JPH0511433A - フオトマスクの製造方法及びフオトマスク - Google Patents

フオトマスクの製造方法及びフオトマスク

Info

Publication number
JPH0511433A
JPH0511433A JP3161737A JP16173791A JPH0511433A JP H0511433 A JPH0511433 A JP H0511433A JP 3161737 A JP3161737 A JP 3161737A JP 16173791 A JP16173791 A JP 16173791A JP H0511433 A JPH0511433 A JP H0511433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
pattern
mask
resist
photomask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3161737A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3110801B2 (ja
Inventor
Soichi Inoue
壮一 井上
Mineo Goto
峰夫 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP16173791A priority Critical patent/JP3110801B2/ja
Publication of JPH0511433A publication Critical patent/JPH0511433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3110801B2 publication Critical patent/JP3110801B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Weting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 VLSIチップの大規模機能素子集積化0.
2μmルール微細化製造技術の向上に当り、フォトグラ
フィに使用する位相シフトフォトマスクを透過したコヒ
ーレント光が干渉して強め合う事がないシフタ位相差効
果により、ウェーハ上に所望のパターン寸法で転写出来
る様にする。 【構成】 透光性基板表面の透光領域上に設けた位相シ
フタと、前記シフタに隣接する遮光領域並びに透光領域
とで成る位相シフトフォトマスクを補正使用し縮小投影
露光を行う。 【効果】 所望通り原画パターン寸法をウェーハ上に明
暗鮮明に転写し得た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】LSI,VLSIチップ上に繰返
し論理回路や、ROM,RAM等のメモリ回路の大規模
機能素子集積化並びに大規模ゲートアレイの0.2μm
ルール微細化CMOS製造技術の向上に当って、例えば
本発明は、微小投影露光装置の原画である半導体製造等
のフォトマスクに関し、特に微細パターンをウェーハに
露光し、転写するのに最適なフォトマスクの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から原画パターンの描かれたフォト
マスクを光学方式で照射しマスク上の微細なパターンを
ウェーハ上に転写する微小投影露光装置が要求されてい
る。この縮小投影露光装置でどの程度まで、微細なパタ
ーンがフォトレジスト上に転写出来るかを表わす尺度と
して、解像度がある。この解像度は周期的明暗に変化す
るマスクパターンを用いて、ウェーハ上で隣接する光の
透過領域の明部2ケ所が十分に分離出来ているかで評価
される。ここで、前記ウェーハ上で隣接する光の透過領
域の明部2ケ所は、図4,図5の構造で示されているC
r遮光体である遮光性パターン2と前記遮光パターン2
を挟んで隣接するクォーツ基板1の透光性パターン13
と前記隣接した透光性パターンの一方上に設けられた透
光性位相シフタ3並びにエッチング溝4とからなる構造
を透過する2つの透過光線によってウェーハ上に透映さ
れた明部2ケ所である。
【0003】そこで、解像度の一層の向上手法として、
フォトマスク上で遮光部領域をはさんで透過光の相互光
線に位相差を与えると良好な結果が得られる事が知られ
ている。
【0004】フォトマスク上の遮光性領域を挾んだ透光
性領域を経ての透過光間に光の位相シフトさせるフォト
マスクパターンについてはアイ・イー・イー・トランザ
クション・オン・エレクトロン・デバイシス、ED−2
9巻、第12号(1982年)第1828頁(IEEE Tra
ns on ElectronDevices.Vol ED-29 No.12(1982)p.182
8)におけるマーク・デービット・レベンソン(Marc D.
