JP2000170010A - 使い捨て上着およびその製造方法 - Google Patents

使い捨て上着およびその製造方法

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JP2000170010A
JP2000170010A JP10350416A JP35041698A JP2000170010A JP 2000170010 A JP2000170010 A JP 2000170010A JP 10350416 A JP10350416 A JP 10350416A JP 35041698 A JP35041698 A JP 35041698A JP 2000170010 A JP2000170010 A JP 2000170010A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用後はそのまま廃棄することができる上着
と、その上着を単位時間内に量産することができる製造
方法を提供する。 【解決手段】 上着1は、内外側縁4c,4d,5c,
5dおよび上端部近傍に袖付き4e,5eを有する一対
の左右袖シート4,5と、内外側縁2c,2d,3c,
3dおよび上端部近傍に袖ぐり2e,3eを有する一対
の左右身頃シート2,3とで構成され、左袖シート5、
右袖シート4が、上下端部間に延びる中心線Y2で折曲
されて、それらシートの内外側縁4c,4d,5c,5
dに沿って固着され、左身頃シート3と右身頃シート2
とが、それらシート2,3の内側縁2d,3dに沿って
固着されており、左袖シート5の袖付き5e周縁部と左
身頃シート3の袖ぐり3e周縁部とが互いに固着され、
右袖シート4の袖付き4e周縁部と右身頃シート2の袖
ぐり2e周縁部とが互いに固着され、左右袖シート4,
5の上端縁部が互いに固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使い捨て上着およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上着は、左右身頃、左右袖身頃のような
部分ごとに生地を裁断し、これら生地を縫い合わせて製
造される。上着の製造の一例としては、スタイル画から
平面製図方式や立体裁断方式によって標準サイズのマス
ターパターンを作成し、マスターパターンを大小のサイ
ズに拡大、縮小するパターングレーティングを行う。パ
ターングレーティングによってできた各サイズ、各部位
のパターンは、できる限りロスを少なくするように紙の
上に置きマーキングを行う。生地は、約10mの長さで
20〜60枚を重ね合わせ、その上にマーキングをした
型紙を重ね、マーキングの線に沿って生地をカッティン
グする。
【0003】これらパターングレーティング、マーキン
グ、カッティングをコンピュータによってシステム化す
ることで、上着製造の生産性を向上させている。パター
ンの型どおりにカットされた生地ピースそれぞれは、あ
らかじめ形をインプットしたコンピュータを内蔵するミ
シンによって縫い合わされる。縫製が完了したものは、
プレスがけ、熱セット等の仕上げ工程を経て、検査の上
完成品となる。上着には、保温性や吸湿性、着用中の感
触に優れることが要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カッティング
工程を経た生地を縫製工程へ搬送したり、それぞれの縫
製工程の間の中間製品を次の縫製工程へ搬送する必要か
ら、生産性の向上には限界がある。近年、手術や検査を
行う際に医師や看護婦、患者等が着用し、使用後に廃棄
される使い捨て着衣の需要が増えてきている。着衣に
は、手術中の使用に耐えることができ、安価でこれまで
以上に量産が可能であることが要求される。
【0005】本発明の課題は、使用後はそのまま廃棄す
ることができる上着と、その上着を単位時間内に量産す
ることができる製造方法の提供である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明が前提とするところは、上端部に襟周り開口
および一対の肩部と、下端部に裾周り開口とを有し、前
記肩部それぞれに前記上端部から前記下端部へ延びる一
対の袖部が取り付けられている使い捨て上着である。
【0007】かかる前提において、前記上着は、前記上
下端部間に延びる内外側縁および前記上端部近傍に袖付
きを有し互いに線対称にある一対の左右袖シートと、前
記上下端部間に延びる内外側縁および前記上端部近傍に
