JPH1124231A - ハーフトーン位相シフトマスク、及びその製造方法 - Google Patents

ハーフトーン位相シフトマスク、及びその製造方法

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JPH1124231A
JPH1124231A JP17537797A JP17537797A JPH1124231A JP H1124231 A JPH1124231 A JP H1124231A JP 17537797 A JP17537797 A JP 17537797A JP 17537797 A JP17537797 A JP 17537797A JP H1124231 A JPH1124231 A JP H1124231A
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light
semi
phase shifter
layer
film
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JP17537797A
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English (en)
Inventor
Koji Komoritani
浩司 籠谷
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Sony Corp
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Sony Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/32Attenuating PSM [att-PSM], e.g. halftone PSM or PSM having semi-transparent phase shift portion; Preparation thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パターニングに寄与しない余分な光によるハ
レーションやレジストの膜減り等の発生を防止した、良
好なパターンが得られるハーフトーン位相シフトマスク
とその製造方法を提供する。 【解決手段】 露光光に対して透明な透明基板のみよ
りなる透過部1’と、該透過部の周囲にあり、露光光の
位相をシフトさせるとともに露光光に対する透過率がた
とえば3〜20%の半透過位相シフタ層からなる半透過
位相シフト部2’と、該半透過位相シフト部の周囲の領
域にD離間して形成した遮光部15を備えるハーフトー
ン位相シフトマスク。上記を得るのに、透明基板3
上に少なくとも半透過位相シフタ層4及び遮光層5を順
不同に積層成膜し、遮光層を半透過位相シフタ層よりも
透過部に対して外側に後退させる工程を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハーフトーン位相
シフトマスク、及びその製造方法に関する。特に、フォ
トリソグラフィ工程で用いられるフォトマスクとして使
用されるハーフトーン位相シフトマスク、及びその製造
方法に関するものである。本発明は、代表的には、半導
体装置等の電子材料の製造の際に、ハーフトーン位相シ
フト法を採用して製造を行う際に使用するハーフトーン
位相シフトマスク、及びその製造方法として、好適に利
用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来より、ハーフトーン位相シフトマス
クとして、通常マスクの遮光部に該当する領域を、位相
シフト(理想的には180°の位相反転)させる位相シ
フト材料で覆ってシフタ層とし、かつ遮光体(Crなど
の高融点金属や、高融点金属の化合物による遮光材料か
らなる)の膜厚を薄く形成するなどしてわずかに露光光
を透過させる(半透過させる)ようにした構造をもった
マスクが提案されている。
【0003】このような半透過部(シフタ部)を透過す
る光は、一般にレジストを感光させない程度の強度であ
り、マスクの開口部(光透過部)を透過する光と干渉し
て光強度分布を改善し、解像力及び焦点深度を改善する
働きを有する。
【0004】かかるハーフトーン位相シフトマスクを用
いる手法をハーフトーン位相シフト法と称する。この手
法は、他の手法に比して、フォトマスクとして能力的に
は同等であるが、マスク作成の際、たとえばEB(電子
線)描画によりパターン形成する際にEBの重ね合わせ
描画が不要であり、レイアウト上の自由度も高いなどの
特長を有しており、たとえばコンタクトホールなどのレ
イヤを中心に、各種パターンの形成に実用化されつつあ
る。さらに、変形照明技術との組み合わせで、たとえば
配線系パターンの解像性を改善する手段としても大きな
効果が期待されるものである。
【0005】従来のハーフトーン位相シフトマスクは、
透過率を制御するCrなどの遮光体材料から成る層と、
位相を制御するSiO2 等の位相シフト材料から成る層
との二重構造シフタで構成されていたが、近年になり、
実用性の高い、Cr系(CrO、CrON)などの単一
の材料系で構成された単層もしくは多層のシフタ膜が開
発されて来ている。このようなCrO、CrONなどの
半透過位相シフト材料は、i線やg線を用いるフォトソ
グラフィ技術について用いられる。一方、Deep U
V光(代表的にはKrFエキシマレーザー光、波長24
8nm)を用いるフォトソグラフィ技術については、こ
れらはDeep UV光において透過率が低いため、D
eep UV用Cr系単層ハーフトーン位相シフト材料
(シフタ材)としては、CrFなどの材料が検討されて
いる。このような従来技術について、図面を参照して説
明する。
【0006】図24は従来例の構成を示す図で、図24
(a)はその上面構造を示す図、図24(b)はその断
面構造を示す図である。図25乃至図29に、この従来
例の製造工程を、模式的断面図で順に示す。
【0007】図24(b)に示すように、透明基板3
(ここでは石英基板)上に、露光光に対して半透過かつ
位相シフト作用をもつハーフトーン位相シフタ層4が形
成され、図24(a)に示すようにハーフトーン位相シ
フタ層4はパターニングされて、開口した透過部1と、
その周囲の半透過部2とからなるマスク構造をなしてい
る。
【0008】製造工程は以下のとおりである。まず、透
明基板3(石英基板)上に、CrF(i線やg線の場合
は、CrO、CrON。従来技術の説明としては、Cr
Fで代表させる)をハーフトーン位相シフタ層4として
形成し、さらにその上にCrあるいはMoなどからなる
金属膜51を形成する。この金属膜51は、電子線描画
時のチャージアップを防止するとともに、光学式マスク
