JP3416554B2 - マスク構造体の製造方法 - Google Patents

マスク構造体の製造方法

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JP3416554B2 JP02533299A JP2533299A JP3416554B2 JP 3416554 B2 JP3416554 B2 JP 3416554B2 JP 02533299 A JP02533299 A JP 02533299A JP 2533299 A JP2533299 A JP 2533299A JP 3416554 B2 JP3416554 B2 JP 3416554B2
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/29Rim PSM or outrigger PSM; Preparation thereof

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
製造等で使用するマスク構造体の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自己整合による位相シフ
ト型マスクの製造方法は、TechnicalDigest of IEDM、1
990、P817 、K.Nakagawa et.al.の論文 において開示さ
れており、シフタ層の下に遮光層としてクロム膜が形成
されており、このクロム膜のサイドエッチングによりシ
フタ層を形成するため、遮光層のエッジとシフタ層のエ
ッジが自己整合的に形成される。
【0003】また、特開平9−292702号公報にお
いても、自己整合による位相シフト型マスクの製造方法
が開示されている。この方法においてはクロムパターン
を形成しレジストを塗布した後に、このレジスト表面を
現像液に対して難溶化し、レジスト上部をクロム遮光層
より外側になるようにし、この難溶化したレジスト層パ
ターンをマスクにシフト層を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た論文による方法においては、遮光部のエッジがクロム
膜のサイドエッチングにより形成されるため、エッチン
グの終点のばらつきにより遮光部が正確に形成できない
という問題点がある。
【0005】また、特開平9−292702号公報によ
る方法においては、レジスト不溶化層の形成時に寸法の
ばらつきによる誤差が生じ、マスクを用いた際の焼き付
け像の寸法誤差が大きくなり、透過部分とシフタ部分の
境界が正確に形成できないという問題点がある。
【0006】また、ハーフトーンマスクは完全に遮光し
ないため像のシャープさは向上するが、ハーフトーン部
の透過率分の背景光が像に乗ってしまう。
【0007】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
エッジを正確に形成できるマスク構造体の製造方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るマスク構造体の製造方法は、遮光膜パタ
ーンと、非遮光部の他の部分と露光光の位相が異なる位
相シフタ部と基板材料とを有するマスク構造体の製造方
法において、前記基板材料上に遮光膜を形成する工程
と、前記遮光膜上に第1のマスクを形成する工程と、前
記第1のマスクに覆われない個所の前記遮光膜をエッチ
ング除去する工程と、前記第1のマスクを除去する工程
と、前記遮光膜のない部分及び前記遮光膜の必要とされ
る部分を覆う第2のマスクを形成する工程と、前記第2
のマスクに覆われない個所の前記遮光膜をエッチング除
去して遮光膜パターンを形成する工程と、前記第2のマ
スクに覆われない個所の前記遮光膜をエッチング除去し
た部分に位相シフタ部を形成する工程と、前記第2のマ
スクを除去する工程とを有し、前記位相シフタ部のエッ
ジの位置を前記第1のマスクのパターンエッジの位置を
利用して自己整合的に決定することを特徴とする。ま
た、本発明に係るマスク構造体の製造方法は、遮光膜パ
ターンと、非遮光部の他の部分と露光光の位相が異なる
位相シフタ部と基板材料とを有するマスク構造体の製造
方法において、前記基板材料上に遮光膜を形成する工程
と、前記遮光膜上に第1のマスクを形成する工程と、前
記第1のマスクに覆われない個所の前記遮光膜をエッチ
ング除去する工程と、前記第1のマスクに覆われない個
所の前記遮光膜をエッチング除去した部分の前記基板材
