JPH08331768A - バッテリの過放電保護回路 - Google Patents

バッテリの過放電保護回路

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JPH08331768A
JPH08331768A JP7137042A JP13704295A JPH08331768A JP H08331768 A JPH08331768 A JP H08331768A JP 7137042 A JP7137042 A JP 7137042A JP 13704295 A JP13704295 A JP 13704295A JP H08331768 A JPH08331768 A JP H08331768A
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battery
over
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power
threshold voltage
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Izuru Narita
田 出 成
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/18Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for batteries; for accumulators

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低消費電力化などの目的のため電気・電子機
器本体側の稼働状態が変動しても、各状態に応じて好適
にバッテリの過放電を防止することができるバッテリの
過放電保護回路を提供する。 【構成】 バッテリ駆動型の電気・電子機器内で用いら
れ、バッテリの過放電を防止するための過放電保護回路
において、前記電気・電子機器の稼働状態に応じて閾値
電圧を選択する手段と、前記バッテリの出力端子電圧を
前記選択された閾値電圧と比較する比較手段と、前記バ
ッテリの給電路を開閉するための開閉手段と、前記比較
手段における比較結果に応じて前記開閉手段を制御する
ための制御手段と、を具備することを特徴とするバッテ
リの過放電保護回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、充電式バッテリの過放
電に伴う特性劣化を防止するためのバッテリの過放電保
護回路に係り、特に、携帯型コンビュータなどのような
バッテリ駆動型の電気・電子機器に適用できるバッテリ
の過放電保護回路に関する。更に詳しくは、本発明は、
低消費電力化などの目的で電気・電子機器本体側の稼働
状態が変動しても、各状態に応じて好適にバッテリの過
放電を防止することができるバッテリの過放電保護回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の技術革新に伴い、屋外での携帯的
・可搬的な使用を考量して小型且つ軽量に設計・製作さ
れた電気・電子機器が普及してきた。いわゆる「ノート
ブック・コンビュータ」(Notebook Computer:以下、
単に「PC」あるいは「システム」ともいう)はその良
い例である。
【0003】このような携帯型の電気・電子機器は、商
用電源の届かない場所でも利用できるように、内蔵した
バッテリでも駆動できる、すなわち「バッテリ駆動型」
であるのが1つの特徴である。そして、内蔵バッテリ
は、実際には、システムに対して充分な電力を供給でき
るように、複数個のバッテリ・セルを直列又は並列接続
してパッケージ化した「バッテリ・パック」の形態をと
っている。また、各バッテリ・セルは、再利用を考慮し
て、NiCd,NiMHあるいはLi−Ion等のよう
な充電式のものが用いられている。
【0004】ところで、充電式のバッテリは、出力電圧
が所定値以下になると転極状態(いわゆる「過放電」)
となって、充放電特性が変化する、あるいは再度充電を
行っても満充電に達しなくなる、という特性劣化の問題
を持っている。このため、バッテリ駆動型電気・電子機
器の中には、過放電による特性劣化を防止するために、
過放電保護回路を備えたものがある。例えば日本アイ・
ビー・エム(株)が市販するThinkPad700/
750/755("ThinkPad"は米IBM社の商
標)は、内蔵式バッテリ・パックのための過放電保護回
路も含んでいる。
【0005】図5には、過放電保護回路を含んだ電気・
電子機器の電力系統(従来例)を模式的に示している。
同図に示すように、電気・電子機器100は、商用電源
からの供給電力と、バッテリ・パック20の出力端子か
らの供給電力とを、並列的にDC/DCコンバータ30
に入れている。商用電源は、一般的には交流電圧なの
で、AC/DCアダプタ10によって直流電圧に変換し
てから利用される。AC/DCアダプタ10とバッテリ
・パック20は、それぞれコネクタ部11,21にて、
電気・電子機器100本体と着脱可能に結合している。
また、DC/DCコンバータ30は、AC/DCアダプ
タ10の出力電圧(一般には20V程度)やバッテリ・
パック20の出力端子電圧VBATT(一般には10V程
度)を、電気・電子機器100が利用可能な電圧レベル
(例えば5V又は3.3V)まで降圧して、電源電圧V
CCとしてシステム負荷50に供給するようになってい
る。ここでいうシステム負荷50とは、例えば電気・電
子機器100がPCである場合、MPU(Micro Proces
sing Unit)やメイン・メモリ、各種周辺コントロー
ラ、ハードディスク・ドライブ(HDD)やフロッピー
・ディスク・ドライブ(FDD)などを指す。過放電保
護回路40は、バッテリ・パック20の出力端子に並列
的に挿入され、その出力端子電圧VBATTをモニタして、
所定値(より具体的には過放電によって転極状態に変わ
る少し手前の電圧レベル)を下回ったことを検出する
と、DC/DCコンバータ30に制御信号41を出力す
るようになっている。DC/DCコンバータ30は、こ
の制御信号に応答して、バッテリ・パック20の出力端
子から電気・電子機器本体に向かう給電路を開閉制御で
きるようになっている。
【0006】このような構成の電力系統によれば、バッ
テリ・パック20の出力端子電圧VBATTが所定値を下回
ると、機器本100体の電源スイッチ(図示しない)の
オン・オフ状態に拘らずバッテリ・パック20の出力端
子を強制的に切り離せる訳である。したがって、負荷が
接続されたままでバッテリの残存容量が次第に減少する
ことによって、知らず知らずのうちに過放電(若しくは
転極)を起こしてしまうことはなくなる。また、出力端
子電圧VBATTが所定値未満では、パワー・スイッチを物
理的にオンしても、バッテリ・パックの出力端子はシス
テム負荷には接続されないようになっている。
【0007】図6には、図5に示した電力系統のうち過
放電保護回路40及びその周辺部分を詳細に図解してい
る。同図において、過放電保護回路40は、バッテリ・
パック20の出力端子に並列的に挿入されて、バッテリ
・パック20の出力端子電圧VBATTが過放電して転極状
態に変わる少し手前の電圧(以下、「閾値電圧VTH」と
いう)まで低下したかどうかを検出するようになってい
る。分圧抵抗R1,R2は、出力端子電圧V BATTをR2
(R1+R2)倍にして電圧検出器42の入力端子に入れ
ている。電圧検出器42は、入力電圧VINが5Vを越え
れば出力信号41を付勢し(OPEN出力にし)、5V
未満であれば減勢する(GND出力にする)ようになっ
ている。分圧抵抗R1,R2を適当に設定することによっ
て、過放電保護回路40の閾値電圧VTHを調整できるこ
とは容易に理解できるであろう。例えばバッテリ・セル
がNiCdやNiMHの場合1セル当りの過放電電圧は
1.0V程度であり、このセルを7個直列接続したタイ
プのバッテリ・パックであれば、閾値電圧VTHが7.0
Vになるように分圧抵抗R1,R2の抵抗比を設定すれば
よい。
【0008】また、図6において、DC/DCコンバー
タ30は、バッテリ・パック20の出力端子を入れて、
その電圧VBATT(通常10V程度)をシステムの駆動に
適した電圧レベル(5V又は3.3V)まで降圧して、
電源電圧VCCとして出力するようになっている。レギュ
レータIC31は、分圧抵抗r1,r2で分圧した電源電
圧VCC'を帰還して、これと所定の基準電圧との大小関
係に応じてFETスイッチ32を開閉制御することによ
って、電源電圧VCCを一定レベルに維持させるようにな
っている。なお、ダイオード33、コイル34、及びキ
ャパシタ35は、いわゆる平滑化回路を構成している。
コイル34は、FETスイッチ32の遮断後もインダク
タンス作用によって電流を流し続けさせるためのもので
ある。また、アノード側が接地されたダイオード33
は、コイル34のインダクタンス作用に応じて接地面か
ら電荷の供給を受けるためのものである。また、キャパ
シタ35は、電荷を一時的に貯蔵するとともに負荷変動
に応じて排出するためのものである。この例におけるレ
ギュレータIC31は、過放電保護回路40から制御信
号41も入力しており、出力端子電圧VBATTが閾値電圧
THを下回っている間は必ずFETスイッチ32をオフ
にして、バッテリ・パック20からシステム負荷50へ
の給電路を遮断するようになっている。
【0009】既存の過放電防止回路は、概ね(図6に示
したものを含めて)、バッテリ・パックの出力端子電圧
BATTを固定的な閾値電圧VTHのみと比較することによ
って、バッテリ・パックの過放電状態を検出するように
なっている。これは、バッテリ・パックの出力端子電圧
BATTがバッテリの残存容量にのみ依存する、という仮
定に基づいているものと思われる。しかしながら、実際
には、残存容量の他に、システム負荷の稼働状態に依っ
ても、バッテリの出力端子電圧VBATTは大きく変動す
る。バッテリが同じ残存容量であっても、稼働状態が低
い場合(例えば電源オフや低消費電力モードの場合)に
は出力端子電圧VBATTは高く、逆に稼働状態が高い場合
(例えばPCにおいて、比較的消費電力が高いI/Oデ
バイス(HDDやFDDなど)が動作している状態)で
は低くなる(現実には、HDDへのアクセス動作によっ
て1V程度降下する)。もし、システムの稼働状態が低
い場合を基準にして閾値電圧VTHを高く設定した場合、
例えばHDDへのアクセス動作が突如開始されるなどし
てシステム負荷が急増した場合、過放電保護回路によっ
て給電が遮断されてしまうという事態が起こり得る。逆
に、システムの稼働状態が高い場合を基準にして閾値電
圧VTHを低く設定した場合には、給電の突発的な遮断は
免れる。ところが、この場合、システム負荷が低い(す
なわち放電電流が少ない)状態が長く続くことが予想さ
れる。同じ出力端子電圧VBATTでも長時間にわたって少
しずつ放電させた方がバッテリは過放電を起こし易い
(周知)ので、バッテリの特性劣化を招きかねない。
【0010】特に、最近のPCは、低消費電力化(Po
wer Management)の観点から、システム
の稼働状態が異なる数種類の動作モードを持っているの
で、過放電保護回路を作動させるためのタイミングはよ
り難しくなってきている。例えば日本アイ・ビー・エム
(株)が市販するThinkPad750/755など
は、「サスペンド(Suspend)」や「ハイバーネ
ーション(Hibernation)」などの低消費電
力動作モードを備えている。ここで、サスペンドとは、
タスクを再開させるために必要なデータ(例えばI/O
の設定状況やCPUの状態などのハードウェア・コンテ
キスト情報、VRAMの内容)をメイン・メモリに書き
込んだ後に、メイン・メモリを除く殆ど全ての電気回路
への電力供給を停止させることをいう。また、ハイバー
ネーションとは、上述したハードウェア・コンテキスト
情報、VRAMの内容の他、メイン・メモリのデータを
もHDDにセーブした後、メイン・メモリを含む殆ど全
ての電気回路への電力供給を停止させることをいう。既
に周知なように、ハイバーネーションは、サスペンドよ
りも消費電力が低い(すなわちシステムがより深く眠っ
ている)状態である。そして、システムは、バッテリ・
パックからの給電状態やI/Oデバイスのアクティビテ
ィをモニタするなどして、通常のオペレーション→サス
ペンド→ハイバーネーションという具合に、より眠りの
深い動作モードへと段階的に遷移するようになってい
る。
【0011】通常のオペレーション状態は、HDDやF
DDなど比較的消費電力の高いI/Oデバイスへの給電
が行われている、システム負荷が高い状態である。これ
に対し、サスペンドやハイバーネーションは、大部分の
電気回路への給電が停止されている、システム負荷が低
い状態である。ところが、サスペンドからハイバーネー
ションに遷移する際には、タスク再開に必要なデータを
保管するために、HDDにアクセスしなければならな
い。このため、これら2つの低消費電力モード間を遷移
するための動作はシステム負荷が高い状態なのである。
したがって、もし閾値電圧VTHを高く設定していれば、
サスペンドからハイバーネーションに遷移する際に、過
放電保護回路が働いて給電が突如遮断されかねない。前
述したThinkPad750/755では、このよう
な給電の突発的な停止の可能性をなくすために閾値電圧
THを低く設定するようにしているが、この場合、微量
の放電が長時間継続することによってバッテリの過放電
を招来しかねない。
【0012】要するに、システム負荷が大きく変動する
ような電気・電子機器においては、単にバッテリの過放
電保護回路を備えるだけではバッテリの保護は不充分な
のである。このような電気・電子機器では、過放電保護
回路を作動させるためのタイミングを適切に設定してい
なければ、突発的な給電停止を起こしたり、あるいはバ
ッテリの特性劣化を招来してしまうのである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、充電
式バッテリの過放電に伴う特性劣化を防止することがで
きる優れたバッテリの過放電保護回路を提供することに
ある。
【0014】本発明の更なる目的は、携帯型コンビュー
タなどのようなバッテリ駆動型の電気・電子機器に適用
できるバッテリの過放電保護回路を提供することにあ
る。
【0015】本発明の更なる目的は、低消費電力化など
の目的のため電気・電子機器本体側の稼働状態が変動し
ても、各状態に応じて好適にバッテリの過放電を防止す
ることができるバッテリの過放電保護回路を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、バッテリ駆動型の電気・電子機器内で用いられ、バ
ッテリの過放電を防止するための過放電保護回路におい
て、前記電気・電子機器の稼働状態に応じて閾値電圧を
選択する手段と、前記バッテリの出力端子電圧を前記選
択された閾値電圧と比較する比較手段と、前記バッテリ
の給電路を開閉するための開閉手段と、前記比較手段に
おける比較結果に応じて前記開閉手段を制御するための
制御手段と、を具備することを特徴とするバッテリの過
放電保護回路である。
【0017】また、本発明の第2の側面は、バッテリ駆
動型のパーソナル・コンピュータ内で用いられ、バッテ
リの過放電を防止するための過放電保護回路において、
前記パーソナル・コンピュータの稼働状態に応じて閾値
電圧を選択する手段と、前記バッテリの出力端子電圧を
前記選択された閾値電圧と比較する比較手段と、前記バ
ッテリの給電路を開閉するための開閉手段と、前記比較
手段における比較結果に応じて前記開閉手段を制御する
ための制御手段と、を具備することを特徴とするバッテ
リの過放電保護回路である。
【0018】第2の側面に係る過放電保護回路におい
て、前記選択手段は、前記パーソナル・コンピュータ内
での消費電力が高い間は比較的低い閾値電圧を選択し、
逆に消費電力が低い間は比較的高い閾値電圧を選択する
ようにすればよい。
【0019】また、本発明の第3の側面は、バッテリ駆
動型でハードディスク・ドライブを含むパーソナル・コ
ンピュータ内で用いられ、バッテリの過放電を防止する
ための過放電保護回路において、前記ハードディスク・
ドライブへの給電が行われているか否かに応じて閾値電
圧を選択する手段と、前記バッテリの出力端子電圧を前
記選択された閾値電圧と比較する比較手段と、前記バッ
テリの給電路を開閉するための開閉手段と、前記比較手
段における比較結果に応じて前記開閉手段を制御するた
めの制御手段と、を具備することを特徴とするバッテリ
の過放電保護回路である。
【0020】第3の側面に係る過放電保護回路におい
て、前記選択手段は、前記ハードディスク・ドライブへ
の給電が行われている間は比較的低い閾値電圧を選択
し、逆に前記ハードディスク・ドライブへの給電が行わ
れていない間は比較的高い閾値電圧を選択するようにす
ればよい。
【0021】しかして、本発明に係るバッテリの過放電
保護回路は、電気・電子機器本体側の稼働状態の変動に
応じて好適に作動するようになっている。したがって、
ノートブック・コンピュータのようなバッテリ駆動型の
電気・電子機器は、本発明に係る過放電保護回路を備え
ることによって、突発的な給電停止を起こすことなく、
且つ確実にバッテリの過放電を防止することができるの
である。該電気・電子機器が消費電力の相違する2以上
の動作モードを持つ場合であっても、本発明に係る過放
電保護回路は当然好適に動作する。
【0022】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
詳解する。
【0024】A.パーソナル・コンピュータ(PC)1
00のハードウェア構成 図1は、本発明を実現可能なパーソナル・コンピュータ
(PC)100のハードウェア構成を、データの流れに
着目して示したブロック図である。
【0025】PC100内では、メイン・コントローラ
であるMPU(Micro Processing Unit)71が、オペ
レーティング・システム(OS)の制御下で、各種アプ
リケーション・プログラムを実行するようになってい
る。MPU71は、データ信号線、アドレス信号線、制
御信号線などからなる共通信号伝送路(「バス」ともい
う)72を介して各部と連絡している。
【0026】メイン・メモリ74は、OSやアプリケー
ションなど各プログラムをロードしたり、MPU71が
作業領域として用いたりするための揮発性メモリ(RA
M)である。メイン・メモリ74には、比較的大容量を
安価で入手可能なダイナミックRAM(DRAM)が用
いられる。メモリ・コントローラ73は、メイン・メモ
リへのアクセス動作を制御するためのものである。RO
M75は、製造時に書き込みデータを決めてしまう不揮
発性メモリであり、システムの始動時に行うテスト・プ
ログラム(POST)や、システム内の各ハードウェア
を制御するためのプログラム(BIOS)などをコード
化して半永久的に格納するために用いられる。
【0027】DMAコントローラ76は、MPU71の
介在なしにメイン・メモリ74とI/Oデバイスとの間
でのデータ転送を行うための専用プロセッサである。割
込みコントローラ77は、バス72を常時モニタして、
割込み(システム割込み)の発生を検出すると、これを
MPU71(正確にはBIOS)に通知するようになっ
ている。
【0028】ビデオ・コントローラ78は、MPU71
からの描画命令を実際に処理するためのプロセッサであ
り、処理した描画情報を画面バッファ(VRAM)79
に一旦書き込むとともに、VRAM79から描画情報を
読み出して表示装置(例えば液晶表示装置(LCD))
80に出力するようになっている。オーディオ・コント
ローラ81は、音声信号の入出力を処理するためのプロ
セッサである。オーディオ・コントローラ81が出力し
た音声信号は、例えばアンプ82で増幅され、スピーカ
83から音声出力される。
【0029】ハードディスク・ドライブ(HDD)84
やフロッピーディスク・ドライプ(FDD)85は、い
わゆる補助記憶装置である。フロッピーディスク・コン
トローラ(FDC)86は、FDD駆動用のコントロー
ラである。HDD84、FDD85へのアクセスは、一
般には、オペレーティング・システム内のファイル管理
サブシステムによって管理される。
【0030】I/Oコントローラ87は、シリアル・ポ
ート88、パラレル・ポート89経由で行う外部デバイ
ス(モデム、プリンタなど)とのデータ入出力を制御す
るためのものである。90はユーザがキー入力するため
のキーボード、91は座標入力するためのマウス(又は
トラックポイント("TrackPoint"は米IBM
社の商標))、92はシステム100全体の電源投入及
び遮断を指示するための電源スイッチである。
【0031】電力管理プロセッサ93は、システム10
0の低消費電力化(Power Managemen
t)機能を実現すべく設けられた、周辺コントローラの
1つである。電力管理プロセッサ93は、電力制御レジ
スタ94中のビット・セルをオン・オフすることによっ
て、FETスイッチ60を開閉制御して、各ハードウェ
アへの電力供給・遮断を制御することができる(詳細は
B項参照)。また、電力管理プロセッサ93は、キーボ
ード90やマウス91からの入力動作、バッテリ・パッ
ク20の残存容量などをモニタして、システム100が
低消費電力モードに遷移すべきことを示す所定の事象*
が発生したことを検出すると、バス72上に割込み要求
を起こすようになっている。
【0032】過放電保護回路40は、バッテリ・パック
20が過放電して転極状態に陥るのを未然に防止するた
めのものであり、本発明の要旨と密接に関係しているハ
ードウェア構成要素の1つである。上述した各ハードウ
ェア・ブロックがバス72を介して協働的に動作するの
に対して、過放電保護回路40はバス72上のデータの
流れとは別個独立に動作する。回路40の詳細な構成及
び動作特性はC項及びD項を参照されたい。
【0033】現在市販されている殆どのPCは、参照番
号71乃至92に示すハードウェア・ブロックと等価な
ものを備えている。また、PCを構成するためには、他
の多くのハードウェア構成要素を含んでいるが、当業者
には周知であり、説明の簡略化のために省略している。
また、電力管理プロセッサ93や電力制御レジスタ94
は既に公知である。例えば本出願人に譲渡されている特
願平04−54955号明細書(当社整理番号JA9−
92−004)や特願平05−184186号明細書
(当社整理番号JA9−93−020)には、93や9
4と等価なハードウェア・ブロックについての記載があ
る。また、日本アイ・ビー・エム(株)が市販するTh
inkPad700C/750/755は、93や94
と等価なハードウェア構成要素を含んでいる。
【0034】このようなハードウェア構成を備えたシス
テム100は、サスペンドやハイバーネーションなどの
低消費電力モードを実現することができる。ここで、シ
ステム100のモード遷移のオペレーションについて簡
単に説明しておく。MPU71(具体的にはBIOS)
は、割込みコントローラ77から割込みが発生した旨の
通知を受けると、割込みの要求元が電力管理プロセッサ
93であることを突き止める。そして、発生した事象が
サスペンドを意味するものであれば、MPU71(より
具体的には低消費電力化動作を行わせるプログラム(以
下、PMC:Power management Codeともいう))は、
実行中のアプリケーションを中断するとともに、その再
開に必要なデータ(既述)をメイン・メモリ74内の所
定領域に書き込み、しかる後、電力管理プロセッサ93
に対してメイン・メモリ74以外の殆ど全ての電気回路
への給電停止を命令する。また、発生した事象がハイバ
ーネーションを意味するものであれば、MPU71(具
体的にはPMC)は、実行中のアプリケーションを中断
するとともに、その再開に必要なデータ(既述)をHD
D84にセーブして、しかる後、電力管理プロセッサ9
3に対してメイン・メモリ74を含む殆ど全ての電気回
路への給電停止を命令する。電力管理プロセッサ93
は、給電停止の命令を受け取ると、電力制御レジスタ9
4中のビット・セルの内容を書き替えて、所望の電気回
路部分への給電を停止する(詳細はB項参照)。
【0035】なお、システム100は、通常のオペレー
ション・モードから直接ハイバーネーション・モードに
遷移する他、サスペンド・モードを経て段階的に遷移す
る場合もある。後者の場合、データの保管作業のため
に、一旦給電が停止していたHDD84への給電が再開
されることになる。したがって、この結果、システム1
00の負荷(消費電力)が急激に増加し、これに引きず
られるようにしてバッテリ・パック20の出力端子電圧
BATTは一時的に大きく低下することになる。
【0036】*所定の事象:「オペレータの最後の入力
動作から所定時間以上経過した」、「バッテリの残存容
量が所定値を下回った」、あるいは「動作モードの遷移
を指示する旨のキー入力があった」など。
【0037】B.パーソナル・コンピュータ(PC)1
00の電力系統 図2には、本発明を実現可能なパーソナル・コンピュー
タ100の電力系統を模式的に示している。
【0038】バッテリ・パック20やAC/DCアダプ
タ10が出力した電力線は、5Vの出力電圧を持つDC
/DCコンバータ30−1と、3.3Vの出力電圧を持
つDC/DCコンバータ30−2の各々に入れられてい
る。図1ではDC/DCコンバータを単一のブロック3
0で示したが、給電先である各電気回路間の駆動電圧の
相違に対応するため、実際には2つのブロック30−1
と30−2を含んでいる訳である。
【0039】DC/DCコンバータ30−1が出力する
電力線VCC5は、さらに4本のサブ電力線VCC5G,V
CC5A,VCC5B,VCC5Pに分岐している。VCC5Gは電力管
理プロセッサ93に、VCC5Aはメイン・メモリ74に、
CC5BはHDD84やFDD85などのI/Oデバイス
類に、VCC5PはLCDパネル80に、それぞれ給電する
ための電力線である。各電力線VCC5A,VCC5B,VCC5P
の途上には、各電力線を接続/遮断するためのFETス
イッチ60−1,60−2,60−3がそれぞれ挿入さ
れている。
【0040】また、DC/DCコンバータ30−2が出
力する電力線VCC3は、さらに2本の電力線VCC3AとV
CC3Bとに分岐している。VCC3Aはメモリ・コントローラ
73に、VCC3BはMPU71に、それぞれ給電するため
の電力線である。電力線VCC3Bの途上には該電力線を接
続/遮断するためのFETスイッチ60−4が挿入され
ている。
【0041】各DC/DCコンバータ30−1,30−
2が出力する電力線VCC5,VCC3のサブ電力線の途上に
FETスイッチ60−1,60−2…が挿入されている
のは、サブ電力線単位で給電を開始及び停止できるよう
にするためである。FETスイッチ60−1,60−2
…の各ゲート端子は、電力制御レジスタ94の対応ビッ
ト・セルと電気的に接続している。したがって、電力管
理プロセッサ93は、電力制御レジスタ94の各ビット
・セルを設定又は解除することによって、サブ電力線単
位で電力の供給を制御することができる訳である。
【0042】過放電保護回路40は、バッテリ・パック
20の出力端子に並列的に接続され、その端子電圧V
BATTをモニタすることによって、システム100の稼働
状態に応じて過放電(転極)状態に陥る直前の時期を検
出するようになっている。そして、過放電保護回路40
は、各DC/DCコンバータ30−1,30−2にそれ
ぞれ制御信号41−1,41−2を出力することによっ
て、[従来の技術]の項及び図6に既述したものと同様
の機構によってバッテリ・パック20からの給電路を遮
断できるようになっている。過放電保護回路40の詳細
な構成及び動作特性については、C項及びD項を参照さ
れたい。
【0043】既にA項で述べたように、MPU71(正
確にはPMC)は、電力管理プロセッサ93に対して、
サスペンド要求やハイバーネーション要求を発するよう
になっている。電力管理プロセッサ93は、これに応答
して、電力制御レジスタ94の各ビット・セルの設定内
容を変更することによって、所望の給電状態を実現す
る。表1には、通常のオペレーション、サスペンド、サ
スペンド→ハイバーネーション、ハイバーネーションの
各々の動作モードにおけるVCC3B(MPU71),V
CC5A(メイン・メモリ74),VCC5B(HDD84)へ
の給電状態を示している。
【0044】
【表1】
【0045】通常のオペレーション時には殆ど全ての電
気回路に対して給電がなされており、システム100全
体の消費電力は高い。これに対し、サスペンドやハイバ
ーネーションの間は、大部分の電気回路への給電が停止
しており、システム100全体の消費電力は低下してい
る。ところが、サスペンドからハイバーネーションに遷
移する際には、所定のデータをHDD84にセーブしな
ければならないので、サブ電力線VCC5Bへの給電が一時
的に再開する。当業者には周知なように、HDDへのア
クセス及びHDDの立上げには、比較的大きな電力を必
要とする。したがって、両低消費電力モード間を遷移す
るための動作時には、システム100の負荷が急増す
る。そして、容量が有限なバッテリ・パック20から給
電を受けている場合には、この負荷の増大に伴って、そ
の端子電圧VBATTは急激に低下するのである。
【0046】C.過放電保護回路40の構成 図3は、過放電保護回路40の詳細な構成を図解したも
のである。
【0047】同図において、過放電保護回路40は、バ
ッテリ・パック20の出力端子VBATTの他、サブ電力線
CC5Bを入力している。サブ電力線VCC5Bを入力する理
由は、該電力線はHDD84にも電力を供給するものゆ
え、VCC5Bの電圧レベルをモニタすることによってシス
テム100の稼働状態を好適に峻別できるからである。
【0048】出力端子VBATTは、点Pで2つに分岐し、
その一方は抵抗体R1を介して点Qに合流している。ま
た、他方は、逆流防止のためのダイオードD1と過電流
保護用の抵抗体R7を介してnチャネル型MOS FE
TスイッチSW1のゲートに入れられている。また、サ
ブ電力線VCC5Bは、2つの抵抗体R5,R6で分圧され
てから、npn型トランジスタTr1のベースに入れら
れている。Tr1のエミッタ側は接地され、コレクタ側
はFETスイッチSW1のゲートにオア入力されてい
る。FETスイッチSW1のドレイン側は接地され、ソ
ース側は抵抗体R4を経て点Qに合流している。点Qの
電圧は、抵抗体R2によって分圧されてから、電圧検出
器42に入力されている。電圧検出器42は、[従来の
技術]の項及び図6に記載したものと同様、入力電圧V
INが5V以上であれば出力が付勢され、5V未満であれ
ば減勢される。また、R3は電圧検出器42のためのヒ
ステリシス抵抗である。電圧検出器42の出力端子は、
バッテリ・パック20からの給電路を開閉制御するため
の制御信号41−1,41−2として、各DC/DCコ
ンバータ30−1,30−2に供給される。
【0049】この過放電保護回路40の動作特性につい
ては、D項を参照されたい。
【0050】D.過放電保護回路40の動作特性 過放電保護回路40は、バッテリ・パック20の出力端
子に並列的に接続され、その端子電圧VBATTを閾値電圧
と比較することによって、過放電(転極)状態に陥る直
前の時期を検出するようになっている。本実施例の過放
電保護回路40は、さらにサブ電力線VCC5Bをモニタす
ることによって、システム100の稼働状態を判別し、
これに応じて自己の閾値電圧を動的に調整できるように
なっている。
【0051】D−1.通常のオペレーション又はハイバ
ーネーション・モードに遷移するとき まず、システム100が通常のオペレーション又はハイ
バーネーション・モードに遷移するときの過放電保護回
路40の動作特性について説明する。この場合、表1に
示すように、VCC5Bはオン状態にあるので、Tr1は付
勢される。これに応じて、FETスイッチSW1は、ゲ
ートが接地されるので、オフ状態になる。
【0052】図4(a)には、システム100が通常のオ
ペレーション時又はハイバーネーション・モードに遷移
するときの、過放電保護回路40の等価回路を示してい
る。同図に示すように、出力端子電圧VBATTは抵抗体R
1,R2によって分圧されるので、電圧検出器42には
R2/(R1+R2)倍された電圧レベルVINが入力さ
れることになる。したがって、この場合の過放電保護回
路40の閾値電圧VTH1は、下式(1)に示す通りとなる。
【0053】
【数1】
【0054】システム100が通常のオペレーション時
やハイバーネーション・モードに遷移する際は、HDD
84への給電が行われており、システム負荷が高い。閾
値電圧を高い値に設定していては、HDD84へのアク
セス動作が急遽起こった場合、過放電保護回路40は誤
ってバッテリ・パック20からの給電路を遮断しかねな
い。また、バッテリは放電電流が大きければ出力電圧が
比較的低くても過放電を生じにくくなる、という特性を
持つことが分かっている。これらの事柄を考量すると、
過放電保護回路40は、より低い値VTH1を閾値電圧に
すべきである。例えばバッテリ・パック20が7本のN
iCd/NiMHバッテリ・セルを直列接続して構成さ
れる場合、VTH1≒6.2V程度が適当であることが経
験的に判っている。本実施例では、R1=20kΩ、R
2=85kΩを採用しているので、閾値電圧VTH1は下
式(2)に示すように最適に設定されている。
【数2】
【0055】D−2.サスペンド/ハイバーネーション
・モード又は電源オフのとき 次いで、システム100がサスペンド/ハイバーネーシ
ョン・モード又は電源オフのときの過放電保護回路40
の動作特性について説明する。この場合、表1に示すよ
うに、VCC5Bはオフ状態にあるので、Tr1は減勢され
る。これに応じて、FETスイッチSW1は、ゲートに
端子電圧VBATTが印加されるので、オン状態になる。
【0056】図4(b)には、システム100がサスペン
ド/ハイバーネーション・モード又は電源オフのとき
の、過放電保護回路40の等価回路を示している。同図
に示すように、出力端子電圧VBATTは抵抗体R1とR
2'(但し、R2'はR2とR4を並列接続したものと等
価)によって分圧されるので、電圧検出器42にはR
2'/(R1+R2')倍された電圧レベルVINが入力さ
れることになる(但し、1/R2'=1/R2+1/R
4)。したがって、この場合の過放電保護回路40の閾
値電圧VTH2は、下式(3)に示す通りとなる。
【0057】
【数3】
【0058】表1を参照すれば明白なように、システム
100がサスペンド/ハイバーネーション・モードにあ
るとき電源オフ中は、システム負荷が極めて低い。[従
来の技術]の項で述べたように、バッテリは小さい放電
電流が流れ続けると過放電を起こし易い。したがって、
この場合、過放電保護回路40は、VTH1よりも高い閾
値電圧VTH2によって過放電状態を検出する必要があ
る。例えばバッテリ・パック20が7本のNiCd/N
iMHバッテリ・セルを直列接続して構成される場合、
TH2≒7.0V程度にするのが最適であることが経験
的に判っている。本実施例では、R4=125kΩを採
用しているので、閾値電圧VTH2は下式(4)に示すように
最適に設定されている。
【0059】
【数4】
【0060】E.追補 以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳
解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは
自明である。例えばファクシミリ機器、移動無線端末や
コードレス電話機、電子手帳、ビデオ・カメラなどの各
種コードレス機器、ワード・プロセッサ等のような、バ
ッテリ駆動式の電気・電子機器に対しても、本発明を適
用することができる。要するに、例示という形態で本発
明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきで
はない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載
した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0061】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
低消費電力化などの目的のために電気・電子機器本体側
の稼働状態が変動しても、各状態に応じて好適にバッテ
リの過放電を防止可能なバッテリの過放電保護回路を提
供することができる。したがって、ノートブック・コン
ピュータのようなバッテリ駆動型の電気・電子機器は、
本発明に係る過放電保護回路を備えることによって、突
発的な給電停止を起こすことなく、且つ確実にバッテリ
の過放電を防止することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を実現可能なパーソナル・コン
ピュータのハードウェア構成を、データの流れに着目し
て示したブロック図である。
【図2】図2は、本発明を実現可能なパーソナル・コン
ピュータの電力系統を模式的に示した図である。
【図3】図3は、過放電保護回路40の詳細な構成を図
解したものである。
【図4】図4は、過放電保護回路40の動作特性を説明
するための図であり、より具体的には、図4(a)はシス
テム100が通常のオペレーション又はハイバーネーシ
ョン・モードに遷移するときの等価回路を示す図であ
り、図4(b)はシステム100がサスペンド/ハイバー
ネーション・モード又は電源オフのときの等価回路を示
す図である。
【図5】図5は、過放電保護回路を含んだ電気・電子機
器100の電力系統(従来例)を模式的に示した図であ
る。
【図6】図6は、図5に示した電力系統のうち過放電保
護回路40及びその周辺部分を詳細に図解した図であ
る。
【符号の説明】
10…AC/DCアダプタ、11…コネクタ部、20…
バッテリ・パック、21…コネクタ部、30…DC/D
Cコンバータ、31…レギュレータIC、32…FET
スイッチ、33…ダイオード、34…コイル、35…キ
ャパシタ、40…過放電保護回路、41…制御信号線、
42…電圧検出器、50…システム負荷、60…FET
スイッチ、71…MPU、72…バス、73…メモリ・
コントローラ、74…メイン・メモリ、75…ROM、
76…DMAコントローラ、77…割込みコントロー
ラ、78…ビデオ・コントローラ、79…VRAM、8
0…LCD、81…オーディオ・コントローラ、82…
アンプ、83…スピーカ、84…HDD、85…FD
D、86…FDC、87…I/Oコントローラ、88…
シリアル・ポート、89…パラレル・ポート、90…キ
ーボード、91…マウス/トラックポイント、92…電
源スイッチ、93…電力管理プロセッサ、94…電力制
御レジスタ、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリ駆動型の電気・電子機器内で用い
    られ、バッテリの過放電を防止するための過放電保護回
    路において、前記電気・電子機器の稼働状態に応じて閾
    値電圧を選択する手段と、前記バッテリの出力端子電圧
    を前記選択された閾値電圧と比較する比較手段と、前記
    バッテリの給電路を開閉するための開閉手段と、前記比
    較手段における比較結果に応じて前記開閉手段を制御す
    るための制御手段と、を具備することを特徴とするバッ
    テリの過放電保護回路
  2. 【請求項2】バッテリ駆動型のパーソナル・コンピュー
    タ内で用いられ、バッテリの過放電を防止するための過
    放電保護回路において、前記パーソナル・コンピュータ
    の稼働状態に応じて閾値電圧を選択する手段と、前記バ
    ッテリの出力端子電圧を前記選択された閾値電圧と比較
    する比較手段と、前記バッテリの給電路を開閉するため
    の開閉手段と、前記比較手段における比較結果に応じて
    前記開閉手段を制御するための制御手段と、を具備する
    ことを特徴とするバッテリの過放電保護回路
  3. 【請求項3】前記パーソナル・コンピュータは、消費電
    力が相違する2以上の動作モードを持つことを特徴とす
    る請求項2に記載のバッテリの過放電保護回路
  4. 【請求項4】前記選択手段は、前記パーソナル・コンピ
    ュータ内での消費電力が高い間は比較的低い閾値電圧を
    選択し、消費電力が低い間は比較的高い閾値電圧を選択
    することを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれか
    に記載のバッテリの過放電保護回路
  5. 【請求項5】バッテリ駆動型でハードディスク・ドライ
    ブを含むパーソナル・コンピュータ内で用いられ、バッ
    テリの過放電を防止するための過放電保護回路におい
    て、前記ハードディスク・ドライブへの給電が行われて
    いるか否かに応じて閾値電圧を選択する手段と、前記バ
    ッテリの出力端子電圧を前記選択された閾値電圧と比較
    する比較手段と、前記バッテリの給電路を開閉するため
    の開閉手段と、前記比較手段における比較結果に応じて
    前記開閉手段を制御するための制御手段と、を具備する
    ことを特徴とするバッテリの過放電保護回路
  6. 【請求項6】前記選択手段は、前記ハードディスク・ド
    ライブへの給電が行われている間は比較的低い閾値電圧
    を選択し、前記ハードディスク・ドライブへの給電が行
    われていない間は比較的高い閾値電圧を選択することを
    特徴とする請求項5に記載のバッテリの過放電保護回路
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