JPH0425971Y2 - - Google Patents

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JPH0425971Y2
JPH0425971Y2 JP1984165944U JP16594484U JPH0425971Y2 JP H0425971 Y2 JPH0425971 Y2 JP H0425971Y2 JP 1984165944 U JP1984165944 U JP 1984165944U JP 16594484 U JP16594484 U JP 16594484U JP H0425971 Y2 JPH0425971 Y2 JP H0425971Y2
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seal body
rotating frame
circumferential surface
inner cylinder
reel
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は釣用リール、詳しくは、リール本体の
前壁前方に円筒部をもつた回転枠を回転可能に支
持し、この回転枠の回転でスプールに釣糸を巻取
る如くした釣用リールに関する。
(従来の技術) 一般に、回転枠の回転でスプールに釣糸を巻取
る如くしたリールの場合、前記回転枠の円筒部開
口端と前記リール本体の前壁外周との間に、前記
回転枠をリール本体に対し円滑に回転させるため
の環状の隙間が設けられており、又、前記円筒部
内の内室には、逆転防止機構、軸受などが設けら
れている。
しかして、従来、実公昭57−8463号公報に記載
されている通り、前記リール本体の前壁に、前記
回転枠の円筒部内に突入する内筒を設けると共
に、この内筒の外周面に、前記円筒部に向つて突
出する環状のシール体を突設して、このシール体
により前記回転枠の円筒部開口端とリール本体の
前壁外周との間の環状隙間から前記円筒部と内筒
との間の環状空間に侵入した砂塵が前記内室に侵
入して、逆転防止機構などの内蔵品に付着するの
を防ぐごとく成したものが提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) 所で、前記シール体によるシール効果を高める
には、該シール体を前記回転枠の円筒部内周面に
接触させればよいのであるが、この場合、回転枠
の回転抵抗が増大する問題がある。又、シール体
による回転枠の回転抵抗の増大をなくするには、
該シール体を回転枠の円筒部内周面に接触させる
ことなく、該シール体と円筒部内周面との間に隙
間を設ければよいのであるが、この場合、シール
効果が悪くなり、砂塵が侵入し易くなる問題があ
る。
斯くの如くシール体を設けた場合におけるシー
ル効果の増大と、回転抵抗の増加防止とは裏腹に
関係にあるが、シール体は、そもそもシール効果
を高めるために設けるものであるから、このシー
ル体を、前記円筒部の内周面に軽く接触させて、
砂塵の侵入を防ぐのが最も好ましいのである。
所が、前記従来構造の場合、回転枠の回転中心
に対し径方向外方に大きく変位した大径部分にシ
ール体を設ける構造であるため、このシール体を
前記円筒部の内周面に接触させると、シール体と
円筒部との接触面積が非常に大きくなり、それだ
け回転枠の回転抵抗が大きくなる問題があつた。
本考案の目的は、シール体を接触させてシール
効果を高めた場合に回転枠の回転抵抗が増大する
問題点を解決しようとするもので、前記回転枠の
回転中心近くに設けられる筒状ボス部を利用し、
このボス部に、玉軸受を介してシール体を支持し
て、該シール体を前記回転枠に対し玉軸受を介し
て回転可能とすることにより、前記シール体を前
記内筒に接触させてシール効果を増大できなが
ら、しかもシール体が回転枠の回転に悪影響を与
えないようにしたものである。
(問題点を解決するための手段) しかして、本考案は、リール本体の前壁前方
に、筒状ボス部と、該ボス部より大径の円筒部と
をもつた回転枠の前記ボス部を回転可能に支持
し、この回転枠の回転でスプールに釣糸を巻取る
如くした釣用リールにおいて、前記リール本体
に、前記回転枠の円筒部内に突入する内筒を設け
ると共に、この内筒の内周面に対向する外周面を
もつた環状のシール体を前記内筒と別個に形成し
て、該シール体の内周面を前記回転枠のボス部
に、玉軸受を介して回転可能に支持し、該シール
体の外周面を前記内筒の内周面に対向させたもの
である。
(作用) シール体は、内筒とは別個に形成されており、
しかも、内筒に固定することなく、回転枠のボス
部に支持するようにしているから、シール体を前
記内筒とボス部との間に介装して組付ける場合、
前記回転枠をリール本体の前壁前方に組付ける前
に、前記シール体を予め回転枠に組込んでおくこ
とができ、従つて、前記シール体の組付けを容易
にすることができるのである。また、シール体
は、回転半径の小さい内周面を玉軸受を介して前
記回転枠のボス部に支持しているから、このシー
ル体の外周面が内筒の内周面に接触して回転枠が
回転しても、回転枠の回転抵抗を最小にできるの
であり、従つて、シール体が対向する内筒内周面
との間シール隙間を最小にできるから、回転枠の
回転に影響を与えることなくシール効果を増大で
きるのである。又、玉軸受を介して内周面を支持
したシール体は、その外周面を内筒の内周面に対
向させているから、シール体の外周面が内筒の内
