JP3011635B2 - ディスク記録再生装置 - Google Patents

ディスク記録再生装置

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JP3011635B2
JP3011635B2 JP7086141A JP8614195A JP3011635B2 JP 3011635 B2 JP3011635 B2 JP 3011635B2 JP 7086141 A JP7086141 A JP 7086141A JP 8614195 A JP8614195 A JP 8614195A JP 3011635 B2 JP3011635 B2 JP 3011635B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクにディジタル
データを光学的に記録/再生するディスク記録再生装置
に係り、より詳細には、ディジタルオーディオデータを
ブロック化し時系列的に順序づけてディスクのトラック
に記録するディスク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータが光学的に記録された
コンパクトディスク(CD)は、再生専用であるが、近
時、このCDよりも小サイズで書き換え可能なディスク
が普及している。このディスクは、ミニディスク(M
D)と称されており、光磁気記録システムを採用したデ
ィスク記録再生装置によりディジタルデータが記録また
は再生されるようになっている。
【0003】このディスク記録再生装置は、オーディオ
信号を量子化して所定転送速度のディジタルオーディオ
データを形成し、データ圧縮・伸張部に送出する。この
データ圧縮・伸張部は、ディジタルオーディオデータを
1/5程度に圧縮し、耐震用メモリコントローラに送出
する。
【0004】この耐震用メモリコントローラは、ディジ
タルデータをバッファメモリに所定の転送速度で送出し
て記憶させるとき、前記ディジタルデータを一定数に区
分してクラスタ化することにより記録する。
【0005】すなわち、このクラスタは、前記ディジタ
ルデータが記録される32個のメインデータ記録用セク
タと、このメインデータ記録用セクタ相互を接続するた
めの3個のリンキング(接続)用セクタと、1個のサブ
データ用セクタとの36セクタからなり、これが1記録
単位とされる。そして、このように記憶されるデータが
一定量以上になると、所定量だけバースト的に読み出
し、目録情報とともにEFM・CIRC部に所定の転送
速度で送出する。
【0006】このEFM・CIRC部は、ディジタルデ
ータのビット変換およびデータに対するエラー訂正処理
を施し、記録データとして磁気ヘッド側に送出する。す
ると、この磁気ヘッドが記録データに応じた変調磁界を
前記MDに印加し、光学ヘッドからレーザ光を照射する
ことによって、熱磁気記録によるデータの記録がなされ
る。
【0007】一方、再生動作においては、前記光学ヘッ
ドがレーザ光でMDの記録トラックをトレースすること
によりデータを読み取る。そして、このデータは、2値
化されてから前記EFM・CIRC部に供給される。
【0008】このEFM・CIRC部は、エラー訂正処
理のための復合化処理およびEFM復合化処理を行い、
再生データとして前記耐震用メモリコントローラに伝送
する。また、このEFM・CIRC部は、前記MDのU
・TOC領域から読み取られたU・TOCデータから、
データ領域のトラックに記録された楽曲の曲番号、その
楽曲の記録トラックの番号、各楽曲の開始および終了位
置を示すアドレスデータ等をシステムコントローラに送
出する。
【0009】このシステムコントローラは、前記U・T
OCデータに基づいて耐震用メモリコントローラを制御
するとともに、再生位置の管理を行い、キー入力部の操
作により指定される曲番の曲目、タイトル等を表示部に
表示させる制御を行う。
【0010】前記耐震用メモリコントローラは、再生デ
ータをメモリに所定の転送速度で送出して記憶させる
が、この記録時に外乱等が発生してもデータ書き込み領
域に入力データを連続した状態で記録し続ける。そし
て、このメモリ内に記憶されるデータ量が一定量以上に
なると、前記再生データを所定量だけバースト的に読み
出し、所定の転送速度でデータ圧縮・伸張部に送出す
る。
【0011】このデータ圧縮・伸張部は、前述の圧縮時
