JP2005267188A - 電子ペーパー - Google Patents

電子ペーパー Download PDF

Info

Publication number
JP2005267188A
JP2005267188A JP2004078026A JP2004078026A JP2005267188A JP 2005267188 A JP2005267188 A JP 2005267188A JP 2004078026 A JP2004078026 A JP 2004078026A JP 2004078026 A JP2004078026 A JP 2004078026A JP 2005267188 A JP2005267188 A JP 2005267188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic paper
document
display unit
document image
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004078026A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Koshimizu
実 小清水
Yasunori Saito
泰則 斎藤
Tsunemasa Mita
恒正 三田
Ikutaro Nagatsuka
育太郎 長束
Yoshitsugu Hirose
吉嗣 広瀬
Eriko Tamaru
恵理子 田丸
Kimii Hasuike
公威 蓮池
Tsutomu Ishii
努 石井
Hiroyuki Hattori
宏行 服部
Naoki Hayashi
直樹 林
Hiroyuki Hotta
宏之 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004078026A priority Critical patent/JP2005267188A/ja
Publication of JP2005267188A publication Critical patent/JP2005267188A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

【課題】 電子ペーパーEPに表示保持されたドキュメントのユーザによる利用を検出して、当該利用検出に応じた更新処理を行うことにより、電子ペーパーEPによるドキュメント利用をより快適にする。
【解決手段】 ドキュメント画像を表示部2に無電源状態で表示保持する電子ペーパーEPであって、センサ7で電子ペーパーEPへのユーザの接触を検知し、当該検知に応じて、更新処理手段8が表示部2に表示保持しているドキュメント画像を消去や他のドキュメントに切り換える等の更新処理を行う。すなわち、ユーザの接触を検知することで電子ペーパーEPに表示保持されたドキュメントが閲覧されたことを擬似的に検知して、利用状況に応じて、更新処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示部にドキュメント画像を無電源状態で表示保持する柔軟で薄型の電子ペーパーに関し、特に、ユーザが電子ペーパーに表示保持されているドキュメントを閲覧した状態を擬似的に検出して表示画像の更新や当該閲覧を履歴管理する技術に関する。
パーソナルコンピュータ等を利用して、画像やテキスト等の様々なメディアの電子データを扱って、ドキュメントの作成、編集、閲覧等がなされている。
このような電子データ化されているドキュメントの編集は、ドキュメント編集装置としてのコンピュータのディスプレイ画面にドキュメントの画像を表示し、マウスやキーボード等からのユーザ操作入力に従って表示ドキュメントの電子データを編集することにより行われる。
近年では、紙媒体である用紙にとって代わることが可能なドキュメント閲覧のための媒体として、用紙の如く柔軟な薄型でドキュメント画像を表示部に無電源状態で表示保持することができる電子ペーパーが開発されている。例えば、ドキュメント画像を表示保持した電子ペーパーを、机の上に複数並べて閲覧したり、手に持って閲覧したり、複数のユーザ間で回覧にて閲覧したり、重ねたり束ねたり他人に手渡ししたりといった人間の日常的な環境における自然な行動の中でストレスなく電子データで構成されたドキュメントを閲覧利用することが可能となる。
電子ペーパーは、無電源状態でドキュメント画像を表示保持する表示部を有した装置であり、その表示部へのドキュメント画像の書き込み形式で大別すると、電子データに基づいて自己でドキュメント画像を表示部に書き込む機能を有する自己書き込み型電子ペーパーと、外部の装置からエネルギーを表示部に与えて、ドキュメント画像を形成し、保持する電子ペーパーとがある。さらに後者の方式には、熱刺激を表示層に接触印加する感熱リライタブル媒体や、光学的なパターンとして投影されたドキュメント画像を表示部に保持する光書き込み型電子ペーパーとがある。
