JP2000302952A - ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

ポリエステル樹脂組成物

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JP2000302952A
JP2000302952A JP11111048A JP11104899A JP2000302952A JP 2000302952 A JP2000302952 A JP 2000302952A JP 11111048 A JP11111048 A JP 11111048A JP 11104899 A JP11104899 A JP 11104899A JP 2000302952 A JP2000302952 A JP 2000302952A
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weight
sheet
film
polyamide
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Masahiko Takashima
雅彦 高島
Koji Yamamoto
山本  幸司
Hisashi Shimazaki
久 嶋崎
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Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ガスバリヤー性および透明性に優
れた芳香族ポリエステル樹脂とポリアミド樹脂とからな
るフィルム、シート及び薄肉中空容器用樹脂組成物を提
供することにある。 【解決手段】 メタキシリレンジアミンを70モル%
以上含むジアミンとアジピン酸を70モル%以上含むジ
カルボン酸とから得られたポリアミド樹脂5〜50重量
%と、芳香族ジカルボン酸を70モル%以上含むジカル
ボン酸と脂肪族ジオールを70モル%以上含むジオール
とから得られたポリエステル樹脂95〜50重量%から
なる混合物100重量部に対して、特定の多価カルボン
酸化合物を0.01〜2重量部配合して溶融混練して得
た透明性に優れたフィルム、シート及び薄肉中空容器用
ポリエステル樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタキシリレンジ
アミンを70モル%以上含むジアミンとアジピン酸を7
0モル%以上含むジカルボン酸とから得られたポリアミ
ド樹脂と、芳香族ジカルボン酸を70モル%以上含むジ
カルボン酸と脂肪族ジオールを70モル%以上含むジオ
ールとから得られたポリエステル樹脂とを主成分とする
透明性およびガスバリヤー性、および吸湿時の耐白化性
に優れたポリエステル樹脂組成物、ならびに該組成物を
成形して得られるフィルム、シート、および薄肉中空容
器に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートをその代表
とする、芳香族ジカルボン酸を主たるジカルボン酸成分
とし、脂肪族ジオールを主たるジオール成分とするポリ
エステル樹脂(以下「芳香族ポリエステル樹脂」という
ことがある)は、機械的性能、溶融安定性、耐溶剤性、
保香性、リサイクル性等に優れるという特長を有し、フ
ィルム、シート、中空容器等の包装材料に広く利用され
ている。しかしながら、酸素、炭酸ガス等のガスバリヤ
ー性は必ずしも良好ではないため、高いガスバリヤー性
を要求される用途への利用には制限があった。芳香族ポ
リエステル樹脂にガスバリヤー性を付与する手段とし
て、アルミニウム等の金属箔を貼り合わせる、他の高い
ガスバリヤー性を有する樹脂を塗布あるいは積層する、
アルミニウムや珪素を蒸着する等の手段があるが、いず
れも透明性が損なわれたり、複雑な製造工程を必要とし
たり、機械的性能が損なわれる等の問題点があった。
【0003】複雑な製造工程を必要とせずに高いガスバ
リヤー性を付与する手段として、他の高いガスバリヤー
性を有する樹脂を混合する方法がある。高いガスバリヤ
ー性を有する樹脂として、ナイロン6,ナイロン66等
に代表されるポリアミド樹脂があるが、とりわけメタキ
シリレンジアミンとアジピン酸とを重合して得られるポ
リアミド樹脂(以下「ポリアミドMXD6」ということ
がある)がガスバリヤー性に優れている。一方、ポリア
ミド樹脂以外のガスバリヤー性樹脂としてエチレン−ポ
リビニルアルコール共重合樹脂があるが、エチレン−ポ
リビニルアルコール共重合樹脂は、芳香族ポリエステル
樹脂との相溶性に乏しいため両者の組成物は白濁した
り、結晶性が高いため芳香族ポリエステル樹脂の延伸性
を損なったり、熱安定性に劣る等の問題点がある。
【0004】一方、ポリアミドMXD6は高いガスバリ
ヤー性を有し、芳香族ポリエステル樹脂、特にポリエチ
レンテレフタレートとガラス転移温度、融点、結晶性が
接近しているうえに溶融時の熱安定性にも優れている。
そのため、芳香族ポリエステル樹脂との溶融混合が容易
である、芳香族ポリエステル樹脂の機械的性能や延伸性
を損なわない、高いガスバリヤー性が発現するという利
点がある。
【0005】しかしながら、芳香族ポリエステル樹脂と
ポリアミドMXD6等のポリアミド樹脂との組成物は透
明性が充分ではないため、高い透明性が要求される用途
においてはその利用に制限があった。また、芳香族ポリ
エステル樹脂とポリアミドMXD6との組成物は、非晶
で無延伸状態もしくは低倍率の延伸状態で高湿度雰囲気
下にさらされたり、水と接触すると白化するという問題
点があった。
【0006】特開平1−272660号公報では、ポリ
アミド樹脂とポリエステル樹脂からなる混合物にテトラ
カルボン酸二無水物を添加してなる組成物が提案されて
いるが、当該組成物はエンジニアリングプラスチックス
として使用される成形品の機械的性質の改善にあり、透
明性が改良されたフィルム、シートおよび薄肉中空容器
用の樹脂組成物に関する記載は一切されていない。特公
平6−2871号公報では、熱可塑性ポリエステル樹脂
と主鎖にメタキシリレン基を有するポリアミド樹脂との
組成物の相溶化剤の1種としてエポキシ基と酸無水物基
を有する化合物が提案されているが、本発明の化合物と
は明らかに異なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の課題
を解消し、芳香族ポリエステル樹脂とポリアミド樹脂と
からなるガスバリヤー性および透明性に優れたフィル
ム、シートおよび薄肉中空容器用の樹脂組成物を提供す
ることにある。また、本発明はガスバリヤー性および透
明性に優れ、かつ非晶で無延伸状態もしくは低倍率の延
伸状態で高湿度雰囲気下にさらされたり、水と接触した
際の白化が低減されたフィルム、シートおよび薄肉中空
容器用の樹脂組成物とそれを成形して得られる成形品等
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、芳香族ポリエステル樹脂とポリアミド樹脂とか
らなる混合物に特定の多価カルボン酸化合物を配合して
溶融混練することにより、ガスバリヤー性および透明性
に優れるフィルム、シート、および薄肉中空容器用の樹
脂組成物が得られること、また、吸湿時の耐白化性が改
善されたフィルム、シート、および薄肉中空容器用の樹
脂組成物が得られることを見い出し、本発明を完成する
に至った。
【0009】すなわち、本発明はメタキシリレンジアミ
ンを70モル%以上含むジアミンとアジピン酸を70モ
ル%以上含むジカルボン酸とから得られたポリアミド樹
脂5〜50重量%と、芳香族ジカルボン酸を70モル%
以上含むジカルボン酸成分と脂肪族ジオールを70モル
%以上含むジオール成分とから得られたポリエステル樹
脂(以下「本ポリエステル樹脂」ということがある)9
5〜50重量%(重量%の合計は100重量%である)
からなる混合物100重量部に対して、1分子中に3個
以上のカルボキシル基が芳香環に結合している多価カル
ボン酸化合物又は当該化合物に結合しているカルボキシ
ル基の内の2個以上が無水環を形成している多価カルボ
ン酸化合物を0.01〜2重量部配合して溶融混練して
得た透明性に優れたフィルム、シートおよび薄肉中空容
器用ポリエステル樹脂組成物、ならびに当該樹脂組成物
を成形して得られるフィルム、シートおよび薄肉中空容
器に関するものである。本発明のフィルム、シート、お
よび薄肉中空容器用ポリエステル樹脂組成物は、Tダイ
法、共押出法等で得られる無延伸あるいは低倍率の単層
シート及び多層シート、それらを延伸したフィルムおよ
び低延伸倍率の深絞り容器、並びに成形後も無延伸の状
態であるダイレクトブロー成形及び延伸ブロー成形によ
り得られる胴部壁の厚みが0.1〜2mmである薄肉中
空容器のような高い透明性が要求される包装用成形体の
材料として用いることができる。
【0010】本ポリエステル樹脂の原料とする芳香族ジ
カルボン酸成分として、テレフタル酸、イソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレン
ジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸等のナ
フタレンジカルボン酸、4,4' −ビフェニルジカルボ
ン酸、3,4’−ビフェニルジカルボン酸等およびこれ
らのエステル形成性誘導体が例示できる。本ポリエステ
ル樹脂には本発明の目的を損なわない範囲でアジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸
や安息香酸、プロピオン酸、酪酸等のモノカルボン酸を
用いることができる。ジカルボン酸成分中に占める芳香
族ジカルボン酸の割合は70モル%以上、好ましくは8
0モル%以上、更に好ましくは90モル%以上である。
【0011】本ポリエステル樹脂の原料とする脂肪族ジ
オールとして、エチレングリコール、1,3−プロピレ
ンジオール、1,4−ブタンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、1,6−ヘキサンジオール等お
よびこれらのエステル形成性誘導体が例示できる。本ポ
リエステル樹脂には本発明の目的を損なわない範囲でブ
チルアルコール、ヘキシルアルコール、オクチルアルコ
ール等のモノアルコール類や、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン、ペンタエリスリトール等の多価アルコ
ール類を用いることもできる。ジオール成分中に占める
脂肪族ジオールの割合は70モル%以上、好ましくは8
0モル%以上、更に好ましくは90モル%以上である。
【0012】本発明において好ましいポリエステル樹脂
を例示すると、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ
エチレンテレフタレート−イソフタレート共重合樹脂、
ポリエチレン−1,4−シクロヘキサンジメチレン−テ
レフタレート共重合樹脂、ポリエチレン−2,6−ナフ
タレンジカルボキレート樹脂、ポリエチレン−2,6−
ナフタレンジカルボキシレート−テレフタレート共重合
樹脂、ポリエチレン−テレフタレート−4,4' −ビフ
ェニルジカルボキシレート樹脂、ポリ−1,3−プロピ
レン−テレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレー
ト樹脂、ポリブチレン−2,6−ナフタレンジカルボキ
シレート樹脂等がある。
【0013】本発明に用いるポリエステル樹脂は、ポリ
マー中の水分率を200ppm以下、好ましくは100
ppm以下に乾燥させたものが望ましい。本発明で用い
るポリエステル樹脂の極限粘度(フェノール/1,1,
2,2,−テトラクロロエタン=60/40重量比混合
溶媒中、25℃で測定した値)には、特に制限はない
が、通常0.3〜2.0dl/g、好ましくは0.4〜
1.8dl/gであることが望ましい。極限粘度が0.
