JPH0760359B2 - バッテリ駆動コンピュータ、及び、バッテリ駆動コンピュータのバッテリの電力監視方法 - Google Patents

バッテリ駆動コンピュータ、及び、バッテリ駆動コンピュータのバッテリの電力監視方法

Info

Publication number
JPH0760359B2
JPH0760359B2 JP4054955A JP5495592A JPH0760359B2 JP H0760359 B2 JPH0760359 B2 JP H0760359B2 JP 4054955 A JP4054955 A JP 4054955A JP 5495592 A JP5495592 A JP 5495592A JP H0760359 B2 JPH0760359 B2 JP H0760359B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
voltage
power
warning
computer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4054955A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05289784A (ja
Inventor
康雅 加藤
裕之 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Priority to JP4054955A priority Critical patent/JPH0760359B2/ja
Priority to BR9300462A priority patent/BR9300462A/pt
Priority to EP93301393A priority patent/EP0560510A1/en
Publication of JPH05289784A publication Critical patent/JPH05289784A/ja
Publication of JPH0760359B2 publication Critical patent/JPH0760359B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/28Supervision thereof, e.g. detecting power-supply failure by out of limits supervision

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ処理装置に係り、
更に詳しくは、バッテリ駆動コンピュータのバッテリ電
力管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリ駆動のコンピュータでは、バッ
テリの電力消耗が進んでバッテリ電圧が所定値にまで低
下するとバッテリの電力消耗を知らせるための警告音を
発するように構成されている場合がある。警告を受けた
オペレータはバッテリによるコンピュータ駆動が出来な
くなる前に、データをハードディスクに保存させたり、
バッテリ交換をしたり、或はACアダプタをコンピュー
タに接続する等の措置を講ずることができる。また、バ
ッテリ駆動のコンピュータには、サスペンド機能(アプ
リケーションの実行の中断機能)が備えられている場合
がある。この機能はアプリケーション・プログラムの実
行中にバッテリ残量が少なくなった時等に、アプリケー
ション・プログラムの実行の再開に必要な情報をメイン
・メモリに退避させた後に、メイン・メモリ以外の部分
への電力供給を停止させることにより、バッテリの電力
消耗を抑える機能である。サスペンド機能を備えたコン
ピュータでは、バッテリの電力消耗を知らせる警告音が
発せられてから所定時間、例えば1分間経過後にサスペ
ンド状態に移行するようになっていることが通常であ
る。警告を受けたオペレータはサスペンド状態に移行す
る前に、データをハードディスクに保存させる等の措置
を講ずればよい。
【0003】図6乃至図8の夫々には、十分に充電され
たバッテリ、不十分に充電されたバッテリ、及び、僅か
な時間(例えば数分間)しか充電されていないバッテリ
の放電電圧の経時的変化の様子(放電特性)が示されて
いる。これらの図において、V(s)は放電開始電圧で
ある。V(w)は警告電圧であり、警告電圧V(w)ま
でバッテリ電圧が低下するとコンピュータはオペレータ
にバッテリの電力消耗を知らせるための警告音を発す
る。V(d)はシステム・ダウン電圧であり、バッテリ
電圧がV(d)に達すると、バッテリによるコンピュー
タの駆動が不可能になる。図8に示されるように、バッ
テリは僅かな時間しか充電していなくとも電圧が急激に
回復し、十分に充電された場合(図6)のV(s)と同
様の値のV(s)を有するが、電圧の降下は、図6及び
図7の場合に比較して、何れの時間帯においても一様に
極めて急峻である。
【0004】警告電圧V(w)を低い値に設定すれば、
コンピュータを使用できる時間が長くなるので、バッテ
リ寿命が長くなったのと実質的に同様の使用上の効果が
ある。しかし、図8に示されるように、僅かな時間しか
充電していないバッテリでは、バッテリの電圧が警告電
圧V(w)に達した後の電圧降下が急峻である。そのた
め、僅かな時間しか充電されていないバッテリの使用時
には、警告音が発せられた後にオペレータがデータをハ
ードディスクに記憶させようとしても、データのハード
ディスクへの書き込み操作の完了前にバッテリ電圧がシ
ステム・ダウン電圧V(d)に達してしまう場合があ
る。また、十分に充電されたバッテリを使用していなが
ら、十分に充電されたバッテリを使用していることの確
認ができないので、警告電圧V(w)を低い値に設定で
きない。
【0005】ところで、バッテリ自身にプロセッサやメ
モリ等から成るバッテリ電力の監視回路を備えさせ、且
つ、監視して得られたバッテリの電力状態に関する情報
をコンピュータ本体側に知らせるようにした構造が既に
知られている。しかし、このような構造はバッテリのコ
スト高を招く。また、バッテリとコンピュータ本体との
間のインタフェースを複雑化する。更に、バッテリは7
0度C以上の高温になることも多く、保護回路の無いバ
ッテリでは100度C以上にもなり得る。従って、バッ
テリに備えた監視回路は誤動作を招き易いという問題が
ある。
【0006】
【解決しようとする問題点】本発明の目的は、バッテリ
自身に電力状態の監視用回路を設けなくとも、異なる充