このような電子ペーパーは、用紙と異なって表示部に表示保持したドキュメント画像を消去したり上書きすることが可能であり、表示保持する情報を更新したり、繰り返し使用することができるので紙資源の節約等の観点からも利用促進が望まれている。
しかしながら、従来の電子ペーパーにあっては、ドキュメントの閲覧媒体として用紙と同様に、表示保持したドキュメントがユーザにより利用されているか或いはどの程度利用されているかといったことを把握し管理することができないという課題があった。例えば、ドキュメントをパーソナルコンピュータを用いて閲覧する場合には、コンピュータシステムにより当該ドキュメント電子データにユーザがアクセスしたことを検出し、ドキュメントの閲覧履歴を管理することが可能であるが、ユーザの手元に渡った電子ペーパーに対してこのような利用状況を把握管理することはできなかった。
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたもので、電子ペーパーに表示保持されたドキュメントのユーザによる利用を検出して、当該利用検出に応じた処理を実行する機能を備えることにより、電子ペーパーによるドキュメント利用をより快適にすることを目的としている。
本発明は、ドキュメント画像を表示部に無電源状態で表示保持する電子ペーパーであって、
ユーザの接触を検知するセンサと、センサで接触を検知することに応じて表示部に表示保持しているドキュメント画像の更新処理を行う更新処理手段と、を有している。
媒体に表示保持されたドキュメントを閲覧する場合、人間の自然な行動としては媒体に手を触れたり媒体を手に取ったりといったことがなされるため、センサによりユーザの接触を検知することで電子ペーパーに表示保持されたドキュメントが閲覧されたことを擬似的に検知する。そして、検知される利用状況(例えば、利用される毎、利用頻度、ある期間における利用の有無等)に応じて、更新処理手段が、表示部に表示保持しているドキュメント画像の更新処理(例えば、消去、表示ドキュメントを他のドキュメントに切り換える、表示ドキュメントの背景色を変更する等)を行う。
より具体的には、例えば、ユーザが一回でも閲覧したときには表示保持しているドキュメント画像を消去して当該ドキュメントのセキュリティーを保持する、ある期間やある回数で表示保持しているドキュメント画像を消去したり他のドキュメントに表示切換したりする場合に閲覧頻度の高いドキュメント画像は消去や表示切換の更新を行わない、ある期間で表示保持しているドキュメント画像を消去したり他のドキュメントに表示切換したりする場合に閲覧頻度の低いドキュメント画像は消去や表示切換の更新を早めに行う、ユーザによる閲覧がある期間途絶えたときにはドキュメント画像を消去したり他のドキュメントに表示切換したりすることができる。また、例えば、ユーザが自己の識別情報を入力するための手段や接触したユーザを識別するための指紋センサを電子ペーパーに設け、所定の複数のユーザによる接触を検出したときには表示保持しているドキュメント画像を消去等して、これらユーザ間でのドキュメントの回覧が終了するとドキュメント画像が更新されるようにすることもできる。
したがって、電子ペーパーに表示保持するドキュメントを、閲覧したので更新する又は閲覧していないので更新するといったようにユーザに利用状況に応じて更新することができる。
また、本発明は、ドキュメント画像を表示部に無電源状態で表示保持する電子ペーパーであって、ユーザの接触を検知するセンサと、センサで検知される接触を履歴として記録する履歴記録手段と、を有している。
センサによりユーザの接触を検知することで電子ペーパーに表示保持されたドキュメントが閲覧されたことを擬似的に検知し、ユーザによる利用状況を履歴記録手段が履歴として記録する。
そして、例えば、記録された履歴を電子ペーパーの表示部に表示出力したり、コンピュータ等の外部管理装置へ出力して、ユーザによるドキュメントの利用状況の管理に供する。
なお、履歴記録手段が、例えば、カウンタ機能及びタイマ機能により履歴を記録するようにすればユーザのドキュメント利用状況を時系列に管理したり利用状況を利用頻度として管理したりすることができる。
本発明によると、電子ペーパーにユーザが接触したことを検出してユーザによるドキュメントの利用を検出するようにしたため、ユーザの手元に渡った電子ペーパーに対して利用状況を把握管理することができ、電子ペーパーに表示保持されたドキュメントのユーザによる利用状況に応じた処理を実行することがきる。
