JP4638716B2 - スピニングリールのドラグつまみ - Google Patents
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本発明の一実施形態を採用したスピニングリールは、図1に示すように、ハンドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、スプール4に釣り糸を巻き付けるものであり、リール本体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4は、外周面に釣り糸を巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。なお、ハンドル1は、リール本体2の左側及び右側のいずれにも装着可能である。
ロータ3は、図2に示すように、円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とを有している。円筒部30と第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とは一体に成形されている。
円筒部30の前部には前壁33が形成され、この前壁33の中央部にはボス部33aが設けられている。ボス部33aの中心部には貫通孔が形成され、この貫通孔をピニオンギア12の前部12a及びスプール軸15が貫通している。前壁33の前部にはナット13が配置され、このナット13によってピニオンギア12の前部12aがロータ3に固定されている。
スプール4は、図2から図4に示すように、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して装着されている。スプール4は、糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの前端部に固定された前フランジ部4cと、前フランジ部4cの前部に配置された前フランジ補強部材4bと、前フランジ部4cとの間に前フランジ補強部材4bを挟持して糸巻胴部4aに取り付けられた前フランジ固定部材55と、糸巻胴部4aの後端部に一体に形成されたスカート部4hとを備えている。ここで、糸巻胴部4a、前フランジ補強部材4b及び前フランジ部4cはステンレスで、前フランジ固定部材55は合成樹脂で形成されている。
糸巻胴部4aは、円筒状の部材であり、外周面がスプール軸15と平行な周面に形成されている。糸巻胴部4aは、釣り糸が巻き付けられる筒状部4dと、筒状部4dの内周面に設けられた支持部4eとを有している。この糸巻胴部4aは、支持部4eにおいて、スプール軸15に対して回転自在かつ後方への移動が規制された状態で、スプール軸15に装着されている。
ドラグ機構60は、図4に示すように、スプール4の糸繰り出し方向への回転を制動して、スプール4にドラグ力を作用させるための機構である。ドラグ機構60は、スプール軸15の前端に螺合してドラグ力を手で調整するためのドラグつまみ61と、ドラグつまみ61によってスプール4側に押圧されるドラグディスク62とを備えている。
釣りを行う前には、まず、魚の大きさや種類に合わせてドラグ力を調整する。ドラグ力は、つまみ部66aを回すことによって調節することができる。つまみ部66aを時計回りに回すと、スプール軸15に螺合したナット部材68が後方へと移動し、付勢部材69を介して押圧部材65がドラグディスク62側に押し込まれる。すると、ドラグディスク62は糸巻胴部4aによって後方への移動が規制されているため、ドラグディスク62の複数の円板部材が互いに押圧しあう。このとき、複数の円板部材はスプール軸15に対して互いに回転不能になっているので、スプール4に作用するドラグ力は強くなる。このように、スプール4に作用するドラグ力を所定の値に設定しておく。
(a) 前記実施形態では、フロントドラグ機構を有するスピニングリールを例にあげて説明したが、たとえばフロントドラグ機構とレバードラグ機構との両方を有するスピニングリール等の他のスピニングリールにも本発明を適用できる。
(c) 前記実施形態では、シール部材63は、係合凹部63dを溝部66dに係合することによりつまみ本体66に対して回転規制されていたが、図8から図10に示すように、1対の係合突起63cを溝部66dに係合することによりつまみ本体66に対して回転規制及び前後方向への移動規制を行う構成にしてもよい。なお、この場合には、収納部66cに形成された溝部66dの前後長さが、シール部材63の厚みと略同一になるように形成され、収納部66cに形成された溝部66dの幅が、シール部材63の係合突起63cの幅と略同一になるように形成されている。
15 スプール軸
56 ドラグ発音機構
57 ピン部材
58 ばね部材
60 ドラグ機構
61 ドラグつまみ
62 ドラグディスク
63 シール部材
63a 装着部
63b リップ部
63c 係合突起
63d 係合凹部
64 耳付き座金
64a 耳部
65 押圧部材
65a フランジ部
65b 円筒部
65c 凹部
65d 係止孔
66 つまみ本体
66a つまみ部
66b 鍔部
66c 収納部
66d 溝部
66e 収納凹部
66f 切り欠き部
66g 装着孔
66h 係止溝
67 抜け止め部材
68 ナット部材
69 付勢部材
70 シート部材
Claims (6)
- スピニングリールのスプールが装着されるスプール軸の前端に螺合してドラグ機構のドラグ力を調整するドラグつまみであって、
前記ドラグ力を手で調整するつまみ部が一体成形された鍔部と、前記鍔部の後部に一体成形され後端面が開口する収納凹部が形成された収納部と、前記鍔部の前後を貫通し前記収納部の後端部の手前部分外周が前記収納部の後端部外周より凹むように型成形によって略円弧形状に形成された複数の溝部とを有するつまみ本体と、
前記収納凹部に回転不能に装着され、前記スプール軸の先端に螺合するナット部材と、
前記収納凹部に一部が収納され、前記ドラグ機構のドラグディスクを押圧する円筒状の押圧部材と、
前記ナット部材と前記押圧部材との間に設けられ、前記押圧部材を前記ナット部材から離反する方向に付勢する付勢部材と、
前記押圧部材を前記収納凹部から抜け止めするための抜け止め部材と、
内周側が前記溝部の外周部かつ外周側が前記スプールの内周部に密着するように装着され、前記スプールと前記つまみ本体との間の隙間をシールするシール部材と、
を備えたスピニングリールのドラグつまみ。 - 前記収納部の少なくとも前記溝部が形成されていない後端部分の一部が切り欠かれるように型成形によって形成された切り欠き部と、
前記切り欠き部に装着され、前記シール部材の後端側に接触する耳付き座金とをさらに備えている、請求項1に記載のスピニングリールのドラグつまみ。 - 前記抜け止め部材は、前記溝部の外周部に装着され、前記耳付き座金の耳部分を押圧するばね部材であり、
前記押圧部材は、前記収納凹部側端部が他の部分より大径になるように形成され、前記耳付き座金によって抜け止めされるフランジ部を有している、請求項2に記載のスピニングリールのドラグつまみ。 - 前記収納部に進退自在に装着されるピン部材と、前記フランジ部の前端側に凹んで形成され前記ピン部材が当接を繰り返して発音する複数の凹部とを有するドラグ発音機構をさらに備えている、請求項1から3のいずれか1項に記載のスピニングリールのドラグつまみ。
- 前記シール部材は、内周側が前記溝部に接触するように形成された1対の係合部を有している、請求項1から4のいずれか1項に記載のスピニングリールのドラグつまみ。
- 前記シール部材は、外周部先端が径方向外方に尖って形成されたリップ部を有している、請求項1から5のいずれか1項に記載のスピニングリールのドラグつまみ。
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