JP2000248096A - 発泡性ゴム組成物およびゴム発泡体 - Google Patents
発泡性ゴム組成物およびゴム発泡体Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 架橋後や熱処理後に発泡体が収縮を起こさ
ず、発泡体製造時の製品管理が容易であり、発泡性に優
れ、また、これを発泡成形した発泡体が、耐引裂性、耐
摩耗性などに優れ、伸びが大きく、硬度の高くなる発泡
性ゴム組成物およびこれを発泡成形した発泡体を提供す
る。 【解決手段】 ニトリル基含有高飽和共重合ゴム、ポリ
エチレン、エチレン性不飽和カルボン酸金属塩、高級脂
肪酸金属塩、有機過酸化物および発泡剤を含有する発泡
性ゴム組成物を調製し、この発泡性ゴム組成物を発泡成
形して発泡体を得る。
ず、発泡体製造時の製品管理が容易であり、発泡性に優
れ、また、これを発泡成形した発泡体が、耐引裂性、耐
摩耗性などに優れ、伸びが大きく、硬度の高くなる発泡
性ゴム組成物およびこれを発泡成形した発泡体を提供す
る。 【解決手段】 ニトリル基含有高飽和共重合ゴム、ポリ
エチレン、エチレン性不飽和カルボン酸金属塩、高級脂
肪酸金属塩、有機過酸化物および発泡剤を含有する発泡
性ゴム組成物を調製し、この発泡性ゴム組成物を発泡成
形して発泡体を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発泡性ゴム組成物お
よび発泡体に関し、詳しくは加工性に優れ、これを発泡
成形した発泡体の硬度が高く、耐縮み性、耐引裂性、お
よび耐摩耗性に優れた発泡性ゴム組成物およびこれを発
泡成形した発泡体に関する。
よび発泡体に関し、詳しくは加工性に優れ、これを発泡
成形した発泡体の硬度が高く、耐縮み性、耐引裂性、お
よび耐摩耗性に優れた発泡性ゴム組成物およびこれを発
泡成形した発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム発泡体は、比重が軽いため、製品の
軽量化を図ることができ、また衝撃吸収性、断熱性に優
れることから、従来から種々の分野で使用されている。
これらのゴム発泡体には、ゴム材料として天然ゴムやポ
リイソプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合ゴム、スチレン−ブタジエンゴム共重合ゴム、エチレ
ン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体ゴムなどの合成ゴムが用いられていた。
軽量化を図ることができ、また衝撃吸収性、断熱性に優
れることから、従来から種々の分野で使用されている。
これらのゴム発泡体には、ゴム材料として天然ゴムやポ
リイソプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合ゴム、スチレン−ブタジエンゴム共重合ゴム、エチレ
ン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体ゴムなどの合成ゴムが用いられていた。
【0003】近時、強度特性が良好なゴム発泡体とし
て、水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムに
エチレン性不飽和カルボン酸の亜鉛塩、高級脂肪酸の金
属塩、発泡剤および有機過酸化物を配合してなる発泡性
ゴム組成物を用いた発泡体が提案されている(特開平6
−107740号公報など)。しかし、この発泡性ゴム
組成物を発泡成形すると、架橋後や熱処理後に発泡体の
収縮が激しく、成形が困難であることがわかった。
て、水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムに
エチレン性不飽和カルボン酸の亜鉛塩、高級脂肪酸の金
属塩、発泡剤および有機過酸化物を配合してなる発泡性
ゴム組成物を用いた発泡体が提案されている(特開平6
−107740号公報など)。しかし、この発泡性ゴム
組成物を発泡成形すると、架橋後や熱処理後に発泡体の
収縮が激しく、成形が困難であることがわかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、架橋
後や熱処理後に発泡体が収縮を起こさず、発泡体製造時
の製品管理が容易であり、発泡性に優れ、また、これを
発泡成形した発泡体が、耐引裂性、耐摩耗性などに優
れ、伸びが大きく、硬度の高くなる発泡性ゴム組成物お
よびこれを発泡成形した発泡体を提供することにある。
後や熱処理後に発泡体が収縮を起こさず、発泡体製造時
の製品管理が容易であり、発泡性に優れ、また、これを
発泡成形した発泡体が、耐引裂性、耐摩耗性などに優
れ、伸びが大きく、硬度の高くなる発泡性ゴム組成物お
よびこれを発泡成形した発泡体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を続けた結果、ポリエチレンを含有させたニトリル基含
有高飽和共重合ゴムを用いた発泡性ゴム組成物が、加工
性、発泡性などに優れ、それを発泡成形した発泡体が耐
縮み性、耐引裂性、耐摩耗性などに優れ、伸びが大き
く、硬度が高いことを見出し、本発明を完成するにいた
った。
を続けた結果、ポリエチレンを含有させたニトリル基含
有高飽和共重合ゴムを用いた発泡性ゴム組成物が、加工
性、発泡性などに優れ、それを発泡成形した発泡体が耐
縮み性、耐引裂性、耐摩耗性などに優れ、伸びが大き
く、硬度が高いことを見出し、本発明を完成するにいた
った。
【0006】かくして本発明によれば、ニトリル基含有
高飽和共重合ゴム、ポリエチレン、エチレン性不飽和カ
ルボン酸金属塩、高級脂肪酸金属塩、有機過酸化物およ
び発泡剤を含有する発泡性ゴム組成物、ならびに該発泡
性ゴムを発泡成形した発泡体が提供される。
高飽和共重合ゴム、ポリエチレン、エチレン性不飽和カ
ルボン酸金属塩、高級脂肪酸金属塩、有機過酸化物およ
び発泡剤を含有する発泡性ゴム組成物、ならびに該発泡
性ゴムを発泡成形した発泡体が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】(ニトリル基含有高飽和共重合ゴ
ム)本発明で使用されるニトリル基含有高飽和共重合ゴ
ムは、α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体を他
の単量体と共重合して得られるヨウ素価が120以下の
ゴムである。ヨウ素価はゴムの炭素−炭素結合の不飽和
度を表す指標であり、ゴム100gに付加しうるヨウ素
の量をグラムで示した数値である。
ム)本発明で使用されるニトリル基含有高飽和共重合ゴ
ムは、α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体を他
の単量体と共重合して得られるヨウ素価が120以下の
ゴムである。ヨウ素価はゴムの炭素−炭素結合の不飽和
度を表す指標であり、ゴム100gに付加しうるヨウ素
の量をグラムで示した数値である。
【0008】α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量
体と共重合させる単量体としては、共役ジエン単量体、
非共役ジエン単量体、α−オレフィンなどが例示され
る。α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体と共役
ジエン単量体を共重合した場合には、ヨウ素価が大きす
ぎる共重合ゴムが得られる場合が多いが、その場合は、
共重合ゴムの構造中の炭素−炭素不飽和結合を公知の方
法で水素添加することによりヨウ素価を低くすればよ
い。
体と共重合させる単量体としては、共役ジエン単量体、
非共役ジエン単量体、α−オレフィンなどが例示され
る。α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体と共役
ジエン単量体を共重合した場合には、ヨウ素価が大きす
ぎる共重合ゴムが得られる場合が多いが、その場合は、
共重合ゴムの構造中の炭素−炭素不飽和結合を公知の方
法で水素添加することによりヨウ素価を低くすればよ
い。
【0009】α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量
体としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
α−クロロアクリロニトリルなどが挙げられ、アクリロ
ニトリルが好ましい。これらは複数種を併用してもよ
い。
体としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
α−クロロアクリロニトリルなどが挙げられ、アクリロ
