JP3576020B2 - 使い捨て上着の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使い捨て上着の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
上着は、前後身頃、袖身頃のような部分ごとに生地を裁断し、これら生地を縫い合わせて製造される。上着の製造の一例としては、スタイル画から平面製図方式や立体裁断方式によって標準サイズのマスターパターンを作成し、マスターパターンを大小のサイズに拡大、縮小するパターングレーティングを行う。パターングレーティングによってできた各サイズ、各部位のパターンは、生地の無駄を最小限にするように紙の上に置いてマーキング作業を行い、マーキングしたデータをプロッタで製図する。生地は、延反機でロット数に対応した枚数になるように平折りして重ね合わせる。重ね合わせた生地の上にマーキングをした型紙を乗せて、マーキングの線に沿って生地をカッティングする。
【0003】
これらパターングレーティング、マーキング、カッティングをコンピュータによってシステム化することで、上着製造の生産性を向上させている。パターンの型どおりにカットされた生地ピースそれぞれは、リレー方式の縫製ラインにおいて、あらかじめ形をインプットしたコンピュータを内蔵するミシンによって縫い合わされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、カッティング工程を経た生地を縫製工程へ搬送したり、それぞれの縫製工程の間の中間製品を次の縫製工程へ搬送する必要から、生産性の向上には限界がある。
【0005】
本発明の課題は、使用後はそのまま廃棄することができる上着を単位時間内に量産することができる製造方法の提供である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明にかかる使い捨て上着の製造方法は、
(a)上下面と、長手方向へ延びる左右側縁と、前記左右側縁間の幅方向の寸法を二等分して前記長手方向へ延びる中心線とを有する不織布製の前身頃シートを、長手方向前方へ連続して供給し、前記左右側縁から前記中心線へ向かって凸となるように前記前身頃シートの部分を切り取って、左右対称の襟ぐりを形成する工程、
(b)両側部に袖口と、前記両側部間の幅方向の寸法を二等分して前記長手方向へ延びる中心線とを有し、前記幅方向へ長い不織布製の袖部材を、前記長手方向前方へ一本づつ順次供給し、一本の前記袖部材を、前記前身頃シートの中心線と前記袖部材の中心線とが互いに一致するように前記前身頃シートの上面に配置するとともに、前記襟ぐりから前記長手方向前方へわずかに偏倚した位置における前記中心線の両側近傍でその中心線と並行して延びる第1固着域に固着する工程、
(c)前記前身頃シートと前記袖部材とを前記中心線で切断し、前記中心線に対し長手方向前方へ向かって右側に位置する第1前身頃シートと、前記中心線に対し長手方向前方へ向かって左側に位置する第2前身頃シートとに分割する工程、
(d)前記第1前身頃シートと前記第2前身頃シートとの襟ぐりそれぞれが互いに対向、かつ、面対称にあるように、前記第1前身頃シートの位置を前記左側に、前記第2前身頃シートの位置を前記右側に、変換する工程、
(e)上下面と、長手方向へ延びる左右側縁と、前記左右側縁間の幅方向の寸法を二等分して前記長手方向へ延びる中心線とを有し、前記前身頃シートよりも幅広い不織布製の後身頃シートを、前記長手方向前方へ連続して供給し、前記第1,2前身頃シートの互いに隣接して前記長手方向へ延びる対向側縁と前記後身頃シートの中心線とを一致させて、前記第1,2前身頃シートの下面と前記後身頃シートの上面とを重ね合わせ、前記第1,2前身頃シートと前記後身頃シートとを、前記袖部材から長手方向後方へわずかに偏倚した位置において前記幅方向へ延びる第2固着域で互いに固着する工程、
(f)前記後身頃シートの左右側縁部を前記第1,2前身頃シートの上面の側へ折曲し、前記第1,2前身頃シートと前記袖部材と前記後身頃シートとを、前記前後身頃シートの左右側縁に沿って前記長手方向へ延びる第3固着域で互いに固着する工程、
