JP2724211B2 - コンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステム

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JP2724211B2
JP2724211B2 JP1163199A JP16319989A JP2724211B2 JP 2724211 B2 JP2724211 B2 JP 2724211B2 JP 1163199 A JP1163199 A JP 1163199A JP 16319989 A JP16319989 A JP 16319989A JP 2724211 B2 JP2724211 B2 JP 2724211B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、携行が容易で、かつ充電可能な内蔵バッテ
リィにより動作可能なパーソナルコンピュータシステム
に関する。
(従来の技術) 近年、携行が容易で、かつ充電可能な内蔵バッテリィ
により動作可能なパーソナルコンピュータが広く普及
し、機能及び性能も急速に向上してきた。
この種コンピュータシステムに於ける課題としては、
広範囲に亘る使用者を対象としたとき、装置自体が自装
置の状態を常に認識して装置を常に正常な状態に保つ機
能、異常発生時のデータ保存機能、システム立上げ時等
に於けるオペレータ操作の簡素化、操作機構(スイッチ
類等)の簡素化、内蔵バッテリィ電源の電力消費量低減
化等が挙げられる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記課題を解決して、高度の機能及び性能を
有し、広範囲に亘る使用者を対象に、容易に操作が可能
な信頼性の高い情報処理機能をもつコンピュータシステ
ムを提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段及び作用) 本発明は、携行が容易で、かつ充電可能な内蔵バッテ
リィにより動作可能なパーソナルコンピュータシステム
に於いて、プログラムが格納されるメモリから命令を得
て、システムバスに接続される複数のユニットを制御
し、システム全体の制御を司るメインCPUと、マイクロ
プロセッサを内蔵し、同プロセッサの制御により常時ス
キャンを行ない、入力情報を非同期に上記メインCPUへ
転送するキーボードユニットと、マイクロプロセッサを
内蔵し、充電可能なバッテリィでなる電源パックを備え
て、上記内蔵マイクロプロセッサに常時電源を供給し、
同プロセッサの制御により電源オフ時を含めて電源状態
を常時監視し、上記メインCPUとの間で電源及び装置の
状態情報を交換し、内蔵バッテリィの充電制御を含む内
部電源制御を実行する電源ユニットと、同電源ユニット
の電源状態情報を従い装置内部の特定情報が格納される
バックアップメモリとを備えてなる構成としたもので、
これにより、装置自体が自装置の状態を常に認識して常
に正常な状態に保つことができ、例えば、内蔵バッテリ
ィの放電状態を認識していない状態で使用したときデー
タ保存が行なえなくなる不都合、又は携行中に電源スイ
ッチが操作され内蔵バッテリィにより動作して、実際の
使用時に動作不可能になってしまう不都合等を解消でき
る。
又、本発明は、レジューム機能の有効/無効を特定す
る手段と、上記電源ユニットの内蔵マイクロプロセッサ
がバッテリィ放電状態を検出したとき上記レジューム機
能の設定内容に拘らずレジューム機能を強制的に有効化
する手段とを備えてなる構成としたもので、これによ
り、装置の異常発生時に於けるデータ保存機能を確率で
き、レジューム機能の有効/無効化設定手段を実現し高
機能化を図りつつ、装置の信頼性を高めることができ
る。
又、本発明は、電源オフ時にバックアップ電源が供給
されるRAMを有し、装置終了に際して、上記RAMに、実行
中のオペレーティングシステムを格納する手段をもつ構
成としたもので、これにより、システム立上げの都度、
フロッピィディスク等の外部記憶からオペレーティング
システムを読込む処理及び操作を不要にして、システム
立上げ等に於けるオペレータ操作の簡素化、及びシステ
ムの高速立上げが実現できる。
又、本発明は、キー入力が無い時間を計時し、同時間
が設定時間に達したとき表示部への特定電源(例えばLC
Dのバックライト電源)の供給を停止する手段、及びメ
インCPUが外部割込み待ちのアイドル状態に入ったときC
PUクロックを停止する手段をもつ構成としたもので、こ
れにより、内蔵バッテリィ電源の電力消費量を大幅に低
減でき、内蔵バッテリィ電源による無駄のない長時間の
使用が可能になる。
又、本発明は、セットアップ処理に、少なくともノー
マル表示/リバース表示、又は機器接続状態の設定手段
をもつ構成としたもので、これにより、マニュアル操作
スイッチを設けることなく、ノーマル表示/リバース表
示の特定機能、機器接続状態A−B−PRT)の設定機能
等を実現でき、操作機構(スイッチ類等)を簡素化し
て、操作の容易化と装置のより小形化が図れる。
又、本発明は、キーボードを設けた本体上で所定の回
動範囲をもって表示部筐体が開閉する筐体構造に於いて
表示部筐体が閉塞状態にあるとき、電源スイッチの操作
に伴う電源のオン/オフ処理を無効化する手段を電源ユ
ニットにもつ構成としたもので、これにより、携行中等
に於いて誤って電源スイッチが操作された際等に於ける
意図しない電源スイッチ操作に伴う不都合を解消でき
る。
又、本発明は、電源状態を含む装置の状態を表示する
複数の表示部を有し、特定の表示部は電源オフ時に於い
ても状態表示を行なう構成としたもので、これにより、
例えば電源オフ状態にある際も内蔵バッテリィ電源の充
放電状態等を外部へ表示でき、オペレータに認識させる
ことができるので、装置を常に正常な状態に保つことが
できる。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例に於けるシステム構成を示
