JP2000293923A - 情報処理装置用電源装置および情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置用電源装置および情報処理装置

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JP2000293923A
JP2000293923A JP11101526A JP10152699A JP2000293923A JP 2000293923 A JP2000293923 A JP 2000293923A JP 11101526 A JP11101526 A JP 11101526A JP 10152699 A JP10152699 A JP 10152699A JP 2000293923 A JP2000293923 A JP 2000293923A
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processing apparatus
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Ichiro Yoshida
一郎 吉田
Yasuyuki Ito
靖之 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載パソコンを車載バッテリで駆動する場合
でも、エンジン始動状態で安定な給電が行なえるように
する。 【解決手段】 車載パソコン3は、車載バッテリ2から
主電源回路1を介して給電される。主電源回路1は、キ
ースイッチ13のオン操作で起動回路9により所定時間
経過して起動信号を発生することで、車載バッテリ2の
出力電圧が安定してから車載パソコン3へ給電を開始す
る。車載パソコン3は、安定した電圧で起動することが
できる。以後、キースイッチ13がオフされると、車載
パソコン3はスリープモードに移行し、再びオンされる
とレジューム処理を行なって元の状態に戻るので、キー
スイッチ13のオン操作毎にOSを読み込む起動処理が
不要となり迅速に処理が開始できる。主電源回路1は、
車載バッテリ2の電圧をチェックして低下したときには
車載パソコン3を停止処理した上で給電を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶手段に対して
書込み動作または読出し動作を行なうように構成された
情報処理装置、およびこのような情報処理装置に対し
て、この情報処理装置および他の負荷にも給電するよう
に設けられた電源から給電される情報処理装置用電源装
置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、パソコンなどに
代表される各種の情報処理装置は、取り扱う情報量も増
えると共に処理能力も高いものが実現されつつある。ま
た、このような情報処理装置は、商用電源がないところ
でも搭載したバッテリにより駆動することが可能となっ
てきている。この場合に、バッテリによる稼働時間が問
題となるので、長時間の連続使用はできず、電池交換や
充電などの作業で中断されることになる。そこで、例え
ば、自動車などの発電機を備えたバッテリを有する場合
などにおいては、その車載バッテリから給電することで
長時間の使用が可能となる。
【0003】特に、パソコンを自動車に搭載してこれを
業務用に運用する場合には、このような車載バッテリの
利用が不可欠の要素となる。しかし、このような使用形
態においては、車載バッテリがエンジンの始動や駆動モ
ータの始動などにも用いられることで、その始動時に大
電流が流れて端子電圧が一時的に低下してしまうこと
や、パソコンそのものの立ち上げにおける起動時間が比
較的長くかかるなどの点で解決すべき技術的課題が残っ
ている。
【0004】すなわち、一般に、車載用の情報処理装置
には複数のアプリケーションソフトが搭載されると共
に、この情報処理装置に接続される通信装置を制御する
ためのデバイスドライバ・ソフトウェアが搭載され、さ
らにはそれらのソフトウェアの動作を管理するための基
本ソフトウェアであるOS(オペレーションシステム)
が搭載される。この場合、OSソフトウェアとしては、
装置に組み込むためのものとパーソナルコンピュータの
ものとがあるが、種々の周辺機器を接続して使うことを
考慮すると、汎用のOSの方が拡張性が確保できるので
望ましい。
【0005】ところが、このような汎用のOSを搭載す
るとなると、プログラムサイズが大きいため、その記憶
手段としてはハードディスクドライブ(以下、HDDと
略称する)などの大容量の記憶手段を用いる必要があ
り、そのOSをHDDから読み込む時間がある程度必要
となり、その間はまだ処理を行なうことができないばか
りか、HDDへのアクセス中に電源電圧が変動するなど
の事態が発生するとディスクに損傷を与える場合がある
ので、これらの不具合を解決する必要がある。これらの
技術的課題をまとめてみると次のようになる。
【0006】第1に、上述の課題を解決するために、車
載バッテリを駆動源とした連続稼働時間を確保するた
め、エンジンの始動状態で情報処理装置への給電を行な
う構成を採用すると、エンジン始動ができない場合など
は電源停止状態に戻るため、情報処理装置の起動を完了
させることができなくなる場合がある。この場合は、情
報処理装置に接続されるHDDの動作が中断することに
なるので、ヘッドがディスクの記録面に接触してしまう
などで損傷し、再生不能な状態が発生する可能性があ
る。また、車載の情報処理装置が動作中に車載バッテリ
を交換するなどの作業で電源の供給が中断する場合など
においても、上述同様にしてHDD装置の損傷が発生す
る可能性があり、この場合にも同様の不具合が発生す
る。
【0007】第2に、例えば商用車に情報処理装置を車
載端末として搭載する場合に、その管理業務をするため
のソフトウェアは大容量となる場合が多く、そのような
大容量のソフトウェアを使用する場合においても、エン
ジンを始動する度に最初から車載端末を起動するシステ
ムを採用すると、その起動のために必要な時間が長くな
って、エンジン始動後にすぐに実行したい処理などが制
約を受け業務の進行に支障がでるおそれがある。また、
ソフトウェアに異常が発生してハードウェアの暴走など
が発生した場合に備えて、ハードウェアの停止リセット
(電源オフによるリセット)を行なえるようにする手段
を車載端末に設ける必要がある。
【0008】第3に、上述のようにしてエンジンの始動
とともに情報処理装置を起動する構成では、エンジンの
停止に伴って情報処理装置を停止することになるが、こ
の場合においても、電源をオフにするとき、つまりエン
ジンを停止するときに、情報処理装置がHDDなどにア
クセスしている場合にはヘッドやディスクの損傷が発生
する恐れがある。
【0009】第4に、このような不具合を回避すべく、
エンジンの停止状態でも情報処理装置の起動を可能な状
態に構成すると、今度は、充電されない状態での車載バ
ッテリに対する負担がかかり、情報処理装置の使用によ
って車載バッテリの消耗が早くなって、次にエンジンを
始動するときに動作が保証されなくなる恐れがあるの
で、このための対策を施す必要がある。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、バッテリなどの電源を利用して駆動す
る情報処理装置に給電を行なう場合に、他の負荷の駆動
による悪影響を被ることなく、また、無駄な消費電力を
削減することができ、しかも起動時に時間を要すること
に起因した不具合を解消することができるようにした情
報処理装置用電源装置および情報処理装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、電源に接続される他の負荷が起動されると、起動手
段は、その時点から電源の出力電圧が安定状態となるの
を認識するまで待機し、安定状態を認識すると、給電制
御手段は情報処理装置への給電動作を開始するようにな
る。これにより、情報処理装置への給電を負荷の起動に
伴って行なう場合でも、その負荷への給電による電源の
出力電圧の低下などの変動状態を避けて安定した状態か
ら起動させることができるので、情報処理装置が起動に
失敗することを防止することができるようになる。
【0012】請求項2の発明によれば、移動体を駆動す
べくキースイッチがオン操作されると、これに基づいて
駆動装置が電源としての駆動用バッテリから給電されて
駆動するようになる。このとき、起動手段は、キースイ
ッチのオン操作の時点から駆動用バッテリの出力電圧が
安定状態になるのを認識するまで待機し、安定状態が認
