JP3839972B2 - スピニングリールの防水構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、防水構造、特に、スピニングリールのリール本体内部に形成された機構収納空間への液体の侵入を防止するためのスピニングリールの防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
スピニングリールは、一般に、内部に機構収納空間を有するリール本体と、リール本体の前部に配置されリール本体に回転自在に支持されたロータと、ロータの前方に配置されリール本体に進退自在に支持された糸巻用のスプールとを備えている。リール本体には、ハンドルが装着されており、機構収納空間内には、ハンドルの回転をロータに伝達するための回転伝達機構やハンドルの回転に連動してスプールを進退させるオシレーティング機構やロータの逆転を禁止する逆転防止機構の操作部(ストッパ軸)などの移動機構が収納されている。
【0003】
回転伝達機構は、リール本体内に左右に配置されたマスターギア軸と、マスターギア軸に設けられたマスターギアと、マスターギアに噛み合うピニオンギアとを有し、ピニオンギアの先端にロータが固定されている。オシレーティング機構は、たとえば、ピニオンギアに噛み合う中間ギアと、一端に中間ギアが装着されスプール軸に平行に配置された螺軸と、螺軸に係合して螺軸の回転により進退するスライダと、スライダを進退自在に案内する摺動ガイドとを有しており、スライダにスプール軸が軸方向移動不能に連結されている。
【0004】
このような移動機構の摩擦を低減させ、移動効率を向上させるために、従来、グリースがこれらの移動機構の各部材に塗布されている。
【0005】
一方、リール本体の前部には逆転防止機構が装着され、その機構収納空間からリール本体の前方に向けてスプール軸やロータ回転用のピニオンギアの先端が突出している。また、リール本体の左右には、ハンドルが装着されるマスターギア軸の両端が突出している。
【0006】
このようにリール本体には、スプール軸やマスターギア軸やピニオンギアなどの多くの移動部材が突出しているため、その部分に孔が形成されており、移動をスムーズにするために移動部材と孔との間には隙間があいている。また、逆転防止機構などの固定部材が装着されているので、固定部材との装着面に隙間があいている。
【0007】
このような孔と移動部材との隙間や固定部材とリール本体の装着面の隙間等から海水などの液体がリール本体の内部に侵入することがある。また、リールを洗浄すると洗浄液がリール本体の内部に侵入することがある。このため、従来、これらの隙間から液体が内部に侵入することを想定して、移動機構に塗布されるグリースとしては比較的粘度が高く保持性が高いものが使用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のスピニングリールでは、回転伝達機構やオシレーティング機構等の移動機構の各部材に粘度が高く保持性が高いグリースを塗布しているので、グリースによる抵抗が大きくなりハンドルの巻き上げ効率をより向上させる妨げになっている。また、侵入した海水が乾燥すると、グリースを塗布してあっても塩の結晶等の析出体が発生し、この析出体がたとえば軸受の転動体間やギア間に挟まって回転フィーリングを低下させることがある。
【0009】
本発明の課題は、スピニングリールにおいて、ハンドルの巻き上げ効率を向上させかつ回転フィーリングを低下させないようすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段
発明に係るスピニングリールの防水構造はスピニングリールのリール本体内部に形成された機構収納空間への液体の侵入を防止するための構造であって、リール本体の内部から外部に突出する移動部材の周囲に移動部材とリール本体又はリール本体に固定された固定部材とに接触可能に設けられたシール部材を備えている。シール部材は、移動部材であるスピニングリールのマスターギア軸の両端部を軸支する1対の軸受それぞれの外側にマスターギア軸とリール本体と軸受とに接触して配置されている。軸受は、リール本体に装着された外輪と、マスターギア軸に装着された内輪と、外輪と内輪とに挟持され転動する転動体とを有する転がり軸受である。シール部材は、外輪の外径よりやや小さい外径を有する。マスターギア軸のシール部材の接触部分は内輪装着部分より小径である。
