JP2002345369A - スピニングリールのスプール - Google Patents
スピニングリールのスプールInfo
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- JP2002345369A JP2002345369A JP2001160888A JP2001160888A JP2002345369A JP 2002345369 A JP2002345369 A JP 2002345369A JP 2001160888 A JP2001160888 A JP 2001160888A JP 2001160888 A JP2001160888 A JP 2001160888A JP 2002345369 A JP2002345369 A JP 2002345369A
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- spool
- drag
- bearing
- disk
- spool shaft
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フロントドラグ型のスプールにおいて、ディ
スクの剪断変形を生じにくくして十分なドラグ力を得や
すくする。 【解決手段】 スピニングリールのスプールは、スプー
ル本体7と、第1軸受56と、ドラグ機構60と、第2
軸受57とを備えている。スプール本体は、ドラグ収納
部8及び軸受収納部9を有する筒状の糸巻胴部7aを有
している。第1軸受は、軸受収納部とスプール軸15と
の間に装着され、スプール本体を回転自在に支持する。
ドラグ機構は、ドラグ収納部に配置され、スプール軸の
先端に螺合するドラグ操作部61、並びにスプール軸に
回転不能かつ軸方向移動自在に装着された第1ディスク
91,92及びスプール本体に回転不能に装着され第1
ディスクと交互に配置された第2ディスク93を含む摩
擦部62を有している。第2軸受は、第2ディスクとス
プール軸との間に装着され、スプール本体をスプール軸
に回転自在に支持する。
スクの剪断変形を生じにくくして十分なドラグ力を得や
すくする。 【解決手段】 スピニングリールのスプールは、スプー
ル本体7と、第1軸受56と、ドラグ機構60と、第2
軸受57とを備えている。スプール本体は、ドラグ収納
部8及び軸受収納部9を有する筒状の糸巻胴部7aを有
している。第1軸受は、軸受収納部とスプール軸15と
の間に装着され、スプール本体を回転自在に支持する。
ドラグ機構は、ドラグ収納部に配置され、スプール軸の
先端に螺合するドラグ操作部61、並びにスプール軸に
回転不能かつ軸方向移動自在に装着された第1ディスク
91,92及びスプール本体に回転不能に装着され第1
ディスクと交互に配置された第2ディスク93を含む摩
擦部62を有している。第2軸受は、第2ディスクとス
プール軸との間に装着され、スプール本体をスプール軸
に回転自在に支持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプール、特に、
リール本体に前後移動自在かつ回転不能に装着されたス
プール軸の先端に配置されたスピニングリールのスプー
ルに関する。
リール本体に前後移動自在かつ回転不能に装着されたス
プール軸の先端に配置されたスピニングリールのスプー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】スピニングリールのスプール、特にフロ
ントドラグ型のスプールは、スプール軸に回転自在に装
着された糸巻胴部と糸巻胴部の内周側に一体形成された
壁部とを有するスプール本体と、糸巻胴部の内部に設け
られたドラグ機構とを有している。スプール本体は、ス
プール軸の先端に回転自在に装着されており、特にドラ
グ性能を向上させたスプールでは、壁部の前後にボス部
が設けられている。このボス部の内部に近接して配置さ
れた2つの玉軸受によりスプール本体は、回転自在にス
プール軸に装着されている。
ントドラグ型のスプールは、スプール軸に回転自在に装
着された糸巻胴部と糸巻胴部の内周側に一体形成された
壁部とを有するスプール本体と、糸巻胴部の内部に設け
られたドラグ機構とを有している。スプール本体は、ス
プール軸の先端に回転自在に装着されており、特にドラ
グ性能を向上させたスプールでは、壁部の前後にボス部
が設けられている。このボス部の内部に近接して配置さ
れた2つの玉軸受によりスプール本体は、回転自在にス
プール軸に装着されている。
【0003】ドラグ機構は、スプール軸の先端に螺合す
るドラグ操作部と、ドラグ作動部により押圧されスプー
ル軸に回転不能に装着された1又は複数の第1ディスク
と、第1ディスクと交互に配置されスプール本体に回転
不能に装着された1又は複数の第2ディスクとを備えて
いる。ドラグ操作部は、1又は複数の第1ディスクのう
ち前側のものの内周側に接触して第1ディスクを押圧す
る。また、1又は複数の第2ディスクのうち、少なくと
も一番奥側のものは、前側のボス部の外周側でスプール
本体に回転不能に装着されている。
るドラグ操作部と、ドラグ作動部により押圧されスプー
ル軸に回転不能に装着された1又は複数の第1ディスク
と、第1ディスクと交互に配置されスプール本体に回転
不能に装着された1又は複数の第2ディスクとを備えて
いる。ドラグ操作部は、1又は複数の第1ディスクのう
ち前側のものの内周側に接触して第1ディスクを押圧す
る。また、1又は複数の第2ディスクのうち、少なくと
も一番奥側のものは、前側のボス部の外周側でスプール
本体に回転不能に装着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のスプールで
は、ドラグ操作部が第1ディスクの内周側に偏って押圧
し、奥側の第2ディスクが外周側に偏ってスプール本体
を押圧する。このため、ドラグ操作部の内周側に偏った
押圧面と第2ディスクの外周側に偏った押圧面とで力の
食い違いにより両ディスクに剪断変形が生じやすくな
る。このよう剪断変形が生じると、ドラグ操作部による
押圧力がスプール本体に伝達されず、十分なドラグ力を
得にくくなる。
は、ドラグ操作部が第1ディスクの内周側に偏って押圧
し、奥側の第2ディスクが外周側に偏ってスプール本体
を押圧する。このため、ドラグ操作部の内周側に偏った
押圧面と第2ディスクの外周側に偏った押圧面とで力の
食い違いにより両ディスクに剪断変形が生じやすくな
る。このよう剪断変形が生じると、ドラグ操作部による
押圧力がスプール本体に伝達されず、十分なドラグ力を
得にくくなる。
【0005】また、ボス部内に2つの玉軸受が近接して
配置されるので、軸受間距離が短くなる。このため、ド
ラグ作動時にスプール本体に力が作用したときにスプー
ル本体がスプール軸に対して傾くおそれがあり、スプー
ル本体を安定して支持しにくい。
配置されるので、軸受間距離が短くなる。このため、ド
ラグ作動時にスプール本体に力が作用したときにスプー
ル本体がスプール軸に対して傾くおそれがあり、スプー
ル本体を安定して支持しにくい。
【0006】本発明の課題は、フロントドラグ型のスプ
ールにおいて、ディスクの剪断変形を生じにくくして十
分なドラグ力を得やすくするとともに、スプール本体を
安定して支持しやすくすることにある。
ールにおいて、ディスクの剪断変形を生じにくくして十
分なドラグ力を得やすくするとともに、スプール本体を
安定して支持しやすくすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールのスプールは、リール本体に前後移動自在かつ回
転不能に装着されたスプール軸の先端に配置されたスプ
ールであって、スプール本体と、第1軸受と、ドラグ機
構と、第2軸受とを備えている。スプール本体は、外周
に釣り糸が巻き付けられ内周部に前後に並べて配置され
たドラグ収納部及び軸受収納部を有する筒状の糸巻胴部
と、糸巻胴部の後部に設けられた大径のスカート部と、
糸巻胴部の前部に設けられた大径のフランジ部とを有し
ている。第1軸受は、軸受収納部とスプール軸との間に
装着され、スプール本体をスプール軸に対して回転自在
に支持するものである。ドラグ機構は、ドラグ収納部に
配置され、スプール軸の先端に螺合するドラグ操作部、
並びにドラグ操作部により押圧されスプール軸に回転不
能かつ軸方向移動自在に装着された1又は複数の第1デ
ィスク及びスプール軸に回転自在かつスプール本体に回
転不能に装着され第1ディスクと交互に配置された1又
は複数の第2ディスクを含む摩擦部を有し、スプール本
体を制動する機構である。第2軸受は、第2ディスクの
いずれかとスプール軸との間に装着され、スプール本体
をスプール軸に対して回転自在に支持するものである。
リールのスプールは、リール本体に前後移動自在かつ回
転不能に装着されたスプール軸の先端に配置されたスプ
ールであって、スプール本体と、第1軸受と、ドラグ機
構と、第2軸受とを備えている。スプール本体は、外周
に釣り糸が巻き付けられ内周部に前後に並べて配置され
たドラグ収納部及び軸受収納部を有する筒状の糸巻胴部
と、糸巻胴部の後部に設けられた大径のスカート部と、
糸巻胴部の前部に設けられた大径のフランジ部とを有し
ている。第1軸受は、軸受収納部とスプール軸との間に
装着され、スプール本体をスプール軸に対して回転自在
に支持するものである。ドラグ機構は、ドラグ収納部に
配置され、スプール軸の先端に螺合するドラグ操作部、
並びにドラグ操作部により押圧されスプール軸に回転不
能かつ軸方向移動自在に装着された1又は複数の第1デ
ィスク及びスプール軸に回転自在かつスプール本体に回
転不能に装着され第1ディスクと交互に配置された1又
は複数の第2ディスクを含む摩擦部を有し、スプール本
体を制動する機構である。第2軸受は、第2ディスクの
いずれかとスプール軸との間に装着され、スプール本体
をスプール軸に対して回転自在に支持するものである。
【0008】このスプールでは、スプール本体を支持す
る第1軸受はドラグ収納部より後方に配置された軸受収
納部とスプール軸とを間に配置され、第2軸受はドラグ
収納部に配置された第2ディスクとスプール軸との間に
配置されている。このため、スプール本体においてドラ
グ収納部の内周側にボス部を設けて第2軸受を収納する
必要がなくなる。この結果、ドラグ収納部の奥側に配置
される第1又は第2ディスクをスプール軸の外周近くま
で配置することができ、スプール軸近くでドラグ操作部
により押圧される第1ディスクと第2ディスクとが略全
面で対向可能になり、両ディスクの間で剪断力が生じな
くなる。ここでは、第2ディスクに第2軸受を配置した
ので、スプール本体に第2軸受を配置する必要がなくな
り、第2ディスクと第1ディスクとを略全面で対向させ
ることができる。このため、ディスクの剪断変形が生じ
にくくなり十分なドラグ力を得やすくなる。
る第1軸受はドラグ収納部より後方に配置された軸受収
納部とスプール軸とを間に配置され、第2軸受はドラグ
収納部に配置された第2ディスクとスプール軸との間に
配置されている。このため、スプール本体においてドラ
グ収納部の内周側にボス部を設けて第2軸受を収納する
必要がなくなる。この結果、ドラグ収納部の奥側に配置
される第1又は第2ディスクをスプール軸の外周近くま
で配置することができ、スプール軸近くでドラグ操作部
により押圧される第1ディスクと第2ディスクとが略全
面で対向可能になり、両ディスクの間で剪断力が生じな
くなる。ここでは、第2ディスクに第2軸受を配置した
ので、スプール本体に第2軸受を配置する必要がなくな
り、第2ディスクと第1ディスクとを略全面で対向させ
ることができる。このため、ディスクの剪断変形が生じ
にくくなり十分なドラグ力を得やすくなる。
【0009】また、第1軸受をドラグ収納部の後方に配
置された軸受収納部に配置し、第2軸受を第2ディスク
に装着したので、2つの軸受間距離を広くとることがで
き、スプール本体がスプール軸に対して傾きにくくなり
スプール本体を安定して支持しやすくなる。
置された軸受収納部に配置し、第2軸受を第2ディスク
に装着したので、2つの軸受間距離を広くとることがで
き、スプール本体がスプール軸に対して傾きにくくなり
スプール本体を安定して支持しやすくなる。
【0010】発明2に係るスピニングリールのスプール
は、発明1に記載のスプールにおいて、軸受収納部は、
糸巻胴部の後面側に配置されている。この場合には、第
1軸受が糸巻胴部の後面に配置されるので、両軸受の軸
受間距離を広くとれ、スプール本体をより安定して支持
できる。
は、発明1に記載のスプールにおいて、軸受収納部は、
糸巻胴部の後面側に配置されている。この場合には、第
1軸受が糸巻胴部の後面に配置されるので、両軸受の軸
受間距離を広くとれ、スプール本体をより安定して支持
できる。
【0011】発明3に係るスピニングリールのスプール
は、発明1又は2に記載のスプールにおいて、ドラグ機
構は、ドラグ操作部に接触する第1ディスク設けられ、
ドラグ作動時に発音するドラグ発音機構をさらに有す
る。この場合には、ドラグ発音機構をスプール軸に対し
て回転不能な第1ディスクに設けたので、径の大きな第
1ディスクの外周側で発音させることができる。このた
め、細かな凹凸によるクリック音を実現できる。
は、発明1又は2に記載のスプールにおいて、ドラグ機
構は、ドラグ操作部に接触する第1ディスク設けられ、
ドラグ作動時に発音するドラグ発音機構をさらに有す
る。この場合には、ドラグ発音機構をスプール軸に対し
て回転不能な第1ディスクに設けたので、径の大きな第
1ディスクの外周側で発音させることができる。このた
め、細かな凹凸によるクリック音を実現できる。
【0012】発明4に係るスピニングリールのスプール
は、発明3に記載のスプールにおいて、第2軸受は、ド
ラグ発音機構が設けられた第1ディスクに対向する第2
ディスクに装着されている。この場合には、最も前側の
第2ディスクに第2軸受が装着されているので、軸受間
距離が最大になるとともに、ドラグ発音機構の内周側に
第2軸受を配置することで、スプール軸方向の長さをさ
らに短くすることができる。
は、発明3に記載のスプールにおいて、第2軸受は、ド
ラグ発音機構が設けられた第1ディスクに対向する第2
ディスクに装着されている。この場合には、最も前側の
第2ディスクに第2軸受が装着されているので、軸受間
距離が最大になるとともに、ドラグ発音機構の内周側に
第2軸受を配置することで、スプール軸方向の長さをさ
らに短くすることができる。
【0013】発明5に係るスピニングリールのスプール
は、発明1から4のいずれかに記載のスプールにおい
て、第1軸受は、スプール軸に回転不能に装着された筒
状の軸受ガイドを介してスプール軸に装着されている。
この場合には、第1軸受がスプール軸に直接ではなく軸
受ガイドにより間接的に支持されているので、ラジアル
荷重が大きい大径の軸受を採用することができる。
は、発明1から4のいずれかに記載のスプールにおい
て、第1軸受は、スプール軸に回転不能に装着された筒
状の軸受ガイドを介してスプール軸に装着されている。
この場合には、第1軸受がスプール軸に直接ではなく軸
受ガイドにより間接的に支持されているので、ラジアル
荷重が大きい大径の軸受を採用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】〔全体構成〕図1において、本発
明の一実施形態を採用したスピニングリールは、釣り竿
に装着可能なリール本体2と、リール本体2に左右軸回
りに回転自在に装着されたハンドル組立体1と、ロータ
3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、ハンド
ル組立体1の回転に連動して回転して釣り糸をスプール
4に案内するものであり、リール本体2の前部に前後軸
回りに回転自在に支持されている。スプール4は、ロー
タ3により案内された釣り糸を外周面に巻き取るもので
あり、ロータ3の前部に前後軸方向に往復移動自在に配
置されている。
明の一実施形態を採用したスピニングリールは、釣り竿
に装着可能なリール本体2と、リール本体2に左右軸回
りに回転自在に装着されたハンドル組立体1と、ロータ
3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、ハンド
ル組立体1の回転に連動して回転して釣り糸をスプール
4に案内するものであり、リール本体2の前部に前後軸
回りに回転自在に支持されている。スプール4は、ロー
タ3により案内された釣り糸を外周面に巻き取るもので
あり、ロータ3の前部に前後軸方向に往復移動自在に配
置されている。
【0015】リール本体2は、リール本体2の主部を構
成するリールボディ2aと、リールボディ2aから斜め
上前方に一体で延びるT字状の竿取付脚2bとを有して
いる。
成するリールボディ2aと、リールボディ2aから斜め
上前方に一体で延びるT字状の竿取付脚2bとを有して
いる。
【0016】リールボディ2aは、内部に機構装着用の
空間を有しており、その空間内には、図2に示すよう
に、ロータ3をハンドル組立体1の回転に連動して回転
させるロータ駆動機構5と、スプール4を前後に移動さ
せて釣り糸を均一に巻き取るためのオシレーティング機
構6とが設けられている。リールボディ2aの前部には
筒状部2cが形成されている。
空間を有しており、その空間内には、図2に示すよう
に、ロータ3をハンドル組立体1の回転に連動して回転
させるロータ駆動機構5と、スプール4を前後に移動さ
せて釣り糸を均一に巻き取るためのオシレーティング機
構6とが設けられている。リールボディ2aの前部には
筒状部2cが形成されている。
【0017】ロータ駆動機構5は、図2に示すように、
ハンドル組立体1が回転不能に装着されたマスターギア
11と、このマスターギア11に噛み合うピニオンギア
12とを有している。
ハンドル組立体1が回転不能に装着されたマスターギア
11と、このマスターギア11に噛み合うピニオンギア
12とを有している。
【0018】マスターギア11は、フェースギアであ
り、マスターギア軸10と一体形成されている。マスタ
ーギア軸10は中心にハンドル組立体1が回転不能に係
止される係止孔10aが形成された、たとえばステンレ
ス製の中空の部材であり、その両端が、軸受を介してリ
ールボディ2aに回転自在に支持されている。
り、マスターギア軸10と一体形成されている。マスタ
ーギア軸10は中心にハンドル組立体1が回転不能に係
止される係止孔10aが形成された、たとえばステンレ
ス製の中空の部材であり、その両端が、軸受を介してリ
ールボディ2aに回転自在に支持されている。
【0019】ピニオンギア12は、図2に示すように、
筒状の部材であり前後方向に沿って配置されリールボデ
ィ2aに回転自在に装着されている。ピニオンギア12
の前部12aはロータ3の中心部を貫通しており、この
貫通部分でナット33によりロータ3と固定されてい
る。ピニオンギア12は、軸方向の中間部と後端部とで
それぞれ軸受14a,14bを介してリールボディ2a
に回転自在に支持されている。このピニオンギア12の
内部をスプール軸15が貫通している。ピニオンギア1
2は、マスターギア11に噛み合うとともにオシレーテ
ィング機構6にも噛み合っている。
筒状の部材であり前後方向に沿って配置されリールボデ
ィ2aに回転自在に装着されている。ピニオンギア12
の前部12aはロータ3の中心部を貫通しており、この
貫通部分でナット33によりロータ3と固定されてい
る。ピニオンギア12は、軸方向の中間部と後端部とで
それぞれ軸受14a,14bを介してリールボディ2a
に回転自在に支持されている。このピニオンギア12の
内部をスプール軸15が貫通している。ピニオンギア1
2は、マスターギア11に噛み合うとともにオシレーテ
ィング機構6にも噛み合っている。
【0020】ロータ3は、ピニオンギア12に固定され
た円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向して設
けられた第1及び第2ロータアーム31,32と、両ロ
ータアーム31,32に揺動自在に装着され、釣り糸を
スプール4に案内するためのベールアーム40とを有し
ている。円筒部30と両ロータアーム31,32とは、
たとえばアルミニウム合金製であり一体成形されてい
る。
た円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向して設
けられた第1及び第2ロータアーム31,32と、両ロ
ータアーム31,32に揺動自在に装着され、釣り糸を
スプール4に案内するためのベールアーム40とを有し
ている。円筒部30と両ロータアーム31,32とは、
たとえばアルミニウム合金製であり一体成形されてい
る。
【0021】円筒部30の前部には、図3に示すよう
に、前壁41が形成されており、前壁41の中心部に
は、後方に突出するボス部42が形成されている。この
ボス部42の中心部にはピニオンギア12に回転不能に
係止される貫通孔が形成されており、この貫通孔をピニ
オンギア12の前部12a及びスプール軸15が貫通し
ている。
に、前壁41が形成されており、前壁41の中心部に
は、後方に突出するボス部42が形成されている。この
ボス部42の中心部にはピニオンギア12に回転不能に
係止される貫通孔が形成されており、この貫通孔をピニ
オンギア12の前部12a及びスプール軸15が貫通し
ている。
【0022】ピニオンギア12の前部12aにはナット
33が螺合しており、このナット33によりピニオンギ
ア12の先端部にロータ3が回転不能に固定される。ナ
ット33の内周側には、軸受35が配置されている。軸
受35は、スプール軸15とピニオンギア12の内面と
の間に隙間を確保するために設けられている。ナット3
3及び軸受35の前面には、内周側にリップを有するシ
ール部材36が装着されている。シール部材36の先端
はスプール軸15に接触している。これによりスプール
軸15からリール本体2の内部への液体の浸入を防止で
きる。
33が螺合しており、このナット33によりピニオンギ
ア12の先端部にロータ3が回転不能に固定される。ナ
ット33の内周側には、軸受35が配置されている。軸
受35は、スプール軸15とピニオンギア12の内面と
の間に隙間を確保するために設けられている。ナット3
3及び軸受35の前面には、内周側にリップを有するシ
ール部材36が装着されている。シール部材36の先端
はスプール軸15に接触している。これによりスプール
軸15からリール本体2の内部への液体の浸入を防止で
きる。
【0023】ボス部42に隣接して逆転防止機構50が
配置されている。逆転防止機構50は、図2に示すよう
に、ワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ5
1を作動状態(逆転禁止状態)と非作動状態(逆転許可
状態)とに切り換える切換機構52とを有している。
配置されている。逆転防止機構50は、図2に示すよう
に、ワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ5
1を作動状態(逆転禁止状態)と非作動状態(逆転許可
状態)とに切り換える切換機構52とを有している。
【0024】ワンウェイクラッチ51は、ピニオンギア
12に内輪が回転不能に装着され、筒状部2cに外輪が
回転不能に装着された内輪遊転型のローラ形のワンウェ
イクラッチである。筒状部2cの内部において、ワンウ
ェイクラッチ51の前方には、リップ付きの軸シール8
5が装着されている。
12に内輪が回転不能に装着され、筒状部2cに外輪が
回転不能に装着された内輪遊転型のローラ形のワンウェ
イクラッチである。筒状部2cの内部において、ワンウ
ェイクラッチ51の前方には、リップ付きの軸シール8
5が装着されている。
【0025】オシレーティング機構6は、図2に示すよ
うに、スプール軸15の略直下方に平行に配置された螺
軸21と、螺軸21に沿って前後方向に移動するスライ
ダ22と、螺軸21の先端に固定された中間ギア23と
を有している。スライダ22は、螺軸21と平行に配置
された2本のガイド軸24に移動自在に支持されてい
る。スライダ22にはスプール軸15の後端が回転不能
に固定されている。中間ギア23は、減速機構(図示せ
ず)を介してピニオンギア12に噛み合っている。
うに、スプール軸15の略直下方に平行に配置された螺
軸21と、螺軸21に沿って前後方向に移動するスライ
ダ22と、螺軸21の先端に固定された中間ギア23と
を有している。スライダ22は、螺軸21と平行に配置
された2本のガイド軸24に移動自在に支持されてい
る。スライダ22にはスプール軸15の後端が回転不能
に固定されている。中間ギア23は、減速機構(図示せ
ず)を介してピニオンギア12に噛み合っている。
【0026】〔スプールの構成〕スプール4は、図2に
示すように、深溝形のものであり、ロータ3の第1ロー
タアーム31と第2ロータアーム32との間に配置され
ている。スプール4は、スプール軸15に回転自在に装
着されている。スプール4は、スプール本体7と、スプ
ール本体7に装着されたドラグ機構60と、スプール本
体7をスプール軸15に回転自在に装着するための第1
及び第2玉軸受56,57とを有している。
示すように、深溝形のものであり、ロータ3の第1ロー
タアーム31と第2ロータアーム32との間に配置され
ている。スプール4は、スプール軸15に回転自在に装
着されている。スプール4は、スプール本体7と、スプ
ール本体7に装着されたドラグ機構60と、スプール本
体7をスプール軸15に回転自在に装着するための第1
及び第2玉軸受56,57とを有している。
【0027】スプール本体7は、外周に釣り糸が巻かれ
る、たとえば軽量なアルミニウム合金製の糸巻胴部7a
と、糸巻胴部7aの後部に一体で形成された大径のスカ
ート部7bと、糸巻胴部7aの前端に設けられた大径の
前フランジ部7cとを有している。
る、たとえば軽量なアルミニウム合金製の糸巻胴部7a
と、糸巻胴部7aの後部に一体で形成された大径のスカ
ート部7bと、糸巻胴部7aの前端に設けられた大径の
前フランジ部7cとを有している。
【0028】糸巻胴部7aは、図3に示すように、内周
側に前後に並べて配置されたドラグ収納部8と軸受収納
部9とを有している。ドラグ収納部8は、糸巻胴部7a
の内周部に形成された壁部を有する円筒状の空間であ
り、そこにドラグ機構60の摩擦部62が収納されてい
る。ドラグ収納部8の内周面の奥側には、摩擦部62を
回転不能に係止するための係止溝8aが形成されてい
る。ドラグ収納部8の内周面の前側には、雌ねじ部8b
が形成されている。軸受収納部9は、内部に第1玉軸受
56を収納するためのものであり、糸巻胴部7aの後部
に筒状に突出して形成されている。
側に前後に並べて配置されたドラグ収納部8と軸受収納
部9とを有している。ドラグ収納部8は、糸巻胴部7a
の内周部に形成された壁部を有する円筒状の空間であ
り、そこにドラグ機構60の摩擦部62が収納されてい
る。ドラグ収納部8の内周面の奥側には、摩擦部62を
回転不能に係止するための係止溝8aが形成されてい
る。ドラグ収納部8の内周面の前側には、雌ねじ部8b
が形成されている。軸受収納部9は、内部に第1玉軸受
56を収納するためのものであり、糸巻胴部7aの後部
に筒状に突出して形成されている。
【0029】スカート部7bは、糸巻胴部7aの後端部
から径方向に拡がった後ロータ3の円筒部30を覆うよ
うに後方に延びる有底円筒部材である。前フランジ部7
cは、釣り糸の前方への糸落ちを防止するために設けら
れたものである。前フランジ部7cは、糸巻胴部7aの
前端部から径方向外方に一体的に形成された第1フラン
ジ部45と、第1フランジ部45に着脱自在に装着され
た第2フランジ部46とを有している。
から径方向に拡がった後ロータ3の円筒部30を覆うよ
うに後方に延びる有底円筒部材である。前フランジ部7
cは、釣り糸の前方への糸落ちを防止するために設けら
れたものである。前フランジ部7cは、糸巻胴部7aの
前端部から径方向外方に一体的に形成された第1フラン
ジ部45と、第1フランジ部45に着脱自在に装着され
た第2フランジ部46とを有している。
【0030】第1フランジ部45は、糸巻胴部7aの前
端から径方向外方に拡がっている。第1フランジ部45
の外周部は、前端側がスプール軸15と平行に形成さ
れ、後端側が径方向外方側に突出して形成されており、
その平行面が第2フランジ部46の内周面に接触して径
方向への移動を規制し、突出部分が第2フランジ部46
の内周部後端面に接触して後方への移動を規制してい
る。
端から径方向外方に拡がっている。第1フランジ部45
の外周部は、前端側がスプール軸15と平行に形成さ
れ、後端側が径方向外方側に突出して形成されており、
その平行面が第2フランジ部46の内周面に接触して径
方向への移動を規制し、突出部分が第2フランジ部46
の内周部後端面に接触して後方への移動を規制してい
る。
【0031】第2フランジ部46は、たとえばステンレ
ス等の硬質金属又はジルコニア等の硬質セラミック製等
の硬質材料製の部材である。第2フランジ部46は、糸
巻胴部7aの内周面に形成された雌ねじ部8bにねじ込
まれたフランジ固定部材47により第1フランジ部45
に固定されている。第2フランジ部46の外周縁は丸み
を帯び前方に傾斜したリング形状であり、釣り糸が前方
に滑りやすい形状である。
ス等の硬質金属又はジルコニア等の硬質セラミック製等
の硬質材料製の部材である。第2フランジ部46は、糸
巻胴部7aの内周面に形成された雌ねじ部8bにねじ込
まれたフランジ固定部材47により第1フランジ部45
に固定されている。第2フランジ部46の外周縁は丸み
を帯び前方に傾斜したリング形状であり、釣り糸が前方
に滑りやすい形状である。
【0032】フランジ固定部材47は、糸巻胴部7aの
内周面に形成された雌ねじ部8bにねじ込まれる筒状の
装着部47aと、装着部47aの先端から径方向外方に
延びる鍔部47bとを有している。フランジ固定部材4
7は、鍔部47bの外周側後端面で第2フランジ部46
を押圧して第1フランジ部45に固定している。装着部
47aと糸巻胴部7aの内周面にはOリング74が装着
されている。Oリング74は、両者の隙間から液体がド
ラグ機構60の内部に浸入するのを防止するために設け
られている。
内周面に形成された雌ねじ部8bにねじ込まれる筒状の
装着部47aと、装着部47aの先端から径方向外方に
延びる鍔部47bとを有している。フランジ固定部材4
7は、鍔部47bの外周側後端面で第2フランジ部46
を押圧して第1フランジ部45に固定している。装着部
47aと糸巻胴部7aの内周面にはOリング74が装着
されている。Oリング74は、両者の隙間から液体がド
ラグ機構60の内部に浸入するのを防止するために設け
られている。
【0033】このように、前フランジ部4cを2つの部
分に分けて釣り糸に接触して傷つきやすい外周部分に硬
質材料製の比重が大きい第2フランジ部46を配置し、
その他の内周部分に糸巻胴部7aと一体の比重が小さい
第1フランジ部45を配置しているので、前フランジ部
7cでの耐磨耗性や耐久性を維持して、スプール4を可
及的に軽量化できる。
分に分けて釣り糸に接触して傷つきやすい外周部分に硬
質材料製の比重が大きい第2フランジ部46を配置し、
その他の内周部分に糸巻胴部7aと一体の比重が小さい
第1フランジ部45を配置しているので、前フランジ部
7cでの耐磨耗性や耐久性を維持して、スプール4を可
及的に軽量化できる。
【0034】第1玉軸受56は、スプール本体7をスプ
ール軸15に対して回転自在に装着するものである。第
1玉軸受56は、軸受収納部9とスプール軸15との間
に軸受支持部55を介して装着されている。軸受支持部
55は、スプール軸15に回転不能かつ軸方向移動不能
に装着された部材である。軸受支持部55は、スプール
軸15に装着された筒状部55aと、筒状部55aの後
端部に形成された鍔部55bとを有している。筒状部5
5aは、スプール軸15にねじ込まれたスプールピン5
4によりスプール軸15に対して軸方向移動不能かつ回
転不能に取り付けられている。鍔部55bは、第1玉軸
受56の内輪の後側面に接触して配置されている。第1
玉軸受56の外輪の前側面には、受け座金58が接触し
ている。受け座金58と糸巻胴部7aの壁面との間には
2枚の位置決め座金59が配置されている。ここでは、
スプール4とともに回転する受け座金58を外輪に接触
させてスプール軸15に対して回転不能な軸受支持部5
5の鍔部55bを内輪に接触させているので、3枚の座
金や糸巻胴部7aとの間で滑りが生じなくなり、滑り面
の表面処理や粗さの影響による起動しゃくりが生じなく
なる。
ール軸15に対して回転自在に装着するものである。第
1玉軸受56は、軸受収納部9とスプール軸15との間
に軸受支持部55を介して装着されている。軸受支持部
55は、スプール軸15に回転不能かつ軸方向移動不能
に装着された部材である。軸受支持部55は、スプール
軸15に装着された筒状部55aと、筒状部55aの後
端部に形成された鍔部55bとを有している。筒状部5
5aは、スプール軸15にねじ込まれたスプールピン5
4によりスプール軸15に対して軸方向移動不能かつ回
転不能に取り付けられている。鍔部55bは、第1玉軸
受56の内輪の後側面に接触して配置されている。第1
玉軸受56の外輪の前側面には、受け座金58が接触し
ている。受け座金58と糸巻胴部7aの壁面との間には
2枚の位置決め座金59が配置されている。ここでは、
スプール4とともに回転する受け座金58を外輪に接触
させてスプール軸15に対して回転不能な軸受支持部5
5の鍔部55bを内輪に接触させているので、3枚の座
金や糸巻胴部7aとの間で滑りが生じなくなり、滑り面
の表面処理や粗さの影響による起動しゃくりが生じなく
なる。
【0035】ドラグ機構60は、スプール4とスプール
軸15との間に装着され、スプール4にドラグ力を作用
させるための機構である。ドラグ機構60は、図4に示
すように、ドラグ力を手で調整するためのつまみ部61
と、つまみ部61によりスプール4側に押圧される複数
枚のディスクからなる摩擦部62とを有している。
軸15との間に装着され、スプール4にドラグ力を作用
させるための機構である。ドラグ機構60は、図4に示
すように、ドラグ力を手で調整するためのつまみ部61
と、つまみ部61によりスプール4側に押圧される複数
枚のディスクからなる摩擦部62とを有している。
【0036】スプール軸15の軸受支持部55の装着部
分から前方には互いに平行な面取り部15aが形成され
ており、面取り部15aの先端には雄ねじ部15bが形
成されている。面取り部15aはドラグ機構60を回転
不能に係止するとともにスプール4の後方への移動を規
制するためのものであり、雄ねじ部15bは、ドラグ機
構60のドラグ力を調整するつまみ部61を螺合させる
ためのものである。
分から前方には互いに平行な面取り部15aが形成され
ており、面取り部15aの先端には雄ねじ部15bが形
成されている。面取り部15aはドラグ機構60を回転
不能に係止するとともにスプール4の後方への移動を規
制するためのものであり、雄ねじ部15bは、ドラグ機
構60のドラグ力を調整するつまみ部61を螺合させる
ためのものである。
【0037】つまみ部61は、面取り部15aに回転不
能かつ軸方向移動自在に設けられた第1部材63と、第
1部材63の軸方向前方に配置されスプール軸15に螺
合する第2部材64と、第1部材63と第2部材64と
の間に装着された発音機構65とを有している。
能かつ軸方向移動自在に設けられた第1部材63と、第
1部材63の軸方向前方に配置されスプール軸15に螺
合する第2部材64と、第1部材63と第2部材64と
の間に装着された発音機構65とを有している。
【0038】第1部材63は、円筒部63aと円筒部6
3aより大径のリング状の鍔部63bとを有する鍔付き
円筒状の部材である。円筒部63aの内周部には、スプ
ール軸15に回転不能に係止する小判形状の係止孔66
が形成されている。第1部材63の円筒部63aの後端
面が摩擦部62に当接する。第1部材63の円筒部63
aとフランジ固定部材47の装着部47aの内周面との
間には、外部から摩擦部62側への液体の侵入を防止す
るためのシール板71が装着されている。シール板71
は、たとえば、ステンレス製のリング部材の周囲にNB
R製の皿状の弾性部材をアウトサート成形して得られた
シール部材であり、外周部にリップを有している。シー
ル板71は、スナップリング79により図3左方に付勢
されている。シール板71の図3左側面には、リング状
の突起部71cが形成されている。この突起部71c
は、後述するカバー部材68に当接して内周側への液体
の侵入を防止している。
3aより大径のリング状の鍔部63bとを有する鍔付き
円筒状の部材である。円筒部63aの内周部には、スプ
ール軸15に回転不能に係止する小判形状の係止孔66
が形成されている。第1部材63の円筒部63aの後端
面が摩擦部62に当接する。第1部材63の円筒部63
aとフランジ固定部材47の装着部47aの内周面との
間には、外部から摩擦部62側への液体の侵入を防止す
るためのシール板71が装着されている。シール板71
は、たとえば、ステンレス製のリング部材の周囲にNB
R製の皿状の弾性部材をアウトサート成形して得られた
シール部材であり、外周部にリップを有している。シー
ル板71は、スナップリング79により図3左方に付勢
されている。シール板71の図3左側面には、リング状
の突起部71cが形成されている。この突起部71c
は、後述するカバー部材68に当接して内周側への液体
の侵入を防止している。
【0039】第2部材64は、第1部材63と対向しか
つ第1部材63と相対回動自在に設けられている。第2
部材64は、第1部材63のスプール軸15方向前方に
並べて配置されたつまみ本体67と、つまみ本体67の
外周部に先端が固定され第1部材63を内部に相対回動
自在に収納するカバー部材68とを有している。
つ第1部材63と相対回動自在に設けられている。第2
部材64は、第1部材63のスプール軸15方向前方に
並べて配置されたつまみ本体67と、つまみ本体67の
外周部に先端が固定され第1部材63を内部に相対回動
自在に収納するカバー部材68とを有している。
【0040】つまみ本体67は円盤状の部材であり、前
面に前方に突出した略台形状のつまみ67aが形成され
ている。つまみ本体67の内部には、スプール軸15の
先端の雄ねじ部15bに螺合するナット69が回転不能
かつ軸方向移動自在に装着されている。また、第2部材
64とナット69との間においてスプール軸15の外周
にはコイルばね70が圧縮状態で配置されている。
面に前方に突出した略台形状のつまみ67aが形成され
ている。つまみ本体67の内部には、スプール軸15の
先端の雄ねじ部15bに螺合するナット69が回転不能
かつ軸方向移動自在に装着されている。また、第2部材
64とナット69との間においてスプール軸15の外周
にはコイルばね70が圧縮状態で配置されている。
【0041】カバー部材68は、段付き有底筒状の部材
であり、その底部を第1部材63の円筒部63aが貫通
している。また、底部にシール板71の突起部71cが
当接している。カバー部材68の筒部68aは、つまみ
本体67の外周面にネジ止めされている。
であり、その底部を第1部材63の円筒部63aが貫通
している。また、底部にシール板71の突起部71cが
当接している。カバー部材68の筒部68aは、つまみ
本体67の外周面にネジ止めされている。
【0042】カバー部材68の筒部68aの先端部とつ
まみ本体67との間にはOリング73が装着されてい
る。Oリング73は、たとえばNBR製の弾性部材であ
り、第1部材63と第2部材64のつまみ本体67との
隙間から内部に液体が侵入するのを防止するために設け
られている。この隙間から液体が侵入すると、たとえシ
ール板71を設けても、第1部材63とスプール軸15
との隙間を通って摩擦部62まで水が侵入し、摩擦部6
2が濡れてドラグ力が変動することがある。
まみ本体67との間にはOリング73が装着されてい
る。Oリング73は、たとえばNBR製の弾性部材であ
り、第1部材63と第2部材64のつまみ本体67との
隙間から内部に液体が侵入するのを防止するために設け
られている。この隙間から液体が侵入すると、たとえシ
ール板71を設けても、第1部材63とスプール軸15
との隙間を通って摩擦部62まで水が侵入し、摩擦部6
2が濡れてドラグ力が変動することがある。
【0043】摩擦部62は、図3及び図4に示すよう
に、スプール軸15に回転不能に装着された前後2枚の
第1ディスク91,92と、2枚の第1ディスク91,
92の間に配置されスプール本体7に回転不能に装着さ
れた第2ディスク93と、前側の第1ディスク91に装
着されたドラグ発音機構94とを有している。
に、スプール軸15に回転不能に装着された前後2枚の
第1ディスク91,92と、2枚の第1ディスク91,
92の間に配置されスプール本体7に回転不能に装着さ
れた第2ディスク93と、前側の第1ディスク91に装
着されたドラグ発音機構94とを有している。
【0044】前側の第1ディスク91は、第1部材63
が接触する内円板部91aと、内円板部91aの外周側
から後方に延びる円筒部91bと、円筒部91bの後端
部から糸巻胴部7aの内周に向かって径方向に拡がる外
円板部91cとを有している。第1ディスク91の内円
板部91aの中心には、面取り部15aに係止される略
矩形の係止孔91dが形成されている。この係止孔91
dが面取り部15aに係止されることにより、第1ディ
スク91は、スプール軸15に回転不能かつ軸方向移動
自在に装着されている。内円板部91aの後面は第2玉
軸受57の内輪にのみ接触している。また、外円板部9
1cには、ドラグ発音機構94が装着されている。
が接触する内円板部91aと、内円板部91aの外周側
から後方に延びる円筒部91bと、円筒部91bの後端
部から糸巻胴部7aの内周に向かって径方向に拡がる外
円板部91cとを有している。第1ディスク91の内円
板部91aの中心には、面取り部15aに係止される略
矩形の係止孔91dが形成されている。この係止孔91
dが面取り部15aに係止されることにより、第1ディ
スク91は、スプール軸15に回転不能かつ軸方向移動
自在に装着されている。内円板部91aの後面は第2玉
軸受57の内輪にのみ接触している。また、外円板部9
1cには、ドラグ発音機構94が装着されている。
【0045】後側の第1ディスク92は円板状の部材で
あり、中心には面取り部15aに係止される略矩形の係
止孔92aが形成されている。この係止孔92aが面取
り部15aに係止されることにより、第1ディスク92
は、スプール軸15に回転不能かつ軸方向移動自在に装
着されている。
あり、中心には面取り部15aに係止される略矩形の係
止孔92aが形成されている。この係止孔92aが面取
り部15aに係止されることにより、第1ディスク92
は、スプール軸15に回転不能かつ軸方向移動自在に装
着されている。
【0046】第2ディスク93は、前方に突出する筒状
の軸受収納部93aと、外周に径方向に突出する1対の
耳部93bとを有する円板状の部材である。軸受収納部
93aには、第2玉軸受57が装着されている。軸受収
納部93aでは、第2玉軸受57の外輪の後面のみ接触
している。これにより、第2玉軸受57は、外輪後面で
第2ディスク93に接触し、内輪前面で第1ディスク9
1に接触している。スプール本体7に対して回転不能な
第2ディスク92を介してスプール本体7は、第2玉軸
受57によりスプール軸15に回転自在に支持されてい
る。1対の耳部93bは、ドラグ収納部8の内周面に形
成された係止溝8aに係止されており、これにより、第
2ディスク93は、スプール本体7に対して回転不能で
ある。
の軸受収納部93aと、外周に径方向に突出する1対の
耳部93bとを有する円板状の部材である。軸受収納部
93aには、第2玉軸受57が装着されている。軸受収
納部93aでは、第2玉軸受57の外輪の後面のみ接触
している。これにより、第2玉軸受57は、外輪後面で
第2ディスク93に接触し、内輪前面で第1ディスク9
1に接触している。スプール本体7に対して回転不能な
第2ディスク92を介してスプール本体7は、第2玉軸
受57によりスプール軸15に回転自在に支持されてい
る。1対の耳部93bは、ドラグ収納部8の内周面に形
成された係止溝8aに係止されており、これにより、第
2ディスク93は、スプール本体7に対して回転不能で
ある。
【0047】第1ディスク91と第2ディスク93との
間、第2ディスク93と第1ディスク92との間及び第
1ディスク92と糸巻胴部7aの壁面との間にはたとえ
ばグラファイト製又はフェルト製のドラグディスク9
5,96,97がそれぞれ介装されている。
間、第2ディスク93と第1ディスク92との間及び第
1ディスク92と糸巻胴部7aの壁面との間にはたとえ
ばグラファイト製又はフェルト製のドラグディスク9
5,96,97がそれぞれ介装されている。
【0048】ここでは、第2ディスク93に第2玉軸受
57を装着したので、スプール本体7に第2玉軸受を装
着する必要がなくなり、第2ディスク93と第1ディス
ク91,92とを略全面で対向させることができる。こ
のため、ディスクの剪断変形が生じにくくなり十分なド
ラグ力を得やすくなる。また、第1玉軸受56をドラグ
収納部の後方に配置された軸受収納部9に配置し、第2
玉軸受57を第2ディスク93に装着したので、2つの
軸受間距離を広くとることができ、スプール本体7がス
プール軸15に対して傾きにくくなりスプール本体7を
安定して支持しやすくなる。
57を装着したので、スプール本体7に第2玉軸受を装
着する必要がなくなり、第2ディスク93と第1ディス
ク91,92とを略全面で対向させることができる。こ
のため、ディスクの剪断変形が生じにくくなり十分なド
ラグ力を得やすくなる。また、第1玉軸受56をドラグ
収納部の後方に配置された軸受収納部9に配置し、第2
玉軸受57を第2ディスク93に装着したので、2つの
軸受間距離を広くとることができ、スプール本体7がス
プール軸15に対して傾きにくくなりスプール本体7を
安定して支持しやすくなる。
【0049】ドラグ発音機構94は、帯状の金属板を湾
曲して折り曲げた形状のばね部材94aと、糸巻胴部7
aの内周面に装着された金属製の凹凸部材94bとを有
している。ばね部材94aは、第1ディスク91に係止
されてスプール軸15に対して回転不能になっている。
凹凸部材94bは周方向に並べて配置された多数の凹部
94cが形成されたプレス成形品であり、係止溝8aの
前方で糸巻胴部7aの内周面にはめ込み固定されてい
る。ドラグ作動時、つまりスプール4がスプール軸15
に対して回転すると、このばね部材94aの折り曲げら
れた頂点が金属製の凹凸部材94bに衝突を繰り返して
発音する。
曲して折り曲げた形状のばね部材94aと、糸巻胴部7
aの内周面に装着された金属製の凹凸部材94bとを有
している。ばね部材94aは、第1ディスク91に係止
されてスプール軸15に対して回転不能になっている。
凹凸部材94bは周方向に並べて配置された多数の凹部
94cが形成されたプレス成形品であり、係止溝8aの
前方で糸巻胴部7aの内周面にはめ込み固定されてい
る。ドラグ作動時、つまりスプール4がスプール軸15
に対して回転すると、このばね部材94aの折り曲げら
れた頂点が金属製の凹凸部材94bに衝突を繰り返して
発音する。
【0050】〔リールの操作及び動作〕このスピニング
リールでは、キャスティング時等の糸繰り出し時にはベ
ールアーム40を糸開放姿勢に倒す。この結果、釣り糸
は仕掛けの自重によりスプール4の先端側から順に繰り
出される。このとき、前フランジ部7cを2つの部分に
分けて釣り糸に接触して傷つきやすい外周部分に硬質材
料製の比重が大きい第2フランジ部46を配置したの
で、前フランジ部7cでの耐磨耗性や耐久性を維持する
ことができる。
リールでは、キャスティング時等の糸繰り出し時にはベ
ールアーム40を糸開放姿勢に倒す。この結果、釣り糸
は仕掛けの自重によりスプール4の先端側から順に繰り
出される。このとき、前フランジ部7cを2つの部分に
分けて釣り糸に接触して傷つきやすい外周部分に硬質材
料製の比重が大きい第2フランジ部46を配置したの
で、前フランジ部7cでの耐磨耗性や耐久性を維持する
ことができる。
【0051】糸巻取時には、ベールアーム40を糸巻取
姿勢側に戻す。これは、ハンドル組立体1を糸巻取方向
に回転させると、図示しないベール反転機構の働きによ
り自動的に行われる。ハンドル組立体1の回転力は、マ
スターギア軸10及びマスターギア11を介してピニオ
ンギア12に伝達される。ピニオンギア12に伝達され
た回転力は、その前部12aからロータ3に伝達される
とともに減速機構を介してピニオンギア12に噛み合う
中間ギア23によりオシレーティング機構6に伝達され
る。この結果、ロータ3が糸巻取方向に回転するととも
にスプール4が前後に往復移動する。
姿勢側に戻す。これは、ハンドル組立体1を糸巻取方向
に回転させると、図示しないベール反転機構の働きによ
り自動的に行われる。ハンドル組立体1の回転力は、マ
スターギア軸10及びマスターギア11を介してピニオ
ンギア12に伝達される。ピニオンギア12に伝達され
た回転力は、その前部12aからロータ3に伝達される
とともに減速機構を介してピニオンギア12に噛み合う
中間ギア23によりオシレーティング機構6に伝達され
る。この結果、ロータ3が糸巻取方向に回転するととも
にスプール4が前後に往復移動する。
【0052】仕掛けに魚がかかると、魚の引きによりド
ラグ機構60が動作しスプール4が逆転することがあ
る。ドラグ作動時には、第1ディスク91,92はスプ
ール軸15に対して回転不能であり、第2ディスク93
は、スプール4に対して回転不能であるので、ドラグデ
ィスク95〜97を介して第1ディスク91,92と第
2ディスク93の間で滑りが生じる。このときのドラグ
力は、つまみ部61のつまみ67aを回して設定される
第1部材63の第1ディスク91への押圧力により定ま
る。
ラグ機構60が動作しスプール4が逆転することがあ
る。ドラグ作動時には、第1ディスク91,92はスプ
ール軸15に対して回転不能であり、第2ディスク93
は、スプール4に対して回転不能であるので、ドラグデ
ィスク95〜97を介して第1ディスク91,92と第
2ディスク93の間で滑りが生じる。このときのドラグ
力は、つまみ部61のつまみ67aを回して設定される
第1部材63の第1ディスク91への押圧力により定ま
る。
【0053】このつまみ部61の押圧力は、第1ディス
ク91、第2ディスク93及び第1ディスク92を介し
てスプール本体7に伝達される。このとき、第2玉軸受
57を第2ディスク93内に装着したので、第1ディス
ク91,92及び第2ディスク92が略全面で対向し剪
断力が生じにくくなる。このため、剪断力によるドラグ
力の低下が生じなくなり、十分なドラグ力を得ることが
できる。また、2つの軸受間距離を広くすることができ
るので、スプール4に力が作用してもスプール本体7が
スプール軸15に対して傾きにくくなる。
ク91、第2ディスク93及び第1ディスク92を介し
てスプール本体7に伝達される。このとき、第2玉軸受
57を第2ディスク93内に装着したので、第1ディス
ク91,92及び第2ディスク92が略全面で対向し剪
断力が生じにくくなる。このため、剪断力によるドラグ
力の低下が生じなくなり、十分なドラグ力を得ることが
できる。また、2つの軸受間距離を広くすることができ
るので、スプール4に力が作用してもスプール本体7が
スプール軸15に対して傾きにくくなる。
【0054】〔他の実施形態〕 (a)前記実施形態では、深溝型のスプールを例に説明
したが、本発明は浅溝形のスプールにも適用できる。
したが、本発明は浅溝形のスプールにも適用できる。
【0055】(b)前記実施形態では、前記実施形態で
は、第2軸受57をスプール軸15に直接装着したが、
スプール軸15に回転不能に軸受支持部を設け、その軸
受支持部に第2玉軸受を装着してもよい。
は、第2軸受57をスプール軸15に直接装着したが、
スプール軸15に回転不能に軸受支持部を設け、その軸
受支持部に第2玉軸受を装着してもよい。
【0056】(c)前記実施形態では、第1軸受56を
収納する軸受収納部9を糸巻胴部7aの後面に筒状に一
体形成したが、別体で形成してもよい。また、この別体
で形成した軸受収納部をスカート部等の他の構成要素と
一体にしてもよい。この場合にも、軸受収納部は糸巻胴
部に含まれる。
収納する軸受収納部9を糸巻胴部7aの後面に筒状に一
体形成したが、別体で形成してもよい。また、この別体
で形成した軸受収納部をスカート部等の他の構成要素と
一体にしてもよい。この場合にも、軸受収納部は糸巻胴
部に含まれる。
【0057】(d)前記実施形態では、糸巻胴部7aの
内部にドラグ収納部8を設け、ドラグ機構60の摩擦部
を設けているが、スカート部の内部にもドラグ機構の摩
擦部を設けてもよい。
内部にドラグ収納部8を設け、ドラグ機構60の摩擦部
を設けているが、スカート部の内部にもドラグ機構の摩
擦部を設けてもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、第2ディスクに第2軸
受を配置したので、スプール本体に第2軸受を配置する
必要がなくなり、第2ディスクと第1ディスクとを略全
面で対向させることができる。このため、ディスクの剪
断変形が生じにくくなり十分なドラグ力を得やすくな
る。
受を配置したので、スプール本体に第2軸受を配置する
必要がなくなり、第2ディスクと第1ディスクとを略全
面で対向させることができる。このため、ディスクの剪
断変形が生じにくくなり十分なドラグ力を得やすくな
る。
【0059】また、第1軸受をドラグ収納部の後方に配
置された軸受収納部に配置し、第2軸受を第2ディスク
に装着したので、2つの軸受間距離を広くとることがで
き、スプール本体がスプール軸に対して傾きにくくなり
スプール本体を安定して支持しやすくなる。
置された軸受収納部に配置し、第2軸受を第2ディスク
に装着したので、2つの軸受間距離を広くとることがで
き、スプール本体がスプール軸に対して傾きにくくなり
スプール本体を安定して支持しやすくなる。
【図1】本発明の一実施形態を採用したスピニングリー
ルの左側面図。
ルの左側面図。
【図2】その左側面断面図。
【図3】スプール及びロータ中心部の断面部分図。
【図4】ドラグ機構の摩擦部の分解斜視図。
2 リール本体 4 スプール 7 スプール本体 7a 糸巻胴部 7b スカート部 7c 前フランジ部 8 軸受収納部 9 ドラグ収納部 15 スプール軸 55 軸受支持部 56 第1玉軸受 57 第2玉軸受 60 ドラグ機構 61 つまみ部 62 摩擦部 91,92 第1ディスク 93 第2ディスク 94 ドラグ発音機構
Claims (5)
- 【請求項1】リール本体に前後移動自在かつ回転不能に
装着されたスプール軸の先端に配置されたスピニングリ
ールのスプールであって、 外周に釣り糸が巻き付けられ内周部に前後に並べて配置
されたドラグ収納部及び軸受収納部を有する筒状の糸巻
胴部と、前記糸巻胴部の後部に設けられた大径のスカー
ト部と、前記糸巻胴部の前部に設けられた大径の前フラ
ンジ部とを有するスプール本体と、 前記軸受収納部と前記スプール軸との間に装着され、前
記スプール本体を前記スプール軸に対して回転自在に支
持する第1軸受と、 前記ドラグ収納部に配置され、前記スプール軸の先端に
螺合するドラグ操作部、並びに前記ドラグ操作部により
押圧され前記スプール軸に回転不能かつ軸方向移動自在
に装着された1又は複数の第1ディスク及び前記スプー
ル軸に回転自在かつ前記スプール本体に回転不能に装着
され前記第1ディスクと交互に配置された1又は複数の
第2ディスクを含む摩擦部を有し、前記スプール本体を
制動するドラグ機構と、 前記第2ディスクのいずれかと前記スプール軸との間に
装着され、前記スプール本体を前記スプール軸に対して
回転自在に支持する第2軸受と、を備えたスピニングリ
ールのスプール。 - 【請求項2】前記軸受収納部は、前記糸巻胴部の後面側
に配置されている、請求項1に記載のスピニングリール
のスプール。 - 【請求項3】前記ドラグ機構は、前記ドラグ操作部に接
触する前記第1ディスク設けられ、ドラグ作動時に発音
するドラグ発音機構をさらに有する、請求項1又は2に
記載のスピニングリールのスプール。 - 【請求項4】前記第2軸受は、前記ドラグ発音機構が設
けられた第1ディスクに対向する前記第2ディスクに装
着されている、請求項3に記載のスピニングリールのス
プール。 - 【請求項5】前記第1軸受は、前記スプール軸に回転不
能に装着された筒状の軸受ガイドを介して前記スプール
軸に装着されている、請求項1から4のいずれかに記載
のスピニングリールのスプール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001160888A JP2002345369A (ja) | 2001-05-29 | 2001-05-29 | スピニングリールのスプール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001160888A JP2002345369A (ja) | 2001-05-29 | 2001-05-29 | スピニングリールのスプール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002345369A true JP2002345369A (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=19004244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001160888A Pending JP2002345369A (ja) | 2001-05-29 | 2001-05-29 | スピニングリールのスプール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002345369A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006136216A (ja) * | 2004-11-10 | 2006-06-01 | Shimano Inc | スピニングリールのドラグつまみ |
EP1712127A1 (en) | 2005-04-15 | 2006-10-18 | Shimano Inc. | Spinning reel drag mechanism |
JP2009034005A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リール |
JP2011135847A (ja) * | 2009-12-29 | 2011-07-14 | Globeride Inc | 魚釣用スピニングリール |
KR101048726B1 (ko) * | 2003-10-28 | 2011-07-14 | 가부시키가이샤 시마노 | 스피닝 릴의 발음 기구 |
JP2014140318A (ja) * | 2013-01-23 | 2014-08-07 | Globeride Inc | 魚釣用スピニングリール |
-
2001
- 2001-05-29 JP JP2001160888A patent/JP2002345369A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7232087B2 (en) | 2005-04-15 | 2007-06-19 | Shimano Inc. | Spinning reel drag mechanism |
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