識されると、給電制御手段により情報処理装置が給電さ
れるようになる。これにより、情報処理装置は、安定し
た電圧のもとで起動されるようになり、外部に接続され
る記憶手段との情報の授受の動作を不安定にしたり機器
に損傷を与えることを防止することができる。
【0013】請求項3の発明によれば、起動手段は、他
の負荷の起動信号が出力された後、所定の遅延時間が経
過したことをもって電源の出力電圧の安定状態を認識す
るので、簡単な構成で電源の出力電圧の安定状態を認識
する構成を得ることができるようになる。
【0014】請求項4の発明によれば、起動手段は、他
の負荷が起動されると、電圧検出手段により検出される
電源の出力電圧が安定電圧領域にあることを検出したこ
とをもって安定状態を認識するので、給電制御手段は、
これをもって情報処理装置への給電を開始するようにな
る。この構成により、電源の状態に適切に対応して情報
処理装置への給電動作を開始することができ、確実な給
電動作を行なうことができるようになる。
【0015】請求項5の発明によれば、給電制御手段
は、情報処理装置への給電開始の時点から給電時間を計
測しており、その給電時間が所定時間を超えたときには
再起動を行なうように制御するので、例えば、長時間連
続して膨大なプログラムを実行させる場合などで、プロ
グラム動作が不安定になったりする現象が生ずることが
あっても強制的に再起動させることで不安定な状態にあ
ったり不安定な状態に移行しつつあるのを正常な状態で
再び開始させることができる。これによって、連続使用
する状態でも一旦再起動させることで確実にプログラム
の動作を行なわせることができるようになる。
【0016】請求項6の発明によれば、給電制御手段
は、電源から給電を受ける他の負荷や駆動装置などが停
止されたときには、情報処理装置を通常の起動状態より
も消費電力の少ない低消費電力モードに設定させるよう
に制御するので、他の負荷や駆動装置の稼働状態で使用
する情報処理機器を、使用しない状態では低消費電力モ
ードに設定した状態で保持することができ、無駄な消費
電力の消耗を極力抑制することができる。また、これに
よって、低消費電力モードから復帰することで再び通常
の起動状態に戻ることができるので、再起動する場合に
比べてプログラムの読み込みや各種のチェック動作など
を行なうための時間が不要となり、処理動作を迅速に開
始することができるようになる。
【0017】請求項7の発明によれば、給電制御手段
は、情報処理装置が低消費電力モードにあるときに、起
動手段により電源の出力電圧の安定状態が認識されたこ
とを条件として情報処理装置に対して低消費電力モード
から復帰動作を行なうように制御するので、他の負荷や
駆動装置の起動などに伴って情報処理装置を復帰動作さ
せて処理動作を開始させる場合に、その起動で電源ある
いは駆動用バッテリの出力電圧が一時的に変動する期間
を避けて安定状態となってから復帰させることができ
る。
【0018】請求項8の発明によれば、給電制御手段
は、情報処理装置への給電開始の時点から給電時間を計
測しており、その給電時間が所定時間を超えたときに
は、その情報処理装置が低電力消費モードにあることを
条件として再起動を行なうように制御するので、例え
ば、長時間連続して膨大なプログラムを実行させる場合
などで、プログラム動作が不安定になったりする現象が
生ずることがあっても、情報処理装置が低消費電力モー
ドの状態にあるときつまり通常の処理動作が行なわれて
いる状態を避けて動作に支障を来さない状態で、強制的
に再起動させることで不安定な状態にあったり不安定な
状態に移行しつつあるのを正常な状態で再び開始させる
ことができる。これによって、連続使用する状態でも一
旦再起動させることで確実にプログラムの動作を行なわ
せることができるようになる。
【0019】請求項9の発明によれば、電源監視手段
は、電源の電圧が所定電圧以下に低下したときには異常
状態を判定し、これを受けて、給電制御手段は、情報処
理装置を停止させるように制御するので、電源あるいは
駆動用バッテリによる起動状態が出力電圧の低下で不安
定あるいは機能停止となる前に、処理中の動作を確実に
終了させた後にいつでも停止できる状態となるので、処
理中のデータや状態に損傷を与えることがなくなる。こ
れによって、電源,駆動用バッテリが復帰して改めて情
報処理装置を起動させる場合でも、もとの状態を確実に
復元することができるようになる。
【0020】請求項10の発明によれば、給電制御手段
は、監視手段により電源あるいは駆動用バッテリの出力
電圧の低下による異常状態が判定されたときには、情報
処理装置への給電を、電源あるいは駆動用バッテリから
補助バッテリに切り換えるので、電源あるいは駆動用バ
ッテリの出力電圧低下による処理中のデータあるいは状
態などの損傷を起こすことなく、継続することができる
ようになる。
【0021】請求項11の発明によれば、給電制御手段
は、補助バッテリに切り換えたときには、情報処理装置
を停止させるように制御するので、上述のようにして補
助バッテリに切り換えて電源を確保した状態で、処理中
のデータの保管や記憶手段に対するデータ授受が完了す
るまで確実に処理を継続することができ、この状態で補
助バッテリを過剰に消費することなく給電停止可能な状
態に移行する。これによって、電源や駆動用バッテリの
急激な変化や異常にが発生した場合でも、情報処理装置
が処理中の動作を中断することなく確実に対処すること
ができるようになる。
【0022】請求項12の発明によれば、記憶手段とし
てハードディスクドライブ装置(HDD装置)を設けて
いるので、大容量のプログラムやオペレーションシステ
ムを採用する場合でも、これを十分に記憶させることが
でき、また、各種のデータの記憶も十分に行なうことが
できる。そして、情報処理装置は、このような外部記憶
装置としてのHDD装置との間でプログラムの読出しや
データの授受を行なう際に、前述したような起動時や起
動中における電源や駆動用バッテリの出力電圧の変動が
起こっても、ヘッドやディスクに機械的損傷や記憶デー
タに損傷を与えることなく確実に処理動作を実行させる
ことができるようになる。
【0023】請求項13の発明によれば、記憶手段とし
て半導体メモリ装置を設けているので、プログラムやオ
ペレーションシステムを記憶させておいて起動時に読出
すと共に、この半導体メモリ装置に各種のデータを記憶
させることができる。そして、情報処理装置は、このよ
うな外部記憶装置としての半導体メモリ装置との間でプ
ログラムの読出しやデータの授受を行なう際に、前述し
たような起動時や起動中における電源や駆動用バッテリ
の出力電圧の変動が起こっても、処理中の情報に損傷を
与えることなく、確実に処理動作を実行させることがで
きる。
【0024】請求項14の発明によれば、情報処理装置
は、移動体に搭載されてその電源あるいは駆動用バッテ
リから情報処理装置用電源装置を介して給電される構成
を前提としており、制御手段により、記憶手段との間で
情報の授受を行い、あらかじめ記憶されたプログラムに
基づいて各種の処理を行なう構成で、他の負荷あるいは
駆動装置の起動停止を検知するかもしくは情報処理装置
用電源装置から低消費電力モードへ移行すべき制御を受
けたときには、記憶手段との間の情報の授受を終了させ
た後に低消費電力モードに移行するように制御する。こ
れにより、他の負荷あるいは駆動装置の起動停止を迅速
に認識して低消費電力モードに移行すべきことを判断す
ることができ、処理中の動作を確実に終了させた上で迅
速に低消費電力モードに移行することができるようにな
る。また、これによって、電源あるいは駆動用バッテリ
の消耗を極力低減することができるようになる。
【0025】請求項15の発明によれば、情報処理装置
の制御手段は、低消費電力モードに移行している状態
で、他の負荷が起動されたときもしくは情報処理装置用
電源装置から復帰動作を行なうように制御されたときに
は、低消費電力モードに移行する前の状態に戻るように
制御する。これにより、情報処理装置は、情報処理装置
用電源装置から与えられる復帰動作の制御に基づいて、
電源あるいは駆動用バッテリの出力電圧が確保された状
態で低消費電力モードに移行する前の状態に復帰するこ
とができ、この後の処理動作を安定した状態で再開する
ことができる。
【0026】請求項16の発明によれば、制御手段は、
低消費電力モードに移行している状態で外部操作に基づ
く復帰指令が与えられたときには、低消費電力モードに
移行する前の状態に戻るように制御するので、低消費電
力モード中で、他の負荷や駆動装置が起動されていない
状態でも、低消費電力モードに移行する前の状態に迅速
に移行することができ、電源あるいは駆動用バッテリの
出力電圧が確保されている範囲内で処理動作を行なうこ
とができるようになる。
【0027】請求項17の発明によれば、制御手段は、
情報処理装置用電源装置を介して与えられる電源の電圧
が所定範囲から外れたときもしくは情報処理装置用電源
装置から停止の制御を受けたときには、動作機能を停止
して電源を停止可能な状態に移行するように制御するの
で、いずれかの早く得られた情報に基づいて動作機能の
停止の処理を行なうことができるようになり、迅速に電
源停止の処置を実施することができるようになり、無駄
な電力の消費を低減し、確実に電源停止を行なうことが
できるようになる。
【0028】請求項18の発明によれば、制御手段は、
プログラムに基づいて各種の処理を行なっている状態
で、自己検知可能な異常が発生したときには、動作機能
を停止して電源を停止可能な状態に移行するように制御
するので、例えばソフト的な異常や制御対象となる機器
の異常などの発生に基づいて迅速に停止可能な状態に移
行することができ、データの破損や無用な制御動作を無
くすことができ、信頼性の向上を図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を自動車に搭載するパソコンに適用した場合の第1の実
施形態について図1ないし図12を参照しながら説明す
る。図1は全体の電気的構成を概略的に示すもので、情
報処理装置用電源装置としての主電源回路1は電源もし
くは駆動用バッテリとしての車載バッテリ2と情報処理
装置としての車載パソコン3との間に設けられ、車載パ
ソコン3に対する給電動作を後述するように制御する。
車載パソコン3には、外部接続装置としてディスプレイ
4,ハードディスク装置(以下HDDと略称する)5お
よびCD−ROM装置6が接続されている。また、自動
車の車速を記録するための車速レコーダ7および車載パ
ソコン3と情報の授受を行なう他の車載装置8a,8b
などが接続されている。
【0030】以下、これらの構成について詳述する。主
電源回路1において、起動手段としての起動回路9は、
カウンタ10,発振器11および信号発生回路12から
構成されている。カウンタ10は、自動車のエンジン始
動あるいは駆動モータ始動を行なうためのキースイッチ
13の状態信号が入力されるようになっており、キース
イッチ13がオンされると発振器11からのクロックパ
ルスにより計時動作を開始する。信号発生回路12は、
カウンタ10から入力される計時時間であるカウンタ値
が所定数に達すると起動信号を出力する。
【0031】給電制御手段としての給電制御回路14
は、マイクロコンピュータを主体とした構成となってお
り、あらかじめ記憶された種々の電源制御プログラムに
基づいて車載バッテリ2から車載パソコン3への給電を
制御する。車載バッテリ2の正極端子2aはリセットス
イッチ15およびスイッチング回路16を介して切換ス
イッチ17の固定接点17aに接続され、可動接点17
cを介して給電制御回路14の電源入力端子に接続され
ている。切換スイッチ17の他の固定接点17bは、補
助バッテリ18の正極端子に接続されている。リセット
スイッチ15は、ノーマリーオンタイプで、操作押圧力
が作用している状態でのみオフするもので、ハードリセ
ットスイッチとして機能するものである。切換スイッチ
17の接点切り換えは、給電制御回路14により切り換
え制御される。
【0032】給電制御回路14は、信号発生回路12に
接続され起動信号が与えられるようになっている。給電
制御回路14には電圧測定回路19が接続され、切換ス
イッチ17を介して入力される車載バッテリ2あるいは
補助バッテリ18の入力電圧を検出して給電制御回路1
4に出力する。また、給電制御回路14には報知回路2
0が接続され、報知信号を与えて報知動作を行なわせる
ようになっている。
【0033】そして、給電制御回路14の給電出力端子
は瞬断防止回路21を介して車載パソコン3に接続され
ており、瞬断防止回路21により車載パソコン3への給
電に際して、切換スイッチ17を切換動作させる場合あ
るいはその他の原因で瞬時的に出力電圧が断たれた場合
でも、短時間の給電動作を継続できるように構成されて
いる。
【0034】次に、車載パソコン3において、主制御回
路22は、CPUを含めた構成でHDD装置5からOS
やアプリケーションプログラムを読出して一般的なパソ
コンとしてのプログラム実行機能を有するもので、主電
源回路1の給電制御回路14から瞬断防止回路21を介
して給電されるようになっている。監視回路23は、車
載バッテリ2の出力電圧を監視するためのもので、リセ
ットスイッチ15とスイッチング回路16との共通接続
点部分に検出端子が接続され、所定の設定電圧範囲に入
るか否かを監視し、電圧レベルが設定電圧範囲から逸脱
した場合には主制御回路22に対して電源異常信号を出
力するようになっている。
【0035】この主制御回路22と主電源回路1の給電
制御回路14との間には信号線が接続されており、双方
から信号の授受が行なえるようになっている。そして、
主制御回路22にはデータ授受を行なうためにアドレス
を指定したりデータを送受信するためのバス(アドレス
バスおよびデータバス)24が接続されている。このバ
ス24には、ディスプレイコントローラ25を介してデ
ィスプレイ4が接続され、ハードウェアコントローラ2
6を介してHDD装置5およびCD−ROM装置6が接
続されている。また、バス24には、ROM26,RA
M27が接続されると共に、外部機器I/F回路29を
介して車速レコーダ7および他の車載装置8a,8bな
どが接続されている。なお、ディスプレイ4は、例えば
バックライトを備えた液晶表示装置を想定している。
【0036】次に、車速レコーダ7の構成について図2
を参照して説明する。図2において、制御回路30はマ
イクロコンピュータを主体として構成されるもので、キ
ースイッチ13のオン操作に伴って車載バッテリ2から
給電され、プログラムメモリ31に記憶されているプロ
グラムにしたがって車速検出動作を行なうようになって
いる。車速センサ32は、タイヤの回転に伴ってパルス
信号を出力するもので、例えば、タイヤが1回転すると
4個のパルス信号を出力するように構成されている。こ
の車速センサ32から出力されるパルス信号は、フィル
タ33およびパルスカウンタ34を介してカウントされ
たパルス個数のデータが制御回路30に入力されるよう
になっている。
【0037】制御回路30には、通信インターフェイス
35、36およびメモリ37が接続されている。通信イ
ンターフェイス35には車載パソコン3が接続されてい
て、制御回路30との間でデータの授受を主体とした情
報の授受を可能にしている。また、通信インターフェイ
ス36にはメモリインターフェイス38が接続されてい
て、ICカードのような着脱可能な外部メモリ39が装
着されると、制御回路30との間でデータの授受を行な
うことができるようになっている。
【0038】次に本実施形態の作用について説明する。
なお、本発明における主要な動作として、主電源回路1
および車載パソコン3の給電動作に関係する機能を、次
に示す処理機能に別けて説明すると共に、車速レコーダ
7の動作について以下に説明する。
【0039】すなわち、車載パソコン3を自動車に搭載
して最初に電源を投入する場合に行なわれる(1)主電
源回路1の起動処理があり、起動が終了すると、この後
の定常動作状態での給電電圧を監視するための(2)主
電源回路1の電圧監視処理が行なわれ、そして、キース
イッチがオフされたときおよび再びオンされたときには
(3)主電源回路1の移行処理が行なわれる。
【0040】また、このような主電源回路1の各種処理
に伴って車載パソコン3においては、(4)主制御回路
22の各種の処理動作が行なわれる。さらに、キースイ
ッチ13のオン状態で測定される(5)車速レコーダ7
の車速検出動作について説明する。
【0041】(1)主電源回路1の起動処理 車載パソコン3が自動車に搭載され、リセットスイッチ
15を介して車載バッテリ2に接続された状態では、主
電源回路1は、図示しないメインプログラムにおいて、
まず図3に示す起動プログラムに基づいた起動処理を実
行する。なお、本実施形態においては、給電制御回路1
4および起動回路9の両者の動作を起動プログラムの動
作として説明するが、実際には起動回路9が動作する部
分についてはハード的な処理内容であり、給電制御回路
14が動作する部分についてはソフト的な処理内容であ
る。そして、これらは、すべてソフト的な処理により動
作させるようにすることもできるし、ハード的な処理に
より動作させることもできるものである。
【0042】すなわち、主電源回路1は、初期状態にお
いては、車載バッテリ2からリセットスイッチ15,ス
イッチング回路16および切換スイッチ17を介して給
電制御回路14まで給電経路が形成されており、動作電
源が与えられている状態で図3の起動時プログラムをス
タートする。
【0043】まず、主電源回路1の起動回路9には、キ
ースイッチ13の状態信号が入力されており、ここでキ
ースイッチ13がオンされているか否かを判断する(ス
テップA1)。自動車の運転を開始すべくエンジン始動
のためのキースイッチ13がオンされると、起動回路9
はタイマ動作をスタートして計時動作を行なう(ステッ
プA2)。計時時間があらかじめ設定されているタイマ
時間に達すると、起動回路9は、キースイッチ13が継
続的にオン状態に保持されていることを条件として(ス
テップA3)ステップA4に移行する。
【0044】これにより、エンジン始動時に車載バッテ
リ2にかかる負担で出力電圧が低下する変動期間を経過
して出力電圧が安定状態に戻ったことを認識することに
なるのである。タイマ時間(カウント値)は、一般的な
エンジン始動時に発生する電圧変動の期間を過ぎた後の
適宜の時間に設定されており、通常のエンジン始動時に
は出力電圧の安定状態であるとみなすことができるよう
に設定されている。なお、ステップA4でキースイッチ
13がオフ状態であることを判断した場合には、キース
イッチ13が確実にオン操作されていなかった場合であ
るとしてステップA1に戻るようになる。
【0045】続いて、給電制御回路14は、電圧測定回
路19からの車載バッテリ2の出力電圧の測定値が設定
範囲内にあるか否かを判断する(ステップA5)。そし
て、車載バッテリ2の出力電圧が正常なレベルにある場
合には、車載パソコン3の主制御回路22に対して瞬断
防止回路21を介して給電するようになる(A6)。車
載パソコン3は、主制御回路22に給電されると、後述
するようにして所定の起動動作を行なうが、起動に際し
てハードウェアチェックを行なって(図6のステップD
2〜ステップD4参照)異常がなければハードウェアチ
ェックOK信号を主電源回路1の給電制御回路14に対
して送信する。
【0046】給電制御回路14は、このハードウェアチ
ェックOK信号が入力されると(ステップA7)、動作
時間およびサスペンド時間のカウンタの初期設定を行な
い(ステップA8)、動作時間の計時を開始(ステップ
A9)した後、メインプログラムにリターンする。
【0047】上述の場合で、ハードウェアチェックOK
信号が入力されない場合には、給電制御回路14は、電
源オフ信号が入力されるか否かを判断しながら待機し
(ステップA10,A7)、車載パソコン3側が電源オ
フ信号を送信した場合にはなんらかの異常が発生してい
るとして、停止処理を行ない(ステップA11)、異常
発生を表示あるいは報知し(ステップA12)、メイン
プログラムにリターンするようになっている。
【0048】なお、上述の起動時プログラムの進行にお
いて、ステップA5にて車載バッテリ2の出力電圧が設
定範囲内あることが判定されない場合には、異常発生か
どうかを判断しながら待機し(ステップA13,A
5)、異常発生の場合には停止処理を行なって(ステッ
プA11)から異常発生の表示あるいは報知動作を行な
って(ステップA12)メインプログラムにリターンす
る。
【0049】これにより、車載パソコン3側でなんらか
の異常状態となっている場合でも、これを迅速に判断し
て停止処理を行なうので、データの損傷などが発生する
のを極力抑制することができる。
【0050】(2)電圧監視処理 さて、給電制御回路14は、メインプログラムに戻る
と、車載パソコン3への給電状態を継続しながら、車載
バッテリ2の出力電圧を監視すると共にキースイッチ1
3のオフ操作を監視する。このうち、ここでは車載バッ
テリ2の出力電圧の監視について図4の割込処理により
実施するバッテリチェック処理プログラムを参照して説
明する。このバッテリチェック処理プログラムは、車載
パソコン3側で行なうバッテリ処理プログラムと連動し
て行なわれるもので、車載バッテリ2の電圧が低下し始
めてもこれに追随して補助バッテリ18への切換処理を
行なうことができる程度の時間間隔を上限としてそれよ
りも短い時間間隔で繰り返し実施されるようになってい
る。
【0051】給電制御回路14は、バッテリチェック処
理を開始すると、車載パソコン3側においてバッテリチ
ェック処理(図7のステップE1〜ステップE4参照)
を行なった結果として出力される正常信号あるいはバッ
テリ切換指令信号のいずれかが入力されるのを待ち(ス
テップB1,B2)、正常信号が入力されている場合に
は車載バッテリ2の出力電圧が正常であったとしてメイ
ンプログラムにリターンする。
【0052】また、バッテリ切換指令信号が入力されて
いる場合には、給電制御回路14は、補助バッテリ18
に切り換える処置を行ない(ステップB3)、この後、
車載パソコン3側が行なう正常終了処理(図7のステッ
プE6、図8参照)が終了した時点で出力される電源停
止信号を受けると(ステップB4)、給電停止処理を行
なって(ステップB5)プログラムを終了する。
【0053】上述の場合に、車載パソコン3への給電経
路に瞬断防止回路21を設けているので、切換スイッチ
17を切り換えて補助バッテリ18に接続する際の瞬時
的な断電期間は十分に給電動作が継続するようになって
おり、切り換え処理に伴う断電が発生することはない。
【0054】(3)主電源回路1の移行処理 次に、車載パソコン3への給電動作中に行なわれるキー
スイッチ13のオフ操作に伴う移行処理、オフ操作によ
って移行したスリープサスペンド状態におけるリセット
処理およびスリープサスペンド状態でのキースイッチ1
3のオン操作に伴う移行処理について図5を参照して説
明する。
【0055】給電制御回路14は、キースイッチ13が
オフされると、これを起動回路9を介して認識し、図5
の移行処理プログラムを開始する。給電制御回路14
は、車載パソコン3側からサスペンド移行信号が入力さ
れるのを待機する(ステップC1,C2)。ここで、キ
ースイッチ13のオフ操作は車載パソコン3側でも認識
され(図6のステップD9参照)、後述するようにして
スリープサスペンド処理(図9参照)が行なわれた結果
サスペンド移行信号が出力されるようになっている。通
常の場合には、車載パソコン3側から所定時間以内にサ
スペンド移行信号が入力されるので、給電制御回路14
は、ステップC3に進み動作時間の計時動作を停止する
と共にサスペンド時間の計時動作を開始するようになる
(ステップC4)。この時点では、車載パソコン3は、
後述するように、スリープサスペンド状態に移行してい
る。
【0056】給電制御回路14は、この後、キースイッ
チ13がオンされるまで,累積動作時間(動作時間とサ
スペンド時間との和の時間)が設定時間である例えば2
4時間を超えたか否かを判断しながら待機する(ステッ
プC5〜C7)。そして、キースイッチ13がオン操作
された場合には、ステップC5からステップC8に移行
し、前述の起動処理と同様に、起動回路9により所定の
タイマ時間が経過するのを待って起動信号が出力される
と、キースイッチ13のオン状態に保持されていること
を条件として(ステップC8〜C10)、レジューム指
令を車載パソコン3側に出力して(ステップC11)メ
インプログラムにリターンする。メインプログラムに戻
ると、給電制御回路14は、再び前述の電圧監視処理を
実施しながらキースイッチ13がオフ操作されるのを待
機する状態となる。車載パソコン3側においては、レジ
ューム指令を受けると、後述するようにして(図11参
照)スリープサスペンド状態に移行する前の状態に戻る
ようになっている。
【0057】また、給電制御回路14は、キースイッチ
13がオン操作される前に累積時間が設定時間を超えた
ことを判断すると(ステップC7)、ステップC12に
移行して車載パソコン3に対してリセット処理を行なう
ようになる。これは、車載パソコン3が汎用のOSの管
理下で長時間の動作を継続することに伴う不安定な状態
に陥ることやフリーズ状態の発生などによる動作異常の
発生を未然に防止するもので、車載パソコン3がスリー
プサスペンド状態にあるときに実施することで、リセッ
ト処理が動作に影響を及ぼすのを回避するようになって
いる。
【0058】この後、給電制御回路14は、動作時間お
よびサスペンド時間を初期化して(ステップC13)ス
テップC1に戻るようになる。一方、車載パソコン3側
においては、リセット処理がなされたことから、再起動
処理を行ない、その時点でまだキースイッチ13がオフ
状態にあればスリープサスペンド処理に移行し、それが
