JP2024068644A - 衣服 - Google Patents

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Masanori Sugino
広隆 伊藤
Hirotaka Ito
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Abstract

【課題】加工時間を短縮化することができ、生産性が優れる衣服を提供する。【解決手段】身頃部を備える衣服であり、身頃部は、衣服を着用する着用者の、上半身または下半身のうち少なくともいずれか一方を被覆する部位であり、少なくとも1枚以上の裁断パーツの接合線同士が接合されることにより接合部が形成され、接合部における、裁断パーツの接合線同士の形状が同一であり、身頃部の端部は開口部が形成され、開口部は、着用者の手首、足首、頭部顔面または胴体のうち、少なくともいずれか1か所に相当する部位を、外部に露出するための部位である、衣服。【選択図】図1

Description

本発明は、衣服に関する。より詳細には、本発明は、加工時間を短縮化することができ、生産性が優れる衣服に関する。
従来、粉塵や放射線を伴う作業や水を扱う作業において、作業者は、衣服の上に防護服などの衣服を着用して作業することがある。特許文献1には、放射能汚染防護服が開示されている。特許文献1に記載の防護服は、脚部の上部域からフード部にわたり開閉可能なファスナ部材を備える。作業後において、着用者と別の人がファスナ部材を開閉する。これにより、着用者は、放射能汚染を起こしにくく、より安全である。
ところで、特許文献1の防護服を含む従来の衣服は、裁断されたパーツを縫製等することにより作製される。
特開2012-252021号公報
従来の防護服等の衣服は、着用者の体型に合うよう所定の立体形状を有する。そのため、裁断されたパーツ同士(たとえば前身頃と後身頃)は同一形状ではなく、それら裁断パーツを人の手によって縫製する必要があった。具体的には、作業者は、たとえば左手で一方の裁断パーツを持ち、右手で他方の裁断パーツを持ち、両裁断パーツの縫製すべき位置を手作業で調整しつつ、縫製作業を行う必要があった。したがって、従来の衣服は、習熟した縫製技能を必要とし、かつ、製造に多くの時間を要した。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、加工時間を短縮化することができ、生産性が優れる衣服を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一態様の衣服は、身頃部を備える衣服であり、前記身頃部は、前記衣服を着用する着用者の、上半身または下半身のうち少なくともいずれか一方を被覆する部位であり、少なくとも1枚以上の裁断パーツの接合線同士が接合されることにより接合部が形成され、前記接合部における、前記裁断パーツの接合線同士の形状が同一であり、前記身頃部の端部は開口部が形成され、前記開口部は、着用者の手首、足首、頭部顔面または胴体のうち、少なくともいずれか1か所に相当する部位を、外部に露出するための部位である、衣服である。
また、上記課題を解決する本発明の一態様の衣服の製造方法は、第1の衣服素材に対し、所定の接合線の形状に沿って、接着剤を付与する工程と、前記接着剤の付与された第1の衣服素材に、第2の衣服素材を重ね合わせて、前記第1の衣服素材と前記第2の衣服素材との接合線同士を接合部によって接合する接合工程と、前記接合部の外縁に沿って、前記第1の衣服素材および前記第2の衣服素材を裁断する裁断工程と、衣服を着用する着用者の手首、足首、頭部顔面または胴体のうち、少なくともいずれか1か所に相当する部位に開口部を設ける開口工程と、前記開口部を介して、前記第1の衣服素材および前記第2の衣服素材の表裏を反転させる反転工程と、を有する、衣服の製造方法である。
図1は、本発明の一実施形態(第1の実施形態)の衣服の模式的な正面図である。 図2は、本発明の一実施形態(第1の実施形態)の衣服の模式的な分解図である。 図3は、本発明の一実施形態(第1の実施形態)の衣服の上半身部分の模式的な斜視図である。 図4は、図3に示される衣服の上半身部分の模式的な正面図である。 図5は、図3に示される衣服の裁断パーツを示す模式的な分解図である。 図6は、第1の実施形態の変形例(変形実施形態1)の衣服の上半身部分の模式的な斜視図である。 図7は、図6に示される衣服の模式的な分解図である。 図8は、第1の実施形態の変形例(変形実施形態2)の衣服の上半身部分の模式的な斜視図である。 図9は、図8に示される衣服の模式的な分解図である。 図10は、フード部における開口部の形状を説明するための模式的な正面図である。 図11は、フード部における開口部の形状を説明するための模式的な正面図である。 図12は、フード部における開口部の形状を説明するための模式的な正面図である。 図13は、フード部における開口部の形状を説明するための模式的な正面図である。 図14は、第1の実施形態の変形例(変形実施形態3)の衣服の裁断パーツを説明する模式的な平面図である。 図15は、股下線の最小曲率半径を説明するための模式図である。 図16は、第1の実施形態の変形例(変形実施形態4)の衣服の裁断パーツを説明する模式的な平面図である。 図17は、第1の実施形態の変形例(変形実施形態5)の衣服の裁断パーツを説明する模式的な平面図である。 図18は、第1の実施形態の変形例(変形実施形態6)の衣服の裁断パーツを説明する模式的な平面図である。 図19は、裁断パーツ数が2である場合の裁断パターンを示す模式的な平面図である。 図20は、裁断パーツ数が6である場合の裁断パターンを示す模式的な平面図である。 図21は、裁断パーツ数が10である場合の裁断パターンを示す模式的な平面図である。 図22Aは、本発明の一実施形態の衣服の製造方法を説明するための模式的な工程図である。 図22Bは、本発明の一実施形態の衣服の製造方法を説明するための模式的な工程図である。 図22Cは、本発明の一実施形態の衣服の製造方法を説明するための模式的な工程図である。 図23は、接着剤が付与された第1の衣服素材の模式的な平面図である。 図24は、第1の衣服素材および第2の衣服素材の裁断位置を示す模式的な平面図である。
<衣服>
