JP2007242122A - ディスク再生装置 - Google Patents

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Nobuaki Hirai
伸明 平井
Yoji Hoshino
洋史 星野
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Abstract

【課題】再生起動時間を短縮することができるディスク再生装置を提供する。
【解決手段】再生履歴データを記憶する再生履歴記憶部112と、優先的に再生起動すべきディスクの種別を指示する優先フラグを記憶する優先フラグ記憶部111と、外部からの指示に応じて、記憶されている優先フラグで指示された種別のディスクを再生起動する再生起動部101と、再生起動されたディスクの再生時に発生する再生エラーを検出する再生エラー検出部102と、再生エラーが検出されなかった時に、再生起動部で再生起動されたディスクの種別、再生起動時刻および再生終了時刻を再生履歴データとして再生履歴記憶部に順次格納する記憶制御部104と、記憶されている再生履歴データにしたがって次回の再生起動時に再生起動部によって優先的に再生起動されるべきディスクの種別を指示する優先フラグを生成して優先フラグ記憶部に格納するフラグ演算部105とを備えている。
【選択図】図2

Description

この発明は、複数種類のディスクを再生するディスク再生装置に関し、特に、再生が指示されてから実際に音や映像の出力が開始されるまでの再生起動時間を短縮する技術に関する。
近年のディスク再生装置、特に、DVD(Digital Versatile Disk)やCD(Compact Disc)といった光ディスクを再生する光ディスク再生装置は、基板厚、ピット深さ、記録密度といった物理的特性が異なる複数種類のディスクを再生するために、ディスクの種別を判別するディスク判別を行う必要がある。このようなディスク判別には、フォーカスサーボをかけてディスク判別用信号を取得するための動作を行う等の処理が必要になり、人が感覚的に無視できない長さの再生起動時間(約3〜4秒程度)を要する。この再生起動時間は、ディスク再生装置が再生するディスクの種類が増加するに連れて増大するのは避けられない。したがって、人が感覚的に迅速であると認識できる程度にディスクの再生起動時間を短縮するような技術の開発が望まれていた。
このような要請に応えるために、特許文献1は、装着された光ディスクの種別を判別した後に、さらに光ピックアップを変更するといった無駄時間が生じる回数を少なくし、光ディスクの迅速な再生を可能にする光ディスク装置を開示している。この光ディスク装置においては、ディスク判別を行う前に、コントローラは、フラッシュメモリに記憶されている、過去にCDまたはDVDが再生された回数に基づいて、再生される光ディスクの種別を予測して、CD用光ピックアップまたはDVD用光ピックアップのいずれを使用するか決定し、この決定した光ピックアップを駆動するようにドライバを制御する。フラッシュメモリへの記憶は、ディスク判別の後に行われる。
特開2000−187927号公報
上述したように、従来のディスク再生装置では、単に、過去にCDまたはDVDが再生された回数に基づき、再生される光ディスクの種別を予測して、使用する光ピックアップを決定するように構成されているので、あるユーザが例えばCDを短時間で多数回再生すると、次の再生起動時は、再生累計時間や再生起動の時間帯に拘らず、CDが優先して再生されることになる。その結果、他のユーザが例えばDVDを再生しようとすると、DVDに対してCDに適した再生条件で再生起動が行われるため、再生エラーが発生する。そのため、エラー処理を行った後改めてディスク判別を行う必要が生じ、再生起動時間が長くなるという問題がある。
この発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、その課題は、再生起動時間を短縮することができるディスク再生装置を提供することにある。
