JPH08272071A - 位相シフトマスクとその製造方法、ならびにマスクブランク - Google Patents

位相シフトマスクとその製造方法、ならびにマスクブランク

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JPH08272071A
JPH08272071A JP7288495A JP7288495A JPH08272071A JP H08272071 A JPH08272071 A JP H08272071A JP 7288495 A JP7288495 A JP 7288495A JP 7288495 A JP7288495 A JP 7288495A JP H08272071 A JPH08272071 A JP H08272071A
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Yuichi Fukushima
祐一 福島
Kazuo Suzuki
和夫 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】従来以上の位相シフト効果が得られ、しかも位
相シフト露光の条件に係る多大な制約を解消できる位相
シフトマスクと、高生産性でしかも容易に製造可能とす
る製造方法と、そして製造に便利なマスクブランクとを
提供する。 【構成】透明基板1上に半透明性パターン2′と遮光性
パターン3′、あるいは透明基板1上に遮光性パターン
3′と半透明性パターン2′とがこれらの順に設けてあ
り、しかも遮光性パターン3′が少なくとも該半透明性
パターン2′のエッジ部を遮蔽しない大きさである位相
シフトマスク、また遮光性パターン3′の材料は半透明
性パターン2′材料と同一のエッチング種によりエッチ
ング可能であり且つエッチング速度が半透明性パターン
2′の場合よりも早い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造プロセスに
代表される微細パターンを形成する際のフォトリソグラ
フィ工程における露光転写用のフォトマスク(レチク
ル)とその製造方法ならびにマスクブランクに関し、特
にはハーフトーン位相シフト層を用いた位相シフト技術
に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】位相シフトマスク技術は光リソグラフィ
技術におけるいわゆる超解像技術の一種であって、近年
は開発が盛んに行われている。これは従来の通常のフォ
トマスクのように光透過部と遮光部だけでなく、透過光
の位相を反転させる位相シフト部を具備したフォトマス
クであり、従来の通常のフォトマスクに比べて、飛躍的
に優れた微細パターンの解像度向上効果および焦点深度
向上効果を持つ。さらに、この位相シフト技術の中でも
方式がいくつかに分かれており、その内の一つとしてハ
ーフトーン位相シフトマスクがある。ハーフトーン位相
シフトマスクは、半透明性層にパターンエッジでの透過
光の位相反転作用およびパターン内部での遮光の役割を
持たせることによって、透過光強度のエッジ形状を急峻
にして解像性や焦点深度特性を向上させると共に、マス
クパターンを忠実にウェハー上に転写する効果を持つも
のである。尚、フォトマスクの一種であり、ステッパー
に装填して使用され、露光転写により形成するパターン
寸法を所定倍率に拡大して転写用パターンを形成してあ
るフォトマスクのことを従前よりレチクルと称している
が、本発明に係る位相シフトマスクの分野においても、
これをレチクル(又は位相シフトレチクル)と称し、広
義の位相シフトマスクに含めることにする。
【0003】従来のハーフトーン位相シフトマスクおよ
びマスクブランクの構造を図2(a)〜(d)に示す。
図2(a)は単層ハーフトーン位相シフトマスクと称す
るマスクの構造を示す断面図であり、図2(b)はそれ
に用いるマスクブランクの構造を示す断面図である。そ
の構造は、透明基板11上に半透明性層12が設けられ
ている。一般に半透明性層12は位相シフト層であっ
て、これを垂直に透過する光に対して透過前後で180
°に相当する位相反転を生じるように膜厚および屈折率
を設定してある。また該半透明性層の光学透過率は通常
5〜20%の範囲内であってわずかに光が透過するが、
該マスクを用いてウェハー上にパターン露光転写した際
にパターン内部が解像しない程度の透過率である。また
図2(c)は2層ハーフトーン位相シフトマスクの構造
を示す断面図であり、図2(d)はそれに用いるマスク
ブランクの構造を示す断面図である。その構造は、透明
基板11上に透明位相シフト層13と透過率調整層14
とがこの順に設けられている。該透明位相シフト層13
は透明であって、垂直透過光が180°位相反転するよ
うな膜厚および屈折率に設定してある。また、該透過率
調整層14の透過率は通常5〜20%の範囲内であっ
て、前記と同様に露光転写時に解像しない程度の遮光性
を有している。
【0004】ハーフトーン位相シフトマスクの条件とし
ては、以下の条件が存在する。まず第一の条件は、パタ
ーン膜の透過光の位相反転量が一般的には180°(露
光時に実用上充分な位相シフト量を得る為の位相反転量
の許容範囲値は180±10°)になっていることが挙
げられる。第二の条件として、パターン膜の透過率が少
なくとも被露光物のレジストプロセス(例えば、半導体
集積回路製造工程におけるウェハーのレジストプロセ
ス。)の露光条件の範囲内である必要から、一般には5
〜20%以内になっていることが挙げられる。なお、位
相反転量が180°であるための条件は、光学薄膜理論
から明らかなように、次の(式1)で求められる。
【0005】
【数1】
【0006】また、透過率は膜厚と膜の屈折率と減衰係
数とから決まる。従ってハーフトーン位相シフトマスク
の製造工程では、特に膜の製造工程がハーフトーン位相
シフトマスクの性能を決める重要な要素となる。
【0007】該透明基板11の材料としては一般に合成
石英基板が用いられる。該半透明性層12および透過率
調整層14の材料としては、通常は酸化クロム(CrO
X )、酸化窒化モリブデンシリサイド(MoSiON)
のような金属酸化物あるいは金属窒化物が用いられるこ
とが多い。また透明位相シフト層13の材料としては、
透明性の高い二酸化珪素(SiO2 )、酸化アルミニウ
ム(Al2 3 )あるいはフッ化マグネシウム(MgF
2 )のようなガラス・セラミック材料や、有機SOG
(スピンオングラス)のような有機系材料も用いられ
る。
【0008】前記の構造は単純なものであるが、実際に
はその製造方法や露光転写時において問題を有してお
り、その問題とは以下の通りになる。
【0009】第1に、ウェハー露光条件に大きな制限が
課せられるという問題があり、その理由を次に示す。図
2(a)の単層位相シフトマスクは最も構造が単純な型
であるが、該半透明性層12の透過率については、膜が
均一であることによって半導体ウェハー露光転写条件で
の大きな制限が加わる。すなわち、ウェハーに露光する
際の露光量設定において、通常のフォマスクを用いた
場合はパターンが完全な遮光性を有しているから、ウェ
ハーでの露光条件にはマスクによる制限は全くなく、1
ショットあたりの露光量を大きくしてコントラストを上
げ、スループットを向上することが自由に可能であっ
た。しかし、該単層ハーフトーン位相シフトマスクの場
合は膜が半透明性層のみであるためパターンに完全な遮
光性がない。そのため露光量を大きくすると、パターン
内部の本来遮光すべき部分から光が透過して、ウェハー
上のレジストパターンが露光され解像してしまうことが
あり、これを防ぐためには、露光量の上限を大幅に狭め
る等の露光条件への大きな制限を課さなければならず、
レジスト寸法が変化したり、露光量不足による解像不良
が生じたり、スループットが低下する等の問題があっ
た。
【0010】第2に、マスクブランク製造上の問題とし
て、ハーフトーン位相シフト層の光学特性の制御が著し
く困難であることが挙げられる。単層ハーフトーン位相
シフトマスクに求められる条件として、該半透明性層の
みで180°の位相差と所定の透過率とを同時に満足し
ていなければならない。前記(式1)で示したように、
位相差は膜厚と膜の光学定数とが関係する量であり、一
方透過率も膜厚と光学定数にも関係するから、位相差と
透過率という二つの要求特性を同時に満足するのは容易
ではない。このためには膜の光学定数すなわち屈折率お
よび減衰係数を両方独立に制御する必要があるが、実際
には膜の光学定数は成膜段階での材料の組成により決ま
るので、成膜時の反応ガス条件や圧力・温度などの制御
によっても殆どの場合屈折率と減衰係数とが連動して変
化してしまうことになり、これらを自由に制御して製造
することは非常に困難であった。さらに、膜厚も位相差
と透過率とを同時に満足するためにはかなり狭い範囲で
の制御を要求されていた。すなわち、膜厚が位相差だけ
で決まるならば、制御範囲は位相差180°に対して±
10°の範囲内にあればよいが、透過率が例えば±1%
の範囲内を要求された場合は位相差の要求範囲と重なる
膜厚範囲しか許されず、より大きく限定され、場合によ
っては位相差と透過率との両方を満足する膜厚範囲が得
られないこともあった。。
【0011】図2(c)の2層ハーフトーン位相シフト
マスクの場合も前記とまったく同様に、パターンの遮光
性が不完全であるために露光条件が大きく制限されてし
まうという問題があった。また、この構造の場合も該透
明位相シフト層と該透過率調整層との2層構造におい
て、180°の位相差と所定の透過率とを同時に満足し
なければならないが、前記単層型の場合と同様の理由で
そのような制御は非常に困難であり、しかもそれぞれの
層を個別に制御しなければならないため単層の場合より
も複雑な成膜工程の制御が要求されていた。
【0012】第3に、2層型ハーフトーンの場合には製
造工程上の工程数の多さが挙げられる。すなわちパター
ニング工程において、該透過率調整層14のエッチング
と該透明位相シフト層13のエッチングとはエッチング
条件が全く異なるため、エッチングを少なくとも2回以
上に分けて行う必要があった。
【0013】このように従来のハーフトーン位相シフト
マスクは、単純な構成であってもその製造条件が極めて
困難であって、しかもウェハー工程での露光条件を制限
してしまうという問題点があった。しかし、前記のよう
な問題点に対する一つの解決策として、例えば特開平6
−230556号公報に示される提案がなされている。
これは通常の遮光膜に開口パターンが形成され、その開
口パターンの周囲部分の遮光膜について半透過する程度
の厚さにハーフエッチングを行い、その上に透明位相シ
フト層を設けることにより、該開口パターン部において
位相シフト効果が得られ、かつそれ以外の部分は完全に
遮光されるようにしたものである。
【0014】しかしながら我々の検討によれば、この提
案にも次のような問題点が考えられる。その問題点と
は、 ・第1に、遮光層のハーフエッチングを行い、続いて位
相シフト層のエッチング、さらに遮光層のエッチング、
という少なくとも3回以上のエッチング工程が必要であ
り工程 数が増え、しかも複雑化すること、 ・第2に、透明位相シフト層のパターニング工程は、下
層のパターンに位置合わせをした電子線重ね合わせ描画
を行う必要があるが、これは従来の(位相シフト技術を
用いない)通常のフォトマスクあるいはハーフトーン位
相シフトマスクの製造では行わない特殊な工程であり、
高度な技術と専用の描画装置を必要とする工程であるこ
と、 ・第3に、遮光膜を半透明膜にするためのハーフエッチ
ング工程は、わずかなオーバーエッチングも許されない
非常に精密なエッチング制御が必要であり、生産ライン
上で高生産性のもとに安定して行うことは、技術的に非
常に困難であること、 ・第4に、半透明膜の透過率に関して、位相シフト技術
による露光時に、被露光物(例えばシリコンウェハー)
上のレジストを解像させない程度に小さくなけれ ばな
らず、従来のハーフトーン位相シフトマスクと同様な制
限があったこと、である。これらの問題点により、簡単
な工程でありしかも前記ハーフトーン位相シフトマスク
の問題点を解決する、ということは至極困難といえる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来の技
術の問題点に着目してなされたものであり、その目的と
するのは、従来の技術による以上の位相シフト効果が得
られ、しかも位相シフトマスクを用いた露光を行う際の
露光条件に係る多大な制約を解消できる位相シフトマス
クと、位相シフトマスクの製造に際して高生産性でしか
も容易に製造可能なマスクブランクと、そしてこの位相
シフトマスクを高生産性でしかも容易に製造可能とする
製造方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が提供する手段とは、すなわち請求項1に示す
ように、(イ)透明基板上に半透明性パターンと遮光性
パターン、あるいは透明基板上に遮光性パターンと半透
明性パターンとがこれらの順に設けてあること、(ロ)
該遮光性パターンが少なくとも該半透明性パターンのエ
ッジ部を遮蔽しない大きさであること、以上、(イ)及
び(ロ)を具備することを特徴とする位相シフトマスク
である。
【0017】あるいは請求項2に示すように、(ハ)透
明基板上に半透明性層と遮光層、あるいは透明基板上に
遮光層と半透明性層とがこれらの順に設けてあること、
(ニ)該遮光層は、該半透明性層と同一のエッチング種
の適用が可能であり且つ該エッチング種に対して該半透
明性層よりもエッチング速度が大きいこと、以上、
(ハ)及び(ニ)を具備することを特徴とするマスクブ
ランクである。
【0018】そして好ましくは請求項3に示すように、
(ホ)前記半透明性層は、該半透明性層領域を透過する
第一の透過光が入射前後の位相変化量が180±10°
の範囲内にある層であること、(ヘ)該半透明性層の光
透過率が5%以上であること、以上、(ホ)及び(ヘ)
を具備することを特徴とする請求項2に記載のマスクブ
ランクである。
【0019】それから請求項4に示すように、(ト)請
求項2又は3のいずれかに記載のマスクブランクを用い
て、該マスクブランク上に電子線レジストを塗布し、電
子線描画を行った後に現像を行うレジストパターン形成
工程、(チ)次いで、前記遮光層と半透明性層とのパタ
ーニングを請求項2に記載のエッチング種を用いて行う
エッチング工程、(リ)しかる後に、電子線レジストを
剥離する工程、以上、(ト)(チ)及び(リ)を具備す
ることを特徴とする位相シフトマスクの製造方法であ
る。
【0020】あるいは請求項5に示すように、(ヌ)透
明基板上に半透明性層と遮光層、あるいは透明基板上に
遮光層と半透明性層とがこれらの順に設ける成膜工程、
(ル)該半透明性層か遮光層のうちの表面側にある層上
に電子線レジストを塗布し、電子線描画を行った後に現
像を行うレジストパターン形成工程、(ヲ)次いで、該
半透明性層と遮光層のパターニングを行うが、遮光層の
パターニングに用いるエッチンク種には、遮光層に対す
るエッチング速度が半透明性層に対する場合と比較して
大きいエッチング種を使用するエッチング工程、以上、
(ヌ)(ル)及び(ヲ)を具備することを特徴とする位
相シフトマスクの製造方法である。
【0021】または請求項6に示すように、(ワ)透明
基板上に半透明性層と遮光層、あるいは透明基板上に遮
光層と半透明性層とをこれらの順に設け、このとき該遮
光層の材料には、該半透明性層と同一のエッチング種が
適用可能であり且つ該エッチング種に対して該半透明性
層よりもエッチング速度が大きい材料を用いる成膜工
程、(カ)該半透明性層か遮光層のうちの表面側にある
層上に電子線レジストを塗布し、電子線描画を行った後
に現像を行うレジストパターン形成工程、(ヨ)次い
で、遮光層と半透明性層とのパターニングを該エッチン
グ種を用いて行うエッチング工程、以上、(ワ)(カ)
及び(ヨ)を具備することを特徴とする位相シフトマス
クの製造方法である。
【0022】なお前記のように、遮光層の材料として、
該半透明性層と同一のエッチング種の適用が可能であり
且つ該エッチング種に対して該半透明性層よりもエッチ
ング速度が大きい材料を使用し、しかも遮光層のパター
ニングと半透明性層のパターニングに際して、これらを
一度に当該エッチング種を用いてエッチングすることに
より、それらのエッチング速度が違うことから、半透明
性層がエッチングマスクの開口部に相当する部分から僅
かずつエッチングされる間に、遮光層の方は進行方向が
主として基板面に垂直方向のみならず横方向(あるいは
斜め方向にも)次々にエッチングが進行してしまう。そ
の結果、半透明性層はエッチングマスクの開口部に相当
する部分のみがエッチングされた状態で、一方の遮光層
の方はエッチングマスクの開口部に相当する部分から横
方向に広がった領域がエッチングされることになる。こ
のため、遮光層と半透明性層とを同じエッチング種を使
用して一度にパターニングすることが出来る。
【0023】以下、添付図面を参照して本発明をさらに
詳述する。図1(a)、図1(a’)は本発明によるハ
ーフトーン位相シフトマスクに用いるマスクブランクの
構成を示した図である。その構成は、図1(a)におい
ては透明基板1上の全面に半透明性層2と遮光層3とが
この順に設けてある。図1(a’)においては透明基板
1上の全面に遮光層3と半透明性層2とがこの順に設け
てある。なお、該半透明性層2の膜厚は所定の位相差範
囲内(一般に180±10°)となるように決定され
る。位相差が180°のときの膜厚は前記(1式)を用
いて計算でき、膜厚範囲は次の(式2)で計算される。
【0024】
【数2】
【0025】透過率の場合は、前記従来の場合のように
厳密に制御されなくともよく、5%以上の半透明性を持
てばよい。すなわち、位相差と膜の屈折率とから求めら
れた膜厚にすればよい。
【0026】一方、該遮光層3の膜厚は半透明性層と併
せた2層の透過率が充分な遮光性を持つように、例えば
1%未満の透過率となるような膜厚に設定すればよい。
実際には遮光層の材料自体が純金属あるいは金属の組成
比が大きい金属化合物であれば、かなり薄くとも単独で
充分な遮光性を持つので、遮光層の膜厚に関する制限は
ほとんどないと言える。
【0027】そして、該半透明性層の材料としては、露
光波長領域において半透明性を有する金属化合物、例え
ば酸化クロム(CrOX )や酸化窒化モリブデンシリサ
イド(MoSiON)、酸化タンタル(Ta2 5 )、
酸化鉄(Fe3 4 )、酸化タングステン(WO2 )、
酸化チタン(Ti2 3 )等を用いることができる。
【0028】また、遮光層の材料としては、露光波長領
域において充分な遮光性を有する金属あるいは金属化合
物、例えばクロムやモリブデンシリサイド、タンタル、
タングステン、モリブデン等を用いることができる。但
し、該半透明性層と該遮光層の材料の組み合わせは、同
じエッチング液またはエッチングガスで両方の膜ともエ
ッチングが可能で、かつ遮光層のエッチング速度が半透
明性層のそれよりも大きいような材料の組み合わせとす
る。
【0029】このような組み合わせは、基本的には同種
金属の純金属と金属酸化物の組み合わせ、あるいは金属
化合物の組成比を変化させたものの組み合わせが適する
場合が多い。例えば、従来のマスクブランクは純クロム
と酸化クロムの2層構造であり、この2層のエッチング
速度は同じになるようにしてあるが、成膜時に窒素添加
したり、酸化度を変えたり、圧力を制御することによっ
てエッチング速度が変化することがわかっており、これ
を利用して逆にエッチング速度を異ならせることができ
る。また、異種金属化合物(例えば、酸化クロムとタン
グステン、あるいは酸化チタンとモリブデン、等。)の
ような組み合わせでも同一のエッチング液を用いてエッ
チングすることができ、これらの場合には一般にエッチ
ング速度が異なる。また、エッチング速度は、エッチン
グ液またはエッチングガスの組成・材料等によっても変
化し、また該半透明性層や該遮光層の膜厚比によっても
変化するため、ある程度調整することが可能である。但
し、上記の材料はこれらに限定されるものではなく、半
透明性あるいは遮光性について充分な性能を持つもので
あって、かつエッチング特性において上記の条件に適合
するものであればよい。
【0030】次に、図1(b)、図1(b’)に本発明
によるハーフトーン位相シフトマスクの構成を示した。
その構成は、図1(b)は透明基板1上に半透明性層パ
ターン2’と遮光層パターン3’とがこの順に設けら
れ、開口部4を設けてある。遮光層パターン3’はその
下の半透明性層パターン2’よりもパターンエッジが後
退して開口部が広がっている。また遮光層パターンのエ
ッジ部と半透明性層パターンのエッジ部との距離L1は
パターンのどの部分でも同じである。図1(b’)は透
明基板1上に遮光層パターン3’と半透明性層パターン
2’とがこの順に設けられ、開口部4を設けてある。
【0031】図1(c)は図1(b)あるいは図1
(b’)のパターンを上から見た図であり、遮光層パタ
ーン3”の開口部に沿って内側に半透明性層パターン
2”があり、その内側に開口部4が形成されていること
を示す。
【0032】図1(c)のような構成のマスクを用いて
ウェハー上にパターンを露光転写した場合、該半透明性
層パターン2”が180°の位相反転作用を持つため、
露光時の透過光はパターンエッジ部を境界として位相が
急峻に180°反転する。これにより、半透明性層パタ
ーン部分でハーフトーン位相シフト効果による光強度コ
ントラストの向上効果および焦点深度の向上効果が生じ
る。一方、遮光層パターン3”は充分な遮光性を持つた
め露光による光もれはなく、マスクパターンに忠実なパ
ターンが得られる。
【0033】図3(a)に図1(b)の構成のマスクパ
ターンの製造工程を示した。まず該マスクブランク上に
電子線レジスト層5を設け、所定の電子線リソグラフィ
を行ってレジストパターンを得たことを示す。次にエッ
チングを行うが、このとき遮光層3のエッチングに続
き、半透明性層2のエッチングと遮光層3のサイドエッ
チングとが同時に起きる。これは遮光層のエッチング速
度を半透明性層のそれに比べ著しく大きくしているため
に起きる現象である。実際にこのような現象は同種の金
属および金属化合物の2層構造である多くのマスクブラ
ンクにおいて見られる現象であり、通常は好ましくない
ためエッチング速度が同一になるように膜の組成比やエ
ッチング条件を調整する。しかし本発明の場合はこれを
逆にエッチング速度が大きくなるように調整する。そし
て、最後にレジストを剥離して所望のマスクを得る。
【0034】図3(b)に図1(b’)の構成のマスク
パターンの製造工程を示した。これは、まず該マスクブ
ランク上に電子線レジスト層5を設け、所定の電子線リ
ソグラフィを行ってレジストパターンを得たことを示し
たものである。次いでエッチングを行うが、このとき半
透明性層2のエッチングに続き、遮光層3のエッチング
およびサイドエッチングが起きる。これは前記の通り、
遮光層のエッチング速度を半透明性層のそれに比べ著し
く大きくしているために起きる現象である。そして、最
後にレジストを剥離して所望のマスクを得る。
【0035】
【作用】前記従来技術の項で述べたように、従来の構造
のハーフトーン位相シフトマスクは、図2(a)および
(c)のいずれの構造によっても、前記のウェハー露光
条件における露光量に大きな制限が加わるという問題点
があった。またマスクの製造工程において、位相シフト
部の位相差と透過率を同時に制御することが極めて困難
であった。さらに2層ハーフトーン位相シフトマスクの
場合は少なくとも2回以上のエッチング工程が必要であ
り工程が増加するという問題があった。これに対し本発
明のハーフトーン位相シフトマスクは、パターンエッジ
近傍が半透明性層となっておりハーフトーン位相シフト
効果が得られるので、露光転写時に従来と同等以上の解
像度や焦点深度に関する向上効果が得られる。しかもパ
ターン内部では充分な遮光性が得られるため、前記のよ
うな露光条件の制限がなく、大きな露光量でも許容され
る。さらに、マスクブランクの製造において、半透明性
層は位相差だけが正確に制御されてあればよく、透過率
はある程度の透過性があればよい。すなわち、従来のよ
うにウェハー上のレジストが感光しない程度の透過率に
制限する必要がない。従って製造条件における許容範囲
が従来より拡大する。遮光層は単に遮光性があればよ
く、位相差や光学定数を制御する必要がない。従って製
造は極めて簡単になる。パターン形成の際のエッチング
工程は、1回のエッチングで遮光層と半透明性層のエッ
チングを行うためこれも工程が簡単にできる。
【0036】上記の位相シフト効果について、シミュレ
ーションを用いて確認した例を示す。図4(a1)は図
1(c)に示したものと同じパターンであり、光強度分
布シミュレーションによってこのパターンによる露光転
写時の光強度分布を求めた結果を図4(a2)に示し
た。なお、図4(a2)は図4(a1)のx1−x2間
を結ぶ部分の光強度分布図である。ここで、シミュレー
ション条件条件としては、開口パターン4は開口部寸法
が0.6μm角のコンタクトホールパターンであり、周
囲の半透明パターン2”の幅は0.3μmとし、透過率
は25%とした。また、遮光パターン3”の透過率は0
%、開口部は100%である。尚、露光条件はまず波長
365nm(i線)、開口数0.42、コヒーレンス度
0.3、そして焦点誤差は0μm,1μm,2μmの3
種類、としてある。その結果、図4(a2)に示すよう
に、3種類の焦点誤差による3本の光強度分布プロファ
イルは、光強度ピーク値が最大となるのが焦点誤差0μ
m(i) の場合で、以下焦点誤差1μm(ii),同2μm(i
ii) となるに従いピーク値は小さくなっている。
【0037】さて、結果の比較のために、図4(b1)
には従来の構造の単層ハーフトーン位相シフトパターン
(透過率9%)を示し、そして図4(b2)にその光強
度分布断面図(x3−x4間を結ぶ部分)を示した。さ
らに図4(c1)に通常のフォトマスクパターンの場合
のパターン(透過率0%)を示し、図4(c2)にその
光強度分布断面図(x5−x6間を結ぶ部分)を示し
た。露光条件は上記と同一としてある。なお、これらの
光強度分布図は、比較のためそれぞれの光強度最大値
(焦点誤差0のときのピーク値に相当)を1にとって規
格化してある。
【0038】この結果を見ると、焦点誤差を大きくした
ときの光強度ピーク値の変化は、図4(a2)と図4
(b2)ではほぼ同じ程度であり、また図4(c2)で
はそれより低下の度合いが大きいことがわかる。すなわ
ち、図4(a1)に示す本発明の構造と図4(b1)の
従来ハーフトーン位相シフトとは焦点深度特性が同等と
見られ、図4(c1)の通常のフォトマスクはそれより
劣ることが明らかになった。また、解像度については、
パターンのコントラスト(メインピークとサブピークと
の比で表す)は図4(a2)のサブピークが、明らかに
図4(b2)のそれよりも小さく、前者のコントラスト
が大きいことがわかる。これは、図4(b2)ではメイ
ンピークに隣接した回折光によるサブピークが大きくな
っているのに対して、図4(a2)では片側に遮光層が
あるために回折光が小さく、サブピークが低く抑えられ
ているためで、図4(a2)の方が解像性に優れている
ことがわかる。それから残りの図4(c2)では、焦点
誤差が大きくなるとパターンエッジが拡がり寸法制御性
が著しく劣化することがわかる。
【0039】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の製造工程
をさらに詳述する。図3(a)は、前記の通り図1
(b)の構成のマスクパターンの形成工程を示した図で
あり、これを用いて説明する。まず合成石英ガラス基板
1上に膜厚166nmの酸化クロム膜による半透明性層
2(屈折率2.1)をスパッタリング装置を用いて成膜
した。この層の光透過率は約16%であった。この上に
膜厚80nmの純モリブデン膜による遮光層3を同様に
成膜した結果、該マスクブランクの光透過率はほぼ0%
であった。次に該ブランク上に電子線レジスト5(東レ
(株)製、商品名:EBR−900)を500nmの膜
厚に塗布し、プレベーク後電子線描画装置を用いて所定
のパターンを描画し、現像によりレジストパターンを得
た。尚、パターンは0.35μm(これは5倍レチクル
上では0.35μm×5=1.75μmに相当)であり
コンタクトホールパターンを含んでいる。
【0040】次にこのレジストパターンをマスクにし
て、遮光層のサイドエッチングおよび半透明性層の通常
エッチングを同時に行った。エッチング条件は、エッチ
ング液としてフェリシアン化カリウム:水酸化カリウ
ム:水=6:1:20の液を用いてディップエッチング
(浸漬式エッチング)を行った。これにより、遮光層の
サイドエッチ量として、半透明性層パターンエッジと遮
光層エッジとの幅が約0.5μmが得られた。さらに、
前記電子線レジストを酸系剥離液に浸して剥離し、所望
の位相シフトレチクルが得られた。このレチクルを用い
て、i線ステッパーで露光した結果、0.35μmのコ
ンタクトホールパターンが解像でき、焦点深度2μmが
得られた。
【0041】
【発明の効果】本発明により得られたハーフトーン位相
シフトマスクは、遮光パターン部においては充分な遮光
性を持ち、かつ開口パターン部についてはハーフトーン
位相シフト効果と開口パターン部周辺の遮光パターンの
遮光効果によって非常に優れた解像性と焦点深度特性を
持つ。しかも従来の通常のフォトマスクは勿論のこと、
従来のハーフトーン位相シフトマスクと比較しても優れ
た解像性を持たせることが出来た。さらには、従来の技
術に係るハーフトーンの欠点であった露光条件(代表例
としてはウェハーへの露光)に係る制約を解消すること
が出来、またマスクブランクの製造においても、光学特
性の制御条件を従来の技術に係る場合と比較して緩和す
ることができた。そして、位相シフトマスクの製造工程
においても、エッチング工程を簡略化することが出来、
重ね合わせ描画やハーフエッチングのような困難な技術
を用いる必要がなく、スループットの改善とコストの低
減とが可能となった。
【0042】つまるところ、従来の技術による以上の位
相シフト効果が得られ、しかも位相シフトマスクを用い
た露光を行う際の露光条件に係る多大な制約を解消でき
る位相シフトマスクと、位相シフトマスクの製造に際し
て高生産性でしかも容易に製造可能なマスクブランク
と、そしてこの位相シフトマスクを高生産性でしかも容
易に製造可能とする製造方法をそれぞれ提供することが
出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる位相シフトマスクおよびマスク
ブランクの一実施例について、断面図((a),
(b),(a'),(b'))又は平面図((c))を用い
てそれらの構造を模式的に示した説明図である。
(a)〜(c)
【図2】従来の技術に係る(ハーフトーン)位相シフト
マスクおよびマスクブランクの一例について、断面図を
用いてそれらの構造を模式的に示した説明図である。
(a)〜(d)
【図3】本発明に係わる位相シフトマスクの製造方法の
一実施例について、断面図を用いてその工程を模式的に
示した説明図である。(a)、(b)
【図4】本発明に係わる位相シフトマスク(a )、並びに
従来の位相シフトマスク(b )と通常のフォトマスク(c )
の各一例について、それぞれの効果を光強度分布シミュ
レーションにより求めた結果を示した説明図である。 (a1)、(b1)、(c1) 開口パターン一帯の平面図 (a2)、(b2)、(c2) 各場所の光強度分布シミュレ
ーション結果
【符合の説明】
1・・・透明基板 2・・・半透明性層 2',2" ・・・半透明性層パターン 3・・・遮光層 3',3" ・・・遮光層パターン 4・・・開口部 5・・・電子線レジスト 11・・・透明基板 12・・・半透明性層パターン 12'・・・半透明性層 13・・・透明位相シフト層パターン 13'・・・透明位相シフト層 14・・・透過率調整層パターン 14'・・・透過率調整層 (i) ・・・焦点誤差0μm (ii)・・・焦点誤差1μm (iii) ・・・焦点誤差2μm

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)透明基板上に半透明性パターンと遮
    光性パターン、あるいは透明基板上に遮光性パターンと
    半透明性パターンとがこれらの順に設けてあること、
    (ロ)該遮光性パターンが少なくとも該半透明性パター
    ンのエッジ部を遮光しない大きさであること、以上、
    (イ)及び(ロ)を具備することを特徴とする位相シフ
    トマスク。
  2. 【請求項2】(ハ)透明基板上に半透明性層と遮光層、
    あるいは透明基板上に遮光層と半透明性層とがこれらの
    順に設けてあること、(ニ)該遮光層は、該半透明性層
    と同一のエッチング種の適用が可能であり且つ該エッチ
    ング種に対して該半透明性層よりもエッチング速度が大
    きいこと、以上、(ハ)及び(ニ)を具備することを特
    徴とするマスクブランク。
  3. 【請求項3】(ホ)前記半透明性層は、該半透明性層領
    域を透過する第一の透過光が入射前後の位相変化量が1
    80±10°の範囲内にある層であること、(ヘ)該半
    透明性層の光透過率が5%以上であること、以上、
    (ホ)及び(ヘ)を具備することを特徴とする請求項2
    に記載のマスクブランク。
  4. 【請求項4】(ト)請求項2に記載のマスクブランクに
    対して、半透明性層か遮光層のいずれか表面側にある層
    上に電子線レジストを塗布し、電子線描画を行った後に
    現像を行うレジストパターン形成工程、(チ)次いで、
    前記遮光層と半透明性層とのパターニングを請求項2に
    記載のエッチング種を用いて行うエッチング工程、
    (リ)しかる後に、電子線レジストを剥離する工程、以
    上、(ト)(チ)及び(リ)を具備することを特徴とす
    る位相シフトマスクの製造方法。
  5. 【請求項5】(ヌ)透明基板上に半透明性層と遮光層、
    あるいは透明基板上に遮光層と半透明性層とのいずれか
    をこれらの順に設ける成膜工程、(ル)該半透明性層か
    遮光層のうちの表面側にある層上に電子線レジストを塗
    布し、電子線描画を行った後に現像を行うレジストパタ
    ーン形成工程、(ヲ)次いで、該半透明性層と遮光層の
    パターニングを行うが、遮光層のパターニングに用いる
    エッチンク種には、遮光層に対するエッチング速度が半
    透明性層に対する場合と比較して大きいエッチング種を
    使用するエッチング工程、以上、(ヌ)(ル)及び
    (ヲ)を具備することを特徴とする位相シフトマスクの
    製造方法。
  6. 【請求項6】(ワ)透明基板上に半透明性層と遮光層、
    あるいは透明基板上に遮光層と半透明性層とをこれらの
    順に設け、このとき該遮光層の材料には、該半透明性層
    と同一のエッチング種が適用可能であり且つ該エッチン
    グ種に対して該半透明性層よりもエッチング速度が大き
    い材料を用いる成膜工程、(カ)該半透明性層か遮光層
    のうちの表面側にある層上に電子線レジストを塗布し、
    電子線描画を行った後に現像を行うレジストパターン形
    成工程、(ヨ)次いで、遮光層と半透明性層とのパター
    ニングを該エッチング種を用いて行うエッチング工程、
    以上、(ワ)(カ)及び(ヨ)を具備することを特徴と
    する位相シフトマスクの製造方法。
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