JP2000276945A - 導体ペースト及びそれを用いた回路基板 - Google Patents

導体ペースト及びそれを用いた回路基板

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JP2000276945A
JP2000276945A JP8154299A JP8154299A JP2000276945A JP 2000276945 A JP2000276945 A JP 2000276945A JP 8154299 A JP8154299 A JP 8154299A JP 8154299 A JP8154299 A JP 8154299A JP 2000276945 A JP2000276945 A JP 2000276945A
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conductive paste
powder
conductor
photosensitive
paste
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Masahiro Kubota
正博 久保田
Michiaki Inami
通明 伊波
Shizuharu Watanabe
静晴 渡辺
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/09Use of materials for the conductive, e.g. metallic pattern
    • H05K1/092Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B1/00Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors
    • H01B1/20Conductive material dispersed in non-conductive organic material
    • H01B1/22Conductive material dispersed in non-conductive organic material the conductive material comprising metals or alloys

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板との密着力が高く、微細かつ厚膜の導体
パターンを形成でき、さらにゲル化を抑制して保存安定
性に優れた導体ペーストを提供すること。 【解決手段】 酸性官能基を有する有機バインダ、ガラ
ス及び/又はセラミックからなる無機粉末、並びに、導
電性金属粉末を混合してなり、少なくとも前記無機粉
末、前記導電性金属粉末のいずれか一方が多価金属を含
む導体ペーストであって、前記導体ペースト中に沸点1
78℃以上のモノオール化合物を含有していることを特
徴とする、導体ペースト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に所望の導
体パターンを形成する際に用いる導体ペースト、及び、
それを用いた回路基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信機器、衛星放送受信機
器、コンピュータ等に用いられる高周波電子部品は、小
型かつ高性能であることが強く求められている。また、
高周波電子部品の配線パターンに関しても、その高密度
化及び信号の高速化への対応が要求されており、その高
密度化や信号の高速化を達成するためには、配線パター
ンの微細化及び厚膜化が必要である。
【0003】従来より、高周波電子部品の配線パターン
形成は、鉄や銅等の多価金属からなる導電性金属粉末と
有機バインダや有機溶媒からなる有機ビヒクルとを混合
した導体ペーストを用いて絶縁性基板上に配線パターン
を形成し、次いでこれを乾燥した後、焼成するといった
手法が用いられてきた。ここで、配線パターン形成はス
クリーン印刷法によるのが一般的であり、この方法で形
成した配線パターンの配線幅及び配線間ピッチは50μ
m程度が限界であった。
【0004】これに対して、特開平5−287221号
公報、特開平8−227153号公報等には、感光性導
体ペーストを用いたフォトリソグラフィ法による微細厚
膜配線の形成方法が提案されている。この手法は、導電
性金属粉末、側鎖にカルボキシル基及びエチレン性不飽
和基を有するアクリル系共重合体、光反応性化合物、光
重合開始剤等からなる感光性導体ペーストを絶縁性基板
上に塗布し、これを乾燥後、フォトリソグラフィ法に基
づいてパターニングするというものである。
【0005】他方、特開平6−224538号公報、特
開平8−335757号公報等には、ガラス粉末を含有
する感光性導体ペーストを用いたフォトリソグラフィ法
による微細厚膜配線の形成方法が提案されている。この
手法は、感光性導体ペースト中にガラス粉末を含有さ
せ、導体パターンとセラミック基板との接着性を向上す
るというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、感光性導体ペー
ストを用いたフォトリソグラフィ法においては、環境へ
の配慮から、水若しくはアルカリ水溶液による現像が可
能であることが望まれており、そのために、カルボキシ
ル基等のプロトンを遊離する性質のある酸性官能基が有
機バインダ中に導入されている。
【0007】しかしながら、そのような有機バインダを
用いた場合、溶液中に溶出した多価金属のイオンと、プ
ロトン遊離後に生成される有機バインダのアニオンとが
反応して、イオン架橋による3次元ネットワークが形成
されてゲル化が生じる。感光性導体ペーストがゲル化し
てしまうと、塗布が困難になるばかりか、たとえ塗布で
きたとしても現像が不安定になる等、その使用が困難と
なる。
【0008】ゲル化を防止する方法として、例えば特開
平9−218509号公報ではリン酸等のリン含有化合
物を、特開平9−218508号公報ではベンゾトリア
ゾール等のアゾール構造を持つ化合物を、特開平9−2
22723号公報では酢酸等のカルボキシル基を有する
有機化合物を、それぞれゲル化抑制剤として含有した感
光性導体ペーストが開示されている。しかしながら、こ
れらの方法は、感光性導体ペーストがゲル化するまでの
時間を若干伸ばすに過ぎず、これらのゲル化抑制剤を含
有したとしても、感光性導体ペーストの使用は実質的に
困難であった。
【0009】また、特開平10−171107号公報で
は、有機溶剤として、3−メチル−3−メトキシブタノ
ールを使用することによってゲル化を防止できるとして
いる。しかしながら、3−メチル−3−メトキシブタノ
ールは沸点が174℃と低いため、塗布後の感光性導体
ペーストを乾燥させたときに有機溶剤成分が完全に蒸発
してしまい、ゲル化防止の効用がなくなる。その結果、
乾燥状態のペースト中でもゲル化と似たような現象、す
なわちイオン架橋による3次元ネットワークが形成され
て実質的な分子量が高くなるという現象が起こって、未
露光部が現像液に溶出しなくなる、等の問題が生じるこ
とがある。
【0010】本発明は、上述した問題点を解決するもの
であり、その目的は、基板との密着力が高く、微細かつ
厚膜の導体パターンを形成でき、さらにゲル化を抑制し
て保存安定性に優れた導体ペースト、並びに、それを用
いた回路基板を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意検討を重ねた結果、溶液中に酸性官
能基を有する有機バインダのアニオンと多価金属のイオ
ンとが溶出してしまうような系に、沸点178℃以上の
モノオール化合物を含有させることにより、ゲル化を有
効に防止できることを見出した。
【0012】すなわち、本発明は、酸性官能基を有する
