JPH09187199A - 釣用リールの発音機構 - Google Patents

釣用リールの発音機構

Info

Publication number
JPH09187199A
JPH09187199A JP2184996A JP2184996A JPH09187199A JP H09187199 A JPH09187199 A JP H09187199A JP 2184996 A JP2184996 A JP 2184996A JP 2184996 A JP2184996 A JP 2184996A JP H09187199 A JPH09187199 A JP H09187199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
sounding
sound
fishing reel
opening hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2184996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3569372B2 (ja
Inventor
Hirokazu Hirayama
広和 平山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP02184996A priority Critical patent/JP3569372B2/ja
Publication of JPH09187199A publication Critical patent/JPH09187199A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3569372B2 publication Critical patent/JP3569372B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽快なクリック音を出せる発音機構におい
て、その径方向のスペースを可及的に小さくする。 【解決手段】 片軸受リールの発音機構26は、スプー
ル3とスプール軸2との間に配置され、クリック音を発
する機構であって、凹凸部15aと、支持部30b及び
蓋部材30cからなる円板部材と、音出しピン35と、
コイルバネ37とを備えている。凹凸部15aは、スプ
ール3の内周部に配置されている。円板部材は、スプー
ル軸2に対して一回転方向に回転するように設けられ、
その直径に対して40度傾斜して凹凸部15aに対向す
る外周位置に開口する開口穴28を有している。音出し
ピン35は、円板部材の開口穴28に配置されている。
コイルバネ37は、音出しピン35を凹凸部15aに向
けて付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピニングリール
のドラグ機構や片軸受リールの制動機構が作動したとき
にクリック音を発する釣用リールの発音機構に関する。
【0002】
【従来の技術】スピニングリールや片軸受リールには、
魚からの引きが強いときにスプールを糸繰り出し方向に
制動をかけつつ回転させて魚とのやりとりを行うための
ドラグ機構等の制動機構が設けられている。この制動機
構には、スプールとスプール軸とが相対回転しているこ
とを釣り人に告知するためにクリック音を出す発音機構
が設けられている。
【0003】この種の発音機構として、軽快なクリック
音を発するために、バネで付勢された音出しピンを、音
出しピンと相対回転する部材に設けられた凹部に衝突さ
せて発音するものが知られている。この発音機構は、ス
プールの内周面に形成された凹凸部と、スプール軸に対
して少なくとも一方向に相対回転不能に設けられ、その
直径に沿って凹凸部に対向する外周位置に開口する開口
穴を有する円板部材と、円板部材の開口穴に配置された
音出しピンと、音出しピンを凹凸部に向けて付勢するバ
ネとを備えている。
【0004】この発音機構では、スプールとスプール軸
とが相対回転すると、音出しピンがバネによって付勢さ
れて径方向外方に飛び出し、凹凸部の凹部に衝突して音
が大きく歯切れがよい軽快なクリック音を出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の発音機構で
は、音が大きく歯切れが良い軽快なクリック音を出すた
めにはバネストロークをある程度確保する必要がある。
このようにバネストロークを確保すると、開口穴の長さ
が長くなる。開口穴の長さが長いと、開口穴が直径に沿
って形成されているので、径方向に大きなスペースが必
要になる。このため、内外径に制限のある小型のリール
の場合、このような発音機構を設けるのが困難であり、
小型のリールにおいて軽快なクリック音を出しにくい。
【0006】本発明の課題は、軽快なクリック音を出せ
る発音機構において、その径方向のスペースを可及的に
小さくすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係る釣用リール
の発音機構は、釣用リールのスプールとスプール軸との
間に配置され、クリック音を発する機構であって、凹凸
部と、円板部材と、音出しピンと、付勢部材とを備えて
いる。凹凸部は、スプールの内周部に配置されている。
円板部材は、スプール軸に対して少なくとも一方向に相
対回転不能に設けられ、その直径に対して傾斜して凹凸
部に対向する外周位置に開口する開口穴を有している。
音出しピンは、円板部材の開口穴に配置されている。付
勢部材は、音出しピンを凹凸部に向けて付勢する。
【0008】ここでは、開口穴が円板部材の直径に対し
て傾斜しているので、直径に沿って開口穴を形成する場
合に比べて開口穴の長さが同じであっても径方向のスペ
ースが小さくなる。このため、小さなスペースで付勢部
材のストロークを確保でき、径方向に小さなスペースで
あっても軽快なクリック音を発することができる。ま
た、開口穴が傾斜して配置されているので、回転方向に
よって異なるクリック音が発生する。このため、スプー
ルとスプール軸とが双方向に相対回転する場合には、ク
リック音により回転方向を判断できる。
【0009】発明2に係る釣用リールの発音機構は、発
明1に記載の発音機構において、前記開口穴は円板部材
に複数設けられ、円板部材の周方向に下記式で示す離反
角度離れて形成されている。 離反角度=N×PA+(1/Hn)×PA ただし、N :整数 PA:凹凸部のピッチ角度 Hn:開口穴の数 ここでは、開口穴が凹凸部のピッチ角度を分周した分だ
けずらして配置されているので、クリック音の間隔が開
口穴分細かくなり、より軽快なクリック音が得られる。
【0010】発明3に係る釣用リールの発音機構は、発
明1に記載の発音機構において、スプールは前記円板部
材に対して双方向に回転し、前記開口穴は円板部材の直
径に対して線対称に1対設けられている。ここでは、線
対称に1対の開口穴が形成されているので、スプールが
円板部材に対して双方向に回転しても、どちらの回転方
向でも同じ音量のクリック音が発生する。
【0011】発明4に係る釣用リールの発音機構は、発
明1から3のいずれかに記載の発音機構において、スプ
ールは前記円板部材に対して双方向に回転し、前記開口
穴は、柱状にあけられた穴部と、穴部の開口部分の鈍角
側に穴部より延びて形成された逃がし部とを有してい
る。この場合には、逆転時(凹凸部が鈍角側に相対回転
するとき)に音出しピンが逃がし部に逃げて逆転時の音
がほとんどしなくなる。
【0012】発明5に係る釣用リールの発音機構は、発
明1から4のいずれかに記載の発音機構において、前記
開口穴は、円板部材の直径に対して10度〜45度傾斜
して形成されている。開口穴の傾斜が10度未満である
と、開口穴の長さをそれほど長くすることができず、径
方向のスペースを効果的に小さくできない。また、45
度を超えると、逆転時に、音出しピンが開口穴に引き込
まれにくくなり、スプールが逆転しにくくなる。
【0013】発明6に係る釣用リールの発音機構は、発
明1から5のいずれかに記載の発音機構において、前記
円板部材は、その直径に対して傾斜して開口穴となる溝
が形成された第1円形部材と、溝を覆うように第1円形
部材に固着された第2円形部材とを有している。発明7
に係る釣用リールの発音機構は、発明1から6のいずれ
かに記載の発音機構において、前記音出しピンは、先端
に平坦部を有する球状の発音部と、発音部より径が小さ
い軸部とを有している。この場合には、凹凸部と平坦部
との接触状態が解消された瞬間に音出しピンが凹凸部の
凹部に向かって瞬時に移動するので音出しピンの移動速
度が速くなり、より歯切れのよい軽快なクリック音が得
られる。また、音出しピンのストロークが短縮するの
で、凹部から音出しピンが抜け出すのに必要な力が少な
くてすみ、回転抵抗が小さくなる。
【0014】発明8に係る釣用リールの発音機構は、発
明7に記載の発音機構において、前記付勢部材は、音出
しピンの軸部の外周に圧縮状態で配置されたコイルバネ
である。発明9に係る釣用リールの発音機構は、発明1
から8のいずれかに記載の発音機構において、前記釣用
リールは片軸受リールであり、前記円板部材はスプール
軸に一方向にのみ回転可能に設けられている。
【0015】発明10に係る釣用リールの発音機構は、
発明1から8のいずれかに記載の発音機構において、前
記釣用リールはスピニングリールであり、前記円板部材
はスプール軸に双方向に回転不能に設けられている。
【0016】
【発明の実施の形態】実施形態1 図1において、本発明の一実施形態を採用した片軸受リ
ールは、リール本体1と、リール本体1に片持ち支持さ
れたスプール軸2と、スプール軸2に対して相対回転自
在に配置され外周に釣り糸が巻かれるスプール3とを備
えている。
【0017】〔全体の構造〕リール本体1は、一方側
(図1左側)に円盤状の側板10を有し、他方側は開放
されている。側板10の外周には、軸方向に延びる複数
の保護部11が円周方向に所定の間隔で形成されてい
る。保護部11には、この片軸受リールを釣り竿に取り
付けるための取付部12が設けられている。
【0018】スプール軸2は、その一端がリール本体1
の側板10の中心部にねじ込み固定されている。スプー
ル3は、内部に空間3aを有する筒状の胴部15と、胴
部15の一端部に形成された円盤状の内フランジ16
と、胴部15の他端部にリール本体1の開放部を覆うよ
うに形成された外フランジ17とを有している。内フラ
ンジ16はリール本体1の側板10と対向するように形
成されている。空間3aのうちスプール軸2の先端側は
端面部18で塞がれている。端面部18は胴部15およ
び内外フランジ16、17と一体形成されている。端面
部18の外面は、中心部分がわずかに外側に膨出し、中
心から外周に向かって緩やかに傾斜して平坦な外フラン
ジ17の外面へと連続的につながっている。外フランジ
17の外面で外周近くにはハンドル48が取り付けられ
ている。ハンドル48は、ベアリング49を介して外フ
ランジ17に回転自在に支持されており、ハンドル48
をつかんだままでのスプール3の回転操作を容易にして
いる。
【0019】次に、スプール3の内部空間3aに配置さ
れた機構について説明する。図2に詳しく示すように、
スプール3の内部空間3a内には、スプール3をスプー
ル軸2に対して回転自在に支持する1対の転がり軸受2
1、22と、スプール3の釣り糸繰り出し方向の回転を
制動する回転制動機構23と、スプール3のスプール軸
2からの抜け出しを防止するための係脱機構24とを有
している。
【0020】〔回転制動機構〕回転制動機構23は、筒
状のホルダ30と、一方向クラッチ31と、ブレーキプ
レート32a,32bと、ブレーキプレート32bをホ
ルダ30に押圧するための押圧機構25と、発音機構2
6とを有している。ホルダ30は、スプール3に対して
相対回転自在に装着されており、一方向クラッチ31を
収納するボディ部30aと、ボディ部30aから軸方向
に突出して形成された支持部30bと、支持部30bに
ビス止めされた蓋部材30cとを有している。
【0021】一方向クラッチ31は、ホルダ30とスプ
ール軸2との間に配置されている。一方向クラッチ31
は、ホルダ30のスプール軸2に対する糸巻き上げ方向
への相対回転を許容し、糸繰り出し方向への相対回転を
禁止する。ブレーキプレート32a,32bは、ホルダ
30の蓋部材30c側の端面と押圧機構25との間に配
置されている。
【0022】ホルダ30のボディ部30a側の側方には
固定部材33が配置されている。固定部材33はスプー
ル3に対して相対回転不能に固定されている。また、固
定部材33と転がり軸受22との間には、スプール3の
軸方向のガタをなくすために、固定部材33と転がり軸
受22とを互いに離反する方向に付勢する板ばね29が
配置されている。
【0023】押圧機構25は、スプール3の側面にビス
止めされた受け部材36と、受け部材36の外周に軸方
向に移動自在に配置され、ブレーキプレート32aと対
向する円板状の押圧板40と、押圧板40とブレーキプ
レート32aとの間で受け部材36の外周に装着された
コイルバネ42とを有している。ブレーキプレート32
aは、受け部材36の端部に軸方向に移動可能で径方向
には回転不能に支持されており、コイルバネ42の付勢
力でプレーキプレート32aは、ブレーキプレート32
bを介してホルダ30の側端面に押圧されている。受け
部材36は、内周面とスプール軸2との間に転がり軸受
21が配置され外周に押圧板40とコイルバネ42とプ
レーキプレート32aとが配置された筒部36aと、筒
部36aの端部に一体形成され胴部15の端面に当接し
てビス止めされるフランジ部36bとを有している。
【0024】押圧板40の側端面のうちコイルバネ42
に隣接する側とは反対側にはブレーキ調整突起44が取
り付けられている。ブレーキ調整突起44は、受け部材
36のフランジ部36bに周方向に沿って深さが変化す
るように形成された摺動孔(図示せず)に嵌挿されてお
り、これを周方向に移動させることでコイルバネ42へ
の押圧力を変化させるようになっている。この押圧力が
変化するとコイルバネ42からブレーキプレート32
a,32bを介してホルダ30に加わる押圧力が変化す
る。その結果、釣り糸の繰り出しによって回転するスプ
ール3へのブレーキ力が調整される。
【0025】〔発音機構〕発音機構26は、図3に詳し
く説明するように、ホルダ30の支持部30bと、胴部
15の内周面に波線状に形成された凹凸部15aと、支
持部30b内の開口穴28に配置された音出しピン35
と、音出しピン35を凹凸部15a側に付勢するコイル
バネ37とを有している。支持部30bは、発音機構2
6を構成する第1円形部材となっており、その内部には
開口溝27が形成されている。開口溝27は、直径に対
して傾斜して互いに開くように線対称に1対形成されて
おり、支持部30bの外周面に開口している。開口溝2
7の傾斜角度αは、たとえば、支持部30bの外周にお
いて開口溝27の中心と交わる直径に対して40度であ
る。また、開口溝27は、音出しピン35が凹凸部15
aのピッチ角度の整数倍離れて配置されるように形成さ
れている。
【0026】開口溝27の開口部分には、鈍角側に膨ら
んだ逃がし部27aが形成されている。この逃がし部2
7aは、スプール3が鋭角側から鈍角側に回転したと
き、音出しピン37を逃がし部27aに逃がして音がな
りにくいようにするためである。蓋部材30c(図2)
は、発音機構26を構成する第2円形部材となってお
り、開口溝27を蓋部材30cで塞ぐことにより開口穴
28が構成される。なお、開口穴28は、直径に対して
10度〜45度の範囲で傾斜して形成されていればよ
い。開口穴28の傾斜が10度未満であると、開口穴2
8の長さをそれほど長くすることができず、径方向のス
ペースを効果的に小さくできない。また、45度を超え
ると、逆転時に、音出しピン37が開口穴28に引き込
みにくくなり、逆転しにくくなる。
【0027】音出しピン35は、先端に平坦部35aを
有し凹凸部15aに衝突する略半球状の発音部35b
と、発音部35bから延びる小径の軸部35cとを有し
ている。コイルバネ37は、音出しピン35の軸部35
cの周囲に圧縮状態で配置されている。音出しピン35
が平坦部35aを有していると、凹凸部15aと平坦部
35aとの接触状態が解消された瞬間に音出しピン35
が凹凸部15aの凹部に向かって瞬時に移動するので音
出しピン35の移動速度が速くなり、より歯切れのよい
軽快なクリック音が得られる。また、音出しピン35の
ストロークが短縮するので、凹部から音出しピン35が
抜け出すのに必要な力が少なくてすみ、回転抵抗が小さ
くなる。
【0028】このように、開口穴28を直径に対して斜
めに形成することで、支持部30bが径方向に限られた
小さな空間であっても、開口穴を直径に沿って形成する
場合に比べて開口穴28の長さを長い寸法にすることが
できる。このため、コイルバネ37のストロークを長く
とることができ、軽快なクリック音を発することができ
る。
【0029】ここでは、魚がかかってスプール3がブレ
ーキ力に抗して糸繰り出し方向に回転し、ホルダ30と
胴部15とが相対的に回転すると、凹凸部15a側に付
勢された音出しピン35と凹凸部15aとが弾発的に衝
突を繰り返してクリック音を発生する。ホルダ30と胴
部15との間に回転のずれがなく一体的に同期回転して
いるときにはクリック音は発生しない。
【0030】〔係脱機構〕係脱機構24は、図2及び図
4に示すように、概略L字形の板状をなし一端が支持ピ
ン45に旋回自在に支持された係脱部材46と、係脱部
材46の他端に固定された突起状の操作つまみ47とを
有している。支持ピン45は端面部18の内面に有する
支持孔18aに嵌入支持されている。係脱部材46は、
スプール軸2の端部に形成された係合周溝2aに係合可
能な係合位置と、係合周溝2aから離脱した係合解除位
置とを取り得る。
【0031】係脱部材46は、その側部に配置されたリ
ターンばね50によって常に係合位置に付勢されてい
る。リターンばね50はヘアピン状に屈曲した帯状の板
ばね材料からなり、左右片50a、50bと両者を一端
で連結する連結部50cとを有している。リターンばね
50は、連結部50cの中央に配置され固定部材33側
に固定された支持軸52に支持されている。リターンば
ね50は左片50aが係脱部材46の側部に当接し、右
片50bが固定部材33の内周縁に当接しており、左右
片50a、50bの間隔が狭められた状態で装着されて
いる。左右片50a、50bが拡がろうとする弾発力が
係脱部材46を係合位置へと付勢する力を生じさせる。
操作つまみ47を操作しない限り、係脱部材46は常に
スプール軸2の係合周溝2aに係止し、スプール軸2か
らスプール3が抜け出るのを阻止する。
【0032】操作つまみ47は、スプール3の端面部1
8に貫通する円弧状の長孔からなる遊動孔18bに挿通
されて端面部18の外部に露出している。遊動孔18b
に沿って操作つまみ47が移動すると、係脱部材46も
操作つまみ47とともに移動するが、操作つまみ47の
移動位置が何れの位置であっても、係脱部材46が遊動
孔18bの内面側を塞ぐ。具体的には、L字形をなす係
脱部材46の短辺部分の面積が、遊動孔18bの幅およ
び長さに比べて十分に広く設定されていて、遊動孔18
bを塞ぐ遮蔽面46aとなる。このような遮蔽面46a
を備えていることで、遊動孔18bを通じて外部から内
部空間3aへと水や塵埃その他の異物が浸入するのを防
ぐことができる。
【0033】〔リールの動作〕次に動作について説明す
る。図示していないが、スプール3の胴部15の外周に
は釣り糸が巻かれる。釣り糸を巻き取る際には、ハンド
ル48を操作してスプール3を回転させる。スプール3
はスプール軸2に対して相対回転する。このとき、一方
向クラッチ31はホルダ30のスプール軸2に対する巻
取り方向の回転は許容するので、回転制動機構23、発
音機構26等のスプール3の内部空間に収納された部品
はスプール3とともに回転する。したがって、回転が制
動されることなく、また発音することなくスプール3は
スムーズに回転する。
【0034】スプール3から釣り糸を繰り出す際には、
スプール3は前記とは逆方向に回転する。このとき、ス
プール3とホルダ30とは、受け部材36、コイルばね
42およびブレーキプレート32a,32bを介して互
いに圧接されているので、ホルダ30はスプール3と同
方向に回転しようとする。しかし、一方向クラッチ31
によってホルダ30の繰り出し方向の回転は禁止されて
いる。そのため、コイルばね42の付勢力により設定さ
れた制動力がスプール3の回転力に作用し、スプール3
は所定のブレーキが作用した状態となる。このため、ス
プール3が必要以上に回転して釣り糸が過剰に引き出さ
れるのを防止でき、糸からみを避けることができる。
【0035】また、このような釣り糸の繰り出し時に
は、受け部材36はスプール3とともに回転し、ホルダ
30はその回転が禁止されているので、ホルダ30に支
持されたばね部材37に対して胴部15の凹凸部15a
が相対的に回転する。これにより、スプール3の回転に
伴って、コイルバネ37により外方に付勢された音出し
ピン35の発音部35bが凹凸部15aの凹部に衝突す
ることとなり、軽快なクリック音を発生する。
【0036】つぎに、この片軸受リールは、スプール3
をリール本体1およびスプール軸2から取り外すことが
できる。操作つまみ47をリターンばね50の付勢力に
対向して操作し、係脱部材46をスプール軸2の係合周
溝2aから離脱させる。操作つまみ47を離脱位置に維
持したままで、スプール3をスプール軸2から抜き出
す。スプール3には、受け部材36、一対の転がり軸受
21、22、一方向クラッチ31および係脱部材46な
どの機構部品が装着されたままで、スプール軸2から取
り外される。
【0037】スプール軸2から取り外したスプール3
は、内部の機構部品を交換したり、汚れの除去作業を行
ったり、あるいは、ブレーキ力の調整を行ったりするこ
とができる。スプール3を取り外すことで、釣り糸の巻
取り方向を右巻きから左巻きに、あるいはその逆に変更
することができる。スプール軸2から取り外したスプー
ル3に対して、ビス35を取り外し、受け部材36等と
ともに一方向クラッチ31をスプール3の内部空間から
取り出す。そしてこの一方向クラッチ31の組み付け方
向を逆にして装着し、前記と逆の作業によってリールを
組み立てる。その結果、一方向クラック31の回転許容
方向および回転阻止方向が逆になるので、釣り糸の巻取
り方向が左右逆になる。
【0038】上記実施形態では、回転制動機構23や係
脱機構24等を構成する各部品がすべてスプール3の内
部空間3a内に収納される。しかも発音機構26の音出
しピン35が直径に対して傾斜して斜めに配置されてい
る。したがって、特にリール本体1の側板10とスプー
ル3の内フランジ16との間のスペースを狭くできると
ともに、ホルダ30の支持部30bの外径を小さく抑え
ることができ、リールの小型化が可能になる。また、各
機構内に砂等が侵入するのを抑えることができる。さら
に、スプール3をスプール軸2から抜き出した際に、リ
ール本体側に部品が装着されていないので、従来品のよ
うに分解した際にリール本体側に装着された部品が意に
反して外れたりすることもなく、組立、分解作業時の取
り扱いが容易になる。さらに、右巻きを左巻きに変更す
ることが容易になる。
【0039】実施形態2 〔全体構成及びリール本体の構成〕図5に示す本発明の
実施形態2を採用したスピニングリールは、ハンドル6
1を備えたリール本体62と、リール本体62の前部に
回転自在に支持されたロータ63と、ロータ63の前部
に配置され釣り糸を巻き取るスプール64とを備えてい
る。
【0040】リール本体62はボディ62aを有してお
り、その上部にはスピニングリールを釣り竿に取りつけ
るための取付部62bが形成されている。ボディ62a
の内部には、ロータ63を回転させるためのロータ駆動
機構65と、スプール64を回転軸芯Xに沿って前後方
向に移動させてスプール64に釣り糸を均一に巻き取る
ためのレベルワインド機構66(往復動機構)とが設け
られている。
【0041】〔各部の構成〕ロータ駆動機構65は、ハ
ンドル61が固定されたハンドル軸70とともに回転す
るフェースギア71と、このフェースギア71に噛み合
うピニオンギア72とを有している。ハンドル軸70は
リール本体62に回転自在に支持されている。ピニオン
ギア72は筒状に形成されており、その前部72aはロ
ータ63の中心部を貫通してスプール64側に延びてい
る。そして、その先端にはねじ部が形成されている。ピ
ニオンギア72の軸方向の中間部と後端部とは、それぞ
れ転がり軸受73,74を介してリール本体62に回転
自在に支持されている。なお、ピニオンギア72の後端
部を支持する転がり軸受74は、フェースギア71の本
体の内部に位置している。
【0042】レベルワインド機構66は、スプール64
の中心部に固定されたスプール軸80を前後方向に移動
させてスプール64を同方向に移動させるための機構で
ある。レベルワインド機構66は、スプール軸80の下
方に配置された螺軸81と、螺軸81に沿って前後方向
に移動するスライダー82と、螺軸81の先端に固定さ
れた中間ギア83とを有している。螺軸81は、スプー
ル軸80と平行に配置されており、ボディ62aに回転
自在に支持されている。また、螺軸81の外周部には螺
旋状の溝81aが形成されている。スライダー82には
スプール軸80の後端が固定されている。また、中間ギ
ア83はピニオンギア72に噛み合っている。
【0043】ロータ63は、円筒部90と、円筒部90
の側方に互いに対向して設けられた第1アーム部91及
び第2アーム部92とを有している。円筒部90と両ア
ーム部91,92とは一体成形されている。円筒部90
の前部には前壁93が形成されており、前壁93の中央
部にはボス93aが形成されている。ボス93aの中心
部には貫通孔が形成されており、この貫通孔をピニオン
ギア72の前部72a及びスプール軸80が貫通してい
る。前壁93の前方側にはナット94が配置されてお
り、このナット94がピニオンギア72の先端ねじ部に
螺合している。ナット94の内周部には、スプール軸8
0を回転自在に支持する軸受95が配置されている。
【0044】第1アーム部91の先端の内周側には、第
1ベール支持部材100が揺動自在に取り付けられてい
る。第1ベール支持部材100の先端には、釣り糸をス
プール64に案内するためのラインローラ101が装着
されている。また、第2アーム部92の先端の内周側に
は、第2ベール支持部材102が揺動自在に装着されて
いる。第1ベール支持部材100先端のラインローラ1
01と第2ベール支持部材102との間には、ベール1
03が設けられている。このように、第1ベール支持部
材100を第1アーム部91の内周側に装着することに
より、第1ベール支持部材100の回転半径が小さくな
り、釣り竿を持つ手に当たりにくくなる。したがって、
スプール64と釣り竿とを近づけることができ、全体と
して小型化が可能となる。
【0045】なお、ロータ63の円筒部90の内部に
は、ロータ63の逆転防止機構110が配置されてい
る。逆転防止機構110は、ローラ型のワンウェイクラ
ッチ111と、このワンウェイクラッチ111を操作す
るための操作機構112とを有している。操作機構11
2は、図5に示すように、操作ロッド122と、操作ロ
ッド122の後端に連結された操作レバー124とを有
している。
【0046】〔スプール〕スプール64は、ロータ63
の第1アーム部91と第2アーム部92との間に配置さ
れており、スプール軸80の先端にドラグ機構130を
介して装着されている。スプール64は、外周の釣り糸
が巻かれる糸巻胴部64aと、糸巻胴部64aの後部に
一体で形成されたスカート部64bと、糸巻胴部64a
の前端に固定されたフランジ板64cと、フランジ板6
4cを挟んで糸巻胴部64aにねじ込まれるスプールリ
ング64dとを有している。
【0047】〔ドラグ機構〕ドラグ機構130は、図6
及び図7に示すように、スプール軸80にねじ込まれド
ラグ力を調整するための調整つまみ131と、調整つま
み131とスプール64との間に配置された複数のドラ
グ座金132、発音機構133及びドラグ座金134と
を有している。調整つまみ131の中心部にはナット1
35が、調整つまみ131に対して回転不能に埋め込ま
れており、スプール軸80の前端部に形成された雄ねじ
部80aにナット135がねじ込まれている。なお、ス
プール軸80の前端部外周面には、ドラグ座金132の
一部及び発音機構133を回転不能に係止するための面
取り部80bが平行に形成されている。また、ドラグ座
金132,134及び発音機構133は、糸巻胴部64
aの内周面に係止される抜け止めバネ136によりスプ
ール軸80からの抜け止めがなされている。このような
構成では、調整つまみ131のねじ込み量を調整するこ
とにより、スプール64に対する押圧力を調整でき、ド
ラグ力を調整可能である。
【0048】〔発音機構〕発音機構133は、図7及び
図8に示すように、糸巻胴部64aの内周面奥側に形成
された凹凸部139と、ドラグ座金132に接触しスプ
ール軸80に回転不能に係止された円板状の蓋部材14
0と、蓋部材140を皿ビス141によりビス止めした
リング状の回転部材142と、回転部材142内に配置
された音出しピン143と、音出しピン143を凹凸部
139側に付勢するコイルバネ144とを有している。
【0049】回転部材142は、発音機構133を構成
する第1円形部材となっており、その内部には開口溝1
45が形成されている。開口溝145は、直径に対して
傾斜して互いに閉じるように線対称に1対形成されてお
り、回転部材142の外周面に開口している。開口溝1
45の傾斜角度βは、たとえば、回転部材141の外周
において開口溝145の中心と交わる直径に対して40
度である。また、開口溝145は、音出しピン143が
凹凸部139のピッチ角度の整数倍離れて配置されるよ
うに形成されている。
【0050】開口溝145の開口部分には、鈍角側に膨
らんだ逃がし部145aが形成されている。蓋部材14
0は、発音機構133を構成する第2円形部材となって
おり、開口溝145を蓋部材140で塞ぐことにより開
口穴146が構成される。なお、開口穴146は、直径
に対して10度〜45度の範囲で傾斜して形成されてい
ればよい。開口穴146の傾斜が10度未満であると、
開口穴146の長さをそれほど長くすることができず、
径方向のスペースを効果的に小さくできない。また、4
5度を超えると、逆転時に、音出しピン143が開口穴
146に引き込みにくくなり、逆転しにくくなる。
【0051】音出しピン143は、先端に平坦部143
aを有し凹凸部139に衝突する球状の発音部143b
と、発音部143bから延びる小径の軸部143cとを
有している。コイルバネ144は、音出しピン143の
軸部143cの周囲に圧縮状態で配置されている。ここ
では、魚がかかってスプール64がドラグ力に抗して糸
繰り出し方向にスプール軸80に対して相対的に回転す
ると、凹凸部139側に付勢された音出しピン143と
凹凸部139とが弾発的に衝突を繰り返してクリック音
を発生する。スプール64が静止しているとクリック音
は発生しない。
【0052】このように、開口穴146を直径に対して
斜めに形成することで、スプール64の糸巻胴部64a
が径方向に限られた小さな空間であっても、開口穴を直
径に沿って形成する場合に比べて開口穴146の長さを
長い寸法にすることができる。このため、コイルバネ1
44のストロークを長くとることができ、軽快なクリッ
ク音を発することができる。
【0053】〔リールの操作及び動作〕キャスティング
時には、ベール103を糸開放姿勢側に倒す。そして釣
り竿を振り出すことにより、スプール64の外周に巻か
れた釣り糸は繰り出される。釣り糸巻き上げ時には、ベ
ール103を糸巻取り姿勢側に倒す。この状態でハンド
ル61を回転させると、この回転力はハンドル軸70及
びフェイスギア71を介してピニオンギア72に伝達さ
れる。このピニオンギア72に伝達された回転力は、ピ
ニオンギア前部72aを介してロータ63に伝達され
る。
【0054】一方、ピニオンギア72に噛み合う中間ギ
ア83によって螺軸81が回転し、この螺軸81の溝に
噛み合うスライダ82がガイド軸に案内されて前後方向
に移動する。このため、スプール軸80及びスプール6
4が回転軸芯Xに沿って前後方向に往復動し、ベール1
03及びラインローラ101によってスプール64に案
内された釣り糸は、スプール64の外周に前後方向に均
一に巻き取られる。
【0055】魚がかかって釣り糸が繰り出され、スプー
ル64がドラグ力に抗して糸繰り出し方向に回転する
と、回転部材142に対してスプール64が回転し、凹
凸部139側に付勢された音出しピン143と凹凸部1
39とが弾発的に衝突を繰り返してクリック音を発生す
る。このクリック音は、十分なバネストロークを有して
いるので軽快な音になる。
【0056】〔他の実施形態〕 (a) 音出しピンは線対称に1対ではなく1つでもよ
く複数でもよい。また、複数の場合に線対称に配置する
必要はない。たとえば、音出しピンを、互いの間隔が凹
凸部のピッチ角度の整数倍から1/Hn(開口穴の数)
分ずれるように配置してもよい。このように配置するた
めには、複数の開口穴を円板部材の周方向に下記式で示
す離反角度ずつ離れて形成すればよい。
【0057】離反角度=N×PA+(1/Hn)×PA ただし、N :整数 PA:凹凸部のピッチ角度 Hn:開口穴の数 このような発音機構では、複数の音出しピンのピッチと
凹凸部のピッチとが1/Hn分ピッチ分ずれているの
で、凹凸部のピッチ角度を1/Hnにしたのと同様の効
果が得られ、より軽快なクリック音を発生できる。 (b) スプールが一方向にのみ回転する場合には、開
口穴に逃がし部を設けなくてもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明に係る釣用リールの発音機構で
は、開口穴が円板部材の直径に対して傾斜しているの
で、直径に沿って開口穴を形成する場合に比べて開口穴
の長さが同じであっても径方向のスペースが小さくな
る。このため、小さなスペースで付勢部材のストローク
を確保でき、径方向に小さなスペースであっても軽快な
クリック音を発することができる。また、開口穴が傾斜
して配置されているので、回転方向によって異なるクリ
ック音が発生する。このため、スプールとスプール軸と
が双方向に回転する場合には、クリック音により回転方
向を判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した片軸受リールの
断面図。
【図2】要部の拡大断面図。
【図3】発音機構の拡大断面図。
【図4】係脱機構を表す要部拡大断面図。
【図5】本発明の別の実施形態を採用したスピニングリ
ールの断面図。
【図6】ドラグ機構の拡大断面図
【図7】発音機構の展開斜視図。
【図8】ドラグ機構の拡大断面図。
【符号の説明】
2、80 スプール軸 3,63 スプール 15a,139 凹凸部 26,133 発音機構 27,145 開口溝 27a,145a 逃がし部 28,146 開口穴 30b 支持部 30c,140 蓋部材 35,143 音出しピン 35a,143a 平坦部 35b,143b 発音部 35c,143c 軸部 37,144 コイルバネ 142 回転部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣用リールのスプールとスプール軸との間
    に配置され、クリック音を発する発音機構であって、 前記スプールの内周部に配置された凹凸部と、 前記スプール軸に対して少なくとも一方向に相対回転不
    能に設けられ、その直径に対して傾斜して前記凹凸部に
    対向する外周位置に開口する開口穴を有する円板部材
    と、 前記円板部材の開口穴に配置された音出しピンと、 前記音出しピンを前記凹凸部に向けて付勢する付勢部材
    と、を備えた釣用リールの発音機構。
  2. 【請求項2】前記開口穴は前記円板部材に複数設けら
    れ、前記円板部材の周方向に下記式で示す離反角度ずつ
    離れて形成されている、請求項1に記載の釣用リールの
    発音機構。 離反角度=N×PA+(1/Hn)×PA ただし、N :整数 PA:凹凸部のピッチ角度 Hn:開口穴の数
  3. 【請求項3】前記スプールは前記円板部材に対して双方
    向に回転し、 前記開口穴は、前記円板部材の直径に対して線対称に1
    対設けられている、請求項1に記載の釣用リールの発音
    機構。
  4. 【請求項4】前記スプールは前記円板部材に対して双方
    向に回転し、 前記開口穴は、柱状にあけられた穴部と、前記穴部の開
    口部分の鈍角側に穴部より延びて形成された逃がし部と
    を有している、請求項1から3のいずれかに記載の釣用
    リールの発音機構。
  5. 【請求項5】前記開口穴は、前記円板部材の直径に対し
    て10度〜45度傾斜して形成されている、請求項1か
    ら4のいずれかに記載の釣用リールの発音機構。
  6. 【請求項6】前記円板部材は、その直径に対して傾斜し
    て前記開口穴となる溝が形成された第1円形部材と、前
    記溝を覆うように第1円形部材に固着された第2円形部
    材とを有している、請求項1から5のいずれかに記載の
    釣用リールの発音機構。
  7. 【請求項7】前記音出しピンは、先端に平坦部を有する
    球状の発音部と、前記発音部より径が小さい軸部とを有
    している、請求項1から6のいずれかに記載の釣用リー
    ルの発音機構。
  8. 【請求項8】前記付勢部材は、前記音出しピンの軸部の
    外周に圧縮状態で配置されたコイルバネである、請求項
    7に記載の釣用リールの発音機構。
  9. 【請求項9】前記釣用リールは片軸受リールであり、前
    記円板部材はスプール軸に一方向にのみ回転可能に設け
    られている、請求項1から8のいずれかに記載の釣用リ
    ールの発音機構。
  10. 【請求項10】前記釣用リールはスピニングリールであ
    り、前記円板部材はスプール軸に回転不能に設けられて
    いる、請求項1から8のいずれかに記載の釣用リールの
    発音機構。
JP02184996A 1996-01-11 1996-01-11 釣用リールの発音機構 Expired - Fee Related JP3569372B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02184996A JP3569372B2 (ja) 1996-01-11 1996-01-11 釣用リールの発音機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02184996A JP3569372B2 (ja) 1996-01-11 1996-01-11 釣用リールの発音機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09187199A true JPH09187199A (ja) 1997-07-22
JP3569372B2 JP3569372B2 (ja) 2004-09-22

Family

ID=12066558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02184996A Expired - Fee Related JP3569372B2 (ja) 1996-01-11 1996-01-11 釣用リールの発音機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3569372B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1527681A1 (en) * 2003-10-28 2005-05-04 Shimano Inc. Spinning reel sounding mechanism
JP2006217849A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Shimano Inc スピニングリールの発音機構
CN100345481C (zh) * 2002-07-31 2007-10-31 株式会社岛野 纺车式渔线轮的发声装置
GB2578218A (en) * 2018-09-26 2020-04-22 Shimano Kk Sound generating mechanism for a spinning reel
JP2020156364A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 グローブライド株式会社 魚釣用スピニングリール
JP2020156363A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 グローブライド株式会社 魚釣用スピニングリール

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100345481C (zh) * 2002-07-31 2007-10-31 株式会社岛野 纺车式渔线轮的发声装置
EP1527681A1 (en) * 2003-10-28 2005-05-04 Shimano Inc. Spinning reel sounding mechanism
US7175121B2 (en) 2003-10-28 2007-02-13 Shimano Inc. Spinning reel sounding mechanism
CN100456930C (zh) * 2003-10-28 2009-02-04 株式会社岛野 旋转绕线轮的发声机构
JP2006217849A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Shimano Inc スピニングリールの発音機構
GB2578218A (en) * 2018-09-26 2020-04-22 Shimano Kk Sound generating mechanism for a spinning reel
GB2578218B (en) * 2018-09-26 2021-03-10 Shimano Kk Sound generating mechanism for a spinning reel
JP2020156364A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 グローブライド株式会社 魚釣用スピニングリール
JP2020156363A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 グローブライド株式会社 魚釣用スピニングリール

Also Published As

Publication number Publication date
JP3569372B2 (ja) 2004-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7232087B2 (en) Spinning reel drag mechanism
KR100938377B1 (ko) 낚시용 릴의 소리 발생 장치
US6612511B2 (en) Component assembly for fishing reel
JP3862229B2 (ja) 両軸受リールの発音装置
TWI471092B (zh) 紡車式捲線器的捲筒
US6655622B2 (en) Spinning reel spool
JPH09187199A (ja) 釣用リールの発音機構
JP2004236571A (ja) 釣り用リールのハンドル取付構造
JP2006296203A5 (ja)
JP2006296203A (ja) スピニングリール
CN110089502A (zh) 曳力旋钮
US6409112B1 (en) Dual-bearing reel having control knob for adjusting braking force
JP7088670B2 (ja) ドラグつまみ、及び釣り用リール
JP4078222B2 (ja) スピニングリールのロータ回転規制装置
JP3560460B2 (ja) 両軸受リールの発音機構
JP2004135542A (ja) スピニングリールのドラグ機構
JP3526205B2 (ja) 両軸受リールの制動操作機構
JP3970033B2 (ja) 釣り用リールの発音装置
JP2002345369A (ja) スピニングリールのスプール
JP4427481B2 (ja) スピニングリールのドラグ機構
JP2010142121A (ja) 両軸受リールのリール本体
JP4121871B2 (ja) スピニングリールのリール本体
JP3439137B2 (ja) スピニングリールのスプール
JPH11253083A (ja) 片軸受リール
JP2006296204A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040615

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040618

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080625

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090625

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120625

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120625

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees