JP2000083533A - スピニングリールの防水構造 - Google Patents

スピニングリールの防水構造

Info

Publication number
JP2000083533A
JP2000083533A JP10263185A JP26318598A JP2000083533A JP 2000083533 A JP2000083533 A JP 2000083533A JP 10263185 A JP10263185 A JP 10263185A JP 26318598 A JP26318598 A JP 26318598A JP 2000083533 A JP2000083533 A JP 2000083533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
reel body
waterproof structure
spinning reel
spinning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10263185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000083533A5 (ja
JP3839972B2 (ja
Inventor
Jun Sato
純 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP26318598A priority Critical patent/JP3839972B2/ja
Priority to US09/393,162 priority patent/US6176446B1/en
Priority to TW088115750A priority patent/TW401271B/zh
Priority to SG9904471A priority patent/SG89296A1/en
Priority to MYPI99003962A priority patent/MY115501A/en
Priority to ES99307346T priority patent/ES2229632T3/es
Priority to AU48753/99A priority patent/AU759113B2/en
Priority to EP99307346A priority patent/EP0986953B1/en
Priority to DE69920123T priority patent/DE69920123T2/de
Priority to AT99307346T priority patent/ATE275820T1/de
Priority to KR1019990040086A priority patent/KR100553445B1/ko
Publication of JP2000083533A publication Critical patent/JP2000083533A/ja
Publication of JP2000083533A5 publication Critical patent/JP2000083533A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3839972B2 publication Critical patent/JP3839972B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • A01K89/01121Frame details
    • A01K89/011221Frame details with line or water shields
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/006Hand crank features
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • A01K89/01121Frame details
    • A01K89/011223Frame details with bearing features
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20732Handles
    • Y10T74/20744Hand crank

