を維持
する。すなわち、その記録状態が継続して表示されるこ
ととなる。電界を逆に与えることによって記録が消去さ
れる。
【0005】また、シート状の磁気型ディスプレイも公
知である。磁石が鉄粉を吸引する磁気現象を利用して、
記録ヘッドで記録媒体に磁気エネルギーを与えることに
より磁性粉(トナー)吸引を行ない、磁気エネルギーの
除去後も残留磁気により記録媒体に磁性粉吸引を続ける
ものである。消去は消去ヘッドにより残留磁気を消磁す
ることによって行なわれる。磁性粉材料としては、例え
ばγ−Fe23、Co−Ni−P、CrO2などが用い
られる。
【0006】このような電界制御・磁気制御による継続
表示可能な記録媒体を用いて表示パネルが構成された
り、環状につないでエンドレスペーパー状とし、これと
ラインヘッドとを組み合わせて、情報が変更された時に
エンドレス媒体が回転したりまたはヘッドが移動すると
同時にヘッドを駆動して、表示内容を書き換える表示用
ディスプレイ装置が知られていた。ところがこのような
記録媒体でできたディスプレイはパネル状であったり、
エンドレスペーパー状であったり、いずれも可搬性・実
用性に欠けていた。そのため、特開2000−1321
21号公報においては、磁気・電気書込みヘッドを用い
たペーパー状の書換え可能型可撓性媒体への書込みによ
り、可撓性表示媒体上で高速な画像書換え表示を可能に
して書込んだ画像は駆動源を除去されても表示が保持で
きるように電力削減型の表示動作を可能にし、しかも書
換え可能型可撓性表示媒体を多数まとめてノート状に綴
じ込み、多数枚の画像を一時に記憶保持できるような可
搬性・実用性のあるディスプレイの提案がなされた。
【0007】しかしながら、特開2000−13212
1号公報にて提案されたものは、磁気あるいは電界を利
用した書込み・消去を行う方式であるため、第一に使用
する可撓性媒体の製造工程における工数が多かったり、
使用する材料が高価だったりしてコストが増大する。第
二に、その構造上、記録の品質を決定する解像度の向上
を図りにくい。第三に、書込みヘッドの構成が複雑にな
り製造が困難で、コストが増大するという問題点を有し
ていた。
【0008】そこで本発明は、可撓性表示媒体上で高速
な画像書換え表示を可能にして、書込んだ画像は駆動源
を除去されても表示が保持できるように電力削減型の表
示動作を可能にし、しかも書換え可能型可撓性表示媒体
を多数まとめてノート状に綴じ込み、多数枚の画像を一
時に記憶保持できる可撓性ディスプレイを提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の可撓性ディスプ
レイは、情報の書換え可能で継続表示可能な複数枚のロ
イコ染料を含んだ熱的可逆シートを綴ってディスプレイ
を構成した。
【0010】本発明によれば、可撓性表示媒体上で高速
な画像書換え表示を可能にして、書込んだ画像は駆動源
を除去されても表示が保持できるように電力削減型の表
示動作を可能にし、しかも書換え可能型可撓性表示媒体
を多数まとめてノート状に綴じ込み、多数枚の画像を一
時に記憶保持できる可撓性ディスプレイを提供できる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、情報の書
換え可能で継続表示可能な複数枚のロイコ染料を含んだ
熱的可逆シートを綴ってディスプレイを構成したことを
特徴としている。この構成によれば、書込み装置等によ
り画像の高速書換えが可能な可撓性のディスプレイを多
数枚綴じて、綴じ物として一時に多数の画像を電源除去
後も表示保持することができる。
【0012】請求項2記載の発明は、熱的可逆シートを
ノート状に綴じたことを特徴としている。この構成によ
れば、画像の高速書換えが可能な可撓性のディスプレイ
を多数枚ノート状に綴じて一時に多数の画像を電源除去
後も表示保持し、又は消去して書換えることができるの
で、あたかも従来のノートと同じように取り扱うことが
できる。
【0013】請求項3記載の発明は、ノート状に綴じた
綴じこみ部にCPUを含むディスプレイ制御部を配置し
たことを特徴としている。この構成によれば、CPUに
よる情報の追記・書込みが可能になり、パソコンの表示
装置として利用できる。
【0014】請求項4記載の発明は、ディスプレイ制御
部がホストコンピュータとの通信機能を備えたことを特