図1は、本発明の一実施形態(第1の実施形態)の衣服1の模式的な正面図である。図2は、本発明の一実施形態(第1の実施形態)の衣服1の模式的な分解図である。本実施形態の衣服1は、身頃部2を備える。身頃部2は、衣服1を着用する着用者の、上半身または下半身のうち少なくともいずれか一方を被覆する部位である。身頃部2は、少なくとも1枚以上の裁断パーツの接合線同士が接合されることにより接合部3が形成されている。接合部3における、裁断パーツの接合線同士の形状は、同一である。身頃部2の端部は、開口部4が形成されている。開口部4は、着用者の手首、足首、頭部顔面または胴体のうち、少なくともいずれか1か所に相当する部位を、外部に露出するための部位である。以下、それぞれについて説明する。
ここで、本実施形態において、着用者の身体寸法は特に限定されない。本実施形態では、説明の明瞭化のため、以下の身体寸法である着用者が例示される。すなわち、着用者は、身長が171cmであり、上腕長が32cmであり、頸側・肩峰直線距離が15cmであり、頚窩高が140cmであり、胸骨中点高が128cmであり、前腋窩幅が34cmであり、肩甲骨下角間直線距離が20cmであり、大腿長が44cmであり、脛骨上縁高が43cmである。
また、本実施形態の衣服1の用途は特に限定されない。衣服1は、たとえば、粉塵や放射線を伴う作業や水を扱う作業において、着用者が着用している衣服の上に着用する防護服等として好適である。
衣服1は、身頃部2を備える。身頃部2は、衣服1を着用する着用者の、上半身または下半身のうち少なくともいずれか一方を被覆する部位である。本実施形態では、着用者の上半身および下半身の両方を被覆する身頃部2を備える衣服1が例示されている。
図1および図2に示されるように、身頃部2は、着用者の正面側を被覆する前身頃部21と、着用者の背面側を被覆する後身頃部22とからなる。前身頃部21と後身頃部22とは、接合部3によって接合されている。また、前身頃部21および後身頃部22を構成するそれぞれの裁断パーツは、同一形状である。このように、本実施形態の衣服1は、裁断パーツの接合線同士の形状は、同一であり、前身頃部21を構成する裁断パーツおよび後身頃部22を構成する裁断パーツの2枚の裁断パーツ(「少なくとも1枚以上の裁断パーツ」の一例)の接合線同士が接合されることにより接合部3が形成されている。
本実施形態において、接合されるそれぞれの裁断パーツ同士の形状、あるいは裁断パーツの接合線同士の形状は、完全に一致する場合に限らず、本実施形態の効果を損なわない範囲で形状が異なっていてもよい。一例を挙げると、接合されるそれぞれの裁断パーツ同士の形状、あるいは裁断パーツの接合線同士の形状は、生産における加工誤差範囲、すなわち接合される裁断パーツ同士の各々の接合線の寸法比率がプラスマイナス5%以内、または曲率半径の比率がプラスマイナス10%以内、または接合される裁断パーツ同士の各々の接合線と地の目との角度が、プラスマイナス30°以内の差異である場合を含む。
ここでいう接合線の寸法比率とは、接合される裁断パーツ同士のうち、第一の裁断パーツの接合線を第一の接合線(または端部A)とし、第二の裁断パーツの接合線を第二の接合線(または端部A)とした場合、比率((第一の接合線の寸法-第二の接合線の寸法)÷(第二の接合線の寸法)×100〔%〕)で求められるものである。接合線の曲率半径の比率とは、前記同様の定義とした場合、比率((第一の接合線の曲率半径-第二の接合線の曲率半径)÷(第二の接合線の曲率半径)×100〔%〕)で求められるものである。また、接合される裁断パーツ同士の各々の接合線と地の目との角度の差異とは、接合される第一の裁断パーツの接合線と地の目との角度を第一の角度、接合される第二の裁断パーツの接合線と地の目との角度を第二の角度とした場合、角度の差異((第一の角度-第二の角度))で求められるものである。
また、衣服1は、身頃部の端部に開口部4が形成されている。開口部4は、着用者の手首、足首、頭部顔面または胴体のうち、少なくともいずれか1か所に相当する部位を、外部に露出するための部位である。本実施形態では、着用者の手首、足首、頭部顔面に開口部4が形成されている態様が例示されている。このような開口部4が形成されていることにより、衣服1は、着用者によって着用され得る。なお、衣服1の着用は、衣服1の背面に形成された背面開口部(図示せず)から、着用者が身体を衣服1内に入れることによって行われてもよい。背面開口部が、ファスナ部(図示せず)によって開閉され得る。
また、衣服1は、開口部4が形成されていることにより、たとえば後述する衣服の製造方法において反転工程を実施することにより、接合部を衣服の内側に反転させることができる。これにより、得られる衣服は、優れた耐水圧を有し、かつ、風合いが優れる。
図3は、本実施形態の衣服1の上半身部分の模式的な斜視図である。図4は、図3に示される衣服1の上半身部分の模式的な正面図である。図5は、図3に示される衣服1の裁断パーツ5を示す模式的な分解図である。本実施形態の衣服1は、着用者の頭部を被覆するフード部6を備える場合において、フード部6の着用者の頚椎付根箇所Pに相当する部位の最小曲率半径r1が、1~10cmであることが好ましく、1.5~5cmであることがより好ましい。頚椎付根箇所Pに相当する部位の最小曲率半径r1が上記範囲内であることにより、衣服1は、着用者の首の動きに追従しやすく、可動性が優れる。また、衣服1は、着用者の視界を遮りにくく、視認性が優れる。なお、本実施形態において、「頚椎付根箇所Pに相当する部位の最小曲率半径r1」とは、図4に示されるように、頚椎付根箇所Pに接するよう円を想定した場合に、その半径が最大となる部位における曲率半径である。
図3および図5に示されるように、本実施形態の衣服1において、フード部6は、着用者の顔面側に相当する前側フード部61と、着用者の後頭部側に相当する後側フード部62とが接合されたフード部であり、接合部3における前側フード部61の接合線と、後側フード部62との接合線とが、同一形状であることが好ましい。このような構成によれば、フード部6は、着用者の首の動きに追従しやすく、可動性が優れる。そのため、衣服1は、着用者の視界を遮りにくく、視認性が優れる。
