JP2000181048A - フォトマスクおよびその製造方法、並びにそれを用いた露光方法 - Google Patents

フォトマスクおよびその製造方法、並びにそれを用いた露光方法

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JP2000181048A
JP2000181048A JP35795198A JP35795198A JP2000181048A JP 2000181048 A JP2000181048 A JP 2000181048A JP 35795198 A JP35795198 A JP 35795198A JP 35795198 A JP35795198 A JP 35795198A JP 2000181048 A JP2000181048 A JP 2000181048A
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Shinji Kobayashi
慎司 小林
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03F1/76Patterning of masks by imaging
    • G03F1/78Patterning of masks by imaging by charged particle beam [CPB], e.g. electron beam patterning of masks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過部に対する半透過部の透過率および位相
差を考慮することによって、レジストに正確なレジスト
段差を形成するフォトマスクを提供する。 【解決手段】 フォトマスク1における半透過部12
は、該半透過部12を透過する露光光と透過部11を透
過する露光光との間に発生する干渉を抑制するように、
透過部11に対する位相差が設定されている。このフォ
トマスク1を用いて露光を行うことによって、レジスト
ホール51およびレジスト段差52が所定範囲(ハーフ
領域22)内に確実に形成されたレジスト5を得ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子の製造
に用いるフォトマスクおよびその製造方法、並びに該フ
ォトマスクを用いてなされる露光方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子の製造において
は、図2(a)・(b)に示すように、下層配線層7の
上に形成されている層間絶縁膜6にスルーホール61と
配線溝とを形成し、配線材料を埋め込む手法が用いられ
ている。
【0003】この場合の層間絶縁膜6は、図2(b)に
示すように、周囲の領域(以下、基本領域21とする)
から層間絶縁膜6が完全に除去されたスルーホール61
に相当するスルーホール領域23を有している上に、さ
らに、基本領域21と比較して層間絶縁膜6の層厚がほ
ぼ半分(1/2)となるハーフ領域22を有している。
そしてこのハーフ領域22と基本領域21とで図2
(a)に示すような段差形状62が構成される。層間絶
縁膜6に上記段差形状62を形成する方法としては、従
来技術の組み合わせにより、たとえば、以下に示す2種
類の方法を挙げることができる。
【0004】第一の方法は、ハーフエッチングを用いる
方法である。この方法では、図11(a)に示すよう
に、まず、最上層からレジスト5、層間絶縁膜6、下層
配線層7の順で形成されたウエハに対してハーフ領域2
2(図2(b)参照)の露光・現像を行う(図中矢
印)。
【0005】次に、図11(b)に示すように、現像後
レジスト5が除去されたハーフ領域22に対してハーフ
エッチング処理を施し、層間絶縁膜6を元の層厚の半分
程度にエッチングして、段差形状62を形成する。
【0006】その後、図11(c)に示すように、再度
レジスト5を塗布した後、スルーホール領域23(図2
(b)参照)の露光・現像を行う(図中矢印)。そして
図11(d)に示すように、スルーホール領域23の層
間絶縁膜6にエッチング処理を施し、スルーホール61
を形成する。
【0007】第二の方法は、ハーフ露光を行う方法であ
る。この方法では、まず、図12(a)に示すように、
図11(a)に示したものと同一の構成を有するウエハ
において、ハーフ領域22に対してハーフ露光(露光後
のレジスト5の層厚が元の半分程度になる露光、図中矢
印)を行う。その後、スルーホール領域23に対して不
足する露光量を追加露光する。その結果、図12(b)
に示すように、レジスト5にレジストホール101とレ
ジスト段差102とが形成される。
【0008】その後、図12(c)に示すように、スル
ーホール領域23のエッチングを行って層間絶縁膜6を
除去してスルーホール61を形成した後、図12(d)
に示すように、ハーフ領域22のレジスト5を除去(ア
ッシング)する。最後に、図12(e)に示すように、
ハーフエッチング工程により層間絶縁膜6に段差形状6
2を形成する。
【0009】さらに、上記段差形状62を形成する他の
方法として、透過率階調を具備したフォトマスク、すな
わち、遮光部、半透過部、および透過部を設けたフォト
マスクを用いて露光・現像工程を行う技術が知られてい
る。
【0010】上記技術としては、たとえば、特開昭6
3−18351号公報、特開平6−27636号公
報、あるいは特開平7−49410号公報に開示され
ている技術などが挙げられる。
【0011】上記の技術では、半透過部として、酸化
クロム(CrO)からなる半透明膜を用い、遮光部にク
ロム(Cr)膜を用いている。また、上記の技術で
は、半透過部として、光を吸収する物質を混入させた酸
化シリコン(SiO2 )膜を用いるとともに、遮光部と
して、酸化クロム/クロム/酸化クロム(CrO/Cr
/CrO)の3層構造を有する遮光膜を用いている。さ
らに、上記の技術では、クロム化合物を用いたフォト
マスクにおいて、クロム化合物の膜厚を変えることによ
って遮光部や半透過部を形成している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した各
技術には、下記のような問題点がある。まず、上記第一
の方法は、従来技術を活用した一般的な手法であるが、
レジスト塗布工程、露光・現像工程、エッチング工程と
いう一連の過程を2回繰り返す必要があり、工程数が非
常に増加する。そのため、スループットが低下するとと
もに、半導体素子にダストの付着する機会が増えるた
め、デバイスの歩留りが低下するおそれがある。
【0013】また、上記第二の方法は、露光・現像工程
を2回行う以外の工程は全て1回で済むので、上記第一
の方法に比べると工程数が削減される。しかしながら、
露光・現像工程に際して2枚のフォトマスクを用いるた
め、ハーフ領域22の露光パターンとスルーホール領域
23の露光パターンとのアライメント精度が必要とな
る。
【0014】上記各露光パターンのアライメント精度
は、2枚のフォトマスクをステッパでそれぞれアライメ
ントする際の精度と、2枚のフォトマスク自身の相対位
置精度(フォトマスクの重ね合わせ精度)とによって決
定される。そのため、何れも非常に高精度が要求される
ことになり、現像・露光工程における不安定要素となり
得る。
【0015】このように上記の各方法では、複数回の露
光・現像を必要としたり、フォトマスクの高精度な位置
合わせを必要としたりするため、層間絶縁膜6に段差形
成する工程の煩雑化を招来している。
【0016】これに対して、上記〜の各技術では、
1枚のフォトマスクに遮光部および透過部に加えて半透
過部を備えているものを用いている。そのため、1回の
露光・現像で、レジスト5に図12(b)に示すような
レジスト段差102を形成することが可能である。それ
ゆえ、層間絶縁膜6に段差形状62を形成するに当たっ
て複数回の露光・現像や高精度なフォトマスクの位置合
わせが必要なく、段差形成工程をより短縮化・簡素化す
ることが可能である。
【0017】しかしながら、上記〜の各技術では、
1枚のフォトマスクに具備されている透過部および半透
過部の具体的な構成に関して見た場合、透過率階調につ
いては言及されているものの、透過部に対する半透過部
の位相差設定については何ら言及されていない。
【0018】半導体素子の製造においては、スルーホー
ル61や配線溝がより精細となっているが、このような
精細な露光パターンを、透過率階調を有するフォトマス
クを用いて正確にレジスト5に転写するためには、透過
部に対する半透過部の位相差制御が不可欠となってく
る。それゆえ、上記〜の各技術では、レジスト5に
対して所望のレジスト段差102を確実に形成すること
ができないという問題点を招来する。
【0019】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであって、その目的は、半透過部の透過部
に対する透過率および位相差を考慮することによって、
レジスト上に正確なレジスト段差を形成することができ
るフォトマスクと、該フォトマスクの製造方法と、さら
に、該フォトマスクを用いた露光方法とを提供すること
にある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
フォトマスクは、上記の課題を解決するために、所定パ
ターンを露光するために用いられ、露光光を透過する透
過部と、露光光を実質的に遮断する遮光部と、透過率が
上記透過部の透過率よりも低くなるように設定された半
透過部とを備えているフォトマスクにおいて、上記半透
過部は、該半透過部を透過する露光光と透過部を透過す
る露光光との間に発生する干渉を抑制するように、透過
部に対する位相差を設定していることを特徴としてい
る。
【0021】上記請求項1記載の構成によれば、上記半
透過部では、透過部に対する透過率だけでなく、位相差
も考慮しているので、透過部を透過する露光光と半透過
部を透過する光との干渉が抑制される。その結果、半透
過部では、上記干渉により透過率が大幅に変化するよう
な箇所が発生しなくなり、ほぼ全域でほぼ適正な光強度
を実現することができる。
【0022】そのため、上記フォトマスクを用いてレジ
ストを露光・現像すると、レジスト残りやレジスト減り
がほとんど発生しないので、所望のレジストパターンを
確実に形成することができる。それゆえ、たとえばレジ
スト上に、層厚が元のほぼ1/2となる領域を有するレ
ジスト段差を、確実かつ効率的に形成することが可能と
なる。
【0023】上記レジスト段差が確実に形成されること
により、エッチング処理やアッシング処理を施せば、半
導体素子上の層間絶縁膜に所望の段差形状を確実かつ容
易に形成することが可能になる。それゆえ、半導体素子
の製造において、層間絶縁膜に対して、より精細な構造
のスルーホールや配線溝をより効率的に形成することが
できる。
【0024】本発明の請求項2記載のフォトマスクは、
上記の課題を解決するために、請求項1記載の構成に加
えて、上記透過部および半透過部の透過率が異なること
により生ずる、透過部を透過した露光光のシフトに基づ
いて、該透過部の形状を変化させることを特徴としてい
る。
【0025】上記のように透過部および半透過部の透過
率が異なっていると、該透過部を透過した露光光は、半
透過部を透過した露光光に比べて、照射面積が拡大する
ようにシフトする場合がある。そこで、上記請求項2記
載の構成では、上記シフトに基づいて透過部の形状を変
化させている。そのため、露光に際して生じる上記シフ
トを解消し、所望のレジストパターンをより確実に形成
することができる。
【0026】本発明の請求項3記載のフォトマスクは、
上記の課題を解決するために、請求項1または2記載の
構成に加えて、上記半透過部は、シリサイドの酸窒化物
からなる半透明膜を備えていることを特徴としている。
【0027】上記請求項3記載の構成によれば、半透過
部に、シリサイドの酸窒化物からなる半透明膜を用いて
いるので、酸素あるいは窒素の含有率を変化させること
により、半透明膜の透過率や位相差を変化させることが
できる。それゆえ、半透過部における透過率や位相差を
容易に制御することができる。
【0028】本発明の請求項4記載のフォトマスクは、
上記の課題を解決するために、請求項3記載の構成に加
えて、上記半透過部の透過率が、透過部の透過率に対し
て10〜30%の範囲内にある場合、該半透過部の位相
差は、上記透過部に対して50〜70°の範囲内にある
ことを特徴としている。
【0029】上記請求項4記載の構成によれば、半透過
部としてシリサイドの酸窒化物を用いた場合に、半透過
部の透過率と位相差とが上記範囲内とすれば、半透過部
に生じる露光光の干渉をより一層効果的に抑制して、所
望のレジストパターンをより確実に形成することができ
る。
【0030】本発明の請求項5記載のフォトマスクの製
造方法は、上記の課題を解決するために、透明基板上
に、該透明基板よりも低い光の透過率を有する半透明膜
を形成し、さらにその上に光を遮断する遮光膜を形成す
る2層構造膜形成工程と、上記遮光膜上にさらにレジス
トを層状に形成した後、電子ビームで露光する露光工程
と、上記露光工程によりレジストが除去された領域から
半透明膜および遮光膜を除去する2層構造膜除去工程
と、上記露光工程によりレジスト上に形成された、元の
レジストよりも薄い層厚となっている薄層領域から、レ
ジストを除去するレジスト除去工程と、レジストが除去
された上記薄層領域から遮光膜を除去する遮光膜除去工
程とを含むことを特徴としている。
【0031】上記請求項5記載の方法によれば、透明基
板上に半透明膜および遮光膜からなる2層構造膜を形成
しているため、上述したフォトマスクを容易に形成する
ことができる。また、半透明膜および遮光膜のパターニ
ングをレジストにより行っているため、フォトマスクに
対して所望の露光パターンを効率的かつ確実に形成する
ことができる。
【0032】本発明の請求項6記載の露光方法は、上記
の課題を解決するために、請求項1ないし4の何れか1
項に記載のフォトマスクを用いて、層状に形成されたレ
ジストを露光することにより、該レジストに層厚が異な
る段差を形成することを特徴としている。
【0033】上記請求項6記載の方法によれば、たとえ
ば、段差を有するレジストパターンを1回の露光のみで
しかも確実に形成することができる。それゆえ、露光工
程の簡素化を図ることができるとともに、このような露
光を必要とする、たとえば半導体素子の製造工程を簡素
化することもできる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図10に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。なお、本発明はこれに限定されるものではない。
【0035】本発明にかかるフォトマスクは、半導体素
子の層間絶縁膜に段差形状を形成することを目的とし
て、1回の露光・現像で、レジスト上にレジスト段差
(段差)を形成するために用いられるものである。
【0036】そのため、1枚のフォトマスクに、高い透
過率で露光光を透過する透過部、透過率が上記透過部の
透過率よりも低くなるように設定された半透過部、およ
び露光光を実質的に遮断する遮光部をそれぞれ設定した
上で、透過部に対する半透過部の位相差を、上記半透過
部を透過する露光光と透過部を透過する露光光との間に
発生する干渉を抑制するように最適化している。
【0037】まず、半導体素子における層間絶縁膜の形
成について説明する。図2(a)に示すように、下層配
線層7上に層間絶縁膜6が形成されたウエハを例とする
と、該層間絶縁膜6には、下層配線層7を露出するため
のスルーホール61が形成され、さらにその周囲に配線
溝となる段差形状62が形成されている。この段差形状
62は、少なくとも、形成された当初の層厚を有する領
域と、層間絶縁膜6の層厚が当初のほぼ半分(1/2)
となる領域とからなっている。
【0038】なお、以下の説明では、図2(b)に示す
ように、上記形成された当初の層厚を有する領域に相当
する領域を基本領域21とし、層厚が当初のほぼ半分
(1/2)となる領域に相当する領域をハーフ領域22
とし、スルーホール61に相当する領域をスルーホール
領域23とする。
【0039】上記層間絶縁膜6に段差形状62は、レジ
ストを用いたエッチングにより形成されるが、この段差
形状62に相当する正確なレジストパターンを露光する
ためには、少なくとも3階調の透過率設定を有するフォ
トマスクが用いられる。このフォトマスクを用いた段差
形状62の形成過程について説明する。
【0040】まず、図3(a)に示すように、下層配線
層7上に層間絶縁膜6を形成したウエハの層間絶縁膜6
上に、さらに層状のレジスト5を形成し、フォトマスク
1を介して露光する。このフォトマスク1は透過部1
1、半透過部12、および遮光部13を有している。そ
の後、現像することにより、図3(b)に示すように、
レジストホール51およびレジスト段差52を有するレ
ジスト5が形成される。
【0041】このとき、遮光部13に相当する領域は上
記基本領域21であり、ウエハ上のレジスト5がそのま
ま残存する。半透過部12に相当する領域は上記ハーフ
領域22であり、現像後、レジスト5が元の層厚のほぼ
1/2となる。このハーフ領域22によりレジスト段差
52が形成される。透過部11に相当する領域は上記ス
ルーホール領域23であり、レジスト5が完全に除去さ
れてレジストホール51となる。
【0042】その後、図3(c)に示すように、レジス
トホール51(スルーホール領域23)にエッチングを
行うことにより、層間絶縁膜6を除去して下層配線層7
を露出させてスルーホール61を形成した後、図3
(d)に示すように、ハーフ領域22のレジスト5を除
去(アッシング)する。最後に、図3(e)に示すよう
に、ハーフエッチング工程により、ハーフ領域22にお
ける層間絶縁膜6を元の厚さの半分程度にエッチング
し、層間絶縁膜6に段差形状62を形成する。
【0043】このように層間絶縁膜6に段差形状62を
形成するためには、エッチングにおけるマスキング材料
となるレジスト5に対して、ハーフ領域22にレジスト
段差52を設ける必要がある。
【0044】ここで、上記フォトマスク1では、ハーフ
領域22にレジスト段差52を形成するために、透過部
11の透過率に対して、半透過部12における透過率を
厳密に設定している。つまり、透過部11の透過率は、
透過部11を透過した露光光がレジスト5を完全に除去
し得る光強度であるとすれば、半透過部12の透過率
は、半透過部12を透過した露光光がレジスト5を元の
層厚のほぼ1/2程度にする光強度となるように設定さ
れている。
【0045】しかしながら、半透過部12では、単に透
過部11に対する透過率を設定するだけでは、レジスト
5に確実なレジスト段差52を形成することができな
い。さらに半透過部12では、透過部11に対する位相
差も設定する必要がある。
【0046】上記位相差の設定について、図4(a)に
示すように、透過部11に対する半透過部12の位相差
が180°付近であるフォトマスク10を用いてレジス
ト5を露光した状況を例に挙げて説明する。
【0047】上記フォトマスク10は、図4(a)に示
すように、透明基板2上に半透明膜3および遮光膜4の
2層構造膜が形成された3層構造となっている。また、
上記透明基板2の露出している部位が透過部11であ
り、透明基板2を覆う半透明膜3の露出している部位が
半透過部12であり、透明基板2・半透明膜3を覆って
いる遮光膜4の部位が遮光部13である。
【0048】このとき、上記半透過部12の透過率は、
上述したように、半透明膜3を介してレジスト5を露光
した際に、その層厚が元の層厚のほぼ半分となるように
露光され得る光強度e0 に設定されているが、透過部1
1(透明基板2)に対する位相差については特に考慮さ
れていない。
【0049】上記透過部11の透明基板2に対する半透
過部12の半透明膜3の位相差が180°付近の場合、
透過部11と半透過部12との境界線14上では、逆位
相の光干渉効果によって、光強度が0となる部位が生ず
る。具体的には、縦軸を光強度eとし横軸をウエハ上の
位置Pとした光強度分布のグラフにおいて、図4(b)
に示すように、上記境界線14上に、光強度が0となる
点P0 が生じる。そのため、上記フォトマスク10を用
いてレジスト5を露光・現像すると、図4(c)のレジ
スト断面図に示すように、上記点P0 に相当する部位で
は光強度が0となることから、レジスト残り53が発生
する。
【0050】また、透過部11における透明基板2の一
次回折光と、半透過部12における半透明膜3の透過光
とが互いに同位相となり干渉する位置(図中では、長方
形状のハーフ領域22において、短い側の辺と中央のレ
ジストホール51との中間近傍となる位置)では、光強
度の二次ピークP1 が生じる。そのため、図4(c)に
示すように、この二次ピークP1 に相当する部位におい
ては、レジスト5が所望の層厚より減少するレジスト減
り54が発生する。
【0051】すなわち、上述した半透明膜3の透過率
が、図4(b)における破線で示すような、適正な光強
度e0 に設定されたとしても、透過部11における透明
基板2に対する半透過部12における半透明膜3の位相
差を設定しなければ、点P0 では光強度差ΔI=Δ
0 、二次ピークP1 では光強度差ΔI=ΔI1 が発生
することになる。
【0052】したがって、位相差を考慮しない上記フォ
トマスク10は、半透明膜3に、最大でΔI0 +ΔI1
の光強度差が生じている状態で露光に用いられることに
なる。その結果、上記フォトマスク10を用いた露光・
現像では、図4(d)に示すように、レジスト5にレジ
スト段差52を確実に形成することができない。
【0053】上記レジスト段差52は、図4(d)中で
は、理想的には、周囲を基本領域21で囲まれ、破線部
も含めたほぼ長方形状の領域となるハーフ領域22に形
成されるはずである。しかしながら、スルーホール領域
23の周囲である点P0 に相当する部位に、元の1/2
以上の層厚を有するレジスト残り53が発生し、さら
に、上記二次ピークP1 に相当する部位にはレジスト減
り54が発生する(図中破線で示す円形)。
【0054】したがって、透過部11に対する半透過部
12の透過率だけを適正な値に設定しても、透過部11
に対する半透過部12の位相差を考慮しない限り、正確
なレジスト段差52を有するレジスト5を得ることがで
きないことになる。正確なレジスト段差52を形成でき
なければ、層間絶縁膜6に正確なハーフ領域22を形成
することができなくなり、結果的に所望の段差形状62
を有する層間絶縁膜6が得られなくなる。
【0055】そこで、本発明のフォトマスク1では、半
透過部12において、透過部11に対する透過率だけで
なく位相差も設定したものを用いている。
【0056】図1(a)に示すように、上記フォトマス
ク1としては、上述したフォトマスク10と同様に3層
構造(透明基板2・半透明膜3・遮光膜4)のものが用
いられる。透明基板2の露出している部位は透過部11
であり、透明基板2を覆う半透明膜3の露出している部
位が半透過部12であり、透明基板2・半透明膜3を覆
っている遮光膜4の部位が遮光部13である。
【0057】このときの半透過部12の透過率は、上記
適正な光強度e0 となるように設定されている。さら
に、この透過率に加えて、透過部11に対する半透過部
12の位相差も最適化されている。本発明では、レジス
ト5にレジスト段差52を確実に形成するために、半透
過部12を透過する露光光と透過部11を透過する露光
光との間に発生する干渉を抑制するように位相差が設定
される。
【0058】そのため、図1(b)の光強度分布のグラ
フに示すように、半透過部12の透過率は、ほぼ全域で
ほぼ適正な光強度e0 となる。換言すれば、半透明膜3
においては、露光光がほとんど干渉しないため、光強度
差ΔIがほぼ0となり、上述したフォトマスク10のよ
うな光強度差ΔI=ΔI0 +ΔI1 は発生しない。
【0059】それゆえ、上記フォトマスク1を用いてレ
ジスト5を露光・現像すると、図1(c)のレジスト断
面図に示すように、ハーフ領域22において、レジスト
ホール51の近傍でのレジスト残り53やレジスト減り
54の発生を回避することができる。したがって、ハー
フ領域22では、レジスト5の層厚が元のほぼ1/2と
なり、所望のレジスト段差52を形成することができ
る。
【0060】しかも、図1(d)のレジスト平面図に示
すように、ハーフ領域22は、フォトマスク1に形成さ
れた露光パターンにほぼしたがったレジストパターンに
形成されている。すなわち、ハーフ領域22は、周囲を
基本領域21に囲まれたほぼ長方形状の領域となり、さ
らに中央部に基本領域21と接するようにスルーホール
領域23が形成されている。そのため、レジスト5に対
して確実なレジスト段差52を効率的に形成することが
できる。
【0061】上記レジスト段差52が形成されたレジス
ト5に対して、エッチング処理およびアッシング処理を
施せば、図2(a)・(b)に示すような、所望の段差
形状62およびハーフ領域22が形成された層間絶縁膜
6を得ることができる。
【0062】上記半透過部12においては、図4(c)
・(d)に示すようなレジスト残り53・レジスト減り
54を回避できる透過率および位相差の適正な数値は特
に限定されるものではなく、たとえば、露光工程に用い
られる露光装置の光源や、レジスト5として用いられる
材質の性能、形成されるレジスト5の層厚などにより適
宜変動する。
【0063】また、上記半透過部12の透過率および位
相差は、半透明膜3の膜厚により同時に変化する場合が
あるため、半透過部12における透過率・位相差の設定
に際しては、半透明膜3の膜厚も適正に設定されること
が非常に好ましい。
【0064】たとえば、本実施の形態では、後述するよ
うに半透明膜3としてモリブデンシリサイドの酸窒化物
(MoSiOX Y )を用いている。このとき、半透過
部12の透過率は、透過部11の透過率に対して10〜
30%の範囲内であることが好ましく、15%前後であ
ることが特に好ましい。また、透過部11に対する位相
差は50〜70°の範囲内であることが好ましく、60
°前後であることが特に好ましい。なお、上記半透過部
12の透過率および位相差については後述する。
【0065】本発明のフォトマスク1では、上述した半
透過部12にて、透過部11に対する透過率および位相
差を適正に設定することに加えて、さらに、半透過部1
2および遮光部13を含む露光パターンのサイズを、適
正に調整することがより好ましい。
【0066】たとえば、層間絶縁膜6に上記スルーホー
ル61および段差形状62を形成するために、図5
(a)に示すように、基本領域21に周辺を囲まれるよ
うに長方形状のハーフ領域22を設け、このハーフ領域
22の中央部に基本領域21に接触するようにしてスル
ーホール61を設ける露光パターンを用いるとする。こ
の場合に用いられるフォトマスク1では、基本領域21
が遮光部13、ハーフ領域22が半透過部12、スルー
ホール61が透過部11に相当する。
【0067】ところが、上記フォトマスク1で、図3
(a)に示すように、層間絶縁膜6上に形成されたレジ
スト5を露光・現像すると、半透過部12と透過部11
との透過率の差により、図5(b)に示すように、ウエ
ハ上でのレジストパターンがシフトして、露光パターン
通りの所望のレジストパターンが得られない。
【0068】具体的には、基本領域21に接するように
形成されるはずのスルーホール領域23が、図5(b)
に示すように、露光光の照射領域が拡大し、基本領域2
1を幅ΔW侵食するようにシフトする(このときの幅Δ
Wをシフト幅ΔWとする)。このシフト幅ΔWの発生に
より、スルーホール領域23は図5(a)に示すような
理想的なサイズよりも大きくなるため、層間絶縁膜6に
所望のスルーホール61を形成することができなくな
る。
【0069】そこで、本発明のフォトマスク1では、上
記透過部11および半透過部12の透過率が異なること
により生ずる、透過部11を透過した露光光のシフト
(シフト幅ΔW)に基づいて、上記透過部11の形状
を、実際に形成する形状から変化させている。本実施の
形態では、図6(a)に示すように、スルーホール領域
23の大きさを、ハーフ領域22に対して小さくなるよ
うに設定している。
【0070】スルーホール領域23はフォトマスク1に
おける透過部11に相当するので、半透過部12に相当
するハーフ領域22よりも露光光の透過率が高くなる。
そのため、露光時にシフト幅ΔWが発生する。それゆ
え、このシフト幅ΔWに基づいて透過部11(スルーホ
ール領域23)のサイズをΔMだけ小さくする(縮小幅
ΔMとする)。
【0071】これによって、図6(b)に示すように、
図5(a)で示したような理想的な露光パターンに近
い、所望のレジストパターン(基本領域21に接するス
ルーホール領域23を有するレジストパターン)を得る
ことができる。なお、上記シフト幅ΔWは、フォトマス
ク1や露光装置の構成によって適宜変化するパラメータ
であるので、特に数値として限定されるものではない。
【0072】たとえば、図7のグラフに示すように、上
記シフト幅ΔWと縮小幅ΔMとの関係について見ると、
縮小幅ΔMが0である露光パターン(図5(a)参照)
で露光すれば、スルーホール領域23のシフト幅ΔWは
最大となる(図5(b)参照)。そこで、縮小幅ΔMを
大きくしていくと、シフト幅ΔWが0になる点M0 に達
する。それゆえ、縮小幅ΔM=M0 とした露光パターン
(図6(a)参照)を用いれば、適正なスルーホール6
1が形成されることになる(図6(b)参照)。ただ
し、この縮小幅ΔM=M0 は露光装置の光源や、フォト
マスク1における半透過部12・透過部11の透過率な
どにより適宜変化するものである。
【0073】次に、上述した本発明のフォトマスク1の
製造方法について説明する。上記フォトマスク1の製造
に当たっては、少なくとも、2層構造膜形成工程と、露
光工程と、2層構造膜除去工程と、レジスト除去工程
と、遮光膜除去工程との5工程が実施される。
【0074】まず、透明基板2上に半透明膜3を形成
し、さらにこの半透明膜3の上に遮光膜4を形成する。
つまり、透明基板2上に、半透明膜3および遮光膜4か
らなる2層構造膜を形成することによって、図8(a)
に示すような3層構造1aを得る(2層構造膜形成工
程)。
【0075】上記半透明膜3としては所望の透過率を得
られる材質であれば限定されるものではないが、たとえ
ば、シリサイドの酸化物、窒化物、あるいは酸窒化物が
好ましく、モリブデンシリサイド(MoSi)の酸化物
(MoSiOX )、窒化物(MoSiNY )、あるいは
酸窒化物(MoSiOX Y )がより好ましく、MoS
iOX Y が特に好ましい。なお、上記各化学式中の酸
素数を示すXおよび窒素数を示すYは、X>0、Y>0
である。
【0076】上記MoSiOX Y からなる半透明膜3
(MoSiOX Y 膜)の形成方法としては、たとえ
ば、アルゴン(Ar)、酸素(O2 )、および窒素(N
2 )の各ガスを含む雰囲気下で実施される反応性スパッ
タ法を挙げることができる。
【0077】MoSiOX Y 膜を半透明膜3に用いる
と、酸素(O)あるいは窒素(N)の含有率を変化させ
ることにより、透明基板2に対する透過率や位相差を制
御することができる。そのため、上記各化学式中の酸素
数を示すXおよび窒素数を示すYは、具体的な数値とし
て特に限定されるものではなく、透過率や位相差によっ
て変動する。
【0078】なお、MoSiOX Y 膜では、一般的
に、OあるいはN含有量を増加させると透過率や位相差
がともに低下する傾向にある。また、位相差、透過率は
MoSiOX Y 膜の膜厚により同時に変化するため、
上述したように、MoSiOXNY 膜の膜厚の設定も重要
となる。
【0079】本実施の形態において半透明膜3として用
いられるMoSiOX Y 膜の透過率は、透明基板2の
透過率に対して10〜30%の範囲内が好ましく、15
%前後が特に好ましい。また、位相差は、透明基板2に
対して50〜70°の範囲内が好ましく、60°前後が
特に好ましい。さらにMoSiOX Y 膜の膜厚は、5
00〜700Åの範囲内であり、600Å前後であるこ
とが好ましい。ただし、上記透過率や位相差、膜厚は、
上述したように、露光装置の光源やレジスト5の種類な
どによって適宜設定されるものである。
【0080】また、遮光膜4としては薄膜で十分な遮光
性を有する材質であれば限定されるものではないが、た
とえばクロム(Cr:100nmの膜厚で光学濃度が約
3.0)が特に好ましい。この遮光膜4の形成方法とし
ては、たとえばスパッタ法を好適に用いることができ
る。
【0081】次に、図8(a)に示すように、この3層
構造1aの上に、さらに、レジスト8(たとえばEBレ
ジスト:商品名ZEP810S、日本ゼオン製)を所望
の厚さとなるように塗布する。このレジスト8は、上述
したレジスト5と同じものであってもよいし、異なるも
のであってもよい。
【0082】上記レジスト8の層厚としては特に限定さ
れるものではないが、4500〜5500Å程度である
ことが好ましい。このレジスト8に対して、電子ビーム
露光(図中矢印)により、透過部11および半透過部1
2に相当する領域の露光を行う(露光工程)。上記透過
部11に相当する領域に対しては現像後にレジスト8が
完全に除去されるように露光がなされる。また、上記半
透過部12に相当する領域に対しては、現像後にレジス
ト8の層厚が元の約1/2となるように露光量を調整し
て露光がなされる。
【0083】上記電子ビーム露光では、透過部11およ
び半透過部12に相当する領域に対して、同じ基準値を
基にして走査することによって露光がなされるため、位
置精度が非常に優れている。それゆえ、先に半透過部1
2に相当する領域の露光がなされた後に、透過部11に
相当する領域に追加露光がなされても、位置ずれが生ず
ることがなく、所望の露光を行うことができる。
【0084】この電子ビーム露光によって、図8(b)
に示すように、3層構造1a上に、レジスト8がそのま
ま残存する残存領域31、元のレジスト8よりも薄い層
厚(この場合、元の約1/2)となっている薄層領域3
2(半透過部12に相当)、レジスト8が除去された除
去領域33(透過部11に相当)を有するレジストパタ
ーンが形成される。
【0085】その後、図8(c)に示すように、エッチ
ングにより除去領域33の遮光膜4および半透明膜3を
除去して、透明基板2を露出させて透過部11を形成す
る(2層構造膜除去工程)。
【0086】具体的には、まず、図8(b)に示すレジ
ストパターンが形成された3層構造1aに対して、先に
遮光膜4のドライエッチングを実施する。遮光膜4がク
ロム膜であれば、エッチングガスとしてCl2 またはC
2 Cl2 とO2 との混合ガスを使用するドライエッチ
ングを好適に用いることができる。これら混合ガスは、
下層である半透明膜3(MoSiOX Y 膜)に対する
エッチングの選択性が十分であるため、半透明膜3の劣
化は全く発生しない。
【0087】そして、遮光膜4の除去が済んだ後に、半
透明膜3のドライエッチングを実施する。このエッチン
グに際しては、残存領域31におけるレジスト8と下層
の遮光膜4とがマスクとなる。半透明膜3がMoSiO
X Y 膜であり、遮光膜4がクロム膜であれば、エッチ
ングガスとしてCF4 およびO2 の混合ガスを使用する
ドライエッチングを好適に用いることができる。この混
合ガスを用いれば、マスキング材料としてのレジスト8
および遮光膜4(クロム膜)に対するエッチングの選択
性が十分となり、半透明膜3のみを効果的に除去するこ
とができる。
【0088】さらに、図8(d)に示すように、アッシ
ングによって薄層領域32のレジスト8を除去する(レ
ジスト除去工程)。このアッシングとしては、たとえ
ば、O2 プラズマアッシング法を好適に用いることがで
きる。
【0089】最後に、図8(e)に示すように、薄層領
域32における遮光膜4をエッチングにより除去し、半
透明膜3を露出させて半透過部12を形成する(遮光膜
除去工程)。このとき遮光膜4がクロム膜であれば上述
したようなドライエッチングを好適に用いることができ
る。なお、残存領域31のレジスト8は除去されて遮光
膜4が露出され、遮光部13となる。以上の過程によっ
て、本発明にかかるフォトマスク1を製造する。
【0090】ここで、透過部11のサイズは、上述した
ように、露光時における露光光のシフトが考慮されたサ
イズとなっている。また、半透明膜3における透明基板
2に対する透過率および位相差は、材質の選定時におい
て決定される。
【0091】上述した本発明にかかるフォトマスク1の
具体的な構成について、以下の実施例に基づいて説明す
る。
【0092】〔実施例〕本実施例では、透明基板2とし
て石英基板を用い、この透明基板2上に、モリブデンシ
リサイドの酸窒化物(MoSiOX Y )からなる半透
明膜3を形成し、さらにその上にクロム(Cr)からな
る遮光膜4を形成した後、上述した製造方法により、本
発明にかかるフォトマスク1を製造した(図8(a)〜
(e)および上述したフォトマスク1の製造方法を参
照)。
【0093】得られるフォトマスク1で半透過部12と
なるMoSiOX Y 膜(半透明膜3)における透過率
の設定値は、前述したように、露光時に用いられる露光
装置の光源やレジスト5の種類・層厚などにより変化す
る。そこで、反応性スパッタの際に、上記各ガスの含有
率を制御することにより、MoSiOX Y 膜のOまた
はNの含有量を変化させて、MoSiOX Y 膜の透過
率(露光光の吸収係数)および位相差(露光光の屈折
率)を所望の値に設定した。
【0094】本実施例では、上記半透過部12における
半透明膜3(MoSiOX Y 膜)の膜厚を600Åと
した場合、半透明膜3の形成時にOまたはNの含有量を
変化させることによって、透過率を、透明基板2(すな
わち透過部11)の透過率の約15%に設定するととも
に、透明基板2に対する位相差を約60°付近に設定し
た。
【0095】この透過率または位相差と半透明膜3(M
oSiOX Y 膜)の膜厚との関係とを図9のグラフに
示す。縦軸は透過率(%)または位相差(deg.=°)で
あり、横軸が半透明膜3の膜厚(Å)である。このグラ
フでは、半透明膜3の膜厚に対するKrFエキシマレー
ザーにおける透過率・位相差の依存性について示してい
る。半透明膜3の膜厚が増加するに伴い位相差(破線)
は比例して増加している。一方、透過率(実線)は、半
透明膜3の膜厚が小さければ小さいほど高くなるが、逆
に膜厚が大きくなればなるほど0に近づく。すなわち、
透過率は、半透明膜3の膜厚に反比例するように変化す
る。
【0096】このグラフでは、破線で示す位相差の変化
と実線で示す透過率のグラフとが交差する付近が特に好
ましい透過率および位相差の関係を示すことになる。そ
れゆえ、露光装置の光源としてKrFエキシマレーザー
を用い、レジスト5としてこれに対応するものを用いた
場合は、半透明膜3(MoSiOX Y 膜)の透過率は
10〜30%の範囲内が好ましく、約15%が特に好ま
しい。同様に、位相差は50〜70°の範囲内が好まし
く、約60°となることが特に好ましい。
【0097】なお、このときの半透明膜3の膜厚は、図
9からもわかる通り、500〜700Åの範囲内である
ことが好ましく、600Å前後であることが好ましい。
【0098】上記の条件を満たす半透明膜3を有するフ
ォトマスク1は、層間絶縁膜6に所望の段差形状62を
十分に形成し得る光学的性能を得るものとなっている。
【0099】ここで、上記半透過部12の透過部11に
対する透過率が約15%である場合に、位相差を変化さ
せたときの、フォトマスク1を透過した露光光のウエハ
上での光強度分布を図10(a)〜(f)に示す。この
図10(a)〜(f)では、上記露光光の強度を等高線
で表しており、ウエハ上では基本領域21、ハーフ領域
22およびスルーホール領域23が図5(a)に示すよ
うな形状で模式的に区分されている。なお、説明の便宜
上、図10(a)〜(f)では、図5(a)に示すよう
な形状の左半分に相当する領域のみ図示してある。
【0100】また、図中Aで示すハーフ領域22のライ
ン幅が0.25μm、スルーホール領域23のサイズが
0.25μm×0.25μm、露光光の波長が248n
m、露光装置の光学系の開口数(NA)が0.55とな
っている。
【0101】図10(a)〜(f)は、それぞれ位相差
50°、60°、70°、80°、100°、および1
30°の場合を示している。図10(a)に示すよう
に、位相差が50°では、スルーホール領域23近傍の
ハーフ領域22で露光光の強度が若干狭くなっている部
位S1 が見られる。このように位相差が小さ過ぎると、
光強度が強くなって、上記S1 のような部位が生じるた
め、レジスト5が所望の形状にパターニングされにくく
なる。
【0102】一方、図10(c)〜(f)に示すよう
に、位相差が70°を超えると、スルーホール領域23
近傍のハーフ領域22に露光光の照射範囲が大きくなる
部位S2 が見られる。特に、図10(e)・(f)に示
すように、位相差が大きくなるに伴い、このS2 の範囲
が広くなる上に、スルーホール領域23との間に露光光
が照射されない不連続な領域S3 が生じる。
【0103】このように位相差が大き過ぎると、上記S
2 やS3 のような部位が生じる。上記S2 は、図4
(b)〜(d)において説明したレジスト減り54が生
じる二次ピークP1 に相当し、S3 は、図4(b)〜
(d)において説明したレジスト残り53が生じる点P
0 に相当する。それゆえ、位相差が大き過ぎると、レジ
スト5上に不要な凹凸が形成されることになる。
【0104】これに対して、図10(b)に示すよう
に、位相差が60°である場合には、露光光に上記S1
〜S3 が生じない。すなわち、露光光の光強度に不連続
な部位が生じず、滑らかに光強度が変化する。それゆ
え、レジスト5を露光した場合にレジスト残り53やレ
ジスト減り54の発生を回避することができる。
【0105】以上の結果から、半透過部12において、
半透明膜3としてMoSiOX Y膜を用い、膜厚を約
600Å、透過部11に対する透過率を約15%とした
場合には、透過部11に対する位相差を約60°とする
ことが適正であることがわかる。
【0106】したがって、上記位相差を適正に設定した
本発明のフォトマスク1では、微細な露光パターンであ
っても、たとえば図1(c)・(d)に示すような、不
要な凹凸のない正確なレジスト段差52を有するレジス
ト5を得ることができる。その結果、図3(c)〜
(e)に示す各工程を繰り返すことにより、層間絶縁膜
6に非常に精密な段差形状62を形成することが可能に
なる。
【0107】上記フォトマスク1を用いた露光・現像に
より形成された、図2に示すような層間絶縁膜6上に、
CVD(Chemical Vapor Deposition )で銅(Cu)層
などを形成した後、さらにCMP(Chmical Mechanical
Polishing)を1回実施することで、下層配線層7との
接合部および上層の埋め込み配線の形成を同時に行うこ
とが可能となる。
【0108】なお、本発明では、フォトマスクを用いて
レジストにレジスト段差を形成するに当たり、半透過部
の透過率は、元の層厚のほぼ1/2となるような光強度
となっているが、本発明にかかるフォトマスクおよび露
光方法は、このような露光に限定されるものではない。
本発明のフォトマスクおよび露光方法は、たとえば、光
強度の異なる露光を一度で行う場合に好適に用いられる
ものである。
【0109】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のフォトマスク
は、以上のように、所定パターンを露光するために用い
られ、露光光を透過する透過部と、露光光を実質的に遮
断する遮光部と、透過率が上記透過部の透過率よりも低
くなるように設定された半透過部とを備えているフォト
マスクにおいて、上記半透過部は、該半透過部を透過す
る露光光と透過部を透過する露光光との間に発生する干
渉を抑制するように、透過部に対する位相差を設定して
いる構成である。
【0110】それゆえ、上記構成では、半透過部のほぼ
全域でほぼ適正な光強度を実現し、所望のレジストパタ
ーンを確実に形成することができるという効果を奏す
る。
【0111】本発明の請求項2記載のフォトマスクは、
以上のように、請求項1記載の構成に加えて、上記透過
部および半透過部の透過率が異なることにより生ずる、
透過部を透過した露光光のシフトに基づいて、該透過部
の形状を変化させる構成である。
【0112】それゆえ、上記構成では、実際に形成する
所定パターンを確実に露光することができるという効果
を奏する。
【0113】本発明の請求項3記載のフォトマスクは、
以上のように、請求項1または2記載の構成に加えて、
上記半透過部は、シリサイドの酸窒化物からなる半透明
膜を備えている構成である。
【0114】それゆえ、上記構成では、半透明膜の透過
率や位相差を適宜変化させることが可能になるので、半
透過部における透過率や位相差を容易に制御することが
できるという効果を奏する。
【0115】本発明の請求項4記載のフォトマスクは、
以上のように、請求項3記載の構成に加えて、上記半透
過部の透過率が、透過部の透過率に対して10〜30%
の範囲内にある場合、該半透過部の位相差は、上記透過
部に対して50〜70°の範囲内にある構成である。
【0116】それゆえ、上記構成では、所望のレジスト
パターンをより確実に形成することができるという効果
を奏する。
【0117】本発明の請求項5記載のフォトマスクの製
造方法は、以上のように、透明基板上に、該透明基板よ
りも低い光の透過率を有する半透明膜を形成し、さらに
その上に光を遮断する遮光膜を形成する2層構造膜形成
工程と、上記遮光膜上にさらにレジストを層状に形成し
た後、電子ビームで露光する露光工程と、上記露光工程
によりレジストが除去された領域から半透明膜および遮
光膜を除去する2層構造膜除去工程と、上記露光工程に
よりレジスト上に形成された、元のレジストよりも薄い
層厚となっている薄層領域から、レジストを除去するレ
ジスト除去工程と、レジストが除去された上記薄層領域
から遮光膜を除去する遮光膜除去工程とを含む方法であ
る。
【0118】それゆえ、上記方法では、容易に上述した
フォトマスクを形成することができるという効果を奏す
る。また、フォトマスク上に所望の露光パターンを効率
的かつ確実に形成することができるという効果も併せて
奏する。
【0119】本発明の請求項6記載の露光方法は、以上
のように、請求項1ないし4の何れか1項に記載のフォ
トマスクを用いて、層状に形成されたレジストを露光す
ることにより、該レジストに層厚が異なる段差を形成す
る方法である。
【0120】それゆえ、上記方法では、露光工程の簡素
化を図ることができるとともに、このような露光を必要
とする、たとえば半導体素子の製造工程を簡素化するこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施の一形態にかかるフォ
トマスクの構成を示す断面図であり、(b)は、(a)
に示すフォトマスクを介した露光光の光強度の分布を示
すグラフであり、(c)は、(a)に示すフォトマスク
で露光した場合に形成されるレジストの構造を示す断面
図であり、(d)は、(c)に示すレジストの平面図で
ある。
【図2】(a)は、図1(a)に示すフォトマスクによ
り形成される層間絶縁膜の構造を示す断面図であり、
(b)は、(a)に示す層間絶縁膜の平面図である。
【図3】(a)〜(e)は、図1(a)に示すフォトマ
スクを用いて層間絶縁膜に段差形状およびスルーホール
を形成する工程を示す説明図である。
【図4】(a)は、図1(a)に示すフォトマスクとは
異なる位相差を有するフォトマスクの構成を示す断面図
であり、(b)は、(a)に示すフォトマスクを介した
露光光の光強度の分布を示すグラフであり、(c)は、
(a)に示すフォトマスクで露光した場合に形成される
レジストの構造を示す断面図であり、(d)は、(c)
に示すレジストの平面図である。
【図5】(a)は、図1(a)に示すフォトマスクにお
いて、露光時におけるスルーホール領域のシフトを考慮
しない場合の露光パターンを示す模式図であり、(b)
は、(a)に示す露光パターンにより得られる実際のレ
ジストパターンを示す模式図である。
【図6】(a)は、図1(a)に示すフォトマスクにお
いて、露光時におけるスルーホール領域のシフトを考慮
した場合の露光パターンを示す模式図であり、(b)
は、(a)に示す露光パターンにより得られる実際のレ
ジストパターンを示す模式図である。
【図7】図5(a)・(b)および図6(a)・(b)
に示すフォトマスクにおける露光パターンの縮小幅ΔM
とレジストパターンのシフト幅ΔWとの関係を示すグラ
フである。
【図8】(a)〜(e)は、図1(a)に示すフォトマ
スクを製造する工程を示す説明図である。
【図9】図1(a)に示すフォトマスクにおける半透過
部の透過率および位相差と膜厚との関係を示すグラフで
ある。
【図10】(a)〜(f)は、図1(a)に示すフォト
マスクにおける半透過部の透過率を15%とした際に、
位相差を変化させて得られる露光光の光強度の分布を示
す図である。
【図11】(a)〜(d)は、従来のフォトマスクによ
り層間絶縁膜にスルーホールおよび段差形状を形成する
工程の一例を示す説明図である。
【図12】(a)〜(e)は、従来のフォトマスクによ
り層間絶縁膜にスルーホールおよび段差形状を形成する
工程の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フォトマスク 2 透明基板 3 半透明膜 4 遮光膜 5 レジスト 6 層間絶縁膜 11 透過部 12 半透過部 13 遮光部 21 基本領域 22 ハーフ領域 23 スルーホール領域 32 薄層領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定パターンを露光するために用いられ、
    露光光を透過する透過部と、露光光を実質的に遮断する
    遮光部と、透過率が上記透過部の透過率よりも低くなる
    ように設定された半透過部とを備えているフォトマスク
    において、 上記半透過部は、該半透過部を透過する露光光と透過部
    を透過する露光光との間に発生する干渉を抑制するよう
    に、透過部に対する位相差を設定していることを特徴と
    するフォトマスク。
  2. 【請求項2】上記透過部および半透過部の透過率が異な
    ることにより生ずる、透過部を透過した露光光のシフト
    に基づいて、該透過部の形状を変化させることを特徴と
    する請求項1記載のフォトマスク。
  3. 【請求項3】上記半透過部は、シリサイドの酸窒化物か
    らなる半透明膜を備えていることを特徴とする請求項1
    または2記載のフォトマスク。
  4. 【請求項4】上記半透過部の透過率が、透過部の透過率
    に対して10〜30%の範囲内にある場合、該半透過部
    の位相差は、上記透過部に対して50〜70°の範囲内
    にあることを特徴とする請求項3記載のフォトマスク。
  5. 【請求項5】透明基板上に、該透明基板よりも低い光の
    透過率を有する半透明膜を形成し、さらにその上に光を
    遮断する遮光膜を形成する2層構造膜形成工程と、 上記遮光膜上にさらにレジストを層状に形成した後、電
    子ビームで露光する露光工程と、 上記露光工程によりレジストが除去された領域から半透
    明膜および遮光膜を除去する2層構造膜除去工程と、 上記露光工程によりレジスト上に形成された、元のレジ
    ストよりも薄い層厚となっている薄層領域から、レジス
    トを除去するレジスト除去工程と、 レジストが除去された上記薄層領域から遮光膜を除去す
    る遮光膜除去工程とを含むことを特徴とするフォトマス
    クの製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1ないし4の何れか1項に記載のフ
    ォトマスクを用いて、層状に形成されたレジストを露光
    することにより、該レジストに層厚が異なる段差を形成
    することを特徴とする露光方法。
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