JP2004124350A - 肩パッド付き衣服 - Google Patents

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原 二三男
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Abstract

【課題】衣服の肩部に取り付けられる肩パッドの周縁に形成される接合部を衣服の表面に浮き出ないように形成して、肩部の美観を向上させるとともに、衣服と肩パッドの接合部とを擦れにくくして、耐久性を向上させた肩パッド付き衣服を提供すること。
【解決手段】肩パッド付き衣服100に取り付けられる肩パッド200におけるクルミ布地220a、220bの周縁部同士を接着または溶着して接合部222を形成し、かつこの接合部222の輪郭形状を波形に成型する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洋服に使用される肩パッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ブラウスや夏用ジャケット等の薄手の表生地からなる衣服には、肩のラインを美しく見せるために肩パッドが取り付けられている。この肩パッドは、衣服の表生地から透けて見えにくくするために、パッド本体を、衣服の表生地とほぼ同色の薄布からなるクルミ布地で被覆したものが通常使用されている。図6には、従来の肩パッド付き衣服100の肩部を拡大した図が示されており、図7には、図6に示す従来の肩パッド付き衣服に取り付けられる肩パッド200を示している。図7に示すように、肩パッド200は、全体の形状を決定するパッド本体210と、パッド本体210の上表面と下表面とにそれぞれ取り付けられるクルミ布地220a、220bとを有して形成されている。そして、クルミ布地220a及び220bの周縁部221a、221bは、通常、ロックミシン処理によって接合されて接合部222を形成している(特許文献1参照)。ロックミシン処理とは、ロックミシンで縫合糸を縫い込んで、いわゆるふちががりをするものである。
【0003】
ところが、こうしたロックミシン処理がなされた肩パッドでは、接合部に厚みが生じるため、これを衣服に取り付けると、図6に示すように、肩パッドの接合部の厚みが衣服と当たって表面に浮き出たり、衣服の肩部に皺がよるなどして、衣服の美観を損ねてしまっていた。また、着用や洗濯を重ねるにつれて、衣服と肩パッドとが擦れ合って、衣服の肩部に破れが生じたり、肩パッドの接合部の縫合糸に解れが生じたりして、耐久性にも難があった。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−172812公報(第1図、第2図及び第5図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、衣服に取り付ける肩パッドの接合部を衣服の表面に浮き出ないように形成して、肩部の美観を向上させるとともに、衣服と肩パッドの接合部とを擦れにくくして、耐久性を向上させた肩パッド付き衣服を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明が採った手段は、両肩部に肩パッド200が取り付けられた肩パッド付き衣服100であって、肩パッド200は、パッド本体210と、パッド本体210の上表面及び下表面にそれぞれ配置されるクルミ布地220a、220bとからなり、クルミ布地220a、220bは、その周縁部221a、221b同士を接着若しくは溶着により接合してなる接合部222が形成されるとともに、接合部222の輪郭形状が波形に成型されてなることを特徴とする肩パッド付き衣服100である。
【0007】
この肩パッド付き衣服100は、両肩部に取り付けられる肩パッド200におけるクルミ布地220a、220bの周縁部221a、221bが接合されてなる接合部222を、接着または溶着によって形成することにより、接合部222の厚みを薄く形成するとともに、接合部222の輪郭形状を波形に成型して、接合部222と衣服との当たりを少なくしたものである。これによって、衣服の肩部の表面に肩パッド200の接合部222が浮き出たり、皺が寄ったりすることがなくなって美観を向上させることができ、また、衣服と肩パッド200の接合部222とが擦れにくくなって破れが生じにくくなる。
【0008】
請求項2に記載した発明が採った手段は、肩パッド200は、衣服の肩の縫い目と対応する両端部に、略V字形若しくは略U字形に形成される切欠部223が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の肩パッド付き衣服100である。
【0009】
この肩パッド付き衣服100は、衣服の肩の縫い目と対応する両端部に切欠部223を形成して、肩パッド200の接合部222が衣服の肩線部分に当たらないようにしたものである。これにより、衣服の肩のラインをより美しく見せることができる。また、衣服の作製時においては、切欠部223を衣服に取り付ける位置の目安とすることもできるので、肩パッド200の取り付け作業が迅速に行えるようになる。
【0010】
請求項3に記載した発明が採った手段は、クルミ布地220は、熱溶融性繊維を有してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の肩パッド付き衣服100である。
【0011】
クルミ布地220が、熱溶融性繊維を有することにより、接合部222を超音波の伝達による溶着により形成できるようになる。
【0012】
請求項4に記載の発明が採った手段は、クルミ布地220a、220bは、パッド本体210との接触面側に接着剤224が付着されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の肩パッド付き衣服100である。
肩パッド200を構成するクルミ布地220a、220bのパッド本体210との接触面側に接着剤224が付着されることで、接合部222の形成及びパッド本体210とクルミ布地220a、220bとの接着が容易に行えるようになる。
【0013】
請求項5に記載の発明が採った手段は、接着剤224は、熱融着性接着剤であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の肩パッド付き衣服100である。
【0014】
接着剤224を熱融着性とすることで、接合部222の形成及びクルミ布地220a、220bとパッド本体210との接着を加熱プレスするだけで簡単に行えるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係る肩パッド付き衣服は、パッド本体の上表面と下表面とにそれぞれ取り付けられてパッド本体を被覆するクルミ布地の周縁部同士を接合してなる接合部の輪郭形状を波形に形成した肩パッドを備えることを特徴とするものである。
【0016】
本発明に係る肩パッド付き衣服は、ブラウスやサマーセーターといった薄手の布地からなるものである。そして、これに取り付けられる肩パッドは、パッド本体の上表面及び下表面にそれぞれクルミ布地が取り付けられてなり、クルミ布地の周縁部同士を接合して接合部が形成されている。さらに、接合部は、その輪郭形状が波形に形成されている。
【0017】
パッド本体は、従来より使用されているものを用いることができ、例えば、不織布等からなってパッド本体の上表面と下表面とを形成する上材と下材との間に、発泡体や成形不織布等を立体的に成形した中材を介在させてなるものが挙げられる。また、その形状にはフラットタイプ、ラグランタイプ、ワッフルタイプ等があるが、特に限定されるものではない。
【0018】
クルミ布地は、パッド本体に縫合又は接着されることによって取り付けられる。形状及び大きさは、特に限定されるものではないが、パッド本体の面積よりも大きい面積とし、パッド本体の形状と相似形とすることが好ましい。
【0019】
そして、パッド本体の上表面と下表面とにそれぞれ取り付けられたクルミ布地は、その周縁部同士を接合して接合部が形成される。この接合部は、接着剤によって接着して形成することができる。
従って、クルミ布地には、パッド本体との接触面側に接着剤が付着されたものを用いることが好ましい。付着される接着剤には、感圧接着剤やポリエチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等の低融点樹脂からなる熱融着性接着剤等が挙げられ、特に、取り扱い性を考慮して熱融着性接着剤が付着されたものを用いることが好ましい。クルミ布地に熱融着性接着剤が付着していれば、クルミ布地をパッド本体の上表面と下表面に配置した後に加熱プレス処理するだけで、接合部を形成することができ、また、パッド本体に接着して取り付けることも容易に行うことができる。
【0020】
また、接合部は、超音波の伝達による溶着によって行うこともできる。溶着によって接合部を形成する場合には、クルミ布地として、熱溶融性繊維を有するものを用いることが好ましい。熱溶融性繊維を有することによって、超音波を伝達したときに熱溶融性繊維が溶融して溶着を強固にできるようになるからである。熱溶融性繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル等の合成繊維からなるもの、又は、前記合成繊維とコットン、麻、レーヨン等のセルロース系の天然繊維や、トウモロコシ等の澱粉などと合成されてできる生分解性繊維等とを混紡してなるものが挙げられる。そして、このような繊維素材からなる織物、編物又は不織布を用いることができ、特に、解れの生じにくい薄手の不織布を用いることが好ましい。
【0021】
また、超音波の伝達による溶着は、従来より布やシート材の溶融、溶着加工に用いられている超音波加工装置を用いて行うことができる。そして、当該装置による溶着よって接合部を形成するには、予め所定の形状に裁断したクルミ布地を、パッド本体の上表面と下表面とに縫合若しくは接着しておいてから、クルミ布地の周縁に沿ってホーンを当接して溶着するか、あるいは、クルミ布地をパッド本体の面積より大きい面積で適当な形状に裁断しておき、これをパッド本体の上表面と下表面とに縫合若しくは接着した後、所定の輪郭となるように余剰部分を溶断しながらクルミ布地の周縁部同士を溶着して作製することができる。
【0022】
上記のように形成される接合部は、その輪郭形状が波形に形成されてなる。この波形の形状は、特に限定されるものではなく、例えば、半円形を連続させた形状や、三角形を連続させた形状等に形成することが考えられる。