本実施形態において、接合される前側フード部61の接合線と、後側フード部62との接合線の形状は、完全に一致する場合に限らず、本実施形態の効果を損なわない範囲で形状が異なっていてもよい。一例を挙げると、接合される前側フード部61の接合線と、後側フード部62との接合線の形状は、生産における加工誤差範囲、すなわち接合される前側フード部61の接合線と、後側フード部62との接合線との寸法比率がプラスマイナス5%以内、または曲率半径の比率がプラスマイナス10%以内、または接合される各々の接合線と地の目との角度が、プラスマイナス30°以内の差異である場合を含む。
ここでいう接合線の寸法比率とは、次式((前側フード部61の接合線の寸法-後側フード部62の接合線の寸法)÷(後側フード部62の接合線の寸法)×100〔%〕)で求められるものである。接合線の曲率半径の比率とは、((前側フード部61の接合線の曲率半径-後側フード部62の接合線の曲率半径)÷(後側フード部62の接合線の曲率半径の曲率半径)×100〔%〕)で求められるものである。また、接合される各々の接合線と地の目との角度の差異とは、前側フード部61の地の目と接合線との角度を第一の角度、後側フード部62の地の目と接合線との角度を第二の角度とした場合、角度の差異((第一の角度-第二の角度))で求められるものである。
(変形実施形態1)
第1の実施形態の変形例として、フード部が別部材であり、フード部材が身頃部に接合された衣服であってもよい、図6は、本実施形態の変形例(変形実施形態1)の衣服1aの上半身部分の模式的な斜視図である。図7は、図6に示される衣服1aの模式的な分解図である。本変形例の衣服1aは、着用者の首を通す開口部4aを含む部分が、前身頃部を構成する裁断パーツ5aに形成されている。すなわち、衣服1aは、前身頃部と後身頃部の一部とを含む裁断パーツ51aと、後身頃部の残部とを含む裁断パーツ52aとからなる。そのため、接合部3aは、着用者の背面に相当する位置に形成される。上記それぞれの裁断パーツ同士が接続される接合部3aの形状は、同一である。
また、フード部6aは、着用者の右顔面側に相当する右側フード部61aを構成する裁断パーツ53aと、着用者の左顔面側に相当する左側フード部62aを構成する裁断パーツ54aとが接合されたフード部である。それぞれの裁断パーツは、前身頃部を構成する裁断パーツの開口部4aの縁に沿って接合される。この際、右側フード部61aを構成する裁断パーツ53aおよび左側フード部62aを構成する裁断パーツ54aが、前身頃部を構成する裁断パーツ51aの開口部4aにおいて接合される接合部3aの形状は、同一である。
変形実施形態1の衣服1aは、フード部6aが分割加工される態様であるが、フード部6aの着用者の頚椎付根箇所Pに相当する部位の最小曲率半径が、第1の実施形態に関連して説明した衣服1(図3および図5参照)と同様に、1~10cmであることが好ましく、1.5~5cmであることがより好ましい。これにより、衣服1aは、着用者の首の動きに追従しやすく、可動性が優れる。また、衣服1aは、着用者の視界を遮りにくく、視認性が優れる。
(変形実施形態2)
図8は、本実施形態の変形例(変形実施形態2)の衣服1bの上半身部分の模式的な斜視図である。図9は、図8に示される衣服1bの裁断パーツ5bを表す模式的な分解図である。本変形例の衣服1bは、裁断パーツ51bおよび裁断パーツ52bとからなる。衣服1bは、第1の実施形態に関連して上記した衣服1(図3および図5参照)と同様であるが、フード部6bの着用者の頚椎付根箇所Pに相当する部位の最小曲率半径が、1~10cmの範囲外である。そのため、本変形例の衣服1bは、着用者の首の動きに追従する程度が向上しにくく、フィット性および可動性に改善の余地がある。
第1の実施形態の説明に戻り、図10~図13は、フード部における開口部の形状を説明するための模式的な正面図である。図10に示されるように、フード部6cの丈方向の最大長さL1と、幅方向の最大長さL2との割合(L2/L1)は、0.60~1.10であることが好ましく、0.70~1.00であることがより好ましい。また、開口部4bの丈方向の最大長さL3と、幅方向の最大長さL4との割合(L4/L3)は、0.20~1.00であることが好ましく、0.60~0.90であることがより好ましい。L2/L1およびL4/L3が上記範囲内であることにより、衣服1は、着用者の首の動きに追従して変形しやすく、かつ、視界が遮られにくい。
より好ましくは、フード部6cの丈方向の最大長さL1と、幅方向の最大長さL2との割合(L2/L1)は、開口部4bの丈方向の最大長さL3と、幅方向の最大長さL4との割合(L4/L3)以上であることが好ましく、両者の比率((L2/L1)÷(L4/L3))は1.00~3.50の範囲であることがより好ましい。両者の比率が上記範囲内であることにより、衣服1は、着用者の頭部にフィットし、なおかつフード開口部が着用者の顔面部にフィットしやすい。
なお、フード部の開口部の形状は特に限定されない。図10には、略楕円形状である開口部4bが形成されたフード部6cが例示されており、図11には、逆台形状である開口部4cが形成されたフード部6dが例示されている。
なお、図12に示されるフード部6eの開口部4dの寸法は、L2/L1が0.85であり、L4/L3が0.93、両者の比率((L2/L1)÷(L4/L3))は0.91である。また、図13に示されるフード部6fの開口部4eの寸法は、L2/L1が0.85であり、L4/L3が0.89、両者の比率((L2/L1)÷(L4/L3))は0.96である。そのため、これらのフード部を備えるそれぞれの衣服は、図10および図11のフード部を備えるそれぞれの衣服と比較して、着用者の首の動きに追従する程度に改善の余地がある。
(変形実施形態3)
図14は、本実施形態の変形例(変形実施形態3)の衣服の裁断パーツ5cを説明する模式的な平面図である。図15は、股下線Lbの最小曲率半径を説明するための模式図である。本変形例の衣服の身頃部は、少なくとも着用者の下半身および脚部を被覆する部位を含む。この際、脚部を被覆する部位において、股上線Laと股下線Lbとが直交し、かつ、股下線Lbの最小曲率半径が1~10cmであることが好ましい。なお、「股上線」とは、衣服の左右脚部の分かれ目すなわち、股間部からウエストまでのラインをいう。衣服の左右脚部が、股間部からウエストまでのラインを境に分離している形状の場合、当該ラインが股上線となり、かつ接合部となる。一方、「股下線」とは、衣服の左右脚部の分かれ目すなわち、股間部から裾口まで延在する外縁線をいう。
図14~図15に示されるように、股上線Laと股下線Lbとは、直交している。すなわち、股下線Lbは、衣服の左右の脚部の起点部分Psにおいて、股上線Laと直交している。この際、股下線Lbの最小曲率半径r2は、1~10cmであることが好ましく、3~8cmであることがより好ましい。これにより、衣服は、着用者の動作により追従しやすく、可動性がより優れる。そのため、衣服は、たとえば着用者が前屈姿勢を取る際や、足を開いたりする際に、圧迫感や突っ張り感が少なく、可動性や風合いが優れる。
なお、本変形例では、股上線Laと股下線Lbとが直交している態様を例示した。これに替えて、股上線Laと股下線Lbとによって形成される角度は、直角に近ければよく、60°以上90°未満であるか、または、90°を超え、120°以下であってもよい。このように、股上線Laと股下線Lbとによって形成される角度が上記範囲内である場合であっても、衣服は、着用者の動作に、ある程度追従することができ、可動性が優れる。
(変形実施形態4)
図16は、本実施形態の変形例(変形実施形態4)の衣服の裁断パーツ5dを説明する模式的な平面図である。本変形例の衣服は、変形実施形態3に関連して上記した衣服(図14および図15参照)と同様であるが、股上線Lcと股下線Ldとが直交していない。そのため、本変形例の衣服は、変形実施形態3の衣服と比較して、可動性に関して改善の余地がある。
(変形実施形態5~変形実施形態6)
図17は、本実施形態の変形例(変形実施形態5)の衣服の裁断パーツ5eを説明する模式的な平面図である。図18は、本実施形態の変形例(変形実施形態6)の衣服の裁断パーツ5fを説明する模式的な平面図である。変形実施形態5は、1枚の裁断パーツ5eからなる。一方、変形実施形態6は、前身頃部と後身頃部の一部とを含む裁断パーツ51fと、後身頃部の残部とを含む裁断パーツ52fとからなる。そのため、接合部3bは、着用者の背面に相当する位置に形成される。変形実施形態6において、上記それぞれの裁断パーツが接続される接合部3bの形状は、同一である。
変形実施形態6の衣服は、変形実施形態5の衣服と比較して、着用者が着用し、たとえば前屈姿勢や座り姿勢などを取った際に、背中に生じる突っ張り感が軽減されやすい。これは、変形実施形態6の衣服の方が、変形実施形態5の衣服よりも、人体背中側に位置する後身頃の面積が大きくなるためである。すなわち、前屈姿勢や座り姿勢などを取った際に、背中に生じる皮膚伸びによる体表面積の増加分を、面積増加分で吸収することができる。その結果、体表面積の増加分と、衣服面積の過不足との関連によって生じる突っ張り感が、軽減される。
第1の実施形態の説明に戻り、衣服が着用者の上半身と下半身と頭部とを被覆する場合において、本実施形態の衣服を作製するための裁断パーツの数は、1~10であることが好ましく、2~6であることがより好ましい。裁断パーツの数が1~10であることにより、衣服は、所定面積の生地からパーツを裁断する際に、裁断に要する加工時間を短く維持しつつ、裁断後の余った生地の量を少なくすることができ、歩留まりがよい。そのため、衣服は、生産性がより優れる。
図19は、裁断パーツ数が2である場合の裁断パターンPaを示す模式的な平面図である。図20は、裁断パーツ数が6である場合の裁断パターンPbを示す模式的な平面図である。図21は、裁断パーツ数が10である場合の裁断パターンPcを示す模式的な平面図である。
図19に示されるように、裁断パーツ数が2である場合、接合を要する部位の数が少ない。そのため、衣服を作製するための加工時間は、たとえば、約600秒となる。しかしながら、衣服1着あたりに必要な生地の長さは5.67mとなる。なお、加工時間とは、生地の裁断から衣服を最終的に製造完成するまでに要する時間、すなわち生地の裁断時間と裁断パーツの運搬時間、裁断パーツの取り置きまたは反転作業時間、裁断パーツの縫製時間、裁断パーツの接着剤塗布および接着時間、開口部の形成時間、副資材の取り付け作業時間、これら時間の合計時間をいう。
また、図20に示されるように、裁断パーツ数が6である場合、裁断パーツ数が2である場合と比較して、接合を要する部位の数が増える。そのため、衣服を作製するための加工時間は、たとえば、約1100秒となる。また、衣服1着あたりに必要な生地の長さは4.04mとなる。さらに、図21に示されるように、裁断パーツ数が10である場合、衣服を作製するための加工時間は、さらに長くなり、たとえば、約1700秒となる。一方、衣服1着あたりに必要な生地の長さは3.89mとなる。このように、裁断パーツ数が増えると、接合を要する部位の数が増えるため加工時間が増えるが、必要とされる生地の面積が減る。したがって、裁断パーツ数は、所望する製造時間や、生地の歩留まりを考慮して選択され得る。
なお、衣服を構成する繊維材料は、従来公知の繊維材料であってよい。すなわち、繊維材料は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸等のポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリフェニレンサルファイト、フッ素系樹脂、およびこれらの混合物などである。これらの中でも、繊維材料は、生地の生産性や、風合いが優れたものとなる観点から、ポリオレフィン系樹脂を主成分とすることが好ましい。
また、衣服は、不織布からなることが好ましく、メルトブロー法によって得られるメルトブロー不織布と、スパンボンド法により得られるスパンボンド不織布との積層構造からなる生地からなることが好ましい。
なお、衣服を構成する生地は、たとえば、撥水、撥油、帯電防止、難燃、防菌、および防カビ等の機能が付与されてもよい。
本実施形態の衣服の接合部は、裁断パターンの端部近傍に接着樹脂を塗工して接合することにより形成され得る。接着樹脂は特に限定されない。一例を挙げると、接着樹脂は、湿気硬化型反応性ホットメルト樹脂、熱可塑性ホットメルト樹脂、熱硬化性ホットメルト樹脂または、合成ゴム系接着樹脂等である。