すブロック図である。
第1図に於いて、10はメインCPU11を含む各種のシス
テム構成要素相互の間を接続するシステムバスであり、
10Aはバスドライバ(BUS−DRV)、10Bはバスコントロー
ラ(BUS−CNT)である。11はシステム全体の制御を司る
メインCPUであり、ここでは、動作クロックの切替えに
より2種の動作速度(高速クロック動作モード/低速ク
ロック動作モード)を選択でき、第7図乃至第10図に示
すセットアップ処理とそれに付随する処理(表示自動停
止処理、表示ノーマル/リバース制御処理、機器接続設
定処理)、更には第12図乃至第15図に示すようなレジュ
ーム(RESUME)処理とそれに付随する処理(NMI処理、
システムブート処理)等を実行する。このCPU11は後述
する電源回路30のパワーコントロールCPU306からみたと
きホストCPUとなる。
12はCPU11の制御の下にアクセスされる、固定プログ
ラム等が格納されるROM(SYS−ROM)である。
13は処理対象となるプログラム、データ等が格納され
るRAM(SYS−RAM)であり、ここでは、第16図(a)乃
至(c)に示すように、1.5MMBで構成され、そのうち、
640KBを主メモリ131、残る896KBを所謂ハードRAM(EMS
方式)132として、システム終了時に、OS(MS−DOS)を
主メモリ131からハードRAM132にセーブし、システム立
上げ時に、ハードRAM132から主メモリ131へロードし
て、システムの高速スタートを実現している。
14は、ダイレクトメモリアクセス制御を行なうDMAコ
ントローラ(DMAC;Direct Memory Access Controller)
14A、プログラムにより設定可能な割込みコントローラ
(PIC;Programmable Interrupt Controller)14B、独自
の動作用電池をもつ時計モジュール(RTC;Real−Time C
lock)14C、フロッピィディスクコントローラ(FDC)14
D、入出力インターフェイス(UART;Universal Asynchro
nous Receiver/Transmitter)14E等を設けてなるSI(Su
per Integration)である。15はレジューム機能を実現
するためのデータ保存域となるバックアップRAMであ
り、電源オフ時に於いてバックアップ電源(VBK)が供
給される。
16は本体の専用カードスロットに挿抜可能なICメモリ
カードを使用した拡張RAMであり、電源オフ時に於いて
バックアップ電源(VBK)が供給される。
17はゲートアレイ(GA)で構成されたメモリコントロ
ーラ(EMC)であり、RAM13、拡張RAM16、更には漢字ROM
18等をアクセス制御するもので、ここでは、後述する電
源回路(第2図参照)30をシステムバス10を介してCPU1
1にインターフェイス接続するための電源制御インター
フェイス機能をもつ。
18は漢字文字コードから漢字文字パターンを得る漢字
ROM、19は仮名/漢字変換辞書等を実現する辞書ROMであ
る。21はにら制御部(IO−CNT)、入出力ポート(IO−P
ORT)であり、フロッピィディスクドライブ(FDD)、プ
リンタ(PRT)等の入出力装置を制御対象とする。
23はマイクロプロセッサ(KB−CPU)を内蔵し、同プ
ロセッサの制御により常時スキャンを行ない、入力情報
を非同期に上記メインCPU11へ転送するキーボードユニ
ット(KB)である。
24は表示コントローラ(DISP−CNT)であり、ビデオR
AM(V−RAM)25、キャラクタジェネレータ(CG−ROM)
をアクセス制御して表示出力データを得る。25は表示コ
ントローラ24によりアクセスされるビデオRAM(V−RA
M)であり、電源オフ時に於いてバックアップ電源(VB
K)が供給される。
29は商用交流電源(AC)を整流・平滑して所定電位の
直流動作用電源を得る電源アダプタ(以下ACアダプタと
称す)であり、パーソナルコンピュータ本体にプラグイ
ン接続される。
30はパワーコントロールCPU(PC−CPU)を備えたイン
テリジェントパワーサプライ(以下電源回路と称す)で
あり、この電源回路30の構成は第2図を参照して後述す
る。31Aは充電可能な電池により構成されたパック形式
の着脱自在なメインバッテリィ(M−BATT)、31Bは同
じく充電可能な電池により構成された本体内蔵形のサブ
バッテリィ(S−BATT)である。
32はフロッピィディスクコントローラ14Dに接続され
る、装置本体内に設けられたフロッピィディスクドライ
ブ(INT−FDD)、33は入出力インターフェイス14Eに必
要に応じて接続されるRS−232Cインターフェイス機器で
ある。34は拡張ユニットが選択的に接続される拡張用コ
ネクタである。35はローバッテリィ状態を含む電源異常
状態、装置の異常状態等をビープ(beep)によって報知
するためのスピーカ(SPX)であり、ここではバスコン
トローラ10Bの出力信号により駆動制御される。
35はキーボードコントローラ23に接続されるキーボー
ドユニット(KB)、37は表示コントローラ24に接続され
る、バックライト付きのLCD表示部である。301,303はそ
れぞれ電源回路30に接続されるスイッチであり、このう
ち、301は押し釦式の電源スイッチである。303は第5図
に示すような装置構造に於いて、表示部筐体の開閉状態
を検知するディスプレイ開閉検出スイッチであり、ここ
では表示部筐体がキーボードユニット36上に開いた状態
のときスイッチオフ、閉じた状態のときスイッチオンに
なるものとする。
第2図は上記電源回路30の構成を示すブロック図であ
る。
図中、301は電源スイッチ、302はリセットスイッチ、
303はディスプレイ開閉検出スイッチ、304は拡張ユニッ
トに設けられる準備完了設定スイッチである。305はこ
れら各スイッチ301,302,303,304の状態、及び後述する
パワーコントロールCPU306の設定情報を保持するパラレ
ルI/Oである。
306は装置全体の電源を集中管理するパワーコントロ
ールCPUであり、内部バス307を介して電源回路各部の情
報、及びメインCPU11の指示情報等を入力し、メインCPU
11の指示、内部の状態、外部の操作状態等により装置内
各部の電源供給をコントロールするもので、第3図及び
第4図に示すような処理機能をもつ。
308はLCD表示部37のバックライト電源(バックライト
光量)をコントロールするバックライトコントロール回
路であり、光量調整用可変抵抗器の設定状態に応じたバ
ックライト駆動電源を出力し、セットアップ画面で表示
自動停止機能が設定されているときはパワーコントロー
ルCPU30の制御の下に選択的にバックライト電源を遮断
する。
309はパワーコントロールCPU306の制御の下に、電源
投入状態及び動作速度表示用LED(第5図(a)のL
1)、ロウバッテリィ状態表示用LED(第5図(a)のL
2)、ACアダプタ接続状態表示用LED(第5図(a)のL
3)等を含む各種のLEDを点灯駆動制御するLEDドライバ
であり、ここでは、各LEDに、赤と緑の2色表示が可能
なものを用い、その一方又は双方を選択的にドライブ制
御して、色別表示を行なっている。即ち、具体例を挙げ
ると、LED(L1)は、電源投入状態で、かつ高速クロッ
ク動作時に緑色点灯駆動され、低速クロック動作時に赤
色点灯駆動される。又、LED(L2)は、ロウバッテリィ
状態時に赤色点滅駆動され、急速充電状態時に橙(赤+
緑)色点灯駆動され、充電完了状態時に緑色点灯駆動さ
れる。又、LED(L3)は、ACアダプタ29の有効接続状態
時に赤色点灯駆動され、ACアダプタ29の有効接続状態下
で、かつ電源回路30の異常状態時に赤色点滅駆動され
る。
310はパワーコントロールCPU306から出力されたディ
ジタル量のチャージコントロールデータをアナログ量の
信号に変換しメインバッテリィ31A用のチャージユニッ
ト311に供給するD/A変換器である。311はパワーコント
ロールCPU306の制御の下にD/A変換器310より出力される
チャージコントロール信号に従いメインバッテリィ31A
をチャージするチャージユニットである。312はメイン
バッテリィ31Aのチャージ電流を含む装置内の総合電流
を検出する電流検出器である。314は装置内の回路に流
れる電流(バックアップ電流を除く)を検出する電流検
出器である。315は電流検出器314を経たACアダプタ29の
電源又はメインバッテリィ31Aの電源から装置内の各部
動作電源を得るDC−DCコンバータである。316は電流検
出器312,314の各検出電流値、メインバッテリィ31Aの出
力電圧、DC−DCコンバータ315の出力電圧等をディジタ
ルデータとしてパワーコントロールCPU306に供給するた
めのアナログ/ディジタル変換を行なうA/D変換器であ
る。317はパワーコントロールCPU306とメインCPU11との
間で情報を送受するためのシリアルI/Oである。318はサ
ブバッテリィ31Bをチャージするチャージユニットであ
る。319はメインバッテリィ31Aとサブバッテリィ31Bの
各電源を受けてバックアップ電源(VBK)を得るDC−DC
コンバータである。
第3図及び第4図はそれぞれパワーコントロールCPU3
06の処理フローを示すフローチャートである。このう
ち、第3図はパワーオフ時の処理ルーチンを示し、第4
図はパワーオン時の処理ルーチンを示す。
第5図は本発明の一実施例に於ける装置の外観構成を
示したもので、同図(a)は表示部(ディスプレイ)筐
体が開いた状態を示す斜視図、同図(b)は表示部(デ
ィスプレイ)筐体が閉じられた状態を示す斜視図であ
る。第5図に於いて、1は装置本体、1aは押し釦式電源
スイッチ301の操作釦301aを囲むように装置本体1の側
面に突出形成された障壁部である。この障壁部1aによ
り、携行中等に誤って電源スイッチ301が操作される不
都合な状態を回避し、意識的に押圧操作した時のみスイ
ッチ操作が可能な構造としている。又、L1,L2,L3はそれ
ぞれドライバ309により表示ドライブされるLEDである。
このうち、L1は電源投入状態及び動作速度表示用のLE
D、L2はロウバッテリィ状態表示用のLED、L3はACアダプ
タ接続状態表示用のLEDであり、それぞれ装置本体1に
形成された直方状突出部1bの前壁部と上壁部で形成され
る稜部に前壁部と上壁部にかかって配列された逆L字状
表示窓の内部に設けられる。従って上記各LEDの表示状
態は表示部筐体が開いているときだけでなく表示部筐体
が閉じているときでも容易に外部から識別できる。
第6図は上記実施例に於けるLEDの状態表示例を示す
図である。
第7図乃至第10図はそれぞれCPU11の制御の下に実行
されるセットアップ処理とそれに関係する処理の各ルー
チンを示すフローチャートであり、このうち、第7図は
セットアップ処理ルーチンを示し、第8図は表示自動停
止処理ルーチンを示し、第9図は表示ノーマル/リバー
ス処理ルーチンを示し、第10図は機器接続(A−B−PR
T)処理ルーチンを示す。
第11図は上記実施例に於けるセットアップ画面の一例
を示す図である。
第12図は上記実施例に於ける電源異常時のレジューム
処理を含むレジューム処理手段を説明するためのブロッ
ク図である。
第12図に於いて、セットアップ時等に於けるレジュー
ム設定手段により、レジューム機能の“有効/無効”が
設定されると、そのレジューム設定内容がメインCPU11
の管理するレジュームモードフラグに保持され(第13図
参照)、その保持内容がシステムの立ち上げ、動作終了
等の度に参照される(第14図,第15図参照)。
一方、電源回路30に設けられたパワーコントロールCP
U306は、装置電源のオン/オフ状態に拘らず、常時、装
置内部の電源状態を監視して、ローバッテリィ状態を含
む電源異常を検出すると、電源異常の発生とその内容を
示す電源異常情報を電源制御インターフェイス機能をも
つメモリコントローラ17に出力する(第3図及び第4図
参照)。
電源制御インターフェイス機能もつメモリコントロー
ラ17は上記電源異常情報を受けると、その電源異常情報
の内容に伴うNMI(禁止不可能割り込み)を発生し、メ
インCPU11に送出する。
メインCPU11はメモリコントローラ17を介してNMIを受
け付けると、そのNMIがローバッテリィ状態のNMIである
ときは、レジュームモードフラグの内容に拘らず、レジ
ューム機能を起動して、CPUレジスタ、各種LSI情報等を
含む状態再現が可能なシステム情報をバックアップRAM1
5に保存する。
又、通常の動作終了によるNMI(パワースイッチオフN
MI)に対しては、レジュームモードフラグを参照し、同
フラグがオン(“有効”)となっていれば、レジューム
処理を実行し、同フラグがオフ(“無効”)となってい
れば、レジューム処理を実行せず、電源遮断処理(パワ
ーオフ処理)に入る(第14図参照)。システム立ち上げ
時のシステムプレート処理ではレジュームモードフラグ
を参照し、同フラグがオン(“有効”)となっていれ
ば、バックアップRAM15の保存情報をもとにシステム情
報を復元しシステム(CPU11の処理)へ制御を移す(第1
5図参照)。
第13図乃至第15図はそれぞれメインCPU11により実行
される処理フローを示すフローチャートであり、第13図
はレジューム設定処理ルーチンを示し、第14図はNMI処
理ルーチンを示し、第15図はシステムブート処理ルーチ
ンを示す。
第16図はRAM13の構成を示すブロック図であり、同図
(a)はRAM領域の割り付け状態を示す図、同図(b)
はシステム実行時の状態を示す図、同図(c)はシステ
ム終了時の状態を示す図である。図中、131は主メモ
リ、132はハードRAMである。
ここで第2図乃至第6図を参照して電源回路30のパワ
ーコントロールCPU306に関係する処理動作を説明する。
電源回路30のパワーコントロールCPU306は電源スイッ
チ301の操作状態を常時監視している。
即ち、パワーコントロールCPU306は、装置が電源オフ
(パワーオフ)状態にあるとき、第3図に示すような処
理ルーチンを実行し、装置が電源オン(パワーオン)状
態にあるとき、第4図に示すような処理ルーチンを実行
して、電源スイッチ301の操作状態と、電源及び装置の
状態を常時監視している。
装置がパワーオフ状態にあるとき、電源スイッチ301
が操作されると、そのスイッチ操作の状態がパラレルI/
O305に保持され、その状態が所定の処理タイミングでパ
ワーコントロールCPU306に読み込まれて、電源スイッチ
301の操作されたことが認識される(第3図ステップA1
3)。この際は、電源スイッチ301の操作されたことが認
識される度に、電源スイッチ301の操作時間を認識する
ための所定のカウンタ(CTR)が更新(+1)され(第
3図ステップA14)、その更新したカウント値が設定値
(N)に達するまで、第3図に示すステップA1〜A15の
処理が繰り返し実行される。
即ち、ステップA1では、メインバッテリィ31Aが正常
電圧を維持しているか否かが判断され、ステップA4で
は、ACアダプタ29の出力電源が正常であるか否かが判断
され、ステップA6では充電電流が正常であるか否かが判
断され、ステップA8ではチャージユニット311の出力電
圧が正常範囲にあるか否かが判断される。
ここで、電源状態の異常が検出されると、その異常状
態がLED(L2)の赤色点滅駆動によって外部表示される
(第3図ステップA2)。
又、ACアダプタ29の有効接続状態時に於いてはLED(L
3)が赤色点灯駆動され(第3図ステップA5)、充電電
流が正常であるとき、充電状態にあるときはLED(L2)
が橙(赤+緑)色点灯駆動、又、充電完了状態であれば
緑色点灯駆動される(第3図ステップA7)。又、この
際、充電電流が正常であれば、充電電圧が常に適正とな
るように、パワーコントロールCPU306の制御の下にチャ
ージユニット311が制御される。(第3図ステップA8〜A
11)。
上記電源スイッチ301が、上記したような処理ステッ
プを繰り返し実行している際に継続して操作され、上記
カウンタ(CTR)の値が設定値(N)に達すると、第4
図に示すパワーオン時の処理ルーチンに入り、パワーオ
ン処理が実行される(第4図ステップB2)。
このように、パワーコントロールCPU306は、装置が電
源オフ(パワーオフ)状態にあるとき、第3図に示すよ
うな処理ルーチンを実行して、電源スイッチ301の操作
状態と、電源及び装置の状態を常時監視し、電源及び装
置の状態を外部表示する。
又、装置がパワーオン状態にあるとき、電源スイッチ
301が操作されると、そのスイッチ操作の状態が上記し
たパワーオフ処理ルーチンのときと同様にして、その状
態がパワーコントロールCPU306に読み込まれて、電源ス
イッチ301の操作されたことが認識され(第3図ステッ
プB22)、電源スイッチ301の操作されたことが認識され
る度に、上記カウンタ(CTR)が更新(+1)されて
(第3図ステップB23)、その更新したカウント値が設
定値(M)に達するまで、第4図に示すステップB3〜B2
4の処理が繰り返し実行される。
即ち、パワーオン処理ルーチンでは、拡張用コネクタ
40に拡張ユニットが接続されていない状態にあること、
又は拡張用コネクタ40に接続された拡張ユニットが準備
完了状態にあることを確認して後、パワーオン処理を実
行し(第4図ステップB1,B2)、更に上記パワーオフ処
理ルーチンと同様に電源状態を判定し、装置各部の状態
を判断して、その処理の繰り返しの中で上記カウンタ
(CTR)の値が設定値(M)に達したとき、又は電源に
異常が生じたことを認識したとき(第4図ステップB1
5)、又はリセットスイッチ302が操作されたことを認識
したとき(第4図ステップB19)、電源をオフする旨の
情報がメインCPU11に送出され、その後にパワーオフ処
理が実行される(第4図ステップB26)。このパワーオ
フ処理(第4図ステップB26)では、メインCPU11からの
応答を待って、装置内部の各電源がバックアップ電源
(VBK)を除き所定の順序で遮断制御され、その後に上
記したパワーオフ処理ルーチンに移る。
尚、この際、メインCPU11は、電源制御インターフェ
イス機能をもつメモリコントローラ17を介して、パワー
コントロールCPU306から電源をオフする旨の情報を受け
ると、レジューム機能の設定情報を認識し、レジューム
設定状態にあるときはバックアップRAM15を用いたレジ
ューム処理を終了して後、応答情報をメモリコントロー
ラ17を介してパワーコントロールCPU306に返す。
このように、パワーコントロールCPU306は、装置が電
源オフ(パワーオフ)状態にあるとき、第3図に示すよ
うな処理ルーチンを実行し、装置が電源オン(パワーオ
ン)状態にあるとき、第4図に示すような処理ルーチン
を実行して、それぞれの電源スイッチ301の操作状態
と、電源及び装置の状態を常時監視し、電源及び装置の
状態をLED(L1,L2,…)により外部表示する。
この際のLEDの状態表示例を第6図に示す。
次に、第7図乃至第11図を参照して、セットアップ及
びその関連処理動作を説明する。
キーボードユニット36のキー操作で予め定められたセ
ットアップコマンドが入力されると、このコマンド入力
に従い、CPU11の制御の下に、第7図に示すセットアッ
プ処理が実行される。この際、LCD表示部37に表示され
るセットアップ画面の一構成例を第11図に示す。
この実施例のセットアップ処理(又はセットアップウ
ィンドウ)では、先ずシステム再立ち上げを不要とする
ため、システム再立ち上げフラグをオフした後に、表示
自動停止機能の設定変更有無を判断する(第7図ステッ
プS1,S2)。ここで表示当自動停止機能の設定変更を要
するときは、表示自動停止機能の“許可”又は“禁止”
を設定(レジスタセット)し、更に、表示自動停止機能
の許可設定時はその自動停止時間を設定する(第7図ス
テップS3〜S4)。
この表示自動停止機能の設定処理(第7図ステップS2
〜S4)の後、ノーマル表示/リバース表示の変更有無を
判断し、設定変更を要するときは、その表示モードを設
定する(第7図ステップS5,S6)。
この表示設定処理(第7図ステップS5,S6)の後、外
部機器接続(A−B−PRT)状態の変更有無を判断し、
設定変更を要するときは、その接続状態を設定する(第
7図ステップS7,S8)。
これらの設定処理が終了した後に、システム再立ち上
げを必要とするためにシステム再立ち上げフラグをオン
にして、他のセットアップ(例えば、レジューム有無、
ディスプレイモード、コミュニケーションボードの装置
等)処理を実行し、システム再立ち上げが必要であれ
ば、システム再立ち上げを行なってセットアップ処理を
終了する。
上記表示自動停止機能が許可状態にあるときの表示自
動停止機能処理フローを第8図に示す。
ここでは、表示自動停止機能が許可状態にあるとき、
キー入力無しの時間をカウントし、その時間が設定時間
に達したならば、表示フラグを参照し、表示中であると
き、表示フラグを表示停止状態に設定して、表示停止コ
マンドをシステムバス10,電源制御インターフェイス機
能をもつメモリコントローラ17等を介し電源回路30のパ
ワーコントロールCPU306に送出する。電源回路30のパワ
ーコントロールCPU306は、メインCPU11から表示停止コ
マンドを受けると、表示停止指示情報をパラレルI/O305
にセットし、これに伴いバックライトコントロール回路
308がLCD表示部37へのバックライト電流の供給を停止す
る。又、キー入力があると、キー入力無しの時間をカウ
ントするカウントがクリアされ、表示フラグが表示停止
中であるとき、表示フラグを表示中に設定して、表示コ
マンドを出力する。電源回路30のパワーコントロールCP
U306は、メインCPU11から表示コマンドを受けると、表
示指示情報をパラレルI/O305にセットし、これに伴いバ
ックライトコントロール回路308がLCD表示部37へバック
ライト電源を供給する。
このように表示自動停止機能が有効となっている際
は、キー入力無しの時間が設定時間に達すると、LCD表
示部37へのバックライト電源の供給が断たれて、バック
ライトが消灯し、その後、キー入力があると、直ちにバ
ックライトが点灯し、入力操作が可能となる。これによ
り非使用時に於けるバックライトの無駄な消費電力を無
くして、バッテリィ動作時に於ける電池寿命を延ばすこ
とができる。又、デモンストレーションプログラムのよ
うに、キー入力が全く無い場合は、表示自動停止機能を
“禁止”に設定しておくことにより、キー入力が無くて
も連続的に表示が可能である。
又、ノーマル表示/リバース表示の変更があるとき
は、第9図に示す処理が実行される。ここでリバース表
示の際は、表示コントローラ24に設けた反転回路(NOT
回路)によって表示データが反転された後、LCD表示部3
7へ供給される。
この際のノーマル表示/リバース表示の切替え回路の
構成を第17図に示す。
又、機器接続(A−B−PRT)状態の変更がある際は
第10図に示す機器接続処理ルーチンが実行される。機器
接続(A−B−PRT)状態の変更を要するときはシステ
ム再立ち上げを行なう。システム再立ち上げ処理は、セ
ットアップ処理で設定した接続状態(A−B−PRT)の
データを読み、フロッピィディスクドライブ(FDD)の
接続状態から使用可能フロッピィディスクドライブをセ
ットする。(従来では、一旦、電源を切り、機器接続
(A−B−PRT)の操作スイッチを設定して後、電源を
入れ、システム立ち上げを行なっていた)。
このような、ノーマル表示/リバース表示の設定、機
器接続(A−B−PRT)状態の設定等をセットアップ処
理で行なう構成としたことにより、従来の如く、ノーマ
ル表示/リバース表示の設定スイッチ、機器接続(A−
B−PRT)状態の設定スイッチ等を必要とせず、構成を
簡素化できる。
次に第12図乃至第15図を参照して電源異常時を含むレ
ジューム処理動作を説明する。
第12図に於いて、セットアップ時等に於けるレジュー
ム設定手段により、レジューム機能の“有効/無効”が
設定されると、そのレジューム設定内容がメインCPU11
の管理するレジュームモードフラグに保持され(第13図
参照)、その保持内容がシステムの立ち上げ、動作終了
等の度に参照される(第14図及び第15図参照)。
一方、電源回路30に設けられたパワーコントロールCP
U306は、装置電源のオン/オフ状態に拘らず、常時、装
置内部の電源状態を監視して、ローバッテリィ状態を含
む電源異常を検出すると、電源異常の発生とその内容を
示す電源異常情報を電源制御インターフェイス機能をも
つメモリコントローラ17に出力する(第3図及び第4図
参照)。
電源制御インターフェイス機能をもつメモリコントロ
ーラ17は上記電源異常情報を受けると、その電源異常情
報の内容に従うNMI(禁止不可能割り込み)を発生しメ
インCPU11に送出する。
メインCPU11はこのNMIを受け付けると、そのNMIがロ
ーバッテリィ状態のNMIであるときは、レジュームモー
ドフラグの内容に拘らず、レジューム機能を起動して、
CPUレジスタ、各種LSI情報等を含む状態再現が可能なシ
ステム情報をバックアップRAM15に保存する。
又、通常の動作終了によるNMI(パワースイッチオフN
MI)に対しては、レジュームモードフラグを参照し、同
フラグがオン(“有効”)となっていれば、レジューム
処理を実行し、同フラグがオン(“無効”)となってい
れば、レジューム処理を実行せず、電源遮断処理(パワ
ーオフ処理)に入る(第14図参照)。システム立ち上げ
時のシステムブート処理ではレジュームモードフラグを
参照し、同フラグがオン(“有効”)となっていれば、
バックアップRAMの保存情報をもとにシステム情報を復
元しシステムへ制御を移す(第15図参照)。
第13図乃至第15図はそれぞれメインCPU11により実行
される処理フローを示すフローチャートであり、第13図
はレジューム設定処理ルーチンを示し、第14図はNMI処
理ルーチンを示し、第15図はシステムブート処理ルーチ
ンを示す。
ここで上記第13図乃至第15図のフローチャートを参照
して電源異常時を含むレジューム処理動作を説明する。
電源回路30のパワーコントロールCPU306は電源スイッ
チ301の操作状態を常時監視している。
即ち、パワーコントロールCPU306は、装置が電源オフ
(パワーオフ)状態にあるとき、第3図に示すような処
理ルーチンを実行し、装置が電源オン(パワーオン)状
態にあるとき、第4図に示すような処理ルーチンを実行
して、電源スイッチ301の操作状態と、電源及び装置の
状態を常時監視している。
この際、電源制御インターフェイス機能をもつメモリ
コントローラ17は、パワーコントロールCPU306から、電
源異常情報を受けると、その電源異常情報の内容に従う
NMI(ローバッテリィNMI,パワースイッチオフNMI等)を
発生し、メインCPU11に送出する。
メインCPU11は、電源制御インターフェイス機能をも
つメモリコントローラ17よりパワースイッチオフNMIを
受けると、レジューム機能の設定状態を認識し、レジュ
ーム設定状態にあるときはバックアップRAM15を用いた
レジューム処理を終了して後、応答情報を電源制御イン
ターフェイス28を介してメモリコントローラ17に返す。
又、NMIがローバッテリィ状態のNMIであるときは、レ
ジュームモードフラグの内容に拘らず、レジューム機能
を起動して、CPUレジスタ、各種LSI情報等を含む状態再
現が可能なシステム情報をバックアップRAM15に保存す
る。
このように、パワーコントロールCPU306は、装置が電
源オフ(パワーオフ)状態にあるとき、第3図に示すよ
うな処理ルーチンを実行し、装置が電源オン(パワーオ
ン)状態にあるとき、第4図に示すような処理ルーチン
を実行して、それぞれの電源スイッチ301の操作状態
と、電源及び装置の状態を常時監視し、異常を検出する
と、その電源異常情報を電源制御インターフェイス機能
をもつメモリコントローラ17に出力する。
メモリコントローラ17は上記電源異常情報を受ける
と、その電源異常情報の内容に従うNMI(禁止不可能割
り込み)を発生し、メインCPU11に送出する。
メインCPU11はこのNMIを受け付けると、第14図に示す
NMI処理を実行し、そのNMIがローバッテリィ状態のNMI
であるときは、レジュームモードフラグの内容に拘ら
ず、レジューム機能を起動して、CPUレジスタ、各種LSI
情報等を含む状態再現が可能なシステム情報をバックア
ップRAM15に保存する。
又、通常の動作終了によるNMI(パワースイッチオフN
MI)に対しては、レジュームモードフラグを参照し、同
フラグがオン(“有効”)となっていれば、レジューム
処理を実行し、同フラグがオフ(“無効”)となってい
れば、レジューム処理を実行せず、電源遮断処理(パワ
ーオフ処理)に入る。
システム立ち上げ時に於いては第7図に示すシステム
プレート処理を実行して、レジュームモードフラグがオ
ン(“有効”)となっていれば、バックアップRAMの保
存情報をもとにシステム情報を復元しシステムへ制御を
移す。
上記したように、ローバッテリィ状態を検出したと
き、そのNMI処理に於いて、レジュームの設定状態を無
視してレジューム処理を実行する構成としたので、レジ
ューム機能の設定内容(有効/無効)に拘らず、ローバ
ッテリィ状態等の電源異常が発生したとき、その時点で
のデータ保存が確実に行なえ、操作性及び信頼性の向上
が図れる。
尚、この発明による電源制御手段は第1図に示すシス
テム構成に限らず、他のシステム構成に於いても容易に
適用可能である。
[発明の効果] 以上詳記したように本発明によれば、携行が容易で、
かつ充電可能な内蔵バッテリィにより動作可能なパーソ
ナルコンピュータシステムに於いて、プログラムが格納
されるメモリから命令を得て、システムバスに接続され
る複数のユニットを制御し、システム全体の制御を司る
メインCPUと、マイクロプロセッサを内蔵し、同プロセ
ッサの制御により常時スキャンを行ない、入力情報を非
同期に上記メインCPUへ転送するキーボードユニット
と、マイクロプロセッサを内蔵し、充電可能な、バッテ
リィでなる電源パックを備えて、上記内蔵マイクロプロ
セッサに常時電源を供給し、同プロセッサの制御により
電源オフ時を含めて電源状態を常時監視し、上記メイン
CPUとの間で電源及び装置の状態情報を交換し、内蔵バ
ッテリィの充電制御を含む内部電源制御を実行する電源
ユニットと、同電源ユニットの電源状態情報に従い装置
内部の特定情報が格納されるバックアップメモリとを備
えてなる構成としたことにより、装置自体が自装置の状
態を常に認識して装置を常に正常な状態に保つことがで
き、例えば、内蔵バッテリィの放電状態を認識していな
い状態で使用したときデータ保存が行なえなくなる不都
合、又は携行中に電源スイッチが操作され内蔵バッテリ
ィにより動作して、実際の使用時に動作不可能になって
しまう不都合等を解消できる。
又、本発明によれば、レジューム機能の有効/無効を
設定する手段と、上記電源ユニットの内蔵マイクロプロ
セッサがバッテリィ放電状態を検出したとき上記レジュ
ーム機能の設定内容に拘らずレジューム機能を強制的に
有効化する手段とを備えてなる構成としたことにより、
装置の異常発生時に於けるデータ保存機能を確率でき、
レジューム機能の有効/無効化設定手段を実現し高機能
化を図りつつ、装置の信頼性を高めることができる。
又、本発明によれば、電源オフ時にバックアップ電源
が供給されるRAMを有し、装置終了に際して、上記RAM
に、実行中のオペレーティングシステムを格納する手段
をもつ構成としたことにより、システムの立上げの都
度、フロッピィディスク等の外部記憶からオペレーティ
ングシステムを読込む処理及び操作を不要にして、シス
テム立上げ時に於けるオペレータ操作の簡素化、及びシ
ステムの高速立上げが実現できる。
又、本発明によれば、キー入力が無い時間を計時し、
同時間が設定時間に達したとき表示部への特定電源(例
えばLCDのバックライト電源)の供給を停止する手段、
及びメインCPUが外部割込み待ちのアイドル状態に入っ
たときCPUクロックを停止する手段をもつ構成としたこ
とにより、内蔵バッテリィ電源の電力消費量を大幅に低
減でき、内蔵バッテリィ電源による無駄のない長時間の
使用が可能になる。
又、本発明によれば、セットアップ処理に、少なくと
もノーマル表示/リバース表示、又は機器接続状態の特
定手段をもつ構成としたことにより、マニュアル操作ス
イッチを設けることなく、ノーマル表示/リバース表示
の特定機能、機器接続状態(A−B−PRT)の特定機能
等を実現でき、操作機構(スイッチ類等)を簡素化し
て、操作の容易化と装置のより小形化が図れる。
又、本発明によれば、キーボードを設けた本体上で所
定の回動範囲をもって表示部筐体が開閉する筐体構造に
於いて表示部筐体が閉塞状態にあるとき、電源スイッチ
の操作に伴う電源のオン/オフ処理を無効化する手段を
電源ユニットにもつ構成としたことにより、携行中等に
於いて誤って電源スイッチが操作された際等に於ける意
図しない電源スイッチ操作に伴う不都合を解消できる。
又、本発明によれば、電源状態を含む装置の状態を表
示する複数の表示部を有し、特定の表示部は電源オフ時
に於いても状態表示を行なう構成としたことにより、例
えば電源オフ状態にある際も内蔵バッテリィ電源の充放
電状態等を外部へ表示でき、オペレータに認識させるこ
とができるので、装置を常に正常な状態に保つことがで
きる。レジューム機能の有効/無効を設定する手段と、
内部電源の状態を監視し、同電源の異常を検出したと
き、割り込みを発生する手段と、同割り込みが発生した
とき、上記レジュームの設定状態を無視してレジューム
処理を実行する手段とを備えてなる構成としたことによ
り、レジューム機能の設定内容(有効/無効)に拘ら
ず、ローバッテリィ状態等の電源異常が発生したとき、
その時点でのデータ保存が確実に行なえ、操作性及び信
頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に於けるシステム構成を示す
ブロック図、第2図は上記実施例に於ける電源回路の構
成を示すブロック図、第3図及び第4図はそれぞれ上記
実施例に於けるパワーコントロールCPUの処理フローを
示すフローチャート、第5図は本発明の一実施例に於け
る装置の外観構成を示したもので、同図(a)は表示部
筐体が開いた状態を示す斜視図、同図(b)は表示部筐
体が閉じた状態を示す斜視図、第6図は本発明の一実施
例に於けるLEDの表示状態を示す図、第7図乃至第10図
はそれぞれ上記実施例に於けるセットアップ処理とその
関連処理フローを示すフローチャート、第11図上記実施
例に於けるセットアップ画面を示す図、第12図は上記実
施例に於けるレジューム処理を説明するためのブロック
図、第13図乃至第15図はそれぞれ上記実施例に於けるレ
ジューム処理とその関連処理フローを示すフローチャー
ト、第16図は上記実施例に於けるRAMの構成を示すブロ
ック図、第17図はノーマル表示/リバース表示切替え回
路を示すブロック図である。 10……システムバス、11……CPU(メインCPU)、12……
ROM(SYS−ROM)、13……RAM(SYS−RAM)、14……SI、
14A……DMAコントローラ(DMAC;Direct Memory Access
Controller)、14B……割込みコントローラ(PIC;Progr
ammable Interrupt Controller)、14C……時計モジュ
ール(RTC;Real−Time Clock)、14D……フロッピィデ
ィスクコントローラ(FDC)、14E……入出力インターフ
ェイス(UART;Universal Asynchronous Receiver/Trans
mitter)、15……バックアップRAM、16……拡張RAM、17
……メモリコントローラ(EMC)、18……漢字ROM、19…
…辞書ROM、21……入出力コントローラ(IO−CNT)、22
……入出力ポート(IO−PORT)、23……キーボードコン
トローラ(KBC)、24……表示コントローラ(DISP−CN
T)、25……ビデオRAM(V−RAM)、29……電源アダプ
タ(ACアダプタ)、30……インテリジェントパワーサプ
ライ(電源回路)、31A……メインバッテリィ(M−BAT
T)、31B……サブバッテリィ(S−BATT)、32……フロ
ッピィディスクドライブ(FDD)、33……RS−232Cイン
ターフェイス機器、34……拡張用コネクタ(EXP−C
N)、35……スピーカ(SPX)、36……キーボード(K
B)、37……LCD表示部、301……電源スイッチ、301a…
…操作釦、302……リセットスイッチ、303……ディスプ
レイスイッチ、304……拡張ユニット設定スイッチ、305
……パラレルI/O、306……パワーコントロールCPU、307
……内部バス、308……バックライトコントロール回
路、309……LEDドライバ、310……D/A変換器、311,318
……チャージユニット、312,314……電流検出器、315,3
19……DC−DCコンバータ、316……A/D変換器、317……
シリアルI/O。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹口 浩一郎 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (72)発明者 南野 伸之 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (72)発明者 斉藤 敏満 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (72)発明者 中島 修三 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (72)発明者 今野 潤子 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (56)参考文献 特開 昭60−225923(JP,A) 特開 昭62−43762(JP,A) 特開 昭62−169219(JP,A) 特開 昭62−258154(JP,A) 特開 昭61−203826(JP,A) 実開 昭62−154538(JP,U)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラムが格納されるメモリから命令を
    得て、システムバスに接続される複数のユニットを制御
    し、システム全体の制御を司るメインCPUと、マイクロ
    プロセッサを内蔵し、同プロセッサの制御により常時ス
    キャンを行ない、入力情報を非同期に上記メインCPUへ
    転送するキーボードユニットと、マイクロプロセッサを
    内蔵し、充電可能なバッテリィでなる電源パックを備え
    て、上記内蔵マイクロプロセッサに常時電源を供給し、
    同プロセッサの制御により電源オフ時を含めて電源状態
    を常時監視し、上記メインCPUとの間で電源及び装置の
    状態情報を交換し、内蔵バッテリィの充電制御を含む内
    部電源制御を実行する電源ユニットと、同電源ユニット
    の電源状態情報に従い装置内部の特定情報が格納される
    バックアップメモリとを具備してなることを特徴とする
    コンピュータシステム。
  2. 【請求項2】レジューム機能の有効/無効を設定する手
    段と、上位電源ユニットの内蔵マイクロプロセッサがバ
    ッテリィ放電状態を検出したとき上記レジューム機能の
    設定内容に拘らずレジューム機能を強制的に有効化する
    手段とを具備してなることを特徴と請求項(1)記載の
    コンピュータシステム。
  3. 【請求項3】電源オフ時にバックアップ電源が供給され
    るRAMを有し、装置終了に際して、上記RAMに、実行中の
    オペレーティングシステムを格納する手段をもつ請求項
    (1)記載のコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】電源オン時に於いてキー入力が無い時間を
    計時し、同時間が設定時間に達したとき表示部への特定
    電源の供給を停止する手段をもつ請求項(1)記載のコ
    ンピュータシステム。
  5. 【請求項5】セットアップ処理に、少なくともノーマル
    表示/リバース表示、又は機器接続状態の設定手段を含
    む請求項(1)記載のコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】メインCPUが外部割込み待ちのアイドル状
    態に入ったときCPUクロックを停止する機能をもつ請求
    項(1)記載のコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】上記電源ユニットは、キーボードを設けた
    本体上で所定の回動範囲をもって表示部筐体が開閉する
    筐体構造に於いて表示部筐体が閉塞状態にあるとき、電
    源スイッチの操作に伴う電源のオン/オフ処理を無効化
    する手段をもつ請求項(1)記載のコンピュータシステ
    ム。
  8. 【請求項8】電源状態を含む装置の状態を表示する複数
    の表示部を有し、特定の表示部は電源オフ時に於いても
    状態表示を行なう請求項(1)記載のコンピュータシス
    テム。
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