JPH05111170A - 電池式電子機器 - Google Patents

電池式電子機器

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JPH05111170A
JPH05111170A JP3263806A JP26380691A JPH05111170A JP H05111170 A JPH05111170 A JP H05111170A JP 3263806 A JP3263806 A JP 3263806A JP 26380691 A JP26380691 A JP 26380691A JP H05111170 A JPH05111170 A JP H05111170A
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battery
voltage
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battery voltage
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Nobuyuki Tamori
信行 田森
Osamu Kakizaki
理 柿崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池電圧の低下によって不用意に動作不能と
なって、一連の動作の途中で止ってしまったり、記録済
のデータが破壊あるいは消去されるのを防ぐことと、電
池の交換あるいは充電が必要な時期を的確に表示し得る
ようにすること。 【構成】 電池電圧が第1の所定電圧以下になった時に
それを第1の電圧検出回路20で検出し、モータ(電磁
誘導形駆動手段)16が作動中の電池電圧が第1の所定
電圧より低く、該機器の正常動作が可能な電圧の下限よ
り若干高い第2の所定電圧以下になった時にそれを第2
の電圧検出回路21で検出し、これらのいずれかの検出
により、マイクロコンピュータ8が表示器17に電池の
交換又は充電を促す警告表示を行なわせる。また、後者
による検出時にはFDのファイルを閉じ、所要の遅延時
間をおいてモータ16の作動を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電池によって駆動さ
れるモータ等の電磁誘導形駆動手段、あるいはさらにデ
ータ記録再生手段も備えた電池式電子機器に関し、特に
その電池電圧の低下時の警告表示及び停止制御等に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器の小型化,軽量化,
及び低消費電力化が進み、電池を電源として駆動される
モータ等の電磁誘導形駆動手段を備えた多種多様な電子
機器(例えば、カセットテープレコーダ,イヤホンステ
レオ,カメラ,ビデオカメラ,CDプレーヤ,フロッピ
ディスク付ポータブルパソコン等)が市場に提供され、
広く使用されている。
【0003】このような電子機器では装填された電池に
寿命があるため、使用に伴って電池が消耗して供給電圧
が低下すると共に供給電流も減少し、ある限界以下にな
ると正常に動作しなくなってしまう。そのため、動作不
能になる前に電池を交換するか充電する(二次電池を使
用する場合)必要があるので、電池の消耗度合いを表示
したり交換時期がきたことを警告(表示又は警告音の発
生)する技術が種々開発され、実用に供されている。
【0004】例えば、電池電圧が予め設定した所定電圧
(当該機器が正常動作するのに必要な最低電圧より若干
高く設定する)以下になった時にそれを検出して、表示
素子を点滅させて警告するようにしたもの(実開昭56
−174064号公報,実開昭57−35676号公報
等参照)、あるいは電池電圧を検出してA/D変換し、
3〜4個のLED等の表示素子によって電池の残容量あ
るいは消耗度を表示するようにしたものなどがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電池に
よって駆動されるモータ等の電磁誘導形駆動手段を備え
た電子機器においては、その作動中は消費電力が多く、
特にその起動時には一時的に大きな電流が流れるため、
電池電圧(電池の端子間電圧;供給電圧)が低下する。
したがって、モータ等のオン/オフによって電池電圧が
変動し、上述したような従来のものでは、電池消耗度合
いの表示が機器の動作状態によってふらつき、あるいは
電池電圧低下の警告表示が出たり消えたりすることにな
り、ユーザが電池の交換あるいは充電が必要な時期を判
断しにくいという問題があった。
【0006】また、ユーザにとっては電池はできるだけ
長く使用したいものなので、警告表示が出たり、消耗度
表示が使用限界を示したりしても、それがあまり信頼性
がないため、ついもう少し、もう少しと使用し続けて大
事な時に突然動作不能に至ってしまいがちであった。
【0007】殊に、テープレコーダ,ビデオカメラ,フ
ロッピディスク付ポータブルパソコンのようなデータ記
録再生手段を備えた電池式電子機器において、データ
(この明細書中で「データ」とは音声,映像等の各種情
報を含む)の記録中に急に正常な動作が不能になると、
一連のデータの途中でその記録が途絶えてしまうばかり
か、既に記録されているデータが破壊あるいは消去され
てしまう恐れもあった。あるいは、一連の動作の途中で
止ってしまって撮影等に失敗しり、電池を交換してもす
ぐに動作を開始できなくなってしまったりする恐れもあ
った。
【0008】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、電池によって駆動されるモータ等の電磁誘導形
駆動手段を備えた電子機器において、電池の交換あるい
は充電を促す警告表示が出ているかあるいはモータ等を
作動させた時にのみ出る状態で使用し続けたとしても、
機器の正常動作が不能になる前に一連の動作の区切りや
最小限必要な処理を行なった後、その作動を停止できる
ようにすることを目的とする。
【0009】また、上記警告表示が電子機器の動作状態
によってふらつくことなく、電池の交換あるいは充電が
必要な時期を的確に表示し得るようにすることを他の目
的とする。さらに、データ記録再生手段を有する電子機
器の場合には、データ記録中に電池電圧が不用意に正常
な動作が可能な限界値以下に低下して記録が中断した
り、記録されているデータが破壊あるいは消去されるよ
うな恐れをなくすことも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、電池によって駆動されるモータ等の電磁
誘導形駆動手段を備えた電池式電子機器において、電池
電圧が第1の所定電圧以下になった時にそれを検出する
第1の電圧検出手段と、電磁誘導形駆動手段が作動中の
電池電圧を監視し、該電池電圧が上記第1の所定電圧よ
り低く、該機器の正常動作が可能な電圧の下限より若干
高い第2の所定電圧以下になった時にそれを検出する第
2の電圧検出手段と、電池の交換又は充電を促す警告表
示を行なう表示手段と、上記第1の電圧検出手段と第2
の電圧検出手段のいずれかが電池電圧の低下を検出した
時に上記表示手段に警告表示を行なわせると共に、上記
第2の電圧検出手段が電池電圧の低下を検出した時に
は、所要の遅延時間をおいて上記電磁誘導形駆動手段の
作動を停止させる制御手段とを設けたものである。
【0011】また、上記第1の電圧検出手段を、消費電
力が略ゼロか若しくは少ない状態での電池電圧を監視し
て、その電池電圧が第1の所定電圧以下になった時にそ
れを検出する手段とし、その第1の電圧検出手段と上記
第2の電圧検出手段のいずれかが電池電圧の低下を検出
した時に制御手段が上記表示手段に警告表示を行なわせ
るようにしてもよい。
【0012】上記の各電池式電子機器において、第2の
電圧検出手段が電池電圧の低下を検出した時にその検出
結果を保持する手段を設けるのが望ましい。また、上記
表示手段及び制御手段が、第1の電圧検出手段が電池電
圧の低下を検出した時と第2の電圧検出手段が電池電圧
の低下を検出した時とで警告表示の態様を異ならせる手
段を有するようにするとよい。
【0013】この発明はまた、電池によって駆動される
モータ等の電磁誘導形駆動手段とデータ記録再生手段と
を備えた電池式電子機器において、上記電磁誘導形駆動
手段が作動中の電池電圧を監視し、その電池電圧が該機
器の正常動作が可能な電圧の下限より若干高い所定電圧
以下になった時にそれを検出する電圧検出手段と、電池
の交換又は充電を促す警告表示を行なう表示手段と、上
記電圧検出手段が電池電圧の低下を検出した時に上記表
示手段に警告表示を行なわせると共に、そのとき上記デ
ータ記録再生手段がデータ記録中であればその記録ファ
イルをクローズさせる制御手段とを設けたものも提供す
る。
【0014】この電子機器において、上記電圧検出手段
を前記第2の電圧検出手段とし、別に前記第1の電圧検
出手段に相当する電圧検出手段(電池電圧が第1の所定
電圧以下になった時にそれを検出する)も設け、制御手
段はこれらの各電圧検出手段のいずれかが電池電圧の低
下を検出した時に前記表示手段に警告表示を行なわせ、
第2の電圧検出手段が電池電圧の低下を検出した時にデ
ータ記録再生手段がデータ記録中であればその記録ファ
イルをクローズさせるようにしてもよい。
【0015】さらに、上記制御手段が記録ファイルをク
ローズさせた後上記電磁誘導形駆動手段の作動を停止さ
せる手段と、その作動停止後も上記表示手段による警告
表示を継続させる手段とを設けるのが望ましい。
【0016】
【作用】このように構成したこの発明による電池式電子
機器は、常時は電池電圧が第1の所定電圧以下になった
時にそれを検出し、電磁誘導形駆動手段が作動中は電池
電圧が上記第1の所定電圧より低く、該機器の正常動作
が可能な電圧の下限より若干高い第2の所定電圧以下に
なった時にもそれを検出して、そのいずれかの検出によ
って電池の交換又は充電を促す警告表示を行なう。そし
て、第2の電圧検出手段が電池電圧の低下を検出した時
には、所要の遅延時間をおいて上記電磁誘導形駆動手段
の作動を停止させる。
【0017】したがって、2段階の警告表示が可能であ
り、電磁誘導形駆動手段の非作動時に警告表示が出て
も、電磁誘導形駆動手段の作動時に電池電圧が第2の所
定電圧以下にならなければ(電池の容量が大きい場合は
そうなる)、機器は正常に作動し続け、もし第2の所定
電圧以下になった場合でも、所要の遅延時間をおいて電
磁誘導形駆動手段の作動を停止させるので、その遅延時
間を例えば一連の動作の区切りや最小限必要な処理が済
むまで(カメラの場合のフイルム巻上げ中であればその
完了まで、ビデオカメラの撮影中であればその1カット
の撮影完了まで、データ記録装置の記録中であればその
記録データが途切れるまで記録してファイルを閉じるま
で等)にしておけば、前述した種々の不都合を解消でき
る。
【0018】また、消費電力が略ゼロか若しくは少ない
状態では電池電圧の低下を上記第1の所定電圧で監視
し、モータ等の電磁誘導形駆動手段が作動中には第2の
所定電圧(第2の所定電圧<第1の所定電圧)で監視し
て、そのいずれかで電池電圧の低下を検出した時に電池
の交換又は充電を促す警告表示を行なうようにすれば、
電池電圧が第1の所定電圧より高く、電磁誘導形駆動手
段が作動してもその電池電圧が第2の所定電圧以下にな
らない間は、全く警告表示がなされることはなく、ユー
ザは安心して使用し続けせれる。
【0019】そして、電池電圧が第1の所定電圧より低
くなって警告表示がなされても、電磁誘導形駆動手段を
作動させた時に、その電池電圧が第2の所定電圧以下に
ならなければその警告表示が消えるので、すぐに電池の
交換や充電ができなくてももう少しは正常に使用できる
ことが判る。電池電圧が常時第1の所定電圧以下にな
り、電磁誘導形駆動手段が作動すると第2の所定電圧以
下に低下する状態では、警告表示が動作状態によってふ
らつかずに継続してなされるので、機器の正常な動作が
不能になる前に確実に警告表示を行なうことができる。
【0020】上記第2の電圧検出手段が電池電圧の低下
を検出した時にその検出結果を保持するようにすれば、
電磁誘導形駆動手段の起動時に電池電圧が第2の所定電
圧以下に低下し、それを検知して一旦警告表示を行なっ
た場合、その後電磁誘導形駆動手段の駆動電流の減少や
作動停止によって電池電圧が回復しても、警告表示が消
えたり、電磁誘導形駆動手段が再び起動するようなこと
がなくなる。
【0021】また、第1の電圧検出手段が電池電圧の低
下を検出した時と第2の電圧検出手段が電池電圧の低下
を検出した時とで警告表示の態様(表示内容や表示色な
ど)を異ならせれば、ユーザは電池の交換又は充電時期
に来ているがまだ少しは使用できるのか、もう限界直前
なのかを容易に判別できる。
【0022】さらに、データ記録再生手段を備えたもの
の場合、電池電圧が該機器の正常動作が可能な電圧の下
限より若干高い所定電圧以下になったことを検出した時
に、電池の交換又は充電を促す警告表示を行なうと共
に、データ記録再生手段がデータ記録中であればその記
録ファイルをクローズさせることにより、既に記録され
ているデータが破壊あるいは消去されてしまう恐れがな
くなる。
【0023】この場合も、前述のものと同様に、常時第
1の所定電圧による電池電圧の監視と、それによる電池
電圧の低下検出による警告表示も行なうようにすれば、
ユーザに電池の交換又は充電時期を早めに知らせること
ができる。さらに、上記記録ファイルをクローズさせた
後、電磁誘導形駆動手段の作動を停止させ、その作動停
止後も上記表示手段による警告表示を継続させるように
すれば、それ以上の電池の無駄な消耗をなくし、電池の
交換又は充電を促し続けることができる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。ここでは、電池によって駆動されるモ
ータ等の電磁誘導形駆動手段とデータ記録再生手段とを
備えた電池式電子機器の一種であるMIDIデータファ
イラにこの発明を適用した実施例について説明する。
【0025】MIDIデータファイラとは、シンセサイ
ザ,リズムマシン,シーケンサ,コンピユータなどの演
奏情報を相互に伝達するために決められたデータ転送規
格であるMIDI(Musical Instrument Digital I
nterface)データを入力して記録(格納)/再生(読
出)し、音源装置やサウンドシステムを接続して演奏で
きるものである。図1は、この実施例のMIDIデータ
ファイラのこの発明に係わる部分のみを示すブロック回
路図である。
【0026】図中、1は電源回路であり、図示しないA
C/DCアダプタからのDC入力プラグを挿着するため
のDC入力ジャック2と、電池を装填した時にその陽極
に接する陽極端子3a及び陰極に接する陰極端子3b
と、ノイズ除去用のフィルタ回路4と、電源ライン18
を通じての機内各部への電源供給をオン・オフするパワ
ースイッチ5と、負荷変動に係わらず供給電圧を安定さ
せるためのレギュレータ6と、逆流防止用のダイオード
7とを備えている。
【0027】8はこのMIDIデータファイラ全体を統
括制御するマイクロコンピュータであり、中央処理装置
であるCPU9,プログラムメモリであるROM10,
及びワーキングメモリであるRAM11からなり、これ
かがバスライン12によって相互に接続されている。な
お、このマイクロコンピュータ8へのMIDIデータの
入出力インタフェースは図示を省略している。
【0028】13は各種制御スイッチであり、その各操
作信号をバスライン12を介してマイクロコンピュータ
8へ入力させる。この各種制御スイツチ(キー)13に
は、例えば次のようなものがある。 REC(記録) MDR(バルクデータの再生) SE
Q(自動演奏再生) JOB(編集) UTIL(編集のためのデータ範囲設
定) PAUSE(一時停止) START/STOP(開
始/停止) CURSOR(カーソル) TEMPO(再生時のテ
ンポ)
【0029】14はフロッピディスク・コントローラ
(以下「FDC」と略称する)であり、バスライン12
を介してマイクロコンピュータ8と接続され、その命令
に従ってフロッピディスク・ドライバ(以下「FDD」
と略称する)15及びそのモータ16(M1,M2)を
制御して、フロッピディスクFDへのデータの記録(格
納)あるいはそこに記録されているデータの再生(読
出)を行なわせる。ここで、モータ16がM1,M2と
2個あるのは、ディスク回転用(M1)とヘッダ移動用
(M2)とが必要だからである。
【0030】17は表示器で、例えば液晶式キャラクタ
・ディスプレイを使用し、この装置の操作手順に関する
ガイダンスやモード状態等の表示の他に、後述する電圧
検出回路が電池電圧の低下を検出した時に、マイクロコ
ンピユータ8に制御されて電池の交換あるいは充電を促
す警告表示も行なう。
【0031】20,21が電池電圧の低下を検出する第
1,第2の電圧検出回路である。第1の電圧検出回路2
0は、基準電源23とコンパレータ24及び電源回路1
のパワースイッチがオンの時のレギュレータ6の入力電
圧(電池電圧に相当する)Vbを分圧する抵抗R1,R
2とからなる。基準電源23は、例えば電圧Vbを抵抗
とツェナダイオードで分圧してツェナダイオードの両端
から定電圧を出力するもの、もしくはボタン電池あるい
はその他の手段で、この例では 1.25Vをコンパレー
タ24の一方の入力端子Bに印加する。
【0032】コンパレータ24の他方の入力端子Aに
は、抵抗R1とR2による電圧Vbの分圧点の電圧Vc
が印加され、コンパレータ24は両入力端子の電圧を
A,Bとしたとき、A<Bすなわち Vc<1.25Vに
なると、出力信号BH をハイレベル“1”からローレベ
ル“0”に反転し、その信号をバスライン12を介して
マイクロコンピュータ8に入力させる。なお、基準電源
23とコンパレータ24とをワンチップにまとめたIC
が市販されている。
【0033】ここで、抵抗R1,R2の抵抗値をそれぞ
れR1,R2とすると、 Vc=Vb×R2/(R1+R2)であるから、 Vb=Vc×(R1+R2)/R2 であり、 R1=10KΩ,R2=2.525KΩとすれば、Vc
=1.25Vのとき、 Vb=1.25×(10+2.525)/2.525=6.2(V) となる。これが第1の所定電圧VBHであり、電池電圧V
bがこの電圧6.2V より低くなった時に、この第1の
電圧検出回路20がそれを検出して出力信号BHを
“1”から“0”にする。
【0034】第2の電圧検出回路21は、基準電源25
とコンパレータ26及び前述と同じ電圧Vbを分圧する
抵抗R3,R4とからなる。基準電源25も前述の基準
電源23と同一構成で、この例では 1.25Vをコンパ
レータ26の一方の入力端子Bに印加する。
【0035】コンパレータ26の他方の入力端子Aに
は、抵抗R3とR4による電圧Vbの分圧点の電圧Vd
が印加され、コンパレータ26は両入力端子の電圧を
A,Bとしたとき、A<Bすなわち Vd<1.25Vに
なると、出力信号をハイレベル“1”からローレベル
“0”に反転し、その信号をインバータ27で反転させ
て、ラッチ用フリップフロップ回路(以下「ラッチ用F
F」と略称する)25のクロック端子に入力させる。
【0036】ここで、抵抗R3,R4の抵抗値をそれぞ
れR3,R4とすると、 Vd=Vb×R4/(R3+R4)であるから、 Vb=Vd×(R3+R4)/R4 であり、 R3=10KΩ,R4=3.197KΩとすれば、Vd
=1.25Vのとき、 Vb=1.25×(10+3.197)/3.197=5.16(V) となる。これが第2の所定電圧VBLであり、電池電圧V
bがこの電圧5.16Vより低くなった時に、この第2
の電圧検出回路21がそれを検出して出力信号を“1”
から“0”にする。
【0037】この第2の所定電圧VBL=5.16V は、
モータ16及びFDD15が作動して、このMIDIデ
ータファイラが正常に動作可能な電圧の下限より若干高
い電圧であり、モータ16等が作動しておらず消費電力
が略ゼロか若しくは少ない状態で正常動作が可能な電圧
の下限より若干高い電圧である第1の所定電圧VBL=
6.2V より低く設定されている。
【0038】そして、第2の電圧検出回路21が電池電
圧が第2の所定電圧以下に低下したことを検出して出力
信号を“0”にすると、インバータ27の出力が“1”
になり、その立上りタイミングでラッチ用FF28がレ
ギュレータ6の出力電圧+Vをラッチして出力信号BL
(反転Q出力)を“1”から“0”にし、その信号をバス
ライン12を介してマイクロコンピュータ8に入力させ
る。
【0039】すなわち、このインバータ27及びラッチ
用FF28は、第2の電圧検出回路21が電池電圧の低
下を検出した時、その検出結果を保持する手段である。
なお、このラッチ用FF28によるラッチ状態は、パワ
ースイッチ5のON時にマイクロコンピュータ8からの
クリア信号によりクリアさせる。あるいは、各種制御ス
イッチ13の中にクリアスイッチを設け、その操作によ
ってクリアできるようにしてもよい。このようにする
と、電池電圧の低下により一旦ラッチがかかると、再び
パワースイッチ5をONするか、クリアスイッチをON
する以外にラッチを解除できないので、再びモータ16
を動かすモードには入れない。
【0040】マイクロコンピュータ8は、モータ16を
駆動していない期間は第1の電圧検出回路20からの検
出信号BH を監視し、モータ16を駆動している期間は
ラッチ用FF28からの検知信号BL を監視して、その
いずれかが“0”になると、表示器に電池の交換を促す
(電池として二次電池を使用する場合は充電を促す)警
告表示を行なう。この警告表示としては、例えば「!B
attery Low 」と表示する。
【0041】また、ラッチ用FF28からの検知信号B
L が“0”になった時に、FDD15によりフロッピデ
ィスクFDにデータを記録している場合には、直ちにあ
るいは入力データが一区切りするまで記録した後、その
記録ファイルをクローズさせる制御を行なう。即ちフロ
ッピディスクFDへのアクセスを禁止状態にする。
【0042】図2は電池電圧Vbと第1の所定電圧VBH
及び第2の所定電圧VBLの関係を示す図である。パワー
スイッチ5がOFFの時は消費電力がゼロであり、電池
電圧Vbは比較的高いが、時点t1 でパワースイッチ5
がONになり、電源回路1からモータ16等の電磁誘導
形駆動手段(ソレノイド,プランジャ等があればそれも
含む)以外の回路部分に給電されると、消費電力が少な
い通電状態になり、Vbが若干低下する。
【0043】しかし、第1の所定電圧VBH を、この状
態の時に必要な電圧の下限値より若干高く設定してある
ので、通常は電圧VbがVBH 以下になることはない
が、電池の消耗が進むと電圧Vbが低下してパワースイ
ッチ5をONにした時に、すぐにVBH以下になって、第
1の電圧検出回路20によってそれが検出されることに
なる。
【0044】また、パワースイッチ5をONにした後、
時点t2 でMIDIデータの記録あるいは再生が開始さ
れ、モータ16等の電磁誘導形駆動手段が作動すると大
きな起動電流が流れるため、電圧Vbが一旦大きく低下
した後ある程度回復する。この電圧が最も低下した時で
もこの装置が正常に動作する下限値より若干高く第2の
所定電圧VBLを設定しているので、通常はモータ15を
起動しても電圧VbがVBL 下になることはないが、電
池の消耗が進むとモータ15の起動時に電圧Vbが第2
の所定電圧VBL より低下するようになり、第2の電圧
検出回路21によってそれが検出されることになる。
【0045】そして、第2の電圧検出回路21によって
電池電圧の低下が一旦検出されると、それがラッチ用F
F28にラッチされて保持されるので、その後定常作動
状態になって電池電圧が若干回復して第2の所定電圧V
BL 以上になっても、警告表示が消えることはない。
【0046】このモータ15等の電磁誘導形駆動手段が
作動した時の電池電圧の低下率は電池容量が小さい程大
きくなるので、電池容量が小さい場合には、第1の電圧
検出回路20よりも先に第2の電圧検出回路が電池電圧
の低下を検出することになり、電池容量が大きい場合に
は、逆に第1の電圧検出回路の方が先に電池電圧の低下
を検出することになる。
【0047】次に、図3乃至図5のフローチャートを参
照して、図1のマイクロコンピュータ8によるこの発明
に係わる処理について説明する。図3の(A)はメイン
ルーチンであり、スタートすると先ず初期設定を行な
い、次いで各種スイッチ処理,第1電池電圧管理処理,
第2電池電圧管理処理を順次実行し、各種スイッチ処理
から第2電池電圧管理処理までを繰り返し実行する。こ
れらの各サブルーチンの詳細は後述する。
【0048】図3の(B)はタイマインタラプト・ルー
チンであり、各種フラグを見て、そのフラグが立ってい
ればそのジョブを実行する各種ジョブ処理を行ない、そ
の後にフラグDSP−WAIT(各種制御スイッチ13
のいずれかがオンイベント時に警告表示「!Battery
Low 」を消し、1分後に再び表示させるためのフラ
グ)が“1”か否かを判断する。
【0049】そして、“1”でなければ何もせずに
(A)のメインルーチンへリターンし、“1”であれ
ば、タイマカウント・レジスタTをインクリメントし
て、T=1分か否かを判断し、1分経過していなければ
そのままメインルメーチンへリターンするが、1分間経
過すると、警告表示「!Battery Low 」を行なって、
この警告表示中は“1”になるフラグDSPを“1”に
し、フラグDSP−WAIT及びタイマカウント・レジ
スタTをそれぞれ“0”にクリアして、メインルーチン
へリターンする。
【0050】各種スイッチ処理のサブルーチンは、図1
の各種制御スイッチ13の各スイッチ(キー)のオンイ
ベントを監視して、いずれかのスイッチがオンになった
時に、それぞれ必要な処理を行なうルーチンである。
【0051】これは図4に示すように、先ずREC(記
録)スイッチのオンイベントをチェックし、あればフラ
グREC(記録モード時に“1”になるフラグ)を反転
し(REC←1−REC;“0”なら“1”にし、
“1”なら“0”にする)した後、それが“1”になれ
ば記録モードにして、初期設定を含む記録準備処理をす
る。そして、空エリアをサーチして書込みにふさわしい
エリアの先頭アドレスを指定し、図3の(B)に示した
タイマインタラプト・ルーチンにて、音長データを音高
データに付加しながら上記エリアに順に書き込んでい
く。その後、例えばSTART/STOPスイッチのO
N等でRECフラグが“0”になったときは、記録モー
ドを解除する。
【0052】次いで、警告表示に関する処理を実行す
る。すなわち、図1に示した第1の電圧検出回路20の
検出信号BH の読み込み結果を示すフラグFBH が
“0”又は第2の電圧検出回路21の検出信号(ラッチ
用FF28にラッチされる)の読み込み結果を示すフラ
グFBL が“0”が否かを判断し、何れか一方又は両方
が“0”(電池電圧の低下を検出している)であれば、
「!Battery Low 」の警告表示を消して、フラグDS
P−WAITを“1”に、フラグDSPを“0”にす
る。
【0053】これらの処理を終了した後、あるいはフラ
グFBH ,FBL がいずれも“1”のとき、もしくはR
ECスイッチのオンイベントがなかった時には、次にM
DRスイッチのオンイベントをチェックする。そして、
オンイベントがあれば、MDRフラグを反転し、それが
“1”になればバルクデータ再生モードにしてそのジョ
ブを処理し、“0”になったときはバルクデータ再生モ
ードを解除する。その後、前述して警告表示に関する処
理と同じ処理を実行する。
【0054】以下同様にして、各種制御スイッチ13の
各スイッチ(キー)のオンイベントを順次チェックし
て、あればその処理を実行し、最後のTEMPOスイッ
チまでのチエック処理を終えると、図3の(A)に示し
たメインルーチンへリターンする。
【0055】次に、第1電池電圧管理処理は、図5の
(A)に示すように、まずフラグFBH が“0”(第1
の電圧検出回路20が電池電圧の低下を検出)か否かを
判断し、“0”でなければそのままメインルーチンへリ
ターンするが、“0”であればフラグDSPが“1”
(警告表示中)か否かを判断する。そして、“1”であ
ればそのままメインルーチンへリターンするが、“0”
であれば「!Battery Low 」を表示し、フラグDSP
−WAITを“0”に、フラグDSPを“1”にして、
メインルーチンへリターンする。
【0056】第2電池電圧管理処理は、図5の(B)に
示すように、まずフラグFBL が“0”(第2の電圧検
出回路21が電池電圧の低下を検出)か否かを判断し、
“0”でなければそのままメインルーチンへリターンす
るが、“0”であれば次に記録モード中(フラグREC
が“1”)か否かを判断し、記録モード中でなければ次
にモータ駆動中か否かを判断する。
【0057】モータ駆動中であればモータ停止指示(モ
ータ駆動フラグMを“0”にする)をして、モータ16
の駆動を停止させる。そして、「!Battery Low 」を
表示し、フラグDSP−WAITを“0”に、フラグD
SPを“1”にして、メインルーチンへリターンする。
モータ駆動中でなくDSP=0でなければ、「!Batte
ry Low 」を表示し、フラグDSP−WAITを“0”
に、フラグDSPを“1”にする処理のみを行なって、
メインルーチンへリターンする。このときDSP=0な
ら、なにもしないでメインルーチンへリターンする。
【0058】一方、フラグFBL が“0”のときに記録
モードであると、ファイルのクローズ処理を行なって、
フラグRECを“0”にする。このファイルのクローズ
処理は直ちに行なってもよいが、記録中の入力データが
一区切りするまで記録した後、クローズ処理をするのが
望ましい。
【0059】例えば、図5の(B)におけるCLOSE
処理の前に図6に示す処理を挿入すればよい。すなわ
ち、休符データもしくはこれに代わる状態(キーオフデ
ータの後にしばらく各種データを受信しない状態)が続
いているかを一切データとしてサーチし、上記状態がし
ばらく続くと一区切データありとみなし、次の処理であ
るCLOSE処理に移るようにしてもよい。その後、モ
ータ停止指示をしてモータ16の駆動を停止させ、「!
BatteryLow 」を表示し、フラグDSP−WAITを
“0”に、フラグDSPを“1”にして、メインルーチ
ンへリターンする。
【0060】この実施例によれば、第1電池電圧管理処
理においてフラグFBH が“0”になるといつでも警告
表示をするので、モータ16を作動させるまでは警告表
示がなされていなくても、モータ16を作動させると消
費電力の増大により電池電圧が低下して第1の所定電圧
VBH(6.2V)以下になり、警告表示されることになる
が、このようにモータ16の作動時にのみ警告表示され
る状態では、通常はまだ正常に動作する。
【0061】そして、モータ16が作動していない時で
も警告表示されるようになったら、早急に電池の交換又
は充電をしなければならないことが判る。それでもモー
タを起動させると、電池電圧が第2の所定電圧VBL(5.
16V)以下に低下する恐れがあるが、その検出時には
まだ正常な動作が可能なので、その場合にはフロッピデ
ィスクFDのファイルをクローズしてから(遅延時間を
おいて)モータ16を停止させる。したがって、既に記
録されているデータが破壊されたり消去されたりする恐
れはない。その際、先に図6で説明したように、記録中
の入力データが一区切りするまで記録した後、クローズ
処理をするようにすれば、連続するデータの途中で記録
が途切れてしまうようなこともなくなる。
【0062】電池容量が小さい場合には、モータ16の
非作動時には電池電圧が第1の所定電圧VBH以上あって
警告表示されていなくても、モータ16を起動すると第
2の所定電圧VBL以下になって、ファイルのクローズと
モータの停止及び警告表示がされることがあるが、その
ような場合でも第2の電圧検出回路21による検出結果
がラッチ用FF28にラッチされて保持されるので、モ
ータ停止によりファイルのクローズが解除されたり、警
告表示が消えたりすることはない。
【0063】また、第1の電圧検出回路20が電池電圧
の低下を検出した時(FBH =0の時)と第2の電圧検
出回路21が電池電圧の低下を検出した時(FBL=0
の時)とで警告表示の態様(表示内容や表示色など)を
異ならせれば、ユーザは電池の交換又は充電時期に来て
いるがまだ少しは使用できるのか、もう限界直前なのか
を容易に判別できる。
【0064】例えば、前者の場合は「!Battery Low
」を静止表示あるいは黄色のLEDを点灯表示し、後
者の場合は「!Battery Low 」を点滅表示あるいは
「!Battery Change 」を静止あるいは点滅表示する
か、又は赤色のLEDを点灯(連続あるいは点滅)し、
両者が共に検出した時には後者の表示態様とするなど、
種々の態様で警告表示をなし得る。
【0065】さらに、第1電池管理処理を図7に示すよ
うに変更すれば、電池電圧が第1の所定電圧VBH以下に
低下して、フラグFBH が“0”になっても、モータ1
6等の電磁誘導形駆動手段が作動しておらず、消費電力
が略ゼロか若しくは少ない状態の時でなければ、警告表
示等を行なわないようにすることができる。このように
すれば、電池電圧が第1の所定電圧VBHより高く、モー
タ16等の電磁誘導形駆動手段を起動させても第2の所
定電圧VBL以下になるようなことがない場合には、機器
の作動状態に係わらず警告表示がなされることはなく、
ユーザは安心して機器を使用できる。
【0066】なお、この実施例では、記録(REC)モ
ード,再生モード共に電池電圧が第2の所定電圧以下に
低下したことを検出した時には、そのモードを停止して
モータを止めるようにしたが、記録モード以外の場合に
はフロッピディスクの記録されたデータが消えたりする
ことはないので、再生モードではモータを動かし続けて
再生モードを続行し、警告表示のみを行なうようにして
もよい。この場合もレギュレータ6にてシステムへは定
電圧を供給し続けられるので、モータ16が回転むら等
を起すことがないのは勿論である。
【0067】また、この実施例では電池電圧が第1の所
定電圧以下になって警告表示が出ていても、記録モード
にしてモータが起動した時に電池電圧が第2の所定電圧
以下に低下しなければ(大容量の電池を使用している場
合に起る)、正常に動作するようにし、第2の所定電圧
以下になった時に初めてファイルをクローズするように
しているが、電池電圧が第1の所定電圧以下になった時
にもファイルをクローズするようにしてもよい。
【0068】さらに、この発明はMIDIデータファイ
ラに限らず、電源として電池を使用する各種電子機器に
適用でき、データ記録手段を備えていない電子機器で
も、電池電圧が第2の所定電圧以下に低下したことを検
知してから、モータ等の電磁誘導形駆動手段の作動を停
止させるまでの間に所要の遅延時間をおき、その間にや
りかけの一連の動作を完了させたり、停止前に最小限必
要な処理を済ませたりすることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、電池によって駆動されるモータ等の電磁誘導形駆
動手段を備えた電子機器において、電池の交換あるいは
充電を促す警告表示が出ているかあるいはモータ等を作
動させた時にのみ出る状態で使用し続けたとしても、機
器の正常動作が不能になる前に一連の動作の区切りや最
小限必要な処理を行なった後、その作動を停止するの
で、一連の動作の途中で止ってしまったり、一連のデー
タの途中でその記録が途絶えてしまったりするような不
都合を解消できる。
【0070】また、警告表示が電子機器の動作状態によ
ってふらつくことなく、電池の交換あるいは充電が必要
な時期を的確に表示できるようにすることも可能であ
る。さらに、データ記録再生手段を有する電子機器の場
合には、データ記録中に電池電圧が不用意に正常な動作
が可能な限界値以下に低下して記録が中断したり、記録
されているデータが破壊あるいは消去されるような恐れ
をなくすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すMIDIデータファ
イラのこの発明に係わる部分のみを示すブロック回路図
である。
【図2】電池電圧Vbと第1の所定電圧VBH及び第2の
所定電圧VBLの関係を示す線図である。。
【図3】図1のマイクロコンピュータ8によるこの発明
に係わる処理のメインルーチン及タイマインタラプトル
ーチンのフロー図である。
【図4】同じくその各種スイッチ処理のサブルーチンの
フロー図である。
【図5】同じくその第1電池電圧管理処理及び第2電池
電圧管理処理のフロー図である。
【図6】第2電池電圧管理処理におけるCLOSE処理
の前に挿入可能な処理の部分的なフロー図である。
【図7】同じくその第1電池電圧管理処理を一部変更し
た例を示すフロー図である。
【符号の説明】 1…電源回路、2…DC入力ジャック、3a…陽極端
子、3b…陰極端子、5…パワースイッチ、6…レギュ
レータ、8…マイクロコンピュータ、13…各種制御ス
イッチ、14…フロッピディスク・コントローラ(FD
C)、15…フロッピディスク・ドライバ(FDD)、
16…FDDのモータ(電磁誘導形駆動手段)17…表
示器、20…第1の電圧検出回路、21…第2の電圧検
出回路、23,25…基準電源、24,26…コンパレ
ータ、27…インバータ、28…ラッチ用フリップフロ
ップ回路、FD…フロッピディスク、R1〜R4…分圧
用の抵抗

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池によって駆動されるモータ等の電磁
    誘導形駆動手段を備えた電池式電子機器において、 電池電圧が第1の所定電圧以下になった時にそれを検出
    する第1の電圧検出手段と、 前記電磁誘導形駆動手段が作動中の電池電圧を監視し、
    該電池電圧が前記第1の所定電圧より低く、該機器の正
    常動作が可能な電圧の下限より若干高い第2の所定電圧
    以下になった時にそれを検出する第2の電圧検出手段
    と、 電池の交換又は充電を促す警告表示を行なう表示手段
    と、 前記第1の電圧検出手段と第2の電圧検出手段のいずれ
    かが電池電圧の低下を検出した時に前記表示手段に警告
    表示を行なわせると共に、前記第2の電圧検出手段が電
    池電圧の低下を検出した時には、所要の遅延時間をおい
    て前記電磁誘導形駆動手段の作動を停止させる制御手段
    とを有することを特徴とする電池式電子機器。
  2. 【請求項2】 電池によって駆動されるモータ等の電磁
    誘導形駆動手段を備えた電池式電子機器において、 消費電力が略ゼロか若しくは少ない状態での電池電圧を
    監視し、該電池電圧が第1の所定電圧以下になった時に
    それを検出する第1の電圧検出手段と、 前記電磁誘導形駆動手段が作動中の電池電圧を監視し、
    該電池電圧が前記第1の所定電圧より低く、該機器の正
    常動作が可能な電圧の下限より若干高い第2の所定電圧
    以下になった時にそれを検出する第2の電圧検出手段
    と、 電池の交換又は充電を促す警告表示を行なう表示手段
    と、 前記第1の電圧検出手段と第2の電圧検出手段のいずれ
    かが電池電圧の低下を検出した時に前記表示手段に警告
    表示を行なわせる制御手段とを有することを特徴とする
    電池式電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電池式電子機器に
    おいて、第2の電圧検出手段が電池電圧の低下を検出し
    た時にその検出結果を保持する手段を設けたことを特徴
    とする電池式電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    電池式電子機器において、前記表示手段及び制御手段
    が、前記第1の電圧検出手段が電池電圧の低下を検出し
    た時と第2の電圧検出手段が電池電圧の低下を検出した
    時とで警告表示の態様を異ならせる手段を有することを
    特徴とする電池式電子機器。
  5. 【請求項5】 電池によって駆動されるモータ等の電磁
    誘導形駆動手段とデータ記録再生手段とを備えた電池式
    電子機器において、 前記電磁誘導形駆動手段が作動中の電池電圧を監視し、
    該電池電圧が該機器の正常動作が可能な電圧の下限より
    若干高い所定電圧以下になった時にそれを検出する電圧
    検出手段と、 電池の交換又は充電を促す警告表示を行なう表示手段
    と、 前記電圧検出手段が電池電圧の低下を検出した時に前記
    表示手段に警告表示を行なわせると共に、そのとき前記
    データ記録再生手段がデータ記録中であればその記録フ
    ァイルをクローズさせる制御手段とを有することを特徴
    とする電池式電子機器。
  6. 【請求項6】 電池によって駆動されるモータ等の電磁
    誘導形駆動手段とデータ記録再生手段とを備えた電池式
    電子機器において、 電池電圧が第1の所定電圧以下になった時にそれを検出
    する第1の電圧検出手段と、 前記電磁誘導形駆動手段が作動中の電池電圧を監視し、
    該電池電圧が前記第1の所定電圧より低く、該機器の正
    常動作が可能な電圧の下限より若干高い第2の所定電圧
    以下になった時にそれを検出する第2の電圧検出手段
    と、 電池の交換又は充電を促す警告表示を行なう表示手段
    と、 前記第1の電圧検出手段と第2の電圧検出手段のいずれ
    かが電池電圧の低下を検出した時に前記表示手段に警告
    表示を行なわせると共に、前記第2の電圧検出手段が電
    池電圧の低下を検出した時に前記データ記録再生手段が
    データ記録中であればその記録ファイルをクローズさせ
    る制御手段とを有することを特徴とする電池式電子機
    器。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の電池式電子機器に
    おいて、前記制御手段が記録ファイルをクローズさせた
    後前記電磁誘導形駆動手段の作動を停止させる手段と、
    その作動停止後も前記表示手段による警告表示を継続さ
    せる手段とを設けたことを特徴とする電池式電子機器。
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