徴としている。この構成によれば、センターのホストコ
ンピュータとの通信により情報の変化を受信してメモリ
へ取り込んだり、その他の情報変化をホストコンピュー
タへ送信したりすることが可能になる。
【0015】請求項5記載の発明は、ディスプレイ制御
部が、可撓性ディスプレイの読取り及び/又は書込み機
能を備えたことを特徴としている。この構成によれば、
上記のホストコンピュータとの通信による画面出力情報
の変化を所望のページへ書換えたり、あるいは所望のペ
ージの表示内容をコンピュータ・メモリへ転送すること
が可能になる。
【0016】請求項6記載の発明は、書込み機能を発熱
素子を複数配列して成る書き込みヘッドで行うことを特
徴としている。
【0017】請求項7記載の発明は、書込み機能を、追
記及び消去が可能なペン型ヘッドで行うことを特徴とし
ている。この構成によれば、ペン型ヘッドによって可撓
性媒体の表面をなぞることによって表示の追記、消去が
可能になる。
【0018】請求項8記載の発明は、ペン型ヘッドが可
撓性ディスプレイの綴じ込み部に着脱可能であることを
特徴としている。この構成によれば、ペン型ヘッドをあ
たかも手帳に付属の消しゴム付き鉛筆のような感覚で情
報の追記や消去が可能になる。
【0019】請求項9記載の発明は、書込みヘッドを、
熱的可逆シートと同形状に多数配置して書込み用面ヘッ
ドを構成したことを特徴としている。この構成によれ
ば、固定据置型の書込み装置が使用できなくても、ノー
ト型可撓性媒体に下敷きを挟む感覚で携帯型の書込み用
面ヘッドを挟み、所望するページ面全体に面ヘッドによ
り高速の一括書込みが可能になる。
【0020】請求項10記載の発明は、書込み用面ヘッ
ドと熱的可逆シートとを重ねて一体化したことを特徴と
している。この構成によれば、シート状の可撓性媒体に
高速書換えが可能となる。
【0021】請求項11記載の発明は、書込み用面ヘッ
ド一体型ディスプレイで表紙を構成したことを特徴とし
ている。この構成によれば、表紙の表示プレートを高速
書換え表示装置として使用し、次ページからの可撓性媒
体は表示スペアとして下敷き型書込み面ヘッドを利用し
て書込めるようにすれば、表紙の表示プレートをめくっ
て、下敷き面ヘッドで書込んだ所望ページの画像表示に
切換え、再度、又、表紙の表示プレートの表示に戻すと
いった多彩な表示が可能になる。
【0022】請求項12記載の発明は、読取りヘッドを
熱的可逆シートと同形状に面状に多数配置して成ること
を特徴としている。この構成によれば、固定据置型の読
取り装置が使用できない場合でも、可撓性媒体・ノート
に下敷きを挟む感覚で携帯型の読取り用面ヘッドを挟
み、所望するページ全面を一括して高速に読取り保存す
ることができる。
【0023】請求項13に記載の発明は、読取りヘッド
を複数のCCD素子で構成したことを特徴としている。
この構成によれば、CCDのラインスキャナーにより表
示画像を高速スキャンして読取り情報をメモリー等へ転
送できる。
【0024】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における継続表示可能なノート型シート状可撓性デ
ィスプレイの斜視図、図2は本発明の実施の形態1にお
けるロイコ染料の組成を示す化学式図、図3は本発明の
実施の形態1におけるロイコ染料の発色・消色の動作に
おける温度推移を示す図、図4は本発明の実施の形態1
におけるロイコ染料の発色・消色状態のイメージ図であ
る。
【0025】図1において、1Aはノート型シート状可
撓性ディスプレイ、2は情報の書換え可能で継続表示可
能なシート状の可撓性媒体、3はノートの綴じ部であ
る。すなわち、ノート型シート状可撓性ディスプレイ1
Aは、情報の書換え可能で継続表示可能なシート状の可
撓性媒体2を複数枚重ねて、1箇所で束ねたものであ
り、ここではシート状の可撓性媒体2の1辺をノート状
に綴ったものである。綴じ部3は接着・縫着・嵌着等の
方法で行なわれる。
【0026】シート状の可撓性媒体2は、ロイコ染料の
発色・消色動作の性質を利用して表示を行うことができ
る。ここで、ロイコ染料の発色・消色のメカニズムにつ
いて図を参照しながら説明する。
【0027】可逆顕色剤は、図2に示したように長鎖ア
ルキル基を持つ化合物であり、ロイコ染料と組み合わせ