料を所望の深さにエッチングすることにより位相シフタ
部を形成する工程と、前記第1のマスクを除去する工程
と、前記遮光膜の遮光膜パターンとして使用する部分
覆う第2のマスクを形成する工程と、前記第2のマスク
に覆われない個所の前記遮光膜をエッチング除去し遮光
膜パターンを形成する工程と、前記第2のマスクを除去
する工程とを有し、前記位相シフタ部のエッジの位置を
前記第1のマスクのパターンエッジの位置を利用して自
己整合的に決定することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0010】図1は第1の実施例における位相シフト型
マスクの製作模式図を示しており、先ず図1(a)に示す
ように石英基板1上にスパッタリング法により遮光層と
して膜厚約1000オングストロームのクロム膜2を成
膜する。また、本実施例においては成膜しないが、パタ
ーニングの解像力の向上のために、クロム膜2上に膜厚
約200〜300オングストロームの酸化クロム等の反
射防止膜を成膜してもよい。続いて、クロム膜2上にフ
ォトレジストを塗布し、第1のマスクとして1回目のフ
ォトレジストパターン3をEB描画装置、イオン描画装
置等を用い形成する。また、同一マスクを大量に作製す
る際には、用途によっては半導体露光装置を用いること
もできる。
【0011】更に、図1(b)に示すように、フォトレジ
ストパターン3をマスクとしてクロム膜2を、例えば平
行平板型のRIE装置(リアクティブイオンエッチング
装置)において、塩素ガス或いは塩素ガスと酸素の混合
ガスを用い、フォトレジストパターン3の覆われていな
い部分のクロム膜2をエッチングする。また、エッチン
グにはスパッタエッチングや、特にフッ化物系材料の場
合に最適なイオンミリング法、ICP法やUHFプラズ
マ法等の低圧高密度プラズマを用いたエッチング方法を
用いてもよい。
【0012】次に図1(c)に示すように、フォトレジス
トパターン3を酸素アッシング法或いは剥離液を用いて
剥離する。これにより残されたクロム膜2のクロムパタ
ーンを用い、以下に示す工程を経ることにより、全ての
段の位置及び遮光膜の位置を決定することができる。更
に、フォトレジストパターン3を剥離した石英基板1及
びクロム膜2上にネガレジスト4を塗布し、背面から露
光する。
【0013】そして、図1(d)に示すように、ネガレジ
スト4を現像することにより、クロム膜2に覆われてい
ない部分にのみにネガレジストパターン5を残すことが
できる。この際に、クロム膜2自体がネガレジスト4の
露光のためのコンタクトマスクとなるため、完全に正確
なアライメントになる。
【0014】次に、図1(e)に示すように、2回目のフ
ォトレジストパターン6を形成する。更に図1(f)に示
すように、ネガレジストパターン5、フォトレジストパ
ターン6に覆われていない部分のクロム膜2を硝酸セリ
ウムアンモニウム、過塩素酸、水の混合液を用い、エッ
チングすることにより除去する。
【0015】続いて、図1(g)に示すように、ネガレジ
ストパターン5及びフォトレジストパターン6をマスク
とし(第2のマスク)、基板1における所望の位相角度
分をRIE装置等を用い、流量20sccmのCF4
流量3sccmの水素の混合ガスを圧力4Pa、RFパ
ワー60Wにおいてエッチングすることにより除去す
る。
【0016】その後に、図1(h)に示すように、ネガレ
ジストパターン5、フォトレジストパターン6をアッシ
ング法により除去する。
【0017】また、図2は図1(h)において得られた位
相シフト型マスクの平面図を示しており、B=0.3μ
m×5=1.5μmのコンタクトホールパターンの場合
に、例えばKrF(λ=248nm)、NA=0.4
2、照明光σ=0.5の条件においては、シフタ部の寸
法Aは0.5μm±0.05μm程度が好適である。
【0018】本実施例によるマスクは、リング照明等の
変形照明と組み合わせることでも効果を発揮する。ま
た、照明光σは0.3〜0.5程度で用いることも効果
的である。
【0019】このようにして作製した位相シフト型マス
クは、i線、KrF、ArFを用いた半導体露光装置用
のマスクとして使用することができ、高精度のパターニ
ングが可能となる。更に、この位相シフト型マスクを使
用することにより、作製したデバイスの歩留りも向上
し、デバイスの低コスト化が可能となる。
【0020】また、図1(e)に示す状態において、ネガ
レジストパターン5とフォトレジストパターン6がミキ
シングすることにより、フォトレジストパターン6が正