ニトリルが好ましい。これらは複数種を併用してもよ
い。
【0010】ニトリル基含有高飽和共重合ゴム中のα,
β−エチレン性不飽和ニトリル単位の含有量の下限は好
ましくは10重量%、上限は好ましくは60重量%、よ
り好ましくは55重量%、さらに好ましくは50重量%
である。
β−エチレン性不飽和ニトリル単位の含有量の下限は好
ましくは10重量%、上限は好ましくは60重量%、よ
り好ましくは55重量%、さらに好ましくは50重量%
である。
【0011】共役ジエン単量体としては、1,3−ブタ
ジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタ
ジエン、1,3−ペンタジエンなどが挙げられ、1,3
−ブタジエンが好ましい。ニトリル基含有高飽和共重合
ゴムが、α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体、
共役ジエン単量体および必要に応じて他の共重合可能な
単量体を共重合し、必要に応じて水素添加したものであ
る場合、共重合体のジエン系単位の含有量の下限が好ま
しくは30重量%、より好ましくは40重量%、さらに
好ましくは50重量%、上限が好ましくは90重量%で
ある。
ジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタ
ジエン、1,3−ペンタジエンなどが挙げられ、1,3
−ブタジエンが好ましい。ニトリル基含有高飽和共重合
ゴムが、α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体、
共役ジエン単量体および必要に応じて他の共重合可能な
単量体を共重合し、必要に応じて水素添加したものであ
る場合、共重合体のジエン系単位の含有量の下限が好ま
しくは30重量%、より好ましくは40重量%、さらに
好ましくは50重量%、上限が好ましくは90重量%で
ある。
【0012】非共役ジエン系単量体は、好ましくは炭素
数が5〜12のものであり、1,4−ペンタジエン、
1,4−ヘキサジエンなどが例示される。
数が5〜12のものであり、1,4−ペンタジエン、
1,4−ヘキサジエンなどが例示される。
【0013】α−オレフィンは、好ましくは炭素数が2
〜12のものであり、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オ
クテンなどが例示される。
〜12のものであり、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オ
クテンなどが例示される。
【0014】そのほか、α,β−エチレン性不飽和ニト
リル系単量体と共重合可能な単量体としては、不飽和カ
ルボン酸エステル類、芳香族ビニル系単量体、フッ素含
有ビニル系単量体、不飽和モノカルボン酸、不飽和ジカ
ルボン酸の無水物、共重合性の老化防止剤などが例示さ
れる。
リル系単量体と共重合可能な単量体としては、不飽和カ
ルボン酸エステル類、芳香族ビニル系単量体、フッ素含
有ビニル系単量体、不飽和モノカルボン酸、不飽和ジカ
ルボン酸の無水物、共重合性の老化防止剤などが例示さ
れる。
【0015】不飽和カルボン酸エステル類としては、例
えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−
ドデシルアクリレート、メチルメタクリレート、エチル
メタクリレートなどの炭素数1〜18のアルキル基を有
するアクリレートおよびメタクリレート;メトキシメチ
ルアクリレート、メトキシエチルメタクリレートなどの
炭素数2〜12のアルコキシアルキル基を有するアクリ
レートおよびメタクリレート;α−シアノエチルアクリ
レート、β−シアノエチルアクリレート、シアノブチル
メタクリレートなどの炭素数2〜12のシアノアルキル
基を有するアクリレートおよびメタクリレート;2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアク
リレートなどのヒドロキシアルキル基を有するアクリレ
ート;マレイン酸モノエチル、マレイン酸ジメチル、フ
マル酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、イタコン酸n−
ブチル、イタコン酸ジエチルなどの不飽和ジカルボン酸
モノアルキルエステルまたは不飽和ジカルボン酸ジアル
キルエステル;ジメチルアミノメチルアクリレート、ジ
エチルアミノエチルアクリレートなどのアミノ基含有不
飽和カルボン酸エステル系単量体;トリフルオロエチル
アクリレート、テトラフルオロプロピルメタクリレート
などのフルオロアルキル基を有するアクリレートまたは
メタクリレート;フルオロベンジルアクリレート、フル
オロベンジルメタクリレートなどのフッ素置換ベンジル
アクリレートまたはフッ素置換ベンジルメタクリレー
ト;などが挙げられる。
えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−
ドデシルアクリレート、メチルメタクリレート、エチル
メタクリレートなどの炭素数1〜18のアルキル基を有
するアクリレートおよびメタクリレート;メトキシメチ
ルアクリレート、メトキシエチルメタクリレートなどの
炭素数2〜12のアルコキシアルキル基を有するアクリ
レートおよびメタクリレート;α−シアノエチルアクリ
レート、β−シアノエチルアクリレート、シアノブチル
メタクリレートなどの炭素数2〜12のシアノアルキル
基を有するアクリレートおよびメタクリレート;2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアク
リレートなどのヒドロキシアルキル基を有するアクリレ
ート;マレイン酸モノエチル、マレイン酸ジメチル、フ
マル酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、イタコン酸n−
ブチル、イタコン酸ジエチルなどの不飽和ジカルボン酸
モノアルキルエステルまたは不飽和ジカルボン酸ジアル
キルエステル;ジメチルアミノメチルアクリレート、ジ
エチルアミノエチルアクリレートなどのアミノ基含有不
飽和カルボン酸エステル系単量体;トリフルオロエチル
アクリレート、テトラフルオロプロピルメタクリレート
などのフルオロアルキル基を有するアクリレートまたは
メタクリレート;フルオロベンジルアクリレート、フル
オロベンジルメタクリレートなどのフッ素置換ベンジル
アクリレートまたはフッ素置換ベンジルメタクリレー
ト;などが挙げられる。
【0016】芳香族ビニル系単量体としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルピリジンなどが挙げら
れる。非共役ジエン系単量体としては、ビニルノルボル
ネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエンな
どが挙げられる。フッ素含有ビニル系単量体としては、
フルオロエチルビニルエーテル、フルオロプロピルビニ
ルエーテル、o−トリフルオロメチルスチレン、ペンタ
フルオロ安息香酸ビニル、ジフルオロエチレン、テトラ
フルオロエチレンなどが挙げられる。不飽和モノカルボ
ン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸などが挙げら
れる。不飽和ジカルボン酸としては、イタコン酸、フマ
ル酸、マレイン酸などが挙げられる。不飽和ジカルボン
酸の無水物としては、無水マレイン酸などが挙げられ
る。共重合性の老化防止剤としては、N−(4−アニリ
ノフェニル)アクリルアミド、N−(4−アニリノフェ
ニル)メタクリルアミド、N−(4−アニリノフェニ
ル)シンナムアミド、N−(4−アニリノフェニル)ク
ロトンアミド、 N−フェニル−4−(3−ビニルベン
ジルオキシ)アニリン、N−フェニル−4−(4−ビニ
ルベンジルオキシ)アニリンなどが例示される。これら
の共重合可能な単量体は複数種類を併用してもよい。
ン、α−メチルスチレン、ビニルピリジンなどが挙げら
れる。非共役ジエン系単量体としては、ビニルノルボル
ネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエンな
どが挙げられる。フッ素含有ビニル系単量体としては、
フルオロエチルビニルエーテル、フルオロプロピルビニ
ルエーテル、o−トリフルオロメチルスチレン、ペンタ
フルオロ安息香酸ビニル、ジフルオロエチレン、テトラ
フルオロエチレンなどが挙げられる。不飽和モノカルボ
ン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸などが挙げら
れる。不飽和ジカルボン酸としては、イタコン酸、フマ
ル酸、マレイン酸などが挙げられる。不飽和ジカルボン
酸の無水物としては、無水マレイン酸などが挙げられ
る。共重合性の老化防止剤としては、N−(4−アニリ
ノフェニル)アクリルアミド、N−(4−アニリノフェ
ニル)メタクリルアミド、N−(4−アニリノフェニ
ル)シンナムアミド、N−(4−アニリノフェニル)ク
ロトンアミド、 N−フェニル−4−(3−ビニルベン
ジルオキシ)アニリン、N−フェニル−4−(4−ビニ
ルベンジルオキシ)アニリンなどが例示される。これら
の共重合可能な単量体は複数種類を併用してもよい。
【0017】本発明で用いられるニトリル基含有高飽和
共重合ゴムの、ムーニー粘度(ML 1+4、100℃)の
下限は好ましくは15、より好ましくは30、さらに好
ましくは45、上限は好ましくは200、より好ましく
は100である。ムーニー粘度が小さすぎると、本発明
の発泡体の強度特性が劣り、ムーニー粘度が大きすぎる
と、本発明の発泡性ゴム組成物の加工性が悪くなる。
共重合ゴムの、ムーニー粘度(ML 1+4、100℃)の
下限は好ましくは15、より好ましくは30、さらに好
ましくは45、上限は好ましくは200、より好ましく
は100である。ムーニー粘度が小さすぎると、本発明
の発泡体の強度特性が劣り、ムーニー粘度が大きすぎる
と、本発明の発泡性ゴム組成物の加工性が悪くなる。
【0018】ニトリル基含有高飽和共重合ゴムのヨウ素
価の上限は、好ましくは120、より好ましくは80、
さらに好ましくは50である。ヨウ素価が高すぎると、
本発明の発泡体の伸びと強度のバランスが悪くなる。
価の上限は、好ましくは120、より好ましくは80、
さらに好ましくは50である。ヨウ素価が高すぎると、
本発明の発泡体の伸びと強度のバランスが悪くなる。
【0019】(ポリエチレン)本発明で使用するポリエ
チレンは、エチレンの単独重合あるいはエチレンと好ま
しくは5mol%以下のα−オレフィン単量体との共重
合体である。ポリエチレンは、高圧(例えば1000気
圧程度)下でラジカル重合で製造される長鎖分岐をもつ
低密度ポリエチレン、低圧下(例えば50気圧程度)で
遷移金属触媒を用いて配位アニオン重合で製造される直
線状の高密度ポリエチレン、低圧下(例えば50気圧程
度)で遷移金属触媒を用いα−オレフィンと共重合して
製造される直線状の低密度ポリエチレンなどが例示され
る。
チレンは、エチレンの単独重合あるいはエチレンと好ま
しくは5mol%以下のα−オレフィン単量体との共重
合体である。ポリエチレンは、高圧(例えば1000気
圧程度)下でラジカル重合で製造される長鎖分岐をもつ
低密度ポリエチレン、低圧下(例えば50気圧程度)で
遷移金属触媒を用いて配位アニオン重合で製造される直
線状の高密度ポリエチレン、低圧下(例えば50気圧程
度)で遷移金属触媒を用いα−オレフィンと共重合して
製造される直線状の低密度ポリエチレンなどが例示され
る。
【0020】ポリエチレンの密度は特に制限されない
が、下限が0.91Mg/m3(g/cm3)が好まし
く、0.94Mg/m3がより好ましく、上限が1.0
0Mg/m3が好ましい。比重が小さすぎると本発明の
発泡体の耐引裂性、耐摩耗が悪くなり、比重が大きすぎ
るポリエチレンは製造が困難である。
が、下限が0.91Mg/m3(g/cm3)が好まし
く、0.94Mg/m3がより好ましく、上限が1.0
0Mg/m3が好ましい。比重が小さすぎると本発明の
発泡体の耐引裂性、耐摩耗が悪くなり、比重が大きすぎ
るポリエチレンは製造が困難である。
【0021】ポリエチレンのメルトフローレート(19
0℃、216kg)は、特に制限されないが、好ましく
は下限が0.001g/10分、より好ましくは0.1
g/10分、上限が好ましくは30g/10分である。
メルトフローレートが小さすぎると本発明のゴム組成物
から発泡体を製造する場合の加工性が悪くなり、メルト
フローレートが大きすぎるとポリエチレンの製造が困難
であるばかりか、物性の低下を招く。
0℃、216kg)は、特に制限されないが、好ましく
は下限が0.001g/10分、より好ましくは0.1
g/10分、上限が好ましくは30g/10分である。
メルトフローレートが小さすぎると本発明のゴム組成物
から発泡体を製造する場合の加工性が悪くなり、メルト
フローレートが大きすぎるとポリエチレンの製造が困難
であるばかりか、物性の低下を招く。
【0022】ポリエチレンのニトリル基含有高飽和共重
合ゴム100重量部あたりの配合量は、下限が好ましく
は5重量部、上限が好ましくは150重量部、より好ま
しくは100重量部、さらに好ましくは50重量部であ
る。ポリエチレンの添加量が多すぎると、混練が困難と
なり、またポリエチレンの添加量が少なすぎると、強度
特性が劣り好ましくない。
合ゴム100重量部あたりの配合量は、下限が好ましく
は5重量部、上限が好ましくは150重量部、より好ま
しくは100重量部、さらに好ましくは50重量部であ
る。ポリエチレンの添加量が多すぎると、混練が困難と
なり、またポリエチレンの添加量が少なすぎると、強度
特性が劣り好ましくない。
【0023】(エチレン性不飽和カルボン酸金属塩)本
発明で使用されるエチレン性不飽和カルボン酸金属塩の
エチレン性不飽和カルボン酸は、金属塩を生成するため
に少なくとも1価のフリーのカルボキシル基を有するも
のであって、不飽和モノカルボン酸、不飽和ジカルボン
酸、不飽和ジカルボン酸モノエステルなどが例示さる。
不飽和モノカルボン酸としては、アクリル酸、メタクリ
ル酸などが挙げられる。不飽和ジカルボン酸としては、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などが挙げられる。
不飽和ジカルボン酸モノエステルとしては、マレイン酸
モノメチル、マレイン酸モノエチル、イタコン酸モノメ
チル、イタコン酸モノエチルなどが挙げられる。
発明で使用されるエチレン性不飽和カルボン酸金属塩の
エチレン性不飽和カルボン酸は、金属塩を生成するため
に少なくとも1価のフリーのカルボキシル基を有するも
のであって、不飽和モノカルボン酸、不飽和ジカルボン
酸、不飽和ジカルボン酸モノエステルなどが例示さる。
不飽和モノカルボン酸としては、アクリル酸、メタクリ
ル酸などが挙げられる。不飽和ジカルボン酸としては、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などが挙げられる。
不飽和ジカルボン酸モノエステルとしては、マレイン酸
モノメチル、マレイン酸モノエチル、イタコン酸モノメ
チル、イタコン酸モノエチルなどが挙げられる。
【0024】これらエチレン性不飽和カルボン酸の中
で、発泡体の強度特性の点からエステル基を持たないエ
チレン性不飽和カルボン酸が好ましく、不飽和モノカル
ボン酸または不飽和ジカルボン酸がより好ましく、不飽
和モノカルボン酸がさらに好ましい。
で、発泡体の強度特性の点からエステル基を持たないエ
チレン性不飽和カルボン酸が好ましく、不飽和モノカル
ボン酸または不飽和ジカルボン酸がより好ましく、不飽
和モノカルボン酸がさらに好ましい。
【0025】エチレン性不飽和カルボン酸金属塩の金属
としては、上記エチレン性不飽和カルボン酸と塩を形成
するものであれば特に制限されないが、発泡体の強度特
性の点から、好ましくは、亜鉛、マグネシウム、カルシ
ウム、バリウム、チタン、クロム、鉄、コバルト、ニッ
ケル、アルミニウム、錫、鉛、より好ましくは亜鉛、マ
グネシウム、カルシウム、アルミニウム、さらに好まし
くは亜鉛、マグネシウムである。
としては、上記エチレン性不飽和カルボン酸と塩を形成
するものであれば特に制限されないが、発泡体の強度特
性の点から、好ましくは、亜鉛、マグネシウム、カルシ
ウム、バリウム、チタン、クロム、鉄、コバルト、ニッ
ケル、アルミニウム、錫、鉛、より好ましくは亜鉛、マ
グネシウム、カルシウム、アルミニウム、さらに好まし
くは亜鉛、マグネシウムである。
【0026】エチレン性不飽和カルボン酸金属塩を構成
するエチレン性不飽和カルボン酸中のフリーのカルボキ
シル基1モルに対する金属量は、下限が好ましくは0.
2モル、より好ましくは0.3モル、特に好ましくは
0.4モル、上限が好ましくは3モル、より好ましくは
2モル、特に好ましくは1モルである。エチレン性不飽
和カルボン酸が多すぎる(金属量が少なすぎる)場合
は、ゴム組成物や発泡体において残留モノマーの臭気が
激しくなり、また、エチレン性不飽和カルボン酸が少な
すぎる(金属量が多すぎる)場合は、発泡体の強度特性
に劣る。
するエチレン性不飽和カルボン酸中のフリーのカルボキ
シル基1モルに対する金属量は、下限が好ましくは0.
