JPH0425977Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は釣用リール、詳しくは、釣糸を巻装す
るスプールをスプール軸を介してリールボデイに
回転可能に支持して成る釣用リールに関する。

（従来の技術） 従来、釣用の両軸受リールとして、１対のサイ
ドフレームを備えたリールボデイの前記各サイド
フレームに内室を設けて、一方のサイドフレーム
の内室に、前記スプールの一端面と対向するドラ
ツグワツシヤとドラツグデイスクとをもつたドラ
ツグ機構を設け、前記スプールとドラツグデイス
クとの一方を軸方向に移動させて前記ドラツグ機
構を作動、非作動に制御するように成す一方、ハ
ンドルの回転による駆動力を、前記ドラツグ機構
を介して前記スプールに伝える如く成した両軸受
リールが知られている。

所で、本考案出願人は、先に、前記ドラツグワ
ツシヤの軸方向外側を覆い、かつ、中心部に前記
スプール軸を挿通する貫通孔をもつカバー部をも
つたシールカバーを前記スプールに取付けて、魚
釣時、スプールのフランジ外周面を伝つてサイド
フレームの内室に侵入した侵入水がドラツグワツ
シヤにかゝるのを防止する如く成したリールを提
案した（実願昭59−165943号、実公平３−28776
号公報）。

（考案が解決しようとする問題点） 所が、このリールによると、前記シールカバー
の貫通孔内周面と前記スプール軸側の外周面との
間に環状の隙間があるため、前記サイドフレーム
の内室に侵入した水が、前記隙間から前記シール
カバー内に侵入して、前記ドラツグワツシヤに付
着することがあつた。

所で、前記隙間をシール材で閉鎖すれば、水の
前記シールカバー内への侵入を防ぐことができる
のであるが、この場合、前記シール材のリツプ部
を、シールカバーの貫通孔内周面又は前記スプー
ル軸側の外周面と常時接触させる必要があり、こ
のためドラツグ機構の非作動時、つまり前記スプ
ールのフリー回転時においてもシール材が接触し
て、前記スプールの前記シール材による回転抵抗
が大きくなり、この結果、前記ドラツグ機構を非
作動にして前記スプールをフリー回転させるとき
の回転性に問題がある。

本考案の目的は、前記シールカバーの貫通孔内
周面とスプール軸側の外周面との間の隙間をシー
ル材でシールする構造であり乍ら、ドラツグ機構
を非作動にしてスプールをフリー回転させるとき
の該スプールの回転性を良好にできるようにする
ものである。

（問題点を解決するための手段） しかして、本考案は、リールボデイＡにスプー
ル軸４を介してスプール５を回転可能に支持する
と共に、このスプール５の一端面に対向するドラ
ツグワツシヤ６１とドラツグデイスク６２とをも
つたドラツグ機構６を設け、前記スプール５とド
ラツグデイスク６２との一方を軸方向に移動させ
て前記ドラツグ機構６を作動、非作動に制御する
ようにした釣用リールであつて、前記ドラツグワ
ツシヤ６１の軸方向外側を覆い、かつ、中心部に
前記スプール軸４を挿通する貫通孔９１ａをもつ
カバー部９１をもつたシールカバー９を前記スプ
ール５に取付ける一方、前記貫通孔９１ａの内周
面と前記スプール軸４側の外周面との一方に、環
状シール材１０の内周側と外周側との一方を取付
け、他方に、前記シール材１０の内周側と外周側
との他方に対向すると共に径方向の段差をもち、
前記ドラツグ機構６の非作動時前記スプール５の
前記シール材１０による回転抵抗を小さくし、前
記ドラツグ機構６の作動時前記スプール５のシー
ル材１０による回転抵抗を大とする回転抵抗の変
更手段を設けたものである。

尚、本考案において、前記スプール軸４側の外
周面とは、前記貫通孔９１ａの内周面に対し中心
側に位置し、前記シールカバー９１と相対回転す
る部材の外周面を云うのであつて、固定状にある
スプール軸４又は回転するスプール軸４の外周面
は勿論のこと、前記スプール軸４の外周りに套嵌
する部材の外周面をも含むものである。