とは逆にディジタルデータをビット伸張してD/A変換
器に送出する。このD/A変換器は、ディジタルオーデ
ィオデータをアナログのオーディオ信号に変換して出力
端子から出力する。これにより、オーディオ信号が再生
されて聴取可能となるものである。
【0012】なお、前記MDはCDと異なり、リードイ
ン領域とリードアウト領域との間が書き換え可能なレコ
ーダブルエリヤとなっている。このエリヤは、U・TO
C領域とデータ領域とからなり、このデータ領域にディ
ジタルオーディオデータが記録される。また、U・TO
C領域には、前記データ領域のデータ記録位置を示す目
録(TOC:Table Of Contents)情
報が記録され、データ領域に記録される全ての楽曲等の
管理を可能としている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ディスク記録再生装置は、記録または再生動作中にショ
ックが加えられ、光学ヘッドがトラックから外れる所謂
トラッキングエラーが惹起されると、再びトラッキング
がかけられて記録もしくは再生が再開される。また、再
生動作中において、記録トラックに傷があった場合は光
学ヘッドの読み取りが不能となるため、中断後に再び記
録トラックにアクセスしてデータの読み取りを再開す
る。
【0014】例えば、図4(a)に示すように、記録ト
ラックからの読み取りが開始され、データd1 ・・・が
前記耐震用メモリコントローラによって順次メモリに格
納されているとき、データの読み取り中断がTsの時点
で発生すると、データブロックd4 の一部が欠落したも
のとなる。そして、データの読み取りが再開され、Te
の時点で可能になったときは、中断中の期間Tにおいて
データブロックd5 が欠落し、データブロックd6 の一
部に続き次のデータブロックd7 が連続する。
【0015】このように、一部欠落したデータブロック
を含むデータ列が耐震用メモリコントローラによってメ
モリに順次格納されると、このメモリからバースト的に
所定量が読み出されるときは、図4(b)に示す如く一
つのデータブロックd5 が消失し、一部が途切れたデー
タブロックd4 ,d6 を挟んだデータ列となる。
【0016】このデータ列がオーディオ信号に変換され
ると、途切れた部分の前後が不連続となるため、スピー
カからは再生音に異音が混じって放音される。このよう
な異音が、音楽のようにリズミカルな再生音を聴いてい
るときに放音されると、聴取者に違和感や不快感を与え
ることになり、著しく興趣を損なわせるものであった。
【0017】本発明はかかる実情に鑑みてなされたもの
で、オーディオデータの再生時に異音の発生を低減して
聴取者に違和感を与える問題を回避することのできるデ
ィスク記録再生装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のディスク記録再生装置は、オーディオ信号
がディジタル化され、かつ数ブロックのデータに区分さ
れることにより時系列的に順序づけられてディスク状記
憶媒体の記録トラックに記録され、この記録トラックを
トレースする光学ヘッドにより前記データが読み取られ
て衝撃防止用メモリに格納された後、この衝撃防止用メ
モリから所定量を読み出すことにより再生処理するディ
スク記録再生装置において、前記衝撃防止用メモリから
読み出されるデータに所要の長さの無音データを付加す
る無音データ出力手段と、前記光学ヘッドによるデータ
の読み取りが中断されたとき、この読み取りを再開して
中断した先のデータを読み出させるとともに、読み取り
中断時点から読み取り再開時点までの中断期間に相当す
る時間幅の無音データを前記無音データ出力手段から出
力させて、前記衝撃防止用メモリより読み出される前記
中断時点のデータに付加する制御を行う制御手段と、を
設けたことを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明においては、ディスク状記憶媒体の記録
トラックに記録されたディジタルオーディオデータは、
この記録トラックをトレースする光学ヘッドにより読み
取られて衝撃防止用メモリに格納された後、この衝撃防
止用メモリから読み出されて再生処理される。このよう
な再生動作中に、記録トラックの傷つきやトラッキング
エラー等によって光学ヘッドのデータ読み取りが中断さ
れると、制御手段は直ちに光学ヘッドの読み取りを再開