本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
まず、本発明に用いられる電子ペーパーEPについて、図4〜図10に示す例を参照して具体的に説明する。
電子ペーパーEPには、表示情報の記録方式に違いにより大別して、外部の書き込み装置からエネルギーを表示媒体に与えて、表示部にドキュメント画像を形成し、保持するタイプのものと、電子データに基づいて自己でドキュメント画像を表示部に書き込む機能を有する自己書き込み型電子ペーパーがある。図4〜図7に示す光書き込み型電子ペーパーは前者の例であり、また、図8〜図10に示す帯電した2色の着色粒子を電界で飛翔制御させる表示粒子は、後者の例である。そして、上記いずれの形式にあっても電子ペーパーと称せられるように紙の様に薄型で柔軟性を有する装置である。
なお、下記に説明する電子ペーパーEPの通信機能や表示切換機能等の諸機能は、図1及び図2を参照して説明する本発明を実施する態様に応じて取捨選択して電子ペーパーEPに備えればよい。
図4(a)には光書き込み型電子ペーパーEPを正面視して示し、同図(b)には当該光書き込み型電子ペーパーEPを側面視で示してある。なお、図示の電子ペーパーEPはドキュメント画像を表示保持する表示部2と電子データの処理を司る処理部3とを有しており、同図(a)には処理部3に内蔵されている諸機能部も表してある。
光書き込み型電子ペーパーEPは、例えばA4版の用紙のような大きさのフレキシブルな薄型であり、大部分の面積を占める表示部2にドキュメント画像を無電源状態で表示保持する。なお、表示部2の大きさは任意であり、また、表示部2と処理部3とを着脱可能として、例えばクリップ形式の処理部3を表示部2に装着して接続することにより電子ペーパーEPを構成するようにしてもよい。
処理部3には、後述するように表示部2を駆動する電圧を印加するための電極4、外部とデータ通信するための通信部(図示の例では無線部)5、電子データを読み書き自在に保持するメモリ6、ユーザの指先の静電気を検知することで接触したことを検出する静電スイッチを応用したセンサ7、センサ7による検出に応じて所定の処理を実行する制御部(CPU)8、これら機能手段の駆動電力を供給するバッテリ9が設けられている。
なお、本例の光書き込み型電子ペーパーEPは、CPU8による制御により、センサ7による接触履歴をメモリ6に記録し、当該記録履歴を通信部5により図外のコンピュータ(管理装置)へ送信して、ドキュメント利用状況の管理に供するようにしているが、このような通信機能ではなく、データを外部へ出力するための端子等の外部出力手段であってもよい。
例えば、光書き込み型電子ペーパーEPは、図5に示すように液晶パネル10にドキュメントを画像として表示し、電極4に外部の電源から電圧を印加しながら光書き込み型電子ペーパーEPを液晶パネル10に重ねて光を照射することにより、液晶パネル10に表示させたドキュメント画像を表示部2に転写して記憶させることができる。
なお、電極4に電圧を印加しながら光書き込み型電子ペーパーEPに原稿等のドキュメントを印刷した用紙を重ねて光を照射することによっても、ドキュメント画像を表示部2に転写して記憶させることもでき、要は、光書き込み型電子ペーパーEPは電極4に電圧を印加することで投影された画像情報を表示部2に転写し、電極4に印加した電圧を除去した後も当該画像情報を表示状態で保持し続ける機能を有している。
光書き込み型電子ペーパーEPは、表示部2の断面構造を表す図7に示すように、複写機に利用されている有機光導電性材料の層(有機光導電層)20と液晶表示材料の層(マイクロカプセル化したコレステリック液晶層)21とを組み合わせ、これら層を表裏一対の透明電極22で挟み、この積層体を表裏一対の透明な基材フィルム23で挟んだ構造となっている。なお、この構成では、コレステリック液晶層21が光を反射する白表示と、光が液晶層21を透過しコレステリック液晶層21と有機光導電層20との間に設けられた黒色層24で吸収される黒表示のモノクロ画像表示が可能である。さらにコレステリック液晶には螺旋ピッチに応じたカラー光を干渉反射するという特性があるので、コレステリック液晶層21を螺旋ピッチの異なる液晶を積層した構成にすることにより、簡単な構造でカラー表示を実現することも可能である。
