JPH0554517A - 光デイスク記録装置 - Google Patents

光デイスク記録装置

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JPH0554517A
JPH0554517A JP23740391A JP23740391A JPH0554517A JP H0554517 A JPH0554517 A JP H0554517A JP 23740391 A JP23740391 A JP 23740391A JP 23740391 A JP23740391 A JP 23740391A JP H0554517 A JPH0554517 A JP H0554517A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エンコーダ15からのビット圧縮ディジタル
データを光磁気的に光磁気ディスク2に記録する。記録
内容のTOC情報がRAM9に記憶される。システムコ
ントローラ8は、電圧検出器33で検出された電池31
の電圧が所定の閾値より低下したか否かをチェックし
て、電圧低下時にはRAM9内のTOC情報を光磁気デ
ィスク2に記録し、記録動作を終了する。 【効果】 電池が切れる前にディスク2上にTOC情報
が記録されて残されるため、記録内容を有効に再生する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスク等の記
録可能光ディスクに信号を記録する電池駆動タイプの光
ディスク記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、先に、入力されたディジ
タルオーディオ信号をビット圧縮し、所定のデータ量を
記録単位としてバースト的に記録するような技術を、例
えば特願平2−169977号、特願平2−22136
4号、特願平2−221365号、特願平2−2228
21号、特願平2−222823号の各明細書及び図面
等において提案している。
【0003】この技術は、記録媒体として光磁気ディス
ク等を用い、例えばいわゆるCD−I(CD−インタラ
クティブ)やCD−ROM XAのオーディオデータフ
ォーマットに規定されているAD(適応差分)PCMオ
ーディオデータ、あるいは他のフォーマットに従ってビ
ット圧縮符号化されたディジタルオーディオデータを記
録再生するものである。このビット圧縮されたディジタ
ルオーディオデータは所定データ量を記録単位として、
例えば32セクタ分毎に、隣接セクタのデータとの間の
インターリーブを考慮して繋ぎ用のセクタ(リンキング
セクタ)を前後に付加し、バースト的(間歇的)にセク
タ連続で記録するようにしている。
【0004】ここで、例えばいわゆる標準的なCD(コ
ンパクトディスク)のフォーマット(CD−DAフォー
マット)のデータ、あるいはアナログオーディオ信号を
単純に直線量子化して得られるいわゆるストレートPC
Mオーディオデータを、略々1/4にビット圧縮して記
録再生する場合を考察する。この略々1/4にビット圧
縮されて記録されたディスクの再生時間(プレイタイ
ム)は、圧縮前の上記ストレートPCMデータ、例えば
上記CD−DAフォーマットのデータを記録する場合の
略々4倍となる。これは、より小型のディスクで標準1
2cmのCDと同じ程度の記録再生時間が得られること
から、装置の小型化が図れることになる。また、記録再
生の(瞬時的な)ビットレートを上記標準的なCD−D
Aフォーマットと同じにしておくことにより、実際に記
録や再生を行うのに要する時間もそれぞれ略々1/4で
済むことから、残りの略々3/4の時間をいわゆるリト
ライ等に割り当てることができる。具体的に例えばデー
タの記録時においては、記録が正常に行えたか否かの確
認(ベリファイ)動作や、正常に記録が行えなかった場
合の再書き込み動作等であり、また再生時においては、
再生データの誤り率が高い場合の再読み取り動作等であ
る。これにより、例えば外乱によって機構部が振動して
フォーカスやトラッキング等が外れるような悪条件下で
も、記録再生がより確実に行えることになり、携帯用小
型装置への適用が可能となる。
【0005】このような略々1/4にビット圧縮された
ディジタルオーディオデータを記録再生するためには、
圧縮データの記録及び/又は再生用のバッファメモリが
必要とされる。このメモリは、記録時には、圧縮データ
が一定レートで連続的に書き込まれ、略々4倍の速度で
バースト的あるいは間歇的に読み出される。このバース
ト読み出しの際の1回のデータ量は、上記記録単位とな
る所定データ量、例えば32セクタ分であり、上述した
ように前後にリンキング用の数セクタが付加され、ディ
スク上に空間的に連続して(先の記録部分に続けて)記
録される。また再生時には、ディスク上からバースト的
あるいは間歇的に上記略々4倍の速度で上記所定記録単
位のデータ量(例えば32セクタ+リンキング用の数セ
クタ)のデータを再生し、前後の上記リンキング用のセ
クタを除去して上記バッファ用メモリに書き込む。この
メモリから上記一定レートで連続的に圧縮データを読み
出す。
【0006】ここで、上記記録及び/又は再生用のバッ
ファメモリの全記憶容量をMT とするとき、上記圧縮デ
ータが書き込まれて未だ読み出されていないデータ量
(未読出データ量)と、この未読出データを破壊しない
で書き込み可能なメモリの残りの記憶容量(書込可能容
量)との和はMT となる。このようなメモリに対する書
き込みや読み出しの制御について以下に説明する。
【0007】記録時には、上記バッファメモリに対して
一定データレートで上記圧縮データを書き込み制御する
と共に、上記未読出データ量が所定量MK 以上になる
と、この書込データレートよりも速い読出レートで所定
の記録単位毎(例えば上記32セクタ+数セクタ毎)に
バースト的に読み出し、ディスク等の記録媒体に記録す
るように制御している。この記録媒体に未だ記録されて
いないデータは上記メモリ上で上記未読出データとされ
る。ここで、振動等の外乱等により上記記録媒体への記
録動作が中断されたときや記録が正常に行えなかったと
きには上記メモリ内の未読出データ量が減らず、未読出
データ量が上記メモリの全記憶容量MT に近いときには
一定レートで書き込まれる圧縮データによりこの未読出
データが破壊されることがある。この点を考慮して、バ
ッファメモリの上記書込可能容量が(MT −MK )を下
回る段階で記録媒体への記録を行わせることにより、す
なわち書込可能領域の記憶容量に余裕を持たせておくこ
とにより、媒体への記録が中断されたり正常に行えなか
ったりした場合の上記未読出データの破壊を防止するも
のである。上記(MT −MK )は、媒体への記録の中断
状態の復帰や再記録等に要する時間を想定して、この時
間分だけ上記一定データレートで圧縮データをメモリに
書き込む動作を続け得る程度に設定しておけばよい。
【0008】また、再生時には、記録媒体からバースト
的に読み取られた圧縮データがメモリに書き込まれて一
定データレートで読み出されるように制御されるが、こ
のとき、メモリ内の上記未読出データ量が所定量ML
下回ると記録媒体からバースト的に読み出してメモリへ
の書き込みを行うように制御している。これは、ディス
ク等の記録媒体からのデータ読み取りが外乱等により正
常に行えなかった場合でも、残りの未読出データ量ML
を読み出し続けることができ、一定レートでの読み出し
動作が中断されて再生が中断されることがないようにし
たものである。この未読出データ量ML は、例えば記録
媒体に対して記録データを再度読み取るのに要する時間
分だけ上記一定レートで圧縮データをメモリから読み出
す動作を続け得る程度に設定すればよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に光デ
ィスクシステムにおいては、ディスクの最内周等の所定
位置にいわゆるTOC(テーブルオヴコンテンツ)デー
タの記録領域が設けられており、この領域(TOC領
域)内には、曲数(ファイル数)、各曲が記録されてい
る絶対時間、未記録領域の絶対時間等のTOC情報が記
録されるようになっている。再生や記録はこのTOC情
報を基に行われ、例えば録音中は、TOC情報をRAM
(ランダムアクセスメモリ)等に一時的に記憶してお
き、録音終了後に該RAM等の内部のTOC情報をディ
スクの上記所定のTOC領域に記録している。すなわ
ち、記録時においては、記録が終了した時点でその記録
内容についてのTOC情報が確定し、これをディスクに
記録するわけである。再生時には、このTOC情報に基
づいて記録位置をサーチし、再生を行うわけである。
【0010】ところが、電池駆動タイプの光ディスク記
録装置で記録を行っている最中に、電池寿命が尽きて電
源電圧が低下し、回路が正常に動作しなくなった場合に
は、上記TOC情報がディスク上に記録されないため、
記録内容の再生が事実上行えなくなってしまうことにな
る。これは、記録開始時点から上記電源電圧低下が生じ
て記録できなくなる時点までの一連の記録内容の全てに
ついて再生が行えなくなるわけであり、ブランクディス
クに連続して記録し続けていた最中に電池切れが生じた
場合には、途中で記録終了(停止)操作をしていない限
り、ディスク全ての記録内容が再生できないことにな
る。
【0011】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、簡単な構成で、上述のような記録中の電
池切れにより記録内容の再生が行えなくなる欠点を防止
し得るような電池駆動タイプの光ディスク記録装置の提
供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
記録装置は、電池を電源として用いる光ディスク記録装
置において、記録内容のTOC情報を一時記憶する記憶
手段と、上記電池の電圧を検出する電圧検出手段と、こ
の電圧検出手段からの検出出力に応じて上記記憶手段か
らのTOC情報をディスク上に記録制御する制御手段と
を有することにより、上述の課題を解決する。
【0013】
【作用】上記電池電圧の検出出力に応じてTOC情報を
ディスク上に強制的に記録しているため、電池電圧の低
下により記録が行えなくなっても上記TOC情報を記録
した所までの記憶内容の再生が可能となる。
【0014】
【実施例】先ず図1は、本発明に係る光ディスク記録装
置の一実施例となる電池駆動タイプの光ディスク記録再
生装置の概略構成を示すブロック回路図である。この図
1において、光ディスク2等の記録媒体にはビット圧縮
ディジタルオーディオ信号が記録される。この記録信号
を光学ヘッド3により所定記録単位(例えば32セクタ
+数セクタ)毎にバースト的に読み取り、デスクランブ
ルや誤り訂正復号化のためのデコーダ21を介してビッ
ト圧縮オーディオデータを得る。この圧縮データをRA
M(ランダムアクセスメモリ)等のメモリ22に書き込
み、このメモリ22から一定のデータレートで読み出
し、記録側でのビット圧縮処理を復元(伸長)して復号
化するためのデコーダ23を介して、オーディオ信号の
再生を行う。
【0015】ここで、上記メモリ22に対する圧縮デー
タの書込動作制御は、該メモリ22内のデータ量が一定
量以下となるとき、上記光ディスク2等の記録媒体から
上記圧縮データを読み取ってメモリ22に書き込み、メ
モリ22内にデータ書込可能な空き領域が残っている間
は次々とデータを読み取って書き込み続けるが、空き領
域が一定値以下となって書き込めなくなると、すなわち
実質的なメモリフル状態になると、記録媒体からの読み
取りを停止し、例えば光学ヘッド3は光ディスク2上の
同じトラック位置をトレースし続けたり、次に読み取る
べき位置付近で待機状態となるような制御が行われる。
【0016】また、光ディスク2上には、上記ビット圧
縮ディジタルオーディオデータと共に、曲数(データフ
ァイル数)、各曲が記録されている絶対時間(アブソル
ートタイム)、未記録領域の絶対時間等のいわゆるTO
C情報が、ディスク最内周等の所定位置のTOC領域
(あるいはディレクトリ領域)に記録されるようになっ
ている。この場合の絶対時間情報とは、例えば標準的な
CDフォーマットで記録再生する際の曲の開始時間や終
了時間を表すアドレス情報であり、この終了時間から開
始時間を引いた時間が、上記オーディオデータのデータ
量を標準再生時間で表したものである。例えばビット圧
縮率が4のときには、標準再生時間の4倍だけ実際の再
生(曲の演奏、いわゆるプレイ)時間が得られることに
なる。
【0017】光磁気ディスク等の記録可能な光ディスク
2には、トラッキングのために予め形成されたプリグル
ーヴを、所定周波数でウォブリング(トラック幅方向に
微小振動)させ、FM変調等により上記絶対時間(アブ
ソルートタイム)を記録しておくようないわゆるATI
P(アブソルートタイムインプリグルーヴ)が採用され
ているが、このATIP信号をATIP検出器7で取り
出して、CPU(中央処理プロセッサ)を有して成るシ
ステムコントローラ8に送っている。システムコントロ
ーラ8は、曲の開始、終了時点での上記ATIP情報を
RAM9等のメモリに送って、曲番号、開始時間及び終
了時間等から成るTOC情報を一時的に記憶させる。記
録(録音)を終了させるストップ操作等が行われたとき
に、システムコントローラ8は、このRAM9に記憶さ
れたTOC情報を光ディスク2上の上記TOC領域に書
き込んだ後、記録動作を停止させる。この光ディスク2
に記録されたTOC情報に基づいて、所望の曲の頭を検
索(サーチ)してその曲を再生したり、未記録領域の先
頭位置をサーチして次の新たな曲を記録(録音)したり
することができるわけである。
【0018】ここで、本実施例においては、乾電池や充
電式電池等の電池31の電源電圧を電圧検出器33で検
出しており、この電圧検出器33は、装置の有効な動作
を補償する最低電圧値よりもやや高めの閾値Vthよりも
電池31の電源電圧が低下したときにシステムコントロ
ーラ8に検出出力を送って、上述した記録終了時と同様
なTOC情報の記録動作を行わせている。すなわち、電
圧検出器33から電圧低下検出出力がシステムコントロ
ーラ8に送られると、システムコントローラ8は曲の途
中であっても、RAM9に記憶された上記TOC情報を
光ディスク2上の上記TOC領域に書き込んだ後、記録
を終了する。このときのTOC情報について、終わりま
で記録が済んでいる曲については当該曲の開始時間、終
了時間がRAM9に記憶されているため問題ないが、現
在録音中の曲については、現在のディスク上の絶対時間
(上記ATIP)を終了時間と見なしてTOC情報とす
る方式と、録音中で終わりに達していない曲は終了時間
が無いためTOC情報としない(すなわち途中まで録音
されたオーディオデータは無視し、再生できなくてもよ
い、あるいは次の録音の際に消されてもよいとする)方
式とが考えられる。これら2つの方式のいずれか一方の
みを、あるいは両者を選択使用すればよく、例えば、演
奏時間が短い2〜3分程度の複数の曲を録音する場合に
は、後者の方式が好ましいが、演奏時間が長い曲や、講
演、会議等の録音の場合には、前者の方式が好ましい。
【0019】このような構成により、記録(録音)中に
電池(バッテリ)31の電圧が低下しても、それまでの
記録内容のTOC情報が光ディスク2上に記録されて残
されるため、録音できなくなる直前までの記録内容を後
で再生することができる。これは、従来において、電池
切れによって途中で記録が中断された場合にはTOC情
報がディスクに記録されず、TOC情報が記録されてい
ないオーディオデータは再生のためのヘッドアクセスが
行えず再生することができないため、ユーザにとっては
記録されていないことに等しくなる、という不都合があ
ったわけであるが、本発明実施例によれば、電池切れに
よって記録ができなくなる直前に、強制的にTOC情報
の記録が行われるため、記録内容全ての再生が可能とな
る。
【0020】以下、図1に示す具体的な構成及びその動
作について詳細に説明する。スピンドルモータ1により
回転駆動される光ディスク2としては、記録が可能な例
えば光磁気ディスク等が用いられる。ただし、再生専用
の場合には、通常のCD(コンパクトディスク)と同様
なアルミニウム反射膜タイプの光ディスクを用いること
もできる。この光ディスク(例えば光磁気ディスク)2
に対して記録及び/又は再生を行うための 光学ヘッド
3は、例えば、レーザダイオード等のレーザ光源、コリ
メータレンズ、対物レンズ、偏光ビームスプリッタ、シ
リンドリカルレンズ等の光学部品及び所定パターンの受
光部を有するフォトディテクタ等から構成されている。
この光学ヘッド3は、光磁気ディスク2を介して上記磁
気ヘッド4と対向する位置に設けられている。光磁気デ
ィスク2にデータを記録するときには、後述する記録系
のヘッド駆動回路16により磁気ヘッド4を駆動して記
録データに応じた変調磁界を印加すると共に、光学ヘッ
ド3により光磁気ディスク2の目的トラックにレーザ光
を照射することによって、磁界変調方式により熱磁気記
録を行う。またこの光学ヘッド3は、目的トラックに照
射したレーザ光の反射光を検出し、例えばいわゆる非点
収差法によりフォーカスエラーを検出し、例えばいわゆ
るプッシュプル法によりトラッキングエラーを検出す
る。光磁気ディスク2からデータを再生するとき、光学
ヘッド3は上記フォーカスエラーやトラッキングエラー
を検出すると同時に、レーザ光の目的トラックからの反
射光の偏光角(カー回転角)の違いを検出して再生信号
を生成する。
【0021】光学ヘッド3の出力は、RFアンプ回路5
に供給される。このRFアンプ回路5は、光学ヘッド3
の出力から上記フォーカスエラー信号やトラッキングエ
ラー信号を抽出してサーボ制御回路6に供給するととも
に、再生信号を2値化して後述する再生系のデコーダ2
1に供給する。また、RFアンプ回路5は、上記ATI
P(アブソルートタイムインプリグルーヴ)信号を取り
出して上記ATIP検出回路7に送っている。
【0022】サーボ制御回路6は、例えばフォーカスサ
ーボ制御回路やトラッキングサーボ制御回路、スピンド
ルモータサーボ制御回路、スレッドサーボ制御回路等か
ら構成される。上記フォーカスサーボ制御回路は、上記
フォーカスエラー信号がゼロになるように、光学ヘッド
3の光学系のフォーカス制御を行う。また上記トラッキ
ングサーボ制御回路は、上記トラッキングエラー信号が
ゼロになるように光学ヘッド3の光学系のトラッキング
制御を行う。さらに上記スピンドルモータサーボ制御回
路は、光磁気ディスク2を所定の回転速度(例えば一定
線速度)で回転駆動するようにスピンドルモータ1を制
御する。また、上記スレッドサーボ制御回路は、システ
ムコントローラ8により指定される光磁気ディスク2の
目的トラック位置に光学ヘッド3及び磁気ヘッド4を移
動させる。このような各種制御動作を行うサーボ制御回
路6は、該サーボ制御回路6により制御される各部の動
作状態を示す情報をシステムコントローラ8に供給して
いる。
【0023】システムコントローラ8にはキー入力操作
部38や表示部39が接続されている。このシステムコ
ントローラ8は、キー入力操作部38による操作入力情
報により指定される動作モードで記録系及び再生系の制
御を行う。またシステムコントローラ8は、光磁気ディ
スク2から再生される上記ATIP信号や、再生データ
中のヘッダタイムやサブコードのQデータ等に基づくセ
クタ単位のアドレス情報(時間情報)に基づいて、光学
ヘッド3及び磁気ヘッド4がトレースしている上記記録
トラック上の記録位置や再生位置を管理する。表示部3
9には、この記録位置又は再生位置の情報や、上記キー
操作により選択された機能の情報等が必要に応じて表示
される。
【0024】次にこのディスク記録再生装置の記録系に
ついて説明する。入力端子10からのアナログオーディ
オ入力信号AINがローパスフィルタ11を介してA/D
変換器12に供給されている。A/D変換器12は上記
アナログオーディオ入力信号AINを量子化し、得られた
ディジタルオーディオ信号は、例えばAD(適応差分)
PCM等の高能率符号化処理のためのエンコーダ13に
供給される。また、外部からのディジタルオーディオ信
号を、ディジタル入力インターフェース回路(図示せ
ず)を介してエンコーダ13に供給するようにしてもよ
い。このエンコーダ13に入力されるディジタルオーデ
ィオPCM信号は、圧縮処理等の施されていないいわゆ
るストレートPCMデータであり、具体例として、標準
的なCD(コンパクトディスク)のフォーマット(CD
−DAフォーマット)と同様に、サンプリング周波数が
44.1kHzで、量子化ビット数が16ビットのPCM
データとする。この入力されたオーディオPCMデータ
は、エンコーダ13により、例えば略々1/4のビット
レートとなるような高能率ビット圧縮処理が行われる。
【0025】次にメモリ14は、データの書き込み及び
読み出しがシステムコントローラ8により制御され、エ
ンコーダ13から供給されるビット圧縮データを一時的
に記憶しておき、必要に応じてディスク上に記録するた
めのバッファメモリとして用いられている。すなわち例
えば上記1/4のビット圧縮モードにおいては、標準的
なCD−DAフォーマットのデータ転送速度(ビットレ
ート)の略々1/4に低減された一定ビットレートの圧
縮データが、メモリ14に連続的に書き込まれる。この
圧縮データを光磁気ディスク2に記録する際には、上記
標準的なCD−DAフォーマットと同じディスク回転速
度(線速度一定)の下に同じデータ転送速度でバースト
的あるいは離散的に記録している。すなわち記録モード
の際の実際に信号を記録している時間は、全体の略々1
/4であり、残りの3/4の時間は記録を行っていない
休止期間である。ただし、光磁気ディスク2上では、休
止期間の直前に記録された領域に続けて次の記録が行わ
れ、媒体表面上では連続した記録が行われるようにして
いる。これによって、例えば標準的なCD−DAフォー
マットと同じ記録密度、記録パターンの記録が行われる
ことになる。
【0026】このため、メモリ14からは上記標準的な
CD−DAフォーマットのデータ転送速度に応じたビッ
トレートでバースト的に上記圧縮データが読み出され、
この読み出された圧縮データは、インターリーブ処理や
誤り訂正符号化処理やEFM変調処理等を行うためのエ
ンコーダ15に供給される。ここで、メモリ14からエ
ンコーダ15に供給されるデータ列において、所定の複
数セクタ(例えば32セクタ)から成る1クラスタ分を
1回の記録で連続記録される単位としており、これがエ
ンコード処理されると、該1クラスタ分のデータ量にク
ラスタ接続用の数セクタ分が付加されたデータ量とな
る。このクラスタ接続用セクタは、エンコーダ15での
インターリーブ長より長く設定しており、インターリー
ブされても他のクラスタのデータに影響を与えないよう
にしている。
【0027】このクラスタ単位の記録の詳細について
は、図2を参照しながら後述する。
【0028】エンコーダ15は、メモリ14から上述し
たようにバースト的に供給される記録データについて、
エラー訂正のための符号化処理(パリティ付加及びイン
ターリーブ処理)やEFM符号化処理などを施す。この
エンコーダ15による符号化処理の施された記録データ
が、磁気ヘッド駆動回路16に供給される。この磁気ヘ
ッド駆動回路16は、磁気ヘッド4が接続されており、
上記記録データに応じた変調磁界を光磁気ディスク2に
印加するように磁気ヘッド4を駆動する。
【0029】また、システムコントローラ8は、メモリ
14に対する上述の如きメモリ制御を行うとともに、こ
のメモリ制御によりメモリ14からバースト的に読み出
される上記記録データを光磁気ディスク2の記録トラッ
クに連続的に記録するように記録位置の制御を行う。こ
の記録位置の制御は、システムコントローラ8によりメ
モリ14からバースト的に読み出される上記記録データ
の記録位置を管理して、光磁気ディスク2の記録トラッ
ク上の記録位置を指定する制御信号をサーボ制御回路6
に供給することによって行われる。
【0030】次に、このディスク記録再生装置の再生系
について説明する。この再生系は、上述の記録系により
光磁気ディスク2の記録トラック上に連続的に記録され
た記録データを再生するためのものであり、光学ヘッド
3によって光磁気ディスク2の記録トラックをレーザ光
でトレースすることにより、光磁気ディスク2から記録
信号が読み取られる。ここで、光磁気ディスク2は、上
記標準的なCD−DAフォーマットと同じ回転速度(線
速度一定)で回転駆動されており、該CD−DAフォー
マットと同じデータ転送速度でバースト的(離散的)に
記録信号が読み取られ、RFアンプ回路5により2値化
されてデコーダ21に供給される。
【0031】デコーダ21は、上述の記録系におけるエ
ンコーダ15に対応するものであって、RFアンプ回路
5により2値化された再生出力について、デインターリ
ーブ処理や誤り訂正のための復号化処理やEFM復調処
理等の処理を行い上述の1/4圧縮データを、例えば上
記標準的なCD−DAフォーマットと同じデータ転送速
度でバースト的に出力する。このデコーダ21により得
られる再生データは、メモリ22に供給される。
【0032】メモリ22は、データの書き込み及び読み
出しがシステムコントローラ8により制御され、デコー
ダ21から上記標準的なCD−DAフォーマットと同じ
データ転送速度でバースト的に供給される再生データが
書き込まれる。また、このメモリ22は、上記バースト
的に書き込まれた上記再生データが、一定のビットレー
ト、すなわち上記標準的なCD−DAフォーマットの略
々1/4のデータ転送速度で連続的に読み出される。
【0033】システムコントローラ8は、このようなメ
モリ22に対する上記再生データの書込/読出のメモリ
制御を行うと共に、このメモリ制御によりメモリ22か
らバースト的に書き込まれる上記再生データを光磁気デ
ィスク2の記録トラックから連続的に再生するように再
生位置の制御を行う。この再生位置の制御は、システム
コントローラ8によりメモリ22からバースト的に読み
出される上記再生データの再生位置を管理して、光磁気
ディスク2の記録トラック上の再生位置を指定する制御
信号をサーボ制御回路6に供給することによって行われ
る。
【0034】メモリ22から上記標準の略々1/4の転
送速度(ビットレート)で連続的に読み出された再生デ
ータとして得られる圧縮データは、デコーダ23に供給
される。このデコーダ23は、上記記録系のエンコーダ
13に対応するもので、例えば上記1/4の圧縮データ
を例えば4倍にデータ伸張(ビット伸張)することで1
6ビットのディジタルオーディオデータを再生する。こ
のデコーダ23からのディジタルオーディオデータは、
D/A変換器24に供給される。
【0035】D/A変換器24は、デコーダ23から供
給されるディジタルオーディオデータをアナログ信号に
変換し、ローパスフィルタ25を介して出力端子26か
らアナログオーディオ出力信号AOUT を出力する。
【0036】次に、この装置を携帯して使用するため
に、乾電池や充電式電池等の電池(バッテリ)31が電
源として用いられており、この電池31からの電圧を電
圧安定化(ボルテージレギュレータ)回路32で安定化
して、各部にVcc電源として供給している。電池31の
端子電圧は、電圧検出器33により監視されており、こ
の電圧検出器33からの出力がシステムコントローラ8
に送られるようになっている。電圧検出器33は、電池
31の出力電圧を所定の閾値Vthと比較する電圧比較器
であり、この閾値Vthは、装置全体の有効な動作(特に
記録動作)を補償する最低電圧値よりもやや高めの値に
設定されている。電池31の出力電圧は、この閾値Vth
と比較され、閾値Vth以下となるときに検出出力が電圧
検出器33からシステムコントローラ8に送られる。シ
ステムコントローラ8は、この検出出力に応じて、その
ときRAM9に記憶されているTOC情報を光磁気ディ
スク2に記録した後、例えば記録動作を停止させる。こ
の記録停止動作の代わりに、表示部39あるいは発光ダ
イオード等により、電池電圧低下の警告表示を行わせる
ようにしてもよい。また、電池の電圧が低下して電圧検
出器33からの出力がシステムコントローラ8に送られ
た時点では、単に警告を発するのみにし、それから所定
時間経過後にTOC情報を記録して記録動作を停止させ
るようにしてもよい。この場合、バックアップ用電源
(電池等)を設けておき、メインの電池31の出力電圧
が低下して記録動作が行えなくなるとき、上記警報を発
すると同時に上記バックアップ用電源に切り換えるよう
にし、記録を継続させて、メインの電池31を交換する
までのバックアップをするようにしてもよい。このバッ
クアップ用電源の電圧も低下したときには、TOC情報
を記録して強制的に記録を停止させればよい。
【0037】ところでこのようなディスク記録再生装置
に用いられる光磁気ディスク2は、ステレオオーディオ
信号で60分〜74分以上を記録可能な容量とすること
が望ましく、例えば上記1/4のデータ圧縮率を採用す
るとき、約130Mバイト程度以上が必要となる。ま
た、携帯用あるいはポケットサイズ程度の記録及び/又
は再生装置を構成するためには、ディスク外径は8c
m、あるいはより小さな径のディスクを用いることが望
ましい。さらに、トラックピッチ及び線速度について
は、CDと同じトラックピッチ1.6μm、線速度1.
2〜1.4m/sとすることが望まれる。これらの条件
を満足するディスクとしては、例えばディスク外径を6
4mmとし、データ記録領域の外径を61mm、データ記録
領域の内径を31mmとし、この内側に幅1.5mmのリー
ドイン領域を形成する。データ記録領域の外径より外側
には幅0.5mmのリードアウト領域を形成する。このデ
ィスクを、縦横が70mm×74mmのディスクキャディに
収納して市場に供給するようにすれば、ポケットサイズ
程度の記録再生装置により該ディスクに対する記録再生
が可能となる。なお上記1/4のデータ圧縮モードで7
2分〜76分以上の記録再生を可能とするためのディス
クのデータ記録領域の内径及び外径の寸法の範囲として
は、内径を28mmとするときの外径58mm〜62mmか
ら、内径を50mmとするときの外径71mm〜73mmまで
の範囲で適当に設定すればよい。
【0038】次に、以上説明したようなディスク記録再
生装置による基本的な記録再生動作について、さらに詳
細に説明する。先ず、記録データ(メモリ14から読み
出されたデータ)は、一定数(例えば32個)のセクタ
(あるいはブロック)毎にクラスタ化され、これらのク
ラスタの間にクラスタ接続用のいくつかのセクタが配さ
れた形態となっている。具体的には図2に示すように、
クラスタCは32個のセクタ(ブロック)B0〜B31 から
成っており、これらのクラスタCの間にそれぞれ4個の
接続用(リンキング用)セクタL1〜L4が配されて隣のク
ラスタと連結されている。ここで、1つのクラスタ、例
えばk番目のクラスタCk を記録する場合には、このク
ラスタCk の32個のセクタB0〜B31 のみならず、前方
に3セクタ、後方に1セクタの接続用セクタ、すなわち
クラスタCk-1 側にラン−インブロック用の2個のセク
タL2、L3及びサブデータ用の1個のセクタL4と、クラス
タCk+1 側にラン−アウトブロック用の1個のセクタL1
とを含めて、計36セクタを単位として記録を行うよう
にしている。このとき、これらの36セクタ分の記録デ
ータがメモリ14からエンコーダ15に送られ、このエ
ンコーダ15でインターリーブ処理が行われることによ
り、最大108フレーム(約1.1セクタに相当)の距
離の並べ換えが行われるが、上記クラスタCk 内のデー
タについては、上記リンキング用のセクタL1〜L4の範囲
内に充分に収まっており、他のクラスタCk-1 やCk+1
に影響を及ぼすことがない。なお、セクタL1〜L3には例
えば0等のダミィデータが配され、セクタL4には補助的
なサブデータが配されており、インターリーブ処理によ
る本来のデータに対する悪影響を回避できる。ここで、
メインデータ用のセクタB0〜B31には8ビットの2進数
(2桁の16進数)で 0000 0000(00H)〜 0001 11
11(1FH)のセクタ番号がそれぞれ付され、リンキン
グ部分のセクタL1には 0010 0000(20H)、L2〜L4に
は 0011 1101(3DH)〜 00111111(3FH)のセク
タ番号がそれぞれ付されている。また、上記クラスタと
しては、リンキング用セクタを含めた例えば36セクタ
を1クラスタとしてもよい。
【0039】このようなクラスタ単位の記録を行わせる
ことにより、他のクラスタとの間でのインターリーブに
よる相互干渉を考慮する必要がなくなり、データ処理が
大幅に簡略化される。また、フォーカス外れ、トラッキ
ングずれ、その他の誤動作等により、記録時に記録デー
タが正常に記録できなかった場合には上記クラスタ単位
で再記録が行え、再生時に有効なデータ読み取りが行え
なかった場合には上記クラスタ単位で再読み取りが行え
る。
【0040】ところで、1セクタ(ブロック)は235
2バイトから成り、先頭から同期用の12バイト、ヘッ
ダ用の4バイト、及びデータD0001〜D2336となる23
36バイトが、この順に配列されている。このセクタ構
造(ブロック構造)における上記同期用の12バイト
は、最初の1バイトが00H(Hは16進数を示す)で
10バイトのFFHが続き、最後の1バイトが00Hと
なっている。次の4バイトのヘッダは、それぞれ1バイ
トずつの分、秒、ブロックのアドレス部分に続いて、モ
ード情報用の1バイトから成っている。このモード情報
は、主としてCD−ROMのモードを示すためのもので
あり、図2に示すセクタの内部構造は、CD−ROMフ
ォーマットのモード2に相当している。CD−Iは、こ
のモード2を用いた規格である。
【0041】図2の具体例では、さらに、圧縮オーディ
オデータ記録のためのフォーマットを示しており、上記
2336バイトの領域の先頭から、8バイトのサブヘッ
ダ、各128バイトで18グループのサウンドグループ
SG01〜SG18、20バイトのスペース領域、及び
4バイトのリザーブ領域の順に配列されている。上記8
バイトのサブヘッダは、各1バイトのファイル番号、チ
ャンネル番号、サブモード、及びデータタイプが2回繰
り返されて配置されたものである。
【0042】ところで、このようなセクタ構造のデータ
がディスク上に記録される際には、エンコーダ15によ
りパリティ付加やインターリーブ処理等を含む符号化処
理が施され、EFM(8-14変調)処理が施されて、図3
に示すような記録フォーマットにて記録が行われる。
【0043】この図3において、1ブロック(1セク
タ)が第1フレームから第98フレームまでの98フレ
ームから成り、1フレームはチャンネルクロック周期T
の 588倍(588T) で、1フレーム内には、24T(+接
続ビット3T)のフレーム同期パターン部分、14T
(+接続ビット3T)のサブコード部分、及び 544Tの
データ(オーディオデータ及びパリティデータ)部分が
設けられている。 544Tのデータ部分は、12バイト
(12シンボル)のオーディオデータ、4バイトのパリ
ティデータ、12バイトのオーディオデータ、及び4バ
イトのパリティデータがいわゆるEFM変調されたもの
であり、1フレーム内のオーディオデータは24バイト
(すなわちオーディオサンプルデータの1ワードが16
ビットであるから12ワード)となっている。上記サブ
コード部分は8ビットのサブコードデータがEFM変調
されたものであり、98フレーム単位でブロック化され
て、各ビットが8つのサブコードチャンネルP〜Wを構
成している。ただし第1及び第2フレームのサブコード
部分は、EFM変調の規則外(アウトオヴルール)のブ
ロック同期パターンS0,1 となっており、各サブコー
ドチャンネルP〜Wは第3フレームから第98フレーム
までのそれぞれ96ビットずつとなっている。
【0044】上記オーディオデータはインターリーブ処
理されて記録されているが、再生時にはデインターリー
ブ処理されて時間の順序に従ったデータ配列のオーディ
オデータとされる。このオーディオデータの代わりに、
一般のCD−Iデータ等を記録することができる。
【0045】ところで、上記図1のディスク記録再生装
置において、システムコントローラ8は、図4に示すよ
うに、メモリ14のライトポインタWを上記圧縮データ
のビットレートに応じた速度で連続的にインクリメント
して連続的に書き込み、このメモリ14内に記憶されて
いる上記圧縮データの未読出データ量が所定量MK 以上
になると、メモリ14のリードポインタRを上記標準的
なCD−DAフォーマットに準じた転送速度でバースト
的にインクリメントして所定の記録単位(例えば32セ
クタ分)毎に読み出すようにメモリ制御を行う。従っ
て、メモリ14内では、上記未読出データを破壊するこ
となく書き込めるデータ量、すなわち記録可能容量が、
所定量(MT −MK )を下回ることが防止されることに
なる。
【0046】ここで、メモリ14からバースト的に読み
出される記録データは、システムコントローラ8により
光磁気ディスク2の記録トラック上の記録位置を制御す
ることによって、光磁気ディスク2の記録トラック上で
連続する状態に記録することができる。しかも上述のよ
うにメモリ14には常に所定量以上のデータ書き込み領
域が確保されているので、外乱等によりトラックジャン
プ等が発生したことをシステムコントローラ8が検出し
て光磁気ディスク2に対する記録動作を中断した場合に
も、上記所定量以上の上記記録可能な領域に入力データ
を書き込み続け、その間に復帰処理動作を行うことがで
き、光磁気ディスク2の記録トラック上には、入力デー
タを連続した状態に記録することができる。
【0047】なお、上記光磁気ディスク2には、上記セ
クタの物理アドレスに対応するヘッダタイムデータ等が
上記ディジタルオーディオ圧縮データにセクタ毎に付加
されて記録される。また、その記録領域と記録モードを
示す目録データがTOC領域等の目録領域に記録され
る。
【0048】次に、図1のディスク記録再生装置におけ
る再生系では、システムコントローラ8は、図5に示す
ように、メモリ22のライトポインタWを標準的なCD
−DAフォーマットに準じた転送速度でインクリメント
してバースト的に書き込むとともに、メモリ22のリー
ドポインタRを上記圧縮データのビットレートに応じた
速度で連続的にインクリメントして読み出し、上記ライ
トポインタWが上記リードポインタRに追い付いた(書
込可能領域が0となった)ときに書き込みを停止し、メ
モリ22内に記憶されている上記未読出データ量が所定
量ML 以下になると書き込みを行うようにメモリ制御を
行う。従って、メモリ22内に常に所定量ML 以上の未
読出データ量のデータ読み出し領域を確保しながら、再
生データを該メモリ22から連続的に読み出すことがで
きる。
【0049】メモリ22にバースト的に書き込まれる再
生データは、システムコントローラ8により光磁気ディ
スク2の記録トラック上の再生位置を制御することによ
って、光磁気ディスク2の記録トラック上で連続する状
態で再生することができる。しかも、上述のようにメモ
リ22には常に所定量ML 以上のデータ読み出し領域が
確保されているので、外乱等によりトラックジャンプ等
が発生したことをシステムコントローラ8が検出して光
磁気ディスク2に対する再生動作を中断した場合にも、
上記所定量ML 以上のデータ読み出し領域から再生デー
タを読み出してアナログオーディオ信号の出力を継続す
ることができ、その間に復帰処理動作を行うことができ
る。
【0050】次に、上記システムコントローラ8及び電
圧検出器33による電池電圧低下時のTOC情報の自動
記録動作について、図6を参照しながら説明する。
【0051】図6のステップS1において記録(録音)
が開始されると、ステップS2に進んで、上記電圧検出
器33からの電池電源電圧検出出力のチェック動作がシ
ステムコントローラ8において行われる。このステップ
S2でOK(電源電圧低下していない)と判別されたと
きにはステップS3に進んで、曲番変更チェックが行わ
れる。この曲番変更チェックとは、1曲が終わると次の
曲の記録(録音)を行うために曲番が変更(例えば1番
だけインクリメント)されることを判別するものであ
り、YES(曲が終わった)と判別されたときにはステ
ップS4に進んで当該曲の終了時間等の情報を上記RA
M9に記憶(ストア)した後、ステップS5に進む。ス
テップS3でNO(曲が終わっていない)と判別された
ときには直接ステップS5に進む。ステップS5では、
停止(STOP)ボタンが操作されたか否かの判別がな
され、OFF(操作されていない)と判別されたときに
は上記ステップS2に戻って電源電圧チェックを行う。
このステップS2でNG(電源電圧が低下した)と判別
されたとき、及びステップS5でON(停止ボタンが操
作された)と判別されたときには、ステップS6に進ん
で記録終了モードに移行する。このとき、次のステップ
S7では、曲情報として現在の絶対時間を終了時間とし
て上記RAM9に記憶させ、次のステップS8でこのR
AM9内に記憶されている全てのTOC情報を上記光磁
気ディスク2に記録した後、記録動作を停止させる。
【0052】以上のような動作によれば、電池電源の電
圧チェックにより、NG(所定の閾値電圧より低下し
た)と判別された時点で、そのときまでの曲情報を含む
TOC情報をディスク上に強制的に記録しているため、
電池電圧の低下により記録が行えなくなっても上記TO
C情報を記録した所までの記憶内容が有効に使用可能と
なり、再生をすることが可能となる。
【0053】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、例えば光ディスクの記録再生装置のみ
ならず、記録専用装置にも本発明を適用できる。また、
上記RAM9に記憶されているTOC情報を光磁気ディ
スク2に記録した後には、記録動作を停止させる代わり
に、表示部39あるいは発光ダイオード等により電池電
圧低下の警告表示を行わせたり、音響的に警報を発生さ
せたりしてもよい。さらに、電池の電圧が低下して電圧
検出器33からの出力がシステムコントローラ8に送ら
れた時点では、単に警告を発するのみにし、それから所
定時間経過後にTOC情報を記録して記録動作を停止さ
せるようにしてもよい。この場合、バックアップ用電源
(電池等)を設けておき、メインの電池31の出力電圧
が低下して記録動作が行えなくなるとき、上記警告を発
すると同時に上記バックアップ用電源に切り換えるよう
にし、記録を継続させて、メインの電池31を交換する
までのバックアップをするようにしてもよい。このバッ
クアップ用電源の電圧も低下したときには、TOC情報
を記録して強制的に記録を停止させればよい。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る光ディスク記録装置によれば、電池を電源として
用いる光ディスク記録装置において、記録内容のTOC
情報を一時記憶しておき、上記電池の電圧を検出した出
力に応じて記憶されている上記TOC情報をディスク上
に記録制御しているため、電池の電圧低下により記録が
行えなくなる直前に上記TOC情報がディスクに記録さ
れて残され、上記TOC情報を記録した所までの記憶内
容が有効となり、例えば該記録内容の再生が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク記録装置の一実施例と
してのディスク記録再生装置の構成例を示すブロック回
路図である。
【図2】記録媒体への記録単位となるクラスタ構造のフ
ォーマットを示す図である。
【図3】いわゆるCD(コンパクトディスク)の規格に
おけるフレーム及びセクタ(ブロック)のフォーマット
を示す図である。
【図4】上記実施例のディスク記録再生装置の記録系に
おいてメモリ制御されたメモリの状態を示す図である。
【図5】上記実施例のディスク記録再生装置の再生系に
おいてメモリ制御されたメモリの状態を示す図である。
【図6】上記実施例の要部動作を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
2・・・・・光磁気ディスク 3・・・・・光学ヘッド 4・・・・・磁気ヘッド 6・・・・・サーボ制御回路 8・・・・・システムコントローラ 9・・・・・RAM 10・・・・・アナログオーディオ信号入力端子 13・・・・・データ圧縮用エンコーダ 14、22・・・・・メモリ 15・・・・・エンコーダ 16・・・・・磁気ヘッド駆動回路 21・・・・・デコーダ 23・・・・・データ伸長用デコーダ 26・・・・・アナログオーディオ信号出力端子 31・・・・・電池(バッテリ) 32・・・・・電圧安定化回路 33・・・・・電圧検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池を電源として用いる光ディスク記録
    装置において、 記録内容のTOC情報を一時記憶するTOC情報記憶手
    段と、 上記電池の電圧を検出する電圧検出手段と、 この電圧検出手段からの検出出力に応じて上記TOC情
    報記憶手段からのTOC情報をディスク上に記録制御す
    る制御手段とを有することを特徴とする光ディスク記録
    装置。
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