この接合部の波形輪郭形状は、接合部を形成した後で、接合部の周縁を裁断して形成することができる。また、超音波加工装置による溶着により接合部を形成する場合には、超音波加工装置の金型を波形形状に形成しておくと、溶着と同時に波形形状に溶断されるので作製が容易となる。
【0023】
また、肩パッドの肩幅方向の両端部には、略V字形若しくは略U字型の切欠部を形成してもよい。切欠部を形成することで、接合部と衣服との当たりをより少なくできるようになるとともに、衣服への取り付けの際に、切欠部を衣服の肩の縫い目に合わせることで位置決めが容易かつ正確に行えるようになるので、左右の肩パッドを対称位置に取り付けることができるようになる。切欠部は、クルミ布地をパッド本体に取り付ける前に予め形成しておくか、あるいは、超音波加工装置による溶着により接合部を形成する場合には、その溶着を行う際に、溶断して形成することもできる。
【0024】
上記のように形成される肩パッドの衣服への取り付けは、従来の肩パッド付き衣服と同様にして、衣服に縫合して取り付けることができる。
【0025】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
(実施例1)
図1には、本実施例に係る肩パッド付き衣服100が示されており、図2には本実施例に係る肩パッド付き衣服100に取り付けられる肩パッド200を一部切断した状態が示されている。また、図3には、肩パッド200を分解した図が示されている。
【0026】
本実施例に係る肩パッド付き衣服100は、図1に示すように、薄手の布地より作製された女性用のブラウスであり、その両肩部には、肩パッド200が取り付けられる。
この肩パッド200は、図2に示すように、パッド本体210と、クルミ布地220とを有する。パッド本体210は、略半円形に形成されるとともに、肩の形状に対応するよう立体的な曲面を有して形成されている。パッド本体210は、上表面210aを形成する上材211と、下表面210bを形成する下材212と、上材211と下材212との間に介在されてなる中材213とからなり、これらを重合して形成されたものである。
【0027】
クルミ布地220は、パッド本体210の上表面210aと下表面210bとの両面にそれぞれ取り付けられて、パッド本体210を被覆するものである。クルミ布地220はパッド本体210の上表面210aに取り付けられるクルミ布地220aと、下表面210bに取り付けられるクルミ布地220bとからなる。また、クルミ布地220は、合成繊維からなる不織布より形成されており、パッド本体210の面積よりも大きくかつパッド本体210と相似形に形成されている。さらに、パッド本体210と接触する面には、図3に示すように、ドット状の熱融着性樹脂224が付着しており、加熱プレス処理によってパッド本体210に接着して取り付けられる。
【0028】
パッド本体210に接着されたクルミ布地220a、220bは、それぞれの周縁部221a、221bとが接合されて接合部222を形成する。接合部222は、周縁部221a、221bを超音波の伝達による溶着によって一体化することによって形成されるとともに、クルミ布地220の超音波が伝達されない表面部Sと同様の質感で形成される。
【0029】
肩パッド200は、以下のような方法で作製される。まず、図3に示すように、クルミ布地220a、220bを、予めパッド本体210の面積よりも大きい面積で、パッド本体210と相似形に裁断しておく。そして、クルミ布地220a、220bの周縁部221a、221bを揃えながら、熱融着性樹脂224が付着している面がパッド本体210と接触するようにパッド本体210の上表面210aと下表面210bとに配置し、加熱プレス処理を行う。加熱プレス処理によって、熱融着性樹脂223が溶融し、クルミ布地220a、220bがパッド本体210に接着される。
【0030】
次いで、パッド本体210に接着したクルミ布地220a、220bの周縁部221a、221bに沿って超音波を伝達し、周縁部221aと周縁部221bとを溶着した後、輪郭形状が三角形が連続してなる波形となるように裁断して接合部222が形成される。
【0031】
また、上記方法のようにクルミ布地220を予めパッド本体210と相似形に裁断するのではなく、図4に示すように、まずはクルミ布地220a、220bをパッド本体210の面積より大きい面積で適当な形状に裁断しておき、これをパッド本体210の上表面210aと下表面210bとに接着して、図4の斜線部分のように、超音波を伝達して溶着して接合部222を形成するとともに、余剰部分を接合部222の輪郭が波形となるように溶断することにより作製してもよい。
【0032】
こうして形成される肩パッド200は、クルミ布地220の周縁部221a、221bを溶着して接合することによって、従来のロックミシン処理のように縫い糸を一切使用せずに接合部222を形成することができる。これによって、接合部222の厚みを薄く形成することができるのである。そして、この肩パッド200は、衣服の肩部に縫合して取り付けられる。
【0033】
本実施例に係る肩パッド付き衣服100は、衣服の肩部から肩パッド200の接合部222が浮き出ることがなく、滑らかな肩のラインを提供することができる。また、肩パッドの接合部に糸解れが生じたり、衣服と肩パッドの接合部とが擦れ合って衣服に破れが生じない肩パッド付き衣服200とすることができる。