ると、加熱の制御によりロイコ染料を発色・消色させる
ことができる。
【0028】以下に、発色・消色のメカニズムを説明す
る。図3に発色・消色の過程を示した。まず、図3の4
に示すような温度推移カーブに沿って、消色状態にある
ロイコ染料を加熱してロイコ染料及び可逆顕色剤を溶融
状態にした後、急速に冷却すると発色状態になる。この
時、図4(a)に示すように、発色剤と顕・減色剤とが
相溶して反応しており、発色剤は発色状態にあるため、
色がついて見え記録が行われる。
【0029】一方、発色状態にあるロイコ染料に図3の
5に示すような温度推移カーブに沿って再加熱・溶融後
徐冷すると消色状態となる。この時、図4(b)に示す
ように、発色剤と顕・減色剤とが相分離しており、発色
剤は発色せず無色の状態となっており、記録した内容が
消去されたことになる。
【0030】通常、この可逆感熱記録材料を発色させる
には、サーマルヘッドが用いられ、加熱時間が極めて短
い時間のため、急速な冷却が起こり発色状態が維持され
る。
【0031】一方、消色させるには、溶融温度よりやや
低い温度に、可逆顕色剤が結晶化しロイコ染料と相分離
する時間保持する必要があるため、コピー機やレーザプ
リンタ等で用いられる定着器を用いることにより簡単に
実現できる。
【0032】以上のような、ロイコ染料の性質を利用し
て表示書換えが可能な可撓性媒体をぺーパー状にしたデ
ィスプレイ2を、多数枚重ねて1か所で綴じるか、ある
いは図1に示すようにノート状に構成することによっ
て、あたかも綴り物やノートのように取り扱うことがで
き、取扱の簡便なディスプレイとなる。
【0033】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2における可撓性媒体ノートの斜視図である。図5に
おいて、6はノート型シート状可撓性ディスプレイ1B
の綴じ部3に装着したディスプレイの制御用に用いる制
御部である。7は同様に綴じ部3の先端部に配置した追
記用のペン(ペン型ヘッド)である。制御部6はノート
型シート状可撓性ディスプレイ1Bの表示を制御し、ペ
ン7は制御部6の制御で可撓性媒体2の表示に追記等が
可能であり、文字通りノートパソコンの変型として使用
できる。このようなノートパソコンを、例えば、電子カ
タログ等として利用すれば、大はビルディングのレイア
ウトからファッション、小は電子部品の設計等まで幅広
い表示カタログが携帯可能になり、パソコン、追記ペン
を用いてレイアウト、設計変更等の内容を具象的に記録
し保存できる。
【0034】図6は本発明の実施の形態2におけるシー
ト状可撓性ディスプレイを制御する制御部(パソコン)
のブロック図である。制御部6は、シート状可撓性ディ
スプレイである可撓性媒体2の表示を制御するためのも
ので、CPU19、ROM8、RAM9、外部インタフ
ェース10、通信インタフェース11、ビットマップメ
モリ12、ディスプレイドライバ13を備えている。
【0035】外部インタフェース10には追記ペン、キ
ーボード、CCDスキャナー、書込装置、読取装置、面
へッド、磁気デイスク、FD等が接続される。また通信
インターフェース11にはホストコンピュータ14が接
続される。CPU19は、ホストコンピュータ14との
通信によるデータの処理、ビットマップメモリ12の制
御、RAM9内のデータの解読処理、すなわち、RAM
9内の表示に関するデータをシート状可撓性ディスプレ
イ2にディスプレイドライバ13を介して表示したり、
CCDや読取装置等から外部インタフェース10を介し
て転送されてきた表示情報をRAM9内に格納する等の
制御をする。
【0036】ROM8は、CPU19の演算処理手順を
記憶する。通信インタフェース11は、ホストコンピュ
ータ14とのデータ通信をインターフェースする。ビッ
トマップメモリ12は、CPU19がホストコンピュー
タ14から受信したデータの表示に関するデータのうち
可撓性媒体2に直接記録するもの(ビットマップデー
タ)を格納する。
【0037】ディスプレイドライバ13は、ビットマッ
プメモリ12内のビットマップデータを可撓性媒体2に
表示する。RAM9は、前記ビットマップデータ以外の
データを格納したり、CCDや読取装置等から外部イン
タフェース10を介して転送されてきた表示情報を格納
する。
【0038】追記ペンは、可撓性媒体2上への情報の書
