JP4638716B2 - スピニングリールのドラグつまみ - Google Patents

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本発明は、ドラグつまみ、特に、スピニングリールのスプールが装着されるスプール軸の前端に螺合してドラグ機構のドラグ力を調整するドラグつまみに関する。
一般に、フロントドラグ型のスピニングリールでは、スプール内にドラグ機構のドラグディスクが収納されている。ドラグディスクは、スプール軸に螺合するドラグつまみによってドラグ力が調整される。スプールは、スプール軸の先端に回転自在に装着されており、ドラグディスクのうち少なくとも1枚はスプール軸に回転不能に装着されている。スプールには、ドラグディスクを収納するための円柱状の凹部が前端面に形成されている。凹部に収納されたドラグディスクを抜け止めするために、従来、凹部の前側にたとえば機械加工により形成された環状溝と、金属製の弾性を有する線材を多角形状に折り曲げて形成されたばね部材とが用いられている。従来のドラグディスクの抜け止め構造では、ばね部材の角部を環状溝に係止し、角部の間の直線部をドラグディスクに接触させてドラグディスクの抜け止めを行っている。
ドラグつまみは、スプール軸に螺合する合成樹脂製のつまみ本体と、スプール軸に回転不能に装着されドラグディスクを押圧する合成樹脂製の押圧部材とを有している。つまみ本体は、前後方向の型成形により一体的に形成されている。つまみ本体は、円板状の部材であり、前端面に操作用のドラグつまみが、たとえば直径に沿うように突出して形成されている。つまみ本体の後端面には凹部が形成され、その凹部に押圧部材の少なくとも一部が収納されている。押圧部材は、大径の鍔部を有する円柱状の部材であり、この鍔部が凹部に収納さればね部材により抜け止めされてつまみ本体と押圧部材とが一体で前後移動する。
このようなドラグつまみを有するドラグ機構では、一般に、ドラグディスクが水濡れすると、摩擦力が変動し、ドラグつまみを同じ位置にしてもドラグ力が変化する。そこで、ドラグディスクの前方で押圧部材とスプールとの間に弾性樹脂製のシール部材を装着し、ドラグつまみの外周側から水がドラグディスクに浸入しないようにしたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。この種のシール部材は、押圧部材とスプールとの間の隙間が比較的大きいので大径に形成され、このため弾性樹脂の内部にステンレス合金製の補強部材がインサート成形されている。
特開平11−196729号公報
前記従来のスピニングリールのシール部材は、弾性樹脂の内部にステンレス合金製の補強部材がインサート成形されているので、径方向に伸縮することがなく、このためシール部材の装着位置が限定されるとともに、一般的な弾性樹脂のみで形成されたシール部材に比して製造コスト増加するおそれがある。
そこで、ドラグディスクの前方でドラグつまみの外周に機械加工により形成された環状の溝部に弾性樹脂製のシール部材を装着し、ドラグつまみとスプールとの間から水がドラグディスクに浸入しないようにすることが考えられる。このシール部材は、ドラグつまみとスプールとの間の隙間が比較的小さいので、弾性樹脂の内部にステンレス合金製の補強部材がインサート成形する必要がなくなる。また、ドラグつまみの溝部に弾性樹脂製のシール部材を伸縮して装着しているので、シール部材の装着が容易になる。
しかし、このようなドラグつまみは、前後方向の型成形により一体的に形成されているので、シール部材を装着するための溝部は、切削加工等の後加工により形成する必要が生じる。このため、ドラグつまみの加工に手間がかかるとともに、製造工程が増えることによって製造コストの増加を招くおそれが生じる。
本発明の課題は、スピニングリールのドラグつまみにおいて、製造コストの増加を抑えることにある。
発明1に係るスピニングリールのドラグつまみは、スピニングリールのスプールが装着されるスプール軸の前端に螺合してドラグ機構のドラグ力を調整するドラグつまみであって、ドラグ力を手で調整するつまみ部が一体成形された鍔部と鍔部の後部に一体成形され後端面が開口する収納凹部が形成された収納部と鍔部の前後を貫通し収納部の後端部の手前部分外周が収納部の後端部外周より凹むように型成形によって略円弧形状に形成された複数の溝部とを有するつまみ本体と、収納凹部に回転不能に装着されスプール軸の先端に螺合するナット部材と、収納凹部に一部が収納されドラグ機構のドラグディスクを押圧する円筒状の押圧部材と、ナット部材と押圧部材との間に設けられ押圧部材をナット部材から離反する方向に付勢する付勢部材と、押圧部材を収納凹部から抜け止めするための抜け止め部材と、内周側が溝部の外周部かつ外周側がスプールの内周部に密着するように装着されスプールとつまみ本体との間の隙間をシールするシール部材とを備えている。