2モル、より好ましくは0.3モル、特に好ましくは
0.4モル、上限が好ましくは3モル、より好ましくは
2モル、特に好ましくは1モルである。エチレン性不飽
和カルボン酸が多すぎる(金属量が少なすぎる)場合
は、ゴム組成物や発泡体において残留モノマーの臭気が
激しくなり、また、エチレン性不飽和カルボン酸が少な
すぎる(金属量が多すぎる)場合は、発泡体の強度特性
に劣る。
【0027】これらのエチレン性不飽和カルボン酸金属
塩は、他の成分と配合、混練してゴム組成物を製造する
際に、金属塩の形でゴムに配合してもよく、また前記の
エチレン性不飽和カルボン酸と、前記金属の酸化物、水
酸化物、または炭酸塩とを、混練などの操作中にこれら
を反応させて生成させてもよい。
塩は、他の成分と配合、混練してゴム組成物を製造する
際に、金属塩の形でゴムに配合してもよく、また前記の
エチレン性不飽和カルボン酸と、前記金属の酸化物、水
酸化物、または炭酸塩とを、混練などの操作中にこれら
を反応させて生成させてもよい。
【0028】エチレン性不飽和カルボン酸金属塩のニト
リル基含有高飽和共重合ゴム100重量部あたりの配合
量は下限が好ましくは3重量部、より好ましくは5重量
部、さらに好ましくは10重量部、好ましくは100重
量部、より好ましくは70重量部、さらに好ましくは5
0重量部である。エチレン性不飽和カルボン酸金属塩が
少なすぎると発泡体の強度特性が劣り、エチレン性不飽
和カルボン酸金属塩が多すぎると発泡体の伸びが小さく
なる。
リル基含有高飽和共重合ゴム100重量部あたりの配合
量は下限が好ましくは3重量部、より好ましくは5重量
部、さらに好ましくは10重量部、好ましくは100重
量部、より好ましくは70重量部、さらに好ましくは5
0重量部である。エチレン性不飽和カルボン酸金属塩が
少なすぎると発泡体の強度特性が劣り、エチレン性不飽
和カルボン酸金属塩が多すぎると発泡体の伸びが小さく
なる。
【0029】(高級脂肪酸金属塩)本発明で使用される
高級脂肪酸金属塩を構成するカルボキシル基を有する高
級脂肪酸は、炭素数(官能基の炭素数は除く)の下限が
6、好ましくは8、より好ましくは10、上限が好まし
くは30、より好ましくは25、特に好ましくは20の
ものである。炭素数が少ないと、混練時や発泡成型時な
どの高温状態で揮発しやすく、臭気を放ち、さらに揮発
により含量が低下すると金型離型性が悪くなる。炭素数
が多すぎると、融点が大きくなるので、混練時の作業性
が悪くなる。
高級脂肪酸金属塩を構成するカルボキシル基を有する高
級脂肪酸は、炭素数(官能基の炭素数は除く)の下限が
6、好ましくは8、より好ましくは10、上限が好まし
くは30、より好ましくは25、特に好ましくは20の
ものである。炭素数が少ないと、混練時や発泡成型時な
どの高温状態で揮発しやすく、臭気を放ち、さらに揮発
により含量が低下すると金型離型性が悪くなる。炭素数
が多すぎると、融点が大きくなるので、混練時の作業性
が悪くなる。
【0030】高級脂肪酸としては、飽和高級脂肪酸、不
飽和高級脂肪酸などが挙げられる。飽和高級脂肪酸とし
ては、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン
酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、ス
テアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リ
グノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸な
どが挙げられる。不飽和高級脂肪酸としては、オレイン
酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキド
ン酸などが挙げられる。
飽和高級脂肪酸などが挙げられる。飽和高級脂肪酸とし
ては、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン
酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、ス
テアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リ
グノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸な
どが挙げられる。不飽和高級脂肪酸としては、オレイン
酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキド
ン酸などが挙げられる。
【0031】高級脂肪酸金属塩の金属は、特に限定され
るものではないが、好ましくは周期律表1族、周期律表
2族、周期律表12族、周期律表14族である。高級脂
肪酸金属塩の金属は、特に限定されるものではないが、
周期律表1族としては、リチウム、カリウム、ナトリウ
ムなどが挙げられる。周期律表2族としては、マグネシ
ウム、カルシウム、バリウムなどが挙げられる。周期律
表12族として亜鉛、カドニウムなどが挙げられる。周
期律表14族としては、錫、鉛などが挙げられる。より
好ましくはリチウム、カリウム、ナトリウム、マグネシ
ウム、カルシウム、亜鉛、錫、さらに好ましくはマグネ
シウム、カルシウム、亜鉛、錫が好ましい。
るものではないが、好ましくは周期律表1族、周期律表
2族、周期律表12族、周期律表14族である。高級脂
肪酸金属塩の金属は、特に限定されるものではないが、
周期律表1族としては、リチウム、カリウム、ナトリウ
ムなどが挙げられる。周期律表2族としては、マグネシ
ウム、カルシウム、バリウムなどが挙げられる。周期律
表12族として亜鉛、カドニウムなどが挙げられる。周
期律表14族としては、錫、鉛などが挙げられる。より
好ましくはリチウム、カリウム、ナトリウム、マグネシ
ウム、カルシウム、亜鉛、錫、さらに好ましくはマグネ
シウム、カルシウム、亜鉛、錫が好ましい。
【0032】高級脂肪酸金属塩のニトリル基含有高飽和
共重合ゴム100重量部あたりの配合量は、下限が好ま
しくは0.1重量部、より好ましくは0.5重量部、よ
り好ましくは0.5重量部、上限が好ましくは20重量
部、より好ましくは15重量部、さらに好ましくは10
重量部である。高級脂肪酸金属塩の使用量が少なすぎる
と、金型離型性が悪くなり、高級脂肪酸の金属塩の使用
量が多すぎると、発泡体の架橋密度を低下させるので好
ましくない。
共重合ゴム100重量部あたりの配合量は、下限が好ま
しくは0.1重量部、より好ましくは0.5重量部、よ
り好ましくは0.5重量部、上限が好ましくは20重量
部、より好ましくは15重量部、さらに好ましくは10
重量部である。高級脂肪酸金属塩の使用量が少なすぎる
と、金型離型性が悪くなり、高級脂肪酸の金属塩の使用
量が多すぎると、発泡体の架橋密度を低下させるので好
ましくない。
【0033】(有機過酸化物)本発明で使用される有機
過酸化物は、特に限定されない。ゴムおよびポリエチレ
ンを架橋する有機過酸化物としてゴム工業で使用されて
いるものが好ましい。有機過酸化物としては、ジアルキ
ルパーオキサイド類、ジアシルパーオキサイド類、パー
オキシエステル類などが挙げられ、
過酸化物は、特に限定されない。ゴムおよびポリエチレ
ンを架橋する有機過酸化物としてゴム工業で使用されて
いるものが好ましい。有機過酸化物としては、ジアルキ
ルパーオキサイド類、ジアシルパーオキサイド類、パー
オキシエステル類などが挙げられ、
【0034】ジアルキルパーオキサイドとしては、ジク
ミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)−3−ヘキシン、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、1,3−ビス(t
−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンなどが挙げ
られる。ジアシルパーオキサイドとして、ベンゾイルパ
ーオキサイド、イソブチリルパーオキサイドなどが挙げ
られる。パーオキシエステルとして、2,5−ジメチル
−2,5−ビス(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t
−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネートなど)な
どが挙げられる。これらは単独で使用しても、クレー、
炭酸カルシウム、シリカなどに分散させ、加工性を改良
したものを使用してもよい。
ミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)−3−ヘキシン、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、1,3−ビス(t
−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンなどが挙げ