そして、光書き込み型電子ペーパーEPは、表示部2の動作原理を表す図6に示すように、例えば画像書込み用の調光素子パネル(発光パネル)10に転写するドキュメント画像を表示して表示部2に投影し、電極4に電圧を印加すると、光の強弱を瞬時に反射濃度に変換して当該投影画像を保持する。そして、電極4に消去電圧を印加することにより表示部2に保持された画像情報を消去することができ、光書き込み型電子ペーパーEPは書き込みと消去を繰り返して幾度も再使用することができる。なお、光書き込み型電子ペーパーEPはこのような消去処理を行わずに、上記のように電極4に電圧を印加して新たな画像を投影することにより、表示部2に保持されているドキュメント画像を上書きすることもでき、このような上書き処理によっても幾度も再使用することができる。
したがって、光書き込み型電子ペーパーEPは、紙のように薄く柔軟である性質に加えて、画像の投影により転写されたドキュメント画像を無電源保持する性質があるので、あたかもプリンタや複写機に使用する紙の如く用いることができ、しかも、繰り返し再使用することができる記録媒体である。
図8(a)には自己書き込み型電子ペーパーEPを正面視して示し、同図(b)には当該自己書き込み型電子ペーパーEPを側面視で示してある。図示の電子ペーパーEPは情報画像を表示保持する表示部12と電子データの処理を司る処理部13とを有しており、同図(a)には処理部13に内蔵されている諸機能部も表してある。
自己書き込み型電子ペーパーEPは、光書き込み型電子ペーパー1と同様に、例えばA4版の用紙のような大きさのフレキシブルな薄型表示装置であり、大部分の面積を占める表示部12の一片に処理部13が設けられている。なお、光書き込み型電子ペーパー1と同様に、表示部12の大きさは用途に応じた大きさのものとされ、また、表示部12と処理部13とを着脱可能として、例えばクリップ形式の処理部13を表示部12に装着して接続することにより電子ペーパーEPを構成するようにしてもよい。
処理部13には、表示部12を駆動するドライバ14、外部とデータ通信するための通信部(図示の例では、無線部)15、電子データを読み書き自在に保持するメモリ16、ユーザが電子ペーパーを手に持って様々な方向に傾けることを検出するための加速度センサを応用した接触を検出するためのセンサ17、センサ17による検出に応じて所定の処理を実行する制御部(CPU)18、これら機能手段の駆動電力を供給するバッテリ19、メモリに保持した履歴の出力指示等のユーザ操作入力を受け付けるボタン等の操作部11が設けられている。
図示の自己書き込み型電子ペーパーEPは、メモリ16に記録した履歴を外部の無線装置(図示せず)に無線部15で無線送信したりドライバ14の駆動により表示部12に表示することが可能である、なお、履歴の出力機能としては、このような無線通信機能ではなく、データを外部へ出力するための端子等の外部出力手段であってもよい。
更に、自己書き込み型電子ペーパーEPは、光書き込み型電子ペーパーとは異なって、メモリ16に保持したドキュメント電子データに基づいてドライバ14が表示部12にドキュメント画像を書き込んで表示し、また、操作部11からの操作入力や後述するようにセンサ17による接触検出に応じたCPU18に処理で、表示するドキュメント画像を切り換え変更することができ、ドライバ14の駆動電力を除去しても表示部12にドキュメント画像を表示状態で保持し続ける機能を有している。
自己書き込み型電子ペーパーEPは、表示部12の断面構造を表す図10に示すように、複写機にトナーとして利用されている微細な着色粒子(図示の例では、白色粒子31と黒色粒子32)を少なくとも表面側が透明な表裏一対の電極33間に封入し、これを少なくとも表面側が透明な表裏一対のフィルム基板34で挟んだ構造となっている。着色粒子31、32が自由に移動できるように電極層33間は空気層となっており、また、マトリックス状の電極層33には着色粒子31、32との接触を防止する絶縁層35が設けられている。なお、カラーフィルターを用いることにより、簡単な構造でカラー表示を実現することも可能である。
そして、自己書き込み型電子ペーパーEPは、表示部12の動作原理を表す図9に示すように、電極33に電圧を印加していない状態(但し、電極33は前回の駆動時の極性に帯電している)では、負(マイナス)に帯電した白色粒子31は裏面側に溜まる一方、正(プラス)に帯電した黒色粒子32は表面側に溜まり、表示部12を表面側から目視すると表示部12は黒色な状態となる。そして、電子データに基づいてドライバ14が動作して表示する画像情報に応じたマトリックスの所要部の電極極性を反転させると、白色粒子31と黒色粒子32との位置関係が入れ替わって、表示部12に白色粒子31と黒色粒子32とのコントラストによる画像情報が表示される。なお、異なる電子データに基づいてドライバ14を動作させることにより、白色粒子31と黒色粒子32とのコントラストにより表示部12に表示される画像情報を切り換えることができ、幾度も再使用することができる。
したがって、自己書き込み型電子ペーパーEPは、紙のように薄く柔軟である性質に加えて、表示部12に表示した画像情報を無電源保持する性質があるので、あたかも紙の如く用いることができる記録媒体である。
なお、光書き込み型や自己書き込み型等の形式を問わず、無線部、メモリ、バッテリ等といった無線通信機能やメモリ機能部を電子ペーパーの表示部とは別の無線ICタグとして構成し、当該無線ICタグを電子ペーパーに取り付けることにより上記と同様な構成とするようにしてもよい。なお、無線ICタグとした場合等において、バッテリはタグリーダーからの起電力を保持するコンデンサとするようにしてもよい。
また、本発明は、自己書き込み型電子ペーパーや光書き込み型電子ペーパーといった形式以外の電子ペーパーも勿論適用することができ、例えば、外部の書き換え装置に装填して表示部に自己書き込み型のように電子的にコンテンツ画像を書き込む形式であってもよい。すなわち、上記の自己書き込み型電子ペーパーは外部の画像書き込み装置を要しない形式の電子ペーパーの一例であり、光書き込み型電子ペーパーは外部の画像書き込み装置を要する形式の電子ペーパーの一例であるとも言える。
また、電子ペーパーの表示部としては、強誘電液晶に代表されるメモリー性のある液晶や、帯電された粒子を移動させて表示を切り替える電気泳動方式、帯電された粒子を回転させて表示を切り替える粒子回転方式、磁気により粒子を移動させて表示を切り替える磁気泳動方式、小型バッテリー駆動の薄型の液晶やEL素子を用いてもよい。
なお、光書き込み型電子ペーパー以外の外部の書き込み装置からの刺激で表示を書き換えることができる電子ペーパーとしては、ロイコ染料の発消色を利用した感熱リライタブルシート、または外部からの光は劇で発消色するフォトクロミック材料からなる表示素子、さらに外部からのイオン照射により配向の制御が可能なポリマ分散型ゲストホスト液晶シート、同じく、外部からのイオン照射により回転制御される表面が2色に塗り分けられた球体を内包した表示シート(Twisting Display)などを用いることもできる。また、自己書き換え型電子ペーパーとしても、強誘電液晶を主体とした表示素子やマイクロカプセル電気泳動素子、2色粒子回転素子などをTFT電極や、マトリクス電極基板で挟み込んだ構成の電子ペーパーを採用することもできる。
次に、本発明の実施例に係る電子ペーパーEPを説明する。
図1に示す電子ペーパーEPは、主に、ユーザの接触に応じて表示部2(12)に表示保持するドキュメント画像の更新処理を行う例である。
本例の電子ペーパーEPは、少なくとも、ユーザ接触を検出するためのセンサ7(17)と、表示部2(12)に表示保持しているドキュメント画像の消去等の更新処理を行う更新処理手段としての制御部8(18)とを備えていればよく、上記のような光書き込み型電子ペーパーと自己書き込み型電子ペーパーとのいずれでも実施することができる。なお、表示部12に表示保持するドキュメント画像を他のドキュメント画像に切り換える更新処理を行う場合には、他のドキュメント電子データをメモリ16に保持して更新処理手段18により表示部12の表示画像を書き換えることができる自己書き込み型電子ペーパーEPにより実施される。
ここで、図3にはセンサ7(17)のは一例を示してあり、ユーザが手にとって触れたことを検知し易くするために電子ペーパーEPの表示部2(12)を囲む縁部にセンサ7(17)を設けている。なお、センサの配置はセンサの種類等に応じて種々な位置や態様で設計されるものであり、要は、ユーザが電子ペーパーEPに接触したことを検知し得るようにすればよい。
また、センサ7(17)としては、ユーザが電子ペーパーEPを手にとって持ち上げたことによる変位を検出する加速度センサや水銀センサ、ユーザが電子ペーパーEPに手を触れたことを検出する静電スイッチを応用した接触センサや体温を感知する温度センサ、ユーザが電子ペーパーEPに手を触れたことを光の遮りにより検出する光学センサ等の種々な種類のセンサを採用することができ、要は、ユーザが電子ペーパーEPに接触したことを検知し得るものであればよい。
この電子ペーパーEPによると、表示部2(12)に上記のようにしてドキュメント画像を無電源状態で表示保持させることができ、当該電子ペーパーEPをユーザが手に取る等して触れると、センサ7(17)が当該接触を検知し、これに応じて更新処理手段8(18)が表示部2(12)に表示保持しているドキュメント画像に対して所定の更新処理を行う。
すなわち、例えば、ユーザが電子ペーパーEPに触れたことをセンサセンサ7(17)が検出すると、例えば、更新処理手段8(18)が表示部2(12)に表示保持しているドキュメント画像を消去する更新処理を行う。また、特に、自己書き込み型電子ペーパーEPである場合には、ユーザが電子ペーパーEPに触れたことをセンサセンサ7(17)が検出すると、例えば、更新処理手段18がメモリ16から他のドキュメント電子データを読み出してドライバ14により、表示部12に表示保持しているドキュメント画像を他のドキュメント画像に表示切換する更新処理を行うこともできる。
消去や表示切換等と言ったどのような更新処理を行うかは更新処理手段8(18)への設定によるが、更新処理をセンサ検出のどのような条件で行うかも更新処理手段8(18)への設定による。例えば、一回でもセンサ検出したときには表示保持しているドキュメント画像を消去する、ある期間やある回数で表示保持しているドキュメント画像を消去したり他のドキュメントに表示切換したりする設定とした場合にセンサ検出頻度の高いドキュメント画像は消去や表示切換の更新を行わない、ある期間で表示保持しているドキュメント画像を消去したり他のドキュメントに表示切換したりする設定とした場合にセンサ検出頻度の低いドキュメント画像は消去や表示切換の更新を早めに行う、センサ検出がある期間途絶えたときにはドキュメント画像を消去したり他のドキュメントに表示切換したりする。
したがって、電子ペーパーEPに表示保持したドキュメントの閲覧状況を、当該電子ペーパーEPへのユーザの接触で擬制して検知することができ、閲覧したので更新する又は閲覧していないので更新するといったようにユーザに利用状況に応じてドキュメント画像の更新処理を行うことができる。
図2に示す電子ペーパーEPは、主に、ドキュメントを閲覧したと擬制することができるユーザ接触の履歴を記録管理する例である。
本例の電子ペーパーEPは、少なくとも、ユーザ接触を検出するためのセンサ7(17)と、センサ検出を履歴としてメモリ6(16)に記録する履歴記録手段としての制御部8(18)とを備えていればよく、上記のような光書き込み型電子ペーパーと自己書き込み型電子ペーパーとのいずれでも実施することができる。
なお、メモリ6(16)に記録した履歴情報を無線部5(15)によりコンピュータ等の外部管理装置へ出力して、ユーザによるドキュメントの利用状況の管理に供しているが、履歴情報の利用形態は任意であり、例えば、メモリ6(16)に記録した履歴情報を表示部12に表示することもでき、この場合には、履歴電子データにより履歴記録手段18がドライバ14を駆動して表示部12に表示することができる自己書き込み型電子ペーパーEPにより実施される。
また、履歴記録手段8(18)はセンサ検出がされる毎に当該検出がされたことをメモリ1(16)に単純に記録するようにしてもよいが、タイマ機能41を備えることにより検出履歴を時刻情報を伴って記録して時系列履歴として記録することができ、更に、カウンタ機能42を備えることによりセンサ検出履歴を検出頻度として記録することもできる。
この電子ペーパーEPによると、表示部2(12)に上記のようにしてドキュメント画像を無電源状態で表示保持させることができ、当該電子ペーパーEPをユーザが手に取る等して触れると、センサ7(17)が当該接触を検知して、履歴記録手段8(18)が当該センサ検出をメモリ6(16)に記録する。
したがって、センサ7(17)によりユーザの接触を検知することで電子ペーパーEPに表示保持されたドキュメントが閲覧されたことを擬似的に検知し、ユーザによる利用状況を履歴として記録することができる。
本発明の一実施例に係る電子ペーパーの機能構成図である。 本発明の他の一実施例に係る電子ペーパーの機能構成図である。 本発明の実施例に係るセンサの配置を説明する図である。 光書き込み型電子ペーパーを示す図である。 光書き込み型電子ペーパーの使用方法を説明する図である。 光書き込み型電子ペーパーの動作原理を説明する図である。 光書き込み型電子ペーパーの構造を説明する図である。 自己書き込み型電子ペーパーを示す図である。 自己書き込み型電子ペーパーの動作原理を説明する図である。 自己書き込み型電子ペーパーの構造を説明する図である。
符号の説明
EP:電子ペーパー、 2、12:表示部、
5、15:通信部、 6、16:メモリ、
7、17:センサ、
8、18:制御部(更新処理手段、履歴記録手段)、

Claims (6)

  1. ドキュメント画像を表示部に無電源状態で表示保持する電子ペーパーであって、
    ユーザの接触を検知するセンサと、
    前記センサで接触を検知することに応じて、前記表示部に表示保持しているドキュメント画像の更新処理を行う更新処理手段と、を有することを特徴とする電子ペーパー。
  2. 請求項1に記載の電子ペーパーにおいて、
    前記更新処理手段は、前記表示部に表示保持しているドキュメント画像を消去することを特徴とする電子ペーパー。
  3. 請求項1に記載の電子ペーパーにおいて、
    ドキュメント電子データを記憶するメモリを有し、
    前記更新処理手段は、前記表示部に表示保持しているドキュメント画像を他のドキュメント画像に切換えることを特徴とする電子ペーパー。
  4. ドキュメント画像を表示部に無電源状態で表示保持する電子ペーパーであって、
    ユーザの接触を検知するセンサと、
    前記センサで検知される接触を履歴として記録する履歴記録手段と、を有することを特徴とする電子ペーパー。
  5. 請求項4に記載の電子ペーパーにおいて、
    前記履歴記録手段に記録された履歴を前記表示部に表示出力する出力手段を有することを特徴とする電子ペーパー。
  6. 請求項4に記載の電子ペーパーにおいて、
    前記履歴記録手段に記録された履歴を外部の管理装置へ出力する出力手段を有することを特徴とする電子ペーパー。
JP2004078026A 2004-03-18 2004-03-18 電子ペーパー Pending JP2005267188A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004078026A JP2005267188A (ja) 2004-03-18 2004-03-18 電子ペーパー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004078026A JP2005267188A (ja) 2004-03-18 2004-03-18 電子ペーパー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005267188A true JP2005267188A (ja) 2005-09-29

Family

ID=35091679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004078026A Pending JP2005267188A (ja) 2004-03-18 2004-03-18 電子ペーパー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005267188A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007149064A (ja) * 2005-10-31 2007-06-14 Seiko Epson Corp ホストベース型情報システム、クライアント、ホスト、情報システム、表示端末および制御装置
JP2007200096A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Fuji Xerox Co Ltd 文書処理操作システム
JP2008084292A (ja) * 2006-09-01 2008-04-10 Fujifilm Corp 表示システム、表示方法、表示プログラム、表示制御方法、および表示装置
JP2009037641A (ja) * 2005-10-31 2009-02-19 Seiko Epson Corp ホストベース型情報システム、クライアント、ホスト、情報システム、表示端末および制御装置
JP2009176197A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Fuji Xerox Co Ltd 閲覧度合い判別システム
US8089647B2 (en) 2004-03-22 2012-01-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Information processing device and method, and data communication system for acquiring document data from electronic paper
WO2015111945A1 (ko) * 2014-01-23 2015-07-30 (주)미디어에버 전자종이 디스플레이 장치를 위한 전력 제어 방법 및 이를 이용한 전자종이 디스플레이 장치

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8089647B2 (en) 2004-03-22 2012-01-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Information processing device and method, and data communication system for acquiring document data from electronic paper