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Winding Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピニングリールにおいて、ハンドルの巻き
上げ効率を向上させかつ回転フィーリングを低下させな
いようする。 【解決手段】 スピニングリールの防水構造は、スピニ
ングリールのリールボディ2a内部に形成された機構収
納空間への液体の侵入を防止するための構造であって、
リール本体の内部から外部に突出するたとえばマスター
ギア軸10のような移動部材の周囲に移動部材とリール
ボディ2a又はリールボディ2aに固定された蓋部材2
dとに接触可能に設けられたシールリング18a,18
bを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水構造、特に、
スピニングリールのリール本体内部に形成された機構収
納空間への液体の侵入を防止するためのスピニングリー
ルの防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スピニングリールは、一般に、内部に機
構収納空間を有するリール本体と、リール本体の前部に
配置されリール本体に回転自在に支持されたロータと、
ロータの前方に配置されリール本体に進退自在に支持さ
れた糸巻用のスプールとを備えている。リール本体に
は、ハンドルが装着されており、機構収納空間内には、
ハンドルの回転をロータに伝達するための回転伝達機構
やハンドルの回転に連動してスプールを進退させるオシ
レーティング機構やロータの逆転を禁止する逆転防止機
構の操作部(ストッパ軸)などの移動機構が収納されて
いる。
【0003】回転伝達機構は、リール本体内に左右に配
置されたマスターギア軸と、マスターギア軸に設けられ
たマスターギアと、マスターギアに噛み合うピニオンギ
アとを有し、ピニオンギアの先端にロータが固定されて
いる。オシレーティング機構は、たとえば、ピニオンギ
アに噛み合う中間ギアと、一端に中間ギアが装着されス
プール軸に平行に配置された螺軸と、螺軸に係合して螺
軸の回転により進退するスライダと、スライダを進退自
在に案内する摺動ガイドとを有しており、スライダにス
プール軸が軸方向移動不能に連結されている。
【0004】このような移動機構の摩擦を低減させ、移
動効率を向上させるために、従来、グリースがこれらの
移動機構の各部材に塗布されている。一方、リール本体
の前部には逆転防止機構が装着され、その機構収納空間
からリール本体の前方に向けてスプール軸やロータ回転
用のピニオンギアの先端が突出している。また、リール
本体の左右には、ハンドルが装着されるマスターギア軸
の両端が突出している。
【0005】このようにリール本体には、スプール軸や
マスターギア軸やピニオンギアなどの多くの移動部材が
突出しているため、その部分に孔が形成されており、移
動をスムーズにするために移動部材と孔との間には隙間
があいている。また、逆転防止機構などの固定部材が装
着されているので、固定部材との装着面に隙間があいて
いる。
【0006】このような孔と移動部材との隙間や固定部
材とリール本体の装着面の隙間等から海水などの液体が
リール本体の内部に侵入することがある。また、リール
を洗浄すると洗浄液がリール本体の内部に侵入すること
がある。このため、従来、これらの隙間から液体が内部
に侵入することを想定して、移動機構に塗布されるグリ
ースとしては比較的粘度が高く保持性が高いものが使用
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のスピニング
リールでは、回転伝達機構やオシレーティング機構等の
移動機構の各部材に粘度が高く保持性が高いグリースを
塗布しているので、グリースによる抵抗が大きくなりハ
ンドルの巻き上げ効率をより向上させる妨げになってい
る。また、侵入した海水が乾燥すると、グリースを塗布
してあっても塩の結晶等の析出体が発生し、この析出体
がたとえば軸受の転動体間やギア間に挟まって回転フィ
ーリングを低下させることがある。
【0008】本発明の課題は、スピニングリールにおい
て、ハンドルの巻き上げ効率を向上させかつ回転フィー
リングを低下させないようすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールの防水構造は、スピニングリールのリール本体内
部に形成された機構収納空間への液体の侵入を防止する
ための構造であって、リール本体の内部から外部に突出
する移動部材の周囲に移動部材とリール本体又はリール
本体に固定された固定部材とに接触可能に設けられたシ
ール部材を備えている。
【0010】このスピニングリールの防水構造を採用す
ると、移動部材とリール本体又は固定部材との隙間がシ
ール部材により塞がれる。このため、移動部材とリール
本体又は固定部材との隙間から液体が機構収納空間に侵
入しにくくなるので、低粘度のグリースを用いることが
できる。このため、グリースによる抵抗が小さくなりハ
ンドルの巻き上げ効率をより向上させることができる。
また、液体が機構収納空間に侵入しにくくなるので、液
体が乾いたときに発生する析出体が少なくなりギアや転
動体等の間に析出体が挟まりにくくなくなり、回転フィ
ーリングの低下を抑えることができる。
【0011】発明2に係るスピニングリールの防水構造
は、発明1に記載の構造において、シール部材は弾性体
製の部材である。この場合には、柔軟な弾性体製の部材
でシール部材が構成されているので、移動部材が移動し
てもシール部材と移動部材又はリール本体との密着性が
向上し、シール性能がより高くなり、回転フィーリング
の低下を抑えることができる。
【0012】発明3に係るスピニングリールの防水構造
は、発明1又は2に記載の構造において、シール部材
は、移動部材であるスピニングリールのマスターギア軸
の両端部を軸支する1対の軸受それぞれの外側にマスタ
ーギア軸とリール本体と軸受とに接触して配置されてい
る。この場合には、軸受によりリール本体に支持された
マスターギア軸とリール本体との大きな隙間をシール部
材により閉塞できるので、シール性能をより高めること
ができる。
【0013】発明4に係るスピニングリールの防水構造
は、発明3に記載の構造において、軸受は、リール本体
に装着された外輪と、マスターギア軸に装着された内輪
と、外輪と内輪とに挟持され転動する転動体とを有する
転がり軸受である。この場合には、内外径の差が比較的
大きな転がり軸受を用いても、リール本体とマスターギ
ア軸との隙間をシール部材で閉塞でき、ハンドルの巻き
上げ効率をより向上させることができ、回転フィーリン
グを向上させることもできる。
【0014】発明5に係るスピニングリールの防水構造
は、発明4に記載の構造において、シール部材は、外輪
の外径よりやや小さい外径を有する。この場合には、シ
ール部材の外径が軸受の外輪の外径より小さいので、軸
受のスラスト荷重をシール部材の外周部と外輪の外周部
との間の側面でリール本体やそこに固定されるたとえば
蓋部材等によって強固に受けることができる。このた
め、シール部材の接触部分での変形が少なくなり、マス
ターギア軸とリール本体とをより確実にシールできる。
【0015】発明6に係るスピニングリールの防水構造
は、発明5に記載の構造において、マスターギア軸のシ
ール部材の接触部分は内輪装着部分より小径である。こ
の場合には、シール部材の接触部分が内輪装着部分より
小径なため、マスターギア軸に軸受を装着するとき等に
マスターギア軸のシール接触部分が傷つきにくくなり、
シール部材によりマスターギア軸とリール本体とをより
確実にシールできる。
【0016】発明7に係るスピニングリールの防水構造
は、発明3から6のいずれかに記載のリールにおいて、
マスターギア軸の両端には、ハンドルが装着されるネジ
穴が形成されている。この場合には、ねじ結合によりハ
ンドルをマスターギア軸に連結できるので、ハンドルと
マスターギア軸とのがたつきが少なくなる。発明8に係
るスピニングリールの防水構造は、発明4から7のいず
れかに記載の構造において、シール部材は、軸受の外輪
の軸方向の力を受けるリール本体又はリール本体に固定
された蓋部材により軸受の外輪との間に挟まれて固定さ
れている。この場合には、シール部材が外輪とリール本
体又は蓋部材に挟まれて固定されているので、シール部
材がマスターギア軸とともに回転しなくなり、マスター
ギア軸とリール本体又は蓋部材とをより確実にシールで
きる。
【0017】発明9に係るスピニングリールの防水構造
は、発明1又は2に記載の構造において、シール部材
は、リール本体に揺動自在に設けられた移動部材である
ストッパ軸とリール本体との間に両者に接触可能に装着
されている。この場合には、ストッパ軸とリール本体と
の隙間がシールされるので、ストッパ軸とリール本体と
の隙間から機構収納空間に液体が侵入しにくい。
【0018】発明10に係るスピニングリールの防水構
造は、発明1又は2に記載の構造において、シール部材
は、移動部材であるロータとリール本体に固定された固
定部材である逆転防止機構との間に両者に接触可能に装
着されている。この場合には、リール本体に固定された
固定部材とリール本体との隙間がシールされるので、リ
ール本体に固定部材を装着しても機構装着空間に液体が
侵入しにくい。
【0019】発明11に係るスピニングリールの防水構
造は、発明10に記載の構造において、リール本体の前
部に形成されたフランジ部の外周面と逆転防止機構の外
周面とを連続的に覆う筒状の弾性部材をさらに備えてい
る。この場合には、フランジ部と逆転防止機構との外周
面が連続的に筒状の弾性部材で覆われているので、逆転
防止機構を装着しても、その外周面から機構装着空間に
液体が侵入しにくい。
【0020】発明12に係るスピニングリールの防水構
造は、スピニングリールのリール本体内部に形成された
機構収納空間への液体の侵入を防止するための構造であ
って、リール本体に進退自在に装着されたスプール軸と
リール本体に回転自在に装着されたロータの先端部との
間に両者に接触可能に設けられた弾性体製のシール部材
を備えている。
【0021】このスピニングリールの防水構造では、ロ