電状態のバッテリに対しても適切な電力監視を行うこと
のできるバッテリ駆動コンピュータを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るコンピュータは、コンピュータに電力
を供給するためのバッテリと、オペレーティング・シス
テムの制御下でアプリケーション・プログラムを実行す
るためのメイン・プロセッサと、前記オペレーティング
・システム及び前記アプリケーション・プログラムを保
持するためのメイン・メモリと、前記バッテリの電力状
態を監視するための監視手段と、前記監視手段がバッテ
リ残量の少ないことに関連する所定のバッテリ警告状態
に達したことを検出するとオペレータにバッテリ残量の
少ないことを示す警告を発するためのバッテリ残量警告
手段と、を有するバッテリ駆動コンピュータであつて、
前記監視手段は、バッテリの電力状態の監視結果に応じ
て、前記所定のバッテリ警告状態を変更するよう動作可
能にした。
【0008】また、本発明に係るバッテリ駆動コンピュ
ータのバッテリの電力監視方法は、バッテリ残量の少な
いことに関連する所定のバッテリ警告状態に達したこと
を検出するとオペレータにバッテリ残量の少ないことを
示す警告を発し、バッテリの電力状態に応じて前記所定
のバッテリ警告状態を変更するようにした。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2において、コンピュータ10はバッテリ2或
はACアダプタ4から電力を供給されて動作する。メイ
ン・プロセッサ12はオペレーティング・システムの制
御下でアプリケーション・プログラムを実行する。メイ
ン・プロセッサ12はインテル社の80386SX等で
あり、オペレーティング・システムはDOSやIBM社
のOS/2である。メイン・プロセッサ12はシステム
・バス14に接続され、システム・バス14にはビデオ
・コントローラ19を介してバックライト付液晶表示装
置(LCD)20、フロッピー・ディスク駆動装置(F
DD)16、及びハード・ディスク駆動装置(HDD)
18のような入出力装置群に接続されている。システム
・バス14はメイン・メモリとしてのDRAM22、R
OM24、バッテリ・バックアップ付のRAMであるN
VRAM26にも接続されている。
【0010】FDD16は自らコントローラを備え、F
DD16がアクセスされていない期間は電力消費が生じ
ないようになっている。HDD18への電力供給は、H
DD18への最後のアクセスからオペレータが指定した
時間長だけ経過した時に切られるようになっている。H
DD18への電力供給は、HDD18への次のアクセス
により再開される。LCD20にはLCDスクリーンの
ブランキング制御とバックライトの制御のための2種類
の電力が用いられる。DRAM22はコンピュータ10
のメイン・メモリであり、アプリケーション・プログラ
ムやオペレーティング・システムを記憶する。ROM2
4は種々のインタラプト・ハンドラを記憶する。NVR
AM26はオペレータが選択したシステム構成情報を記
憶する。
【0011】システム・バス14は電力制御レジスタ1
08及び電力管理プロセッサ30に接続されている。電
力管理プロセッサ30は好ましくは日立製作所の16ビ
ットの1チップ・コントローラICの330/H8であ
り、このICは16ビットのCPUの他にRAM、RO
M、8本のアナログ入力ピン、タイマー32、16本の
ディジタル入出力ピンを1チップ上に有している。16
本のディジタル入出力ピンは、電力管理プロセッサ30
により制御されたり監視されたりする装置との間の信号
のやり取りをするためのものである。電力管理プロセッ
サ30はキーボード28にも接続され、キーボード28
の操作も監視する。電力管理プロセッサ30は押された
キーに対応するキー走査コードを発生する。電力管理プ
ロセッサ30は、図示しない4つの内部レジスタを有
し、これらの内部レジスタはメイン・プロセッサ12と
の間で共有されている。
【0012】電力管理プロセッサ30は周囲温度(A
T)、バッテリ電圧(V)、バッテリ電流(I)、バッ
テリ温度(BT)を監視し或は測定し、得られた情報を
バッテリの充電やコンピュータ10全体の電力管理のた
めに用いる。周囲温度に関する情報は温度計46により
測定され、得られたアナログ値はオペアンプ38−1を
介して電力管理プロセッサ30のアナログ入力ピンに入
力される。バッテリ電圧V、バッテリ電流I、及びバッ
テリ温度BTに関する情報はバッテリ2からオペアンプ
38−2、38−3、及び38−4の夫々を介して電力
管理プロセッサ30のアナログ入力ピンに入力される。
また、電力管理プロセッサ30は湿度センサ48及び比
較器49に接続されている。比較器49はコンピュータ
10の内部湿度が所定値よりも高いか否かを表すディジ
タル信号を電力管理プロセッサ30に与える。内部湿度
が所定値よりも高い場合は、コンピュータ10がパワー
・オフ中ならパワー・オンされず、コンピュータ10が
サスペンド中であれば再開(レジューム)されない。
【0013】バッテリ2は第1及び第2のバッテリ(或
はバッテリ・パック)2−1及び2−2から成り、バッ
テリ2−1及び2−2は互いに独立してコンピュータ1
0への取付け及びコンピュータ10からの取り外しがで
きるようになっている。バツテリ2−1及び2−2はス
イッチ204を介してオペアンプ38−2、38−3、
38−4に接続されている。スイッチ204は、バツテ
リ2−1及び2−2を125ミリ秒毎に交互にオペアン
プ38−2、38−3、38−4に接続する。スイッチ
204は信号線216を介して電力管理プロセッサ30
により制御される。電力管理プロセッサ30は第1及び
第2のバツテリ2−1及び2−2の夫々の電圧値V、電
流値I、及びバッテリ温度BTを検出できる。また、後
に詳述するように、第1及び第2のバツテリ2−1及び
2−2の内の電圧値Vの高い方のバッテリから電力管理
プロセッサへの電力供給が電力線208を介して行われ
る。第1及び第2のバッテリ2−1および2−2は、ニ
ッケル・カドミウム(NiCad)電池やニッケル・メ
タル・ハイドライト(NiMH)電池のような充電可能
な電池であることが望ましい。但し、本発明は充電でき
ない電池を備えたコンピュータにも適用可能である。
【0014】コンピュータ10にACアダプタ4から電
力が供給されている時には、バッテリ2は充電される。
但し、充電が行われるのは、バッテリ2のエネルギーが
満充電レベルよりも低いときである。充電はバッテリ2
