JP3569372B2 - 釣用リールの発音機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピニングリールのドラグ機構や片軸受リールの制動機構が作動したときにクリック音を発する釣用リールの発音機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
スピニングリールや片軸受リールには、魚からの引きが強いときにスプールを糸繰り出し方向に制動をかけつつ回転させて魚とのやりとりを行うためのドラグ機構等の制動機構が設けられている。この制動機構には、スプールとスプール軸とが相対回転していることを釣り人に告知するためにクリック音を出す発音機構が設けられている。
【0003】
この種の発音機構として、軽快なクリック音を発するために、バネで付勢された音出しピンを、音出しピンと相対回転する部材に設けられた凹部に衝突させて発音するものが知られている。この発音機構は、スプールの内周面に形成された凹凸部と、スプール軸に対して少なくとも一方向に相対回転不能に設けられ、その直径に沿って凹凸部に対向する外周位置に開口する開口穴を有する円板部材と、円板部材の開口穴に配置された音出しピンと、音出しピンを凹凸部に向けて付勢するバネとを備えている。
【0004】
この発音機構では、スプールとスプール軸とが相対回転すると、音出しピンがバネによって付勢されて径方向外方に飛び出し、凹凸部の凹部に衝突して音が大きく歯切れがよい軽快なクリック音を出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の発音機構では、音が大きく歯切れが良い軽快なクリック音を出すためにはバネストロークをある程度確保する必要がある。このようにバネストロークを確保すると、開口穴の長さが長くなる。開口穴の長さが長いと、開口穴が直径に沿って形成されているので、径方向に大きなスペースが必要になる。このため、内外径に制限のある小型のリールの場合、このような発音機構を設けるのが困難であり、小型のリールにおいて軽快なクリック音を出しにくい。
【0006】
本発明の課題は、軽快なクリック音を出せる発音機構において、その径方向のスペースを可及的に小さくすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明1に係る釣用リールの発音機構は、釣用リールのスプールとスプール軸との間に配置され、クリック音を発する機構であって、凹凸部と、円板部材と、音出しピンと、付勢部材とを備えている。凹凸部は、スプールの内周部に配置されている。円板部材は、スプール軸に対して少なくとも一方向に相対回転不能に設けられ、その直径に対して傾斜して凹凸部に対向する外周位置に開口する開口穴を有している。音出しピンは、円板部材の開口穴に配置されている。付勢部材は、音出しピンを凹凸部に向けて付勢する。
【0008】
ここでは、開口穴が円板部材の直径に対して傾斜しているので、直径に沿って開口穴を形成する場合に比べて開口穴の長さが同じであっても径方向のスペースが小さくなる。このため、小さなスペースで付勢部材のストロークを確保でき、径方向に小さなスペースであっても軽快なクリック音を発することができる。また、開口穴が傾斜して配置されているので、回転方向によって異なるクリック音が発生する。このため、スプールとスプール軸とが双方向に相対回転する場合には、クリック音により回転方向を判断できる。
【0009】
発明2に係る釣用リールの発音機構は、発明1に記載の発音機構において、前記開口穴は円板部材に複数設けられ、円板部材の周方向に下記式で示す離反角度離れて形成されている。
離反角度=N×PA+(1/Hn)×PA
ただし、N :整数
PA:凹凸部のピッチ角度
Hn:開口穴の数
ここでは、開口穴が凹凸部のピッチ角度を分周した分だけずらして配置されているので、クリック音の間隔が開口穴分細かくなり、より軽快なクリック音が得られる。
【0010】
発明3に係る釣用リールの発音機構は、発明1に記載の発音機構において、スプールは前記円板部材に対して双方向に回転し、前記開口穴は円板部材の直径に対して線対称に1対設けられている。
ここでは、線対称に1対の開口穴が形成されているので、スプールが円板部材に対して双方向に回転しても、どちらの回転方向でも同じ音量のクリック音が発生する。
【0011】