袖ぐりを有し前記左右袖シートの内側に位置して互いに
線対称にある一対の左右身頃シートとで構成され、前記
左袖シート、前記右袖シートそれぞれが、それらシート
の前記内外側縁間の寸法を二等分して前記上下端部間に
延びる中心線で折曲されて、前記左袖シート、前記右袖
シートそれぞれが、前記内外側縁をわずかに残してそれ
ら側縁に沿って固着され、前記左身頃シートと右身頃シ
ートとが、それらシートの前記内側縁をわずかに残して
その内側縁に沿って固着されており、前記左袖シートの
袖付き周縁部と前記左身頃シートの袖ぐり周縁部とが互
いに固着されるとともに、前記右袖シートの袖付き周縁
部と前記右身頃シートの袖ぐり周縁部とが互いに固着さ
れ、前記左右袖シートの前記上端縁部が互いに固着され
ていることを特徴とする。
【0008】本発明の実施の態様の一例としては、前記
左右身頃シートの上端部と前記左右袖シートの上端部と
の互いに重なり合う部分が、前記襟周り開口を除いて互
いに固着されている。
【0009】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記左右身頃シートと前記左右袖シートとのうちの少な
くとも一方が、不織布である。
【0010】前記目的を達成するための使い捨て上着を
製造する方法としては、(a)上下面と、長手方向へ延
びる内外側縁と、前記内外側縁間の幅方向の寸法を二等
分して前記長手方向へ延びる中心線とを有する一対の左
右身頃シートを、前記長手方向前方へ連続して供給し、
前記シートそれぞれの前記外側縁から前記中心線へ向か
って凸となる襟ぐり切断線でそれらシートの部分を切り
取る工程、(b)上下面と、長手方向へ延びる内外側縁
と、前記内外側縁間の幅方向の寸法を二等分して前記長
手方向へ延びる中心線とを有し前記左右身頃シートより
も幅狭い一対の左右袖シートを、前記長手方向前方へ連
続して供給し、前記左右身頃シートの前記中心線と前記
左右袖シートの前記中心線とを互いに一致させて、前記
左身頃シートの上面と左袖シートの下面とを重ね合わせ
るとともに、前記右身頃シートの上面と前記右袖シート
の下面とを重ね合わせる工程、(c)互いに重なり合う
前記左身頃シートと前記左袖シート、互いに重なり合う
前記右身頃シートと前記右袖シートを、前記襟ぐり切断
線よりもそれらシートの供給方向前方へわずかに偏倚し
た位置で、前記左右袖シートの前記内外側縁の間におい
て前記中心線から前記内側縁の方向と前記外側縁の方向
とのそれぞれへ凸となる袖ぐり接合線で互いに接合する
工程、(d)互いに接合された前記左身頃シートと前記
左袖シート、互いに接合された前記右身頃シートと前記
右袖シートを、前記袖ぐり接合線の内側でその袖ぐり接
合線に沿って延びる袖ぐり切断線で切り取る工程、
(e)前記左身頃シートと前記左袖シート、前記右身頃
シートと前記右袖シートを、前記中心線で折曲し、前記
左身頃シートと前記左袖シートとの上面どうしを互いに
重ね合わせるとともに、前記右身頃シートと前記右袖シ
ートとの上面どうしを互いに重ね合わせる工程、(f)
前記左身頃シートと前記左袖シート、前記右身頃シート
と前記右袖シートを、それらシートの前記中心線が互い
に対向するように前記長手方向前方へ並行して供給し、
前記左身頃シートと前記右身頃シートとの前記中心線か
ら前記内側縁の間に延びる背面部分それぞれを、前記袖
ぐり接合線において折り返し、折り返された前記背面部
分を前記内側縁に沿って前記長手方向へ延びる背部接合
線で互いに接合する工程、(g)前記左身頃シートと前
記右身頃シートとの前記中心線から前記外側縁の間に延
びる正面部分それぞれを、前記袖ぐり接合線において折
り返し、互いに重なり合う前記左袖シートを、前記左袖
シートの内外側縁に沿って前記長手方向へ延びる袖部接
合線で接合するとともに、互いに重なり合う前記右袖シ
ートを、前記右袖シートの内外側縁に沿って前記長手方
向へ延びる袖部接合線で接合する工程、(h)前記左右
身頃シートと左右袖シートとを、前記左右身頃シートの
前記中心線の側に位置する前記襟ぐり切断線と前記袖部
接合線との間に延びていて前記袖ぐり接合線の後方を横
切る肩部接合線、または、前記左右身頃シートの前記中
心線の側に位置する前記襟ぐり切断線と前記袖部接合線
との間に延びていて前記袖ぐり接合線上を横切る肩部接
合線で互いに接合する工程、(i)前記左右身頃シート
と左右袖シートとを、前記襟ぐり切断線により切り取ら
れた前記左右身頃シートの部分を幅方向に横切り、前記
肩部接合線に沿うようにこの肩部接合線の後方を幅方向
