JP2000011387A - 光ディスク駆動装置及び光ディスクの記録層数判別方法並びに光ディスクの記録層数判別プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
光ディスク駆動装置及び光ディスクの記録層数判別方法並びに光ディスクの記録層数判別プログラムを記録した記録媒体Info
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- JP2000011387A JP2000011387A JP10167425A JP16742598A JP2000011387A JP 2000011387 A JP2000011387 A JP 2000011387A JP 10167425 A JP10167425 A JP 10167425A JP 16742598 A JP16742598 A JP 16742598A JP 2000011387 A JP2000011387 A JP 2000011387A
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- optical disc
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ディスクにおける記録層数の誤判別を無く
し、その後の記録層毎の調整や記録層間ジャンプの誤動
作を回避し、安定した動作を保証し得る光ディスク駆動
装置及び光ディスクの記録層数判別方法並びに光ディス
クの記録層数判別プログラムを記録した記録媒体を提供
する。 【解決手段】 光ディスクの複数の記録層に情報を記録
又は再生する。マイクロコンピュータは、フォーカスア
クチュエータを揺動させて、光ディスクに照射された光
の反射光から得られるフォーカスエラー信号により、そ
の時のフォーカスエラー信号のS字カーブと時間との関
係により(S9)、又は、フォーカスエラー信号のS字
カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係に
より、光ディスクの記録層数を判別する。
し、その後の記録層毎の調整や記録層間ジャンプの誤動
作を回避し、安定した動作を保証し得る光ディスク駆動
装置及び光ディスクの記録層数判別方法並びに光ディス
クの記録層数判別プログラムを記録した記録媒体を提供
する。 【解決手段】 光ディスクの複数の記録層に情報を記録
又は再生する。マイクロコンピュータは、フォーカスア
クチュエータを揺動させて、光ディスクに照射された光
の反射光から得られるフォーカスエラー信号により、そ
の時のフォーカスエラー信号のS字カーブと時間との関
係により(S9)、又は、フォーカスエラー信号のS字
カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係に
より、光ディスクの記録層数を判別する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD(Digital V
ideo Disk)等の光ディスク(光磁気ディスクを含む)を
使用して、情報の記録、再生又は消去を行う光ディスク
駆動装置及び光ディスクの記録層数判別方法並びに光デ
ィスクの記録層数判別プログラムを記録した記録媒体に
関するものであり、特に、2層以上の記録層を有する多
層ディスクを使用し、その記録層数を判別するものであ
る。
ideo Disk)等の光ディスク(光磁気ディスクを含む)を
使用して、情報の記録、再生又は消去を行う光ディスク
駆動装置及び光ディスクの記録層数判別方法並びに光デ
ィスクの記録層数判別プログラムを記録した記録媒体に
関するものであり、特に、2層以上の記録層を有する多
層ディスクを使用し、その記録層数を判別するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記のような2層以上の記録層を有する
多層ディスクからなる光ディスクを駆動する光ディスク
駆動装置では、記録層毎のフォーカスオフセット除去や
フォーカスゲイン調整を行うために、光ディスクの記録
層数を把握しておく必要がある。また、記録層間のジャ
ンプ時に光ディスクにおける記録層又は再生層の無い場
所ヘジャンプを行わないためにも記録層数の把握が必要
である。
多層ディスクからなる光ディスクを駆動する光ディスク
駆動装置では、記録層毎のフォーカスオフセット除去や
フォーカスゲイン調整を行うために、光ディスクの記録
層数を把握しておく必要がある。また、記録層間のジャ
ンプ時に光ディスクにおける記録層又は再生層の無い場
所ヘジャンプを行わないためにも記録層数の把握が必要
である。
【0003】この記録層数を知る従来の方法としては、
光ディスクに書かれているディスク情報を読む方法があ
る。しかし、この方法では、フォーカスやトラック等の
サーボを全てオンし、ディスク情報が書いてある領域に
ジャンプしてからでなければ読むことができない。従っ
て、それまで記録層間ジャンプができず、光ディスク駆
動装置の立ち上げに時間がかかってしまう。
光ディスクに書かれているディスク情報を読む方法があ
る。しかし、この方法では、フォーカスやトラック等の
サーボを全てオンし、ディスク情報が書いてある領域に
ジャンプしてからでなければ読むことができない。従っ
て、それまで記録層間ジャンプができず、光ディスク駆
動装置の立ち上げに時間がかかってしまう。
【0004】そこで、上記の問題を解決するために、光
ディスク駆動装置における記録層数をより早く判別する
方法として、フォーカスエラー信号(以下、「FES」
と称する)のS字カーブの数をカウントする方法があ
る。
ディスク駆動装置における記録層数をより早く判別する
方法として、フォーカスエラー信号(以下、「FES」
と称する)のS字カーブの数をカウントする方法があ
る。
【0005】この方法は、図9のフローチャートに示す
ように、先ず、層数カウンタをクリアし(S101)、
フォーカスアクチュエータを最下部までダウンさせる
(S102,S103)。次に、フォーカスアクチュエ
ータをアップさせながらFESをサンプルし(S10
4,S105)、S字カーブが出現したら層数カウンタ
を1プラスする(S106,S107)。この動作を、
フォーカスアクチュエータが最上部にアップするまで繰
り返し(S108)、フォーカスアクチュエータが最上
部にアップするとフォーカスアクチュエータを停止させ
る(S109)。
ように、先ず、層数カウンタをクリアし(S101)、
フォーカスアクチュエータを最下部までダウンさせる
(S102,S103)。次に、フォーカスアクチュエ
ータをアップさせながらFESをサンプルし(S10
4,S105)、S字カーブが出現したら層数カウンタ
を1プラスする(S106,S107)。この動作を、
フォーカスアクチュエータが最上部にアップするまで繰
り返し(S108)、フォーカスアクチュエータが最上
部にアップするとフォーカスアクチュエータを停止させ
る(S109)。
【0006】これによって、フォーカスアクチュエータ
を下から上に順に移動させながら記録層数を数えるの
で、以前に比べると、光ディスク駆動装置の立ち上げ時
間を短縮することができる。
を下から上に順に移動させながら記録層数を数えるの
で、以前に比べると、光ディスク駆動装置の立ち上げ時
間を短縮することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光ディスク駆動装置及び光ディスクの記録層数判別
方法では、FESのS字カーブ以外に偽ピークやノイズ
等の波形異常があると、これも記録層の数にカウントし
てしまい、誤判別する可能性があるという問題点を有し
ている。また、光ビームを照射した光ディスク部分に傷
やゴミの付着等があっても誤判別する可能性がある。
来の光ディスク駆動装置及び光ディスクの記録層数判別
方法では、FESのS字カーブ以外に偽ピークやノイズ
等の波形異常があると、これも記録層の数にカウントし
てしまい、誤判別する可能性があるという問題点を有し
ている。また、光ビームを照射した光ディスク部分に傷
やゴミの付着等があっても誤判別する可能性がある。
【0008】上述のように、記録層数を誤判別した場
合、記録層を多く誤判別したときには、記録層間ジャン
プを行った時に光ディスクの記録層や再生層の無い場所
ヘジャンプしてしまう。また、記録層を少なく誤判別し
たときには、フォーカスオフセット除去やフォーカスゲ
イン調整を行わない記録層が出る等の問題が生じる。
合、記録層を多く誤判別したときには、記録層間ジャン
プを行った時に光ディスクの記録層や再生層の無い場所
ヘジャンプしてしまう。また、記録層を少なく誤判別し
たときには、フォーカスオフセット除去やフォーカスゲ
イン調整を行わない記録層が出る等の問題が生じる。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、光ディスクにおける記録
層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録
層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し
得る光ディスク駆動装置及び光ディスクの記録層数判別
方法並びに光ディスクの記録層数判別プログラムを記録
した記録媒体を提供することにある。
たものであって、その目的は、光ディスクにおける記録
層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録
層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し
得る光ディスク駆動装置及び光ディスクの記録層数判別
方法並びに光ディスクの記録層数判別プログラムを記録
した記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の光
ディスク駆動装置は、上記課題を解決するために、光デ
ィスクの複数の記録層に情報を記録又は再生する光ディ
スク駆動装置において、上記光ディスクに情報を記録又
は再生するための光を照射する照射手段と、上記照射手
段により照射される光の焦点位置をフォーカスアクチュ
エータにて制御するフォーカス制御手段と、上記照射手
段により照射された光が光ディスクに反射した戻り光か
ら、フォーカスエラー信号を生成する信号生成手段と、
上記照射手段を構成するピックアップを動かすピックア
ップ駆動手段と、上記光ディスクをスピンドルモータに
よって回転させるスピンドルモータ駆動手段と、上記フ
ォーカスアクチュエータを揺動させて、光ディスクに照
射された光の反射光から得られるフォーカスエラー信号
により、その時のフォーカスエラー信号のS字カーブと
時間との関係により、光ディスクの記録層数を判別する
判別手段とを備えていることを特徴としている。
ディスク駆動装置は、上記課題を解決するために、光デ
ィスクの複数の記録層に情報を記録又は再生する光ディ
スク駆動装置において、上記光ディスクに情報を記録又
は再生するための光を照射する照射手段と、上記照射手
段により照射される光の焦点位置をフォーカスアクチュ
エータにて制御するフォーカス制御手段と、上記照射手
段により照射された光が光ディスクに反射した戻り光か
ら、フォーカスエラー信号を生成する信号生成手段と、
上記照射手段を構成するピックアップを動かすピックア
ップ駆動手段と、上記光ディスクをスピンドルモータに
よって回転させるスピンドルモータ駆動手段と、上記フ
ォーカスアクチュエータを揺動させて、光ディスクに照
射された光の反射光から得られるフォーカスエラー信号
により、その時のフォーカスエラー信号のS字カーブと
時間との関係により、光ディスクの記録層数を判別する
判別手段とを備えていることを特徴としている。
【0011】上記の発明によれば、スピンドルモータ駆
動手段は、スピンドルモータによって光ディスクを回転
させる。この回転する光ディスクに対して、照射手段に
より光ディスクの複数の記録層に情報を記録又は再生す
るために光が照射される。このとき、光ディスクに反射
した戻り光から、信号生成手段は、フォーカスエラー信
号を生成する。そして、このフォーカスエラー信号に基
づいて、ピックアップ駆動手段が、照射手段を構成する
ピックアップを動かし、光ディスクの所望の記録層にフ
ォーカス調整する。
動手段は、スピンドルモータによって光ディスクを回転
させる。この回転する光ディスクに対して、照射手段に
より光ディスクの複数の記録層に情報を記録又は再生す
るために光が照射される。このとき、光ディスクに反射
した戻り光から、信号生成手段は、フォーカスエラー信
号を生成する。そして、このフォーカスエラー信号に基
づいて、ピックアップ駆動手段が、照射手段を構成する
ピックアップを動かし、光ディスクの所望の記録層にフ
ォーカス調整する。
【0012】このような、光ディスク駆動装置におい
て、判別手段は、フォーカスアクチュエータを揺動させ
て、光ディスクに照射された光の反射光から得られるフ
ォーカスエラー信号により、その時のフォーカスエラー
信号のS字カーブと時間との関係により、光ディスクの
記録層数を判別する。
て、判別手段は、フォーカスアクチュエータを揺動させ
て、光ディスクに照射された光の反射光から得られるフ
ォーカスエラー信号により、その時のフォーカスエラー
信号のS字カーブと時間との関係により、光ディスクの
記録層数を判別する。
【0013】従って、フォーカスアクチュエータを揺動
させて、最初の記録層から順にフォーカスエラー信号の
S字カーブの数をカウントしていく際に、フォーカスエ
ラー信号のS字カーブと時間との関係により、次の記録
層が何時頃出現するのかを予測することができる。
させて、最初の記録層から順にフォーカスエラー信号の
S字カーブの数をカウントしていく際に、フォーカスエ
ラー信号のS字カーブと時間との関係により、次の記録
層が何時頃出現するのかを予測することができる。
【0014】この結果、記録層間を順次検知していく際
に、予測した時間までに、フォーカスエラー信号に偽ピ
ークやノイズ等の波形異常があったり、光ディスクに傷
やゴミの付着等があった場合でも、そのようなノイズ等
は記録層によるものではないことが把握できる。
に、予測した時間までに、フォーカスエラー信号に偽ピ
ークやノイズ等の波形異常があったり、光ディスクに傷
やゴミの付着等があった場合でも、そのようなノイズ等
は記録層によるものではないことが把握できる。
【0015】従って、光ディスクにおける記録層数の誤
判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジャ
ンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光デ
ィスク駆動装置を提供することができる。
判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジャ
ンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光デ
ィスク駆動装置を提供することができる。
【0016】請求項2に係る発明の光ディスク駆動装置
は、上記課題を解決するために、光ディスクの複数の記
録層に情報を記録又は再生する光ディスク駆動装置にお
いて、上記光ディスクに情報を記録又は再生するための
光を照射する照射手段と、上記照射手段により照射され
る光の焦点位置をフォーカスアクチュエータにて制御す
るフォーカス制御手段と、上記照射手段により照射され
た光が光ディスクに反射した戻り光から、フォーカスエ
ラー信号を生成する信号生成手段と、上記照射手段を構
成するピックアップを動かすピックアップ駆動手段と、
上記光ディスクをスピンドルモータによって回転させる
スピンドルモータ駆動手段と、上記フォーカスアクチュ
エータを揺動させて、光ディスクに照射された光の反射
光から得られるフォーカスエラー信号により、その時の
フォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカスアクチ
ュエータ駆動電圧との関係により、光ディスクの記録層
数を判別する判別手段とを備えていることを特徴として
いる。
は、上記課題を解決するために、光ディスクの複数の記
録層に情報を記録又は再生する光ディスク駆動装置にお
いて、上記光ディスクに情報を記録又は再生するための
光を照射する照射手段と、上記照射手段により照射され
る光の焦点位置をフォーカスアクチュエータにて制御す
るフォーカス制御手段と、上記照射手段により照射され
た光が光ディスクに反射した戻り光から、フォーカスエ
ラー信号を生成する信号生成手段と、上記照射手段を構
成するピックアップを動かすピックアップ駆動手段と、
上記光ディスクをスピンドルモータによって回転させる
スピンドルモータ駆動手段と、上記フォーカスアクチュ
エータを揺動させて、光ディスクに照射された光の反射
光から得られるフォーカスエラー信号により、その時の
フォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカスアクチ
ュエータ駆動電圧との関係により、光ディスクの記録層
数を判別する判別手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0017】上記の発明によれば、スピンドルモータ駆
動手段は、スピンドルモータによって光ディスクを回転
させる。この回転する光ディスクに対して、照射手段に
より光ディスクの複数の記録層に情報を記録又は再生す
るために光が照射される。このとき、光ディスクに反射
した戻り光から、信号生成手段は、フォーカスエラー信
号を生成する。そして、このフォーカスエラー信号に基
づいて、ピックアップ駆動手段が、照射手段を構成する
ピックアップを動かし、光ディスクの所望の記録層にフ
ォーカス調整する。
動手段は、スピンドルモータによって光ディスクを回転
させる。この回転する光ディスクに対して、照射手段に
より光ディスクの複数の記録層に情報を記録又は再生す
るために光が照射される。このとき、光ディスクに反射
した戻り光から、信号生成手段は、フォーカスエラー信
号を生成する。そして、このフォーカスエラー信号に基
づいて、ピックアップ駆動手段が、照射手段を構成する
ピックアップを動かし、光ディスクの所望の記録層にフ
ォーカス調整する。
【0018】このような、光ディスク駆動装置におい
て、判別手段は、フォーカスアクチュエータを揺動させ
て、光ディスクに照射された光の反射光から得られるフ
ォーカスエラー信号により、フォーカスエラー信号のS
字カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係
により、光ディスクの記録層数を判別する。
て、判別手段は、フォーカスアクチュエータを揺動させ
て、光ディスクに照射された光の反射光から得られるフ
ォーカスエラー信号により、フォーカスエラー信号のS
字カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係
により、光ディスクの記録層数を判別する。
【0019】従って、フォーカスアクチュエータを揺動
させて、最初の記録層から順にフォーカスエラー信号の
S字カーブの数をカウントしていく際に、その時のフォ
ーカスエラー信号のS字カーブとフォーカスアクチュエ
ータ駆動電圧との関係により、次の記録層がどのぐらい
のフォーカスアクチュエータ駆動電圧になると出現する
かを予測することができる。
させて、最初の記録層から順にフォーカスエラー信号の
S字カーブの数をカウントしていく際に、その時のフォ
ーカスエラー信号のS字カーブとフォーカスアクチュエ
ータ駆動電圧との関係により、次の記録層がどのぐらい
のフォーカスアクチュエータ駆動電圧になると出現する
かを予測することができる。
【0020】この結果、記録層間を順次検知していく際
に、予測したフォーカスアクチュエータ駆動電圧に達し
ない範囲で、フォーカスエラー信号に偽ピークやノイズ
等の波形異常があったり、光ディスクに傷やゴミの付着
等があった場合でも、そのようなノイズ等は記録層によ
るものではないことが把握できる。
に、予測したフォーカスアクチュエータ駆動電圧に達し
ない範囲で、フォーカスエラー信号に偽ピークやノイズ
等の波形異常があったり、光ディスクに傷やゴミの付着
等があった場合でも、そのようなノイズ等は記録層によ
るものではないことが把握できる。
【0021】従って、光ディスクにおける記録層数の誤
判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジャ
ンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光デ
ィスク駆動装置を提供することができる。
判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジャ
ンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光デ
ィスク駆動装置を提供することができる。
【0022】請求項3に係る発明の光ディスク駆動装置
は、上記課題を解決するために、請求碩1又は2記載の
光ディスク駆動装置において、上記判別手段は、フォー
カスアクチュエータを揺動させ、その時のフォーカスエ
ラー信号の値を一定時間毎に記憶しておき、揺動を終了
した後の記憶した値に基づいて、光ディスクの記録層数
を判別することを特徴としている。
は、上記課題を解決するために、請求碩1又は2記載の
光ディスク駆動装置において、上記判別手段は、フォー
カスアクチュエータを揺動させ、その時のフォーカスエ
ラー信号の値を一定時間毎に記憶しておき、揺動を終了
した後の記憶した値に基づいて、光ディスクの記録層数
を判別することを特徴としている。
【0023】上記の発明によれば、判別手段は、一定時
間毎にフォーカスエラー信号の値を記憶していき、揺動
が終わった時点で、揺動を終了した後の記憶した値に基
づいて、光ディスクの記録層数を判別する。
間毎にフォーカスエラー信号の値を記憶していき、揺動
が終わった時点で、揺動を終了した後の記憶した値に基
づいて、光ディスクの記録層数を判別する。
【0024】従って、全てのフォーカスエラー信号の値
を把握した上で、出現したS字カーブが真の記録層によ
るものであるかを検討することができる。即ち、複数の
真の記録層によるS字カーブがどのような状態にあるの
かを、例えば平均化する等によって把握することができ
るので、ノイズ等によるものか否かの判断の精度が良く
なる。
を把握した上で、出現したS字カーブが真の記録層によ
るものであるかを検討することができる。即ち、複数の
真の記録層によるS字カーブがどのような状態にあるの
かを、例えば平均化する等によって把握することができ
るので、ノイズ等によるものか否かの判断の精度が良く
なる。
【0025】このため、確実に、光ディスクにおける記
録層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記
録層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証
し得る光ディスク駆動装置を提供することができる。
録層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記
録層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証
し得る光ディスク駆動装置を提供することができる。
【0026】請求項4に係る発明の光ディスク駆動装置
は、上記課題を解決するために、請求項1、2又は3記
載の光ディスク駆動装置において、上記判別手段は、一
度記録層の判別をした後、スピンドルモータを少し回転
させることにより、光ディスクにおける光の照射位置を
変えて再度判別を行い、それら複数回の判別結果から光
ディスクの記録層数を決定することを特徴としている。
は、上記課題を解決するために、請求項1、2又は3記
載の光ディスク駆動装置において、上記判別手段は、一
度記録層の判別をした後、スピンドルモータを少し回転
させることにより、光ディスクにおける光の照射位置を
変えて再度判別を行い、それら複数回の判別結果から光
ディスクの記録層数を決定することを特徴としている。
【0027】即ち、光ディスクの表面の一部に欠陥があ
り、その位置が光ディスクにおける記録層数の判別位置
となっている場合には、正しい記録層数の判別ができな
いおそれがある。
り、その位置が光ディスクにおける記録層数の判別位置
となっている場合には、正しい記録層数の判別ができな
いおそれがある。
【0028】しかし、本発明によれば、判別手段は、一
度記録層の判別をした後、スピンドルモータを少し回転
させることにより、光ディスクにおける光の照射位置を
変えて再度判別を行い、それら複数回の判別結果から光
ディスクの記録層数を決定する。
度記録層の判別をした後、スピンドルモータを少し回転
させることにより、光ディスクにおける光の照射位置を
変えて再度判別を行い、それら複数回の判別結果から光
ディスクの記録層数を決定する。
【0029】従って、光ディスクの表面の一部に欠陥が
あったとしても、判別は光の照射位置を変えて再度判別
が行なわれるので、欠陥部分の判別による誤判別を防止
することができる。
あったとしても、判別は光の照射位置を変えて再度判別
が行なわれるので、欠陥部分の判別による誤判別を防止
することができる。
【0030】このため、確実に、光ディスクにおける記
録層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記
録層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証
し得る光ディスク駆動装置を提供することができる。
録層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記
録層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証
し得る光ディスク駆動装置を提供することができる。
【0031】また、特に、本発明では、光ディスクにお
ける光の照射位置を変える方法として、スピンドルモー
タを少し回転させて光ディスクを回転する。
ける光の照射位置を変える方法として、スピンドルモー
タを少し回転させて光ディスクを回転する。
【0032】従って、容易に、光ディスクにおける光の
照射位置を変えることができる。
照射位置を変えることができる。
【0033】請求項5に係る発明の光ディスク駆動装置
は、上記課題を解決するために、請求項1、2又は3記
載の光ディスク駆動装置において、上記判別手段は、ピ
ックアップを動かすことにより、光ディスクにおける光
の照射位置を変えて再度判別を行い、それら複数回の判
別結果から光ディスクの記録層数を決定することを特徴
としている。
は、上記課題を解決するために、請求項1、2又は3記
載の光ディスク駆動装置において、上記判別手段は、ピ
ックアップを動かすことにより、光ディスクにおける光
の照射位置を変えて再度判別を行い、それら複数回の判
別結果から光ディスクの記録層数を決定することを特徴
としている。
【0034】即ち、光ディスクの表面の一部に欠陥があ
り、その位置が光ディスクにおける記録層数の判別位置
となっている場合には、正しい記録層数の判別ができな
いおそれがある。
り、その位置が光ディスクにおける記録層数の判別位置
となっている場合には、正しい記録層数の判別ができな
いおそれがある。
【0035】しかし、本発明によれば、判別手段は、一
度記録層の判別をした後、ピックアップを動かすことに
より、光ディスクにおける光の照射位置を変えて再度判
別を行い、それら複数回の判別結果から光ディスクの記
録層数を決定する。
度記録層の判別をした後、ピックアップを動かすことに
より、光ディスクにおける光の照射位置を変えて再度判
別を行い、それら複数回の判別結果から光ディスクの記
録層数を決定する。
【0036】従って、光ディスクの表面の一部に欠陥が
あったとしても、判別は光の照射位置を変えて再度判別
が行なわれるので、欠陥部分の判別による誤判別を防止
することができる。
あったとしても、判別は光の照射位置を変えて再度判別
が行なわれるので、欠陥部分の判別による誤判別を防止
することができる。
【0037】このため、確実に、光ディスクにおける記
録層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記
録層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証
し得る光ディスク駆動装置を提供することができる。
録層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記
録層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証
し得る光ディスク駆動装置を提供することができる。
【0038】また、特に、本発明では、光ディスクにお
