JPH10143976A - 光ディスクドライブ装置 - Google Patents

光ディスクドライブ装置

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Publication number
JPH10143976A
JPH10143976A JP8294966A JP29496696A JPH10143976A JP H10143976 A JPH10143976 A JP H10143976A JP 8294966 A JP8294966 A JP 8294966A JP 29496696 A JP29496696 A JP 29496696A JP H10143976 A JPH10143976 A JP H10143976A
Authority
JP
Japan
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optical disk
time
recording
track
voltage
Prior art date
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Application number
JP8294966A
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English (en)
Inventor
Osamu Inoue
修 井上
Masaru Yamaoka
勝 山岡
Shinichi Sato
晋一 佐藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライトトラック中に電池切れを起こしても光
ディスクが使用不可能にならないようにする。 【解決手段】 電源供給がバッテリであり、光ディスク
1の予約したトラックに光スポットを照射してデータを
記録する光ディスクドライブ装置において、バッテリに
よって供給される電圧を監視する電源電圧監視回路10
を有し、CPU7がその監視された電圧に基づいて記録
動作可能時間を算出して、トラック予約時に記録時間が
記録動作可能時間を超えるとき、記録動作を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクの予
約したトラックに光スポットを照射してデータを記録す
るCD−EドライブやCD−Rドライブ等の光ディスク
ドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電源電圧監視レベルとして上位と
下位の2つの電圧レベルを設け、電源電圧が上位レベル
よりも下がったときには書き込み/イレイズ電流駆動回
路への電流供給を停止し、さらに下位レベルより低下し
たときには全ての電力供給を停止する電源モニタ(例え
ば、特公平5−22983号公報参照)があった。
【0003】なお、図13に、電池の放電時間と電池電
圧の関係を示す放電特性の線図を示す。この線図に示す
ように、アルカリ・マンガン電池等の電池電圧Vは放電
時間と共に徐々に低下することが明らかになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】追記型光ディスクドラ
イブであるCD−Rドライブや書き換え型光ディスク装
置であるCD−Eドライブ等の光ディスクドライブ装置
も、持ち運び可能なパソコンに内蔵できるようにする要
望が多い。
【0005】この場合、光ディスクドライブ装置への電
源供給は電池を使用することになるが、電池によって光
ディスクドライブ装置を駆動すると、電池の消耗度によ
ってドライブの動作が不安定になり、特にデータライト
中にこのような状態になると次のような問題を生じるこ
とになる。
【0006】一般的に、CD−R/CD−Eドライブ等
の光ディスクドライブ装置における光ディスクへのデー
タの書き込みは、次の手順によって行なっている。 1.書き込もうとするトラックのデータ長を予約する
(リザーブトラック) 2.その予約情報をPMAに記録する(ライトPMA) 3.その予約したトラックにデータを記録する(ライト
トラック) このような書き込み処理をリザーブ後書き込み法処理と
称する。
【0007】上記PMAとはプログラムメモリエリアで
あり、1000個のブロックから成り、次の3つの情報
を記録する。 1.トラックの番号、そのトラックのスタート時間及び
ストップ時間 2.ディスクアイデンティケーション(オプション) 3.スキップ/アンスキップ情報
【0008】そして、これらの情報は、連続する5ブロ
ックに繰り返し同じ値を書き込まなければならないし、
さらにその書き込み時には連続する10ブロックを一度
に書き込む必要が有る。
【0009】図14は、光ディスクのPMAのフォーマ