この発明に係るディスク再生装置は、上記課題を解決するために、再生履歴データを記憶する再生履歴記憶部と、優先的に再生起動するべきディスクの種別を指示する優先フラグを記憶する優先フラグ記憶部と、外部からの指示に応じて優先フラグ記憶部に記憶されている優先フラグで指示された種別のディスクを再生起動する再生起動部と、再生起動部で再生起動されたディスクの再生時に発生する再生エラーを検出する再生エラー検出部と、再生エラー検出部で再生エラーが検出されなかった時に、再生起動部で再生起動されたディスクの種別、再生起動時刻および再生終了時刻を再生履歴データとして再生履歴記憶部に順次格納する記憶制御部と、再生履歴記憶部に記憶されている再生履歴データにしたがって次回の再生起動時に再生起動部によって優先的に再生起動されるべきディスクの種別を指示する優先フラグを生成して優先フラグ記憶部に格納するフラグ演算部とを備えている。
この発明によれば、再生起動が指示された場合に、従来のようにディスク判別用信号を取得する動作を行うことなく、優先フラグ記憶部に記憶されている優先フラグで示されるディスクに対して再生起動を行うように構成したので、再生起動時間を短縮することができる。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るディスク再生装置の構成を示す図である。このディスク再生装置は、ディスク1、信号処理回路3、第1切替スイッチ4、DVD用再生回路5、CD用再生回路6、第2切替スイッチ7、出力回路8、ディスク判別部9、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略する)10およびメモリ11から構成されている。このディスク再生装置においては、ディスク1として、基板厚、ピット深さ、記録密度といった物理的特性が異なるDVDおよびCDが使用されるものとする。
信号処理回路3は、ディスク1にレーザ光を照射し、その反射光を検出することによりディスク1に記録されている信号を読み取る。この信号処理回路3で読み取られた信号は、信号処理回路3に送られる。信号処理回路3では、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等のサーボ制御用信号およびデータ読取用のRF信号が生成され、第1切替スイッチ4を介してDVD用再生回路5またはCD用再生回路6に送られる。また、信号処理回路3で生成される信号の一部はディスク判別用信号としてディスク判別部9に送られる。ここで、ディスク判別用信号としては、例えばフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号および全光量和信号等が用いられる。
なお、信号処理回路3は、実際には、DVD再生に適したレーザダイオード、光学素子および光電変換回路等から構成されるDVD再生用光ピックアップと、CD再生に適したレーザダイオード、光学素子および光電変換回路等から構成されるCD再生用光ピックアップとから構成されるが、この実施の形態1に係るディスク再生装置では、信号処理回路3は、DVD再生用とCD再生用とが共用されるものとして説明する。
第1切替スイッチ4は、マイコン10から送られてくる第1切替信号に応じて、信号処理回路3から出力される信号をDVD用再生回路5またはCD用再生回路6のいずれに送るかを切り替える。DVD用再生回路5は、信号処理回路3から第1切替スイッチ4を経由して送られてくる信号に基づき映像信号、音声信号およびデータ信号を再生する。このDVD用再生回路5は、サーボゲイン、RFゲイン等がDVD再生に適するように設定されている。DVD用再生回路5で再生された映像信号、音声信号およびデータ信号は、再生信号として、第2切替スイッチ7を介して出力回路8に送られる。また、DVD用再生回路5で発生したDVD再生エラー信号はマイコン10に送られる。
CD用再生回路6は、信号処理回路3から第1切替スイッチ4を経由して送られてくる信号に基づき映像信号、音声信号およびデータ信号を再生する。このCD用再生回路6は、サーボゲイン、RFゲイン等がCD再生に適するように設定されている。CD用再生回路6で再生された映像信号、音声信号およびデータ信号は、再生信号として、第2切替スイッチ7を介して出力回路8に送られる。また、CD用再生回路6で発生されたCD再生エラー信号はマイコン10に送られる。第2切替スイッチ7は、マイコン10から送られてくる第2切替信号に応じて、DVD用再生回路5またはCD用再生回路6のいずれの出力を出力回路8に送るかを切り替える。
出力回路8は、映像出力回路、音声出力回路およびデータ出力回路(いずれも図示は省略する)を備えており、DVD用再生回路5またはCD用再生回路6から送られてきた再生信号(映像信号、音声信号およびデータ信号)を外部に出力する。