Levenson )等による"Improving Resolution in photog
eapy with a phase-shifting Mask”と題する文献に於
いて論じられている。本文献で提案されているフォトマ
スクは、マスク基板1上にパターンの原画となる遮光領
域2を設け、更にその上に照射光の位相をシフトさせる
層3(以下シフタと称す)を設けている。
【0005】レベンソン型位相シフタとしては図4に示
す如き構造が知られている。すなわち、透光性基板1上
に遮光性パターン2が設けられ、さらに隣り合う透光性
パターンの片側に位相シフタ3が設けられている。又、
同様に位相シフト効果を示すものとしてクォーツ基板1
に位相シフタ3の代わりにエッチング溝4を有するもの
として図5に示されるものが知られている。
【0006】図4,図5に示されたシフタ3並びにエッ
チング溝4の条件は、シフタ膜厚及びエッチング溝深さ
をd、シフタ及び透明基板の屈折率をn、透過光の露光
波長をλとすると、d=λ/{2(n−1)}の関係が
必要となる。
【0007】透明光の半波長の位相差を設けることによ
るか、又、シフタを透過した光は、そのまま透光性基板
を透過した透過光とは逆位相であるため、パターン境界
部での光強度が0となり、パターンが分離して解像度の
向上となる。
【0008】しかしながら、実際の半導体製造工程にお
けるマスクパターンは、上記透光性領域での一方にシフ
タを設ける事が不可能な場合が多く、仮に上記の規則に
従ってシフタを設ける工程が可能であった場合でも、所
望の寸法のレジストパターンが形成出来る場合が少い。
図2の特性図は、1:1の比率のラインとスペースのマ
スクによって、転写されたウェーハ上のレジストパター
ンの解像寸法とマスク寸法との関係を示している。この
図2における縦軸はレジスト解像寸法であり、横軸はマ
スク寸法を示している。ネガレジストを用いた場合に
は、マスク透過領域の寸法がレジスト解像寸法を与え
る。これらの寸法はすべてλ/NAによって規格化して
ある(以下、規格化寸法と称す)。
【0009】ここで、λは露光波長、NAは縮小露光装
置のウェーハ側開口数である。
【0010】一点鎖線は上記記載のレベンソン規則に従
ってシフタが設けられているマスク部分(以下ノーマル
配置と称す)。
【0011】実線が上記記載の規則に従ってシフタを設
けることが出来ないマスク部分(以下アブノーマル配置
と称す)である。露光量は規格化寸法0.544のノー
マル配置パターンが寸法通り解像するように調整してあ
る。図2に示される通り、ノーマル配置での規格化寸法
0.363〜0.635以外はすべてレジストパターン
の細りが生じる。逆に、ある規格化寸法のアブノーマル
配置パターンが寸法通りに解像するように調整すると前
記寸法以外はレジストパターンの太りが生じる。
【0012】一方位相シフト透明基板エッチング製造プ
ロセスにおいては、透明基板に透光性領域、遮光性部分
領域を形成する際にごみにより透光性部分領域、遮光性
部分領域の凹凸が生じこの凹凸の欠陥を修正する際に凹
の欠陥を修正を行うが非常に困難な問題であり、透光性
基板の表面をエッチングして透光性基板を薄くする方法
は製造プロセスが単純になり、凹の欠陥が発生しにくい
ため透光性部分、遮光性部分領域膜の形成する方法に比
べ有利である。この方法は公開特許公報昭和62−18
9468に示されているが、この中では透光性基板上の
レジストを露光現像で透光性基板の表面のエッチング部
分のレジストは除去し、遮光用金属薄膜を除去する部分
のレジストはレジストの厚みを薄くする製造方法が開示
されている。しかし、このような2段構造のレジスト構
造の形成は、高精度のパターンを形成するのが困難であ
った。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来では、例えば露光
量は規格化寸法0.544が規則に従ってシフタが設け
られているマスク部(ノーマル配置)パターン寸法通り
に解像するように調整した場合、規則通りにシフタが設
けられているマスク部(ノーマル配置)での規格化寸法
0.363〜0.635以外ではすべてレジストパター
ンの細りが生じるなど、所望寸法のパターニングが不可
能となる。
【0014】本発明は、この問題を解決するため、予め
フォトマスク遮光性パターン並びに透光性パターンの寸
法を補正設計し、フォトマスクにより転写されるすべて
のパターンを所望寸法で解像出来る。又、従来は2段構
造のレジスト形成は高精度のパターンを形成するのが困
難であった。本発明は、この問題を解決するフォトマス
