JPH0632764Y2 - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JPH0632764Y2
JPH0632764Y2 JP11820688U JP11820688U JPH0632764Y2 JP H0632764 Y2 JPH0632764 Y2 JP H0632764Y2 JP 11820688 U JP11820688 U JP 11820688U JP 11820688 U JP11820688 U JP 11820688U JP H0632764 Y2 JPH0632764 Y2 JP H0632764Y2
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JP
Japan
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pole piece
cylindrical portion
inner flange
insert
flange portion
Prior art date
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Application number
JP11820688U
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English (en)
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JPH0241653U (ja
Inventor
文博 森川
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Nidec America Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Publication of JPH0241653U publication Critical patent/JPH0241653U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスピンドルモータに関する。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕 スピンドルモータに於いては、回転抵抗の極めて小さい
磁性流体シールが用いられているが、運転時に局部的な
気圧差等によって、該磁性流体シールが装着されたモー
タブラケット等の円筒部の内周面との間に存在する微小
な隙間から、ベアリングのグリースが徐々に漏洩すると
いう問題を生じていた。
本考案は上記問題点を解決したスピンドルモータを提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のスピンドルモータ
に於いては、非磁性材からなる円筒部に、磁性材からな
る薄肉のインサートを埋設し、上記円筒部の内周面から
突出状として該インサートに内フランジ部を形成し、該
内フランジ部を磁性流体シールのポールピース部として
構成したものである。
また、磁性材からなる円筒部の開口端を、内径方向に折
曲げ状として内フランジ部を形成し、該内フランジ部を
磁性流体シールのポールピース部に兼用したものであ
る。
〔作用〕
内フランジ部をインサートと一体状に形成してポールピ
ース部を構成したことにより、磁性流体シールの磁石の
外周面を通って、ベアリングのグリース等が外部へ漏出
することがなくなり、シール性能が向上する。
円筒部の開口端に折曲げ状として形成された内フランジ
部を、ポールピース部に兼用したので、ポールピースの
外周側からのグリース等の漏洩がなく、シール効果が向
上する。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明すると、第1図に於
いて、本考案に係るスピンドルモータの一部を示し、モ
ータブラケット9には、ベアリング10を介して枢支軸11
が回転可能に支持されている。モータブラケット9は、
アルミ等の非磁性材からなる円筒部1と、鉄等の磁性材
からなり該円筒部1の一開口端17における外周部から外
鍔状に突設されたフランジ部12とを備えている。5は磁
性流体シールであって、円筒部1の内周面3に嵌合し固
着された磁性保持部材14と、該保持部材14と枢支軸11と
の微小間隙部に充填付着している磁性流体15と、を備え
ている。磁性保持部材14は、中間の平板環状磁石16と、
該磁石16の両面からサンドウィッチ状に挟着するポール
ピース部6、6と、からなる。なお、図例では、両方の
ポールピース部6,6の内周面と枢支軸11との間に磁性流
体15を付着させている。
しかして、円筒部1には、薄肉のインサート2が埋設さ
れており、具体的には、該インサート2は、鋳込み等に
よって円筒部1に埋込み状とされた筒状部18と、該筒状
部18の端部から外鍔状に形成された周縁部19と、からな
り、モータブラケット9のフランジ部12は、インサート
2の該周縁部19に相当する。インサート2には、モータ
ブラケット9の円筒部内周面3から径方向に突出状とし
て、内フランジ部4が形成され、該内フランジ部4によ
って、磁性流体シール5のポールピース部6,6の内の一
方のポールピース部6を構成している。環状磁石16及び
他方のポールピース部6は、接着等により円筒部1の内
周面3に固着される。
このように、第1図の下方のポールピース部6の外周側
嵌合部からグリース等が洩れようとしても、必ずインサ
ート2のポールピース部6によって閉鎖されており、外
周側からの漏洩は完全に防止できる。
上記のように、インサート2に内フランジ部4を形成
し、これをポールピース部6として構成したことによ
り、磁性保持部材14の一方のポールピース部6が円筒部
1と一体化され、磁性保持部材14と円筒部内周面3との
間が密封状とされて、局部的な気圧差や遠心力等に基づ
くグリース漏洩が生じなくなる。従って、円筒部1の一
開口端17側のポールピース部6、及び、平板環状磁石16
の形状寸法・取付面の仕上げ程度は精度を要しない。ま
た、該一方のポールピース部6及び環状磁石16と円筒部
内周面3との間に隙間が存在しても何ら差し支えない。
他の実施例を第2図に示す。同時に於いて、モータブラ
ケット9の円筒部22の一開口端側に磁性流体シール5を
設けると共に、該モータブラケット円筒部22の内周面23
に、さらに、磁性材からなる円筒部7を嵌着したもので
ある。24はモータブラケット円筒部22の外周面に固着さ
れたステータであり、また、枢支軸11の一端には、内周
面にロータマグネット25が固着されたハブ26が固着され
ている。
しかして、上記円筒部7は、枢支軸11との間にベアリン
グ10を保持しており、さらに、その開口端8を内径方向
に折曲げ状として内フランジ部13を形成し、該内フラン
ジ部13を磁性流体シール5の一方のポールピース部6に
兼用して、その外側に磁石16と他のポールピース部6を
取付けている。この場合に於いても、内側のポールピー
ス部6によって外周側は閉鎖されていて、ここからのグ
リースの飛散は生じない。ベアリング10を直接支持する
円筒部7を鉄等にて形成したので、温度上昇に伴う軸受
10との相対的熱膨張差による隙間の発生を防止し得る。
上記円筒部7については、第3図に示すように、磁気デ
ィスク取付用のハブ26、又はこれに固着のスペーサ28の
内周面27に嵌着しても差し支えない。なお、磁性流体シ
ール5,5は、枢支軸11の両端を支持するベアリング10,10
の夫々外方側であって、且つ、ハブ26の両開口端に夫々
設けられている。
変形例として、第4図の左半分に示すように、磁性保持
部材14を構成する平板環状磁石16、及び、一方のポール
ピース部6を、円筒部7の内フランジ部4の内端面に接
着等により固着し、また、磁性流体15を両ポールピース
部6,6によって保持させるようにするも好ましい。ま
た、同図中の右半分に示すように、インサート2の全体
を平ワッシャ状に形成すると共に、その外周縁部を非磁
性材からなる円筒部1にインサートとして埋設したもの
であってもよい。
非磁性材については、アルミ以外の各種軽合金、その他
エンジニアリングプラスチック等であってもよい。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
インサート2の内フランジ部4によってポールピース
部6を形成したから、ポールピース部6の外周側からの
洩れは全く心配がない。
磁性材の円筒部7の内フランジ部13によってポールピ
ース部6を形成したから、ポールピース部6の外周側か
らの洩れは、(同様に)全く無い。
従って、他方のポールピース部6及び磁石16の嵌合公
差や仕上精度はラフでも良くなる。
全体としてシール性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面正面図、第2
図は他の実施例を示す要部断面正面図、第3図は変形例
を示す断面正面図、第4図は他の具体例を示す要部断面
正面図である。 1……円筒部、2……インサート、3……内周面、4…
…内フランジ部、5……磁性流体シール、6……ポール
ピース部、7……円筒部、8……開口端、13……内フラ
ンジ部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性材からなる円筒部1に、磁性材から
    なる薄肉のインサート2を埋設し、上記円筒部1の内周
    面3から突出状として該インサート2に内フランジ部4
    を形成し、該内フランジ部4を磁性流体シール5のポー
    ルピース部6として構成したことを特徴とするスピンド
    ルモータ。
  2. 【請求項2】磁性材からなる円筒部7の開口端8を、内
    径方向に折曲げ状として内フランジ部13を形成し、該内
    フランジ部13を磁性流体シール5のポールピース部6に
    兼用したことを特徴とするスピンドルモータ。
JP11820688U 1988-09-08 1988-09-08 スピンドルモータ Expired - Lifetime JPH0632764Y2 (ja)

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JPH0241653U JPH0241653U (ja) 1990-03-22
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