へ横切って、前記背部接合線と前記袖部接合線との間に
延びる肩部切断線で切断するとともに、前記袖ぐり接合
線から前記長手方向前方へ所要寸法離間した位置で、前
記幅方向へ延びる裾部切断線で切断する工程、とを有す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、この発明
に係る使い捨て上着とその製造方法の詳細を説明する
と、以下のとおりである。
【0012】図1は、使い捨て上着1の斜視図である。
上着1は、互いに固着された左右身頃2,3と、左右身
頃2,3の上端両側縁部に取り付けられて上下に延びる
左右袖部4,5とを有する。左右身頃2,3は、着用者
の腹部側に位置する正面部2A,3Aと背中側に位置す
る背面部2B,3Bとを有し、上端部に襟周り開口6と
下端部に裾周り開口7とが形成されている。襟周り開口
6を除く左右身頃2,3の上端部と左右袖部4,5の上
端部とが一対の肩部8を形成している。
【0013】図2は、シート2,3,4,5それぞれを
線対称に配置した図1の上着1の分解平面図である。上
着1は、上下に延びる仮想対称線Tに対して互いに線対
称にある一対の左右身頃シート2,3と、左右身頃シー
ト2,3の幅方向外側に位置し仮想対称線Tに対して互
いに線対称にある左右袖シート4,5とで構成されてい
る。
【0014】左右身頃シート2,3は、互いに並行して
長手方向へ延びる内外側縁2c,2d,3c,3dと、
長手方向と交差して幅方向へ延びる上下端縁2a,2
b,3a,3dと、内外側縁2c,2d,3c,3d間
の幅方向の寸法を二等分して長手方向へ延びる中心線Y
1とを有する。
【0015】左右身頃シート2,3の上端部には、それ
らシート2,3の外側縁2c,3cから中心線Y1の方
向へ延び、上端部から下端部へ向かって弧を画く襟ぐり
開口6が形成され、中心線Y1を挟んで幅方向へ肩部接
合線B2が延びている。左右身頃シート2,3の内側縁
2d,3dには、内側縁2d,3dに沿って長手方向へ
背部接合線B1が延びている。左右身頃シート2,3の
中心線Y1上には、上端部の側に偏倚した位置それぞれ
に、中心線Y1を挟み内外側縁2c,2d,3c,3d
へ向かって凸となる矩形の袖ぐり2e,3eが形成され
ている。左身頃シート2と右身頃シート3とは、それら
シート2,3の内面どうしが背部接合線B1で互いに固
着される。
【0016】左右袖シート4,5は、互いに並行して長
手方向へ延びる内外側縁4c,4d,5c,5dと、長
手方向と交差して幅方向へ延びる上下端縁4a,4b,
5a,5bと、内外側縁4c,4d,5c,5d間の幅
方向の寸法を二等分して長手方向へ延びる中心線Y2と
を有する。
【0017】左右袖シート4,5の内外側縁4c,4
d,5c,5dには、それら内外側縁4c,4d,5
c,5dに沿って長手方向へ袖部接合線B3が延びてい
る。左右袖シート4,5の上端縁4a,5aには、上端
縁4a,5aに沿って幅方向へ肩部接合線B2が延びて
いる。左右袖シート4,5の中心線Y2上には、上端部
の側に偏倚した位置それぞれに、中心線Y2を挟み内外
側縁4c,4d,5c,5dへ向かって凸となる矩形の
袖付き4e,5eが形成されている。左右袖シート4,
5それぞれの内面どうしが、中心線Y2で折曲されて重
なり合い、袖部接合線B3で固着されて左右袖部4,5
が形成される。
【0018】左身頃シート3と左袖シート5とは、それ
らシート3,5の中心線Y1,Y2を互いに一致させ、
袖ぐり3eと袖付き5eとの周縁部に沿って延びる袖ぐ
り接合線B4で固着され、右身頃シート2と右袖シート
4とは、それらシート2,4の中心線Y1,Y2を互い
に一致させ、袖ぐり2eと袖付き4eとの周縁部に沿っ
て延びる袖ぐり接合線B4で固着される。左右身頃シー
ト2,3の上端縁部と左右袖シート4,5の上端縁部と
の互いに重なり合う部分が、肩部接合線B2で固着され
る。肩部接合線B2は、袖ぐり接合線B4上を横切って
いてもよい。
【0019】袖ぐり2e,3eと袖付き4e,5eとの
形状は、矩形に限定するものではなく、円形や長円形等
であってもよい。
【0020】図3は、図1のA−A線断面図である。左
右身頃シート2,3は、背部接合線B1において、それ
らシート2,3の内面どうしが固着されているので、そ
れらシート2,3の内側縁2d,3dが、上着1の外面
へ向かって延出する。左右袖シート4,5は、内外側縁
4c,4d,5c,5dにおいてそれらシート4,5の
内面どうしが固着されているので、それらシート4,5
の内外側縁4c,4d,5c,5dが、上着1の外面へ