3以上であるとポリエステル樹脂の分子量が充分に高い
ために、これを使用して得られるポリエステル樹脂組成
物からなる成形物が成形物として必要な機械的性質を有
する。
【0014】本発明において用いるポリアミド樹脂は、
ジアミン成分とジカルボン酸成分とを重合することによ
り得られる。ジアミン成分には、メタキシリレンジアミ
ンが70モル%以上含まれることが必要である。ジアミ
ン成分中のメタキシリレンジアミンが70モル%以上で
あると、優れたガスバリヤー性が維持できる。メタキシ
リレンジアミン以外に使用できるジアミンとして、パラ
キシリレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘ
キサン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン、ノナメチレンジアミン、2−メチル−1,5−ペ
ンタンジアミン等が例示できるが、これらに限定される
ものではない。
【0015】ジカルボン酸成分中には、アジピン酸は7
0モル%以上含まれることが必要である。ジカルボン酸
成分中のアジピン酸が70モル%以上であると、ガスバ
リヤー性の低下や結晶性の過度の低下を避けることがで
きる。アジピン酸以外に使用できるジカルボン酸成分と
して、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,1
0−デカンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等が例示できる
が、これらに限定されるものではない。また、本ポリア
ミドの重縮合時に分子量調節剤として少量のモノアミ
ン、モノカルボン酸を加えてもよい。
【0016】上記のポリアミドは、溶融重縮合法により
製造される。例えば、メタキシリレンジアミンとアジピ
ン酸からなるナイロン塩を水の存在下に、加圧法で昇温
し加えた水および縮合水を除きながら溶融状態で重合さ
せる方法により製造される。また、メタキシリレンジア
ミンを溶融状態のアジピン酸に直接加えて、常圧下で重
縮合する方法によっても製造される。この場合、反応系
を均一な液状状態で保つために、メタキシリレンジアミ
ンをアジピン酸に連続的に加え、その間、反応温度が生
成するオリゴアミドおよびポリアミドの融点よりも下回
らないように反応系を昇温しつつ、重縮合が進められ
る。
【0017】本発明に用いるポリアミド樹脂の相対粘度
(ポリアミド樹脂1gを96%硫酸100mlに溶解
し、25℃で測定した値)は、1.83〜4.20、好
ましくは2.02〜4.20、さらに好ましくは2.3
0〜4.20である。ポリアミドの相対粘度が1.80
以下の場合には、本発明のポリエステル樹脂組成物から
なるフィルム、シート、中空容器等の成形時に、溶融樹
脂の流動性の不安定さから生じるダイスウエルや溶融む
らが顕著となり成形が困難となる。ポリアミド樹脂の相
対粘度が1.83以上であると本発明のポリエステル樹
脂組成物からなるフィルム、シート、中空容器等への成
形性が改善され、かつ成形物の透明性の改善効果が認め
られ、かつ高湿度雰囲気下での白化による透明性の低下
を抑制できる。
【0018】相対粘度が2.30以上のポリアミド樹脂
は、溶融重合時に所定の相対粘度に到達するまで反応を
継続することで容易に得ることができる。しかしなが
ら、溶融重合により、所定の相対粘度まで反応を続ける
と、溶融状態を維持する時間(反応時間)が長くなり、
ポリアミド分子が損傷を受けたり、非直鎖の分子成長等
の異常反応(3次元ポリマー化)が起こり、ゲルやフィ
ッシュアイが生成する。このゲルやフィッシュアイの多
いポリアミド樹脂を用いたポリエステル樹脂組成物から
なる成形物は、透明性の改善効果は認められるもののフ
ィッシュアイが発生し、生産性を低下させることが懸念
される。
【0019】相対粘度が2.30以上のポリアミド樹脂
を製造するより好適な方法は、溶融重合ポリアミドの相
対粘度を2.28以下とすることで、溶融重合時に溶融
状態での熱履歴の増加等に伴うフィッシュアイの発生を
抑制し、次いで、溶融重合ポリアミドを固相重合するこ
とにより、相対粘度を2.30以上とするポリアミド樹
脂の製造方法である。固相重合は、溶融重合により得ら
れる相対粘度が下記(1)式を満足するポリアミド樹脂
をペレットあるいは粉末状にし、これを減圧下あるいは
不活性ガス雰囲気下に、120℃からポリアミド樹脂の
融点の範囲の温度に加熱することにより実施される。固
相重合されたポリアミド樹脂の相対粘度は下記(2)式
を満足するポリアミド樹脂が望ましい。 1.83≦相対粘度≦2.28 (1) 2.30≦相対粘度≦4.20 (2) 固相重合により相対粘度を2.30以上に上げたポリア
ミド樹脂を用いたポリエステル樹脂組成物は、フィル
ム、シート、中空容器への成形性が非常に良好となり、
かつフィッシュアイの少ない溶融重合ポリアミドを使用
したことで、フィルム、シート、中空容器等へのポリア
ミド起因によるフィッシュアイの発生を低減化すること
が可能となり、生産性が著しく向上する。
【0020】本発明に用いるポリアミド樹脂の水分率は
0.15%以下、好ましくは0.1%以下に乾燥したも
のが望ましい。ポリアミド樹脂の乾燥は、従来公知の方
法により行うことができる。例えば、ベント付きの押出
機でポリアミド樹脂を溶融押出する際にベント孔を減圧
にすることでポリマー中の水分を除去する方法、ポリア
ミド樹脂をタンブラー(回転式真空槽)中に仕込み、減
圧下でポリマーの融点以下の温度で加熱して乾燥する方
法などが挙げられるが、これに限定されるものではな
い。
【0021】本発明に用いる、1分子中に3個以上のカ
ルボキシル基が芳香環に結合している多価カルボン酸化
合物又は当該化合物に結合しているカルボキシル基の内
の2個以上が無水環を形成している多価カルボン酸化合
物を例示すると、トリメリット酸、ピロメリット酸、無
水トリメリット酸、カルボキシル基の芳香環への結合位
置が異なる各種ナフタレントリカルボン酸無水物、各種
アントラセントリカルボン酸、各種ビフェニルトリカル
ボン酸無水物、各種ベンゾフェノントリカルボン酸無水
物、ベンゼンテトラカルボン酸一無水物、各種ナフタレ
ンテトラカルボン酸一無水物、各種アントラセンテトラ
カルボン酸一無水物、、各種ビフェニルテトラカルボン
酸一無水物、各種ベンゾフェノンテトラカルボン酸一無
水物、無水ピロメリット酸、各種ナフタレンテトラカル
ボン酸二無水物、各種アントラセンテトラカルボン酸二
無水物、各種ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、各
種ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、エチレン
ビストリメリット酸無水物等がある。特に好ましくは無
水トリメリット酸と無水ピロメリット酸である。
【0022】本発明のポリエステル樹脂組成物は、ポリ
アミド樹脂5〜50重量%、好ましくは5〜45重量
%、さらに好ましくは5〜40重量%と、ポリエステル
樹脂95〜50重量%、好ましくは95〜55重量%、
さらに好ましくは95〜60重量%からなる混合物10
0重量部に対して、多価カルボン酸化合物を0.01〜
2重量部、好ましくは0.03〜1.5重量部、さらに
好ましくは0.05〜1重量部配合することによって得
られる。多価カルボン酸化合物が上記0.01重量部以
上で、ポリエステル樹脂組成物からなる成形物の透明性
の改善効果が顕著となり、かつ高湿度雰囲気下での白化
による透明性の低下を抑制できる。多価カルボン酸化合
物が上記2重量部以下では、ポリエステル樹脂組成物か
らなる成形物の透明性の改善効果が認められ、かつ成形
物として必要な機械的性質を有する。
【0023】本発明で用いるポリアミド樹脂、およびポ
リエステル樹脂のそれぞれの溶融粘度をフローテスター
((株)島津製作所製、型式:CFT−500、ダイ:
1mmφ×10mm長さ、押出圧力:10kgf/cm
2)により275℃で測定を行い、溶融粘度の比[(ポ
リエステル樹脂の溶融粘度)/(ポリアミド樹脂の溶融
粘度)]として算出した場合、ポリアミド樹脂とポリエ
ステル樹脂との混合物からなる成形物の透明性は、溶融
粘度の比により異なることは既に知られている。本発明
のポリアミド樹脂とポリエステル樹脂との混合物に、多
価カルボン酸化合物を配合したポリエステル樹脂組成物
では、いかなる溶融粘度比においても、該ポリエステル
樹脂組成物からなる成形物に透明性の改善効果が認めら
れる。
【0024】本発明でいうポリエステル樹脂組成物の製
造に使用する樹脂の混合は、従来公知の方法により混合
されたものである。例えば、ポリアミド樹脂とポリエス
テル樹脂と多価カルボン酸化合物とをタンブラー、V型
ブレンダー、ヘンシェルミキサー等でドライブレンドし
たもの、さらにドライブレンドした混合物を一軸押出
機、二軸押出機、ニーダー等で1回以上溶融混合したも
の、さらには必要に応じて溶融混合物を高真空下または
不活性ガス雰囲気下で固相重合したものなどが挙げられ
る。
【0025】本発明のポリエステル樹脂組成物は、ポリ
エステル樹脂とポリアミド樹脂に多価カルボン酸化合物
を配合して同時に溶融混練して得られたものでもよく、
一方、予めポリエステル樹脂と多価カルボン酸化合物と
を溶融混練した後に、更にポリアミド樹脂と溶融混練し
てもよく、他方、ポリアミド樹脂と多価カルボン酸化合
物とを溶融混練した後に、更にポリエステル樹脂と溶融
混練してもよい。尚、上記予備混練の際に、予備混練物
を高真空下または不活性ガス雰囲気下で固相重合した場
合にも、透明性の改善効果が期待できる。また、本発明
における溶融混合する際の押出温度は220〜300
℃、好ましくは240〜290℃であることが望まし
い。さらには、ポリエステル樹脂を製造する際に、本発
明で用いる多価カルボン酸化合物を共重合したポリエス
テル樹脂をポリアミド樹脂との溶融混練に使用した場合
にも、透明性の改善効果が期待できる。また、本発明に
おける溶融混合する際の押出温度は220〜300℃、
好ましくは240〜290℃であることが望ましい。
【0026】又、本発明におけるポリエステル樹脂組成