クの製造方法及びフォトマスクを提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、透光性基板表面に形成された遮光性パタ
ーンと、前記遮光性パターンを挾んで隣接した透光性パ
ターンと、前記隣接した透光性パターンの一方上に設け
られた光の位相をシフトさせる透光性位相シフタからな
る第1の領域及び遮光性パターンと透光性パターンのみ
からなる第2の領域を有するフォトマスクの製造方法に
おいて、前記第1及び第2のいずれか一方の領域のある
パターン寸法が所望通りに転写されるようにした際、少
なくとも他方の領域のパターン寸法を補正することを特
徴とするフォトマスク製造方法を提供する。
【0016】又、本発明は、フォトマスクの製造方法に
おいて、透光性基板表面に形成された遮光性金属薄膜パ
ターンのマスクを形成し、前記金属薄膜パターン層上部
にポジフォトレジストを全面に塗布し、前記マスクの裏
面から全面露光した後、現像処理を行い、次いで前記レ
ジストへの紫外線照射により、ベーキングを行い、第1
レジストパターンを形成する工程と、前記第1のレジス
トパターンが形成された基板表面にフォトレジストを全
面塗布し前記金属薄膜パターン層の形成された基板の表
側からフォトレジストの特定領域を露光し、現像処理を
行い、第2のレジストパターンを形成する工程と、前記
第1及び第2のレジストパターン又は金属薄膜パターン
層をエッチングマスクとして、透光性基板表面の特定領
域をエッチングする工程とを具備したことを特徴とした
フォトマスクの製造方法を提供する。
【0017】
【実施例】
[実施例1]本発明の実施例1について図面を参照して
説明する。
【0018】図1,図2は、ライン アンド スペース
比率が1:1であるマスクによって転写されたウェーハ
上のレジスト・パータンの解像寸法と原画のフォトマス
ク寸法との関係を図示したものである。
【0019】縮小露光装置のNA(Numerical apertur
e)は0.45、コヒーレント露光波長は248.3n
m(Kr−F レーザ光)、コヒーレンスファクタは
0.3である。図1,図2において縦軸はレジスト解像
寸法であり、横軸はフォトマスクスペース(透光性部分
領域)寸法である。ネガレジストを用いた場合には、フ
ォトマスク・スペース(透光性部分領域)の寸法がレジ
スト解像寸法を与える。
【0020】一点鎖線が規則通りシフタが設けられてい
るマスク部分であるノーマル配置、実線が規則に従って
シフトを設けることが出来ないマスク部分であるアブノ
ーマル配置である。
【0021】図1における露光量は0.3μmのノーマ
ル配置パターンが寸法通り解像するように調整した。
又、図2における露光量は0.45μmのアブノーマル
配置パターンが寸法通り解像するように調整した。図1
に示した通りノーマル配置での寸法0.2μm〜0.3
5μm以外はすべてパターンの細りが生じる。
【0022】そこで、例えば、0.5μmL/Sを解像
したい場合には、ノーマル配置の場合には0.6μmの
スペース、0.4μmのラインを有するL/Sフォトマ
スク寸法を設計すれば良く、アブノーマル配置の場合に
は0.58μmのスペース0.4μmのラインを有する
L/Sフォトマスク寸法を設計すればよい。
【0023】又、図2に示した通りノーマル配置での寸
法0.2μm〜0.45μmパターンの太りが生じる。
【0024】そこで、例えば0.4μmL/Sを解像し
たい場合には、ノーマル配置の場合には0.325μm
のスペース、0.475μmのラインを有するL/Sフ
ォトマスク寸法を設計すればよい。
【0025】[実施例2]次に本発明の実施例2につい
て図面を参照にして説明する図3は実施例1でのライ
ン:スペース=1:1と異なりフォトマスクのラインと
スペースの比率を変えた場合の解像寸法の目標寸法から
の偏差を示している。使用した縮小露光装置のNAは実
施例1と同様NAは0.45、露光波長は248.3n
m(Kr−F レーザ光)、コヒーレンスファクタは
0.3である。
【0026】図3の縦軸はウェーハ上のフォトマスクの
スペース寸法(μm)であり、横軸はウェーハ上のフォ
トマスク(Cr)のライン寸法(μm)である。
【0027】又、図3での等高線表示での数字はフォト
レジスト解像寸法のマイク・スペース寸法からのずれで
あり、例えば0.3μmL/Sのフォトマスクを露光し
た場合には、そのフォトレジスト解像寸法の細りは、フ
ォトマスクスペース寸法に対して0.01μm以内に収
束することを示している。
【0028】レジスト解像寸法の目標寸法に対する誤差