のエネルギーが満充電レベルになるまで続く。電力管理
プロセッサ30がバッテリ2のエネルギーが満充電レベ
ルよりも低いと判断すると、電力管理プロセッサ30は
信号線51を介して充電器50に信号を送って充電器5
0をオンさせる。バッテリ2が満充電されたことを電力
管理プロセッサ30が判断すると、電力管理プロセッサ
30は充電器50をオフさせる。
【0015】ORゲート54は、次の3つの入力条件の
何れかにより電力管理プロセッサ30をリセットするた
めに用いられる。3つの入力条件は、(a)充電済みの
バッテリ2が搭載された時のようにシステム電圧が良好
のとき、(b)レジューム信号に応答するとき、及び
(c)ACアダプタ4に接続されたとき、に夫々発生す
る。尚、システム電圧とは図3のDC/DCコンバータ
242の出力電圧(5V)のことである。そのような入
力条件は信号線58、60、及び62の夫々の上の「電
圧良好」信号、「レジューム」信号、及び「AC電源の
接続」信号として図中に示されている。コンピュータ1
0の蓋(図示せず)が閉じられると、コンピュータ10
はサスペンド状態に入り、多くの部分への電力供給が停
止する。但し、蓋が閉じられている間でも電力管理プロ
セッサ30はバッテリ2の充電を制御するために用いら
れており、電力管理プロセッサ30への電力供給は継続
される。ACアダプタ4がコンピュータ10に接続され
ると電力管理プロセッサ30がリセットされる。信号線
61はACアダプタ4がコンピュータ10に接続されて
いることを表す信号を送る。
【0016】電力管理プロセッサ30はアイコン・ディ
スプレイ52を制御する。アイコン・ディスプレイ52
は、コンピュータ10のハウジング(図示せず)上のオ
ペレータが見易い適当な位置に配置される。アイコン・
ディスプレイ52は(a)バッテリ充電中であること、
(b)充電状態の程度、(c)サスペンド・モード中で
あること等を示すための発光体を有している。
【0017】バッテリ2が消耗して警告電圧V(w)ま
でバッテリ電圧Vが降下したことを電力管理プロセッサ
30が検知すると、電力管理プロセッサ30は信号線1
18上に警告信号を発生し、その一定時間(例えば1分
間)経過後に、信号線72上に「バッテリ消耗」信号を
発生する。警告電圧については、後に更に詳述する。信
号線72はORゲート76の一方の入力に接続されてい
る。ORゲート76の他方の入力には「蓋閉じ」信号が
入力される。ORゲート76の出力はANDゲート78
の一方の入力に接続されている。ANDゲート78の他
方の入力には「拡張ボックス非連結」信号が入力され
る。「拡張ボックス非連結」信号はコンピュータ10に
拡張ボックス(図示せず)が連結されていない場合に発
生する信号である。ANDゲート78の出力は信号線8
2上の「サスペンド(一時停止)」信号である。この
「サスペンド」信号はコンピュータ10をサスペンド
(一時停止)状態にするための制御信号であり、マルチ
プレクサ(MUX)96に入力される。このようなゲー
ト構成により、バッテリが消耗していること及び蓋が閉
じられていることの少なくとも何れか一方が成り立って
おり、且つ、拡張ボックスが連結されていない場合に
は、コンピュータ10はサスペンド・モードに入ること
になる。
【0018】MUX96は複数の入力を有している。M
UX96は入力がアクティブか否かを監視する。アクテ
ィブな入力を検出すると、MUX96は割り込み要求信
号(「MPM INT」信号)を信号線98上に発生す
る。MUX96は「MPMINT」信号の発生と同時
に、どの入力がアクティブを特定するためのコード化信
号を信号線99上に発生する。信号線98及び99は割
り込みコントローラ100に入力される。割り込みコン
トローラ100はLCD20のバックライトを制御する
ためのタイマ106を有している。タイマ106はキー
ボードやマウスがアクティブになるとリセットされる。
タイマ106が所定の数までカウントされると、LCD
20がオフされるようになっている。割り込みコントロ
ーラ100は信号線102を介してメイン・プロセッサ
12に接続されている。メイン・プロセッサ12は割り
込みの種類に応じた電力管理用割り込み処理を行う。割
り込みコントローラ100は信号線104を介して電力
制御レジスタ108に接続されている。電力制御レジス
タ108はレジューム処理後のパワー・オン時にリセッ
トされる。
【0019】MUX96と電力管理プロセッサ30とは
信号線64により接続されている。電力管理プロセッサ
30により実行されるソフトウェアが割り込みを発生す
ると、信号線64上では「PMPソフトウェアINT」
信号がアクティブになる。「PMPソフトウェアIN
T」信号がアクティブになるのは、タイマ32のタイム
アウト時、所定の温度を越えた高温の時、及び、バツテ
リの消耗時である。比較器70はMUX96の入力線6
6に接続されている。比較器70は入力線68を有し、
入力線68はシステム電圧を示す入力信号を受信する。
システム電圧を示す入力信号は比較器70により所定値
と比較される。システム電圧が正常レベルであれば、比
較器70は「電圧良好」信号をMUX96に信号線66
を介して与える。信号線66上の信号がアクティブにな
るのは、充電済みのバッテリ2が取付けられた時やAC
アダプタ4が取付けられた時である。
【0020】MUX96の入力線84はラッチ回路86
に接続されている。ラツチ回路86の入力はORゲート
87の出力に接続されており、ORゲート87の入力9
0には「時刻アラーム」信号が入力する。入力92には
「蓋開き」信号が入力する。入力94には「モデム呼
び」信号が入力する。ラッチ回路86の出力は「レジュ
ーム」信号であり、「レジューム」信号はコンピュータ
10をサスペンド・モードから活動モードにスイッチさ
せるための信号である。「レジューム」信号がアクティ
ブになるのは蓋が開いた時、モデム(図示せず)が呼び
出された時、所定の時刻になった時である。MUX96
の残りの入力にはオート/マニュアル・スイッチ83が
接続されている。スイッチ83が操作されると電力管理
割り込み信号が発生する。
【0021】バッテリ2の使用時では、コンピュータ1
0は活動モード及びサスペンド・モードの2つの動作モ
ードで動く。活動モードでは、メイン・プロセッサ12
は予め選択されたスピードで動く。メイン・プロセッサ
12のスピードはスイッチ83の設定内容に依る。アプ
リケーション・プログラムはVcc入力(メイン・プロ
セッサ12の電力ピン)をオフすることによりメイン・
プロセッサ12への電力を遮断できる。メイン・プロセ