このドラグつまみでは、つまみ本体は、前後方向の型成形により収納部と鍔部の前後を貫通し、シール部材が装着される溝部が形成されている。ここでは、溝部が前後方向の型成形により一体的に形成されているので、従来のように切削加工等の後加工を行う必要がなくなる。したがって、つまみ本体の形成が容易になり、さらに製造工程が増えることがないので、製造コストの増加を抑えることができる。
発明2に係るドラグつまみは、発明1のドラグつまみにおいて、収納部の少なくとも溝部が形成されていない後端部分の一部が切り欠かれるように型成形によって形成された切り欠き部と、切り欠き部に装着され、シール部材の後端側に接触する耳付き座金とをさらに備えている。この場合、シール部材の後方への移動を規制できるとともに、シール部材が歪んだり変形したりするのを防止できる。
発明3に係るドラグつまみは、発明2のドラグつまみにおいて、抜け止め部材は、溝部の外周部に装着され、耳付き座金の耳部分を押圧するばね部材である。押圧部材は、収納凹部側端部が他の部分より大径になるように形成され、耳付き座金によって抜け止めされるフランジ部を有している。この場合、耳付き座金及びばね部材によってシール部材及び押圧部材の後方への移動規制を同時かつ容易に行える。
発明4に係るドラグつまみは、発明1から3のいずれかのドラグつまみにおいて、収納部に進退自在に装着されるピン部材と、フランジ部の前端側に凹んで形成されピン部材が当接を繰り返して発音する複数の凹部とを有するドラグ発音機構をさらに備えている。この場合、ドラグつまみを回転操作させたときにピン部材が複数の凹部に当接を繰り返して発音するので、ドラグつまみを回転操作したときに心地よいクリック感を付与することができる。
発明5に係るドラグつまみは、発明1から4のいずれかのドラグつまみにおいて、シール部材は、内周側が溝部に接触するように形成された1対の係合部を有している。この場合、たとえば係合部として内周側が溝部に接触するように突出して形成された1対の係合突起を溝部に係合したり、内周側が溝部に接触するように凹んで形成された1対の係合凹部を溝部に係合することにより、シール部材がつまみ本体に対して回転するのを防ぐことができる。
発明6に係るドラグつまみは、発明1から5のいずれかのドラグつまみにおいて、シール部材は、外周部先端が径方向外方に尖って形成されたリップ部を有している。この場合、シール部材は、スプールとの接触部分に先細り断面のリップ部が形成されているので、スプールとの接触面積が小さくなり、スプールがスプール軸に対して相対回転する際の回転抵抗の増加を抑えることができる。
本発明によれば、スピニングリールのドラグつまみにおいて、つまみ本体の溝部が前後方向の型成形により一体的に形成されているので、製造コストの増加を抑えることができる。
〔全体構成及びリール本体の構成〕
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールは、図1に示すように、ハンドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、スプール4に釣り糸を巻き付けるものであり、リール本体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4は、外周面に釣り糸を巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。なお、ハンドル1は、リール本体2の左側及び右側のいずれにも装着可能である。
リール本体2は、図1及び図2に示すように、開口を有するリールボディ2aと、開口を塞ぐようにリールボディ2aに着脱自在に装着された蓋部材2bと、蓋部材2bから斜め上前方に延びる竿取付脚2cとを有している。リールボディ2aは内部に空間を有している。この空間内には、ハンドル1の回転に連動してロータ3を回転させるロータ駆動機構5と、スプール4を前後に移動させて釣り糸を均一に巻き取るためのオシレーティング機構6とが設けられている。
ロータ駆動機構5は、図2に示すように、ハンドル1が固定されたメインギア軸10とともに回転するメインギア11と、このメインギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。ピニオンギア12は、筒状に形成され、ロータ3の中心部を貫通している。そして、ピニオンギア12の前部12aが、ナット13によってロータ3に固定されている。また、ピニオンギア12の中間部と後端部とが、それぞれ軸受14a、14bを介してリール本体2に回転自在に支持されている。
オシレーティング機構6は、図2に示すように、スプール4の中心部を貫通してドラグ機構60に連結されたスプール軸15を前後方向に移動させることで、スプール4をドラグ機構60とともに前後移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、スプール軸15の下方に平行に配置された螺軸21と、螺軸21に沿って前後方向に移動するスライダ22と、螺軸21の先端に固定された中間ギア23とを有している。スライダ22は、スプール軸15の後端に回転不能に固定されている。中間ギア23は、図示しない減速機構を介してピニオンギア12に噛み合っている。この減速機構によって、オシレーティング機構6の前後移動速度が遅くなり、釣り糸をスプール4に緻密に巻き付けることができる。
〔ロータの構成〕
ロータ3は、図2に示すように、円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とを有している。円筒部30と第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とは一体に成形されている。
円筒部30の前部には前壁33が形成され、この前壁33の中央部にはボス部33aが設けられている。ボス部33aの中心部には貫通孔が形成され、この貫通孔をピニオンギア12の前部12a及びスプール軸15が貫通している。前壁33の前部にはナット13が配置され、このナット13によってピニオンギア12の前部12aがロータ3に固定されている。
第1ロータアーム31は、円筒部30から外方に向けて凸状に湾曲して前方へと延びている。第1ロータアーム31の先端外周側には、第1ベール支持部材40が揺動自在に装着されている。第1ベール支持部材40の先端には、釣り糸をスプール4に案内するためのラインローラ41が装着されている。第2ロータアーム32は、円筒部30から外方に凸に湾曲して前方に延びている。第2ロータアーム32の先端外周側には、第2ベール支持部材42が揺動自在に装着されている。ラインローラ41と第2ベール支持部材42との間には、線材を略U状に湾曲させたベール43が固定されている。これらの第1ベール支持部材40、第2ベール支持部材42、ラインローラ41及びベール43によって、ベールアーム44は構成される。ベールアーム44は、図2に示す糸案内姿勢とそれから反転した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
ロータ3の円筒部30の内部にはロータ3の逆転を禁止・解除するための逆転防止機構50が配置されている。逆転防止機構50は、内輪が遊転するローラ型のワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ51を作動状態(逆転禁止状態)と非作動状態(逆転許可状態)とに切り換える切換機構52とを有している。
〔スプールの構成〕
スプール4は、図2から図4に示すように、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して装着されている。スプール4は、糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの前端部に固定された前フランジ部4cと、前フランジ部4cの前部に配置された前フランジ補強部材4bと、前フランジ部4cとの間に前フランジ補強部材4bを挟持して糸巻胴部4aに取り付けられた前フランジ固定部材55と、糸巻胴部4aの後端部に一体に形成されたスカート部4hとを備えている。ここで、糸巻胴部4a、前フランジ補強部材4b及び前フランジ部4cはステンレスで、前フランジ固定部材55は合成樹脂で形成されている。
糸巻胴部4aは、円筒状の部材であり、外周面がスプール軸15と平行な周面に形成されている。糸巻胴部4aは、釣り糸が巻き付けられる筒状部4dと、筒状部4dの内周面に設けられた支持部4eとを有している。この糸巻胴部4aは、支持部4eにおいて、スプール軸15に対して回転自在かつ後方への移動が規制された状態で、スプール軸15に装着されている。
前フランジ部4cは、図3及び図4に示すように、金属薄板をプレス加工してリング状に形成されている。リング状に形成された前フランジ部4cは、外周側が前方に向かってテーパ状に傾斜している。また、前フランジ部4cは、外周縁を前側に重ねるように折り曲げ加工され、折り曲げ部分4fが形成されている。この前フランジ部4cは、糸巻胴部4aの前端部で径方向外方に突出して装着される。
前フランジ補強部材4bは、図3及び図4に示すように、前フランジ部4cより薄く、かつ糸巻胴部4aの筒状部4dより大径に形成されている。そして、前フランジ補強部材4bは、前フランジ部4cの折り曲げ部分4fの内周縁の内側に配置され、前フランジ部4cを糸巻胴部に向けて付勢可能になっている。この前フランジ補強部材4bは、等間隔に配置された4本のねじ90により、前フランジ部4cとともに糸巻胴部4aの前面に固定されている。
前フランジ固定部材55は、図3及び図4に示すように、外周部が前フランジ部4cの折り曲げ部分4fに接触して先細りしたテーパ部55aと、糸巻胴部4aの筒状部4dの前側内周面に密着する内筒部55bと、テーパ部55aと内筒部55bとを連結する連結部55cとを有している。連結部55cでは、4本のねじ91が、ねじ90に対して互い違いになるように等間隔に配置されている。このねじ91が、前フランジ固定部材55を、前フランジ補強部材4bと前フランジ部4cとを貫通して糸巻胴部4aに固定する。
〔ドラグ機構の構成〕
ドラグ機構60は、図4に示すように、スプール4の糸繰り出し方向への回転を制動して、スプール4にドラグ力を作用させるための機構である。ドラグ機構60は、スプール軸15の前端に螺合してドラグ力を手で調整するためのドラグつまみ61と、ドラグつまみ61によってスプール4側に押圧されるドラグディスク62とを備えている。
ドラグつまみ61は、図4から図7に示すように、合成樹脂を前後方向に型成形することにより一体的に形成され後述する溝部66dを有するつまみ本体66と、つまみ本体66に一部が収納されドラグディスク62を押圧する円筒状の押圧部材65と、押圧部材65をつまみ本体66から抜け止めするための耳付き座金64及び抜け止め部材67と、つまみ本体66に回転不能に装着されスプール軸15の先端に螺合するナット部材68と、ナット部材68と押圧部材65との間に設けられ押圧部材65をナット部材68から離反する方向に付勢する付勢部材69と、内周側がつまみ本体66の溝部66dの外周部かつ外周側がスプール4の内周部に密着するように装着されスプール4とつまみ本体66との間の隙間をシールしてドラグディスク62への液体の浸入を防止するためするためのシール部材63とを備えている。
ドラグディスク62は、図4に示すように、押圧部材65に接触し、かつスプール軸15に対して回転不能な複数の金属製円板部材で構成されている。ドラグディスク62の前面には、抜け止めばね59が接触している。抜け止めばね59は、5角形状に形成されている。抜け止めばね59の各角部は、ドラグディスク62より径方向外方に突出しており、糸巻き胴部4aの筒状部4d内周面に形成された環状の係止溝4gで係止されている。ドラグディスク62の後面は、糸巻胴部4aの支持部4eの前面に当接し、後方への移動が規制されている。このため、ドラグつまみ61をスプール軸15から外しても、ドラグディスク62が糸巻胴部4aから脱落しないようになっている。
押圧部材65は、つまみ本体66とドラグディスク62との間に配置され、つまみ本体66に装着されたナット部材68から離反する方向に付勢する付勢部材69によって、ドラグディスク62の前面を押圧する部材である。押圧部材65は、リング状のフランジ部65aと、フランジ部65aより小径の円筒部65bとを有し、スプール軸15に軸方向移動自在に取り付けられている。フランジ部65aの前端面は、つまみ本体66の後述する収納凹部66eに当接し、円筒部65bの後端面は、ドラグディスク62に当接している。
フランジ部65aの前端面には、ドラグ作動時に発音する後述するドラグ発音機構56のピン部材57が当接可能な複数の凹部65cが周方向に沿って形成されている。また、円筒部65bの内周部には、スプール軸15の先端に形成された互いに平行な面取り部に回転不能に係止する長溝形状の係止孔65dが形成されている。さらに、円筒部65bの内周部には、コイルばね等の付勢部材69が圧縮状態で装着されており、このため押圧部材65がドラグディスク62に接触させたときドラグディスク62の前面を押圧するようになっている。
つまみ本体66は、ドラグ力を手で調整するつまみ部66aと、前部につまみ部66aが一体成形された鍔部66bと、鍔部66bの後部に一体成形され後端面が開口する段付きの収納凹部66eと、収納凹部66eが形成された収納部66cと、鍔部66bの前後を貫通し収納部66cの後端部の手前部分外周が収納部66cの後端部外周より凹むように型成形によって略円弧形状に形成された複数の溝部66dとを有している。つまみ本体66は、合成樹脂を前後方向に型成形することにより、つまみ部66a、鍔部66b、収納部66c、溝部66d及び収納凹部66eが一体的に形成されている。つまみ本体66は、ナット部材68を介して押圧部材65と相対回転自在にスプール軸15に螺合している。
つまみ部66aは、鍔部66bの中央部の直径部分に沿って前方に突出して形成された側面視略半円形状の部材である。鍔部66bは、径方向外方に向けて厚みが小さくなるように形成されたリング状の部材である。収納部66cは、鍔部66bの後部に鍔部66bのより小径になるように形成された筒状部材であり、後端面が開口する段付きの収納凹部66eが形成されている。
収納凹部66eは、底部分の内形が非円形、たとえば6角形状になるように形成され、開口部の段差部分の内形が円形になるように形成されている。収納凹部66eの底部分には、たとえば外形が6角形状のナット部材68が回転不能に装着され、収納凹部66eの開口部の段差部分には、押圧部材65のリング状のフランジ部65aが装着されている。収納凹部66eの開口部の段差部分には、ドラグ発音機構56のピン部材57を前後方向に進退自在に装着するための装着孔66gが形成されている。装着孔66gには、ピン部材57を押圧部材65の凹部65c方向に付勢するためのばね部材58が装着されている。このドラグ発音機構56では、つまみ部66aを回転させると、ピン部材57が押圧部材65に対して相対回転し、ピン部材57が複数の凹部65cに当接を繰り返して発音する。
鍔部66b及び収納部66cには、外周部にシール部材63を装着するために、前後を貫通する複数の溝部66dが形成されている。溝部66dは、鍔部66bの前面側から見て略円弧形状に形成されており、つまみ部66aを挟んで互いに対向するように2箇所に設けられている。溝部66dは、鍔部66bの前後を貫通し、収納部66cの後端部の手前部分外周が収納部66cの後端部外周より凹むように形成されており、この凹み部分にシール部材63が装着されている。また、溝部66dが形成された鍔部66bの前面には、図7に示すように、溝部66dを閉塞するために、1対の略半ドーナツ形状のシールからなるシート部材70が貼付されている。
シール部材63は、弾性樹脂製の環状部材であって、つまみ本体66の溝部66dの外周に装着される装着部63aと、装着部63aから前フランジ固定部材55の内筒部55bに向かって延びるリップ部63bとを有している。装着部63aは、つまみ本体66の突出部分に向かって延びて形成され、つまみ本体66の溝部66dに係止可能なリング状の部分である。リップ部63bは、ドラグつまみ61の押圧部材65とスプール4の前フランジ固定部材55との隙間をシールするものであって、外周部先端が径方向外方に尖って形成されている。
収納部66cは、溝部66dの一部及び溝部66dが形成されていない後端部分の一部が切り欠かれるように形成された切り欠き部66fを有している。切り欠き部66fは、図6に示すように、上下方向に対向する2箇所に形成されている。また、シール部材63は、1対の切り欠き部66fに装着され1対の係合突起63cと、1対の係合突起63cの間に形成され内周側が溝部66dに接触するように凹んで形成された1対の係合凹部63dとをさらに有している。ここでは、係合凹部63dを溝部66dに係合することにより、シール部材63がつまみ本体66に対して回転するのを規制できる。
押圧部材65のフランジ部65aの後端面には、上下方向に突出して形成された耳部64aを有する環状の耳付き座金64の内周部分が接触するように取り付けられている。耳付き座金64は、金属製の部材であって、シール部材63の後端側に接触するように配置されており、このためシール部材63の後方への移動を規制できるとともに、シール部材63の変を防止できる。また、収納部66cの切り欠き部66fには、耳部64aが装着されており、耳部64aの後面には、環状のばね部材からなる抜け止め部材67が接触するように溝部66dに取り付けられている。抜け止め部材67は、両端部が近接する方向に付勢された環状のばね部材であって、図示しない溝部66dの突起部に係止されている。ここでは、耳付き座金64及び抜け止め部材67によって、シール部材63の後方への移動を規制しながら、押圧部材65をつまみ本体66に対して抜け止めすることができる。
このようなドラグつまみ61を組み立てるには、図4及び図7に示すように、つまみ本体66の収納凹部66eにナット部材68を装着し、装着孔66gにばね部材58及びピン部材57を装着する。次に、収納凹部66eに付勢部材69に装着し、付勢部材69を圧縮した状態で押圧部材65を装着する。次に、つまみ本体66の溝部66dにシール部材63を装着し、耳付き座金64をシール部材63及び押圧部材65のフランジ部65aに接触するように装着し、抜け止め部材67をつまみ本体66の溝部66dに取り付けて固定する。そして、つまみ本体66の前面に、シート部材70を貼付して、溝部66dが外部に露出しないように閉塞する。このドラグつまみ61では、つまみ本体66、押圧部材65、ナット部材68、ばね部材58及びピン部材57、付勢部材69、シール部材63、耳付き座金64、抜け止め部材67及びシート部材70が1つのユニットとして構成される。
〔リールの操作及び動作〕
釣りを行う前には、まず、魚の大きさや種類に合わせてドラグ力を調整する。ドラグ力は、つまみ部66aを回すことによって調節することができる。つまみ部66aを時計回りに回すと、スプール軸15に螺合したナット部材68が後方へと移動し、付勢部材69を介して押圧部材65がドラグディスク62側に押し込まれる。すると、ドラグディスク62は糸巻胴部4aによって後方への移動が規制されているため、ドラグディスク62の複数の円板部材が互いに押圧しあう。このとき、複数の円板部材はスプール軸15に対して互いに回転不能になっているので、スプール4に作用するドラグ力は強くなる。このように、スプール4に作用するドラグ力を所定の値に設定しておく。
次に、キャスティングしてリール本体2から釣り糸を繰り出すために、ベールアーム44を反転させると、第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42が揺動し、ベールアーム44を糸開放姿勢にすることができる。この状態で、釣竿を握る手の人差し指で釣り糸を引っかけながら釣竿をキャスティングする。すると、釣り糸は仕掛けの重さによって勢いよく前方に放出される。そして、ハンドル1を糸巻取方向に回転させると、ロータ駆動機構5によりロータ3が糸巻取方向に回転し、ベールアーム44が図示しないベール反転機構により糸巻取位置に復帰し、釣り糸がスプール4に巻き付けられる。
このようなスピニングリールのドラグつまみ61では、つまみ本体66は、合成樹脂を前後方向に型成形することにより、つまみ部66a、鍔部66b、収納部66c、溝部66d及び収納凹部66eが一体的に形成されているので、従来のように切削加工等の後加工によって溝部66dを形成する必要がなくなる。したがって、つまみ本体66の形成が容易になり、さらに製造工程が増えることがなくなるので、製造コストの増加を抑えることができる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、フロントドラグ機構を有するスピニングリールを例にあげて説明したが、たとえばフロントドラグ機構とレバードラグ機構との両方を有するスピニングリール等の他のスピニングリールにも本発明を適用できる。
(b) 前記実施形態では、押圧部材65は、耳付き座金64及び抜け止め部材67によりつまみ本体66に抜け止めされていたが、図8から図10に示すように、耳付き座金64を用いずに抜け止め部材67のみで抜け止めする構成にしてもよい。
他の実施形態が採用されたつまみ本体66は、図8から図10に示すように、鍔部66bから収納部66cの内周面を通って後端面の手前側まで周方向に間隔を隔てかつスプール軸15方向に沿って形成されたたとえば4つの係止溝66hをさらに有している。なお、つまみ本体66には、前記実施形態の耳付き座金64を装着するための切り欠き部66fが形成されていない。
抜け止め部材67は、図8及び図10に示すように、弾性を有する金属線材を折り曲げて形成された部材である。抜け止め部材67は、装着時に圧縮して四角形になるように形成され、非装着時に僅かに拡がるように形成されている。抜け止め部材67の四角形の角部67aが押圧部材65のフランジ部65aより径方向外方に突出して係止溝66hの形成端に係止され、角部67aを連結する接触部67bが押圧部材65のフランジ部65aの後面側に接触する。これにより押圧部材65がつまみ本体66に抜け止めされた状態で収納される。
ここでは、四角形になるように折り曲げた抜け止め部材67によって、簡素な構成で確実に押圧部材65をつまみ本体66に対して抜け止めすることができる。
(c) 前記実施形態では、シール部材63は、係合凹部63dを溝部66dに係合することによりつまみ本体66に対して回転規制されていたが、図8から図10に示すように、1対の係合突起63cを溝部66dに係合することによりつまみ本体66に対して回転規制及び前後方向への移動規制を行う構成にしてもよい。なお、この場合には、収納部66cに形成された溝部66dの前後長さが、シール部材63の厚みと略同一になるように形成され、収納部66cに形成された溝部66dの幅が、シール部材63の係合突起63cの幅と略同一になるように形成されている。
ここでは、シール部材63のつまみ本体66に対する回転規制及び前後方向への移動規制を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールの側面図。 前記スピニングリールの側面断面図。 スプールの正面図。 図3のIV−IV断面図。 ドラグつまみの正面図。 前記ドラグつまみの背面図。 前記ドラグつまみの分解斜視図。 他の実施形態の図5に相当する図。 他の実施形態の図8のIX−IX断面図。 他の実施形態の図7に相当する図。
符号の説明
4 スプール
15 スプール軸
56 ドラグ発音機構
57 ピン部材
58 ばね部材
60 ドラグ機構
61 ドラグつまみ
62 ドラグディスク
63 シール部材
63a 装着部
63b リップ部
63c 係合突起
63d 係合凹部
64 耳付き座金
64a 耳部
65 押圧部材
65a フランジ部
65b 円筒部
65c 凹部
65d 係止孔
66 つまみ本体
66a つまみ部
66b 鍔部
66c 収納部
66d 溝部
66e 収納凹部
66f 切り欠き部
66g 装着孔
66h 係止溝
67 抜け止め部材
68 ナット部材
69 付勢部材
70 シート部材

Claims (6)

  1. スピニングリールのスプールが装着されるスプール軸の前端に螺合してドラグ機構のドラグ力を調整するドラグつまみであって、
    前記ドラグ力を手で調整するつまみ部が一体成形された鍔部と、前記鍔部の後部に一体成形され後端面が開口する収納凹部が形成された収納部と、前記鍔部の前後を貫通し前記収納部の後端部の手前部分外周が前記収納部の後端部外周より凹むように型成形によって略円弧形状に形成された複数の溝部とを有するつまみ本体と、
    前記収納凹部に回転不能に装着され、前記スプール軸の先端に螺合するナット部材と、
    前記収納凹部に一部が収納され、前記ドラグ機構のドラグディスクを押圧する円筒状の押圧部材と、
    前記ナット部材と前記押圧部材との間に設けられ、前記押圧部材を前記ナット部材から離反する方向に付勢する付勢部材と、
    前記押圧部材を前記収納凹部から抜け止めするための抜け止め部材と、
    内周側が前記溝部の外周部かつ外周側が前記スプールの内周部に密着するように装着され、前記スプールと前記つまみ本体との間の隙間をシールするシール部材と、
    を備えたスピニングリールのドラグつまみ。
  2. 前記収納部の少なくとも前記溝部が形成されていない後端部分の一部が切り欠かれるように型成形によって形成された切り欠き部と、
    前記切り欠き部に装着され、前記シール部材の後端側に接触する耳付き座金とをさらに備えている、請求項1に記載のスピニングリールのドラグつまみ。
  3. 前記抜け止め部材は、前記溝部の外周部に装着され、前記耳付き座金の耳部分を押圧するばね部材であり、
    前記押圧部材は、前記収納凹部側端部が他の部分より大径になるように形成され、前記耳付き座金によって抜け止めされるフランジ部を有している、請求項2に記載のスピニングリールのドラグつまみ。
  4. 前記収納部に進退自在に装着されるピン部材と、前記フランジ部の前端側に凹んで形成され前記ピン部材が当接を繰り返して発音する複数の凹部とを有するドラグ発音機構をさらに備えている、請求項1から3のいずれか1項に記載のスピニングリールのドラグつまみ。
  5. 前記シール部材は、内周側が前記溝部に接触するように形成された1対の係合部を有している、請求項1から4のいずれか1項に記載のスピニングリールのドラグつまみ。
  6. 前記シール部材は、外周部先端が径方向外方に尖って形成されたリップ部を有している、請求項1から5のいずれか1項に記載のスピニングリールのドラグつまみ。
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