JP6883956B2 - マスク - Google Patents
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特許文献2では、マスク本体部の側端部と顔面下部の間に生じる隙間を少なくするために、側端部に設けられる補強帯の形状を工夫したマスクが開示されている。ここでは、マスク本体部の中央に向かって補強帯の折り返し片が伸びており、着用時に、この折り返し片がマスク本体部と頬部の間に生じる隙間を塞ぐ働きをする。
具体的に、本発明は、以下の構成を有する。
[2] 不織布の各層の目付量はそれぞれ10g/m2以上30g/m2以下である[1]に記載のマスク。
[3] マスク本体部の各側端部には、2層からなる不織布が挾着している[1]又は[2]に記載のマスク。
[4] 各側端部は、不織布を固定する溶着部を有し、溶着部の総面積は5mm2以上100mm2以下である[1]〜[3]のいずれかに記載のマスク。
[5] マスク本体部は少なくとも、第1の不織布と、第2の不織布と、第1の不織布と第2の不織布の間に形状維持層と、を有する[1]〜[4]のいずれかに記載のマスク。
[6] マスク本体部はさらに微粒子ブロック層を有する[5]に記載のマスク。
[7] マスク本体部は、プリーツ状の立体形状を形成し得る折り目を有する[1]〜[6]のいずれかに記載のマスク。
[8] マスク本体部の上端部は、マスク着用者の鼻部の形状に適合するように変形可能なノーズフィット部材を備える[1]〜[7]のいずれかに記載のマスク。
本発明は、マスク本体部と、マスク本体部に連結され、マスク本体部を着用者の顔面下部に固定するための固定部と、を有するマスクに関する。マスク本体部は、第1面と、第1面とは反対側の第2面とを有する。マスク本体部の各側端部には、複数層からなる不織布が挾着しており、各側端部の第1面側及び第2面側に積層された不織布の合計目付量は、各々25g/m2以上50g/m2以下である。
本発明のマスクは上記構成を有するものであるため、マスク本体部の両側端部が柔らかく、着用時の使用感に優れている。また、本発明のマスクは、上記構成を有するため、両側端部を覆う不織布は十分な強度を有しており、さらに両側端部の補強が十分に行われている。
本発明においては、第1面側及び第2面側の各側端部に固定された複数層からなる不織布の合計目付量と、各層の目付量を上記範囲内とすることにより、両側端部の柔らかさを高めつつも、両側端部の補強を十分に行うことができる。
本発明のマスクの製造方法は、側端部用不織布をマスク本体部の側端部に固定する工程を含む。この工程では、複数層からなる側端部用不織布をマスク本体部の側端部に挾着する。また、該工程の前には、複数層からなる側端部用不織布を得る工程を含むことが好ましく、複数層からなる側端部用不織布を得る工程は、不織布を積層する工程もしくは、1枚の不織布を複数層となるように折りたたむ工程であることが好ましい。
第2溶着工程では、図1に記載した溶着部が形成されるようにマスク本体部の上端部の所定位置を第2溶着する。さらに第2溶着工程では、図1に記載した溶着部が形成されるようにマスク本体部の下端部の所定位置の溶着も行う。具体的には、図1に示した溶着部23a、23b、及び溶着部25が形成されるようにマスク本体部の上下端部を溶着する。
実施例1のマスクは、図4に記載した製造工程により作製した。まず、マスク本体部を形成するために、第1の不織布と、形状維持層(樹脂メッシュ層)と、第2の不織布を積層し、3層の積層体のマスク中央部を第1溶着した。次いで、ノーズフィット部材を図1に記載した位置にくるように3層の積層体上の第1不織布上に載せ、ノーズフィット部材を埋め込むようにさらにその上に第3の不織布を積層し、図1に記載した溶着部が形成されるようにマスク本体部の上下端部の所定位置を第2溶着した。その後、図2に示したような折り返し構造が形成されるようにマスク本体部を折りたたむことでプリーツ加工を行い、マスク本体部の両側端部となる位置が折りたたまれた状態で固定されるように第3溶着を行った。図4における切断工程では、連続したシート状の不織布積層体を個々のマスク本体部にすべく切断を行った。この際、切断位置は第3溶着工程で両側端部を溶着した位置に合うように調整した。