させる。また、無音データ出力手段から中断期間に相当
する時間幅の無音データを出力させる。すると、読み取
り開始後の有音データに続き、この有音データが途切れ
た部分に無音データが付加され、再読み取りが可能にな
った時点の有音データが連続する。このため、読み取り
が中断された部分を含む全データが再生処理されてオー
ディオ信号が再生されるとき、有音データの断続に起因
していた異音の発生が低減する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図を参照
しながら説明する。図1は本発明に係るディスク記録再
生装置の電気的ブロック線図である。このディスク記録
再生装置は、書き換え可能でCDよりも小径のミニディ
スク(通称MD−MO:Mini Disc−Magn
et Optical)1を記録ディスクに用いてい
る。
【0021】このディスク記録再生装置は、MD1をス
ピンドルモータ11により回転させつつ、光学ヘッド1
2によりレーザ光を照射した状態で記録データに応じた
変調磁界を磁気ヘッド2から印加し、記録トラックに沿
ってデータの記録を行う。また、このMD1の記録トラ
ックを光学ヘッド12によりレーザ光でトレースするこ
とによってデータの再生を行う構成となっている。
【0022】より詳細に説明すると、前記光学ヘッド1
2は、レーザ光源、光学部品およびフォトディティクタ
等からなる光ピックアップ13に配設され、前記MD1
を間にして磁気ヘッド2と対向する位置に設けられてい
る。この光学ヘッド12は、MD1のデータ領域(メイ
ンデータ記録領域)にデータを記録するときに、後述の
サーボ制御回路15によって制御される送りモータ14
により径方向に移動する。そして、記録系のヘッド駆動
部3により磁気ヘッド2が駆動されるとき、記録データ
に応じた変調磁界が印加されるMD1の目的トラックに
レーザ光を照射し、熱磁気記録によってデータの記録を
行うようになっている。
【0023】また、この光学ヘッド12は、目的トラッ
クに照射したレーザ光の反射光を検出することにより、
例えば、非点収差法によりフォーカスエラーを検出し、
所謂プッシュブル法によってトラッキングエラーを検出
するとともに、前記MD1からデータを再生するとき
に、レーザ光を目的トラックからの反射光の偏光角(カ
ー回転角)の違い等を検出して再生信号を生成する構成
となっている。
【0024】そして、この光学ヘッド12による再生出
力は、RFアンプ4に供給される。このRFアンプ4
は、再生出力からフォーカスエラー信号やトラッキング
エラー信号を抽出してサーボ制御回路15に供給すると
ともに、再生信号を2値化して再生系のEFM・CIR
C部5およびアドレスデコーダ5aに供給する。
【0025】前記サーボ制御回路15は、フォーカスサ
ーボ制御部、トラッキングサーボ制御部およびスピンド
ルモータサーボ制御部等からなり、前記光学ヘッド12
の光学系のフォーカス制御およびトラッキング制御を行
う。また、前記MD1が所定の回転速度で回転駆動する
ようにスピンドルモータを制御する。さらに、システム
コントローラ18により指定されるMD1の目的トラッ
ク位置に前記光学ヘッド12および磁気ヘッド2を移動
させる制御を行う構成となっている。
【0026】前記システムコントローラ18は、装置全
体の動作制御を行うとともに、キー入力部17により指
定される動作モードで記録系および再生系の動作制御を
行い、操作内容や動作状態等を表示部16に表示させ
る。また、EFM・CIRC部5、耐震用メモリコント
ローラ6、メモリ7、TOCメモリ18aおよびデータ
圧縮・伸張部8等を制御してメインデータの信号処理を
行い、データの記録/再生時に音飛びガードを行う構成
となっている。
【0027】上記ディスク記録再生装置の記録系は、入
力端子を介してオーディオ信号が入力するA/D変換器
9を備えている。このA/D変換器9は、オーディオ信
号を量子化して所定転送速度のディジタルオーディオデ
ータを形成し、データ圧縮・伸張部8に伝送する。
【0028】このデータ圧縮・伸張部8は、CD方式に
おける2チャンネルのステレオモードに対応するデータ
圧縮処理およびデータ伸張処理を行うもので、ATRA
C(Adaptive Transform Acou
stic Coding)のエンコーダとデコーダとを
備えている。エンコーダは、前記A/D変換器9により
量子化されたメインデータであるディジタルオーディオ
データを、例えば、1/5程度にビット圧縮して耐震用
メモリコントローラ6に送出する。
【0029】この耐震用メモリコントローラ6は、デー
タ圧縮・伸張部8からのディジタルデータをメモリ7
(バッファメモリ)に所定の転送速度で送出して記憶さ
せる。そして、このように記憶されるデータ量が一定量
以上になると、前記ディジタルデータを所定量だけバー
スト的に読み出し、目録情報とともにEFM・CIRC
部5に所定の転送速度で送出する。
【0030】また、この耐震用メモリコントローラ6
は、前記メモリ7が常に所定量以上のデータ書き込み領
域を確保するように制御しており、外乱等によりトラッ
クジャンプが発生したことを前記システムコントローラ
18が検出し、MD1への記録動作が中断された場合で
も、所定量以上のデータ書き込み領域に入力データを書
き込み続ける。この間には、復帰処理動作が行われる構
成となっているので、MD1の記録トラック上には、入
力データの連続記録が可能である。
【0031】なお、前記メモリ7に格納されるディジタ
ルデータは、図2に示すように、一定数のセクタ(ブロ
ック)毎にクラスタ化され、このクラスタが相互に連結
されるデータ列の形態を採っている。すなわち、クラス
タCは、32個のメインデータ記録用セクタS0 〜S31
と、記録時のレーザ加熱開始点とされる3個のリンキン
グ(接続)用セクタF0 〜F2 と、予約領域等に用いら
れるサブデータ用セクタF3 とからなり、この4セクタ
F0 〜F3 に前記32個のセクタS0 〜S31を加えた計
36セクタが1記録単位とされる。
【0032】また、前記目録情報は、MD1のデータ領
域に記録されるオーディオデータの記録位置を示すU・
TOC(ユーザー用目録)データとなるもので、データ
領域のトラックに記録される楽曲の曲番号、その楽曲の
記録トラックの番号、各楽曲の開始および終了位置を示
すアドレスデータ等からなる。このU・TOCデータ
は、U・TOCメモリ18aに記憶されるが、データの
記録、再生、消去時に形成されるU・TOCフォーマッ
ト上に展開されてから、EFM・CIRC部5に送出さ
れることになる。
【0033】このEFM・CIRC部5は、前記ディジ
タルオーディオデータのビット変換およびエラー訂正処
理を行うもので、EFM部とCIRC部とを備えてい
る。EFM部は、1シンボル8ビットの信号を各々14
ビット(1チャンネル4ビット)のデータに変換したE
FM(Eight to Fourteen Modu
lation)データを記録データとして出力する。
【0034】また、CIRC部は、高いランダムエラー
訂正能力をもつ誤り訂正符号であるリード・ソロモン符
号と、バーストエラーをインターリーブによりランダム
エラーに変換する変換部とからなるCIRC(Cros
s InterleaveReed Soromon
Code)によってエラー訂正処理を行うことにより、
通常の使用状態においては支障が生じないようにしてい
る。
【0035】このように符号化処理の施された記録デー
タは、ヘッド駆動部3に送出される。このヘッド駆動部
3には、磁気ヘッド2が接続されており、前述の如く記
録データに応じた変調磁界を前記MD1に印加するよう
になっている。これに伴って、前記光学ヘッド12から
レーザ光が照射されるので、熱磁気記録によるデータの
記録が行われるものである。
【0036】一方、上記ディスク記録再生装置の再生系
は、前記光学ヘッド12による再生出力がRFアンプ4
に送出されると、この再生出力からフォーカスエラー信
号やトラッキングエラー信号が抽出されて前記サーボ制
御回路15に送出されるとともに、再生信号を2値化し
て前記EFM・CIRC部5に供給する。
【0037】このEFM・CIRC部5は、前述の如く
エラー訂正処理のための復合化処理およびEFM復合化
処理を行い、再生データとして前記耐震用メモリコント
ローラ6に伝送する。また、このEFM・CIRC部5
は、アドレスデコーダ5aを備えており、前記MD1の
U・TOC領域から読み取られたU・TOCデータを受
けたとき、前記データ領域のトラックに記録された楽曲
の曲番号、その楽曲の記録トラックの番号、各楽曲の開
始および終了位置を示すアドレスデータ等をシステムコ
ントローラ18に送出する。