ける光の照射位置を変える方法として、ピックアップを
動かすことにより行なう。
ける光の照射位置を変える方法として、ピックアップを
動かすことにより行なう。
【0039】従って、容易に、光ディスクにおける光の
照射位置を変えることができる。
照射位置を変えることができる。
【0040】請求項6に係る発明の光ディスクの記録層
数判別方法は、上記課題を解決するために、光ディスク
の複数の記録層に情報を記録又は再生する光ディスク駆
動装置における光ディスクの記録層数判別方法におい
て、上記光ディスクに照射される光の焦点位置を制御す
るフォーカスアクチュエータを揺動させ、光ディスクに
照射された光の反射光から得られるフォーカスエラー信
号により、その時のフォーカスエラー信号のS字カーブ
とフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係、又は、
その時のフォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカ
スアクチュエータ駆動電圧との関係によって、光ディス
クの記録層数を判別することを特徴としている。
数判別方法は、上記課題を解決するために、光ディスク
の複数の記録層に情報を記録又は再生する光ディスク駆
動装置における光ディスクの記録層数判別方法におい
て、上記光ディスクに照射される光の焦点位置を制御す
るフォーカスアクチュエータを揺動させ、光ディスクに
照射された光の反射光から得られるフォーカスエラー信
号により、その時のフォーカスエラー信号のS字カーブ
とフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係、又は、
その時のフォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカ
スアクチュエータ駆動電圧との関係によって、光ディス
クの記録層数を判別することを特徴としている。
【0041】上記の発明によれば、光ディスクに照射さ
れる光の焦点位置を制御するフォーカスアクチュエータ
を揺動させ、光ディスクに照射された光の反射光から得
られるフォーカスエラー信号により、その時のフォーカ
スエラー信号のS字カーブとフォーカスアクチュエータ
駆動電圧との関係、又は、その時のフォーカスエラー信
号のS字カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧と
の関係によって、光ディスクの記録層数を判別する。
れる光の焦点位置を制御するフォーカスアクチュエータ
を揺動させ、光ディスクに照射された光の反射光から得
られるフォーカスエラー信号により、その時のフォーカ
スエラー信号のS字カーブとフォーカスアクチュエータ
駆動電圧との関係、又は、その時のフォーカスエラー信
号のS字カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧と
の関係によって、光ディスクの記録層数を判別する。
【0042】このため、フォーカスアクチュエータを揺
動させて、最初の記録層から順にフォーカスエラー信号
のS字カーブの数をカウントしていく際に、その時のフ
ォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカスアクチュ
エータ駆動電圧との関係により、次の記録層がどのぐら
いのフォーカスアクチュエータ駆動電圧になると出現す
るかを予測することができる。
動させて、最初の記録層から順にフォーカスエラー信号
のS字カーブの数をカウントしていく際に、その時のフ
ォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカスアクチュ
エータ駆動電圧との関係により、次の記録層がどのぐら
いのフォーカスアクチュエータ駆動電圧になると出現す
るかを予測することができる。
【0043】この結果、記録層間を順次検知していく際
に、予測したフォーカスアクチュエータ駆動電圧に達し
ない範囲で、フォーカスエラー信号に偽ピークやノイズ
等の波形異常があったり、光ディスクに傷やゴミの付着
等があった場合でも、そのようなノイズ等は記録層によ
るものではないことが把握できる。
に、予測したフォーカスアクチュエータ駆動電圧に達し
ない範囲で、フォーカスエラー信号に偽ピークやノイズ
等の波形異常があったり、光ディスクに傷やゴミの付着
等があった場合でも、そのようなノイズ等は記録層によ
るものではないことが把握できる。
【0044】また、他の方法として、フォーカスアクチ
ュエータを揺動させて、最初の記録層から順にフォーカ
スエラー信号のS字カーブの数をカウントしていく際
に、その時のフォーカスエラー信号のS字カーブとフォ
ーカスアクチュエータ駆動電圧との関係により、次の記
録層がどのぐらいのフォーカスアクチュエータ駆動電圧
になると出現するかを予測することができる。
ュエータを揺動させて、最初の記録層から順にフォーカ
スエラー信号のS字カーブの数をカウントしていく際
に、その時のフォーカスエラー信号のS字カーブとフォ
ーカスアクチュエータ駆動電圧との関係により、次の記
録層がどのぐらいのフォーカスアクチュエータ駆動電圧
になると出現するかを予測することができる。
【0045】この結果、記録層間を順次検知していく際
に、予測したフォーカスアクチュエータ駆動電圧に達し
ない範囲で、フォーカスエラー信号に偽ピークやノイズ
等の波形異常があったり、光ディスクに傷やゴミの付着
等があった場合でも、そのようなノイズ等は記録層によ
るものではないことが把握できる。
に、予測したフォーカスアクチュエータ駆動電圧に達し
ない範囲で、フォーカスエラー信号に偽ピークやノイズ
等の波形異常があったり、光ディスクに傷やゴミの付着
等があった場合でも、そのようなノイズ等は記録層によ
るものではないことが把握できる。
【0046】従って、光ディスクにおける記録層数の誤
判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジャ
ンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光デ
ィスクの記録層数判別方法を提供することができる。
判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジャ
ンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光デ
ィスクの記録層数判別方法を提供することができる。
【0047】請求項7に係る発明は、上記課題を解決す
るために、光ディスクの複数の記録層に情報を記録又は
再生する光ディスク駆動装置における光ディスクの記録
層数を判別する処理をコンピュータに実行させるための
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体において、上記光ディスクに照射される光の焦点位
置を制御するフォーカスアクチュエータを揺動させ、光
ディスクに照射された光の反射光から得られるフォーカ
スエラー信号により、その時のフォーカスエラー信号の
S字カーブと時間との関係、又は、その時のフォーカス
エラー信号のS字カーブとフォーカスアクチュエータ駆
動電圧との関係によって、光ディスクの記録層数を判別
する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
るために、光ディスクの複数の記録層に情報を記録又は
再生する光ディスク駆動装置における光ディスクの記録
層数を判別する処理をコンピュータに実行させるための
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体において、上記光ディスクに照射される光の焦点位
置を制御するフォーカスアクチュエータを揺動させ、光
ディスクに照射された光の反射光から得られるフォーカ
スエラー信号により、その時のフォーカスエラー信号の
S字カーブと時間との関係、又は、その時のフォーカス
エラー信号のS字カーブとフォーカスアクチュエータ駆
動電圧との関係によって、光ディスクの記録層数を判別
する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0048】上記の発明によれば、光ディスクに照射さ
れる光の焦点位置を制御するフォーカスアクチュエータ
を揺動させ、その時のフォーカスエラー信号のS字カー
ブと時間との関係、又は、その時のフォーカスエラー信
号のS字カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧と
の関係によって、光ディスクの記録層数を判別する処理
をコンピュータに実行させるためのプログラムがコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。
れる光の焦点位置を制御するフォーカスアクチュエータ
を揺動させ、その時のフォーカスエラー信号のS字カー
ブと時間との関係、又は、その時のフォーカスエラー信
号のS字カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧と
の関係によって、光ディスクの記録層数を判別する処理
をコンピュータに実行させるためのプログラムがコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。
【0049】従って、記録媒体を持ち運ぶことより、い
ずれのコンピュータにおいても、光ディスクの記録層数
を判別する処理を行なうことができる。
ずれのコンピュータにおいても、光ディスクの記録層数
を判別する処理を行なうことができる。
【0050】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、
以下の通りである。
一形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、
以下の通りである。
【0051】本実施の形態の光ディスク駆動装置は、図
3に示すように、光ディスク1を駆動するために、スピ
ンドルモータ2、照射手段としてのピックアップ3、フ
ォーカスアクチュエータ4を備えている。この光ディス
ク1は、例えば、DVD(Digital Video Disk)等の光デ
ィスクであり、光磁気ディスクを含むものとして説明す
る。また、この光ディスク1は、2層以上の記録層(再
生層を含む)を有する多層ディスクとなっている。
3に示すように、光ディスク1を駆動するために、スピ
ンドルモータ2、照射手段としてのピックアップ3、フ
ォーカスアクチュエータ4を備えている。この光ディス
ク1は、例えば、DVD(Digital Video Disk)等の光デ
ィスクであり、光磁気ディスクを含むものとして説明す
る。また、この光ディスク1は、2層以上の記録層(再
生層を含む)を有する多層ディスクとなっている。
【0052】上記のピックアップ3からは、フォーカス
アクチュエータ4を介して光ビーム5が情報を記録層に
記録すべく光ディスク1に向けて照射され、記録層に記
録された情報を再生すべく、その反射光がピックアップ
3にて検出されるようになっている。
アクチュエータ4を介して光ビーム5が情報を記録層に
記録すべく光ディスク1に向けて照射され、記録層に記
録された情報を再生すべく、その反射光がピックアップ
3にて検出されるようになっている。
【0053】また、上記の光ディスク1の駆動制御等
は、マイクロコンピュータ10によって行われるように
なっている。
は、マイクロコンピュータ10によって行われるように
なっている。
【0054】具体的には、上記スピンドルモータ2は、
スピンドルモータ駆動回路11及びD/Aコンバータ1
2を介してマイクロコンピュータ10に接続されてい
る。
スピンドルモータ駆動回路11及びD/Aコンバータ1
2を介してマイクロコンピュータ10に接続されてい
る。
【0055】また、上記ピックアップ3は、ピックアッ
プ駆動回路13及びD/Aコンバータ14を介してマイ
クロコンピュータ10に接続されている。
プ駆動回路13及びD/Aコンバータ14を介してマイ
クロコンピュータ10に接続されている。
【0056】また、フォーカスアクチュエータ4は、信
号生成回路15及びA/Dコンバータ16を介してマイ
クロコンピュータ10に接続されると共に、フォーカス
駆動回路17及びD/Aコンバータ18を介してマイク
ロコンピュータ10に接続されている。
号生成回路15及びA/Dコンバータ16を介してマイ
クロコンピュータ10に接続されると共に、フォーカス
駆動回路17及びD/Aコンバータ18を介してマイク
ロコンピュータ10に接続されている。
【0057】上記の構成においては、マイクロコンピュ
ータ10からD/Aコンバータ18を通って出力された
電圧は、フォーカス駆動回路17に入り、フォーカスア
クチュエータ4を動かす。また、フォーカスアクチュエ
ータ4を動かすことにより、光ビーム5の焦点位置が上
下して光ディスク1に反射し、信号生成回路15により
フォーカスエラー信号(以下、「FES」と称する)が
生成され、A/Dコンバータ16を通ってマイクロコン
ピュータ10に入力される。
ータ10からD/Aコンバータ18を通って出力された
電圧は、フォーカス駆動回路17に入り、フォーカスア
クチュエータ4を動かす。また、フォーカスアクチュエ
ータ4を動かすことにより、光ビーム5の焦点位置が上
下して光ディスク1に反射し、信号生成回路15により
フォーカスエラー信号(以下、「FES」と称する)が
生成され、A/Dコンバータ16を通ってマイクロコン
ピュータ10に入力される。
【0058】さらに、マイクロコンピュータ10からD
/Aコンバータ12を通って出力された電圧は、スピン
ドルモータ駆動回路11に入り、スピンドルモータ2に
より光ディスク1を回転させ、光ディスク1への光ビー
ム5が照射される位置を変化させる。
/Aコンバータ12を通って出力された電圧は、スピン
ドルモータ駆動回路11に入り、スピンドルモータ2に
より光ディスク1を回転させ、光ディスク1への光ビー
ム5が照射される位置を変化させる。
【0059】また、マイクロコンピュータ10からD/
Aコンバータ14を通って出力された電圧は、ピックア
ップ駆動回路13に入り、ピックアップ3を移動させる
ことにより、光ディスク1の光ビーム5が照射される位
置を変化させることができる。
Aコンバータ14を通って出力された電圧は、ピックア
ップ駆動回路13に入り、ピックアップ3を移動させる
ことにより、光ディスク1の光ビーム5が照射される位