位置検出を容易にする役割を果たす。
【0009】上記のようにして得られた被加工基板に、
電子線レジストを塗布し、電子線描画によりレジストパ
ターン6を形成し、その後、このレジストパターン6を
マスクとして上記金属膜51及びハーフトーン位相シフ
タ層4を反応性イオンエッチングする。
【0010】レジスト6及び金属膜51を除去すること
によって、図29に示すハーフトーン位相シフトマスク
を得る。これが、図24に示したハーフトーン位相シフ
トマスクである。
【0011】このようにして得られたマスクは、前記し
た従来型のハーフトーン位相シフトマスクに比べて、成
膜・加工プロセス、及びマスク構造も簡略化され、高精
度化、及び少欠陥化が実現できる。
【0012】しかし、この方式のマスクも含め、従来よ
り検討されているハーフトーン位相シフトマスクには、
次のような問題点がある。すなわち、従来のハーフトー
ン位相シフトマスクで露光を行った場合、透過領域、あ
るいは半透過領域を透過した光が、下地段差において反
射し、ある領域で集光することにより、解像してしまう
ことがある。図30を参照して、この問題点を説明す
る。図30(a)に被露光構造を示す。下層配線7上に
シリコン酸化膜8等の被加工膜が形成されており、その
上にフォトレジスト9が塗布されている。下層配線7が
下地の段差となっている。マスクの透過部からの透過光
を符号10で示し、半透過部からの透過光を符号11で
示すが、これらの光、特に透過部からの透過光10がシ
リコン酸化膜8を透過して下地段差をなしている下層配
線7で反射し、この反射光12が、露光すべきでない部
分に集光する。このため、露光・現像後のレジストは、
図30(b)に示すように、レジストパターン9が所望
のホールパターン13を有するほか、上記ハレーション
による膜減りが発生することが観察されている。すなわ
ち、従来のハーフトーン位相シフト技術には、このよう
にハレーションや、膜減りなどの影響により、所望のパ
ターンが得られなくなるおそれがあるという問題点があ
った。このような問題は、露光光の種類にかかわらず発
生するおそれがあり、i線やg線を用いる場合も、De
ep UV光(KrFエキシマレーザー光等)を用いる
場合にも、解決すべき問題点として残っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決することを目的とし、ハーフトーン位
相シフトマスクにおいて、パターニングに寄与しない余
分な光による作用、たとえば余分な透過光によるハレー
ションや、これによるレジストの膜減りなどの発生を防
止した、良好なパターンが得られるハーフトーン位相シ
フトマスクを提供することを目的とし、また、その製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るハーフトー
ン位相シフトマスクは、フォトリソグラフィ工程で用い
られるフォトマスクにおいて、露光光に対して透明な透
明基板のみよりなる透過部と、該透過部の周囲の該透明
基板上にあり、露光光の位相をシフトさせるとともに露
光光を半透過させる半透過位相シフタ層からなる半透過
位相シフト部と、さらに該半透過位相シフト部の周囲の
領域に遮光層により形成した露光光を完全に遮光するか
乃至は該半透過位相シフタ層より透過率の低い遮光部と
を備えることを特徴とするものである。
【0015】本発明に係るハーフトーン位相シフトマス
クは、半透過位相シフタ層が、露光光に対する透過率が
3〜20%であることを満たし得るものとすることがで
きる。また、半透過位相シフタ層が、たとえばCrFか
らなる構成にすることができる。このようにして、たと
えばDeep UV光用ハーフトーン位相シフトマスク
とすることができる。また、半透過位相シフタ層が、た
とえばCrOもしくはCrONからなる構成にすること
ができる。このようにして、たとえばi線、g線用ハー
フトーン位相シフトマスクとすることができる。
【0016】本発明に係るハーフトーン位相シフトマス
クの製造方法は、フォトリソグラフィ工程で用いられる
フォトマスクであり、露光光に対して透明な透明基板の
みよりなる透過部と、該透過部の周囲の該透明基板上に
あり、露光光の位相をシフトさせるとともに露光光を半
透過させる半透過位相シフタ層からなる半透過位相シフ
ト部と、さらに該半透過位相シフト部の周囲の領域に遮
光層により形成した露光光を完全に遮光するか乃至は該
半透過位相シフタ層より透過率の低い遮光部とを備える
ハーフトーン位相シフトマスクの製造方法であって、透
明基板上に少なくとも前記半透過位相シフタ層及び前記
遮光層を順不同に積層成膜する工程と、前記遮光層を前
記半透過位相シフタ層よりも前記透過部に対して外側に
後退させる工程とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0017】透明基板上に少なくとも前記半透過位相シ
フタ層及び前記遮光層を順不同に積層成膜する工程を行
った後は、遮光層上に電子線レジストを塗布成膜し、電
子線によるパターン描画及び現像を行い、得られたレジ
ストパターンをマスクとしてエッチングにより該遮光層
及び半透過位相シフタ層にパターンを転写する工程と、
該遮光層を基板面と平行な方向にサイドエッチングする
工程と、残存したレジストを除去する工程とを行う態様
をとることができる。
【0018】また、遮光層上に電子線レジストを塗布成
膜し、電子線によるパターン描画及び現像を行い、得ら
れたレジストパターンをマスクとしてエッチングにより
該遮光層及び半透過位相シフタ層にパターンを転写する
工程と、該レジストパターンをプラズマ処理により等方
的にエッチングする工程と、該遮光層を除去する工程
と、残存したレジストを除去する工程ととを行う態様を
とることができる。
【0019】本発明によれば、単層ハーフトーン位相シ
フトマスクにおいて、光透過領域より一定距離以上離れ
た領域を完全な、あるいは少なくとも必要な遮光効果を
持たせた遮光帯で覆うこと等によって遮光部としたの
で、パターニングに寄与しない余分な透過光によるハレ
ーションや、レジストの膜減りなどを防止することで、
良好なパターンが得られるハーフトーン位相シフトマス
ク、及びその製造方法が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
さらに詳細に説明し、また、本発明の好ましい実施の形
態の具体例について、図面を参照して説明する。但し当
然のことではあるが、本発明は図示実施の形態例に限定
されるものではない。
【0021】この実施の形態例は、本発明を、次のよう
なDeep UVフォトリソグラフィ工程用Cr系(ハ
ーフトーン位相シフト材料がCrF等のCr系材料から
なる)単層ハーフトーン位相シフトマスクとして具体化
したものである。すなわち、この実施の形態例に係るハ
ーフトーン位相シフトマスクは、露光光に対して透明な
石英基板のみよりなる透過部と、該透過部の周囲の該石
英基板上にあり、露光光の波長に対してd=kλ/2
(n−1)(ここでnは位相シフターの、露光波長λに
対する屈折率である。kは奇数の整数である。)で表さ
れる膜厚dを有し(これは露光波長λを180℃位相シ
フトさせるための条件である)、かつ露光光に対する透
過率が3〜20%、好ましくは5〜20%であることを
満たし得る半透過位相シフタ層からなる半透過位相シフ
ト部と、さらに該半透過位相シフト部の周囲の領域の半
透過位相シフタ層上に遮光層を形成して露光光を完全に
遮光するか乃至は該半透過位相シフタ層より透過率の低
い遮光部とを備える構成のものである。
【0022】半透過位相シフト部の周囲の領域の半透過
位相シフタ層上に遮光層を形成して遮光部とする結果、
光透過領域より一定距離離れた領域を完全な遮光帯で覆
うことになりこれによって、パターニングに寄与しない
余分な透過光によるハレーションや、レジストの膜減り
などを防止することで、良好なパターン形状を得ること
ができる。この作用については、図7を用いて、後記詳
述する。
【0023】また本実施の形態例にあっては、上記ハー
フトーン位相シフトマスクを得るために、次の製造方法
をとる。すなわち、石英基板上に半透過位相シフタ層及
び遮光層を順次積層成膜する工程と、該遮光層上に電子
線レジストを塗布成膜し、電子線によるパターン描画及
び現像を行い、得られたレジストパターンをマスクとし
てエッチング(ウェットエッチングまたはドライエッチ
ング)により該遮光層及び半透過位相シフタ層にパター
ンを転写する工程と、薬液処理により該遮光層を基板面
と平行な方向(水平方向)に一定距離サイドエッチング
して、開口部からその距離だけ離れた領域に遮光部を形
成する工程と、残存したレジストを除去する工程とを備
えた製造工程により、ハーフトーン位相シフトマスクを
製造した。
【0024】本実施の形態例にあっては、半透過位相シ
フタ層がCrFからなる構成にすることができる。この
場合に半透過位相シフタ層として、CrFを、Crをタ
ーゲットとしArとF2 との混合ガスを原料ガスとした
反応性スパッタ法により成膜する態様をとることができ
る。
【0025】また、遮光層は、露光光を完全に遮光する
か乃至は該半透過位相シフタ層より透過率の低い遮光部
を構成するように形成するが、このような遮光層が、金
属Crまたは金属Moからなる構成にすることができ
る。遮光層及びシフタ層のパターニングとしては、形成
した遮光層及びシフタ層を、Cl2 とO2 との混合ガ
ス、あるいはCH2 Cl2 とO2 との混合ガスを用いた
反応性イオンエッチングにより、連続的にエッチングす
る方法をとることができる。
【0026】遮光層が金属Moからなる場合には、過酸
化水素と硫酸との混合液による処理を行う態様をとるこ
とができる。また別例でも説明するように、遮光層が金
属Crから場合には、硝酸セリウムアンモニウム系水溶
液による処理を行う態様をとることができる。
【0027】以下具体的に、図面を参照して、この実施
の形態例について説明する。図1は、本実施の形態例の
ハーフトーン位相シフトマスクの構成を示す図で、図1
(a)はその上面構造を示す図、図1(b)はその断面
構造を示す図である。図2乃至図6は、本例のハーフト
ーン位相シフトマスクの製造方法を模式的に断面図で順
に表した図である。このハーフトーン位相シフトマスク
は、図1(b)に示すように、露光光に対して透明な透
明基板3上に開口を有する半透過位相シフタ層4を形成
し、その半透過位相シフタ層4上の、開口より外側(距
離Dだけ離れている)に、遮光層を形成5することによ
り、図1(a)に示すように、露光光に対して透明な透
明基板のみよりなる透過部1’と、該透過部1’の周囲
にあって、半透過位相シフト部2’(これは露光光の位
相をシフトさせるとともに露光光に対する透過率が3〜
20%、好ましくは5〜20%であることを満たし得る
半透過位相シフタ層から構成する)と、露光光を完全に
遮光するか乃至は該半透過位相シフタ層より透過率の低
い遮光部15とを形成して、構成したものである。上記
距離Dは、半透過位相シフタ層が、半透過位相シフト部
2’として残って、位相シフト作用を呈し得る程度の幅
を持っていればよく、半透過膜における透過率などの条
件により異なるが、たとえば1μm程度でよく、わずか
(たとえば半透過膜の透過率に依存した位相シフト効果
を損なわない範囲の最小値)でよいものである。
【0028】以下本例のハーフトーン位相シフトマスク
の製造工程を、図2乃至図6を参照して、説明する。本
実施の形態例においてはまず、透明基板として用いる石
英基板3上に、スパッタにより、ハーフトーン位相シフ
タ膜4を形成する。ここでは具体的には、ターゲットと
してCr、ガスとしてArとF2 との混合ガスを用いた
DC反応性スパッタにより、膜厚185nmのCrF膜
を形成してハーフトーン位相シフタ膜4とする。ここで
形成されたハーフトーン位相シフタ膜4(CrF膜)
の、KrFキシマレーザー光(波長248nm)に対す
る屈折率n及び消衰係数kは、それぞれ1.68、及び
0.19であり、また透過率は、18%である。さら
に、このハーフトーン位相シフタ膜4(CrF膜)の上
に、遮光層5としてここではMo金属膜を、20nm厚
で、スパッタ法により形成する。以上により、図2の構
造とする。
【0029】上記得られた基板に、電子線レジストとし
て、ここではZEPポジ型電子線レジスト(日本ゼオン
製)を塗布し、電子線による描画、及び現像処理を行う
ことにより、所望のレジストパターン6を形成する。以
上により、図3の構造とする。
【0030】上記レジストパターン6をマスクとして、
遮光層5(Mo膜)と、ハーフトーン位相シフタ膜4
(CrF膜)を、パターニングする。ここではCH2
2 とO2 との混合ガスを用いた反応性イオンエッチン
グを5分間程度行って、図4に示すような所望のハーフ
トーン位相シフタパターンを得る。
【0031】次に、H2 SO4 とH2 2 の混合溶液を
用いたウェット処理により、遮光層5(Mo膜)を選択
的にエッチングして後退させる。ここでは、遮光層5
(Mo膜)を水平方向に約1μmサイドエッチングし
て、図5に示すように、ハーフトーン位相シフタ膜4の
開口部より外側に遮光層5の外縁が来るようにする。エ
ッチング時間等のエッチング条件は、上記した水平方向
への約1μmのサイドエッチングが適正に行われる条件
に設定する。
【0032】その後、レジスト除去を行う。ここでは、
2 プラズマによるアッシング処理を施して、レジスト
6を除去する。これにより図6の構造が得られる。これ
は前記した図1に示す構造のハーフトーン位相シフトマ
スクである。
【0033】従来例では図28及び図29に示されるよ
うに、ハーフトーン位相シフタパターン4を得た後、レ
ジスト6及び金属膜51であるMo膜を全面除去してフ
ォトマスクを作製していたが、本実施の形態例により得
られたフォトマスクを用いて、KrFエキシマレーザー
光により露光すると、従来のハーフトーン型位相シフト
マスクで問題となっていた下地からの反射によるハレー
ション及び膜減りを、解像特性をほとんど劣化させるこ
となく、解決することができる。
【0034】すなわち、図7に示されるように、ハーフ
トーン位相シフタ膜4の開口部より外側に遮光層5が形
成されるので、パターン間の透過光が低減されることに
より、上記下地からの反射によるハレーション及び膜減
りを抑制することが可能となる。図7に示すように、下
層配線7上にシリコン酸化膜8等の被加工膜が形成さ
れ、下層配線7が下地の段差となっている場合も、マス
クの透過部からの透過光10がシリコン酸化膜8を透過
して下地段差をなしている下層配線7で反射し、この反
射光12が、露光すべきでない部分に照射されても、従
来技術(図30参照)と異なり、そこには半透過部から
の透過光11は照射されない。遮光層5により遮光され
ているからである。よって、露光すべきでない部分への
集光が防止され、露光・現像後のレジストは、図7
(b)に示すように、レジストパターン9は所望のホー
ルパターン13を有する良好な形状に形成される。ハレ
ーションによる膜減り14は、発生しても、わずかであ
る。遮光層5はこのような作用を呈することができる程
度、つまり、反射光12とともに半透過部からの透過光
11が集光しても、解像が起きない程度に、遮光作用を
果たせばよい。また、マスク製造のプロセス面について
は、従来例と工程数は変わらず、製品の高精度性及びプ
ロセスの簡略性は保証される。
【0035】本実施の形態例によれば、ハーフトーン位
相シフトマスクによる解像度、焦点深度の向上効果を低
減させることなく、ハーフトーン領域の透過光によるハ
レーションや、膜減りなどの影響を抑制することがで
き、よって微細なパターンも良好に精度良く形成するこ
とが可能になる。しかも、製造工程における電子線描画
回数も1回でよく、従来技術のCr系単層ハーフトーン
位相シフトマスクの製造工程と比べても、工程数の増加
などのプロセスの複雑化を伴わず、よって、この種のマ
スクの利点であるプロセスの簡略性及び高精度の加工
性、少欠陥性などの特長も、劣化しない。
【0036】実施の形態例2 この例は、実施の形態例1と同様な、図1に示す構造の
Deep UVフォトリソグラフィ工程用Cr系(ハー
フトーン位相シフト材料がCrF等のCr系材料からな
る)単層ハーフトーン位相シフトマスクとして本発明を
具体化したものである。この実施の形態例に係るハーフ
トーン位相シフトマスクも、露光光に対して透明な石英
基板のみよりなる透過部と、該透過部の周囲の該石英基
板上にあり、露光光の波長に対してd=kλ/2(n−
1)(ここでnは位相シフターの、露光波長λに対する
屈折率である。kは奇数の整数である。)で表される膜
厚dを有し(これは露光波長λを180℃位相シフトさ
せるための条件である)、かつ露光光に対する透過率が
3〜20%、好ましくは5〜20%であることを満たし
得る半透過位相シフタ層からなる半透過位相シフト部
と、さらに該半透過位相シフト部の周囲の領域に遮光層
を形成して露光光を完全に遮光するか乃至は該半透過位
相シフタ層より透過率の低い遮光部とを備える構成のも
のである。
【0037】本実施の形態例にあっては、上記ハーフト
ーン位相シフトマスクを得るために、次の製造方法をと
る。すなわち、石英基板上に半透過位相シフタ層及び遮
光層を順次積層成膜する工程と、該遮光層上に電子線レ
ジストを塗布成膜し、電子線によるパターン描画及び現
像を行い、得られたレジストパターンをマスクとしてエ
ッチング(ウェットエッチングまたはドライエッチン
グ)により該遮光層及び半透過位相シフタ層にパターン
を転写する工程と、該レジストパターンを酸素プラズマ
処理により一定厚さだけ等方的にエッチングする工程
と、薬液処理により該遮光層を部分除去する工程と、残
存したレジストを除去する工程とを備えた製造工程によ
り、ハーフトーン位相シフトマスクを製造した。
【0038】本実施の形態例における採用できる半透過
位相シフタ層や遮光層の材料、製法等は、実施の形態例
1と同様である。
【0039】図8乃至図13は、本例のハーフトーン位
相シフトマスクの製造方法を模式的に断面図で順に表し
た図である。
【0040】本実施の形態例においてはまず、透明基板
として用いる石英基板3上に、スパッタにより、ハーフ
トーン位相シフタ膜4を形成する。ここでは具体的に
は、ターゲットとしてCr、ガスとしてArとF2 との
混合ガスを用いたDC反応性スパッタにより、膜厚18
5nmのCrF膜を形成してハーフトーン位相シフタ膜
4とする。ここで形成されたハーフトーン位相シフタ膜
4(CrF膜)の、KrFキシマレーザー光(波長24
8nm)に対する屈折率n及び消衰係数kは、それぞれ
1.68、及び0.19であり、また透過率は、18%
である。さらに、このハーフトーン位相シフタ膜4(C
rF膜)の上に、遮光層5としてここではMo金属膜
を、20nm厚で、スパッタ法により形成する。以上に
より、図8の構造とする。
【0041】上記得られた基板に、電子線レジストとし
て、ここではZEPポジ型電子線レジスト(日本ゼオン
製)を塗布し、電子線による描画、及び現像処理を行う
ことにより、所望のレジストパターン6を形成する。以
上により、図9の構造とする。
【0042】上記レジストパターン6をマスクとして、
遮光層5(Mo膜)と、ハーフトーン位相シフタ膜4
(CrF膜)を、パターニングする。ここではCH2
2 とO2 との混合ガスを用いた反応性イオンエッチン
グを5分間程度行って、図10に示すような所望のハー
フトーン位相シフタパターンを得る。
【0043】次に、O2 プラズマによるアッシング処理
を施して、レジストパターン6が水平方向に約1μm後
退するまで等方的エッチングを行った。これにより、図
11の構造を得る。
【0044】上記の後、H2 SO4 とH2 2 の混合溶
液を用いたウェット処理により、レジストパターン6よ
り露出している遮光層5(Mo膜)を除去する。これに
より、図12の構造を得る。
【0045】その後、O2 プラズマによるアッシング処
理で、残存しているレジストパターン6を除去する。こ
れにより図13の構造が得られる。これは前記した図1
に示す構造のハーフトーン位相シフトマスクである。
【0046】本例も、前記実施の形態例1と同様に、こ
の実施の形態例により得られたフォトマスクを用いて、
KrFエキシマレーザー光により露光すると、従来のハ
ーフトーン型位相シフトマスクで問題とされた下地から
の反射によるハレーション及び膜減りが、解像特性をほ
とんど劣化させることなく、図7に示されるようにパタ
ーン間の透過光が低減されることにより、抑制すること
が可能となる。このように、この実施の形態例も、実施
の形態例1と同じ作用効果を発揮することができる。
【0047】実施の形態例3 本例の工程を、図14乃至図18に示す。実施の形態例
1,2が、透明基板側から、基板/半透過膜(CrF膜
からなるハーフトーン位相シフタ膜)/遮光層の構造を
とるのに対し、この実施の形態例では、透明基板側か
ら、基板/遮光層/半透過膜(CrF膜からなるハーフ
トーン位相シフタ膜)の構造として、Deep UVフ
ォトリソグラフィ工程用Cr系単層ハーフトーン位相シ
フトマスクとした。特に本例では、透明基板3としての
石英基板/遮光層5としてMo膜/半透過膜としてCr
F膜の構造をとる。
【0048】CrF膜、Mo膜のそれぞれの膜厚は、実
施の形態例1と同じである。また本例では、遮光層5と
してのMo膜をサイドエッチングするが、その手法、及
びその他の手法については、実施の形態例1と同様の手
法を用いた。
【0049】本例においては、図14のように、透明基
板3(石英基板)/遮光層5(Mo膜)/半透過膜4
(CrF膜)の積層構造を形成した後、レジストパター
ン6を形成し(図15)、半透過膜4(CrF膜)及び
遮光層5(Mo膜)をパターニングし(図16)、その
後、遮光層5(Mo膜)をサイドエッチングして、図1
7の構造を得る。その後、レジストパターン6を除去し
て、図18の構造を得る。各工程の各手法は、実施の形
態例1の手法に準じて実施する。
【0050】本例も、実施の形態例1と同様の作用効果
を有する。 実施の形態例4 本例の工程を、図19乃至図23に示す。本例において
も、Deep UVフォトリソグラフィ工程用Cr系単
層ハーフトーン位相シフトマスクを得る。この実施の形
態例では、透明基板側から、基板/半透過膜(CrF膜
からなるハーフトーン位相シフタ膜)/遮光層/半透過
膜(CrF膜からなるハーフトーン位相シフタ膜)の構
造をとる。特に本例では、透明基板3としての石英基板
/半透過膜4aとしてCrF膜/遮光層5としてMo膜
/半透過膜4bとしてCrF膜の構造をとる。
【0051】CrF膜、Mo膜のそれぞれの膜厚(トー
タルの膜厚)は、実施の形態例1と同じである。また本
例では、遮光層5としてのMo膜をサイドエッチングす
るが、その手法、及びその他の手法については、実施の
形態例1と同様の手法を用いた。
【0052】本例においては、図19のように、透明基
板3(石英基板)/半透過膜4a(CrF膜)/遮光層
5(Mo膜)/半透過膜4b(CrF膜)の積層構造を
形成した後、レジストパターン6を形成し(図20)、
半透過膜4a(CrF膜)及び遮光層5(Mo膜)及び
半透過膜4b(CrF膜)をパターニングし(図2
1)、その後、遮光層5(Mo膜)をサイドエッチング
して、図22の構造を得る。その後、レジストパターン
6を除去して、図23の構造を得る。各工程の各手法
は、実施の形態例1の手法に準じて実施する。
【0053】本例により得られるフォトマスクについて
も、実施の形態例1のフォトマスクと同様の作用効果を
有する。
【0054】実施の形態例5〜8 上述した実施の形態例1〜4において、遮光層5を構成
する遮光用の金属膜としてMo膜の代わりにCr膜を同
様に成膜し、H2 SO4 とH2 2 の混合溶液の代わり
に硝酸セリウムアンモニウムを用いてこの遮光層5(C
r膜)のみを一部選択的に除去することにより、遮光層
5が異なり他は同様なフォトマスクが得られる。
【0055】このようにして得られたフォトマスクを用
いて、KrFエキシマレーザー光による露光を行うこと
により、上記実施の形態例1〜4と同様の作用効果が得
られる。
【0056】実施の形態例9 この実施の形態例は、本発明を、i線やg線を用いるフ
ォトソグラフィ技術について用いられるハーフトーン位
相シフトマスクに適用した。すなわち、次のようなi
線,g線フォトリソグラフィ工程用Cr系(ハーフトー
ン位相シフト材料がCrO、CrON等の等のCr系材
料からなる。ここではCrO)単層ハーフトーン位相シ
フトマスクとして具体化したものである。すなわち、こ
の実施の形態例に係るハーフトーン位相シフトマスク
は、露光光に対して透明な石英基板のみよりなる透過部
と、該透過部の周囲の該石英基板上にあり、露光光の波
長に対してd=kλ/2(n−1)(ここでnは位相シ
フターの、露光波長λに対する屈折率である。kは奇数
の整数である。)で表される膜厚dを有し(これは露光
波長λを180℃位相シフトさせるための条件であ
る)、かつ露光光に対する透過率が3〜20%、好まし
くは5〜20%であることを満たし得る半透過位相シフ
タ層からなる半透過位相シフト部と、さらに該半透過位
相シフト部の周囲の領域の半透過位相シフタ層上に遮光
層を形成して露光光を完全に遮光するか乃至は該半透過
位相シフタ層より透過率の低い遮光部とを備える構成の
ものである。
【0057】本例においても、i線,g線を用いて露光
を行う場合に、半透過位相シフト部の周囲の領域の半透
過位相シフタ層上に遮光層を形成して遮光部とする結
果、光透過領域より一定距離離れた領域を完全な遮光帯
で覆うことになりこれによって、パターニングに寄与し
ない余分な透過光によるハレーションや、レジストの膜
減りなどを防止することで、良好なパターン形状を得る
ことができる。この作用については、図7を用いて前記
説明したとおりである。
【0058】また本実施の形態例にあっては、上記ハー
フトーン位相シフトマスクを得るために、次の製造方法
をとる。すなわち、石英基板上に半透過位相シフタ層及
び遮光層を順次積層成膜する工程と、該遮光層上に電子
線レジストを塗布成膜し、電子線によるパターン描画及
び現像を行い、得られたレジストパターンをマスクとし
てエッチング(ウェットエッチングまたはドライエッチ
ング)により該遮光層及び半透過位相シフタ層にパター
ンを転写する工程と、薬液処理により該遮光層を基板面
と平行な方向(水平方向)に一定距離サイドエッチング
して、開口部からその距離Dだけ離れた領域に遮光部を
形成する工程と、残存したレジストを除去する工程とを
備えた製造工程により、ハーフトーン位相シフトマスク
を製造した。
【0059】本実施の形態例にあっては、半透過位相シ
フタ層がCrO、CrON等からなる構成にすることが
できる。以下の説明では、CrOとする場合で説明し
た。この場合に、半透過位相シフタ層として、CrO、
CrONを、CrをターゲットとしArとO2 との混合