有機バインダ、ガラス及び/又はセラミックからなる無
機粉末、並びに、導電性金属粉末を混合してなり、少な
くとも前記無機粉末、前記導電性金属粉末のいずれか一
方が多価金属を含む導体ペーストであって、前記導体ペ
ースト中に沸点178℃以上のモノオール化合物を含有
していることを特徴とする導体ペーストに係るものであ
る。
【0013】また、本発明の導体ペーストにおいて、前
記導電性金属粉末は、金、銀、銅、白金、アルミニウ
ム、パラジウム、ニッケル、モリブデン、タングステン
からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特
徴とする。
【0014】また、本発明の導体ペーストにおいて、前
記導体ペーストの前記無機粉末及び前記導電性金属粉末
の体積分率は、30%以上、90%未満であることを特
徴とする。
【0015】また、本発明の導体ペーストにおいて、前
記導体ペーストには、さらに感光性有機成分が含まれて
いることを特徴とする。
【0016】また、本発明の導体ペーストにおいて、前
記導電性金属粉末の平均粒径は、0.1μm以上、10
μm未満であることを特徴とする。
【0017】また、本発明の導体ペーストにおいて、前
記無機粉末の平均粒径は、0.1μm以上、10μm未
満であることを特徴とする。
【0018】また、本発明の導体ペーストにおいて、前
記導体ペーストには、さらに紫外線吸収剤が含まれてい
ることを特徴とする。
【0019】また、本発明の導体ペーストにおいて、前
記有機バインダは、側鎖にカルボキシル基を有するアク
リル系共重合体であることを特徴とする。
【0020】また、本発明の導体ペーストにおいて、前
記導体ペーストの溶液部分に溶出している前記多価金属
のイオンに対して、前記モノオール化合物が2倍モル以
上含有されていることを特徴とする。
【0021】また、本発明の導体ペーストにおいて、前
記導体ペーストには、さらに有機溶剤が含まれており、
前記モノオール化合物と前記有機溶剤との合計量のう
ち、前記モノオール化合物が10〜92重量%占めてい
ることを特徴とする。
【0022】さらに、本発明は、基板上に、上述した本
発明の導体ペーストを用いて所望のパターンを形成し、
これを焼成してなることを特徴とする回路基板を提供す
るものである。
【0023】本発明の導体ペーストによれば、上述した
導体ペースト中に沸点178℃以上のモノオール化合物
を含有しているので、塗布前のペースト状態、塗布・乾
燥後の塗膜状態のいずれにおいてもゲル化の発生を十分
に抑制することができ、また、基板との密着力が高く、
微細かつ厚膜の導体パターンを形成できる。
【0024】また、本発明の回路基板によれば、絶縁性
基板上に本発明の導体ペーストによる所望のパターンを
形成し、これを焼成してなる導体パターンを有している
ので、基板との密着力が高く、微細かつ厚膜の導体パタ
ーンを形成でき、ひいては、高密度配線化、高速信号化
を達成した回路基板を得ることができる。
【0025】これは、モノオール化合物中のヒドロキシ
ル基(−OH)は、有機バインダの酸性官能基(特にカ
ルボキシル基)に比べて、多価金属イオンとの結合力が
際立って強く、したがって、導体ペーストの溶液部分に
溶出した多価金属イオンとモノオール化合物とが先に反
応して、有機バインダのアニオンと多価金属イオンとの
イオン架橋及びその3次元ネットワーク形成を妨げるこ
とによるものである。また、モノオール化合物はただ1
つのヒドロキシル基を有するので、モノオール化合物と
多価金属イオンとが反応しても、イオン架橋による3次
元ネットワークを形成しない。さらに、前記モノオール
化合物は沸点が178℃以上であるから、その塗布後、
乾燥処理を施した後でも、モノオール化合物は塗膜中に
有意に残存し、そのゲル化防止能を十分に発揮する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の導体ペーストを更
に詳細に説明する。
【0027】本発明の導体ペーストにおいて、沸点17
8℃以上のモノオール化合物としては、1−オクチルア
ルコール、2−オクチルアルコール、ノニルアルコー
ル、デシルアルコール、1−メチルシクロヘキサノー
ル、トリメチルシクロヘキサノール、エチレングリコー
ルモノアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコール
モノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノビニル
エーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリ
コールイソアミルエーテル、エチレングリコールフェニ
ルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、ト
リメチルヘキサノール、テトラヒドロフルフリルアルコ
ール、クレゾール、乳酸ブチル、ベンジルアルコール、
ヒドロキシエチルアクリレート、フェネチルアルコー
ル、メルカプトブタノール、ヒドロキシエチルメタクリ
レート、ヒドロキシエチルピペラジン、シクロヘキサノ
ンオキシム、ヒドロキシメトキシアリルベンゼン、ヒド
ロキシメトキシベンズアルデヒド、ヒドロキシメチルピ
ペラジン、ヒドロキシプロピオニトリル、ヒドロキシア
セトナフトン、ヒドロキシベンズアルデヒド、ヒドロキ
シアセトフェノン、ヒドロキシベンゾイミダゾール、フ
ェニルフェノール、ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシベ
ンゾフェノン、ベンゾイン、チモール、ヒドロキシメト
キシ安息香酸、ヒドロキシメチル安息香酸、ヒドロキシ
メチルピロン、ヒドロキシナフトエ酸、ヒドロキシナフ
トキノン、ヒドロキシノルボルネンジカルボキシイミ
ド、ヒドロキシフェニル酢酸、ヒドロキシフェニルグリ
シン、ヒドロキシフタルイミド、ヒドロキシピバリン酸
ネオペンチルグリコールエステル、ヒドロキシプロピオ
フェノン、ヒドロキシステアリン酸、ヒドロキシこはく
酸イミド、ヒドロキシトルイル酸等が挙げられる。
【0028】また、本発明の導体ペーストにおいて、前
記無機粉末はガラス粉末及び/又はセラミック粉末であ
る。なお、ガラス粉末としては、ホウ珪酸系ガラス粉末
等の公知のガラス粉末を使用でき、セラミック粉末とし
ては、結晶化ガラス系、ガラス複合系、非ガラス系の公
知のセラミック粉末を用いることができる。
【0029】特に、前記ガラス粉末は、SiO2−Pb
O系、SiO2−ZnO系、SiO2−Bi23系、Si
2−K2O系、SiO2−Na2O系、SiO2−PbO
−B23系、SiO2−ZnO−B23系、SiO2−B
23−B23系、SiO2−K2O−B23系、SiO
2−Na2O−B23系等の、2価以上の価数を持つ多価
金属酸化物を含むものであってよい。また、前記セラミ
ック粉末は、2価以上の価数を持つ多価金属化合物を含
むセラミック粉末であってよい。例えば、Al、Ba、
Ti、Sr、Pb、Zr、Mn、Co、Ni、Fe、
Y、Nb、La及びRuからなる群より選ばれる少なく
とも1種の多価金属の酸化物、硼化物、窒化物、ケイ化
物等が挙げられる。
【0030】また、本発明の導体ペーストにおいて、前
記導電性金属粉末は、金、銀、銅、白金、アルミニウ
ム、パラジウム、ニッケル、モリブデン、タングステン
からなる群より選ばれる少なくとも1種であってよい。
特に、多価金属である、銅、アルミニウム、パラジウ
ム、ニッケル、モリブデン、タングステン若しくはそれ
らの混合物を用いる場合、この多価金属によるイオンと
酸性官能基を有する有機バインダのアニオンとのイオン
架橋及び3次元ネットワークの形成を有効に抑制でき
る。
【0031】すなわち、本発明の導体ペーストは、導電
性金属粉末を構成する金属粉末が2価以上の価数を有す