常に形成されない場合には、図1(d)に示す状態におい
て、例えば200℃におけるハードベークすることによ
り、この問題を回避することができる。
【0021】
【0022】また、本実施例においては、基板材料とし
て石英を使用したが、フッ化カルシウム、フッ化マグネ
シウム、フッ化リチウム、フッ化アルミニウム等のフッ
化物を用いてもよい。特にフッ化物はArFレーザー
光、フッ素レーザー光等の短波長を用いる露光装置に用
いるマスクに有効であり、また石英はArFエキシマレ
ーザー光、KrFエキシマレーザー光、超高圧水銀ラン
プを使用するi線等を用いる露光装置に用いるマスクに
好適である。
【0023】また、本実施例においては遮光層としクロ
ム膜2を用いたが、タングステン、アルミニウム、モリ
ブデン等の金属材料等の遮光性のある材料を用いてもよ
い。
【0024】図3は第2の実施例における位相シフト型
マスクの製作模式図を示しており、先ず図3(a)に示す
ように石英基板11上にシフタ層として、例えば所望の
位相角度分のフッ化クロム膜12を成膜する。また、こ
のシフタ層には通常では、透過率が10%程度のCrO
N、CrO、MoSi、MoSiON、MoSiO、S
iN、又はCrFの何れか、或いはこの組み合わせた半
透明材料を用いる。続いて、フッ化クロム膜12上にス
パッタリング法を用いて、膜厚約1000オングストロ
ームのクロム膜13を成膜する。更に、このクロム膜1
3上に1回目のフォトレジストパターン14を形成す
る。
【0025】その後に、図3(b)に示すようにフォトレ
ジストパターン14を第1のマスクとして、フォトレジ
ストパターン14に覆われていない部分のクロム膜13
を第1の実施例と同様にエッチングにより除去する。
【0026】本実施例においては、クロム膜13のパタ
ーンとフォトレジストパターン14の境界、又はクロム
膜13のパターンと位相シフタ層であるフッ化クロム膜
12の境界が、第1のエッチングマスクのパターンエッ
ジの位置によって自己整合的に決定される。次に、図3
(c)に示すように、第1の実施例と同様にフォトレジス
トパターン14を剥離し、ネガレジスト15を塗布し背
面から露光する。また、露光する場合に、マスク上に適
当な間隔を空け、ペリクルと呼ばれる極薄シートでマス
クを覆う場合もある。このようにすることで、マスク面
上に付着する塵埃の影響を低減することができ、マスク
を用いて作製したデバイスの歩留り向上が期待できる。
【0027】そして、図3(d)に示すように、現像する
ことによりクロム膜13の覆われていない部分にのみに
ネガレジストパターン16を残すことができる。この際
に、クロム膜13自体がネガレジストの露光のためのコ
ンタクトマスクとなるため、完全に正確なアライメント
となる。
【0028】本実施例においては、フッ化クロム膜12
とクロム膜13或いはフッ化クロム膜12と非遮光部の
境界が、一部は遮光層として使用する第1のマスク又は
第1のマスクより転写されたマスクパターンをマスクと
して、エッチングにより形成することによりアライメン
トエラーが実際上発生せず、従来の課題を解決すること
ができる。
【0029】次に、図3(e)に示すように、2回目の
ォトレジストパターン17を形成する。続いて、図3
(f)に示すように、ネガレジストパターン16、フォト
レジストパターン17(第2のマスク)に覆われない部
分のクロム膜13を第1の実施例と同様にエッチングに
より除去する。更に、図3(g)に示すように、ネガレジ
ストパターン16及びフォトレジストパターン17をマ
スクにして(第2のマスク)、シフタ層であるフッ化ク
ロム膜12をエッチングする。次に、図3(h)に示すよ
うに、第1の実施例と同様にネガレジストパターン1
6、フォトレジストパターン17をアッシング法により
除去することにより完成する。図4は図3(h)において
得られた位相シフト型マスクの平面図を示している。
【0030】このようにして作製した位相シフト型マス
クを用いることにより、高精度なパターン形成が可能と
なり、更にこれを用いることにより、作製したデバイス
の歩留りも向上し、低価格化可能となる。本実施例によ
り作製された位相シフト型マスクは不要な部分が遮光さ
れており、背景光が像に乗ってしまう問題を回避でき、
しかもパターン部の光強度が低下しないというハーフト
ーンの利点を享受できる。
【0031】図5は第3の実施例における位相シフト型
マスクの製作模式図を示しており、先ず図5(a)に示す
ように石英基板21上にスパッタリング法を用いて、膜