【0038】このシステムコントローラ18は、アドレ
スデータを含む目録情報をTOCメモリ18aに格納し
ておき、このU・TOCデータに基づいて耐震用メモリ
コントローラ6を制御するとともに、再生位置の管理を
行い、例えば、キー入力部17の操作により指定される
曲番の曲目、タイトル等を表示部16に表示させる制御
を行う。
【0039】また、このシステムコントローラ18は、
MD1の記録トラックに傷があるとき、再生動作中にデ
ータの読み取りが中断すると、再びアクセスして読み取
りを再開させるとともに、読み取り中断時点から読み取
り再開時点までの中断期間に相当する時間幅の無音デー
タを前記メモリ7から読み出されるデータに付加する制
御を行う。
【0040】なお、この無音データは、予めTOCメモ
リ18aにゼロデータで記憶されており、前記システム
コントローラ18により所要量が読み出されると、メモ
リ7からのデータ(有音部)に所要の長さをもった無音
部として挿入するものである。この無音データは、前述
の如くクラスタ化によって単位記録を行うようにした図
2に示すメインデータ記録用セクタS0 〜S31に、読み
取りの中断期間に匹敵する量がゼロデータで書き込まれ
るようになっている。この無音データは、TOCメモリ
18aから読み出す方式でなく、データ圧縮・伸張部8
でゼロデータを発生させて所要量を有音データに挿入す
る構成としてもよい。
【0041】前記耐震用メモリコントローラ6は、前記
再生データをメモリ7に所定の転送速度で送出して記憶
させる。なお、この記録時に前述の如く外乱等が発生し
てもデータ書き込み領域に入力データを連続した状態で
記録し続ける。そして、このメモリ7内に記憶されるデ
ータ量が一定量以上になると、前記再生データを所定量
だけバースト的に読み出し、所定の転送速度でデータ圧
縮・伸張部8に送出する。
【0042】このデータ圧縮・伸張部8は、圧縮時とは
逆にディジタルデータをビット伸張してD/A変換器1
0に送出する。このD/A変換器10は、ディジタルオ
ーディオデータをアナログのオーディオ信号に変換して
出力端子から出力する。これにより、人間の聴覚に合わ
せて周波数特性5〜20kHz、ダイナミックレンジ1
05dBというCDに匹敵する特性が達成されたオーデ
ィオ信号を得ることができるものである。
【0043】ところで、前記MD1は、直径が64mm
程度の光磁気ディスクであって、リードイン領域とリー
ドアウト領域との間がU・TOC領域およびデータ領域
からなるレコーダブルエリヤとなっている。データ領域
には、楽曲がディジタルデータで書き込まれるが、スパ
イラル状の記録トラックに沿ってレーザースポットとな
る溝(プリグループ)を全体に形成することにより、デ
ィスクの記録面の細かいポイントを示すためのアドレス
を予めふってある。
【0044】また、U・TOC領域には、前記ータ領域
のデータ記録位置を管理するための前記目録情報が記録
され、データ領域に記録される全ての楽曲について、ど
の曲が何番のアドレスから始まり、何番のアドレスで終
わるかといったデータが書き込まれる。一般普及型のM
D1におけるU・TOC領域には、最大255曲分の頭
出しポイントを設定可能としており、各楽曲の曲番号、
楽曲の開始位置のアドレスおよび終了位置のアドレス等
がU・TOCデータで記録される。
【0045】次に、上記ディスク記録再生装置によるデ
ータの再生動作について説明する。まず、再生時におい
ては、前記光学ヘッド12がレーザ光でMD1の記録ト
ラックをトレースしてデータを読み取ると、前記耐震用
メモリコントローラ6によってデータブロックの格納と
読み出し制御が行われた後、D/A変換器10でアナロ
グのオーディオ信号に変換されてスピーカから再生され
ることにより聴取可能となるものである。
【0046】この再生中に、MD1の記録トラックに傷
があると、光学ヘッド12によるデータの読み取りが中
断する。このとき、システムコントローラ18は、耐震
用メモリコントローラ6にデータが入力しなくなると、
サーボ制御回路15に指令を発して記録トラックに再び
アクセスさせ、データの読み取りを再開させる。
【0047】この読み取りは数度行われるが、データの
読み取りが不能と判断された時点で、システムコントロ
ーラ18は内蔵タイマにより中断期間のカウントを開始
するとともに、記録トラック上において少し先のデータ
を読み出させる。
【0048】例えば、図3(a)に示すように、記録ト
ラックからの読み取りが開始され、データd1 ・・・が
前記耐震用メモリコントローラ6によって順次メモリ7
に格納されているとき、データの読み取りがTsの時点
で中断すると、データブロックd4 の一部が欠落したも
のとなる。そして、データの読み取りが再開され、Te
の時点で可能になったときは、データブロックd5 が欠
落し、データブロックd6 の一部に続き次のデータブロ
ックd7 が連続するデータ列となる。
【0049】ここで、システムコントローラ18は、前
記読み取り中断時点Tsからこの読み取り再開時点Te
までの期間Tを算出し、この中断期間Tに相当する無音
データを付加する。このときは、図3(b)に示す如く
中断期間Tと同じ時間幅をもった無音データMが前記T
OCメモリ18aから読み出され、前記メモリ7より順
次読み出される前記中断時点のデータブロックd4 に連
結する。
【0050】これにより、耐震用メモリコントローラ6
からのデータは、図3(c)に示すように、無音データ
Mの後にデータブロックd6 が続き、無音データMおよ
び一部が途切れたデータブロックd4 ,d6 を挟んだデ
ータ列となる。このデータ列がデータ圧縮・伸張部8か
らD/A変換器10に送出され、読み取りが中断された
部分を含む全データがオーディオ信号に変換されると
き、無音データMによって有音データを連結する状態と
なる。
【0051】このため、記録トラックに傷ついた部分の
前後が連続的となるため、ディジタルオーディオデータ
が音楽である場合、スピーカから放音される再生音には
無音が混じるが、異音が放音されることはない。よっ
て、聴取者に違和感や不快感を与える不具合が大幅に軽
減される。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、光学ヘッ
ドによりディスク状記憶媒体に記録されたデータの読み
取り中に、記録トラックの傷つきやトラッキングエラー
等によってデータの読み取りが中断されたとき、この中
断期間に相当する時間幅の無音データを途切れた部分に
付加するようになっているので、ディジタルオーディオ
データがオーディオ信号として再生されるときは、有音
データの断続に起因していた異音の発生が低減し、聴取
者が違和感や不快感を抱く不具合が軽減される効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るディスク記録再生装置
の電気的ブロック線図である。
【図2】記録データのブロック構造を示す説明図であ
る。
【図3】記録トラックから読み取られた有音データに無
音データを付加する再生処理を説明するタイミングチャ
ートである。
【図4】従来例における記録トラックから読み取られた
有音データの再生処理を説明するタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1 ディスク状記憶媒体 7 衝撃防止用メモリ 12 光学ヘッド 18a 無音データ出力手段 18 制御手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号がディジタル化され、か
    つ数ブロックのデータに区分されることにより時系列的
    に順序づけられてディスク状記憶媒体の記録トラックに
    記録され、この記録トラックをトレースする光学ヘッド
    により前記データが読み取られて衝撃防止用メモリに格
    納された後、この衝撃防止用メモリから所定量を読み出
    すことにより再生処理するディスク記録再生装置におい
    て、 前記衝撃防止用メモリから読み出されるデータに所要の
    長さの無音データを付加する無音データ出力手段と、 前記光学ヘッドによるデータの読み取りが中断されたと
    き、この読み取りを再開して中断した先のデータを読み
    出させるとともに、読み取り中断時点から読み取り再開
    時点までの中断期間に相当する時間幅の無音データを前
    記無音データ出力手段から出力させて、前記衝撃防止用
    メモリより読み出される前記中断時点のデータに付加す
    る制御を行う制御手段と、を設けたことを特徴とするデ
    ィスク記録再生装置。
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