る多価金属である場合、ガラス及び/又はセラミックか
らなる前記無機粉末を構成する金属化合物(金属酸化
物)が2価以上の価数を有する多価金属を含む化合物で
ある場合、或いは、これらの両方である場合に、溶液中
に溶出してくる多価金属のイオンと、カルボキシル基等
の酸性官能基を有する有機バインダのアニオンとのイオ
ン架橋、3次元ネットワークの形成を抑制して、そのゲ
ル化を有効に抑制するものである。
【0032】また、本発明の導体ペースト中の前記無機
粉末及び前記導電性金属粉末の体積分率は、導体ペース
トの焼結性等を向上できることから、30〜90%であ
ることが望ましい。体積分率が30%未満であると、焼
成時に体積収縮が激しくなり、例えば、パターンを形成
した時には断線が発生することがある。他方、体積分率
が90%以上であると、形成した構造物自体の強度が極
めて弱くなり、焼成時に構造物が壊れてしまうことがあ
る。なお、本発明において、前記無機粉末の体積分率
は、導体ペーストに対する焼成後に残存する無機粉末の
体積分率を意味する。
【0033】また、本発明の導体ペーストには、感光性
有機成分が含まれていることが望ましい。すなわち、導
体ペースト中に感光性有機成分を含有させることによっ
て、感光性導体ペーストを構成できる。
【0034】すなわち、本発明による感光性導体ペース
トは、沸点178℃以上のモノオール化合物を含んでい
るから、塗布前のペースト状態、塗布・乾燥後の塗膜状
態のいずれにおいても、ゲル化が十分に抑制され、その
安定性が向上すると共に、フォトリソグラフィ法におけ
る現像処理を安定に実施し、微細かつ厚膜の導体パター
ンを基板との密着性良く形成することができる。
【0035】なお、前記感光性有機成分とは、従来から
公知の光重合性、若しくは光変性化合物のことであっ
て、例えば、(1)不飽和基等の反応性官能基を有する
モノマーやオリゴマーと、芳香族カルボニル化合物等の
光ラジカル発生剤の混合物、(2)芳香族ビスアジドと
ホルムアルデヒドの縮合体等のいわゆるジアゾ樹脂、
(3)エポキシ化合物等の付加重合性化合物とジアリル
ヨウドニウム塩等の光酸発生剤の混合物、(4)ナフト
キノンジアジド系化合物、等が挙げられる。このうち、
特に好ましいのは、不飽和基等の反応性官能基を有する
モノマーやオリゴマーと、芳香族カルボニル化合物等の
光ラジカル発生剤の混合物である。
【0036】前記反応性官能基含有モノマー・オリゴマ
ーとしては、ヘキサンジオールトリアクリレート、トリ
プロピレングリコールトリアクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、ステアリルアクリレー
ト、テトラヒドロフルフリルアクリレート、ラウリルア
クリレート、2−フェノキシエチルアクリレート、イソ
デシルアクリレート、イソオクチルアクリレート、トリ
デシルアクリレート、カプロラクトンアクリレート、エ
トキシ化ノニルフェノールアクリレート、1、3−ブタ
ンジオールジアクリレート、1、4−ブタンジオールジ
アクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、
テトラエチレングリコールジアクリレート、トリエチレ
ングリコールジアクリレート、エトキシ化ビスフェノー
ルAジアクリレート、プロポキシ化ネオペンチルグリコ
ールジアクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)
イソシアヌレートトリアクリレート、エトキシ化トリメ
チロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート、プロポキシ化トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、プロポキシ化グリセリルトリ
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヒドロキシペンタアクリレート、
エトキシ化ペンタエリスリトールテトラアクリレート、
テトラヒドロフルフリルメタクリレート、シクロヘキシ
ルメタクリレート、イソデシルメタクリレート、ラウリ
ルメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリ
レート、エチレングリコールジメタクリレート、テトラ
エチレングリコールジメタクリレート、1、4−ブタン
ジオールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメ
タクリレート、1、6−ヘキサンジオールジメタクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、1、
3−ブチレングリコールジメタクリレート、エトキシ化
ビスフェノールAジメタクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート等が挙げられる。
【0037】また、前記光ラジカル発生剤としては、ベ
ンジル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソブ
チルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベン
ゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸
メチル、4−ベンゾイル−4'−メチルジフェニルサル
ファイド、ベンジルジメチルケタール、2−n−ブトキ
シ−4−ジメチルアミノベンゾエート、2−クロロチオ
キサントン、2、4−ジエチルチオキサントン、2、4
−ジイソプロピルチオキサントン、イソプロピルチオキ
サントン、2−ジメチルアミノエチルベンゾエート、p
−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ
安息香酸イソアミル、3、3'−ジメチル−4−メトキ
シベンゾフェノン、2、4−ジメチルチオキサントン、
1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−
メチルプロパン−1−オン、2、2−ジメトキシ−1、
2−ジフェニルエタン−1−オン、ヒドロキシシクロヘ
キシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−
1−フェニルプロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2
−メチル−1−プロパン−1−オン、2−メチル−1−
[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプ
ロパン−1−オン、メチルベンゾイルフォルメート、1
−フェニル−1、2−プロパンジオン−2−(o−エト
キシカルボニル)オキシム、2−ベンジル−2−ジメチ
ルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−1−ブ
タノン、ビス(2、6−ジメトキシベンゾイル)−2、
4、4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイド、
ビス(2、4、6−トリメチルベンゾイル)フェニルフ
ォスフィンオキサイド等が挙げられる。
【0038】また、本発明による感光性導体ペーストに
おいて、前記導電性金属粉末の平均粒径(D50)は、
露光に必要な光量を最小限に抑え、現像処理を良好に行
うことができることから、0.1μm以上、10μm未
満であることが望ましい。前記導電性金属粉末の平均粒
径が0.1μm未満では、露光感度が低下して必要な露
光光量が増大する傾向にあり、他方、平均粒径が10μ
m以上であると、現像時に疎粒による解像度の低下が生
じることがある。同様の理由で、前記無機粉末の平均粒