JP2007149064A (ja) * 2005-10-31 2007-06-14 Seiko Epson Corp ホストベース型情報システム、クライアント、ホスト、情報システム、表示端末および制御装置
JP2009037641A (ja) * 2005-10-31 2009-02-19 Seiko Epson Corp ホストベース型情報システム、クライアント、ホスト、情報システム、表示端末および制御装置
JP4635988B2 (ja) * 2005-10-31 2011-02-23 セイコーエプソン株式会社 ホストベース型情報システム、情報システム、ホストベース型情報システムの制御方法、および情報システムの制御方法
JP2007200096A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Fuji Xerox Co Ltd 文書処理操作システム
JP2008084292A (ja) * 2006-09-01 2008-04-10 Fujifilm Corp 表示システム、表示方法、表示プログラム、表示制御方法、および表示装置
JP2009176197A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Fuji Xerox Co Ltd 閲覧度合い判別システム
WO2015111945A1 (ko) * 2014-01-23 2015-07-30 (주)미디어에버 전자종이 디스플레이 장치를 위한 전력 제어 방법 및 이를 이용한 전자종이 디스플레이 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4752209B2 (ja) 表示記録媒体
JP4887800B2 (ja) 文書処理システム
JP4424080B2 (ja) 画像書込装置、コネクタおよび表示記録媒体
JP4539132B2 (ja) 電子ペーパー
JP5358920B2 (ja) 書込制御システム
US7797619B2 (en) Task analysis system, task analysis device, task management apparatus, document display, computer readable medium, method of task analysis, and computer data signal
US7533104B2 (en) Information management system and information management method
JP2005267188A (ja) 電子ペーパー
JP4428165B2 (ja) 画像管理システム
US8508790B2 (en) Image writing system, writing apparatus, display medium, image writing method, computer readable medium for image writing and computer data signal for image writing
JP4774695B2 (ja) 表示制御システム
JP2005266191A (ja) 電子ペーパーシステム
US8059130B2 (en) Document reservation processing operation system
JP2005267170A (ja) 電子ペーパーおよび電子ペーパーシステム
JP2006031373A (ja) ドキュメント管理システム
JP4301046B2 (ja) 関連ドキュメント閲覧システム
JP2007033877A (ja) 電子ペーパ
JP4650664B2 (ja) データ管理システム
JP4622761B2 (ja) 表示記録媒体アクセス装置
JP4556483B2 (ja) ドキュメント管理システム
US20080080004A1 (en) Image writing system
JP4259362B2 (ja) 情報処理システム
JP2006030558A (ja) 表示記録媒体管理システム
JP4650689B2 (ja) 印刷ページ表示システム
JP2005267145A (ja) ドキュメント編集システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070221

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070928

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090210