ッサ12はクロック・スピード・コントローラ110に
接続されている。クロック・スピード・コントローラ1
1は割り込みコントローラ100の一部であり、5MH
z、10MHz、及び20MHzの3種のクロック速度
を発生する。
【0022】ORゲート114はトーン発生器116又
は信号線118からの信号に応じてバッテリ残量の警告
手段としてのスピーカ112及びディスプレイ・アイコ
ン52を操作する。スピーカ112は満充電状態を1と
して2/3充電状態から1/3充電状態になる時、及び
サスペンド状態に移行する約1分前の時の夫々において
トーンを発生するが、トーンは各場合毎に変化してい
る。サスペンド状態に移行する約1分前の時に発生する
トーンを本明細書ではバツテリ消耗を警告するための警
告音という。警告音が発生してからサスペンドに入るま
での1分間にデータをHDD18に書き込むことが望ま
しい。コンピュータ10がサスペンドになった時及びレ
ジュームした時にも異なるトーンが発生する。キーボー
ドのクリック音のトーンも発生する。トーン発生器11
6はメイン・プロセッサ12により制御される。
【0023】各装置への電力供給のオン・オフは電力制
御レジスタ108のセット内容により制御される。電力
制御レジスタ108のセット内容は割り込み処理ルーチ
ンを実行するメイン・プロセッサ12により制御され
る。電力制御レジスタ108はリセット信号線85を介
してラッチ86のリセット操作も行う。
【0024】図3に示されるように、ACアダプタ4の
出力は電力線123によりDC/DCコンバータ群24
0に供給される。DC/DCコンバータ群240は+5
ボルト、+12ボルト、及び−12ボルトを出力するD
C/DCコンバータ242、244、及び246から成
る。DC/DCコンバータ242の+5ボルトの出力は
FET282を介してメイン・プロセッサ12のVcc
入力ピン、システム・ボード上の種々の半導体ロジック
回路、FDD16、HDD18、メイン・メモリ22、
ROM24、ビデオ・コントローラ19、NVRAM2
6に供給される。DC/DCコンバータ244の+12
ボルトの出力はFET284を介してLCD20に供給
される。DC/DCコンバータ246の−12ボルトの
出力はFET286を介して拡張コネクタ15、ビデオ
・コントローラ19、及びモデム(オプション)に供給
される。FET282、284、286の制御用入力に
は電力制御レジスタ108の出力線124が接続されて
おり、電力制御レジスタ108のセット内容によってF
ET282、284、286の夫々がオン・オフ制御さ
れるようになっている。
【0025】図3において、バッテリ・セレクタ210
は第1及び第2のスイッチ212及び214を有してい
る。第1及び第2のバッテリ2−1及び2−2の電力出
力は第1のスイッチ212によりDC/DCコンバータ
群240に選択的に接続される。第1のスイッチ212
の切り換え操作は電力管理プロセッサ30が信号線20
5を介して行う。電力管理プロセッサ30は第1及び第
2のバツテリ2−1及び2−2の電圧Vを監視してお
り、電圧の高い方のバッテリがDC/DCコンバータ群
240に接続されるように第1のスイッチ212を操作
する。こうして一方のバッテリが選択されると、そのバ
ッテリが使い切られるまで第1のスイッチ212は切り
換えられない。最初に選択されたバッテリが使い切られ
たと判断されるのは、バッテリ電圧Vがシステム・ダウ
ン電圧V(d)に略等しい所定のレベルまで低下した時
である。
【0026】電力管理プロセッサ30への電力供給はD
C/DCコンバータ群240を介することなく、第1及
び第2のバッテリ2−1及び2−2の出力電力線から電
力選択回路260及びパワー・オン・スイッチ回路26
2を介して行われる。電力選択回路260は同方向に向
けられて並列接続されたダイオードから成り、第1及び
第2のバッテリ2−1及び2−2の内の電圧Vの高い方
の出力電力のみが電力管理プロセツサ30に供給される
ようになっている。パワー・オン・スイッチ262はコ
ンピュータ10の電源がオフの期間にも第1或は第2の
バッテリ2−1或は2−2から電力管理プロセツサ30
に電力が供給されることを防止するためのスイッチであ
る。
【0027】また、第1及び第2のバッテリ2−1及び
2−2の電力線には充電器50の電力供給線310が、
第2のスイッチ214を介して、選択的に接続されるよ
うになっている。第2のスイッチの切り換え操作は電力
管理プロセッサ30が行う。ACアダプタ4がコンピュ
ータ10に接続されている場合は、コンピュータ10の
電源スイッチがオンであってもオフであってもバッテリ
2−1或は2−2が充電される。第1及び第2のバッテ
リ2−1及び2−2の内の何れを先に充電するかは電力
管理プロセッサ30がバッテリ電圧Vに基づいて決定す
る。
【0028】図1には3つの異なる充電状態におけるバ
ッテリ2(バッテリ2−1または2−2)の放電特性が
示されてている。放電特性#3は十分に充電された場合
であり、放電特性#2は不十分に充電された場合であ
り、放電特性#1は数分程度の僅かな時間だけ充電され
た場合である。何れの場合も放電開始電圧V(s)は同
程度の値である。バッテリ2がその取扱い説明書等に1
2ボルト仕様であると表示されている場合では、放電特
性#1乃至#3の何れの場合も放電開始電圧V(s)は
13ボルト前後であり、短時間で12ボルト前後まで降
下する。
【0029】本実施例では、第1の所定電圧V(1)か
ら第2の所定電圧V(2)に電圧が降下する時間が測定
される。図1では、放電特性#1、#2、及び#3にお
ける、第1の所定電圧V(1)から第2の所定電圧V
(2)に電圧が降下する時間は、T#1、T#2、及び
T#3の夫々である。十分に充電されたバッテリ2は比
較的長い時間にわたって電圧が安定している時間帯を有
している。即ち、十分に充電されたバッテリ2は電圧の
経時的変化が他の電圧範囲に比較して明らかに少ない領
域を有している。第1及び第2の所定電圧V(1)及び
V(2)は、十分に充電されたバッテリ2の電圧の経時
的変化が他の電圧範囲に比較して明らかに少ない領域の
上限付近の電圧値と下限付近の電圧値から選択されるこ
とが好ましい。警告電圧V(w)は、バッテリ2の電圧
Vが第1の電圧V(1)から第2の電圧V(2)まで降
下するまでの時間に応答して変化する。
【0030】図1において、第1の所定電圧V(1)か
ら第2の所定電圧V(2)に電圧が降下する時間がT#
1、T#2、及びT#3の夫々であるときは、警告電圧
はV(w)#1、V(w)#2、及びV(w)#3の夫
々になる。即ち、バッテリ2が十分に充電されていた場
合は、警告電圧V(w)を十分に低くし、オペレータに
とってバッテリの寿命自体が延ばされたのと実質的に同
様の効果をもたらすことが出来る。また、バッテリ2が
数分間程度の僅かな時間だけ充電されたものである場合
は、警告電圧V(w)を高くして、コンピュータ10が
サスペンド・モードに入る前にオペレータにデータのH
DD18への書き込み等のための時間を確実に与えられ
るようにする。従来であれば、バッテリ2の充電状態に
応じて警告電圧V(w)を調整することはないので、警
告電圧V(w)として例えば図1中の第2の警告電圧V
(w)#2のような中間的な値を採用することが多く、
バッテリ残量が十分でありながら警告を発したり、或は
反対に、警告が遅過ぎたりする事態が発生していたので
ある。尚、バッテリ2の電力状態を監視するための監視
手段は、電力管理プロセツサ30とオペアンプ38群、
及びスイッチ204から成っている。
【0031】図4には、第1の所定電圧V(1)から第
2の所定電圧V(2)に電圧が降下する時間に応じて警
告電圧V(w)を調整するための電力管理プロセッサ3
0における操作が示されている。図中、判断ステップS
2ではバッテリ電圧Vが第1の所定電圧V(1)と比較
される。バッテリ電圧Vが第1の所定電圧V(1)に等
しいか第1の所定電圧V(1)より低くなると、処理ス
テップS4において電力管理プロセッサ30のタイマ3
2に基づくクロック数のカウントが開始する。判断ステ
ップS6ではバッテリ電圧Vが第2の所定電圧V(2)
と比較される。バッテリ電圧Vが第2の所定電圧V
(2)に等しいか第2の所定電圧V(2)より低くなる
と、処理ステップS8において電力管理プロセッサ30
のタイマ32に基づくクロック数のカウントが停止す
る。クロツク数のカウントを停止したときのカウント数
が、バッテリ電圧Vが第1の所定電圧V(1)から第2
の所定電圧V(2)まで降下するに要する時間Tであ
る。
【0032】判断ステップS12では時間TをT#1と
比較し、時間TがT#1に等しいかT#1よりも大きい
場合は、処理ステップS14において警告電圧V(w)
を第1の警告電圧V(w)#1に設定する。判断ステッ
プS16では時間TをT#2と比較し、時間TがT#2
に等しいかT#2よりも大きい場合は、処理ステップS
14における設定内容に拘らず、処理ステップS18に
おいて警告電圧V(w)を第2の警告電圧V(w)#2
に設定する。判断ステップS22では時間TをT#3と
比較し、時間TがT#3に等しいかT#3よりも大きい
場合は、処理ステップ18における設定内容に拘らず、
処理ステップS24において警告電圧V(w)を第3の
警告電圧V(w)#3に設定する。こうして警告電圧V
(w)が第1乃至第3の警告電圧V(w)#1乃至#3
の何れかに設定されると、判断ステップS28では、バ
ッテリ電圧Vが設定された警告電圧V(w)の値と比較
さる。バッテリ電圧Vが警告電圧V(w)の設定値に等
しいか下回るときは、処理ステップS28においてバッ
テリ消耗をオペレータに知らせるためのスピーカ112
による警告音が発せられ且つアイコン・ディスプレイ5
2による視覚的な警告表示が行われる。
【0033】処理ステップS28で警告(警告音及び警
告表示)が発せられると、処理ステップS32において
1分間タイマが動作を開始する。次に、判断ステップS
34ではバッテリ電圧Vがシステム・ダウン電圧V
(d)を越えているか否かを判断し、バッテリ電圧Vが
システム・ダウン電圧V(d)を越えていない場合は処
理ステップS38においてコンピュータ10をサスペン
ド・モードに移行させる。判断ステップS34において
バッテリ電圧Vがシステム・ダウン電圧V(d)を越え
ていると判断したときは、処理ステップS36において
1分間経過したか否かが判断される。1分間経過してい
ないときは判断ステップS34に戻り、1分間経過して
いるときは処理ステップS38においてコンピュータ1
0をサスペンド・モードに移行させる。
【0034】
【表1】
【0035】表1には、取扱い説明書に記載される電圧
が12ボルトであるようなバッテリ2を用いた場合にお
ける、バッテリ電流Iに対する第1の所定電圧V
(1)、第2の所定電圧V(2)、及び警告電圧V
(w)との関係の一例が示されている。表1中の警告電
圧V(w)はバッテリ2が十分に充電されている場合の
値、即ち、時間Tが第3の時間T#3よりも長い場合の
警告電圧であるところの第3の警告電圧V(w)#3に
相当する。表1から解るように、バッテリ電流Iが小さ
な値のときは、バッテリ電流Iが大きな値のときより
も、第1の所定電圧V(1)、第2の所定電圧V
(2)、及び警告電圧V(w)が高めの値になってい
る。バッテリ電流Iが小さい時は警告電圧V(w)を高
めに設定している。このようにしているのは、バッテリ
電圧は、電力残量が同じでも内部抵抗の存在により、消
費電流に応じて小さくなるからである。即ち、バッテリ
の内部抵抗による電圧降下を考慮してシステム・ダウン
の防止の確実化とバッテリ残量の有効利用を実現してい
るのである。
【0036】図5は第1及び第2のバッテリ2−1及び
2−2を搭載したコンピュータ10の電力監視方法の一
例を更に詳細に説明するためのものである。コンピュー
タ10に2つのバッテリ2−1と2−2が搭載されたと
きに、第1のバッテリ2−1の電圧の方が第2のバッテ
リ2−2の電圧よりも高かったとすると、第1のバッテ
リ2−1がコンピュータ10を駆動するために用いられ
ることになる。この結果、第1のバッテリの電圧は第2
のバッテリの電圧よりもすぐに低くなり、電力管理プロ
セッサ30への電力供給だけは電力選択回路260を介
して第2のバッテリ2−2から供給される。このような
電力供給体制が続くのが図5中の第1のゾーンである。
第1のゾーンでは第1のバッテリ2−1の電圧が警告電
圧V(w)まで低下しても警告は発せられないし、バッ
テリ消耗に応答したサスペンド・モードへの移行も起き
ない。
【0037】第1のバッテリ2−1の電圧がシステム・
ダウン電圧まで降下した後は、第1のバッテリ2−1に
代わって第2のバッテリ2−2からコンピュータ10の
各部に電力供給が行われる。第1のバッテリ2−1の電
圧よりも第2のバッテリ2−2の電圧の方が高いので、
電力管理プロセッサ30への電力供給も第2のバッテリ
2−2が行う。このような電力供給体制が続くのが第2
のゾーンである。
【0038】使用を停止した第1のバッテリ2−1の電
圧は比較的急速に回復し、使用により徐々に電圧の低下
している第2のバッテリ2−2の電圧よりも高くなる場
合がある。このような場合に至ったのが第3のゾーンで
ある。第3のゾーンでは、第1のバッテリ2−1が電力
管理プロセッサ30に電力を供給し、第2のバッテリ2
−2がコンピュータ10の電力管理プロセッサ30を除
く各部に電力供給する。図5中のA点で示される警告電
圧V(w)#Aは、第1のバッテリ2−1から電力管理
プロセッサ30に電力供給をしていない場合、別言すれ
ば、第2のバッテリ2−2が電力管理プロセッサ30を
含むコンピュータ10の各部に電力供給している場合の
警告電圧である。また、図5中のB点で示される警告電
圧V(w)#Bは、第1のバッテリ2−1が電力管理プ
ロセッサ30に電力を供給し、第2のバッテリ2−2が
コンピュータ10の電力管理プロセッサ30を除く各部
に電力供給する場合の警告電圧である。第1のバッテリ
2−1から電力管理プロセッサ30に電力供給をしてい
るので、警告電圧V(w)#Bを警告電圧V(w)#A
よりも更に低く設定できる。
【0039】このような本実施例によれば、バッテリの
充電状態に応じてバッテリ消耗を知らせるための警告を
発する条件を変更しているので、使用上はバッテリ寿命
を延ばしたのと実質的に変わらない効果を得ることがで
き、しかも、データ保存処置がバッテリ消耗により完結
されない危険性を防止できる。また、バッテリの電力状
態を監視するための監視回路をバッテリ側に設けなくと
もよいので、実施が容易であり、バッテリの高温化によ
る監視回路の誤動作の誘発の危険性もない。更に、前記
実施例では電力選択回路260を設け、2つのバッテリ
の一方を主電源として利用しているときでも、電力を一
度は使い尽くした他方のバッテリから電力管理プロセッ
サに電力を供給しているときには、警告電圧を更に下げ
るようにしたので、バッテリの使用時間を更に延ばすこ
とができることになるという効果がある。
【0040】尚、前記実施例では、バッテリは2つ搭載
されたが、バッテリは1つしか搭載されなくともよい
し、3つ以上搭載されていてもよい。また、監視するバ
ッテリの電力状態とはバッテリ電圧Vが第1の所定電圧
V(1)から第2の所定電圧V(2)に降下する時間T
であったが、監視するバッテリの電力状態とはこれに限
らず、例えば、特定の電圧値における放電特性(放電曲
線)の傾きであってもよいし、電流値や電力値に関連す
る他の状態であってもよい。また、バッテリ警告状態は
バッテリ電圧Vが警告電圧V(w)に達したことであっ
たが、電流値や電力値に関連する他の状態であってもよ
い。また、警告は警告音による場合に限らず、視覚的な
警告手段等であってもよい。
【0041】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、バッテリ
自身に電力状態の監視用回路を設けなくとも、異なる充
電状態のバッテリに対しても適切な電力監視を行うがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバッテリ駆動コンピュータのバッ
テリの電力監視方法の一実施例における互いに異なる放
電特性のバッテリに対する警告電圧の変更の様子を示す
グラフである。
【図2】本発明に係るバッテリ駆動コンピュータの一実
施例の全体構成を示すブロック図である。
【図3】前記実施例のバッテリ選択回路を示すブロック
図である。
【図4】前記実施例の警告電圧の調整のための処理を示
す流れ図である。
【図5】前記実施例のコンピュータへの電力供給体制が
切り換えて用いられる2つのバッテリの放電特性を示す
グラフである。
【図6】十分に充電されたバッテリの放電特性を示すグ
ラフである。
【図7】不十分に充電されたバッテリの放電特性を示す
グラフである。
【図8】僅かな時間だけ充電されたバッテリの放電特性
を示すグラフである。
【符号の説明】
2 バッテリ 2−1 第1のバッテリ 2−2 第2のバッテリ 4 ACアダプタ 10 コンピュータ 12 メイン・プロセッサ 14 システム・バス 22 メイン・メモリ 30 電力管理プロセッサ 50 充電器 100 割り込み制御コントローラ 108 電力制御レジスタ 112 バッテリ残量警告手段としてのスピーカ 204 バッテリ端子切り換えのためのスイッチ 210 バッテリ・セレクタ 240 DC/DCコンバータ群
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 7/00 N (56)参考文献 特開 平3−67180(JP,A) 特開 昭64−59516(JP,A) 実開 昭62−201831(JP,U) 実開 昭62−146227(JP,U)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータに電力を供給するためのバッ
    テリと、オペレーティング・システムの制御下でアプリ
    ケーション・プログラムを実行するためのメイン・プロ
    セッサと、前記オペレーティング・システム及び前記ア
    プリケーション・プログラムを保持するためのメイン・
    メモリと、バッテリ電圧が警告電圧V(w)に達したか
    否かを監視するための監視手段と、バッテリ電圧が前記
    警告電圧V(w)に達したことを前記監視手段が検出す
    るとオペレータにバッテリ残量の少ないことを示す警告
    を発するためのバッテリ残量警告手段と、を有するバッ
    テリ駆動コンピュータであつて、前記監視手段はバッテ
    リ電圧が第1の所定電圧V(1)から第2の所定電圧V
    (2)に降下するまでに要する時間を測定し該測定結果
    に応じて前記警告電圧V(w)を変更するよう動作可能
    である(但し、V(1)>V(2)>V(3))、バッ
    テリ駆動コンピュータ。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の所定電圧は、十分に充
    電されたバッテリの放電電圧の経時的変化が安定してい
    る領域の上限付近の電圧値及び下限付近の電圧値であ
    る、請求項1のバッテリ駆動コンピュータ。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2の所定電圧は、バッテリ
    から供給される電流値が大きい場合にはバッテリから供
    給される電流値が小さい場合よりも低い値になるように
    変更される、請求項2のバッテリ駆動コンピュータ。
  4. 【請求項4】前記監視手段は電力管理プロセッサを含
    み、前記バッテリはコンピュータに互いに独立して着脱
    可能な複数のバッテリであり、前記コンピュータは複数
    のバッテリの内の最も低電圧のバッテリ以外のバッテリ
    から電力管理プロセッサに電力を供給させるための電力
    選択回路を有し、前記監視手段は、電力管理プロセッサ
    以外の各部に電力を供給するバッテリが、電力管理プロ
    セッサに電力を供給するバッテリと異なる場合は、電力
    管理プロセッサ以外の各部に電力を供給するバッテリが
    電力管理プロセッサに電力を供給するバッテリと同一の
    場合に比較して、前記警告電圧をより低い値に設定する
    よう動作可能である、請求項3のバッテリ駆動コンピュ
    ータ。
  5. 【請求項5】バッテリ駆動コンピュータのバッテリの電
    力監視方法であって、バッテリ電圧が第1の所定電圧か
    ら第2の所定電圧に降下するまでに要する時間を測定す
    る段階と、該測定結果に応じて警告電圧V(w)を変更
    する段階(但し、V(1)>V(2)>V(w))と、
    バッテリ電圧が前記警告電圧W(w)に達したか否かを
    監視する段階と、バッテリ電圧が警告電圧V(w)に達
    したことを検出するとオペレータにバッテリ残量の少な
    いことを示す警告を発する段階と、を有することを特徴
    とするバッテリ駆動コンピュータのバッテリの電力監視
    方法。
JP4054955A 1992-03-13 1992-03-13 バッテリ駆動コンピュータ、及び、バッテリ駆動コンピュータのバッテリの電力監視方法 Expired - Lifetime JPH0760359B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4054955A JPH0760359B2 (ja) 1992-03-13 1992-03-13 バッテリ駆動コンピュータ、及び、バッテリ駆動コンピュータのバッテリの電力監視方法
BR9300462A BR9300462A (pt) 1992-03-13 1993-02-03 Computador operado a bateria e processo para monitorar tensao da referida bateria
EP93301393A EP0560510A1 (en) 1992-03-13 1993-02-25 Battery operated computer and method for managing battery power in battery operated computer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4054955A JPH0760359B2 (ja) 1992-03-13 1992-03-13 バッテリ駆動コンピュータ、及び、バッテリ駆動コンピュータのバッテリの電力監視方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05289784A JPH05289784A (ja) 1993-11-05
JPH0760359B2 true JPH0760359B2 (ja) 1995-06-28

Family

ID=12985097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4054955A Expired - Lifetime JPH0760359B2 (ja) 1992-03-13 1992-03-13 バッテリ駆動コンピュータ、及び、バッテリ駆動コンピュータのバッテリの電力監視方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0560510A1 (ja)
JP (1) JPH0760359B2 (ja)
BR (1) BR9300462A (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4790881B2 (ja) 1999-02-26 2011-10-12 ソニー株式会社 電源制御システム、バッテリーパック、電子機器、及び、電子機器の警告表示方法
US6523124B1 (en) 1999-04-23 2003-02-18 Palm, Inc. System and method for detection of an accessory device connection status
EP1180130A1 (en) 1999-05-26 2002-02-20 The Procter & Gamble Company Liquid detergent compositions comprising polymeric suds enhancers
US6425087B1 (en) * 1999-05-28 2002-07-23 Palm, Inc. Method and apparatus for using residual energy in a battery-powered computer
US6510524B1 (en) 1999-08-23 2003-01-21 Palm, Inc. System for managing power of peripheral communications by automatically closing communications channel immediately after finishing a communication with a peripheral device
US6708280B1 (en) 2000-05-31 2004-03-16 Palmone, Inc. Method and apparatus for allowing a battery to preserve charge in a handheld device without an supplying unregulated voltage to selected internal components
US6687839B1 (en) 2000-05-31 2004-02-03 Palmone, Inc. Method and apparatus allowing a battery to regain charge in a handheld device without an applied external charge while still supplying power selected designated components
JP4499909B2 (ja) * 2000-12-19 2010-07-14 東芝テック株式会社 多重化記憶制御装置
US6854066B1 (en) * 2001-05-29 2005-02-08 Palm, Inc. Method and system to avoid battery sag by detecting momentary fluctuation in a periodic terminal voltage measurement and excluding the measurement from updated average terminal voltage
JP3854175B2 (ja) * 2002-03-01 2006-12-06 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 電気機器、コンピュータ装置、コントローラ、電池切換方法、およびプログラム
US7836216B2 (en) 2005-08-23 2010-11-16 Palm, Inc. Connector system for supporting multiple types of plug carrying accessory devices
US7734841B2 (en) 2006-06-30 2010-06-08 Palm, Inc. System and method for providing serial bus connectivity
FI20065783A0 (sv) 2006-12-08 2006-12-08 Nokia Corp Signalfördistorsion i radiosändare
CN104297696A (zh) * 2014-11-13 2015-01-21 成都市幻多奇软件有限公司 用于计算机的充放电一体式可记忆蓄电池检测仪

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60121931A (ja) * 1983-12-06 1985-06-29 富士写真フイルム株式会社 直流電源装置
JPS62146227U (ja) * 1986-03-03 1987-09-16
JPS62201831U (ja) * 1986-06-13 1987-12-23
JPS6375877U (ja) * 1986-11-07 1988-05-20
JP2576525B2 (ja) * 1987-08-31 1997-01-29 ソニー株式会社 不揮発性メモリ付電池装置
US4929931A (en) * 1988-12-22 1990-05-29 Honeywell Inc. Battery monitor
JPH0367180A (ja) * 1989-08-07 1991-03-22 Nec Eng Ltd バツテリダウン検知方法

Also Published As

Publication number Publication date
BR9300462A (pt) 1993-09-21
EP0560510A1 (en) 1993-09-15
JPH05289784A (ja) 1993-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5345392A (en) Battery charge monitor for a personal computer
US5230074A (en) Battery operated computer power management system
US5825100A (en) Intelligent battery power system
US7333314B2 (en) Power controller, power control method, information processor, and power control program
JP2769082B2 (ja) ポータブル・コンピュータの電力配分管理システム
US5710931A (en) Suspension state control for information processing devices such as battery powered computers
US6714016B2 (en) Method for displaying information concerning power consumption and electronic device
KR100198906B1 (ko) 정보 처리 기기, 정보 처리 기기를 위한 급전장치 및 급전방법
JP3213208B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法
JP2003150281A (ja) 電気機器、コンピュータ装置、および電力供給方法
JPH0760359B2 (ja) バッテリ駆動コンピュータ、及び、バッテリ駆動コンピュータのバッテリの電力監視方法
JPH08331768A (ja) バッテリの過放電保護回路
JP3686232B2 (ja) コンピュータシステムの周辺装置制御方法
US20010020940A1 (en) Information processor and power control method therefor
US6049884A (en) Information processing apparatus with hibernation function
US6353893B1 (en) Sleep mode indicator for a battery-operated device
JP3080544B2 (ja) 携帯形電子機器
CA2135963C (en) Battery-driven electronic appliance
JP3437397B2 (ja) 情報処理装置、電池パックおよび電池パックの電池残量算出方法
JPH06335172A (ja) 情報処理装置
JP2809661B2 (ja) 電池駆動型情報処理装置、電池電源システムおよび電池管理装置
JP2661918B2 (ja) 電池駆動電子機器
JPH0464190A (ja) Icカード及びデータ処理装置
JP2666701B2 (ja) 電池駆動電子機器
JPH0934596A (ja) 携帯型情報処理装置