向かって延出する。ゆえに、上着1を着用したときに、
左右身頃2,3シートの内側縁2d,3dと左右袖シー
ト4,5の内外側縁4c,4d,5c,5dとが、着用
者の肌に接触することはなく、着用感を損なうことがな
い。また、左右身頃シート2,3と左右袖シート4,5
とは、それらシート2,3,4,5の上端部においても
それらシート2,3,4,5の内面どうしが固着されて
いる(図示せず)。
【0021】図4は、図1と異なる態様の使い捨て上着
1の斜視図である。上着1には、左右身頃2,3の幅方
向と左右袖部4,5の周り方向とに弾性部材9,10が
伸長状態で取り付けられている。弾性部材9,10は、
その収縮力で着用者の胴周りと腕周りとを締めつけるの
で、着用中の上着1のずれを防ぐことができる。
【0022】弾性部材9,10は、左右身頃2,3と左
右袖部4,5との外面に取り付けられているが、左右身
頃2,3と左右袖部4,5との内面に取りつけられてい
てもよい。また、それら弾性部材9,10の表面が不織
布で被覆されていてもよいし、あらかじめ不織布に包ま
れた弾性部材9,10を左右身頃2,3と左右袖部4,
5とに取り付けてもよい。
【0023】左右身頃シート2,3と左右袖シート4,
5とのうちの一方または双方には、熱可塑性繊維で形成
したスパンボンド不織布やメルトブローン不織布等を使
用することが好ましい。特に、保水性と剛性とを高める
ため、レーヨン、ナイロン、パルプ等の単独またはそれ
らの混合物を使用した目付け50〜100g/cmのス
パンボンド、ポイントボンド、メルトブローン不織布等
を使用することが好ましい。不織布には、開口を形成し
て透湿性を向上させたもの、不織布にエンボスをかけて
凹凸を形成し、クッション性を向上させたものや伸縮性
を付与したものを使用することもできる。
【0024】袖ぐり2e,3eの周囲や背面部2B,3
Bは、特に汗をかきやすいので、袖ぐり2e,3e周囲
の内面と背面部2B,3Bの内面とに吸液性、透湿性、
柔軟性に優れた不織布を別途取り付けることが好まし
い。このような不織布としては、レーヨンやコットン等
の繊維を含む不織布を使用することが好ましい。
【0025】図5は、使い捨て上着1の製造方法の一例
を示す工程図である。図5において、(1)は工程の側
面図であり、(2)は工程の平面図であり、第1工程
(a)〜第5工程(e)までは、説明を簡略化するため
に右身頃シート2と右袖シート3との記載を省略してい
る。上着1は、第1工程〜第9工程(a)〜(i)を有
するラインにおいて、所定幅を有する一対の左右身頃シ
ート2,3と一対の左右袖シート4,5とを用いて製造
される。
【0026】左右身頃シート2,3は、上下面と、長手
方向へ延びる内外側縁2c,2d,3c,3dと、内外
側縁2c,2d,3c,3d間の幅方向の寸法を二等分
して長手方向へ延びる中心線Y1とを有する。左右身頃
シート2,3それぞれは、幅方向の寸法が同一であり、
同一の速度で供給されている。
【0027】左右袖シート4,5は、上下面と、長手方
向へ延びる内外側縁4c,4d,5c,5dと、前記内
外側縁4c,4d,5c,5d間の幅方向の寸法を二等
分して前記長手方向へ延びる中心線Y2とを有し前記左
右身頃シート2,3よりも幅狭いものである。左右袖シ
ート4,5それぞれは、幅方向の寸法が同一であり、左
右身頃シート2,3と同一の速度で供給されている。
【0028】第1工程(a)は、所定幅を有する左右身
頃シート2,3を長手方向前方へ連続して供給し、襟ぐ
り切断線K1でそれらシート2,3の部分6aを切り取
る裁断工程である。
【0029】第2工程(b)は、所定幅を有する左右袖
シート4,5を長手方向前方へ連続して供給し、左袖シ
ート5を左身頃シート3に、右袖シート4を右身頃シー
ト2にそれぞれ重ね合わせる工程である。
【0030】第3工程(c)は、左身頃シート3と左袖
シート5、右身頃シート2と右袖シート4を、袖ぐり接
合線B4でシールする接合工程である。
【0031】第4工程(d)は、左身頃シート3と左袖
シート5、右身頃シート2と右袖シート4を、袖ぐり切
断線K2で切り取る裁断工程である。
【0032】第5工程(e)は、左身頃シート3と左袖
シート5、右身頃シート2と右袖シート4を、それらシ
ート2,3,4,5の中心線Y1,Y2で折曲して重ね
合わせる工程である。
【0033】第6工程(f)は、左身頃シート3と右身
頃シート2との背面部2B,3Bを折り返し、左右身頃
シート2,3を背部接合線B1でシールする接合工程で
ある。
【0034】第7工程(g)は、左身頃シート3と右身
頃シート2との正面部2A,3Aを折り返し、左袖シー
ト5を袖部接合線B3でシールし、右袖シート4を袖部
接合線B3でシールする接合工程である。
【0035】第8工程(h)は、左身頃シート3と左袖
シート5、右身頃シート2と右袖シート4を、肩部接合
線B2でシールする接合工程である。
【0036】第9工程(i)は、左身頃シート3と左袖
シート5、右身頃シート2と右袖シート4を、肩部切断
線K3と裾部切断線K4とで切り取る裁断工程である。
【0037】各工程(a)〜(i)への左右身頃シート
2,3と左右袖シート4,5との移動は、駆動装置によ
り回動するロールによって行われる。
【0038】第1工程(a)では、巻回ロール100に
巻き取られている左身頃シート3が、長手方向前方へ連
続して供給される。左身頃シート3は、巻回ロール10
0の下流側に配置された裁断装置102により、左身頃
シート3の外側縁3cから中心線Y1へ向かって凸とな
るような軌跡を画く襟ぐり切断線K1で、左身頃シート
3の部分6aが切り取られる。
【0039】第2工程(b)では、巻回ロール103に
巻き取られている左袖シート5が、長手方向前方へ連続
して供給され、左身頃シート3の中心線Y1と左袖シー
ト5の中心線Y2とが互いに一致するように、左身頃シ
ート3の上面と左袖シート5の下面とが重ね合わせられ
る。
【0040】第3工程(c)では、互いに重なり合う左
身頃シート3と左袖シート5とが、シール装置105に
より、襟ぐり切断線K1よりもそれらシート3,5の供
給方向前方へわずかに偏倚した位置で、左袖シート5の
内外側縁5c,5dの間において中心線Y2から外側縁
5cの方向と内側縁5dの方向とのそれぞれへ凸となる
ような軌跡を画く袖ぐり接合線B4により互いに接合さ
れる。
【0041】第4工程(d)では、袖ぐり接合線B4に
より接合された左身頃シート3と左袖シート5が、裁断
装置106により、袖ぐり切断線K2で切り取られ、袖
ぐりが形成される。袖ぐり切断線K2は、袖ぐり接合線
B4の内側でその袖ぐり接合線B4に沿って延びてい
る。
【0042】第5工程(e)では、左身頃シート3と左
袖シート5とが、折曲装置107によりそれらシート
3,5の中心線Y1,Y2で折曲され、シート3,5の
上面どうしが互いに重ね合わせられる。
【0043】左身頃シート3および左袖シート5と同様
に、第1工程〜第5工程を経た図示しない右身頃シート
2および右袖シート4は、シート2,3,4,5の中心
線Y1,Y2どうしが互いに対向するように、左身頃シ
ート3および左袖シート5と並行してライン上を移動し
ている。
【0044】第6工程(f)では、左身頃シート3と右
身頃シート2との中心線Y1から内側縁2d,3dの間
に延びる背面部2B,3Bが、反転装置108により袖
ぐり接合線B4で折り返され、折り返された左身頃シー
ト3と右身頃シート2との背面部2B,3Bが、シール
装置109により背部接合線B1で互いに接合される。
背部接合線B1は、左身頃シート3と右身頃シート2と
の内側縁2d,3dの内側でその内側縁2d,3dに沿
って延びている。
【0045】第7工程(g)では、左身頃シート3と右
身頃シート2との中心線Y1から外側縁2c,3cの間
に延びる正面部2A,3Aが、反転装置110により袖
ぐり接合線B4で折り返される。互いに重なり合う左袖
シート5がシール装置111により袖部接合線B3で接
合され、互いに重なり合う右袖シート4がシール装置1
11により袖部接合線B3で接合される。袖部接合線B
3は、左右袖シート4,5の内外側縁4c,4d,5
c,5dの内側でそれら内外側縁4c,4d,5c,5
dに沿って長手方向へ延びている。
【0046】第8工程(h)では、左右身頃シート2,
3と左右袖シート4,5とが、シール装置111により
肩部接合線B2で接合される。肩部接合線B2は、袖ぐ
り接合線B4の後方を横切り、左右身頃シート2,3の
中心線Y1の側に位置する襟ぐり切断線K1と袖部接合
線B3との間に延びている。また、肩部接合線B2は、
袖ぐり接合線B4上を横切り、左右身頃シート2,3の
中心線Y1の側に位置する襟ぐり切断線K1と袖部接合
線B3との間に延びていてもよい。
【0047】第9工程(i)では、左右身頃シート2,
3と左右袖シート4,5とが、切断装置113により肩
部切断線K3と裾部切断線K4ろで裁断される。肩部切
断線K3は、襟ぐり切断線K1により切り取られた左右
身頃シート2,3の部分を幅方向に横切り、肩部接合線
B2に沿うようにこの肩部接合線B2の後方を幅方向へ