物には、本発明の効果を損なわない範囲で、他の樹脂、
具体的にはナイロン6やナイロン66等の他のポリアミ
ド、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィ
ン、ポリオレフィンエラストマーやポリアミドエラスト
マー等の各種エラストマー、アイオノマー等を添加して
もよい。また、顔料、染料、滑剤、艶消剤、耐熱安定
剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、核剤、可塑剤、難燃
剤、帯電防止剤等の添加剤を加えることもできる。
【0027】また、本発明で用いるポリエステル樹脂組
成物には、その性質を本質的に変化させない範囲で、ポ
リエチレンテレフタレート製品回収物、少量のイソフタ
ル酸成分単位を含む変性ポリエチレンテレフタレート製
品回収物、ポリアミド製品回収物、および/または成形
品製造時の端材、および規格外物等のポリエステルおよ
び/またはポリアミド樹脂回収物を添加してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明の芳香族ポリエステル樹脂とポリ
アミド樹脂からなる混合物に特定の多価カルボン酸化合
物を添加したポリエステル樹脂組成物は、Tダイ法、共
押出法等で得られる無延伸あるいは低倍率の単層シート
および多層シート、それらを延伸したフィルム、低延伸
倍率の深絞り成形容器、成形後も無延伸の状態であるダ
イレクトブロー成形容器、及び延伸ブロー成形容器等へ
の成形性が良好であり、かつ得られたフィルム、シート
及び薄肉中空容器のガスバリヤー性を保持したまま、成
形体に優れた透明性、及び吸湿時の耐白化性を付与する
ことができる。
【0029】
【実施例】以下、実施例、比較例によって本発明を具体
的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるも
のではない。尚、本実施例及び比較例で採用した評価法
は以下の通りである。
【0030】(1)相対粘度 ポリアミド1gを精秤し、96%硫酸100mlに20
〜30℃で攪拌溶解した。完全に溶解した後、速やかに
キャノンフェンスケ型粘度計に溶液5ccを取り、25
℃の恒温漕中で10分間放置後、落下速度(t)を測定
した。また、96%硫酸そのものの落下速度(t0 )も
同様に測定した。tおよびt0 から次式(イ)により相
対粘度を算出した。 相対粘度=t/t0 (イ)
【0031】(2)水分率(重量%) 水分率の測定は、三菱化学(株)製カールフィッシャー
微量水分測定装置(CA−05型)および気化装置(V
A−05型)を用い、融点温度で30分の気化条件で水
分量を定量し、水分率を求めた。
【0032】(3)曇価 JIS−K−7105に準じた。測定装置は、日本電色
工業社製の曇価測定装置(型式:COH−300A)を
使用した。
【0033】(4)酸素透過係数 ASTM D3985に準じた 測定装置は、モダンコントロールズ社製(型式:OX−
TRAN10/50A)のものを使用した。測定条件
は、温度23℃、相対湿度60%である。
【0034】(5)シートの厚み変動係数 本発明のポリエステル樹脂組成物から成形した未延伸シ
ートの厚み変動を測定した。成形したシートのTD方向
(シート幅方向)の中心部のシート厚みを、MD方向
(シート流れ方向)に2cm毎に100cmまで50点
測定し、シート厚みの変動係数を次式(ロ)により算出
した。 変動係数=(シート厚みの標準偏差)/(シート平均厚み)×100 (ロ)
【0035】(6)溶融粘度比 測定装置は、島津製作所社製フローテスター(型式:C
FT−500)を使用した。測定条件は、ダイ:1mm
φ×10mm長、押出圧力:10kgf/cm2 で、測
定温度275℃である。溶融粘度比は、275℃でのポ
リアミド樹脂の溶融粘度に対するポリエステル樹脂の溶
融粘度の比[(ポリエステル樹脂の溶融粘度)/(ポリ
アミド樹脂の溶融粘度)]として算出した。
【0036】実施例1〜3 アジピン酸とメタキシリレンジアミンを原料とし、溶融
重合させて得られたポリアミドMXD6(相対粘度:
1.85、水分率0.62%)のペレット状製品100
kgを、熱媒加熱の外套を有する内容積250Lのタン
ブラー(回転式の真空槽)に、室温で仕込んだ。ペレッ
ト温度が120℃を越えてポリアミドMXD6が結晶化
するまで熱媒を130℃に保った。その後、熱媒温度を
125℃まで下げ、槽内のペレットの温度を120℃で
保持した。この間、ペレット温度が100℃を越えたと
ころで槽内を減圧状態(0.5〜10Torr)とし、
そのまま120℃で270分間加熱を続けた。その後、
再び窒素を導入して常圧にし、冷却を開始した。ペレッ
トの温度が90℃以下になったところで、槽からペレッ
トを取り出した。得られたポリアミドMXD6の相対粘
度は1.87、水分率0.03%であった。
【0037】得られたポリアミドMXD6(以下「PA
1」と記すことがある。相対粘度:1.87、溶融粘
度:60Pa・s)と、ポリエステル樹脂としてポリエ
チレンテレフタレート(日本ユニペット(株)製、商品
名:UNIPET、グレード:RT543C,溶融粘
度:360Pa・s、以下「PET1」と記すことがあ
る)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA1/PE
T1、重量比)が20/80となるように用意し、さら
に混合樹脂(溶融粘度比:6.0)100重量部に対し
て、無水ピロメリット酸(三菱ガス化学(株)製、以下
「PMDA」と記すことがある)、または無水トリメリ
ット酸(三菱ガス化学(株)製、以下「TMA」と記す
ことがある)を0.1〜0.3重量部用意し、混合樹脂
と共にタンブラーにより混合した。この混合物を、二軸
押出機(スクリュー径:20mmφ、L/D:25)を
用い、Tダイ法によりシリンダー温度270〜290
℃、Tダイ温度280℃、スクリュー回転数100rp
m、冷却ロール温度70℃の条件下で成膜し、幅120
mm、厚さ約0.3mmの未延伸シートを得た。得られ
たシートの曇価、およびPMDAを0.1重量部配合し
たシートの厚み変動係数を表1に示す。次いで東洋精機
社製の二軸延伸機を用いて、上記の未延伸シートを90
〜110℃で30秒間予備加熱した後、線延伸速度89
%/秒、縦、横方向の延伸倍率がそれぞれ4.0倍の条
件で、縦および横方向に同時に延伸した。次いで、延伸
したフィルムを緊張状態に保ったまま235〜240℃
の雰囲気中で5秒間熱処理を行い、厚さ20μmの延伸
フィルムを得た。得られたフィルムの曇価、酸素透過係
数の測定結果を表1に示す。
【0038】比較例1 ポリアミドMXD6(PA1、相対粘度:1.87)
と、ポリエステル樹脂(PET1)の乾燥したペレット
をタンブラーにより混合し、ブレンド比(PA1/PE
T1、重量比)が20/80の混合物(溶融粘度比:
6.0)を準備した。この混合物を、二軸押出機(スク
リュー径:20mmφ、L/D:25)を用い、Tダイ
法によりシリンダー温度270〜290℃、Tダイ温度
280℃、スクリュー回転数100rpm、冷却ロール
温度70℃の条件下で成膜し、幅120mm,厚さ約
0.3mmの未延伸シートを得た。得られたシートの曇
価を表1に示す。次いで東洋精機社製の二軸延伸機を用
いて、上記の未延伸シートを90〜110℃で30秒間
予備加熱した後、線延伸速度89%/秒、縦、横方向の
延伸倍率がそれぞれ4.0倍の条件で、縦および横方向
に同時に延伸した。次いで、延伸したフィルムを緊張状
態に保ったまま235〜240℃の雰囲気中で5秒間熱
処理を行い、厚さ20μmの延伸フィルムを得た。得ら
れたフィルムの曇価、酸素透過係数の測定結果を表1に
示す。
【0039】
【表1】実施例・比較例番号 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA1 20 20 20 20 ポリエステル:PET1 80 80 80 80 溶融粘度比 6.0 6.0 6.0 6.0 使用添加剤 PMDA PMDA TMA − 添加剤配合量(重量部)a) 0.1 0.2 0.3 − 評価結果 未延伸シート曇価(%)b) 通常品 5.1 4.6 4.3 10.3 高湿度保存品 8.1 6.8 7.2 23.7 延伸フィルム曇価(%) 5.5 4.1 4.4 7.8 酸素透過係数c) 0.28 0.28 0.28 0.28 厚み変動係数(%) 6 − − − a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 通常品:23℃、相対湿度50%雰囲気下、48時間調湿後測定。シート厚 み300μm 高湿度保存品:40℃、相対湿度80%雰囲気下、5日間保存後測定。シート 厚み300μm。 c) 測定値の単位はcc-mm/m2-day-atm
【0040】比較例2 アジピン酸とメタキシリレンジアミンを原料とし、溶融
重合させて得られたポリアミドMXD6(相対粘度:
1.72、水分率0.68%)のペレット状製品100
kgを、熱媒加熱の外套を有する内容積250Lのタン
ブラー(回転式の真空槽)に、室温で仕込んだ。ペレッ
ト温度が120℃を越えてポリアミドMXD6が結晶化
するまで熱媒を130℃に保った。その後、熱媒温度を
125℃まで下げ、槽内のペレットの温度を120℃で
保持した。この間、ペレット温度が100℃を越えたと
ころで槽内を減圧状態(0.5〜10Torr)とし、
そのまま120℃で270分間加熱を続けた。その後、
再び窒素を導入して常圧にし、冷却を開始した。ペレッ
トの温度が90℃以下になったところで、槽からペレッ
トを取り出した。得られたポリアミドMXD6の相対粘
度は1.75、水分率0.03%であった。
【0041】得られたポリアミドMXD6(「PA
2」。相対粘度:1.75)と、ポリエステル樹脂(P
ET1)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA2/
PET1、重量比)が20/80となるように用意し、
さらに混合樹脂100重量部に対して、PMDAを0.