径(D50)も、0.1μm以上、10μm未満である
ことが望ましい。
【0039】また、本発明による感光性導体ペースト組
成物において、感光性導体ペースト中には、さらに紫外
線吸収剤が含まれていることが望ましい。紫外線吸収剤
を含むことによって、露光光線の吸収性を向上できると
同時に光散乱による露光不良を最小限に抑えることがで
きる。紫外線吸収剤としては、アゾ系赤色顔料、アミン
系赤色染料等が挙げられる。
【0040】また、本発明の導体ペーストにおいて、前
記有機バインダは、側鎖にカルボキシル基を有するアク
リル系共重合体であることが望ましい。このような有機
バインダは感光性有機バインダとしても有用であり、ア
ルカリ系又は水系の現像液で現像処理を容易に行うこと
ができる。
【0041】特に、前記有機バインダが側鎖にカルボキ
シル基を有するアクリル系共重合体である場合、この共
重合体によるアニオンと、溶液中に溶出してくる多価金
属イオンとがイオン架橋し、3次元ネットワークが形成
され易い。したがって、このような系に前記モノオール
化合物を添加することによって、そのイオン架橋、3次
元ネットワークの形成を極めて有効に抑制できる。
【0042】なお、側鎖にカルボキシル基を有するアク
リル系共重合体を含む前記有機バインダは、例えば、不
飽和カルボン酸とエチレン性不飽和化合物を共重合させ
ることにより製造することができる。不飽和カルボン酸
としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フ
マル酸、ビニル酢酸及びこれらの無水物等が挙げられ
る。一方、エチレン性不飽和化合物としては、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル等のアクリル酸エステル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等のメタクリ
ル酸エステル、フマル酸モノエチル等のフマル酸エステ
ル等が挙げられる。また、前記アクリル系共重合体は、
以下のような形態の不飽和結合を導入したものを使用し
てもよい。
【0043】(1)前記アクリル系共重合体の側鎖のカ
ルボキシル基に、これと反応可能な、例えばエポキシ基
等の官能基を有するアクリル系モノマーを付加したも
の。
【0044】(2)側鎖のカルボキシル基の代わりにエ
ポキシ基が導入されてなる前記アクリル系共重合体に、
不飽和モノカルボン酸を反応させた後、さらに飽和又は
不飽和多価カルボン酸無水物を導入したもの。
【0045】また、本発明の導体ペーストにおいては、
その溶液部分に溶出する前記多価金属のイオンのモル数
に対して、前記モノオール化合物が2倍モル以上含有さ
れていることが望ましい。その含有量が2倍モル未満で
あると、ゲル化を十分に防ぐことは困難である。なお、
溶出した多価金属イオンのモル数は、遠心分離法や濾過
法等によって前記感光性導体ペースト中の固体部分と溶
液部分を分離した後、従来よりよく知られている原子吸
光法、ICP、ICP−MS等の方法により測定でき
る。
【0046】また、前記導体ペーストには有機溶剤が含
まれており、前記モノオール化合物と前記有機溶剤との
合計量のうち、前記モノオール化合物は10〜92重量
%を占めていることが望ましい。その割合が10重量%
以下であると、ゲル化を十分に防止することが困難であ
る。また、その割合が92重量%以上であると、導体ペ
ーストの粘度が極端に低下し、ペーストの塗布性が劣化
することがある。
【0047】なお、本発明の導体ペーストには、さらに
必要に応じて、重合禁止剤等の保存安定剤、酸化防止
剤、染料、顔料、消泡剤、界面活性剤等も、適宜、添加
できる。
【0048】次に、本発明の回路基板をさらに詳細に説
明する。
【0049】本発明の回路基板においては、本発明の導
体ペースト(特に感光性導体ペースト)をスクリーン印
刷法、スピンコート法等の方法によって基板上に塗布
し、これを乾燥後、露光・現像することにより、従来の
スクリーン印刷法では得られない、例えば、幅やピッチ
が50μm以下の微細パターンを形成できる。なお、こ
こで乾燥とは、具体的には、40〜100℃、10分〜
2時間の条件で行われるものである。
【0050】また、セラミックグリーンシートに本発明
の導体ペーストによる導体パターンを微細かつ厚膜に形
成し、しかる後、焼成等の熱処理を施すことによって、
回路基板若しくは回路素子を製造することもできる。そ
の方法としては、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム等の支持体上に本発明の導体ペーストによ
って微細パターンを形成した後、セラミックグリーンシ
ート上に熱転写する方法でもよいし、直接セラミックグ
リーンシート上に本発明の導体ペーストを塗布後、フォ
トリソグラフィ法に基づいて微細パターンを形成する方
法でもよい。
【0051】ここで、前記セラミックグリーンシート
は、セラミック粉末と有機ビヒクルとを混合したスラリ
ーをシート状に成形したもの等が挙げられる。また、さ
らにガラス粉末が混合してあってもよい。さらに、有機
ビヒクルに感光性有機成分を混合した感光性グリーンシ
ートを使用し、フォトリソグラフィ法によって微細なバ
イアホール等の構造を形成したものを用いてもよい。よ
り具体的に言えば、Al23等の絶縁性セラミック粉
末、BaTiO3等の誘電体セラミック粉末、ニッケル
亜鉛フェライト、ニッケル亜鉛銅フェライト等のフェラ
イト系粉末、RuO2、Pb2Ru27、Bi2Ru
27、Mn・Co・Niの複合酸化物等の導電性セラミ
ック粉末、PZT等の圧電体セラミック粉末等を有する
セラミックグリーンシートであってもよい。
【0052】また、微細パターンが形成されたセラミッ
クグリーンシートを複数枚積層し、同時焼成等の熱処理
を施すことにより、多層回路基板若しくは多層回路素子
を製造することもできる。或いは、本発明の導体ペース
トを使って基板や支持体等に微細パターンを形成した
後、機能性有機バインダを含む混合物を塗布して積層構
造を形成し、焼成等の熱処理を施すことによって、多層
回路基板若しくは多層回路素子を製造することもでき
る。機能性有機バインダを含む混合物としては、前記セ
ラミック粉末と有機バインダを混合したものや銅、銀等
の導電性金属粉末に有機バインダを混合したもの、ま
た、さらにガラス粉末を混合したもの等が挙げられる。
【0053】なお、本発明の回路基板は、チップコンデ
ンサ、チップLCフィルタ等の回路素子用基板や、VC
O(Voltage Controlled Oscillator)やPLL(Phase
Locked Loop)等のモジュール用基板であってよい。
【0054】特に、本発明による感光性導体ペーストを
用いれば、フォトリソグラフィ法における現像処理を安
定に実施できるので、バイアホールやパターン等の電子
回路に必須な導体パターンを微細かつ厚膜に形成でき、
高周波特性に優れた小型の回路基板若しくは回路素子を
製造できる。したがって、チップインダクタ、チップ積
層コンデンサ等の高周波チップ電子部品等の高密度化や
信号の高速化に十分に対応できる。
【0055】
【実施例】以下、本発明を具体例に従い説明する。
【0056】例1 下記組成、配合量の各種成分を混合後、3本ロールミル
による混練を行い、感光性ペースト組成物とした。
【0057】<有機バインダ> メタクリル酸/メタクリル酸メチルの共重合割合が重量
基準で25/75の共重合体(重量平均分子量=50,
000):2.0g <無機粉末> SiO2−PbO−B23系ガラス粉末(ホウ酸含有量
17重量%、平均粒径3μm):0.9g <導電性金属粉末> 銅粉末(平均粒径3μm):15.0g <反応性官能基含有モノマー> トリメチロールプロパントリアクリレート:1.0g <光重合開始剤> 2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2