ータが回転してかつスプール軸が前後に往復移動して
も、スプール軸とロータとの隙間が弾性体製のシール部
材によりシールされるので、その隙間から機構収納空間
に液体が侵入しにくい。発明13に係るスピニングリー
ルの防水構造は、スピニングリールのリール本体内部に
形成された機構収納空間への液体の侵入を防止するため
の構造であって、機構収納空間を構成するリール本体の
構成部材間に設けられたシール部材を備えている。
【0022】このスピニングリールの防水構造では、機
構収納空間を構成するリール本体の構成部材間にシール
部材が設けられているので、機構収納空間に液体が侵入
しにくい。発明14に係るスピニングリールの防水構造
は、発明13に記載の構造において、シール部材は弾性
体製の部材である。この場合には、シール部材が弾性体
製であるので、構成部材とシール部材との密着性が向上
し、構成部材とリール本体とのわずかな隙間からも液体
が機構収納空間に侵入しにくい。
【0023】発明15に係るスピニングリールの防水構
造は、発明13又は14に記載の構造において、構成部
材は、リール本体の前部に形成された第1フランジ部
と、第1フランジ部に着脱自在に装着される第2フラン
ジ部とであり、シール部材は、第2フランジ部と第1フ
ランジ部との接触面に装着された部材である。この場合
には、機構収納空間に各種機構部品を装着するためにリ
ール本体の前部に設けられるフランジ部を分割しても、
その分割部分から液体が機構収納空間に侵入しにくい。
【0024】発明16に係るスピニングリールの防水構
造は、発明13又は14に記載の構造において、構成部
材は、リール本体の前部に形成された第1フランジ部
と、第1フランジ部に着脱自在に装着される第2フラン
ジ部であり、シール部材は、第2フランジ部と第1フラ
ンジ部を除くリール本体との接触面に装着された部材で
ある。この場合には、機構収納空間に各種機構部品を装
着するためにリール本体の前部に設けられるフランジ部
を分割しても、分割された第2フランジ部とリール本体
との隙間から液体が機構収納空間に侵入しにくい。
【0025】発明17に係るスピニングリールの防水構
造は、発明13又は14に記載の構造において、構成部
材は、リール本体の主部を構成し側部に開口を有するリ
ールボディと、開口を閉塞可能にリールボディに着脱自
在に装着される蓋部材とであり、シール部材は、リール
ボディと蓋部材との接触面に装着された部材である。こ
の場合には、機構収納空間に各種機構部品を装着するた
めにリールボディに開口を設け、その開口を蓋部材で閉
塞しても、その開口部分での蓋部材との隙間から液体が
機構収納空間に侵入しにくい。
【0026】発明18に係るスピニングリールの防水構
造は、発明13又は14に記載の構造において、構成部
材は、リール本体の前部に形成された第1フランジ部に
着脱自在に装着される第2フランジ部と、リール本体の
主部を構成し側部に開口を有するリールボディの開口を
閉塞可能にリールボディに着脱自在に装着される蓋部材
とであり、シール部材は、第2フランジ部と蓋部材との
接触面に装着された部材である。この場合には、機構収
納空間に各種機構部品を装着するためにリール本体の前
部に設けられるフランジ部を分割しかつリールボディに
開口を設けてその開口を蓋部材で塞いでも、分割された
第2フランジ部と蓋部材との隙間から液体が機構収納空
間に侵入しにくい。
【0027】発明19に係るスピニングリールの防水構
造は、スピニングリールのリール本体内部に形成された
機構収納空間への液体の侵入を防止するためのスピニン
グリールの防水構造であって、機構収納空間に収納され
スプール軸を往復移動させるための往復移動機構を装着
するためにリール本体の後部に形成された機構装着孔か
ら機構収納空間への液体の侵入を防止するためにリール
本体の後部に設けられたシール部材を備えている。
【0028】このスピニングリールの防水構造では、リ
ール本体の後部に設けられた機構装着孔を塞ぐためにシ
ール部材を設けたので、機構装着孔から機構収納空間に
液体が侵入しにくい。
【0029】
【発明の実施の形態】〔全体構成〕図1及び図2におい
て、本発明の一実施形態を採用したスピニングリール
は、たとえば、8号の釣り糸を200m程度巻き付け可
能な大型のスピニングリールである。スピニングリール
は、ハンドル組立体1と、ハンドル組立体1を回転自在
に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4と
を備えている。ロータ3は、リール本体2の前部に回転
自在に支持されている。スプール4は、釣り糸を外周面
に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在
に配置されている。
【0030】〔ハンドル組立体の構成〕ハンドル組立体
1は、図3に示すように、マスターギア軸10に螺合す
る部材であり、T字状の把手部1aと、先端に把手部1
aが回転自在に装着されたL字状のクランクアーム1b
とを有している。クランクアーム1bは、アーム部7a
と、アーム部7aの基端を揺動自在に装着した軸部7b
と、軸部7bをマスターギア軸10にネジ込むための取
付部7cとを有している。軸部7bは、断面が棒状の部
材であり、先端(図3右端)には、右ネジ(時計回りに
回すと閉まるネジ)の第1雄ネジ部8aと、第1雄ネジ
部8aより大径の左ネジ(反時計回りに回すと閉まるネ
ジ)の第2雄ネジ部8bとが軸方向に並べて同芯に形成
されている。これによりハンドル組立体1は、図1及び
図2に示すリール本体2の右位置と図3に示す左位置と
のいずれにも装着可能である。
【0031】軸部7bの基端には、互いに平行に切りか
かれた面取り部8cが形成されており、面取り部8cに
は、アーム部7aを揺動自在に支持するための揺動ピン
8e装着用のピン孔8dが形成されている。アーム部7
aは、揺動ピン8eにより軸部7bに揺動自在に装着さ
れている。取付部7cは、アーム部7aの端面で構成さ
れた当接部9aと、軸部7bの外周側に配置された有底
筒状の軸カバー9bと、軸部7bと軸カバー9bとの間
で軸部7bに装着された押圧部材9cとを有している。
軸カバー9bの底部は、軸部7bの面取り部8cに回転
不能に係止されている。これにより軸カバー9bを回す
ことで軸部7bを回転させることができる。軸カバー9
bの先端は、リール本体2に設けられた孔あきカバー1
9bに対向する位置に配置される。押圧部材9cは、軸
部7bに回転自在かつ軸方向移動自在に装着された筒状
部材である。この先端は、ハンドル組立体1取付時にマ
スターギア軸10に当接する。押圧部材9cと軸カバー
9bの底部との間には、4枚の皿ばね9dとワッシャ9
eとが軸部7bの外周側に並べて配置されている。皿ば
ね9dは、ハンドル組立体1取付時に押圧部材9cの基
端部とワッシャ9eとの間で圧縮状態で位置され、押圧
部材9cをマスターギア軸10側に押圧して圧縮反力に
よりネジが緩むのを防止している。
【0032】このような構造のハンドル組立体1では、
軸カバー9bを回してハンドル組立体1をゆるめると、
当接部9aが軸カバー9bから離反し、クランクアーム
1bは揺動ピン8e部分おいてワンタッチで折れ曲がり
可能である。逆に軸カバー9bを回してハンドル組立体
1を締め込むと、当接部9aが軸カバー9bに密着して
ワンタッチで元に戻る。このとき、皿ばね9dにより押
圧部材9cがマスターギア軸10側に押圧されるので、
ハンドル組立体1が緩みにくくなる。
【0033】〔リール本体の構成〕リール本体2は、リ
ール本体2の主部を構成し側部に開口2cを有するリー
ルボディ2aと、リールボディ2aから斜め上前方に一
体で延びるT字状の竿取付脚2bとを有している。リー
ルボディ2aは、図2に示すように、内部に開口2cに
連なる機構装着用の空間を有しており、その空間内に
は、ロータ3をハンドル組立体1の回転に連動して回転
させるロータ駆動機構5と、スプール4を前後に移動さ
せて釣り糸を均一に巻き取るためのオシレーティング機
構6とが設けられている。
【0034】リールボディ2aの開口2cは、図3に示
すように、蓋部材2dにより塞がれている。蓋部材2d
は、開口2cの周囲でリールボディ2aにネジ止めされ
ている。開口2cの縁部には、図4にハッチングで示す
ように蓋部材2dとの隙間をシールして機構装着空間内
への液体の侵入を防止するための液体ガスケット80が
塗布されている。
【0035】リールボディ2aの前部には、図4に示す
ように、第1フランジ部2eが形成されている。第1フ
ランジ部2eは、弦と円弧とからなる部分が欠落したよ
うな略円筒形状であり、開口2cの前端に形成されてい
る。第1フランジ部2eの前面には、ロータ3の糸繰り
出し方向の回転(逆転)を禁止・解除するための逆転防
止機構50のワンウェイクラッチ51がネジ止めされて
いる。また、第1フランジ部2eには、欠落部分の弦と
円弧とからなる外形形状で形成された第2フランジ部2
fがネジ止めされている。
【0036】第2フランジ部2fは、機構装着空間に装
着された機構の装着を容易にするとともにマスターギア
11を可及的に前方に配置するために設けられている。
第2フランジ部2fの第1フランジ部2e及び蓋部材2
dとの接触面には、これらとの隙間をシールするための
弾性体製の防水シール81が装着されている。防水シー
ル81は、図4にハッチングで示すように、第2フラン
ジ部2fの前面から後面にかけて第1フランジ部2eと
の接触面と蓋部材2dとの接触面とに対向する位置に連
続してひも状に形成されている。
【0037】ワンウェイクラッチ51は、第1フランジ
部2eに第2フランジ部2fを装着した状態の外形と略
同じ外形を有しており、両フランジ部2e,2fとワン
ウェイクラッチ51との外周側には、ワンウェイクラッ
チ51の外周側の隙間やワンウェイクラッチ51と両フ
ランジ部2e,2fとの隙間をまとめてシールするため
の、たとえばNBR等の弾性体製の筒状シールリング8
2が装着されている。
【0038】図3及び図5に示すように、リールボディ
2aの右側面には、筒状のボス部17aが形成されてい
る。ボス部17aは、マスターギア軸10の右端を支持
する軸受16aを収納するためにリールボディ2aの内
方に突出して形成されている。蓋部材2dのボス部17
aに対向する位置には、ボス部17bが形成されてい
る。ボス部17bはマスターギア軸10の左端を支持す
る軸受16bを収納するためにリールボディ2aの内外
方に突出して形成されている。ハンドル組立体1が装着
された側と逆側のボス部(図3ではボス部17a)は、
軸カバー19aにより閉塞されている。ハンドル組立体
1が装着された側のボス部(図3ではボス部17b)
は、孔あきカバー19bにより水の侵入が防止されてい
る。軸カバー19a及び孔あきカバー19bは、図1に
示すように、楕円形の部材であり、それぞれ2本のビス
19cによりボス部に取り付けられる。なお、外方に突
出していないボス部17aには、軸カバー19a及び孔
あきカバー19bを面一に装着するための楕円形の窪み
17cが形成されている。
【0039】〔ロータ駆動機構の構成〕ロータ駆動機構
5は、ハンドル組立体1が回転不能に装着されたマスタ
ーギア11と、このマスターギア11に噛み合うピニオ
ンギア12とを有している。マスターギア11は、マス
ターギア軸10と、マスターギア軸10と一体形成され
たギア取付部11aと、ギア取付部11aに着脱自在に
装着されたギア部材11bとを有している。
【0040】マスターギア軸10はステンレス製の中空
の部材であり、その両端は、軸受16a,16bを介し
てリールボディ2a及び蓋部材2dに回転自在に支持さ
れている。軸受16a,16bは、内輪20aと外輪2
0bとボール20cとを有する転がり軸受であり、その
軸方向外側には、軸受16a,16bの内輪20a及び
外輪20bとマスターギア軸10の外周面とに接触し
た、たとえばNBR等の弾性体製のシールリング18
a,18bがそれぞれ装着されている。
【0041】シールリング18a,18bは、ワッシャ
状の部材であり、軸受16a,16bの外側に形成され
たシール装着空間18c,18dに密着して装着されて
いる。シール装着空間18c,18dの内径(シールリ
ング18a,18bの外径)は、軸受16a,16bの
外径より小さい。また、軸方向長さは、シールリング1
8a,18bの厚みよりやや小さい。シールリング18
a,18bの内周縁は、マスターギア軸10のシール面
10e,10fに接触している。このシール面10e,
10fの外径は、軸受装着面の外径(軸受16a,16
bの内径)より小さい。
【0042】軸受16a,16bの外輪20bの内側に
おいて、ボス部17a,17bにはビス18e,18f
がねじ込まれている。シールリング18a,18bは、
このビス18e,18fによりシール装着空間18c,
18d内で外輪20bに押さえ込まれており、シール外
周部分でのシールが可能になるとともにマスターギア軸
10との共回りが防止されている。また、シール面10
e,10fが軸受装着面より小径なため、シール面10
e,10fが傷つきにくくなるとともに、ハンドル組立
体1のねじ込みによる取付を繰り返すことによりマスタ
ーギア軸10の端面が膨れても、軸受16a,16bが
抜けにくくなることがない。さらに、シール装着空間1
8c,18dが外輪20bより小径なため、軸受16
a,16bに作用するスラスト力は、リールボディ2a
や蓋部材2dで直接受けることができる。
【0043】マスターギア軸10の中心部には、図5に
示すように、右端(図5右側)から順に第1貫通孔10
a、第1雌ネジ部10b、第2貫通孔10c及び左端に
開口する第2雌ネジ部10dが軸方向に並べて同芯に形
成されている。第1貫通孔10aの軸方向長さは、第2
雌ネジ部10dの軸方向長さとほぼ同一長さで形成され
ている。第1貫通孔10a直径は、第2雌ネジ部10d
より大径であり軸部7bの第2雄ネジ部8bが挿通可能
なように形成されている。第1雌ネジ部10bは、軸部
7bの第1雄ネジ部8aに螺合する右ネジである。その
軸方向長さは、第1雄ネジ部8aよりわずかに長い。第
2貫通孔10cの軸方向長さは、第1雌ネジ部10bの
軸方向長さとほぼ同一長さで形成されている。第2貫通
孔10cの直径は、第1雌ネジ部10bより大径であり
第1雄ネジ部8aが挿通可能なように形成されている。
第2雌ネジ部10dは、軸部7bの第2雄ネジ部8bに
螺合する左ネジである。
【0044】マスターギア軸10の外周面においてギア
取付部11a形成位置には、対向して形成された平行な
面取り部10gが形成されている。この面取り部10g
に、ギア取付部11aがアウトサート成形により一体に
形成されている。ギア取付部11aは、ステンレス合金
に一体成形しやすい亜鉛合金製となっている。ギア取付
部11aは、マスターギア軸10に固着されたボス部1
1cと、ボス部11cの外周側に形成されたフランジ部
11dとを有している。このフランジ部11dにギア部
材11bが複数本のボルト13により着脱自在に装着さ
れている。
【0045】ギア部材11bは、軽量化を図るためにア
ルミニウム鍛造合金を用いた円板状の部材である。ギア
部材11bは、フランジ部11dに回転不能に取り付け
られた円板部11eと、円板部11eの外周側に設けら
れピニオンギア12に噛み合うフェースギア部11fと
を有している。ピニオンギア12は、図2に示すよう
に、筒状の部材であり前後方向に沿って配置されリール
ボディ2aに回転自在に装着されている。ピニオンギア
12の前部12aはロータ3の中心部を貫通しており、
この貫通部分でナット33によりロータ3と固定されて
いる。ピニオンギア12は、軸方向の中間部と後端部と
でそれぞれ軸受14a,14bを介してリールボディ2
aに回転自在に支持されている。このピニオンギア12
の内部をスプール軸15が貫通している。ピニオンギア
12は、マスターギア11に噛み合うとともにオシレー
ティング機構6にも噛み合っている。
【0046】〔ロータの構成〕ロータ3は、図2に示す
ように、ピニオンギア12に固定された円筒部30と、
円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第1及び
第2ロータアーム31,32と、釣り糸をスプール4に
案内するための釣り糸案内機構としてのベールアーム4
0とを有している。円筒部30と両ロータアーム31,
32とは、たとえばアルミニウム合金製であり一体成形
されている。円筒部30の先端中心部分が前述のように
ナット33によりピニオンギア12の先端部に回転不能
に固定されている。
【0047】円筒部30の前部には前壁41が形成され
ており、前壁41の中心部には、ボス部42が形成され
ている。このボス部42の中心部にはピニオンギア12
に回転不能に係止される貫通孔が形成されており、この
貫通孔をピニオンギア12の前部12a及びスプール軸
15が貫通している。ボス部42に隣接して円筒部30
の内部には、前述した逆転防止機構50が配置されてい
る。逆転防止機構50は、図2に示すように、ピニオン
ギア12に回転不能に装着された内輪51a(図6)が
遊転するローラ形のワンウェイクラッチ51と、ワンウ
ェイクラッチ51を作動状態(逆転禁止状態)と非作動
状態(逆転許可状態)とに切り換える切換機構52とを
有している。
【0048】内輪51aとロータ3のボス部42との間
には、図6に示すように、ステンレス合金製の間隙部材
43が介装されている。間隙部材43は、大径部43a
と小径部43bとを有する段付きの薄肉円筒部材であ
り、大径部43aがボス部42の外周にはめ込まれ、小
径部43bが内輪51aとピニオンギア12との間には
め込まれている。そして大径部43aと小径部43bと
をつなぐ円板部43cがボス部42と内輪51aの端面
間に挟まれている。
【0049】ワンウェイクラッチ51の前部には、リッ
プ付きの軸シール85が装着されている。軸シール85
の先端リップは、間隙部材43の大径部43aの外周面
に接触している。ここで、間隙部材43の内周側は、円
板部43cがボス部42と内輪51aとに挟まれている
ので、液体が侵入しにくい。したがって、間隙部材43
の外周面をシールすれば、ワンウェイクラッチ51の隙
間から内部に液体が侵入しにくくなる。ここで、間隙部
材43を設けたのは、軸シール85を直接ボス部42に
接触させると、ロータ3をピニオンギア12に固定する
とき、ロータ3の芯出しを正確に行わなければ、軸シー
ル85とのシール性が悪くなる。そこで、間隙部材43
を装着して軸シール85との芯出しを予め行うことで、
軸シール85のシール性能を安定させることができる。
【0050】切換機構52は、図2及び図4に示すよう
にストッパ軸53を有している。ストッパ軸53は、リ
ールボディ2aに非作動姿勢と作動姿勢との間で揺動自
在に装着されている。ストッパ軸53は、図7に示すよ
うに、操作のためにリールボディ2aを貫通して後方に
突出したストッパつまみ53aと、ストッパつまみ53
aが固定された軸部53bと、軸部53bの先端に固定
されたカム部53cとを有している。軸部53bのスト
ッパつまみ53a装着部より内側には、Oリング86が
介装されている。Oリング86は、ストッパ軸53から
内部への液体の侵入を防止するために設けられている。
カム部53cの先端は、ワンウェイクラッチ51に係合
し、ストッパ軸53の揺動によりワンウェイクラッチ5
1を非作動状態と作動状態とに切り換えるように構成さ
れている。
【0051】〔オシレーティング機構の構成〕オシレー
ティング機構6は、図7に示すように、スプール軸15
の略直下方に平行に配置された螺軸21と、螺軸21に
沿って前後方向に移動するスライダ22と、螺軸21の
先端に固定された中間ギア23とを有している。螺軸2
1の後端は、リールボディ2aの後部に形成された支持
孔(機構装着孔の一例)82gに軸受25を介して回転
自在に支持されている。この支持孔2gは押さえ蓋88
により塞がれており、押さえ蓋88とリールボディ2a
との隙間からの液体の侵入を防止するために、板状のシ
ートパッキン87がリールボディ2aの後部に設けられ
ている。シートパッキン87は、押さえ蓋88によりリ
ールボディ2aの後部との間に挟まれており、押さえ蓋
88をビス89によりリールボディ2aに装着すること
でリールボディ2aの後部に取り付けられている。な
お、リールボディ2aの後部は、保護カバー90により
覆われている。
【0052】スライダ22は、螺軸21と平行に配置さ