ットを示す図である。CD−R/CD−Eドライブ等の
光ディスクドライブ装置では、挿入された光ディスクに
対してライト動作を行なうとき、少なくとも光ディスク
を排出する時点ではライトしたトラックのスタート時間
及びストップ時間と光ディスク上のPMA領域に書き込
まれた情報が一致していなければならない。
【0010】しかしながら、ライトPMA後のライトト
ラック中に、ドライブに供給される電源が低下すると正
しくライトトラックできなくなり、ライトトラックを中
断しなければならなくなることもある。ライトトラック
を中断した場合、PMAに書き込まれているトラック情
報と実際のトラック長とが異なってしまう論理的な矛盾
が生じるので、そのトラックのデータをリードできなく
なってしまう。
【0011】そこで、上述した電源モニタのように、電
源電圧が上位レベルよりも下がったときには書き込み/
イレイズ電流駆動回路への電流供給を停止してしまう
と、上述した論理的矛盾を生じてしまい、データ再生が
できなくなってしまうという問題があった。
【0012】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、ライトトラック中に電池切れを起こしても光デ
ィスクが使用不可能にならないようにすることを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、電源供給がバッテリであり、光ディスク
の予約したトラックに光スポットを照射してデータを記
録する光ディスクドライブ装置において、上記バッテリ
によって供給される電圧を監視する電源電圧監視手段
と、その手段によって監視された電圧に基づいて記録動
作可能時間を算出する手段と、トラック予約時に記録時
間が上記記録動作可能時間を超えるとき、記録動作を禁
止する手段を設けたものである。
【0014】また、電源供給がバッテリであり、光ディ
スクの予約したトラックに光スポットを照射してデータ
を記録する光ディスクドライブ装置において、上記バッ
テリによって供給される電圧を監視する電源電圧監視手
段と、その手段によって監視された電圧に基づいて動作
時間を記憶する動作時間記憶手段と、その手段に記憶さ
れた動作時間に基づいて記録動作可能時間を算出する手
段と、トラック予約時に記録時間が上記記録動作可能時
間を超えるとき、記録動作を禁止する手段を設けるとよ
い。
【0015】さらに、電源供給がバッテリであり、光デ
ィスクの予約したトラックに光スポットを照射してデー
タを記録する光ディスクドライブ装置において、上記バ
ッテリによって供給される電圧を監視する電源電圧監視
手段と、所定時間毎に割込みをかけるタイマ手段と、そ
の手段による割込み毎に前記電源電圧監視手段によって
監視された電圧を記憶する手段と、その手段に記憶され
た複数の電圧に基づいて電圧の変化率を求める手段と、
その手段によって求められた電圧の変化率に基づいて記
録動作可能時間を算出する手段と、トラック予約時に記
録時間が上記記録動作可能時間を超えるとき、記録動作
を禁止する手段を設けるとよい。
【0016】さらにまた、電源供給がバッテリであり、
光ディスクの予約したトラックに光スポットを照射して
データを記録する光ディスクドライブ装置において、上
記バッテリによって供給される電圧を監視する電源電圧
監視手段と、トラック記録中に上記電源電圧監視手段に
よって監視している電圧が記録動作不可能電圧の近傍の
所定電圧になったとき、トラック記録動作を中断し、P
MAを更新する手段を設けるとよい。
【0017】この発明の請求項1の光ディスクドライブ
装置によれば、ライトトラックする前にバッテリ(電
池)切れを判断してライトトラックを中止するので、ラ
イトトラック中に外部電圧供給源であるバッテリの電圧
が低下して正常なライト動作ができなくなり、光ディス
クが使用不可能になることを未然に防止することができ
る。また、ライト動作を禁止する際にホストに対してエ
ラーを返すようにすれば、ユーザに対してバッテリが消
耗していることを知らせることができる。
【0018】また、この発明の請求項2の光ディスクド
ライブ装置によれば、電源電圧が降下しはじめてからの
動作時間に基づいてライト動作が不可能になるまでの時
間を正確に把握し、ライトトラックをする前にバッテリ
切れを正しく判断することができるので、ライトトラッ
ク中に外部電圧供給源であるバッテリの電圧が低下して
正常なライト動作ができなくなり、光ディスクが使用不
可能になることを未然に防止することができる。また、
ライト動作を禁止する際にホストに対してエラーを返す
ようにすれば、ユーザに対してバッテリが消耗している
ことを知らせることができる。
【0019】さらに、この発明の請求項3の光ディスク
ドライブ装置によれば、電源電圧の変化率を求めるの
で、バッテリの放電特性が非線形に変化してもライト動
作が不可能になるまでの時間を正確に把握し、ライトト
ラックをする前にバッテリ切れを判断することができる
ので、ライトトラック中に外部電圧供給源であるバッテ
リの電圧が低下して正常なライト動作ができなくなり、
光ディスクが使用不可能になることを未然に防止するこ
とができる。また、ライト動作を禁止する際にホストに
対してエラーを返すようにすれば、ユーザに対してバッ
テリが消耗していることを知らせることができる。
【0020】さらにまた、この発明の請求項4の光ディ
スクドライブ装置によれば、常に電源電圧を監視し、ラ
イトできなくなる前にライト動作を中断し、その中断し
た時点の情報をPMAに上書きして更新するので、PM
Aにおけるトラック情報と実際のトラック長を一致させ
ることができ、ライトトラック中に外部電圧供給源であ
るバッテリの電圧が低下して正常なライト動作ができな
くなり、光ディスクが使用不可能になることを未然に防
止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一
実施形態である光ディスクドライブ装置の概略構成を示
すブロック図である。図2は、図1に示した電源電圧監
視回路の一構成例を示す図である。
【0022】この光ディスクドライブ装置は、図1に示
すように、CD−R,CD−E等の光ディスク1をスピ
ンドルモータ2によって回転駆動する。スピンドルモー
タ2の回転を制御しているのは回転制御系3であり、光
ディスク1が一定の線速度で回転するように制御してい
る。
【0023】光ピックアップ4は、図1では図示を省略
した半導体レーザ,光学系,フォーカスアクチュエー
タ,トラックアクチュエータ,4分割受光素子,及びポ
ジションセンサを内蔵し、レーザ光Lのスポットを光デ
ィスク1上に照射する。
【0024】信号検出部6は、光ピックアップ4にて光
ディスク1からの反射光を受光し、信号検出部6内の同
じく図示を省略したプリアンプを介してそのプリアンプ
の出力を加算することで再生信号(RF信号)を生成
し、その生成した信号を同じく図示を省略した復調回路
を介してドライブコントローラ(CPU)7へ出力す
る。
【0025】また、光ピックアップ4で検出した反射光
は信号検出部6内の同じく図示を省略したプリアンプを
介して同じく図示を省略したフォーカス制御手段でフォ
ーカスエラー信号(FE信号)を生成し、さらに、同じ
く図示を省略したトラック制御手段内でトラックエラー
信号(TE信号)を生成している。
【0026】そして、上記FE信号及びTE信号は、ア
クチュエータ制御系5に出力され、そのアクチュエータ
制御系5はそのFE信号及びTE信号を使用して光ピッ
クアップ4内のフォーカスアクチュエータ,トラックア
クチュエータを制御する。上記光ピックアップ4内の半
導体レーザを制御するのはレーザ駆動回路9である。
【0027】この光ディスクドライブ装置におけるリザ
ーブ後書き込み法処理は、外部インタフェースを介して
イニシエータから発行されるリザーブトラックコマンド
の情報を一旦メモリ8に記憶する。その後、ライトPM
Aコマンドが発行されると、メモリ8に記憶されたPM
A情報を光ディスク1上に記録する。さらに、ライトト
ラックコマンドにより指定されたトラックにデータを記
録して、一連のデータ記録処理動作を完了する。
【0028】すなわち、この光ディスクドライブ装置
は、電源供給がバッテリであり、光ディスク1の予約し
たトラックに光スポットを照射してデータを記録するも
のであり、バッテリによって供給される電圧を監視する
電源電圧監視回路10を有し、CPU7が、その電源電
圧監視回路10によって監視された電圧に基づいて記録
動作可能時間を算出する手段と、トラック予約時に記録
時間が上記記録動作可能時間を超えるとき、記録動作を
禁止する手段の機能を果たす。
【0029】この光ディスクドライブ装置は、バッテリ
(電池)によるドライブの電源電圧は電源電圧監視回路
10によってCPU7で認識できるようにしている。図
2にその電源電圧監視回路10の具体的な構成例を示
す。
【0030】次に、この光ディスクドライブ装置におけ
るリザーブトラック時の処理を説明する。図3は、図1
に示した光ディスクドライブ装置における電源電圧とド
ライブ動作時間との関係を示す線図である。図4は、図
1に示した光ディスクドライブ装置におけるリザーブト
ラック時の処理を示すフローチャートである。
【0031】まず、トラック予約時、ホストから外部イ
ンタフェースを介してリザーブトラックコマンドが発行
されると、CPU7は電源電圧監視回路10によって現
在の電源電圧値:V0を確認する。
【0032】また、現在の電源電圧値:V0から連続し
てデータを記録できる記録動作可能時間:Tweを算出
する。例えば、ライト動作が不可能になる電圧値:Vt
hとすると、ドライブの消費電力は容易にわかるので、
電源電圧値:V0以降の電池の消耗量は予測することが
でき、ライト動作が不可能になる電圧までの残り時間で
ある記録動作可能時間:Tweを算出することができ
る。
【0033】さらに、トラックのリザーブ量から求める
ことができるデータライト時間(記録時間):Twrを
求める。例えば、リザーブしたトラック長が4500ブ
ロックであれば、記録時間は4500/75=60se
cになる。
【0034】そして、記録動作可能時間:Tweと記録
時間:Twrとを比較し、記録時間が記録動作可能時間
を超えるとき、すなわち、Twe<Twrのとき、ライ
トトラック中に電池切れを起こすので、光ディスク1へ
の記録動作を禁止する。
【0035】次に、この発明の他の実施形態について説
明する。図5はこの発明の他の実施形態である光ディス
クドライブ装置の概略構成を示すブロック図であり、図
1と共通する部分には同一符号を付している。この光デ
ィスクドライブ装置は、CPU7がアクセスできる電気
的に書き換え可能な不揮発性メモリ(EEPROM)1
1を備えている。
【0036】すなわち、この光ディスクドライブ装置
は、電源供給がバッテリであり、光ディスク1の予約し
たトラックに光スポットを照射してデータを記録するも
のであり、バッテリによって供給される電圧を監視する
電源電圧監視回路10と、その電源電圧監視回路10に
よって監視された電圧に基づいて動作時間を記憶する動
作時間記憶手段である不揮発性メモリ11を有し、CP
U7が不揮発性メモリ11に記憶された動作時間に基づ
いて記録動作可能時間を算出する手段と、トラック予約
時に記録時間が上記記録動作可能時間を超えるとき、記
録動作を禁止する手段の機能を果たす。
【0037】次に、この光ディスクドライブ装置におけ
るリザーブトラック時の処理を説明する。図6は、図5
に示した光ディスクドライブ装置における電源電圧とド
ライブ動作時間との関係を示す線図である。図7は、図
5に示した光ディスクドライブ装置におけるリザーブト
ラック時の処理を示すフローチャートである。
【0038】まず、ドライブに供給される電源電圧があ
る電圧値:V0を超えると、CPU7がそれを認識し、
自動的に動作時間を計測し、所定の時間間隔でドライブ
の動作時間:Taを不揮発性メモリ11に記憶してい
く。そして、例えば、記録動作が不可能になる電圧値:
Vthとすれば、ドライブの消費電力は容易にわかるの
で、V0以降の電池の消耗量を予測することができ、ラ
イト動作が不可能になる電圧までの記録動作可能時間:
Tw1を算出することができる。
【0039】また、ある時点で外部インタフェースを介
してイニシエータからリザーブトラックコマンドが発行
されると、CPU7は不揮発性メモリ11の内容を読み
にいき、現在までのドライブの動作時間を認識し、デー
タを連続して記録できる時間を算出する。例えば、その
記録動作可能時間:Tweとすると、Twe=Tw1−
Taで求めることができる。
【0040】さらに、トラックのリザーブ量から求める
ことができるデータライト時間(記録時間):Twrを
求める。例えば、リザーブしたトラック長が4500ブ
ロックであれば、記録時間は4500/75=60se
cになる。
【0041】そして、記録動作可能時間:Tweと記録
時間:Twrとを比較し、記録時間が記録動作可能時間
を超えるとき、すなわち、Twe<Twrのとき、ライ
トトラック中に電池切れを起こすので、光ディスク1へ
の記録動作を禁止する。その後、電池が充電されてその
電圧値がV0を超えると、CPU7は不揮発性メモリ1
1の内容をクリアして初期状態に戻す。
【0042】次に、この発明のさらに他の実施形態につ
いて説明する。図8は、この発明のさらに他の実施形態
である光ディスクドライブ装置の概略構成を示すブロッ
ク図であり、図1及び図5と共通する部分には同一符号
を付している。この光ディスクドライブ装置は、CPU
7に割込みをかけるタイマ回路12を備えている。
【0043】すなわち、この光ディスクドライブ装置
は、電源供給がバッテリであり、光ディスク1の予約し
たトラックに光スポットを照射してデータを記録するも
のであり、バッテリによって供給される電圧を監視する
電源電圧監視回路10と、所定時間毎に割込みをかける
タイマ回路12と、そのタイマ回路12による割込み毎
に電源電圧監視回路10によって監視された電圧を記憶
する手段である不揮発性メモリ11を有し、CPU7
が、不揮発性メモリ11に記憶された複数の電圧に基づ
いて電圧の変化率を求める手段と、その手段によって求
められた電圧の変化率に基づいて記録動作可能時間を算
出する手段と、トラック予約時に記録時間が上記記録動
作可能時間を超えるとき、記録動作を禁止する手段の機
能を果たす。
【0044】次に、この光ディスクドライブ装置におけ
るトラックリザーブ時の処理を説明する。図9は、図8
に示した光ディスクドライブ装置における電源電圧とド
ライブ動作時間との関係を示す線図である。図10は、
図8に示した光ディスクドライブ装置におけるリザーブ
トラック時の処理を示すフローチャートである。
【0045】まず、ドライブに供給される電圧は電源電
圧監視回路10によって常にモニタされており、モニタ
した電圧値はCPU7が読みだすようにしている。タイ
マ回路12は、ある時間間隔:TtimでCPU7に割
込みをかけ、CPU7はそのタイマ回路12からの割込
み処理で電源電圧監視回路10で検出した電圧値を読み
出し、その値を不揮発性メモリ11に記憶する。
【0046】そして、ある時点で外部インタフェースを
介してイニシエータからリザーブトラックコマンドが発
行されたとき、不揮発性メモリ11に電圧値V1,V2
が記憶されているとき、CPU7は現在の電源電圧値:
V3を認識し、次に不揮発性メモリ11の電圧値V1,
V2を読みにいき、電源電圧の変化率:dV2=(V1
−V2)/Ttimを求める。
【0047】また、記録動作が不可能になる電圧値:V
thと現在の電源電圧値:V3と変化率:dVに基づい
てデータを連続して記録できる時間を算出する。つま
り、記録動作可能時間:Twe=(V3−Vth)/d
V2を算出する。さらに、トラックのリザーブ量から求
めることができるデータライト時間(記録時間):Tw
rを求める。例えば、リザーブしたトラック長が450
0ブロックであれば、記録時間は4500/75=60
secになる。
【0048】そして、記録動作可能時間:Tweと記録
時間:Twrとを比較し、記録時間が記録動作可能時間
を超えるとき、すなわち、Twe<Twrのとき、ライ
トトラック中に電池切れを起こすので、光ディスク1へ
の記録動作を禁止する。その後、電池が充電されてその
電圧値がV0を超えると、CPU7は不揮発性メモリ1
1の内容をクリアして初期状態に戻す。
【0049】次に、この発明のさらに他の実施形態につ
いて説明する。この光ディスクドライブ装置の構成は、
図1に示した光ディスクドライブ装置と同じであるが、
その機能が異なる。
【0050】すなわち、この光ディスクドライブ装置
は、電源供給がバッテリであり、光ディスク1の予約し
たトラックに光スポットを照射してデータを記録するも
のであり、バッテリによって供給される電圧を監視する
電源電圧監視回路10を有し、CPU7が、トラック記
録中に電源電圧監視回路10によって監視している電圧
が記録動作不可能電圧の近傍の所定電圧になったとき、
トラック記録動作を中断し、PMAを更新する手段の機
能を果たす。
【0051】次に、この光ディスクドライブ装置におけ
るトラック記録時の処理について説明する。図11は、
この発明のさらにまた他の実施形態である光ディスクド
ライブ装置における電源電圧とドライブ動作時間との関
係を示す線図である。図12は、この発明のさらにまた
他の実施形態である光ディスクドライブ装置におけるラ
イトトラック時の処理を示すフローチャートである。
【0052】この光ディスクドライブ装置は、上述の装
置と同様に、ドライブに供給される電圧が電源電圧回路
10によって常にモニタしており、そのモニタした電圧
値をCPU7によって読みだすようにしている。まず、
ある時点で外部インタフェースを介してイニシエータか
らリザーブ後書き込み法処理によってコマンドが発行さ
れると、それにしたがってCPU7はライトPMAとラ
イトトラック動作を行なう。
【0053】そして、ライトトラック動作中にCPU7
が電源電圧監視回路10を介して認識する電圧がライト
動作不可能になる電圧値:Vthよりも所定値:αだけ
高い電圧値になったとき、CPU7はライトトラック動
作を中断し、現在まで書き込んだストップ時間でPMA
を書き直して更新する。
【0054】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る光ディスクドライブ装置によれば、ライトトラック中
に電池切れを起こしても光ディスクが使用不可能になら
ないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である光ディスクドライ
ブ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した電源電圧監視回路の一構成例を示
す図である。
【図3】図1に示した光ディスクドライブ装置における
電源電圧とドライブ動作時間との関係を示す線図であ
る。
【図4】図1に示した光ディスクドライブ装置における
リザーブトラック時の処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】この発明の他の実施形態である光ディスクドラ