(g)前記第1,2前身頃シートと前記後身頃シートとを、前記第2固着域よりも前記長手方向後方へわずかに偏倚した位置においてそれらシートの幅方向を横切るように切断するとともに、前記袖部材から前記長手方向前方へ所要寸法離間した位置においてそれらシートの幅方向を横切るように切断する工程、
を有することを特徴とする。
【0007】
本発明の実施の形態の一例としては、前記第1,2前身頃シートの位置を変換する工程(d)において、前後端縁と、左右側縁とを有する不織布製の細長い一対の帯部材を前記長手方向前方へ順次供給し、前記袖部材から前記長手方向前方へ所要寸法離間した位置で前記帯部材の左右側縁が前記第1,2前身頃部材の対向側縁に並行するように配置して、前記帯部材の後端縁部を前記第1,2前身頃シートそれぞれの上面に固着する工程を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照して、この発明に係る使い捨て上着の製造方法の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0009】
図1,2は、使い捨て上着1の製造方法の一例を示す工程図であり、図1,2において、(1)は工程の側面図、(2)は工程の平面図である。図1では、第1工程(a)〜第4工程(d)までを示し、図2では、図1から続く第5工程(e)〜第7工程(g)までを示す。上着1は、第1工程(a)〜第7工程(g)を有するラインにおいて、前身頃シート2と、後身頃シート3と、筒状を呈する袖部材4と、一対の帯部材5とを用いて製造される。
【0010】
前身頃シート2は、所定幅の不織布製のものであって、上下面A,Bと、長手方向へ延びる左右側縁2a,2bと、左右側縁2a,2b間の幅方向の寸法を二等分して長手方向へ延びる中心線Y1とを有する。後身頃シート3は、前身頃シート2よりも幅広い不織布製のものであって、上下面A,Bと、長手方向へ延びる左右側縁3a,3bと、左右側縁3a,3b間の幅方向の寸法を二等分して長手方向へ延びる中心線Y3とを有する。
【0011】
袖部材4は、所定幅の不織布製のシートを折曲して重ね合わせ、重なり合うシートの縁を固着したものであり、両側部4a,4bに袖口と、両側部4a,4b間の幅方向の寸法を二等分して延びる中心線Y2とを有する。
【0012】
各工程への前後身頃シート2,3の移動は、駆動装置により回動するニップロールによって行われる。袖部材4と帯部材5との移動は、駆動装置により回動するニップロール、サクションドラム、または、駆動装置により循環する伝送帯によって行われる。前後身頃シート2,3と袖部材4と帯部材5とは、同一の速度で供給されている。
「第1工程」
第1工程(a)は、前身頃シート2に左右一対の襟ぐり6を形成する工程である。第1工程(a)では、巻回ロール100に巻き取られている前身頃シート2が、ニップロール101によって、長手方向前方へ連続して供給される。前身頃シート2の部分が、ニップロール101の下流側に配置された裁断装置102によって、左右側縁2a,2bから中心線Y1へ向かって凸となるように切り取られ、同型同大の襟ぐり6が形成される。襟ぐり6は、中心線Y1に対して対称である。
「第2工程」
第2工程(b)は、袖部材4を前身頃シート2の上面Aに固着する工程である。第2工程では、サクション手段を有する巻回ロール103に保持された多数の袖部材4が、袖部材4の両側部4a,4b間に延びる縁4c,4dと前身頃シート2の側縁2a,2bとが平行するように、長手方向前方へ所定の間隔で一本づつ順次供給される。
【0013】
袖部材4は、巻回ロール103の下流側に配置された反転装置104によって、袖部材4の縁4c,4dが前身頃シート2の側縁2a,2bに対して直交するように90°反転し、その後、反転装置104の下流側に配置されたサクションドラム106の周面に保持される。
【0014】