以上、本実施形態の衣服は、接合線を介して接合される裁断パーツが同一形状である。そのため、得られる衣服は、形状の異なる裁断パーツを手作業で縫製する必要がなく、たとえば、縫製装置等によってオートメーション化して生産し得る。その結果、衣服は、習熟した縫製技能を必要とせず、かつ、製造に要する時間も短縮化され得る。なお、前述のとおり、接合されるそれぞれの裁断パーツ同士の形状、あるいは裁断パーツの接合線同士の形状は、完全に一致する場合に限らず、本実施形態の効果を損なわない範囲で形状が異なっていてもよい。一例を挙げると、接合されるそれぞれの裁断パーツ同士の形状、あるいは裁断パーツの接合線同士の形状は、生産における加工誤差範囲、すなわち接合される裁断パーツ同士の各々の接合線の寸法比率がプラスマイナス5%以内、または曲率半径の比率がプラスマイナス10%以内、または接合される裁断パーツ同士の各々の接合線と地の目との角度が、プラスマイナス30°以内の差異である場合を含む。ここでいう接合線の寸法比率とは、接合される裁断パーツ同士のうち、第一の裁断パーツの接合線を第一の接合線(または端部A)とし、第二の裁断パーツの接合線を第二の接合線(または端部A)とした場合、比率((第一の接合線の寸法-第二の接合線の寸法)÷(第二の接合線の寸法)×100〔%〕)で求められるものである。接合線の曲率半径の比率とは、前記同様の定義とした場合、比率((第一の接合線の曲率半径-第二の接合線の曲率半径)÷(第二の接合線の曲率半径)×100〔%〕)で求められるものである。また、接合される裁断パーツ同士の各々の接合線と地の目との角度の差異とは、接合される第一の裁断パーツの接合線と地の目との角度を第一の角度、接合される第二の裁断パーツの接合線と地の目との角度を第二の角度とした場合、角度の差異((第一の角度-第二の角度))で求められるものである。
<衣服の製造方法>
図22A~図22Cは、本発明の一実施形態の衣服の製造方法を説明するための模式的な工程図である。本実施形態の衣服の製造方法は、接合部の外縁に沿って、第1の衣服素材7および第2の衣服素材を裁断する任意の裁断工程と、第1の衣服素材7に対し、所定の接合線の形状に沿って、接着剤を付与する工程と、接着剤の付与された第1の衣服素材7に、第2の衣服素材(図示せず)を重ね合わせて、第1の衣服素材7と第2の衣服素材との接合線同士を接合部によって接合する接合工程と、衣服を着用する着用者の手首、足首、頭部顔面または胴体のうち、少なくともいずれか1か所に相当する部位に開口部を設ける開口工程と、開口部を介して、第1の衣服素材7および第2の衣服素材の表裏を反転させる反転工程と、を有する。以下、それぞれについて説明する。なお、本実施形態では、一例として、裁断パーツ数が2である場合について例示する。
(裁断工程)
裁断工程は、接合部の外縁に沿って、第1の衣服素材7および第2の衣服素材を裁断する工程である。なお、裁断工程は、第1の衣服素材7および第2の衣服素材を準備するための工程の一例である。図22Aにおいて、裁断装置CMの動作は、コンピュータ(図示せず)等によって制御されている。たとえば、裁断装置CMは、CADすなわちコンピュータ支援設計システムにより作図された、電子図面データの裁断線情報に沿って、第1の衣服素材7および第2の衣服素材を裁断するよう制御されている。図24は、第1の衣服素材7および第2の衣服素材の裁断位置Pdを示す模式的な平面図である。第1の衣服素材7および第2の衣服素材の裁断は、積層された衣服素材の上層に、裁断線を記したマーキングペーパーを配置し、ハサミ、竪刃裁断機あるいは丸刃裁断機を用いて裁断線に沿って手動で裁断する方法や、積層された衣服素材の上層に、裁断パーツと同一形状の型紙を配置し、バンドナイフを用いて型紙に沿って手動で裁断する方法や、積層された衣服素材の上層に、裁断パーツと同一形状の打ち抜き刃を配置し、押圧荷重をかけて打ち抜き裁断する方法などがある。自動裁断機を用いて、コンピュータにプログラムされた裁断線に沿って裁断刃が駆動し衣服素材を裁断する方法が、裁断工程の加工時間が短く生産性に優れ好ましい。また、裁断前に行う衣服素材の積層において、第1の衣服素材7と第2の衣服素材とを積層し、同時に裁断することもできる。このように、第1の衣服素材7と第2の衣服素材とが同時に裁断されることにより、第1の衣服素材7を構成する裁断パーツの接合線と、第2の衣服素材を構成する裁断パーツの接合線とは、同一形状となる。
(接着剤付与工程)
接着剤付与工程は、第1の衣服素材7に対し、所定の接合線の形状に沿って、接着剤を付与する工程である。図23は、接着剤8が付与された第1の衣服素材7の模式的な平面図である。図23に示されるように、第1の衣服素材7にあたる生地に対し、所定の接合線の形状に沿って、接着剤8が付与される。上記接着剤5を付与する方法は特に限定されない。接着剤の付与は、たとえば、コーティング法、スクリーン印刷法、平版オフセット印刷法、インクジェット法、フレキソ印刷法、グラビア印刷法、グラビアオフセット印刷法、スタンピング法、ディスペンス法、スキージ印刷などを採用できる。
図22Bに示されるように、接着剤8の塗工は、衣服の形状に沿って吐出ノズルN1を移動させながら、接着剤8を第1の衣服素材7に対して吐出することにより実施し得る。図22Bにおいて、吐出ノズルN1は、塗工装置Nによって動作が制御されている。塗工装置Nによる塗工ノズルN1の動作は、コンピュータ(図示せず)等によって制御されている。たとえば、塗工装置Nは、第1の衣服素材7の形状を認識し、所定の接合線の形状に沿って、接着剤8を付与するよう制御されている。これにより、衣服の形状に沿って接着剤8が付与された第1の衣服素材7が準備される。
(接合工程)
次いで、図22Cに示されるように、接着剤8の付与された第1の衣服素材7に対し、第2の衣服素材(図示せず)が重ね合わされ、プレス加工機PMによってプレス加工される。プレス加工方法は特に限定されない。プレス加工は、たとえば二つの金属平板の間に衣服素材を配して加圧する方法や、一対のロール間に衣服素材を導入して加圧する方法、コンベヤベルト間に衣服素材を加圧する方法を採用することができる。プレス加工機PMは、接着剤8の付与された第1の衣服素材7に対向する位置に第2の衣服素材(図示せず)を供給し、第2の衣服素材を第1の衣服素材7に対してプレスすることにより、接着剤8を介して第1の衣服素材7と第2の衣服素材とを接合する。
(開口工程)
開口工程は、衣服を着用する着用者の手首、足首、頭部顔面または胴体のうち、少なくともいずれか1か所に相当する部位に開口部を設ける工程である。開口工程によれば、後述する反転工程において、表裏を反転させるための起点となる開口部を形成し得る。
衣服に開口部を形成する方法は特に限定されない。一例を挙げると、開口部は、前身頃部21と後身頃部22とを接合部3で接合し身頃部2を形成する際に、接合部3を設けない箇所、すなわち前身頃部21と後身頃部22とが接合されていない箇所を設け、これを開口部とする方法がある。他の例を挙げると、開口部は、予め裁断パーツの内部を切り抜いた後、裁断パーツ同士を接合部3で接合し、切り抜き部を開口部として形成する方法がある。
開口工程において開口部が形成される部位は特に限定されない。開口部が形成される部位は、衣服の種類や形態によって決定され得る。すなわち、衣服が上衣および下衣が一体となった衣服である場合には、着用者の手首、足首、頸部に相当する位置に開口部が形成されればよい。一方、衣服が上衣のみである場合には、着用者の手首、頸部に相当する位置に開口部が形成されればよい。ほかにも、フード部を備える衣服である場合には、着用者の顔面を露出するための開口部が形成されればよい。また、衣服は、たとえば防護服のように、肌着などの上から着用される衣服である場合には、着用者が着用時に身体を通すための大きな開口部が形成されてもよい。
(反転工程)
反転工程は、開口部を介して、第1の衣服素材および第2の衣服素材の表裏を反転させる工程である。すなわち、開口工程において開口部が形成された時点では、衣服は、接合部の外縁に沿って裁断された状態である。そのため、衣服の外周縁は、衣服素材の端部が数mm程度露出した状態である。そこで、衣服は、開口部を介して表裏を反転させることにより、そのような衣服の外周縁を内側に配置させ得る。これにより、本実施形態の衣服1(図1参照)が作製され得る。
以上、本実施形態の衣服の製造方法では、たとえば、上記した接着剤付与工程、接合工程および裁断工程は、いずれも、接着剤を塗工するための塗工機能、第2の衣服素材を供給し、プレス加工するための加工機能、および、裁断機能等を備える1または複数の装置によってオートメーション化し得る。その結果、得られる衣服は、習熟した縫製技能を必要とせず、かつ、製造に要する時間も短縮化され得る。
なお、本実施形態では、裁断工程、接着剤付与工程、接合工程、開口工程、反転工程とが順に実施されることにより衣服が製造される場合について例示した。これに代えて、衣服は、たとえば、最初に接着剤付与および接合工程を実施し、その後、裁断工程および開口工程、反転工程を実施してもよい。このような製造方法によっても、本実施形態の衣服は製造され得る。
以上、本発明の一実施形態について説明した。本発明は、上記実施形態に格別限定されない。なお、上記した実施形態は、以下の構成を有する発明を主に説明するものである。
(1)身頃部を備える衣服であり、前記身頃部は、前記衣服を着用する着用者の、上半身または下半身のうち少なくともいずれか一方を被覆する部位であり、少なくとも1枚以上の裁断パーツの接合線同士が接合されることにより接合部が形成され、前記接合部における、前記裁断パーツの接合線同士の形状が同一であり、前記身頃部の端部は開口部が形成され、前記開口部は、着用者の手首、足首、頭部顔面または胴体のうち、少なくともいずれか1か所に相当する部位を、外部に露出するための部位である、衣服。
このような構成によれば、衣服は、接合線を介して接合される裁断パーツが同一形状である。そのため、得られる衣服は、形状の異なる裁断パーツを手作業で縫製する必要がなく、たとえば、縫製装置等によってオートメーション化して生産し得る。その結果、衣服は、習熟した縫製技能を必要とせず、かつ、製造に要する時間も短縮化され得る。
(2)前記身頃部は、少なくとも着用者の下半身および脚部を被覆する部位を含み、
前記脚部を被覆する部位において、股上線と股下線とが直交し、かつ、股下線の最小曲率半径が1~10cmである、(1)記載の衣服。
このような構成によれば、衣服は、着用者の動作に追従しやすく、可動性が優れる。そのため、衣服は、たとえば着用者が前屈姿勢を取る際や、足を開いたりする際に、圧迫感や突っ張り感が少なく、可動性や風合いが優れる。
(3)着用者の頭部を被覆するフード部を備え、
前記フード部は、着用者の頚椎付根箇所に相当する部位の最小曲率半径が1~10cmである、(1)または(2)記載の衣服。
このような構成によれば、衣服は、着用者の首の動きに追従しやすく、可動性が優れる。また、衣服は、着用者の視界を遮りにくく、視認性が優れる。
(4)前記フード部は、着用者の顔面側に相当する前側フード部と、着用者の後頭部側に相当する後側フード部とが接合され、接合部における前記前側フード部の接合線と、前記後側フード部との接合線とが、同一形状である、(3)記載の衣服。
このような構成によれば、衣服は、着用者の首の動きに追従しやすく、可動性が優れる。また、衣服は、着用者の視界を遮りにくく、視認性が優れる。
(5)前記衣服は、着用者の上半身と、下半身と、頭部とを被覆し、前記衣服を構成する裁断パーツ数が1~10である、(1)~(4)のいずれかに記載の衣服。
このような構成によれば、衣服は、所定面積の生地からパーツを裁断する際に、裁断に要する加工時間を短く維持しつつ、裁断後の余った生地の量を少なくすることができ、歩留まりがよい。そのため、衣服は、生産性がより優れる。
(6)第1の衣服素材に対し、所定の接合線の形状に沿って、接着剤を付与する工程と、前記接着剤の付与された第1の衣服素材に、第2の衣服素材を重ね合わせて、前記第1の衣服素材と前記第2の衣服素材との接合線同士を接合部によって接合する接合工程と、前記接合部の外縁に沿って、前記第1の衣服素材および前記第2の衣服素材を裁断する裁断工程と、衣服を着用する着用者の手首、足首、頭部顔面または胴体のうち、少なくともいずれか1か所に相当する部位に開口部を設ける開口工程と、前記開口部を介して、前記第1の衣服素材および前記第2の衣服素材の表裏を反転させる反転工程と、を有する、衣服の製造方法。
このような構成によれば、衣服は、接着剤の塗布、同一形状である第1の衣服素材および第2の衣服素材の裁断、開口部形成、および、反転を行うことにより、いくつかまたは全部の工程をオートメーション化して作製され得る。そのため、得られる衣服は、習熟した縫製技能を必要とせず、かつ、製造に要する時間も短縮化され得る。
以下、本発明を実施例および比較例を挙げてさらに具体的に説明する。本発明は、これらに限定されるものではない。なお、実施例および比較例において用いた衣服の評価は次の方法で実施した。
[測定方法]
(1)股上線と股下線との交差角