ディスク判別部9は、信号処理回路3から送られてきたディスク判別用信号に基づき、装着されているディスク1がDVDであるかCDであるかを判別する。より具体的には、ディスク判別部9は、信号処理回路3から送られてくるフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号および全光量和信号等の振幅の大きさを検出し、この検出結果に基づきディスク1がDVDであるかCDであるかを判別する。このディスク判別部9における判別結果は、ディスク種別信号としてマイコン10に送られる。
マイコン10は、ディスク判別部9から送られてくるディスク種別信号およびメモリ11に記憶されている優先フラグに基づいて第1切替信号および第2切替信号を生成して第1切替スイッチ4および第2切替スイッチ7の開閉をそれぞれ制御することにより、DVD用再生回路5またはCD用再生回路6を起動する。このマイコン10の動作については後に詳しく説明する。
メモリ10は、例えばフラッシュメモリから構成されており、図2に示すように、優先フラグを記憶するための優先フラグ記憶部111とディスク1の再生履歴データを記憶するための再生履歴記憶部112を備えている。このメモリ11は、マイコン10によってアクセスされる。なお、メモリ11としては、フラッシュメモリに限らず、例えばEEPROM(電気的に消去可能な読み出し専用メモリ)のような電源を切っても記憶内容を保持する他の不揮発性メモリを用いることができる。また、DRAMのように電源を切ると記憶内容が消去される揮発性メモリにバッテリによるバックアップ機能を備えて構成することもできる。
メモリ11の再生履歴記憶部112に記憶される再生履歴データは、例えば図3に示すように、過去に再生されたディスクの種別(「1」はDVDを表し、「0」はCDを表す)、再生起動時刻および再生終了時刻から構成されている。また、メモリ11の優先フラグ記憶部111に記憶される優先フラグは、図4に示すように、2ビットのデータから構成されており、「フラグなし」(「00」)はフラグが設定されていない旨を表し、CDフラグ(「01」)はCDの再生を優先すべき旨を表し、DVDフラグ(「10」)はDVDの再生を優先すべき旨を表す。
図2は、マイコン10の詳細な構成を示すブロック図である。マイコン10は、再生起動部101、再生エラー検出部102、時計機構103、記憶制御部104およびフラグ演算部105から構成されている。
再生起動部101は、外部からの指示に応じて優先フラグ記憶部111に記憶されている優先フラグで指示された種別のディスク1を再生起動する。具体的には、ディスク1が装着された時または図示しない再生ボタンが押された時に、優先フラグ記憶部111に記憶されている優先フラグが「CDフラグ」であれば、CD用再生回路6を起動するための第1切替信号および第2切替信号を生成し、第1切替スイッチ4および第2切替スイッチ7にそれぞれ送る。優先フラグが「DVDフラグ」であれば、DVD用再生回路5を起動するための第1切替信号および第2切替信号を生成し、第1切替スイッチ4および第2切替スイッチ7をそれぞれ送る。また、優先フラグが「フラグなし」であれば、ディスク判別部9から送られてくるディスク種別信号に応じて、DVD用再生回路5またはCD用再生回路6のいずれかを起動するための第1切替信号および第2切替信号を生成し、第1切替スイッチ4および第2切替スイッチ7にそれぞれ送る。また、再生起動部101は、DVD用再生回路5またはCD用再生回路6のいずれを起動したかを表すデータを記憶制御部104に送る。
再生エラー検出部102は、DVD用再生回路5に送られてくるDVD再生エラー信号またはCD用再生回路6から送られてくる再生エラー信号に基づき、再生エラーが連続して所定回数(例えば5回)発生したかどうかを検出する。再生エラーには、フォーカス外れに起因するフォーカスエラー、トラッキング流れに起因するトラッキングエラーおよびディスク回転数異常に起因するディスクモータエラー等が含まれる。この再生エラー検出部102における検出結果は、記憶制御部104およびフラグ演算部105に送られる。時計機構103は、時刻を生成する。この時計機構103で生成された時刻は、記憶制御部104およびフラグ演算部105によって参照される。