−モルフォリノプロパン−1−オン:0.4g 2,4−ジエチルチオキサントン:0.1g <有機溶剤> エチルカルビトールアセテート:4.0g <モノオール化合物> ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(沸点18
9〜190℃):1.0g <紫外線吸収材> アゾ系赤色顔料:0.1g 次いで、上記組成の感光性導体ペーストをアルミナ絶縁
性基板上にスピンコーターによって塗布し、これを10
0℃にて1時間乾燥して、20μm厚の塗膜を形成し
た。次いで、得られた塗膜を24時間放置した後、露光
処理を行った。ここでは、ライン/スペース(L/S)
=20/20(μm)のパターンが描画されたマスクを
通して、高圧水銀灯の光線を250mJ/cm2の露光
量で照射した。その後、炭酸ナトリウム水溶液による現
処理像を行うことにより、L/S=20/20(μm)
のパターンを得ることができた。そして、脱脂処理を施
した後、900℃、N2雰囲気中で焼成して、L/S=
10/30(μm)の導体パターンを形成した。
【0058】ここで、上記組成の感光性導体ペーストに
ついて、温度20℃下、空気中にて、作製直後、1日
後、3日後、1週間後、1ヶ月後の各時点でその保存状
態を測定した。その結果、本例による感光性導体ペース
トはいずれの時点においてもゲル化していなかった。す
なわち、作製直後、1日後、3日後、1週間後、1ヶ月
後の各時点でも、絶縁性基板上にスピンコーターによる
塗布を行い、かつ、フォトリソグラフィ法によるパター
ン形成を行うことが可能であった。
【0059】例2 ジプロピレングリコールモノメチルエーテルの代わりに
2−オクチルアルコール(沸点178〜179℃)を用
いた以外は例1と同様にして感光性導体ペーストを作製
した。
【0060】例3 ジプロピレングリコールモノメチルエーテルの代わりに
乳酸ブチル(沸点185〜187℃)を用いた以外は例
1と同様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0061】例4 ジプロピレングリコールモノメチルエーテルの代わりに
3−メトキシ−3−メチルブタノール(沸点173〜1
75℃)を用いた以外は例1と同様にして感光性導体ペ
ーストを作製した。
【0062】例5 ジプロピレングリコールモノメチルエーテルの代わりに
4−メチルシクロヘキサノール(沸点172〜175
℃)を用いた以外は例1と同様にして感光性導体ペース
トを作製した。
【0063】例6 ジプロピレングリコールモノメチルエーテルの代わりに
1−ヘプチルアルコール(沸点176℃)を用いた以外
は、実施例1と同様にして感光性導体ペーストを作製し
た。
【0064】以上、例2〜6の感光性導体ペーストにつ
いて、例1と同様にして、L/S=20/20(μm)
のパターン形成を試みた。そして、例1〜6の感光性導
体ペーストによる塗膜について、現像処理時の安定性の
評価を行った。その評価結果を下記表1に示す。なお、
下記表1中の「○」は、未露光部が現像液に溶出してパ
ターン形成を良好に行うことができたことを意味する。
また、表1中の「△」は、未露光部が現像液に一部溶出
しているものの、パターン形成が十分に行えなかったこ
とを意味し、「×」は、未露光部が現像液に溶出せず、
パターン形成ができなかったことを意味する。
【0065】
【表1】
【0066】すなわち、沸点が178℃以上のモノオー
ル化合物を含んだ例1〜3による感光性導体ペーストに
よれば、未露光部が現像液に容易に溶出して、形状性に
優れた導体パターンを形成できたことが分かる。これに
対して、例4〜6のように、モノオール化合物の沸点が
178℃未満の場合、未露光部が現像液に十分に溶出せ
ず、形状性の良いパターン形成ができなかった。これ
は、感光性導体ペーストの塗布後、その乾燥処理時に塗
膜からモノオール化合物が蒸発してしまい、ゲル化防止
能が経時的に劣化してしまったことによるものと思われ
る。
【0067】例7 モノオール化合物を添加しない以外は例1と同様にして
感光性導体ペーストを作製した。
【0068】例8 ジプロピレングリコールモノメチルエーテル1.0gの
代わりにリン酸0.1gを添加した以外は例1と同様に
して感光性導体ペーストを作製した。
【0069】例9 ジプロピレングリコールモノメチルエーテル1.0gの
代わりにベンゾトリアゾール0.02gを添加した以外
は例1と同様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0070】例10 ジプロピレングリコールモノメチルエーテル1.0gの
代わりに酢酸1.0gを添加した以外は例1と同様にし
て感光性導体ペーストを作製した。
【0071】以上、例7〜10の感光性導体ペーストの
保存安定性を評価した。なお、感光性導体ペーストの保
存は20℃下、空気中にて行った。その評価結果を、例
1による感光性導体ペーストの評価結果と共に下記表2
に示す。なお、表2中の「○」は、感光性導体ペースト
がゲル化しておらず、塗布可能な状態であったことを意
味する。また、「×」は、感光性導体ペーストがゲル化
しており、塗布不可能な状態であったことを意味する。
【0072】
【表2】
【0073】表2から、例7〜10のように、モノオー
ル化合物を全く含まない感光性導体ペーストやモノオー
ル化合物以外のゲル化防止剤を含む感光性導体ペースト
は、その作製直後はゲル化を防止して良好な安定性を示
していたが、経時的にゲル化が生じ始めてしまったこと
が分かる。
【0074】例11 下記組成、配合量の各種成分を混合後、3本ロールミル
による混練を行い、感光性導体ペーストとした。
【0075】<有機バインダ> メタクリル酸/メタクリル酸メチルの共重合割合が重量
基準で25/75の共重合体(重量平均分子量=50,
000):2.0g <無機粉末> SiO2−PbO−B23系ガラス粉末(ほう酸含有量
17重量%、平均粒径3μm):0.9g <導電性金属粉末> 銀粉末(平均粒径3μm):10.0g <反応性官能基含有モノマー> トリメチロールプロパントリアクリレート:1.0g <光重合開始剤> 2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2
−モルフォリノプロパン−1−オン:0.4g 2,4−ジエチルチオキサントン:0.1g <有機溶剤> エチルカルビトールアセテート:4.0g <モノオール化合物> ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(沸点18
9〜190℃):1.0g <紫外線吸収材> アゾ系赤色顔料:0.1g 次いで、上記組成の感光性導体ペーストをアルミナ絶縁
性基板上にスピンコーターによって塗布し、これを10
0℃にて1時間乾燥して、20μm厚の感光性導体ペー
ストからなる塗膜を形成した。次いで、得られた塗膜を
24時間放置した後、露光処理を行った。ここでは、ラ
イン/スペース(L/S)=20/20(μm)のパタ
ーンが描画されたマスクを通して、高圧水銀灯の光線を
250mJ/cm2の露光量で照射した。引き続いて、
炭酸ナトリウム水溶液による現像処理を行うことによ
り、L/S=20/20(μm)のパターンを得ること
ができた。その後、850℃、Air雰囲気中で焼成し
て、L/S=10/30(μm)の導体パターンを得
た。
【0076】ここで、絶縁性基板に対する導体パターン
の接着強度を測定したところ、室温で2.0kg/2μ
m□であった。また、上記組成の感光性導体ペーストを
温度20℃下、空気中にて、作製直後、1日後、3日
後、1週間後、1ヶ月後の各時点で保存状態を測定し
た。その結果、本例による感光性導体ペーストはいずれ
の時点においてもゲル化していなかった。すなわち、作