は通常、最小寸法の±5%以内であるといわれている。
従って、最小寸法を0.25μmとした場合フォトレジ
スト解像寸法の許容誤差は±0.0125μmとなる。
【0029】この為、図3から理解出来るように、許容
寸法を達成出来るのはフォトマスクスペース寸法0.3
5μm以下、又は、フォトマスクCr寸法0.3μ以下
である。
【0030】そこで、フォトマスク・スペース寸法0.
35μm以上となるマスク部分(遮光性部分領域を挾ん
で隣り合った両側の透光性部分領域間の寸法すなわち遮
光性部分領域の寸法をλ/NAで除した値が0.635
μmとなる場合)又は、フォトマスク寸法0.3以上と
なるマスク部分(透光性部分領域間のつまり遮光性部分
領域寸法をλ/NAで除した値が0.544以上となる
場合)つまり、(Cr・マスク寸法=0.3μm以上=
遮光性部分領域の寸法)に対して、マスクスペース寸法
を予め補正設計し(ここでは大きめに設計することによ
って)レジスト寸法を許容誤差以内に収めることが可能
である。
【0031】例えば、スペース寸法0.6μm、Cr寸
法0.3μmマスク(図3の×印)では、レジスト解像
寸法は0.53μmとなり、目標寸法0.6μmに対し
て0.6−0.53=0.07μmも細ってしまう。
【0032】ここで、スペース寸法0.67μm、Cr
寸法0.23μm(図3の○印)にマスクを設計すれ
ば、レジスト解像寸法は0.6μmとなり、目標寸法通
りとなる。
【0033】[実施例3]次に、本発明の実施例3につ
いて図面を参照にして説明する。
【0034】図6は本発明の位相シフトマスクの製造工
程における、第1ステップ工程として、遮光用金属薄膜
への半導体パターンの形成を行う工程を示す。
【0035】図6で示された様に透明基板であるクォー
ツガラス基板5に遮光用金属薄膜を反応性ECRプラズ
マで形成したクロム薄膜6上にCrを酸化して遮光用金
属薄膜の反射防止機能を有する酸化クロム薄膜7で構成
された原板であり、例えば、酸化クロム薄膜7が存在し
なくとも、Cr薄膜6のみでも遮光性金属薄膜効果が十
分満される。次に、前記原板にスピンコート法で電子線
用ポジレジスト8を塗布した構造(図6(b))を有す
る。
【0036】図6(a)の構造は、通常グランクスと呼
ばれる原板であり、この原板に電子線用ポジレジスト8
をスピンコート法で塗布し、電子線描画装置でパターン
を露光後、電子線レジスト8を現像する(図6の
(c))。
【0037】次いで、クロム及び酸化クロムのエッチン
グ液によりエッチングする事により図6(d)のように
クロム薄膜6及び酸化クロム薄膜7をパターニングす
る。
【0038】残った、電子線ポジレジストを剥離剤で除
去する事により、通常の半導体用のマスクが形成される
(図6(e))。
【0039】図7は、本発明のフォトマスク製造方法の
中心となる工程を示す。
【0040】図6(e)の構造のマスク6,7上に主に
g線に感度を有するポジレジスト9を塗布(図7
(a))。次に、図7(b)の様に、裏面からg線の露
光装置を用いて全面露光し、その後ポジレジスト9を現
像処理する。するとポジレジスト9はクロム層6上にの
み残る。このポジレジスト9は後にプロセス工程のクォ
ーツガラス基板5エッチングの際にクロム6及びクロム
酸化物7が同時にエッチングされることを防ぐ。次に、
i線又は遠紫外線領域で感度を有するレジストを全面に
塗布し、i線又は遠紫外線の露光装置を用いて特定の領
域に対し露光を行う(図7(c))。
【0041】現像処理後に形成されたレジスト11
(3)をマスクとして、クォーツガラス基板5を位相シ
フトさせる厚さまでエッチングして図7(d)の構造と
なり、フォトレジスト11(3),9を剥離剤で除去す
る事により、図7(e)の構造で示す位相シフトマスク
が出来上がる。なお、この製造工程では、2種類のレジ
ストを用いているが、1回目の露光によって形成された
レジストパターンが、2回目のレジスト塗布に次いで露
光工程によって影響を受けなければ、どんな組み合わせ
でも良く、又は1種類のレジストを使用しても構わな
い。
【0042】例えば、1回目の露光、現像後、紫外線を
照射しながらのベーキング処理等を行えば、1回目の露
光によって形成されたレジストパターンが2回目のレジ
スト塗布、露光によって影響を受ける事はない。
【0043】上記シュミレーションによるマスク寸法の
補正設計手段によって、シフタのアブノーマル配置、及
びノーマル配置での規格化寸法0.363〜0.635
のすべてのマスクパターンにおいては、その転写後のウ
ェーハ上パターンの細りを予め考慮して、その透光性部