2重量部用意し、混合樹脂と共にタンブラーにより混合
した。この混合物を、二軸押出機(スクリュー径:20
mmφ、L/D:25)を用い、Tダイ法によりシリン
ダー温度270〜290℃、Tダイ温度280℃、スク
リュー回転数100rpm、冷却ロール温度70℃の条
件下で成膜を試みたが、溶融むらが大きく成膜不可能で
あった。
【0042】実施例4〜6 アジピン酸とメタキシリレンジアミンを原料とし、溶融
重合させて得られたポリアミドMXD6(相対粘度:
2.12、水分率0.59%)のペレット状製品100
kgを、熱媒加熱の外套を有する内容積250Lのタン
ブラー(回転式の真空槽)に、室温で仕込んだ。ペレッ
ト温度が120℃を越えてポリアミドMXD6が結晶化
するまで熱媒を170℃に保った。その後、熱媒温度を
155℃まで下げ、槽内のペレットの温度を150℃で
保持した。この間、ペレット温度が140℃を越えたと
ころで槽内を減圧状態(0.5〜10Torr)とし、
そのまま150℃で120分間加熱を続けた。その後、
再び窒素を導入して常圧にし、冷却を開始した。ペレッ
トの温度が90℃以下になったところで、槽からペレッ
トを取り出した。得られたポリアミドMXD6の相対粘
度は2.18、水分率0.03%であった。
【0043】得られたポリアミドMXD6(以下「PA
3」と記すことがある。相対粘度:2.18、溶融粘
度:200Pa・s)と、ポリエステル樹脂(PET
1)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA3/PE
T1、重量比)が20/80となるように用意し、さら
に混合樹脂(溶融粘度比:1.8)100重量部に対し
て、PMDAまたはTMAを0.1〜0.5重量部用意
し、混合樹脂と共にタンブラーにより混合した。この混
合物を、二軸押出機(スクリュー径:20mmφ、L/
D:25)を用い、Tダイ法によりシリンダー温度27
0〜290℃、Tダイ温度280℃、スクリュー回転数
100rpm、冷却ロール温度70℃の条件下で成膜
し、幅120mm、厚さ約0.3mmの未延伸シートを
得た。得られたシートの曇価、およびPMDAを0.1
重量部配合したシートの厚み変動係数を表2に示す。次
いで東洋精機社製の二軸延伸機を用いて、上記の未延伸
シートを90〜110℃で30秒間予備加熱した後、線
延伸速度89%/秒、縦、横方向の延伸倍率がそれぞれ
4.0倍の条件で、縦および横方向に同時に延伸した。
次いで、延伸したフィルムを緊張状態に保ったまま23
5〜240℃の雰囲気中で5秒間熱処理を行い、厚さ2
0μmの延伸フィルムを得た。得られたフィルムの曇
価、酸素透過係数の測定結果を表2に示す。
【0044】比較例3 ポリアミドMXD6(PA3、相対粘度:2.18)
と、ポリエステル樹脂(PET1)の乾燥したペレット
をタンブラーにより混合し、ブレンド比(PA3/PE
T1、重量比)が20/80の混合物(溶融粘度比:
1.8)を準備した。この混合物を、二軸押出機(スク
リュー径:20mmφ、L/D:25)を用い、Tダイ
法によりシリンダー温度270〜290℃、Tダイ温度
280℃、スクリュー回転数100rpm、冷却ロール
温度70℃の条件下で成膜し、幅120mm,厚さ約
0.3mmの未延伸シートを得た。得られたシートの曇
価を表2に示す。 次いで東洋精機社製の二軸延伸機を
用いて、上記の未延伸シートを90〜110℃で30秒
間予備加熱した後、線延伸速度89%/秒、縦、横方向
の延伸倍率がそれぞれ4.0倍の条件で、縦および横方
向に同時に延伸した。次いで、延伸したフィルムを緊張
状態に保ったまま235〜240℃の雰囲気中で5秒間
熱処理を行い、厚さ20μmの延伸フィルムを得た。得
られたフィルムの曇価、酸素透過係数の測定結果を表2
に示す。
【0045】
【表2】実施例・比較例番号 実施例4 実施例5 実施例6 比較例3 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA3 20 20 20 20 ポリエステル:PET1 80 80 80 80 溶融粘度比 1.8 1.8 1.8 1.8 使用添加剤 PMDA PMDA TMA − 添加剤配合量(重量部)a) 0.1 0.2 0.5 − 評価結果 未延伸シート曇価(%)b) 通常品 6.3 5.9 6.9 16.5 高湿度保存品 12.2 11.2 10.7 36.3 延伸フィルム曇価(%) 6.1 5.5 5.4 9.7 酸素透過係数c) 0.28 0.28 0.28 0.28 厚み変動係数(%) 5 − − − a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 通常品:23℃、相対湿度50%雰囲気下、48時間調湿後測定。シート厚 み300μm。 高湿度保存品:40℃、相対湿度80%雰囲気下、5日間保存後測定。シート 厚み300μm。 c) 測定値の単位はcc-mm/m2-day-atm
【0046】実施例7 アジピン酸とメタキシリレンジアミンを原料とし、溶融
重合させて得られたポリアミドMXD6(相対粘度:
2.05、水分率0.79%)のペレット状製品100
kgを、熱媒加熱の外套を有する内容積250Lのタン
ブラー(回転式の真空槽)に、室温で仕込んだ。ペレッ
ト温度が120℃を越えてポリアミドMXD6が結晶化
するまで熱媒を170℃に保った。その後、熱媒温度を
225℃まで上げ、槽内のペレットの温度を200℃ま
で上昇させた。この間、ペレット温度が140℃を越え
たところで槽内を減圧状態(0.5〜10Torr)と
し、そのまま200℃で20分間加熱を続けた。その
後、再び窒素を導入して常圧にし、冷却を開始した。ペ
レットの温度が90℃以下になったところで、槽からペ
レットを取り出した。固相重合後のペレットを分析した
結果、相対粘度は2.60、水分率0.03%であっ
た。
【0047】固相重合により相対粘度2.60としたポ
リアミドMXD6(以下「PA4」と記すことがある。
相対粘度:2.60)を単軸押出機(スクリュー径:2
0mmφ、L/D:25)を用い、Tダイ法によりシリ
ンダー温度255〜280℃、Tダイ温度275℃、ス
クリュー回転数50rpm、冷却ロール温度70℃の条
件下で成膜し、幅120mm、厚さ約70μmの未延伸
シートを得た。シート中の直径100μm以上のフィッ
シュアイ数は900個/m2 であった。固相重合により
相対粘度を2.60としたポリアミドMXD6は、比較
例4の溶融重合により相対粘度を2.59としたポリア
ミドMXD6に比べて、フィッシュアイの発生が低減さ
れた。
【0048】比較例4 アジピン酸とメタキシリレンジアミンを原料とし、溶融
重合させて得られたポリアミドMXD6(相対粘度:
2.57、水分率0.73%)のペレット状製品100
kgを、熱媒加熱の外套を有する内容積250Lのタン
ブラー(回転式の真空槽)に、室温で仕込んだ。ペレッ
ト温度が120℃を越えてポリアミドMXD6が結晶化
するまで熱媒を130℃に保った。その後、熱媒温度を
125℃まで下げ、槽内のペレットの温度を120℃で
保持した。この間、ペレット温度が100℃を越えたと
ころで槽内を減圧状態(0.5〜10Torr)とし、
そのまま120℃で300分間加熱を続けた。その後、
再び窒素を導入して常圧にし、冷却を開始した。ペレッ
トの温度が90℃以下になったところで、槽からペレッ
トを取り出した。得られたポリアミドMXD6の相対粘
度は2.59、水分率0.03%であった。
【0049】乾燥した溶融重合ポリアミドMXD6(以
下「PA5」と記すことがある。相対粘度:2.59)
を単軸押出機(スクリュー径:20mmφ、L/D:2
5)を用い、Tダイ法によりシリンダー温度255〜2
80℃、Tダイ温度275℃、スクリュー回転数50r
pm、冷却ロール温度70℃の条件下で成膜し、幅12
0mm、厚さ約70μmの未延伸シートを得た。シート
中の直径100μm以上のフィッシュアイ数は3000
個/m2 であった。
【0050】実施例8〜10 ポリアミドMXD6(PA4、相対粘度:2.60、溶
融粘度:360Pa・s)と、ポリエステル樹脂(PE
T1)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA4/P
ET1、重量比)が7/93となるように用意し、さら
に混合樹脂(溶融粘度比:1.0)100重量部に対し
て、PMDAまたはTMAを0.1〜0.5重量部用意
し、混合樹脂と共にタンブラーにより混合した。この混
合物を、二軸押出機(スクリュー径:20mmφ、L/
D:25)を用い、Tダイ法によりシリンダー温度27
0〜290℃、Tダイ温度280℃、スクリュー回転数
100rpm、冷却ロール温度70℃の条件下で成膜
し、幅120mm,厚さ約0.3mmの未延伸シートを
得た。得られたシートの曇価を表3に示す。次いで東洋
精機社製の二軸延伸機を用いて、上記の未延伸シートを
90〜110℃で30秒間予備加熱した後、線延伸速度
89%/秒、縦、横方向の延伸倍率がそれぞれ4.0倍
の条件で、縦および横方向に同時に延伸した。次いで、
延伸したフィルムを緊張状態に保ったまま235〜24
0℃の雰囲気中で5秒間熱処理を行い、厚さ20μmの
延伸フィルムを得た。得られたフィルムの曇価、酸素透
過係数の測定結果を表3に示す。
【0051】比較例5 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET1)の乾燥したペレットをタンブラーにより混
合し、ブレンド比(PA4/PET1、重量比)が7/
93の混合物(溶融粘度比:1.0)を準備した。この
混合物を、二軸押出機(スクリュー径:20mmφ、L
/D:25)を用い、Tダイ法によりシリンダー温度2
70〜290℃、Tダイ温度280℃、スクリュー回転
数100rpm、冷却ロール温度70℃の条件下で成膜
し、幅120mm,厚さ約0.3mmの未延伸シートを
得た。得られたシートの曇価を表3に示す。次いで東洋
精機社製の二軸延伸機を用いて、上記の未延伸シートを
90〜110℃で30秒間予備加熱した後、線延伸速度
89%/秒、縦、横方向の延伸倍率がそれぞれ4.0倍
の条件で、縦および横方向に同時に延伸した。次いで、
延伸したフィルムを緊張状態に保ったまま235〜24
0℃の雰囲気中で5秒間熱処理を行い、厚さ20μmの
延伸フィルムを得た。得られたフィルムの曇価、酸素透
過係数の測定結果を表3に示す。
【0052】
【表3】実施例・比較例番号 実施例8 実施例9 実施例10 比較例5 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA4 7 7 7 7 ポリエステル:PET1 93 93 93 93 溶融粘度比 1.0 1.0 1.0 1.0 使用添加剤 PMDA PMDA TMA − 添加剤配合量(重量部)a) 0.1 0.2 0.5 − 評価結果 未延伸シート曇価(%)b) 通常品 4.5 4.3 5.1 9.1 高湿度保存品 6.8 6.5 6.9 18.2 延伸フィルム曇価(%) 5.2 5.1 5.7 7.0 酸素透過係数c) 0.94 0.94 0.94 0.94 a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 通常品:23℃、相対湿度50%雰囲気下、48時間調湿後測定。シート厚 300μm。 高湿度保存品:40℃、相対湿度80%雰囲気下、5日間保存後 測定。シート厚300μm。 c) 測定値の単位はcc-mm/m2-day-atm
【0053】実施例11〜17 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET1)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA
4/PET1、重量比)が20/80となるように用意
し、さらに混合樹脂(溶融粘度比:1.0)100重量
部に対して、PMDAまたはTMAを0.05〜1重量
部用意し、混合樹脂と共にタンブラーにより混合した。
この混合物を、二軸押出機(スクリュー径:20mm
φ、L/D:25)を用い、Tダイ法によりシリンダー
温度270〜290℃、Tダイ温度280℃、スクリュ
ー回転数100rpm、冷却ロール温度70℃の条件下
で成膜し、幅120mm,厚さ約0.3mmの未延伸シ
ートを得た。得られたシートの曇価、およびPMDAを
0.1重量部配合したシートの厚み変動係数を表4〜5
に示す。次いで東洋精機社製の二軸延伸機を用いて、上
記の未延伸シートを90〜110℃で30秒間予備加熱
した後、線延伸速度89%/秒、縦、横方向の延伸倍率
がそれぞれ4.0倍の条件で、縦および横方向に同時に
延伸した。次いで、延伸したフィルムを緊張状態に保っ
たまま235〜240℃の雰囲気中で5秒間熱処理を行
い、厚さ20μmの延伸フィルムを得た。得られたフィ
ルムの曇価、酸素透過係数の測定結果を表4〜5に示
す。
【0054】比較例6 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET1)の乾燥したペレットをタンブラーにより混
合し、ブレンド比(PA4/PET1、重量比)が20
/80の混合物(溶融粘度比:1.0)を準備した。こ
の混合物を、二軸押出機(スクリュー径:20mmφ、
L/D:25)を用い、Tダイ法によりシリンダー温度
270〜290℃、Tダイ温度280℃、スクリュー回
転数100rpm、冷却ロール温度70℃の条件下で成
膜し、幅120mm,厚さ約0.3mmの未延伸シート
を得た。得られたシートの曇価を表5に示す。 次いで
東洋精機社製の二軸延伸機を用いて、上記の未延伸シー
トを90〜110℃で30秒間予備加熱した後、線延伸
速度89%/秒、縦、横方向の延伸倍率がそれぞれ4.
0倍の条件で、縦および横方向に同時に延伸した。次い
で、延伸したフィルムを緊張状態に保ったまま235〜
240℃の雰囲気中で5秒間熱処理を行い、厚さ20μ
mの延伸フィルムを得た。得られたフィルムの曇価、酸
素透過係数の測定結果を表5に示す。
【0055】
【表4】実施例番号 実施例11 実施例12 実施例13 実施例14 実施例15 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA4 20 20 20 20 20 ポリエステル:PET1 80 80 80 80 80 溶融粘度比 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 使用添加剤 PMDA PMDA PMDA PMDA TMA 添加剤配合量a) 0.05 0.1 0.2 0.5 0.2 評価結果 未延伸シート曇価(%)b) 通常品 15.6 8.4 7.8 9.6 8.6 高湿度保存品 29.3 14.2 11.7 11.0 17.2 延伸フィルム曇価(%) 8.1 5.5 5.4 7.4 6.3 酸素透過係数c) 0.27 0.27 0.28 0.28 0.28 厚み変動係数(%) − 2 − − − a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 通常品:23℃、相対湿度50%雰囲気下、48時間調湿後測定。シート厚 300μm。 高湿度保存品:40℃、相対湿度80%雰囲気下、5日間保存後 測定。シート厚300μm。 c) 測定値の単位はcc-mm/m2-day-atm
【0056】
【表5】実施例・比較例番号 実施例16 実施例17 比較例6 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA4 20 20 20 ポリエステル:PET1 80 80 80 溶融粘度比 1.0 1.0 1.0 使用添加剤 TMA TMA − 添加剤配合量(重量部)a) 0.5 1.0 − 評価結果 未延伸シート曇価(%)b) 通常品 9.0 14.5 20.0 高湿度保存品 10.8 29.3 54.1 延伸フィルム曇価(%) 6.6 7.1 10.0 酸素透過係数c) 0.24 0.25 0.28 a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 通常品:23℃、相対湿度50%雰囲気下、48時間調湿後測定。シート厚 300μm。 高湿度保存品:40℃、相対湿度80%雰囲気下、5日間保存後 測定。シート厚300μm。 c) cc-mm/m2-day-atm
【0057】実施例18 アジピン酸とメタキシリレンジアミンを原料とし、溶融
重合させて得られたポリアミドMXD6(相対粘度:
2.20、水分率0.83%)のペレット状製品100
kgを、熱媒加熱の外套を有する内容積250Lのタン
ブラー(回転式の真空槽)に、室温で仕込んだ。ペレッ
ト温度が120℃を越えてポリアミドMXD6が結晶化
するまで熱媒を170℃に保った。その後、熱媒温度を
225℃まで上げ、槽内のペレットの温度を200℃ま
で上昇させた。この間、ペレット温度が140℃を越え
たところで槽内を減圧状態(0.5〜10Torr)と
し、そのまま200℃で110分間加熱を続けた。その
後、再び窒素を導入して常圧にし、冷却を開始した。ペ
レットの温度が90℃以下になったところで、槽からペ
レットを取り出した。固相重合後のペレットを分析した
結果、相対粘度は3.60、水分率0.02%であっ
た。
【0058】得られたポリアミドMXD6(以下「PA
6」と記すことがある。相対粘度:3.60、溶融粘
度:2220Pa・s)と、ポリエステル樹脂(PET
1)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA6/PE
T1、重量比)が20/80となるように用意し、さら
に混合樹脂(溶融粘度比:0.2)100重量部に対し
てPMDAを0.1重量部用意し、混合樹脂と共にタン
ブラーにより混合した。この混合物を、二軸押出機(ス
クリュー径:20mmφ、L/D:25)を用い、Tダ
イ法によりシリンダー温度270〜290℃、Tダイ温
度280℃、スクリュー回転数100rpm、冷却ロー
ル温度70℃の条件下で成膜し、幅120mm,厚さ約
0.3mmの未延伸シートを得た。得られたシートの曇
価、および厚み変動係数を表6に示す。次いで東洋精機
社製の二軸延伸機を用いて、上記の未延伸シートを90
〜110℃で30秒間予備加熱した後、線延伸速度89
%/秒、縦、横方向の延伸倍率がそれぞれ4.0倍の条
件で、縦および横方向に同時に延伸した。次いで、延伸
したフィルムを緊張状態に保ったまま235〜240℃
の雰囲気中で5秒間熱処理を行い、厚さ20μmの延伸
フィルムを得た。得られたフィルムの曇価、酸素透過係
数の測定結果を表6に示す。
【0059】比較例7 ポリアミドMXD6(PA6、相対粘度:3.60)
と、ポリエステル樹脂(PET1)の乾燥したペレット
をタンブラーにより混合し、ブレンド比(PA6/PE
T1、重量比)が20/80の混合物(溶融粘度比:
0.2)を準備した。この混合物を、二軸押出機(スク
リュー径:20mmφ、L/D:25)を用い、Tダイ
法によりシリンダー温度270〜290℃、Tダイ温度
280℃、スクリュー回転数100rpm、冷却ロール
温度70℃の条件下で成膜し、幅120mm、厚さ約
0.3mmの未延伸シートを得た。得られたシートの曇
価を表6に示す。次いで東洋精機社製の二軸延伸機を用
いて、上記の未延伸シートを90〜110℃で30秒間
予備加熱した後、線延伸速度89%/秒、縦、横方向の
延伸倍率がそれぞれ4.0倍の条件で、縦および横方向
に同時に延伸した。次いで、延伸したフィルムを緊張状
態に保ったまま235〜240℃の雰囲気中で5秒間熱
処理を行い、厚さ20μmの延伸フィルムを得た。得ら
れたフィルムの曇価、酸素透過係数の測定結果を表6に
示す。
【0060】
【表6】実施例・比較例番号 実施例18 比較例7 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA6 20 20 ポリエステル:PET1 80 80 溶融粘度比 0.2 0.2 使用添加剤 PMDA − 添加剤配合量(重量部)a) 0.1 − 評価結果 未延伸シート曇価(%)b) 通常品 13.1 22.3 高湿度保存品 22.4 51.6 延伸フィルム曇価(%) 6.2 7.8 酸素透過係数c) 0.28 0.28 厚み変動係数(%) 1 − a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 通常品:23℃、相対湿度50%雰囲気下、48時間調湿後測定。シート厚 300μm。 高湿度保存品:40℃、相対湿度80%雰囲気下、5日間保存後 測定。シート厚300μm。 c) 測定値の単位はcc-mm/m2-day-atm
【0061】実施例19 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂と
してポリエチレンテレフタレート(日本ユニペット
(株)製、商品名:UNIPET、グレード:RT58
0CA、溶融粘度:2280Pa・s、以下「PET
2」と記すことがある。)の乾燥したペレットを、ブレ
ンド比(PA4/PET2、重量比)が20/80とな
るように用意し、さらに混合樹脂(溶融粘度比:6.
3)100重量部に対してPMDAを0.2重量部用意
し、混合樹脂と共にタンブラーにより混合した。この混
合物を、二軸押出機(スクリュー径:20mmφ、L/
D:25)を用い、Tダイ法によりシリンダー温度27
0〜290℃、Tダイ温度280℃、スクリュー回転数
100rpm、冷却ロール温度70℃の条件下で成膜
し、幅120mm、厚さ約0.3mmの未延伸シートを
得た。得られたシートの曇価を表7に示す。次いで東洋
精機社製の二軸延伸機を用いて、上記の未延伸シートを
90〜110℃で30秒間予備加熱した後、線延伸速度
89%/秒、縦、横方向の延伸倍率がそれぞれ4.0倍
の条件で、縦および横方向に同時に延伸した。次いで、
延伸したフィルムを緊張状態に保ったまま235〜24
0℃の雰囲気中で5秒間熱処理を行い、厚さ20μmの
延伸フィルムを得た。得られたフィルムの曇価、酸素透
過係数の測定結果を表7に示す。
【0062】比較例8 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET2)の乾燥したペレットをタンブラーにより混
合し、ブレンド比(PA4/PET2、重量比)が20
/80の混合物(溶融粘度比:6.3)を準備した。こ
の混合物を、二軸押出機(スクリュー径:20mmφ、
L/D:25)を用い、Tダイ法によりシリンダー温度
270〜290℃、Tダイ温度280℃、スクリュー回
転数100rpm、冷却ロール温度70℃の条件下で成
膜し、幅120mm、厚さ約0.3mmの未延伸シート
を得た。得られたシートの曇価を表7に示す。次いで東
洋精機社製の二軸延伸機を用いて、上記の未延伸シート
を90〜110℃で30秒間予備加熱した後、線延伸速
度89%/秒、縦、横方向の延伸倍率がそれぞれ4.0
倍の条件で、縦および横方向に同時に延伸した。次い
で、延伸したフィルムを緊張状態に保ったまま235〜
240℃の雰囲気中で5秒間熱処理を行い、厚さ20μ
mの延伸フィルムを得た。得られたフィルムの曇価、酸
素透過係数の測定結果を表7に示す。
【0063】
【表7】実施例・比較例番号 実施例19 比較例8 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA4 20 20 ポリエステル:PET2 80 80 溶融粘度比 6.3 6.3 使用添加剤 PMDA − 添加剤配合量(重量部)a) 0.2 − 評価結果 未延伸シート曇価(%)b) 通常品 5.1 8.5 高湿度保存品 6.2 18.6 延伸フィルム曇価(%) 5.3 7.8 酸素透過係数c) 0.23 0.23 a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 通常品:23℃、相対湿度50%雰囲気下、48時間調湿後測定。シート厚 300μm。高湿度保存品:40℃、相対湿度80%雰囲気下、5日間保存後測 定。シート厚300μm。 c) 測定値の単位はcc-mm/m2-day-atm
【0064】実施例20〜22 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET1)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA
4/PET1、重量比)が40/60となるように用意
し、さらに混合樹脂(溶融粘度比:1.0)100重量
部に対して、PMDAまたはTMAを0.2〜0.5重
量部用意し、混合樹脂と共にタンブラーにより混合し
た。この混合物を、二軸押出機(スクリュー径:20m
mφ、L/D:25)を用い、Tダイ法によりシリンダ
ー温度270〜290℃、Tダイ温度280℃、スクリ
ュー回転数100rpm、冷却ロール温度70℃の条件
下で成膜し、幅120mm,厚さ約0.3mmの未延伸
シートを得た。得られたシートの曇価を表8に示す。次
いで東洋精機社製の二軸延伸機を用いて、上記の未延伸
シートを90〜110℃で30秒間予備加熱した後、線
延伸速度89%/秒、縦、横方向の延伸倍率がそれぞれ
4.0倍の条件で、縦および横方向に同時に延伸した。
次いで、延伸したフィルムを緊張状態に保ったまま23
5〜240℃の雰囲気中で5秒間熱処理を行い、厚さ2
0μmの延伸フィルムを得た。得られたフィルムの曇
価、酸素透過係数の測定結果を表8に示す。
【0065】比較例9 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET1)の乾燥したペレットをタンブラーにより混
合し、ブレンド比(PA4/PET1、重量比)が40
/60の混合物(溶融粘度比:1.0)を準備した。こ
の混合物を、二軸押出機(スクリュー径:20mmφ、
L/D:25)を用い、Tダイ法によりシリンダー温度
270〜290℃、Tダイ温度280℃、スクリュー回
転数100rpm、冷却ロール温度70℃の条件下で成
膜し、幅120mm、厚さ約0.3mmの未延伸シート
を得た。得られたシートの曇価を表8に示す。 次いで
東洋精機社製の二軸延伸機を用いて、上記の未延伸シー
トを90〜110℃で30秒間予備加熱した後、線延伸
速度89%/秒、縦、横方向の延伸倍率がそれぞれ4.
0倍の条件で、縦および横方向に同時に延伸した。次い
で、延伸したフィルムを緊張状態に保ったまま235〜
240℃の雰囲気中で5秒間熱処理を行い、厚さ20μ
mの延伸フィルムを得た。得られたフィルムの曇価、酸
素透過係数の測定結果を表8に示す。
【0066】
【表8】実施例・比較例番号 実施例20 実施例21 実施例22 比較例9 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA4 40 40 40 40 ポリエステル:PET1 60 60 60 60 溶融粘度比 1.0 1.0 1.0 1.0 使用添加剤 PMDA PMDA TMA − 添加剤配合量a) 0.2 0.5 0.5 − 評価結果 未延伸シート曇価(%)b) 通常品 13.0 12.1 14.6 32.6 高湿度保存品 18.2 16.3 18.9 75.0 延伸フィルム曇価(%) 6.8 6.1 7.2 10.7 酸素透過係数c) 0.12 0.12 0.12 0.12 a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 通常品:23℃、相対湿度50%雰囲気下、48時間調湿後測定。シート厚 300μm。 高湿度保存品:40℃、相対湿度80%雰囲気下、5日間保存後 測定。シート厚300μm。 c) 則系値の単位はcc-mm/m2-day-atm
【0067】比較例10 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET1)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA
4/PET1、重量比)が20/80となるように用意
し、さらに混合樹脂(溶融粘度比:1.0)100重量
部に対して0.2重量部の無水マレイン酸(三菱ガス化
学(株)製)を用意し、混合樹脂と共にタンブラーによ
り混合した。この混合物を、二軸押出機(スクリュー
径:20mmφ、L/D:25)を用い、Tダイ法によ
りシリンダー温度270〜290℃、Tダイ温度280
℃、スクリュー回転数100rpm、冷却ロール温度7
0℃の条件下で成膜し、幅120mm、厚さ約0.3m
mの未延伸シートを得た。得られたシートの曇価を表9
に示す。
【0068】比較例11 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET1)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA
4/PET1、重量比)が20/80となるように用意
し、さらに混合樹脂(溶融粘度比:1.0)100重量
部に対して0.5重量部のエポキシ化大豆油(日本油脂
(株)製、商品名:ニューサイザー510R)を用意
し、混合樹脂と共にタンブラーにより混合した。この混
合物を、二軸押出機(スクリュー径:20mmφ、L/
D:25)を用い、Tダイ法によりシリンダー温度27
0〜290℃、Tダイ温度280℃、スクリュー回転数
100rpm、冷却ロール温度70℃の条件下で成膜
し、幅120mm、厚さ約0.3mmの未延伸シートを
得た。得られたシートの曇価を表9に示す。
【0069】比較例12 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET1)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA
4/PET1、重量比)が20/80となるように用意
し、さらに混合樹脂(溶融粘度比:1.0)100重量
部に対して0.5重量部のエポキシ化アマニ油(日本油
脂(株)製、商品名:ニューサイザー512)を用意
し、混合樹脂と共にタンブラーにより混合した。この混
合物を、二軸押出機(スクリュー径:20mmφ、L/
D:25)を用い、Tダイ法によりシリンダー温度27
0〜290℃、Tダイ温度280℃、スクリュー回転数
100rpm、冷却ロール温度70℃の条件下で成膜
し、幅120mm、厚さ約0.3mmの未延伸シートを
得た。得られたシートの曇価を表9に示す。
【0070】
【表9】比較例番号 比較例10 比較例11 比較例12 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA4 20 20 20 ポリエステル:PET1 80 80 80 溶融粘度比 1.0 1.0 1.0 使用添加剤 無水マレイン酸 0.2 − − エポキシ化大豆油 − 0.5 − エポキシ化アマニ油 − − 0.5 添加剤配合量(重量部)a) 0.2 0.5 0.5 評価結果 未延伸シート曇価(%)b) 22.7 21.5 21.3 a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 23℃、相対湿度50%雰囲気下、48時間調湿後測定。シート厚300μ m。
【0071】実施例23 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂と
してポリエチレンテレフタレート−イソフタレート共重
合樹脂(テレフタル酸成分単位/イソフタル酸成分単位
=90/10mol比、日本ユニペット(株)製、商品
名:UNIPET、グレード:RN163C、以下「P
ETI1」と記すことがある。)の乾燥したペレット
を、ブレンド比(PA4/PETI1、重量比)が20
/80となるように用意し、さらに混合樹脂100重量
部に対して、PMDAを0.2重量部用意し、混合樹脂
と共にタンブラーにより混合した。 この混合物を、二
軸押出機(スクリュー径:20mmφ、L/D:25)
を用い、Tダイ法によりシリンダー温度270〜290
℃、Tダイ温度280℃、スクリュー回転数100rp
m、冷却ロール温度70℃の条件下で成膜し、幅120
mm、厚さ約0.3mmの未延伸シートを得た。得られ
たシートの曇価を表10に示す。
【0072】比較例13 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PETI1)の乾燥したペレットをタンブラーにより
混合し、ブレンド比(PA4/PETI1、重量比)が
20/80の混合物を準備した。 この混合物を、二軸
押出機(スクリュー径:20mmφ、L/D:25)を
用い、Tダイ法によりシリンダー温度270〜290
℃、Tダイ温度280℃、スクリュー回転数100rp
m、冷却ロール温度70℃の条件下で成膜し、幅120
mm、厚さ約0.3mmの未延伸シートを得た。得られ
たシートの曇価を表10に示す。
【0073】実施例24 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂と
してポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ート(極限粘度:0.48、以下「PEN1」と記すこ
とがある)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA4
/PEN1、重量比)が20/80となるように用意
し、更に混合樹脂100重量部に対して、PMDAを
0.2重量部用意し、混合樹脂と共にタンブラーにより
混合した。この混合物を、二軸押出機(スクリュー径:
20mmφ、L/D:25)を用い、Tダイ法によりシ
リンダー温度275〜290℃、Tダイ温度280℃、
スクリュー回転数100rpm、冷却ロール温度80℃
の条件下で成膜し、幅120mm、厚さ約0.3mmの
未延伸シートを得た。得られたシートの曇価を表10に
示す。
【0074】比較例14 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PEN1)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA
4/PEN1、重量比)が20/80の混合物を準備し
た。 この混合物を、二軸押出機(スクリュー径:20
mmφ、L/D:25)を用い、Tダイ法によりシリン
ダー温度275〜290℃、Tダイ温度280℃、スク
リュー回転数100rpm、冷却ロール温度80℃の条
件下で成膜し、幅120mm、厚さ約0.3mmの未延
伸シートを得た。得られたシートの曇価を表10に示
す。
【0075】実施例25 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂と
してポリブチレンテレフタレート樹脂(三菱エンジニア
リングプラスチックス(株)製、商品名:ノバデゥー
ル、グレード:5020S、以下「PBT1」と記すこ
とがある)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA4
/PBT1、重量比)が20/80となるように用意
し、さらに混合樹脂100重量部に対して、PMDAを
0.2重量部用意し、混合樹脂と共にタンブラーにより
混合した。この混合物を、二軸押出機(スクリュー径:
20mmφ、L/D:25)を用い、Tダイ法によりシ
リンダー温度260〜290℃、Tダイ温度280℃、
スクリュー回転数100rpm、冷却ロール温度70℃
の条件下で成膜し、幅120mm、厚さ約0.3mmの
未延伸シートを得た。得られたシートの曇価を表11に
示す。
【0076】比較例15 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PBT1)の乾燥したペレットをタンブラーにより混
合し、ブレンド比(PA4/PBT1、重量比)が20
/80の混合物を準備した。この混合物を、二軸押出機
(スクリュー径:20mmφ、L/D:25)を用い、
Tダイ法によりシリンダー温度260〜290℃、Tダ
イ温度280℃、スクリュー回転数100rpm、冷却
ロール温度70℃の条件下で成膜し、幅120mm、厚
さ約0.3mmの未延伸シートを得た。得られたシート
の曇価を表11に示す。
【0077】
【表10】実施例・比較例番号 実施例23 比較例13 実施例24 比較例14 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA4 20 20 20 20 ポリエステル:PETI1 80 80 − − ポリエステル:PEN1 − − 80 80 使用添加剤 PMDA − PMDA − 添加剤配合量a) 0.2 − 0.2 − 評価結果 未延伸シート曇価(%)b) 6.6 12.2 17.8 32.5 a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 23℃、相対湿度50%雰囲気下、48時間調湿後測定。シート厚300μ m。
【0078】
【表11】実施例・比較例番号 実施例25 比較例15 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA4 20 20 ポリエステル:PBT1 80 80 使用添加剤 PMDA − 添加剤配合量(重量部)a) 0.2 − 評価結果 未延伸シート曇価(%)b) 11.5 23.4 a) 使用ポリアミドと使用ポリエステルの混合物100重量部に対する配合量 b) 23℃、相対湿度50%雰囲気下、48時間調湿後測定。シート厚300μ m。
【0079】実施例26〜27 ポリアミドMXD6(PA4)100重量部と、PMD
Aを0.2重量部用意し、混合樹脂と共にタンブラーに
より混合した。この混合物を、二軸押出機(スクリュー
径:20mmφ、L/D:25)を用い、シリンダー温
度270〜290℃、ストランドダイ温度280℃、ス
クリュー回転数100rpmの条件下で溶融押出後に冷
却しペレット化することにより予備混練ペレット(以下
「PA7」と記すことがある)を得た。
【0080】乾燥した予備混練ペレット(PA7)と、
ポリエステル樹脂(PET1)の乾燥したペレットを、
ブレンド比(PA7/PET1、重量比)が20/80
〜40/60となるように用意し、タンブラーにより混
合した。この混合物を、二軸押出機(スクリュー径:2
0mmφ、L/D:25)を用い、Tダイ法によりシリ
ンダー温度270〜290℃、Tダイ温度280℃、ス
クリュー回転数100rpm、冷却ロール温度70℃の
条件下で成膜し、幅120mm、厚さ約0.3mmの未
延伸シートを得た。得られたシートの曇価を表12に示
す。次いで東洋精機社製の二軸延伸機を用いて、上記の
未延伸シートを90〜110℃で30秒間予備加熱した
後、線延伸速度89%/秒、縦、横方向の延伸倍率がそ
れぞれ4.0倍の条件で、縦および横方向に同時に延伸
した。次いで、延伸したフィルムを緊張状態に保ったま
ま235〜240℃の雰囲気中で5秒間熱処理を行い、
厚さ20μmの延伸フィルムを得た。得られたフィルム
の曇価、酸素透過係数の測定結果を表12に示す。
【0081】実施例28〜29 ポリエステル樹脂(PET1)100重量部と、PMD
Aを0.25重量部用意し、混合樹脂と共にタンブラー
により混合した。この混合物を、二軸押出機(スクリュ
ー径:20mmφ、L/D:25)を用い、シリンダー
温度270〜290℃、ストランドダイ温度280℃、
スクリュー回転数100rpmの条件下で溶融押出後に
冷却しペレット化することにより予備混練ペレット(以
下「PET3」と記すことがある)を得た。
【0082】乾燥した予備混練ペレット(PET3)
と、ポリアミドMXD6(PA4)のペレットを、ブレ
ンド比(PA4/PET3、重量比)が20/80〜4
0/60となるように用意し、タンブラーにより混合し
た。この混合物を、二軸押出機(スクリュー径:20m
mφ、L/D:25)を用い、Tダイ法によりシリンダ
ー温度270〜290℃、Tダイ温度280℃、スクリ
ュー回転数100rpm、冷却ロール温度70℃の条件
下で成膜し、幅120mm,厚さ約0.3mmの未延伸
シートを得た。得られたシートの曇価を表12に示す。
次いで東洋精機社製の二軸延伸機を用いて、上記の未延
伸シートを90〜110℃で30秒間予備加熱した後、
線延伸速度89%/秒、縦、横方向の延伸倍率がそれぞ
れ4.0倍の条件で、縦および横方向に同時に延伸し
た。次いで、延伸したフィルムを緊張状態に保ったまま
235〜240℃の雰囲気中で5秒間熱処理を行い、厚
さ20μmの延伸フィルムを得た。得られたフィルムの
曇価、酸素透過係数の測定結果を表12に示す。
【0083】比較例16〜17 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET1)の乾燥したペレットをタンブラーにより混
合し、ブレンド比(PA4/PET1、重量比)が20
/80〜40/60の混合物を準備した。この混合物
を、二軸押出機(スクリュー径:20mmφ、L/D:
25)を用い、Tダイ法によりシリンダー温度270〜
290℃、Tダイ温度280℃、スクリュー回転数10
0rpm、冷却ロール温度70℃の条件下で成膜し、幅
120mm,厚さ約0.3mmの未延伸シートを得た。
得られたシートの曇価を表13に示す。次いで東洋精機
社製の二軸延伸機を用いて、上記の未延伸シートを90
〜110℃で30秒間予備加熱した後、線延伸速度89
%/秒、縦、横方向の延伸倍率がそれぞれ4.0倍の条
件で、縦および横方向に同時に延伸した。次いで、延伸
したフィルムを緊張状態に保ったまま235〜240℃
の雰囲気中で5秒間熱処理を行い、厚さ20μmの延伸
フィルムを得た。得られたフィルムの曇価、酸素透過係
数の測定結果を表13に示す。
【0084】
【表12】実施例番号 実施例26 実施例27 実施例28 実施例29 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA7 20 40 − − ポリアミド:PA4 − − 20 40 ポリエステル:PET1 80 60 − − ポリエステル:PET3 − − 80 60 使用添加剤 PMDA PMDA PMDA PMDA 添加剤配合量a) 0.04 0.08 0.20 0.15 評価結果 未延伸シート曇価(%)b) 通常品 7.4 12.8 3.9 8.6 高湿度保存品 12.6 22.8 5.5 15.5 延伸フィルム曇価(%) 4.0 9.9 2.6 5.6 酸素透過係数c) 0.28 0.13 0.27 0.12 a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 通常品:23℃、相対湿度50%雰囲気下、48時間調湿後測定。シート厚 300μm。高湿度保存品:40℃、相対湿度80%雰囲気下、5日間保存後測 定。シート厚300μm。 c) 測定値単位はcc-mm/m2-day-atm
【0085】
【表13】比較例番号 比較例16 比較例17 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA4 20 40 ポリエステル:PET1 80 60 使用添加剤 − − 添加剤配合量(重量部)a) − − 評価結果 未延伸シート曇価(%)b) 通常品 20.0 32.6 高湿度保存品 54.1 75.0 延伸フィルム曇価(%) 10.0 10.7 酸素透過係数c) 0.28 0.12 a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 通常品:23℃、相対湿度50%雰囲気下、48時間調湿後測定。シート厚 300μm。高湿度保存品:40℃、相対湿度80%雰囲気下、5日間保存後測 定。シート厚300μm。 c) 測定値単位はcc-mm/m2-day-atm
【0086】実施例30〜33 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET1)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA
4/PET1、重量比)が20/80となるように用意
し、さらに混合樹脂(溶融粘度比:1.0)100重量
部に対して、PMDAまたはTMAを0.1〜0.5重
量部用意し、混合樹脂と共にタンブラーにより混合し
た。この混合物を用いて、射出成形装置の射出シリンダ
ー温度265〜290℃、金型内樹脂流路温度275
℃、金型冷却水10℃の条件下でパリソンの成形を行
い、長さ110mm、肉厚4.5mm、外形直径26.