置を変化させることができる。
【0060】従って、上記ピックアップ3は、本発明に
おける照射手段としての機能を果たし、フォーカスアク
チュエータ4及びフォーカス駆動回路17は照射される
光の焦点位置を制御するフォーカス制御手段としての機
能を果たす。また、信号生成回路15は、光ディスク1
に反射した戻り光から、FESを生成する信号生成手段
としての機能を果たす。
おける照射手段としての機能を果たし、フォーカスアク
チュエータ4及びフォーカス駆動回路17は照射される
光の焦点位置を制御するフォーカス制御手段としての機
能を果たす。また、信号生成回路15は、光ディスク1
に反射した戻り光から、FESを生成する信号生成手段
としての機能を果たす。
【0061】さらに、ピックアップ駆動回路13は、ピ
ックアップ3を動かすピックアップ駆動手段としての機
能を果たす。スピンドルモータ駆動回路11は、光ディ
スク1をスピンドルモータ2によって回転させるスピン
ドルモータ駆動手段としての機能を果たす。
ックアップ3を動かすピックアップ駆動手段としての機
能を果たす。スピンドルモータ駆動回路11は、光ディ
スク1をスピンドルモータ2によって回転させるスピン
ドルモータ駆動手段としての機能を果たす。
【0062】さらに、マイクロコンピュータ10は、フ
ォーカスアクチュエータ4を揺動させることにより、光
ディスク1に照射された光の反射光から得られるフォー
カスエラー信号によって光ディスク1の記録層数を判別
する判別手段の機能を果たしている。尚、このマイクロ
コンピュータ10は、記憶装置としての図示しないメモ
リを含んでいる。
ォーカスアクチュエータ4を揺動させることにより、光
ディスク1に照射された光の反射光から得られるフォー
カスエラー信号によって光ディスク1の記録層数を判別
する判別手段の機能を果たしている。尚、このマイクロ
コンピュータ10は、記憶装置としての図示しないメモ
リを含んでいる。
【0063】ここで、本実施の形態の光ディスク駆動装
置におけるFESのS字カーブと時間との関係によっ
て、1層ディスク、2層ディスクを判別する判別方法に
ついて、図1のフローチャート及び図2の説明図に基づ
いて以下に説明する。
置におけるFESのS字カーブと時間との関係によっ
て、1層ディスク、2層ディスクを判別する判別方法に
ついて、図1のフローチャート及び図2の説明図に基づ
いて以下に説明する。
【0064】先ず、光ディスク駆動装置に光ディスク1
が装着されると、図1に示すように、光ディスク1の層
数カウンタをクリアして(S1)、フォーカスアクチュ
エータ4を最下部までダウンさせる(S2,S3)。そ
して、フォーカスアクチュエータ4をアップさせながら
FESをサンプルし、最上部までアップしてもS字カー
ブが出現しなければ、層数カウンタは0にて光ディスク
1無しと判断して終了する(S4〜S7,S17)。
が装着されると、図1に示すように、光ディスク1の層
数カウンタをクリアして(S1)、フォーカスアクチュ
エータ4を最下部までダウンさせる(S2,S3)。そ
して、フォーカスアクチュエータ4をアップさせながら
FESをサンプルし、最上部までアップしてもS字カー
ブが出現しなければ、層数カウンタは0にて光ディスク
1無しと判断して終了する(S4〜S7,S17)。
【0065】一方、図2に示すように、S字カーブが出
現すれば、層数カウンタを+1し(S8)、サンプルし
た最大値の時間T1と最小値の時間T2との間隔によ
り、次の記録層のS字カーブが出現する最大時間T3を
求める(S9)。
現すれば、層数カウンタを+1し(S8)、サンプルし
た最大値の時間T1と最小値の時間T2との間隔によ
り、次の記録層のS字カーブが出現する最大時間T3を
求める(S9)。
【0066】即ち、光ディスク1の記録層間距離の規格
と、最大値の時間T1及び最小値の時間T2の間隔から
求められるフォーカス揺動速度とによって、最初の記録
層のS字カーブから次の記録層のS字カーブが出現する
最大の時間間隔を算出することができる。
と、最大値の時間T1及び最小値の時間T2の間隔から
求められるフォーカス揺動速度とによって、最初の記録
層のS字カーブから次の記録層のS字カーブが出現する
最大の時間間隔を算出することができる。
【0067】具体的には、光ディスク1の記録層間距離
をD、1つの記録層におけるFESのS字カーブの最大
と最小が出現する距離をdとすると、次の記録層のS字
カーブが出現する最大時間T3は、 T3=(D(T2−T1)/d)+T2 となる。
をD、1つの記録層におけるFESのS字カーブの最大
と最小が出現する距離をdとすると、次の記録層のS字
カーブが出現する最大時間T3は、 T3=(D(T2−T1)/d)+T2 となる。
【0068】その後、図1に示すように、さらにフォー
カスアクチュエータ4をアップさせながらFESをサン
プルし、最上部までアップしてもS字カーブが出現しな
ければ、層数カウンタは1であるので1層ディスクと判
断する(S10〜S13,S17)。
カスアクチュエータ4をアップさせながらFESをサン
プルし、最上部までアップしてもS字カーブが出現しな
ければ、層数カウンタは1であるので1層ディスクと判
断する(S10〜S13,S17)。
【0069】しかし、S13において、S字カーブが出
現すれば、出現時間がT3を超えているか否かを確認す
る(S14)。
現すれば、出現時間がT3を超えているか否かを確認す
る(S14)。
【0070】そして、時間T3を超えていなければ層数
カウンタを+1し(S15)、2層ディスクと判断して
終了する(S17)。
カウンタを+1し(S15)、2層ディスクと判断して
終了する(S17)。
【0071】一方、時間T3を超えていれば、以前のS
字カーブのデータを破棄し、現在のS字カーブでの最大
値の時間をT1、及び最小値の時間をT2に設定し直し
て、次の記録層のS字カーブが出現する最大時間T3を
求め(S16)、さらに、S10に戻って、フォーカス
アクチュエータ4をアップさせながらFESをサンプル
していく。
字カーブのデータを破棄し、現在のS字カーブでの最大
値の時間をT1、及び最小値の時間をT2に設定し直し
て、次の記録層のS字カーブが出現する最大時間T3を
求め(S16)、さらに、S10に戻って、フォーカス
アクチュエータ4をアップさせながらFESをサンプル
していく。
【0072】これによって、偽ピークやノイズ等の波形
異常による記録層数の誤カウントを回避することができ
る。
異常による記録層数の誤カウントを回避することができ
る。
【0073】即ち、最初に設定した最大値の時間T1及
び最小値の時間T2が真の記録層によるS字カーブのも
のではないとき、つまりゴミ等によるものであるときに
は、設定し直した真の記録層によるS字カーブにおける
最大値の時間T1及び最小値の時間T2にて、次の記録
層のS字カーブが出現する最大時間T3が求められる。
このことは、真の記録層間にゴミ等によるS字カーブが
出現しても、それを無視し、結果として、誤認識しない
ことになる。
び最小値の時間T2が真の記録層によるS字カーブのも
のではないとき、つまりゴミ等によるものであるときに
は、設定し直した真の記録層によるS字カーブにおける
最大値の時間T1及び最小値の時間T2にて、次の記録
層のS字カーブが出現する最大時間T3が求められる。
このことは、真の記録層間にゴミ等によるS字カーブが
出現しても、それを無視し、結果として、誤認識しない
ことになる。
【0074】尚、3層以上の多層ディスクの場合も、上
記の方法を繰り返すことにより、正規のS字カーブか、
又は偽ピークやノイズ等の無視するべきものなのかを判
別して記録層数をカウントする。
記の方法を繰り返すことにより、正規のS字カーブか、
又は偽ピークやノイズ等の無視するべきものなのかを判
別して記録層数をカウントする。
【0075】このように、本実施の形態の光ディスク駆
動装置及び光ディスク1の記録層数判別方法では、スピ
ンドルモータ駆動回路11は、スピンドルモータ2によ
って光ディスク1を回転させる。この回転する光ディス
ク1に対して、光ディスク1の複数の記録層に情報を記
録又は再生するために光ビーム5が照射される。このと
き、光ディスク1に反射した戻り光から、信号生成回路
15は、FESを生成する。そして、このFESに基づ
いて、ピックアップ駆動回路13が、ピックアップ3を
動かし、光ディスク1の所望の記録層にフォーカス調整
する。
動装置及び光ディスク1の記録層数判別方法では、スピ
ンドルモータ駆動回路11は、スピンドルモータ2によ
って光ディスク1を回転させる。この回転する光ディス
ク1に対して、光ディスク1の複数の記録層に情報を記
録又は再生するために光ビーム5が照射される。このと
き、光ディスク1に反射した戻り光から、信号生成回路
15は、FESを生成する。そして、このFESに基づ
いて、ピックアップ駆動回路13が、ピックアップ3を
動かし、光ディスク1の所望の記録層にフォーカス調整
する。
【0076】このような光ディスク駆動装置において、
マイクロコンピュータ10は、フォーカスアクチュエー
タ4を揺動させて、光ディスク1に照射された光ビーム
5の反射光から得られるFESにより、その時のFES
のS字カーブと時間との関係により、光ディスク1の記
録層数を判別する。
マイクロコンピュータ10は、フォーカスアクチュエー
タ4を揺動させて、光ディスク1に照射された光ビーム
5の反射光から得られるFESにより、その時のFES
のS字カーブと時間との関係により、光ディスク1の記
録層数を判別する。
【0077】従って、フォーカスアクチュエータ4を揺
動させて、最初の記録層から順にFESのS字カーブの
数をカウントしていく際に、FESのS字カーブと時間
との関係により、次の記録層が何時頃出現するのかを予
測することができる。
動させて、最初の記録層から順にFESのS字カーブの
数をカウントしていく際に、FESのS字カーブと時間
との関係により、次の記録層が何時頃出現するのかを予
測することができる。
【0078】この結果、記録層間を順次検知していく際
に、予測した時間までに、FESに偽ピークやノイズ等
の波形異常があったり、光ディスク1に傷やゴミの付着
等があった場合でも、そのようなノイズ等は記録層によ
るものではないことが把握できる。
に、予測した時間までに、FESに偽ピークやノイズ等
の波形異常があったり、光ディスク1に傷やゴミの付着
等があった場合でも、そのようなノイズ等は記録層によ
るものではないことが把握できる。
【0079】従って、光ディスク1における記録層数の
誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジ
ャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光
ディスク駆動装置及び光ディスク1の記録層数判別方法
を提供することができる。
誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジ
ャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光
ディスク駆動装置及び光ディスク1の記録層数判別方法
を提供することができる。
【0080】また、このようなFESのS字カーブと時
間との関係により、光ディスク1の記録層数を判別する
処理を行なうプログラムをコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に記録することによって、記録媒体を持ち運ぶ
ことより、いずれのコンピュータにおいても、光ディス
ク1の記録層数を判別する処理を行なうことができる。
間との関係により、光ディスク1の記録層数を判別する
処理を行なうプログラムをコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に記録することによって、記録媒体を持ち運ぶ
ことより、いずれのコンピュータにおいても、光ディス
ク1の記録層数を判別する処理を行なうことができる。
【0081】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図4及び図5に基づいて説明すれば、以下の通
りである。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図
面に示した部材と同一の機能を有する部材については、
同一の符号を付し、その説明を省略する。
について図4及び図5に基づいて説明すれば、以下の通
りである。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図
面に示した部材と同一の機能を有する部材については、
同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0082】本実施の形態では、記録層数を判別する他
の方法として、FESのS字カーブとフォーカスアクチ
ュエータ駆動電圧との関係により、記録層数を判別する
方法について説明する。
の方法として、FESのS字カーブとフォーカスアクチ
ュエータ駆動電圧との関係により、記録層数を判別する
方法について説明する。
【0083】この方法においても、前記実施の形態1の
フローチャートと最初は同様に、図4に示すように、先
ず、層数カウンタをクリアしてフォーカスアクチュエー
タ4を最下部までダウンさせておき(S21〜S2
3)、フォーカスアクチュエータ4をアップさせながら
FESをサンプルし、S字カーブが出現すれば、層数カ
ウンタを+1し(S24〜S28)、サンプルした最大
値のフォーカスアクチュエータ駆動電圧V1、及び最小
値のフォーカスアクチュエータ駆動電圧V2の間隔によ
って、次の記録層のS字カーブが出現する最大駆動電圧
V3を求める(S29)。
フローチャートと最初は同様に、図4に示すように、先
ず、層数カウンタをクリアしてフォーカスアクチュエー
タ4を最下部までダウンさせておき(S21〜S2
3)、フォーカスアクチュエータ4をアップさせながら
FESをサンプルし、S字カーブが出現すれば、層数カ
ウンタを+1し(S24〜S28)、サンプルした最大
値のフォーカスアクチュエータ駆動電圧V1、及び最小
値のフォーカスアクチュエータ駆動電圧V2の間隔によ
って、次の記録層のS字カーブが出現する最大駆動電圧
V3を求める(S29)。
【0084】例えば、図5に示すように、光ディスク1
の記録層間距離をD、1つの記録層におけるFESのS
字カーブの最大と最小が出現する距離をdとすると、次
の記録層のS字カーブが出現する最大駆動電圧V3は、 V3=(D(V2−V1)/d)+V2 となる。