横切って、背部接合線B1と袖部接合線B3との間に延
びている。裾部切断線K4は、袖ぐり接合線B4から長
手方向前方へ所要寸法離間した位置に幅方向に延びてい
る。
【0048】シートの接合には、ホットメルト接着剤等
の接着剤や粘着材、ヒートシールやソニックシール等の
技術を使用することができる。シートの接合は、連続的
に行われてもよいし、間欠的に行われてもよい。シート
の裁断には、カッティングダイを使用する他に、レーザ
光線や超音波を利用する裁断技術を使用することができ
る。
【0049】このシステムでは、第1工程(a)〜第9
工程(i)までを連続、自動化することで、上着1の生
産性の向上を図っている。工程(a)〜(i)には、自
動化を円滑に行うため、図示はしていないが、シートを
互いに重ね合わせる際に、左右身頃シート2,3と左右
袖シート4,5との中心線Y1,Y2それぞれが一致し
ない場合、左右身頃シート2,3と左右袖シート4,5
との供給速度とが、あらかじめ設定した速度と異なる場
合、中心線Y1,Y2のずれを修正したり、供給速度を
設定速度に修正する制御手段を設けている。
【0050】中心線Y1,Y2のずれを修正する制御手
段は、第1工程(a)における巻回ロール100と裁断
装置102との間と、第2工程(b)における巻回ロー
ル103とシール装置105との間とに設けることが好
ましい。
【0051】これら制御手段を具体化するには、一例と
して、投光部と受光部とで形成された光学的測定装置
と、ロールの回転速度を計測する回転速度測定装置と、
これら測定装置に接続された制御装置と、制御装置に接
続された可動装置101,104および駆動装置とを使
用する。
【0052】制御装置のメモリには、システムの最適な
運転環境を実現するプログラムが格納されている。プロ
グラムには、シートの側縁部のずれ寸法とずれ寸法を修
正するためのずれ寸法に対する制御量との相関関係、ロ
ールを回動させる駆動装置の回転速度とシートの供給速
度との相関関係が格納されている。また、ずれ許容値と
設定速度とがあらかじめ格納されている。システムの運
転時には、OSの制御の下にプログラムを起動し、所定
のタスクを実行する。制御装置へは、光学的測定装置と
回転速度測定装置とからリアルタイムに測定結果が入力
されている。
【0053】第1工程(a)では、光学的測定装置の投
光部と受光部とを、左身頃シート3の一方の側縁部と右
身頃シート2の一方の側縁部とを上下から挟むように対
向配置する。第2工程(b)では、光学的測定装置の投
光部と受光部とを、左袖シート5の一方の側縁部と右袖
シート4の一方の側縁部とを上下から挟むように対向配
置する。回転速度測定装置は、第1工程(a)と第2工
程(b)とのロールの各駆動装置と、シール装置と裁断
装置との内部に装着されたロールの各駆動装置とに取り
付けられている。
【0054】光学的測定装置の投光部からは、制御装置
で生成されたパルス信号に基づき、受光部へ向けて光を
照射する。投光部から照射される光の照射範囲は、所定
の面積を有し、シートに遮蔽されずにシートの側縁部の
外側を通過する光はそのまま受光部に入射する。
【0055】制御装置では、たとえば、投光部から照射
される光を電気に変換したときの電気量を100%とし
たときに、シートの側縁部で遮蔽される光の電気量が4
0〜50%、受光部に入射する光の電気量が50〜60
%の範囲を正常値として認識する。シートの側縁部にず
れが生じると、制御装置へ入力される電気量が変化す
る。その電気量が50〜60%を越えると、制御装置は
シートにずれありと判定する。制御装置がずれありと判
定すると、ずれを修正するための制御信号を可動装置へ
出力する。
【0056】可動装置101,104には、シート2,
3,4,5の少なくとも一方の面を上下いずれかにおい
て押圧しながら回動し、シート2,3,4,5をその周
面で移動させる可動ロールと、可動ロールを幅方向へ往
復移動させるモータとを有する。モータは、可動ロール
を幅方向へ往復移動させると同時に、可動ロールの中央
部を支点として一端部を上下いずれかへ揺動させること
もできる。可動装置101,104は、制御装置からの
制御量に基づいて、可動ロールを所定寸法だけ移動させ
る。可動ロールが移動すると、その周面を移動するシー
ト2,3,4,5が可動ロールの移動方向へ向かってず
れる。シート2,3,4,5をずらすことによってシー
ト2,3,4,5の位置を修正することができる。制御
装置は、ずれの修正が不可能であると判断するとシステ
ムを停止させることもできる。