【0034】
(実施例2)
本実施例に係る肩パッド付き衣服は、実施例1に示した肩パッド付き衣服100に改良を加えたものであり、その基本構成は実施例1と同様である。従って、ここでは、実施例1との相違点について詳細に説明する。
図5には、本実施例に係る肩パッド付き衣服を構成する肩パッド200が示されている。本実施例に係る肩パッド付き衣服は、肩パッド200の衣服の肩の縫い目に対応する両端部に切欠部223が形成されている点で実施例1と相違する。このように、切欠部223を設けることにより、肩パッド200の接合部222と衣服の肩の縫い目との当たりをより少なくすることができるので、接合部222が衣服の表生地に当たって浮き出ることをより一層防止できるようになる。さらに、肩パッド200を衣服に取り付ける際に、切欠部223が衣服の肩部に取り付け位置の目安となるので、肩パッド付き衣服の作製が容易となる肩パッドを衣服に取り付ける作業を正確かつ簡単に行えるようになる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1に記載の肩パッド付き衣服によれば、両肩部に取り付けられるパッド本体の上表面と下表面とに取り付けられるクルミ布地の周縁部同士を接着若しくは溶着して接合部を形成するとともに、接合部の輪郭を波形に形成したので、従来のロックミシン処理と比較して接合部を薄く形成できるので、肩パッドの接合部と衣服の肩部との当たりが少なくなって、接合部が衣服の表面に浮き出ることがなくなり、滑らかな肩のラインを提供することができる。また、衣服と接合部とが擦れて破れが生じることがない。さらに、縫合糸を用いずに接合部を形成するため、糸解れが生じることがない。
【0036】
請求項2に記載の肩パッド付き衣服によれば、請求項1に記載の肩パッド付き衣服の効果に加えて、肩幅方向の両端部に略V字形若しくは略U字形の切欠部を形成したことにより、肩パッドを衣服に取り付けたときに、肩パッドの接合部と衣服との当たりがより少なくなって、接合部が衣服の表生地に当たって浮き出ることをより一層防止することができるようになる。さらに、肩パッドを衣服に取り付ける際に、切欠部が衣服の肩部に取り付け位置の目安となるので、肩パッド付き衣服の作製が容易となる。
【0037】
請求項3に記載の肩パッド付き衣服によれば、請求項1または2のいずれかに記載の肩パッド付き衣服の効果に加えて、クルミ布地が熱溶融性の繊維を有してなるので、超音波の伝達によって熱溶融性繊維が溶融して、溶着を強固にすることができる。
【0038】
請求項4に記載の肩パッド付き衣服によれば、請求項1から3のいずれに記載の肩パッド付き衣服の効果に加えて、パッド本体との接触面側に接着剤が付着されているので、接合部の形成及びクルミ布地のパッド本体への取り付けが容易に行えるようになる。
【0039】
請求項5に記載の肩パッド付き衣服によれば、請求項4に記載の肩パッド付き衣服の効果に加えて、接着剤を熱融着性としているので、加熱プレス処理を行うだけで接合部が簡単に形成できるとともに、クルミ布地のパッド本体への取り付けも簡単に行えるようになる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る肩パッド付き衣服の肩部を切り欠いた状態を示す正面図である。
【図2】実施例1に係る肩パッド付き衣服を構成する肩パッドの一部を切断して示す斜視図である。
【図3】実施例1に係る肩パッド付き衣服を構成する肩パッドの分解図斜視図である。
【図4】実施例1に係る肩パッドの作製方法を説明する図である。
【図5】実施例に係る肩パッド付き衣服を構成する肩パッドの斜視図である。
【図6】従来の肩パッド付き衣服の肩部を拡大した正面図である。
【図7】従来の肩パッドの斜視図である。
【符号の説明】
100 肩パッド付き衣服
200 肩パッド
210 パッド本体
210a 上表面
210b 下表面
220  クルミ布地
221  周縁部
222  接合部
223  切欠部
224  接着剤(熱融着性樹脂)

Claims (5)

  1. 両肩部に肩パッドが取り付けられた肩パッド付き衣服であって、
    前記肩パッドは、パッド本体と、該パッド本体の上表面及び下表面にそれぞれ配置されるクルミ布地とからなって、
    前記クルミ布地の周縁部同士を接着若しくは溶着により接合してなる接合部が形成されるとともに、該接合部の輪郭形状が波形に成型されてなることを特徴とする肩パッド付き衣服。
  2. 肩パッドは、衣服の肩の縫い目と対応する両端部に、略V字形若しくは略U字形に形成される切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の肩パッド付き衣服。
  3. クルミ布地は、熱溶融性繊維を有してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の肩パッド付き衣服。
  4. クルミ布地は、パッド本体との接触面側に接着剤が付着されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の肩パッド付き衣服。
  5. 接着剤は、熱融着性接着剤であることを特徴とする請求項4に記載の肩パッド付き衣服。
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