られる。ジアシルパーオキサイドとして、ベンゾイルパ
ーオキサイド、イソブチリルパーオキサイドなどが挙げ
られる。パーオキシエステルとして、2,5−ジメチル
−2,5−ビス(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t
−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネートなど)な
どが挙げられる。これらは単独で使用しても、クレー、
炭酸カルシウム、シリカなどに分散させ、加工性を改良
したものを使用してもよい。
【0035】これらの有機過酸化物は単独で使用して
も、複数種類を併用してもよい。有機過酸化物のニトリ
ル基含有高飽和共重合ゴム100重量部あたりの配合量
は、下限が好ましくは0.5重量部、上限が好ましくは
10重量部、より好ましくは8重量部、さらに好ましく
は6重量部の範囲で使用される。有機過酸化物の配合量
が少なすぎると、発泡体の架橋が不充分になる。また、
有機過酸化物の量が多すぎると、発泡体のゴム弾性が不
充分となる。
も、複数種類を併用してもよい。有機過酸化物のニトリ
ル基含有高飽和共重合ゴム100重量部あたりの配合量
は、下限が好ましくは0.5重量部、上限が好ましくは
10重量部、より好ましくは8重量部、さらに好ましく
は6重量部の範囲で使用される。有機過酸化物の配合量
が少なすぎると、発泡体の架橋が不充分になる。また、
有機過酸化物の量が多すぎると、発泡体のゴム弾性が不
充分となる。
【0036】(発泡剤)本発明で使用される発泡剤は、
特に限定されず、ゴム工業で使用されている発泡剤であ
れば、いずれも使用することができる。例えば、アゾ化
合物系発泡剤、スルフォニルヒドラジド化合物系発泡
剤、アミン化合物系発泡剤などが挙げられる。有機過酸
化物による架橋を阻害することがないことから、アゾ化
合物系発泡剤が好ましい。アゾ化合物系発泡剤として
は、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリ
ルなどが挙げられる。スルフォニルヒドラジド化合物系
発泡剤としては、ベンゼンスルフォニルヒドラジド、p
−トルエンスルフォニルヒドラジド、4,4−オキシビ
ス(ベンゼンスルフォニルヒドラジド)などが挙げられ
る。アミン化合物系発泡剤としては、N,N−ジニトロ
ソペンタメチレンテトラミンなどが挙げられる。
特に限定されず、ゴム工業で使用されている発泡剤であ
れば、いずれも使用することができる。例えば、アゾ化
合物系発泡剤、スルフォニルヒドラジド化合物系発泡
剤、アミン化合物系発泡剤などが挙げられる。有機過酸
化物による架橋を阻害することがないことから、アゾ化
合物系発泡剤が好ましい。アゾ化合物系発泡剤として
は、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリ
ルなどが挙げられる。スルフォニルヒドラジド化合物系
発泡剤としては、ベンゼンスルフォニルヒドラジド、p
−トルエンスルフォニルヒドラジド、4,4−オキシビ
ス(ベンゼンスルフォニルヒドラジド)などが挙げられ
る。アミン化合物系発泡剤としては、N,N−ジニトロ
ソペンタメチレンテトラミンなどが挙げられる。
【0037】発泡剤は、単独で使用しても、複数種類を
併用してもよい。また、分解温度を下げるために、酸化
亜鉛、尿素、エタノールアミンなどの配合剤を併用して
もよい。
併用してもよい。また、分解温度を下げるために、酸化
亜鉛、尿素、エタノールアミンなどの配合剤を併用して
もよい。
【0038】発泡剤のニトリル基含有高飽和共重合ゴム
100重量部あたりの配合量は、下限が好ましくは1重
量部、上限が好ましくは30重量部、より好ましくは2
0重量部、さらに好ましくは15重量部である。発泡剤
の配合量が少なすぎると、発泡成型時に十分に発泡せ
ず、得られる成形品が発泡体としての特性を有さない。
また発泡剤の配合量が多すぎると、発泡倍率が大きくな
りすぎ、発泡体のセルの大きさが不均一で大きくなりす
ぎ、発泡体の強度特性や摩耗性が著しく低下する。
100重量部あたりの配合量は、下限が好ましくは1重
量部、上限が好ましくは30重量部、より好ましくは2
0重量部、さらに好ましくは15重量部である。発泡剤
の配合量が少なすぎると、発泡成型時に十分に発泡せ
ず、得られる成形品が発泡体としての特性を有さない。
また発泡剤の配合量が多すぎると、発泡倍率が大きくな
りすぎ、発泡体のセルの大きさが不均一で大きくなりす
ぎ、発泡体の強度特性や摩耗性が著しく低下する。
【0039】(その他の配合剤)本発明の発泡性ゴム組
成物は、上記記載の配合成分以外にも、必要に応じて、
ゴム分野において使用される配合剤、補強剤(例えばカ
ーボンブラック、シリカ、タルクなど)、充填剤(例え
ば炭酸カルシウム、クレーなど)、加工助剤、可塑剤、
酸化防止剤、オゾン劣化防止剤、共架橋剤、および着色
剤などを配合することができる。これらの配合剤の配合
量は、本発明の目的を阻害しない範囲で、配合目的に応
じた量を配合することができる。
成物は、上記記載の配合成分以外にも、必要に応じて、
ゴム分野において使用される配合剤、補強剤(例えばカ
ーボンブラック、シリカ、タルクなど)、充填剤(例え
ば炭酸カルシウム、クレーなど)、加工助剤、可塑剤、
酸化防止剤、オゾン劣化防止剤、共架橋剤、および着色
剤などを配合することができる。これらの配合剤の配合
量は、本発明の目的を阻害しない範囲で、配合目的に応
じた量を配合することができる。
【0040】(発泡性ゴム組成物)本発明の発泡性ゴム
組成物は、ニトリル基含有高飽和共重合ゴム、ポリエチ
レン、エチレン性不飽和カルボン酸金属塩、高級脂肪酸
金属塩、有機過酸化物および発泡剤を含有するものであ
る。さらに必要に応じてこれらの配合成分以外の各種配
合剤(任意成分)を含有していてもよい。
組成物は、ニトリル基含有高飽和共重合ゴム、ポリエチ
レン、エチレン性不飽和カルボン酸金属塩、高級脂肪酸
金属塩、有機過酸化物および発泡剤を含有するものであ
る。さらに必要に応じてこれらの配合成分以外の各種配
合剤(任意成分)を含有していてもよい。
【0041】(発泡性ゴム組成物の調製方法)本発明の
発泡性ゴム組成物を調製するには、ニトリル基含有高飽
和共重合ゴム、ポリエチレン、エチレン性不飽和カルボ
ン酸金属塩、高級脂肪酸金属塩、有機過酸化物、発泡
剤、および必要に応じて使用する任意成分を、ロールや
密閉式混練機などの通常の混練機を用いて混練すればよ
い。
発泡性ゴム組成物を調製するには、ニトリル基含有高飽
和共重合ゴム、ポリエチレン、エチレン性不飽和カルボ
ン酸金属塩、高級脂肪酸金属塩、有機過酸化物、発泡
剤、および必要に応じて使用する任意成分を、ロールや
密閉式混練機などの通常の混練機を用いて混練すればよ
い。
【0042】混練時に配合する順序も、混練中に架橋や
発泡が起こらない限り、特に限定されない。例えば、以
下のような順序で混練すればよい。まず、混練物温度1
50℃にて、ニトリル基含有高飽和共重合ゴムとエチレ
ン性不飽和カルボン酸とを混練してマスターバッチを調
製する。さらに、混練物温度150℃にて、このマスタ
ーバッチとポリエチレンを混練し、その途中で高級脂肪
酸金属塩および任意成分の内で150℃で分解しないも
のを配合し、ポリエチレンの固形物が消滅するまで混練
する。この混合物を室温まで冷却した後、有機過酸化物
および発泡剤、さらに任意成分の内で150℃では分解
するものを配合して混練する。この時の温度は、有機過
酸化物などが分解せず、発泡剤による発泡が起こらず、
かつ混練を行いやすい温度、通常は混練物温度100℃
以下で混練を行う。
発泡が起こらない限り、特に限定されない。例えば、以
下のような順序で混練すればよい。まず、混練物温度1
50℃にて、ニトリル基含有高飽和共重合ゴムとエチレ
ン性不飽和カルボン酸とを混練してマスターバッチを調
製する。さらに、混練物温度150℃にて、このマスタ
ーバッチとポリエチレンを混練し、その途中で高級脂肪
酸金属塩および任意成分の内で150℃で分解しないも
のを配合し、ポリエチレンの固形物が消滅するまで混練
する。この混合物を室温まで冷却した後、有機過酸化物
および発泡剤、さらに任意成分の内で150℃では分解
するものを配合して混練する。この時の温度は、有機過
酸化物などが分解せず、発泡剤による発泡が起こらず、
かつ混練を行いやすい温度、通常は混練物温度100℃
以下で混練を行う。
【0043】(ゴム発泡体)本発明のゴム発泡体は、本
発明の発泡性ゴム組成物を発泡成型したものである。発
泡倍率は、下限が好ましくは100%、より好ましくは
150%、さらに好ましくは200%、上限が好ましく
は2000%、より好ましくは1500%、さらに好ま
しくは1000%である。発泡倍率が小さすぎると、発
泡の効果が小さく、発泡体としての特性(比重の小さい
こと、耐衝撃性に優れること、断熱性に優れることな
ど)が不充分となる。発泡倍率が大きすぎると、発泡体
のセルの大きさが不均一で大きくなりすぎ、発泡体の強
度特性や摩耗性が著しく低下するため好ましくない。
発明の発泡性ゴム組成物を発泡成型したものである。発
泡倍率は、下限が好ましくは100%、より好ましくは
150%、さらに好ましくは200%、上限が好ましく
は2000%、より好ましくは1500%、さらに好ま
しくは1000%である。発泡倍率が小さすぎると、発
泡の効果が小さく、発泡体としての特性(比重の小さい
こと、耐衝撃性に優れること、断熱性に優れることな
ど)が不充分となる。発泡倍率が大きすぎると、発泡体
のセルの大きさが不均一で大きくなりすぎ、発泡体の強
度特性や摩耗性が著しく低下するため好ましくない。
【0044】なお、発泡倍率とは、発泡による体積膨張
率のことであり、発泡体の比重に対する未発泡の発泡性
ゴム組成物の比重の比率を百分率で表した数値で表され
る。発泡倍率が大きければ発泡成形時の発泡による体積
膨張が大きいということを示す。
率のことであり、発泡体の比重に対する未発泡の発泡性
ゴム組成物の比重の比率を百分率で表した数値で表され
る。発泡倍率が大きければ発泡成形時の発泡による体積
膨張が大きいということを示す。
【0045】本発明のゴム発泡体の硬度(タイプEデュ
ロメータ硬さ)は、特に制限されないが、下限が好まし
くは10、より好ましくは20、さらに好ましくは3
0、好ましくは95、より好ましくは90、さらに好ま
しくは85である。
ロメータ硬さ)は、特に制限されないが、下限が好まし
くは10、より好ましくは20、さらに好ましくは3
0、好ましくは95、より好ましくは90、さらに好ま
しくは85である。
【0046】(ゴム発泡体の製造方法)本発明のゴム発
泡体は、発泡性ゴム組成物を発泡成型することにより製
造される。発泡成型においては、発泡と架橋とが同時に
行われる。成型は、一般的にゴム工業で行われている方
法、例えば、圧縮成型、トランスファー成型、射出成
型、押出成型などで行われ、この際、加熱されることに
より発泡と架橋が同時に行われる。
泡体は、発泡性ゴム組成物を発泡成型することにより製
造される。発泡成型においては、発泡と架橋とが同時に
行われる。成型は、一般的にゴム工業で行われている方
法、例えば、圧縮成型、トランスファー成型、射出成
型、押出成型などで行われ、この際、加熱されることに
より発泡と架橋が同時に行われる。
【0047】発泡性ゴム組成物の発泡成型によって、発
泡体を一段階の操作によって製造することができる。発
泡と架橋を行う温度は、好ましくは140〜180℃で
ある。また、発泡と架橋とを行う時間は、成型品の形
状、特に肉厚により適当な時間を選択するが、2〜30
分で行うことがより好ましい。この操作により、基本的
に発泡は終了する。
泡体を一段階の操作によって製造することができる。発
泡と架橋を行う温度は、好ましくは140〜180℃で
ある。また、発泡と架橋とを行う時間は、成型品の形
状、特に肉厚により適当な時間を選択するが、2〜30
分で行うことがより好ましい。この操作により、基本的
に発泡は終了する。
【0048】発泡成型後に、発泡体のひずみを取った
り、物性を向上させるため、二段目の架橋(二次架橋)
を行ってもよい。また、二段目の架橋の条件は、特に限
定されないが、架橋温度は50〜180℃、架橋時間は
1〜5時間が好ましい。二段目の架橋においては、な
お、実質的に発泡は起こらない。
り、物性を向上させるため、二段目の架橋(二次架橋)
を行ってもよい。また、二段目の架橋の条件は、特に限
定されないが、架橋温度は50〜180℃、架橋時間は
1〜5時間が好ましい。二段目の架橋においては、な
お、実質的に発泡は起こらない。
【0049】(用途)本発明の発泡性ゴム組成物は、ス
ポーツシューズの靴底材や作業靴のシューソール、工業
用ロールやシール材、工業用断熱材、クッション材など
の製造に好適である。
ポーツシューズの靴底材や作業靴のシューソール、工業
用ロールやシール材、工業用断熱材、クッション材など
の製造に好適である。
【0050】(態様)本発明の態様としては、(1)
ニトリル基含有高飽和共重合ゴム、ポリエチレン、エチ
レン性不飽和カルボン酸金属塩、高級脂肪酸金属塩、有
機過酸化物、および発泡剤を含有する発泡性ゴム組成
物、(2) ニトリル基含有高飽和共重合ゴム100重
量部に、ポリエチレン5〜100重量部、エチレン性不
飽和カルボン酸金属塩3〜100重量部、高級脂肪酸金
属塩0.1〜20重量部、有機過酸化物0.5〜10重
量部、および発泡剤1〜15重量部を含有する(1)記
載の発泡性ゴム組成物、(3) ニトリル基含有高飽和
共重合ゴムが、ヨウ素価120以下のものである(1)
または(2)記載の発泡性ゴム組成物、(4) ニトリ
ル基含有高飽和共重合ゴムが、α,β−エチレン性不飽
和ニトリル単量体単位含有量10〜60重量%のもので
ある(1)〜(3)のいずれかに記載の発泡性ゴム組成
物、(5) ニトリル基含有高飽和共重合ゴムが、ムー
ニー粘度(ML1+4、100℃)が15〜200のもの
である(1)〜(4)のいずれかに記載の発泡性ゴム組
成物、
ニトリル基含有高飽和共重合ゴム、ポリエチレン、エチ
レン性不飽和カルボン酸金属塩、高級脂肪酸金属塩、有
機過酸化物、および発泡剤を含有する発泡性ゴム組成
物、(2) ニトリル基含有高飽和共重合ゴム100重
量部に、ポリエチレン5〜100重量部、エチレン性不
飽和カルボン酸金属塩3〜100重量部、高級脂肪酸金
属塩0.1〜20重量部、有機過酸化物0.5〜10重
量部、および発泡剤1〜15重量部を含有する(1)記
載の発泡性ゴム組成物、(3) ニトリル基含有高飽和
共重合ゴムが、ヨウ素価120以下のものである(1)
または(2)記載の発泡性ゴム組成物、(4) ニトリ
ル基含有高飽和共重合ゴムが、α,β−エチレン性不飽
和ニトリル単量体単位含有量10〜60重量%のもので
ある(1)〜(3)のいずれかに記載の発泡性ゴム組成
物、(5) ニトリル基含有高飽和共重合ゴムが、ムー
ニー粘度(ML1+4、100℃)が15〜200のもの
である(1)〜(4)のいずれかに記載の発泡性ゴム組
成物、
【0051】(6) ポリエチレンが、エチレンの単独
重合あるいはエチレンと好ましくは5mol%以下のα
−オレフィン単量体との共重合体である(1)〜(5)
のいずれかに記載の発泡性ゴム組成物、(7) ポリエ
チレンが、比重0.91〜1.00Mg/m3のもので
ある(6)記載の発泡性ゴム組成物、(8) ポリエチ
レンが、メルトフローレート(190℃、216kg)
が0.001〜30g/10分である(6)または
(7)記載の発泡性ゴム組成物、(9) エチレン性不
飽和カルボン酸金属塩が、アクリル酸またはメタクリル
酸と亜鉛またはマグネシウムとの塩である(1)〜
(8)のいずれかに記載の発泡性ゴム組成物、(10)
高級脂肪酸金属塩が、炭素数(官能基を除く)6〜3
0カルボキシル基を有する高級脂肪酸と金属がイオン結
合した構造を有するものである(1)〜(9)のいずれ
かに記載の発泡性ゴム組成物、(11) 発泡剤がアゾ
化合物系発泡剤である(1)〜(10)のいずれかに記
載の発泡性ゴム組成物、
重合あるいはエチレンと好ましくは5mol%以下のα
−オレフィン単量体との共重合体である(1)〜(5)
のいずれかに記載の発泡性ゴム組成物、(7) ポリエ
チレンが、比重0.91〜1.00Mg/m3のもので
ある(6)記載の発泡性ゴム組成物、(8) ポリエチ
レンが、メルトフローレート(190℃、216kg)
が0.001〜30g/10分である(6)または
(7)記載の発泡性ゴム組成物、(9) エチレン性不
飽和カルボン酸金属塩が、アクリル酸またはメタクリル
酸と亜鉛またはマグネシウムとの塩である(1)〜
(8)のいずれかに記載の発泡性ゴム組成物、(10)
高級脂肪酸金属塩が、炭素数(官能基を除く)6〜3
0カルボキシル基を有する高級脂肪酸と金属がイオン結
合した構造を有するものである(1)〜(9)のいずれ
かに記載の発泡性ゴム組成物、(11) 発泡剤がアゾ
化合物系発泡剤である(1)〜(10)のいずれかに記
載の発泡性ゴム組成物、
【0052】(12) (1)〜(11)のいずれかに
記載の発泡性ゴム組成物を発泡成形した発泡体、(1
3) 発泡倍率が100〜2000%である(12)記
載の発泡体、(14) 硬度(タイプEデュロメータ硬
さ)が10〜95である(12)または(13)記載の
発泡体、(15) 靴底用成形品である(12)〜(1
4)のいずれかに記載の発泡体、などが挙げられる。
記載の発泡性ゴム組成物を発泡成形した発泡体、(1
3) 発泡倍率が100〜2000%である(12)記
載の発泡体、(14) 硬度(タイプEデュロメータ硬
さ)が10〜95である(12)または(13)記載の
発泡体、(15) 靴底用成形品である(12)〜(1
4)のいずれかに記載の発泡体、などが挙げられる。
【0053】
【発明の効果】以上の本発明によれば、加工性に優れた
発泡性ゴムが提供され、それを発泡成型したゴム発泡体
は、伸びに優れ、耐引裂性、高硬度、耐摩耗性に優れ、
また、熱処理を行っても、伸び、比重、耐引裂性、硬
度、および摩耗性が変動せず、製品の製造管理が容易な
安定した品質のゴム発泡体を提供することができる。
発泡性ゴムが提供され、それを発泡成型したゴム発泡体
は、伸びに優れ、耐引裂性、高硬度、耐摩耗性に優れ、
また、熱処理を行っても、伸び、比重、耐引裂性、硬
度、および摩耗性が変動せず、製品の製造管理が容易な
安定した品質のゴム発泡体を提供することができる。
【0054】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に具体的に説明する。
に具体的に説明する。
【0055】実施例1〜11、比較例1 ニトリル基含有高飽和共重合ゴムおよびポリエチレンと
してそれぞれ表1および表2に示したものを使用し、表
3に記載の配合で発泡性ゴム組成物をオープンロールを
用いて混練してゴム組成物を調製した。なお、混練はニ
トリル基含有高飽和共重合ゴム、ポリエチレンおよびエ
チレン性カルボン酸金属塩を、混合物が150℃になる
ように混練し、ポリエチレンの固形物が確認できなくな
ってからさらに5分間混練した。続いて、この混練物を
室温まで放冷し、ロール温度を40℃に設定し、有機過
酸化物、発泡剤以外を混練し、最後に有機過酸化物、発
泡剤を混練し、組成物を得た。
してそれぞれ表1および表2に示したものを使用し、表
3に記載の配合で発泡性ゴム組成物をオープンロールを
用いて混練してゴム組成物を調製した。なお、混練はニ
トリル基含有高飽和共重合ゴム、ポリエチレンおよびエ
チレン性カルボン酸金属塩を、混合物が150℃になる
ように混練し、ポリエチレンの固形物が確認できなくな
ってからさらに5分間混練した。続いて、この混練物を
室温まで放冷し、ロール温度を40℃に設定し、有機過
酸化物、発泡剤以外を混練し、最後に有機過酸化物、発
泡剤を混練し、組成物を得た。
【0056】これらの組成物を、厚さ5mm、縦横12
0mmの金型内で、160℃、10分に加熱して発泡成
型し、発泡体を得た。
0mmの金型内で、160℃、10分に加熱して発泡成
型し、発泡体を得た。
【0057】各組成物のムーニー粘度、発泡成型時の架
橋速度および架橋最大トルクを表3に、架橋後24時間
放置した後の各発泡体の引張強さ、伸び、100%応力
および200%応力、比重、発泡倍率、引裂強度、硬
度、アクロン摩耗減量、スポンジ収縮、および耐縮み性
を表4に、さらに発泡体に対し、ギアー式熱老化試験機
で、70℃、5時間の熱処理を行い、24時間放置した
後の各発泡体の引張強さ、伸び、100%応力および2
00%応力、比重、引裂強度、硬度、アクロン摩耗減量
の結果を表5に示した。なお、各々の測定は下記の方法
で行った。
橋速度および架橋最大トルクを表3に、架橋後24時間
放置した後の各発泡体の引張強さ、伸び、100%応力
および200%応力、比重、発泡倍率、引裂強度、硬
度、アクロン摩耗減量、スポンジ収縮、および耐縮み性
を表4に、さらに発泡体に対し、ギアー式熱老化試験機
で、70℃、5時間の熱処理を行い、24時間放置した
後の各発泡体の引張強さ、伸び、100%応力および2
00%応力、比重、引裂強度、硬度、アクロン摩耗減量
の結果を表5に示した。なお、各々の測定は下記の方法
で行った。
【0058】ムーニー粘度 発泡性ゴム組成物のムーニー粘度は、JIS K630
0の未加硫ゴム物理試験方法のムーニー粘度試験に準じ
て、測定温度100℃におけるML1+4を測定した。
0の未加硫ゴム物理試験方法のムーニー粘度試験に準じ
て、測定温度100℃におけるML1+4を測定した。
【0059】引裂強さ、伸び、100%応力、200%
応力 発泡体の引裂強さ、伸び、100%応力および200%
応力は、ドイツ・フォーチュナー社製スプリッティング
マシンを用いて、架橋した発泡体のスキン層を除去し、
厚さ2mmのシートを作製し、JIS3号ダンベル試験
片を用いて打ち抜き、これを用いてJIS K6251
に準じて、引張速度500mm/分で測定した。
応力 発泡体の引裂強さ、伸び、100%応力および200%
応力は、ドイツ・フォーチュナー社製スプリッティング
マシンを用いて、架橋した発泡体のスキン層を除去し、
厚さ2mmのシートを作製し、JIS3号ダンベル試験
片を用いて打ち抜き、これを用いてJIS K6251
に準じて、引張速度500mm/分で測定した。
【0060】最大トルク(M H )、tc(10)、tc
(90) JIS K6300の未加硫ゴム物理試験方法の振動式
加硫試験機による加硫試験に準じて、測定温度160
℃、測定時間20分における最大トルク(MH)、tc
(10)、tc(90)をダイ加硫試験A法を用いて測
定した。
(90) JIS K6300の未加硫ゴム物理試験方法の振動式
加硫試験機による加硫試験に準じて、測定温度160
℃、測定時間20分における最大トルク(MH)、tc
(10)、tc(90)をダイ加硫試験A法を用いて測
定した。
【0061】引裂強さ 発泡体の引裂強さは、ドイツ・フォーチュナー社製スプ
リッティングマシンを用いて、架橋した発泡体のスキン
層を除去し、厚さ2mmのシートを作製し、JIS K
6252に準じて、切り込みなしアングル形の試験片を
作製して、引張速度500mm/分で測定した。
リッティングマシンを用いて、架橋した発泡体のスキン
層を除去し、厚さ2mmのシートを作製し、JIS K
6252に準じて、切り込みなしアングル形の試験片を
作製して、引張速度500mm/分で測定した。
【0062】比重 発泡体の比重は、JIS K6268加硫ゴム−密度測
定のA法に準じて測定した。
定のA法に準じて測定した。
【0063】硬度 発泡体の硬度は、JIS K6253に準じて、低硬度
用の硬度計(タイプEデュロメータ)を用いて測定し
た。なお、スキン層が残った状態での硬度、およびスキ
ン層を除去した状態での硬度を示した。
用の硬度計(タイプEデュロメータ)を用いて測定し
た。なお、スキン層が残った状態での硬度、およびスキ
ン層を除去した状態での硬度を示した。
【0064】アクロン摩耗減量 スキン層を除去した3mm厚の発泡体シートを、JIS
−A硬度70のアクロン摩耗試験片に接着剤を用いて貼
りあわせて試料を作製し、 この試料を用いて、JIS
K6264のアクロン摩耗試験機に準じて、荷重27
N、傾角15度、予備ずり500回、試験ずり1000
回における測定摩耗損失容量を測定した。摩耗減量の値
が小さいほど耐摩耗性が良好である。
−A硬度70のアクロン摩耗試験片に接着剤を用いて貼
りあわせて試料を作製し、 この試料を用いて、JIS
K6264のアクロン摩耗試験機に準じて、荷重27
N、傾角15度、予備ずり500回、試験ずり1000
回における測定摩耗損失容量を測定した。摩耗減量の値
が小さいほど耐摩耗性が良好である。
【0065】スポンジ収縮 スポンジ収縮は、縦および横の長さが、架橋直後の寸法
を基準として、24時間後にどの程度収縮したかを示し
たものである。この値は縦および横の収縮の割合の平均
値であり、数字が小さいほど、製品にしたときの縮み具
合が小さく、製品設計のしやすいことを示す。
を基準として、24時間後にどの程度収縮したかを示し
たものである。この値は縦および横の収縮の割合の平均
値であり、数字が小さいほど、製品にしたときの縮み具
合が小さく、製品設計のしやすいことを示す。
【0066】耐縮み性 発泡体の耐縮み性の測定は、スキン層を除去して縦×横
×厚さ=120mm×15mm×3mmの発泡体サンプ
ルを作成し、ギアー式熱老化試験機を用い、70℃で一
定時間置いた時の縦方向の縮み具合を処理前の寸法を基
準として示したものである。この値が小さいほど、熱に
さらされたときの耐縮み性に優れていることを示す。
×厚さ=120mm×15mm×3mmの発泡体サンプ
ルを作成し、ギアー式熱老化試験機を用い、70℃で一
定時間置いた時の縦方向の縮み具合を処理前の寸法を基
準として示したものである。この値が小さいほど、熱に
さらされたときの耐縮み性に優れていることを示す。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】
【表3】
【0070】(*1) ジクミルパーオキサイド40重
量%品(日本油脂社製、パークミルD−40) (*2) アゾジカルボンアミドを主成分とする複合発
泡剤(三協化成社製、セルマイクCAP500) (*3) トリ−(2−エチルヘキシル)トリメリテー
ト(アデカ・アーガス社製、アデカサイザーC−8) (*4) 置換ジフェニルアミン(ユニロイヤル社製、
Naugard445) (*5) 酸化チタン(石原産業社製、酸化チタンR−
680)
量%品(日本油脂社製、パークミルD−40) (*2) アゾジカルボンアミドを主成分とする複合発
泡剤(三協化成社製、セルマイクCAP500) (*3) トリ−(2−エチルヘキシル)トリメリテー
ト(アデカ・アーガス社製、アデカサイザーC−8) (*4) 置換ジフェニルアミン(ユニロイヤル社製、
Naugard445) (*5) 酸化チタン(石原産業社製、酸化チタンR−
680)
【0071】
【表4】
【0072】
【表5】
【0073】表4に示す測定結果から、比較例1と比較
して、ポリエチレンを配合することで、実施例1〜11
は、発泡体の伸び、引裂強さ、スポンジ収縮、耐縮み性
などに優れており、高硬度の発泡体であることがわか
る。発泡体の硬度に関しては、ポリエチレンを増量する
ことで、他の物性を保持したまま大きくすることが可能
である(実施例2と実施例3の比較および実施例8と実
施例9の比較による)。さらに発泡体の耐摩耗性に関し
ては、若干悪化傾向であるが、比較例1と比較して、遜
色ないレベルであり、直線状のポリエチレン、さらに好
ましくはメルトフローレート(190℃、216kg)
が0.1〜20g/10分の直線状のポリエチレンを用
いることで耐摩耗性の優れた発泡体を得ることができる
ことが読み取れる(実施例2〜6)。またポリマーのヨ
ウ素価を小さくしたもの(実施例10)、エチレン性不
飽和単量体を含むポリマー(実施例11)を用いても、
ポリエチレンを添加することで、同様の効果を得ること
が可能である。
して、ポリエチレンを配合することで、実施例1〜11
は、発泡体の伸び、引裂強さ、スポンジ収縮、耐縮み性
などに優れており、高硬度の発泡体であることがわか
る。発泡体の硬度に関しては、ポリエチレンを増量する
ことで、他の物性を保持したまま大きくすることが可能
である(実施例2と実施例3の比較および実施例8と実
施例9の比較による)。さらに発泡体の耐摩耗性に関し
ては、若干悪化傾向であるが、比較例1と比較して、遜
色ないレベルであり、直線状のポリエチレン、さらに好
ましくはメルトフローレート(190℃、216kg)
が0.1〜20g/10分の直線状のポリエチレンを用
いることで耐摩耗性の優れた発泡体を得ることができる
ことが読み取れる(実施例2〜6)。またポリマーのヨ
ウ素価を小さくしたもの(実施例10)、エチレン性不
飽和単量体を含むポリマー(実施例11)を用いても、
ポリエチレンを添加することで、同様の効果を得ること
が可能である。
【0074】表5は、熱処理を行った後の発泡体の物性
を示したものである。比較例1では、熱処理を行うと、
発泡体の強度特性は若干改良方向になるが、比重が元の
値から変化していることがわかる。これに対し、実施例
では、熱処理を行っても、発泡体の物性に大きな変化が
なく、耐熱性に優れていることがわかる。
を示したものである。比較例1では、熱処理を行うと、
発泡体の強度特性は若干改良方向になるが、比重が元の
値から変化していることがわかる。これに対し、実施例
では、熱処理を行っても、発泡体の物性に大きな変化が
なく、耐熱性に優れていることがわかる。
【0075】以上の結果から、以下のことがわかる。
【0076】従来技術(比較例1)では、発泡体の架橋
後の収縮、および熱処理による収縮が起こり、これは、
比重、および寸法が顕著に変動し、安定した発泡体の製
造が非常に困難であった。それに対し、本発明の発泡性
ゴム組成物を用いて製造した本発明の発泡体は、熱処理
を行っても比重および物性は変動せず、また、強度特
性、硬度、および耐摩耗性についても同様であり、品質
が安定している。
後の収縮、および熱処理による収縮が起こり、これは、
比重、および寸法が顕著に変動し、安定した発泡体の製
造が非常に困難であった。それに対し、本発明の発泡性
ゴム組成物を用いて製造した本発明の発泡体は、熱処理
を行っても比重および物性は変動せず、また、強度特
性、硬度、および耐摩耗性についても同様であり、品質
が安定している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 21/00 C08L 21/00 23/04 23/04 Fターム(参考) 4F074 AA12 AA17 AD08 AD10 BA13 BB02 CA23 CC04X CC04Y CC05X CC22X CC32X DA02 DA08 DA09 DA23 DA32 DA36 DA39 DA45 4J002 AC07W BB03X BB05X EG027 EG036 EG037 EG046 EG047 EK038 EK048 EK058 EK068 EQ019 ES009 ET009 EV289 FD010 FD329 GC00 GJ02
Claims (2)
- 【請求項1】 ニトリル基含有高飽和共重合ゴム、ポリ
エチレン、エチレン性不飽和カルボン酸金属塩、高級脂
肪酸金属塩、有機過酸化物および発泡剤を含有する発泡
性ゴム組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の発泡性ゴム組成物を発泡
成形した発泡体。
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JP11050103A JP2000248096A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 発泡性ゴム組成物およびゴム発泡体 |
EP00905339A EP1172402B1 (en) | 1999-02-26 | 2000-02-25 | Foamable rubber composition and foamed rubber |
US09/926,073 US6372809B1 (en) | 1999-02-26 | 2000-02-25 | Foamable rubber composition and foamed rubber |
JP2000601070A JP4192426B2 (ja) | 1999-02-26 | 2000-02-25 | 発泡性ゴム組成物およびゴム発泡体 |
PCT/JP2000/001092 WO2000050499A1 (fr) | 1999-02-26 | 2000-02-25 | Melange caoutchoute pouvant etre transforme en mousse et caoutchouc mousse |
DE60029095T DE60029095T8 (de) | 1999-02-26 | 2000-02-25 | Schäumbare gummizusammenstellung und schaumgummi |
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---|---|---|---|
JP11050103A JP2000248096A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 発泡性ゴム組成物およびゴム発泡体 |
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---|---|
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EP (1) | EP1172402B1 (ja) |
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DE (1) | DE60029095T8 (ja) |
WO (1) | WO2000050499A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010001406A (ja) * | 2008-06-20 | 2010-01-07 | Sekisui Chem Co Ltd | 発泡ゴムシート |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1459862A1 (en) * | 2003-03-18 | 2004-09-22 | Askle | Process for manufacturing moulded articles and articles having integral skin thus obtained |
US7941938B2 (en) * | 2006-05-26 | 2011-05-17 | Nike, Inc. | Article of footwear with lightweight sole assembly |
JP4160613B2 (ja) * | 2006-11-10 | 2008-10-01 | 住友ゴム工業株式会社 | 発泡ゴムロール |
CN102134328B (zh) * | 2011-02-26 | 2012-04-25 | 福建师范大学 | 一种微发泡腈类弹性体的制备方法 |
US9060568B2 (en) | 2011-12-02 | 2015-06-23 | Nike, Inc. | Article of footwear with insertable lightweight interior midsole structure |
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