発明4に係る釣用リールの発音機構は、発明1から3のいずれかに記載の発音機構において、スプールは前記円板部材に対して双方向に回転し、前記開口穴は、柱状にあけられた穴部と、穴部の開口部分の鈍角側に穴部より延びて形成された逃がし部とを有している。この場合には、逆転時(凹凸部が鈍角側に相対回転するとき)に音出しピンが逃がし部に逃げて逆転時の音がほとんどしなくなる。
【0012】
発明5に係る釣用リールの発音機構は、発明1から4のいずれかに記載の発音機構において、前記開口穴は、円板部材の直径に対して10度〜45度傾斜して形成されている。開口穴の傾斜が10度未満であると、開口穴の長さをそれほど長くすることができず、径方向のスペースを効果的に小さくできない。また、45度を超えると、逆転時に、音出しピンが開口穴に引き込まれにくくなり、スプールが逆転しにくくなる。
【0013】
発明6に係る釣用リールの発音機構は、発明1から5のいずれかに記載の発音機構において、前記円板部材は、その直径に対して傾斜して開口穴となる溝が形成された第1円形部材と、溝を覆うように第1円形部材に固着された第2円形部材とを有している。
発明7に係る釣用リールの発音機構は、発明1から6のいずれかに記載の発音機構において、前記音出しピンは、先端に平坦部を有する球状の発音部と、発音部より径が小さい軸部とを有している。この場合には、凹凸部と平坦部との接触状態が解消された瞬間に音出しピンが凹凸部の凹部に向かって瞬時に移動するので音出しピンの移動速度が速くなり、より歯切れのよい軽快なクリック音が得られる。また、音出しピンのストロークが短縮するので、凹部から音出しピンが抜け出すのに必要な力が少なくてすみ、回転抵抗が小さくなる。
【0014】
発明8に係る釣用リールの発音機構は、発明7に記載の発音機構において、前記付勢部材は、音出しピンの軸部の外周に圧縮状態で配置されたコイルバネである。
発明9に係る釣用リールの発音機構は、発明1から8のいずれかに記載の発音機構において、前記釣用リールは片軸受リールであり、前記円板部材はスプール軸に一方向にのみ回転可能に設けられている。
【0015】
発明10に係る釣用リールの発音機構は、発明1から8のいずれかに記載の発音機構において、前記釣用リールはスピニングリールであり、前記円板部材はスプール軸に双方向に回転不能に設けられている。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施形態1
図1において、本発明の一実施形態を採用した片軸受リールは、リール本体1と、リール本体1に片持ち支持されたスプール軸2と、スプール軸2に対して相対回転自在に配置され外周に釣り糸が巻かれるスプール3とを備えている。
【0017】
〔全体の構造〕
リール本体1は、一方側(図1左側)に円盤状の側板10を有し、他方側は開放されている。側板10の外周には、軸方向に延びる複数の保護部11が円周方向に所定の間隔で形成されている。保護部11には、この片軸受リールを釣り竿に取り付けるための取付部12が設けられている。
【0018】
スプール軸2は、その一端がリール本体1の側板10の中心部にねじ込み固定されている。スプール3は、内部に空間3aを有する筒状の胴部15と、胴部15の一端部に形成された円盤状の内フランジ16と、胴部15の他端部にリール本体1の開放部を覆うように形成された外フランジ17とを有している。内フランジ16はリール本体1の側板10と対向するように形成されている。空間3aのうちスプール軸2の先端側は端面部18で塞がれている。端面部18は胴部15および内外フランジ16、17と一体形成されている。端面部18の外面は、中心部分がわずかに外側に膨出し、中心から外周に向かって緩やかに傾斜して平坦な外フランジ17の外面へと連続的につながっている。外フランジ17の外面で外周近くにはハンドル48が取り付けられている。ハンドル48は、ベアリング49を介して外フランジ17に回転自在に支持されており、ハンドル48をつかんだままでのスプール3の回転操作を容易にしている。
【0019】
次に、スプール3の内部空間3aに配置された機構について説明する。
図2に詳しく示すように、スプール3の内部空間3a内には、スプール3をスプール軸2に対して回転自在に支持する1対の転がり軸受21、22と、スプール3の釣り糸繰り出し方向の回転を制動する回転制動機構23と、スプール3のスプール軸2からの抜け出しを防止するための係脱機構24とを有している。
【0020】
〔回転制動機構〕
回転制動機構23は、筒状のホルダ30と、一方向クラッチ31と、ブレーキプレート32a,32bと、ブレーキプレート32bをホルダ30に押圧するための押圧機構25と、発音機構26とを有している。
ホルダ30は、スプール3に対して相対回転自在に装着されており、一方向クラッチ31を収納するボディ部30aと、ボディ部30aから軸方向に突出して形成された支持部30bと、支持部30bにビス止めされた蓋部材30cとを有している。
【0021】
一方向クラッチ31は、ホルダ30とスプール軸2との間に配置されている。一方向クラッチ31は、ホルダ30のスプール軸2に対する糸巻き上げ方向への相対回転を許容し、糸繰り出し方向への相対回転を禁止する。ブレーキプレート32a,32bは、ホルダ30の蓋部材30c側の端面と押圧機構25との間に配置されている。
【0022】
ホルダ30のボディ部30a側の側方には固定部材33が配置されている。固定部材33はスプール3に対して相対回転不能に固定されている。また、固定部材33と転がり軸受22との間には、スプール3の軸方向のガタをなくすために、固定部材33と転がり軸受22とを互いに離反する方向に付勢する板ばね29が配置されている。
【0023】
押圧機構25は、スプール3の側面にビス止めされた受け部材36と、受け部材36の外周に軸方向に移動自在に配置され、ブレーキプレート32aと対向する円板状の押圧板40と、押圧板40とブレーキプレート32aとの間で受け部材36の外周に装着されたコイルバネ42とを有している。ブレーキプレート32aは、受け部材36の端部に軸方向に移動可能で径方向には回転不能に支持されており、コイルバネ42の付勢力でプレーキプレート32aは、ブレーキプレート32bを介してホルダ30の側端面に押圧されている。受け部材36は、内周面とスプール軸2との間に転がり軸受21が配置され外周に押圧板40とコイルバネ42とプレーキプレート32aとが配置された筒部36aと、筒部36aの端部に一体形成され胴部15の端面に当接してビス止めされるフランジ部36bとを有している。
【0024】
押圧板40の側端面のうちコイルバネ42に隣接する側とは反対側にはブレーキ調整突起44が取り付けられている。ブレーキ調整突起44は、受け部材36のフランジ部36bに周方向に沿って深さが変化するように形成された摺動孔(図示せず)に嵌挿されており、これを周方向に移動させることでコイルバネ42への押圧力を変化させるようになっている。この押圧力が変化するとコイルバネ42からブレーキプレート32a,32bを介してホルダ30に加わる押圧力が変化する。その結果、釣り糸の繰り出しによって回転するスプール3へのブレーキ力が調整される。
【0025】
〔発音機構〕
発音機構26は、図3に詳しく説明するように、ホルダ30の支持部30bと、胴部15の内周面に波線状に形成された凹凸部15aと、支持部30b内の開口穴28に配置された音出しピン35と、音出しピン35を凹凸部15a側に付勢するコイルバネ37とを有している。支持部30bは、発音機構26を構成する第1円形部材となっており、その内部には開口溝27が形成されている。開口溝27は、直径に対して傾斜して互いに開くように線対称に1対形成されており、支持部30bの外周面に開口している。開口溝27の傾斜角度αは、たとえば、支持部30bの外周において開口溝27の中心と交わる直径に対して40度である。また、開口溝27は、音出しピン35が凹凸部15aのピッチ角度の整数倍離れて配置されるように形成されている。
【0026】
開口溝27の開口部分には、鈍角側に膨らんだ逃がし部27aが形成されている。この逃がし部27aは、スプール3が鋭角側から鈍角側に回転したとき、音出しピン37を逃がし部27aに逃がして音がなりにくいようにするためである。蓋部材30c(図2)は、発音機構26を構成する第2円形部材となっており、開口溝27を蓋部材30cで塞ぐことにより開口穴28が構成される。なお、開口穴28は、直径に対して10度〜45度の範囲で傾斜して形成されていればよい。開口穴28の傾斜が10度未満であると、開口穴28の長さをそれほど長くすることができず、径方向のスペースを効果的に小さくできない。また、45度を超えると、逆転時に、音出しピン37が開口穴28に引き込みにくくなり、逆転しにくくなる。
【0027】
音出しピン35は、先端に平坦部35aを有し凹凸部15aに衝突する略半球状の発音部35bと、発音部35bから延びる小径の軸部35cとを有している。コイルバネ37は、音出しピン35の軸部35cの周囲に圧縮状態で配置されている。音出しピン35が平坦部35aを有していると、凹凸部15aと平坦部35aとの接触状態が解消された瞬間に音出しピン35が凹凸部15aの凹部に向かって瞬時に移動するので音出しピン35の移動速度が速くなり、より歯切れのよい軽快なクリック音が得られる。また、音出しピン35のストロークが短縮するので、凹部から音出しピン35が抜け出すのに必要な力が少なくてすみ、回転抵抗が小さくなる。
【0028】
このように、開口穴28を直径に対して斜めに形成することで、支持部30bが径方向に限られた小さな空間であっても、開口穴を直径に沿って形成する場合に比べて開口穴28の長さを長い寸法にすることができる。このため、コイルバネ37のストロークを長くとることができ、軽快なクリック音を発することができる。
【0029】
ここでは、魚がかかってスプール3がブレーキ力に抗して糸繰り出し方向に回転し、ホルダ30と胴部15とが相対的に回転すると、凹凸部15a側に付勢された音出しピン35と凹凸部15aとが弾発的に衝突を繰り返してクリック音を発生する。ホルダ30と胴部15との間に回転のずれがなく一体的に同期回転しているときにはクリック音は発生しない。
【0030】
〔係脱機構〕
係脱機構24は、図2及び図4に示すように、概略L字形の板状をなし一端が支持ピン45に旋回自在に支持された係脱部材46と、係脱部材46の他端に固定された突起状の操作つまみ47とを有している。支持ピン45は端面部18の内面に有する支持孔18aに嵌入支持されている。係脱部材46は、スプール軸2の端部に形成された係合周溝2aに係合可能な係合位置と、係合周溝2aから離脱した係合解除位置とを取り得る。
【0031】
係脱部材46は、その側部に配置されたリターンばね50によって常に係合位置に付勢されている。リターンばね50はヘアピン状に屈曲した帯状の板ばね材料からなり、左右片50a、50bと両者を一端で連結する連結部50cとを有している。リターンばね50は、連結部50cの中央に配置され固定部材33側に固定された支持軸52に支持されている。リターンばね50は左片50aが係脱部材46の側部に当接し、右片50bが固定部材33の内周縁に当接しており、左右片50a、50bの間隔が狭められた状態で装着されている。左右片50a、50bが拡がろうとする弾発力が係脱部材46を係合位置へと付勢する力を生じさせる。操作つまみ47を操作しない限り、係脱部材46は常にスプール軸2の係合周溝2aに係止し、スプール軸2からスプール3が抜け出るのを阻止する。
【0032】
操作つまみ47は、スプール3の端面部18に貫通する円弧状の長孔からなる遊動孔18bに挿通されて端面部18の外部に露出している。遊動孔18bに沿って操作つまみ47が移動すると、係脱部材46も操作つまみ47とともに移動するが、操作つまみ47の移動位置が何れの位置であっても、係脱部材46が遊動孔18bの内面側を塞ぐ。具体的には、L字形をなす係脱部材46の短辺部分の面積が、遊動孔18bの幅および長さに比べて十分に広く設定されていて、遊動孔18bを塞ぐ遮蔽面46aとなる。このような遮蔽面46aを備えていることで、遊動孔18bを通じて外部から内部空間3aへと水や塵埃その他の異物が浸入するのを防ぐことができる。
【0033】
〔リールの動作〕
次に動作について説明する。
図示していないが、スプール3の胴部15の外周には釣り糸が巻かれる。釣り糸を巻き取る際には、ハンドル48を操作してスプール3を回転させる。スプール3はスプール軸2に対して相対回転する。このとき、一方向クラッチ31はホルダ30のスプール軸2に対する巻取り方向の回転は許容するので、回転制動機構23、発音機構26等のスプール3の内部空間に収納された部品はスプール3とともに回転する。したがって、回転が制動されることなく、また発音することなくスプール3はスムーズに回転する。
【0034】
スプール3から釣り糸を繰り出す際には、スプール3は前記とは逆方向に回転する。このとき、スプール3とホルダ30とは、受け部材36、コイルばね42およびブレーキプレート32a,32bを介して互いに圧接されているので、ホルダ30はスプール3と同方向に回転しようとする。しかし、一方向クラッチ31によってホルダ30の繰り出し方向の回転は禁止されている。そのため、コイルばね42の付勢力により設定された制動力がスプール3の回転力に作用し、スプール3は所定のブレーキが作用した状態となる。このため、スプール3が必要以上に回転して釣り糸が過剰に引き出されるのを防止でき、糸からみを避けることができる。
【0035】
また、このような釣り糸の繰り出し時には、受け部材36はスプール3とともに回転し、ホルダ30はその回転が禁止されているので、ホルダ30に支持されたばね部材37に対して胴部15の凹凸部15aが相対的に回転する。これにより、スプール3の回転に伴って、コイルバネ37により外方に付勢された音出しピン35の発音部35bが凹凸部15aの凹部に衝突することとなり、軽快なクリック音を発生する。
【0036】
つぎに、この片軸受リールは、スプール3をリール本体1およびスプール軸2から取り外すことができる。
操作つまみ47をリターンばね50の付勢力に対向して操作し、係脱部材46をスプール軸2の係合周溝2aから離脱させる。操作つまみ47を離脱位置に維持したままで、スプール3をスプール軸2から抜き出す。スプール3には、受け部材36、一対の転がり軸受21、22、一方向クラッチ31および係脱部材46などの機構部品が装着されたままで、スプール軸2から取り外される。
【0037】
スプール軸2から取り外したスプール3は、内部の機構部品を交換したり、汚れの除去作業を行ったり、あるいは、ブレーキ力の調整を行ったりすることができる。
スプール3を取り外すことで、釣り糸の巻取り方向を右巻きから左巻きに、あるいはその逆に変更することができる。スプール軸2から取り外したスプール3に対して、ビス35を取り外し、受け部材36等とともに一方向クラッチ31をスプール3の内部空間から取り出す。そしてこの一方向クラッチ31の組み付け方向を逆にして装着し、前記と逆の作業によってリールを組み立てる。その結果、一方向クラック31の回転許容方向および回転阻止方向が逆になるので、釣り糸の巻取り方向が左右逆になる。
【0038】
上記実施形態では、回転制動機構23や係脱機構24等を構成する各部品がすべてスプール3の内部空間3a内に収納される。しかも発音機構26の音出しピン35が直径に対して傾斜して斜めに配置されている。したがって、特にリール本体1の側板10とスプール3の内フランジ16との間のスペースを狭くできるとともに、ホルダ30の支持部30bの外径を小さく抑えることができ、リールの小型化が可能になる。また、各機構内に砂等が侵入するのを抑えることができる。さらに、スプール3をスプール軸2から抜き出した際に、リール本体側に部品が装着されていないので、従来品のように分解した際にリール本体側に装着された部品が意に反して外れたりすることもなく、組立、分解作業時の取り扱いが容易になる。さらに、右巻きを左巻きに変更することが容易になる。
【0039】
実施形態2
〔全体構成及びリール本体の構成〕
図5に示す本発明の実施形態2を採用したスピニングリールは、ハンドル61を備えたリール本体62と、リール本体62の前部に回転自在に支持されたロータ63と、ロータ63の前部に配置され釣り糸を巻き取るスプール64とを備えている。
【0040】
リール本体62はボディ62aを有しており、その上部にはスピニングリールを釣り竿に取りつけるための取付部62bが形成されている。ボディ62aの内部には、ロータ63を回転させるためのロータ駆動機構65と、スプール64を回転軸芯Xに沿って前後方向に移動させてスプール64に釣り糸を均一に巻き取るためのレベルワインド機構66(往復動機構)とが設けられている。
【0041】
〔各部の構成〕
ロータ駆動機構65は、ハンドル61が固定されたハンドル軸70とともに回転するフェースギア71と、このフェースギア71に噛み合うピニオンギア72とを有している。ハンドル軸70はリール本体62に回転自在に支持されている。ピニオンギア72は筒状に形成されており、その前部72aはロータ63の中心部を貫通してスプール64側に延びている。そして、その先端にはねじ部が形成されている。ピニオンギア72の軸方向の中間部と後端部とは、それぞれ転がり軸受73,74を介してリール本体62に回転自在に支持されている。なお、ピニオンギア72の後端部を支持する転がり軸受74は、フェースギア71の本体の内部に位置している。
【0042】
レベルワインド機構66は、スプール64の中心部に固定されたスプール軸80を前後方向に移動させてスプール64を同方向に移動させるための機構である。レベルワインド機構66は、スプール軸80の下方に配置された螺軸81と、螺軸81に沿って前後方向に移動するスライダー82と、螺軸81の先端に固定された中間ギア83とを有している。螺軸81は、スプール軸80と平行に配置されており、ボディ62aに回転自在に支持されている。また、螺軸81の外周部には螺旋状の溝81aが形成されている。スライダー82にはスプール軸80の後端が固定されている。また、中間ギア83はピニオンギア72に噛み合っている。
【0043】
ロータ63は、円筒部90と、円筒部90の側方に互いに対向して設けられた第1アーム部91及び第2アーム部92とを有している。円筒部90と両アーム部91,92とは一体成形されている。
円筒部90の前部には前壁93が形成されており、前壁93の中央部にはボス93aが形成されている。ボス93aの中心部には貫通孔が形成されており、この貫通孔をピニオンギア72の前部72a及びスプール軸80が貫通している。前壁93の前方側にはナット94が配置されており、このナット94がピニオンギア72の先端ねじ部に螺合している。ナット94の内周部には、スプール軸80を回転自在に支持する軸受95が配置されている。
【0044】
第1アーム部91の先端の内周側には、第1ベール支持部材100が揺動自在に取り付けられている。第1ベール支持部材100の先端には、釣り糸をスプール64に案内するためのラインローラ101が装着されている。また、第2アーム部92の先端の内周側には、第2ベール支持部材102が揺動自在に装着されている。第1ベール支持部材100先端のラインローラ101と第2ベール支持部材102との間には、ベール103が設けられている。このように、第1ベール支持部材100を第1アーム部91の内周側に装着することにより、第1ベール支持部材100の回転半径が小さくなり、釣り竿を持つ手に当たりにくくなる。したがって、スプール64と釣り竿とを近づけることができ、全体として小型化が可能となる。
【0045】
なお、ロータ63の円筒部90の内部には、ロータ63の逆転防止機構110が配置されている。逆転防止機構110は、ローラ型のワンウェイクラッチ111と、このワンウェイクラッチ111を操作するための操作機構112とを有している。操作機構112は、図5に示すように、操作ロッド122と、操作ロッド122の後端に連結された操作レバー124とを有している。
【0046】
〔スプール〕
スプール64は、ロータ63の第1アーム部91と第2アーム部92との間に配置されており、スプール軸80の先端にドラグ機構130を介して装着されている。スプール64は、外周の釣り糸が巻かれる糸巻胴部64aと、糸巻胴部64aの後部に一体で形成されたスカート部64bと、糸巻胴部64aの前端に固定されたフランジ板64cと、フランジ板64cを挟んで糸巻胴部64aにねじ込まれるスプールリング64dとを有している。
【0047】
〔ドラグ機構〕
ドラグ機構130は、図6及び図7に示すように、スプール軸80にねじ込まれドラグ力を調整するための調整つまみ131と、調整つまみ131とスプール64との間に配置された複数のドラグ座金132、発音機構133及びドラグ座金134とを有している。調整つまみ131の中心部にはナット135が、調整つまみ131に対して回転不能に埋め込まれており、スプール軸80の前端部に形成された雄ねじ部80aにナット135がねじ込まれている。なお、スプール軸80の前端部外周面には、ドラグ座金132の一部及び発音機構133を回転不能に係止するための面取り部80bが平行に形成されている。また、ドラグ座金132,134及び発音機構133は、糸巻胴部64aの内周面に係止される抜け止めバネ136によりスプール軸80からの抜け止めがなされている。このような構成では、調整つまみ131のねじ込み量を調整することにより、スプール64に対する押圧力を調整でき、ドラグ力を調整可能である。
【0048】
〔発音機構〕
発音機構133は、図7及び図8に示すように、糸巻胴部64aの内周面奥側に形成された凹凸部139と、ドラグ座金132に接触しスプール軸80に回転不能に係止された円板状の蓋部材140と、蓋部材140を皿ビス141によりビス止めしたリング状の回転部材142と、回転部材142内に配置された音出しピン143と、音出しピン143を凹凸部139側に付勢するコイルバネ144とを有している。
【0049】
回転部材142は、発音機構133を構成する第1円形部材となっており、その内部には開口溝145が形成されている。開口溝145は、直径に対して傾斜して互いに閉じるように線対称に1対形成されており、回転部材142の外周面に開口している。開口溝145の傾斜角度βは、たとえば、回転部材141の外周において開口溝145の中心と交わる直径に対して40度である。また、開口溝145は、音出しピン143が凹凸部139のピッチ角度の整数倍離れて配置されるように形成されている。
【0050】
開口溝145の開口部分には、鈍角側に膨らんだ逃がし部145aが形成されている。蓋部材140は、発音機構133を構成する第2円形部材となっており、開口溝145を蓋部材140で塞ぐことにより開口穴146が構成される。なお、開口穴146は、直径に対して10度〜45度の範囲で傾斜して形成されていればよい。開口穴146の傾斜が10度未満であると、開口穴146の長さをそれほど長くすることができず、径方向のスペースを効果的に小さくできない。また、45度を超えると、逆転時に、音出しピン143が開口穴146に引き込みにくくなり、逆転しにくくなる。
【0051】
音出しピン143は、先端に平坦部143aを有し凹凸部139に衝突する球状の発音部143bと、発音部143bから延びる小径の軸部143cとを有している。コイルバネ144は、音出しピン143の軸部143cの周囲に圧縮状態で配置されている。
ここでは、魚がかかってスプール64がドラグ力に抗して糸繰り出し方向にスプール軸80に対して相対的に回転すると、凹凸部139側に付勢された音出しピン143と凹凸部139とが弾発的に衝突を繰り返してクリック音を発生する。スプール64が静止しているとクリック音は発生しない。
【0052】
このように、開口穴146を直径に対して斜めに形成することで、スプール64の糸巻胴部64aが径方向に限られた小さな空間であっても、開口穴を直径に沿って形成する場合に比べて開口穴146の長さを長い寸法にすることができる。このため、コイルバネ144のストロークを長くとることができ、軽快なクリック音を発することができる。
【0053】
〔リールの操作及び動作〕
キャスティング時には、ベール103を糸開放姿勢側に倒す。そして釣り竿を振り出すことにより、スプール64の外周に巻かれた釣り糸は繰り出される。
釣り糸巻き上げ時には、ベール103を糸巻取り姿勢側に倒す。この状態でハンドル61を回転させると、この回転力はハンドル軸70及びフェイスギア71を介してピニオンギア72に伝達される。このピニオンギア72に伝達された回転力は、ピニオンギア前部72aを介してロータ63に伝達される。
【0054】
一方、ピニオンギア72に噛み合う中間ギア83によって螺軸81が回転し、この螺軸81の溝に噛み合うスライダ82がガイド軸に案内されて前後方向に移動する。このため、スプール軸80及びスプール64が回転軸芯Xに沿って前後方向に往復動し、ベール103及びラインローラ101によってスプール64に案内された釣り糸は、スプール64の外周に前後方向に均一に巻き取られる。
【0055】
魚がかかって釣り糸が繰り出され、スプール64がドラグ力に抗して糸繰り出し方向に回転すると、回転部材142に対してスプール64が回転し、凹凸部139側に付勢された音出しピン143と凹凸部139とが弾発的に衝突を繰り返してクリック音を発生する。このクリック音は、十分なバネストロークを有しているので軽快な音になる。
【0056】
〔他の実施形態〕
(a) 音出しピンは線対称に1対ではなく1つでもよく複数でもよい。また、複数の場合に線対称に配置する必要はない。たとえば、音出しピンを、互いの間隔が凹凸部のピッチ角度の整数倍から1/Hn(開口穴の数)分ずれるように配置してもよい。このように配置するためには、複数の開口穴を円板部材の周方向に下記式で示す離反角度ずつ離れて形成すればよい。
【0057】
離反角度=N×PA+(1/Hn)×PA
ただし、N :整数
PA:凹凸部のピッチ角度
Hn:開口穴の数
このような発音機構では、複数の音出しピンのピッチと凹凸部のピッチとが1/Hn分ピッチ分ずれているので、凹凸部のピッチ角度を1/Hnにしたのと同様の効果が得られ、より軽快なクリック音を発生できる。
(b) スプールが一方向にのみ回転する場合には、開口穴に逃がし部を設けなくてもよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明に係る釣用リールの発音機構では、開口穴が円板部材の直径に対して傾斜しているので、直径に沿って開口穴を形成する場合に比べて開口穴の長さが同じであっても径方向のスペースが小さくなる。このため、小さなスペースで付勢部材のストロークを確保でき、径方向に小さなスペースであっても軽快なクリック音を発することができる。また、開口穴が傾斜して配置されているので、回転方向によって異なるクリック音が発生する。このため、スプールとスプール軸とが双方向に回転する場合には、クリック音により回転方向を判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した片軸受リールの断面図。
【図2】要部の拡大断面図。
【図3】発音機構の拡大断面図。
【図4】係脱機構を表す要部拡大断面図。
【図5】本発明の別の実施形態を採用したスピニングリールの断面図。
【図6】ドラグ機構の拡大断面図
【図7】発音機構の展開斜視図。
【図8】ドラグ機構の拡大断面図。
【符号の説明】
2、80 スプール軸
3,63 スプール
15a,139 凹凸部
26,133 発音機構
27,145 開口溝
27a,145a 逃がし部
28,146 開口穴
30b 支持部
30c,140 蓋部材
35,143 音出しピン
35a,143a 平坦部
35b,143b 発音部
35c,143c 軸部
37,144 コイルバネ
142 回転部材

Claims (10)

  1. 釣用リールのスプールとスプール軸との間に配置され、クリック音を発する発音機構であって、
    前記スプールの内周部に配置された凹凸部と、
    前記スプール軸に対して少なくとも一方向に相対回転不能に設けられ、その直径に対して傾斜して前記凹凸部に対向する外周位置に開口する開口穴を有する円板部材と、
    前記円板部材の開口穴に配置された音出しピンと、
    前記音出しピンを前記凹凸部に向けて付勢する付勢部材と、
    を備えた釣用リールの発音機構。
  2. 前記開口穴は前記円板部材に複数設けられ、前記円板部材の周方向に下記式で示す離反角度ずつ離れて形成されている、請求項1に記載の釣用リールの発音機構。
    離反角度=N×PA+(1/Hn)×PA
    ただし、N :整数
    PA:凹凸部のピッチ角度
    Hn:開口穴の数
  3. 前記スプールは前記円板部材に対して双方向に回転し、
    前記開口穴は、前記円板部材の直径に対して線対称に1対設けられている、請求項1に記載の釣用リールの発音機構。
  4. 前記スプールは前記円板部材に対して双方向に回転し、
    前記開口穴は、柱状にあけられた穴部と、前記穴部の開口部分の鈍角側に穴部より延びて形成された逃がし部とを有している、請求項1から3のいずれかに記載の釣用リールの発音機構。
  5. 前記開口穴は、前記円板部材の直径に対して10度〜45度傾斜して形成されている、請求項1から4のいずれかに記載の釣用リールの発音機構。
  6. 前記円板部材は、その直径に対して傾斜して前記開口穴となる溝が形成された第1円形部材と、前記溝を覆うように第1円形部材に固着された第2円形部材とを有している、請求項1から5のいずれかに記載の釣用リールの発音機構。
  7. 前記音出しピンは、先端に平坦部を有する球状の発音部と、前記発音部より径が小さい軸部とを有している、請求項1から6のいずれかに記載の釣用リールの発音機構。
  8. 前記付勢部材は、前記音出しピンの軸部の外周に圧縮状態で配置されたコイルバネである、請求項7に記載の釣用リールの発音機構。
  9. 前記釣用リールは片軸受リールであり、前記円板部材はスプール軸に一方向にのみ回転可能に設けられている、請求項1から8のいずれかに記載の釣用リールの発音機構。
  10. 前記釣用リールはスピニングリールであり、前記円板部材はスプール軸に回転不能に設けられている、請求項1から8のいずれかに記載の釣用リールの発音機構。
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