JPH038059Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH038059Y2 JPH038059Y2 JP1984121671U JP12167184U JPH038059Y2 JP H038059 Y2 JPH038059 Y2 JP H038059Y2 JP 1984121671 U JP1984121671 U JP 1984121671U JP 12167184 U JP12167184 U JP 12167184U JP H038059 Y2 JPH038059 Y2 JP H038059Y2
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- JP
- Japan
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- magnetic
- shaft
- permanent magnet
- magnetized
- convex portions
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- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 17
- 239000011553 magnetic fluid Substances 0.000 claims description 15
- 235000012489 doughnuts Nutrition 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、固定デイスク用モータにおいてダ
スト混入を防止する為の磁性流体を利用した回転
軸密封装置に関する。
スト混入を防止する為の磁性流体を利用した回転
軸密封装置に関する。
第3図は、固定デイスク用モータの従来の回軸
密封装置を示す断面図であり、図において1は永
久磁石を備えたローター、2はローターの内周に
設けられたステーター、3はローター1と一体で
あり回転体である磁性軸、4は磁性軸3外周に挿
入された玉軸受、5は磁性軸3の片端に圧入され
た構造でありデイスクを保持するスピンドル、6
はデイスク面へのダストシールを目的とする回転
軸密封装置である。第2図は第3図の部分拡大図
であり、6aは中空円筒形の永久磁石、6bは永
久磁石6aの両側に装着された磁性のポールピー
ス、7は磁性流体である。
密封装置を示す断面図であり、図において1は永
久磁石を備えたローター、2はローターの内周に
設けられたステーター、3はローター1と一体で
あり回転体である磁性軸、4は磁性軸3外周に挿
入された玉軸受、5は磁性軸3の片端に圧入され
た構造でありデイスクを保持するスピンドル、6
はデイスク面へのダストシールを目的とする回転
軸密封装置である。第2図は第3図の部分拡大図
であり、6aは中空円筒形の永久磁石、6bは永
久磁石6aの両側に装着された磁性のポールピー
ス、7は磁性流体である。
次に動作について説明する。第3図においてロ
ーター1はステーター2の外側に設けられ、ロー
ター1、磁性軸3、スピンドル5が一体で回転す
る、いわゆるアウターロータータイプのモータで
ある。ここでスピンドル5上に設置された固定デ
イスクは回転中はヘツドがデイスク上約0.3μm浮
上している状態であるが、回転中に、例えば玉軸
受4の潤かつ油の粒子等0.3μm以上の粒子が飛散
するとヘツドクラツシユの原因となる。
ーター1はステーター2の外側に設けられ、ロー
ター1、磁性軸3、スピンドル5が一体で回転す
る、いわゆるアウターロータータイプのモータで
ある。ここでスピンドル5上に設置された固定デ
イスクは回転中はヘツドがデイスク上約0.3μm浮
上している状態であるが、回転中に、例えば玉軸
受4の潤かつ油の粒子等0.3μm以上の粒子が飛散
するとヘツドクラツシユの原因となる。
従つてダストシールを目的とする回転軸密封装
置6では第2図に矢印実線で示す様に磁束が永久
磁石6aのN極からポールピース6bを通り、磁
化された磁性流体7から磁性軸3を通つて、永久
磁石6aのS極に戻る閉ループを描くので、磁性
流体7は磁性軸3とポールピース6bとの間に保
持され、回転軸である磁性軸3の密封装置として
の機能を果たす。
置6では第2図に矢印実線で示す様に磁束が永久
磁石6aのN極からポールピース6bを通り、磁
化された磁性流体7から磁性軸3を通つて、永久
磁石6aのS極に戻る閉ループを描くので、磁性
流体7は磁性軸3とポールピース6bとの間に保
持され、回転軸である磁性軸3の密封装置として
の機能を果たす。
上記のような従来の回転軸密封装置は、以上の
様に構成されているので、永久磁石の両端に磁性
のポールピースを接着しなければならず、製造に
手間がかかり、製造コストが高い、また接着によ
り寸法精度が出にくい等の問題点があつた。
様に構成されているので、永久磁石の両端に磁性
のポールピースを接着しなければならず、製造に
手間がかかり、製造コストが高い、また接着によ
り寸法精度が出にくい等の問題点があつた。
この考案は、かかる問題点を解決するためにな
されたもので、製造が容易で製造コストが安く、
精度の高い固定デイスク用モータの回転軸密封装
置を得ることを目的としている。
されたもので、製造が容易で製造コストが安く、
精度の高い固定デイスク用モータの回転軸密封装
置を得ることを目的としている。
この考案の固定デイスク用モータの回転軸密封
装置は、磁性軸に対し相対的に回転し、磁性軸を
囲むドーナツ型で、その内周面の中央部に周方向
に沿う溝を設け、磁性軸の軸方向と同方向に磁化
して溝の両側凸部をそれぞれN極,S極に着磁さ
せた継目のない一体形の永久磁石を備え、上記永
久磁石両凸部と上記磁性軸の間に磁性流体を保持
し上記永久磁石両凸部と磁性軸との間を密封する
ようにしたものである。
装置は、磁性軸に対し相対的に回転し、磁性軸を
囲むドーナツ型で、その内周面の中央部に周方向
に沿う溝を設け、磁性軸の軸方向と同方向に磁化
して溝の両側凸部をそれぞれN極,S極に着磁さ
せた継目のない一体形の永久磁石を備え、上記永
久磁石両凸部と上記磁性軸の間に磁性流体を保持
し上記永久磁石両凸部と磁性軸との間を密封する
ようにしたものである。
この考案における永久磁石は、継目のない一体
形であるので、製造が容易で安価であり、精度の
高いものが得られやすい。さらに永久磁石は磁性
軸の軸方向と同方向に磁化して溝の両側凸部をそ
れぞれN極,S極に着磁しているので、両凸部と
磁性軸との間に磁性流体を保持し、永久磁石両凸
部と磁性軸との間を密封することができ、かつ磁
束は磁性流体と磁性軸を通つて戻ることができ、
他に磁束通路を設けなくてもよい。
形であるので、製造が容易で安価であり、精度の
高いものが得られやすい。さらに永久磁石は磁性
軸の軸方向と同方向に磁化して溝の両側凸部をそ
れぞれN極,S極に着磁しているので、両凸部と
磁性軸との間に磁性流体を保持し、永久磁石両凸
部と磁性軸との間を密封することができ、かつ磁
束は磁性流体と磁性軸を通つて戻ることができ、
他に磁束通路を設けなくてもよい。
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。第1図はこの考案の固定デイスク用モータの
回転軸密封装置における主要部を示し、6cは永
久磁石で、回転する磁性軸を囲むドーナツ型でそ
の内周面の中央部に周方向に沿う溝を設け、磁性
軸の軸方向と同方向に磁化して上記溝の両側凸部
をそれぞれN極,S極に着磁させた継目のない一
体形の磁石である。他は第2図と同様で3は磁性
軸、この場合は回転体、7は磁性流体である。
る。第1図はこの考案の固定デイスク用モータの
回転軸密封装置における主要部を示し、6cは永
久磁石で、回転する磁性軸を囲むドーナツ型でそ
の内周面の中央部に周方向に沿う溝を設け、磁性
軸の軸方向と同方向に磁化して上記溝の両側凸部
をそれぞれN極,S極に着磁させた継目のない一
体形の磁石である。他は第2図と同様で3は磁性
軸、この場合は回転体、7は磁性流体である。
次に動作について説明する。溝の両側凸部をそ
れぞれN極,S極に着磁させた継目のない一体形
の永久磁石6cは、第1図に矢印実線で示すよう
にN極から出た磁束は磁化された磁性流体7から
磁性軸3を通り、磁性流体7から再びS極に戻る
閉ループを描くので、磁性流体7は磁性軸3と永
久磁石6cの間に保持される。従つて回転軸であ
る磁性軸3の密封装置としての機能を果たすこと
が可能である。
れぞれN極,S極に着磁させた継目のない一体形
の永久磁石6cは、第1図に矢印実線で示すよう
にN極から出た磁束は磁化された磁性流体7から
磁性軸3を通り、磁性流体7から再びS極に戻る
閉ループを描くので、磁性流体7は磁性軸3と永
久磁石6cの間に保持される。従つて回転軸であ
る磁性軸3の密封装置としての機能を果たすこと
が可能である。
また、上記実施例では、単段の場合の回転軸密
封装置を示したが、回転軸密封装置を複数個設置
して多段にしても良い。
封装置を示したが、回転軸密封装置を複数個設置
して多段にしても良い。
以上のように、この考案は回転する磁性軸、こ
の磁性軸に対し相対的に回転し、上記磁性軸を囲
むドーナツ型でその内周面の中央部に周方向に沿
う溝を設け、磁性軸の軸方向と同方向に磁化して
上記溝の両側凸部をそれぞれN極,S極に着磁さ
せた継目のない一体形の永久磁石を備え、上記永
久磁石両凸部と上記磁性軸の間に磁性流体を保持
し、上記永久磁石両凸部と磁性軸との間を密封す
るようにしたものである。
の磁性軸に対し相対的に回転し、上記磁性軸を囲
むドーナツ型でその内周面の中央部に周方向に沿
う溝を設け、磁性軸の軸方向と同方向に磁化して
上記溝の両側凸部をそれぞれN極,S極に着磁さ
せた継目のない一体形の永久磁石を備え、上記永
久磁石両凸部と上記磁性軸の間に磁性流体を保持
し、上記永久磁石両凸部と磁性軸との間を密封す
るようにしたものである。
このように永久磁石は、継目のない一体形であ
るので、製造が容易で安価であり、精度の高いも
のが得られやすい。さらに永久磁石は磁性軸の軸
方向と同方向に磁化して溝の両側凸部をそれぞれ
N極,S極に着磁しているので、両凸部と磁性軸
との間に磁性流体を保持し、両凸部と磁性軸との
間を密封することができ、かつ磁束は凸部N極か
ら出て磁性流体と磁性軸を通つて凸部S極に戻る
ことができ、他に磁束通路を設けなくてよい。
るので、製造が容易で安価であり、精度の高いも
のが得られやすい。さらに永久磁石は磁性軸の軸
方向と同方向に磁化して溝の両側凸部をそれぞれ
N極,S極に着磁しているので、両凸部と磁性軸
との間に磁性流体を保持し、両凸部と磁性軸との
間を密封することができ、かつ磁束は凸部N極か
ら出て磁性流体と磁性軸を通つて凸部S極に戻る
ことができ、他に磁束通路を設けなくてよい。
第1図はこの考案の一実施例の固定デイスク用
モータの回転軸密封装置の主要部を示す断面図、
第2図は第1図に対応する従来のものを示す断面
図、第3図は従来の固定デイスク用モータの回転
軸密封装置を示す断面図である。 図において、1はローター、2はステーター、
3は磁性軸、4は玉軸受、5はスピンドル、6は
回転軸密封装置(従来例)、6aは永久磁石、6
bはポールピース、6cは永久磁石、7は磁性流
体である。なお、各図中同一符号は同一または相
当部分を示す。
モータの回転軸密封装置の主要部を示す断面図、
第2図は第1図に対応する従来のものを示す断面
図、第3図は従来の固定デイスク用モータの回転
軸密封装置を示す断面図である。 図において、1はローター、2はステーター、
3は磁性軸、4は玉軸受、5はスピンドル、6は
回転軸密封装置(従来例)、6aは永久磁石、6
bはポールピース、6cは永久磁石、7は磁性流
体である。なお、各図中同一符号は同一または相
当部分を示す。
Claims (1)
- 回転する磁性軸、この磁性軸に対し相対的に回
転し、上記磁性軸を囲むドーナツ型でその内周面
の中央部に周方向に沿う溝を設け、磁性軸の軸方
向と同方向に磁化して上記溝の両側凸部をそれぞ
れN極,S極に着磁させた継目のない一体形の永
久磁石を備え、上記永久磁石両凸部と上記磁性軸
の間に磁性流体を保持し、上記永久磁石両凸部と
磁性軸との間を密封するようにした固定デイスク
用モータの回転軸密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12167184U JPS6138852U (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | 固定ディスク用モータの回転軸密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12167184U JPS6138852U (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | 固定ディスク用モータの回転軸密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6138852U JPS6138852U (ja) | 1986-03-11 |
JPH038059Y2 true JPH038059Y2 (ja) | 1991-02-27 |
Family
ID=30680451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12167184U Granted JPS6138852U (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | 固定ディスク用モータの回転軸密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6138852U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4705714B2 (ja) * | 2000-10-20 | 2011-06-22 | オリエンタルモーター株式会社 | 簡易負荷装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5149460U (ja) * | 1974-10-12 | 1976-04-14 | ||
JPS5248274U (ja) * | 1975-10-02 | 1977-04-06 |
-
1984
- 1984-08-08 JP JP12167184U patent/JPS6138852U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5149460U (ja) * | 1974-10-12 | 1976-04-14 | ||
JPS5248274U (ja) * | 1975-10-02 | 1977-04-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6138852U (ja) | 1986-03-11 |
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