き込み・訂正・削除・追記の際に使用する。キーボード
は、各種プログラムの書き込み・読み出し・作成・変更
・モニタ・保存等の際に使用する。スキャナーは、可撓
性媒体2上の情報の読み出し際に使用する。書込装置
は、可撓性媒体2上へ情報の書き込みをする際に使用す
る。また、簡単なプログラムの書き込み・読み出し・作
成・変更・モニタ・保存等であれば、上記追記ペンにキ
ーボードの機能の一部をもたせると便利である。
【0039】(実施の形態3)図7は本発明の実施の形
態3における可撓性媒体ノートの書込み用面ヘッドの斜
視図、図8は本発明の実施の形態3における可撓性媒体
ノートの読取り用面ヘッドの斜視図である。15は2次
元にマルチヘッドを配置して形成した下敷き型書込み用
面ヘッドであり、上記シート状可撓性媒体2と略同寸法
となっており、例えば、A3、A4、B3、B5等とな
っている。したがって、1ページ分一括して書込みが行
われる。下敷き型書込み用面ヘッド15はサーマルヘッ
ドを多数集めて構成しており、下敷き型書込み用面ヘッ
ド15を対象とする可撓性媒体2の上に重ねて密着さ
せ、下敷き型書込み用面ヘッド15の1辺に配置した外
部インタフェース10(図6)とのコネクタ(図示な
し)を介してCPU19によってRAM9から情報に対
応して2次元マルチヘッドを発熱・非発熱させれば、可
撓性媒体2に一度に所望の書き込みができることとな
る。
【0040】図8は可撓性媒体2の読取り用面ヘッドの
一形態で、16は図7の下敷き型書込み用面ヘッド15
と同じく下敷き型読取り用の面ヘッドである。例えば、
CCD等の受動素子群として可撓性媒体2のロイコ染料
の発色部から表示データを複写するイメージセンサーの
ようなものが用いられる。これら書込み用面ヘッド1
5、読取り用面ヘッド16は下敷き型に携帯に便利な形
態に構成されているので、ノートに携帯、下敷きタイプ
として手軽にページ間に挿入して使用できる。
【0041】(実施の形態4)図9は本発明の実施の形
態4における表示プレートノートの斜視図、図10は本
発明の実施の形態4における表示プレートの斜視図であ
る。図9において、17は図10に示すように、図1に
示した熱的に書換え可能な可撓性媒体2と、図7に示し
たような書込み用面ヘッド15とを重ねた表示プレート
である。
【0042】表示プレート17を表紙として、各ページ
には図1に示したノート型シート状可撓性ディスプレイ
1Cを綴じたディスプレイである。書込み用面ヘッド付
きノート型ディスプレイは表紙に表示プレート17を使
用しているので、追記、書換えも簡単な表示用画面とし
て表紙を使用し、関連表示に中のノート部のページを使
用したり、表紙の画像の一部拡大図等をノート部の方に
表示したりといった表示が可能になる。
【0043】(実施の形態5)図11は本発明の実施の
形態5におけるペン型ヘッド(追記ペン)の斜視図であ
る。図11において、18は可撓性ディスプレイ1Dの
可撓性媒体2の上をなぞることで追記・消去が可能なよ
うに先端にサーマルヘッドを構成した熱ペンであり、図
1の可撓性媒体ノート、図9、図10の表紙付きノート
型ディスプレイに使用可能である。
【0044】このように、本実施の形態によれば、高速
書込みが可能なサーマルヘッドによって、高速書換え可
能型の可撓性媒体に0.1秒程度の高速で書込みが可能
になり、しかも電源を除いても表示が継続される表示装
置が提供でき、省エネ静止画ディスプレイとして、X線
診断画像、カタログ、テキスト、駅のポスター、掲示
板、垂れ幕、ノートパソコン、カード、メモリ、表示等
バラエティのある表示が可能になり、表示領域も拡大さ
れる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィスプレイとして書換え可能なロイコ染料を利用した可
撓性媒体を複数枚綴じてノート状の可撓性媒体ノートを
構成し、更にディスプレイとして書換え可能な可撓性媒
体に書込み用面ヘッドを重ね一体化して書換え表示用の
表示プレートを構成し、更に書換え可能な可撓性媒体に
書込み用面ヘッドを重ねた表示プレートを表紙として多
数の可撓性媒体ノートを綴じ込んで表紙付きノートを構
成し、これらノートを構成する各書換え可能な可撓性媒
体は安価に作成でき、更に2次元マルチヘッドにより高