ガス、もしくはArとO2 とN2 との混合ガスを原料ガ
スとした反応性スパッタ法により成膜する態様をとるこ
とができる。
【0060】また、本例の場合についても、遮光層が金
属Crまたは金属Moからなる構成にすることができ
る。遮光層及びシフタ層のパターニングとしては、形成
した遮光層及びシフタ層を、Cl2 とO2 との混合ガ
ス、あるいはCH2 Cl2 とO2との混合ガスを用いた
反応性イオンエッチングにより、連続的にエッチングす
る方法をとることができる。
【0061】本例の場合についても、遮光層が金属Mo
からなる場合には、過酸化水素と硫酸との混合液による
処理を行う態様をとることができる。遮光層が金属Cr
から場合には、硝酸セリウムアンモニウム系水溶液によ
る処理を行う態様をとることができる。
【0062】以下具体的に、図面を参照して、この実施
の形態例について説明する。本例は、先に説明した実施
の形態例1と同様に、図1、及び図2乃至図6を用いて
説明できるので、これらを参照する。
【0063】本実施の形態例においてはまず、透明基板
として用いる石英基板3上に、スパッタにより、ハーフ
トーン位相シフタ膜4を形成する。ここでは具体的に
は、ターゲットとしてCr、ガスとしてArとO2 との
混合ガス(圧力8Pa、O2 流量5sccm)を用いた
DC反応性スパッタにより、膜厚110nmのCrO膜
を形成してハーフトーン位相シフタ膜4とする。ここで
形成されたハーフトーン位相シフタ膜4(CrO膜)
の、i線(波長365nm)に対する屈折率n及び消衰
係数kは、それぞれ2.63、及び0.50であり、ま
た透過率は、10%である。さらに、このハーフトーン
位相シフタ膜4(CrO膜)の上に、遮光層5としてこ
こではMo金属膜を、20nm厚で、スパッタ法により
形成する。以上により、図2の構造とする。
【0064】上記得られた基板に、電子線レジストとし
て、ここではZEPポジ型電子線レジスト(日本ゼオン
製)を塗布し、電子線による描画、及び現像処理を行う
ことにより、所望のレジストパターン6を形成する。以
上により、図3の構造とする。
【0065】上記レジストパターン6をマスクとして、
遮光層5(Mo膜)と、ハーフトーン位相シフタ膜4
(CrO膜)を、パターニングする。ここではCH2
2 とO2 との混合ガスを用いた反応性イオンエッチン
グを5分間程度行って、図4に示すような所望のハーフ
トーン位相シフタパターンを得る。
【0066】次に、H2 SO4 とH2 2 の混合溶液を
用いたウェット処理により、遮光層5(Mo膜)を選択
的にエッチングして後退させる。ここでは、遮光層5
(Mo膜)を水平方向に約1μmサイドエッチングし
て、図5に示すように、ハーフトーン位相シフタ膜4の
開口部より外側に遮光層5の外縁が来るようにする。エ
ッチング時間等のエッチング条件は、上記した水平方向
への約1μmのサイドエッチングが適正に行われる条件
に設定する。
【0067】その後、レジスト除去を行う。ここでは、
2 プラズマによるアッシング処理を施して、レジスト
6を除去する。これにより図6の構造が得られる。これ
は前記した図1に示す構造のハーフトーン位相シフトマ
スクである。
【0068】本例も、図7により説明したとおり、本実
施の形態例により得られたフォトマスクを用いて、i線
露光を行うと、従来のハーフトーン型位相シフトマスク
で問題となっていた下地からの反射によるハレーション
及び膜減りを、解像特性をほとんど劣化させることな
く、解決することができる。またプロセス面について
は、従来例と工程数は変わらず、製品の高精度性及びプ
ロセスの簡略性は保証される。
【0069】本実施の形態例によれば、ハーフトーン位
相シフトマスクによる解像度、焦点深度の向上効果を低
減させることなく、ハーフトーン領域の透過光によるハ
レーションや、膜減りなどの影響を抑制することがで
き、よって微細なパターンも良好に精度良く形成するこ
とが可能になる。しかも、製造工程における電子線描画
回数も1回でよく、従来技術のCr系単層ハーフトーン
位相シフトマスクの製造工程と比べても、工程数の増加
などのプロセスの複雑化を伴わず、よって、この種のマ
スクの利点であるプロセスの簡略性及び高精度の加工
性、少欠陥性などの特長も、劣化しない。
【0070】実施の形態例10 この例は、実施の形態例9と同様な、図1に示す構造の
i線(またはg線)フォトリソグラフィ工程用単層ハー
フトーン位相シフトマスクとして本発明を具体化したも
のである。この実施の形態例に係るハーフトーン位相シ
フトマスクも、露光光に対して透明な石英基板のみより
なる透過部と、該透過部の周囲の該石英基板上にあり、
露光光の波長に対してd=kλ/2(n−1)(ここで
nは位相シフターの、露光波長λに対する屈折率であ
る。kは奇数の整数である。)で表される膜厚dを有し
(これは露光波長λを180℃位相シフトさせるための
条件である)、かつ露光光に対する透過率が3〜20
%、好ましくは5〜20%であることを満たし得る半透
過位相シフタ層からなる半透過位相シフト部と、さらに
該半透過位相シフト部の周囲の領域の半透過位相シフタ
層上に遮光層を形成して露光光を完全に遮光するか乃至
は該半透過位相シフタ層より透過率の低い遮光部とを備
える構成のものである。
【0071】本実施の形態例にあっては、上記ハーフト
ーン位相シフトマスクを得るために、次の製造方法をと
る。すなわち、石英基板上に半透過位相シフタ層及び遮
光層を順次積層成膜する工程と、該遮光層上に電子線レ
ジストを塗布成膜し、電子線によるパターン描画及び現
像を行い、得られたレジストパターンをマスクとしてエ
ッチング(ウェットエッチングまたはドライエッチン
グ)により該遮光層及び半透過位相シフタ層にパターン
を転写する工程と、該レジストパターンを酸素プラズマ
処理により一定厚さだけ等方的にエッチングする工程
と、薬液処理により該遮光層を部分除去する工程と、残
存したレジストを除去する工程とを備えた製造工程によ
り、ハーフトーン位相シフトマスクを製造した。
【0072】本実施の形態例における採用できる半透過
位相シフタ層や遮光層の材料、製法等は、実施の形態例
9と同様である。
【0073】本例について、図8乃至図13を参照し
て、説明する。
【0074】本実施の形態例においてはまず、透明基板
として用いる石英基板3上に、スパッタにより、ハーフ
トーン位相シフタ膜4を形成する。ここでは具体的に
は、ターゲットとしてCr、ガスとしてArとO2 との
混合ガス(圧力8Pa、O2 流量5sccm)を用いた
DC反応性スパッタにより、膜厚110nmのCrO膜
を形成してハーフトーン位相シフタ膜4とする。ここで
形成されたハーフトーン位相シフタ膜4(CrO膜)
の、i線(波長365nm)に対する屈折率n及び消衰
係数kは、それぞれ2.63、及び0.50であり、ま
た透過率は、10%である。さらに、このハーフトーン
位相シフタ膜4(CrO膜)の上に、遮光層5としてこ
こではMo金属膜を、20nm厚で、スパッタ法により
形成する。以上により、図8の構造とする。
【0075】上記得られた基板に、電子線レジストとし
て、ここではZEPポジ型電子線レジスト(日本ゼオン
製)を塗布し、電子線による描画、及び現像処理を行う
ことにより、所望のレジストパターン6を形成する。以
上により、図9の構造とする。
【0076】上記レジストパターン6をマスクとして、
遮光層5(Mo膜)と、ハーフトーン位相シフタ膜4
(CrF膜)を、パターニングする。ここではCH2
2 とO2 との混合ガスを用いた反応性イオンエッチン
グを5分間程度行って、図10に示すような所望のハー
フトーン位相シフタパターンを得る。
【0077】次に、O2 プラズマによるアッシング処理
を施して、レジストパターン6が水平方向に約1μm後
退するまで等方的エッチングを行った。これにより、図
11の構造を得る。
【0078】上記の後、H2 SO4 とH2 2 の混合溶
液を用いたウェット処理により、レジストパターン6よ
り露出している遮光層5(Mo膜)を除去する。これに
より、図12の構造を得る。
【0079】その後、O2 プラズマによるアッシング処
理で、残存しているレジストパターン6を除去する。こ
れにより図13の構造が得られる。これは前記した図1
に示す構造のハーフトーン位相シフトマスクである。
【0080】本例も、前記実施の形態例9と同様に、こ
の実施の形態例により得られたフォトマスクを用いて、
i線により露光すると、従来のハーフトーン型位相シフ
トマスクで問題とされた下地からの反射によるハレーシ
ョン及び膜減りが、解像特性をほとんど劣化させること
なく、図7に示されるようにパターン間の透過光が低減
されることにより、抑制することが可能となる。このよ
うに、この実施の形態例も、実施の形態例9と同じ作用
効果を発揮することができる。
【0081】実施の形態例11 本例の工程を、図14乃至図18を参照して説明する。
実施の形態例9,10が、透明基板側から、基板/半透
過膜(CrO膜からなるハーフトーン位相シフタ膜)/
遮光層の構造をとるのに対し、この実施の形態例では、
透明基板側から、基板/遮光層/半透過膜(CrO膜か
らなるハーフトーン位相シフタ膜)の構造として、i線
フォトリソグラフィ工程用Cr系単層ハーフトーン位相
シフトマスクとした。特に本例では、透明基板3として
の石英基板/遮光層5としてMo膜/半透過膜としてC
rO膜の構造をとる。
【0082】CrO膜、Mo膜のそれぞれの膜厚は、実
施の形態例9と同じである。また本例では、遮光層5と
してのMo膜をサイドエッチングするが、その手法、及
びその他の手法については、実施の形態例9と同様の手
法を用いた。
【0083】本例においては、図14のように、透明基
板3(石英基板)/遮光層5(Mo膜)/半透過膜4
(CrO膜)の積層構造を形成した後、レジストパター
ン6を形成し(図15)、半透過膜4(CrO膜)及び
遮光層5(Mo膜)をパターニングし(図16)、その
後、遮光層5(Mo膜)をサイドエッチングして、図1
7の構造を得る。その後、レジストパターン6を除去し
て、図18の構造を得る。各工程の各手法は、実施の形
態例9の手法に準じて実施する。
【0084】本例も、実施の形態例9と同様の作用効果
を有する。
【0085】実施の形態例12 本例の工程を、図19乃至図23を参照して説明する。
本例においても、i線フォトリソグラフィ工程用Cr系
単層ハーフトーン位相シフトマスクを得る。この実施の
形態例では、透明基板側から、基板/半透過膜(CrO
膜からなるハーフトーン位相シフタ膜)/遮光層/半透
過膜(CrO膜からなるハーフトーン位相シフタ膜)の
構造をとる。特に本例では、透明基板3としての石英基
板/半透過膜4aとしてCrO膜/遮光層5としてMo
膜/半透過膜4bとしてCrO膜の構造をとる。
【0086】CrO膜、Mo膜のそれぞれの膜厚(トー
タルの膜厚)は、実施の形態例9と同じである。また本
例では、遮光層5としてのMo膜をサイドエッチングす
るが、その手法、及びその他の手法については、実施の
形態例9と同様の手法を用いた。
【0087】本例においては、図19のように、透明基
板3(石英基板)/半透過膜4a(CrO膜)/遮光層
5(Mo膜)/半透過膜4b(CrO膜)の積層構造を
形成した後、レジストパターン6を形成し(図20)、
半透過膜4a(CrO膜)及び遮光層5(Mo膜)及び
半透過膜4b(CrF膜)をパターニングし(図2
1)、その後、遮光層5(Mo膜)をサイドエッチング
して、図22の構造を得る。その後、レジストパターン
6を除去して、図23の構造を得る。各工程の各手法
は、実施の形態例9の手法に準じて実施する。
【0088】本例により得られるフォトマスクについて
も、実施の形態例9のフォトマスクと同様の作用効果を
有する。
【0089】実施の形態例13〜16 上述した実施の形態例9〜12において、ハーフトーン
位相シフタ層4を構成する材料として、CrOの代わり
にCrONを用いた。すなわち、透明基板として用いる
石英基板3上に、スパッタにより、ハーフトーン位相シ
フタ膜4を形成する際、ターゲットとしてCr、ガスと
してArとO2 とN2 との混合ガスを用いたDC反応性
スパッタにより、膜厚120nmのCrON膜を形成し
てハーフトーン位相シフタ膜4とする。ここで形成され
たハーフトーン位相シフタ膜4(CrON膜)の、i線
(波長365nm)に対する屈折率n及び消衰係数k
は、それぞれ2.67、及び0.47であり、また透過
率は、10%になるように設定した。その後、実施の形
態例9〜12と同様にして、ハーフトーン位相シフトマ
スクを得た。
【0090】本例により得られるフォトマスクについて
も、i線による露光を行うことにより、実施の形態例9
〜12のフォトマスクと同様の作用効果を有する。
【0091】上述した実施の形態例9〜16において、
遮光層5を構成する遮光用の金属膜としてMo膜の代わ
りにCr膜を同様に成膜し、H2 SO4 とH2 2 の混
合溶液の代わりに硝酸セリウムアンモニウムを用いてこ
の遮光層5(Cr膜)のみを一部選択的に除去すること
により、遮光層5が異なり他は同様なフォトマスクが得
られる。
【0092】このようにして得られたフォトマスクを用
いて、i線による露光を行うことにより、上記実施の形
態例9〜12と同様の作用効果が得られる。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、パターニングに寄与し
ない余分な光による作用、たとえば余分な透過光による
ハレーションや、これによるレジストの膜減りなどの発
生を防止した、良好なパターンが得られるハーフトーン
位相シフトマスクを提供することができ、また、その製
造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態例に係るハーフトーン位
相シフトマスクの構成を示す図である。
【図2】 実施の形態例1(及び9)の工程を示す図で
ある(1)。
【図3】 実施の形態例1(及び9)の工程を示す図で
ある(2)。
【図4】 実施の形態例1(及び9)の工程を示す図で
ある(3)。
【図5】 実施の形態例1(及び9)の工程を示す図で
ある(4)。
【図6】 実施の形態例1(及び9)の工程を示す図で
ある(5)。
【図7】 実施の形態例の作用効果を説明する図であ
る。
【図8】 実施の形態例2(及び10)の工程を示す図
である(1)。
【図9】 実施の形態例2(及び10)の工程を示す図
である(2)。
【図10】 実施の形態例2(及び10)の工程を示す
図である(3)。
【図11】 実施の形態例2(及び10)の工程を示す
図である(4)。
【図12】 実施の形態例2(及び10)の工程を示す
図である(5)。
【図13】 実施の形態例2(及び10)の工程を示す
図である(6)。
【図14】 実施の形態例3(及び11)の工程を示す
図である(1)。
【図15】 実施の形態例3(及び11)の工程を示す
図である(2)。
【図16】 実施の形態例3(及び11)の工程を示す
図である(3)。
【図17】 実施の形態例3(及び11)の工程を示す
図である(4)。
【図18】 実施の形態例3(及び11)の工程を示す
図である(5)。
【図19】 実施の形態例4(及び12)の工程を示す
図である(1)。
【図20】 実施の形態例4(及び12)の工程を示す
図である(2)。
【図21】 実施の形態例4(及び12)の工程を示す
図である(3)。
【図22】 実施の形態例4(及び12)の工程を示す
図である(4)。
【図23】 実施の形態例4(及び12)の工程を示す
図である(5)。
【図24】 従来技術に係るハーフトーン位相シフトマ
スクの構成を示す図である。
【図25】 従来技術の工程を示す図である(1)。
【図26】 従来技術の工程を示す図である(2)。
【図27】 従来技術の工程を示す図である(3)。
【図28】 従来技術の工程を示す図である(4)。
【図29】 従来技術の工程を示す図である(5)。
【図30】 従来技術の問題点を示す図である(5)。
【符号の説明】
1’・・・透過部、2’・・・半透過部、3・・・透明
基板(石英基板)、4・・・半透過位相シフタ層、5・
・・遮光膜、6・・・レジストパターン(EBレジス
ト)、15・・・遮光部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトリソグラフィ工程で用いられるフ
    ォトマスクにおいて、 露光光に対して透明な透明基板のみよりなる透過部と、 該透過部の周囲の該透明基板上にあり、露光光の位相を
    シフトさせるとともに露光光を半透過させる半透過位相
    シフタ層からなる半透過位相シフト部と、 さらに該半透過位相シフト部の周囲の領域に遮光層によ
    り形成した露光光を完全に遮光するか乃至は該半透過位
    相シフタ層より透過率の低い遮光部とを備えることを特
    徴とするハーフトーン位相シフトマスク。
  2. 【請求項2】前記半透過位相シフタ層が、高融点金属系
    材料からなることを特徴とする請求項1に記載のハーフ
    トーン位相シフトマスク。
  3. 【請求項3】前記半透過位相シフタ層が、CrFからな
    ることを特徴とする請求項1に記載のハーフトーン位相
    シフトマスク。
  4. 【請求項4】前記半透過位相シフタ層が、CrOもしく
    はCrONからなることを特徴とする請求項1に記載の
    ハーフトーン位相シフトマスク。
  5. 【請求項5】前記半透過位相シフト部が、露光光に対す
    る透過率が3〜20%であることを満たし得る半透過位
    相シフタ層からなることを特徴とする請求項1に記載の
    ハーフトーン位相シフトマスク。
  6. 【請求項6】フォトリソグラフィ工程で用いられるフォ
    トマスクであり、 露光光に対して透明な透明基板のみよりなる透過部と、 該透過部の周囲の該透明基板上にあり、露光光の位相を
    シフトさせるとともに露光光を半透過させる半透過位相
    シフタ層からなる半透過位相シフト部と、 さらに該半透過位相シフト部の周囲の領域に遮光層によ
    り形成した露光光を完全に遮光するか乃至は該半透過位
    相シフタ層より透過率の低い遮光部とを備えるハーフト
    ーン位相シフトマスクの製造方法であって、 透明基板上に少なくとも前記半透過位相シフタ層及び前
    記遮光層を順不同に積層成膜する工程と、 前記遮光層を前記半透過位相シフタ層よりも前記透過部
    に対して外側に後退させる工程とを備えることを特徴と
    するハーフトーン位相シフトマスクの製造方法。
  7. 【請求項7】透明基板上に前記半透過位相シフタ層及び
    前記遮光層を順不同に積層成膜する工程と、 該遮光層上に電子線レジストを塗布成膜し、電子線によ
    るパターン描画及び現像を行い、得られたレジストパタ
    ーンをマスクとしてエッチングにより該遮光層及び半透
    過位相シフタ層にパターンを転写する工程と、該遮光層
    を基板面と平行な方向にサイドエッチングする工程と、
    残存したレジストを除去する工程とを備えることを特徴
    とする請求項6に記載のハーフトーン位相シフトマスク
    の製造方法。
  8. 【請求項8】透明基板上に前記半透過位相シフタ層及び
    前記遮光層を順不同に積層成膜する工程と、 該遮光層上に電子線レジストを塗布成膜し、電子線によ
    るパターン描画及び現像を行い、得られたレジストパタ
    ーンをマスクとしてエッチングにより該遮光層及び半透
    過位相シフタ層にパターンを転写する工程と、該レジス
    トパターンをプラズマ処理により等方的にエッチングす
    る工程と、該遮光層を除去する工程と、残存したレジス
    トを除去する工程とを備えることを特徴とする請求項6
    に記載のハーフトーン位相シフトマスクの製造方法。
  9. 【請求項9】前記半透過位相シフト部が、露光光に対す
    る透過率が3〜20%であることを満たし得る半透過位
    相シフタ層からなることを特徴とする請求項6に記載の
    ハーフトーン位相シフトマスクの製造方法。
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