前身頃シート2には、ドラム106の上流側に配置された接着剤塗布装置105によって、前身頃シート2上面Aの第1固着域S1に接着剤が塗布される。固着域S1は、襟ぐり6から長手方向前方へわずかに偏倚した位置における中心線Y1の両側で、中心線Y1と並行して延びている。固着域S1の寸法は、袖部材4の周り方向の寸法のほぼ半分である。接着剤が塗布された前身頃シート2は、互いに対向配置されたドラム106とニップロール107との間に進入する。
【0015】
ドラム106の周面を移動する一本の袖部材4は、袖部材4の中心線Y2と前身頃シート2の中心線Y1とが互いに一致するとともに、固着域S1の上に位置するように制御されており、ドラム106とロール107との接触面で、前身頃シート2に接着剤を介して固着される。袖部材4の幅方向の寸法は、前身頃シート2のそれよりも長く、袖部材4の両側部4a,4bが前身頃シート2の左右側縁2a,2bから幅方向外方へ延出している。
「第3工程」
第3工程(c)は、前身頃シート2を第1前身頃シート2Aと第2前身頃シート2Bとに分割する工程である。第3工程(c)では、裁断装置108によって、前身頃シート2と袖部材4とをそれらの中心線Y1,Y2で切断する。前身頃シート2は、中心線Y1,Y2に対し、長手方向前方へ向かって右側に位置する第1前身頃シート2Aと、中心線Y1,Y2に対し、長手方向前方へ向かって左側に位置する第2前身頃シート2Bとに分割される。
「第4工程」
第4工程(d)は、第1前身頃シート2Aと第2前身頃シート2Bとの位置を、左右逆になるように変換する工程である。第4工程(d)では、変換装置109によって、第1前身頃シート2Aを長手方向前方へ向かって左側に、第2前身頃シート2Bを長手方向前方へ向かって右側に変換する。第1,2前身頃シート2A,2Bの位置を変換するには、それらシート2A,2Bの両者を同時に移動させてもよいし、いずれか一方のシートを、他方のシートの反対側へ移動させてもよい。
【0016】
位置の変換が行われた第1,2前身頃シート2A,2Bは、それらシート2A,2Bの襟ぐり6が互いに対向、かつ、面対称にあるように並列配置される。分割前の前身頃シート2の左右側縁2a,2bが、第1,2前身頃シート2A,2Bの対向側縁2a,2bとなり、袖部材4の両側部4a,4bが互いに重なり合っている。第1前身頃シート2Aと第2前身頃シート2Bとの位置が左右逆になるように移動させることで、前身頃シート2の幅方向の寸法に拘束されることなく、前身頃シート2の幅方向の寸法よりも長い袖部材4を上着1に取り付けることができる。
【0017】
第4工程(d)では、一対の帯部材5を第1,2前身頃シート2A,2Bの上面Aに固着する工程が含まれる。図では、第1,2前身頃シート2A,2Bの位置を移動させた後に帯部材5を固着しているが、位置を移動させる前に帯部材5を固着してもよい。
【0018】
帯部材5は、左右側縁5a,5bと、前後端縁5c,5dとを有する不織布製の細長いもので、サクション手段を有する巻回ロール110に保持された多数の帯部材5が、長手方向前方へ所定間隔で一対づつ順次供給される。帯部材5は、巻回ロール110とサクションドラム112との間に配置された接着剤塗布装置111によって、後端部に接着剤が塗布され、その後、ドラム112の周面に保持される。
【0019】
ドラム112の周面を移動する帯部材5それぞれは、帯部材5の左右側縁5a,5bが第1,2前身頃シート2A,2Bの対向側縁2c,2dと並行するとともに、袖部材4から長手方向前方へ所要寸法離間して第1,2前身頃シート2A,2Bの中央部に位置するように制御されており、ドラム112とロール113との接触面で、ドラム112とロール113との間に進入した第1,2前身頃シート2A,2Bに接着剤を介して固着される。
「第5工程」
第5工程(e)は、第1,2前身頃シート2A,2Bと後身頃シート3とを第2固着域S2で互いに固着する工程である。第5工程(e)では、巻回ロール114に巻き取られている後身頃シート3が、ニップロール116によって、長手方向前方へ連続して供給される。後身頃シート3の上面Aには、巻回ロール114とニップロール116との間に配置された接着剤塗布装置115によって、後身頃シート3の左右側縁3a,3b間の幅方向と左右側縁3a,3bに沿う長手方向とに接着剤が塗布される。
【0020】
互いに対向する一対のニップロール117の間に進入した第1,2前身頃シート2A,2Bと後身頃シート3とは、第1,2前身頃シート2A,2Bの対向側縁2c,2dと後身頃シート3の中心線Y3とが一致するように、それらニップロール117の接触面で重なり合い、第1,2前身頃シート2A,2Bの下面Bと後身頃シート3の上面Aとが第2固着域S2において接着剤を介して互いに固着される。第2固着域S2は、袖部材4から長手方向後方へわずかに偏倚した位置で、第1,2前身頃シート2A,2Bの襟ぐり6を除いた幅方向へ延びている。
「第6工程」
第6工程(f)は、第1,2前身頃シート2A,2Bと袖部材4と後身頃シート3とを第3固着域S3で互いに固着する工程である。第6工程(f)では、折曲装置118によって、後身頃シート3の左右側縁部が第1,2前身頃シート2A,2Bの上面Aの側へ折曲される。第1,2前身頃シート2A,2Bと袖部材4と後身頃シート3とは、第3固着域S3において接着剤を介して互いに固着される。第3固着域S3は、後身頃シート3の左右側縁3a,3bに沿って長手方向へ延びている。
「第7工程」
第7工程(g)は、第1,2前身頃シート2A,2Bと後身頃シート3とを切断する工程である。第7工程(g)では、第1,2前身頃シート2A,2Bと後身頃シート3とを、裁断装置119によって、第2固着域S2よりも長手方向後方へわずかに偏倚した位置で、それらシート2A,2B,3の幅方向を横切るように切断するとともに、帯部材5から長手方向前方へ所要寸法離間した位置で、それらシート2A,2B,3の幅方向を横切るように切断する。
【0021】
図3は、上記方法によって製造された使い捨て上着1の斜視図であり、一対の袖部材4を幅方向へ拡開した状態を示す。上着1は、互いに固着された第1,2前身頃シート2A,2Bおよび後身頃シート3と、それらシート2A,2B,3の上端部に取り付けられてそれらシート2A,2B,3の幅方向外方へ延在する一対の袖部材4と、第1,2前身頃シート2A,2Bの中央部に固着された帯部材5とで構成されている。上着1には、上端中央部に襟ぐり6の開口と、下端部に裾周り開口7と、上端部と下端部との間に延びる前明き8とが形成されている。襟ぐり6の開口を除く前後身頃シート2,3の上端部が一対の肩部9を形成している。
【0022】
前後身頃シート2,3、袖部材4の接合には、ホットメルト接着剤等の接着剤や粘着剤、熱融着の技術を使用することができる。それらの接合は、連続的に行われてもよいし、間欠的に行われてもよい。シート2,3の裁断には、カッティングダイを使用する他に、レーザ光線や超音波を利用する裁断技術を使用することができる。
【0023】
前後身頃シート2,3と袖部材4と帯部材5とには、熱可塑性繊維で形成したスパンボンド不織布やメルトブローン不織布等を使用することが好ましい。特に、保水性と剛性とを高めるため、レーヨン、ナイロン、パルプ等の単独またはそれらの混合物を使用した目付け50〜100g/mのスパンボンド、ポイントボンド、メルトブローン不織布等を使用することが好ましい。不織布には、開口を形成して透湿性を向上させたもの、不織布にエンボスをかけて凹凸を形成し、クッション性を向上させたものや伸縮性を付与したものを使用することもできる。
【0024】
このラインでは、投光部と受光部とで形成された光センサと、ロールの回転速度を計測する回転速度センサと、これらセンサに接続された制御装置と、制御装置に接続された可動装置および駆動装置とを用いて、第1工程(a)〜第7工程(g)におけるシート2A,2B,3どうしおよびシート2と袖部材4とを重ね合わせる際の位置決め、シート2,3および袖部材4の供給速度を制御している。制御装置のメモリには、ラインの最適な運転環境を実現するプログラムが格納されている。
【0025】
【発明の効果】
本発明に係る使い捨て上着の製造方法によれば、不織布からなる身頃シートと袖部材と帯部材とを接着剤等を用いて固着しているだけなので、安価に製造することができる。また、リレー式の縫製工程を経ることがなく、上着を自動化、かつ、連続化した工程で生産することができるので、単位時間当たりの生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】上着の製造工程図。
【図2】図1から続く上着の製造工程図。
【図3】使い捨て上着の斜視図。
【符号の説明】
1 使い捨て上着
2 前身頃シート
2A 第1前身頃シート
2B 第2前身頃シート
2a,2b 左右側縁(対向側縁)
3 後身頃シート
3a,3b 左右側縁
4 袖部材
4a,4b 両側部
5 帯部材
5a,5b 左右側縁
5c,5d 前後端縁
6 襟ぐり
A 上面
B 下面
S1 第1固着域
S2 第2固着域
S3 第3固着域
Y1 中心線
Y2 中心線
Y3 中心線

Claims (2)

  1. 使い捨て上着を製造する方法であって、
    (a)上下面と、長手方向へ延びる左右側縁と、前記左右側縁間の幅方向の寸法を二等分して前記長手方向へ延びる中心線とを有する不織布製の前身頃シートを、長手方向前方へ連続して供給し、前記左右側縁から前記中心線へ向かって凸となるように前記前身頃シートの部分を切り取って、左右対称の襟ぐりを形成する工程、
    (b)両側部に袖口と、前記両側部間の幅方向の寸法を二等分して前記長手方向へ延びる中心線とを有し、前記幅方向へ長い不織布製の袖部材を、前記長手方向前方へ一本づつ順次供給し、一本の前記袖部材を、前記前身頃シートの中心線と前記袖部材の中心線とが互いに一致するように前記前身頃シートの上面に配置するとともに、前記襟ぐりから前記長手方向前方へわずかに偏倚した位置における前記中心線の両側近傍でその中心線と並行して延びる第1固着域に固着する工程、
    (c)前記前身頃シートと前記袖部材とを前記中心線で切断し、前記中心線に対し長手方向前方へ向かって右側に位置する第1前身頃シートと、前記中心線に対し長手方向前方へ向かって左側に位置する第2前身頃シートとに分割する工程、
    (d)前記第1前身頃シートと前記第2前身頃シートとの襟ぐりそれぞれが互いに対向、かつ、面対称にあるように、前記第1前身頃シートの位置を前記左側に、前記第2前身頃シートの位置を前記右側に、変換する工程、
    (e)上下面と、長手方向へ延びる左右側縁と、前記左右側縁間の幅方向の寸法を二等分して前記長手方向へ延びる中心線とを有し、前記前身頃シートよりも幅広い不織布製の後身頃シートを、前記長手方向前方へ連続して供給し、前記第1,2前身頃シートの互いに隣接して前記長手方向へ延びる対向側縁と前記後身頃シートの中心線とを一致させて、前記第1,2前身頃シートの下面と前記後身頃シートの上面とを重ね合わせ、前記第1,2前身頃シートと前記後身頃シートとを、前記袖部材から長手方向後方へわずかに偏倚した位置において前記幅方向へ延びる第2固着域で互いに固着する工程、
    (f)前記後身頃シートの左右側縁部を前記第1,2前身頃シートの上面の側へ折曲し、前記第1,2前身頃シートと前記袖部材と前記後身頃シートとを、前記前後身頃シートの左右側縁に沿って前記長手方向へ延びる第3固着域で互いに固着する工程、
    (g)前記第1,2前身頃シートと前記後身頃シートとを、前記第2固着域よりも前記長手方向後方へわずかに偏倚した位置においてそれらシートの幅方向を横切るように切断するとともに、前記袖部材から前記長手方向前方へ所要寸法離間した位置においてそれらシートの幅方向を横切るように切断する工程、
    を有することを特徴とする前記方法。
  2. 前記第1,2前身頃シートの位置を変換する工程(d)において、前後端縁と、左右側縁とを有する不織布製の細長い一対の帯部材を前記長手方向前方へ順次供給し、前記袖部材から前記長手方向前方へ所要寸法離間した位置で前記帯部材の左右側縁が前記第1,2前身頃部材の対向側縁に並行するように配置して、前記帯部材の後端縁部を前記第1,2前身頃シートそれぞれの上面に固着する工程を含む請求項1記載の製造方法。
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