記憶制御部104は、再生エラー検出部102で再生エラーが検出されなかった時に、再生起動部101で再生起動されたディスク1の種別、再生起動時刻および再生終了時刻を再生履歴データとして再生履歴記憶部112に順次格納する。より詳しくは、記憶制御部104は、再生起動部101から送られてくるデータがDVD用再生回路5を起動したことを示していれば、種別を「1」にセットし、その時点で時計機構103から読み取った時刻を再生起動時刻とする再生履歴データを生成して再生履歴記憶部112に追加的に格納する。また、記憶制御部104は、DVD用再生回路5から第2切替スイッチ7を経由して送られてくる再生信号の送信が停止された場合に、その時点で時計機構103から読み取った時刻を再生終了時刻として先に格納した再生履歴データに追加して再生履歴記憶部12に格納する。
フラグ演算部105は、再生履歴記憶部112に記憶されている再生履歴データにしたがって次回の再生起動時に再生起動部101によって優先的に再生起動されるべきディスクの種別を指示する優先フラグを生成して優先フラグ記憶部111に格納する。このフラグ演算部105で行われる処理の詳細は後述する。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態1に係るディスク再生装置の動作を、再生起動処理を中心に、図5および図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
ディスク再生装置にディスク1が装着され、または、図示しない再生ボタンが押されると、再生起動処理が開始される。再生起動処理では、まず、「フラグあり」であるかどうかが調べられる(ステップST11)。すなわち、マイコン10の再生起動部101は、メモリ11の優先フラグ記憶部111から優先フラグを読み出し、この読み出した優先フラグが、「フラグなし」以外、つまり「00」以外であかどうかを調べる。このステップST11において、「フラグあり」であることが判断されると、次いで、DVDフラグであるかどうかが調べられる(ステップST12)。すなわち、再生起動部101は、優先フラグ記憶部111から読み出した優先フラグが、「DVDフラグ」、つまり「10」であるかどうかを調べる。
このステップST12において、DVDフラグであることが判断されると、DVD再生起動が行われる(ステップST13)。すなわち、マイコン10の再生起動部101は、第1切替信号を生成して第1切替スイッチ4に送ることにより、該第1切替スイッチ4をDVD用再生回路5側に切替えるとともに、第1切替信号を生成して第2切替スイッチ7に送ることにより、該第2切替スイッチ7をDVD用再生回路5側に切替える。これにより、ディスク再生装置は、DVD再生に適するように設定されて再生起動が行われる。その後、シーケンスはステップST15に進む。
上記ステップST12において、DVDフラグでないことが判断されると、CDフラグであることが認識され、CD再生起動が行われる(ステップST14)。すなわち、マイコン10の再生起動部101は、第1切替信号を生成して第1切替スイッチ4に送ることにより、該第1切替スイッチ4をCD用再生回路6側に切替えるとともに、第1切替信号を生成して第2切替スイッチ7に送ることにより、該第2切替スイッチ7をCD用再生回路6側に切替える。これにより、ディスク再生装置は、CD再生に適するように設定されて再生起動が行われる。その後、シーケンスはステップST15に進む。
ステップST15においては、再生エラーが発生したかどうかが調べられる。すなわち、マイコン10の再生エラー検出部102は、ステップST13またはステップST14で行われた再生起動中に、再生エラーが連続して所定回数(例えば5回)発生したかどうかを調べる。このステップST15において、再生エラーが発生したことが判断されると、次いで、再生リトライ処理が行われる(ステップST16)。すなわち、マイコン10の再生起動部101は、その時点でDVD再生起動中であればCD再生起動を行い、CD再生起動中であればDVD再生起動を行うような第1切替信号および第2切替信号を生成して第1切替スイッチ4および第2切替スイッチ7にそれぞれ送る。次いで、再生エラーが発生したかどうかが調べられる(ステップST17)。このステップST17の処理は、上述したステップST15の処理と同じである。