【0057】光学的測定装置としてCCD(電荷撮像素
子)カメラを使用する場合は、CCDカメラのアナログ
電気信号を制御装置へ送り、制御装置では、A/Dコン
バータ部によってデジタル信号に変換し、このデジタル
信号を制御装置の前処理部で2値化する。制御装置の論
理演算部では、2値化した信号によりシート2,3,
4,5の幾何学的特徴を抽出し、あらかじめ格納してあ
るシートの輪郭パターンと重ね合わせて比較判定を行
い、シート2,3,4,5のずれの有無を判定する。
【0058】制御装置は、左右身頃シート2,3の供給
速度と左右袖シート4,5の供給速度とを比較演算し、
その結果、あらかじめ設定した供給速度の範囲外にある
場合、それらシート2,3,4,5の供給速度を設定範
囲内にするように、ロールの回転速度を修正させる制御
指令を駆動装置へ出力する。
【0059】制御装置は、各ロールの回転速度が同期す
るように、各ロールの駆動装置の回転速度を制御してい
る。駆動装置の回転速度は、回転数制御方式や電力制御
方式のいずれかまたはこれらを併用することができる。
【0060】
【発明の効果】本発明に係る使い捨て上着とその製造方
法によれば、上着を着用したときに、左右身頃シートの
内側縁および上端縁と左右袖シートの内外側縁とが、着
用者の肌に接触しないので着用感がよい。
【0061】上着を自動化、かつ、連続化した工程で生
産することができるので、単位時間当たりの生産性が向
上するとともに、安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使い捨て上着の斜視図。
【図2】図1の上着の分解平面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】図1とは異なる態様の上着の斜視図。
【図5】上着の製造工程図。
【符号の説明】
1 使い捨て上着 2 右身頃(右身頃シート) 2A 正面部 2B 背面部 2c 外側縁 2d 内側縁 2e 袖ぐり 3 左身頃(左身頃シート) 3A 正面部 3B 背面部 3c 外側縁 3d 内側縁 3e 袖ぐり 4 右袖部(右袖シート) 4c 外側縁 4d 内側縁 4e 袖付き 5 左袖部(左袖シート) 5c 外側縁 5d 内側縁 5e 袖付き 6 襟周り開口 7 裾周り開口 8 肩部 B1 背部接合線 B2 肩部接合線 B3 袖部接合線 B4 袖ぐり接合線 K1 襟ぐり切断線 K2 袖ぐり切断線 K3 肩部切断線 K4 裾部切断線 Y1,Y2 中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑城 健夫 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−7 ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 Fターム(参考) 3B031 AA02 AB00 AB06 AB08 AC02 AC03 AC05 AC15 AE04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部に襟周り開口および一対の肩部
    と、下端部に裾周り開口とを有し、前記肩部それぞれに
    前記上端部から前記下端部へ延びる一対の袖部が取り付
    けられている使い捨て上着であって、 前記上着は、前記上下端部間に延びる内外側縁および前
    記上端部近傍に袖付きを有し互いに線対称にある一対の
    左右袖シートと、前記上下端部間に延びる内外側縁およ
    び前記上端部近傍に袖ぐりを有し前記左右袖シートの内
    側に位置して互いに線対称にある一対の左右身頃シート
    とで構成され、 前記左袖シート、前記右袖シートそれぞれが、それらシ
    ートの前記内外側縁間の寸法を二等分して前記上下端部
    間に延びる中心線で折曲されて、前記左袖シート、前記
    右袖シートそれぞれが、前記内外側縁をわずかに残して
    それら側縁に沿って固着され、前記左身頃シートと右身
    頃シートとが、それらシートの前記内側縁をわずかに残
    してその内側縁に沿って固着されており、 前記左袖シートの袖付き周縁部と前記左身頃シートの袖
    ぐり周縁部とが互いに固着されるとともに、前記右袖シ
    ートの袖付き周縁部と前記右身頃シートの袖ぐり周縁部
    とが互いに固着され、前記左右袖シートの前記上端縁部
    が互いに固着されていることを特徴とする前記上着。
  2. 【請求項2】 前記左右身頃シートの上端部と前記左右
    袖シートの上端部との互いに重なり合う部分が、前記襟
    周り開口を除いて互いに固着されている請求項1記載の
    上着。
  3. 【請求項3】 前記左右身頃シートと前記左右袖シート
    とのうちの少なくとも一方が、不織布である請求項1記
    載のパンツ。
  4. 【請求項4】 使い捨て上着を製造する方法であって、 (a)上下面と、長手方向へ延びる内外側縁と、前記内
    外側縁間の幅方向の寸法を二等分して前記長手方向へ延
    びる中心線とを有する一対の左右身頃シートを、前記長
    手方向前方へ連続して供給し、前記シートそれぞれの前
    記外側縁から前記中心線へ向かって凸となる襟ぐり切断
    線でそれらシートの部分を切り取る工程、 (b)上下面と、長手方向へ延びる内外側縁と、前記内
    外側縁間の幅方向の寸法を二等分して前記長手方向へ延
    びる中心線とを有し前記左右身頃シートよりも幅狭い一
    対の左右袖シートを、前記長手方向前方へ連続して供給
    し、前記左右身頃シートの前記中心線と前記左右袖シー
    トの前記中心線とを互いに一致させて、前記左身頃シー
    トの上面と左袖シートの下面とを重ね合わせるととも
    に、前記右身頃シートの上面と前記右袖シートの下面と
    を重ね合わせる工程、 (c)互いに重なり合う前記左身頃シートと前記左袖シ
    ート、互いに重なり合う前記右身頃シートと前記右袖シ
    ートを、前記襟ぐり切断線よりもそれらシートの供給方
    向前方へわずかに偏倚した位置で、前記左右袖シートの
    前記内外側縁の間において前記中心線から前記内側縁の
    方向と前記外側縁の方向とのそれぞれへ凸となる袖ぐり
    接合線で互いに接合する工程、 (d)互いに接合された前記左身頃シートと前記左袖シ
    ート、互いに接合された前記右身頃シートと前記右袖シ
    ートを、前記袖ぐり接合線の内側でその袖ぐり接合線に
    沿って延びる袖ぐり切断線で切り取る工程、 (e)前記左身頃シートと前記左袖シート、前記右身頃
    シートと前記右袖シートを、前記中心線で折曲し、前記
    左身頃シートと前記左袖シートとの上面どうしを互いに
    重ね合わせるとともに、前記右身頃シートと前記右袖シ
    ートとの上面どうしを互いに重ね合わせる工程、 (f)前記左身頃シートと左袖シート、前記右身頃シー
    トと右袖シートを、それらシートの前記中心線が互いに
    対向するように前記長手方向前方へ並行して供給し、前
    記左身頃シートと前記右身頃シートとの前記中心線から
    前記内側縁の間に延びる背面部分それぞれを、前記袖ぐ
    り接合線において折り返し、折り返された前記背面部分
    を、前記左右身頃シートの内側縁に沿って前記長手方向
    へ延びる背部接合線で互いに接合する工程、 (g)前記左身頃シートと前記右身頃シートとの前記中
    心線から前記外側縁の間に延びる正面部分それぞれを、
    前記袖ぐり接合線において折り返し、互いに重なり合う
    前記左袖シートを、前記左袖シートの内外側縁に沿って
    前記長手方向へ延びる袖部接合線で接合するとともに、
    互いに重なり合う前記右袖シートを、前記右袖シートの
    内外側縁に沿って前記長手方向へ延びる袖部接合線で接
    合する工程、 (h)前記左右身頃シートと左右袖シートとを、前記左
    右身頃シートの前記中心線の側に位置する前記襟ぐり切
    断線と前記袖部接合線との間に延びていて前記袖ぐり接
    合線の後方を横切る肩部接合線、または、前記左右身頃
    シートの前記中心線の側に位置する前記襟ぐり切断線と
    前記袖部接合線との間に延びていて前記袖ぐり接合線上
    を横切る肩部接合線で互いに接合する工程、 (i)前記左右身頃シートと左右袖シートとを、前記襟
    ぐり切断線により切り取られた前記左右身頃シートの部
    分を幅方向に横切り、前記肩部接合線に沿うようにこの
    肩部接合線の後方を幅方向へ横切って、前記背部接合線
    と前記袖部接合線との間に延びる肩部切断線で切断する
    とともに、前記袖ぐり接合線から前記長手方向前方へ所
    要寸法離間した位置で、前記幅方向へ延びる裾部切断線
    で切断する工程、 とを有することを特徴とする前記方法。
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