終了するとサスペンド移行信号を出力するので、給電制
御回路14は、再びステップC5〜C7のループに入っ
て待機状態となる。
【0059】さて、給電制御回路14は、ステップC
1,C2でサスペンド移行信号が入力されるのを待機し
ている状態において、車載パソコン3側からサスペンド
移行信号を受けないまま設定時間が経過してしまった場
合には、車載パソコン3側で正常に動作していないと判
断して(ステップC14)車載パソコン3を電源オフモ
ードに移行させるように制御信号を送信する(ステップ
C15)。この後、給電制御回路14は、車載パソコン
3をリセット処理して(ステップC12,C13)再び
ステップC1に戻るようになる。
【0060】なお、上述の異常では、例えば車載パソコ
ン3がHDD装置5との間でデータの授受に時間がかか
り設定時間以内にサスペンド移行信号が出力できなかっ
たような場合があるので、この場合には、HDD装置5
との間のデータ処理が正常に終了した後リセットされる
と、キースイッチ13のオフ状態では再びスリープサス
ペンド処理を実行してサスペンド移行信号を出力するよ
うになるので、前述同様にしてステップC5〜C7の待
機ループに移行するようになる。
【0061】(4)主制御回路22の各種の処理動作 次に、上述のような主電源回路1の動作に対する車載パ
ソコン3の主制御回路22の各種の処理動作について図
5ないし図11を参照しながら説明する。なお、各種の
処理動作は、上述した主電源回路1の動作の順に沿って
順次説明する。まず、主制御回路22は、起動時におい
ては、図6に示す制御プログラムにしたがって起動処理
を行なう。主電源回路1から給電された時点では、電源
である車載バッテリ2の出力電圧は安定状態にあるの
で、起動に際して電源電圧変動はなく、HDD装置5と
の間の動作を確実に行なえる状態となっている。
【0062】主制御回路22は、ROM27にアクセス
してブートロードを行ない(ステップD1)、ブートプ
ログラムにしたがってハードウェアチェックを行なう
(ステップD2)。ここで主制御回路22に接続されて
いる機器に異常がなければ(ステップD3)、ハードウ
ェアチェックOK信号を出力し(ステップD4)、HD
D装置5に記憶されているOSおよびアプリケーション
プログラムをロードして(ステップD5)からOSの管
理下でアプリケーションプログラムを起動する(ステッ
プD6)。
【0063】主制御回路22は、アプリケーションプロ
グラムの動作を実行した状態で、プログラムの進行を妨
げる異常発生があるか否かを判断すると共に、キースイ
ッチ13がオフ操作されるか否かを判断する状態となる
(ステップD7〜D9)。また、この状態では、図7に
示すバッテリチェック処理を割込処理によって実行し、
車載バッテリ2の出力電圧をチェックしている。このバ
ッテリチェック処理は、前述したように、たとえ車載バ
ッテリ2の出力電圧が低下してきた場合でも、それを検
知して停止の処理を行なうのに十分な時間をとれる程度
の時間間隔で繰り返し実行するようになっている。
【0064】主制御回路22は、まず、監視回路23を
介して車載バッテリ2の電圧をチェックし(ステップE
1)、検出電圧が設定電圧範囲に入っていれば(ステッ
プE2)車載バッテリの正常信号を出力して(ステップ
E3)制御プログラムにリターンする。また、検出電圧
が設定電圧範囲に入っていない場合には(ステップE
2)、バッテリ切換指令信号を主電源回路1側に出力し
(ステップE4)、ディスプレイ4に電源異常である旨
の表示を行なわせる(ステップE5)。
【0065】この後、主制御回路22は、正常終了処理
を実施して(ステップE6)プログラムを終了する。正
常終了処理は、図8に示す処理を実行するもので、主制
御回路22は、まず、実行中のアプリケーションプログ
ラムで取り扱っている種々のデータをHDD装置5に書
き込み処理して退避し(ステップF1)、この後アプリ
ケーションプログラムを終了処理させる(ステップF
2)。続いて、主制御回路22は、電源停止処理を実行
し(ステップF3)、給電停止が可能な状態になると、
主電源回路1に対して電源停止コマンドを出力してバッ
テリチェック処理にリターンし、プログラムを終了す
る。
【0066】これにより、車載バッテリ2の出力電圧が
低下するなどの異常状態の発生で補助バッテリ18に切
り換えてから確実に停止処理を継続して電源を停止する
ことができるので、この後、車載バッテリ2が交換され
るかあるいは充電されるなどして出力電圧が復帰して再
起動をする場合に、アプリケーションプログラムの実行
に支障を来さず、停止処理を行なう前の状態に復元した
上で再開することができるようになる。
【0067】また、主制御回路22は、前述の制御プロ
グラムの実行中において、ステップD7〜D9の状態の
継続中に、キースイッチ13がオフされた場合には(ス
テップD9)、図8に示すスリープサスペンド処理プロ
グラムに移行してスリープサスペンド処理を実行した
(ステップD10)後にスリープモードに移行する(ス
テップD11)ようになる。
【0068】図9はスリープサスペンド処理のプログラ
ムを示すもので、主制御回路22は、実行中のアプリケ
ーションプログラムで取り扱っている種々のデータをR
AM28もしくはHDD装置5に退避させ(ステップG
1)、この後HDD装置5をオフさせるように処置し
(ステップG2)、ディスプレイ4のバックライトをオ
フさせ(ステップG3)、これらが終了すると主電源回
路1に対してサスペンド移行信号を出力して制御プログ
ラム(図6)にリターンする。この後、主制御回路22
はスリープモードに移行する(ステップD11)。
【0069】主制御回路22は、スリープモードにおい
ては、必要最小限の動作を行なうのみでほとんど電力を
消費しない低消費電力モードとなる。そして、このスリ
ープモードにおいては、スリープモードからの復帰を指
令する信号のみを受け付ける状態となっており、具体的
には、図10に示すプログラムを実行している。すなわ
ち、キースイッチ13のオン操作によるレジューム指令
があるか否かを判断している(ステップH1)と共に、
ユーザによる車載機器8a,8bなどの操作があるか否
かを判断している(ステップH2)。これらのステップ
を繰り返して待機している状態で、レジューム指令が入
力されたりユーザの操作があると、スリープモードの解
除処理指令を出力して(ステップH3)プログラムを終
了するよになる。
【0070】これによって、主制御回路22は、図11
に示すレジューム処理を実行するようになる。主制御回
路22は、ディスプレイ4のバックライトをオンさせ
(ステップJ1)、HDD装置5を起動させ(ステップ
J2)、この後アプリケーションプログラムをロードし
て起動し(ステップJ3,J4)、制御プログラム(図
6)のステップ7に移行してアプリケーションプログラ
ムを実施し、再びキースイッチがオフ操作されるか異常
発生するかを待ちながら(ステップD7〜D9)車載バ
ッテリ2の出力電圧をチェック(図7)する状態とな
る。
【0071】次に、制御プログラム(図6)の実施中に
異常が発生した場合の主制御回路22の処理動作につい
て説明する。すなわち、まず、ハードウェアチェックの
結果に異常がある場合には、異常箇所をディスプレイ4
に表示させ(ステップD12)、電源オフ処理を行なう
(ステップD13)と共に、主電源回路1に電源オフ指
令信号を出力して(ステップD14)プログラムを終了
する。これにより、車載パソコン3は結果として起動す
ることができない状態で電源が停止されることになる。
【0072】また、制御プログラムの実行中で、アプリ
ケーションプログラムを実行するループ(ステップD7
〜D9)で、アプリケーションの実行になんらかの異常
が発生した場合には、主制御回路22は、ディスプレイ
4により異常箇所の表示を行なわせる(ステップD1
5)と共に、異常処理を実施する(ステップD16)。
この場合、異常処理の内容は図示していないが、具体的
には、主制御回路22は、異常の内容がアプリケーショ
ンソフトに起因したものであるのか、各種のデバイス
(装置)の異常に起因したものであるのか、あるいは電
源系統の異常に起因したものであるのかを判定し、復帰
可能な異常であるか否かの判断を行なうようになってい
る。
【0073】この結果、復帰が可能である異常であった
場合には、主制御回路22は、再起動をするためにステ
ップD17を経てステップD1の起動処理に戻り、自己
復帰不能な異常であった場合には、電源オフ処理のステ
ップD13に移行して電源オフ処理を行ない、この後電
源オフ指令信号を出力してプログラムを終了するように
なる。
【0074】以上のような処理を行なうので、車載パソ
コン3の主制御回路22は、主電源回路1の動作に伴っ
て、起動処理、バッテリチェック処理、スリープサスペ
ンド処理などを行なって確実な動作と消費電力の低減お
よび異常状態における迅速且つ的確な処理を行なうこと
で信頼性の向上を図ることができるようになる。
【0075】(5)車速レコーダ7の車速検出動作 次に、車速レコーダ7の動作について図12も参照して
説明する。車速の検出は、例えばエンジンを始動した直
後に走行を開始することを想定すると、車載パソコン3
が起動してから検出動作を行うのでは、始動直後から車
載パソコン3が起動するまでの間は車速データを記録す
ることができなくなる。このような不具合が発生しない
ように、その間の車速データの検出動作を行うと共に記
憶保持を行うものである。なお、車速レコーダ7に限ら
ず、エンジン始動後すぐに動作する必要のある車載機器
については、同様の事情であるからデータの処理および
記憶をする機能を持たせる必要がある。
【0076】車速レコーダ7は、キースイッチ13がオ
ン操作されると、この後車載バッテリ2から給電され、
制御回路30は、内部に設けられたROMからプログラ
ムを読出してすぐに車速検出動作を実行するようにな
る。車速センサ32からフィルタ33,パルスカウンタ
34を介して入力されるパルスのカウント数に基づいて
逐次その車速を演算し、得られた車速データは車載パソ
コン3が起動状態となってデータの授受が可能となるま
での間はメモリ37内に記憶保持される。
【0077】そして、車載パソコン3が起動してデータ
の授受が可能な状態となると、車載パソコン3側から通
信インターフェイス35を介して要求される信号に応じ
てメモリ37に記憶した車速データおよび以後求められ
る車速データを順次転送するようになっている。また、
ICカードやメモリカードなどの外部メモリ39に記憶
する場合には、通信インターフェース36からメモリイ
ンターフェース38を介して外部メモリ39に車速デー
タを転送する。
【0078】また、車速レコーダ7においては、制御回
路30により、演算で求めた車速データに基づいてその
変化量を計算することにより加速度を演算する。この場
合、精度を上げるために、車速と時間との関係を2次関
数あるいはそれ以上の次数の関数に当てはめて、各時点
での関数曲線の傾きを演算することで加速度を求めるよ
うにすることもできる。
【0079】そして、加速度の演算結果により、その加
速度の値があらかじめ設定された加速度範囲を超える場
合には(例えば急加速なら正の設定値、急ブレーキなら
負の設定値として加速度範囲が設定される)危険な運転
状態と判断してこの結果と共にメモリ37や外部メモリ
39あるいは車載パソコン3側に記録することができ
る。
【0080】さて、上述の車速の検出は次のような原理
に基づいて行なう。車速センサ32は、前述したように
タイヤが1回転すると4個のパルス信号を出力するよう
になっており、例えば、タイヤの直径を50cm程度と
すると、走行距離1km毎に2548個(=4個×63
7回転)のパルス信号が出力されることになる。走行速
度が60km/hの場合には1分に1km走行するの
で、車速レコーダ7の制御回路30は、パルスカウンタ
34を介して1分間あたり2548パルスカウントが入
力される。
【0081】いま、車両の最高速度を想定すると、最高
でも300km/hを超えることはないから、1分間の
最大のカウント値は上述の5倍の値である12740個
(=2548個×5)となる。したがって、1秒当たり
の最大カウント値は212パルス/秒となるから、これ
以上の高い周波数の信号をカットするローパスフィルタ
としてのフィルタ33が設けられているのである。パル
スカウンタ34はフィルタ33を介して入力されるパル
ス信号をカウントし、制御回路30は、そのパルス信号
のカウント数と計測時間との関係から車速を求める。
【0082】この場合、車速を求める方法としては2種
類あり、1つは図12の入力パルス列の上側に示してい
るように、一定時間x秒間に入力されるパルス信号のカ
ウント数(p個)から車速を求める方法であり、他の1
つは同図のパルス列の下側に示しているように、あるパ
ルス信号の検出時刻を起点として、その後、設定時間に
最も近いタイミングで入力されたパルス信号までをカウ
ント数(p個)とすると共にそのパルス信号の検出タイ
ミングまでを検出時間y(n)秒として車速を求める方
法である。
【0083】検出方法としては、上述の2つの方法のう
ち、前者は検出動作が簡単で迅速に計算することができ
るが、精度の点では後者の方が正確な車速を求めること
ができ、いずれか適した方を用いることができるし、あ
るいは両方を備えて求める方法を採用することもでき
る。
【0084】なお、パルス信号をカウントする時間間隔
は、運転者の運転挙動を記録する必要があるような場合
には、秒単位未満が必要とされている。これは、運転中
に急ブレーキを踏むような場合に、運転者がブレーキを
踏んでから車速が変化するのが1秒以内であるからであ
る。しかし、あまり短い期間に設定すると、検出データ
が増えると共に演算処理が増大してくるため、必要な範
囲で適切に設定することが望ましい。そこで、例えば、
パルス信号のカウントの時間間隔を0.5秒程度に設定
することが好ましい。
【0085】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果を得ることができる。第1に、キースイッチ13
がオン操作されたときに、主電源回路1により車載バッ
テリ2の出力電圧が安定状態になるのを認識してから車
載パソコン3に給電するので、OSやアプリケーション
を記憶したHDD装置5へのアクセス中に電圧変動など
が悪影響を及ぼすのを防止することができる。
【0086】第2に、キースイッチ13がオフされる
と、車載パソコン3をスリープモードに移行させるよう
にしたので、エンジンの停止状態で車載バッテリ2への
充電が行なわれない状態では低消費電力モードにしなが
ら、しかも、次にキースイッチ13がオン操作されたと
きには迅速に元の状態に戻して処理動作を行なうことが
できるようになる。
【0087】第3に、動作中においては、常に車載バッ
テリ2の出力電圧を監視し、出力電圧が所定範囲から外
れた場合には、補助バッテリ18に切り換えて車載パソ
コン3が処理中の動作を終了できる状態となるように処
置させると共に、電源停止の状態に移行させるので、車
載パソコン3がHDD装置5にアクセスしている状態で
も、処理中の動作を終了させることができるので、ヘッ
ドやディスクに機械的損傷を与えたり、データに損傷を
与えることがなくなる。
【0088】第4に、車載パソコン3の連続動作時間
が、例えば24時間以上の長時間に渡る場合には、スリ
ープモードの状態であることを条件として主電源回路1
により再起動を行なわせるようにしたので、OSやアプ
リケーションソフトが不安定な状態となったりするのを
未然に防止することができる。
【0089】第5に、車速レコーダ7に、車速データを
演算して記憶するメモリ37,外部メモリ39などを配
設しているので、キースイッチ13がオンされて車載パ
ソコン3がアプリケーションソフトを実行する状態とな
るまでの間に、車両が走行する場合でも車速レコーダ7
により得られる車速データを記憶しておくことができ、
この後、車載パソコン3が動作処理を開始した時点で車
速データを転送することができるようになる。
【0090】(第2の実施形態)図13および図14
は、本発明の第2の実施形態を示すもので、第1の実施
形態と異なるところは、車載バッテリ2の電圧が低下し
て補助バッテリ18に切り換えたときに、車載パソコン
3を停止させるのではなく継続して動作させるようにし
たところである。また、この実施形態においては、車載
バッテリ2の出力電圧のチェックを車載パソコン3側と
主電源回路1側との双方で行なっている。
【0091】すなわち、主電源回路1の給電制御回路1
4は、前述したバッテリチェック処理(図4)に代え
て、図13に示す車載バッテリチェック処理のプログラ
ムを割込処理により実行する。給電制御回路14は、車
載バッテリ2の出力電圧を検出して(ステップK1)、
設定電圧範囲内にある場合は(ステップK2)メインプ
ログラムにリターンする。
【0092】そして、検出電圧が設定電圧範囲内にない
場合には、給電制御回路14は、補助バッテリ18への
切り換え処理を行ない(ステップK3)、車載バッテリ
2の異常状態を報知して(ステップK4)メインプログ
ラムにリターンする。この状態では、車載パソコン3
は、補助バッテリ18から主電源回路1を介して給電状
態にあり、車載パソコン3は車載バッテリ2による給電
状態と同様にしてアプリケーションプログラムの動作を
継続するようになっている。
【0093】さて、補助バッテリ18による給電状態
で、主電源回路1においては、給電制御回路14は、補
助バッテリ18の出力電圧をチェックする。図14はそ
のチェック処理のプログラムを示すもので、前述同様に
して適宜のタイミングで割込処理により実行する。
【0094】まず、給電制御回路14は、補助バッテリ
18の出力電圧を電圧検出回路19からの検出出力(ス
テップL1)により判断し、設定電圧範囲にある場合に
は(ステップL2)問題なしとしてメインプログラムに
リターンする。そして、設定電圧範囲にない場合には、
給電制御回路14は、補助バッテリ18がなんらかの異
常状態になると判定し(ステップL3)、その異常状態
を報知する(ステップL4)。
【0095】この後、給電制御回路14は、使用者が異
常状態の報知に応じて停止処置をするなどの操作入力が
与えられるのを待機し(ステップL5,L6)、所定時
間内に操作入力があるか、あるいは所定時間が経過した
場合には、正常終了処理指令を車載パソコン3に対して
出力し(ステップL7)、この後、車載パソコン3側で
正常終了処理(図8参照)を実行して電源停止コマンド
が送信されるのを待機する(ステップL8)。給電制御
回路14は、電源停止コマンドが入力されると、電源停
止の処置を行ない(ステップL9)、プログラムを終了
する。
【0096】これにより、補助バッテリ18による給電
状態でも車載パソコン3を通常の動作状態としながら、
補助バッテリ18の出力電圧が低下してきた場合にこれ
に応じて速やかに停止処理を行なうことができ、そのと
きにはHDD装置5などに対するアクセス中であっても
処理中のデータを確実に処置した状態で電源停止に移行
するので、ヘッドやディスクの機械的損傷やデータの損
傷を防止することができる。
【0097】(第3の実施形態)図15は本発明の第3
の実施形態を示すもので、記憶手段としてHDD装置5
に代えて、HDD装置5と同等の機能を備えた半導体メ
モリチップを用いたメモリカードあるいはメモリボード
などからなる記憶部を備える構成としたところである。
なお、この場合においては、記憶されたデータを保護す
るために電源回路を設けてバックアップをする必要があ
る。
【0098】図15において、記憶手段として設けるメ
モリカードあるいはメモリボードからなる記憶部40
は、第1の記憶部40aおよび第2の記憶部40bの2
系統の記憶領域を設けた構成としている。各記憶部40
a,40bは、それぞれメモリバックアップ電池41
a,41bが接続されると共に、その端子電圧が電圧監
視回路42a,42bにより監視されるように構成され
ている。
【0099】そして、2つの記憶部40a,40bは、
互いに記憶しているデータを転送することが可能となっ
ており、例えば、メモリバックアップ電池41aを交換
する場合には、メモリバックアップ電池41aの電圧低
下を電圧監視回路42aが検知すると、第1の記憶部4
0aの記憶データを第2の記憶部40bに転送するよう
に指令を与え、第2の記憶部40bにデータが自動的に
転送される。メモリバックアップ電池41bを交換する
場合にも同様にして第2の記憶部40bの記憶データが
第1の記憶部40aに転送される。
【0100】これにより、メモリバックアップ電池41
a,41bのいずれかが電圧低下を起こした場合でもそ
の記憶データは電圧低下を起こしていない側の記憶部4
0aまたは40bに転送して保持されるので、信頼性の
向上を図ることができる。
【0101】(第4の実施形態)図16および図17は
本発明の第4の実施形態を示すもので、第3の実施形態
と異なるところは、メモリバックアップ電池を不要とす
る記憶手段として不揮発性のメモリ43を設ける構成と
したところである。また、この場合においては、不揮発
性メモリとしてEEPROMを用いた第1の記憶部43
a,第2の記憶部43bを設けている。さらに、各記憶
部43a,42bにはOSをそれぞれに記憶させる構成
とし、一方のOSが不安定な動作を呈したときに他方の
正常なOSにより記憶部を調査し、正常な状態に復帰さ
せる処置をする構成としている。
【0102】また、図17に示すように、不揮発性のメ
モリ43の構成に代えて、別の筐体に収容したそれぞれ
のEEPROMからなる第1の記憶部44,第2の記憶
部45からなる構成とすることもできる。この場合に
は、各記憶部44,45の取り扱いが別個に行なうこと
ができるので、不具合を呈した側の記憶部44,45の
いずれかを取り外して別途に調査をしたり、正常な別の
ものと交換することもできる。
【0103】本発明は、上記実施形態にのみ限定される
ものではなく、次のように変形また拡張できる。本発明
においては、情報処理装置として車載パソコン3を例に
とって説明したが、車載パソコン以外に、HDD装置や
メモリとデータやプログラムの授受を行なう構成のカー
ナビゲーション装置に適用することもできるし、自動課
金処理を行なうための車載機などに適用することもでき
る。さらには、記憶手段とのやり取りを行なう構成をも
つ情報処理機器全般に適用することができる。
【0104】エンジンで駆動する自動車の他に、電気自
動車に適用することもできる。あるいは、バッテリを利
用して駆動する他の移動体に適用することもできる。さ
らには、移動体に限らず、バッテリのように他の負荷と
の共用をすることで電圧変動が起こる可能性のある装置
全般に適用することができる。
【0105】本実施形態では、キースイッチ13のオン
操作後に起動回路9により遅延タイマ機能をもたせて給
電動作を開始するようにしたが、これに限らず、車載バ
ッテリ2の出力電圧を直接検出してその検出電圧が設定
範囲内に入るのを検出して安定状態にあることを認識す
る構成とすることもできる。また、遅延タイマ機能によ
る動作に電圧検出の機能を両方設ける構成としても良
く、これにより、より信頼性の高い動作を提供すること
ができる。
【0106】商用車に搭載する場合に、車載パソコン3
の電源はオフできないようにすることが好ましい場合が
ある。この場合には、第1の実施形態と同様にして電源
スイッチは設けず、常に給電状態となるように構成する
ことが好ましい。そして、使用者の意識的な操作によっ
て車載パソコン3の電源がオフされてしまうような場合
には、そのオフ操作があったことを記憶したり、あるい
は管理者に無線などで電源オフの情報を送信した上で、
停止処理を行なうように構成することで、管理機能を向
上させることができる。
【0107】補助バッテリ18は、充電式のものを用い
ることが好ましいが、1次電池を用いる構成としても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す電気的構成図
【図2】車速レコーダの電気的構成図
【図3】主電源回路の起動時プログラムのフローチャー
【図4】主電源回路のバッテリチェック処理プログラム
のフローチャート
【図5】主電源回路の移行処理プログラムのフローチャ
ート
【図6】主制御回路の制御プログラムのフローチャート
【図7】主制御回路のバッテリチェック処理プログラム
のフローチャート
【図8】主制御回路の正常終了処理プログラムのフロー
チャート
【図9】主制御回路のスリープサスペンド処理プログラ
ムのフローチャート
【図10】主制御回路のレジューム発生検知のフローチ
ャート
【図11】主制御回路のレジューム処理プログラムのフ
ローチャート
【図12】車速レコーダの車速検出原理を示す説明図
【図13】本発明の第2の実施形態を示す主電源回路の
車載バッテリチェック処理プログラムのフローチャート
【図14】主電源回路の補助バッテリチェック処理プロ
グラムのフローチャート
【図15】本発明の第3の実施形態を示す記憶部の電気
的構成図
【図16】本発明の第4の実施形態を示す図15相当図
【図17】図15相当図
【符号の説明】
1は主電源回路(情報処理装置用電源装置)、2は車載
バッテリ(電源、駆動用バッテリ)、3は車載パソコン
(情報処理装置)、5はHDD装置(記憶手段)、7は
車速レコーダ、8a,8bは車載機器、9は起動回路
(起動手段)、13はキースイッチ、14は給電制御回
路(給電制御手段)、15はリセットスイッチ、17は
切換スイッチ、18は補助バッテリ、19は電圧測定回
路、21は瞬断防止回路、22は主制御回路、23は監
視回路、30は制御回路、32は車速センサ、37はメ
モリ、39は外部メモリ、40,43,44,45は記
憶部(記憶手段)、41a,41bはメモリバックアッ
プ電池、42a,42bは電圧監視回路である。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段に対して書込み動作または読出