このステップST17において、再生エラーが発生したことが判断されると、次いで、所定回数(例えば10回)の再生リトライ処理が完了したかどうかが調べられる(ステップST18)。このステップST18において、所定回数の再生リトライ処理が完了していないことが判断されると、シーケンスはステップST16に戻り、再度、再生リトライ処理が行われる。このステップST16およびST17の繰り返し実行の過程で、ステップST18において、所定回数の再生リトライ処理が完了したことが判断されると、装着されたディスク1は再生不能であると判断され、再生起動は終了する。
上記ステップST15またはステップST17において、再生エラーが発生しなかったことが判断されると、再生履歴を記憶する処理が行われる(ステップST19)。すなわち、マイコン10の記憶制御部104は、再生起動に成功したディスクの種別(DVDの場合は「1」、CDの場合は「0」)と、その時点の時刻である再生起動時刻とをメモリ11の再生履歴記憶部112に再生履歴データとして格納する。再生起動時刻は、時計機構103から取得される。なお、再生終了時刻は、当該再生が終了した時に、時計機構103から取得されて追加的に格納される。
次いで、フラグ演算が行われる(ステップST20)。すなわち、マイコン10のフラグ演算部105は、メモリ11の再生履歴記憶部に格納されている再生履歴データを用いて、次回の再生起動時に参照する優先フラグを生成する。具体的には、ディスクの種別毎の起動回数、起動時間帯毎の起動回数および再生累計時間といったパラメータと、各パラメータにあらかじめ付与された重み付け係数とを用いて優先フラグが生成される。優先フラグの生成の具体例を以下に説明する。
[1]ディスクの種別毎の起動回数(重み付け係数:1)
例えば、再生履歴記憶部112に記憶されているDVDの再生起動回数が55回、CDの再生起動回数が38回である場合:
「55÷38≒1.45」を計算して小数点以下を四捨五入すると「1」になる。このパラメータの重み付け係数は「1」であるから、DVDの優先度として「1×1=1」が得られる。
[2]起動時間帯毎の起動回数(重み付け係数:2)
例えば、再生履歴記憶部112に記憶されている再生起動時刻のうち、現在時刻の前後60分以内の再生起動時刻を有するものは、DVDが18回、CDが23回である場合:
「23÷18≒1.28」を計算して小数点以下を四捨五入すると「1」になる。このパラメータの重み付け係数は「2」であるから、CDの優先度として「1×2=2」が得られる。
[3]再生累計時間(重み付け係数:3)
例えば、再生履歴記憶部112に記憶されている再生起動時刻と再生終了時刻とから計算されたDVDおよびCDの各再生累計時間は、DVDが128時間30分、CDが430時間30分(1分未満の端数は切り捨て)である場合:
「430.5÷128.5≒3.35」を計算して小数点以下を四捨五入すると「3」になる。このパラメータの重み付け係数は「3」であるから、CDの優先度として「3×3=9」が得られる。
従って、上記[1]〜[3]のパラメータの優先度をディスクの種別毎に総計すると、DVDの優先度は「1」、CDの優先度は「11」になる。DVDの優先度とCDの優先度との差が所定値、例えば「6」以上である場合に、算出された優先度が有意であるとすると、「11−1=10≧6」であるので有意であると判断され、CD優先フラグが生成される。このステップST20で生成された優先フラグはマイコン10内のRAM(図示せず)に一時的に保持される。
次いで、優先フラグが発生されたかどうかが調べられる(ステップST21)。すなわち、フラグ演算部105は、上述したフラグ演算において、優先フラグとしてDVDフラグまたはCDフラグが生成されたかどうかを調べる。このステップST21において、優先フラグが発生されたことが判断さると、優先フラグが優先フラグ記憶部111に格納され(ステップST22)、再生起動処理は終了する。一方、ステップST21において、優先フラグが発生されなかったことが判断されると、優先フラグが優先フラグ記憶部111に格納されることなく再生起動処理は終了する。
上記ステップST11において、「フラグあり」でない、つまり「フラグなし」であることが判断されると、次いで、ディスク種別信号が取得される(ステップST23)。すなわち、ディスク判別部9は、信号処理回路3からディスク判別用信号を取得し、この取得したディスク判別用信号に基づき、装着されたディスク1がDVDであるかCDであるかを表すディスク種別信号を生成してマイコン10の再生起動部101に送る。
次いで、装着されたディスク1がDVDであるかどうかが調べられる(ステップST24)。すなわち、マイコン10の再生起動部101は、ディスク判別部9から送られてくるディスク種別信号に基づき、装着されたディスク1がDVDであるかどうかを調べる。このステップST24において、DVDであることが判断されると、DVD再生起動が行われる(ステップST13)。その後、シーケンスはステップST15に進む。一方、ステップST24において、DVDでないことが判断されると、CDであることが認識され、CD再生起動が行われる(ステップST26)。その後、シーケンスはステップST15に進む。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るディスク再生装置によれば、過去の再生履歴によりDVDまたはCDのいずれを優先的に再生するかを表す優先フラグを生成してメモリ11に記憶しておき、次回の起動時におけるディスク判別に利用するよう構成したので、通常のディスク判別動作を行って再生起動を行う場合に比べて再生起動時間を大幅に短縮することができる。
また、ディスクの種別毎の起動回数、起動時間帯毎の起動回数および再生累計時間といった複数のパラメータを重み付けして演算することにより優先フラグを生成するよう構成したので、優先フラグにしたがって次に再生されるディスクが正しくなる確率を増大させることができる。
さらに、優先フラグが存在しない場合は、従来から行われている通常の再生起動を行うように構成したので、単に再生履歴に基づいて次に再生されるディスクを予想し再生起動を行う場合に比べて、再生リトライ処理を必要以上に繰り返して通常の再生起動よりも再生起動時間が長くなるという確率を小さくすることができる。
なお、上述した実施の形態1では、判別の対象とするディスクの種別をDVDとCDの2種類としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、DVD高反射率ディスク、DVD低反射率ディスク、CD高反射率ディスクおよびCD低反射率ディスクを判別して、ステップST13、ST14、ST25またはST26において、より適切な再生のための設定を行うように構成することができる。
また、実施の形態1では、ステップST11において優先フラグが存在することが確認された場合には、ステップST15において再生エラーが5回連続して発生した場合にステップST16の再生リトライ処理に移行し、ステップST11において優先フラグが存在しないことが確認された場合にも、ステップST15において再生エラーが5回連続して発生した場合にステップST16の再生リトライ処理に移行するように構成したが、この回数を優先フラグの有無によって変更するように構成することができる。例えば、ステップST11において優先フラグが存在することが確認された場合には、ステップST15において再生エラーが2回連続して発生した場合にステップST16の再生リトライ処理に移行し、ステップST11において優先フラグが存在しないことが確認された場合には、ステップST15において再生エラーが5回連続して発生した場合にステップST16の再生リトライ処理に移行する。このように、優先フラグに従って再生起動を行っているときに再生リトライ処理に移行しやすく設定することにより、優先フラグによるディスク種別の設定が間違っていた場合であっても、比較的速やかに再生リトライを行って再生起動を完了させることができる。
さらに、実施の形態1では、ステップST11において、常に優先フラグの有無を確認するように構成したが、ディスク1がディスク再生装置から排出されないで次回の再生起動に移行した場合(所謂レジューム再生時)には、優先フラグの有無を確認せずに、前回の再生起動の設定をそのまま踏襲して再生起動を行うように構成することもできる。
また、この優先フラグをディスク判別に用いるかどうかを使用者に選択させるよう構成することもできる。加えて、優先フラグ生成時の各パラメータに対する重み付けを使用者に設定させるよう構成することもできる。
また、再生履歴記憶部112に記憶する再生履歴の数を例えば200に限定し、再生履歴の数が201以上になった場合には古いものから順に上書きするよう構成することができる。この場合、再生履歴記憶部112の記憶容量を小さく抑えることができる。
