JP2004005764A - プログラム及び記録媒体、ディスク判別方法並びに光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置の制御用コンピュータにて実行され、セットされている光ディスクの種類を短時間で判別することができるプログラムを提供する。
【解決手段】光ディスク装置にセットされている光ディスクに応じた準備作業を行なうのに先立って、過去に使用した光ディスクの種類を含む履歴情報に基づいてアクセス可能な複数種類の光ディスクのうちの1つが特定され(ステップ407、ステップ415)、その特定された種類の光ディスクとセットされている光ディスクとが一致するか否かの判断が行われる(ステップ409、ステップ417)。例えば、使用される確率が極めて高い種類の光ディスクを特定することにより、特定された種類の光ディスクとセットされている光ディスクとが一致する確率が高くなる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プログラム及び媒体、ディスク判別方法並びに光ディスク装置に係り、さらに詳しくは、複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置に用いられるプログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体、光ディスクの種類を判別するためのディスク判別方法並びに該ディスク判別方法の実施に好適な光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータは、その機能が向上するに伴い、音楽や映像といったAV(Audio−Visual)情報を取り扱うことが可能となってきた。これらAV情報の情報量は非常に大きいために、情報記録媒体としてCD(compact disc)やDVD(digital versatile disc)などの光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、光ディスクをアクセスするための光ディスク装置がパーソナルコンピュータの周辺機器の一つとして普及するようになった。
【0003】
また、情報の種類が多岐に亘るにつれて光ディスクの種類が増加し、例えば、CD系の光ディスクとしては、CD−ROM、CD−R(CD−recordable)及びCD−RW(CD−rewritable)などが存在し、DVD系の光ディスクとしては、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R(DVD−recordable)、DVD−RW(DVD−rewritable)、DVD+R(DVD+recordable)及びDVD+RW(DVD+rewritable)などが存在している。
【0004】
さらに、パーソナルコンピュータの小型軽量化に伴い、CDとDVDの両方をアクセスできる光ディスク装置(いわゆるコンボドライブ)が市販されるようになってきた。このような光ディスク装置では、アクセス対象の光ディスクに対応して各種設定がなされる。例えば、CD系の光ディスクに対しては波長が780nmの光束を出射する光源が選択され、DVD系の光ディスクに対しては波長が650nmの光束を出射する光源が選択される。また、CD−RとCD−RWとでは、記録面での反射率が異なるために、光ピックアップ装置の受光素子からの出力信号に対するレベル調整用のゲイン設定がそれぞれ異なっている。さらに、記録層に有機色素を含むCD−RやDVD+Rなどの1回記録(ライトアットワンス)型の光ディスクと、記録層に特殊合金を含むDVD+RWなどの書き換え可能型の光ディスクとでは、記録方式が異なるために、マーク(ピット)を形成する時に光源から出射されるレーザ光の出力、いわゆる書き込みパワーの制御方法も異なっている。
【0005】
そこで、光ディスク装置では、正確なアクセスを行うために、アクセス対象となる光ディスクの種類を判別する必要がある。
【0006】
例えば、挿入された光ディスクがCDであるかDVDであるかを判別する方法として、フォーカス位置を検出する方法がある。すなわち、光ディスク装置では、光ディスクがDVDであると仮定して、DVDに対応した各種設定を行い、挿入された光ディスクに対してフォーカスサーボをかけて、例えばフォーカスエラー信号のレベルと所定の閾値とを比較して、正常にフォーカス位置が検出できたか否かをチェックする。ここで、正常にフォーカス位置が検出できた場合には挿入された光ディスクはDVDであると判断する。一方、正常にフォーカス位置が検出できなかった場合には、挿入されたディスクはDVDではないと判断し、次に光ディスクがCDであると仮定して、CDに対応した各種設定を行う。そして、正常にフォーカス位置が検出できれば挿入された光ディスクはCDであると判断する。また、この設定においてもフォーカス位置が検出できない場合には、所定のエラー処理を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した光ディスクの判別方法では、予め設定されている順番に従って、光ディスクの種類を仮定し、その仮定した種類に対応して光ディスク装置の各種設定を行った後に、光ディスクの種類を判別しているため、判別対象となる光ディスクの種類が多くなると、光ディスクの種類によっては判別に時間がかかるという不都合があった。
【0008】
そこで、例えば特開2000−149392号公報には、ディスクが装填されると、対物レンズをディスクの信号記録面に対して垂直方向に上げ下げし、このとき検出されるフォーカスエラー信号に含まれるS字カーブの個数とその振幅値とに基づいてディスクの種類(単層のDVD、2層のDVD、CD−ROM、CD−RW)を判別するディスク再生装置が開示されている。しかしながら、このディスク再生装置では、フォーカスエラー信号に含まれるS字カーブに基づいて、装填されているディスクの種類を判別しているために、判別対象となるディスクの種類が限定されるという不都合があった。
【0009】
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置の制御用コンピュータにて実行され、セットされている光ディスクの種類を短時間で判別することができるプログラム及びそのプログラムが記録された記録媒体を提供することにある。
【0010】
また、本発明の第2の目的は、セットされている光ディスクの種類を短時間で判別することができるディスク判別方法を提供することにある。
【0011】
また、本発明の第3の目的は、複数種類の光ディスクに対応し、セットされている光ディスクの種類を短時間で判別することができる光ディスク装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置に用いられるプログラムであって、前記光ディスク装置にセットされている光ディスクに応じた準備作業を行なうのに先立って、過去に使用した光ディスクの種類を含む履歴情報に基づいてアクセス可能な前記複数種類の光ディスクのうちの1つを特定する手順と;前記セットされている光ディスクが前記特定した種類の光ディスクと一致するか否かの判断を行う手順と;を前記光ディスク装置の制御用コンピュータに実行させるプログラムである。
【0013】
これによれば、複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置において、セットされている光ディスク(以下、「セットディスク」ともいう)に応じた準備作業を行なうのに先立って、過去に使用した光ディスクの種類を含む履歴情報に基づいてアクセス可能な複数種類の光ディスクのうちの1つが特定され、その特定された種類の光ディスク(以下、「特定ディスク」ともいう)とセットディスクとが一致するか否かの判断が行われる。例えば、履歴情報に基づいて、使用される確率が極めて高い種類の光ディスクを特定することにより、特定ディスクとセットディスクとが一致する確率が高くなり、即座にセットディスクの種類を確定することが可能となる。従って、その結果としてセットディスクの種類を短時間で判別することが可能となる。
【0014】
この場合において、請求項2に記載のプログラムの如く、前回使用した光ディスクが排出されているか否かを判断する手順を前記制御用コンピュータに更に実行させ、その判断結果として前回使用した光ディスクが排出されている場合にのみ、前記特定する手順及び判断を行う手順を前記制御用コンピュータに実行させることとすることができる。かかる場合には、例えば、前回使用した光ディスクがセットされた状態で光ディスク装置の電源がOFF/ONされた場合に、無駄な判断が行われるのを防止することができる。すなわち、結果としてセットディスクの種類を短時間で判別することが可能となる。
【0015】
上記請求項1及び2に記載の各プログラムにおいて、光ディスクを特定する方法としては種々のものが考えられるが、前記特定する手順では、前記履歴情報に基づいて、前回使用した光ディスクと同一種類の光ディスクを特定することとすることができ、また、請求項4に記載のプログラムの如く、前記特定する手順では、前記履歴情報に基づいて、使用された回数が最も多い光ディスクと同一種類の光ディスクを特定することとすることができる。かかる場合には、使用される確率が非常に高い種類の光ディスクを特定することが可能となる。すなわち、特定ディスクとセットディスクとが一致する確率が高くなり、即座にセットディスクの種類を確定することができる。その結果、セットディスクの種類を短時間で判別することが可能となる。
【0016】
上記請求項1及び2に記載の各プログラムにおいて、請求項5に記載のプログラムの如く、前記特定する手順では、前記履歴情報に基づいて、使用された時期が新しい光ディスクほど大きな重み付けをして光ディスクの種類毎に、所定の期間内における使用頻度を算出し、その使用頻度が最も高い光ディスクと同一種類の光ディスクを特定することとすることができる。
【0017】
本明細書では、「所定の期間」とは、履歴情報に含まれる最も古い情報の取得時と、最も新しい情報の取得時との間の一部の期間のみではなく、全部の期間をも含む。
【0018】
上記請求項1〜5に記載の各プログラムにおいて、請求項6に記載のプログラムの如く、前記判断の結果として、前記セットされている光ディスクが前記特定した種類の光ディスクと一致しなかった場合に、前記履歴情報に基づいて前記特定した種類を除くアクセス可能な前記複数種類の光ディスクのうちで使用された回数が最も多い光ディスクを新たに特定する手順と;前記セットされている光ディスクが前記新たに特定した種類の光ディスクと一致するか否かの判断を行う手順と;を前記制御用コンピュータに更に実行させることとすることができる。かかる場合には、使用される確率がある程度高い種類の光ディスクを新たに特定することが可能となる。
【0019】
上記請求項1〜6に記載の各プログラムにおいて、請求項7に記載のプログラムの如く、前記判断の結果として、前記セットされている光ディスクが前記特定した種類の光ディスクと一致した場合に、前記履歴情報に前記セットされている光ディスクの種類を含む情報を登録する手順を前記制御用コンピュータに更に実行させることとすることができる。かかる場合には、履歴情報に含まれる情報量を増やすことができ、次回以降のセットディスクの種類の判別に際して、特定ディスクとセットディスクとが一致する確率を高くすることが可能となる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置に用いられるプログラムであって、前記光ディスク装置にセットされている光ディスクに応じた準備作業を行なうのに先立って、外部からの指示に応じて、アクセス可能な前記複数種類の光ディスクのうちの少なくとも一部の判別優先順位を設定する手順と;前記設定された判別優先順位に従って、前記セットされている光ディスクの種類を判別する手順と;を前記光ディスク装置の制御用コンピュータに実行させるプログラムである。
【0021】
これによれば、複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置において、セットディスクに応じた準備作業を行なうのに先立って、外部からの指示に応じて、アクセス可能な複数種類の光ディスクのうちの少なくとも一部の判別優先順位が設定され、その判別優先順位に従って、セットディスクの種類の判別が行われる。例えば、外部では光ディスクの種類に関する各種情報に基づいて、光ディスクの種類毎の使用頻度を求めることが可能であるため、外部からの指示に応じて精度の高い判別優先順位を設定することができる。従って、結果的にセットディスクの種類を従来に比べて短時間で判別することが可能となる。
【0022】
この場合において、請求項9に記載のプログラムの如く、前記判別の結果として、前記セットされている光ディスクが前記判別優先順位を設定した種類の光ディスクと一致した場合に、前記セットされている光ディスクの種類を含む情報を履歴情報として登録する手順と;外部からの指示に応じて、前記履歴情報の少なくとも一部を外部に転送する手順と;を前記制御用コンピュータに更に実行させることとすることができる。かかる場合には、例えば、外部では履歴情報を参照して光ディスクの種類毎の使用頻度を求めている場合には、最新の履歴情報が反映されるため、外部からの指示に応じて精度の高い判別優先順位を設定することができる。
【0023】
上記請求項1〜7、9に記載の各プログラムにおいて、請求項10に記載のプログラムの如く、外部からの指示に応じて、前記履歴情報の少なくとも一部を削除する手順を前記制御用コンピュータに更に実行させることを特徴とする。
【0024】
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0025】
これによれば、請求項1〜10のいずれか一項に記載のプログラムが記録されているために、コンピュータに実行させることにより、セットディスクの種類を短時間で判別することが可能となる。
【0026】
請求項12に記載の発明は、セットされている光ディスクの種類を判別するディスク判別方法であって、過去に使用した光ディスクの種類を含む履歴情報に基づいて前回使用した光ディスクの種類を特定する第1工程と;前記セットされている光ディスクが前記特定された種類の光ディスクと一致するか否かの判断を行う第2工程と;を含むディスク判別方法である。
【0027】
これによれば、過去に使用した光ディスクの種類を含む履歴情報に基づいて前回使用した光ディスクの種類が特定され、その特定ディスクとセットディスクとが一致するか否かの判断が行われる。前回使用した光ディスクと同一種類の光ディスクが続けて使用される頻度は高いために、特定ディスクとセットディスクとが一致する確率が高くなり、即座にセットディスクの種類を確定することができる。従って、その結果としてセットディスクの種類を短時間で判別することが可能となる。
【0028】
この場合において、請求項13に記載のディスク判別方法の如く、前記第2工程での判断結果として、前記セットされている光ディスクが前記特定された種類の光ディスクと一致した場合に、前記セットされている光ディスクの種類を含む情報を前記履歴情報に登録する第3工程を更に含むこととすることができる。かかる場合には、履歴情報に含まれる情報量を増やすことができ、次回以降のセットディスクの種類の判別に際して、特定ディスクとセットディスクとが一致する確率を高くすることが可能となる。
【0029】
上記請求項12に記載のディスク判別方法において、請求項14に記載のディスク判別方法の如く、前記第2工程での判断結果として、前記セットされている光ディスクが前記特定された種類の光ディスクと一致しなかった場合に、前記履歴情報に基づいて前記特定された種類を除き最も使用した回数が多い光ディスクの種類を新たに特定する第4工程と;前記セットされている光ディスクが前記第4工程で新たに特定された種類の光ディスクと一致するか否かを判断する第5工程と;を更に含むこととすることができる。かかる場合には、使用される確率がある程度高い種類の光ディスクを新たに特定することが可能となる。
【0030】
上記請求項12に記載のディスク判別方法において、請求項15に記載のディスク判別方法の如く、前記第2工程での判断結果として、前記セットされている光ディスクが前記特定された種類の光ディスクと一致しなかった場合に、前記履歴情報に基づいて前記特定された種類を除き使用した回数の多い複数の光ディスクの種類を新たに特定する第4工程と;前記セットされている光ディスクが前記第4工程で新たに特定された複数種類の光ディスクのうちのいずれかと一致するか否かを判断する第5工程と;を更に含むこととすることができる。かかる場合には、使用される確率がある程度高い複数種類の光ディスクを新たに特定することが可能となる。
【0031】
上記請求項12に記載のディスク判別方法において、請求項16に記載のディスク判別方法の如く、前記第2工程での判断結果として、前記セットされている光ディスクが前記特定された種類の光ディスクと一致しなかった場合に、前記履歴情報に基づいて前記特定された種類を除き、所定の期間内において最も使用頻度が高い光ディスクの種類を新たに特定する第4工程と;前記セットされている光ディスクが前記第4工程で新たに特定された種類の光ディスクと一致するか否かを判断する第5工程と;を更に含むこととすることができる。
【0032】
上記請求項12に記載のディスク判別方法において、請求項17に記載のディスク判別方法の如く、前記第2工程での判断結果として、前記セットされている光ディスクが前記特定された種類の光ディスクと一致しなかった場合に、前記履歴情報に基づいて前記特定された種類を除き、所定の期間内において使用頻度が高い複数の光ディスクの種類を新たに特定する第4工程と;前記セットされている光ディスクが前記第4工程で新たに特定された複数種類の光ディスクのうちのいずれかと一致するか否かを判断する第5工程と;を更に含むこととすることができる。
【0033】
上記請求項16及び17に記載の各ディスク判別方法において、請求項18に記載のディスク判別方法の如く、前記第4工程では、使用された時期が新しい光ディスクほど大きな重み付けをして、前記使用頻度を算出することとすることができる。
【0034】
上記請求項14〜18に記載の各ディスク判別方法において、請求項19に記載のディスク判別方法の如く、前記第5工程での判断結果として、前記セットされている光ディスクが前記新たに特定された種類の光ディスクと一致した場合に、前記セットされている光ディスクの種類を含む情報を前記履歴情報に登録する第6工程を更に含むこととすることができる。かかる場合には、履歴情報に含まれる情報量を増やすことができ、次回以降のセットディスクの種類の判別に際して、特定ディスクとセットディスクとが一致する確率を高くすることが可能となる。
【0035】
請求項20に記載の発明は、セットされている光ディスクの種類を判別するディスク判別方法であって、外部からの指示に応じて、アクセス可能な前記複数種類の光ディスクのうちの少なくとも一部の判別優先順位を設定する第1工程と;前記設定された判別優先順位に従って、前記セットされている光ディスクの種類を判別する第2工程と;を含むディスク判別方法である。
【0036】
これによれば、第1工程により、外部からの指示に応じて、アクセス可能な複数種類の光ディスクのうちの少なくとも一部の判別優先順位が設定され、第2工程により、その判別優先順位の高い順にセットディスクの種類が判別される。例えば、外部では光ディスクの種類に関する各種情報に基づいて、光ディスクの種類毎の使用頻度を求めることが可能であるため、第1工程では、外部からの指示に応じて精度の高い判別優先順位を設定することができる。そして、その結果として第2工程では、判別に要する時間を短縮することができる。すなわち、セットディスクの種類を短時間で判別することが可能となる。
【0037】
この場合において、請求項21に記載のディスク判別方法の如く、前記第2工程での判別結果として、前記セットされている光ディスクが前記判別優先順位が設定された種類の光ディスクと一致した場合に、前記セットされている光ディスクの種類を含む情報を履歴情報として登録する第3工程と;外部からの指示に応じて、前記履歴情報の少なくとも一部を外部に転送する第4工程と;を更に含むこととすることができる。かかる場合には、例えば、外部では履歴情報を参照して光ディスクの種類毎の使用頻度を求めている場合には、最新の履歴情報が反映されるため、第2工程では、外部からの指示に応じて精度の高い判別優先順位を設定することができる。
【0038】
請求項22に記載の発明は、複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置であって、過去に使用した光ディスクの種類を含む履歴情報が格納された記憶手段と;前記履歴情報に基づいて、セットされている光ディスクの種類を判別する判別手段と;を備える光ディスク装置である。
【0039】
これによれば、判別手段では、記憶手段に格納されている履歴情報に基づいてセットディスクの種類が判別される。例えば、履歴情報に基づいて使用される確率が極めて高い種類の光ディスクを特定し、その特定された光ディスクとセットディスクとが一致するか否かを判断することにより、高い確率でセットディスクの種類を確定することができる。従って、セットディスクの種類を短時間で判別することが可能となる。
【0040】
この場合において、請求項23に記載の光ディスク装置の如く、前記判別手段は、前記履歴情報に基づいて光ディスクの種類を特定する特定手段と、前記セットされている光ディスクが前記特定手段で特定された種類の光ディスクと一致するか否かを判断する判断手段とを含むこととすることができる。
【0041】
この場合において、請求項24に記載の光ディスク装置の如く、前記履歴情報は、過去に使用した光ディスクの種類の時系列情報を含み、前記特定手段は、前記時系列情報に基づいて使用された時期が新しい光ディスクほど大きな重み付けをして、所定の期間内における使用頻度を算出し、その使用頻度が最も高い光ディスクの種類を特定することとすることができる。
【0042】
上記請求項22〜24に記載の各光ディスク装置において、請求項25に記載の光ディスク装置の如く、前記判別手段での判別結果を前記履歴情報に登録する登録手段を更に備えることとすることができる。
【0043】
請求項26に記載の発明は、複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置であって、外部装置との通信を制御する通信制御手段と;前記通信制御手段を介して受信した外部装置からの指示に応じて、アクセス可能な前記複数種類の光ディスクのうちの少なくとも一部の判別優先順位を設定し、その判別優先順位に従って、前記セットされている光ディスクの種類を判別する判別手段と;を備える光ディスク装置である。
【0044】
これによれば、判別手段により、通信制御手段を介して受信した外部装置からの指示に応じて、アクセス可能な前記複数種類の光ディスクのうちの少なくとも一部の判別優先順位が設定されるとともに、その判別優先順位に従って、セットディスクの種類が判別される。例えば、外部装置では光ディスクの種類に関する各種情報に基づいて、光ディスクの種類毎の使用頻度を求めることが可能である。そこで、判別手段では、通信制御手段を介して受信した外部装置からの指示に応じて精度の高い判別優先順位を設定することができる。その結果、判別処理に要する時間を短縮することができる。すなわち、セットディスクの種類を短時間で判別することが可能となる。
【0045】
この場合において、請求項27に記載の光ディスク装置の如く、過去に使用した光ディスクの種類を含む履歴情報が格納された記憶手段と;前記判別手段での判別結果を前記履歴情報に登録する登録手段と;外部装置からの指示に応じて、前記記憶手段に格納されている前記履歴情報の少なくとも一部を外部装置に転送する転送手段と;を更に備えることとすることができる。
【0046】
上記請求項22〜25、27に記載の各光ディスク装置において、請求項28に記載の光ディスク装置の如く、前記記憶手段は、不揮発性のメモリであることとすることができる。
【0047】
上記請求項22〜25、27、28に記載の各光ディスク装置において、請求項29に記載の光ディスク装置の如く、前記履歴情報は、過去に使用した光ディスクの種類の累積回数及び過去に使用した光ディスクの種類の時系列情報の少なくとも一方を含むこととすることができる。
【0048】
上記請求項22〜25、27〜29に記載の各光ディスク装置において、請求項30に記載の光ディスク装置の如く、外部装置からの指示に応じて、前記記憶手段に格納されている前記履歴情報の少なくとも一部を削除する削除手段を更に備えることとすることができる。
【0049】
【発明の実施の形態】
《第1の実施形態》
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0050】
図1には、本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置の概略構成が示されている。
【0051】
この図1に示される光ディスク装置20は、光ディスク15を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、レーザコントロール回路24、エンコーダ25、モータドライバ27、再生信号処理回路28、サーボコントローラ33、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、ROM39、記憶手段としてのフラッシュメモリ42、CPU40及びRAM41などを備えている。なお、図1における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
【0052】
前記光ピックアップ23は、波長が650nmのレーザ光を出射する第1の半導体レーザ、波長が780nmのレーザ光を出射する第2の半導体レーザ、各半導体レーザから出射される光束を光ディスク15の記録面に導くとともに、前記記録面で反射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学系、前記受光位置に配置され戻り光束を受光する受光器、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ)(いずれも図示省略)などを含んで構成されている。そして、受光器からは、その受光量に応じた電流(電流信号)が再生信号処理回路28に出力される。
【0053】
前記再生信号処理回路28は、光ディスク15の種類に対応して光ピックアップ装置23からの出力信号である電流信号を電圧信号に変換し、該電圧信号に基づいてウォブル信号、再生情報を含むRF信号及びサーボ信号(フォーカスエラー信号、トラックエラー信号)などを検出する。そして、再生信号処理回路28では、ウォブル信号からアドレス情報及び同期信号等を抽出する。ここで抽出されたアドレス情報はCPU40に出力され、同期信号はエンコーダ25に出力される。さらに、再生信号処理回路28では、RF信号に対して誤り訂正処理等を行なった後、バッファマネージャ37を介してバッファRAM34に格納する。また、サーボ信号は再生信号処理回路28からサーボコントローラ33に出力される。なお、再生信号処理回路28では、CPU40の指示により、光ディスクの種類に対応したサーボパラメータ(例えば、信号レベル調整用ゲインなど)を設定する。
【0054】
前記サーボコントローラ33では、サーボ信号に基づいて光ピックアップ装置23を制御する制御信号を生成し、モータドライバ27に出力する。
【0055】
前記バッファマネージャ37では、バッファRAM34へのデータの入出力を管理し、蓄積されたデータ量が所定の値になると、CPU40に通知する。
【0056】
前記モータドライバ27では、サーボコントローラ33からの制御信号及びCPU40の指示に基づいて、光ピックアップ装置23及びスピンドルモータ22を制御する。
【0057】
前記エンコーダ25では、CPU40の指示に基づいて、バッファRAM34に蓄積されているデータをバッファマネージャ37を介して取り出し、エラー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク15への書き込みデータを作成する。そして、エンコーダ25では、CPU40からの指示に基づいて、再生信号処理回路28からの同期信号に同期して、書き込みデータをレーザコントロール回路24に出力する。
【0058】
前記レーザコントロール回路24では、エンコーダ25からの書き込みデータに基づいて、光ピックアップ装置23からのレーザ光出力を制御する。なお、レーザコントロール回路24では、CPU40の指示に基づいて、第1の半導体レーザ及び第2の半導体レーザのいずれか一方を制御対象とする。
【0059】
前記インターフェース38は、ホスト(例えば、パーソナルコンピュータ)49との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)及びSCSI(Small Computer System Interface)等の標準インターフェースに準拠している。
【0060】
前記ROM39には、CPU40にて解読可能なコードで記述された後述する光ディスクの種類を判別するプログラム(以下、「ディスク判別プログラム」という)を含むプログラムが格納されている。前記フラッシュメモリ42は、不揮発性のメモリであり、CPU40からの書き込み及び読み出しが可能であるとともに、電源が切られても記録された内容は保持される。
【0061】
CPU40は、ROM39に格納されている上記プログラムに従って上記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM41に保存する。また、CPU40は、上記各部において、回路系がCD用回路系とDVD用回路系とに分かれている場合には、いずれか一方を選択する信号を出力する。なお、光ディスク装置20に電源が投入されると、ROM39に格納されている上記プログラムは、CPU40のメインメモリ(図示省略)にロードされる。
【0062】
また、光ディスク装置20では、一例としてCD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD+RW、及びDVD+Rへのアクセスが可能であるものとする。
【0063】
本第1の実施形態で用いられる履歴情報としてのディスク判別テーブル及び前回ディスク情報について説明する。ディスク判別テーブルには、過去に使用した光ディスクの種類別の集計結果が記録されている。ここでは、一例として図2(A)に示されるように、CD−ROMは50回、CD−Rは36回、CD−RWは12回、CD−ROMは16回、DVD−ROMは16回、DVD+RWは30回、及びDVD+Rは35回、という集計結果が記録されているものとする。このディスク判別テーブルはフラッシュメモリ42に格納されている。また、前回ディスク情報には前回使用された光ディスクの種類が記録され、フラッシュメモリ42に格納されている。ここでは、一例として前回使用された光ディスクはCD−ROMであるものとする。さらに、フラッシュメモリ42には、前回使用された光ディスクが排出されているか否かを判断するための排出フラグHFも格納されている。この排出フラグHFは光ディスクが排出されたときに0リセットされる。
【0064】
次に、前述のようにして構成された光ディスク装置20を用いて、光ディスク15が光ディスク装置20の所定位置にセットされたときに行われる光ディスクの種類を判別する処理(以下、「ディスク判別処理」という)について図3〜図5を用いて説明する。図3〜図5のフローチャートは、ディスク判別処理の際にCPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。光ディスク15が光ディスク装置20の所定位置にセットされると、CPU40のプログラムカウンタにディスク判別プログラムの先頭アドレスがセットされ、図3のフローチャートに対応するアルゴリズムがスタートする。なお、本実施形態では、一例として光ディスク15としてDVD+Rがセットされたものとする。
【0065】
最初のステップ401では、フラッシュメモリ42に格納されている排出フラグHFを取得する。
【0066】
次のステップ403では、排出フラグHFが0であるか否かを判断する。ここでは、前回使用された光ディスクはすでに排出されているので、排出フラグHFは0リセットされている。そこで、ステップ403での判断は肯定され、ステップ405に移行する。
【0067】
このステップ405では、排出フラグHFに1をセットする。
【0068】
次のステップ407では、フラッシュメモリ42に格納されている前回ディスク情報を読み出し、前回使用された光ディスクの種類(ここでは、CD−ROM)を特定する。そして、光ディスク15と特定した種類の光ディスクとが一致するか否かの判断を行うために、ステップ408の比較処理を行うサブルーチンに移行する。
【0069】
このステップ408のサブルーチンでは、まず、図4のステップ501において、前回使用された光ディスクがCD−ROMであるか否かを判断する。ここでは、前回使用された光ディスクはCD−ROMであるため、ステップ501での判断は肯定され、ステップ503のCD−ROMチェック処理に移行する。
【0070】
このステップ503では、CD−ROMに対応した各種設定(第2の半導体レーザを選択、CD用回路系を選択、CD−ROM用サーボパラメータの設定など)を行う。そして、光ディスク15を所定の線速度(例えば1倍速)で回転させ、トラッキング制御及びフォーカス制御を行う。ここでは、正常なトラッキング制御及びフォーカス制御を行うことができないために、光ディスク15はCD−ROMではないと判断するとともに、一致したか否かを示す判別フラグSFに、一致しなかったことを意味する「0」をセットする。そして、比較処理を終了し、サブルーチンからリターンする。
【0071】
図3のステップ408では、サブルーチンからリターンすると、ステップ409に移行する。
【0072】
このステップ409では、判別フラグSFを参照し、光ディスク15が前回使用された光ディスクと同一種類であるか否かを判断する。ここでは、判別フラグSFは「0」であるために、ステップ409での判断は否定され、ステップ411に移行する。
【0073】
このステップ411では、フラッシュメモリ42に格納されているディスク判別テーブルを読み出し、前回使用された光ディスクの種類以外の種類の使用回数を抽出し、使用回数の多い順にソートする。
【0074】
次のステップ413では、使用回数の順位(多い順)を示すカウンタMCに1をセットするとともに、アクセス可能なディスク種類の数から1を引いた値(ここでは5)を判定値MTにセットする。
【0075】
次のステップ415では、使用回数がMC番目(ここでは1番目)に多いディスク(以下、「MC番目ディスク」という)の種類(ここではCD−R)を特定する。そして、光ディスク15と特定した種類の光ディスクとが一致するか否かの判断を行うために、ステップ416の比較処理を行うサブルーチンに移行する。
【0076】
このステップ416のサブルーチンでは、まず、図5のステップ601において、MC番目ディスクがCD−ROMであるか否かを判断する。ここでは、MC番目ディスクはCD−Rであるため、ステップ601での判断は否定され、ステップ605に移行する。
【0077】
このステップ605では、MC番目ディスクがCD−Rであるか否かを判断する。ここでは、MC番目ディスクはCD−Rであるため、ステップ605での判断は肯定され、ステップ607のCD−Rチェック処理に移行する。
【0078】
このステップ607では、CD−Rに対応した各種設定(第2の半導体レーザを選択、CD用回路系を選択、CD−R用サーボパラメータの設定など)を行う。そして、光ディスク15を所定の線速度(例えば1倍速)で回転させ、トラッキング制御及びフォーカス制御を行う。ここでは、正常なトラッキング制御及びフォーカス制御を行うことができないために、光ディスク15はCD−Rではないと判断するとともに、判別フラグSFに「0」をセットする。そして、比較処理を終了し、サブルーチンからリターンする。
【0079】
図3のステップ416では、サブルーチンからリターンすると、ステップ417に移行する。
【0080】
このステップ417では、判別フラグSFを参照し、光ディスク15がMC番目ディスクと同一種類であるか否かを判断する。ここでは、判別フラグSFは「0」であるために、ステップ417での判断は否定され、ステップ419に移行する。
【0081】
このステップ419では、MCがMT以上であるか否かを判断する。ここでは、MC=1、MT=5であるため、ステップ419での判断は否定され、ステップ421に移行する。
【0082】
このステップ421では、MCの値をインクリメント(+1)し、ステップ415に戻る。
【0083】
このステップ415では、MC番目ディスクの種類(ここではDVD+R)を特定する。そして、光ディスク15と特定した種類の光ディスクとが一致するか否かの判断を行うために、ステップ416の比較処理を行うサブルーチンに移行する。
【0084】
このステップ416のサブルーチンでは、まず、図5のステップ601において、MC番目ディスクがCD−ROMであるか否かを判断する。ここでは、MC番目ディスクはDVD+Rであるため、ステップ601での判断は否定され、ステップ605に移行する。
【0085】
ステップ605では、MC番目ディスクがCD−Rであるか否かを判断する。ここでは、MC番目ディスクはDVD+Rであるため、ステップ605での判断は否定され、ステップ609に移行する。
【0086】
このステップ609では、MC番目ディスクがCD−Rであるか否かを判断する。ここでは、MC番目ディスクはDVD+Rであるため、ステップ609での判断は否定され、ステップ613に移行する。
【0087】
ステップ613では、MC番目ディスクがDVD−ROMであるか否かを判断する。ここでは、MC番目ディスクはDVD+Rであるため、ステップ613での判断は否定され、ステップ617に移行する。
【0088】
このステップ617では、MC番目ディスクがDVD+Rであるか否かを判断する。ここでは、MC番目ディスクはDVD+Rであるため、ステップ617での判断は肯定され、ステップ619のDVD+Rチェック処理に移行する。
【0089】
このステップ619では、DVD+Rに対応した各種設定(第1の半導体レーザを選択、DVD用回路系を選択、DVD+R用サーボパラメータの設定など)を行う。そして、光ディスク15を所定の線速度(例えば1倍速)で回転させ、反射率を求める。ここでは、45〜85%の反射率が得られるために、DVD+R又は単層のDVD−ROMのいずれかであると判断する。次に、ADIP(Address In Pregroove)情報の有無をチェックする。ここでは、ADIP情報を求めることができるために、光ディスク15はDVD+Rであると判断する。そこで、判別フラグSFに「1」をセットする。そして、比較処理を終了し、サブルーチンからリターンする。
【0090】
図3のステップ416では、サブルーチンからリターンすると、ステップ417に移行する。
【0091】
このステップ417では、判別フラグSFを参照し、光ディスク15がMC番目ディスクと同一の種類であるか否かを判断する。ここでは、判別フラグSFは「1」であるために、ステップ417での判断は肯定され、ステップ423に移行する。
【0092】
このステップ423では、前回ディスク情報をDVD+Rに更新し、フラッシュメモリ42に格納する。
【0093】
次のステップ425では、図2(B)に示されるように、ディスク判別テーブルに記録されているDVD+Rの使用回数をインクリメント(+1)し、フラッシュメモリ42に格納する。なお、このときに、ディスク判別テーブルを使用回数の多い順にソートしても良い。そして、ディスク判別処理を終了する。
【0094】
一方、ステップ403において、排出フラグHFが0でなければ、ディスクの判別処理はすでに行われているので、ステップ403での判断は否定され、ステップ425に移行する。また、ステップ409において、光ディスク15が前回使用された光ディスクと同一の種類である場合には、判別フラグSFは1であり、ステップ409での判断は肯定され、ステップ425に移行する。さらに、ステップ419において、MCがMT以上の場合には、ステップ419での判断は肯定され、ステップ427に移行する。
【0095】
そして、ステップ427では、ホスト49に光ディスク15の種類が判別不可であることを通知し、ディスク判別処理を終了する。
【0096】
なお、図4のフローチャートに示されるサブルーチンでは、ステップ503において、光ディスクの種類が一致すると判断されると、判別フラグSFに「1」がセットされる。
【0097】
また、ステップ501での判断が否定された場合には、ステップ505に移行し、前回使用された光ディスクがCD−Rであるか否かを判断する。そして、ステップ505での判断が肯定されると、ステップ507のCD−Rチェック処理に移行する。
【0098】
このステップ507では、CD−Rに対応した各種設定(第2の半導体レーザを選択、CD用回路系を選択、CD−R用サーボパラメータの設定など)を行う。そして、サーボ制御性、反射率、トラックエラー信号の振幅、ATIP(Absolute Time In Pregroove)情報等により、光ディスクの種類が一致すると判断すると、判別フラグSFに「1」をセットし、光ディスクの種類が一致しないと判断すると、判別フラグSFに「0」をセットする。そして、比較処理を終了し、サブルーチンからリターンする。
【0099】
一方、ステップ505での判断が否定された場合には、ステップ509に移行し、前回使用された光ディスクがCD−RWであるか否かを判断する。ステップ509での判断が肯定されると、ステップ511のCD−RWチェック処理に移行する。
【0100】
このステップ511では、CD−RWに対応した各種設定(第2の半導体レーザを選択、CD用回路系を選択、CD−RW用サーボパラメータの設定など)を行う。そして、サーボ制御性、反射率、トラックエラー信号の振幅、ATIP情報等により、光ディスクの種類が一致すると判断すると、判別フラグSFに「1」をセットし、光ディスクの種類が一致しないと判断すると、判別フラグSFに「0」をセットする。そして、比較処理を終了し、サブルーチンからリターンする。
【0101】
さらに、ステップ509での判断が否定された場合には、ステップ513に移行し、前回使用された光ディスクがDVD−ROMであるか否かを判断する。ステップ513での判断が肯定されると、ステップ515のDVD−ROMチェック処理に移行する。
【0102】
このステップ515では、DVD−ROMに対応した各種設定(第1の半導体レーザを選択、DVD用回路系を選択、DVD−ROM用サーボパラメータの設定など)を行う。そして、サーボ制御性、反射率、コントロールデータ等により、光ディスクの種類が一致すると判断すると、判別フラグSFに「1」をセットし、光ディスクの種類が一致しないと判断すると、判別フラグSFに「0」をセットする。そして、比較処理を終了し、サブルーチンからリターンする。
【0103】
また、ステップ513での判断が否定された場合には、ステップ517に移行し、前回使用された光ディスクがDVD+Rであるか否かを判断する。ステップ517での判断が肯定されると、ステップ519のDVD+Rチェック処理に移行する。
【0104】
このステップ519では、DVD+Rに対応した各種設定(第1の半導体レーザを選択、DVD用回路系を選択、DVD+R用サーボパラメータの設定など)を行う。そして、サーボ制御性、反射率、ADIP情報等により、光ディスクの種類が一致すると判断すると、判別フラグSFに「1」をセットし、光ディスクの種類が一致しないと判断すると、判別フラグSFに「0」をセットする。そして、比較処理を終了し、サブルーチンからリターンする。
【0105】
さらに、ステップ517での判断が否定された場合には、ステップ521に移行し、前回使用された光ディスクがDVD+RWであるか否かを判断する。ステップ521での判断が肯定されると、ステップ523のDVD+RWチェック処理に移行する。
【0106】
このステップ523では、DVD+RWに対応した各種設定(第1の半導体レーザを選択、DVD用回路系を選択、DVD+RW用サーボパラメータの設定など)を行う。そして、サーボ制御性、反射率、ADIP情報等により、光ディスクの種類が一致すると判断すると、判別フラグSFに「1」をセットし、光ディスクの種類が一致しないと判断すると、判別フラグSFに「0」をセットする。そして、比較処理を終了し、サブルーチンからリターンする。
【0107】
なお、ステップ521での判断が否定された場合には、判別フラグSFに「0」をセットする。そして、比較処理を終了し、サブルーチンからリターンする。
【0108】
また、図5のフローチャートに示されるサブルーチンでは、ステップ607において、光ディスクの種類が一致すると判断されると、判別フラグSFに「1」がセットされる。
【0109】
さらに、ステップ601での判断が肯定された場合には、ステップ603に移行する。このステップ603では、ステップ503と同様にしてCD−ROMチェック処理を行う。そして、比較処理を終了し、サブルーチンからリターンする。
【0110】
また、ステップ605での判断が否定された場合には、ステップ609に移行し、MC番目ディスクがCD−RWであるか否かを判断する。そして、ステップ609での判断が肯定されると、ステップ611に移行する。
【0111】
このステップ611では、ステップ511と同様にしてCD−RWチェック処理を行う。そして、比較処理を終了し、サブルーチンからリターンする。
【0112】
さらに、ステップ609での判断が否定されると、ステップ613に移行し、MC番目ディスクがDVD−ROMであるか否かを判断する。そして、ステップ613での判断が肯定されると、ステップ615に移行する。
【0113】
このステップ615では、ステップ515と同様にしてDVD−ROMチェック処理を行う。そして、比較処理を終了し、サブルーチンからリターンする。
【0114】
一方、ステップ613での判断が否定されると、ステップ617に移行し、MC番目ディスクがDVD+Rであるか否かを判断する。そして、ステップ617での判断が否定されると、ステップ621に移行し、MC番目ディスクがDVD+RWであるか否かを判断する。そして、ステップ621での判断が肯定されると、ステップ623に移行する。
【0115】
このステップ623では、ステップ523と同様にしてDVD+RWチェック処理を行う。そして、比較処理を終了し、サブルーチンからリターンする。
【0116】
なお、ステップ621での判断が否定されると、判別フラグSFに「0」をセットする。そして、比較処理を終了し、サブルーチンからリターンする。
【0117】
次に、前述の光ディスク装置20を用いて、光ディスク15にデータを記録する場合の処理動作について簡単に説明する。なお、光源の選択などの各種設定は、前述のディスク判別処理の際にすでに行われているものとする。CPU40では、ホストから指定された記録速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号をモータドライバ27に出力するとともに、ホストから書き込み要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。再生信号処理回路28では、光ディスク15の回転が所定の線速度に達すると、光ピックアップ装置23からの出力信号に基づいてアドレス情報、フォーカスエラー信号、及びトラックエラー信号を検出する。アドレス情報は再生信号処理回路28からCPU40に出力される。フォーカスエラー信号及びトラックエラー信号はサーボコントローラ33に出力される。サーボコントローラ33では、再生信号処理回路28からのフォーカスエラー信号に基づいて、モータドライバ27を介して光ピックアップ装置23のフォーカシングアクチュエータを駆動し、フォーカスずれを補正する。すなわち、フォーカス制御が行われる。また、サーボコントローラ33では、再生信号処理回路28からのトラックエラー信号に基づいて、モータドライバ27を介して光ピックアップ装置23のトラッキングアクチュエータを駆動し、トラックずれを補正する。すなわち、トラッキング制御が行われる。CPU40では、ホストからの書き込みデータをバッファマネージャ37を介してバッファRAM34に蓄積するとともに、バッファマネージャ37からバッファRAM34に蓄積されたデータ量が所定の値を超えたことの通知を受け取ると、エンコーダ25に記録データの作成を指示する。そして、再生信号処理回路28からのアドレス情報に基づいて、指定された書き込み開始地点に光ピックアップ装置23が位置するように光ピックアップ装置23のシーク動作を指示する信号をモータドライバ27に出力する。CPU40では、アドレス情報に基づいて光ピックアップ装置23の位置が書き込み開始地点であると判断するとエンコーダ25に通知する。そして、エンコーダ25では、レーザコントロール回路24及び光ピックアップ23を介して、記録データを光ディスク15に記録する。
【0118】
次に、前述した光ディスク装置20を用いて、光ディスク15に記録されているデータを再生する場合の処理動作について簡単に説明する。なお、光源の選択などの各種設定は、前述のディスク判別処理の際にすでに行われているものとする。CPU40では、ホストから読み出し要求コマンドを受信すると再生速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号をモータドライバ27に出力するとともに、ホストから読み出し要求を受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。再生信号処理回路28では、光ディスク15の回転が所定の線速度に達すると、光ピックアップ装置23からの出力信号に基づいてアドレス情報、フォーカスエラー信号、及びトラックエラー信号を検出する。アドレス情報は再生信号処理回路28からCPU40に出力される。フォーカスエラー信号及びトラックエラー信号はサーボコントローラ33に出力され、上述の如くトラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。CPU40では、アドレス情報に基づいて指定された読み込み開始地点に光ピックアップ装置23が位置するようにシーク動作を指示する信号をモータドライバ27に出力する。CPU40では、アドレス情報に基づいて光ピックアップ装置23の位置が読み込み開始地点であると判断すると、再生信号処理回路28に通知する。そして、再生信号処理回路28では、光ピックアップ装置23の出力信号に基づいてRF信号を検出し、誤り訂正処理等を行った後、バッファRAM34に蓄積する。バッファマネージャ37は、バッファRAM34に蓄積された再生データがセクタデータとして揃ったときに、インターフェース38を介してホストに送信する。
【0119】
なお、記録処理及び再生処理が終了するまで、再生信号処理回路28は、光ピックアップ装置23からの出力信号に基づいてフォーカスエラー信号及びトラックエラー信号を検出し、サーボコントローラ33及びモータドライバ27を介してフォーカスずれ及びトラックずれを随時補正する。
【0120】
以上の説明から明らかなように、本第1の実施形態では、CPU40によって行われる上記処理のうち、図3〜図5のフローチャートで示される処理がディスク判別プログラムとしてROM39に格納されている。
【0121】
また、本第1の実施形態では、CPU40及び該CPU40によって実行されるプログラムとによって、判別手段及び登録手段が構成されている。
【0122】
しかしながら、本発明がこれに限定されるものではないことは勿論である。すなわち、上記第1の実施形態は一例に過ぎず、上記のCPU40によるプログラムに従う処理によって実現した構成各部の少なくとも一部をハードウェアによって構成することとしても良いし、あるいは全ての構成部分をハードウェアによって構成することとしても良い。
【0123】
以上説明したように、本第1の実施形態に係る光ディスク装置によると、光ディスクの種類を判別するときに、前回使用された光ディスクの種類との比較を優先して行っている。一般に同一種類の光ディスクが続けて使用される頻度は非常に高いために、前回使用された光ディスクと同一種類の光ディスクがセットされる確率は非常に高い。すなわち、セットされている光ディスクの種類は、前回使用された光ディスクの種類と一致する場合が多い。従って、セットされている光ディスクの種類を短時間で判別することが可能となる。
【0124】
また、本第1の実施形態によると、ディスク判別処理において、過去に使用された光ディスクの履歴情報に基づいて使用回数の多い種類との比較を優先して行っている。例えば、一般のユーザでは使用される光ディスクの種類は数種類に限られている場合が多く、特定種類の光ディスクが頻繁に使用される傾向にある。すなわち、特定種類の光ディスクの使用回数が多くなるために、セットされている光ディスクの種類は、使用回数の多い種類と一致する場合が多い。従って、セットされている光ディスクの種類を短時間で判別することが可能となる。
【0125】
さらに、本第1の実施形態によると、ディスク判別処理に先立って、前回使用された光ディスクが排出されているかどうかを判断している。例えば、前回使用された光ディスクを排出せずに、光ディスク装置の電源を落とし、電源が再投入された場合には、ディスク判別処理を行うのは無駄である。そこで、ディスク判別処理に先立って、前回使用された光ディスクが排出されているかどうかを判断し、排出されていなければ前回のディスク判別処理の結果を用いる。従って、セットされている光ディスクの種類を短時間で判別することが可能となる。
【0126】
また、本第1の実施形態によると、履歴情報はフラッシュメモリに格納されている。これにより、光ディスク装置の電源が落とされても、履歴情報は消えないため、過去の使用履歴を有効に利用することが可能となる。
【0127】
なお、上記第1の実施形態では、光ディスク15がセットされたときにディスク判別処理を行う場合について説明したが、これに限らず、例えばホスト49からの要求に応じて、前述と同様にしてディスク判別処理を行っても良い。一例として、記録可能な光ディスクにデータを記録する際に、ホスト49側の記録用アプリケーションソフト(いわゆるライターソフト)で光ディスクの種類を必要とする場合がある。
【0128】
また、上記第1の実施形態では、ディスク判別処理に先立って、前回使用された光ディスクが排出されているかどうかを判断している(図3のステップ403)が、前回使用された光ディスクが確実に排出されている場合には、図3におけるステップ403の判断を省略しても良い。
【0129】
さらに、上記第1の実施形態では、ディスク判別処理において、前回使用された光ディスクの種類と同一でない場合には、ディスク判別テーブルを参照して、使用回数の多い順に同一種類であるか否かを判断しているが、これに限らず、予め設定されている順に同一種類であるか否かを判断してもよい。なお、この場合の順番はホスト49から設定、変更することが可能である。
【0130】
なお、上記第1の実施形態では、ディスク判別処理において、前回使用された光ディスクの種類と同一でない場合には、ディスク判別テーブルを参照して、使用回数の多い順に同一種類であるか否かを判断しているが、これに限らず、使用回数が最も多い種類のみと同一であるか否かを判断してもよい。そして、その判断結果が同一でないときは、残りの種類に関して、予め設定されている順に同一種類であるか否かを判断してもよい。
【0131】
なお、上記第1の実施形態では、ディスク判別処理において、使用回数に基づいて光ディスクの種類を特定する場合について説明したが、これに限らず、例えば統計的手法を用いて光ディスクの種類を特定しても良い。
【0132】
また、上記第1の実施形態では、すでにディスク判別テーブルが存在する場合について説明したが、ディスク判別テーブルが存在しない場合には、予め設定されているデフォルトデータが用いられる。同様に、前回ディスク情報が存在しない場合には、予め設定されているデフォルトデータが用いられる。
【0133】
なお、上記第1の実施形態では、ディスク判別テーブルは、光ディスクの種類毎に使用回数が記載された構成となっている場合について説明したが、これに限らず、例えば図6に示されるように、使用日(使用日時)と光ディスクの種類とを含む構成でも良い。そして、光ディスクの種類毎の使用回数あるいは使用頻度を算出する際に、例えば使用日が新しいものほど大きい重み付けをしても良い。これによって、利用者の使用傾向が変化した場合にも対応することができる。
【0134】
さらに、上記第1の実施形態では、ステップ408の比較処理において、図4のフローチャートで示されるように、前回使用された光ディスクがどの種類の光ディスクであるかを判断しているが、前回使用された光ディスクの種類はすでにわかっているので、対応する種類のチェック処理に直接移行(ダイレクトジャンプ)しても良い。同様にステップ416の比較処理において、図5のフローチャートで示されるように、MC番目ディスクがどの種類の光ディスクであるかを判断しているが、MC番目ディスクの種類はすでにわかっているので、対応する種類のチェック処理に直接移行(ダイレクトジャンプ)しても良い。
【0135】
また、上記第1の実施形態では、ステップ408及びステップ416の比較処理において、各チェック処理では、光ィスク15を所定の線速度で回転させ、フォーカス制御及びトラッキング制御を行いつつ、所定の情報が再生できるか否かをチェックしているが、これに限定されるものではない。例えばCD−R又はCD−RWは、記録面での反射率を計測することによってCD−ROMとの違いを判断できる。これはCD−ROMの反射率が65%以上であるのに対して、CD−R及びCD−RWの反射率は20%程度であることによる。また、CD−ROMではATIP情報を含む信号を取得できないことを利用して、他の種類と区別することができる。さらに、反射率の違いを利用して、DVD+R及び単層DVD−ROMと、DVD+RW及び2層DVD−ROMとを区別することができる。DVD+R及び単層DVD−ROMの反射率が45%〜85%であるのに対して、DVD+RW及び2層DVD−ROMの反射率は18%〜30%であることによる。そして、ADIP情報を含む信号の有無によって、DVD+Rと単層DVD−ROMとを区別することができる。同様にADIP情報を含む信号の有無によって、DVD+RWと2層DVD−ROMとを区別することができる。DVD−ROMには、ADIP情報が記録されていないことによる。要するに、判別対象となる光ディスクの種類に応じて、最も効率良く判別できる方法を用いても良い。
【0136】
さらに、上記第1の実施形態では、前回使用された光ディスク(CD−ROM)と一致するか否かを判断した後に、ディスク判別テーブルを参照し、過去において使用回数の多い光ディスク(CD−R)と一致するか否かを判断しているが、前回使用された光ディスク(CD−ROM)と一致するか否かを判断したときに、CD系ではないと判断した場合には、ステップ415で過去において使用回数の多い光ディスクの種類を特定する際には、CD系の光ディスクを除外しても良い。
【0137】
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態を図7及び図8に基づいて説明する。
【0138】
この第2の実施形態は、ディスク判別プログラムが前述した第1の実施形態と異なる点に特徴を有する。すなわち、ROM39に格納されているディスク判別プログラムのみが異なり、その他、光ディスク装置の構成などは、前述した第1の実施形態と同様である。従って、以下においては、第1の実施形態との相違点を中心に説明するとともに、前述した第1の実施形態と同一若しくは同等の構成部分については同一の符号を用い、その説明を簡略化し若しくは省略するものとする。
【0139】
前述した第1の実施形態と異なるディスク判別プログラムが格納されているROM39を備えた光ディスク装置20におけるディスク判別処理について図7〜図9を用いて説明する。図7及び図8のフローチャートは、ディスク判別処理の際にCPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。光ディスク15が光ディスク装置20の所定位置にセットされると、CPU40のプログラムカウンタにディスク判別プログラムの先頭アドレスがセットされ、図7のフローチャートに対応するアルゴリズムがスタートする。なお、履歴情報及び光ディスク15に関する前提条件は、前述した第1の実施形態と同様であるものとする。
【0140】
図7のステップ651では、ホスト49からディスク判別処理を行う際の判別順位が指定された判別順位情報を受信する。
【0141】
次のステップ653では、ホスト49から受信した判別順位情報に基づいて判別優先順位を設定する。
【0142】
次のステップ655では、設定した判別優先順位を所定の判別順位テーブルに登録する。これによって、容易に参照することが可能となる。ここでは、一例として図9に示されるような判別優先順位が判別順位テーブルに登録されたものとする。また、この際、登録日がテーブルデータに付加される。
【0143】
次のステップ657では、判別順位テーブルをフラッシュメモリ42に格納する。そして、続けて図8のフローチャートに対応するアルゴリズムがスタートする。
【0144】
図8のステップ701では、判別の順番を示すカウンタkに1をセットするとともに、判別対象となるディスク種類の数(ここでは6)を判定値MTにセットする。
【0145】
次のステップ703では、フラッシュメモリ42に格納されている判別順位テーブルを参照し、k番目(ここではk=1)のディスクの種類を抽出する。
【0146】
次のステップ705では、光ディスク15と抽出されたk番目の種類の光ディスクとが一致するか否かの判断を行う。なお、ここでは、1番目の種類はDVD−ROMであるため、第1の実施形態におけるステップ515での処理と同様な処理が行われ、判別フラグSFに「0」がセットされる。
【0147】
次のステップ707では、判別フラグSFを参照し、光ディスク15がk番目の光ディスクと同一種類であるか否かを判断する。ここでは、判別フラグSFは「0」であるために、ステップ707での判断は否定され、ステップ709に移行する。
【0148】
このステップ709では、kがMT以上であるか否かを判断する。ここでは、k=1、MT=6であるため、ステップ709での判断は否定され、ステップ711に移行する。
【0149】
このステップ711では、kの値をインクリメント(+1)し、ステップ703に戻る。
【0150】
ステップ703では、フラッシュメモリ42に格納されている判別順位テーブルを参照し、k番目(ここではk=2)のディスクの種類を抽出する。
【0151】
次のステップ705では、光ディスク15と抽出されたk番目の種類の光ディスクとが一致するか否かの判断を行う。なお、ここでは、2番目の種類はDVD+Rであるため、第1の実施形態におけるステップ519での処理と同様な処理が行われ、判別フラグSFに「1」がセットされる。
【0152】
次のステップ707では、判別フラグSFを参照し、光ディスク15がk番目の光ディスクと同一種類であるか否かを判断する。ここでは、判別フラグSFは「1」であるために、ステップ707での判断は肯定され、ステップ713に移行する。
【0153】
このステップ713では、ディスク判別テーブルに記録されているDVD+Rの使用回数をインクリメント(+1)し、フラッシュメモリ42に格納する。なお、このときに、ディスク判別テーブルを使用回数の多い順にソートしても良い。そして、ディスク判別処理を終了する。
【0154】
一方、ステップ709において、kがMT以上の場合には、ステップ709での判断は肯定され、ステップ715に移行する。
【0155】
このステップ715では、ホスト49に光ディスク15の種類が判別不可であることを通知し、ディスク判別処理を終了する。
【0156】
本第2の実施形態に係る光ディスク装置20では、上記第1の実施形態と同様にして、光ディスク15へのデータの記録及び光ディスク15に記録されているデータの再生が行われる。
【0157】
以上の説明から明らかなように、本第2の実施形態では、CPU40によって行われる上記処理のうち、図7及び図8のフローチャートで示される処理がディスク判別プログラムとしてROM39に格納されている。
【0158】
また、本第2の実施形態では、CPU40及び該CPU40によって実行されるプログラムとによって、通信制御手段、判別手段及び登録手段が構成されている。
【0159】
しかしながら、本発明がこれに限定されるものではないことは勿論である。すなわち、上記第2の実施形態は一例に過ぎず、上記のCPU40によるプログラムに従う処理によって実現した構成各部の少なくとも一部をハードウェアによって構成することとしても良いし、あるいは全ての構成部分をハードウェアによって構成することとしても良い。
【0160】
以上説明したように、本第2の実施形態に係る光ディスク装置によると、ホスト49からの判別順位情報に基づいて判別優先順位を設定し、その順位に従って、セットされている光ディスク15の種類を判別している。一般にホスト49側、例えば、BIOS(Basic Input Output System)、OS(Operating System)及びアプリケーションソフトなどでは、過去において使用された光ディスクの種類に関する履歴情報を管理することができるために、ホスト49側ではその履歴情報に基づいて、光ディスクの種類毎に使用頻度を求めることが可能である。従って、光ディスク装置では、ホスト49から光ディスクの種類毎の使用頻度情報を含む判別順位情報を受信し、その判別順位情報を参照することにより、精度の高い判別優先順位を設定することができる。そして、その結果としてセットされている光ディスクの種類を短時間で判別することが可能となる。
【0161】
なお、上記第2の実施形態において、CPU40は、ホスト49からの指示に応じて、フラッシュメモリ42に格納されているディスク判別テーブルを含む履歴情報の一部あるいは全てをホスト49に転送しても良い。例えば、ホスト49からの指示に応じて、CD−ROMに関する履歴情報のみを転送することもできる。これにより、例えば、ホスト49では履歴情報を参照して判別順位情報を作成している場合には、精度の高い判別順位情報を作成することができる。この場合には、CPU40によって転送手段が実現されることとなる。
【0162】
なお、上記第2の実施形態では、ディスク判別テーブルは、光ディスクの種類毎に使用回数が記載された構成となっている場合について説明したが、これに限らず、判別結果が時系列で記載されていても良い。
【0163】
また、上記第2の実施形態では、光ディスクの種類として6種類の判別優先順位を設定する場合について説明したが、これに限らず、例えば1種類であっても良い。この場合に、設定した種類の光ディスクと光ディスク15とが一致しなかった場合には、例えばディスク判別テーブルを参照し、使用回数の多い種類の光ディスクを特定し、続けてディスク判別処理を行っても良い。そして、この際、ディスク判別テーブルに判別結果が時系列で記載されている場合には、使用時期が新しいほど、重み付けの係数を大きくして使用回数を算出しても良い。
【0164】
さらに、上記第2の実施形態では、ディスク判別処理を行うときに、判別優先順位を設定しているが、例えば、判別順位テーブルの登録日を参照し、登録日が新しい場合(例えば1週間以内の場合)には判別優先順位の設定を省略しても良い。
【0165】
なお、上記各実施形態において、CPU40は、ホスト49からの指示に基づいて、フラッシュメモリ42に格納されているディスク判別テーブルの一部あるいは全てを削除しても良い。これにより、例えば、高密度の光ディスクの低価格化などで利用者の使用傾向が変化したときに、古い履歴情報(例えば1年以上前の情報)を削除することにより、判別処理を行う順序の精度を高くすることができる。この場合には、CPU40によって削除手段が実現されることとなる。
【0166】
また、上記各実施形態の光ディスク装置では、ディスク判別プログラムは、ROM39内に記録されているが、他の情報記録媒体(CD−ROM、光磁気ディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク等)に記録されていても良い。この場合には、各情報記録媒体に対応するドライブ装置を付加し、各ドライブ装置からディスク判別プログラムをインストールすることとなる。要するに、ディスク判別プログラムがCPU40のメインメモリにロードされれば良い。
【0167】
さらに、上記各実施形態に係る光ディスク装置20は、ホスト49と同一の筐体内に配置される、いわゆる内蔵タイプであっても良いし、ホスト49とは別の筐体内に配置される、いわゆる外付けタイプであっても良い。
【0168】
なお、上記各実施形態では、DVD及びCDに対して情報の記録と再生が可能な光ディスク装置が用いられる場合について説明したが、これに限らず、情報の再生のみを行なう光ディスク装置あるいは、情報の記録のみを行なう光ディスク装置であっても良い。また、DVDのみにアクセス可能な光ディスク装置、CDのみにアクセス可能な光ディスク装置であっても良い。
【0169】
また、上記各実施形態では、光ピックアップ装置23から出射される光束の波長が2種類の場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。
【0170】
また、上記各実施形態では、光ディスク装置が、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD+RW及びDVD+Rの6種類に対応する場合について説明したが、これに限らず、それらのうちの少なくとも2種類に対応する光ディスク装置であっても良い。また、例えばDVD−R、DVD−RW、DVD−RAMなどに対応する光ディスク装置であっても良い。要するに、対応する光ディスクの種類に応じて各種設定を変更する必要がある光ディスク装置であれば良い。
【0171】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るプログラム及び記録媒体によれば、複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置の制御用コンピュータにて実行され、セットされている光ディスクの種類を短時間で判別することができるという効果がある。
【0172】
また、本発明に係るディスク判別方法によれば、光ディスクの種類を短時間で判別することができるという効果がある。
【0173】
また、本発明に係る光ディスク装置によれば、セットされている光ディスクの種類を短時間で判別することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図2(A)及び図2(B)は、それぞれディスク判別テーブルを説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るディスク判別処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】図3のステップ408の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図5】図3のステップ416の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図6】時系列に記録された履歴情報の例を説明するための図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る判別優先順位の設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るディスク判別処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】判別順位テーブルを説明するための図である。
【符号の説明】
15…光ディスク、20…光ディスク装置、40…CPU(判別手段、登録手段、転送手段、削除手段、通信制御手段)、42…フラッシュメモリ(記憶手段)。

Claims (30)

  1. 複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置に用いられるプログラムであって、
    前記光ディスク装置にセットされている光ディスクに応じた準備作業を行なうのに先立って、過去に使用した光ディスクの種類を含む履歴情報に基づいてアクセス可能な前記複数種類の光ディスクのうちの1つを特定する手順と;
    前記セットされている光ディスクが前記特定した種類の光ディスクと一致するか否かの判断を行う手順と;を前記光ディスク装置の制御用コンピュータに実行させるプログラム。
  2. 前回使用した光ディスクが排出されているか否かを判断する手順を前記制御用コンピュータに更に実行させ、
    その判断結果として前回使用した光ディスクが排出されている場合にのみ、前記特定する手順及び前記判断を行う手順を前記制御用コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記特定する手順では、前記履歴情報に基づいて、前回使用した光ディスクと同一種類の光ディスクを特定することを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記特定する手順では、前記履歴情報に基づいて、使用された回数が最も多い光ディスクと同一種類の光ディスクを特定することを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  5. 前記特定する手順では、前記履歴情報に基づいて、使用された時期が新しい光ディスクほど大きな重み付けをして光ディスクの種類毎に、所定の期間内における使用頻度を算出し、その使用頻度が最も高い光ディスクと同一種類の光ディスクを特定することを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  6. 前記判断の結果として、前記セットされている光ディスクが前記特定した種類の光ディスクと一致しなかった場合に、前記履歴情報に基づいて前記特定した種類を除くアクセス可能な前記複数種類の光ディスクのうちで使用された回数が最も多い光ディスクを新たに特定する手順と;
    前記セットされている光ディスクが前記新たに特定した種類の光ディスクと一致するか否かの判断を行う手順と;を前記制御用コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のプログラム。
  7. 前記判断の結果として、前記セットされている光ディスクが前記特定した種類の光ディスクと一致した場合に、前記履歴情報に前記セットされている光ディスクの種類を含む情報を登録する手順を前記制御用コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のプログラム。
  8. 複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置に用いられるプログラムであって、
    前記光ディスク装置にセットされている光ディスクに応じた準備作業を行なうのに先立って、外部からの指示に応じて、アクセス可能な前記複数種類の光ディスクのうちの少なくとも一部の判別優先順位を設定する手順と;
    前記設定された判別優先順位に従って、前記セットされている光ディスクの種類を判別する手順と;を前記光ディスク装置の制御用コンピュータに実行させるプログラム。
  9. 前記判別の結果として、前記セットされている光ディスクが前記判別優先順位を設定した種類の光ディスクと一致した場合に、前記セットされている光ディスクの種類を含む情報を履歴情報として登録する手順と;
    外部からの指示に応じて、前記履歴情報の少なくとも一部を外部に転送する手順と;を前記制御用コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  10. 外部からの指示に応じて、前記履歴情報の少なくとも一部を削除する手順を前記制御用コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項1〜7、9のいずれか一項に記載のプログラム。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. セットされている光ディスクの種類を判別するディスク判別方法であって、
    過去に使用した光ディスクの種類を含む履歴情報に基づいて前回使用した光ディスクの種類を特定する第1工程と;
    前記セットされている光ディスクが前記特定された種類の光ディスクと一致するか否かの判断を行う第2工程と;を含むディスク判別方法。
  13. 前記第2工程での判断結果として、前記セットされている光ディスクが前記特定された種類の光ディスクと一致した場合に、前記セットされている光ディスクの種類を含む情報を前記履歴情報に登録する第3工程を更に含むことを特徴とする請求項12に記載のディスク判別方法。
  14. 前記第2工程での判断結果として、前記セットされている光ディスクが前記特定された種類の光ディスクと一致しなかった場合に、前記履歴情報に基づいて前記特定された種類を除き最も使用した回数が多い光ディスクの種類を新たに特定する第4工程と;
    前記セットされている光ディスクが前記第4工程で新たに特定された種類の光ディスクと一致するか否かを判断する第5工程と;を更に含むことを特徴とする請求項12に記載のディスク判別方法。
  15. 前記第2工程での判断結果として、前記セットされている光ディスクが前記特定された種類の光ディスクと一致しなかった場合に、前記履歴情報に基づいて前記特定された種類を除き使用した回数の多い複数の光ディスクの種類を新たに特定する第4工程と;
    前記セットされている光ディスクが前記第4工程で新たに特定された複数種類の光ディスクのうちのいずれかと一致するか否かを判断する第5工程と;を更に含むことを特徴とする請求項12に記載のディスク判別方法。
  16. 前記第2工程での判断結果として、前記セットされている光ディスクが前記特定された種類の光ディスクと一致しなかった場合に、前記履歴情報に基づいて前記特定された種類を除き、所定の期間内において最も使用頻度が高い光ディスクの種類を新たに特定する第4工程と;
    前記セットされている光ディスクが前記第4工程で新たに特定された種類の光ディスクと一致するか否かを判断する第5工程と;を更に含むことを特徴とする請求項12に記載のディスク判別方法。
  17. 前記第2工程での判断結果として、前記セットされている光ディスクが前記特定された種類の光ディスクと一致しなかった場合に、前記履歴情報に基づいて前記特定された種類を除き、所定の期間内において使用頻度が高い複数の光ディスクの種類を新たに特定する第4工程と;
    前記セットされている光ディスクが前記第4工程で新たに特定された複数種類の光ディスクのうちのいずれかと一致するか否かを判断する第5工程と;を更に含むことを特徴とする請求項12に記載のディスク判別方法。
  18. 前記第4工程では、使用された時期が新しい光ディスクほど大きな重み付けをして、前記使用頻度を算出することを特徴とする請求項16又は17に記載のディスク判別方法。
  19. 前記第5工程での判断結果として、前記セットされている光ディスクが前記新たに特定された種類の光ディスクと一致した場合に、前記セットされている光ディスクの種類を含む情報を前記履歴情報に登録する第6工程を更に含むことを特徴とする請求項14〜18のいずれか一項に記載のディスク判別方法。
  20. セットされている光ディスクの種類を判別するディスク判別方法であって、
    外部からの指示に応じて、アクセス可能な前記複数種類の光ディスクのうちの少なくとも一部の判別優先順位を設定する第1工程と;
    前記設定された判別優先順位に従って、前記セットされている光ディスクの種類を判別する第2工程と;を含むディスク判別方法。
  21. 前記第2工程での判別結果として、前記セットされている光ディスクが前記判別優先順位が設定された種類の光ディスクと一致した場合に、前記セットされている光ディスクの種類を含む情報を履歴情報として登録する第3工程と;
    外部からの指示に応じて、前記履歴情報の少なくとも一部を外部に転送する第4工程と;を更に含むことを特徴とする請求項20に記載のディスク判別方法。
  22. 複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置であって、
    過去に使用した光ディスクの種類を含む履歴情報が格納された記憶手段と;
    前記履歴情報に基づいて、セットされている光ディスクの種類を判別する判別手段と;を備える光ディスク装置。
  23. 前記判別手段は、前記履歴情報に基づいて、光ディスクの種類を特定する特定手段と、前記セットされている光ディスクが前記特定手段で特定された種類の光ディスクと一致するか否かを判断する判断手段とを含むことを特徴とする請求項22に記載の光ディスク装置。
  24. 前記履歴情報は、過去に使用した光ディスクの種類の時系列情報を含み、
    前記特定手段は、前記時系列情報に基づいて使用された時期が新しい光ディスクほど大きな重み付けをして、所定の期間内における使用頻度を算出し、その使用頻度が最も高い光ディスクの種類を特定することを特徴とする請求項23に記載の光ディスク装置。
  25. 前記判別手段での判別結果を前記履歴情報に登録する登録手段を更に備えることを特徴とする請求項22〜24のいずれか一項に記載の光ディスク装置。
  26. 複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置であって、
    外部装置との通信を制御する通信制御手段と;
    前記通信制御手段を介して受信した外部装置からの指示に応じて、アクセス可能な前記複数種類の光ディスクのうちの少なくとも一部の判別優先順位を設定し、その判別優先順位に従って、前記セットされている光ディスクの種類を判別する判別手段と;を備える光ディスク装置。
  27. 過去に使用した光ディスクの種類を含む履歴情報が格納された記憶手段と;
    前記判別手段での判別結果を前記履歴情報に登録する登録手段と;
    外部装置からの指示に応じて、前記記憶手段に格納されている前記履歴情報の少なくとも一部を外部装置に転送する転送手段と;を更に備えることを特徴とする請求項26に記載の光ディスク装置。
  28. 前記記憶手段は、不揮発性のメモリであることを特徴とする請求項22〜25、27のいずれか一項に記載の光ディスク装置。
  29. 前記履歴情報は、過去に使用した光ディスクの種類の累積回数及び過去に使用した光ディスクの種類の時系列情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項22〜25、27、28のいずれか一項に記載の光ディスク装置。
  30. 外部装置からの指示に応じて、前記記憶手段に格納されている前記履歴情報の少なくとも一部を削除する削除手段を更に備えることを特徴とする請求項22〜25、27〜29のいずれか一項に記載の光ディスク装置。
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