【0011】
このスピニングリールの防水構造を採用すると、移動部材とリール本体又は固定部材との隙間がシール部材により塞がれる。このため、移動部材とリール本体又は固定部材との隙間から液体が機構収納空間に侵入しにくくなるので、低粘度のグリースを用いることができる。このため、グリースによる抵抗が小さくなりハンドルの巻き上げ効率をより向上させることができる。また、液体が機構収納空間に侵入しにくくなるので、液体が乾いたときに発生する析出体が少なくなりギアや転動体等の間に析出体が挟まりにくくなくなり、回転フィーリングの低下を抑えることができる。さらに、この場合には、軸受によりリール本体に支持されたマスターギア軸とリール本体との大きな隙間をシール部材により閉塞できるので、シール性能をより高めることができる。さらに、この場合には、内外径の差が比較的大きな転がり軸受を用いても、リール本体とマスターギア軸との隙間をシール部材で閉塞でき、ハンドルの巻き上げ効率をより向上させることができ、回転フィーリングを向上させることもできる。さらに、この場合には、シール部材の外径が軸受の外輪の外径より小さいので、軸受のスラスト荷重をシール部材の外周部と外輪の外周部との間の側面でリール本体やそこに固定されるたとえば蓋部材等によって強固に受けることができる。このため、シール部材の接触部分での変形が少なくなり、マスターギア軸とリール本体とをより確実にシールできる。さらに、この場合には、シール部材の接触部分が内輪装着部分より小径なため、マスターギア軸に軸受を装着するとき等にマスターギア軸のシール接触部分が傷つきにくくなり、シール部材によりマスターギア軸とリール本体とをより確実にシールできる。
【0012】
発明に係るスピニングリールの防水構造は、発明に記載の構造において、シール部材は弾性体製の部材である。この場合には、柔軟な弾性体製の部材でシール部材が構成されているので、移動部材が移動してもシール部材と移動部材又はリール本体との密着性が向上し、シール性能がより高くなり、回転フィーリングの低下を抑えることができる。
【0013】
発明に係るスピニングリールの防水構造は、発明又はに記載のリールにおいて、マスターギア軸の両端には、ハンドルが装着されるネジ穴が形成されている。この場合には、ねじ結合によりハンドルをマスターギア軸に連結できるので、ハンドルとマスターギア軸とのがたつきが少なくなる。
【0014】
発明に係るスピニングリールの防水構造は、発明からのいずれかに記載の構造において、シール部材は、軸受の外輪の軸方向の力を受けるリール本体又はリール本体に固定された蓋部材により軸受の外輪との間に挟まれて固定されている。この場合には、シール部材が外輪とリール本体又は蓋部材に挟まれて固定されているので、シール部材がマスターギア軸とともに回転しなくなり、マスターギア軸とリール本体又は蓋部材とをより確実にシールできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔全体構成〕
図1及び図2において、本発明の一実施形態を採用したスピニングリールは、たとえば、8号の釣り糸を200m程度巻き付け可能な大型のスピニングリールである。スピニングリールは、ハンドル組立体1と、ハンドル組立体1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、リール本体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。
【0016】
〔ハンドル組立体の構成〕
ハンドル組立体1は、図3に示すように、マスターギア軸10に螺合する部材であり、T字状の把手部1aと、先端に把手部1aが回転自在に装着されたL字状のクランクアーム1bとを有している。クランクアーム1bは、アーム部7aと、アーム部7aの基端を揺動自在に装着した軸部7bと、軸部7bをマスターギア軸10にネジ込むための取付部7cとを有している。軸部7bは、断面が棒状の部材であり、先端(図3右端)には、右ネジ(時計回りに回すと閉まるネジ)の第1雄ネジ部8aと、第1雄ネジ部8aより大径の左ネジ(反時計回りに回すと閉まるネジ)の第2雄ネジ部8bとが軸方向に並べて同芯に形成されている。これによりハンドル組立体1は、図1及び図2に示すリール本体2の右位置と図3に示す左位置とのいずれにも装着可能である。
【0017】
軸部7bの基端には、互いに平行に切りかかれた面取り部8cが形成されており、面取り部8cには、アーム部7aを揺動自在に支持するための揺動ピン8e装着用のピン孔8dが形成されている。アーム部7aは、揺動ピン8eにより軸部7bに揺動自在に装着されている。
【0018】
取付部7cは、アーム部7aの端面で構成された当接部9aと、軸部7bの外周側に配置された有底筒状の軸カバー9bと、軸部7bと軸カバー9bとの間で軸部7bに装着された押圧部材9cとを有している。軸カバー9bの底部は、軸部7bの面取り部8cに回転不能に係止されている。これにより軸カバー9bを回すことで軸部7bを回転させることができる。軸カバー9bの先端は、リール本体2に設けられた孔あきカバー19bに対向する位置に配置される。押圧部材9cは、軸部7bに回転自在かつ軸方向移動自在に装着された筒状部材である。この先端は、ハンドル組立体1取付時にマスターギア軸10に当接する。押圧部材9cと軸カバー9bの底部との間には、4枚の皿ばね9dとワッシャ9eとが軸部7bの外周側に並べて配置されている。皿ばね9dは、ハンドル組立体1取付時に押圧部材9cの基端部とワッシャ9eとの間で圧縮状態で位置され、押圧部材9cをマスターギア軸10側に押圧して圧縮反力によりネジが緩むのを防止している。
【0019】
このような構造のハンドル組立体1では、軸カバー9bを回してハンドル組立体1をゆるめると、当接部9aが軸カバー9bから離反し、クランクアーム1bは揺動ピン8e部分おいてワンタッチで折れ曲がり可能である。逆に軸カバー9bを回してハンドル組立体1を締め込むと、当接部9aが軸カバー9bに密着してワンタッチで元に戻る。このとき、皿ばね9dにより押圧部材9cがマスターギア軸10側に押圧されるので、ハンドル組立体1が緩みにくくなる。
【0020】
〔リール本体の構成〕
リール本体2は、リール本体2の主部を構成し側部に開口2cを有するリールボディ2aと、リールボディ2aから斜め上前方に一体で延びるT字状の竿取付脚2bとを有している。
【0021】
リールボディ2aは、図2に示すように、内部に開口2cに連なる機構装着用の空間を有しており、その空間内には、ロータ3をハンドル組立体1の回転に連動して回転させるロータ駆動機構5と、スプール4を前後に移動させて釣り糸を均一に巻き取るためのオシレーティング機構6とが設けられている。
【0022】
リールボディ2aの開口2cは、図3に示すように、蓋部材2dにより塞がれている。蓋部材2dは、開口2cの周囲でリールボディ2aにネジ止めされている。開口2cの縁部には、図4にハッチングで示すように蓋部材2dとの隙間をシールして機構装着空間内への液体の侵入を防止するための液体ガスケット80が塗布されている。
【0023】
リールボディ2aの前部には、図4に示すように、第1フランジ部2eが形成されている。第1フランジ部2eは、弦と円弧とからなる部分が欠落したような略円筒形状であり、開口2cの前端に形成されている。第1フランジ部2eの前面には、ロータ3の糸繰り出し方向の回転(逆転)を禁止・解除するための逆転防止機構50のワンウェイクラッチ51がネジ止めされている。また、第1フランジ部2eには、欠落部分の弦と円弧とからなる外形形状で形成された第2フランジ部2fがネジ止めされている。
【0024】
第2フランジ部2fは、機構装着空間に装着された機構の装着を容易にするとともにマスターギア11を可及的に前方に配置するために設けられている。第2フランジ部2fの第1フランジ部2e及び蓋部材2dとの接触面には、これらとの隙間をシールするための弾性体製の防水シール81が装着されている。防水シール81は、図4にハッチングで示すように、第2フランジ部2fの前面から後面にかけて第1フランジ部2eとの接触面と蓋部材2dとの接触面とに対向する位置に連続してひも状に形成されている。
【0025】
ワンウェイクラッチ51は、第1フランジ部2eに第2フランジ部2fを装着した状態の外形と略同じ外形を有しており、両フランジ部2e,2fとワンウェイクラッチ51との外周側には、ワンウェイクラッチ51の外周側の隙間やワンウェイクラッチ51と両フランジ部2e,2fとの隙間をまとめてシールするための、たとえばNBR等の弾性体製の筒状シールリング82が装着されている。
【0026】
図3及び図5に示すように、リールボディ2aの右側面には、筒状のボス部17aが形成されている。ボス部17aは、マスターギア軸10の右端を支持する軸受16aを収納するためにリールボディ2aの内方に突出して形成されている。蓋部材2dのボス部17aに対向する位置には、ボス部17bが形成されている。ボス部17bはマスターギア軸10の左端を支持する軸受16bを収納するためにリールボディ2aの内外方に突出して形成されている。ハンドル組立体1が装着された側と逆側のボス部(図3ではボス部17a)は、軸カバー19aにより閉塞されている。ハンドル組立体1が装着された側のボス部(図3ではボス部17b)は、孔あきカバー19bにより水の侵入が防止されている。軸カバー19a及び孔あきカバー19bは、図1に示すように、楕円形の部材であり、それぞれ2本のビス19cによりボス部に取り付けられる。なお、外方に突出していないボス部17aには、軸カバー19a及び孔あきカバー19bを面一に装着するための楕円形の窪み17cが形成されている。
【0027】
〔ロータ駆動機構の構成〕
ロータ駆動機構5は、ハンドル組立体1が回転不能に装着されたマスターギア11と、このマスターギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。
【0028】
マスターギア11は、マスターギア軸10と、マスターギア軸10と一体形成されたギア取付部11aと、ギア取付部11aに着脱自在に装着されたギア部材11bとを有している。
【0029】
マスターギア軸10はステンレス製の中空の部材であり、その両端は、軸受16a,16bを介してリールボディ2a及び蓋部材2dに回転自在に支持されている。軸受16a,16bは、内輪20aと外輪20bとボール20cとを有する転がり軸受であり、その軸方向外側には、軸受16a,16bの内輪20a及び外輪20bとマスターギア軸10の外周面とに接触した、たとえばNBR等の弾性体製のシールリング18a,18bがそれぞれ装着されている。
【0030】
シールリング18a,18bは、ワッシャ状の部材であり、軸受16a,16bの外側に形成されたシール装着空間18c,18dに密着して装着されている。シール装着空間18c,18dの内径(シールリング18a,18bの外径)は、軸受16a,16bの外径より小さい。また、軸方向長さは、シールリング18a,18bの厚みよりやや小さい。シールリング18a,18bの内周縁は、マスターギア軸10のシール面10e,10fに接触している。このシール面10e,10fの外径は、軸受装着面の外径(軸受16a,16bの内径)より小さい。
【0031】
軸受16a,16bの外輪20bの内側において、ボス部17a,17bにはビス18e,18fがねじ込まれている。シールリング18a,18bは、このビス18e,18fによりシール装着空間18c,18d内で外輪20bに押さえ込まれており、シール外周部分でのシールが可能になるとともにマスターギア軸10との共回りが防止されている。また、シール面10e,10fが軸受装着面より小径なため、シール面10e,10fが傷つきにくくなるとともに、ハンドル組立体1のねじ込みによる取付を繰り返すことによりマスターギア軸10の端面が膨れても、軸受16a,16b が抜けにくくなることがない。さらに、シール装着空間18c,18dが外輪20bより小径なため、軸受16a,16bに作用するスラスト力は、リールボディ2aや蓋部材2dで直接受けることができる。
【0032】
マスターギア軸10の中心部には、図5に示すように、右端(図5右側)から順に第1貫通孔10a、第1雌ネジ部10b、第2貫通孔10c及び左端に開口する第2雌ネジ部10dが軸方向に並べて同芯に形成されている。第1貫通孔10aの軸方向長さは、第2雌ネジ部10dの軸方向長さとほぼ同一長さで形成されている。第1貫通孔10a直径は、第2雌ネジ部10dより大径であり軸部7bの第2雄ネジ部8bが挿通可能なように形成されている。第1雌ネジ部10bは、軸部7bの第1雄ネジ部8aに螺合する右ネジである。その軸方向長さは、第1雄ネジ部8aよりわずかに長い。第2貫通孔10cの軸方向長さは、第1雌ネジ部10bの軸方向長さとほぼ同一長さで形成されている。第2貫通孔10cの直径は、第1雌ネジ部10bより大径であり第1雄ネジ部8aが挿通可能なように形成されている。第2雌ネジ部10dは、軸部7bの第2雄ネジ部8bに螺合する左ネジである。
【0033】
マスターギア軸10の外周面においてギア取付部11a形成位置には、対向して形成された平行な面取り部10gが形成されている。この面取り部10gに、ギア取付部11aがアウトサート成形により一体に形成されている。 ギア取付部11aは、ステンレス合金に一体成形しやすい亜鉛合金製となっている。ギア取付部11aは、マスターギア軸10に固着されたボス部11cと、ボス部11cの外周側に形成されたフランジ部11dとを有している。このフランジ部11dにギア部材11bが複数本のボルト13により着脱自在に装着されている。
【0034】
ギア部材11bは、軽量化を図るためにアルミニウム鍛造合金を用いた円板状の部材である。ギア部材11bは、フランジ部11dに回転不能に取り付けられた円板部11eと、円板部11eの外周側に設けられピニオンギア12に噛み合うフェースギア部11fとを有している。
【0035】
ピニオンギア12は、図2に示すように、筒状の部材であり前後方向に沿って配置されリールボディ2aに回転自在に装着されている。ピニオンギア12の前部12aはロータ3の中心部を貫通しており、この貫通部分でナット33によりロータ3と固定されている。ピニオンギア12は、軸方向の中間部と後端部とでそれぞれ軸受14a,14bを介してリールボディ2aに回転自在に支持されている。このピニオンギア12の内部をスプール軸15が貫通している。図6に示すように、ナット33とスプール軸15との間には、軸受35が装着されている。また、軸受35の前面に接触してナット33の内周面とスプール軸15の外周面との間には、軸シール34が装着されている。軸シール34は、スプール軸15とロータ3の先端部との間に両者に接触可能に設けられた弾性体製のシール部材である。ピニオンギア12は、マスターギア11に噛み合うとともにオシレーティング機構6にも噛み合っている。
【0036】
〔ロータの構成〕
ロータ3は、図2に示すように、ピニオンギア12に固定された円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第1及び第2ロータアーム31,32と、釣り糸をスプール4に案内するための釣り糸案内機構としてのベールアーム40とを有している。円筒部30と両ロータアーム31,32とは、たとえばアルミニウム合金製であり一体成形されている。円筒部30の先端中心部分が前述のようにナット33によりピニオンギア12の先端部に回転不能に固定されている。
【0037】
円筒部30の前部には前壁41が形成されており、前壁41の中心部には、ボス部42が形成されている。このボス部42の中心部にはピニオンギア12に回転不能に係止される貫通孔が形成されており、この貫通孔をピニオンギア12の前部12a及びスプール軸15が貫通している。
【0038】
ボス部42に隣接して円筒部30の内部には、前述した逆転防止機構50が配置されている。逆転防止機構50は、図2に示すように、ピニオンギア12に回転不能に装着された内輪51a(図6)が遊転するローラ形のワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ51を作動状態(逆転禁止状態)と非作動状態(逆転許可状態)とに切り換える切換機構52とを有している。
【0039】
内輪51aとロータ3のボス部42との間には、図6に示すように、ステンレス合金製の間隙部材43が介装されている。間隙部材43は、大径部43aと小径部43bとを有する段付きの薄肉円筒部材であり、大径部43aがボス部42の外周にはめ込まれ、小径部43bが内輪51aとピニオンギア12との間にはめ込まれている。そして大径部43aと小径部43bとをつなぐ円板部43cがボス部42と内輪51aの端面間に挟まれている。
【0040】
ワンウェイクラッチ51の前部には、リップ付きの軸シール85が装着されている。軸シール85の先端リップは、間隙部材43の大径部43aの外周面に接触している。ここで、間隙部材43の内周側は、円板部43cがボス部42と内輪51aとに挟まれているので、液体が侵入しにくい。したがって、間隙部材43の外周面をシールすれば、ワンウェイクラッチ51の隙間から内部に液体が侵入しにくくなる。ここで、間隙部材43を設けたのは、軸シール85を直接ボス部42に接触させると、ロータ3をピニオンギア12に固定するとき、ロータ3の芯出しを正確に行わなければ、軸シール85とのシール性が悪くなる。そこで、間隙部材43を装着して軸シール85との芯出しを予め行うことで、軸シール85のシール性能を安定させることができる。
【0041】
切換機構52は、図2及び図4に示すようにストッパ軸53を有している。ストッパ軸53は、リールボディ2aに非作動姿勢と作動姿勢との間で揺動自在に装着されている。ストッパ軸53は、図7に示すように、操作のためにリールボディ2aを貫通して後方に突出したストッパつまみ53aと、ストッパつまみ53aが固定された軸部53bと、軸部53bの先端に固定されたカム部53cとを有している。軸部53bのストッパつまみ53a装着部より内側には、Oリング86が介装されている。Oリング86は、ストッパ軸53から内部への液体の侵入を防止するために設けられている。カム部53cの先端は、ワンウェイクラッチ51に係合し、ストッパ軸53の揺動によりワンウェイクラッチ51を非作動状態と作動状態とに切り換えるように構成されている。
【0042】
〔オシレーティング機構の構成〕
オシレーティング機構6は、図7に示すように、スプール軸15の略直下方に平行に配置された螺軸21と、螺軸21に沿って前後方向に移動するスライダ22と、螺軸21の先端に固定された中間ギア23とを有している。螺軸21の後端は、リールボディ2aの後部に形成された支持孔(機構装着孔の一例)2gに軸受25を介して回転自在に支持されている。この支持孔2gは押さえ蓋88により塞がれており、押さえ蓋88とリールボディ2aとの隙間からの液体の侵入を防止するために、板状のシートパッキン87がリールボディ2aの後部に設けられている。シートパッキン87は、押さえ蓋88によりリールボディ2aの後部との間に挟まれており、押さえ蓋88をビス89によりリールボディ2aに装着することでリールボディ2aの後部に取り付けられている。なお、リールボディ2aの後部は、保護カバー90により覆われている。
【0043】
スライダ22は、螺軸21と平行に配置された2本のガイド軸24に移動自在に支持されている。スライダ22にはスプール軸15の後端が回転不能に固定されている。中間ギア23は、ピニオンギア12に噛み合っている。
【0044】
〔スプールの構成〕
スプール4は、図2に示すように、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端部にスプール4の中心部がドラグ機構60を介して連結されている。スプール4は、外周に釣り糸が巻かれる糸巻き胴部4aと、糸巻き胴部4aの後部に一体で形成されたスカート部4bと、糸巻き胴部4aの前端に固定されたフランジ板4cとを有している。糸巻き胴部4aは、円筒状の部材であり、外周面はスプール軸15と平行な周面で構成されている。糸巻き胴部4aは、図6に示すように、2つの軸受56,57によりスプール軸15に回転自在に装着されている。
【0045】
スカート部4bは、糸巻き胴部4aの後端部から径方向に拡がった後に後方に延びる有底円筒部材であり、糸巻き胴部4aとの接続部分の近傍には、巻き初めの釣り糸を通過させるための糸通し孔93が形成されている。スカート部4bの裏面の糸通し孔93の外周側には、釣り糸の端部を結び付けるための糸止め突起92が設けられている。この糸止め突起92に釣り糸の端部を結び付けることにより、釣り糸の巻き初めの結び目がスプール4の糸巻き胴部4aに生じなくなる。このため、細い釣り糸を巻き付けても結び目部分で釣り糸が膨らまなくなり、釣り糸をスプール4に整然と巻き付けることができる。この結果、スプール4からの糸繰り出し時に異音が生じにくくなり、繰り出しフィーリングが向上する。
【0046】
フランジ板4cは、外周側が前方に傾斜したリング状の部材であり、糸巻き胴部4aの内周面にネジ止めされたスプールリングカラー55により糸巻き胴部4aに固定されている。
【0047】
スプール4は、スプール軸15に装着された位置決めワッシャ54に当接して位置決めされている。位置決めワッシャ54と、軸受57との間には、軸受57の内輪と外輪とスプール4の軸受装着部分とに接触して弾性体製のシールリング91が装着されている。シールリング91は、ワッシャ状の部材であり、スプール4の後部からドラグ機構60に液体が侵入するのを防止するために設けられている。
【0048】
〔ドラグ機構の構成〕
ドラグ機構60は、スプール4とスプール軸15との間に装着されスプール4にドラグ力を作用させるための機構である。ドラグ機構60は、図6に示すように、ドラグ力を手で調整するためのつまみ部61と、つまみ部61によりスプール4側に押圧される複数枚のディスクからなる摩擦部62とを有している。
【0049】
つまみ部61は、スプール軸15に回転不能かつ軸方向移動自在に設けられた第1部材63と、第1部材63の軸方向前方に配置されスプール軸15に螺合する第2部材64と、第1部材63と第2部材64との間に装着された発音機構65とを有している。
【0050】
第1部材63は、円筒部63aと円筒部63aより大径のリング状の鍔部63bとを有する鍔付き円筒状の部材である。円筒部63aの内周部には、スプール軸15に回転不能に係止する小判形状の係止孔66が形成されている。第1部材63の円筒部63aの後端面が摩擦部62に当接する。第1部材63の円筒部63aとスプールリングカラー55の内周面との間には、外部から摩擦部62側への液体の侵入を防止するためのシール板71が装着されている。シール板71は、たとえば、ステンレス製のリング部材の周囲にNBR製の皿状の弾性部材をアウトサート成形して得られたシール部材であり、外周部にリップを有している。シール板71は、スナップリング79により図6左方に付勢されている。シール板71の図6左側面には、リング状の突起部71cが形成されている。この突起部71cは、後述するカバー部材68に当接して内周側への液体の侵入を防止している。
【0051】
第2部材64は、第1部材63と対向しかつ第1部材63と相対回動自在に設られている。第2部材64は、第1部材63のスプール軸15方向前方に並べて配置されたつまみ本体67と、つまみ本体67の外周部に先端が固定され第1部材63を内部に相対回動自在に収納するカバー部材68とを有している。
【0052】
つまみ本体67は円盤状の部材であり、前面に前方に突出した略台形状のつまみ67aが形成されている。つまみ本体67の内部には、スプール軸15の先端に螺合するナット69が回転不能かつ軸方向移動自在に装着されている。また、第1部材63とナット69との間においてスプール軸15の外周にはコイルばね70が圧縮状態で配置されている。
【0053】
カバー部材68は、有底筒状の部材であり、その底部を第1部材63の円筒部63aが貫通している。また、底部にシール板71の突起部71cが当接している。カバー部材68の筒部68aは、つまみ本体67の外周面にネジ止めされている。
【0054】
カバー部材68の底部68bと第1部材63の円筒部63aの後端面との間には、ワッシャ状のシールリング72が装着されている。また、カバー部材68の筒部68aの先端部とつまみ本体67との間にはOリング73が装着されている。これらのシールリング72及びOリング73は、いずれもたとえばNBR製の弾性部材であり、第1部材63と第2部材64のつまみ本体67との隙間から内部に液体が侵入するのを防止するために設けられている。この隙間から液体が侵入すると、たとえシール板71を設けても、第1部材63とスプール軸15との隙間を通って摩擦部62まで水が侵入し、摩擦部62が濡れてドラグ力が変動することがある。
【0055】
摩擦部62は、第1部材63に接触する第1ディスク101と、第1ディスク101にフェルト部材を挟んで接触する第2ディスク102と、第2ディスク102とフェルト部材を挟んで接触するドラグ発音機構103とを有している。第1ディスク101は内周部がスプール軸15に係止され、スプール軸15とともに回転する。第2ディスク102は、外周部がスプール4に係止され、スプール4とともに回転する。ドラグ発音機構103は、スプール軸15とスプール4との相対回動時、つまりドラグ作動時に発音する。
【0056】
〔リールの操作及び動作〕
このスピニングリールでは、キャスティング時等の糸繰り出し時にはベールアーム40を糸開放姿勢に倒す。この結果、釣り糸は仕掛けの自重によりスプール4の先端側から順に繰り出される。
【0057】
糸巻取時には、ベールアーム40を糸巻取姿勢側に戻す。これは、ハンドル組立体1を糸巻取方向に回転させると、図示しないベール反転機構の働きにより自動的に行われる。ハンドル組立体1の回転力は、マスターギア軸10及びマスターギア11を介してピニオンギア12に伝達される。ピニオンギア12に伝達された回転力は、その前部からロータ3に伝達されるとともにピニオンギア12に噛み合う中間ギア23によりオシレーティング機構6に伝達される。この結果、ロータ3が糸巻取方向に回転するとともにスプール4が前後に往復移動する。
【0058】
釣りを行っているときに、波などがリールにかかってリールが濡れることがある。この場合にも、シール板71やシールリング72やOリング73がドラグ機構60に装着されているとともにスプール4にシールリング91が装着されているので、摩擦部62に前部や後部から水が侵入しにくい。このため、一度ドラグ力を調整すれば、水濡れによりドラグ力が変動することが少ない。
【0059】
また、リールボディ2aと移動部材や固定部材や構成部材との隙間にシールリング18a,18b、軸シール34,液体ガスケット80、防水シール81、シールリング82、軸シール85、Oリング86、シール板87等のシール部材が設けられているので、内部の機構装着空間内への液体の侵入を防止することができる。このため、内部に海水等が入りにくくなり、塩の結晶がギアやガイド部分や軸受内部等で析出しにくくなる。したがって、粘度が高いグリースを内部に塗る必要がなくなり、ギアや転動体等の間に析出体が挟まりにくくなくなり、回転フィーリングの低下を抑えることができる。
【0060】
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、フロントドラグ型のスピニングリールを例に説明したが、リアドラグ型のスピニングリールやドラグを有さないスピニングリールやレバードラグ型のスピニングリール等の全てのスピニングリールの防水構造
に本発明は適用できる。
【0061】
(b) 前記実施形態では、マスターギア軸等の移動部材に加えて構成部材や固定部材にもシール部材を配置したが、いずれかにシール部材を配置してもよい。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、移動部材や固定部材とリール本体との隙間から液体が機構収納空間に侵入しにくくなるので、低粘度のグリースを用いることができる。このため、グリースによる抵抗が小さくなりハンドルの巻き上げ効率をより向上させることができる。また、液体が機構収納空間に侵入しにくくなるので、液体が乾いたときに発生する析出体が少なくなりギアや転動体等の間に析出体が挟まりにくくなくなり、回転フィーリングの低下を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を採用したスピニングリールの右側面図。
【図2】 その左側面断面図。
【図3】 その背面断面図。
【図4】 リール本体の分解斜視図。
【図5】 マスターギアの断面拡大図。
【図6】 リール前部の断面拡大図。
【図7】 リール後部の断面拡大図。
【符号の説明】
1 ハンドル組立体
2 リール本体
2a リールボディ
2c 開口
2d 蓋部材
2e 第1フランジ部
2f 第2フランジ部
3 ロータ
15 スプール軸
16a,16b,35 軸受
18a,18b シールリング
20a 内輪
20b 外輪
20c ボール
34 軸シール
50 逆転防止機構
51 ワンウェイクラッチ
52 操作機構
53 ストッパ軸
80 液体ガスケット
81 防水シール
82 シールリング、
85 軸シール、
86 Oリング
87 シートパッキン
88 押さえ蓋

Claims (4)

  1. スピニングリールのリール本体内部に形成された機構収納空間への液体の侵入を防止するためのスピニングリールの防水構造であって、
    前記リール本体の内部から外部に突出する移動部材の周囲に前記移動部材と前記リール本体又は前記リール本体に固定された固定部材とに接触可能に設けられたシール部材を備え、
    前記シール部材は、前記移動部材である前記スピニングリールのマスターギア軸の両端部を軸支する1対の軸受それぞれの外側に前記マスターギア軸とリール本体と軸受とに接触して配置され、
    前記軸受は、前記リール本体に装着された外輪と、前記マスターギア軸に装着された内輪と、前記外輪と内輪とに挟持され転動する転動体とを有する転がり軸受であり、
    前記マスターギア軸の前記シール部材の接触部分は前記内輪装着部分より小径である、スピニングリールの防水構造。
  2. 前記シール部材は弾性体製の部材である、請求項に記載のスピニングリールの防水構造。
  3. 前記マスターギア軸の両端には、ハンドルが装着されるネジ穴が形成されている、請求項又はに記載のスピニングリールの防水構造。
  4. 前記シール部材は、前記軸受の外輪の軸方向の力を受ける前記リール本体又は前記リール本体に固定された蓋部材により前記軸受の外輪との間に挟まれて固定されている、請求項からのいずれかに記載のスピニングリールの防水構造。
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