の記録層間距離をD、1つの記録層におけるFESのS
字カーブの最大と最小が出現する距離をdとすると、次
の記録層のS字カーブが出現する最大駆動電圧V3は、 V3=(D(V2−V1)/d)+V2 となる。
【0085】その後、図4に示すように、さらに、フォ
ーカスアクチュエータ4をアップさせながらFESをサ
ンプルし、S字カーブが出現すれば、駆動電圧がV3を
超えていないかを確認し、超えていなければ層数カウン
タを+1し、2層ディスクと判断して終了する(S30
〜S35,S37)。
ーカスアクチュエータ4をアップさせながらFESをサ
ンプルし、S字カーブが出現すれば、駆動電圧がV3を
超えていないかを確認し、超えていなければ層数カウン
タを+1し、2層ディスクと判断して終了する(S30
〜S35,S37)。
【0086】一方、S34において、最大駆動電圧V3
を超えていれば、以前のS字カーブのデータを破棄し、
現在のS字カーブでの最大値のフォーカスアクチュエー
タ駆動電圧をV1、最小値のフォーカスアクチュエータ
駆動電圧をV2に設定し直して、次の層のS字カーブが
出現する最大駆動電圧V3を求め(S36)、さらにフ
ォーカスアクチュエータ4をアップさせながらFESを
サンプルしていく。
を超えていれば、以前のS字カーブのデータを破棄し、
現在のS字カーブでの最大値のフォーカスアクチュエー
タ駆動電圧をV1、最小値のフォーカスアクチュエータ
駆動電圧をV2に設定し直して、次の層のS字カーブが
出現する最大駆動電圧V3を求め(S36)、さらにフ
ォーカスアクチュエータ4をアップさせながらFESを
サンプルしていく。
【0087】これによって、記録層数の誤カウントを回
避することができる。
避することができる。
【0088】即ち、最初に設定した最大値のフォーカス
アクチュエータ駆動電圧V1、及び最小値のフォーカス
アクチュエータ駆動電圧V2が真の記録層によるS字カ
ーブのものではないとき、つまりゴミ等によるものであ
るときには、設定し直した真の記録層によるS字カーブ
における最大値のフォーカスアクチュエータ駆動電圧V
1、及び最小値のフォーカスアクチュエータ駆動電圧V
2にて、次の記録層のS字カーブが出現する最大駆動電
圧V3が求められる。このことは、真の記録層間にゴミ
等によるS字カーブが出現しても、それを無視し、結果
として、誤認識しないことになる。
アクチュエータ駆動電圧V1、及び最小値のフォーカス
アクチュエータ駆動電圧V2が真の記録層によるS字カ
ーブのものではないとき、つまりゴミ等によるものであ
るときには、設定し直した真の記録層によるS字カーブ
における最大値のフォーカスアクチュエータ駆動電圧V
1、及び最小値のフォーカスアクチュエータ駆動電圧V
2にて、次の記録層のS字カーブが出現する最大駆動電
圧V3が求められる。このことは、真の記録層間にゴミ
等によるS字カーブが出現しても、それを無視し、結果
として、誤認識しないことになる。
【0089】尚、3層以上の多層ディスクの場合も、上
記の方法を繰り返すことにより、正規のS字カーブか、
又は偽ピークやノイズ等の無視するべきものなのかを判
別して記録層数をカウントする。
記の方法を繰り返すことにより、正規のS字カーブか、
又は偽ピークやノイズ等の無視するべきものなのかを判
別して記録層数をカウントする。
【0090】このように、本実施の形態の光ディスク駆
動装置及び光ディスク1の記録層数判別方法では、マイ
クロコンピュータ10は、フォーカスアクチュエータ4
を揺動させて、光ディスク1に照射された光の反射光か
ら得られるFESにより、フォーカスエラー信号のS字
カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係に
より、光ディスク1の記録層数を判別する。
動装置及び光ディスク1の記録層数判別方法では、マイ
クロコンピュータ10は、フォーカスアクチュエータ4
を揺動させて、光ディスク1に照射された光の反射光か
ら得られるFESにより、フォーカスエラー信号のS字
カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係に
より、光ディスク1の記録層数を判別する。
【0091】従って、フォーカスアクチュエータ4を揺
動させて、最初の記録層から順にFESのS字カーブの
数をカウントしていく際に、その時のFESのS字カー
ブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係によ
り、次の記録層がどのぐらいのフォーカスアクチュエー
タ駆動電圧になると出現するかを予測することができ
る。
動させて、最初の記録層から順にFESのS字カーブの
数をカウントしていく際に、その時のFESのS字カー
ブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係によ
り、次の記録層がどのぐらいのフォーカスアクチュエー
タ駆動電圧になると出現するかを予測することができ
る。
【0092】この結果、記録層間を順次検知していく際
に、予測したフォーカスアクチュエータ駆動電圧に達し
ない範囲で、FESに偽ピークやノイズ等の波形異常が
あったり、光ディスク1に傷やゴミの付着等があった場
合でも、そのようなノイズ等は記録層によるものではな
いことが把握できる。
に、予測したフォーカスアクチュエータ駆動電圧に達し
ない範囲で、FESに偽ピークやノイズ等の波形異常が
あったり、光ディスク1に傷やゴミの付着等があった場
合でも、そのようなノイズ等は記録層によるものではな
いことが把握できる。
【0093】従って、光ディスク1における記録層数の
誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジ
ャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光
ディスク駆動装置及び光ディスク1の記録層数判別方法
を提供することができる。
誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジ
ャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光
ディスク駆動装置及び光ディスク1の記録層数判別方法
を提供することができる。
【0094】また、このようなFESのS字カーブとフ
ォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係により、光デ
ィスク1の記録層数を判別する処理を行なうプログラム
をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録すること
によって、記録媒体を持ち運ぶことより、いずれのコン
ピュータにおいても、光ディスク1の記録層数を判別す
る処理を行なうことができる。
ォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係により、光デ
ィスク1の記録層数を判別する処理を行なうプログラム
をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録すること
によって、記録媒体を持ち運ぶことより、いずれのコン
ピュータにおいても、光ディスク1の記録層数を判別す
る処理を行なうことができる。
【0095】〔実施の形態3〕本発明の他の実施の形態
について図6に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1及び実施の
形態2の図面に示した部材と同一の機能を有する部材に
ついては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
について図6に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1及び実施の
形態2の図面に示した部材と同一の機能を有する部材に
ついては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0096】本実施の形態では、記録層数を判別するさ
らに他の方法として、FESの値を一定時間毎に記憶し
ておき、揺動を終了した後、記憶した値に基づいて光デ
ィスク1の記録層数を判別する方法について説明する。
らに他の方法として、FESの値を一定時間毎に記憶し
ておき、揺動を終了した後、記憶した値に基づいて光デ
ィスク1の記録層数を判別する方法について説明する。
【0097】この方法においても、前記実施の形態1及
び実施の形態2のフローチャートと最初は同様に、図6
に示すように、先ず、層数カウンタをクリアしてフォー
カスアクチュエータ4を最下部までダウンさせておき
(S41〜S43)、フォーカスアクチュエータ4をア
ップさせながら、一定間隔毎のFESをサンプルし、記
憶しておく(S44〜S46)。
び実施の形態2のフローチャートと最初は同様に、図6
に示すように、先ず、層数カウンタをクリアしてフォー
カスアクチュエータ4を最下部までダウンさせておき
(S41〜S43)、フォーカスアクチュエータ4をア
ップさせながら、一定間隔毎のFESをサンプルし、記
憶しておく(S44〜S46)。
【0098】そして、揺動が終了すると、記憶されたF
ES値より記録層数を判別する(S47,S48)。ま
た、記録層数を決定する際に、例えば、全てのFESの
値を把握した上で平均化等することによって、真の記録
層数におけるFESのS字カーブを把握し、そのデータ
に基づいて、真の記録層であるか否かを判断する。
ES値より記録層数を判別する(S47,S48)。ま
た、記録層数を決定する際に、例えば、全てのFESの
値を把握した上で平均化等することによって、真の記録
層数におけるFESのS字カーブを把握し、そのデータ
に基づいて、真の記録層であるか否かを判断する。
【0099】尚、本実施の形態では、その判別方法とし
ては、例えば、実施の形態1で述べた方法である、S字
カーブ間の時間を求め、最大時間以上離れていれば、そ
のS字カーブを波形異常とする方法を採用している。
ては、例えば、実施の形態1で述べた方法である、S字
カーブ間の時間を求め、最大時間以上離れていれば、そ
のS字カーブを波形異常とする方法を採用している。
【0100】ただし、判別方法としては、必ずしもこれ
に限らず、実施の形態2で示したように、FESのS字
カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係に
より、光ディスク1の記録層数を判別する処理を行なう
方法であっても良い。
に限らず、実施の形態2で示したように、FESのS字
カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係に
より、光ディスク1の記録層数を判別する処理を行なう
方法であっても良い。
【0101】尚、3層以上の多層ディスクの場合も、上
記のそれぞれの方法を繰り返すことにより、正規のS字
カーブか、又は偽ピークやノイズ等の無視するべきもの
なのかを判別して記録層数をカウントする。
記のそれぞれの方法を繰り返すことにより、正規のS字
カーブか、又は偽ピークやノイズ等の無視するべきもの
なのかを判別して記録層数をカウントする。
【0102】このように、本実施の形態の光ディスク駆
動装置及び光ディスクの記録層数判別方法では、マイク
ロコンピュータ10は、一定時間毎にFESの値を記憶
していき、揺動が終わった時点で、揺動を終了した後の
記憶した値に基づいて、光ディスク1の記録層数を判別
する。
動装置及び光ディスクの記録層数判別方法では、マイク
ロコンピュータ10は、一定時間毎にFESの値を記憶
していき、揺動が終わった時点で、揺動を終了した後の
記憶した値に基づいて、光ディスク1の記録層数を判別
する。
【0103】従って、全てのFESの値を把握した上
で、出現したS字カーブが真の記録層によるものである
かを検討することができる。即ち、複数の真の記録層に
よるS字カーブがどのような状態にあるのかを、例えば
平均化する等によって把握することができるので、ノイ
ズ等によるものか否かの判断の精度が良くなる。
で、出現したS字カーブが真の記録層によるものである
かを検討することができる。即ち、複数の真の記録層に
よるS字カーブがどのような状態にあるのかを、例えば
平均化する等によって把握することができるので、ノイ
ズ等によるものか否かの判断の精度が良くなる。
【0104】このため、確実に、光ディスク1における
記録層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や
記録層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保
証し得る光ディスク駆動装置及び光ディスク1の記録層
数判別方法を提供することができる。
記録層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や
記録層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保
証し得る光ディスク駆動装置及び光ディスク1の記録層
数判別方法を提供することができる。
【0105】また、このような一定時間毎にFESの値
を記憶していき、揺動が終わった時点で、揺動を終了し
た後の記憶した値に基づいて、光ディスク1の記録層数
を判別する処理を行なうプログラムをコンピュータ読み
取り可能な記録媒体に記録することによって、記録媒体
を持ち運ぶことより、いずれのコンピュータにおいて
も、光ディスク1の記録層数を判別する処理を行なうこ
とができる。
を記憶していき、揺動が終わった時点で、揺動を終了し
た後の記憶した値に基づいて、光ディスク1の記録層数
を判別する処理を行なうプログラムをコンピュータ読み
取り可能な記録媒体に記録することによって、記録媒体
を持ち運ぶことより、いずれのコンピュータにおいて
も、光ディスク1の記録層数を判別する処理を行なうこ
とができる。
【0106】〔実施の形態4〕本発明の他の実施の形態
について図7及び図8に基づいて説明すれば、以下の通
りである。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1ない
し実施の形態3の図面に示した部材と同一の機能を有す
る部材については、同一の符号を付し、その説明を省略
する。
について図7及び図8に基づいて説明すれば、以下の通
りである。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1ない
し実施の形態3の図面に示した部材と同一の機能を有す
る部材については、同一の符号を付し、その説明を省略
する。
【0107】本実施の形態では、記録層数を判別するさ
らに他の方法として、光ビーム5の照射位置を変えて、
複数回の記録層数判別を行う方法を採用している。
らに他の方法として、光ビーム5の照射位置を変えて、
複数回の記録層数判別を行う方法を採用している。
【0108】上記光ビーム5の照射位置を変える方法と
しては、スピンドルモータ2を回転させて光ディスク1
を回転する方法と、ピックアップ3を動かすことにより
行なう方法とがある。
しては、スピンドルモータ2を回転させて光ディスク1
を回転する方法と、ピックアップ3を動かすことにより
行なう方法とがある。
【0109】最初に、スピンドルモータ2を回転させて
光ディスク1を回転することにより、光ビーム5の照射
位置を変えて、複数回の記録層数判別を行う方法につい
て、図7のフローチャートに基づいて説明する。
光ディスク1を回転することにより、光ビーム5の照射
位置を変えて、複数回の記録層数判別を行う方法につい
て、図7のフローチャートに基づいて説明する。
【0110】図7に示すように、先ず、第1回目の記録
層数判別を行う(S51)。その後、スピンドルモータ
2を少し回転させて光ディスク1の光ビーム5が照射さ
れる場所を変えた後、再度、記録層数判別を行う(S5
2,S53)。
層数判別を行う(S51)。その後、スピンドルモータ
2を少し回転させて光ディスク1の光ビーム5が照射さ
れる場所を変えた後、再度、記録層数判別を行う(S5
2,S53)。
【0111】この2回の判別結果が等しければ、正しい
判別が行えたと判断して、この記録層数情報を採用する
(S54)。
判別が行えたと判断して、この記録層数情報を採用する
(S54)。
【0112】しかし、2回の判別結果が異なっていれ
ば、スピンドルモータ2をさらに少し回転させて光ディ
スク1の光ビーム5が照射される場所を変え、記録層数
判別を行う処理を1回〜複数回行い(S55〜S5
7)、今まで行った全ての記録層数判別の結果から記録
層数が同一になった回数が多いものを記録層数判別結果
とし、記録層数を決定する(S58)。
ば、スピンドルモータ2をさらに少し回転させて光ディ
スク1の光ビーム5が照射される場所を変え、記録層数
判別を行う処理を1回〜複数回行い(S55〜S5
7)、今まで行った全ての記録層数判別の結果から記録
層数が同一になった回数が多いものを記録層数判別結果
とし、記録層数を決定する(S58)。
【0113】これによって、複数回の記録層数判別を行
うので、光ディスク1に光ビーム5を照射した部分に傷
やゴミの付着等があっても記録層数を誤判別するのを防
止することができる。
うので、光ディスク1に光ビーム5を照射した部分に傷
やゴミの付着等があっても記録層数を誤判別するのを防
止することができる。
【0114】次に、ピックアップ3を移動させることに
より光ビーム5の照射位置を変えて、複数回の記録層数
判別を行う方法について、図8のフローチャートに基づ
いて説明する。
より光ビーム5の照射位置を変えて、複数回の記録層数
判別を行う方法について、図8のフローチャートに基づ
いて説明する。
【0115】図8に示すように、先ず、最初の記録層数
判別を行なう(S61)。次いで、ピックアップを移動
させて、再度、記録層数判別を行う(S62,S6
3)。そして、2回の判別結果が等しければ、この記録
層数情報を採用する(S64)。
判別を行なう(S61)。次いで、ピックアップを移動
させて、再度、記録層数判別を行う(S62,S6
3)。そして、2回の判別結果が等しければ、この記録
層数情報を採用する(S64)。
【0116】しかし、2回の判別結果が異なっていれ
ば、再度、ピックアップ3を移動させた後、記録層数判
別を行う処理を1回〜複数回行い(S65〜S67)、
それらの結果から上記と同様に記録層数を決定する(S
68)。
ば、再度、ピックアップ3を移動させた後、記録層数判
別を行う処理を1回〜複数回行い(S65〜S67)、
それらの結果から上記と同様に記録層数を決定する(S
68)。
【0117】このように、本実施の形態の光ディスク駆
動装置及び光ディスク1の記録層数判別方法では、マイ
クロコンピュータ10は、一度記録層の判別をした後、
光ディスク1における光ビーム5の照射位置を変えて再
度判別を行い、それら複数回の判別結果から光ディスク
1の記録層数を決定する。
動装置及び光ディスク1の記録層数判別方法では、マイ
クロコンピュータ10は、一度記録層の判別をした後、
光ディスク1における光ビーム5の照射位置を変えて再
度判別を行い、それら複数回の判別結果から光ディスク
1の記録層数を決定する。
【0118】従って、光ディスク1の表面の一部に欠陥
があったとしても、判別は光ビーム5の照射位置を変え
て再度判別が行なわれるので、欠陥部分の判別による誤
判別を防止することができる。
があったとしても、判別は光ビーム5の照射位置を変え
て再度判別が行なわれるので、欠陥部分の判別による誤
判別を防止することができる。
【0119】このため、確実に、光ディスク1における
記録層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や
記録層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保
証し得る光ディスク駆動装置及び光ディスク1の記録層
数判別方法を提供することができる。
記録層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や
記録層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保
証し得る光ディスク駆動装置及び光ディスク1の記録層
数判別方法を提供することができる。
【0120】また、特に、本実施の形態では、光ディス
ク1における光ビーム5の照射位置を変える方法とし
て、スピンドルモータ2を少し回転させて光ディスク1
を回転している。
ク1における光ビーム5の照射位置を変える方法とし
て、スピンドルモータ2を少し回転させて光ディスク1
を回転している。
【0121】従って、容易に、光ディスク1における光
ビーム5の照射位置を変えることができる。
ビーム5の照射位置を変えることができる。
【0122】また、光ディスク1における光ビーム5の
照射位置を変える方法として、ピックアップ3を動かす
ことにより行なうことも可能である。
照射位置を変える方法として、ピックアップ3を動かす
ことにより行なうことも可能である。
【0123】この方法によっても、容易に、光ディスク
1における光ビーム5の照射位置を変えることができ
る。
1における光ビーム5の照射位置を変えることができ
る。
【0124】また、このように、一度記録層の判別をし
た後、スピンドルモータ2を少し回転させることによ
り、又はピックアップ3を動かすことにより、光ディス
ク1における光ビーム5の照射位置を変えて再度判別を
行い、それら複数回の判別結果から光ディスク1の記録
層数を決定する処理を行なうプログラムをコンピュータ
読み取り可能な記録媒体に記録することによって、記録
媒体を持ち運ぶことより、いずれのコンピュータにおい
ても、光ディスク1の記録層数を判別する処理を行なう
ことができる。
た後、スピンドルモータ2を少し回転させることによ
り、又はピックアップ3を動かすことにより、光ディス
ク1における光ビーム5の照射位置を変えて再度判別を
行い、それら複数回の判別結果から光ディスク1の記録
層数を決定する処理を行なうプログラムをコンピュータ
読み取り可能な記録媒体に記録することによって、記録
媒体を持ち運ぶことより、いずれのコンピュータにおい
ても、光ディスク1の記録層数を判別する処理を行なう
ことができる。
【0125】
【発明の効果】請求項1に係る発明の光ディスク駆動装
置は、以上のように、光ディスクに情報を記録又は再生
するための光を照射する照射手段と、上記照射手段によ
り照射される光の焦点位置をフォーカスアクチュエータ
にて制御するフォーカス制御手段と、上記照射手段によ
り照射された光が光ディスクに反射した戻り光から、フ
ォーカスエラー信号を生成する信号生成手段と、上記照
射手段を構成するピックアップを動かすピックアップ駆
動手段と、上記光ディスクをスピンドルモータによって
回転させるスピンドルモータ駆動手段と、上記フォーカ
スアクチュエータを揺動させて、光ディスクに照射され
た光の反射光から得られるフォーカスエラー信号によ
り、その時のフォーカスエラー信号のS字カーブと時間
との関係により、光ディスクの記録層数を判別する判別
手段とを備えているものである。
置は、以上のように、光ディスクに情報を記録又は再生
するための光を照射する照射手段と、上記照射手段によ
り照射される光の焦点位置をフォーカスアクチュエータ
にて制御するフォーカス制御手段と、上記照射手段によ
り照射された光が光ディスクに反射した戻り光から、フ
ォーカスエラー信号を生成する信号生成手段と、上記照
射手段を構成するピックアップを動かすピックアップ駆
動手段と、上記光ディスクをスピンドルモータによって
回転させるスピンドルモータ駆動手段と、上記フォーカ
スアクチュエータを揺動させて、光ディスクに照射され
た光の反射光から得られるフォーカスエラー信号によ
り、その時のフォーカスエラー信号のS字カーブと時間
との関係により、光ディスクの記録層数を判別する判別
手段とを備えているものである。
【0126】それゆえ、フォーカスアクチュエータを揺
動させて、最初の記録層から順にフォーカスエラー信号
のS字カーブの数をカウントしていく際に、フォーカス
エラー信号のS字カーブと時間との関係により、次の記
録層が何時頃出現するのかを予測することができる。
動させて、最初の記録層から順にフォーカスエラー信号
のS字カーブの数をカウントしていく際に、フォーカス
エラー信号のS字カーブと時間との関係により、次の記
録層が何時頃出現するのかを予測することができる。
【0127】この結果、記録層間を順次検知していく際
に、予測した時間までに、フォーカスエラー信号に偽ピ
ークやノイズ等の波形異常があったり、光ディスクに傷
やゴミの付着等があった場合でも、そのようなノイズ等
は記録層によるものではないことが把握できる。
に、予測した時間までに、フォーカスエラー信号に偽ピ
ークやノイズ等の波形異常があったり、光ディスクに傷
やゴミの付着等があった場合でも、そのようなノイズ等
は記録層によるものではないことが把握できる。
【0128】従って、光ディスクにおける記録層数の誤
判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジャ
ンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光デ
ィスク駆動装置を提供することができるという効果を奏
する。
判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジャ
ンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光デ
ィスク駆動装置を提供することができるという効果を奏
する。
【0129】請求項2に係る発明の光ディスク駆動装置
は、以上のように、光ディスクに情報を記録又は再生す
るための光を照射する照射手段と、上記照射手段により
照射される光の焦点位置をフォーカスアクチュエータに
て制御するフォーカス制御手段と、上記照射手段により
照射された光が光ディスクに反射した戻り光から、フォ
ーカスエラー信号を生成する信号生成手段と、上記照射
手段を構成するピックアップを動かすピックアップ駆動
手段と、上記光ディスクをスピンドルモータによって回
転させるスピンドルモータ駆動手段と、上記フォーカス
アクチュエータを揺動させて、光ディスクに照射された
光の反射光から得られるフォーカスエラー信号により、
その時のフォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカ
スアクチュエータ駆動電圧との関係により、光ディスク
の記録層数を判別する判別手段とを備えているものであ
る。
は、以上のように、光ディスクに情報を記録又は再生す
るための光を照射する照射手段と、上記照射手段により
照射される光の焦点位置をフォーカスアクチュエータに
て制御するフォーカス制御手段と、上記照射手段により
照射された光が光ディスクに反射した戻り光から、フォ
ーカスエラー信号を生成する信号生成手段と、上記照射
手段を構成するピックアップを動かすピックアップ駆動
手段と、上記光ディスクをスピンドルモータによって回
転させるスピンドルモータ駆動手段と、上記フォーカス
アクチュエータを揺動させて、光ディスクに照射された
光の反射光から得られるフォーカスエラー信号により、
その時のフォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカ
スアクチュエータ駆動電圧との関係により、光ディスク
の記録層数を判別する判別手段とを備えているものであ
る。
【0130】それゆえ、フォーカスアクチュエータを揺
動させて、最初の記録層から順にフォーカスエラー信号
のS字カーブの数をカウントしていく際に、その時のフ
ォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカスアクチュ
エータ駆動電圧との関係により、次の記録層がどのぐら
いのフォーカスアクチュエータ駆動電圧になると出現す
るかを予測することができる。
動させて、最初の記録層から順にフォーカスエラー信号
のS字カーブの数をカウントしていく際に、その時のフ
ォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカスアクチュ
エータ駆動電圧との関係により、次の記録層がどのぐら
いのフォーカスアクチュエータ駆動電圧になると出現す
るかを予測することができる。
【0131】この結果、記録層間を順次検知していく際
に、予測したフォーカスアクチュエータ駆動電圧に達し
ない範囲で、フォーカスエラー信号に偽ピークやノイズ
等の波形異常があったり、光ディスクに傷やゴミの付着
等があった場合でも、そのようなノイズ等は記録層によ
るものではないことが把握できる。
に、予測したフォーカスアクチュエータ駆動電圧に達し
ない範囲で、フォーカスエラー信号に偽ピークやノイズ
等の波形異常があったり、光ディスクに傷やゴミの付着
等があった場合でも、そのようなノイズ等は記録層によ
るものではないことが把握できる。
【0132】従って、光ディスクにおける記録層数の誤
判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジャ
ンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光デ
ィスク駆動装置を提供することができるという効果を奏
する。
判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジャ
ンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光デ
ィスク駆動装置を提供することができるという効果を奏
する。
【0133】請求項3に係る発明の光ディスク駆動装置
は、以上のように、請求碩1又は2記載の光ディスク駆
動装置において、上記判別手段は、フォーカスアクチュ
エータを揺動させ、その時のフォーカスエラー信号の値
を一定時間毎に記憶しておき、揺動を終了した後の記憶
した値に基づいて、光ディスクの記録層数を判別するも
のである。
は、以上のように、請求碩1又は2記載の光ディスク駆
動装置において、上記判別手段は、フォーカスアクチュ
エータを揺動させ、その時のフォーカスエラー信号の値
を一定時間毎に記憶しておき、揺動を終了した後の記憶
した値に基づいて、光ディスクの記録層数を判別するも
のである。
【0134】それゆえ、全てのフォーカスエラー信号の
値を把握した上で、出現したS字カーブが真の記録層に
よるものであるかを検討することができる。即ち、複数
の真の記録層によるS字カーブがどのような状態にある
のかを、例えば平均化する等によって把握することがで
きるので、ノイズ等によるものか否かの判断の精度が良
くなる。
値を把握した上で、出現したS字カーブが真の記録層に
よるものであるかを検討することができる。即ち、複数
の真の記録層によるS字カーブがどのような状態にある
のかを、例えば平均化する等によって把握することがで
きるので、ノイズ等によるものか否かの判断の精度が良
くなる。
【0135】このため、確実に、光ディスクにおける記
録層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記
録層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証
し得る光ディスク駆動装置を提供することができるとい
う効果を奏する。
録層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記
録層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証
し得る光ディスク駆動装置を提供することができるとい
う効果を奏する。
【0136】請求項4に係る発明の光ディスク駆動装置
は、以上のように、請求項1、2又は3記載の光ディス
ク駆動装置において、上記判別手段は、一度記録層の判
別をした後、スピンドルモータを少し回転させることに
より、光ディスクにおける光の照射位置を変えて再度判
別を行い、それら複数回の判別結果から光ディスクの記
録層数を決定するものである。
は、以上のように、請求項1、2又は3記載の光ディス
ク駆動装置において、上記判別手段は、一度記録層の判
別をした後、スピンドルモータを少し回転させることに
より、光ディスクにおける光の照射位置を変えて再度判
別を行い、それら複数回の判別結果から光ディスクの記
録層数を決定するものである。
【0137】それゆえ、光ディスクの表面の一部に欠陥
があったとしても、判別は光の照射位置を変えて再度判
別が行なわれるので、欠陥部分の判別による誤判別を防
止することができる。
があったとしても、判別は光の照射位置を変えて再度判
別が行なわれるので、欠陥部分の判別による誤判別を防
止することができる。
【0138】このため、確実に、光ディスクにおける記
録層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記
録層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証
し得る光ディスク駆動装置を提供することができるとい
う効果を奏する。
録層数の誤判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記
録層間ジャンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証
し得る光ディスク駆動装置を提供することができるとい
う効果を奏する。
【0139】また、特に、本発明では、光ディスクにお
ける光の照射位置を変える方法として、スピンドルモー
タを少し回転させて光ディスクを回転する。
ける光の照射位置を変える方法として、スピンドルモー
タを少し回転させて光ディスクを回転する。
【0140】従って、容易に、光ディスクにおける光の
照射位置を変えることができるという効果を奏する。
照射位置を変えることができるという効果を奏する。
【0141】請求項5に係る発明の光ディスク駆動装置
は、以上のように、請求項1、2又は3記載の光ディス
ク駆動装置において、上記判別手段は、ピックアップを
動かすことにより、光ディスクにおける光の照射位置を
変えて再度判別を行い、それら複数回の判別結果から光
ディスクの記録層数を決定するものである。
は、以上のように、請求項1、2又は3記載の光ディス
ク駆動装置において、上記判別手段は、ピックアップを
動かすことにより、光ディスクにおける光の照射位置を
変えて再度判別を行い、それら複数回の判別結果から光
ディスクの記録層数を決定するものである。
【0142】それゆえ、光ディスクにおける光の照射位
置を変える方法として、ピックアップを動かすことによ
り行なう。
置を変える方法として、ピックアップを動かすことによ
り行なう。
【0143】従って、容易に、光ディスクにおける光の
照射位置を変えることができるという効果を奏する。
照射位置を変えることができるという効果を奏する。
【0144】請求項6に係る発明の光ディスクの記録層
数判別方法は、以上のように、光ディスクに照射される
光の焦点位置を制御するフォーカスアクチュエータを揺
動させ、光ディスクに照射された光の反射光から得られ
るフォーカスエラー信号により、その時のフォーカスエ
ラー信号のS字カーブとフォーカスアクチュエータ駆動
電圧との関係、又は、その時のフォーカスエラー信号の
S字カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関
係によって、光ディスクの記録層数を判別する方法であ
る。
数判別方法は、以上のように、光ディスクに照射される
光の焦点位置を制御するフォーカスアクチュエータを揺
動させ、光ディスクに照射された光の反射光から得られ
るフォーカスエラー信号により、その時のフォーカスエ
ラー信号のS字カーブとフォーカスアクチュエータ駆動
電圧との関係、又は、その時のフォーカスエラー信号の
S字カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関
係によって、光ディスクの記録層数を判別する方法であ
る。
【0145】それゆえ、フォーカスアクチュエータを揺
動させて、最初の記録層から順にフォーカスエラー信号
のS字カーブの数をカウントしていく際に、その時のフ
ォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカスアクチュ
エータ駆動電圧との関係により、次の記録層がどのぐら
いのフォーカスアクチュエータ駆動電圧になると出現す
るかを予測することができる。
動させて、最初の記録層から順にフォーカスエラー信号
のS字カーブの数をカウントしていく際に、その時のフ
ォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカスアクチュ
エータ駆動電圧との関係により、次の記録層がどのぐら
いのフォーカスアクチュエータ駆動電圧になると出現す
るかを予測することができる。
【0146】この結果、記録層間を順次検知していく際
に、予測したフォーカスアクチュエータ駆動電圧に達し
ない範囲で、フォーカスエラー信号に偽ピークやノイズ
等の波形異常があったり、光ディスクに傷やゴミの付着
等があった場合でも、そのようなノイズ等は記録層によ
るものではないことが把握できる。
に、予測したフォーカスアクチュエータ駆動電圧に達し
ない範囲で、フォーカスエラー信号に偽ピークやノイズ
等の波形異常があったり、光ディスクに傷やゴミの付着
等があった場合でも、そのようなノイズ等は記録層によ
るものではないことが把握できる。
【0147】また、他の方法として、フォーカスアクチ
ュエータを揺動させて、最初の記録層から順にフォーカ
スエラー信号のS字カーブの数をカウントしていく際
に、その時のフォーカスエラー信号のS字カーブとフォ
ーカスアクチュエータ駆動電圧との関係により、次の記
録層がどのぐらいのフォーカスアクチュエータ駆動電圧
になると出現するかを予測することができる。
ュエータを揺動させて、最初の記録層から順にフォーカ
スエラー信号のS字カーブの数をカウントしていく際
に、その時のフォーカスエラー信号のS字カーブとフォ
ーカスアクチュエータ駆動電圧との関係により、次の記
録層がどのぐらいのフォーカスアクチュエータ駆動電圧
になると出現するかを予測することができる。
【0148】この結果、記録層間を順次検知していく際
に、予測したフォーカスアクチュエータ駆動電圧に達し
ない範囲で、フォーカスエラー信号に偽ピークやノイズ
等の波形異常があったり、光ディスクに傷やゴミの付着
等があった場合でも、そのようなノイズ等は記録層によ
るものではないことが把握できる。
に、予測したフォーカスアクチュエータ駆動電圧に達し
ない範囲で、フォーカスエラー信号に偽ピークやノイズ
等の波形異常があったり、光ディスクに傷やゴミの付着
等があった場合でも、そのようなノイズ等は記録層によ
るものではないことが把握できる。
【0149】従って、光ディスクにおける記録層数の誤
判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジャ
ンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光デ
ィスクの記録層数判別方法を提供することができるとい
う効果を奏する。
判別を無くし、その後の記録層毎の調整や記録層間ジャ
ンプの誤動作を回避し、安定した動作を保証し得る光デ
ィスクの記録層数判別方法を提供することができるとい
う効果を奏する。
【0150】請求項7に係る発明は、以上のように、光
ディスクに照射される光の焦点位置を制御するフォーカ
スアクチュエータを揺動させ、光ディスクに照射された
光の反射光から得られるフォーカスエラー信号により、
その時のフォーカスエラー信号のS字カーブと時間との
関係、又は、その時のフォーカスエラー信号のS字カー
ブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係によっ
て、光ディスクの記録層数を判別する処理をコンピュー
タに実行させるためのプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体である。
ディスクに照射される光の焦点位置を制御するフォーカ
スアクチュエータを揺動させ、光ディスクに照射された
光の反射光から得られるフォーカスエラー信号により、
その時のフォーカスエラー信号のS字カーブと時間との
関係、又は、その時のフォーカスエラー信号のS字カー
ブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係によっ
て、光ディスクの記録層数を判別する処理をコンピュー
タに実行させるためのプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体である。
【0151】それゆえ、光ディスクに照射される光の焦
点位置を制御するフォーカスアクチュエータを揺動さ
せ、その時のフォーカスエラー信号のS字カーブと時間
との関係、又は、その時のフォーカスエラー信号のS字
カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係に
よって、光ディスクの記録層数を判別する処理をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムがコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に記録される。
点位置を制御するフォーカスアクチュエータを揺動さ
せ、その時のフォーカスエラー信号のS字カーブと時間
との関係、又は、その時のフォーカスエラー信号のS字
カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係に
よって、光ディスクの記録層数を判別する処理をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムがコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に記録される。
【0152】従って、記録媒体を持ち運ぶことより、い
ずれのコンピュータにおいても、光ディスクの記録層数
を判別する処理を行なうことができるという効果を奏す
る。
ずれのコンピュータにおいても、光ディスクの記録層数
を判別する処理を行なうことができるという効果を奏す
る。
【図1】本発明における光ディスク駆動装置及び光ディ
スクの記録層数判別方法の実施の一形態を示すものであ
り、フォーカスエラー信号のS字カーブと時間との関係
により、光ディスクの記録層数を判別するときの制御動
作を示すフローチャートである。
スクの記録層数判別方法の実施の一形態を示すものであ
り、フォーカスエラー信号のS字カーブと時間との関係
により、光ディスクの記録層数を判別するときの制御動
作を示すフローチャートである。
【図2】上記光ディスク駆動装置における複数の記録層
数をカウントするに際して、フォーカスエラー信号のS
字カーブと時間との関係により、光ディスクの記録層数
を判別する方法を示す説明図である。
数をカウントするに際して、フォーカスエラー信号のS
字カーブと時間との関係により、光ディスクの記録層数
を判別する方法を示す説明図である。
【図3】上記光ディスク駆動装置の概略構造を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】本発明における光ディスク駆動装置及び光ディ
スクの記録層数判別方法の他の実施の形態を示すもので
あり、フォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカス
アクチュエータ駆動電圧との関係により、光ディスクの
記録層数を判別するときの制御動作を示すフローチャー
トである。
スクの記録層数判別方法の他の実施の形態を示すもので
あり、フォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカス
アクチュエータ駆動電圧との関係により、光ディスクの
記録層数を判別するときの制御動作を示すフローチャー
トである。
【図5】上記光ディスク駆動装置における複数の記録層
数をカウントするに際して、フォーカスエラー信号のS
字カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係
により、光ディスクの記録層数を判別する方法を示す説
明図である。
数をカウントするに際して、フォーカスエラー信号のS
字カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係
により、光ディスクの記録層数を判別する方法を示す説
明図である。
【図6】本発明における光ディスク駆動装置及び光ディ
スクの記録層数判別方法のさらに他の実施の形態を示す
ものであり、フォーカスアクチュエータを揺動させ、そ
の時のフォーカスエラー信号の値を一定時間毎に記憶し
ておき、揺動を終了した後の記憶した値に基づいて、光
ディスクの記録層数を判別するときの制御動作を示すフ
ローチャートである。
スクの記録層数判別方法のさらに他の実施の形態を示す
ものであり、フォーカスアクチュエータを揺動させ、そ
の時のフォーカスエラー信号の値を一定時間毎に記憶し
ておき、揺動を終了した後の記憶した値に基づいて、光
ディスクの記録層数を判別するときの制御動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明における光ディスク駆動装置及び光ディ
スクの記録層数判別方法のさらに他の実施の形態を示す
ものであり、スピンドルモータを少し回転させることに
より、光ディスクにおける光の照射位置を変えて再度判
別を行い、光ディスクの記録層数を決定するときの制御
動作を示すフローチャートである。
スクの記録層数判別方法のさらに他の実施の形態を示す
ものであり、スピンドルモータを少し回転させることに
より、光ディスクにおける光の照射位置を変えて再度判
別を行い、光ディスクの記録層数を決定するときの制御
動作を示すフローチャートである。
【図8】上記光ディスク駆動装置及び光ディスクの記録
層数判別方法において、ピックアップを動かすことによ
り、光ディスクにおける光の照射位置を変えて再度判別
を行い、光ディスクの記録層数を決定するときの制御動
作を示すフローチャートである。
層数判別方法において、ピックアップを動かすことによ
り、光ディスクにおける光の照射位置を変えて再度判別
を行い、光ディスクの記録層数を決定するときの制御動
作を示すフローチャートである。
【図9】従来の光ディスク駆動装置及び光ディスクの記
録層数判別方法を示すものであり、フォーカスエラー信
号のS字カーブをカウントすることにより、光ディスク
の記録層数を判別するときの制御動作を示すフローチャ
ートである。
録層数判別方法を示すものであり、フォーカスエラー信
号のS字カーブをカウントすることにより、光ディスク
の記録層数を判別するときの制御動作を示すフローチャ
ートである。
1 光ディスク 2 スピンドルモータ 3 ピックアップ(照射手段) 4 フォーカスアクチュエータ 5 光ビーム(光) 10 マイクロコンピュータ(判別手段) 11 スピンドルモータ駆動回路(スピンドルモータ
駆動手段) 13 ピックアップ駆動回路(ピックアップ駆動手
段) 15 信号生成回路(信号生成手段) 17 フォーカス駆動回路(フォーカス制御手段) T1 最大値の時間 T2 最小値の時間 T3 最大時間T V1 最大値のフォーカスアクチュエータ駆動電圧 V2 最小値のフォーカスアクチュエータ駆動電圧 V3 最大駆動電圧
駆動手段) 13 ピックアップ駆動回路(ピックアップ駆動手
段) 15 信号生成回路(信号生成手段) 17 フォーカス駆動回路(フォーカス制御手段) T1 最大値の時間 T2 最小値の時間 T3 最大時間T V1 最大値のフォーカスアクチュエータ駆動電圧 V2 最小値のフォーカスアクチュエータ駆動電圧 V3 最大駆動電圧
Claims (7)
- 【請求項1】光ディスクの複数の記録層に情報を記録又
は再生する光ディスク駆動装置において、 上記光ディスクに情報を記録又は再生するための光を照
射する照射手段と、 上記照射手段により照射される光の焦点位置をフォーカ
スアクチュエータにて制御するフォーカス制御手段と、 上記照射手段により照射された光が光ディスクに反射し
た戻り光から、フォーカスエラー信号を生成する信号生
成手段と、 上記照射手段を構成するピックアップを動かすピックア
ップ駆動手段と、 上記光ディスクをスピンドルモータによって回転させる
スピンドルモータ駆動手段と、 上記フォーカスアクチュエータを揺動させて、光ディス
クに照射された光の反射光から得られるフォーカスエラ
ー信号により、その時のフォーカスエラー信号のS字カ
ーブと時間との関係により、光ディスクの記録層数を判
別する判別手段とを備えていることを特徴とする光ディ
スク駆動装置。 - 【請求項2】光ディスクの複数の記録層に情報を記録又
は再生する光ディスク駆動装置において、 上記光ディスクに情報を記録又は再生するための光を照
射する照射手段と、 上記照射手段により照射される光の焦点位置をフォーカ
スアクチュエータにて制御するフォーカス制御手段と、 上記照射手段により照射された光が光ディスクに反射し
た戻り光から、フォーカスエラー信号を生成する信号生
成手段と、 上記照射手段を構成するピックアップを動かすピックア
ップ駆動手段と、 上記光ディスクをスピンドルモータによって回転させる
スピンドルモータ駆動手段と、 上記フォーカスアクチュエータを揺動させて、光ディス
クに照射された光の反射光から得られるフォーカスエラ
ー信号により、その時のフォーカスエラー信号のS字カ
ーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係によ
り、光ディスクの記録層数を判別する判別手段とを備え
ていることを特徴とする光ディスク駆動装置。 - 【請求項3】上記判別手段は、フォーカスアクチュエー
タを揺動させ、その時のフォーカスエラー信号の値を一
定時間毎に記憶しておき、揺動を終了した後の記憶した
値に基づいて、光ディスクの記録層数を判別することを
特徴とする請求碩1又は2記載の光ディスク駆動装置。 - 【請求項4】上記判別手段は、一度記録層の判別をした
後、スピンドルモータを少し回転させることにより、光
ディスクにおける光の照射位置を変えて再度判別を行
い、それら複数回の判別結果から光ディスクの記録層数
を決定することを特徴とする請求項1、2又は3記載の
光ディスク駆動装置。 - 【請求項5】上記判別手段は、ピックアップを動かすこ
とにより、光ディスクにおける光の照射位置を変えて再
度判別を行い、それら複数回の判別結果から光ディスク
の記録層数を決定することを特徴とする請求項1、2又
は3記載の光ディスク駆動装置。 - 【請求項6】光ディスクの複数の記録層に情報を記録又
は再生する光ディスク駆動装置における光ディスクの記
録層数判別方法において、 上記光ディスクに照射される光の焦点位置を制御するフ
ォーカスアクチュエータを揺動させ、光ディスクに照射
された光の反射光から得られるフォーカスエラー信号に
より、その時のフォーカスエラー信号のS字カーブとフ
ォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係、又は、その
時のフォーカスエラー信号のS字カーブとフォーカスア
クチュエータ駆動電圧との関係によって、光ディスクの
記録層数を判別することを特徴とする光ディスクの記録
層数判別方法。 - 【請求項7】光ディスクの複数の記録層に情報を記録又
は再生する光ディスク駆動装置における光ディスクの記
録層数を判別する処理をコンピュータに実行させるため
のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体において、 上記光ディスクに照射される光の焦点位置を制御するフ
ォーカスアクチュエータを揺動させ、光ディスクに照射
された光の反射光から得られるフォーカスエラー信号に
より、その時のフォーカスエラー信号のS字カーブと時
間との関係、又は、その時のフォーカスエラー信号のS
字カーブとフォーカスアクチュエータ駆動電圧との関係
によって、光ディスクの記録層数を判別する処理をコン
ピュータに実行させるためのプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10167425A JP2000011387A (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 光ディスク駆動装置及び光ディスクの記録層数判別方法並びに光ディスクの記録層数判別プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10167425A JP2000011387A (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 光ディスク駆動装置及び光ディスクの記録層数判別方法並びに光ディスクの記録層数判別プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000011387A true JP2000011387A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=15849471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10167425A Pending JP2000011387A (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 光ディスク駆動装置及び光ディスクの記録層数判別方法並びに光ディスクの記録層数判別プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000011387A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7145854B2 (en) * | 2001-07-10 | 2006-12-05 | Sony Computer Entertainment Inc. | Recording layer determination apparatus for determining whether recording layer of recording medium is single-layer or multi-layer |
WO2008078874A1 (en) * | 2006-12-22 | 2008-07-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for identifying optical information storage medium |
WO2008082069A1 (en) * | 2007-01-05 | 2008-07-10 | Samsung Electronics Co, . Ltd. | Method and apparatus for discriminating optical information storage media |
WO2009111917A1 (en) * | 2008-03-14 | 2009-09-17 | Mediatek Inc. | Method for controlling layer changes for an optical disk drive |
JP2011165291A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | 光ディスク装置およびその制御方法 |
-
1998
- 1998-06-15 JP JP10167425A patent/JP2000011387A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7145854B2 (en) * | 2001-07-10 | 2006-12-05 | Sony Computer Entertainment Inc. | Recording layer determination apparatus for determining whether recording layer of recording medium is single-layer or multi-layer |
WO2008078874A1 (en) * | 2006-12-22 | 2008-07-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for identifying optical information storage medium |
WO2008082069A1 (en) * | 2007-01-05 | 2008-07-10 | Samsung Electronics Co, . Ltd. | Method and apparatus for discriminating optical information storage media |
WO2009111917A1 (en) * | 2008-03-14 | 2009-09-17 | Mediatek Inc. | Method for controlling layer changes for an optical disk drive |
JP2011165291A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | 光ディスク装置およびその制御方法 |
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