れた2本のガイド軸24に移動自在に支持されている。
スライダ22にはスプール軸15の後端が回転不能に固
定されている。中間ギア23は、ピニオンギア12に噛
み合っている。 〔スプールの構成〕スプール4は、図2に示すように、
ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム3
2との間に配置されており、スプール軸15の先端部に
スプール4の中心部がドラグ機構60を介して連結され
ている。スプール4は、外周に釣り糸が巻かれる糸巻き
胴部4aと、糸巻き胴部4aの後部に一体で形成された
スカート部4bと、糸巻き胴部4aの前端に固定された
フランジ板4cとを有している。糸巻き胴部4aは、円
筒状の部材であり、外周面はスプール軸15と平行な周
面で構成されている。糸巻き胴部4aは、図6に示すよ
うに、2つの軸受56,57によりスプール軸15に回
転自在に装着されている。
【0053】スカート部4bは、糸巻き胴部4aの後端
部から径方向に拡がった後に後方に延びる有底円筒部材
であり、糸巻き胴部4aとの接続部分の近傍には、巻き
初めの釣り糸を通過させるための糸通し孔93が形成さ
れている。スカート部4bの裏面の糸通し孔93の外周
側には、釣り糸の端部を結び付けるための糸止め突起9
2が設けられている。この糸止め突起92に釣り糸の端
部を結び付けることにより、釣り糸の巻き初めの結び目
がスプール4の糸巻き胴部4aに生じなくなる。このた
め、細い釣り糸を巻き付けても結び目部分で釣り糸が膨
らまなくなり、釣り糸をスプール4に整然と巻き付ける
ことができる。この結果、スプール4からの糸繰り出し
時に異音が生じにくくなり、繰り出しフィーリングが向
上する。
【0054】フランジ板4cは、外周側が前方に傾斜し
たリング状の部材であり、糸巻き胴部4aの内周面にネ
ジ止めされたスプールリングカラー55により糸巻き胴
部4aに固定されている。スプール4は、スプール軸1
5に装着された位置決めワッシャ54に当接して位置決
めされている。位置決めワッシャ54と、軸受57との
間には、軸受57の内輪と外輪とスプール4の軸受装着
部分とに接触して弾性体製のシールリング91が装着さ
れている。シールリング91は、ワッシャ状の部材であ
り、スプール4の後部からドラグ機構60に液体が侵入
するのを防止するために設けられている。
【0055】〔ドラグ機構の構成〕ドラグ機構60は、
スプール4とスプール軸15との間に装着されスプール
4にドラグ力を作用させるための機構である。ドラグ機
構60は、図6に示すように、ドラグ力を手で調整する
ためのつまみ部61と、つまみ部61によりスプール4
側に押圧される複数枚のディスクからなる摩擦部62と
を有している。
【0056】つまみ部61は、スプール軸15に回転不
能かつ軸方向移動自在に設けられた第1部材63と、第
1部材63の軸方向前方に配置されスプール軸15に螺
合する第2部材64と、第1部材63と第2部材64と
の間に装着された発音機構65とを有している。第1部
材63は、円筒部63aと円筒部63aより大径のリン
グ状の鍔部63bとを有する鍔付き円筒状の部材であ
る。円筒部63aの内周部には、スプール軸15に回転
不能に係止する小判形状の係止孔66が形成されてい
る。第1部材63の円筒部63aの後端面が摩擦部62
に当接する。第1部材63の円筒部63aとスプールリ
ングカラー55の内周面との間には、外部から摩擦部6
2側への液体の侵入を防止するためのシートパッキン7
1が装着されている。シール板71は、たとえば、ステ
ンレス製のリング部材の周囲にNBR製の皿状の弾性部
材をアウトサート成形して得られたシール部材であり、
外周部にリップを有している。シール板71は、スナッ
プリング79により図5左方に付勢されている。シール
板71の図5左側面には、リング状の突起部71cが形
成されている。この突起部71cは、後述するカバー部
材68に当接して内周側への液体の侵入を防止してい
る。
【0057】第2部材64は、第1部材63と対向しか
つ第1部材63と相対回動自在に設られている。第2部
材64は、第1部材63のスプール軸15方向前方に並
べて配置されたつまみ本体67と、つまみ本体67の外
周部に先端が固定され第1部材63を内部に相対回動自
在に収納するカバー部材68とを有している。つまみ本
体67は円盤状の部材であり、前面に前方に突出した略
台形状のつまみ67aが形成されている。つまみ本体6
7の内部には、スプール軸15の先端に螺合するナット
69が回転不能かつ軸方向移動自在に装着されている。
また、第2部材64とナット69との間においてスプー
ル軸15の外周にはコイルばね70が圧縮状態で配置さ
れている。
【0058】カバー部材68は、有底筒状の部材であ
り、その底部を第1部材63の円筒部63aが貫通して
いる。また、底部にシール板71の突起部71cが当接
している。カバー部材68の筒部68aは、つまみ本体
67の外周面にネジ止めされている。カバー部材68の
底部68bと第1部材63の円筒部63aの後端面との
間には、ワッシャ状のシールリング72が装着されてい
る。また、カバー部材68の筒部68aの先端部とつま
み本体67との間にはOリング73が装着されている。
これらのシールリング72及びOリング73は、いずれ
もたとえばNBR製の弾性部材であり、第1部材63と
第2部材64のつまみ本体67との隙間から内部に液体
が侵入するのを防止するために設けられている。この隙
間から液体が侵入すると、たとえシール板71を設けて
も、第1部材63とスプール軸15との隙間を通って摩
擦部62まで水が侵入し、摩擦部62が濡れてドラグ力
が変動することがある。
【0059】摩擦部62は、第1部材63に接触する第
1ディスク101と、第1ディスク101にフェルト部
材を挟んで接触する第2ディスク102と、第2ディス
ク102とフェルト部材を挟んで接触するドラグ発音機
構103とを有している。第1ディスク101は内周部
がスプール軸15に係止され、スプール軸15とともに
回転する。第2ディスク102は、外周部がスプール4
に係止され、スプール4とともに回転する。ドラグ発音
機構103は、スプール軸15とスプール4との相対回
動時、つまりドラグ作動時に発音する。
【0060】〔リールの操作及び動作〕このスピニング
リールでは、キャスティング時等の糸繰り出し時にはベ
ールアーム40を糸開放姿勢に倒す。この結果、釣り糸
は仕掛けの自重によりスプール4の先端側から順に繰り
出される。糸巻取時には、ベールアーム40を糸巻取姿
勢側に戻す。これは、ハンドル組立体1を糸巻取方向に
回転させると、図示しないベール反転機構の働きにより
自動的に行われる。ハンドル組立体1の回転力は、マス
ターギア軸10及びマスターギア11を介してピニオン
ギア12に伝達される。ピニオンギア12に伝達された
回転力は、その前部からロータ3に伝達されるとともに
ピニオンギア12に噛み合う中間ギア23によりオシレ
ーティング機構6に伝達される。この結果、ロータ3が
糸巻取方向に回転するとともにスプール4が前後に往復
移動する。
【0061】釣りを行っているときに、波などがリール
にかかってリールが濡れることがある。この場合にも、
シール板71やシールリング72やOリング73がドラ
グ機構60に装着されているとともにスプール4にシー
ルリング91が装着されているので、摩擦部62に前部
や後部から水が侵入しにくい。このため、一度ドラグ力
を調整すれば、水濡れによりドラグ力が変動することが
少ない。
【0062】また、リールボディ2aと移動部材や固定
部材や構成部材との隙間にシールリング18a,18
b、軸シール34,液体ガスケット80、防水シール8
1、シールリング82、軸シール85、Oリング86、
シール板87等のシール部材が設けられているので、内
部の機構装着空間内への液体の侵入を防止することがで
きる。このため、内部に海水等が入りにくくなり、塩の
結晶がギアやガイド部分や軸受内部等で析出しにくくな
る。したがって、粘度が高いグリースを内部に塗る必要
がなくなり、ギアや転動体等の間に析出体が挟まりにく
くなくなり、回転フィーリングの低下を抑えることがで
きる。
【0063】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、フロントドラグ型のスピニ
ングリールを例に説明したが、リアドラグ型のスピニン
グリールやドラグを有さないスピニングリールやレバー
ドラグ型のスピニングリール等の全てのスピニングリー
ルの防水構造に本発明は適用できる。
【0064】(b) 前記実施形態では、マスターギア
軸等の移動部材に加えて構成部材や固定部材にもシール
部材を配置したが、いずれかにシール部材を配置しても
よい。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、移動部材や固定部材と
リール本体との隙間から液体が機構収納空間に侵入しに
くくなるので、低粘度のグリースを用いることができ
る。このため、グリースによる抵抗が小さくなりハンド
ルの巻き上げ効率をより向上させることができる。ま
た、液体が機構収納空間に侵入しにくくなるので、液体
が乾いたときに発生する析出体が少なくなりギアや転動
体等の間に析出体が挟まりにくくなくなり、回転フィー
リングの低下を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したスピニングリー
ルの右側面図。
【図2】その左側面断面図。
【図3】その背面断面図。
【図4】リール本体の分解斜視図。
【図5】マスターギアの断面拡大図。
【図6】リール前部の断面拡大図。
【図7】リール後部の断面拡大図。
【符号の説明】
1 ハンドル組立体 2 リール本体 2a リールボディ 2c 開口 2d 蓋部材 2e 第1フランジ部 2f 第2フランジ部 3 ロータ 15 スプール軸 16a,16b,35 軸受 18a,18b シールリング 20a 内輪 20b 外輪 20c ボール 34 軸シール 50 逆転防止機構 51 ワンウェイクラッチ 52 操作機構 53 ストッパ軸 80 液体ガスケット 81 防水シール 82 シールリング、 85 軸シール、 86 Oリング 87 シートパッキン 88 押さえ蓋

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピニングリールのリール本体内部に形成
    された機構収納空間への液体の侵入を防止するためのス
    ピニングリールの防水構造であって、 前記リール本体の内部から外部に突出する移動部材の周
    囲に前記移動部材と前記リール本体又は前記リール本体
    に固定された固定部材とに接触可能に設けられたシール
    部材を備えたスピニングリールの防水構造。
  2. 【請求項2】前記シール部材は弾性体製の部材である、
    請求項1に記載のスピニングリールの防水構造。
  3. 【請求項3】前記シール部材は、前記移動部材である前
    記スピニングリールのマスターギア軸の両端部を軸支す
    る1対の軸受それぞれの外側に前記マスターギア軸とリ
    ール本体と軸受とに接触して配置されている、請求項1
    又は2に記載のスピニングリールの防水構造。
  4. 【請求項4】前記軸受は、前記リール本体に装着された
    外輪と、前記マスターギア軸に装着された内輪と、前記
    外輪と内輪とに挟持され転動する転動体とを有する転が
    り軸受である、請求項3に記載のスピニングリールの防
    水構造。
  5. 【請求項5】前記シール部材は、前記外輪の外径よりや
    や小さい外径を有する、請求項4に記載のスピニングリ
    ールの防水構造。
  6. 【請求項6】前記マスターギア軸の前記シール部材の接
    触部分は前記内輪装着部分より小径である、請求項5に
    記載のスピニングリールの防水構造。
  7. 【請求項7】前記マスターギア軸の両端には、ハンドル
    が装着されるネジ穴が形成されている、請求項3から6
    のいずれかに記載のスピニングリールの防水構造。
  8. 【請求項8】前記シール部材は、前記軸受の外輪の軸方
    向の力を受ける前記リール本体又は前記リール本体に固
    定された蓋部材により前記軸受の外輪との間に挟まれて
    固定されている、請求項4から7のいずれかに記載のス
    ピニングリールの防水構造。
  9. 【請求項9】前記シール部材は、前記リール本体に揺動
    自在に設けられた前記移動部材であるストッパ軸と前記
    リール本体との間に両者に接触可能に装着されている、
    請求項1又は2に記載のスピニングリールの防水構造。
  10. 【請求項10】前記シール部材は、前記移動部材である
    ロータと前記リール本体に固定された前記固定部材であ
    る逆転防止機構との間に両者に接触可能に装着されてい
    る、請求項1又は2に記載のスピニングリールの防水構
    造。
  11. 【請求項11】前記リール本体の前部に形成されたフラ
    ンジ部の外周面と前記逆転防止機構の外周面とを連続的
    に覆う筒状の弾性部材をさらに備えた、請求項10に記
    載のスピニングリールの防水構造。
  12. 【請求項12】スピニングリールのリール本体内部に形
    成された機構収納空間への液体の侵入を防止するための
    スピニングリールの防水構造であって、 前記リール本体に進退自在に装着されたスプール軸と前
    記リール本体に回転自在に装着されたロータの先端部と
    の間に両者に接触可能に設けられた弾性体製のシール部
    材を備えたスピニングリールの防水構造。
  13. 【請求項13】スピニングリールのリール本体内部に形
    成された機構収納空間への液体の侵入を防止するための
    スピニングリールの防水構造であって、 前記機構収納空間を構成する前記リール本体の構成部材
    間に設けられたシール部材を備えたスピニングリールの
    防水構造。
  14. 【請求項14】前記シール部材は弾性体製の部材であ
    る、請求項13に記載のスピニングリールの防水構造。
  15. 【請求項15】前記構成部材は、前記リール本体の前部
    に形成された第1フランジ部と、前記第1フランジ部に
    着脱自在に装着される第2フランジ部とであり、 前記シール部材は、前記第2フランジ部と前記第1フラ
    ンジ部との接触面に装着された部材である、請求項13
    又は14に記載のスピニングリールの防水構造。
  16. 【請求項16】前記構成部材は、前記リール本体の前部
    に形成された第1フランジ部と、前記第1フランジ部に
    着脱自在に装着される第2フランジ部とであり、 前記シール部材は、前記第2フランジ部と前記第1フラ
    ンジ部を除く前記リール本体との接触面に装着された部
    材である、請求項13又は14に記載のスピニングリー
    ルの防水構造。
  17. 【請求項17】前記構成部材は、前記リール本体の主部
    を構成し側部に開口を有するリールボディと、前記開口
    を閉塞可能に前記リールボディに着脱自在に装着される
    蓋部材とであり、 前記シール部材は、前記リールボディと蓋部材との接触
    面に装着された部材である、請求項13又は14に記載
    のスピニングリールの防水構造。
  18. 【請求項18】前記構成部材は、前記リール本体の前部
    に形成された第1フランジ部に着脱自在に装着される第
    2フランジ部と、前記リール本体の主部を構成し側部に
    開口を有するリールボディの前記開口を閉塞可能に前記
    リールボディに着脱自在に装着される蓋部材とであり、 前記シール部材は、前記第2フランジ部と前記蓋部材と
    の接触面に装着された部材である、請求項13又は14
    に記載のスピニングリールの防水構造。
  19. 【請求項19】スピニングリールのリール本体内部に形
    成された機構収納空間への液体の侵入を防止するための
    スピニングリールの防水構造であって、 前記機構収納空間に収納されスプール軸を往復移動させ
    るための往復移動機構を装着するために前記リール本体
    の後部に形成された機構装着孔から前記機構収納空間へ
    の液体の侵入を防止するために前記リール本体の後部に
    設けられたシール部材を備えたスピニングリールの防水
    構造。
JP26318598A 1998-09-17 1998-09-17 スピニングリールの防水構造 Expired - Fee Related JP3839972B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26318598A JP3839972B2 (ja) 1998-09-17 1998-09-17 スピニングリールの防水構造
US09/393,162 US6176446B1 (en) 1998-09-17 1999-09-10 Spinning reel having a water-proof structure
TW088115750A TW401271B (en) 1998-09-17 1999-09-13 Spinning reel having a water-proof structure
SG9904471A SG89296A1 (en) 1998-09-17 1999-09-13 Spinning reel having a water-proof structure
MYPI99003962A MY115501A (en) 1998-09-17 1999-09-14 Spinning reel having a water-proof structure
AU48753/99A AU759113B2 (en) 1998-09-17 1999-09-16 Spinning reel having a water-proof structure
ES99307346T ES2229632T3 (es) 1998-09-17 1999-09-16 Carrete de bobina provisto de una estructura estanca.
EP99307346A EP0986953B1 (en) 1998-09-17 1999-09-16 Spinning reel having a water-proof structure
DE69920123T DE69920123T2 (de) 1998-09-17 1999-09-16 Wasserdichte Angelrolle
AT99307346T ATE275820T1 (de) 1998-09-17 1999-09-16 Wasserdichte angelrolle
KR1019990040086A KR100553445B1 (ko) 1998-09-17 1999-09-17 방수구조를 가지는 스피닝 릴

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26318598A JP3839972B2 (ja) 1998-09-17 1998-09-17 スピニングリールの防水構造

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006046983A Division JP3934663B2 (ja) 2006-02-23 2006-02-23 スピニングリールの防水構造

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000083533A true JP2000083533A (ja) 2000-03-28
JP2000083533A5 JP2000083533A5 (ja) 2005-02-17
JP3839972B2 JP3839972B2 (ja) 2006-11-01

Family

ID=17385959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26318598A Expired - Fee Related JP3839972B2 (ja) 1998-09-17 1998-09-17 スピニングリールの防水構造

Country Status (11)

Country Link
US (1) US6176446B1 (ja)
EP (1) EP0986953B1 (ja)
JP (1) JP3839972B2 (ja)
KR (1) KR100553445B1 (ja)
AT (1) ATE275820T1 (ja)
AU (1) AU759113B2 (ja)
DE (1) DE69920123T2 (ja)
ES (1) ES2229632T3 (ja)
MY (1) MY115501A (ja)
SG (1) SG89296A1 (ja)
TW (1) TW401271B (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002218870A (ja) * 2001-01-24 2002-08-06 Shimano Inc 釣り用リールのシール構造
JP2009148173A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Shimano Inc スピニングリールのドラグつまみ組立体
JP2010226977A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Shimano Inc 釣り用リールのハンドルアーム取付構造
JP2013179882A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Shimano Inc スピニングリールの防水部材及びそれを用いたスピニングリール
EP2805614A1 (en) 2013-05-21 2014-11-26 Shimano Inc. Spinning reel
KR20140136862A (ko) 2013-05-21 2014-12-01 가부시키가이샤 시마노 스피닝 릴
EP2883451A1 (en) 2013-12-10 2015-06-17 Shimano Inc. Spinning reel
JP2015112043A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 株式会社シマノ スピニングリール
JP2015112044A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 株式会社シマノ スピニングリール
JP2015112045A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 株式会社シマノ スピニングリール
JP2017192360A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 グローブライド株式会社 魚釣用リール及びその組立方法

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW440425B (en) 1999-07-14 2001-06-16 Shimano Kk Rotor drive for spinning reel and spinning reel
JP3961757B2 (ja) * 2000-09-29 2007-08-22 株式会社シマノ 釣り用リールの部品支持構造
TW518205B (en) * 2001-02-23 2003-01-21 Shimano Kk Spool of spinning reel
JP2002267028A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Shimano Inc 部品組立体
JP3854823B2 (ja) * 2001-07-02 2006-12-06 株式会社シマノ スピニングリールのスプール
JP4045167B2 (ja) * 2002-05-01 2008-02-13 株式会社シマノ スピニングリールのハンドル組立体
JP2003319742A (ja) * 2002-05-07 2003-11-11 Shimano Inc 両軸受リールの回転支持構造
US6626385B1 (en) * 2002-08-01 2003-09-30 Daiwa Seiko, Inc. Spinning reel for fishing
JP3981325B2 (ja) * 2002-12-06 2007-09-26 株式会社シマノ スピニングリールのスプール支持構造
JP4250035B2 (ja) * 2003-05-13 2009-04-08 株式会社シマノ スピニングリールのマスターギア
CN100377641C (zh) * 2004-08-11 2008-04-02 上海达金兴业渔具有限公司 具双侧盖的钓鱼卷线器
US7168647B1 (en) * 2006-03-15 2007-01-30 Shakespeare Company, Llc Fly reel drag mechanism
JP5236883B2 (ja) * 2007-02-13 2013-07-17 シマノコンポネンツ マレーシア エスディーエヌ.ビーエッチディー. スピニングリールのハンドル組立体
JP4863928B2 (ja) * 2007-05-21 2012-01-25 株式会社シマノ スピニングリールのスプール
JP4892416B2 (ja) 2007-06-15 2012-03-07 株式会社シマノ スピニングリールのリール本体
US9091350B2 (en) * 2012-02-10 2015-07-28 Shimano Inc. Spinning reel waterproofing member and spinning reel using the same
JP6411009B2 (ja) * 2013-03-29 2018-10-24 株式会社シマノ 釣り用リールのリール部品
JP6184884B2 (ja) * 2014-01-31 2017-08-23 グローブライド株式会社 魚釣用リール
US10856535B2 (en) * 2015-12-18 2020-12-08 Globeride, Inc. Spinning reel for fishing
KR20190015172A (ko) * 2016-06-08 2019-02-13 글로브라이드 가부시키가이샤 낚시용 스피닝 릴
US10219498B2 (en) 2016-08-29 2019-03-05 Pure Fishing, Inc. Reel with disengageable seal
JP6831194B2 (ja) * 2016-09-01 2021-02-17 株式会社シマノ ロータ駆動部防水構造およびスピニングリール
JP6759047B2 (ja) * 2016-10-20 2020-09-23 株式会社シマノ 魚釣り用リール
JP6979785B2 (ja) * 2017-04-26 2021-12-15 株式会社シマノ スピニングリール
JP7065643B2 (ja) * 2018-03-01 2022-05-12 株式会社シマノ 釣り用リール
CN108835059B (zh) * 2018-05-25 2024-06-18 宁波海宝渔具有限公司 一种改进往复机构的渔线轮

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2884211A (en) * 1954-02-17 1959-04-28 True Temper Corp Fishing reel guard
US2745607A (en) * 1954-04-09 1956-05-15 John K Taggart Spinning type fishing reel
GB2158331A (en) 1984-04-17 1985-11-13 Robert Cox Reel
JPH0425977Y2 (ja) 1986-06-17 1992-06-23
US4852826A (en) * 1986-12-28 1989-08-01 Shimano Industrial Company Limited Fishing reel having improved cover and seal structure drag mechanism
JPH0741348Y2 (ja) * 1988-06-13 1995-09-27 島野工業株式会社 スピニングリール
FR2644035B1 (fr) 1989-03-10 1992-12-31 Cittadini Daniel Moulinet de peche electrique
JPH0430866U (ja) * 1990-07-04 1992-03-12
US5149008A (en) * 1990-12-21 1992-09-22 Shimano Industrial Co., Ltd. Spinning reel with adjustable drag member
US5415359A (en) * 1991-02-05 1995-05-16 Ikuta; Takeshi Fishing reel
JPH063079U (ja) * 1992-06-19 1994-01-18 ダイワ精工株式会社 魚釣用リール
US5443571A (en) * 1992-07-15 1995-08-22 Zebco Corporation Wrap around side cover for a spinning fishing reel
JP2803063B2 (ja) 1993-04-05 1998-09-24 ダイワ精工株式会社 両軸受型リール
DE69407696T2 (de) * 1993-09-08 1998-04-16 Daiwa Seiko Inc Kurbelmontage-Anordnung in Angelhaspeln
US5996918A (en) * 1996-05-21 1999-12-07 Daiwa Seiko, Inc. Fishing reel braking device
US6053445A (en) * 1996-09-09 2000-04-25 C-1 Design Group Fly fishing reel with isolated conical drag
IT1291408B1 (it) 1997-02-04 1999-01-11 Dolomite Spa Dispositivo di allacciatura a leva
FR2759543B1 (fr) * 1997-02-17 1999-04-16 Mitchell Sports Moulinet etanche
US5988547A (en) * 1997-11-26 1999-11-23 Koelewyn; Robert W. Adjustable drag system for fishing spool with clutch members between spool-supporting bearings

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100884718B1 (ko) * 2001-01-24 2009-02-20 가부시키가이샤 시마노 낚시용 릴의 밀봉 구조
JP2002218870A (ja) * 2001-01-24 2002-08-06 Shimano Inc 釣り用リールのシール構造
JP2009148173A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Shimano Inc スピニングリールのドラグつまみ組立体
KR101403928B1 (ko) 2007-12-18 2014-06-09 가부시키가이샤 시마노 스피닝 릴의 드랙 손잡이 조립체
JP2010226977A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Shimano Inc 釣り用リールのハンドルアーム取付構造
JP2013179882A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Shimano Inc スピニングリールの防水部材及びそれを用いたスピニングリール
US9497948B2 (en) 2013-05-21 2016-11-22 Shimano Inc. Spinning reel
EP2805614A1 (en) 2013-05-21 2014-11-26 Shimano Inc. Spinning reel
KR20140136862A (ko) 2013-05-21 2014-12-01 가부시키가이샤 시마노 스피닝 릴
EP2883451A1 (en) 2013-12-10 2015-06-17 Shimano Inc. Spinning reel
JP2015112043A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 株式会社シマノ スピニングリール
JP2015112044A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 株式会社シマノ スピニングリール
JP2015112045A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 株式会社シマノ スピニングリール
KR20150067713A (ko) 2013-12-10 2015-06-18 가부시키가이샤 시마노 스피닝 릴
US9700030B2 (en) 2013-12-10 2017-07-11 Shimano Inc. Spinning reel
KR102357111B1 (ko) 2013-12-10 2022-01-28 가부시키가이샤 시마노 스피닝 릴
JP2017192360A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 グローブライド株式会社 魚釣用リール及びその組立方法

Also Published As

Publication number Publication date
AU4875399A (en) 2000-03-23
KR20000023260A (ko) 2000-04-25
ES2229632T3 (es) 2005-04-16
TW401271B (en) 2000-08-11
DE69920123D1 (de) 2004-10-21
EP0986953A1 (en) 2000-03-22
EP0986953B1 (en) 2004-09-15
US6176446B1 (en) 2001-01-23
DE69920123T2 (de) 2005-12-01
MY115501A (en) 2003-06-30
JP3839972B2 (ja) 2006-11-01
SG89296A1 (en) 2002-06-18
AU759113B2 (en) 2003-04-03
KR100553445B1 (ko) 2006-02-22
ATE275820T1 (de) 2004-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000083533A (ja) スピニングリールの防水構造
JP2000083533A5 (ja)
JP2000083531A (ja) スピニングリールのマスターギア
TW440425B (en) Rotor drive for spinning reel and spinning reel
JP2002218870A (ja) 釣り用リールのシール構造
TW513282B (en) Component assembly
KR100737885B1 (ko) 스피닝 릴의 로터
JP2001103879A (ja) スピニングリールのリール本体
JPH11276042A (ja) 釣り用リールのシール機構
JP3840009B2 (ja) スピニングリール
US5904309A (en) Spinning reel for fishing having a rotor brake member operable in the fishing line casting position
JP2002218871A (ja) 釣り用部品の締結構造
JP3934663B2 (ja) スピニングリールの防水構造
JP2002204640A (ja) スピニングリールのスプール
JP3509521B2 (ja) スピニングリールのドラグ機構
JP2002345369A (ja) スピニングリールのスプール
JP3792834B2 (ja) 両軸受リール
JP4572033B2 (ja) スピニングリールのロータ
US7226013B1 (en) Fishing reel having improved pay out clicking mechanism
JP2001025338A (ja) スピニングリールのロータ駆動装置
JP2002191270A (ja) スピニングリールのハンドル組立体
JP3568855B2 (ja) 魚釣用両軸受型リール
JP4029027B2 (ja) スピニングリールのスプール
JP2000139286A (ja) スピニングリールのスプール
JP2002204641A (ja) スピニングリールのドラグ機構

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040312

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130811

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees