JP2000221660A - マスク構造体の製造方法 - Google Patents

マスク構造体の製造方法

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JP2000221660A JP2533299A JP2533299A JP2000221660A JP 2000221660 A JP2000221660 A JP 2000221660A JP 2533299 A JP2533299 A JP 2533299A JP 2533299 A JP2533299 A JP 2533299A JP 2000221660 A JP2000221660 A JP 2000221660A
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/29Rim PSM or outrigger PSM; Preparation thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己整合的にエッジを形成する。 【解決手段】 石英基板11上にシフタ層として、所望
の位相角度分のフッ化クロム膜12を成膜し、このフッ
化クロム膜12上にスパッタリング法を用いて膜厚約1
000オングストロームのクロム膜13を成膜する。更
に、このクロム膜13上に1回目のフォトレジストパタ
ーン14を形成する。その後に、フォトレジストパター
ン14を第1のマスクとして、フォトレジストパターン
14に覆われていない部分のクロム膜13をエッチング
により除去する。また、クロム膜13のパターンとフォ
トレジストパターン14の境界、又はクロム膜13のパ
ターンと位相シフタ層であるフッ化クロム膜12の境界
が、第1のエッチングマスクのパターンエッジの位置に
よって自己整合的に決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
製造等で使用するマスク構造体の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自己整合による位相シフ
ト型マスクの製造方法は、TechnicalDigest of IEDM、1
990、P817 、K.Nakagawa et.al.の論文 において開示さ
れており、シフタ層の下に遮光層としてクロム膜が形成
されており、このクロム膜のサイドエッチングによりシ
フタ層を形成するため、遮光層のエッジとシフタ層のエ
ッジが自己整合的に形成される。
【0003】また、特開平9−292702号公報にお
いても、自己整合による位相シフト型マスクの製造方法
が開示されている。この方法においてはクロムパターン
を形成しレジストを塗布した後に、このレジスト表面を
現像液に対して難溶化し、レジスト上部をクロム遮光層
より外側になるようにし、この難溶化したレジスト層パ
ターンをマスクにシフト層を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た論文による方法においては、遮光部のエッジがクロム
膜のサイドエッチングにより形成されるため、エッチン
グの終点のばらつきにより遮光部が正確に形成できない
という問題点がある。
【0005】また、特開平9−292702号公報によ
る方法においては、レジスト不溶化層の形成時に寸法の
ばらつきによる誤差が生じ、マスクを用いた際の焼き付
け像の寸法誤差が大きくなり、透過部分とシフタ部分の
境界が正確に形成できないという問題点がある。
【0006】また、ハーフトーンマスクは完全に遮光し
ないため像のシャープさは向上するが、ハーフトーン部
の透過率分の背景光が像に乗ってしまう。
【0007】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
エッジを正確に形成できるマスク構造体の製造方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るマスク構造体の製造方法は、遮光膜パタ
ーンと露光光の位相を変化させる位相シフタと基板材料
から成るマスク構造体の製造方法において、前記遮光膜
パターンと非遮光膜パターンの境界、又は前記遮光膜パ
ターンと前記位相シフタの境界、又は前記非遮光膜パタ
ーンと前記位相シフタの境界を第1のマスクのパターン
エッジの位置によって自己整合的に決定することを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0010】図1は第1の実施例における位相シフト型
マスクの製作模式図を示しており、先ず図1(a)に示す
ように石英基板1上にスパッタリング法により遮光層と
して膜厚約1000オングストロームのクロム膜2を成
膜する。また、本実施例においては成膜しないが、パタ
ーニングの解像力の向上のために、クロム膜2上に膜厚
約200〜300オングストロームの酸化クロム等の反
射防止膜を成膜してもよい。続いて、クロム膜2上にフ
ォトレジストを塗布し、第1のマスクとして1回目のフ
ォトレジストパターン3をEB描画装置、イオン描画装
置等を用い形成する。また、同一マスクを大量に作製す
る際には、用途によっては半導体露光装置を用いること
もできる。
【0011】更に、図1(b)に示すように、フォトレジ
ストパターン3をマスクとしてクロム膜2を、例えば平
行平板型のRIE装置(リアクティブイオンエッチング
装置)において、塩素ガス或いは塩素ガスと酸素の混合
ガスを用い、フォトレジストパターン3の覆われていな
い部分のクロム膜2をエッチングする。また、エッチン
グにはスパッタエッチングや、特にフッ化物系材料の場
合に最適なイオンミリング法、ICP法やUHFプラズ
マ法等の低圧高密度プラズマを用いたエッチング方法を
用いてもよい。
【0012】次に図1(c)に示すように、フォトレジス
トパターン3を酸素アッシング法或いは剥離液を用いて
剥離する。これにより残されたクロム膜2のクロムパタ
ーンを用い、以下に示す工程を経ることにより、全ての
段の位置及び遮光膜の位置を決定することができる。更
に、フォトレジストパターン3を剥離した石英基板1及
びクロム膜2上にネガレジスト4を塗布し、背面から露
光する。
【0013】そして、図1(d)に示すように、ネガレジ
スト4を現像することにより、クロム膜2に覆われてい
ない部分にのみに、第2のマスクとしてネガレジストパ
ターン5を残すことができる。この際に、クロム膜2自
体がネガレジスト4の露光のためのコンタクトマスクと
なるため、完全に正確なアライメントになる。
【0014】次に、図1(e)に示すように、2回目のフ
ォトレジストパターン6を形成する。更に図1(f)に示
すように、ネガレジストパターン5、フォトレジストパ
ターン6に覆われていない部分のクロム膜2を硝酸セリ
ウムアンモニウム、過塩素酸、水の混合液を用い、エッ
チングすることにより除去する。
【0015】続いて、図1(g)に示すように、ネガネガ
レジストパターン5及びフォトレジストパターン6をマ
スクとし、基板1における所望の位相角度分をRIE装
置等を用い、流量20sccmのCF4 と流量3scc
mの水素の混合ガスを圧力4Pa、RFパワー60Wに
おいてエッチングすることにより除去する。
【0016】その後に、図1(h)に示すように、ネガレ
ジストパターン5、フォトレジストパターン6をアッシ
ング法により除去する。
【0017】また、図2は図1(h)において得られた位
相シフト型マスクの平面図を示しており、B=0.3μ
m×5=1.5μmのコンタクトホールパターンの場合
に、例えばKrF(λ=248nm)、NA=0.4
2、照明光σ=0.5の条件においては、シフタ部の寸
法Aは0.5μm±0.05μm程度が好適である。
【0018】本実施例によるマスクは、リング照明等の
変形照明と組み合わせることでも効果を発揮する。ま
た、照明光σは0.3〜0.5程度で用いることも効果
的である。
【0019】このようにして作製した位相シフト型マス
クは、i線、KrF、ArFを用いた半導体露光装置用
のマスクとして使用することができ、高精度のパターニ
ングが可能となる。更に、この位相シフト型マスクを使
用することにより、作製したデバイスの歩留りも向上
し、デバイスの低コスト化が可能となる。
【0020】また、図1(e)に示す状態において、ネガ
レジストパターン5とフォトレジストパターン6がミキ
シングすることにより、フォトレジストパターン6が正
常に形成されない場合には、図1(d)に示す状態におい
て、例えば200℃におけるハードベークすることによ
り、この問題を回避することができる。
【0021】また別の手段として、図1(c)の状態にお
いて背面露光した後に、所望のマスクで、通常のステッ
パにより露光を行うことにより、フォトレジストパター
ン6の使用を省略することも可能である。
【0022】また、本実施例においては、基板材料とし
て石英を使用したが、フッ化カルシウム、フッ化マグネ
シウム、フッ化リチウム、フッ化アルミニウム等のフッ
化物を用いてもよい。特にフッ化物はArFレーザー
光、フッ素レーザー光等の短波長を用いる露光装置に用
いるマスクに有効であり、また石英はArFエキシマレ
ーザー光、KrFエキシマレーザー光、超高圧水銀ラン
プを使用するi線等を用いる露光装置に用いるマスクに
好適である。
【0023】また、本実施例においては遮光層としクロ
ム膜2を用いたが、タングステン、アルミニウム、モリ
ブデン等の金属材料等の遮光性のある材料を用いてもよ
い。
【0024】図3は第2の実施例における位相シフト型
マスクの製作模式図を示しており、先ず図3(a)に示す
ように石英基板11上にシフタ層として、例えば所望の
位相角度分のフッ化クロム膜12を成膜する。また、こ
のシフタ層には通常では、透過率が10%程度のCrO
N、CrO、MoSi、MoSiON、MoSiO、S
iN、又はCrFの何れか、或いはこの組み合わせた半
透明材料を用いる。続いて、フッ化クロム膜12上にス
パッタリング法を用いて、膜厚約1000オングストロ
ームのクロム膜13を成膜する。更に、このクロム膜1
3上に1回目のフォトレジストパターン14を形成す
る。
【0025】その後に、図3(b)に示すようにフォトレ
ジストパターン14を第1のマスクとして、フォトレジ
ストパターン14に覆われていない部分のクロム膜13
を第1の実施例と同様にエッチングにより除去する。
【0026】本実施例においては、クロム膜13のパタ
ーンとフォトレジストパターン14の境界、又はクロム
膜13のパターンと位相シフタ層であるフッ化クロム膜
12の境界が、第1のエッチングマスクのパターンエッ
ジの位置によって自己整合的に決定される。次に、図3
(c)に示すように、第1の実施例と同様にフォトレジス
トパターン14を剥離し、ネガレジスト15を塗布し背
面から露光する。また、露光する場合に、マスク上に適
当な間隔を空け、ペリクルと呼ばれる極薄シートでマス
クを覆う場合もある。このようにすることで、マスク面
上に付着する塵埃の影響を低減することができ、マスク
を用いて作製したデバイスの歩留り向上が期待できる。
【0027】そして、図3(d)に示すように、現像する
ことによりクロム膜13の覆われていない部分にのみ
に、第2のマスクとしてネガレジストパターン16を残
すことができる。この際に、クロム膜13自体がネガレ
ジストの露光のためのコンタクトマスクとなるため、完
全に正確なアライメントとなる。
【0028】本実施例においては、フッ化クロム膜12
とクロム膜13或いはフッ化クロム膜12と非遮光部の
境界が、一部は遮光層として使用する第1のマスク又は
第1のマスクより転写されたマスクパターンをマスクと
して、エッチングにより形成することによりアライメン
トエラーが実際上発生せず、従来の課題を解決すること
ができる。
【0029】次に、図3(e)に示すように、第3のマス
クとして2回目のフォトレジストパターン17を形成す
る。続いて、図3(f)に示すように、ネガレジストパタ
ーン16、フォトレジストパターン17に覆われない部
分のクロム膜13を第1の実施例と同様にエッチングに
より除去する。更に、図3(g)に示すように、ネガレジ
ストパターン16及びレジスト12をマスクにし、シフ
タ層であるフッ化クロム膜12をエッチングする。次
に、図3(h)に示すように、第1の実施例と同様にネガ
レジストパターン16、フォトレジストパターン17を
アッシング法により除去することにより完成する。図4
は図3(h)において得られた位相シフト型マスクの平面
図を示している。
【0030】このようにして作製した位相シフト型マス
クを用いることにより、高精度なパターン形成が可能と
なり、更にこれを用いることにより、作製したデバイス
の歩留りも向上し、低価格化可能となる。本実施例によ
り作製された位相シフト型マスクは不要な部分が遮光さ
れており、背景光が像に乗ってしまう問題を回避でき、
しかもパターン部の光強度が低下しないというハーフト
ーンの利点を享受できる。
【0031】図5は第3の実施例における位相シフト型
マスクの製作模式図を示しており、先ず図5(a)に示す
ように石英基板21上にスパッタリング法を用いて、膜
厚約1000オングストロームのクロム膜22を成膜す
る。また、本実施例においては成膜しないが、パターニ
ングの解像力の向上のために、クロム膜22上に膜厚約
200〜300オングストロームの酸化クロム等の反射
防止膜を成膜してもよい。続いて、クロム膜22にフォ
トレジストを塗布し、フォトレジストパターン23を形
成する。
【0032】更に図5(b)に示すように、このフォトレ
ジストパターン23をマスクとしてクロム膜22を第1
の実施例と同様に例えば、RIE装置において塩素ガス
或いは塩素ガスと酸素の混合ガスを用い、フォトレジス
トパターン23の覆われていない部分のクロム膜22を
エッチングする。
【0033】図5(c)に示すように、フォトレジストパ
ターン23をマスクとし、石英基板21を所望の位相角
度分だけ、例えば平行平板型のRIE装置を用いて流量
20sccmのCH4と流量3sccmの水素の混合ガ
スを圧力4Pa、RFパワー60Wにおいてエッチング
する。続いて、図5(d)に示すように、フォトレジスト
パターン23を酸素アッシング法或いは剥離液を用いて
により剥離する。これにより、残されたクロム膜22の
クロムパターンを用い、以下の工程を経ることにより、
全ての段の位置及び遮光膜の位置を決定することができ
る。
【0034】次に、図5(e)に示すように、フォトレジ
ストを塗布て2回目のフォトレジストパターン24を成
形する。更に図5(f)に示すように、フォトレジストパ
ターン24に覆われない部分のクロム膜22を、例えば
硝酸セリウムアンモニウム、過塩素酸、水の混合液を用
いてエッチングすることにより除去する。その後に、図
5(g)に示すようにフォトレジストパターン24をアッ
シング法により除去する。
【0035】また、図6は図5(g)において得られた位
相シフト型マスクの平面図を示している。
【0036】図7は第1〜3実施例により作製した位相
シフト型マスクを用い、i線或いはKrF、ArF等の
紫外線を用いた半導体用露光装置の概略図を示してい
る。この半導体露光装置において、波長248nmを有
する照明系31により出射した光束は、位相シフト型マ
スク33を照射し、この位相シフト型マスク33に描か
れたパターンを結像光学系34により、ステー35に保
持されたステージ36上の基板37に5分の1の縮小倍
率で、描画する。更に、照明系31には図示しない円形
光源、4重極照明光源、輪帯照明光源等の変形照明モー
ドヘの切換機構が備えられている。本装置を用いること
により、微細で良好なプロファイルを有するレジストパ
ターンを安定した線幅で形成することができる。
【0037】図8はICやLSI等の半導体チップ、液
晶パネル或いはCCD等の半導体デバイスの製造工程の
フローチャート図を示している。先ず、ステップS1に
おいて半導体デバイスの回路設計を行い、続いてステッ
プS2においてステップS1で設計した回路パターンを
EB描画装置等を用いマスクを作成する。
【0038】一方、ステップS3においてシリコン等の
材料を用いてウェハを製造する。その後に、前工程と呼
ばれるステップS4において、ステップS2、S3にお
いて用意したマスク及びウェハを用い、リソグラフィ技
術によってウェハ上に回路を形成する。その後に、第
1、第2の実施例において得られた位相シフト型マスク
を露光装置内にローディングする。マスクを搬送しマス
クチャックにチャッキングする。
【0039】次に、ウェハをローディングしてアライメ
ントのずれを検出して、ウェハステージを駆動して位置
合わせを行い、アライメントが合致すると露光を行う。
露光の終了後に、ウェハは次のショットへステップ移動
し、アライメント以下の動作を行う。
【0040】更に、後工程と呼ばれるステップS5にお
いて、ステップS4によって製造されたウェハを用いて
ダイシング、ボンディング等のアッセンブリ工程、チッ
プ封入等のパッケージング工程を経て半導体チップ化す
る。チップ化された半導体デバイスは、ステップS6に
おいて動作確認テスト、耐久テスト等の検査を行う。こ
のような一連の工程を経て半導体デバイスは完成し、ス
テップS7に進み出荷される。
【0041】図9は図8におけるステップS3におい
て、ウェハ製造の詳細な製造工程のフローチャート図を
示している。先ず、ステップS11においてウェハ表面
を酸化させる。続いて、ステップS12においてウェハ
表面をCVD法により絶縁膜を形成し、ステップS13
において電極を蒸着法により形成する。更にステップS
14に進み、ウェハにイオンを打込む。続いて、ステッ
プS15においてウェハ上に感光剤を塗布する。ステッ
プS16で図7において説明した半導体露光装置により
マスクの回路パターンをウェハ上の感光剤上に焼付け
る。
【0042】ステップS17において、ステップS16
において露光したウェハ上の感光剤を現像する。更に、
ステップS18でステップS17において現像したレジ
スト像以外の部分をエッチングする。その後に、ステッ
プS19においてエッチングが済んで不要となったレジ
ストを剥離する。更に、これらの一連の工程を繰り返し
行うことにより、ウェハ上に多重の回路パターンを形成
することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るマスク
構造体の製造方法は、高精度のマスクにより、露光パタ
ーンの精度が向上し、高精度のマスク作製の工程が自己
整合的にエッジを形成し、工程管理が簡略化でされ、マ
スク作製のコストを削減でき、高精度なパターンが形成
可能となり、またこれを用い作製したデバイスの歩留り
が向上し低価格化可能となる。
【0044】また、マスク構造体を用いた本露光方法で
は、解像度及び焦点深度が改善され、微細で良好なプロ
ファイルをもつレジストパターンが、安定した線幅で形
成可能であり、更に従来は製造が難しかった高集積度の
半導体デバイスを容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の製作模式図である。
【図2】位相シフト型マスクの平面図である。
【図3】第2の実施例の製作模式図である。
【図4】位相シフト型マスクの平面図である。
【図5】第3の実施例の製作模式図である。
【図6】位相シフト型マスクの平面図である。
【図7】露光装置の構成図である。
【図8】半導体素子の製造方法のフローチャート図であ
る。
【図9】半導体素子の製造方法のフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1、11、21 基板 2、13、22 クロム膜 3、6、14、17、23、24 フォトレジストパタ
ーン 4、15 ネガレジスト 5、16 ネガレジストパターン 12 フッ化クロム膜

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮光膜パターンと露光光の位相を変化さ
    せる位相シフタと基板材料から成るマスク構造体の製造
    方法において、前記遮光膜パターンと非遮光膜パターン
    の境界、又は前記遮光膜パターンと前記位相シフタの境
    界、又は前記非遮光膜パターンと前記位相シフタの境界
    を第1のマスクのパターンエッジの位置によって自己整
    合的に決定することを特徴とするマスク構造体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 一部は遮光層として使用する前記第1の
    マスクを所望の形状に加工し、遮光層のない部分に第2
    のマスクを形成した後に、前記第1のマスクの必要とさ
    れる部分を第3のマスクで覆い、前記第2、第3のマス
    クに覆われない部分の前記第1のマスクを除去し、続い
    てマスク材料を所望の深さにエッチングし、前記第2、
    第3のマスクを除去する工程を含み位相シフト型マスク
    を製造する請求項1に記載のマスク構造体の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板上にシフタ層を形成し、引き続いて
    一部分は遮光層に利用する前記第1のマスクを成膜した
    後に、前記第1のマスクを所望の形状にパターニング
    し、前記第1のマスクのない部分に第2のマスクを形成
    した後に、前記第1のマスクの必要とされる部分を第3
    のマスクで覆い、前記第2、第3のマスクに覆われない
    部分の前記第1のマスクを除去し、前記第2、第3のマ
    スクによりシフタ層をエッチング除去し、前記第2、第
    3のマスクを除去する工程を含み位相シフト型マスクを
    製造する請求項1に記載のマスク構造体の製造方法。
  4. 【請求項4】 一部は遮光層として使用する前記第1の
    マスクを所望の形状に加工し、前記第1のマスクのない
    部分及び前記第1のマスクのない遮光層として必要とさ
    れる部分に第2のマスクを形成した後に、前記第2のマ
    スクに覆われない部分の前記第1のマスクを除去し、続
    いてマスク材料を所望の深さにエッチングし、前記第2
    のマスクを除去する工程を含み位相シフト型マスクを製
    造する請求項1に記載のマスク構造体の製造方法。
  5. 【請求項5】 基板上にシフタ層を形成し、続いて一部
    分は遮光層に利用する前記第1のマスクを成膜した後
    に、前記第1のマスクを所望の形状にパターニングし、
    前記第1のマスクのない部分及び前記第1のマスクのう
    ち遮光層として必要とされる部分に第2のマスクを形成
    した後に、前記第2のマスクに覆われない部分の前記第
    1のマスクを除去し、続いて前記シフタ層をエッチング
    して除去し、前記第2のマスクを除去する工程を含み位
    相シフト型マスクを製造する請求項1に記載のマスク構
    造体の製造方法。
  6. 【請求項6】 一部は遮光層として使用する前記第1の
    マスクを所望の形状に加工し、前記第1のマスクにより
    マスク材料を所定の深さにエッチングし、第2のマスク
    により遮光層として使用する部分を覆い、前記第2のマ
    スクに覆われない部分の前記第1のマスクを除去し、前
    記第2のマスクを除去する工程を含み位相シフト型マス
    クを製造する請求項1に記載のマスク構造体の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記第1のマスクを金属又は反射防止層
    付き金属とし、前記基板を石英又はフッ化物系材料又は
    フッ化カルシウムとし、前記第2のマスクをネガレジス
    トとした請求項2〜6の何れか1つの請求項に記載のマ
    スク構造体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1のマスクを金属又は反射防止付
    き金属とし、前記基板を石英又はフッ化物系材料又はフ
    ッ化カルシウム、前記第2のマスクをネガレジストとし
    た請求項2〜6の何れか1つの請求項に記載のマスク構
    造体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1のマスクをクロム又は反射防止
    層付きクロムとした請求項7又は8に記載のマスク構造
    体の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1のマスクを光の反射材料とし
    た請求項1〜6の何れか1つの請求項に記載のマスク構
    造体の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1のマスクを光の反射材料と反
    射防止材料の2層であり、母材側が光の反射材料とする
    請求項1〜6の何れか1つの請求項に記載のマスク構造
    体の製造方法。
  12. 【請求項12】 シフタ層をCrON、CrO、MoS
    i、MoSiON、MoSiO、SiN、或いはCrF
    の何れか又はこの組み合わせとした請求項3、5〜11
    の何れか1つの請求項に記載のマスク構造体の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12に記載の方法により作
    製した位相シフト型マスク。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の方法により作製し
    た位相シフト型マスクにより作製したデバイス。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の方法により作製し
    た位相シフト型マスクを用いた露光方法。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載の方法により作製し
    た位相シフト型マスクを用いた露光装置。
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