イブ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示した光ディスクドライブ装置における
電源電圧とドライブ動作時間との関係を示す線図であ
る。
【図7】図5に示した光ディスクドライブ装置における
リザーブトラック時の処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】この発明のさらに他の実施形態である光ディス
クドライブ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示した光ディスクドライブ装置における
電源電圧とドライブ動作時間との関係を示す線図であ
る。
【図10】図8に示した光ディスクドライブ装置におけ
るリザーブトラック時の処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】この発明のさらにまた他の実施形態である光
ディスクドライブ装置における電源電圧とドライブ動作
時間との関係を示す線図である。
【図12】この発明のさらにまた他の実施形態である光
ディスクドライブ装置におけるライトトラック時の処理
を示すフローチャートである。
【図13】電池の放電時間と電池電圧の関係を示す放電
特性の線図である。
【図14】光ディスクのPMAのフォーマットを示す図
である。
【符号の説明】
1:光ディスク 2:スピンドルモータ 3:回転制御系 4:光ピックアップ 5:アクチュエータ制御系 6:信号検出部 7:ドライブコントローラ(CPU) 8:メモリ 9:レーザ駆動回路 10:電源電圧監視回路 11:不揮発性メモリ 12:タイマ回路 L:レーザ光

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源供給がバッテリであり、光ディスク
    の予約したトラックに光スポットを照射してデータを記
    録する光ディスクドライブ装置において、 前記バッテリによって供給される電圧を監視する電源電
    圧監視手段と、該手段によって監視された電圧に基づい
    て記録動作可能時間を算出する手段と、トラック予約時
    に記録時間が前記記録動作可能時間を超えるとき、記録
    動作を禁止する手段とを設けたことを特徴とする光ディ
    スクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 電源供給がバッテリであり、光ディスク
    の予約したトラックに光スポットを照射してデータを記
    録する光ディスクドライブ装置において、 前記バッテリによって供給される電圧を監視する電源電
    圧監視手段と、該手段によって監視された電圧に基づい
    て動作時間を記憶する動作時間記憶手段と、該手段に記
    憶された動作時間に基づいて記録動作可能時間を算出す
    る手段と、トラック予約時に記録時間が前記記録動作可
    能時間を超えるとき、記録動作を禁止する手段とを設け
    たことを特徴とする光ディスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 電源供給がバッテリであり、光ディスク
    の予約したトラックに光スポットを照射してデータを記
    録する光ディスクドライブ装置において、 前記バッテリによって供給される電圧を監視する電源電
    圧監視手段と、所定時間毎に割込みをかけるタイマ手段
    と、該手段による割込み毎に前記電源電圧監視手段によ
    って監視された電圧を記憶する手段と、該手段に記憶さ
    れた複数の電圧に基づいて電圧の変化率を求める手段
    と、該手段によって求められた電圧の変化率に基づいて
    記録動作可能時間を算出する手段と、トラック予約時に
    記録時間が前記記録動作可能時間を超えるとき、記録動
    作を禁止する手段とを設けたことを特徴とする光ディス
    クドライブ装置。
  4. 【請求項4】 電源供給がバッテリであり、光ディスク
    の予約したトラックに光スポットを照射してデータを記
    録する光ディスクドライブ装置において、 前記バッテリによって供給される電圧を監視する電源電
    圧監視手段と、トラック記録中に前記電源電圧監視手段
    によって監視している電圧が記録動作不可能電圧の近傍
    の所定電圧になったとき、トラック記録動作を中断し、
    PMAを更新する手段とを設けたことを特徴とする光デ
    ィスクドライブ装置。
JP8294966A 1996-11-07 1996-11-07 光ディスクドライブ装置 Pending JPH10143976A (ja)

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