分領域の寸法を大きく設計する事によって、ウエーハ上
のパターン細りを無くし、所望寸法のパターニングが可
能となった。
【0044】半導体フォトマスクの製造方法において
は、本発明により透明基板であるガラス基板の表面をエ
ッチングしてガラス基板を薄くする方法による位相シフ
トマスク効果を高精度に行なう事の出来る位相シフトマ
スクの製造が可能となった。
【0045】この製造方法は、位相をシストするための
遮光性部分領域又は透光性部分領域をガラス基板上に形
成する方法に比べ製造プロセスが単純になり、凹の欠陥
も発生しにくいため、はるかに実用的な方法である。
又、本発明では、裏面露光の際、遮光用金属薄膜を遮光
に利用するため、非常に高精度に位相シフトするための
ガラス基板の表面をエッチングする事が出来る。このた
めの高精度の位相マスクが製造出来、位相マスクを利用
したステッパーを微細加工に対し大きな効果を発揮する
事が出来る。
【0046】
【発明の効果】本発明によればフォトマスクによる所望
寸法のパターンを形成することができる。
【0047】又、本発明によれば、高精度のパターンを
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マスクの比率(L/S=ライン/スペース=1
/1)によって転写されたウェーハ上レジストパターン
の解像寸法とマスク寸法との関係図を示す。露光量は
0.3μmのノーマル配置パターン寸法通り解像するす
るように調整したもので、レベンソンの規則ではれない
場合(マブノーマル配置)は実線で示し、レベンソンの
規則ではった場合(ノーマル配置)は一点鎖線で示し
た。
【図2】マスクの比率(L/S=ライン/スペース=1
/1)によって転写されたウェーハ上レジストパターン
の解像寸法とマスク寸法との関係図を示す。露光量は
0.45μmのアブノーマル配置パターンが寸法通り解
像するように調整したものである。レベンソンの規則で
はれない場合(アブノーマル配置)は実線で示し、レベ
ンソンの規則ではった場合(ノーマル配置)は一点鎖線
で示した。
【図3】マスクのL/S(ライン/スペース)比率を変
えた時の解像寸法の目標寸法からの偏差を等高線図でレ
ジスト解像寸法のマスクスペース寸法からのずれを表わ
した図を示す。
【図4】位相シフタを備えた位相シフトマスクの基本構
造の断面図を示す。
【図5】透光性基板をエッチングする事による位相シフ
ト機能を有するエッチング溝を形成してなる位相シフト
マスクの基本構造の断面図を示す。
【図6】本発明の半導体用マスクの製造プロセスの第1
ステップ製造工程図を示す。
【図7】本発明のガラス基板の表面をエッチングして位
相シフトマスクを製造するプロセス図を示す。
【符号の説明】
1 クォーツ基板 2 Cr遮光体 3 シフタ 4 透光性基板、エッチング溝領域 5 クォーツガラス基板 6 遮光用金属薄膜としてのクロム薄膜 7 遮光用金属薄膜としての反射防止用の酸化クロム薄
膜 8 電子線レジスト 9 g線レジスト 10 g線 11 i線又は遠紫外線用レジスト 12 i線又は遠紫外線 13 透光性基板上の透光性パターン領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性基板表面に形成された遮光性パタ
    ーンと、前記遮光性パターンを挾んで隣接した透光性パ
    ターンと、前記隣接した透光性パターンの一方上に設け
    られた光の位相をシフトさせる透光性位相シフタからな
    る第1の領域及び遮光性パターンと透光性パターンのみ
    からなる第2の領域を有するフォトマスクの製造方法に
    おいて、前記第1及び第2のいずれか一方の領域のある
    パターン寸法が所望通りに転写されるようにした際、少
    なくとも他方の領域のパターン寸法を補正することを特
    徴とするフォトマスク製造方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも部分的にコヒーレントな入射
    光を用いるフォトリソグラフィにおいて使用するため
    の、不透明領域及び透過領域を具備するマスクであっ
    て、前記透過領域の隣り合ったものの少なくとも1対に
    おいて、透過光が干渉して強め合うことのないように、
    前記1対の透過領域を通過する光に位相差を与える透明
    材料を前記1対の透過領域の少なくとも一方に設けたマ
    スクにおいて、前記透明材料を少なくとも一方に設けた
    少なくとも1対の隣り合った透過領域でその寸法をλ/
    NAで除した値が0.635以上となる場合又は、前記
    1対の透過領域の間の不透明領域の寸法をλ/NAで除
    した値が0.544以上となる場合に、前記透過領域の
    寸法を所望とするウェーハ上のパターン寸法よりも大き
    い寸法に設計することを特徴とするフォトマスク。
  3. 【請求項3】 フォトマスクの製造方法において、透光
    性基板表面に形成された遮光性金属薄膜パターンのマス
    クを形成し、前記金属薄膜パターン層上部にポジフォト
    レジストを全面に塗布し、前記マスクの裏面から全面露
    光した後、現像処理を行い、次いで前記レジストへの紫
    外線照射により、ベーキングを行い、第1のレジストパ
    ターンを形成する工程と、前記第1のレジストパターン
    が形成された基板表面にフォトレジストを全面塗布し、
    前記金属薄膜パターン層の形成された基板の表側からフ
    ォトレジストの特定領域を露光し、現像処理を行い、第
    2のレジストパターンを形成する工程と、前記第1及び
    第2のレジストパターン又は金属薄膜パターン層をエッ
    チングマスクとして、透光性基板表面の特定領域をエッ
    チングする工程とを具備したことを特徴としたフォトマ
    スクの製造方法。
JP16173791A 1991-07-02 1991-07-02 フォトマスクの製造方法及びフォトマスク Expired - Fee Related JP3110801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16173791A JP3110801B2 (ja) 1991-07-02 1991-07-02 フォトマスクの製造方法及びフォトマスク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16173791A JP3110801B2 (ja) 1991-07-02 1991-07-02 フォトマスクの製造方法及びフォトマスク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0511433A true JPH0511433A (ja) 1993-01-22
JP3110801B2 JP3110801B2 (ja) 2000-11-20

Family

ID=15740931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16173791A Expired - Fee Related JP3110801B2 (ja) 1991-07-02 1991-07-02 フォトマスクの製造方法及びフォトマスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3110801B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5536604A (en) * 1992-07-17 1996-07-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Exposure mask
US5631109A (en) * 1992-07-17 1997-05-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Exposure mask comprising transparent and translucent phase shift patterns
WO2005103820A1 (ja) * 2004-04-23 2005-11-03 Toppan Printing Co., Ltd. レベンソン型位相シフトマスク及びその製造方法
US7754397B2 (en) 2004-12-15 2010-07-13 Toppan Printing Co., Ltd. Phase-shift mask, manufacturing method thereof and manufacturing method of semiconductor element

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5536604A (en) * 1992-07-17 1996-07-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Exposure mask
US5631109A (en) * 1992-07-17 1997-05-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Exposure mask comprising transparent and translucent phase shift patterns
WO2005103820A1 (ja) * 2004-04-23 2005-11-03 Toppan Printing Co., Ltd. レベンソン型位相シフトマスク及びその製造方法
US7632613B2 (en) 2004-04-23 2009-12-15 Toppan Printing Co., Ltd. Levenson type phase shift mask and manufacturing method thereof
KR101139986B1 (ko) * 2004-04-23 2012-06-28 도판 인사츠 가부시키가이샤 레벤손형 위상 시프트 마스크 및 그 제조 방법
US7754397B2 (en) 2004-12-15 2010-07-13 Toppan Printing Co., Ltd. Phase-shift mask, manufacturing method thereof and manufacturing method of semiconductor element

Also Published As

Publication number Publication date
JP3110801B2 (ja) 2000-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5723236A (en) Photomasks and a manufacturing method thereof
US5700606A (en) Photomask and a manufacturing method thereof
KR100201040B1 (ko) 위상 쉬프트 마스크 및 그 제조 방법
JP4646367B2 (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
JPH06175347A (ja) ホトマスクおよびそれを用いたパタン形成方法
JPH06282063A (ja) ハーフトーン型位相シフトマスク
US8563227B2 (en) Method and system for exposure of a phase shift mask
JPH075675A (ja) マスク及びその製造方法
JP3209257B2 (ja) 位相シフトマスク及びその製造方法
JP3164039B2 (ja) フォトマスク及びその製造方法
US6150058A (en) Method of making attenuating phase-shifting mask using different exposure doses
US5888677A (en) Exposure mask, method of fabricating same, and method of manufacturing semiconductor device
JP2877200B2 (ja) 露光用フォトマスクおよびその製造方法
JP2002107910A (ja) 3元フォトマスクおよびその形成方法
US20080090157A1 (en) Photo mask with improved contrast and method of fabricating the same
JPH0943830A (ja) ハーフトーン型位相シフトマスク及びハーフトーン型位相シフトマスクブランク並びにそれらの製造方法
JP3110801B2 (ja) フォトマスクの製造方法及びフォトマスク
CN210835580U (zh) 光掩膜板
JP3312653B2 (ja) フォトマスク
JP2859894B2 (ja) 露光用マスク、露光用マスクの製造方法およびこれを用いた露光方法
JPH10186630A (ja) 位相シフト露光マスクおよびその製造方法
JP3485071B2 (ja) フォトマスク及び製造方法
JP3065063B1 (ja) パタ―ン形成方法及び位相シフトマスク
JPH06289590A (ja) フォトマスク及び露光方法
JPH06132216A (ja) パターン形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070914

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees