JPH0520930Y2 - - Google Patents

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JPH0520930Y2
JPH0520930Y2 JP1211788U JP1211788U JPH0520930Y2 JP H0520930 Y2 JPH0520930 Y2 JP H0520930Y2 JP 1211788 U JP1211788 U JP 1211788U JP 1211788 U JP1211788 U JP 1211788U JP H0520930 Y2 JPH0520930 Y2 JP H0520930Y2
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magnetic fluid
diameter side
magnet
pole piece
magnetic
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は磁性流体シール装置に関する。
〔従来の技術とその解決しようとする課題〕
一般に、第7図に示す様に、相対的に回転する
軸部aと円筒部bとを備えたモータ等では、該軸
部aと円筒部bとの間に磁性流体シール装置cが
介装されるが、この場合、シール装置cは、中間
の平板環状磁石dと、該磁石dを両面から挾持す
る平板環状の一対のポールピースe,fと、該ポ
ールピースe,fの内周面と軸部aの外周面との
間隙部に充填される磁性流体gと、を備え、円筒
部bの内周面に環状磁石d及びポールピースe,
fが固着されていた。また、軸部aに対する円筒
部bの回転位置を検出するために、モータブラケ
ツトhに磁気センサiを付設すると共に、円筒部
bを有するハブjの下面にセンサ用マグネツトk
を付設していた。
しかして、上述の場合、別途センサ用マグネツ
トkを製造せねばならないと共に、ハブjにセン
サ用マグネツトkを付設するための凹所を形成し
て、該凹所に該マグネツトkを嵌合固着等せねば
ならず、その作業が面倒であり、製造コスト高と
なる問題点があつた。
そこで、本考案では、上述の如き従来の問題点
を解決して、簡単に取付けることができ、しか
も、この装置を取付ければ、センサ用マグネツト
を別途取付ける必要のない磁性流体シール装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の磁性流体
シール装置は、相対的に回転する軸部と円筒部と
の間に介装される磁性流体シール装置であつて、
環状磁石の内径側を第1ポールピース及び/又は
第2ポールピースにて挾持させると共に該第1・
第2ポールピースの内周面と軸部の外周面との間
の間隙部に磁性流体を充填させて、磁性シール部
を形成し、かつ、上記環状磁石の外径側を、磁気
センサに対面するセンサ用マグネツト部としたも
のである。
〔作用〕
上述の如く構成すれば、内径側が磁気シール部
とされ、外径側がセンサ用マグネツト部とされる
ので、この装置を軸部と円筒部との間に介装すれ
ば、別途センサ用マグネツトを付設する必要がな
く、この装置にて軸部に対する円筒体の回転位置
を検出することができる。
〔実施例〕
以下、実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図と第2図は、本考案に係る磁性流体シー
ル装置1が使用されたスピンドルモータを示し、
このモータは、モータブラケツト2に固着される
軸部3と、該軸部3に軸受4a,4bを介して回
転可能に支持されるハブ(つまり円筒部5)と該
円筒部5の内周面に付設されるロータマグネツト
6と、該軸部3に固着されるステータ7と、を備
え、モータブラケツト2と軸受4bとの間であつ
て、円筒部5の内周面と軸部3との間の間隔部
に、このシール装置1が介装される。
しかして、磁性流体シール装置1は、第2図と
第3図に示す様に、環状磁石8と、該環状磁石8
の内径側を挾持する第1・第2ポールピース9,
10と、該第1・第2ポールピース9,10の内
周面9a,10aと、軸部3の外周面3aとの間
の間隙部11,12に充填される磁性流体13,
13と、からなる。
即ち、環状磁石8は、外側面14内径側に凹周
溝15が形成され、内径側が外径側より肉厚寸法
を小として、内径側薄肉部16と外径側厚肉部1
7を形成している。そして、外径側厚肉部17の
内外側面は周方向に沿つて順次N極・S極が着磁
され、内径側薄肉部16の内外側面は一方がN極
とされれば他方がS極とされる。なお、実施例で
は、内側面がS極とされ、外側面がN極とされて
いる。
そして、凹周溝15に第2ポールピース10が
嵌合固着される。この場合、第2ポールピース1
0の外周面10bと外径側厚肉部17との間に隙
間部19が形成される。また、第1ポールピース
9は、環状磁石8の内側面20に固着される。な
お、第1ポールピース9の外径寸法は第2ポール
ピース10の外径寸法より大径とされている。
しかして、この磁性流体シール装置1は、円筒
部5の内周面にヨーク18を介して固着されるブ
ツシユ30に固着される。つまり、該ブツシユ3
0内周面に凹周溝20を形成し、該凹周溝20に
環状磁石8の外周縁部乃至第1ポールピース9の
外周縁部を嵌合固着する。そして、磁性流体1
3,13を第1ポールピース9,10の内周面9
a,10aと軸部3の外周面3aとの間の間隙部
11,12に充填する。従つて、このシール装置
1の内径側は磁性シール部21が形成されること
になる。
また、モータブラケツト2には、磁気センサ2
2が取付けられた基板23が取付けられ、該セン
サ22をシール装置1の環状磁石8の外径側の外
側面14に対面させている。即ち、外径側厚肉部
17の回転位置を、磁気センサ22にて検出し、
さらに、該センサ22からの検出信号に基づい
て、ステータ7への通電が切換制御される。従つ
て、環状磁石8の外径側(つまり、外径側厚肉部
17)をもつて、センサ用マグネツト部24とさ
れる。なお、隙間部19を形成するのは、厚肉部
17の磁極が第1・第2ポールピース9,10に
影響を及ぼさないようにしている。
なお、軸受4aの外方側には、本考案に係る磁
性流体シール装置とは相違する磁性流体装置25
が付設されている。つまり、この磁性流体シール
装置25は、平板環状磁石26と、該磁石26を
両面からサンドウイツチ状に挟着する平板環状の
第1・第2ポールピース27,28と、第1・第
2ポールピース27,28の内周面と軸部3の外
周面3aとの間の間隙部に充填される磁性流体2
9,29と、からなる。
従つて、上述の如く構成されたスピンドルモー
タは、磁性流体シール装置1,25により、内部
は外部から確実にシールされることになる。
次に、第4図〜第6図は、環状磁石8と第1・
第2ポールピース9,10の他の実施例を示し、
第4図に示すものは、外径側厚肉部17の外側面
が第2ポールピース10の外側面より突出したも
のである。この場合、該厚肉部17の磁極の中立
部に第2ポールピース10の外周面10aが対応
するので、該外周面10aと厚肉部17との間に
隙間部19を形成する必要がない。
また、第5図に示すものは、第1ポールピース
9の外周縁に、環状磁石8の外周面8bを被覆す
るシールドリング部31が形成されたものであ
る。従つて、外径方向への磁気漏洩を有効に防止
できる利点を有する。
次に、第6図に示すものは、厚肉部17と薄肉
部16との間に、磁気回路分離用凹周溝32が形
成され、かつ、第1・第2ポールピース9,10
が同形状のものからなり、環状磁石8の内径側の
内側面34に、凹溝33が形成され、該凹溝33
に第1ポールピース9が嵌合固着される。
なお、本考案は、図示の実施例に限定されず、
本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由で
あり、例えば、環状磁石8の厚肉部17の極数は
自由であり、また、第1ポールピース9と第2ポ
ールピース10の内のいずれか一方を省略するも
自由である(つまり1個の磁性流体装置に単数枚
のポールピースのみを有する構造としてもよい)。
さらに、実施例では、軸部3が固定され、円筒部
5が回転するものに、この磁性流体シール装置を
使用しているが、逆に、円筒部5が固定され、軸
部3が回転するようなものに使用するも好まし
い。
〔考案の効果〕
本考案の磁性流体シール装置は、内径側が磁気
シール部21とされ、外径側がセンサ用マグネツ
ト部24とされるので、この装置を、軸部3と円
筒部5との間に介装すれば、別途センサ用マグネ
ツトを付設する必要がなく、そのセンサ用マグネ
ツトの付設作業を省略することができ、その分、
この装置が使用されるモータ等の組立てが容易な
ものとなり、このモータ等の製造コストの低減に
も寄与する。また、この装置は、構造が複雑なも
のではないので、製造が容易である利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る磁性流体シール装置の使
用状態を示す断面図、第2図は要部拡大断面図、
第3図は環状磁石と第1・第2ポールピースの底
面から見た簡略斜視図、第4図と第5図と第6図
は環状磁石と第1・第2ポールピースの夫々別の
実施例を底面から見た簡略斜視図である。第7図
は従来例の使用状態を示す断面図である。 3……軸部、5……円筒部、8……環状磁石、
9……第1ポールピース、10……第2ポールピ
ース、11,12……間隙部、13……磁性流
体、21……磁性シール部、22……磁気セン
サ、24……センサ用マグネツト部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 相対的に回転する軸部3と円筒部5との間に介
    装される磁性流体シール装置であつて、 環状磁石8の内径側を第1ポールピース9及
    び/又は第2ポールピース10にて挾持させると
    共に該第1・第2ポールピース9,10の内周面
    9a,10aと軸部3の外周面3aとの間の間隙
    部11,12に磁性流体13,13を充填させ
    て、磁性シール部21を形成し、かつ、上記環状
    磁石8の外径側を、磁気センサ22に対面するセ
    ンサ用マグネツト部24としたことを特徴とする
    磁性流体シール装置。
JP1211788U 1988-01-29 1988-01-29 Expired - Lifetime JPH0520930Y2 (ja)

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JP1211788U JPH0520930Y2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29

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JPH01116269U JPH01116269U (ja) 1989-08-04
JPH0520930Y2 true JPH0520930Y2 (ja) 1993-05-28

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