周面に接触していないとき、シール体を回転枠と
共回いさせることができて、前記玉軸受の回転抵
抗も回避できるのであり、従つて、回転枠のシー
ル体による回転抵抗をなくし得るのであつて、シ
ール体が回転枠の悪影響を与えないのであり、全
体として最小の回転抵抗で最大のシール効果が得
られるのである。
(実施例) 以下本考案リールの実施例を図面に基づいて説
明する。
図示したリールは、釣竿への取付脚をもつリー
ル本体1の前壁11前方にスプール2を配置し、
このスプール2と前記前壁11との間に回転枠3
を配置したスピニングリールであつて、前記前壁
11の中央部に設ける貫通孔に、軸受を介してピ
ニオンギヤ4をもつた筒状の駆動軸5を回転自由
に支持し、この駆動軸5の先端外周部に、前記回
転枠3を取付けると共に、前駆駆動軸5の軸孔
に、前記スプール2をもつたスプール軸6を前後
方向に移動自由に支持する一方、前記リール本体
1の側壁に、前記駆動軸5の軸心と直交する方向
に延びるハンドル軸7を回転自由に支持して、該
ハンドル軸7のリール本体1内部への突入部に、
前記ピニオンギヤ4を噛合うマスターギヤ(図示
せず)を設け、またリール本体1外部への突出部
にハンドル(図示せず)を設け、このハンドルの
回転操作により、前記駆動軸5を駆動し、前記回
転枠3を回転させると共に、前記スプール2を往
復動機構(図示せず)を介して前後方向に移動さ
せ、前記回転枠に支持するベールアームにより釣
糸を前記スプール2に案内し、該スプール2に前
記釣糸を巻取る如く成している。
又、前記回転枠3は、前記駆動軸5に嵌合する
軸孔をもつた筒状ボス部31と該ボス部31の軸
方向一端から径方向外方に延びて前記前壁11に
対向する円板部32と該円板部32の外周部から
前記前壁11に向つて軸方向に延びる円筒部33
と該円筒部33の端部から外方に延びる1対の支
持腕34,35とから成り、この回転枠3の円筒
部33開口端内周面と前記リール本体1の前壁1
1外周面との間に、前記回転枠3を円滑に回転さ
せるたための環状の隙間Aを設けている。又、前
記回転枠3には、前記円板部32の外周部から前
記円筒部33と反対方向に延びる延長筒部36を
設けている。
又、前記円筒部33内の内室10には逆転防止
ギヤ20と該ギヤに咬合する逆転防止爪(図示せ
ず)とから成る逆転防止機構を設けている。
しかして、図に示す如く前記リール本体1の前
壁11に、前記回転枠3の円筒部33内に突入す
る内筒12を設けて、これら円筒部33と内筒1
2との間に環状空間Bを形成すると共に、前記内
筒12の内周面に対向する外周面をもつた環状の
シール体8を前記内筒12と別個に形成して、該
シール体8の内周面を前記回転枠3のボス部31
に、インナーとアウター及び多数の転動体とから
成る玉軸受を介して回転自由に支持し、該シール
体8の外周面を前記内筒12の内周面に対向させ
たのである。
前記玉軸受9は、そのインナーを前記ボス部3
1の外周に嵌合し、アウターの外周に前記シール
体8の内周面を嵌合するのである。又、前記玉軸
受は、防水形のものを用いるのである。
又、前記シール体8は、図の如くその外周を尖
らせるのであるが、その他、平坦面にしてもよい
のである。又、このシール体8は、前記内筒12
の内周面に軽く接触させる他、非接触にして前記
内筒12の内周面との間に僅少隙間があるように
してもよい。尚、前記シール体8の外周面を内筒
12の内周面に接触させる場合、シール体8の内
筒12側の回転抵抗を、前記ボス部31側の回転
抵抗より大きくして、回転枠3の回転時、ボス部
31とシール体8との間に相対回転が生じるよう
にするのが好ましい。
又、前記回転枠3の例えば円板部32には、前
記環状空間Bに連通する排出孔(図示せず)を少
なくとも1個設けて、前記環状空間B及び外室D
に侵入する砂塵を前記円筒部33の外部に排出す
るのである。
しかして、以上の如く構成したリールを、例え
ば砂浜、岩場に置いたことにより回転枠3とリー
ル本体1との間の隙間Aから環状空間Bを経て円
板部32とシール体8との間の外室Dに砂塵が侵
入した場合、回転枠3のボス部31と内筒12と
の間にはシール体8があつて、このシール体8の
内周部は前記ボス部31に支持され、又、外周面
は前記内筒12に接触又は僅少間隔を置いて対向
しているため、前記侵入した砂塵は、前記シール
体8により前記内室10内への侵入が防止される
のである。従つて、前記内室10内の逆転防止機
構などの内蔵品を保護することができるのであ
る。又、前記侵入した砂塵は、前記外室Dに溜る
ことになるが、この場合、前記回転枠3の径方向
一側部を径方向に叩いて前記外室Dに溜つた砂塵
を回転枠3の径方向他側部に集めると共に、前記
環状空間Bを経て隙間Aから外部に排出するので
ある。
又、前記シール体8は、回転半径の小さいボス
部31に支持されているため、シール体8の回転
枠3に対する接触面積が少ないのであり、しか
も、このシール体8は、その内周面が玉軸受9を
介して支持されているため、回転枠3のシール体
8に対する回転抵抗が非常に小さいのである。従
つて、シール体8の外周面が内筒12に接触して
いても、このシール体8が回転枠に及ぼす影響は
小さいのであり、前記シール体8による回転枠3
の回転性の低下はないのである。
又、前記シール体8は、その外周面を内筒12
の内周面に対向させているから、シール体8の外
周面が内筒12の内周面に接触していないとき、
シール体8を回転枠3と共回いさせることができ
て、前記玉軸受9の回転抵抗も回避できるのであ
り、従つて、回転枠3のシール体8による回転抵
抗をなくし得るのであつて、シール体8が回転枠
3の回転に悪影響を与えないのであり、全体とし
て最小の回転抵抗で最大のシール効果が得られる
のである。
又、シール体8は、内筒12とは別個に形成
し、この内筒12に固定することなく回転枠3の
ボス部31に支持するようにしているから、シー
ル体8を前記内筒12とボス部31との間に介装
して組付ける場合、前記回転枠3をリール本体1
の前壁前方に組付ける前に、前記シール体8を予
め回転枠3に組込んでおくことができ、従つて、
前記シール体8の組付けを容易にすることができ
るのである。
(考案の効果) 以上の如く本考案によれば、シール体は、内筒
とは別個に形成し、しかも、内筒に固定するもの
でなく、回転枠のボス部に支持するようにしてい
るから、シール体を前記内筒とボス部との間に介
装して組付ける場合、前記回転枠をリール本体の
前壁前方に組付ける前に、前記シール体を予め回
転枠に組込んでおくことができ、従つて、前記シ
ール体の組付けを容易にすることができるのであ
る。しかも、シール体は、回転半径の小さい内周
面を玉軸受を介して前記回転枠のボス部に支持す
るから、このシール体の外周面が内筒の内周面に
接触して回転枠が回転しても、回転枠の回転抵抗
を最小にできるのであり、従つて、シール体が対
向する内筒内周面との間のシール隙間を最小にで
きるから、回転枠の回転に影響を与えることなく
シール効果を増大できるのである。又、玉軸受を
介して内周面を支持したシール体は、その外周面
を内筒の内周面に対向させているから、シール体
の外周面が内筒の内周面に接触していないとき、
シール体を回転枠と共回いさせることができて、
前記玉軸受の回転抵抗も回避できるのであり、従
つて、回転枠のシール体による回転抵抗をなくし
得るのであつて、シール体が回転枠の回転に悪影
響を与えないのであり、全体として最小の回転抵
抗で最大のシール効果が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案リールの一実施例を示す一部切
欠側面図、第2図は要部のみの拡大断面図であ
る。 1……リール本体、11……前壁、12……内
筒、2……スプール、3……回転枠、31……筒
状ボス部、33……円筒部、8……シール体、9
……軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リール本体の前壁前方に、筒状ボス部と、該ボ
    ス部より大径の円筒部とをもつた回転枠の前記ボ
    ス部を回転可能に支持し、この回転枠の回転でス
    プールに釣糸を巻取る如くした釣用リールにおい
    て、前記リール本体に、前記回転枠の円筒部内に
    突入する内筒を設けると共に、この内筒の内周面
    に対向する外周面をもつた環状のシール体を前記
    内筒と別個に形成して、該シール体の内周面を前
    記回転枠のボス部に、玉軸受を介して回転可能に
    支持し、該シール体の外周面を前記内筒の内周面
    に対向させていることを特徴とする釣用リール。
JP1984165944U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPH0425971Y2 (ja)

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JP1984165944U JPH0425971Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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JP1984165944U JPH0425971Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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JPS6180666U JPS6180666U (ja) 1986-05-29
JPH0425971Y2 true JPH0425971Y2 (ja) 1992-06-23

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JPH0753496Y2 (ja) * 1986-07-21 1995-12-13 リョービ株式会社 魚釣用スピニングリールの軸受機構
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JP4970147B2 (ja) * 2007-05-31 2012-07-04 グローブライド株式会社 魚釣用スピニングリール
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Family Cites Families (1)

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JPS5728627U (ja) * 1980-07-24 1982-02-15

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JPS6180666U (ja) 1986-05-29

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