その後、マスク本体部の両側端部に耳紐を溶着により取り付け、マスク本体部と固定部(耳紐)を有するマスクとした。
マスク本体部の両側端部に側端部用不織布を固定する工程において、幅が20mm、表1に記載の目付量を有する側端部用不織布を2枚積層し、2枚積層不織布の幅方向の中心線が折り目となるように2つ折りにしつつ、両側端部の第1面と第2面を端縁側から挟み込み、第4溶着を行った以外は、実施例1と同様にしてマスクを作製した。なお、表1において、1層目の不織布は、マスク本体部に直接接している不織布であり、2層目の不織布は、1層目の不織布の外側に配置されている不織布である。
幅が20mmの2枚の側端部用不織布の各々の目付量を表1の通りに変更した以外は、実施例2と同様にしてマスクを作製した。
幅が40mmの側端部用不織布の目付量を表1の通りに変更した以外は、実施例1と同様にしてマスクを作製した。
幅が20mmの2枚の側端部用不織布の各々の目付量を表1の通りに変更した以外は、実施例2と同様にしてマスクを作製した。
幅が40mmの側端部用不織布の目付量を表1の通りに変更した以外は、実施例1と同様にしてマスクを作製した。
幅が20mmの2枚の側端部用不織布の各々の目付量を表1の通りに変更した以外は、実施例2と同様にしてマスクを作製した。
表1に記載の目付量を有し、幅が20mmの側端部用不織布を1枚用いた以外は、実施例2と同様にしてマスクを作製した。
(強度)
マスク本体部の平面(第1面及び第2面)が地面と水平のなる向きで手に持ち、片側の側端部の中点を挟んで左右それぞれ4cmの箇所を指で挾持した。その状態で、側端部の中点が上下に折曲するように、挾持した指の指先を左右同時に上下方向へ100回動かした。折曲後の側端部の不織布の状態を目視で評価した。
◎:全く変化なし
○:わずかに不織布が伸びたように感じられるが、ほぼ外観に変化なし
△:不織布が若干伸びているものの問題ないレベル
×:不織布が伸びてたるみが見られ、著しく見栄えが悪い
マスク本体部の平面(第1面及び第2面)が地面と水平になる向きで手に持ち、片側の側端部を手で曲げながら触り、表面質感の印象を以下の基準で評価した。
◎:非常に柔らかい
○:柔らかい
△:やや柔らかい
×:硬い
12 側端部
14 不織布
15 溶着部
16 上端部
17 下端部
18 溶着領域
23 溶着部
25 溶着部
28 ノーズフィット部材
30 固定部
40 折り山(襞山)
100 マスク
Claims (8)
- 第1面と、前記第1面とは反対側の第2面とを有するマスク本体部と、
前記マスク本体部に連結され、前記マスク本体部を着用者の顔面下部に固定するための固定部と、を有し、
前記マスク本体部の各側端部には、前記各側端部の第1面と第2面を端縁側から挟み込むように複数層からなる不織布が積層しており、
前記各側端部の各面に積層された前記複数層からなる不織布の合計目付量は、各々25g/m2以上50g/m2以下であり、
前記各側端部は前記複数層からなる不織布を固定する溶着部と、非溶着部を有する、マスク。 - 前記複数層からなる不織布の各層の目付量はそれぞれ10g/m2以上30g/m2以下である請求項1に記載のマスク。
- 前記マスク本体部の各側端部には、前記各側端部の第1面と第2面を端縁側から挟み込むように2層からなる不織布が積層している請求項1又は2に記載のマスク。
- 前記溶着部の総面積は5mm2以上100mm2以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載のマスク。
- 前記マスク本体部は少なくとも、第1の不織布と、第2の不織布と、前記第1の不織布と前記第2の不織布の間に形状維持層と、を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のマスク。
- 前記マスク本体部はさらに微粒子ブロック層を有する請求項5に記載のマスク。
- 前記マスク本体部は、プリーツ状の立体形状を形成し得る折り目を有する請求項1〜6のいずれか1項に記載のマスク。
- 前記マスク本体部の上端部は、マスク着用者の鼻部の形状に適合するように変形可能なノーズフィット部材を備える請求項1〜7のいずれか1項に記載のマスク。
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