    し動作を行なうように構成された情報処理装置に対し
    て、この情報処理装置および他の負荷にも給電するよう
    に設けられた電源から給電される情報処理装置用電源装
    置において、 前記他の負荷が起動されると、この後前記電源の出力電
    圧が安定状態となるのを認識する起動手段と、 この起動手段により前記電源の出力電圧の安定状態が認
    識されたことを条件として前記電源から前記情報処理装
    置への給電動作を開始する給電制御手段とを具備したこ
    とを特徴とする情報処理装置用電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報処理装置用電源装
    置において、 移動体に搭載され、前記他の負荷としての駆動装置が前
    記電源としての駆動用バッテリにより駆動制御されるも
    のであって、 前記移動体は、始動用のキースイッチの操作により起動
    され、前記駆動装置が駆動されるように構成されている
    ことを特徴とする情報処理装置用電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載した情報処理装
    置用電源装置において、 前記起動手段は、前記他の負荷の起動信号が出力された
    後、所定の遅延時間が経過したことをもって前記電源の
    出力電圧の安定状態を認識するように構成されているこ
    とを特徴とする情報処理装置用電源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載した情報処理装
    置用電源装置において、 前記電源の出力電圧を検出する電圧検出手段を備え、 前記起動手段は、前記他の負荷の起動信号が出力された
    後、前記電圧検出手段による検出電圧が所定の安定電圧
    領域にあることを検出したことをもって前記安定状態の
    認識をするように構成されていることを特徴とする情報
    処理装置用電源装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の情
    報処理装置用電源装置において、 前記給電制御手段は、前記情報処理装置に対する給電時
    間を計測し、その給電時間が所定時間を超えたときには
    再起動を行なうように制御することを特徴とする情報処
    理装置用電源装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の情
    報処理装置用電源装置において、 前記給電制御手段は、前記他の負荷もしくは前記駆動装
    置が停止されたときには、前記情報処理装置を通常の起
    動状態よりも消費電力の少ない低消費電力モードに設定
    させるように制御することを特徴とする情報処理装置用
    電源装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の情報処理装置用電源装
    置において、 前記給電制御手段は、前記情報処理装置が低消費電力モ
    ードにあるときに、前記起動手段により前記電源の出力
    電圧の安定状態が認識されたことを条件として前記情報
    処理装置に対して低消費電力モードから復帰動作を行な
    うように制御することを特徴とする情報処理装置用電源
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載した情報処理装
    置用電源装置において、 前記給電制御手段は、前記情報処理装置に対する給電時
    間を計測し、その給電時間が所定時間を超えたときに
    は、前記低電力消費モードにあることを条件として再起
    動を行なうように制御することを特徴とする情報処理装
    置用電源装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の情
    報処理装置用電源装置において、 前記電源の電圧を監視し、所定電圧以下に低下したとき
    には異常状態を判定する電源監視手段を備え、 前記給電制御手段は、前記監視手段により前記電源の異
    常状態が判定されたときには、前記情報処理装置を停止
    させるように制御することを特徴とする情報処理装置用
    電源装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のいずれかに記載の
    情報処理装置用電源装置において、 前記電源の電圧を監視し、所定電圧以下に低下したとき
    には異常状態を判定する電源監視手段と、 前記情報処理装置に給電可能な補助バッテリとを備え、 前記給電制御手段は、前記監視手段により前記電源の異
    常状態が判定されたときには、前記電源から前記補助バ
    ッテリに切り換えて情報処理装置への給電を行なうよう
    に構成されていることを特徴とする情報処理装置用電源
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の情報処理装置用電
    源装置において、 前記給電制御手段は、前記補助バッテリに切り換えたと
    きには、前記情報処理装置を停止させるように制御する
    ことを特徴とする情報処理装置用電源装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかに記載
    の情報処理装置用電源装置において、 前記記憶手段は、ハードディスクドライブ装置(HDD
    装置)であることを特徴とする情報処理装置用電源装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし11のいずれかに記載
    の情報処理装置用電源装置において、 前記記憶手段は、半導体メモリ装置であることを特徴と
    する情報処理装置用電源装置。
  14. 【請求項14】 移動体に搭載されるものであって請求
    項1ないし13のいずれかに記載の情報処理装置用電源
    装置から給電を受けるように設けられた情報処理装置に
    おいて、 前記記憶手段との間で情報の授受を行なうと共にあらか
    じめ記憶されたプログラムに基づいて各種の処理を行な
    う制御手段を備え、 前記制御手段は、前記他の負荷の起動停止を検知するか
    もしくは前記情報処理装置用電源装置から低消費電力モ
    ードへ移行すべき制御を受けたときには、前記記憶手段
    との間の情報の授受を終了させた後に低消費電力モード
    に移行するように構成されていることを特徴とする情報
    処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の情報処理装置にお
    いて、 前記制御手段は、前記低消費電力モードに移行している
    状態で前記情報処理装置用電源装置から復帰動作を行な
    うように制御されたときには、低消費電力モードに移行
    する前の状態に戻るように構成されていることを特徴と
    する情報処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項14または15に記載の情報処
    理装置において、 前記制御手段は、前記低消費電力モードに移行している
    状態で外部操作に基づく復帰指令が与えられたときに
    は、低消費電力モードに移行する前の状態に戻るように
    構成されていることを特徴とする情報処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項14ないし16に記載の情報処
    理装置において、 前記制御手段は、前記情報処理装置用電源装置を介して
    与えられる電源の電圧が所定範囲から外れたときもしく
    は前記情報処理装置用電源装置から停止の制御を受けた
    ときには、動作機能を停止して電源を停止可能な状態に
    移行することを特徴とする情報処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項14ないし17のいずれかに記
    載の情報処理装置において、 前記制御手段は、前記プログラムに基づいて各種の処理
    を行なっている状態で、自己検知可能な異常が発生した
    ときには、動作機能を停止して電源を停止可能な状態に
    移行することを特徴とする情報処理装置。
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