厚約1000オングストロームのクロム膜22を成膜す
る。また、本実施例においては成膜しないが、パターニ
ングの解像力の向上のために、クロム膜22上に膜厚約
200〜300オングストロームの酸化クロム等の反射
防止膜を成膜してもよい。続いて、クロム膜22にフォ
トレジストを塗布し、フォトレジストパターン23を形
成する。
【0032】更に図5(b)に示すように、このフォトレ
ジストパターン23をマスク(第1のマスク)としてク
ロム膜22を第1の実施例と同様に、例えばRIE装置
において塩素ガス或いは塩素ガスと酸素の混合ガスを用
い、フォトレジストパターン23(第1のマスク)の覆
われていない部分のクロム膜22をエッチングする。
【0033】図5(c)に示すように、フォトレジストパ
ターン23をマスク(第1のマスク)とし、石英基板2
1を所望の位相角度分だけ、例えば平行平板型のRIE
装置を用いて流量20sccmのCH4と流量3scc
mの水素の混合ガスを圧力4Pa、RFパワー60Wに
おいてエッチングする。続いて、図5(d)に示すよう
に、フォトレジストパターン23(第1のマスク)を酸
素アッシング法或いは剥離液を用いて剥離する。これに
より、残されたクロム膜22のクロムパターンを用い、
以下の工程を経ることにより、全ての段の位置及び遮光
膜の位置を決定することができる。
【0034】次に、図5(e)に示すように、フォトレジ
ストを塗布して2回目のフォトレジストパターン24
(第2のマスク)を成形する。更に図5(f)に示すよう
に、フォトレジストパターン24(第2のマスク)に覆
われない部分のクロム膜22を、例えば硝酸セリウムア
ンモニウム、過塩素酸、水の混合液を用いてエッチング
することにより除去する。その後に、図5(g)に示すよ
うにフォトレジストパターン24をアッシング法により
除去する。
【0035】また、図6は図5(g)において得られた位
相シフト型マスクの平面図を示している。
【0036】図7は第1〜3実施例により作製した位相
シフト型マスクを用い、i線或いはKrF、ArF等の
紫外線を用いた半導体用露光装置の概略図を示してい
る。この半導体露光装置において、波長248nmを有
する照明系31により出射した光束は、位相シフト型マ
スク33を照射し、この位相シフト型マスク33に描か
れたパターンを結像光学系34により、ステー35に保
持されたステージ36上の基板37に5分の1の縮小倍
率で、描画する。更に、照明系31には図示しない円形
光源、4重極照明光源、輪帯照明光源等の変形照明モー
ドヘの切換機構が備えられている。本装置を用いること
により、微細で良好なプロファイルを有するレジストパ
ターンを安定した線幅で形成することができる。
【0037】図8はICやLSI等の半導体チップ、液
晶パネル或いはCCD等の半導体デバイスの製造工程の
フローチャート図を示している。先ず、ステップS1に
おいて半導体デバイスの回路設計を行い、続いてステッ
プS2においてステップS1で設計した回路パターンを
EB描画装置等を用いマスクを作成する。
【0038】一方、ステップS3においてシリコン等の
材料を用いてウェハを製造する。その後に、前工程と呼
ばれるステップS4において、ステップS2、S3にお
いて用意したマスク及びウェハを用い、リソグラフィ技
術によってウェハ上に回路を形成する。その後に、第
1、第2の実施例において得られた位相シフト型マスク
を露光装置内にローディングする。マスクを搬送しマス
クチャックにチャッキングする。
【0039】次に、ウェハをローディングしてアライメ
ントのずれを検出して、ウェハステージを駆動して位置
合わせを行い、アライメントが合致すると露光を行う。
露光の終了後に、ウェハは次のショットへステップ移動
し、アライメント以下の動作を行う。
【0040】更に、後工程と呼ばれるステップS5にお
いて、ステップS4によって製造されたウェハを用いて
ダイシング、ボンディング等のアッセンブリ工程、チッ
プ封入等のパッケージング工程を経て半導体チップ化す
る。チップ化された半導体デバイスは、ステップS6に
おいて動作確認テスト、耐久テスト等の検査を行う。こ
のような一連の工程を経て半導体デバイスは完成し、ス
テップS7に進み出荷される。
【0041】図9は図8におけるステップS3におい
て、ウェハ製造の詳細な製造工程のフローチャート図を
示している。先ず、ステップS11においてウェハ表面
を酸化させる。続いて、ステップS12においてウェハ
表面をCVD法により絶縁膜を形成し、ステップS13
において電極を蒸着法により形成する。更にステップS
14に進み、ウェハにイオンを打込む。続いて、ステッ
プS15においてウェハ上に感光剤を塗布する。ステッ
プS16で図7において説明した半導体露光装置により
マスクの回路パターンをウェハ上の感光剤上に焼付け
る。
【0042】ステップS17において、ステップS16
において露光したウェハ上の感光剤を現像する。更に、
ステップS18でステップS17において現像したレジ
スト像以外の部分をエッチングする。その後に、ステッ
プS19においてエッチングが済んで不要となったレジ
ストを剥離する。更に、これらの一連の工程を繰り返し
行うことにより、ウェハ上に多重の回路パターンを形成
することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るマスク
構造体の製造方法は、高精度のマスクにより、露光パタ
ーンの精度が向上し、高精度のマスク作製の工程が自己
整合的にエッジを形成し、工程管理が簡略化でされ、マ
スク作製のコストを削減でき、高精度なパターンが形成
可能となり、またこれを用い作製したデバイスの歩留り
が向上し低価格化可能となる。
【0044】また、マスク構造体を用いた本露光方法で
は、解像度及び焦点深度が改善され、微細で良好なプロ
ファイルをもつレジストパターンが、安定した線幅で形
成可能であり、更に従来は製造が難しかった高集積度の
半導体デバイスを容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の製作模式図である。
【図2】位相シフト型マスクの平面図である。
【図3】第2の実施例の製作模式図である。
【図4】位相シフト型マスクの平面図である。
【図5】第3の実施例の製作模式図である。
【図6】位相シフト型マスクの平面図である。
【図7】露光装置の構成図である。
【図8】半導体素子の製造方法のフローチャート図であ
る。
【図9】半導体素子の製造方法のフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1、11、21 基板 2、13、22 クロム膜 3、6、14、17、23、24 フォトレジストパタ
ーン 4、15 ネガレジスト 5、16 ネガレジストパターン 12 フッ化クロム膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−177346(JP,A) 特開 平5−150439(JP,A) 特開 平6−51489(JP,A) 特開 平7−181669(JP,A) 特開 平6−242592(JP,A) 特開 平7−152142(JP,A) 特開 平8−44042(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 1/00 - 1/16

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮光膜パターンと、非遮光部の他の部分
    と露光光の位相が異なる位相シフタ部と基板材料とを有
    するマスク構造体の製造方法において、前記基板材料上
    に遮光膜を形成する工程と、前記遮光膜上に第1のマス
    クを形成する工程と、前記第1のマスクに覆われない個
    所の前記遮光膜をエッチング除去する工程と、前記第1
    のマスクを除去する工程と、前記遮光膜のない部分及び
    前記遮光膜の必要とされる部分を覆う第2のマスクを形
    成する工程と、前記第2のマスクに覆われない個所の前
    記遮光膜をエッチング除去して遮光膜パターンを形成す
    る工程と、前記第2のマスクに覆われない個所の前記遮
    光膜をエッチング除去した部分に位相シフタ部を形成す
    る工程と、前記第2のマスクを除去する工程とを有し、
    前記位相シフタ部のエッジの位置を前記第1のマスクの
    パターンエッジの位置を利用して自己整合的に決定する
    ことを特徴とするマスク構造体の製造方法。
  2. 【請求項2】 遮光膜パターンと、非遮光部の他の部分
    と露光光の位相が異なる位相シフタ部と基板材料とを有
    するマスク構造体の製造方法において、前記基板材料上
    に遮光膜を形成する工程と、前記遮光膜上に第1のマス
    クを形成する工程と、前記第1のマスクに覆われない個
    所の前記遮光膜をエッチング除去する工程と、前記第1
    のマスクに覆われない個所の前記遮光膜をエッチング除
    去した部分の前記基板材料を所望の深さにエッチングす
    ることにより位相シフタ部を形成する工程と、前記第1
    のマスクを除去する工程と、前記遮光膜の遮光膜パター
    ンとして使用する部分を覆う第2のマスクを形成する工
    程と、前記第2のマスクに覆われない個所の前記遮光膜
    をエッチング除去し遮光膜パターンを形成する工程と、
    前記第2のマスクを除去する工程とを有し、前記位相シ
    フタ部のエッジの位置を前記第1のマスクのパターンエ
    ッジの位置を利用して自己整合的に決定することを特徴
    とするマスク構造体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2のマスクを形成する工程は、前
    記第1のマスクに覆われない個所のエッチング除去され
    た前記遮光膜のない全ての部分にマスクを形成する工程
    と、前記遮光膜の必要とされる部分を覆うマスクを形成
    する工程とを有することを特徴とする請求項1に記載の
    マスク構造体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のマスクに覆われない個所のエ
    ッチング除去された前記遮光膜のない全ての部分に形成
    するマスクをネガレジストとした請求項3に記載のマス
    ク構造体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2のマスクに覆われない個所の前
    記遮光膜をエッチング除去した部分の前記基板材料を所
    望の深さにエッチングすることにより前記位相シフタ部
    を形成することを特徴とする請求項1に記載のマスク構
    造体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記基板材料上に前記遮光膜を形成する
    工程の前に、前記基板材料上に前記位相シフタ層を形成
    する工程を有し、前記位相シフタ層の上に前記遮光膜を
    形成し、前記第2のマスクに覆われない個所の前記遮光
    膜をエッチング除去した部分の前記位相シフタ層をエッ
    チング除去することによって前記位相シフタ部を形成す
    ることを特徴とする請求項1に記載のマスク構造体の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のマスクに覆われない個所の前
    記遮光膜をエッチング除去した部分の前記基板材料を所
    望の深さにエッチングすることにより前記位相シフタ部
    を形成することを特徴とする請求項2に記載のマスク構
    造体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記遮光膜を金属又は反射防止層付き金
    属とし、前記基板材料を石英又はフッ化物系材料とした
    請求項1〜7の何れか1つの請求項に記載のマスク構造
    体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記遮光膜を光の反射材料とした請求項
    1〜7の何れか1つの請求項に記載のマスク構造体の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 前記遮光膜が光の反射材料と反射防止
    材料の2層であり、母材側が光の反射材料である請求項
    1〜7の何れか1つの請求項に記載のマスク構造体の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 前記位相シフタ層をCrON、Cr
    O、MoSi、MoSiON、MoSiO、SiN、C
    rFの何れか又はこれらの組み合わせとした請求項6に
    記載のマスク構造体の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10に記載の方法により作
    製した位相シフト型マスクを用いた露光装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の露光装置により作
    製したデバイス。
  14. 【請求項14】 請求項1〜10に記載の方法により作
    製した位相シフト型マスクを用いた露光方法。
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