衣服の左右脚部の分かれ目すなわち、股間部からウエストまでのラインを股上線Laとし、衣服の左右脚部の分かれ目すなわち、股間部から裾口まで延在する外縁線を股下線Lbとし、両者の交差角の角度を求めた。単位は°とした。
(2)脚部被覆部位の股下線の最小曲率半径
図15に示されるように、股下線Lbに接するよう円を描き、その半径が最小となる部位における曲率半径を求めた。単位はcmとした。
(3)頚椎付根箇所Pに相当する部位の最小曲率半径
図4に示されるように、頚椎付根箇所Pに接するよう円を描き、その半径が最大となる部位における曲率半径を求めた。単位はcmとした。
[評価]
(4)脚部の可動性
衣服の着用運動時における脚部の可動性を、表1の基準で評価した。パラメータ点数が高いほど脚部の可動性に優れている。
(5)首部の可動性
衣服の着用運動時における首部の可動性を、表1の基準で評価した。パラメータ点数が高いほど首部の可動性に優れている。
(6)裁断作業性
衣服の裁断工程における作業のしやすさ、すなわち裁断作業の難易度および要した作業時間を表1の基準で評価した。パラメータ点数が高いほど裁断作業性に優れている。
(7)生産性
衣服の製造工程全体における製造および加工のしやすさ、すなわち各製造工程の難易度および要した作業時間を表1の基準で評価した。パラメータ点数が高いほど生産性に優れている。
(8)総合評価
評価項目の脚部の可動性、首部の可動性、裁断作業性、生産性の評価点数の合計を求め、これを総合評価とした。評価点数が高いほど総合的に優れており、評価結果が2点以上の場合を良好な衣服とした。評価基準を表2に示す。
Figure 2024068644000002
Figure 2024068644000003
(実施例1)
図1~図20に示した衣服、すなわち、第1の衣服素材7および第2の衣服素材(図示せず)として、ポリプロピレン製のスパンボンド不織布(目付18g/m2)、ポリプロピレン製のメルトブロー不織布(目付11g/m2)、ポリプロピレン製のスパンボンド不織布B(目付36g/m2)とを、ポリプロピレン製のメルトブロー不織布が中間層になるよう積層形成したSMS積層不織布を用い、身頃部2の上半身および下半身を被覆部位とし、頭部を被覆するフード部6を有とした衣服1を次の手順で構成した。最初に、接着剤付与工程として、第1の衣服素材7の接合線の形状に沿って、接着剤8をスロット吐出で塗工付与し、次いで、接合工程として、接着剤8の付与された第1の衣服素材7と第2の衣服素材とを重ね合わせ、プレス加工機PM(図22C参照)によって温度70℃、圧力500g/cm2、時間10秒の条件でプレス加工を行い接合線同士を接合し、接着部を得た。接着剤8はポリウレタン系の湿気硬化型反応性ホットメルト接着剤を用いた。フード部6の分割・接合方向は前側フード部61と後側フード部62とした。次いで、裁断工程として、裁断装置CM(図22A参照)を用いて、接合部3の外縁に沿って、第1の衣服素材7および第2の衣服素材を裁断し衣服本体を切り抜いた。次いで、衣服1の接合部3を設けない箇所、すなわち手首、足首、頭部顔面に位置する第1の衣服素材7および第2の衣服素材を裁断し、これを開口部4として設けた。裁断後の裁断パーツ数は、第1の衣服素材7と第2の衣服素材の合計で6であった。得られた衣服1の、接合部3における裁断パーツ5の接合線同士の形状は同一形状であり、フード部6の接合部3における前側フード部61の接合線と、後側フード部62との接合線の形状は同一形状であった。次いで、反転工程として、開口部4を介して、第1の衣服素材7および第2の衣服素材の表裏を反転させて衣服本体を構成した。なお、脚部を被覆する部位の股上線Laと股下線Lbとの交差角は90°、脚部を被覆する部位の股下線Lbの最小曲率半径r1は5.5cm、フード部6の頚椎付根箇所Pに相当する部位の最小曲率半径r1は3cmであった。得られた衣服の着用運動時の脚部可動性、着用運動時の首部の可動性、生産性、裁断作業性を表1の評価基準により評価し、総合評価を表2の評価基準により評価した。表3に各数値と評価結果を示す。
(実施例2)
実施例1の衣服において、衣服1を構成する裁断パーツ数を12とし、接着剤8付与工程は塗工装置N(図22B参照)でディスペンス法を用いてドット径0.5mm、ドット間隔1mmで1列に付与し、上記構成以外は実施例1と同一の条件で衣服1を得た。表3に各数値と評価結果を示す。
(実施例3)
実施例1の衣服において、衣服1を構成する裁断パーツ数を12とし、脚部を被覆する部位の股上線Laと股下線Lbとの交差角を100°、フード部6の分割・接合方向を右側フード部61aと左側フード部62aとし、上記構成以外は実施例1と同一の条件で衣服1を得た。表3に各数値と評価結果を示す。
(実施例4)
実施例1の衣服において、脚部を被覆する部位の股上線Laと股下線Lbとの交差角を100°とし、フード部6の分割・接合方向を右側フード部61aと左側フード部62a、マチ部、フード部6の頚椎付根箇所Pに相当する部位の最小曲率半径r1を0.5cm、フード部6の接合部3における接合線の形状を非同一形状、衣服1を構成する裁断パーツ5数を7とし、上記構成以外は実施例1と同一の条件で衣服1を得た。表3に各数値と評価結果を示す。
(実施例5)
実施例1の衣服において、フードを設けず、衣服1の被覆部位および身頃部2の被覆部位を下半身とし、脚部を被覆する部位の股上線Laと股下線Lbとの交差角を60°、衣服1を構成する裁断パーツ数を2とし、上記構成以外は実施例1と同一の条件で衣服1を得た。表3に各数値と評価結果を示す。
(比較例1)
実施例1の衣服において、接合部3における、裁断パーツ5の接合線同士の形状を非同一形状とし、脚部を被覆する部位の股上線Laと股下線Lbとの交差角を120°、衣服1を構成する裁断パーツ数を12とした衣服1を形成した。製造工程においては、裁断工程として、第1の衣服素材7および第2の衣服1素材を裁断した後、所定の接合線の形状に沿って、実施例2と同様に、塗工装置Nによるディスペンス法で接着剤8を付与し、上記構成以外は実施例1と同一の条件で衣服1を得た。表3に各数値と評価結果を示す。
(比較例2)
比較例1の衣服において、脚部を被覆する部位の股上線Laと股下線Lbとの交差角を135°、脚部を被覆する部位の股下線Lbの最小曲率半径r1を0.5cm、衣服1を構成する裁断パーツ数を6とし、上記構成以外は比較例1と同一の条件で衣服1を得た。表3に各数値と評価結果を示す。
(比較例3)
比較例1の衣服において、脚部を被覆する部位の股上線Laと股下線Lbとの交差角を135°、脚部を被覆する部位の股下線Lbの最小曲率半径r1を0.5cm、フード部6の分割・接合方向を右側フード部61aと左側フード部62a、マチ部、フード部6の接合部3における接合線の形状を非同一形状とし、フード部6の頚椎付根箇所Pに相当する部位の最小曲率半径r1を0.5cmとし、衣服1を構成する裁断パーツ5数を7とし、上記構成以外は比較例1と同一の条件で衣服1を得た。表3に各数値と評価結果を示す。
(比較例4)
比較例1の衣服において、フードを設けず、衣服1の被覆部位および身頃部2の被覆部位を下半身とし、脚部を被覆する部位の股上線Laと股下線Lbとの交差角を135°、脚部を被覆する部位の股下線Lbの最小曲率半径r1を12cm、衣服1を構成する裁断パーツ数を20とし、上記構成以外は比較例1と同一の条件で衣服1を得た。表3に各数値と評価結果を示す。
(比較例5)
比較例1の衣服において、フードを設けず、衣服1の被覆部位および身頃部2の被覆部位を上半身とし、衣服1を構成する裁断パーツ数を6とし、上記構成以外は比較例1と同一の条件で衣服1を得た。表3に各数値と評価結果を示す。
Figure 2024068644000004
実施例1~5の衣服は、接合部における、裁断パーツの接合線同士の形状を同一形状かつ身頃部の端部に開口部を有し、脚部を被覆する部位の股上線と股下線との交差角および脚部を被覆する部位の股下線の最小曲率半径を好ましい範囲とし、かつ製造工程において好ましい製造方法とすることで、脚部の可動性と生産性に優れた衣服となった。
実施例1~2の衣服は、頭部を被覆するフード部を有し、かつフード部の頚椎付根箇所に相当する部位の最小曲率半径およびフード部の分割・接合方向およびフード部の接合部における接合線の形状を好ましい範囲とすることで、より首部の可動性に優れた衣服となった。
実施例1、4、5の衣服は、衣服を構成する裁断パーツ数を好ましい範囲とすることで、より裁断作業性に優れた衣服となった。
比較例1の衣服は、接合部における裁断パーツの接合線同士の形状を非同一形状の態様とし、裁断パーツ数を好ましい範囲と異なる範囲とし、かつ製造工程において好ましい製造方法することで、生産性に劣る衣服となった。
比較例2の衣服は、脚部を被覆する部位の股上線と股下線との交差角および、脚部を被覆する部位の股下線の最小曲率半径を、好ましい範囲と異なる範囲とすることで生産性と脚部の可動性に劣る衣服となった。
比較例3の衣服は更に、フード部の頚椎付根箇所に相当する部位の最小曲率半径およびフード部の分割・接合方向およびフード部の接合部における接合線の形状を、好ましい範囲と異なる範囲とすることで生産性と脚部の可動性、首部の可動性に劣る衣服となった。
比較例4~5の衣服は更に、フード部の省略あるいは身頃部の被覆部位を好ましい範囲と異なる範囲とし、製造工程において、開口部を介して第1の衣服素材および第2の衣服素材の表裏を反転させる反転工程を省略したことにより、生産性と脚部の可動性、首部の可動性、裁断作業性いずれも劣る衣服となった。
すなわち、本発明の衣服は、発明の要件を多く満たすほど、より総合的に優れた衣服となった。
1、1a、1b 衣服
2 身頃部
21 前身頃部
22 後身頃部
3、3a、3b 接合部
4、4a、4b、4c、4d、4e 開口部
5、5a、5b、5c、5d、5e、5f 裁断パーツ
51a、52a、51b、52b、51f、52f 裁断パーツ
53a、54a 裁断パーツ
6、6a、6b、6c、6d、6e、6f フード部
61 前側フード部
61a 右側フード部
62 後側フード部
62a 左側フード部
7 第1の衣服素材
8 接着剤
CM 裁断装置
La、Lc 股上線
Lb、Ld 股下線
L1、L3 丈方向の最大長さ
L2、L4 幅方向の最大長さ
N 塗工装置
N1 吐出ノズル
P 頚椎付根箇所
PM プレス加工機
Pa、Pb、Pc 裁断パターン
Ps 左右の脚部の起点部分
r1、r2 最小曲率半径

Claims (6)

  1. 身頃部を備える衣服であり、
    前記身頃部は、
    前記衣服を着用する着用者の、上半身または下半身のうち少なくともいずれか一方を被覆する部位であり、
    少なくとも1枚以上の裁断パーツの接合線同士が接合されることにより接合部が形成され、
    前記接合部における、前記裁断パーツの接合線同士の形状が同一であり、
    前記身頃部の端部は開口部が形成され、
    前記開口部は、着用者の手首、足首、頭部顔面または胴体のうち、少なくともいずれか1か所に相当する部位を、外部に露出するための部位である、衣服。
  2. 前記身頃部は、少なくとも着用者の下半身および脚部を被覆する部位を含み、
    前記脚部を被覆する部位において、股上線と股下線とが直交し、かつ、股下線の最小曲率半径が1~10cmである、請求項1記載の衣服。
  3. 着用者の頭部を被覆するフード部を備え、
    前記フード部は、着用者の頚椎付根箇所に相当する部位の最小曲率半径が1~10cmである、請求項1または2記載の衣服。
  4. 前記フード部は、着用者の顔面側に相当する前側フード部と、着用者の後頭部側に相当する後側フード部とが接合され、
    接合部における前記前側フード部の接合線と、前記後側フード部との接合線とが、同一形状である、請求項3記載の衣服。
  5. 前記衣服は、着用者の上半身と、下半身と、頭部とを被覆し、
    前記衣服を構成する裁断パーツ数が1~10である、請求項1または2記載の衣服。
  6. 第1の衣服素材に対し、所定の接合線の形状に沿って、接着剤を付与する工程と、
    前記接着剤の付与された第1の衣服素材に、第2の衣服素材を重ね合わせて、前記第1の衣服素材と前記第2の衣服素材との接合線同士を接合部によって接合する接合工程と、
    前記接合部の外縁に沿って、前記第1の衣服素材および前記第2の衣服素材を裁断する裁断工程と、
    衣服を着用する着用者の手首、足首、頭部顔面または胴体のうち、少なくともいずれか1か所に相当する部位に開口部を設ける開口工程と、
    前記開口部を介して、前記第1の衣服素材および前記第2の衣服素材の表裏を反転させる反転工程と、を有する、衣服の製造方法。
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