（作用） ドラツグ機構６が非作動となつているとき、前
記回転抵抗の変更手段により、スプール５のシー
ル材１０による回転抵抗が小さくなつて、前記ス
プール５のフリー回転時における回転性を良好に
できるのであり、又、スプール５とドラツグデイ
スク６２との一方を軸方向に移動し、ドラツグ機
構６が作動するようにしたとき、前記回転抵抗の
変更手段により、前記スプール５のシール材１０
による回転抵抗が大となつているが、この場合、
前記スプール軸４側とシール材１０とが一体にな
つたり、また、一体にならなくとも、つまり相対
回転が生ずる場合でも、ハンドルの回転操作で前
記スプール５を強制的に回転させることができる
ので、前記シール材１０による問題はなく、十分
なシール性が得られるのである。

（実施例） 図示したリールは両軸受リールであつて、Ａは
所定間隔を置いて相対向する１対の第１、第２サ
イドフレーム１，２と、これらサイドフレーム
１，２を連続する複数個の連結体３とから成るリ
ールボデイであつて、このリールボデイＡのサイ
ドフレーム１，２間にスプール軸４を軸方向に変
位可能に支持し、該スプール軸４の中央部に円筒
状の胴部５１と該胴部５１の長さ方向両端から半
径方向外方に向つて突出する１対の第１、第２フ
ランジ５２，５３とから成るスプール５を、前記
スプール軸４に対し相対移動可能な１対の軸受
G₁，G₂を介して回転自由に支持するのであり、
又、前記リールボデイＡにおける釣竿への装着側
底面に取付脚Ｂを設けるのである。

前記サイドフレーム１，２には、前記スプール
５のフランジ外周面と対向する円環部１１，２１
をもつた内室１２，２２を設けて、前記スプール
５に巻装する釣糸が、前記第１、第２フランジ５
２，５３の外周面と円環部１１，２１との間の隙
間から前記内室１２，２２内に侵入するのを防ぐ
ようにする一方、前記内室１２，２２のうち、第
１サイドフレーム１の内室１２に、前記スプール
５の第１フランジ５２側端面と対向するドラツグ
ワツシヤ６１及びドラツグデイスク６２をもつた
ドラツグ機構６を設け、ハンドル７の回転による
駆動力を、前記ドラツグ機構６を介して前記スプ
ール５に伝える如く成している。

又、前記第１サイドフレーム１内には、前記ス
プール軸４の外周に挿嵌し、軸受Ｇを介して前記
第１サイドフレーム１及びスプール軸４に対し回
転自由に支持するピニオンギヤ８１と、該ピニオ
ンギヤ８１に噛合うマスターギヤ８２とをもつた
駆動機構８を設けると共に、前記第１サイドフレ
ーム１に、筒状の支持軸８０を介して駆動軸８３
を回転自由に支持し、該駆動軸８３の第１サイド
フレーム１内への突入端に、前記マスターギヤ８
２を支持し、又、第１サイドフレーム１外側への
突出端に前記ハンドル７を固定し、該ハンドル７
の回転による駆動力を、前記マスターギヤ８２、
ピニオンギヤ８１、ドラツグデイスク６２及びド
ラツグワツシヤ６１を介してスプール５に伝達
し、該スプール５を駆動するようにしており、
又、前記スプール軸４の一端を前記第１サイドフ
レーム１の外方に突出させて、該突出部外周に、
前記スプール軸４の軸方向への変位を操作するド
ラツグレバー２０を相対可転のみ可能に支持する
と共に、前記突出端部の軸端に前記ドラツグレバ
ー２０の取付体３０を取付け、これらドラツグレ
バー２０と取付体３０との間に、周方向に向かつ
て軸方向に変位するカム面をもつた１対の第１、
第２カム体３１，３２を設けて、前記ドラツグレ
バー２０の回転操作により前記取付体３０側の第
２カム体３２をドラツグレバー２０側の第１カム
体３１に対し軸方向に離反させて、前記スプール
軸４を第１図矢印方向に変位させると共に、この
スプール軸４の動きを、板ばね３３及び軸受G₂
を介してスプール５に伝え、該スプール５を前記
スプール軸４と共に第１サイドフレーム１側に変
位させて、前記ドラツグワツシヤ６１をドラツグ
デイスク６２に圧接し、この圧接による制動力に
よりスプール５のフリー回転に所定の抵抗を与え
るようにしている。

又、前記ドラツグワツシヤ６１は、主として薄
肉のフエノール樹脂板或いは薄肉金属板などの耐
熱性及び可撓性をもつた基材の両側面に、綿、麻
などの耐熱性繊維の織布を接着して形成してい
る。

又、前記ドラツグデイスク６２は、前記スプー
ル軸４に対し軸方向移動不能で、かつ、回転自由
に支持する回転筒７０に保持するのであつて、前
記ドラツグデイスク６２の内周面に凹凸条６２ａ
を設けると共に、前記回転筒７０の一端部外周
に、前記凹凸条６２ａに嵌合する凹凸条７０ａ
と、該凹凸条７０ａを横切る環状溝７０ｂとを設
けて、前記ドラツグデイスク６２を前記凹凸条７
０ａ部分に嵌合して回転筒７０との相対回転を阻
止すると共に、前記環状溝７０ｂに止め輪７１を
嵌めて、ドラツグデイスク６２の軸方向内方への
移動を阻止し、かつ、このドラツグデイスク６２
の外側面と前記回転筒７０の中間部に設ける径大
部７０ｃとの間に板ばねから成る弾性体７２を介
装し、この弾性体７２により前記ドラツグデイス
ク６２の軸方向外方への移動を阻止している。

又、前記回転筒７０の一端は、軸受Ｇを介して
前記スプール軸４に回転自由に支持し、又、他端
は、前記ピニオンギヤ８１の端部に相対回転不能
に嵌合している。

しかして、第１〜２図に示した実施例では、前
記ドラツグワツシヤ６１及びドラツグデイスク６
２の軸方向外側を覆い、かつ、中心部に前記スプ
ール軸４を挿通する貫通孔９１ａをもつ円板状の
カバー部９１をもつたシールカバー９を前記スプ
ール５に取付けると共に、前記貫通孔９１ａの内
周面に、環状シール材１０の外周面を取付ける一
方、前記スプール軸４側の外周面に、前記シール
材１０の内周面に対向すると共に径方向の段差を
もち、前記ドラツグ機構６の非作動時前記スプー
ル５の前記シール材１０による回転抵抗を小さく
し、前記ドラツグ機構６の作動時前記スプール５
のシール材１０による回転抵抗を大とする回転抵
抗の変更手段を設けたのである。

以上の構成において、前記シールカバー９は、
主として合成樹脂により形成するのであつて、前
記カバー部９１と、該カバー部９１の外周部から
軸方向内方に突出し、かつ、外周面にねじをもつ
た取付筒部９２とから成り、この取付筒部９２
を、前記第１フランジ５２の外周部に螺着してい
る。又、前記貫通孔９１ａの内側端面には、中心
に向つて突出する環状の鍔を設けている。

又、前記シール材１０は、外周部に厚肉の基部
１０ａをもち、内周部に薄肉の弾性変形可能なリ
ツプ部１０ｂをもつた環状に形成して、前記基部
１０ａを前記貫通孔９１ａの内周面に嵌合してい
る。尚、前記リツプ部１０ｂは、図示した如く前
記シールカバー９に対し軸方向外方に指向させる
のが好ましいのであり、又、前記基部１０ａに
は、図示した如く鍔付きの金属環１０ｃを嵌合す
るのが好ましい。又、前記シール材１０は、主と
してゴムにより形成するのであるが、他の材料で
形成してもよいのであり、又、Ｏリングを用いて
もよいのである。

又、前記変更手段は、外周面に小径部４１と大
径部４２とを傾斜段部４３を介して連続的に設け
たスリーブ４０を用い、このスリーブ４０を、そ
の小径部４１が軸方向内方位置で、大径部４２が
軸方向外方位置となるように前記回転筒７０の外
周に嵌合して、第１図の如く前記ドラツグ機構６
が非作動になつているとき、前記リツプ部１０ｂ
が弾性変形することなく前記小径部４１とごく僅
かに接触するか、又は全く接触しないようにし、
又、前記スプール５が軸方向外方に移動し、前記
ドラツグ機構６が作動するとき、前記リツプ部１
０ｂが前記大径部４２に乗り上つて弾性変形し、
前記大径部４２と接触してシール性を高め、つま
り、前記貫通孔９１ａの内周面と前記スリーブ４
０の外周面との隙間Ｋが閉鎖されるようにしてい
る。

又、前記スリーブ４０の外周面には、グリスな
どの粘性潤滑油を塗布して前記シール材１０によ
る前記スプール５の回転性の低下を小さくするの
が好ましい。

尚、図中３４は前記軸受G₁，Ｇ間に介装して、
前記スプール軸４及びスプール５を第２サイドフ
レーム２側に復動させる戻しばねである。

本考案は以上の如く構成するもので、スプール
５に巻装した釣糸を海、川などの水中に投擲する
場合、ドラツグ機構６を第１図の如く非作動に
し、前記スプール５をフリー回転させるのであつ
て、この場合、前記シール材１０のリツプ部１０
ｂは、スリーブ４０の小径部４１とごく僅かに接
触するか、又は全く接触せずに、スプール５のシ
ール材１０による回転抵抗が小さくなつているた
め、前記スプール５の回転性を非常に良好にでき
るのである。従つて、スプール５をフリー回転さ
せて投擲する釣糸の投擲距離を大きくできるので
ある。

又、前記スプール５から引出した釣糸を前記ス
プール５に巻装する場合、ドラツグレバー２０の
操作により、スプール５を軸方向に移動し、前記
ドラツグ機構６を作動させて、ハンドル７の回転
操作により前記スプール５を強制的に回転させる
のであり、又、魚釣後、釣用リールの表面を水で
洗う場合も、前記ドラツグ機構６を作動させてス
プール５のフリー回転を阻止し、該スプール５に
巻装した釣糸が解けるのを防ぐのである。

しかして、前記ドラツグ機構６の作動時、前記
シール材１０のリツプ部１０ｂは、スリーブ４０
の大径部４２と接触してシール性を高めているた
め、釣糸に付着した水が前記釣糸から離れて、前
記スプールにおける第１フランジ５２の外周面を
伝つて前記内室１２内に侵入したり、或いは前記
リールの表面を洗つた水の一部が前記第１フラン
ジ５２の外周面を伝つて前記内室１２内に侵入し
ても、この侵入水が前記隙間Ｋから前記シールカ
バー９内に侵入するのを前記シール材１０によつ
て確実に防ぐことができるのである。従つて、前
記シールカバー９内の前記ドラツグワツシヤ６１
が濡れるのを確実に防ぐことができるのである。
尚、前記リツプ部１０ｂを第１図の如くシールカ
バー９の軸方向外方に指向させることにより、前
記リツプ部１０ｂが前記大径部４２と接触したと
きにおけるシール性をより一層高めることができ
るのである。

所で、前記シール材１０のリツプ部１０ｂをス
リーブ４０の大径部４２に接触させてシール性を
高くすると、前記スプール５の回転性は悪くなる
のであるが、図示した実施例では、前記ドラツグ
機構６を作動させて釣糸をスプール５に巻取つて
いるとき、前記回転筒７０とシールカバー９とは
一体になつて回転するため、前記リツプ部１０ｂ
が大径部４２に接触してもスプール５の駆動回転
が重くなることはないのである。

尚、以上説明した実施例では、シールカバー９
にシール材１０を支持し、回転抵抗の変更手段を
スプール軸側の回転筒７０に支持したが、その反
対であつてもよい。

又、前記スプール５のシール材１０による回転
抵抗を変更する手段として、スリーブ４０を用い
たが、その他、例えば前記回転筒７０の外周に、
前記小径部４１及び大径部４２を直接設けてもよ
いのであつて、変更手段の構成は特に限定される
ものでない。

又、以上の実施例では、スプール５をドラツグ
デイスク６２に対し移動させてドラツグ機構６を
作動させる如く成したリールについて説明した
が、その他、前記ドラツグデイスク６２側をスプ
ール５に対し移動させてドラツグ機構６を作動さ
せる如く成してもよいのである。

又、前記ドラツグワツシヤ６１は、実施例の如
くスプール５に支持する他、前記ドラツグデイス
ク６２側に支持してもよいのである。

（考案の効果） 以上の如く本考案は、スプール５の一端面に対
向するドラツグワツシヤ６１の軸方向外側を覆
い、かつ、中心部にスプール軸４を挿通する貫通
孔９１ａをもつカバー部９１をもつたシールカバ
ー９を前記スプール５に取付ける一方、前記貫通
孔９１ａの内周面と前記スプール軸４側の外周面
との一方に、環状シール材１０の内周側と外周側
との一方を取付け、他方に、前記シール材１０の
内周側と外周側との他方に対向すると共に径方向
の段差をもち、前記ドラツグ機構６の非作動時前
記スプール５の前記シール材１０による回転抵抗
を小さくし、前記ドラツグ機構６の作動時前記ス
プール５のシール材１０による回転抵抗を大とす
る回転抵抗の変更手段を設けたから、ドラツグ機
構６を作動させて着水した釣糸をスプール５に巻
取つている場合、或いはドラツグ機構６を作動さ
せて釣用リールの表面を水洗する場合など、水が
スプール５のフランジ外周面を伝つてリールボデ
イＡ内に侵入することがあつても、この侵入水が
前記貫通孔９１ａの内周面とスプール軸４側の外
周面との間の隙間から前記シールカバー１０内に
侵入するのを前記シール材１０で阻止することが
できるため、前記ドラツグワツシヤ６１が濡れる
のを防ぐことができるのであり、しかも、ドラツ
グ機構６を非作動とし、スプール５をフリー回転
させるときは、前記シール材１０による影響が小
さく、前記スプール５の回転性を良好にできるの
で、釣糸の投擲距離を大きくできるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案リールの一実施例を示す拡大断
面図、第２図はドラツグ機構が作動する状態の説
明図である。 Ａ……リールボデイ、４……スプール軸、５…
…スプール、６……ドラツグ機構、６１……ドラ
ツグワツシヤ、６２……ドラツグデイスク、９…
…シールカバー、９１……カバー部、９１ａ……
貫通孔、１０……シール材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. リールボデイＡにスプール軸４を介してスプー
   ル５を回転可能に支持すると共に、このスプール
   ５の一端面に対向するドラツグワツシヤ６１とド
   ラツグデイスク６２とをもつたドラツグ機構６を
   設け、前記スプール５とドラツグデイスク６２と
   の一方を軸方向に移動させて前記ドラツグ機構６
   を作動、非作動に制御するようにした釣用リール
   であつて、前記ドラツグワツシヤ６１の軸方向外
   側を覆い、かつ、中心部に前記スプール軸４を挿
   通する貫通孔９１ａをもつカバー部９１をもつた
   シールカバー９を前記スプール５に取付ける一
   方、前記貫通孔９１ａの内周面と前記スプール軸
   ４側の外周面との一方に、環状シール材１０の内
   周側と外周側との一方を取付け、他方に、前記シ
   ール材１０の内周側と外周側との他方に対向する
   と共に径方向の段差をもち、前記ドラツグ機構６
   の非作動時前記スプール５の前記シール材１０に
   よる回転抵抗を小さくし、前記ドラツグ機構６の
   作動時前記スプール５のシール材１０による回転
   抵抗を大とする回転抵抗の変更手段を設けたこと
   を特徴とする釣用リール。