製直後、1日後、3日後、1週間後、1ヶ月後の各時点
でも、絶縁性基板上にスピンコーターによる塗布を行
い、かつ、フォトリソグラフィ法によるパターン形成を
行うことが可能であった。
【0077】例12 ジプロピレングリコールモノメチルエーテルの代わりに
2−オクチルアルコール(沸点178〜179℃)を用
いた以外は例11と同様にして感光性導体ペーストを作
製した。
【0078】例13 ジプロピレングリコールモノメチルエーテルの代わりに
乳酸ブチル(沸点185〜187℃)を用いた以外は例
11と同様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0079】例14 ジプロピレングリコールモノメチルエーテルの代わりに
3−メトキシ−3−メチルブタノール(沸点173〜1
75℃)を用いた以外は例11と同様にして感光性導体
ペーストを作製した。
【0080】例15 ジプロピレングリコールモノメチルエーテルの代わりに
4−メチルシクロヘキサノール(沸点172〜175
℃)を用いた以外は例11と同様にして感光性導体ペー
ストを作製した。
【0081】例16 ジプロピレングリコールモノメチルエーテルの代わりに
1−ヘプチルアルコール(沸点176℃)を用いた以外
は例11と同様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0082】以上、例12〜16の感光性導体ペースト
について、例1と同様にして、L/S=20/20(μ
m)のパターン形成を試みた。そして、例11〜16の
感光性導体ペーストによる塗膜について、現像処理時の
安定性の評価を行った。その評価結果を下記表3に示
す。なお、表3中の「○」は、未露光部が現像液に溶出
し、パターン形成を良好に行うことができたことを意味
する。また、表3中の「△」は、未露光部が現像液に一
部溶出しているものの、パターン形成が十分に行えなか
ったことを意味し、「×」は、未露光部が現像液に溶出
せず、パターン形成ができなかったことを意味する。
【0083】
【表3】
【0084】表3から、沸点178℃以上のモノオール
化合物を含んだ例11〜13による感光性導体ペースト
によれば、未露光部が現像液に容易に溶出して、形状性
の良好な導体パターンを形成できたことが分かる。これ
に対して、例14〜16のように、モノオール化合物の
沸点が178℃未満の場合、感光性導体ペーストの塗布
後、その乾燥処理時にモノオール化合物が蒸発してしま
い、ゲル化防止能が経時的に劣化してしまったことが分
かる。
【0085】例17 ジプロピレングリコールモノメチルエーテルを含有しな
い以外は例11と同様にして感光性導体ペーストを作製
した。
【0086】例18 ジプロピレングリコールモノメチルエーテル1.0gの
代わりにリン酸0.1gを添加した以外は例11と同様
にして感光性導体ペーストを作製した。
【0087】例19 ジプロピレングリコールモノメチルエーテル1.0gの
代わりにベンゾトリアゾール0.02gを添加した以外
は例11と同様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0088】例20 ジプロピレングリコールモノメチルエーテル1.0gの
代わりに酢酸1.0gを添加した以外は例11と同様に
して感光性導体ペーストを作製した。
【0089】以上、比較例17〜20の感光性導体ペー
ストの保存安定性を評価した。なお、感光性導体ペース
トの保管は20℃下、空気中にて行った。その評価結果
を、例11による感光性導体ペーストの評価結果と共に
下記表4に示す。なお、表4中の「○」は、感光性導体
ペーストはゲル化しておらず、塗布可能な状態であった
ことを意味する。また、「×」は、感光性導体ペースト
はゲル化しており、塗布不可能な状態であったことを意
味する。
【0090】
【表4】
【0091】表4から、例17〜20のようにモノオー
ル化合物を全く含まない感光性導体ペーストやモノオー
ル化合物以外のゲル化防止剤を含む感光性導体ペースト
は、その作製直後はゲル化を防止して良好な安定性を示
していたが、経時的にゲル化が生じ始めてしまうことが
分かる。
【0092】以上、沸点178℃以上のモノオール化合
物を含有した感光性導体ペーストによれば、塗布前のペ
ースト状態、乾燥・塗布後の塗膜状態のいずれにおいて
も、そのゲル化を十分に抑制して、保存安定性を向上で
きると共に、フォトリソグラフィ法における現像処理を
安定して実施できるため、極めて微細でかつ厚膜な導体
パターンを有する回路基板若しくは回路素子等を製造で
きる。
【0093】例21 ガラス粉末を混合しなかった以外は例11と同様にして
感光性導体ペーストを作製した。これを用いて、例11
と同様の方法で、アルミナ絶縁性基板上にL/S=10
/30(μm)の導体パターンを形成した。絶縁性基板
に対する導体パターンの接着強度を測定したところ、室
温で0.1kg/2μm□であった。
【0094】例22 紫外線吸収剤を混合しなかった以外は例1と同様にして
感光性導体ペーストを作製した。これを用いて、例1と
同様の方法にして、アルミナ絶縁性基板上にL/S=2
0/20(μm)のパターン形成を試みた。その結果、
スペースにも感光されて現像液に不溶な部分ができ、例
1と同じようにL/S=20/20(μm)のパターン
を形成することができなかった。
【0095】例23 銅粉末の量を9.9gにした以外は例1と同様にして感
光性導体ペーストを作製した。なお、本例による感光性
導体ペースト中の焼成後に残存する無機粉末及び導電性
粉末の体積分率(Vol%)は30%であった。
【0096】例24 銅粉末の量を調節して、焼成後に残存する無機粉末及び
導電性粉末の体積分率を29%にした以外は例1と同様
にして感光性導体ペーストを作製した。
【0097】例25 銅粉末の量を調節して、焼成後に残存する無機粉末及び
導電性粉末の体積分率を28%にした以外は、実施例1
と同様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0098】以上、例23〜25の感光性導体ペースト
について、例1と同様にして、アルミナ絶縁性基板上に
L/S=10/30(μm)の導体パターン形成を試み
た。なお、例1の感光性導体ペースト中、焼成後に残存
する無機粉末及び導電性粉末の体積分率は34%であっ
た。そして、例1、23〜25の感光性導体ペーストに
よる導体パターンについて、焼成時の断線発生の評価を
行った。その評価結果を下記表5に示す。なお、下記表
5中の「○」は、焼成時に断線がまったくなく良好に導
体パターン形成を行うことができたことを意味する。ま
た、表5中の「△」は、焼成時にライン1cmあたり1
〜5つの断線が発生したことを意味し、「×」は、焼成
時にライン1cmあたり5つ以上の断線が発生して導体
パターン形成が困難であったことを意味する。
【0099】
【表5】
【0100】表5から、焼成後に残存する無機粉末及び
導電性粉末の体積分率が30%以上の例1、23による
感光性導体ペーストによれば、焼成時に断線がまったく
なく良好に導体パターンを形成できたことが分かる。こ
れに対して、例24、25のように、焼成後に残存する
無機粉末及び導電性粉末の体積分率が30%未満の場
合、焼成時に断線が発生して導体パターンの加工形状が
劣化する傾向にあったことが分かる。
【0101】例26 銅粉末の量を調節して、焼成後に残存する無機粉末及び
導電性粉末の体積分率を89%にした以外は例1と同様
にして感光性導体ペーストを作製した。
【0102】例27 銅粉末の量を調節して、焼成後に残存する無機粉末及び
導電性粉末の体積分率を90%にした以外は例1と同様
にして感光性導体ペーストを作製した。
【0103】例28 銅粉末の量を調節して、焼成後に残存する無機粉末及び
導電性粉末の体積分率を91%にした以外は例1と同様
にして感光性導体ペーストを作製した。
【0104】以上、例26〜28の感光性導体ペースト
について、例1と同様にして、アルミナ絶縁性基板上に
L/S=20/20(μm)のパターン形成を試みた。
そして、例26〜28の感光性導体ペーストによる塗膜
について現像性の評価を行った。その評価結果を下記表
6に示す。なお、表6中の「○」は、現像時に塗膜の破
壊がなく、良好にパターン形成を行うことができたこと
を意味する。また、表6中の「△」は、現像時に一部で
塗膜の破壊が発生して良好なパターンが形成できなかっ
たことを意味し、「×」は、現像時に全体的に塗膜が破
壊されてしまったことを意味する。
【0105】
【表6】
【0106】表6から、焼成後に残存する無機粉末及び
導電性粉末の体積分率(Vol%)が90%未満の例2
6による感光性導体ペーストによれば、現像時に塗膜の
破壊が全く無く極めて良好にパターンを形成できたこと
が分かる。これに対して、例27、28のように、感光
性導体ペーストの焼成後に残存する無機粉末及び導電性
粉末の体積分率が90%以上の場合、現像時に塗膜の破
壊が発生して良好なパターン形成が困難であったことが
分かる。
【0107】例29 銅粉末の平均粒径を0.2μmにした以外は例1と同様
にして感光性導体ペーストを作製した。
【0108】例30 銅粉末の平均粒径を0.1μmにした以外は例1と同様
にして感光性導体ペーストを作製した。
【0109】例31 銅粉末の平均粒径を0.07μmにした以外は例1と同
様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0110】例32 銅粉末の平均粒径を0.04μmにした以外は例1と同
様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0111】以上、例29〜32の感光性導体ペースト
について、例1と同様にして、アルミナ絶縁性基板上に
L/S=20/20(μm)のパターン形成を試みた。
そして、例29〜32の感光性導体ペーストによる塗膜
について、その露光に必要な光量(必要露光量)を測定
した。その測定結果を下記表7に示す。
【0112】
【表7】
【0113】表7から、銅粉末の平均粒径が0.1μm
以上の例29、30による感光性導体ペーストによれ
ば、必要露光量が500mJ/cm2以下であって、効
率よくパターン形成を行うことができたことが分かる。
これに対して、例31、32のように、銅粉末の平均粒
径が0.1μm未満の場合、必要露光量が増大する傾向
にあることが分かる。
【0114】例33 銅粉末の平均粒径を9μmにした以外は例1と同様にし
て感光性導体ペーストを作製した。
【0115】例34 銅粉末の平均粒径を10μmにした以外は例1と同様に
して感光性導体ペーストを作製した。
【0116】例35 銅粉末の平均粒径を11μmにした以外は例1と同様に
して感光性導体ペーストを作製した。
【0117】以上、例33〜35の感光性導体ペースト
について、例1と同様にして、アルミナ絶縁性基板上に
L/S=20/20(μm)のパターン形成を試みた。
そして、例33〜35の感光性導体ペーストによる塗膜
について現像性の評価を行った。その評価結果を下記表
8に示す。なお、下記表8中の「○」は、現像時に疎粒
によるライン間のつながりが無く、良好にパターン形成
を行うことができたことを意味する。また、表8中の
「△」は、現像時に一部で疎粒によるライン間のつなが
りが発生してしまったことを意味し、「×」は、現像時
に全体的に疎粒によるライン間のつながりができてしま
ったことを意味する。
【0118】
【表8】
【0119】表8から、銅粉末の平均粒径が9μm未満
の例33による感光性導体ペーストによれば、現像時に
疎粒によるライン間のつながりが全く無く良好にパター
ン形成を行うことができたことが分かる。これに対し
て、例34、35のように、銅粉末の平均粒径が10μ
m以上の場合、現像時に疎粒によるライン間のつながり
が発生する傾向があったことが分かる。
【0120】例36 ガラス粉末の平均粒径を0.2μmにした以外は例11
と同様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0121】例37 ガラス粉末の平均粒径を0.1μmにした以外は例11
と同様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0122】例38 ガラス粉末の平均粒径を0.07μmにした以外は例1
1と同様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0123】例39 ガラス粉末の平均粒径を0.04μmにした以外は例1
1と同様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0124】以上、例36〜39の感光性導体ペースト
について、例11と同様にして、アルミナ絶縁性基板上
にL/S=20/20(μm)のパターン形成を試み
た。そして、例36〜39の感光性導体ペーストによる
塗膜について必要露光量の測定を行った。その測定結果
を下記表9に示す。
【0125】
【表9】
【0126】表9から、ガラス粉末の平均粒径が0.1
μm以上の例36、37による感光性導体ペーストによ
れば、必要露光量が500mJ/cm2以下であり、極
めて効率よく良好にパターン形成を行うことができたこ
とが分かる。これに対して、例38、39のように、ガ
ラス粉末の平均粒径が0.1μm未満の場合、必要露光
量が増大する傾向にあったことが分かる。
【0127】例40 ガラス粉末の平均粒径を9μmにした以外は例11と同
様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0128】例41 ガラス粉末の平均粒径を10μmにした以外は例11と
同様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0129】例42 ガラス粉末の平均粒径を11μmにした以外は例11と
同様にして感光性導体ペーストを作製した。
【0130】以上、例40〜42の感光性導体ペースト
について、例11と同様にして、アルミナ絶縁性基板上
にL/S=20/20(μm)のパターン形成を試み
た。そして、例40〜42の感光性導体ペーストによる
塗膜について現像性の評価を行った。その評価結果を下
記表10に示す。なお、下記表10中の「○」は、現像
時に疎粒によるライン間のつながりがなく、良好にパタ
ーン形成を行うことができたことを意味する。また、表
10中の「△」は、現像時に一部で疎粒によるライン間
のつながりが発生したことを意味し、「×」は、現像時
に全体的に疎粒によるライン間のつながりができたこと
を意味する。
【0131】
【表10】
【0132】表10から、ガラス粉末の平均粒径が9μ
m未満の例40の感光性導体ペーストによれば、現像時
に疎粒によるライン間のつながりが全く無く良好にパタ
ーン形成を行うことができたことが分かる。これに対し
て、例41、42のように、ガラス粉末の平均粒径が1
0μm以上の場合、現像時に疎粒によるライン間のつな
がりが発生してしまったことが分かる。
【0133】なお、例23、26、29、30、33、
36、37及び40の感光性導体ペーストについて、温
度20℃下、空気中にて、作製直後、1日後、3日後、
1週間後、1ヶ月後の各時点で保存状態を測定した。そ
の結果、各感光性導体ペーストはいずれの時点において
もゲル化していなかった。すなわち、作製直後、1日
後、3日後、1週間後、1ヶ月後の各時点でも、絶縁性
基板上にスピンコーターによる塗布を行い、かつ、フォ
トリソグラフィ法によるパターン形成を行うことが可能
であった。
【0134】例43 ホウ珪酸系ガラス粉末37.3g、アルミナ粉末24.
9g、メタクリル酸/メタクリル酸メチルの共重合割合
が重量基準で25/75の共重合体(重量平均分子量=
50,000)6.2g、エタノール3.1g、及び、
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル0.5gを
混合して得られたスラリーを、ドクターブレード法によ
ってシート状に成形し、100℃下、1時間乾燥させて
シート厚み30μmのセラミックグリーンシートを得
た。
【0135】次いで、例11の感光性導体ペーストを用
い、例11と同様の方法で、L/S=20/20(μ
m)のパターンを、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム上に形成した。次いで、このPETフィル
ムを上記セラミックグリーンシートと重ね合わせ、10
MPa、60℃の条件下で1分間熱プレスを行った後、
PETフィルムを剥離することによって、パターンをグ
リーンシート上へ熱転写した。そして、これを900℃
下、空気中で焼成し、L/S=10/30(μm)の導
体パターンが形成されたアルミナ基板を得ることができ
た。
【0136】例44 例43と同様の方法でパターン形成されたセラミックグ
リーンシートを5枚作成した。次いで、これらのセラミ
ックグリーンシートを重ね合わせ、200MPa、60
℃の条件下で1分間熱プレスを行った。そして、これを
900℃下、空気中で焼成し、L/S=10/30(μ
m)の導体パターンを内蔵した多層アルミナ基板を得る
ことができた。
【0137】例45 例43と同様にして作製したパターン形成されたPET
フィルムに、おなじく例43と同様のスラリーをドクタ
ーブレード法によって塗布した。これを50℃下、1時
間乾燥した後、10MPa、60℃の条件下で1分間熱
プレスを行って、PETフィルムを剥離した。そして、
これを900℃下、空気中で焼成して、L/S=10/
30(μm)の導体パターンが形成された多層アルミナ
基板を得ることができた。
【0138】例46 メタクリル酸/メタクリル酸メチルの共重合割合が重量
基準で25/75の共重合体(重量平均分子量=50,
000)10.0g、ホウ珪酸系ガラス粉末10.0
g、銅粉末(平均粒径3μm):15.0g、及び、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル0.5gを混
合後、3本ロールミルによる混練を行い、導体ペースト
を作製した。
【0139】次いで、上記組成の導体ペーストを用いて
アルミナ絶縁性基板上にスクリーン印刷法によってパタ
ーンを形成し、これを100℃にて1時間乾燥して、L
/S=100/100(μm)のパターンを形成した。
次いで、このアルミナ絶縁性基板を24時間放置した
後、900℃、N2雰囲気中で焼成して、L/S=80
/120(μm)の導体パターンを形成した。
【0140】なお、本例による導体ペーストを、温度2
0℃、空気中にて、作製直後、1日後、3日後、1週間
後、1ヶ月後の各時点での保存状態を測定した。その結
果、本例による導体ペーストはいずれの時点においても
ゲル化していなかった。すなわち、作製直後、1日後、
3日後、1週間後、1ヶ月後の各時点で、基板上にスク
リーン印刷による塗膜形成を行うことが可能であった。
【0141】
【発明の効果】本発明の導体ペーストによれば、酸性官
能基を有する有機バインダ、ガラス及び/又はセラミッ
クからなる無機粉末、並びに、導電性金属粉末を混合し
てなる導体ペースト中に沸点178℃以上のモノオール
化合物を含有しているので、塗布前のペースト状態、塗
布・乾燥後の塗膜状態のいずれにおいてもゲル化の発生
を十分に抑制することができ、また、基板との密着力が
高く、微細かつ厚膜の導体パターンを形成できる。
【0142】特に、本発明の導体ペーストにさらに感光
性有機成分を含有してなる感光性導体ペーストによれ
ば、塗布前のペースト状態、塗布・乾燥後の塗膜状態の
いずれにおいてもゲル化の発生を十分に抑制できると共
に、フォトリソグラフィ法における現像処理を安定して
実施し、極めて微細かつ厚膜の導体パターンを高精度に
形成できる。
【0143】また、本発明の回路基板によれば、絶縁性
基板上に本発明の導体ペーストによる所望のパターンを
形成し、これを焼成してなる導体パターンを有している
ので、基板との密着力が高く、微細かつ厚膜の導体パタ
ーンを形成でき、ひいては、高密度配線化、高速信号化
を達成した回路基板を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/12 610 H05K 3/12 610G 5G301 3/46 3/46 S Fターム(参考) 2H025 AA00 AA14 AB15 AC01 AD01 BA03 BC31 BC51 BE07 CA01 CB13 CB14 CB43 CC03 CC08 CC09 CC20 FA03 FA17 FA29 4E351 BB01 BB31 CC12 CC17 CC22 DD04 DD05 DD06 DD10 DD17 DD19 DD20 DD31 DD37 DD38 DD41 DD45 DD47 DD52 EE02 EE11 EE13 EE24 GG02 GG16 4J038 CG031 CG141 EA011 GA06 HA066 HA486 KA06 KA20 NA18 NA20 5E343 AA23 BB23 BB24 BB25 BB28 BB39 BB40 BB44 BB48 BB49 BB72 BB74 BB80 DD01 EE42 EE52 GG02 GG08 5E346 CC17 CC18 CC31 CC32 CC34 CC35 CC36 CC37 CC38 CC39 DD31 DD34 EE24 GG06 5G301 DA02 DA03 DA04 DA05 DA06 DA09 DA10 DA11 DA12 DA14 DA32 DA34 DA35 DA36 DA38 DA42 DD01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸性官能基を有する有機バインダ、ガラ
    ス及び/又はセラミックからなる無機粉末、並びに、導
    電性金属粉末を混合してなり、少なくとも前記無機粉
    末、前記導電性金属粉末のいずれか一方が多価金属を含
    む導体ペーストであって、前記導体ペースト中に沸点1
    78℃以上のモノオール化合物を含有していることを特
    徴とする、導体ペースト。
  2. 【請求項2】 前記導電性金属粉末は、金、銀、銅、白
    金、アルミニウム、パラジウム、ニッケル、モリブデ
    ン、タングステンからなる群より選ばれる少なくとも1
    種であることを特徴とする、請求項1に記載の導体ペー
    スト。
  3. 【請求項3】 前記導体ペーストの前記無機粉末及び前
    記導電性金属粉末の体積分率は、30%以上、90%未
    満であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の導
    体ペースト。
  4. 【請求項4】 前記導体ペーストには、さらに感光性有
    機成分が含まれていることを特徴とする、請求項1に記
    載の導体ペースト。
  5. 【請求項5】 前記導電性金属粉末の平均粒径は、0.
    1μm以上、10μm未満であることを特徴とする、請
    求項4に記載の導体ペースト。
  6. 【請求項6】 前記無機粉末の平均粒径は、0.1μm
    以上、10μm未満であることを特徴とする、請求項4
    に記載の導体ペースト。
  7. 【請求項7】 前記導体ペーストには、さらに紫外線吸
    収剤が含まれていることを特徴とする、請求項4に記載
    の導体ペースト。
  8. 【請求項8】 前記有機バインダは、側鎖にカルボキシ
    ル基を有するアクリル系共重合体であることを特徴とす
    る、請求項1又は4に記載の導体ペースト。
  9. 【請求項9】 前記導体ペーストの溶液部分に溶出して
    いる前記多価金属のイオンに対して、前記モノオール化
    合物が2倍モル以上含有されていることを特徴とする、
    請求項1又は4に記載の導体ペースト。
  10. 【請求項10】 前記導体ペーストには、さらに有機溶
    剤が含まれており、前記モノオール化合物と前記有機溶
    剤との合計量のうち、前記モノオール化合物が10〜9
    2重量%占めていることを特徴とする、請求項1又は4
    に記載の導体ペースト。
  11. 【請求項11】 基板上に、請求項1乃至10のいずれ
    かに記載の導体ペーストを用いて所望のパターンを形成
    し、これを焼成してなることを特徴とする、回路基板。
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