さらに、ディスク再生装置を使用するユーザを入力する入力部を備え、ユーザ毎に再生起動すべきディスクを判定するように構成することもできる。この場合、ユーザ毎に再生履歴データをメモリ11に保存しておき、再生起動時は、その再生履歴データを参照して再生するディスクの種別を判定するように構成できる。また、メモリ11の再生履歴データにユーザのコードを付して格納しておき、再生起動時は、その再生履歴データをユーザ毎に参照して再生するディスクの種別を判定するように構成できる。
この発明の実施の形態1に係るディスク再生装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るディスク再生装置で使用されるマイコンの詳細な構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るディスク再生装置で使用される再生履歴記憶部に格納される再生履歴データの例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るディスク再生装置で使用される優先フラグ記憶部に格納される優先フラグの例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るディスク再生装置の再生起動処理を示すフローチャート(その1)である。 この発明の実施の形態1に係るディスク再生装置の再生起動処理を示すフローチャート(その2)である。
符号の説明
1 ディスク、2 光ピックアップ、3 信号処理回路、4 第1切替スイッチ、5 DVD用再生回路、6 CD用再生回路、7 第2切替スイッチ、8 出力回路、9 ディスク判別部、10 マイコン、11 メモリ、101 再生起動部、102 再生エラー検出部、103 時計機構、104 記憶制御部、105 フラグ演算部、111 優先フラグ記憶部、112 再生履歴記憶部。

Claims (5)

  1. 再生履歴データを記憶する再生履歴記憶部と、
    優先的に再生起動するべきディスクの種別を指示する優先フラグを記憶する優先フラグ記憶部と、
    外部からの指示に応じて前記優先フラグ記憶部に記憶されている優先フラグで指示された種別のディスクを再生起動する再生起動部と、
    前記再生起動部で再生起動されたディスクの再生時に発生する再生エラーを検出する再生エラー検出部と、
    前記再生エラー検出部で再生エラーが検出されなかった時に、前記再生起動部で再生起動されたディスクの種別、再生起動時刻および再生終了時刻を再生履歴データとして前記再生履歴記憶部に順次格納する記憶制御部と、
    前記再生履歴記憶部に記憶されている再生履歴データにしたがって次回の再生起動時に前記再生起動部によって優先的に再生起動されるべきディスクの種別を指示する優先フラグを生成して前記優先フラグ記憶部に格納するフラグ演算部
    とを備えたディスク再生装置。
  2. フラグ演算部は、再生履歴記憶部に再生履歴データとして記憶されているディスクの種別毎の起動回数と、再生起動時刻から求められる起動時間帯毎の起動回数と、再生起動時刻および再生終了時刻から求められる再生累計時間とに基づき優先フラグを生成する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク再生装置。
  3. フラグ演算部は、ディスクの種別毎の起動回数の比、起動時間帯毎の起動回数の比および再生累計時間の比に所定の重み付け係数をそれぞれ乗算して重み付けした値をディスクの種別毎に総計して優先度を算出し、該算出した優先度に基づき優先フラグを生成する
    ことを特徴とする請求項2記載のディスク再生装置。
  4. フラグ演算部は、優先度が他のディスクの優先度より所定値以上大きいディスクを次回に優先的に再生起動するべきディスクとする優先フラグを生成する
    ことを特徴とする請求項3記載のディスク再生装置。
  5. ディスクから読み出した信号に基づきディスクを判別するディスク判別部を備え、
    再生起動部は、優先フラグ記憶部に優先フラグが記憶されていない場合に、前記ディスク判別部により判別された種別のディスクを再生起動する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク再生装置。
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