速書込みを可能としたので、高速書換え型のペーパー状
の可撓性媒体と高速書込み面ヘッドにより電源を除いて
も表示が継続される表示装置を安価に提供でき、プリン
ト紙の浪費を防止することによるコスト削減の効果があ
る。更に、これらのペーパー状の書換え可能型可撓性媒
体および書込み用面ヘッドを重ねた表示プレート等を複
数枚綴じてノート状に構成したので、静止画ディスプレ
イとしての表示形態および表示範囲を大幅に拡大でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における継続表示可能な
ノート型シート状可撓性ディスプレイの斜視図
【図2】本発明の実施の形態1におけるロイコ染料の組
成を示す化学式図
【図3】本発明の実施の形態1におけるロイコ染料の発
色・消色の動作における温度推移を示す図
【図4】本発明の実施の形態1におけるロイコ染料の発
色・消色状態のイメージ図
【図5】本発明の実施の形態2における可撓性媒体ノー
トの斜視図
【図6】本発明の実施の形態2におけるシート状可撓性
ディスプレイを制御する制御部(パソコン)のブロック
【図7】本発明の実施の形態3における可撓性媒体ノー
トの書込み用面ヘッドの斜視図
【図8】本発明の実施の形態3における可撓性媒体ノー
トの読取り用面ヘッドの斜視図
【図9】本発明の実施の形態4における表示プレートノ
ートの斜視図
【図10】本発明の実施の形態4における表示プレート
の斜視図
【図11】本発明の実施の形態5におけるペン型ヘッド
(追記ペン)の斜視図
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D 可撓性ディスプレイ 2 可撓性媒体 3 綴じ部 6 制御部 7 ペン型ヘッド(追記用のペン)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報の書換え可能で継続表示可能な複数枚
    のロイコ染料を含んだ熱的可逆シートを綴ってディスプ
    レイを構成したことを特徴とする可撓性ディスプレイ。
  2. 【請求項2】前記熱的可逆シートをノート状に綴じたこ
    とを特徴とする請求項1記載の可撓性ディスプレイ。
  3. 【請求項3】前記ノート状に綴じた綴じこみ部にCPU
    を含むディスプレイ制御部を配置したことを特徴とする
    請求項2記載の可撓性ディスプレイ。
  4. 【請求項4】前記ディスプレイ制御部がホストコンピュ
    ータとの通信機能を備えたことを特徴とする請求項3記
    載の可撓性ディスプレイ。
  5. 【請求項5】前記ディスプレイ制御部が、可撓性ディス
    プレイの読取り及び/又は書込み機能を備えたことを特
    徴とする請求項3記載の可撓性ディスプレイ。
  6. 【請求項6】前記書込み機能を発熱素子を複数配列して
    成る書き込みヘッドで行うことを特徴とする請求項5記
    載の可撓性ディスプレイ。
  7. 【請求項7】前記書込み機能を、追記及び消去が可能な
    ペン型ヘッドで行うことを特徴とする請求項5記載の可
    撓性ディスプレイ。
  8. 【請求項8】前記ペン型ヘッドが可撓性ディスプレイの
    綴じ込み部に着脱可能であることを特徴とする請求項7
    記載の可撓性ディスプレイ。
  9. 【請求項9】前記書込みヘッドを、前記熱的可逆シート
    と同形状に多数配置して書込み用面ヘッドを構成して成
    ることを特徴とする請求項5記載の可撓性ディスプレ
    イ。
  10. 【請求項10】前記書込み用面ヘッドと前記熱的可逆シ
    ートとを重ねて一体化したことを特徴とする請求項9記
    載の可撓性ディスプレイ。
  11. 【請求項11】書込み用面ヘッド一体型ディスプレイ
    で、表紙を構成したことを特徴とする請求項10記載の
    可撓性ディスプレイ。
  12. 【請求項12】読取りヘッドを前記熱的可逆シートと同
    形状に面状に多数配置して成ることを特徴とする請求項
    5記載の可撓性ディスプレイ。
  13. 【請求項13】前記読取りヘッドを複数のCCD素子で
    構成して成ることを特徴とする請求項5記載の可撓性デ
    ィスプレイ。
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