5mmのパリソンを得た。このパリソンを赤外ヒーター
で95〜101℃に加熱後、二軸延伸ブロー成形を行
い、全長200mm、胴径75mm、容積600mlの
ボトルを得た。ボトル胴部の曇価を表14に示す。
【0087】比較例18 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET1)の乾燥したペレットをタンブラーにより混
合し、ブレンド比(PA4/PET1、重量比)が20
/80の混合物(溶融粘度比:1.0)を準備した。こ
の混合物を用いて、射出成形装置の射出シリンダー温度
265〜290℃、金型内樹脂流路温度275℃、金型
冷却水10℃の条件下でパリソンの成形を行い、長さ1
10mm、肉厚4.5mm、胴径直径26.5mmのパ
リソンを得た。このパリソンを赤外ヒーターで95〜1
00℃まで加熱後、二軸延伸ブロー成形を行い、全長2
00mm、外形75mm、容積600mlのボトルを得
た。ボトル胴部の曇価を表14に示す。
【0088】
【表14】実施例・比較例番号 実施例30 実施例31 実施例32 実施例33 比較例18 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA4 20 20 20 20 20 ポリエステル:PET1 80 80 80 80 80 溶融粘度比 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 使用添加剤 PMDA PMDA PMDA TMA − 添加剤配合量a) 0.1 0.2 0.5 0.5 − 評価結果 ボトル胴部曇価(%) b) 13.5 13.8 14.3 13.5 32.7 a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 成形ボトルを23℃、相対湿度50%雰囲気下において、48時間調湿後に 胴部の曇価測定を行った。胴部壁の厚み300μm。
【0089】実施例34〜36 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET2)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA
4/PET2、重量比)が20/80となるように用意
し、さらに混合樹脂(溶融粘度比:6.3)100重量
部に対して、PMDAまたはTMAを0.2〜0.5重
量部用意し、混合樹脂と共にタンブラーにより混合し
た。この混合物を用いて、射出成形装置の射出シリンダ
ー温度270〜290℃、金型内樹脂流路温度285
℃、金型冷却水10℃の条件下でパリソンの成形を行
い、長さ110mm、肉厚4.5mm、外形直径26.
5mmのパリソンを得た。このパリソンを赤外ヒーター
で100〜106℃に加熱後、二軸延伸ブロー成形を行
い、全長200mm、胴径75mm、容積600mlの
ボトルを得た。ボトル胴部の曇価を表15に示す。
【0090】比較例19 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET2)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA
4/PET2、重量比)が20/80の混合物(溶融粘
度比:1.0)を準備した。この混合物を用いて、射出
成形装置の射出シリンダー温度270〜290℃、金型
内樹脂流路温度285℃、金型冷却水10℃の条件下で
パリソンの成形を行い、長さ110mm、肉厚4.5m
m、外形直径26.5mmのパリソンを得た。このパリ
ソンを赤外ヒーターで100〜106℃まで加熱後、二
軸延伸ブロー成形を行い、全長200mm、胴径75m
m、容積600mlのボトルを得た。ボトル胴部の曇価
を表15に示す。
【0091】
【表15】実施例・比較例番号 実施例34 実施例35 実施例36 比較例19 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA4 20 20 20 20 ポリエステル:PET2 80 80 80 80 溶融粘度比 6.3 6.3 6.3 6.3 使用添加剤 PMDA PMDA TMA − 添加剤配合量(重量部)a) 0.2 0.5 0.5 − 評価結果 ボトル胴部曇価(%)b) 5.5 5.9 5.2 15.0 a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 成形ボトルを23℃、相対湿度50%雰囲気下において、48時間調湿後に 胴部の曇価測定を行った。胴部壁の厚み300μm。
【0092】実施例37〜39 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET1)の乾燥したペレットを、ブレンド比(PA
4/PET1、重量比)が20/80となるように用意
し、さらに混合樹脂(溶融粘度比:1.0)100重量
部に対して、PMDAを0.1〜0.5重量部用意し、
混合樹脂と共にタンブラーにより混合した。 この混合
物を、単軸押出機(スクリュー径:40mmφ、L/
D:25)を用い、Tダイ法によりシリンダー温度27
0〜287℃、Tダイ温度280℃、スクリュー回転数
30rpm、冷却ロール温度70℃の条件下で成膜し、
幅300mm,厚さ約0.3mmの未延伸シートを得
た。次いで、浅野研究所製の圧空真空成形機を用いて、
この未延伸シートを赤外線ヒーターで100〜110℃
に加熱後、圧空真空成形(面積絞り比2.0倍)を行
い、縦155mm、横95mm、深さ30mm、容量約
310ccのトレーを得た。成形したトレー底部の曇価
を表16に示す。
【0093】比較例20 ポリアミドMXD6(PA4)と、ポリエステル樹脂
(PET1)の乾燥したペレットをタンブラーにより混
合し、ブレンド比(PA4/PET1、重量比)が20
/80の混合物を準備した。この混合物を、単軸押出機
(スクリュー径:40mmφ、L/D:25)を用い、
Tダイ法によりシリンダー温度270〜287℃、Tダ
イ温度280℃、スクリュー回転数30rpm、冷却ロ
ール温度70℃の条件下で成膜し、幅300mm、厚さ
約0.3mmの未延伸シートを得た。次いで、浅野研究
所製の圧空真空成形機を用いて、この未延伸シートを赤
外線ヒーターで100〜110℃に加熱後、圧空真空成
形(面積絞り比2.0倍)を行い、縦155mm、横9
5mm、深さ30mm、容量約310ccのトレーを得
た。成形したトレー底部の曇価を表16に示す。
【0094】
【表16】実施例・比較例番号 実施例37 実施例38 実施例39 比較例20 樹脂組成(重量部) ポリアミド:PA4 20 20 20 20 ポリエステル:PET1 80 80 80 80 使用添加剤 PMDA PMDA PMDA − 添加剤配合量(重量部)a) 0.1 0.2 0.5 − 評価結果 トレー底部曇価(%)b) 9.7 9.1 10.3 21.9 a) ポリアミドとポリエステルの混合物100重量部に対する配合量(重量部) b) 23℃、相対湿度50%の雰囲気下、48時間調湿後測定。トレー底部厚み 220μm。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA44 AA46 AA55 AA88 AC09 AC19 AF07 AH05 BB06 BB08 BC01 4J002 CF051 CF061 CF071 CF081 CL032 EF116 EF126 GG01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタキシリレンジアミンを70モル%以
    上含むジアミンとアジピン酸を70モル%以上含むジカ
    ルボン酸とから得られたポリアミド樹脂5〜50重量%
    と、芳香族ジカルボン酸を70モル%以上含むジカルボ
    ン酸と脂肪族ジオールを70モル%以上含むジオールと
    から得られたポリエステル樹脂95〜50重量%(重量
    %の合計は100重量%である)からなる混合物100
    重量部に対して、1分子中に3個以上のカルボキシル基
    が芳香環に結合している多価カルボン酸化合物又は当該
    化合物に結合しているカルボキシル基の内の2個以上が
    無水環を形成している多価カルボン酸化合物を0.01
    〜2重量部配合して溶融混練して得た透明性に優れたフ
    ィルム、シート及び薄肉中空容器用ポリエステル樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】 ポリアミド樹脂の相対粘度(ポリアミド
    樹脂1gを96%硫酸100mlに溶解し、25℃で測
    定した値)が、1.83〜4.20である請求項1記載
    の透明性に優れたフィルム、シート及び薄肉中空容器用
    ポリエステル樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ポリアミド樹脂が、メタキシリレンジア
    ミンを70モル%以上含むジアミン成分とアジピン酸を
    70モル%以上含むジカルボン酸成分とを溶融状態での
    重縮合反応により得た下記式(1)を満足するポリアミ
    ドを更に固相重合することにより得た下記式(2)を満
    足するポリアミド樹脂である請求項1記載の透明性に優
    れたフィルム、シート及び薄肉中空容器用ポリエステル
    樹脂組成物。 1.83≦相対粘度≦2.28 (1) 2.30≦相対粘度≦4.20 (2)
  4. 【請求項4】 ポリエステル樹脂組成物が予めポリエス
    テル樹脂と多価カルボン酸化合物とを溶融混練した後
    に、ポリアミド樹脂と溶融混練して得られたものである
    請求項1記載の透明性に優れたフィルム、シート及び薄
    肉中空容器用ポリエステル樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 ポリエステル樹脂組成物が予めポリアミ
    ド樹脂と多価カルボン酸化合物とを溶融混練した後に、
    ポリエステル樹脂と溶融混練して得られたものである請
    求項1記載の透明性に優れたフィルム、シート及び薄肉
    中空容器用ポリエステル樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 ポリアミド樹脂がポリメタキシリレンア
    ジパミドである請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の透明性に優れたフィルム、シート及び薄肉中空容器
    用ポリエステル樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 ポリエステル樹脂がポリエチレンテレフ
    タレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート−イソフタ
    レート共重合樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、
    ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート
    樹脂から選ばれる1種以上である請求項1ないし請求項
    5のいずれかに記載の透明性に優れたフィルム、シート
    及び薄肉中空容器用ポリエステル樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 多価カルボン酸化合物が、3個以上のカ
    ルボキシル基が芳香環に結合している化合物であって、
    それらのカルボキシル基の内の2個以上が無水環を形成
    している多価カルボン酸化合物である請求項1ないし請
    求項5のいずれかに記載の透明性に優れたフィルム、シ
    ート及び薄肉中空容器用ポリエステル樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 多価カルボン酸化合物が、無水トリメリ
    ット酸、又は無水ピロメリット酸である請求項1ないし
    請求項5のいずれかに記載の透明性に優れたフィルム、
    シート及び薄肉中空容器用ポリエステル樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項5のいずれかに
    記載のポリエステル樹脂組成物を成形して得られるフィ
    ルム、シート、又は薄肉中空容器。
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