JPH07219683A - 組込み型電子機器と該機器における電源断時のバックアップ方法及び立ち上げ方法 - Google Patents

組込み型電子機器と該機器における電源断時のバックアップ方法及び立ち上げ方法

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JPH07219683A
JPH07219683A JP6012874A JP1287494A JPH07219683A JP H07219683 A JPH07219683 A JP H07219683A JP 6012874 A JP6012874 A JP 6012874A JP 1287494 A JP1287494 A JP 1287494A JP H07219683 A JPH07219683 A JP H07219683A
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power
battery
power supply
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JP6012874A
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Takashi Fujiwara
隆史 藤原
Shigeru Fujita
茂 藤田
Hiroshi Sonobe
啓 園部
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で予期しない電源断にも対応でき
る組込み型電子機器と該機器における電源断時のバック
アップ方法を提供することを目的とする。 【構成】 バッテリ206により駆動される第1の電子
機器11と、第1の電子機器11とは別体の第2の電子
機器10とを互いに接続して動作する組込み型電子機器
であって、第2の電子機器10に電力を供給する電源2
13と、第1と第2の電子機器10,11とが接続され
ている時、電源213の出力電圧が所定値以下になった
かどうかを監視する監視部205と、電圧監視部205
により所定値以下になったと判断されると、第2の電子
機器の所定のデバイスに第1の電子機器11のバッテリ
206より電力を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばノート型パソコ
ンをデスクトップ型の機器に挿入して使用する組込み型
電子機器と、該電子機器における電源断時のバックアッ
プ方法及び立ち上げ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯型の、例えばノート型パソコンをデ
スクトップ型の機器本体に収容し、そのノート型パソコ
ンに内蔵されているCPUにより、このノート型パソコ
ン及びデスクトップ型の機器全体を制御するコンピュー
タ機器が知られている。このような機器では、ノート型
パソコンは一般的に単体ではACアダプタ或いは電池等
により電力を供給されて駆動されているのに対し、デス
クトップ型の機器本体は商用のAC電源を入力し、それ
を直流電圧に変換して制御回路及び各種デバイス用の電
源電圧を発生している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなノート型パ
ソコンをデスクトップ型の機器本体に収容して使用して
いる状態では、これら2つの機器への電力は、デスクト
ップ型の機器本体の電源より供給されている。従って、
このような状態で、例えばCPUが機器本体に設けられ
たハードディスクにアクセスしているときに停電等が発
生して機器本体への電力供給が遮断されると、ハードデ
ィスクのファイルシステムが破壊される等の問題があ
る。一般には、UPS(Uninterruptible Power Source)
とよばれる無停電電源を設け、停電等の非常時には、こ
の電源より電力を供給して、予期しない電源断によるフ
ァイルの破壊等を防止するようにしているが、このよう
な電源装置を設けることは装置のコストアップとなり、
またこのような無停電電源は大きな容積を有するため、
機器全体を大型化する等の問題がある。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、簡単な構成で予期しない電源断にも対応できる組込
み型電子機器と該機器における電源断時のバックアップ
方法を提供することを目的とする。
【0005】また本発明は、停電用の特別な電源を用意
することなく、電源断によるデータの破壊等を防止でき
る組込み型電子機器と該機器における電源断時のバック
アップ方法を提供することを目的とする。
【0006】また本発明は、一方の機器に使用されてい
る電池よりの電力により電源断処理を行うことにより、
予期しない電源断によるデータの破壊等を防止する組込
み型電子機器と該機器における電源断時のバックアップ
方法を提供することを目的とする。
【0007】更に本発明は、電池よりの電力により最低
限必要な部分に電力を供給することにより、電池電力を
有効に活用して電源断処理を実行できる組込み型電子機
器と該機器における電源断時のバックアップ方法を提供
することを目的とする。
【0008】また本発明は、電池の充電容量に応じてバ
ックアップできるデバイスを判定して電力を供給するこ
とにより、電池電力を有効に活用して電源断処理を実行
できる組込み型電子機器と該機器における電源断時のバ
ックアップ方法を提供することを目的とする。
【0009】また本発明は、各デバイスの電力消費度に
応じてバックアップできるデバイスを判定して電力を供
給することにより、電池電力を有効に活用して電源断処
理を実行できる組込み型電子機器と該機器における電源
断時のバックアップ方法を提供することを目的とする。
【0010】又本発明は、電池のメモリ効果の発生を抑
えて電池の充放電を行い、電池を効率よく使用できる組
込み型電子機器と該機器における電源断時のバックアッ
プ方法を提供することを目的とする。
【0011】又本発明は、電源遮断時に、組込み型電子
機器を立ち上げて、該機器のデバイスを使用可能にする
組込み型電子機器と、該機器における電源遮断時におけ
る立ち上げ方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の組込み型電子機器は以下の様な構成を備え
る。即ち、電池により駆動される第1の電子機器と、該
第1の電子機器とは別体の第2の電子機器とを互いに接
続して動作する組込み型電子機器であって、前記第2の
電子機器に電力を供給する電力供給手段と、前記第1と
第2の電子機器が接続されている場合、前記電力供給手
段の出力電圧が所定値以下になったかどうかを監視する
監視手段と、前記監視手段により所定値以下になったと
判断されると、前記第2の電子機器の所定のデバイスに
前記第1の電子機器の電池より電力を供給する電力補助
手段とを有する。
【0013】上記目的を達成するために本発明の組込み
型電子機器における電源断時のバックアップ方法は以下
の様な工程を備える。即ち、電池により駆動される第1
の電子機器と、該第1の電子機器とは別体の第2の電子
機器とを互いに接続して動作する組込み型電子機器にお
ける電源断時におけるバックアップ方法であって、前記
第1と第2の電子機器が接続されている場合、前記第1
の電子機器より供給される電源電圧が所定値以下になっ
たかどうかを監視する工程と、前記所定値以下になった
と判断されると、前記第2の電子機器の所定のデバイス
に前記第1の電子機器の電池より電力を供給する工程と
を有する。
【0014】上記目的を達成するために本発明の組込み
型電子機器は以下の様な構成を備える。即ち、電池によ
り駆動される第1の電子機器と、該第1の電子機器とは
別体の第2の電子機器とを互いに接続して動作する組込
み型電子機器であって、前記第1と第2の電子機器とを
接続した場合、前記第2の電子機器から電源電圧が供給
されているか否かを検知する検知手段と、前記検知手段
による検知の結果、前記第2の電源から電力が供給され
ていない場合に立ち上げ処理を指示する指示手段とを有
する。
【0015】上記目的を達成するために本発明の組込み
型電子機器における電源遮断時の立ち上げ方法は以下の
様な工程を備える。即ち、電池により駆動される第1の
電子機器と、該第1の電子機器とは別体の第2の電子機
器とを互いに接続して動作する組込み型電子機器におけ
る電源遮断時における立ち上げ方法であって、前記第1
と第2の電子機器とを接続した場合、前記第2の電子機
器から電源電圧が供給されているか否かを検知する工程
と、検知の結果、前記第2の電源から電力が供給されて
いない場合に立ち上げ処理を指示する工程とを有する。
【0016】
【作用】以上の構成において、第1と第2の電子機器が
接続されている時、第2の電子機器に電力を供給する電
力供給手段の出力電圧が所定値以下になったかどうかを
監視し、その出力電圧が所定値以下になったと判断され
ると、第2の電子機器の所定のデバイスに第1の電子機
器の電池より電力を供給するように動作する。
【0017】他の発明の構成の作用及び効果は後述する
実施例及び図面に基づいてなされる説明より明らかにな
るであろう。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0019】[第1実施例]図1は本実施例の組込み型
電子機器の外観図である。
【0020】図1において、10は例えばデスクトップ
型の電子機器で、この機器10はハードデスク・ドライ
ブ18やフロッピィディスク・ドライブ19、CRT等
の表示部17及びキーボード15等を有しているが、C
PU等のコントローラ部を有しておらず、パソコン等の
コンピュータ機器11を機器10の本体内に収容してい
る時にだけ動作することができる。11は例えばノート
型パソコンで、この機器11単独では通常のパソコンと
して使用できると共に、このデスクトップ型機器10の
本体内に収容されたときは機器10及び11を制御し
て、全体として1つのコンピュータ機器として動作す
る。尚、このノート型の機器11は、キーボード、液晶
等の表示部、ハードディスク・ドライブ、フロッピィデ
ィスク・ドライブ等を有している。12は機器10への
電力供給をオン/オフするための電源スイッチである。
【0021】13は後述するLED等の表示器で、ノー
ト型機器11の電池の残量を表示する。14はスイッチ
で、オペレータにより操作され、電源投入時の立ち上が
り処理を行うかどうかを指示するのに使用される(第9
実施例及び第10実施例)。尚、以下に説明するよう
に、これら表示器13及びスイッチ14は必ずしも必要
ではないが、例えば表示器13及びスイッチ14はノー
ト型機器11に設けられていても良い(図23参照)。
20は機器10の電源に商用AC電力を供給するための
ACプラグである。
【0022】図2は本実施例のノート型機器11とデス
クトップ型機器10とが接続された状態を示すブロック
図で、図1と共通する部分は同じ番号で示し、それらの
説明を省略する。
【0023】図2において、201は機器11全体、及
び機器11と機器10とが接続されている時は、これら
2つの機器10,11を制御するためのCPU、202
はCPU201の制御プログラムやフォントデータ等の
各種データを記憶しているROM、203はCPU20
1の処理の実行時、各種データを一時的に保存するのに
使用されるRAMである。204は電源切替回路で、例
えばダイオード等を用いた簡単な回路で構成され、バッ
テリ206よりの電源電圧と機器10の電源213より
の電源電圧のうち高い方の電源電圧を選択して機器の内
部に供給している。205は電圧監視部で、検出部21
0により2つの機器が接続されていることが確認できる
とき、電源213よりの電源電圧を監視し、その電圧値
が所定値以下になると、例えば割込み等によりCPU2
01に通知している。
【0024】206はバッテリ(電池)で、機器11が
単体で動作する時、或いは後述するように、電源断時の
処理のための電源として使用される。尚、この図には示
していないが、電源213より電圧が供給されている時
は、バッテリ206は電源213よりの電力により常に
充電されている。207はノート型機器11に内蔵され
たハードディスク(HDD)、208は機器11の表示
部で、例えば液晶等の比較的消費電力の少ない表示部で
ある。209はこれら機器10と11とを接続するコネ
クタ、210はこれら2つの機器10と11とが接続さ
れているかどうかを検出する検出器である。
【0025】211,212のそれぞれは、機器10に
設けられたオプションスロットで、これらスロット21
1,212には、例えば外付のハードディスクやCD−
ROM等の記憶装置や表示器等がオプションとして接続
される。尚、これらオプションとして接続された装置に
は、このスロット211或いは212を通して電源21
3より、或いは第2実施例以降で説明するように、切替
回路204よりの電力が供給される。
【0026】図2から明らかなように、デスクトップ型
の機器10の表示部17及びオプションスロット21
1,212には機器10の電源213より電力が供給さ
れ、この電源213よりの出力電圧は更にコネクタ20
9を通して電圧監視部205、切替回路204に供給さ
れている。こうして切替回路204より出力された電力
は、ノート型機器11全体(CPU201や各メモリ、
ハードディスク207、表示部208及び電圧監視部2
05等)に供給され、それら各部を駆動するとともに、
コネクタ209を介して機器10内のハードディスク
(HDD)18の駆動用電源としても使用されている。
【0027】次にフローチャートを参照して、本実施例
の動作を詳しく説明する。
【0028】図3は本実施例の機器11のCPU201
により実行される電源オンよりオフまでの通常の処理を
示すフローチャートで、この処理を実行する制御プログ
ラムはROM202に記憶されている。
【0029】いま、例えば図2のように機器10と11
とが接続された状態で電源スイッチ12がオンされると
ステップS1に進み、各種立ち上げ処理を実行する。次
にステップS2に進み、オペレータの指示に基づいて、
各種アプリケーション等を実行する。そしてステップS
3で、電源スイッチ12のオフ或いは表示部17の表示
画面上で電源断の指示が入力されたかを調べ、電源断の
指示が入力されるとステップS3よりS4に進み、電源
断のための各種処理、例えばオープンしているファイル
のクローズや必要なデータの保存等のシャットダウン処
理を行う。そしてステップS5に進み、電源213より
の電力供給を停止して電源オフの状態にする。これが正
常な電源オンからオフまでの処理の流れで、これは後述
する全実施例に共通する、装置の電源投入より電源断ま
での処理である。
【0030】図4は、例えば停電やACプラグ20が抜
かれる等によりACプラグ20よりの電力供給が停止さ
れ、電源213よりの出力電圧がオフされた時の処理を
示すフローチャートで、この処理を実行する制御プログ
ラムはROM202に記憶されている。
【0031】AC入力プラグ20よりの電力供給が停止
されると電圧監視部205は、コネクタ209を介して
供給される電圧が低下したことを検知し、CPU201
に対して割込みを発生する。この電源断の割込みによ
り、CPU201は図4に示す処理を開始し、まずステ
ップS11で、レジスタ等の退避を行った後、ステップ
S12でハードディスク18に必要なデータをセーブし
たり、ハードディスク18のオープンされているファイ
ルをクローズする等の処理を行う。これは図2から明ら
かなように、ハードディスク18は機器11のバッテリ
206より電力を供給されているので、電源213より
の電圧出力がなくても、CPU201はハードディスク
18にアクセスすることができるためである。こうして
必要なファイルの保護処理を行った後、ステップS13
に進み、機器10のデバイスの切り離し等を行う。そし
てステップS14でレジスタ等を復帰して、元の処理ル
ーチンに戻る。
【0032】このように第1実施例によれば、機器10
のハードディスク18は機器11のバッテリ206より
電力供給を受けているので、予期しない電源断の場合で
もデータの保存やファイルの更新等を行うことができる
ため、ハードディスク18のファイルの内容を破壊する
等の虞がなくなる。
【0033】[第2実施例]図5は本発明の第2実施例
の構成を示すブロック図で、前述の図1と共通する部分
は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。ここで
は、電圧監視部205に替えてコントローラ221が設
けられ、更に表示部17、オプションスロット211,
212へ電力を供給するためのゲート220が設けられ
ている点が異なる。尚、このコントローラ221は、バ
ッテリ206よりの電力により駆動され、電源213よ
り供給される電圧値が所定レベル以下になるとCPU2
01に通知し、その後、CPU201よりの指示信号に
従ってゲート220をオフ(遮断)する処理を行ってい
る。
【0034】この構成により、前述の電圧監視部205
と同様に、コントローラ221が電源213の出力電圧
の低下を検知するとCPU201に対して電源断の割込
み信号を発生する。但しこのとき、コントローラ221
が検出部210により機器10と11とが接続されてい
ることを検出していることが条件である。これは前述の
実施例の電圧監視部205の動作と共通している。これ
により、CPU201は、コントローラ221に対して
ゲート220をオフするように指示すると、コントロー
ラ221はこの指示に従ってゲート220を遮断する。
これにより、表示部17及びオプションスロット21
1,212への電力供給が停止される。但し、この場合
においても、ハードディスク18への電力供給は継続し
ているので、前述の第1実施例と同様に、予期しない電
源断の時でもハードディスク18のファイルの保護を行
うことができる。
【0035】このばあいのCPU201の処理は、前述
の図4のフローチャートのステップS12において、コ
ントローラ221にゲート220を遮断するように指示
してから、ハードディスク18へのデータセーブ等を行
うことにより実現できるので、この第2実施例を説明す
るためのフローチャートは省略する。尚、ゲート220
の開閉は、コントローラ221だけでなく、CPU22
0が直接行うようにしても良い。この場合の信号の流れ
を図5の点線で示している。
【0036】この第2実施例によれば、前述の第1実施
例の効果に加えて、機器10側への電力供給は全て機器
11を介して行われるので、機器10内における各デバ
イスへの供給電圧は同電位となる。よって、機器10の
電源213より供給される電圧値は、電源切替回路20
4による電圧降下を見込んだ電圧値とすれば良いことに
なる。 [第3実施例]図6は本発明の第3実施例の機器構成を
示すブロック図で、前述の実施例の図面と共通する部分
は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。
【0037】この第3実施例では、切替回路204を介
して、機器10のハードディスク18、表示部17及び
オプションスロット211,211等の各デバイスのそ
れぞれに供給される電源ラインのそれぞれにゲート22
0を設け、各ゲート単位で電源ラインを遮断できるよう
にしている。
【0038】以下、図7〜図9を参照して第3実施例の
動作を詳しく説明する。
【0039】図7は機器11のCPU201による電源
の立ち上げ処理を示すフローチャートで、この処理を実
行する制御プログラムはROM202に記憶されてい
る。
【0040】機器11が機器10に収容された状態でス
イッチ12がオンされるとステップS21に進み、立ち
上げ処理が実行される。即ち、検出器210により機器
10と11とが接続されていることが検出されている
と、機器10に接続されている機器、例えばハードディ
スク18、表示部17、更にはオプションスロット21
1,212を通して接続されているデバイス等を検出す
る。これはコントローラ222に問い合わせて検出して
も良く、或いは表示部17にデバイスの接続状態を設定
するための画面を表示し、使用者がそれらの接続状態及
びそのデバイスの優先度、更には各デバイスの電力消費
度(図8)等を入力できるようにしても良い。こうして
検出或いは設定された情報をRAM203にテーブル形
式で記憶する。尚、これは後述する実施例においても共
通に実行される処理である。
【0041】図8はこうしてRAM203に作成され
た、接続されているデバイスの状態を示す図で、ここで
は電源ラインAにハードディスク18が、電源ラインB
には表示部17が、電源ラインCにはオプションスロッ
ト211を介してLANカードがそれぞれ接続され、電
源ラインDには何も接続されていない。更に、このRA
M203のテーブルには、これら接続されている各デバ
イスの電力消費度が記憶されており、ここではハードデ
ィスク(HDD)18の電力消費度は“3”、表示部1
7の電力消費度は“10”、そしてLANカードの電力
消費度は“1”に設定されている。この電力消費度は、
前述したように、電源213よりの電力供給が停止され
て、機器11のバッテリ206よりの電力により機器1
0及び11が駆動される時、その消費電力に応じてゲー
ト220により電源ラインを遮断して、バッテリ206
の急激な電力消耗を防止できる。
【0042】尚、この図8には示していないが、これ以
外にもバッテリ206によりバックアップを行う各デバ
イスの優先度を記憶しておき、電池の消耗度等に応じ
て、優先順位の高いデバイスにバッテリ206よりの電
力を供給するようにしても良い。
【0043】次に図7のステップS22に進み、オペレ
ータの指示に基づいて、各種アプリケーション等を実行
する。そしてステップS23で、電源断の指示が入力さ
れたかを調べ、電源断の指示が入力されるとステップS
23よりS24に進み、電源断のための各種処理、例え
オープンしているファイルのクローズや必要なデータの
保存等のシャットダウン処理を行う。そしてステップS
25に進み、電源213よりの電力供給を停止して電源
オフの状態にする。これが正常な電源オンからオフまで
の処理の流れである。
【0044】図9は第3実施例のCPU201への電源
断割込みの発生処理を示すフローチャートで、この処理
を実行する制御プログラムはROM202に記憶されて
いる。
【0045】検出器210が機器10と11の接続を検
出している状態で、コントローラ222が電源213よ
りの電源電圧が所定値以下になったことを検知すると、
CPU201に対して割込みをかける。これにより図9
の処理が開始され、まずステップS31で必要なレジス
タの退避を行う。次にステップS32に進み、RAM2
03に格納されている機器10に接続されているデバイ
スの状態を調べ、その電力消費度及び/或いは優先度等
に応じて、電源ラインを遮断するゲート220を決定す
る。次にステップS33に進み、ステップS32で決定
されたゲート220をオフ(遮断)するようにコントロ
ーラ222に指示する。尚、ここでは、ハードディスク
18は無条件にバックアップされるのが好ましい。そし
てステップS34に進み、ハードディスク18のオープ
ンされているファイルのクローズや更新、必要なデータ
の書込み等を行うと共に、機器10の各デバイスの切り
離しを実行する。そしてステップS35に進み、ステッ
プS31で退避したレジスタの内容を復帰してメインル
ーチンに戻る。
【0046】尚、図9のフローチャートにおいて、ステ
ップS32で電源供給を停止するデバイスを選択する際
には、表示部17に電力供給を停止したいデバイスを指
示できる項目指示画面を表示し、割込みルーチンが終了
した後、使用者よりの電源供給を停止しても良いデバイ
スの指示を入力できるようにし、その指示に従ってデバ
イスの切り離しを実行しても良い。また各ゲートの開閉
制御はCPU201が行っても良い。
【0047】以上説明したように第3実施例によれば、
機器構成が固定的でなく、それに接続されるデバイス等
が変化するようなシステムにおいて、そのデバイス構成
に応じて電源ラインの接続或いは切り離しを選択でき
る。また、各デバイスの電力消費度に応じたバッテリ2
06によるバックアップができるので、効率よくバッテ
リ206を使用でき、またバックアップ時間も長くでき
る。 [第4実施例]図10は本発明の第4実施例の構成を示
すブロック図である。この第4実施例は、前述の第3実
施例と比較して、ゲート220が機器10側に設けられ
ている点が異なるだけで、他の構成は第3実施例と全く
同じである。
【0048】これにより、機器11(例えばノート型パ
ソコン)の部品点数を少なくできるので、機器11を小
型、軽量にできる。また、前述の第3実施例と比較し
て、コネクタ209を通過する電源ラインの数を減少で
きるので、コネクタ209の電源ライン用のコネクタピ
ン数(通常の信号線用のピンよりも一般的に大型であ
る)を減らすことができ、信頼性が向上する。 [第5実施例]図11は本発明の第5実施例の構成を示
すブロック図である。この第5実施例は、前述の第4実
施例と比較して、ゲート220を選択するためのデコー
ダ224が機器10側に設けられており、コントローラ
223よりの指示に応じてゲート220が選択される点
が異なるだけで、他の構成は第4実施例と全く同じであ
る。このデコーダ224は、例えばコントローラ223
より信号を受け取り、この2ビット信号の値に応じて、
例えば“000”の時は全ての電源ラインを遮断し、
“001”の時は電源ラインAのみを接続し、“01
0”の時は電源ラインA,Bを接続し、また“111”
の時は全てを接続するように動作している。
【0049】この第5実施例により、機器11(例えば
ノート型パソコン)の部品点数を少なくできるので、機
器11を小型、軽量にできる。また、前述の第3或いは
第4実施例と比較して、コネクタ209を通過する電源
ライン及び信号線の数を大幅に減少できるので、コネク
タ209を小型にでき、かつ信頼性が向上する。 [第6実施例]図12は本発明の第6実施例の機器構成
を示すブロック図で、前述の実施例と共通する部分は同
じ番号で示し、それらの説明を省略する。この実施例で
は、機器11にバッテリ206の充電容量を検出する充
電容量検出部230を備え、この検出部230により検
出されたバッテリ206の充電容量はコントローラ22
3に送られる。コントローラ223は、この充電容量に
応じて、電源断時において、バッテリ206より電力を
供給する機器10のデバイスを選択している。
【0050】以下、図13〜図15を参照して第6実施
例の動作を詳しく説明する。
【0051】図13は、機器11のCPU201による
電源の立ち上げ処理を示すフローチャートで、この処理
を実行する制御プログラムはROM202に記憶されて
いる。
【0052】機器11が機器10に収容された状態でス
イッチ12がオンされるとステップS41に進み、立ち
上げ処理が実行される。即ち、検出器210により機器
10と11とが接続されていると、機器10に接続され
ている機器、例えばハードディスク18、表示部17、
更にはオプションスロット211,212を通して接続
されているデバイス等を検出する。これはコントローラ
223に問い合わせて検出しても良く、或いは表示部1
7にデバイスの接続状態を設定するための画面を表示
し、使用者がそれらの接続状態及びそのデバイスの優先
度、バッテリ206の充電状態に対応して、電源を供給
する電源ラインを設定しておく。更には各デバイスの電
力消費度等を入力できるようにしても良い。こうして設
定された内容はRAM203に格納される。
【0053】図14はこうしてRAM203に作成され
た、接続されているデバイスの状態とバッテリ206の
充電状態に応じた電源ラインの接続設定を示す図で、こ
こではバッテリ206の充電容量が0〜9%であれば、
電源213の出力が低下した時にバッテリ206より機
器10への電力供給を行わないように設定されている。
またバッテリ206の充電容量が10〜29%であれ
ば、電源213の出力が低下した時に、電源ラインA、
即ち、ハードディスク18にのみバッテリ206より電
力を供給する。更に、充電容量が30〜59%であれば
表示部17を含めた電源ラインA,B(ハードディスク
と表示部)に、更には充電量が60〜100%であれ
ば、オプションスロット211にまで(電源ラインA,
B,C)バッテリ206よりの電力を供給するように設
定されている。
【0054】尚、この図14及び前述の図8のデータテ
ーブルの内容を組み合わせて、1つのテーブルで構成さ
れても良い。
【0055】次に図13のステップS42に進み、オペ
レータの指示に基づいて、各種アプリケーション等を実
行する。そしてステップS43で、電源断の指示が入力
されたかを調べ、電源断の指示が入力されるとステップ
S43よりS44に進み、電源断のための各種処理、例
えオープンしているファイルのクローズや必要なデータ
の保存等のシャットダウン処理を行う。そしてステップ
S45に進み、電源213よりの電力供給を停止して電
源オフの状態にする。これが正常な電源オンからオフま
での処理の流れである。
【0056】図15は第6実施例のCPU201への電
源断割込みの発生処理を示すフローチャートで、この処
理を実行する制御プログラムはROM202に記憶され
ている。
【0057】検出器210が機器10と11の接続を検
出している状態で、コントローラ223が電源213よ
りの電源電圧が所定値以下になったことを検知すると、
CPU201に対して割込みをかける。これにより図1
5の処理が開始され、まずステップS51で必要なレジ
スタの退避を行う。次にステップS52に進み、充電容
量検出部230とコントローラ223を通してバッテリ
206の充電量を調べる。次にステップS53に進み、
RAM203に格納されている図14に示すテーブルの
内容を調べ、バッテリ206の現在の充電容量に応じて
電源を供給する電源ラインを選択する。次にステップS
54に進み、ステップS53で決定された電源ラインに
対応するゲート220を閉じ(接続)て、それ以外のゲ
ートを遮断するようにコントローラ223に指示する。
そしてステップS55に進み、機器10の各デバイスの
切り離しを実行する。そしてステップS56に進み、ス
テップS51で退避したレジスタの内容を復帰してメイ
ンルーチンに戻る。
【0058】尚、バッテリ206の充電容量が0〜9%
で、電源断が発生しても機器10への電力供給ができな
い時は、表示部17或いは他のアラーム等の警告の表示
をすることが望ましい。これにより、予期しない電源断
時においても、少なくともハードディスク18を動作可
能にしてファイルシステムの破壊等を防止できる。
【0059】以上説明したように第6実施例によれば、
第5実施例の効果に加えて、バッテリ206の充電容量
に応じたバッテリ206によるバックアップができるの
で、バッテリ206よりの供給電力が不足して全デバイ
スがダウンする等の虞がなくなる。またバッテリ206
の充電容量が極端に低い時は機器10への電力供給を禁
止することにより、機器11への電力供給までもが不能
になることによるデータの破壊等を防止できる。 [第7実施例]図16は本発明の第7実施例の機器構成
を示すブロック図で、前述の図面と共通する部分は同じ
番号で示し、それらの説明を省略する。
【0060】ここではバッテリ206のメモリ効果を防
止するために、バッテリ206の充電容量が所定値以下
になると、放電装置231によりバッテリ206を完全
に放電した後、充電装置232により充電するようにし
ている。このような切替を行うのが切替制御部233
で、この切替制御部233はCPU201よりの指示に
従って、バッテリ206を放電装置231に接続して放
電させたり、或いはバッテリ206を充電装置に接続し
てバッテリ206を充電したり、更には前述の切替回路
204と同様に、電源213とバッテリ206より供給
される電圧の内、高い方の電圧を選択して機器10及び
機器11の各デバイスに供給している。
【0061】以下、図17及び図18を参照して第7実
施例の動作を詳しく説明する。
【0062】図17は、機器11のCPU201による
電源の立ち上げ処理を示すフローチャートで、この処理
を実行する制御プログラムはROM202に記憶されて
いる。
【0063】機器11が機器10に収容された状態でス
イッチ12がオンされるとステップS61に進み、立ち
上げ処理が実行される。即ち、検出器210により機器
10と11とが接続されていると、機器10に接続され
ている機器、例えばハードディスク18、表示部17、
更にはオプションスロット211,212を通して接続
されているデバイス等を検出する。これはコントローラ
223に問い合わせて検出しても良く、或いは表示部1
7にデバイスの接続状態を設定するための画面を表示
し、使用者がそれらの接続状態及びそのデバイスの優先
度、バッテリ206の充電状態に応じた電源を供給する
電源ラインを設定しておく。更には各デバイスの電力消
費度等を入力できるようにしても良い。こうして設定さ
れた内容はRAM203に格納される。この場合のRA
M203の内容例は、前述の図8及び図14に示す通り
である。
【0064】次にステップS62に進み、オペレータの
指示に基づいて、各種アプリケーション等を実行する。
そして、このアプリケーション・プログラムの実行と並
行して、ステップS63で、充電容量検出部230のよ
りバッテリ206の充電容量を検出してRAM203に
記憶しておく。そしてステップS63で、バッテリ20
6の充電容量が所定値以下かどうかを調べ、以下であれ
ばステップS64に進み、切替制御部233に指示して
バッテリ206と放電装置231とを接続し、バッテリ
206を放電する。こうしてバッテリ206の放電が終
了するとステップS66に進み、切替制御部233に指
示してバッテリ206と充電装置232とを接続する。
これによりバッテリ206が充電される。次にステップ
S67に進み、電源断の指示が入力されたかを調べ、電
源断の指示が入力されるとステップS67よりS68に
進み、電源断のための各種処理、例えオープンしている
ファイルのクローズや必要なデータの保存等のシャット
ダウン処理を行う。そして電源213よりの電力供給を
停止して電源オフの状態にする。これが正常な電源オン
からオフまでの処理の流れである。
【0065】尚、図17のフローチャートでは、アプリ
ケーションの実行とバッテリ206の充電或いは放電処
理とは時間的に前後して示されているが、実際にはアプ
リケーションの実行と、バッテリ206の充電容量の検
出、バッテリ206の放電及び充電動作は並行して実行
されている。
【0066】図18は第7実施例のCPU201への電
源断割込みの発生処理を示すフローチャートで、この処
理を実行する制御プログラムはROM202に記憶され
ている。
【0067】検出器210が機器10と11の接続を検
出している状態で、コントローラ223が電源213よ
りの電源電圧が所定値以下になったことを検知すると、
CPU201に対して割込みをかける。これにより図1
8の処理が開始され、まずステップS71で必要なレジ
スタの退避を行う。次にステップS72に進み、RAM
203に格納されているバッテリ206の充電容量と、
図14に示すテーブルの内容とにより、接続する電源ラ
インを選択する。次にステップS73に進み、ステップ
S72で決定された電源ラインに対応するゲート220
をクローズ(接続)し、それ以外のゲートを遮断するよ
うにコントローラ223に指示する。そしてステップS
74に進み、機器10の各デバイスの切り離しを実行す
る。そしてステップS76に進み、ステップS71で退
避したレジスタの内容を復帰してメインルーチンに戻
る。
【0068】以上の構成により、前述の第6実施例の効
果に加えて、バッテリ206のメモリ効果を防止でき、
更にほぼいつもバッテリ206が充分に充電された状態
おかれるため、予期しない電源断に対しても、ハードデ
ィスク18のファイル保護等の処理を確実に行うことが
できる。 [第8実施例]図19は本発明の第8実施例の機器構成
を示すブロック図で、前述の図面と共通する部分は同じ
番号で示し、それらの説明を省略する。
【0069】ここではバッテリ206Aと206Bの2
つを有し、前述の第7実施例と同様に、メモリ効果を防
止するために、バッテリ206A或いは206Bの充電
容量が所定値以下になると、放電装置231によりその
バッテリを完全に放電した後、充電装置232により充
電するようにしている。このような切替を行うのが切替
制御部233aで、この切替制御部233aはCPU2
01よりの指示に従って、バッテリ206A或いは20
6Bを放電装置231に接続して放電させたり、或いは
バッテリ206A或いは206Bを充電装置232に接
続してバッテリを充電したり、更には前述の切替回路2
04と同様に、電源213とバッテリ206A或いは2
06Bより供給される電圧の内、高い方の電圧を選択し
て機器10及び機器11の各デバイスに供給している。
【0070】この第8実施例の処理は、前述の図17の
フローチャートにおいて、ステップS63〜S66を図
20のフローチャートで置き換えることにより実現でき
る。尚、この場合も、この図20の処理はアプリケーシ
ョンの実行と並行して行われる。
【0071】図20のステップS81において、充電容
量検出部230aによりバッテリ206Aの充電容量を
調べ、その充電容量が所定量以下になるとステップS8
2に進み、バッテリ106Aと放電装置231とを接続
して放電し、その後バッテリ206Aと充電装置232
とを接続してバッテリ206Aを充電する。バッテリ2
06Aが充分に充電されている時或いはステップS83
を実行するとステップS84に進み、前述と同様にして
バッテリ206Bの充電容量を調べ、充電量が所定量以
下であればステップS85でバッテリ206Bを放電
し、ステップS86でそのバッテリを充電する。
【0072】このように第8実施例によれば、前述の第
7実施例の効果に加えて、バッテリ206Aと206B
の2つを使用しているので、一方のバッテリの放電中或
いは充電中に電源断が発生しても、ハードディスク18
のセーブ等を実現できるので、ファイルシステム等の破
壊を防止できる。 [第9実施例]図21は本発明の第9実施例の機器構成
を示すブロック図で、前述の図面(特に図16)と共通
する部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。
図16と比較すると明らかなように、この第9実施例で
は、バッテリ206の充電容量の低下を表示或いは報知
するための表示器13と、使用者が電源の立ち上げ処理
を行うかどうかを指示するためのスイッチ14を、機器
10側に設けた点が異なっている(図1参照)。尚、こ
の表示器13は例えばブザー等の警告音を発生するもの
であっても良い。
【0073】この時の処理を図22のフローチャートで
示す。尚、この処理を実行する制御プログラムはROM
202に記憶されており、CPU201により実行され
る。まずステップS91で機器10と11とが接続さ
れ、全てのゲート220がクローズされた状態である。
次にステップS92に進み、機器10へ電力が供給され
ていないかを調べ、そうでない時はステップS93に進
み、通常の動作を実行する。ステップS92で機器10
へ電力が供給されていない時はステップS94に進み、
充電容量検出部230によりバッテリ206の充電容量
を調べ、その残量を表示器13により表示或いは報知す
る。そしてステップS96に進み、スイッチ14より立
ち上げ処理を行うように指示されているかを判断し、そ
うでない時はステップS97に進んで処理を中断する。
一方、スイッチ14により立ち上げ処理が指示されてい
る時はステップS98に進み、バッテリ206の充電容
量に従って、図14のテーブルを参照し、ゲート220
の開閉を決定する。そしてステップS99に進み、立ち
上げ処理を起動し、ステップS100で機器10のハー
ドディスク18をアクセスして、必要なファイル等の読
み込みを行う。こうしてステップS101に進み、通常
の処理ルーチンに進む。 [第10実施例]図22は本発明の第10実施例の機器
構成を示すブロック図で、前述の図面(特に図21)と
共通する部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略す
る。
【0074】この第10実施例は、第9実施例のスイッ
チ14と表示器13を機器11側に設けたもので、他の
構成は全く前述の第9実施例と同様である。
【0075】この第10実施例によれば、第9実施例に
比較してコネクタ209を通過する線の数を減らすこと
ができるので、第9実施例の効果に加えて、コネクタ2
09を小型にでき、信頼性を向上できる効果がある。
【0076】以上説明した各実施例は、それぞれ単独で
実施されても、或いは各実施例はそれぞれに任意に組み
合わされて実施されても良い。
【0077】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な構成で予期しない電源断にも対応できる効果があ
る。
【0079】また本発明によれば、停電用の特別な電源
を用意することなく、電源断によるデータの破壊等を防
止できる効果がある。
【0080】また本発明によれば、電池よりの電力によ
り電源断処理を行うことにより、予期しない電源断によ
るデータの破壊等を防止できる効果がある。
【0081】また本発明によれば、電池より最低限必要
なデバイスに電力を供給することにより、電池電力を有
効に活用して電源断処理を実行できる効果がある。
【0082】また本発明は、電池の充電容量に応じてバ
ックアップできるデバイスを判定して電力を供給するこ
とにより、電池電力を有効に活用して電源断処理を実行
できる効果がある。
【0083】また本発明により、各デバイスの電力消費
度或いは優先度に応じてバックアップできるデバイスを
判定して電力を供給することにより、電池電力を有効に
活用して電源断処理を実行できる効果がある。
【0084】又本発明によれば、電池のメモリ効果の発
生を抑えて、電池の充電を行って電池を常に使用可能な
状態における効果がある。又、電池を複数使用すること
により、一方の電池が充電或いは放電中であっても他方
の電池でバックアップできる効果がある。
【0085】又本発明によれば、電源遮断時においても
組込み型電子機器を立ち上げて、該機器のデバイスを使
用可能にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の組込み型電子機器の外観図である。
【図2】本発明の第1実施例のノート型機器とデスクト
ップ型機器とが接続された状態を示すブロック図であ
る。
【図3】本実施例の機器における電源投入より電源断ま
での処理を示すフローチャートである。
【図4】第1及び第2実施例の電源断割込み処理を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の第2実施例のノート型機器とデスクト
ップ型機器とが接続された状態を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第3実施例のノート型機器とデスクト
ップ型機器とが接続された状態を示すブロック図であ
る。
【図7】第3乃至第5実施例の機器における電源投入よ
り電源断までの処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3実施例の電源ラインのデバイスの
接続状態と電力消費度とを記憶しているテーブルの一例
を示す図である。
【図9】第3乃至第5実施例における電源断割込み処理
を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4実施例のノート型機器とデスク
トップ型機器とが接続された状態を示すブロック図であ
る。
【図11】本発明の第5実施例のノート型機器とデスク
トップ型機器とが接続された状態を示すブロック図であ
る。
【図12】本発明の第6実施例のノート型機器とデスク
トップ型機器とが接続された状態を示すブロック図であ
る。
【図13】第6実施例の機器における電源投入より電源
断までの処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第6実施例のバッテリの充電容量に
対応した電源ラインへの電力供給を記憶しているテーブ
ルの一例を示す図である。
【図15】第6実施例における電源断割込み処理を示す
フローチャートである。
【図16】本発明の第7実施例のノート型機器とデスク
トップ型機器とが接続された状態を示すブロック図であ
る。
【図17】第7実施例の機器における電源投入より電源
断までの処理を示すフローチャートである。
【図18】第7及び第8実施例における電源断割込み処
理を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第8実施例のノート型機器とデスク
トップ型機器とが接続された状態を示すブロック図であ
る。
【図20】本発明の第8実施例におけるバッテリの充電
放電処理を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第9実施例のノート型機器とデスク
トップ型機器とが接続された状態を示すブロック図であ
る。
【図22】本発明の第9及び第10実施例における処理
を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第10実施例のノート型機器とデス
クトップ型機器とが接続された状態を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 デスクトップ型コンピュータ機器 11 ノート型コンピュータ機器(パソコン) 12 電源スイッチ 13 表示器 14 スイッチ 17,208 表示部 18,202 ハードディスク(HDD) 20 電源プラグ 201 CPU 202 ROM 203 RAM 204 電源切替回路 205 電圧監視部 206,206A,206B バッテリ 209 コネクタ 210 接続検出器 213 機器10側の電源 221,223 コントローラ 224 デコーダ 230,230a 充電容量検出部 231 放電装置 232 充電装置 233,233a 切替制御部

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池により駆動される第1の電子機器
    と、該第1の電子機器とは別体の第2の電子機器とを互
    いに接続して動作する組込み型電子機器であって、 前記第2の電子機器に電力を供給する電力供給手段と、 前記第1と第2の電子機器が接続されている場合、前記
    電力供給手段の出力電圧が所定値以下になったかどうか
    を監視する監視手段と、 前記監視手段により所定値以下になったと判断される
    と、前記第2の電子機器の所定のデバイスに前記第1の
    電子機器の電池より電力を供給する電力補助手段と、を
    有することを特徴とする組込み型電子機器。
  2. 【請求項2】 前記電力補助手段は少なくとも前記第2
    の電子機器に含まれる記憶装置に電力を供給することを
    特徴とする請求項1に記載の組込み型電子機器。
  3. 【請求項3】 前記電力補助手段による電力供給時、前
    記第2の電子機器の電源断処理を行う制御手段を更に有
    することを特徴とする請求項2に記載の組込み型電子機
    器。
  4. 【請求項4】 電池により駆動される第1の電子機器
    と、該第1の電子機器とは別体の第2の電子機器とを互
    いに接続して動作する組込み型電子機器であって、 前記第1と第2の電子機器が接続されている時、前記電
    池より前記第2の電子機器の所定のデバイスに電力を供
    給する供給手段と、 前記第2の電子機器に電力を供給する電源と、 前記第1と第2の電子機器が接続されている時、前記電
    源の出力電圧が所定値以下になったかどうかを監視する
    監視手段と、 前記監視手段により所定値以下になったと判断される
    と、前記第2の電子機器所定のデバイスのうち特定のデ
    バイスへの電力供給を遮断する電力遮断手段と、を有す
    ることを特徴とする組込み型電子機器。
  5. 【請求項5】 前記第2の電子機器に設けられているデ
    バイスを検出する手段を更に有することを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれか1項に記載の組込み型電子機
    器。
  6. 【請求項6】 前記デバイスそれぞれの電力消費度を記
    憶する電力消費度記憶手段を更に有し、前記電力遮断手
    段は各デバイスの電力消費度に応じて電力供給を遮断す
    るデバイスを決定することを特徴とする請求項5に記載
    の組込み型電子機器。
  7. 【請求項7】 前記電池の電池容量の残量を検知する検
    知手段を更に有し、前記電力遮断手段は前記検知手段に
    より検知された電池残量に応じて電力供給を遮断するデ
    バイスを決定することを特徴とする請求項5に記載の組
    込み型電子機器。
  8. 【請求項8】 前記デバイスそれぞれの優先度を記憶す
    る優先度記憶手段を更に有し、前記電力遮断手段は前記
    検知手段により前記優先度に応じて電力供給を遮断する
    デバイスを決定することを特徴とする請求項5に記載の
    組込み型電子機器。
  9. 【請求項9】 前記電池の電池容量の残量を検知する検
    知手段と、前記電池を放電する放電手段と、前記電池を
    充電する充電手段とを更に有し、前記検知手段により前
    記電池が所定量まで放電されると前記電池を前記放電手
    段により放電した後、前記充電手段により充電すること
    を特徴とする請求項4に記載の組込み型電子機器。
  10. 【請求項10】 前記電池を複数個有し、前記複数個の
    電池の少なくとも1つが前記放電手段或いは前記充電手
    段により充電或いは放電されている時、他の少なくとも
    1つの電池が電力を供給できる状態にあるように前記充
    電手段と放電手段を制御する制御手段を更に有すること
    を特徴とする請求項9に記載の組込み型電子機器。
  11. 【請求項11】 電池により駆動される第1の電子機器
    と、該第1の電子機器とは別体の第2の電子機器とを互
    いに接続して動作する組込み型電子機器における電源断
    時におけるバックアップ方法であって、 前記第1と第2の電子機器が接続されている場合、前記
    第1の電子機器より供給される電源電圧が所定値以下に
    なったかどうかを監視する工程と、 前記所定値以下になったと判断されると、前記第2の電
    子機器の所定のデバイスに前記第1の電子機器の電池よ
    り電力を供給する工程と、を有することを特徴とする電
    源断時におけるバックアップ方法。
  12. 【請求項12】 前記所定のデバイスは少なくとも記憶
    装置を含むことを特徴とする請求項11に記載の電源断
    時におけるバックアップ方法。
  13. 【請求項13】 前記第2の電子機器に設けられている
    デバイスを検出する工程を更に有することを特徴とする
    請求項11又は12に記載の電源断時におけるバックア
    ップ方法。
  14. 【請求項14】 前記デバイスそれぞれの電力消費度を
    記憶する工程を有し、各デバイスの電力消費度に応じて
    電力供給を遮断するデバイスを決定することを特徴とす
    る請求項11に記載の電源断時におけるバックアップ方
    法。
  15. 【請求項15】 前記電池の電池容量の残量を検知する
    工程を更に有し、その検知された電池残量に応じて電力
    供給を遮断するデバイスを決定することを特徴とする請
    求項11に記載の電源断時におけるバックアップ方法。
  16. 【請求項16】 前記デバイスのそれぞれの優先度を記
    憶しておき、その優先度に応じて電力供給を遮断するデ
    バイスを決定することを特徴とする請求項11に記載の
    電源断時におけるバックアップ方法。
  17. 【請求項17】 前記電池の電池容量の残量を検知する
    工程と、前記電池が所定量まで放電されると前記電池を
    ほぼ完全に放電した後、充電する工程を有することを特
    徴とする請求項11に記載の電源断時におけるバックア
    ップ方法。
  18. 【請求項18】 前記電池を複数個有し、前記複数個の
    電池の少なくとも1つが充電或いは放電されている時、
    他の少なくとも1つの電池が電力を供給できる状態にあ
    るように制御する工程を更に有することを特徴とする請
    求項17に記載の電源断時におけるバックアップ方法。
  19. 【請求項19】 前記電池の充電容量を報知する報知手
    段と、遮断するデバイスを使用者の指示に基づき決定す
    ることを特徴とする請求項7に記載の組込み型電子機
    器。
  20. 【請求項20】 前記電池の充電容量を報知する工程
    と、遮断するデバイスを使用者の指示に基づき決定する
    ことを特徴とする請求項11に記載の電源遮断時におけ
    るバックアップ方法。
  21. 【請求項21】 電池により駆動される第1の電子機器
    と、該第1の電子機器とは別体の第2の電子機器とを互
    いに接続して動作する組込み型電子機器であって、 前記第1と第2の電子機器とを接続した場合、前記第2
    の電子機器から電源電圧が供給されているか否かを検知
    する検知手段と、 前記検知手段による検知の結果、前記第2の電源から電
    力が供給されていない場合に立ち上げ処理を指示する指
    示手段と、を有することを特徴とする組込み型電子機
    器。
  22. 【請求項22】 前記検知手段による検知結果を報知す
    る報知手段を更に有することを特徴とする請求項21に
    記載の組込み型電子機器。
  23. 【請求項23】 前記第1の電子機器の電池残量を検知
    する手段と、前記残量を報知する報知手段を更に有する
    ことを特徴とする請求項21に記載の組込み型電子機
    器。
  24. 【請求項24】 前記指示手段の指示に基づき、前記第
    2の電子機器の所定のデバイスに前記電池よりの電力を
    供給する電源供給手段を更に有することを特徴とする請
    求項21に記載の組込み型電子機器。
  25. 【請求項25】 電池により駆動される第1の電子機器
    と、該第1の電子機器とは別体の第2の電子機器とを互
    いに接続して動作する組込み型電子機器における電源遮
    断時における立ち上げ方法であって、 前記第1と第2の電子機器とを接続した場合、前記第2
    の電子機器から電源電圧が供給されているか否かを検知
    する工程と、 検知の結果、前記第2の電源から電力が供給されていな
    い場合に立ち上げ処理を指示する工程と、を有すること
    を特徴とする電源遮断時における立ち上げ方法。
  26. 【請求項26】 前記検知結果を報知する工程を更に有
    することを特徴とする請求項25に記載の電源遮断時に
    おける立ち上げ方法。
  27. 【請求項27】 前記第1の電子機器の電池残量を検知
    する工程と、前記残量を報知する工程を更に有すること
    を特徴とする請求項25に記載の電源遮断時における立
    ち上げ方法。
  28. 【請求項28】 指示に基づき、前記第2の電子機器の
    所定のデバイスに前記電池よりの電力を供給する工程を
    更に有することを特徴とする請求項25に記載の電源遮
    断時における立ち上げ方法。
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